(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-01
(45)【発行日】2022-04-11
(54)【発明の名称】ゴミ処理サービス装置およびその装置の駆動方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/26 20120101AFI20220404BHJP
【FI】
G06Q50/26
(21)【出願番号】P 2020550776
(86)(22)【出願日】2020-07-21
(86)【国際出願番号】 KR2020009567
(87)【国際公開番号】W WO2021020790
(87)【国際公開日】2021-02-04
【審査請求日】2020-10-19
(31)【優先権主張番号】10-2019-0092151
(32)【優先日】2019-07-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0086692
(32)【優先日】2020-07-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】520358955
【氏名又は名称】キム、ウ イル
【氏名又は名称原語表記】KIM,Wu Il
【住所又は居所原語表記】1dong-1215ho,35,Sinwon-ro,Gwanak-gu Seoul 08776,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】キム、ウ イル
【審査官】速水 雄太
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-120904(JP,A)
【文献】特開2003-296431(JP,A)
【文献】特開2005-008339(JP,A)
【文献】特開2008-174325(JP,A)
【文献】バーコードシールでごみ量を管理,月刊地球環境,日工フォーラム社,2000年08月01日,第31巻,第9号,第54-56頁
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者端末装置からゴミ収集サービス要請によるゴミ収集要請情報を受信する通信インターフェース部;および
前記ゴミ収集要請情報が受信されると、前記受信した
前記ゴミ収集要請情報に基づいて収集業者の職員が各家庭を訪問して対面方式で収集する
ゴミのゴミ排出状態情報に基づいて各家庭のゴミ排出違反の有無を判断し、判断結果をゴミ監督機関の外部装置に伝送し、ゴミ袋に印刷されるコード情報および前記
ゴミ排出状態情報に基づいて前記外部装置とゴミ処理費用を精算する制御部;を含
み、
前記制御部は、ゴミ収集要請時の第1時間情報、前記各家庭でゴミが収集される時の第2時間情報、前記ゴミが仮貯蔵される保管所で分別される時の第3時間情報および前記分別されたゴミが埋立地や焼却場に運搬される時の第4時間情報に基づいてゴミ収集業者をモニタリングする
ことを特徴とするゴミ処理サービス装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記ゴミ袋のコード情報および前記
ゴミ排出状態情報に基づいて、地域別、日別または時間別ゴミ排出現況を分析して分析結果を前記外部装置に伝送する
請求項1に記載のゴミ処理サービス装置。
【請求項3】
前記制御部は、複数の収集業者が同一管轄区域に存在する場合、前記
ゴミ収集
要請情報および
前記収集業者の応答結果に基づいて、少なくとも一つの収集業者を指定してゴミ収集を指示する
請求項1に記載のゴミ処理サービス装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記
ゴミ収集
要請情報に基づいてゴミの類型を判断して判断結果に相応する複数の収集業者を指定して収集を指示する
請求項3に記載のゴミ処理サービス装置。
【請求項5】
前記通信インターフェース部は、前記ゴミを仮貯蔵する仮貯蔵所の撮影装置に備えられるウォータージェットと連動し、
前記制御部は、前記撮影装置の撮影映像が非正常状態であれば、前記撮影装置に備えられるウォータージェットを作動させて前記撮影装置のレンズを洗浄させる
請求項1に記載のゴミ処理サービス装置。
【請求項6】
使用者端末装置からゴミ収集サービス要請によるゴミ収集要請情報を受信する通信インターフェース部;および
前記ゴミ収集要請情報が受信されると、前記受信した前記ゴミ収集要請情報に基づいて収集業者の職員が各家庭を訪問して対面方式で収集するゴミのゴミ排出状態情報に基づいて各家庭のゴミ排出違反の有無を判断し、判断結果をゴミ監督機関の外部装置に伝送し、ゴミ袋に印刷されるコード情報および前記ゴミ排出状態情報に基づいて前記外部装置とゴミ処理費用を精算する制御部;を含み、
前記通信インターフェース部は、前記ゴミを仮貯蔵する仮貯蔵所に設置されてコンベヤーベルト上の有害物質ゴミを感知する赤外線感知器と連動し、
前記制御部は、前記赤外線感知器の感知信号を人工知能のディープラーニングに基づいて分析して前記有害物質ゴミを判別する
ことを特徴とするゴミ処理サービス装置。
【請求項7】
通信インターフェース部が、使用者端末装置からゴミ収集サービス要請によるゴミ収集要請情報を受信する段階;および
制御部が、前記ゴミ収集要請情報が受信されると、前記受信した
前記ゴミ収集要請情報に基づいて収集業者の職員が各家庭を訪問して対面方式で収集する
ゴミのゴミ排出状態情報に基づいて各家庭のゴミ排出違反の有無を判断し、判断結果をゴミ監督機関の外部装置に伝送し、ゴミ袋に印刷されるコード情報および前記
ゴミ排出状態情報に基づいて前記外部装置とゴミ処理費用を精算する段階;を含
み、
前記制御部が、ゴミ収集要請時の第1時間情報、前記各家庭でゴミが収集される時の第2時間情報、前記ゴミが仮貯蔵される保管所で分別される時の第3時間情報および前記分別されたゴミが埋立地や焼却場に運搬される時の第4時間情報に基づいてゴミ収集業者をモニタリングする段階;をさらに含む
ことを特徴とするゴミ処理サービス装置の駆動方法。
【請求項8】
前記制御部が、前記ゴミ袋のコード情報および前記
ゴミ排出状態情報に基づいて、地域別、日別または時間別ゴミ排出現況を分析して分析結果を前記外部装置に伝送する段階;をさらに含む
請求項7に記載のゴミ処理サービス装置の駆動方法。
【請求項9】
前記制御部は、複数の収集業者が同一管轄区域に存在する場合、前記
ゴミ収集
要請情報および
前記収集業者の応答結果に基づいて、少なくとも一つの収集業者を指定してゴミ収集を指示する段階;をさらに含む
請求項7に記載のゴミ処理サービス装置の駆動方法。
【請求項10】
前記収集を指示する段階は、
前記
ゴミ収集
要請情報に基づいてゴミの類型を判断して判断結果に相応する複数の収集業者を指定して収集を指示する
請求項9に記載のゴミ処理サービス装置の駆動方法。
【請求項11】
前記通信インターフェース部は、前記ゴミを収集して仮貯蔵する仮貯蔵所の撮影装置に備えられるウォータージェットと連動し、前記制御部が、前記撮影装置での撮影映像が非正常状態であれば、前記撮影装置に備えられるウォータージェットを作動させて前記撮影装置のレンズを洗浄させる段階;をさらに含む
請求項7に記載のゴミ処理サービス装置の駆動方法。
【請求項12】
通信インターフェース部が、使用者端末装置からゴミ収集サービス要請によるゴミ収集要請情報を受信する段階;および
制御部が、前記ゴミ収集要請情報が受信されると、前記受信した前記ゴミ収集要請情報に基づいて収集業者の職員が各家庭を訪問して対面方式で収集するゴミのゴミ排出状態情報に基づいて各家庭のゴミ排出違反の有無を判断し、判断結果をゴミ監督機関の外部装置に伝送し、ゴミ袋に印刷されるコード情報および前記ゴミ排出状態情報に基づいて前記外部装置とゴミ処理費用を精算する段階;を含み、
前記通信インターフェース部は、前記ゴミを仮貯蔵する仮貯蔵所に設置されてコンベヤーベルト上の有害物質ゴミを感知する赤外線感知器と連動し、
前記制御部が、前記赤外線感知器の感知信号を人工知能のディープラーニングに基づいて分析して前記有害物質ゴミを判別する段階;をさらに含む
ことを特徴とするゴミ処理サービス装置の駆動方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はゴミ処理サービス装置およびその装置の駆動方法に関し、例えば使用者がスマートフォン等を通じてゴミの収集要請をする時、使用者が別途の場所にゴミを排出せずにゴミ収集員に対面方式ですぐに伝達して訪問収集が行われるようにして、清潔なゴミ処理環境を調整するゴミ処理サービス装置およびその装置の駆動方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的にゴミ従量制は、ゴミの排出量に応じてその処理費を差をつけて賦課することによって、ゴミの排出量が多くなると処理費もそれだけ多く負担する制度である。環境部は建物の面積、財産税などを課税標準としてゴミ処理の手数料を徴収していた従来の制度を、汚染者負担の原則に則って実際の排出量を課税標準として手数料を賦課するゴミ従量制に切り替えて1995年1月1日から全国的に施行した。現在従量制適用対象のゴミは一般家庭と小規模の事業場で発生した一般ゴミであり、排出者は一般ゴミを規格ゴミ袋に入れて排出しなければならず、規格ゴミ袋は指定された販売所で定められた価格で住民に販売されている。規格ゴミ袋にはゴミ処理手数料が含まれているため、規格ゴミ袋に入れて捨てたゴミに対しては別途に収集料を支払う必要がなく、規格ゴミ袋の価格は地域および容量に応じて差がある。もし規格ゴミ袋に入れないで捨てて摘発されると100万ウォンの過怠金を支払うことになる。現在、リサイクル品は手数料なしに収集するので事前に分別して捨てるとそれだけ費用を節減することができ、リサイクル品は曜日によって種類を別途に定めて収集していく場合と区域別に収集する曜日を定めて種類を区分することなくすべてを収集していく場合がある。
