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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-31
(45)【発行日】2022-04-08
(54)【発明の名称】容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 47/08 20060101AFI20220401BHJP
   A47J 41/02 20060101ALI20220401BHJP
【FI】
B65D47/08 220
A47J41/02 104A
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2021084831
(22)【出願日】2021-05-19
【審査請求日】2021-05-20
(31)【優先権主張番号】202011479108.5
(32)【優先日】2020-12-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521219349
【氏名又は名称】上海宏晨家庭用品有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100185270
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 貴史
(72)【発明者】
【氏名】何 軍良
【審査官】永石 哲也
(56)【参考文献】
【文献】特開昭60-251049(JP,A)
【文献】実開昭62-202240(JP,U)
【文献】特開2008-168911(JP,A)
【文献】特開2013-248352(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 47/06-47/18
B65D 45/00-45/34
B65D 55/02-55/14
A47J 41/00-41/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、本体の開口をかぶる蓋と、を含む容器において、
前記蓋は栓体、第一てことスライドホルダを含んで、前記栓体は開口と前記栓体のある側から前記開口まで貫通する液排出口を含んで、前記第一てこは第一回転端、第一押え端と駆動部を含んで、前記第一回転端が第一回転軸線をめぐって回転可能に前記栓体に設けられて、前記駆動部と前記第一押え端がそれぞれ前記第一回転軸線の両側に設けられて、前記第一押え端が前記栓体の外側に延びて、前記スライドホルダは第一方向に沿って移動可能に前記栓体に設けられて且つ前記第一てこの下に位置して、その側壁にロックキャッチを設けて、前記スライドホルダと前記駆動部の対応位置に前記駆動部を収納する駆動溝を設けて、
前記本体の開口部の内側壁に係合部を設けて、
そのうち、前記第一てこの前記第一押え端が前記栓体に離れる過程にロック位置と開放位置を含んで、前記第一てこが前記ロック位置にある場合、前記第一てこの前記駆動部が前記スライドホルダーを駆動して、前記ロックキャッチが前記係合部に係合するように移動するが、前記第一てこが前記開放位置にある場合、前記第一てこの前記駆動部が前記スライドホルダを駆動して、前記ロックキャッチが前記係合部に離脱するまで移動し、
第二方向に沿って移動可能に前記栓体に設けられて、移動過程に少なくとも前記開口を閉鎖する閉鎖位置と前記開口を開放する開放位置を含む開閉部と、
前記第一てこの下に設けられて、第二回転軸線をめぐって回転可能に前記栓体に設けられる第二回転端と前記開閉部の前記開口に離れる端に当接する第二押え端を含む第二てこと、
前記第二方向に所定の角度になる第三方向に沿って移動可能に前記第一てこに設けられて、前記第二てこに向かう側に押え突起が設けられて、移動過程に少なくとも前記開閉部に近い近端位置と前記開閉部に離れる遠端位置を含むスライドノブと、を含んで、
前記蓋はまた、
そのうち、前記スライドノブが前記近端位置にあって、且つ前記第一押え端を押える場合、前記開閉部が前記閉鎖位置にあるが、前記スライドノブが前記遠端にあって、且つ前記第一押え端を押える場合、前記開閉部が前記開放位置にあることを特徴とする容器。
【請求項2】
前記第一てこの下表面に前記第三方向に沿って間隔をおいて多数の第一位置決め凹溝を設けて、前記スライドノブの上表面に取付凹溝を設けて、前記取付凹溝に第一位置決めブロックを設けて、前記第一位置決めブロックと前記取付凹溝の間に、前記第一位置決めブロックに対して前記第一てこに近づける予締力を加えるのに用いられる第一弾力部品を設けていることを特徴とする請求項に述べられた容器。
【請求項3】
前記第一位置決め凹溝が少なくとも三つあって、前記スライドノブが移動過程にまた前記近端位置と前記遠端位置の間にある中間位置を含んで、三つの前記第一位置決め凹溝がそれぞれ前記近端位置、前記中間位置と前記遠端位置に対応していることを特徴とする請求項に述べられた容器。
【請求項4】
前記第二てこの前記開閉部に離れる側に調節凹溝を設けて、前記調節凹溝の前記第二てこに沿う縦長辺方向に少なくとも三段の凹溝を含んで、少なくとも三段の前記凹溝の深さが第二てこの前記第二押え端に沿ってその前記第二回転端への方向に次第に減って、少なくとも三段の前記凹溝が前記スライドノブの少なくとも三つの調節位置に対応していることを特徴とする請求項に述べられた容器。
【請求項5】
前記開閉部は、
前記第二方向に沿って移動可能に前記栓体に設けられている可動棒と、
前記可動棒に設けられて、且つ一端が前記可動棒に当接して、別の端が前記栓体の上表面に当接して、前記可動棒に前記第二てこに近づける予締力を加える第二弾力部品と、
前記可動棒の前記第二てこに離れる端に設けられて、寸法が前記開口の寸法より大きい水止めシートと、
