(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-31
(45)【発行日】2022-04-08
(54)【発明の名称】ピン型LEDランプキャップ
(51)【国際特許分類】
H01R 33/06 20060101AFI20220401BHJP
F21V 23/06 20060101ALI20220401BHJP
H01R 13/44 20060101ALI20220401BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20220401BHJP
【FI】
H01R33/06
F21V23/06
H01R13/44 G
F21Y115:10
(21)【出願番号】P 2020206054
(22)【出願日】2020-12-11
【審査請求日】2020-12-11
(31)【優先権主張番号】202011224647.4
(32)【優先日】2020-11-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520490635
【氏名又は名称】深▲せん▼市楽事達灯飾有限公司
【氏名又は名称原語表記】Shenzhen Leshida Lighting Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】C403F4, Building BC, No.1021, Houhai Avenue, Yuyi Community, Shekou Street, Nanshan District, Shenzhen, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】徐 暁軍
【審査官】井上 信
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3068736(JP,U)
【文献】特表2011-503821(JP,A)
【文献】特開2008-53585(JP,A)
【文献】特開2006-114791(JP,A)
【文献】特開平9-107127(JP,A)
【文献】国際公開第2015/018098(WO,A1)
【文献】特開2008-166631(JP,A)
【文献】特開2012-230770(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 33/06
H01L 33/48
F21V 23/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コネクタ、第1のリード、第2のリード、第1の固定管、
第2の固定管
および前記コネクタの端部に固定的に接続された取付ヘッドを含み、前記コネクタ上に、第1のジャックおよび第2のジャックが設けられ、前記第1のジャックおよび前記第2のジャックが前記コネクタ全体を貫通し、前記第1の固定管が前記第1のリードに固定的に接続されて前記第1のジャック内に挿入され、前記第2の固定管が前記第2のリードに固定的に接続されて前記第2のジャック内に挿入され
、前記取付ヘッド上に、仕切り板および2つの固定ブロックが設けられ、前記仕切り板が2つの前記固定ブロックの間に設けられて第1のリードスロットおよび第2のリードスロットを形成し、前記第1のリードスロットの中央位置が前記第1のジャックと連通し、前記第2のリードスロットの中央位置が前記第2のジャックと連通する、ことを特徴とするピン型LEDランプキャップ。
【請求項2】
前記ピン型LEDランプキャップはカバープレートをさらに含み、前記カバープレートの上に固定ポストおよび係合溝が設けられ、前記固定ブロック上に固定穴が設けられ、前記固定ポストが前記固定穴内に挿入され、前記仕切り板の頂端が前記係合溝内に係合される、ことを特徴とする請求項
1に記載のピン型LEDランプキャップ。
【請求項3】
前記ピン型LEDランプキャップは第1の射出成形部品をさらに含み、前記第1の射出成形部品は一体成形構造であり、前記第1の射出成形部品は前記取付ヘッドおよび前記コネクタの一部を完全に被覆し、前記第1の射出成形部品上に第1の収容キャビティが設けられ、前記第1の収容キャビティの内壁にネジ山が設けられ、前記コネクタの一部が前記第1の収容キャビティ内に収容され、前記第1のリードおよび前記第2のリードが前記第1の射出成形部品の外周まで延伸する、ことを特徴とする請求項
2に記載のピン型LEDランプキャップ。
【請求項4】
前記ピン型LEDランプキャップは、第2の射出成形部品およびリードガイド部品をさらに含み、前記第2の射出成形部品は一体成形構造であり、前記第2の射出成形部品は前記コネクタの一部を被覆し、前記第2の射出成形部品上に第2の収容キャビティが設けられ、前記第2の収容キャビティの内壁にネジ山が設けられ、前記コネクタの一部が前記第2の収容キャビティ内に収容され、前記リードガイド部品によって前記第2の射出成形部品から延出した前記第1のリードおよび前記第2のリードを固定して案内する、ことを特徴とする請求項1に記載のピン型LEDランプキャップ。
