(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-04
(45)【発行日】2022-04-12
(54)【発明の名称】セル設定方法、端末及びネットワークノード
(51)【国際特許分類】
H04W 48/16 20090101AFI20220405BHJP
H04W 48/08 20090101ALI20220405BHJP
H04W 36/08 20090101ALI20220405BHJP
【FI】
H04W48/16
H04W48/08
H04W36/08
(21)【出願番号】P 2020549769
(86)(22)【出願日】2019-03-08
(86)【国際出願番号】 CN2019077415
(87)【国際公開番号】W WO2019174525
(87)【国際公開日】2019-09-19
【審査請求日】2020-09-16
(31)【優先権主張番号】201810217502.8
(32)【優先日】2018-03-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100159329
【氏名又は名称】三縄 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100204386
【氏名又は名称】松村 啓
(72)【発明者】
【氏名】▲呉▼ ▲ユ▼民
【審査官】松野 吉宏
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2015/0215900(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末
で実行されるセル設定方法であって、
ネットワークから送信された
、設定メッセージを受信することと、
前記端末
がトリガー条件情報を満たす場合、
前記トリガー条件情報に対応するセル設定情報を用いてセル設定を行うことと、を含
み、
前記設定メッセージは、トリガー条件リストを含み、
前記トリガー条件リストの各項目は、いずれも、前記トリガー条件情報と、そのトリガー条件情報に対応する前記セル設定情報とを含み、
前記トリガー条件リストの各項目の前記セル設定情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定される、
セル設定方法。
【請求項2】
前記トリガー条件リストは、
第1条件項目、第2条件項目、及び第3条件項目の少なくとも1つを含み、
前記第1条件項目は、1つのトリガー条件情報及びその1つのトリガー条件情報に対応する1つのセル設定情報を含み、
前記第2条件項目は、1つのトリガー条件情報及びその1つのトリガー条件情報に対応する複数のセル設定情報を含み、又は、
前記第3条件項目は、1つのセル設定情報及びその1つのセル設定情報に対応する1つ以上のトリガー条件情報を含む、請求項
1に記載のセル設定方法。
【請求項3】
前記設定メッセージは
、
前記トリガー条件リストの各項目の
前記トリガー条件情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと
、
前記トリガー条件リストの各項目における、トリガー条件情報及びそのトリガー条件情報に対応するセル設定情報を含む内容は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、の少なくとも1つの設定を
さらに有する、請求項
1に記載のセル設定方法。
【請求項4】
ソースノード又はターゲットノード
で実行されるセル設定方法であって、
セル設定情報とトリガー条件情報とを取得することと、
設定メッセージを端末に送信することとを含
み、
前記設定メッセージは、トリガー条件リストを含み、
前記トリガー条件リストの各項目は、いずれも、前記トリガー条件情報と、そのトリガー条件情報に対応する前記セル設定情報とを含み、
前記トリガー条件リストの各項目の前記セル設定情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定される、
セル設定方法。
【請求項5】
前記トリガー条件リストは、
第1条件項目、第2条件項目、及び第3条件項目の少なくとも1つを含み、
前記第1条件項目は、1つのトリガー条件情報及びその1つのトリガー条件情報に対応する1つのセル設定情報を含み、
前記第2条件項目は、1つのトリガー条件情報及びその1つのトリガー条件情報に対応する複数のセル設定情報を含み、又は、
前記第3条件項目は、1つのセル設定情報及びその1つのセル設定情報に対応する1つ以上のトリガー条件情報を含む、請求項
4に記載のセル設定方法。
【請求項6】
前記設定メッセージは
、
前記トリガー条件リストの各項目の
前記トリガー条件情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと
