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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-04
(45)【発行日】2022-04-12
(54)【発明の名称】車両用灯具
(51)【国際特許分類】
   B60Q 1/14 20060101AFI20220405BHJP
   B60Q 1/04 20060101ALI20220405BHJP
【FI】
B60Q1/14 Z
B60Q1/04 E
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2018104463
(22)【出願日】2018-05-31
(65)【公開番号】P2019209706
(43)【公開日】2019-12-12
【審査請求日】2021-04-12
(73)【特許権者】
【識別番号】000000136
【氏名又は名称】市光工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100145908
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 信雄
(74)【代理人】
【識別番号】100136711
【弁理士】
【氏名又は名称】益頭 正一
(72)【発明者】
【氏名】岡本 智博
【審査官】山崎 晶
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-58731(JP,A)
【文献】特開2013-23153(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60Q 1/14
B60Q 1/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両で取得される情報に基づき、可変配光データを可変出力する可変配光出力部と、
前記可変配光出力部により可変出力される前記可変配光データと異なり、予め設定された固定配光データを固定出力する固定配光出力部と、
前記可変配光出力部により可変出力される前記可変配光データ及び前記固定配光出力部により固定出力される前記固定配光データの何れか一方を選択する制御部と、
前記制御部の選択結果に応じて、照射光から構成される配光パターンを前記車両の前方に照射する照射部と、
を備える、
車両用灯具。
【請求項2】
前記可変配光データが正常であるか否かを診断する診断部、
をさらに備え、
前記制御部は、
前記診断部により前記可変配光データが正常でないと診断された場合、前記固定配光データを選択する、
請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記固定配光データは、ロービームに相当する配光データである、
請求項1又は2に記載の車両用灯具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用灯具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、照射範囲のうち、自車両の周辺の車両及び歩行者のように眩惑を与えるべきでない対象物の存在領域のみ遮蔽する配光可変型前照灯が既に実用化されている。このような配光可変型前照灯は、配光パターンを縦横各方向に分割し、眩惑を与えるべきでない対象物の存在領域を常に算出して遮蔽する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2017-134918号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載のような従来技術は、分割数の増加並びに遮蔽範囲の精度向上を目指すにつれ、複雑且つ高速な制御演算が求められている。よって、誤作動が生じれば想定外の配光パターンにて車両前方を照射することで眩惑を与えるべきでない対象物に眩惑を与えることになり、又は車両の温度及び振動環境等のような使用環境によっては複雑な演算素子の部品交換の必要性が頻繁に生じることで運転者に煩わしさが生じる。したがって、特許文献1に記載のような従来技術では、誤作動が生じても救済動作が行われず、且つ使用環境によっては運転者に煩わしさが生じる状況である。
【0005】
本開示はこのような状況に鑑みてなされたものであり、誤作動が生じても救済動作が行われ、且つ使用環境にかかわらず運転者に生じる煩わしさを回避することができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面である車両用灯具は、車両で取得される情報に基づき、可変配光データを可変出力する可変配光出力部と、前記可変配光出力部により可変出力される前記可変配光データと異なり、予め設定された固定配光データを固定出力する固定配光出力部と、前記可変配光出力部により可変出力される前記可変配光データ及び前記固定配光出力部により固定出力される前記固定配光データの何れか一方を選択する制御部と、前記制御部の選択結果に応じて、照射光から構成される配光パターンを前記車両の前方に照射する照射部と、を備える。
【0007】
また、本開示の一側面である車両用灯具においては、前記可変配光データが正常であるか否かを診断する診断部、をさらに備え、前記制御部は、前記診断部により前記可変配光データが正常でないと診断された場合、前記固定配光データを選択する、ことが好ましい。
【0008】
また、本開示の一側面である車両用灯具においては、前記固定配光データは、ロービームに相当する配光データである、ことが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一側面によれば、誤作動が生じても救済動作が行われ、且つ使用環境にかかわらず運転者に生じる煩わしさを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本開示を適用した実施形態1に係る車両用灯具の機能構成例を示す図である。
図2】本開示を適用した実施形態1に係る配光パターンを構成する小区間mの一例を示す図である。
図3】本開示を適用した実施形態1に係る配光パターンの一例を示す図である。
図4】本開示を適用した実施形態1に係る選択処理を説明する論理回路である。
図5】本開示を適用した実施形態1に係る選択処理を説明するフローチャートである。
図6】本開示を適用した実施形態2に係る車両用灯具の機能構成例を示す図である。
図7】本開示を適用した実施形態2に係る選択処理を説明する論理回路である。
図8】本開示を適用した実施形態2に係る診断処理及び選択処理を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本開示を適用した車両用灯具の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではない。
【0012】
実施形態1.