を含むことを特徴とする請求項に述べられた容器。
【請求項6】
前記栓体はまた前記栓体の側壁から前記開口まで貫通するリターンホールを含むことを特徴とする請求項1に述べられた容器。
【請求項7】
前記第一てこが前記ロック位置にある場合、前記ロックキャッチが前記係合部の下まで移動するが、前記第一てこが前記開放位置にある場合、前記ロックキャッチが前記係合部の下に離脱する区域まで移動することを特徴とする請求項1に述べられた容器。
【請求項8】
前記ロックキャッチは互いに接続するガイド面とリミット面を含んで、前記ガイド面が前記係合部に離れる方向に向かって斜めに設けられて、且つ前記ガイド面が前記リミット面の前記係合部に近い側に位置することを特徴とする請求項に述べられた容器。
【請求項9】
前記栓体はまた位置決め部を含んで、前記位置決め部は前記第一方向に沿って間隔をおいて二つの第一位置決め凹溝を設けて、前記スライドノブの下側に第三位置決めブロックを設けて、前記第三位置決めブロックと前記スライドホルダの間に、前記第三位置決めブロックに対して前記栓体に当接する予締力を加えるのに用いられる第六弾力部品を設けていることを特徴とする請求項1に述べられた容器。
【請求項10】
前記栓体の側壁にスライドホールを設けて、前記栓体の上にリミット突起を含む蓋体を設けて、前記蓋体と前記栓体の取付時に、前記リミット突起が前記スライドホールに差し込んで、且つ前記スライドホールとの間にスライド通路を形成して、前記ロックキャッチが前記スライド通路内にスライドすることができることを特徴とする請求項1に述べられた容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は日用品の技術分野に関わるものであるが、特に容器に関わるものである。
【背景技術】
【0002】
コーヒーポットやティーポットなどのポット類容器は人間がよく使っている生活用品である。当面の技術で、コーヒーポットにコーヒーを入れたりティーポットにお茶を入れたりする場合、先にポットの蓋を回して取り外すが、蓋を回す操作が非常に不便である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実用新案登録第3090946号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は当面技術でポット類容器を開けにくい問題を解決する容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の技術問題を解決するために、本発明の技術案は本体と、前記本体の開口をかぶる蓋とを含む容器を提供する。
【0006】
前記蓋は栓体、第一てことスライドホルダを含んで、前記栓体は開口と前記栓体のある側から前記開口まで貫通する液排出口を含んで、前記第一てこは第一回転端、第一押え端と駆動部を含んで、前記第一回転端が第一回転軸線をめぐって回転可能に前記栓体に設けられて、前記駆動部と前記第一押え端がそれぞれ前記第一回転軸線の両側に設けられて、前記第一押え端が前記栓体の外側に延びて、前記スライドホルダは第一方向に沿って移動可能に前記栓体に設けられて且つ前記第一てこの下に位置して、その側壁にロックキャッチを設けて、前記スライドホルダと前記駆動部の対応位置に前記駆動部を収納する駆動溝が設けられている。
【0007】
前記本体の開口部の内側壁に係合部を設けている。
【0008】
そのうち、前記第一てこの前記第一押え端が前記栓体に離れて回転する過程にロック位置と開放位置を含む。前記第一てこが前記ロック位置にある場合、前記第一てこの前記駆動部が前記スライドホルダを駆動して、前記ロックキャッチが前記係合部まで移動して係合するようにするが、前記第一てこが前記開放位置にある場合、前記第一てこの前記駆動部が前記スライドホルダを駆動して、前記ロックキャッチが前記係合部に離脱するまで移動するようにする。
【0009】
本発明のある実施例で、前記蓋はまた、
第二方向に沿って移動可能に前記栓体に設けられて、移動過程に少なくとも前記開口を閉鎖する閉鎖位置と前記開口を開放する開放位置を含む開閉部、
前記第一てこの下に設けられて、第二回転軸線をめぐって回転可能に前記栓体に設けられる第二回転端と前記開閉部の前記開口に離れる端に当接する第二押え端を含む第二てこ、
前記第二方向に所定の角度になる第三方向に沿って移動可能に前記第一てこに設けられて、前記第二てこに向かう側に押え突起を設けて、移動過程に少なくとも前記開閉部に近い近端位置と前記開閉部に離れる遠端位置を含むスライドノブ、
を含む。
【0010】
そのうち、前記スライドノブが前記近端位置にあって、且つ前記第一押え端を押える場合、前記開閉部が前記閉鎖位置にあるが、前記スライドノブが前記遠端にあって、且つ前記第一押え端を押える場合、前記開閉部が前記開放位置にある。
【0011】
本発明のある実施例で、前記第一てこの下表面に前記第三方向に沿って間隔をおいて多数の第一位置決め凹溝を設けて、前記スライドノブの上表面に取付凹溝を設けて、前記取付凹溝に第一位置決めブロックを設けて、前記第一位置決めブロックと前記取付凹溝の間に、前記第一位置決めブロックに対して前記第一てこに近づける予締力を加えるのに用いられる第一弾力部品を設けている。
【0012】
本発明のある実施例で、前記第一位置決め凹溝は少なくとも三つがある。
【0013】
前記スライドノブは移動過程にまた前記近端位置と前記遠端位置の間にある中間位置を含んで、三つの前記第一位置決め凹溝はそれぞれ前記近端位置、前記中間位置と前記遠端位置に対応している。
【0014】
