特許7052997IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

安定化剤、飲料およびその製造方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

上述したような耐熱性に優れた乳清蛋白質を使用すれば、乳清蛋白質の割合を高めた中性の液体経口栄養剤を調製することができる。しかしながら、これらは乳清蛋白質を熱により凝集させ、細かく砕いたものであるので、水には溶解せずに分散するのみであり、沈殿が生じるという問題点がある。そのため、従来技術では、乳清蛋白質の沈殿を抑制し、かつ乳清蛋白質の割合を高めた中性の液体経口栄養剤を提供することは困難であった。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者は鋭意検討を重ねた結果、セルロースを有効成分とするとともに、キサンタンガムの含有量を特定量以下に抑制した安定化剤を用いることにより、課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の安定化剤は、セルロースを有効成分とし、かつ、キサンタンガムの含有量が5%(w/w)以下であることにより、乳清蛋白質の沈殿を抑制し、かつ従来と比較して乳清蛋白質の割合を向上させた飲料を調製可能であり、加熱により不溶化した乳清蛋白質の飲料中の分散を安定化させることができる。また、当該飲料は、あっさりと飲みやすく、該飲料を摂取した場合、血漿中のアミノ酸濃度および筋肉中の蛋白質合成を維持することができる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 図1は、蛋白質とアミノ酸のみで構成され、且つ、栄養剤中の乳清蛋白質量の異なる3種類の栄養剤を投与し、筋肉中(脛骨筋)の蛋白質合成速度(FSR)を調べた結果を示す図である。MP(カゼイン:乳清=9:1)、WH(カゼイン:乳清=0:10)、MP+WH(カゼイン:乳清=6:4)で構成され、各栄養剤をラット(8週齢)に15ml/kg体重で経口投与し、1時間、2時間、4時間後に解剖し、右後肢の脛骨筋を採取し、筋肉中の蛋白質合成速度(FSR)を求めた結果である。投与後1時間ですべての栄養剤においてFSRの有意な上昇が認められた。2時間後にはMP+WH群のみFSRが有意に高値、4時間後にはMP群のみ有意に高値であった。コントロール群と各群の比較はDunnett’ testにより、**はp<0.01、*はp<0.05で有意差があることを示す。各時間毎の群間比較はTukey’s testによりa、b間でp<0.05で有意差があることを示す。

代表図 図1本件の代表的な図

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