【0003】
これと関連して、従来にはバーコードが印刷されたゴミ袋の生産、流通、販売および処理に対するゴミ袋物流転換システムにおいて、ゴミの効率的な管理および収集のために、ゴミ袋に対して認識可能に、認識情報、発注、入庫、在庫移動、販売、収集情報を含んでいるメインサーバーと、ゴミ袋、大型廃棄物(例:ステッカー)、生ゴミ袋(ステッカー)の販売量および排出量を、ゴミ袋、大型廃棄物(ステッカー)、生ゴミ袋(ステッカー)に付着されたバーコードで認識して各地域でゴミの排出量を調査および分析する補助サーバーと、月間および年間の排出量を予測してゴミ袋、大型廃棄物(ステッカー)、生ゴミ袋(ステッカー)の販売と在庫を把握できる管理サーバーと、排出されたゴミのバーコードを確認して確認されたデータの正常流通の有無をインターネットまたは無線を通じて確認できる伝送手段と、ゴミ袋、大型廃棄物(ステッカー)、生ゴミ袋(ステッカー)の販売から収集を、インターネットやコンピュータ・ネットワークを通じて遠隔で管理するゴミ袋物流電算化システムが公開されたことがある。
【0004】
ところが、従来のようにゴミを収集すると、住民たちが直接ゴミを持って家周辺の指定された収集場所に運ばなければならないため煩雑で悪臭に露出され得、運搬の過程でゴミが落ちる可能性があり、収集場所に運搬されたゴミ袋を野良猫などの動物が噛みちぎって周辺が汚され得る問題点がある。
【0005】
また、住民たちが排出した一般ゴミ、生ゴミ、リサイクルゴミなどは分別したまま家周辺の収集場所に集めておくが、ゴミ収集車で収集時に住居環境が汚れて非衛生的であり、悪臭が激しく、ゴミを分別収集していない住民を摘発できない問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の実施例は、例えば使用者がスマートフォン等を通じてゴミの収集要請をする時、使用者が別途の場所にゴミを排出せずにゴミ収集員に対面方式ですぐに伝達して訪問収集が行われるようにして、清潔なゴミ処理環境を調整するゴミ処理サービス装置およびその装置の駆動方法を提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施例に係るゴミ処理サービス装置は、使用者端末装置からゴミ収集サービス要請によるゴミ収集要請情報を受信する通信インターフェース部、および前記ゴミ収集要請情報が受信されると、前記受信した収集要請情報に基づいて収集業者の職員が各家庭を訪問して対面方式で収集するゴミ排出状態情報に基づいて各家庭のゴミ排出違反の有無を判断し、判断結果をゴミ監督機関の外部装置に伝送し、ゴミ袋に印刷されるコード情報および前記排出状態情報に基づいて前記外部装置とゴミ処理費用を精算する制御部を含む。
【0008】
例えば、政府と会社が3対7で配分することに合意したのであれば、会社が1000ウォンのゴミを配達した時に政府は300ウォンをもらい、会社は700ウォンをもらう。また、会社が2000ウォンのゴミ袋を配達した時に政府は600ウォンをもらい、会社は1400ウォンをもらう。もしこのような方式で合意したのであれば、ゴミの処理過程はすべて電算化されているため、コンピュータによってお金の計算が簡単、明瞭に計算される。政府はモニターだけをするので少しだけもらうべきである。
【0009】
前記制御部は、前記ゴミ袋のコード情報および前記排出状態情報に基づいて、地域別、日付別または時間別ゴミ排出現況を分析して分析結果を前記外部装置に伝送することができる。
【0010】
前記制御部は、複数の収集業者が同一管轄区域に存在する場合、前記収集情報および収集業者の応答結果に基づいて、少なくとも一つの収集業者を指定してゴミ収集を指示することができる。
【0011】
前記制御部は、前記収集情報に基づいてゴミの類型を判断して判断結果に相応する複数の収集業者を指定して収集を指示することができる。
【0012】
前記制御部は、ゴミ収集要請時の第1時間情報、前記各家庭でゴミが収集される時の第2時間情報、前記ゴミが仮貯蔵される保管所で分別される時の第3時間情報および前記分別されたゴミが埋立地や焼却場に運搬される時の第4時間情報に基づいてゴミ収集業者をモニタリングすることができる。
【0013】
前記通信インターフェース部は、前記ゴミを収集して仮貯蔵する仮貯蔵所の撮影装置に備えられるウォータージェットと連動し、前記制御部は、前記撮影装置の撮影映像が非正常状態であれば前記撮影装置に備えられるウォータージェットを作動させて前記撮影装置のレンズを洗浄させることができる。
【0014】
前記通信インターフェース部は前記ゴミを収集して仮貯蔵する仮貯蔵所に設置されてコンベヤーベルト上の有害物質ゴミを感知する赤外線感知器と連動し、前記制御部は、前記赤外線感知器の感知信号を人工知能のディープラーニングに基づいて分析して前記有害物質ゴミを判別することができる。
【0015】
また、本発明の実施例に係るゴミ処理サービス装置の駆動方法は、通信インターフェース部が、使用者端末装置からゴミ収集サービス要請によるゴミ収集要請情報を受信する段階、および制御部が、前記ゴミ収集要請情報が受信されると、前記受信した収集要請情報に基づいて収集業者の職員が各家庭を訪問して対面方式で収集するゴミ排出状態情報に基づいて各家庭のゴミ排出違反の有無を判断し、判断結果をゴミ監督機関の外部装置に伝送し、ゴミ袋に印刷されるコード情報および前記排出状態情報に基づいて前記外部装置とゴミ処理費用を精算する段階を含む。
【0016】
前記駆動方法は、前記制御部が、前記ゴミ袋のコード情報および前記排出状態情報に基づいて、地域別、日付別または時間別ゴミ排出現況を分析して分析結果を前記外部装置に伝送する段階をさらに含むことができる。
【0017】
前記駆動方法は、前記制御部が、複数の収集業者が同一管轄区域に存在する場合、前記収集情報および収集業者の応答結果に基づいて、少なくとも一つの収集業者を指定してゴミ収集を指示する段階をさらに含むことができる。
【0018】
前記収集を指示する段階は、前記収集情報に基づいてゴミの類型を判断して判断結果に相応する複数の収集業者を指定して収集を指示することができる。
【0019】
前記駆動方法は、前記制御部が、ゴミ収集要請時の第1時間情報、前記各家庭でゴミが収集される時の第2時間情報、前記ゴミが仮貯蔵される保管所で分別される時の第3時間情報および前記分別されたゴミが埋立地や焼却場に運搬される時の第4時間情報に基づいてゴミ収集業者をモニタリングする段階をさらに含むことができる。
【0020】
前記通信インターフェース部は、前記ゴミを収集して仮貯蔵する仮貯蔵所の撮影装置に備えられるウォータージェットと連動し、前記駆動方法は前記制御部が、前記撮影装置の撮影映像が非正常状態であれば前記撮影装置に備えられるウォータージェットを作動させて前記撮影装置のレンズを洗浄させる段階をさらに含むことができる。
【0021】
前記通信インターフェース部は前記ゴミを収集して仮貯蔵する仮貯蔵所に設置されてコンベヤーベルト上の有害物質ゴミを感知する赤外線感知器と連動し、前記駆動方法は前記制御部が、前記赤外線感知器の感知信号を人工知能のディープラーニングに基づいて分析して前記有害物質ゴミを判別する段階をさらに含むことができる。
【0022】
一方、本発明の実施例に係る家庭訪問ゴミ袋配達処理システムは、ゴミ袋に印刷された識別コードを生成および管理し、配達費が含まれた価格で識別コードが印刷されたゴミ袋を販売所に販売して販売情報が保存され、配達会社サーバーから伝送された配達情報を確認して配達費を配達会社サーバーに支給する機関サーバー、ゴミ袋を住民に販売する販売所に設置され、機関サーバーに住民に販売するゴミ袋に対する注文要請を伝送してゴミ袋の購買が行われるようにする販売所端末機、販売所からゴミ袋を購入した住民が所持し、ゴミのイメージを撮影して配達会社サーバーに分析を要請し、ゴミ袋に含まれたゴミに対する配達要請を訪問情報とともに配達会社サーバーに伝送する住民端末機、住民端末機が要請したゴミのイメージを分析してゴミの種類およびゴミの種類に適合したゴミ袋を住民端末機に送信し、配達職員に訪問情報を伝送して配達職員の家庭訪問によってゴミ袋を収集してゴミ仮貯蔵所に配達するように指示し、配達職員が所持した配達職員端末機機によって認識されて伝送された識別コードを含んだ配達情報を伝送してもらって保存し、配達費を計算し配達費を配達情報とともに機関サーバーに伝送する配達会社サーバー、および住民居住地域ごとに指定されたゴミ仮貯蔵所に設置され、配達職員によって配達されたゴミ袋の識別コードを含んだ配達情報を保存するゴミ保存サーバーを含む。
【0023】
前記訪問情報は住民の名前、住民の注所、住民の電話番号および配達要請時間を含み、前記配達情報は住民の名前、住民の注所、住民の電話番号、配達会社の名称、配達職員の名前および配達時間を含むことができる。
【0024】
前記ゴミ仮貯蔵所は複数個の地上の階と地下の階を含んだビルディングで構成されるものの、地上の階はゴミを管理する事務室と住民施設を含み、地下の階に貯蔵されたゴミ袋はゴミの種類別に区分して貯蔵ボックスに貯蔵され、前記貯蔵ボックスは冷凍装置によって冷凍された状態で保管されるため悪臭が防止され得る。
【0025】
前記ゴミ保存サーバーは、地下の階に設置されたCCTVカメラを通じて撮影情報をリアルタイムに伝送してもらい、伝送された撮影情報を通じて貯蔵ボックスがいっぱいとなったと判断されると、運搬車両を通じて貯蔵ボックスをゴミ処理場まで運ぶように指示して最終処理されるようにすることができる。
【0026】