【請求項5】
前記第1の固定管と前記第2の固定管は同じ形状および構造を有し、前記第1の固定管および前記第2の固定管上にそれぞれデュアルコネクタラグおよび窓が設けられ、前記デュアルコネクタラグ上に、リードを固定するための第1の固定溝および第2の固定溝が設けられ、前記窓における管壁が内部に窪む、ことを特徴とする請求項1に記載のピン型LEDランプキャップ。
【請求項6】
前記コネクタ、前記取付ヘッド
および前記カバープレート
は、それぞれ絶縁材料で形成される、ことを特徴とする請求項
2に記載のピン型LEDランプキャップ。
【請求項7】
請求項1から
3のいずれか1項に記載のピン型LEDランプキャップを
製造する方法であって、
S1:第1のリードと第1の固定管を固定して電気的に接続し、第2のリードと第2の固定管を固定的に電気的に接続し、そして第1の固定管を第1のジャック内に挿入し、第2の固定管を第2のジャック内に挿入するステップと、
S2:第1のリードおよび第2のリードを第1のリードスロットおよび第2のリードスロットの方向に沿って押圧し、カバープレートと取付ヘッドを固定的に実装し、カバープレートによってリードをしっかりとリードスロット内に押圧するステップと、
S3:S2で組み込まれた構造を第1の射出成形部品の金型内に設置し、第1の射出成形部品の射出成形を行い、その後離型して完成品を形成するステップと、を含むことを特徴とする製造方法。
【請求項8】
請求項1または
4のいずれか1項に記載のピン型LEDランプキャップを
製造する方法であって、
ステップ1:第1のリードと第1の固定管を固定的に電気的に接続し、第2のリードと第2の固定管を固定的に電気的に接続し、その後第1の固定管を第1のジャック内に挿入し、第2の固定管を第2のジャック内に挿入する、
ステップ2:ステップ1で組み込まれた構造を第2の射出成形部品の金型内に設置し、第2の射出成形部品の射出成形を行い、その後離型して第2の射出成形部品を取り出す、
ステップ3:第2の射出成形部品から延出したリードをリードガイド部品を貫通させ、リードの案内を行い、完成品を得る、を含むことを特徴とする製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明ランプの技術分野に関し、特にピン型LEDランプキャップおよびその制造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ランプとは、光を透過、分配し、配光を変更できる器具を指し、光源を除く光源の固定および保護に必要な様々な部品やコンポーネント、および電源との接続に必要な配線アクセサリを含む。ランプは、光源が確実に発光して、さまざまな活動における人間のニーズを満たすことができる照明器具であり、現在の電気ランプには、電気光源に加えて、光学部品、電気部品および機械部品も含み、ほとんどのランプのホルダーは防水できず、固定するにはネジやそのほかの機械的構造が必要である。上記の問題を解決するために、出願番号CN201920899185.2の中国実用新案文献では、新規なピン型LEDランプキャップを開示する。この新規なピン型LEDランプキャップの場合、第1のカバーと第2のカバーの全体的な違いがわずかであり、金型の設計や製造に便利で、超音波による封止は従来のネジ固定に比べて固定効果が高く、凸リブと封止溝の組み合わせにより防水作用を果たし、内リブは横からの水流が側管とワイヤ間の隙間からの侵入を防ぎ、同時に、内リブはワイヤを締め付ける作用も果たす。しかしながら、この新規なピン型LEDランプキャップは、構造や加工工程が複雑で、超音波による封止の加工コストが高く、ランプキャップとピン型LED灯の接続箇所が露出し、LEDランプを挿入するとき導電部分に触れやすいため、電気ショックの危険がある。
【発明の概要】
【0003】
上記の問題を解決するために、本発明は、電気ショックを防止でき、加工が容易であるピン型LEDランプキャップおよびその製造方法を提供する。
【0004】
本発明は、以下の技術的解決策によって実現される。
【0005】
本発明は、以下のピン型LEDランプキャップを提供する。前記ピン型LEDランプキャップは、コネクタ、第1のリード、第2のリード、第1の固定管および第2の固定管を含み、前記コネクタ上に、第1のジャックおよび第2のジャックが設けられ、前記第1のジャックおよび前記第2のジャックが前記コネクタ全体を貫通し、前記第1の固定管が前記第1のリードに固定的に接続されて前記第1のジャック内に挿入され、前記第2の固定管が前記第2のリードに固定的に接続されて前記第2のジャック内に挿入される。
【0006】