本発明のある実施例で、前記第二てこの前記開閉部に離れる側には調節凹溝を設けて、前記調節凹溝の前記第二てこに沿う縦長辺方向に少なくとも三段の凹溝を含んで、少なくとも三段の前記凹溝の深さが第二てこの前記第二押え端に沿ってその前記第二回転端への方向に次第に減って、少なくとも三段の前記凹溝が前記スライドノブの少なくとも三つの調節位置に対応している。
【0015】
本発明のある実施例で、前記開閉部はまた、前記第二方向に沿って移動可能に前記栓体に設けられている可動棒、前記可動棒に設けられて、且つ一端が前記可動棒に当接して、別の端が前記栓体の上表面に当接して、前記可動棒に対して前記第二てこに近づける予締力を加える第二弾力部品、前記可動棒の前記第二てこに離れる端に設けられて、寸法が前記開口の寸法より大きい水止めシート、
を含む。
【0016】
本発明のある実施例で、前記栓体はまた前記栓体の側壁から前記開口まで貫通するリターンホールを含む。
【0017】
本発明のある実施例で、前記第一てこが前記ロック位置にある場合、前記ロックキャッチは前記係合部の下まで移動するが、前記第一てこが前記開放位置にある場合、前記ロックキャッチは前記係合部の下に離脱する区域まで移動する。
【0018】
本発明のある実施例で、前記ロックキャッチは互いに接続するガイド面とリミット面を含んで、前記ガイド面は前記係合部に離れる方向に向かって斜めに設けられて、且つ前記ガイド面が前記リミット面の前記係合部に近い側に位置する。
【0019】
本発明のある実施例で、前記栓体はまた位置決め部を含んで、前記位置決め部は前記第一方向に沿って間隔をおいて二つの第一位置決め凹溝が設けられて、前記スライドノブの下側に第三位置決めブロックを設けて、前記第三位置決めブロックと前記スライドホルダの間に、前記第三位置決めブロックに対して前記栓体に当接する予締力を加えるのに用いられる第六弾力部品が設けられている。
【0020】
本発明のある実施例で、前記栓体の側壁にスライドホールを設けて、前記栓体の上にリミット突起を含む蓋体を設けて、前記蓋体と前記栓体の取付時に、前記リミット突起が前記スライドホールに差し込んで、且つ前記スライドホールとの間にスライド通路を形成して、前記ロックキャッチが前記スライド通路内でスライドすることができる。
【0021】
本発明の有益なことは下記のとおりである。
【0022】
当面の技術との区別として、本発明の技術案によって、実際に使う時に、第一てこの第一押え端を栓体に離れるように駆動することによって、第一てこの駆動部がスライドホルタを右に移動してロックキャッチが係合部に離脱するまで移動するようにして、その時に、蓋を本体から開けることができるので、蓋を開けるのが比較的便利である。
【図面の簡単な説明】
【0023】
更に本発明の実施例や当面技術の技術方案を明確に説明するために、次には実施例や当面技術の説明で使われる添付図面を簡単に述べるが、下記に説明される添付図面が本発明の一部の実施例だけで、当分野の普通の技術者にとって、創造的な労働をせず、これらの添付図面によって更にその他の添付図面を受けることは明らかなことである。
【0024】
図1】本発明のある実施例による容器の断面説明図である。
【0025】
図2】本発明のある実施例による容器の上肩の構造説明図である。
【0026】
図3】本発明のある実施例による容器の蓋の構造説明図である。
【0027】
図4】本発明のある実施例による容器の蓋の断面説明図である。
【0028】
図5】本発明のある実施例による容器の蓋の一部の部品の組立説明図である。
【0029】
図6】本発明のある実施例による容器の蓋の第一てことスライドホルダの組立説明図である。
【0030】
図7】本発明のある実施例による容器の蓋の第一てこの構造説明図である。
【0031】
図8】本発明のある実施例による容器の蓋のスライドホルダの構造説明図である。
【0032】
図9】本発明のある実施例による容器の蓋の栓体の構造説明図である。
【実施例
【0033】
本発明の上記の目的、特徴と美点を更に明らかでわかりやすくするために、次には添付図を結び付けて本発明の実施例を詳しく説明する。本発明を十分に理解するように、下記の説明にはとても多くの具体的な細い点を詳しく述べる。しかし本発明はここで述べる実施例と異なる方式で実施することができるが、本分野の技術者は本発明の内包に反しない上で類似の改善を行うことができるので、本発明は下記に開示する実施例に制限を受けないものである。
【0034】
本発明の説明に、理解しなければならないのは、用語の「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「縦」、「水平」、「トップ」、「底」、「内」、「外」、「時計方向」、「反時計方向」、「軸方向」、「径方向」、「周方向」などの指示方位や位置の関係は添付図に示される方位や位置の関係に基づくものであるが、装置や部品に特定の方位を備えて特定の方位で構造と操作を行わなければならないことを指示したり暗示したりすることではなくて、本発明の説明や説明の簡略化に便宜を図るためだけのものなので、本発明に対する制限だと理解してはいけない。
【0035】
また、用語の「第一」、「第二」は説明だけに用いられるが、重要性を指示したり暗示したりすることや指示した技術特徴の数量を暗示すると理解してはいけない。これによって、「第一」、「第二」に限定される特徴は少なくとも1つの当該特徴を含んでいることを明示したり暗示したりすることができる。本発明の説明には、別途に明確で具体的な限定がない限り、「多数」の意味は二つ、三つなど、少なくとも二つである。
【0036】
本発明では、別途に明確な規定と限定がない限り、用語の「取付」、「連接」、「接続」、「固定」などの用語は広義的に理解するべきであるが、例えば、固定して接続することでもよいし、解体可能に接続することや一体になることでもよい。機械的な接続でもよいし、電気的な接続でもよい。直接に連接することでもよいし、中間の媒質を経由して間接的に連接することでもよいし、二つの素子の内部連通や二つの素子の相互作用関係でもよい。本分野の普通の技術者にとって、具体的な情況によって上記の用語の本発明における具体的な意味を理解することができる。