、
前記トリガー条件リストの各項目における、トリガー条件情報及びそのトリガー条件情報に対応するセル設定情報を含む内容は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、の少なくとも1つの設定を
さらに有する、請求項
4に記載のセル設定方法。
【請求項7】
端末であって、
ネットワークから送信され
た設定メッセージを受信することに用いられる受信モジュールと、
前記端末
がトリガー条件情報を満たす場合、
前記トリガー条件情報に対応するセル設定情報を用いてセル設定を行うことに用いられると設定モジュールと、を含
み、
前記設定メッセージは、トリガー条件リストを含み、
前記トリガー条件リストの各項目は、いずれも、前記トリガー条件情報と、そのトリガー条件情報に対応する前記セル設定情報とを含み、
前記トリガー条件リストの各項目の前記セル設定情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定される、端末。
【請求項8】
前記トリガー条件リストは、
第1条件項目、第2条件項目、及び第3条件項目の少なくとも1つを含み、
前記第1条件項目は、1つのトリガー条件情報及びその1つのトリガー条件情報に対応する1つのセル設定情報を含み、
前記第2条件項目は、1つのトリガー条件情報及びその1つのトリガー条件情報に対応する複数のセル設定情報を含み、又は、
前記第3条件項目は、1つのセル設定情報及びその1つのセル設定情報に対応する1つ以上のトリガー条件情報を含む、請求項7に記載の端末。
【請求項9】
前記設定メッセージは、
前記トリガー条件リストの各項目の前記トリガー条件情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記トリガー条件リストの各項目における、トリガー条件情報及びそのトリガー条件情報に対応するセル設定情報を含む内容は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、の少なくとも1つの設定をさらに有する、請求項7に記載の端末。
【請求項10】
ソースノード又はターゲットノードであるネットワークノードであって、
セル設定情報とトリガー条件情報とを取得することに用いられる取得モジュールと、
設定メッセージを端末に送信することに用いられる送信モジュールとを含
み、
前記設定メッセージは、トリガー条件リストを含み、
前記トリガー条件リストの各項目は、いずれも、前記トリガー条件情報と、そのトリガー条件情報に対応する前記セル設定情報とを含み、
前記トリガー条件リストの各項目の前記セル設定情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定される、ネットワークノード。
【請求項11】
前記トリガー条件リストは、
第1条件項目、第2条件項目、及び第3条件項目の少なくとも1つを含み、
前記第1条件項目は、1つのトリガー条件情報及びその1つのトリガー条件情報に対応する1つのセル設定情報を含み、
前記第2条件項目は、1つのトリガー条件情報及びその1つのトリガー条件情報に対応する複数のセル設定情報を含み、又は、
前記第3条件項目は、1つのセル設定情報及びその1つのセル設定情報に対応する1つ以上のトリガー条件情報を含む、請求項10に記載のネットワークノード。
【請求項12】
前記設定メッセージは、
前記トリガー条件リストの各項目の前記トリガー条件情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記トリガー条件リストの各項目における、トリガー条件情報及びそのトリガー条件情報に対応するセル設定情報を含む内容は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、の少なくとも1つの設定をさらに有する、請求項10に記載のネットワークノード。
【請求項13】
プロセッサによって実行されると、請求項1~
3のいずれか1項に記載のセル設定方法、又は請求項
4~
6のいずれか1項に記載のセル設定方法を実現するコンピュータプログラムを記憶しているコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2018年3月16日に中国に出願された中国特許出願番号201810217502.8の優先権を主張し、その内容全体が援用により本明細書に組み込まれる。
本発明は、通信技術分野に関し、特に、セル設定方法、端末及びネットワークノードに関する。
【背景技術】
【0002】