また、本発明の実施例に係る家庭訪問ゴミ袋配達処理方法は、ゴミ袋を住民に販売する販売所の販売所端末機が機関サーバーにゴミ袋の注文を要請する段階、販売所端末機の注文要請により機関サーバーが識別コードが印刷されたゴミ袋を配達費が含まれた価格で販売所に販売し販売情報を保存する段階、住民端末機がゴミのイメージを撮影して配達会社サーバーに分析を要請する段階、住民端末機が配達会社サーバーに訪問情報を伝送してゴミ配達を要請する段階、配達会社サーバーが住民端末機が要請したゴミのイメージを分析してゴミの種類およびゴミの種類に適合したゴミ袋を住民端末機に送信する段階、住民の配達要請により配達会社サーバーが配達職員の家庭訪問を通じてゴミ袋に含まれたゴミを収集して住民居住地域ごとに指定されたゴミ仮貯蔵所に配達するように指示する段階、配達職員端末機機が配達するゴミ袋に印刷された識別コードを認識して識別コードを含んだ配達情報を配達会社サーバーに伝送する段階、ゴミ保存サーバーがゴミ仮貯蔵所に配達されたゴミ袋の識別コードを含んだ配達情報を保存する段階、配達会社サーバーが前記伝送された識別コードを含んだ配達情報を保存し、配達費を計算し、配達費を配達情報とともに機関サーバーに伝送する段階、および機関サーバーが配達情報を確認した後配達費を配達会社サーバーに支給する段階を含む。
【0027】
前記訪問情報は住民の名前、住民の注所、住民の電話番号および配達要請時間を含み、前記配達情報は住民の名前、住民の注所、住民の電話番号、配達会社の名称、配達職員の名前および配達時間を含むことができる。
【0028】
配達職員の家庭訪問時にゴミが入っているゴミ袋を密閉容器に入れて収集し、配達職員の車両は冷凍装置が設置されてゴミ袋が冷凍された状態でゴミ仮貯蔵所まで運搬され得る。
【0029】
ゴミ仮貯蔵所に貯蔵されたゴミ袋のうちリサイクル品は配達職員によって分別収集され、リサイクルゴミ袋に非リサイクルゴミが含まれたり、一般ゴミ袋に有害物質が含まれた場合、ゴミ袋に印刷された識別コードが機関サーバーに伝送されて排出住民に所定の責任を取らせることができる。
【0030】
前記機関サーバーは配達会社から配達サービスを受けた住民の住民端末機を利用してアンケート調査を実施し、住民が住民端末機を通じて応答した場合、前記機関サーバーは受信した応答を分析してサービス点数が低い配達会社に対して不利益を与えることができる。
【0031】
さらに、本発明の実施例に係る家庭訪問ゴミ袋配達処理システムは、機関サーバー、配達会社サーバー、配達会社の職員端末機および住民端末機を含む家庭訪問ゴミ袋配達処理システムであり、前記機関サーバーは、ゴミ袋に印刷される識別コードの生成および管理を遂行するものであり、前記住民端末機は前記識別コードが印刷された前記ゴミ袋を住民の居住地からゴミ仮貯蔵所まで配達する配達サービス費が含まれた価格で購入した住民が所持するものであって、前記住民によって前記ゴミ袋に含まれたゴミに対する訪問配達要請を前記配達会社サーバーに伝送し、この時、訪問配達要請情報は前記住民の名前、前記住民の居住地の住所、前記住民の電話番号および訪問配達要請時間の全部または一部を含み、前記配達会社サーバーは前記住民端末機の前記ゴミ訪問配達要請を受信すると、そのような訪問配達要請情報を保存し、前記職員端末機に前記訪問配達要請情報を伝送して訪問配達作業を指示し、前記職員端末機を所持した前記配達会社の職員が前記訪問配達要請をした前記住民の居住地に訪問してゴミが入っている前記ゴミ袋を受け取った後に直ちに自身の職員端末機の識別コードリーダーを使って前記ゴミ袋に印刷された前記識別コードを認識させると、前記職員端末機は前記住民の前記訪問配達要請情報に前記ゴミ袋の前記識別コードを結合してそれを配達着手情報として保存し、前記配達着手情報を前記配達会社サーバーに伝送し、前記配達会社サーバーは前記配達着手情報を前記機関サーバーに伝送し、また、前記配達着手情報から配達サービス費を計算して前記機関サーバーに通知し、前記機関サーバーは前記配達会社サーバーから受信した前記配達着手情報を保存し、また、前記配達着手情報から配達サービス費を計算してこれが前記配達会社サーバーから受信した前記配達サービス費と一致すれば、前記配達会社サーバーが通知した前記配達サービス費を承認することができる。
【0032】
前記配達着手情報は前記訪問配達要請情報、前記識別コード、前記職員端末機の前記識別コードリーダーによって前記識別コードを認識させた時刻、前記配達会社の名称またはIDおよび前記配達会社の前記職員の名前またはIDを含むことができる。
【0033】
前記家庭訪問ゴミ袋配達処理システムは住民居住地域ごとに指定されたゴミ仮貯蔵所に設置されるゴミ保存サーバーをさらに含み、前記配達会社の前記職員が前記住民から受け取った前記ゴミが入っている前記ゴミ袋を所持して前記ゴミ仮貯蔵所に移動して前記ゴミ袋を貯蔵ボックスに入れる時、前記ゴミ保存サーバーに前記ゴミ袋の前記識別コードを含む配達完了情報を保存させ、前記ゴミ保存サーバーは前記配達完了情報を前記配達会社サーバーおよび前記機関サーバーに伝送し、前記機関サーバーは前記配達完了情報を受信した場合にのみ前記識別コードの前記ゴミ袋に対する前記配達サービス費を承認することができる。
【0034】
前記ゴミ保存サーバーに前記ゴミ袋の前記識別コードを含む配達完了情報の保存は、前記ゴミ仮貯蔵所または貯蔵ボックスに備えられたリーダーに前記ゴミ袋の前記識別コードを認識させるかまたは前記職員端末機に保存された前記配達着手情報を前記ゴミ保存サーバーに伝送することによって行われ得る。
【0035】
前記配達完了情報は、前記ゴミ仮貯蔵所または貯蔵ボックスに備えられたリーダーが前記ゴミ袋の前記識別コードを認識した時刻または前記職員端末機から前記配達着手情報を伝送してもらった時刻を配達完了時刻として含むことができる。
【0036】
前記システムは前記ゴミ袋を前記住民に販売する販売所に設置される販売所端末機をさらに含み、前記販売所端末機は、前記住民に販売する前記ゴミ袋に対する注文を前記機関サーバーに伝送し、前記機関サーバーは前記識別コードが印刷された前記ゴミ袋が前記販売所に販売されると販売情報を保存することができる。
【0037】
前記ゴミ保存サーバーは設置されたCCTVカメラを通じて撮影情報をリアルタイムに伝送してもらい、伝送された撮影情報を通じて貯蔵ボックスがいっぱいとなったと判断されると、運搬車両を通じて前記貯蔵ボックスに含まれた前記ゴミ袋をゴミ処理場まで運ぶように指示して最終処理されるようにすることができる。
【0038】
機関サーバーは、ゴミ袋に印刷される識別コードの生成および管理を遂行する段階、前記識別コードが印刷された前記ゴミ袋を住民の居住地からゴミ仮貯蔵所まで配達する配達サービス費が含まれた価格で購入した住民は、自身が所持した住民端末機によって前記ゴミ袋に含まれたゴミに対する訪問配達要請を前記配達会社サーバーに伝送する段階、この時、訪問配達要請情報は前記住民の名前、前記住民の居住地の住所、前記住民の電話番号および訪問配達要請時間の全部または一部を含み、前記配達会社サーバーは前記住民端末機の前記ゴミ訪問配達要請を受信すると、そのような訪問配達要請情報を保存し、前記職員端末機に前記訪問配達要請情報を伝送して訪問配達作業を指示する段階、前記職員は前記訪問配達要請をした前記住民の居住地に訪問してゴミが入っている前記ゴミ袋を受け取った後に直ちに自身の職員端末機の識別コードリーダーを使って前記ゴミ袋に印刷された前記識別コードを認識させ、そうすると前記職員端末機は前記住民の前記訪問配達要請情報に前記ゴミ袋の前記識別コードを結合してそれを配達着手情報として保存し、前記配達着手情報を前記配達会社サーバーに伝送する段階、前記配達会社サーバーは前記配達着手情報を前記機関サーバーに伝送し、また、前記配達着手情報から配達サービス費を計算して前記機関サーバーに通知する段階、前記機関サーバーは前記配達会社サーバーから受信した前記配達着手情報を保存し、また、前記配達着手情報から配達サービス費を計算してこれが前記配達会社サーバーから受信した前記配達サービス費と一致すれば、前記配達会社サーバーが通知した前記配達サービス費を承認する段階を含むことができる。
【0039】
前記配達着手情報は前記訪問配達要請情報、前記識別コード、前記職員端末機の前記識別コードリーダーによって前記識別コードを認識させた時刻、前記配達会社の名称またはIDおよび前記配達会社の前記職員の名前またはIDを含むことができる。
【0040】
前記配達会社の前記職員が前記住民から受け取った前記ゴミが入っている前記ゴミ袋を所持して前記ゴミ仮貯蔵所に移動して前記ゴミ袋を貯蔵ボックスに入れる時、前記ゴミ仮貯蔵所に設置されるゴミ保存サーバーに前記ゴミ袋の前記識別コードを含む配達完了情報を保存させる段階、前記ゴミ保存サーバーは前記配達完了情報を前記配達会社サーバーおよび前記機関サーバーに伝送する段階、前記機関サーバーは前記配達完了情報を受信した場合にのみ前記識別コードの前記ゴミ袋に対する前記配達サービス費を承認する段階をさらに含むことができる。
【0041】
前記ゴミ保存サーバーに前記ゴミ袋の前記識別コードを含む配達完了情報の保存は、前記ゴミ仮貯蔵所または貯蔵ボックスに備えられたリーダーに前記ゴミ袋の前記識別コードを認識させるかまたは前記職員端末機に保存された前記配達着手情報を前記ゴミ保存サーバーに伝送することによって行われ得る。
【0042】
前記配達完了情報は前記ゴミ仮貯蔵所または貯蔵ボックスに備えられたリーダーが前記ゴミ袋の前記識別コードを認識した時刻または前記職員端末機から前記配達着手情報を伝送してもらった時刻を配達完了時刻として含むことができる。
【0043】
前記ゴミ袋を前記住民に販売する販売所に設置される販売所端末機は、前記住民に販売する前記ゴミ袋に対する注文を前記機関サーバーに伝送する段階、前記機関サーバーは前記識別コードが印刷された前記ゴミ袋が前記販売所に販売されると販売情報を保存する段階をさらに含むことができる。
【0044】