【0037】
本発明では、別途に明確な規定と限定がない限り、第一特徴が第二特徴の「上」や「下」の場合、第一と第二特徴が直接に接触することでもよいし、第一と第二特徴が中間の媒質を経由して間接的に接触することでもよい。また、第一特徴が第二特徴の「上」、「上方」の場合、第一特徴が第二特徴の上方や斜め上方にあることでもよいし、第一特徴の水平の高さが第二特徴より高いことだけを表すことでもよい。第一特徴が第二特徴の「下」、「下方」の場合、第一特徴が第二特徴の下方や斜め下方にあることでもよいし、第一特徴の水平の高さが第二特徴より低いことだけを表すことでもよい。
【0038】
説明しなければならないのは、素子が別の素子に「固定される」または「設けられる」場合、それは直接に別の素子の上にあることでもよいし、その間に素子が存在することでもよい。ある素子が別の素子に「接続される」場合、それは直接に別の素子に接続していることでもよいし、その間に素子が存在することでもよい。本文に使われる用語の「垂直」、「水平」、「上」、「下」、「左」、「右」及び類似の説明は説明のためだけであるが、決して唯一の実施例だとは表さない。
【0039】
図1図9に示されるように、本発明のある実施例に提供される容器は本体200と本体200をかぶる蓋100とを含む。
【0040】
蓋100は栓体140、第一てこ110とスライドホルダ160を含む。栓体140は開口143と液排出口142を含むが、液排出口142は栓体140のある側から開口143まで貫通している。第一てこ110は第一回転端110b、第一押え端110aと駆動部110cを含んで、第一回転端110bが第一回転軸線をめぐって回転可能に栓体140に設けられて、駆動部110cと第一押え端110aがそれぞれ第一回転軸線の両側に設けられて、第一押え端110aが栓体140の外側に延びる。スライドホルダ160は第一方向に沿って移動可能に栓体140に設けられて、且つ第一てこ110の下に位置しており、その側壁にロックキャッチ161を設けて、スライドホルダ160と駆動部110cの対応位置に駆動部110cを収納する駆動溝163を設けている。
【0041】
本体200の開口部の内側壁に係合部232を設けている。
【0042】
そのうち、第一てこ110の第一押え端110aが全体140に離れて回す過程にロック位置と開放位置を含む。第一てこ110がロック位置にある場合、第一てこ110の駆動部110cはスライドホルダ160を駆動してロックキャッチ161が係合部232まで移動して係合するようにするが、この時に蓋100と本体200がロックキャッチ161と係合部232によって係合して、蓋100を開けることができなくなる。第一てこ110が開放位置にある場合、第一てこ110の駆動部110cはスライドホルダ160を駆動してロックキャッチ161が係合部232に離脱するまで移動するようにするが、この時に蓋100を開けることができるようになる。
【0043】
上記の容器は、実際に使う時に、第一てこ110の第一押え端110aを栓体140に離れるように駆動することによって、第一てこ110の駆動部110cがスライドホルタ160を右に移動してロックキャッチ161が係合部232に離脱するまで移動するようにして、その時に、蓋100を本体200から開けることができるので、蓋100を開けるのが比較的便利である。
【0044】
説明しなければならないのは、上記の容器がコーヒーポット、ティーポットのポット類容器でもよい。
【0045】
具体的な実施例で、スライドホルダ160の両側にそれぞれロックキャッチ161を設けているが、対応として、本体200の開口部の内側壁に二つの相対的な係合部232を設けている。二つのロックキャッチ161と二つの係合部232がそれぞれ対応している。このようでにすると、蓋100と本体200との接続が更に信頼的になる。
【0046】
本発明の実施例で、蓋100はまたスライドノブ120、第二てこ170と開閉部180を含む。開閉部180は第二方向に沿って移動可能に栓体140に設けられて、移動過程に少なくとも開口143を閉鎖する閉鎖位置と開口143をを開放する開放位置を含む。第二てこ170は第一てこ110の下に設けられて、第二回転端170aと第2押え端170bを含んで、第二回転端170aが第二回転軸線をめぐって回転可能に栓体140に設けられて、第二押え端170bが開閉部180の開口143に離れる端に当接している。スライドノブ120は第二方向に所定の角度になる第三方向に沿って移動可能に第一てこ110に設けられて、前記第二てこ170に向かう側に押え突起122を設けて、移動過程に少なくとも開閉部180に近い近端位置と180開閉部に離れる遠端位置を含む。
【0047】
そのうち、スライドノブ120が近端位置にあって、且つ第一押え端110aを栓体140に近づけて回転するように押える場合、開閉部180が閉鎖位置に位置する。スライドノブ120が遠端位置にあって、且つ第一押え端110aを栓体140に近づけて回転するように押える場合、開閉部180は開放位置に位置する。
【0048】