5G(5th generation)通信システムでは、DC(Dual Connectivity)アーキテクチャが新たに導入され、DCアーキテクチャは、ネットワーク側のMN(Master Node)に対応するMCG(Master Cell Group)とネットワーク側のSN(Secondary Node)に対応するSCG(Secondary Cell Group)との2つのセルグループを含んでもよい。さらに、MCGは、1つのPCell(Primary Cell)と、1つ以上のSCell(Secondary Cell)とを含んでもよく、SCGは、1つのPSCell(Primary Secondary Cell)と、1つ以上のSCellとを含んでもよい。しかしながら、現在の通信システムでは、端末は、あるセルから他のセルへのハンドオーバーを行うことしかできず、セルの追加、削除、変更などの柔軟な端末のセルの設定を行うことができない。このように、端末のセルを柔軟に設定することは、現在、解決が急務となっている技術的課題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示の実施例は、端末のセルを柔軟に設定するという問題を解決するためのセル設定方法、端末、及びネットワークノードを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記技術問題を解決するために、本開示は、端末に適用されるセル設定方法を実現し、
ネットワークから送信された、セル設定情報及びトリガー条件情報を含む設定メッセージを受信することと、
前記端末が前記トリガー条件情報を満たす場合、前記セル設定情報を用いてセル設定を行うことと、を含む。
【0005】
第1方面において、本開示の実施例は、端末に適用されるセル設定方法を提供し、ネットワークから送信された、セル設定情報及びトリガー条件情報を含む設定メッセージを受信することと、
前記端末が前記トリガー条件情報を満たす場合、前記セル設定情報を用いてセル設定を行うことと、を含む。
【0006】
第2方面において、本開示の実施例は、ソースノード又はターゲットノードに適用されるセル設定方法を提供し、セル設定情報とトリガー条件情報とを取得することと、前記セル設定情報及び前記トリガー条件情報を含む設定メッセージを端末に送信することとを含む。
【0007】
第3方面において、本開示の実施例は、ネットワークから送信された、セル設定情報及びトリガー条件情報を含む設定メッセージを受信することに用いられる受信モジュールと、前記端末が前記トリガー条件情報を満たす場合、前記セル設定情報を用いてセル設定を行うことに用いられると設定モジュールとを含み、ターゲットノードからソースノードを介して送信された前記設定メッセージを受信する端末を提供する。
【0008】
第4方面において、本開示の実施例は、ソースノード又はターゲットノードであって、セル設定情報とトリガー条件情報とを取得することに用いられる取得モジュールと、前記セル設定情報及び前記トリガー条件情報を含む設定メッセージを端末に送信することに用いられる送信モジュールとを含むネットワークノードを提供する。
【0009】
第5方面において、本開示の実施例は、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムとを含む端末を提供し、前記コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されると、本開示の実施例によって提供される端末側のセル設定方法を実現する。
【0010】
第6方面において、本開示の実施例は、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムとを含む、ソースノード又はターゲットノードであるネットワークノードを提供し、前記コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されると、本開示の実施例によって提供されるネットワークノード側のセル設定方法を実現する。
【0011】
第7方面において、本開示の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、本開示の実施例によって提供される端末側のセル設定方法のステップ、又は、本開示の実施例によって提供されるネットワークノード側のセル設定方法のステップを実現する。
【発明の効果】
【0012】
本開示の実施例では、ネットワークから送信された、セル設定情報及びトリガー条件情報を含む設定メッセージを受信することと、前記端末が前記トリガー条件情報を満たす場合、前記セル設定情報を用いてセル設定を行う。これによって、端末のセルを柔軟に設定し、端末の通信性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本開示の実施例に係る適用可能なネットワークシステムの構成図である。
【
図2】本開示の実施例に係るセル設定方法のフローチャートである。
【
図3】本開示の実施例に係る別のセル設定方法のフローチャートである。
【
図4】本開示の実施例に係る別のセル設定方法のフローチャートである。