さらに、前記ピン型LEDランプキャップは、取付ヘッドをさらに含み、前記取付ヘッドが前記コネクタの端部に固定的に接続される。
【0007】
さらに、前記取付ヘッド上に仕切り板および2つの固定ブロックが設けられ、前記仕切り板が2つの前記固定ブロック間に設けられて第1のリードスロットおよび第2のリードスロットを形成し、前記第1のリードスロットの中央位置が前記第1のジャックと連通し、前記第2のリードスロットの中央位置が前記第2のジャックと連通する。
【0008】
さらに、前記ピン型LEDランプキャップは、カバープレートをさらに含み、前記カバープレート上に固定ポストおよび係合溝が設けられ、前記固定ブロック上に固定穴が設けられ、前記固定ポストが前記固定穴内に挿入され、前記仕切り板の頂端が前記係合溝内に係合される。
【0009】
さらに、前記ピン型LEDランプキャップは第1の射出成形部品をさらに含み、前記第1の射出成形部品は一体成形構造であり、前記第1の射出成形部品は、前記取付ヘッドおよび前記コネクタの一部を完全に被覆し、前記第1の射出成形部品上に第1の収容キャビティが設けられ、前記第1の収容キャビティの内壁にネジ山が設けられ、前記コネクタの一部が前記第1の収容キャビティ内に収容され、前記第1のリードおよび前記第2のリードが前記第1の射出成形部品の外周まで延伸する。
【0010】
さらに、前記ピン型LEDランプキャップは第2の射出成形部品およびリードガイド部品をさらに含み、前記第2の射出成形部品は一体成形構造であり、前記第2の射出成形部品は前記コネクタの一部を被覆し、前記第2の射出成形部品上に第2の収容キャビティが設けられ、前記第2の収容キャビティの内壁にネジ山が設けられ、前記コネクタの一部が前記第2の収容キャビティ内に収容され、前記リードガイド部品によって前記第2の射出成形部品から延出した前記第1のリードおよび前記第2のリードを固定して案内する。
【0011】
さらに、前記第1の固定管と前記第2の固定管形状は同じ構造を有し、前記第1の固定および前記第2の固定管上にデュアルコネクタラグおよび窓が設けられ、前記デュアルコネクタラグ上に、リードを固定するための第1の固定溝および第2の固定溝が設けられ、前記窓における管壁が内部に窪む。
【0012】
さらに、前記コネクタ、前記取付ヘッド、前記カバープレート、前記第1の射出成形部品、前記第2の射出成形部品は、それぞれ絶縁材料によって形成される。
【0013】
本発明は、ピン型LEDランプキャップの製造方法をさらに提供し、以下の加工ステップを含む:
【0014】
S1:第1のリードおよび第1の固定管を固定的に電気的に接続し、第2のリードおよび第2の固定管を固定的に電気的に接続し、その後第1の固定管を第1のジャック内に挿入し、第2の固定管を第2のジャック内に挿入する、
【0015】
S2:第1のリードおよび第2のリードを第1のリードスロットおよび第2のリードスロットの方向に沿って押圧し、その後カバープレートと取付ヘッドを固定的に実装し、カバープレートによってリードをしっかりとリードスロット内に押圧する、
【0016】
S3:S2で組み込まれた構造を第1の射出成形部品金型内に設置し、その後第1の射出成形部品の射出成形を行い、最終的に離型して完成品を形成する。
【0017】
本発明は、ピン型LEDランプキャップの製造方法をさらに提供し、以下の加工ステップを含む:
ステップ1:第1のリードおよび第1の固定管を固定的に電気的に接続し、第2のリードおよび第2の固定管を固定的に電気的に接続し、その後第1の固定管を第1のジャック内に挿入し、第2の固定管を第2のジャック内に挿入する、
ステップ2:ステップ1で組み込まれた構造を第2の射出成形部品の金型内に設置し、その後第2の射出成形部品の射出成形を行い、その後離型して第2の射出成形部品を取り出す、
ステップ3:第2の射出成形部品から延出したリードをリードガイド部品を貫通させ、リードを案内し、完成品を得る。
【発明の効果】
【0018】
本発明の有益な効果は以下の通りである。
【0019】
本発明によって提出されるピン型LEDランプキャップおよびその製造方法は、一体型射出成形の加工プロセスにより、射出成形部品内で取付ヘッドおよびコネクタを被覆するので、ピン型LEDランプキャップ全体が良好な防水性能を有し、射出成形の加工プロセスがより容易になり、加工コストを削減し、コネクタ、取付ヘッド、カバープレートおよび射出成形部品はそれぞれ絶縁材料によって形成され、ピン型LEDランプをコネクタ内に挿入してランプキャップに電気的に接続させる場合、手がランプキャップの導電箇所に触ることがなく、電気ショックが発生せず、ピン型LEDランプキャップはより安全に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明の実施例1のピン型LEDランプキャップの分解図である。
【
図2】本発明の実施例1のピン型LEDランプキャップの構造の概略図である。
【