実際に使う時、スライドノブ120は近端位置に移動する場合、第一てこ110の第一押え端110aを第一押え端110aが栓体140に近づけて回転するように押える過程に、スライドノブ120の押え突起122が第二てこ170の第二押え端170bを押えていないが、この時、開閉部180が閉鎖位置に位置して、栓体140の開口143を密封して、容器内の液体が開口143を経由して液排出口142に入って出るようにしないので、安全保障の役割を果たす。スライドノブ120は遠端位置に移動する場合、第一てこ110の第一押え端110aを栓体140に近づけて回転するように押える過程に、スライドノブ120の押え突起122が第二てこ170の第二押え端170bを第二てこ170が第二回転軸線をめぐって回転するように押えて、第二押え端170bが開閉部180を第二方向に沿って開口142に離れて開放位置に移動するように押えるが、この時、容器内の液体が開口143を経由して液排出口142に入って出ることができる。また、スライドノブ120は近端位置から遠端位置まで移動する過程に、第一てこ110の第一押え端110aを第二てこ170の第二押え端170bが開閉部180を押えるように駆動する時に、開閉部180の開口143に近い端が開口143に離れる距離は次第に大きくなるが、即ち、開閉部180は閉鎖位置から次第に開放位置に移動する。この過程に液排出の流量を調節することができる。そのうち、開閉部180が開放位置にある場合、蓋100から液排出の流量は最も大きい。開閉部180が閉鎖位置と開放位置の間のある位置にある場合、蓋100から液を排出することができて、且つ液の流量がわりに小さい。開閉部180が閉鎖位置にある場合、蓋100から液を排出することができない。このようにすると、第三方向に沿ってスライドノブ120をスライドすると、蓋100からの液排出の流量を調節することができるので、液排出の流量を簡単に制御することができて、且つ蓋100から液を排出しないように制御することができるため、やけどなどの事故を防ぐことができる。
【0049】
第二方向が第一方向に垂直して、第三方向が第二方向に垂直することは好ましい。更に、第一方向が第三方向と平行する。説明しなければならないことは、第一方向が図1に示される左右方向でもよくて、第二方向が図1に示される上下方向でもよくて、第三方向が図1に示される左右方向でもよい。
【0050】
具体的な実施例で、栓体140の下に開口143口を設けて、栓体140の左側壁に液排出口142を設けて、液排出口142が栓体140の左側壁から開口143まで貫通している。栓体140の中間位置に第二方向に沿って取付孔144を貫通して設けているが、取付孔144内に移動可能に開閉部180を設けて、開閉部180は上端が栓体140の上方に延びて、下端が栓体140の下に延びてそして開口143を開けたり閉じたりすることができる。第二てこ170の第二回転端170aが第二回転軸線をめぐって回転可能に栓体140の上表面に設けられて、第二回転軸線が第二方向と第三方向に垂直する第四方向に沿って延びて設けられて、且つ第二回転軸線が栓体140の縁の上に位置して、第二てこ170の第二押え端170bが開閉部180の上端の上に位置して、開閉部180を第二方向に沿って下に移動するように押えることができる。第一てこ110の第一回転端110bが第一回転軸線をめぐって栓体140を上表面に設けられて、且つ第二てこ170の上に位置しているが、第一回転軸線が第四方向に沿って延びて設けられて、即ち第一回転軸線と第二回転軸線が互いに平行して、且つ第一回転軸線が栓体140の中間位置の上に位置して、第一てこ110の第一押え端110aが栓体140の縁の上に位置する。スライドホルダ160が第一てこ110と栓体140の間に位置する。実際に取り付ける時に、スライドホルダ160はまた第二てこの下に位置する。スライドホルダ160の中間には開閉部180を避ける避け孔を備えている。スライドノブ120が第三方向に沿って移動可能に第一てこ110の下表面に設けられているが、スライドノブ120の下表面には、第二てこ170の第二押え端170bに対応する押え突起122を設けている。スライドノブ120が開閉部180に近づけて近端位置に移動する場合、押え突起122が第二回転軸線に離れて、この時、第一押え端110aを押えて押え突起122を回転するように動かす場合、押え突起122は第二押え端170bを押えていない。スライドノブ120が開閉部180に離れて遠端位置に移動する場合、押え突起122が第二回転軸線に近づけて、この時、第一押端110aを押えて押え突起122を回転するように動かす場合、押え突起122は第二押え端170bを開閉部180を下に移動するように押える。スライドノブ120が第三方向に沿って移動する過程に第二回転軸線との距離が調節可能なため、第一押え端110aを押えて第2てこ170を回転するように動かす時の回転角度を調節することができて、更に液排出の流量を調節するように開閉部180の下への移動距離を調節することができる。そのうち、スライドノブ120が第二回転軸線に近ければ近いほど、第二てこ170の回転角度が大きくて、開閉部180の下への移動距離が大きくて、蓋100からの液排出の流量が大きい。
【0051】
説明しなければならないのは、第一てこ110は回転過程に三つの位置があるが、図1に示された第一てこ110の位置がロック位置である。第一てこ110の第一回転端110bが栓体140に近づけて回転する時に、即ち図1に示された時計方向に沿って回転する(即ち第一押え端110aを下に押える)時に、第一てこ110はスライドノブ120を動かして第二てこ170を押える役割を果たす。第一てこ110の第一回転端110bが栓体140に離れて回転する時、即ち図1に示された反時計方向に回転する(即ち図3のように第一押え端110aを上に上げる)時に、第一てこ110はスライドホルダ160を移動するように駆動する役割を果たす。言い換えると、第一てこ110の第一回転端110bが栓体140に近づけて回転することと栓体140に離れて回転することは異なる役割を果たすが、両者の間に互いに干渉しない。
【0052】
説明しなければならないのは、第四方向は図1に示されている紙面に垂直する方向でもよい。
【0053】