前記ゴミ仮貯蔵所に貯蔵された前記ゴミ袋のうちリサイクル品は前記配達職員によって分別収集され、リサイクルゴミ袋に非リサイクルゴミが含まれたり、一般ゴミ袋に有害物質が含まれる場合、前記ゴミ袋に印刷された前記識別コードが前記機関サーバーに伝送されて排出住民に所定の責任を取らせることができる。
【発明の効果】
【0045】
本発明の実施例によると、住民の収集要請があると、収集会社の職員が各家庭を訪問して識別コードが印刷されたゴミ袋に含まれたゴミをゴミ仮貯蔵所に収集して処理し、収集会社はゴミ袋の価格に含まれた収集サービス費用を回収することができるため、ゴミを効率的に収集して処理することができるであろう。
【0046】
また、本発明の実施例によると、ゴミ処理と関連したサービスの質が改善され、住居環境が清潔になるため衛生的であり、悪臭の発生が防止され、住民の便宜性が増大し、ゴミを分別収集しない住民を摘発して指導することができ、ゴミ袋の販売、流通および収集などの処理情報に関する正確な統計を得ることができるため自動化された管理が可能であろう。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【
図1】本発明の実施例に係る家庭訪問ゴミ処理システムを示す図面。
【
図3】
図1のゴミ処理サービス装置の細部構造を例示したブロックダイアグラム。
【
図4】本発明の実施例に係る家庭訪問ゴミ処理過程を示す図面。
【
図5】
図1のゴミ処理サービス装置の駆動過程を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0048】
以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に説明する。
【0049】
図1は本発明の実施例に係る家庭訪問ゴミ処理システムを示す図面であり、
図2は
図1のシステムを図式化して示した図面である。
【0050】
図1に図示された通り、本発明の実施例に係る家庭訪問ゴミ処理システム90は、使用者端末装置100、収集者端末装置110、通信網120、ゴミ処理サービス装置130、仮貯蔵所装置140および監督機関装置150の一部又は全部を含み、ゴミ袋を販売する販売所装置などをさらに含むことができる。
【0051】
ここで、「一部又は全部を含む」とは、仮貯蔵所装置140や監督機関装置150が省略されて家庭訪問ゴミ処理システム90が構成されたり、ゴミ処理サービス装置130のような構成要素の一部又は全部が通信網120を構成するネットワーク装置(例:無線交換装置など)に統合されて構成され得ることなどを意味するものであって、発明の十分な理解を助けるために全部含むものとして説明する。
【0052】
また、本発明の実施例に係るゴミ処理サービス装置130、仮貯蔵所装置140および監督機関装置150等はサーバー(server)として説明され得、販売所装置は販売所端末機、収集者端末装置110は収集者端末機などと命名され得、使用者端末装置100は住民端末機などと命名され得る。その他にも多様な構成要素が同一装置を指し示すが多様な名称に変更されて命名され得るので、本発明の実施例ではそのような名称に特に限定しはしない。
【0053】
使用者端末装置100は、各家庭の使用者すなわち住民が所持したPC(例:デスクトップPC、ラップトップPC、タブレットPCなど)、スマートフォンなどの有線または無線通信が可能な機器を含み、国内のS社のギャラ*シーギアのようなウェアラブル装置をさらに含むことができる。販売所からゴミ袋を購入した住民、すなわち使用者は、ゴミをゴミ袋に入れて使っていてゴミ袋がいっぱいになるとこれを密封し、使用者端末装置100を通じて有線または無線でゴミ処理サービス装置130に接続してゴミ袋に含まれたゴミに対する収集要請をすることができる。もちろん、収集要請時には画面に表示されるサービス画面を通じて収集要請をすることができ、音声録音等を通じてサービス要請をしてもよい。音声の場合には自然語処理技術が非常に発達しているので、質疑による使用者の応答内容を分析することによって収集要請がいくらでも可能であろう。ここで、ゴミ袋Gは一般ゴミ、生ゴミ、リサイクルゴミ、有害物質ゴミなどの種類に区分され得、あらかじめ指定された容量の規格ゴミ袋として設けられる。リサイクルゴミ袋だけでなく、有害物質ゴミ袋も政府が住民たちに無料で配給し、袋の表面にはQRコード(登録商標)が印刷されており、どの家で生産されたゴミであるかがすぐ分かる 。政府は無料で配給した後、コンピュータに注所と袋の個数を記録するため、住民たちはむやみに浪費することができなくなる。
【0054】
このような収集要請時に、住民は使用者端末装置100を利用して訪問情報を入力したり通知することができ、訪問情報は収集されるゴミの類型に対する情報、住民の名前、住民の注所、住民の電話番号、収集要請時間などから選択された一部又は全部を含むことができる。ここで、訪問情報は本発明の実施例に係る収集情報または訪問要請情報と命名されてもよい。
【0055】
収集者端末装置110は、使用者すなわち住民のゴミ収集要請により該当家庭に訪問する職員が所持する多様な装置を含むことができる。例えば、収集者端末装置110はゴミ袋に印刷されているバーコード、QRコード(登録商標)などを認識するためのスキャナを具備することができ、もちろん、このようなコードイメージは収集者であるゴミ収集会社の職員が所持するスマートフォンや専用端末を含むことができる。例えば、収集会社の職員は自身のスマートフォンでアプリケーション(以下、アプリ)を実行してコード認識を通じて認識結果をゴミサービス処理装置130等に伝送することができる。この過程で収集時間と関連した時間情報が共に伝送され得る。
【0056】
収集職員は収集者端末装置110として、例えば識別コードリーダーを利用してゴミ袋に印刷された識別コードを認識し、収集情報を入力し、識別コードを含んだ収集情報を収集会社サーバーのようなゴミ処理サービス装置130に伝送して政府や地方自治体に報告され得るようにする。この時、収集情報は住民の名前、住民の注所、住民の電話番号、収集会社の名称、収集職員の名前、収集時間の全部または一部を含む。もちろん、そのような情報は職員が所持する自身のスマートフォンを使用できるが、識別コードリーダーが自主的にこのような情報を入力するようにディスプレイ部を含むことができる。
【0057】
通信網120は有無線通信網をすべて含む。例えば通信網120として有無線インターネット網が利用されたり連動され得る。ここで有線網はケーブル網や公衆電話網(PSTN)のようなインターネット網を含むものであり、無線通信網はCDMA、WCDMA(登録商標)、GSM、EPC(Evolved Packet Core)、LTE(Long Term Evolution)、ワイヤレスブロードバンド(Wibro)網などを含む意味である。もちろん、本発明の実施例に係る通信網120はこれに限定されるものではなく、例えばクラウドコンピューティング環境下のクラウドコンピューティング網、5G網などに使われ得る。例えば、通信網120が有線通信網である場合、通信網120内のアクセスポイントは電話局の交換局などに接続できるが、無線通信網である場合には通信事業者で運用するSGSNまたはGGSN(Gateway GPRS Support Node)に接続してデータを処理したり、BTS(Base Station Transmission)、NodeB、e-NodeBなどの多様な中継機に接続してデータを処理することができる。
【0058】
通信網120はアクセスポイントを含むことができる。ここでのアクセスポイントは、建物内に多く設置されるフェムト(femto)またはピコ(pico)基地局のような小型基地局を含む。フェムトまたはピコ基地局は小型基地局の分類上、使用者端末装置100や収集者端末装置110等を最大何台まで接続できるかにより区分される。もちろん、アクセスポイントは使用者端末装置100や収集者端末装置110等とジグビー(Zig-bee)およびワイファイ(Wi-Fi)等の近距離通信を遂行するための近距離通信モジュールを含むことができる。アクセスポイントは無線通信のためにTCP/IPあるいはRTSP(Real-Time Streaming Protocol)を利用することができる。ここで、近距離通信はワイファイ以外にブルートゥース(登録商標)、ジグビー、赤外線、UHF(Ultra High Frequency)およびVHF(Very High Frequency)のようなRF(Radio Frequency)および超広帯域通信(UWB)等の多様な規格で遂行され得る。これに伴い、アクセスポイントはデータパケットの位置を抽出し、抽出された位置に対する最上の通信経路を指定して、指定された通信経路に沿ってデータパケットを次の装置、例えばゴミ処理サービス装置130等に伝達することができる。アクセスポイントは一般的なネットワーク環境で多様な回線を共有することができ、例えばルータ(router)、リピーター(repeater)および中継機などが含まれる。
【0059】
ゴミ処理サービス装置130はゴミを収集する収集会社の会社サーバーを含むことができる。ゴミ処理サービス装置130は使用者端末装置100からゴミ収集要請がある時、収集会社の職員を送って各家庭を訪問してゴミが入っているゴミ袋Gを収集し、これをゴミ仮貯蔵所に移動する収集会社に設置されて運用され得る。収集会社はチャジャン麺、ピザ、チキンなどを消費者に配達するように、各家庭を訪問して各家庭から排出されるゴミが入っているゴミ袋Gを収集してゴミ仮貯蔵所に収集するサービスを提供し、収集会社は政府や地方自治体で複数個の会社を許可して善意の競争を繰り広げることができるようにすることができる。もちろん、各家庭は政府で決めた一つの会社のサービスだけを受けるようにしたシステムであることが好ましい。しかし、本発明の実施例ではいずれか一つの方式に特に限定しはしない。ゴミ処理サービス装置130はオンライン上のサービスだけを専門に提供する運営業者であり得、ゴミ収集のための収集会社の会社装置(例:PCやスマートフォン、サーバーなど)と連動することができる。例えば、本発明の実施例に係るゴミ処理サービス装置130は、多数の収集会社の収集会社装置に連動する場合、ゴミ収集要請をした住民の管轄地域(あるいは区域)に該当する収集会社を選別して収集可能の有無を打診し、その応答結果により特定の収集会社を指定して収集が行われるようにすることができるため、本発明の実施例ではいずれか一つの形態に特に限定しはしない。