図1は、本開示を適用した実施形態1に係る車両用灯具の機能構成例を示す図である。図2は、本開示を適用した実施形態1に係る配光パターンを構成する小区間mの一例を示す図である。車両用灯具は、例えば前照灯(ヘッドランプ)であって、ヘッドランプユニットが車両の前部の左右両端部に搭載されている。車両用灯具は、可変配光出力部1、固定配光出力部2、制御部3及び照射部5を備え、ADB(Adaptive Driving Beam)機能を有している。照射部5は、光源5a及び光学部材5bを備えている。光源5aは、LED(Light Emitting Diode)又はレーザーダイオードから構成される。光学部材5bは、反射鏡及びレンズ等から構成され、光源5aから出射される出射光の方向を変えることにより、ハイビーム又はロービームのような配光パターンを形成する。配光パターンは縦横各複数に分割された小区間mから構成されている。照射部5は、光学部材5bのレンズ面に取り付けられた突起によって決まる照準面をH-Vに照準し、その照準面に照射光を照射して形成した配光パターンの一部である小区間mの点灯及び非点灯の制御又は点灯時の光量の調整を行うことにより、一般的な前照灯の配光パターン又は複数の小区間mの一部のみの減光若しくは消灯した配光パターンを形成することができる。
【0013】
可変配光出力部1は、車両で取得される情報に基づき、可変配光データを可変出力する。車両で取得される情報は、例えば、車速又は操舵角等の車両走行状況、灯火スイッチ類の操作状態、撮像装置又は測距装置から提供される周辺状況等であって、不図示のECU(Engine Control Unit)又は各種センサーから取得可能である。可変配光出力部1は、車両で取得される情報に基づき、最適な可変配光パターンとなるように演算する。可変配光出力部1は、演算結果を各種出力形態で出力する。出力形態は、例えば、分割された各配光の座標及びデューティー値を並べたデータテーブルからなる可変配光データである。なお、出力形態は、可変配光パターンを構成させる画像データからなる可変配光データであってもよい。
【0014】
固定配光出力部2は、可変配光データと異なり、予め設定された固定配光データを固定出力する。予め設定された固定配光データは、出荷段階で予め設定されたものである。固定配光データは、例えば、ロービームに相当する配光データである。固定配光出力部2の出力形態は、可変配光出力部1の出力形態と同形態であって、互換性を有する。
【0015】
制御部3は、可変配光出力部1により可変出力される可変配光データ及び固定配光出力部2により固定出力される固定配光データの何れか一方を選択する。制御部3は、選択結果に応じて、照射部5を制御する。照射部5は、制御部3の選択結果に応じて、照射光から構成される配光パターンを車両の前方に照射する。照射部5は、光源5a及び光学部材5bを備えている。光源5aがハイビーム用とロービーム用とに独立して設けられ、ハイビーム用及びロービーム用のそれぞれの光源5aが照射面に照射する照射光から構成される配光パターンを形成する構造である場合、制御部3は、それぞれの光源5aの点灯、減光、又は消灯を制御することにより配光パターンに含まれる小区間mのそれぞれを制御する。光源5aがハイビーム用とロービーム用とに共通のものであって、光源5aから出力される出射光を集合ミラーで反射させる構造である場合、集合ミラーを構成する複数のミラー素子のそれぞれの反射角度を制御することにより配光パターンに含まれる小区間mのそれぞれを制御する。つまり、照射部5は、配光パターンに含まれる小区間mの点灯比率を調整することによりロービーム及びハイビームの何れかに切り替える。また、照射部5は、配光パターンに含まれる小区間mの点灯比率を調整することにより他の車両等への眩惑を抑制するために小区間mの一部を遮光又は減光する。これにより、車両用灯具は、ADB機能を実現する。
【0016】