本発明のある実施例で、第一てこ110の下表面に第三方向に沿って間隔をおいて多数の第一位置決め凹溝111を設けて、前記スライドノブ120の上表面に取付凹溝123を設けて、取付凹溝123に第一位置決めブロック125を設けて、第一位置決めブロック125と取付凹溝123の間に、第一位置決めブロック125に対して第一てこ110に近づける予締力を加えるのに用いられる第一弾力部品124が設けられている。このようにすると、スライドノブ120を近端位置や遠端位置に移動する場合、第一位置決めブロック125は第一弾力部品124の予締力の作用によって第一位置決め凹溝111内に係止して、それによって精確に蓋100からの液排出の流量を調節することを実現することができる。また、第一位置決めブロック125が第一位置決め凹溝111に入る時に一定の手触りがあるが、利用者がスライドノブ120の位置を感知するのに便宜を図る。
【0054】
第一弾力部品124はばねのことが好ましい。
【0055】
更に、第一位置決め凹溝111は円弧形を呈して、第一位置決めブロック125は弾丸形を呈している。このようにすると、第一位置決めブロック125が第一位置決め凹溝111に入ったり出たりするのに便宜を図る。
【0056】
具体的な実施例で、第一位置決め凹溝111は少なくとも三つがある。スライドノブ120は移動過程に、近端位置と遠端位置の間に位置する中間位置を含んで、三つの第一位置決め凹溝111がそれぞれ近端位置、中間位置と遠端位置に対応している。このようにすると、蓋100からの液排出量が少なくとも3段で調節できることを実現することができる。実際に使う時、スライドノブ120が近端位置にある場合、第一押え端110aを押える時に開閉部180に触発しない。スライドノブ120が中間位置にある場合、第一押え端110aを押える時に開閉部180は開口143を開くが、この時に液排出の流量がわりに小さい。スライドノブ120が遠端位置にある場合、第一押え端110aを押える時に開閉部180は開口143を開くが、この時に液排出の流量は最も大きくなる。三段調節によって、日常生活のニーズを満たすとともに、同時にまたスライドノブ120の構造を最も簡単にすることができる。説明しなければならないのは、スライドノブ120が更に多段調節を備えるように、近端位置と遠端位置の間に多数の中間位置を設けることができる。
【0057】
本発明のある実施例で、第二てこ170の開閉部180に離れる側に調節凹溝171が設けられて、調節凹溝171の第二てこ170に沿う縦長辺方向に少なくとも三段の凹溝を含んで、少なくとも三段の凹溝の深さが第二てこ170の第二押え端170bに沿ってその第二回転端170aへの方向に次第に減って、少なくとも三段の凹溝がスライドノブ120の少なくとも三つの調節位置に対応している。説明しなければならないのは、調節位置は近端位置、少なくとも一つの中間位置と遠端位置を含むが、調節凹溝171は第一凹171a、第二凹溝171bと第三凹溝171cを含んで、第一凹溝171aが近端位置に対応して、第二凹溝171bが中間位置に対応して、第三凹溝171cが遠端位置は対応する。このようにすると、押え突起122が異なる調節位置にある時に第二てこ170の回転角度を調節するのに便宜を図る。
【0058】
本発明の実施例で、第一てこ110には第三方向に沿って延びて設けられるシュート112を設けており、第一てこ110の下表面には第四方向に沿って間隔をおいて二本のL形レール(未図示)を設けている。スライドノブ120は第四方向の両側に沿ってそれぞれ二本のL形レールの溝内に係止している。このようにすると、スライドノブ120は第一てこ110から外さなくて、第三方向に沿って二本のL形レールの溝内で移動することができるので、移動過程はわりに安定である。
【0059】
更に、スライドノブ120にはまた、シュート112から第一てこ110の表面より出るスライド突起121を設けている。このようにすると、利用者がスライド突起121を経由してスライドノブ120をスライドするのに便宜を図る。
【0060】
本発明の実施例で、開閉部180は可動棒181、第二弾力部品183と水止めシート185を含む。可動棒181は第二方向に沿って移動可能に栓体140に設けられている。第二弾力部品183は可動棒181に設けられて、且つその一端が可動棒181に当接して、別の端が栓体140の上表面に当接して、第二弾力部品183は可動棒181に対して第二てこ170に近づける予締力を加えるのに用いられる。水止シート185は可動棒181の第二てこ170に離れる端に設けられて、且つその寸法が開口143より大きい。このようにすると、第二弾力部品183の予締力の作用で、水止シート185はずっと開口143にかぶられているので、開口143を密封している。第二押え端170bが可動棒181を下に移動するように押える場合、水止シート185は開口143に離脱して、この時、容器内の液は水止シート185と開口143の間の隙間を経由して液排出口142に入って容器から排出される。
【0061】
第二弾力部品183はばねのことが好ましい。
【0062】
具体的な実施例で、開閉部180はまた可動棒181に設けられる可動キャップ182を含むが、第二弾力部品183は可動キャップ182と栓体140の間に設けられている。このようにすると、第二弾力部品183の取付に便宜を図る。
【0063】
本発明の実施例で、開閉部180はまた第一密封部品184を含むが、第一密封部品184は可動棒181に設られて、且つ可動棒181が第二方向によって移動する過程に、第一密封部品184はずっと可動棒181と栓体140の間の隙間を密封している。このようすると、容器内の液が栓体140と可動棒181の間の隙間からあふれ出ることを避ける。
【0064】
第一密封部品184はシールリングのことが好ましい。
【0065】