【0060】
ゴミ処理サービス装置130は使用者端末装置100からゴミが入っているゴミ袋に対する収集要請を受信すると、収集職員に訪問情報を伝送したり訪問指示をし、収集職員は収集用バイクやゴミ運搬車両97を利用して訪問情報にある家庭を訪問して住民が密封しておいたゴミが入っているゴミ袋Gを収集してゴミ仮貯蔵所に移動する。ここで、ゴミ運搬車両97は宅配の車両と類似する大きさの車両であり得る。また、ゴミ仮貯蔵所はゴミを焼却場や埋立地などに運ぶ前に、各家庭でゴミが正しく排出されたかを確認してゴミを分別するための場所と言える。この過程でゴミ処理サービス装置130は職員によって撮影された撮影イメージやカメラによって撮影された撮影映像をゴミ排出状態情報(あるいはデータ)として獲得することができる。収集職員の家庭訪問時にゴミが入っているゴミ袋は密閉容器に入れて収集され、収集職員の車両は冷凍装置が設置されてゴミ袋が冷凍された状態でゴミ仮貯蔵所まで運搬され得る。運搬時間はそれほど長くないため電気料はそれほど多くは消耗されない。
【0061】
ゴミ処理サービス装置130は収集情報が受信されるとこれをDB130aに保存し、収集サービス費用の計算ができ、計算された収集サービス料を収集情報とともに監督機関装置150に提供することができる。例えば、ゴミ処理サービス装置130は、ゴミ袋のバーコード認識時に提供される収集業者の識別情報(例:スキャナの装置情報、収集業者の職員の所属情報など)に基づいて各業者のゴミ処理量が分かり、これに基づいて費用を精算することができる。この過程でゴミの類型を判断して費用を精算することができるであろう。もちろん、費用の精算と関連しては会社と政府間の協議により自由に行われ得るものであるので、本発明の実施例ではいずれか一つの形態に特に限定しはしない。
【0062】
何よりも本発明の実施例に係るゴミ処理サービス装置130は、人工知能(AI)に基づいてゴミ排出状態を分析してもよい。例えば、仮貯蔵所装置140からゴミの分別と関連した撮影映像が提供されるとこれに対する映像を分析し、この過程でコードイメージを自動で認識することができる。例えば、撮影映像には多数の職員が互いに異なるゴミ袋に対する分別作業を遂行することができる。したがって、受信される撮影映像で職員別ゴミ袋を認識し、これを通じてゴミ排出状態を分析することができる。また、一般ゴミ袋を2種類に製作して、一つは燃える一般ゴミ袋、そして他の一つは燃えない一般ゴミ袋にすると人件費が非常に節約され得る。各家庭であらかじめ燃えるゴミと燃えないゴミで分別するためである。
【0063】
また、CCTVのようなカメラはコンベヤーに設置されてこれを移動するゴミ袋を撮影することができる。もちろん、仮貯蔵所にはCCTVとともに一般ゴミとリサイクルゴミ、生ゴミ、また、有害物質ゴミを判別するための赤外線感知器などがさらに設置されてもよい。したがって、ゴミ処理サービス装置130は仮貯蔵所装置140で提供される撮影映像や感知センサまたは感知カメラのセンシングデータに基づいて、特定のゴミ袋に異種のゴミが含まれるかを感知することができる。例えば、危険物質を感知する判別機のようにゴミがコンベヤーを通過する時、該当映像を確保して人工知能のディープラーニング等を通じて不良ゴミ排出ゴミ袋を優先的に判別し、これに基づいて特定のゴミ袋に対してのみゴミを分別して写真撮影等を通じて証拠資料を確保し、該当家庭の使用者に責任を取らせることができるであろう。
【0064】
仮貯蔵所装置140はゴミの仮貯蔵所に設置される多様な装置を含む。仮貯蔵所装置140は代表的にCCTVを含むことができる。コンベヤーベルトを利用して仮貯蔵所の大型ボックスにゴミを満たし、また、この過程をCCTVでモニターしていて大型ボックスにゴミがいっぱいになると、大型トラック(あるいはその運転者の端末)に信号を送って埋立地や焼却場に運搬させることができるであろう。仮貯蔵所装置140は住民居住地域ごとに建築されて各家庭から収集されたゴミ袋が仮貯蔵されるゴミ仮貯蔵所に設置されて運用されるものであって、住民が収集を要請したゴミ袋は該当住民の住居地が属した行政区域に設置されたゴミ仮貯蔵所に収集され、収集職員は収集車両をゴミ仮貯蔵所の地下の階に移動させて貯蔵ボックスSに層別に下に行きながら順次入れる。例えば地下2階はリサイクルが臭いが相対的にひどくないためリサイクル、地下3階は一般ゴミ、地下4階は生ゴミを処理する作業が行われ得る。
【0065】
この時、収集職員によって収集されたゴミ袋の識別コードBを含んだ収集情報は、ゴミ保存サーバーのような仮貯蔵所装置140のデータベースDに保存される。すなわち、収集職員がゴミ袋を貯蔵ボックスSに入れる前にゴミ仮貯蔵所乃至貯蔵ボックスに備えられたリーダーにゴミ袋の識別コードBを認識させたり、収集職員の識別コードリーダーを通じて識別コードBを含んだ収集情報をゴミ保存サーバーに伝送して保存される。
【0066】
ゴミ仮貯蔵所は複数個の地上の階と地下の階を含んだビルディングで構成され得、地上の階はゴミを管理する事務室と住民が共同で利用できる住民施設を含んで住民に特典を与え、地下の階はゴミが入っているゴミ袋が種類別に区分されて貯蔵ボックスSに入れられて仮貯蔵され、例えば地下2階にはリサイクルゴミを仮貯蔵し、地下3階には一般ゴミを仮貯蔵し、地下4階には生ゴミを仮貯蔵することができる。貯蔵ボックスSは冷凍装置によってゴミ袋が冷凍された状態で保管され得るため悪臭が防止され得、仮にしばらく貯蔵した後に焼却場などのゴミ処理場に運搬されるため冷凍のための電気料がそれほど消耗しない。地下室の地熱効果によって電気エネルギーがそれほど消費されない。また、ゴミ仮貯蔵所に貯蔵されるゴミのうちリサイクル品は収集職員によって分別収集されて利益金は収集会社に回収され得る。
【0067】
また、リサイクルゴミ袋に一般ゴミや生ゴミなどの非リサイクルゴミが含まれたり、ゴミ袋に有害物質が含まれた場合、ゴミ保存サーバー、さらに正確には、仮貯蔵所装置140はゴミ袋に印刷された識別コードを含んだ収集情報を監督機関装置150に伝送し、監督機関装置150はこれを受信して違反した排出住民に郵便や使用者端末装置100に警告や過怠金などを通知して所定の責任を取らせることができる。例えば、地下に保管される貯蔵ボックスS周辺にCCTVカメラCが設置されて貯蔵ボックスをリアルタイムにモニタリングし、CCTVカメラCの撮影情報はゴミ保存サーバーにリアルタイムに保存される。仮貯蔵所装置140としてゴミ保存サーバーは、CCTVカメラCの撮影情報を分析してゴミ袋がいっぱいとなった貯蔵ボックスSに対しては密封して運搬車両を通じて焼却場、埋立地などのゴミ処理場まで運んで最終処理されるように動作する。
【0068】
監督機関装置150は政府や地方自治体などの公共機関に設置されて運用されたり、公共機関が委託した委託業者に設置されて運用されるものであって、ゴミ袋Gに印刷される識別コードBを生成および管理し、この時、識別コードはバーコード、QRコード(登録商標)などからなる。監督機関装置150はゴミ袋を販売する販売所から注文要請が伝送されると識別コードBが印刷されたゴミ袋Gを販売所に販売し、販売所名、識別コード、販売価格、販売量などの販売情報はデータベースDに保存され、ゴミ袋の販売価格には収集会社の収集職員がゴミ仮貯蔵所までゴミが入っているゴミ袋を移動する収集サービス料が含まれている。すなわち、従来のゴミ袋の販売価格に収集サービス料がさらに追加され得る。
【0069】
このような収集サービス料は、収集が完了した後に監督機関装置150が精算して、例えば収集会社サーバーを通じて収集会社に支給する。すなわち、監督機関装置150は収集会社サーバーから伝送された収集情報を確認した後、金額を精算して収集サービス料を収集会社サーバーに支給する。町内の住民たちが不潔なゴミサービス会社が自分たちの町内に入ってくるのを反対するため、政府が特典を与えると公告すると、多くの町が申し込み、透明な投票方法で政府は特典を与える町を選択する方法が民主的かつ合理的であろう。
【0070】
このようなシステム構築のために、まず政府や地方自治体はゴミが入っているゴミ袋を収集する収集会社の設立と営業を法的に認・許可しなければならず、政府はお金がないので収集会社が住民居住地域ごとにゴミ仮貯蔵所建物を設置する。例えば、洞や面などの各行程区域ごとにゴミ仮貯蔵所を設置し、各行程区域に居住する住民のゴミは収集会社を通じて該当住民の住居地が属した行政区域に設置されたゴミ仮貯蔵所に収集するようにする。
【0071】
この他に、販売所装置99は政府や地方自治体からゴミ袋Gを購入して販売するように、指定された販売所に設置されるコンピュータや移動端末機を含む。販売所装置99は必要に応じて監督機関装置150に住民に販売するゴミ袋に対する注文要請を有線または無線で伝送し、収集会社の収集サービス料が含まれた販売価格を支払ってゴミ袋Gの購買が行われる。この時、販売所の注文要請はゴミ袋の種類、容量および数量などを共に含む。
【0072】
図3は、
図1のゴミ処理サービス装置の細部構造を例示したブロックダイアグラムである。
図3に図示された通り、本発明の実施例に係るゴミ処理サービス装置130は通信インターフェース部300、制御部310、ゴミ処理実行部320および保存部330の一部又は全部を含む。
【0073】
通信インターフェース部300は