【
図5】本開示の実施例に係る別のセル設定方法の概略図である。
【
図6】本開示の実施例に係る別のセル設定方法の概略図である。
【
図8】本開示の実施例に係るネットワークノードの構成図である。
【
図9】本開示の実施例に係る別の端末の構成図である。
【
図10】本開示の実施例に係る別のネットワークノードの構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本開示の実施例における技術手段を、本開示の実施例における図面を参照して、明確かつ完全に説明するが、明らかに、説明される実施例は、本開示の実施例の全てではなく、一部こそである。本開示の実施例に基づいて、創造的な労働なしに当業者によって得られる他のすべての実施例は、本開示の保護範囲に属する。本明細書及び特許請求の範囲において、「及び/又は」は、接続された対象のうちの少なくとも1つを意味する。
【0015】
図1は、本開示の実施例に係る適用可能なネットワークシステムの構成図である。
図1を参照すると、ネットワークシステムは、端末11、ソースノード12、及びターゲットノード13を含む。ここで、端末11は、端末機器やUE(User Equipment)と呼ばれてもよく、携帯電話、タブレット(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、MID(Mobile Internet Device)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)、又は車載機器などの端末側機器である。なお、本開示の実施例では、端末11の具体的なタイプは限定されない。前記ソースノード12は、端末11が現在接続されているネットワークノードのうちの1つであってもよい。例えば、端末11が現在接続されているネットワークノードはMNとSNとを含め、前記ソースノード12は、MN及びSNのうちの1つである。一方、前記ターゲットノード13は、端末11が現在接続されているネットワークノードのうちのネットワークノードであってもよく、端末11が現在接続されていないネットワークノードであってもよい。本開示の実施例では、端末11によるセル設定は、セルの追加、削除、変更の少なくとも1つを含む。従って、端末11によるセル設置の過程で、ターゲットノード13との接続を削除するか、又はターゲットノード13との接続を確立するかを行う可能性がある。そして、本開示の実施例で適用されるネットワーク構成は、1つ以上のターゲットノード13を含み得るが、ここで、図面は、1つのターゲットノード13で例示される。
【0016】
また、本開示の実施例では、ネットワークノードは、5Gおよび以降のバージョンの基地局(例えば、5G NR NB)、又は他の通信システムの基地局、又はノードB、進化ノードB、又はMN、又はSN、又は分野におけるほかの用語と呼ばれることがあり、同じ技術的効果が達成される限り、特定の技術的用語に限定されるものではない。
【0017】
また、本開示の実施例は、DCアーキテクチャに適用可能であり、DCアーキテクチャは、ネットワーク側のMNに対応MCG及びネットワーク側のSNに対応するSCGの2つのセルグループを含み得る。また、MCGは、1つのPCellと、1つ以上のSCellとを含んでもよく、SCGは、1つのPSCellと、1つ以上のSCellとを含んでもよい。ここで、PCell及びPSCellは、総称してSpCellと呼ばれてもよい。
【0018】
なお、本開示の実施例に係る端末11、ソースノード12及びターゲットノード13の具体的な機能は、以下の複数の実施例によって具体的に説明される。
【0019】
図2は、本開示の実施例に係る端末に適用されるセル設定方法のフローチャートである。
図2を参照すると、そのセル設定方法は、ステップ201とステップ202とを含む。
【0020】
ステップ201において、ネットワークから送信された、セル設定情報及びトリガー条件情報を含む設定メッセージを受信する。
【0021】
ここで、前記設定メッセージは、RRC(Radio Resource Control)メッセージであってもよいし、当然ながら、ほかの下りメッセージであってもよく、それに対して、本開示の実施例で限定しない。
【0022】
さらに、前記設定メッセージには、1つ以上のセル設定情報、及び1つ以上のトリガー条件情報を含む。また、セル設定情報とトリガー条件情報とは、対応関係がある。ここで、前記トリガー条件情報は、端末があるトリガー条件を満たす場合に、対応するセル設置情報を用いてセル設定を行い得ることを示すものである。セル設定情報は、端末がセル設定を行う際に、対応するセルの設定である。例えば、前記トリガー条件情報は、測定結果閾値を示し、前記セル設定情報は、端末がターゲットセルに対し、追加、削除、又は変更の操作を行う際に、対応するターゲットセルの設定である。そうすると、端末の測定結果が測定結果閾値を満たす場合、端末は、対応するセル設定情報を用いて、ターゲットセルに対し、追加、削除、又は変更の操作を行う。