本発明の実施例で、開閉部180はスペーサー186、第二密封部品187と第三弾力部品188を含む。スペーサー186は可動棒181の第二てこ170に離れる端に設けられて、且つ水止めシート185の下に位置する。第三弾力部品188は可動棒181に設けられて且つ水止めシート185とスペーサー186の間に挟み込まれて、水止めシート185に対して開口143に近づける予締力を加えるのに用いられる。第二密封部品187は可動棒181に設けられて且つ水止めシート185とスペーサー186の間に位置して、水止めシート185と可動棒181の間の隙間を密封するのに用いられる。このようにすると、容器内の液が水止めシート185と可動棒181の間の隙間を経由して栓体140の貫通孔144に沿って栓体140の上側にしみ込むことを防ぐことができる。
【0066】
第三弾力部品188は錐状ばねのことが好ましい。
【0067】
第二密封部品187はシールリングのことが好ましい。
【0068】
本発明の実施例で、開閉部180はまた、水止めシート185のの上に設けられる保温キャップ189を含む。このようにすると、容器内の一部の熱量が開閉部180を経由して散逸することを防ぐことができる。
【0069】
具体的な実施例で、栓体140の下表面には第一方向に沿って延びて設けられて且つ栓体140の開口143内に位置するガイド突起149が設けられており、可動棒181は第一方向に沿ってガイド突起149内に設けられている。保温キャップ189はガイド突起149の側壁に設けられている。実際に使う時、利用者が第一てこ110の第一押え端110aを押えて第二てこ170の第二押え端170bを可動棒181を下に約1mm移動するように動かす時、可動棒181は第二密封部品187とスペーサー186を同時に下に1mm移動するように動かす(第一てこ110を押えていない場合、第二弾力部品183の予締力の作用で、第二密封部品187が水止めシート185と可動棒181の間の隙間を密封する)が、容器内の気体の圧力は水止めシート185の中の内孔と可動棒181の間の隙間に沿って上に移動して、ガイド突起149の外側壁と保温キャップ189の内側壁の間の隙間を経由して液排出口142やリターンホール144に流れて、圧力をリリーフする。この時、水止めシート185は第三弾力部品188の予締力の作用で、ずっと開口143を密封している。利用者が引き続き第一てこ110の第一押え端110aを押すと、可動棒181が引き続き下に移動して、水止シート185が開口143(下記の文中の第三密封部品148)に離脱するように動かして、この時、容器内の液は水止シート185と開口143の間の隙間を経由して液排出口142に入って容器から排出される。このようにすると、可動棒181は下に移動する時、先に圧力をリリーフして更に開口143を開ける役割を果たすことができる。
【0070】
本発明の実施例で、栓体140はまた間隔をおいて設けられる二つの取付ホルタ145を含むが、第一てこ110の第一回転端110bが第一回転軸線をめぐって回転可能に二つの取付ホルダに設けられている。第一回転端110bにはまた、一端が第一てこ110に固定されて、別の端が取付ホルダ145に固定されて、第一回転端110bに対して第一押え端110aが栓体140に離れる予締力を加えるのに用いられる第四弾力部品(未図示)が設けられている。このようにすると、第四弾力部品の予締力の作用で、第一押え端110aが栓体140に離れて、押え突起122が第二てこ170の第二押え端170bに作用力を加えないようにするので、第二押え端170bが開閉部180に作用力を加えなくて、開閉部180が閉鎖位置に位置する。言い換えると、外力作用がない場合、開閉部180は常閉状態にある。
【0071】
第四弾力部品はねじりばねのことが好ましい。
【0072】
本発明の実施例で、栓体140はまた、栓体140の側壁から開口143まで貫通しているリターンホール144を含む。このようにすると、スライドノブ120が中間位置や遠端位置にある場合、第一てこ110の第一押え端110aを押えて第二てこ170の第二押え端170bを開閉部180が開口143を開けるように駆動する時、容器内の空気と外部の大気はリターンホール144を経由して接続するが、容器を傾けて液を排出する時、リターンホール144は蓋100の内外圧力を一致にして、液の排出時にきわめて順調になる。
【0073】
更に、リターンホール144が液排出口142に離れる側に設けられている。このようにすると、液を排出する時に、容器内の液はリターンホール144ではなく、液排出口142だけを経由して排出される。
【0074】
本発明の実施例中、第二てこ170は第二回転軸線をめぐって回転可能に固定ホルダ172に設けられているが、固定ホルダ172は解体可能に栓体140に設けられている。このようにすると、第二てこ170の取付に便宜を図る。
【0075】
具体的な実施例で、栓体140には二つのリミットプレート147が設けられて、二つのリミットプレート147がの間にリミット空間が形成されて、固定ホルダ172がリミット空間内に差し込まれている。第二てこ170の第二回転端170aの両側に、それぞれ回転可能に固定ホルダ172に設られている回転軸部173が設けられている。
【0076】
更に、固定ホルダ172は二枚の互いに向かっている側板を含んで、各側板には内部に第二位置決めブロック174を設けている収納孔が設けられている。収納孔内にはまた、一端が第二位置決めブロック174に当接して、別の端がリミットプレート147に当接している第五弾力部品175を設けているが、第一てこ110の両側にはそれぞれ第二位置決め凹溝113を設けて、第二位置決めブロック174のリミットプレート147に離れる端が第二位置決め凹溝113内に伸びる。第五弾力部品175は第二位置決めブロック174に対して第一てこ110に当接する予締力を加えるのに用いられる。このようにすると、第一てこ110の第一回転端110aが栓体140に近づけて回転する角度をリミットすることができる。
【0077】
第五弾力部品175はばねのことが好ましい。