図1の通信網120を経由して使用者端末装置100、収集者端末装置110、仮貯蔵所装置140および監督機関装置150とそれぞれ通信を遂行する。通信を遂行する過程で通信インターフェース部300は変/復調、マクシング/デマクシング、エンコーディング/デコーディング、解像度を変換するスケーリングなどの動作を遂行することができ、これは当業者に自明であるためこれ以上の説明は省略する。
【0074】
通信インターフェース部300は使用者端末装置100のサービス要請により、例えばオンライン上でのサービス画面を提供することができる。また、通信インターフェース部300はサービス画面を通じて、ゴミ収集を要請する使用者の名前、注所情報、ゴミの類型などの収集情報を受信して制御部310に伝達することができる。
【0075】
また、通信インターフェース部300は使用者からゴミ収集要請が受信される場合、制御部310の制御下で収集業者の収集者端末装置110に収集情報の一部又は全部を提供してゴミ収集を指示することができる。本発明の実施例では訪問収集を遂行するため、使用者が収集要請時に提供する訪問要請時間などの情報を参照して該当時間に各家庭に訪問してゴミ収集が行われ得る。例えば、ピザやチキン配達のようにすぐにゴミを配達する方法が好ましく、カ*オタクシーのように住民が配達要請後すぐに地図マップで配達車両が来る状態を確認する方法が好ましい。交通状態が悪くて時間が多くかかる可能性もあるため、このような点を考慮してサービスが運営されることが好ましい。
【0076】
その他にも、通信インターフェース部300は、収集業者の職員が収集要請がある各家庭に訪問してゴミ袋に印刷されているバーコード、QRコード(登録商標)などのコードイメージをスキャナや自身のスマートフォン等を通じてスキャンして提供するコード情報を受信して制御部310で伝達してもよい。コード情報にはゴミ袋の一連番号、管轄地域などに対する情報が含まれ得、通信インターフェース部300はコード情報とともに収集職員情報、ゴミを収集する時間情報(あるいは第1時間情報)等をさらに受信することができる。
【0077】
また、通信インターフェース部300は、収集業者の職員によってゴミが仮貯蔵されて分別が行われる仮貯蔵所装置140と通信を遂行して、CCTVのようなカメラによって撮影される撮影映像やゴミ分別が行われる時間情報(あるいは第2時間情報)、また、ゴミ分別時のゴミ排出違反の有無と関連した情報が提供され得る。このような排出違反と関連しては、ゴミ袋のコード情報に基づいて該当ゴミ袋で違反の有無が発見される時に分別収集職員が写真撮影をしたり、CCTVによって撮影される撮影映像に含まれて提供され得る。
【0078】
それだけでなく、通信インターフェース部300は制御部310の制御下で各家庭から排出されるゴミ袋のゴミ排出現況などと関連したデータを監督機関装置150に提供することができ、収集業者のゴミ処理量を日別、時間別、ゴミの類型別などを区分して分析される分析データを監督機関装置150に提供することができ、これに基づいて収集業者の用役費用が精算され得る。
【0079】
その他にも通信インターフェース部300は、ゴミ収集が行われる各家庭の使用者が所持する使用者端末装置100に伝送される短文メッセージ等を通じて、サービス満足度と関連した返事を受信して制御部310に伝達できるであろう。もちろん、住民たちにサービス満足度を尋ねるアンケート調査は当然政府の主導下で遂行することが好ましい。
【0080】
制御部310は
図3の通信インターフェース部300、ゴミ処理実行部320および保存部330の全般的な制御動作を担当する。代表的に、制御部310は使用者端末装置100からゴミ収集サービス要請がある場合、ゴミ処理実行部320を制御してサービス画面が提供されるようにする。また、制御部310は通信インターフェース部300からゴミ収集要請時に提供したサービス画面を通じて提供される収集情報、例えば居住地情報、使用者の名前情報、ゴミの類型情報などを受信する場合、このような情報を保存部330に仮貯蔵した後に呼び出してゴミ処理実行部320に提供することができる。
【0081】
その他にも制御部310はゴミ処理実行部320と連係して多様な動作を遂行することができ、各家庭で収集されるゴミ袋のコード情報に基づいて排出違反の有無を分析し、分析データを
図1の監督機関装置150に提供するように通信インターフェース部300を制御することができる。例えば、違反の有無を判断するために、仮貯蔵所装置140を通じて提供される分別収集職員の写真撮影イメージを受信することができるが、撮影映像が受信される場合には撮影映像の分析を通じて違反の有無が分析され得る。例えば、収集されたゴミ袋が分別台に置かれる時、撮影映像のイメージを通じてコードイメージを自動で認識することができる。そして、該当コードイメージに基づいて、ゴミ袋が分別される時の撮影映像でゴミ排出違反の有無が発見されるかを判断する。詳しい内容は後述することにする。
【0082】
また、制御部310はゴミ収集が行われる各家庭の使用者に対する収集業者の評価のためのサービス満足度などを調査するための動作を遂行できる。例えば、監督機関装置150からサービス満足度調査を要請したり、ゴミ収集が完了した時点、またはその日の夕方にメッセージを使用者端末装置100に伝送し、これに対する応答結果をゴミ処理実行部320に提供して分析結果を受信して監督機関装置150に再び提供することができる。
【0083】
ゴミ処理実行部320は本発明の実施例に係るサービスを提供するためのサービス画面の生成動作を遂行できる。このために、ゴミ処理実行部320はグラフィック(GUI)処理器を含むことができ、ゴミを排出した各家庭の使用者に対する使用者情報やゴミ袋のコード情報に基づいてゴミ排出違反の有無と関連したデータを分類して保存部330や
図1のDB130aに保存させることができ、撮影映像の分析が必要な場合にはこの分析動作を遂行できる。例えば、特定のゴミ袋のコード情報を認識した後、これと関連してゴミ分別と関連した撮影映像が提供される場合、該当撮影映像において一般ゴミ袋からリサイクルゴミが検出される時、これに対する撮影映像のイメージを単位フレームビデオの形態でキャプチャーするか、単位フレーム映像で該当部位のみを自動キャプチャーした後、違反の有無に対する証拠資料として保存することができる。もちろん、このような証拠資料はゴミ排出違反がある各家庭の使用者端末装置100に提供することができる。
【0084】
ゴミ処理実行部320は多様な形態でゴミ排出違反の事例を判断することができ、前記の場合には事前に一般ゴミやリサイクルゴミなどに対する多様なイメージを確保してこれに基づいて判断がなされるようにしたり、この過程で人工知能(AI)のディープラーニング客体分類器などを利用して、学習を通じて正確な判別がなされるようにしてもよい。人工知能が違反状態を感知してからすぐにコンピュータ(あるいはメモリ)に記録され、該当家庭は警告を受けることになり、警告の記録が多くなると罰金を支払うようにする。例えば、一般ゴミの種類は多様であり得るため、リサイクルゴミと関連したイメージをテンプレートの形態で保存し、これを通じて一般ゴミからリサイクルゴミが発見されるかを判断してもよい。例えば、コンベヤー上で赤外線撮影などで撮影された撮影映像からリサイクルゴミが感知されると、これをテンプレート基盤の客体検出器や分類器を通じてリサイクルゴミであるかどうかを判断して、ゴミ分別を担当する職員に確認を要請することができる。担当職員に確認を要請する方式は多様であり得るため、本発明の実施例ではいずれか一つの方式に特に限定しはしない。例えば、簡単なものとしては、コンベヤー上で優先的に分類されたゴミ袋を確認することが可能であり得る。もちろん、本発明の実施例では撮影映像の分析ではなく、ゴミを分別する職員が違反の事例を直接カメラやスマートフォンのカメラなどを撮影して提供する形態で行われ得る。このような動作はシステム設計者の意図によりいくらでも変更され得るものであるため、本発明の実施例ではいずれか一つの形態に特に限定しはしない。
【0085】
例えば、ゴミを分別する現場で担当職員が自身のスマートフォン等を通じて本発明の実施例に係るサービスを提供するためのアプリを実行した後にゴミ袋のコードイメージを認識する場合、該当ゴミ袋の使用者が誰であるかをDB130aに保存されているデータの検索を通じてすぐに分かる。これは職員が家庭に訪問してゴミ収集時にスキャナなどによってスキャンされたコード情報等を通じて分かるはずである。したがって、仮貯蔵所のゴミ分別現場でこのような認識動作後にカメラを動作させて該当部分を撮影し、例えばどのような違反事項に該当するかを職員が直接選択したり情報を入力した後に伝送すれば、該当写真イメージは通信インターフェース部300に受信されてゴミ処理実行部320に伝達される。そうすると、ゴミ処理実行部320はゴミ袋のコード情報に基づいて該当写真イメージをマッチングさせてDB130aに体系的に分類して保存させることができる。
【0086】
それだけでなく、ゴミ処理実行部320は監督機関装置150に提供するための分析データを生成することができる。換言すれば、ゴミ処理実行部320はDB130aに貯蔵されている各家庭の使用者別ゴミ排出現状を分析して、地方自治体の洞単位や区単位の地域別、時間や日別などにデータを分析して監督機関装置150に提供することができる。この過程でゴミ収集業者のゴミ収集現況を時間情報などを利用して分析することもでき、サービス満足度などを確認して収集業者のサービス品質もモニタリングすることができる。
【0087】