図3は、本開示を適用した実施形態1に係る配光パターンの一例を示す図である。図3(A)は、可変配光出力部1から可変出力される可変配光データによる配光パターンの一例である。図3(A)の一例は、遮光すべき対象物が検出されていない状態に相当する。例えば、可変配光出力部1は、車両の走行環境から最適とされる可変配光データを随時演算している。車両の走行中、ADB機能が作動状態であれば、図3(A)に示すように、ロービーム及びハイビームの双方を点灯させる配光パターンが基本となる。図3(B)は、可変配光出力部1から可変出力される可変配光データによる配光パターンの他の一例である。図3(B)の一例は、遮光すべき対象物が検出されている状態に相当する。例えば、可変配光出力部1は、上記と同様に可変配光データを随時演算し、車両の走行中、ADB機能が作動状態であるときに、撮像装置又は測距装置により検知される他の車両等のように眩惑を与えるべきでない対象物の存在領域及びその対象物の存在領域の近傍に相当する対向車検出領域Sのみを遮光させる配光パターンが出力される。図3(C)は、固定配光出力部2から固定出力される固定配光データによる配光パターンの一例である。図3(C)の一例は、最低限の走行に必要な配光規格であるロービームを点灯させる配光パターンである。
【0017】
ところで、制御部3が可変配光データ及び固定配光データの何れか一方を選択する選択処理は、ハードウェア及びソフトウェアの何れでも実現可能である。ハードウェアによる選択処理の一例を図4を用いて説明し、ソフトウェアによる選択処理の一例を図5を用いて説明する。なお、ソフトウェアによる選択処理である場合、不図示のECU又はCPUにより実行される。
【0018】
図4は、本開示を適用した実施形態1に係る選択処理を説明する論理回路である。AND回路3aは、可変配光データと、制御信号とが入力され、制御信号が可変配光データオンに相当するものである場合、AND回路3aは1を出力する。AND回路3bは、固定配光データと、制御信号とが入力され、制御信号が固定配光データオンに相当するものである場合、AND回路3bは1を出力する。OR回路3cは、AND回路3a又はAND回路3bから出力があった場合、1を出力する。これにより、可変配光データ及び固定配光データの何れか一方が選択される。なお、制御信号が可変配光データオン及び固定配光データオンの何れであるかは、車両の走行環境に基づき、不図示のECU等により事前に設定されていることを想定する。
【0019】
(選択処理)
図5は、本開示を適用した実施形態1に係る選択処理を説明するフローチャートである。ステップS11において、制御部3は、配光フラグを読み込む。なお、配光フラグは、車両の走行環境に基づき、不図示のECU等により事前に設定されていることを想定する。ステップS12において、制御部3は、配光フラグが1であるか否かを判定する。制御部3は、配光フラグが1であると判定する場合(ステップS12;Y)、ステップS13の処理に移行する。ステップS13において、制御部3は、可変配光データを選択し、選択処理を終了する。制御部3は、配光フラグが1でないと判定する場合(ステップS12;N)、ステップS14の処理に移行する。ステップS14において、制御部3は、固定配光データを選択し、選択処理を終了する。
【0020】
以上の説明から、本実施形態においては、可変配光データ及び固定配光データの何れか一方が選択され、選択結果に応じて、照射光から構成される配光パターンが車両の前方に照射される。よって、複雑且つ高速な制御演算が要求される可変配光データだけでなく固定配光データも配光パターンを形成するためのデータとして選択可能である。また、固定配光データは、出荷段階で予め設定されたものであって、演算処理がないため、演算の不具合による誤作動が生じることもなく、演算素子もないため、演算素子の部品交換の必要性が生じることもない。したがって、誤作動が生じても救済動作が行われ、且つ使用環境にかかわらず運転者に生じる煩わしさを回避することができる。
【0021】
また、本実施形態においては、固定配光データが、ロービームに相当する配光データである。ロービームは最低限の走行に必要な配光規格であるため、単純な構成で配光パターンを照射することができる。したがって、照射部5は、固定配光データであれば、低コストで経済的に配光パターンの照射を実現することができる。
【0022】
実施形態2.