図3】本発明の実施例2のピン型LEDランプキャップの分解図である。
【
図4】本発明の実施例2のピン型LEDランプキャップの構造の概略図である。
【
図5】本発明の取付ヘッドとコネクタの接続の構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の技術的解決策をより明確かつ完全に説明するために、添付の図面を参照して本発明をさらに説明する。
【0022】
実施例1
図1~
図6を参照して、本発明は、以下のピン型LEDランプキャップを提供し、前記ピン型LEDランプキャップは、コネクタ10、第1のリード28、第2のリード29、第1の固定管22および第2の固定管23を含む。前記コネクタ10上に、第1のジャック11および第2のジャック12が設けられ、前記第1のジャック11および前記第2のジャック12が前記コネクタ10全体を貫通し、前記第1の固定管22が前記第1のリード28に固定的に接続されて前記第1のジャック11内に挿入され、前記第2の固定管23が前記第2のリード29に固定的に接続されて前記第2のジャック12内に挿入される。前記第1の固定管22および前記第2の固定管23は同じ形状および構造を有し、前記第1の固定および前記第2の固定管23上にそれぞれデュアルコネクタラグ24および窓25が設けられ、前記デュアルコネクタラグ24上に、リードを固定するための第1の固定溝26および第2の固定溝27が設けられ、前記窓25における管壁が内部に窪む。前記ピン型LEDランプキャップは括取付ヘッド13をさらに含む。前記取付ヘッド13が前記コネクタ10の端部に固定的に接続される。前記取付ヘッド13上に、仕切り板14および2つの固定ブロック17が設けられ、前記仕切り板14が2つの前記固定ブロック17の間に設けられて第1のリードスロット15および第2のリードスロット16を形成し、前記第1のリードスロット15の中央位置が前記第1のジャック11と連通し、前記第2のリードスロット16の中央位置が前記第2のジャック12と連通する。
【0023】
本実施形態では、前記第1のジャック11および前記第2のジャック12は同じであり、ジャックの寸法は、上部が広く下部が狭いように設定され、固定管も上部が広く下部が狭い構造であり、固定管がジャックに挿入されると安定的にジャック内に固定され得る。前記第1のリード28および前記第2のリード29の両端は、それぞれ固定管から2本の接続ワイヤを引き出し、その結果、このランプキャップは他の同様のランプキャップと並列または直列に接続され得る。固定管上に設けられた前記デュアルコネクタラグ24により、固定管から2本のリードを同時に引き出すことができる。前記窓25の管壁が内部に窪み、固定管をピン型LEDランプに接続する場合ランプピンにより適切に固定して接続することができ、ランプピンが固定管から容易に分離しない。前記第1のリードスロット15および前記第2のリードスロット16の中央位置に、前記第1のジャック11および前記第2のジャック12とそれぞれ連通し、前記第1のリード28および前記第2のリード29がリードスロットによって引き出される。
【0024】
さらに、前記ピン型LEDランプキャップはカバープレート19をさらに含む。前記カバープレート19上に固定ポスト20および係合溝21が設けられ、前記固定ブロック17上に固定穴18が設けられ、前記固定ポスト20が前記固定穴18内に挿入され、前記仕切り板14の頂端が前記係合溝21内に係合される。
【0025】
本実施形態では、前記カバープレート19上に設けられた固定ポスト20および係合溝21により、前記カバープレート19と前記取付ヘッド13が二重に固定され、より良好な圧着効果を達成することができる。
【0026】
さらに、前記ピン型LEDランプキャップは第1の射出成形部品30をさらに含む。前記第1の射出成形部品30は一体成形構造であり、前記第1の射出成形部品30は前記取付ヘッド13および前記コネクタ10の一部を完全に被覆し、前記第1の射出成形部品30上に第1の収容キャビティ33が設けられ、前記第1の収容キャビティ33の内壁にネジ山が設けられ、前記コネクタ10の一部が前記第1の収容キャビティ33内に収容され、前記第1のリード28および前記第2のリード29が前記第1の射出成形部品30の外周まで延伸する。
【0027】
本実施形態では、前記第1の射出成形部品30上にネジ山が設けられ、ランプキャップと保護カバーのネジ接続に便利であり、その結果、ピン型LEDランプをランプキャップに取り付けた後、ランプキャップ上に1つの保護カバーをさらにネジ接続できることによって、ランプキャップに接続されたLEDランプなどをさらに保護できる。
【0028】
さらに、前記コネクタ10、前記取付ヘッド13、前記カバープレート19、前記第1の射出成形部品30、前記第2の射出成形部品31は、それぞれ絶縁材料によって形成される。
【0029】