その他にもゴミ処理実行部320はゴミ収集と関連して管轄区域別に一つの収集業者を指定してゴミ収集が行われるようにするが、例えば複数の収集業者が同一管轄区域で業務を遂行する場合には、業者登録情報に基づいてゴミ収集が行われるようにすることができる。例えば、生ゴミ業者とリサイクルゴミの収集業者は別途に存在し得る。もちろん、監督機関ではこのようなゴミ業者を選定する時、すべての類型のゴミ収集が行われる業者を選定できるが、そうではない場合も確かに存在し得る。したがって、ゴミ処理実行部320はこのような業者のゴミ収集可能類型を判断した後、使用者のゴミ収集情報に基づいてこれを検索して同一管轄区域で複数の収集業者を同時に指定して収集を要請してもよい。例えば、一ケ所の家庭で一般ゴミとリサイクルゴミに対する収集要請が同時にある場合、ゴミ処理実行部320は同一サービス画面を通じて互いに異なる類型のゴミ収集要請を受信するが、これに基づいて互いに異なる収集業者を指定して該当家庭でゴミ収集が行われるように指示することができる。もちろん、使用者は各類型のゴミに対してそれぞれ収集要請をすることもできるので、本発明の実施例ではいずれか一つの形態に特に限定しはしない。もちろん、本発明の実施例に係るシステムは、各家庭が政府で指定する一つのゴミ配達サービス会社のサービスだけを受けることができるようにサービスが行われることが好ましい。
【0088】
保存部330は制御部310の制御下で処理される多様な情報やデータを仮貯蔵した後に出力する。ここで、情報やデータの概念を区分するのは実質的に意味がなく、実際に、このような用語は現場で互いに混用されて使われているため、本発明の実施例ではそのような用語の使用や概念に特に限定しはしない。ただし、データパケット構造から見る時、ヘッダー(部)とペイロード(部)に含まれる情報とデータは互いに区分され得る。例えば、保存部330は制御部310の制御下でゴミ分別場面を撮影した撮影映像を受信して保存することができ、保存された撮影映像は制御部310の制御下で出力されてゴミ処理実行部320に提供され得る。
【0089】
前記した内容の他にも
図3の通信インターフェース部300、制御部310、ゴミ処理実行部320および保存部330は多様な動作を遂行することができ、その他の詳しい内容は前記にて十分に説明したため省略することにする。
【0090】
一方、本発明の他の実施例として、
図3の制御部310はCPUとメモリを含み、CPUとメモリはワンチップ化して構成され得る。制御部310は制御回路、演算部(ALU)、命令語解析部、レジストリなどを含むことができ、メモリはラム(RAM)を含むことができる。制御回路は制御動作を、演算部は2進ビット情報の演算処理を、そして命令語解析部は入力された2進ビット情報がいかなる動作の遂行に関連されるかを解析することができる。ここで、解析はルックアップテーブル(LUT)上の左側と右側にデータをマッチングさせた後、制御回路が左側のデータに基づいて右側のデータを探して動作を遂行するものであり得る。レジストリはソフトウェア的なデータの保存に関与する。前記の構成によりCPUはゴミ処理サービス装置130の初期駆動時にゴミ処理実行部320のプログラムをコピーしてメモリにローディングした後、これを実行させてデータ処理速度を迅速に増加させることができる。
【0091】
図4は、本発明の実施例に係る家庭訪問ゴミ処理過程を示す図面である。
【0092】
図4に図示された通り、使用者端末装置100はゴミ処理サービス装置130から提供するサービスに接続してゴミ収集を要請する(S400)。もちろん、この過程でゴミ収集時に必要な住所情報やゴミの類型情報、収集可能時間情報などの収集情報を提供することができる。もちろん、使用者の使用者名のような使用者情報も提供することができる。
【0093】
ゴミ処理サービス装置130は使用者端末装置100からゴミ収集要請がある場合、収集業者の収集者端末装置110に収集情報を提供しながらゴミ収集を指示することができる(S410)。収集を指示する時、ゴミ処理サービス装置130は使用者が要請した収集時間に差し迫ってから(例:収集30分前)指示を提供することができるが、収集情報が受信される時、または例えば収集30分前に収集者端末装置110にすぐに収集情報を提供して収集可能の可否を打診することができる。例えば、管轄区域に複数の業者が指定されている場合、使用者が要請した該当時間に収集可能な業者の職員から応答がある時、これに基づいてゴミ収集業者および職員を確定することができる。そして、ゴミ処理サービス装置130は収集に差し迫って通知をすることもできるであろう。本発明の実施例では使用者が要請した収集時間に各家庭を訪問して対面によって収集するものであるため、多様な形態で収集要請および収集が行われ得る。例えば、使用者は会社で収集要請をしたが家に到着するのが遅延される可能性があると判断されると、ゴミ処理サービス装置130に接続して収集時間情報を訂正することによって、これを収集業者や職員に伝達されるようにすることができる。
【0094】
ゴミ収集のために家庭に訪問した職員は収集者端末装置110を通じてゴミ袋の識別コードを認識させる(S420)。コードを認識させる過程で収集職員の名前を記録してもよい。ただし、前記収集要請時にすでに職員が指定された状態であるので、コードの認識するとすぐに収集時間情報などの収集情報がゴミ処理サービス装置130に伝送され得る(S430)。
【0095】
また、ゴミ処理サービス装置130は仮貯蔵所装置140から収集されたゴミの分別などと関連した収集情報、さらに正確にはゴミ排出状態情報を処理することができる(S440)。例えば、収集業者の仮貯蔵所にゴミが移動されると、この場所でゴミ分別が行われ得る。例えば、一般ゴミに乾電池などのリサイクルゴミが入っていたりする時、これに関連する情報やデータ(例:撮影写真)が排出状態情報としてゴミ処理サービス装置130に提供され得る。手動作業よりはコンベヤーなどに設置される赤外線カメラなどの撮影等を通じて、異種のゴミが発見される場合にこれを分類し、分類されたゴミ袋で最終的に確認が行われるのが効率的であり得る。これは前記にて十分に説明したため説明を省略する。
【0096】
また、ゴミ処理サービス装置130はゴミ収集業者の収集費用を計算することができる(S450)。例えば、どの業者でどの程度の収集量を処理したかに対する情報は、ゴミ袋に印刷されているコード情報を通じて確認することができる。したがって、該当コード情報に基づいて一般ゴミ、リサイクルゴミ、生ゴミなどによりサービス単価を計算して、業者や月別、あるいは週別の収集費用を計算することができる。
【0097】
それだけでなくゴミ処理サービス装置130は監督機関装置150にサービス料の精算を要請してこれを処理する(S460、S470)。
【0098】
その他にも、ゴミ処理サービス装置130や監督機関装置150は、ゴミ収集が行われる各家庭の使用者端末装置100にゴミ収集業者に対するサービス満足度を調査することができる(S480)。監督機関はサービス満足度に基づいて該当業者にサービス品質を高めるように促したり、業者選定時にこれを参酌することができるであろう。
【0099】
また、仮貯蔵所装置140は、さらに正確にはゴミ分別が完了した収集業者では埋立地や焼却場のようなゴミ処理場にゴミ貯蔵ボックスの運搬を指示することができる(S490)。もちろん、このような過程で仮貯蔵所装置140は運搬車両の運転者に指示を遂行することができ、ゴミ処理関連情報を保存および管理することができる。関連情報をゴミ処理サービス装置130に提供することもできるであろう。サービス会社の地下で分別だけを専門にする職員は、一般ゴミを分別する時に焼却場ゴミ(例:燃えるゴミ)と埋立地ゴミ(例:燃えないゴミ)を分別する。
【0100】
【0101】
例えば家庭主婦がスーパーマーケットで配達費用が含まれたゴミ袋を購入する。
【0102】
このゴミ袋の表面にはQRコード(登録商標)などが印刷されている。例えば、30リットル(l)入りの一般ゴミ袋であって、例えば現在の価格が700ウォンであるが、配達サービス費用が含まれて1000ウォンに販売されると仮定する。参考として、リサイクルゴミ袋は無料であり、リサイクルゴミ袋の中に一般ゴミを入れると関係機関などから責任を追及され得る。また、病院の注射器、乾電池のような有害物質ゴミ袋も別途に製作して特別管理している。
【0103】
家庭主婦はまずゴミを分別した後、一般ゴミ30リットル入りのゴミ袋に一般ゴミだけをいっぱいにしてから上の部分を縛る。ゴミサービス会社に電話や文字メッセージ、またはアプリを通じてサービスに接続し、サービス画面でサービスを要求する。例えば今ソウルの特定の町では金曜日の朝に縛っておいたゴミを金曜日にすぐに捨てることができず、土曜日も捨てることができず、日曜日の夕方遅くまで待った後に建物の前のゴミを集めておく場所に捨てなければならないため、非常に不便である。こちらにはリサイクルゴミ、一般ゴミ、生ゴミが捨てられているのが現状である。
【0104】
したがって、本発明の実施例では家庭から注文を受けるとすぐにサービス会社の収集専門職員がバイクや車両に乗って家庭を訪問してゴミを収集する。
【0105】
収集専門職員はゴミを受けるとすぐにその家の前でリーダーまたはスキャナでゴミ袋の表面の、例えばQRコード(登録商標)を撮った後、人工衛星(GPS)等の通信網を通じて政府や会社に情報をそれぞれ送信する。この時、情報の中にはゴミ袋番号、収集専門職員の名前、ゴミを受けた時間、ゴミを受けた家の住所などが含まれ得る。
【0106】
収集専門職員はゴミを収集業者である会社に持ち込む。この時、ゴミ運搬車両にはゴミを冷凍処理する装置があるため悪臭を多く減らすことができる。迅速に処理されるため、家庭から埋立地までのゴミが消費する電気エネルギーは大きくない。
【0107】
収集業者の会社の地下にはゴミ仮貯蔵所が存在する。例えば会社は高層の建物であり、地上には会社の事務室と住民のための娯楽施設が存在し得る。
【0108】
政府は各洞事務所単位でいくつのゴミサービス会社を許可する。したがってゴミ排出が多い所はより多くのサービス会社が必要である。
【0109】