【0078】
本発明の実施例で、第一てこ110がロック位置にある場合、ロックキャッチ161は係合部232の下まで移動する。第一てこ110が開放位置にある場合、ロックキャッチ161は係合部232の下に離脱する区域まで移動する。
【0079】
更に、ロックキャッチ161は互い接続しているガイド面1611とリミット面1612を含むが、ガイド面1611は係合部232に離れる方向に向かって斜めに設けられて、且つリミット面1612の係合部232に近い側に位置する。このようにすると、第一てこ110がロック位置にある場合、ロックキャッチ161は係合部232に移動するが、ガイド面1611の設置はロックキャッチ161が係合部232の下まで移動するのに便宜を図る。
【0080】
本発明の実施例で、栓体140はまた、第一方向に沿って間隔をおいて二つの第三位置決め凹溝1461を設けている位置決め部146を含む。スライドホルダ160の下側に第三位置決めブロック162を設けており、第三ガイドブロッ162とスライドホルダ160の間に、第三位置決めブロック162に対して栓体140に当接する予締力を加えるのに用いられる第六弾力部品(未図示)を設けている。このようにすると、第一てこ110の第一押え端110aをロック位置や開放位置に回す場合、第三位置決めブロック162は第六弾力部品の予締力の作用で、第三位置決め凹溝1461内に係止して、それによって精確に蓋100を開けたり閉じたりすることを実現することができる。また、第三位置決めブロック162が第三位置決め凹溝1461に入る時に一定の手触りがあるが、利用者がスライドホルダ160の位置を感知するのに便宜を図る。
【0081】
第六弾力部品175はばねのことが好ましい。
【0082】
更に、第三位置決め凹溝1461は円弧形を呈して、第三位置決めブロック162は弾丸形を呈している。このようにすると、第三位置決めブロック162が第一位置決め凹溝1461に入ったり出たりするのに便宜を図る。
【0083】
本発明の実施例で、栓体140の下端の外側壁にはまた、蓋100と本体200の間の隙間を密封する第三密封部品148を設けている。このようにすると、容器内の熱量が散逸することを防いて、保温性能を高めることができる。
【0084】
本発明の実施例で、栓体140の側壁にスライドホール141を設けて、栓体140の上にリミット突起152を含む蓋体150を設けているが、蓋体150と栓体140の取付時に、リミット突起152がスライドホール141に差し込んで、且つスライドホール141との間にスライド通路を形成して、ロックキャッチ161がスライド通路内でスライドすることができる。このようにすると、スライド通路はロックキャッチ161をリミットすることができるので、ロックキャッチ161の移動をガイドする。また、各部品が栓体140より外すことを防ぐように、蓋体150は栓体140に取り付けられている各部品を密封することができる。
【0085】
更に、蓋体150はまた、第一てこ110がロック位置にある場合に第一てこ110の第一回転端110aを収納する避け溝151を含む。
【0086】
本発明の実施例で、本体200はケース210、インナーコンテナ220、接続環240とと肩230を含むが、インナーコンテナ220はケース210内に設けられて且つ収納室221を備えて、接続環240を経由してケース210と接続している。上肩230はケース210、接続環240及びインナーコンテナ220と接続している。
【0087】
更に、上肩230は、液排出口142に接続する液排出通路2311を含む液排出ノズル231を含む。
【0088】
更に、上肩230はまた上肩230の液排出ノズル231に離れる端に設けられている取手233を含む。
【0089】
具体的な実施例で、上肩230は、内側壁に係合部232を設けている貫通孔230を備えている。栓体140は解体可能に貫通孔234内に設けられている。
【0090】
上記の実施例の各技術特徴は任意に組合せを行うことができるが、説明に便宜を図るように、上記実施例の各技術特徴の全ての可能な組合せを説明していない。しかし、これらの技術特徴の組合せに対立が出ないのでさえあれば、本明細書に記載される範囲にあると認めるべきである。
【0091】
上記の実施例は本発明のいくつかの実施例だけを表して、その説明がわりに具体的で詳しいが、それによって本発明の範囲に対する制限だと理解してはいけない。本分野の普通の技術者にとって、本発明の構想を逸脱しない前提で、更に若干の変形と改善を行うことができるが、これらの変形と改善が本発明の請求範囲にあることは言うまでもない。そのため、本発明の請求範囲は権利項に準じる。
【要約】      (修正有)
【課題】蓋を本体から開けるとき、蓋を開けるのが比較的便利な容器を提供する。
【解決手段】本体と、本体の開口をかぶって、栓体、第一てことスライドホルダを含む蓋と、を含んで、第一てこは第一回転端、第一押え端と駆動部を含んで、第一回転端が第一回転軸線をめぐって回転可能に栓体に設けられて、駆動部と第一押え端がそれぞれ第一回転軸線の両側に設けられて、第一押え端が栓体の外側に延びて、スライドホルダが第一方向に沿って移動可能に栓体に設けられて且つ第一てこの下に位置して、その側壁にロックキャッチが設けられて、スライドホルダと駆動部の対応位置に駆動部を収納する駆動溝が設けられて、本体の開口部の内側壁に係合部が設けられている。本発明は第一押え端を栓体に離れるように駆動することによって、駆動部がスライドホルタを駆動してロックキャッチと係合部が離脱するようにする。
【選択図】図1
図1
図2
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図7
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図9