【0023】
また、前記ネットワークから送信された設定メッセージを受信することは、ソースノードから送信された前記設定メッセージを受信することを含む。
ここで、該ソースノードは、前記設定メッセージを送信する前に、1つ以上のターゲットノードとネゴシエートして、トリガー条件情報とセル設定情報を特定する。ネゴシエートは、ソースノードがターゲットノードとシグナリング相互作用を行い、トリガー条件情報とセル設定情報を特定することである。また、セル設定情報は、ソースノードとターゲットノードとのネゴシエートによって特定されるものであるので、該セル設定情報は、ターゲットノードのターゲットセルに対応する。該セル設定情報は、ターゲットセルの設定情報と呼ばれてもよい。すなわち、該セル設定情報は、端末がターゲットセルに対しセル設定(追加、削除、又は変更の操作)を行う際に、対応するターゲットセルの設定情報である。
【0024】
例えば、ソースノードは、1つ以上のターゲットノードのターゲットセルの設定情報を受信した後、トリガー条件情報とターゲットセルの設定情報を関連付けて、前記設定メッセージでトリガー条件情報とターゲットセルの設定情報を送信する。なお、1つのターゲットノードは、1つ以上のターゲットセルの設定情報に対応する。また、本開示の実施例では、ターゲットセルは、端末によるセル設定過程に係るセルとして理解され、例えば、セル設定はセル削除であれば、削除されるセルがターゲットセルとしてよく、又は、セル設定はセル追加であれば、追加されるセルがターゲットセルとしてもよく、又は、セル設定はセル変更であれば、変更後のセルがターゲットセルとしてよい。
【0025】
ソースノードから送信された前記設定メッセージを受信することで、端末がソースノードを介して1つ以上のターゲットノードに対応するトリガー条件情報及びセル設定情報を受信し、伝送オーバーヘッドを節約することができる。
【0026】
当然ながら、ネットワークから送信された設定メッセージを受信することは、ターゲットノードからソースノードを介して送信された前記設定メッセージを受信することを含む。
【0027】
同様に、前記ターゲットノードが、前記設定メッセージを送信する前に、ソースノードとネゴシエートして、前記トリガー条件情報とセル設定情報を特定する。また、該セル設定情報は、前記ターゲットノードと前記ソースノードとのネゴシエートによって特定されるものであるので、該セル設定情報は、該ターゲットノードのターゲットセルに対応する。該セル設定情報は、ターゲットセルの設定情報と呼ばれてもよい。すなわち、該セル設定情報は、端末がターゲットセルに対しセル設定(追加、削除、又は変更の操作)を行う際に、対応するターゲットセルの設定情報である。また、前記ターゲットノードは、1つ以上のセル設定情報に対応し、異なるセル設定情報は、異なるターゲットセルに対応する。
【0028】
例えば、ターゲットノードは、ソースノードから条件トリガーによる1つ以上のセル管理要求情報を受信した後、トリガー条件情報とターゲットセルの設定情報を関連付け、RRCメッセージでUE端末に送信する。
【0029】
ターゲットノードからソースノードを介して送信された設定メッセージを受信することで、ターゲットノードによる設定メッセージの発行を実現することができ、設定メッセージがソースノードにとっては透過的となり、転送又は透過的送信のみが必要であるため、ソースノードの複雑さを軽減し、電力消費を節約することができる。
【0030】
また、本開示の実施例では、前記ソースノード及びターゲットノードは、それぞれ、セル設定過程(又はセルハンドオーバー過程)におけるソース基地局(又はソースMN)及びターゲット基地局(又はターゲットMN)だったり、DCにおけるソースSN及びターゲットSNだったり、DCにおけるソースMN及びターゲットSNだったりであり、限定されるものではない。
【0031】
ステップ202、前記端末が前記トリガー条件情報を満たす場合、前記セル設定情報を用いてセル設定を行う。
【0032】
端末が前記設定メッセージを受信した後、ネットワークの設定に応じて条件評価を行って、端末があるトリガー条件情報を満たす場合、対応するセル設定情報を用いてセル設定を行う。ここで、セル設定は、セルに対しての削除、追加、及び変更の操作の少なくとも1つである。ここで、削除は、ターゲットセルの削除であり、追加は、ターゲットセルの追加であり、上記の変更の操作は、ソースノードをターゲットセルに変更する。
【0033】