実施形態2において、実施形態1と同様な構成及び機能についてはその説明を省略する。実施形態2は、実施形態1に新たな機能が追加されたものである。図6は、本開示を適用した実施形態2に係る車両用灯具の機能構成例を示す図である。図6に示すように、可変配光出力部1から取得するデータに基づき、制御部3に正常及び異常の何れか一方の診断結果を出力する診断部7が設けられている。つまり、診断部7は、可変配光データが正常であるか否かを診断するものである。診断部7は、例えば、可変配光データにエラーが含まれるか否かを診断する。エラーは、例えば、消灯することがない部分が消灯するように可変配光データが構成されている場合が該当する。消灯することがない部分とは、具体的には、ロービーム領域の車両正面付近である。また、エラーは、可変配光データが、壊れている又は異常値を含むというようなデータそのものの正当性が疑われる場合も該当する。データそのものの正当性が疑われるのは、可変配光出力部1が正常な演算を行えない、又はその可能性がある状態にある場合と想定できる。よって、制御部3は、診断部7により可変配光データが正常でないと診断された場合、固定配光データを選択する。これにより、可変配光データの選択可能性が排除される。なお、エラーは、可変配光データ以外でも判定可能である。例えば、可変配光出力部1からそもそも可変配光データを取得できない場合、その旨が可変配光出力部1により取得できるのでそのような場合にはエラーであると判定できる。
【0023】
ところで、制御部3が診断部7の診断結果に従い固定配光データを選択する選択処理は、ハードウェア及びソフトウェアの何れでも実現可能である。ハードウェアによる選択処理の一例を図7を用いて説明し、ソフトウェアによる選択処理の一例を図8を用いて説明する。なお、ソフトウェアによる選択処理である場合、実施形態1と同様に、不図示のECU又はCPUにより実行される。また、図8においては選択処理の他に診断処理についても説明する。
【0024】
図7は、本開示を適用した実施形態2に係る選択処理を説明する論理回路である。可変配光データオンの制御信号は、AND回路3dの出力で決まる。AND回路3dは、診断部7による診断信号と、常時1となる入力信号とが入力される。診断信号は、正常の場合には1が設定され、異常の場合には0が設定される。よって、診断信号が正常であれば、AND回路3dは1を出力する。一方、固定配光データオンの制御信号は、AND回路3eの出力で決まる。AND回路3eは、AND回路3dの出力をNOT回路3fにより否定した信号と、常時1となる入力信号とが入力される。よって、診断信号が異常であれば、AND回路3eは1を出力する。これにより、可変配光データが異常である場合には固定配光データが選択される。
【0025】
図8は、本開示を適用した実施形態2に係る診断処理及び選択処理を説明するフローチャートである。ステップS31~ステップS34の処理は、診断部7の診断処理である。ステップS51~ステップS57の処理は、制御部3の選択処理である。なお、ステップS54~ステップS57の処理は、ステップS11~ステップS14の処理と同様であるため、その説明については省略する。
【0026】
(診断処理)
ステップS31において、診断部7は、可変配光出力部1からデータが入力されたか否かを判定する。可変配光出力部1から入力されるデータは、例えば、可変配光データである。診断部7は、可変配光出力部1からデータが入力されたと判定する場合(ステップS31;Y)、ステップS32の処理に移行する。診断部7は、可変配光出力部1からデータが入力されないと判定する場合(ステップS31;N)、ステップS33の処理に移行する。ステップS32において、診断部7は、データにエラーが含まれているか否かを判定する。診断部7は、データにエラーが含まれていると判定する場合(ステップS32;Y)、ステップS33の処理に移行する。ステップS33において、診断部7は、診断結果を異常と設定し、診断処理を終了する。診断部7は、データにエラーが含まれていないと判定する場合(ステップS32;N)、ステップS34の処理に移行する。ステップS34において、診断部7は、診断結果を正常と設定し、診断処理を終了する。
【0027】
(選択処理)
ステップS51において、制御部3は、診断結果が正常であるか否かを判定する。制御部3は、診断結果が正常であると判定する場合(ステップS51;Y)、ステップS52の処理に移行する。ステップS52において、制御部3は、配光フラグを1に設定し、ステップS54の処理に移行する。制御部3は、診断結果が正常でないと判定する場合(ステップS51;N)、ステップS53の処理に移行する。ステップS53において、制御部3は、配光フラグを0に設定し、ステップS54の処理に移行する。
【0028】
以上の説明から、本実施形態においては、可変配光データが正常であるか否かが診断される。可変配光データが正常でないと診断された場合、固定配光データが選択される。よって、正常でない可変配光データの使用を確実に排除すると共に、可変配光データが使用できないときには固定配光データを使用させることができる。したがって、可変配光データが使用できないときの救済動作として、固定配光データによる配光パターンを形成することができる。
【0029】
以上、本開示を適用した車両用灯具を実施形態に基づいて説明したが、本開示はこれに限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
【0030】
例えば、光源5aがLED又はレーザーダイオードから構成される一例について説明したが、特にこれに限定されるものではない。例えば、光ファイバを多数束ねることにより構成される複数の発光面からなるものであってもよい。
【符号の説明】
【0031】
1 可変配光出力部、2 固定配光出力部
3 制御部
3a,3b,3d,3e AND回路、3c OR回路、3f NOT回路
5 照射部、5a 光源、5b 光学部材、7 診断部
S 対向車検出領域、m 小区間
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8