収集専門職員は会社に到着するとすぐに、政府と会社にゴミ袋が会社に到着した時間を知らせる情報を送信する。例えば、仮貯蔵所に備えられる仮貯蔵所装置140にコードイメージを認識させて自動で情報伝送が行われ得る。
【0110】
リサイクルゴミは地下2階で、一般ゴミは地下3階、生ゴミは地下4階で処理され得る。
【0111】
会社の地下のゴミ仮貯蔵所でゴミの分別をのみ専門とする職員がゴミをもう一度分別するので分別が正確になる。もちろん、これは職員による手動作業を例示したものである。この時、分別をでたらめにした家庭は後ほど関係機関から責任の追及が行われ得る。もちろん、この過程で職員が直接写真を撮影するなどして確保した写真などの証拠資料が収集されて関係機関に提供され得る。
【0112】
完全に分解されたゴミ袋の情報が最後に政府と会社に送信される。この情報の中には分別結果が記録される。ここで、分別結果は前の排出状態情報となり得る。
【0113】
会社の地下にある大型ゴミボックスにゴミがいっぱいになるとすぐに大型トラックが埋立地や焼却場に運搬する。この時、トラックに載せられたゴミの重さ、ゴミを捨てた埋立地、焼却場などに対する情報が政府と会社で送信される。したがって、政府は各洞事務所の一週間の間のゴミ生産量が分かり、このような統計資料によって埋立地や焼却場の設計が正確になり得る。また、電算システムによって政府が供給すべきゴミ袋の個数が正確に計算される。
【0114】
新しいゴミ処理方法によって得られる特典は多様である。ゴミの処理過程がすべて電算化されるため、政府と会社間に費用の計算が簡単かつ正確に解決される。薄利多売によって安価でゴミ収集サービスを受けることができ、周辺からゴミを見かけることもできないため、新しいゴミ処理方法を住民たちは大歓迎するであろう。新しいゴミ処理方法によって、「コロナ」のような伝染病も少なくなり得るであろう。感染経路がそれだけ減るためである。
【0115】
つまり、政府と会社のコンピュータの中にゴミ袋の番号が保存され、また、この番号の中には収集申請時間、ゴミ収集員が家庭を訪問した時間、ゴミ収集員がゴミ袋を会社に持ち込んだ時間、ゴミ袋が分解された時間と分解時に問題が発生するとその問題までも記録される。
【0116】
ゴミを収集した直後、政府は該当家庭に文字メッセージを送ってサービス満足度を調査してモニタリングすることができる。一般ゴミ袋、リサイクルゴミ袋、生ゴミ袋、有害物質ゴミ袋の表面に該当ゴミを記録して住民たちの過ちを予防する。例えば一般ゴミ袋の表面に卵殻と豚骨などを記録する。
【0117】
さらに、洞事務所単位または区役所単位で住民投票を施行してゴミ収集サービスの有無を住民たちが選択できるであろう。
【0118】
本発明の実施例に係る別のシナリオを詳察する。
【0119】
まず、区役所単位で投票して賛成、反対を決定する。したがって、30リットル入りの一般ゴミ袋が、反対する区では700ウォンとなり、賛成する区では1000ウォンとなる。つまり、配達費用が300ウォンであるわけである。例えば、キョチョンチキンの配達費用は2000ウォンであるが、ゴミ配達費用は薄利多売の効果によって価格がダウンして300ウォン以下と予想される。誰もがゴミを生産するためである。
【0120】
政府(例:環境部)ではコールセンターを設置して、住民たちがゴミ分別方法を問い合わせることができるようにする。外国人にはその国の言語で説明する。ゴミ袋の表面に政府のコールセンターの電話番号を記録して、一般ゴミなのかリサイクルゴミなのか、それとも生ゴミなのかの判断が難しい時、住民たちが問い合わせできるように助ける。例えば、卵殻と豚骨は生ゴミではなく一般ゴミである。
【0121】
ゴミ配達サービス会社の地下の仮貯蔵所には、リサイクルゴミを種類別に収集する大型ボックスが多数準備されている。したがって、ガラス製品のみを収集する大型ボックス、プラスチック製品のみを収集する大型ボックス、古鉄製品のみを収集する大型ボックス、厚い紙のみを収集する大型ボックス、紙箱のみを収集する大型ボックスなどが準備されており、大型ボックスがいっぱいになるとすぐに大型トラックがリサイクル工場に運搬する。分別をのみ専門とする職員がもう一度分別するので、分別が正確となって略100%リサイクルすることができる。政府を中心に数百個のゴミ配達サービス会社が助けるので、また、すべての処理過程が電算化されるので、ゴミ問題が簡単かつ迅速、正確に解決される。
【0122】
最後に、各家庭は政府が定める一つの会社のサービスのみを受けることができるが、住民たちのサービスアンケート調査の評価が悪くなると、その会社は政府から不利益を被る。今はゴミサービス会社が住民たちに途轍もない言いかかりをつけて癇癪を起こしているのが実情である。古鉄とガラス容器を捨てる筒がなく、主にプラスチック収集ボックスだけが多い。古鉄とガラスは隣のビルに捨てるようにとしているが、隣のビルの担当者は自分たちのビルにはゴミ持ち込み禁止とする場合が時々発生し得る。一つの会社のゴミ処理量には限界があるため、政府はゴミ生産量の多い洞はゴミ生産量の少ない洞よりも多くの会社を許可しなければならない。例えばソウルの場合、ボンチョン洞は3個、シンリム洞は5個が許可され得るであろう。
【0123】
図5は、
図1のゴミ処理サービス装置の駆動過程を示すフローチャートである。
【0124】
説明の便宜上
図5を
図1と共に参照すると、本発明の実施例に係るゴミ処理サービス装置130は、使用者端末装置100からゴミ収集サービスの要請によるゴミ収集情報を受信する(S500)。ここで、ゴミ収集情報は各家庭で排出しようとするゴミの類型、例えば一般ゴミなのか、リサイクルゴミなのか、それとも生ゴミなのかに対する情報だけでなく、収集要請時間、住所情報などを含むことができるであろう。もちろん、ここで収集要請時間は会社にあまりにも大きな負担となり得るため、サービスから省略されてもよい。
【0125】
また、ゴミ処理サービス装置130はゴミ収集情報が受信されると、受信した収集情報に基づいて各家庭を訪問して対面方式で収集するゴミ排出状態情報に基づいて各家庭のゴミ排出違反の有無を判断し、判断結果をゴミ監督機関の外部装置に伝送し、ゴミ袋に印刷されるコード情報に基づいて外部装置とゴミ処理費用を精算する(S510)。ここで、外部装置は監督機関の職員が使うコンピュータ、サーバーなどの監督機関装置150を含むことができる。
【0126】
前記の内容の他にも、本発明の実施例に係るゴミ処理サービス装置130は多様な動作を遂行することができ、その他の詳しい内容は前記にて十分に説明したため省略することにする。
【0127】
一方、本発明の実施例は各洞ごとに、例えばシンリム洞、ボンチョン洞の場合、一週間の間のゴミ生産量が計算されると、政府にとっては焼却場と埋立地の設計に貴重な資料となり、これをゴミ処理サービス装置130で分析して政府にデータを提供することができ、同時に各洞に供給すべきゴミサービス会社の個数が正確に計算される。
【0128】
一般ゴミをコンベヤーを利用して大型ボックスにゴミを満たす時、ゴミのホコリによってCCTVのレンズにホコリが付着してよく見えないため、CCTVレンズの前にウォータージェットを設置し、モニター室でゴミの大型ボックスをモニター(リング)する時に周期的にスイッチを押してレンズをきれいにした後に大型ボックスをモニタリングすることができる。ここで、ウォータージェットは空気の代わりに水を吸い込んで圧力を高めてから再び後に吹き出す方式である。水を吸い込む孔はCCTVの下側に配置され得る。例えば、本発明の実施例に係るゴミ処理サービス装置130はウォータージェットと通信を遂行することができ、例えばCCTVなどのカメラのような撮影装置から撮影映像を受信する時にイメージが混濁して分析されるなど、撮影映像が正常でない状態の時、これを判断してウォータージェットを作動させて撮影装置のレンズを洗浄させることができる。もちろん、このような過程で、洗浄の程度を判断して基準値を満足する時にウォータージェットの動作を中断させることができる。
【0129】
一方、本発明の実施例を構成するすべての構成要素が一つに結合したり、結合して動作するものとして説明されたが、本発明は必ずしもこのような実施例に限定されるものではない。すなわち、本発明の目的とする範囲内であれば、そのすべての構成要素が一つ以上に選択的に結合して動作してもよい。また、そのすべての構成要素がそれぞれ一つの独立的なハードウェアで具現され得るが、各構成要素のその一部又は全部が選択的に組み合わせられて、一つまたは複数個のハードウェアで組合わせられた一部又は全部の機能を遂行するプログラムモジュールを有するコンピュータプログラムとして具現されてもよい。そのコンピュータプログラムを構成するコードおよびコードセグメントは本発明の技術分野の当業者によって容易に推論され得るであろう。このようなコンピュータプログラムはコンピュータ読み取り可能非一過的保存媒体(non-transitory computer readable media)に保存されて、コンピュータによって読み込まれて実行されることによって、本発明の実施例を具現することができる。
【0130】
ここで、非一過的読み取り可能記録媒体とは、レジスタ、キャッシュ(cache)、メモリなどのように、短い瞬間の間データを保存する媒体ではなく、半永久的にデータを保存し、機器によって読み込み(reading)可能な媒体を意味する。具体的には、前述したプログラムはCD、DVD、ハードディスク、ブルーレイディスク、USB、メモリカード、ROMなどのような非一過的読み取り可能記録媒体に保存されて提供され得る。
【0131】
以上、本発明の好ましい実施例について図示して説明したが、本発明は前述した特定の実施例に限定されず、特許請求の範囲で請求する本発明の要旨を逸脱することなく当該発明が属する技術分野で通常の知識を有する者によって多様な変形実施が可能であることは言うまでもなく、このような変形実施は本発明の技術的思想や展望から個別的に理解されてはならない。