本発明はピン型LEDランプキャップの製造方法をさらに提供し、以下の加工ステップを含む:
S1:第1のリード28および第1の固定管22を固定的に電気的に接続し、第2のリード29および第2の固定管23を固定的に電気的に接続し、その後第1の固定管22を第1のジャック11内に挿入し、第2の固定管23を第2のジャック12内に挿入する、
S2:第1のリード28および第2のリード29を第1のリードスロット15および第2のリードスロット16の方向に沿って押圧し、その後カバープレート19と取付ヘッド13を固定的に実装し、カバープレート19によりリードをしっかりとリードスロット内に押圧する、
S3:S2で組み込まれた構造を第1の射出成形部品30金型内に設置し、そして第1の射出成形部品30の射出成形を行い、最終的に離型して完成品を形成する。
【0030】
実施例2
実施例1とは異なり、実施例2のピン型LEDランプキャップは取付ヘッド13の構造を有さず、前記コネクタ10を介して2本のリードを直接引き出し、そして第2の射出成形部品31の一体成形により完成品であるランプキャップを製造する。
【0031】
図1~
図6を参照して、本発明は以下のピン型LEDランプキャップを提供し、前記ピン型LEDランプキャップは、コネクタ10、第1のリード28、第2のリード29、第1の固定管22および第2の固定管23を含む。前記コネクタ10上に第1のジャック11および第2のジャック12が設けられ、前記第1のジャック11および前記第2のジャック12が前記コネクタ10全体を貫通し、前記第1の固定管22が前記第1のリード28に固定的に接続されて前記第1のジャック11内に挿入され、前記第2の固定管23が前記第2のリード29に固定的に接続されて前記第2のジャック12内に挿入される。前記ピン型LEDランプキャップは第2の射出成形部品31およびリードガイド部品32をさらに含む。前記第2の射出成形部品31は一体成形構造であり、前記第2の射出成形部品31は前記コネクタ10の一部を被覆し、前記第2の射出成形部品31上に第2の収容キャビティ34が設けられ、前記第2の収容キャビティ34の内壁にネジ山が設けられ、前記コネクタ10の一部が前記第2の収容キャビティ34内に収容され、前記リードガイド部品32により、前記第2の射出成形部品31から延出した前記第1のリード28および前記第2のリード29を固定して案内する。
【0032】
本実施形態では、前記リードガイド部品32上に2つの方向変更貫通穴が設けられ、リードが貫通穴内に挿入された後、リードの方向がリードガイド部品32により変更して、回路に接続される。前記第2の射出成形部品31は前記第1の射出成形部品30と同じ作用を有し、前記第1の射出成形部品30と同様に、内部に保護カバーとの接続ためのネジ山が設けられる。
【0033】
本発明はピン型LEDランプキャップの製造方法をさらに提供し、以下の加工ステップを含む:
ステップ1:第1のリード28および第1の固定管22を固定的に電気的に接続し、第2のリード29および第2の固定管23を固定的に電気的に接続し、その後第1の固定管22を第1のジャック11内に挿入し、第2の固定管23を第2のジャック12内に挿入する、
ステップ2:ステップ1で組み込まれた構造を第2の射出成形部品31の金型内に設置し、そして第2の射出成形部品31の射出成形を行い、離型して第2の射出成形部品31を取り出す、
ステップ3:第2の射出成形部品31から延出したリードをリードガイド部品32を貫通させ、リードを案内し、完成品を得る。
【0034】
実施例1の加工ステップに対して、実施例2の加工ステップでは取付ヘッド13の組込を省略し、リードをコネクタ10から直接引き出して、第2の射出成形部品31を引き出した後もう1つのリードガイド部品32を接続するものである。
【0035】
もちろん、本発明は様々な他の実施形態も有することができ、本実施形態に基づき、当業者は何の創造的な労働をせずに得られた他の実施形態は、すべて本発明の保護範囲に含まれる。
【要約】 (修正有)
【課題】本発明は、電気ショックを防止でき、加工が容易であるピン型LEDランプキャップおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】ピン型LEDランプキャップは、コネクタ10、第1のリード28、第2のリード29、第1の固定管22、および第2の固定管23を含み、前記コネクタ上に、第1のジャック11および第2のジャック12が設けられ、前記第1のジャックおよび前記第2のジャックは前記コネクタ全体を貫通し、前記第1の固定管が前記第1のリードに固定的に接続されて前記第1のジャック内に挿入され、前記第2の固定管が前記第2のリードに固定的に接続されて前記第2のジャック内に挿入され、前記第1の固定管および前記第2の固定管が前記コネクタによって十分に包まれ、優れた絶縁効果を果たし、電気ショックの危険を効果的に防止することができる。
【選択図】
図1