なお、本開示の実施例には、セル設定は、ターゲットセルの追加、ターゲットセルの削除、又はターゲットセルに変更するなどのターゲットセルに対しての設定である。また、本開示の実施例は、トリガー条件情報に基づいてセル設定を行うので、トリガー条件情報によるセル変更を実現でき、端末がトリガー条件情報に基づいてセル設定を自主的に行い、柔軟なセル設定(又は管理)を実現し、これにより、端末の通信性能を向上させる。トリガー条件によるセル設定のため、本開示の実施例におけるセルは、条件セルや、条件管理用のセルと呼ばれてもよい。
【0034】
なお、本開示の実施例に提供される上記方法は、5Gシステムに適用することができるが、それに限定がない、基本的に同じ機能を達成することができる限り、他の通信システムに適用され、例えば、6Gシステム又はセル設定を採用する他の通信システム等に適用され得る。
【0035】
本実施例には、ネットワークから送信された、セル設定情報及びトリガー条件情報を含む設定メッセージを受信することと、前記端末が前記トリガー条件情報を満たす場合、前記セル設定情報を用いてセル設定を行うことにより、端末のセルを柔軟に設定し、端末の通信性能を向上させることができる。
【0036】
図3は、本開示の実施例に係る端末に適用される別のセル設定方法のフローチャートである。
図3に示すように、そのセル設定方法は、ステップ301とステップ302とを含む。
【0037】
ステップ301、ネットワークから送信された、1つ以上のセル設定情報及び1つ以上のトリガー条件情報を含む設定メッセージを受信する。
【0038】
ここで、前記設定メッセージに含まれるセル設定情報とトリガー条件情報とは、関連関係を有する。例えば、1つのトリガー条件情報は、1つ以上のセル設定情報に対応することで、1つのトリガー条件情報を満たすと、1つ以上のセル設定情報を用いて、セル設定を行うことができる。又は、1つのセル設定情報は、1つ以上のトリガー条件情報に対応することで、1つのトリガー条件情報、又は複数のトリガー条件情報のうちの1つ以上を満たすと、端末が、対応するセル設定情報を用いて、セル設定を行うことができる。また、1つのセル設定情報は、1つ以上のターゲットセルに対応する。
【0039】
選択可能な実施形態として、前記設定メッセージは、トリガー条件情報リスト(list Of Condition)、セル設定情報リスト(list Of Config)、及び関連関係リスト(list Of Relation)を含み、前記トリガー条件情報リストは、1つ以上のトリガー条件情報を含み、前記セル設定情報リストは、1つ以上のセル設定情報を含み、前記関連関係リストは、トリガー条件情報とセル設定情報との関連関係を含み、又は、
前記設定メッセージは、トリガー条件リストを含み、ここで、前記トリガー条件リストの各項目は、いずれも、トリガー条件情報と、そのトリガー条件情報に対応するセル設定情報とを含む。
【0040】
前記トリガー条件情報リストの各項目は、それぞれ、1つのトリガー条件情報を含み、前記セル設定情報リストの各項目は、それぞれ、1つのセル設定情報を含んでもよい。また、前記関連関係リストの各項目は、それぞれ、1つの関連関係を含んでもよい。
【0041】
前記トリガー条件情報リストの各項目には、トリガー条件情報に加えて、識別子情報を含んでもよい。例えば、前記トリガー条件情報リストの各項目は、いずれも、トリガー条件情報とそのトリガー条件情報に対応する識別子情報(condition IDなど)とを含む。これにより、トリガー条件情報をそのトリガー条件情報の識別子情報により特定したり、トリガー条件情報とセル設定情報とを該識別子情報により関連付けることができる。
【0042】
同様に、前記セル設定情報リストの各項目は、いずれも、セル設定情報と、そのセル設定情報に対応する識別子情報(reconfiguration ID)とを含む。これによって、セル設定情報をそのセル設定情報の識別子情報により特定したり、セル設定情報とトリガー条件情報とを該識別子情報により関連付けることができる。
【0043】
前記関連関係は、
トリガー条件情報に対応する識別子情報とセル設定情報に対応する識別子情報との関連関係、又は、
トリガー条件情報に対応する識別子情報と前記セル設定情報リストの項目ラベルとの関連関係、又は、
トリガー条件情報リストの項目ラベルとセル設定情報に対応する識別子情報との関連関係、又は、
トリガー条件情報リストの項目ラベルと前記セル設定情報リストの項目ラベルとの関連関係を含む。
ここで、該実施形態における項目ラベルは、リストの項目を示す。例えば、リストの第一項目は、ラベル1であり、リストの第2項目は、ラベル2である。
【0044】
上記提供される関連関係により、トリガー条件情報とセル設定情報との柔軟な関連付けを実現し、柔軟性が向上する。
【0045】
この実施形態では、前記トリガー条件情報リスト、セル設定情報リスト、及び関連関係リストにより、トリガー条件情報とセル設定情報との正確な関連付けを実現することができ、よって、端末の正確な設定を行い、トリガー条件情報とセル設定情報とのより柔軟な関連付け設定を実現することができる。また、前記トリガー条件リストは、1以上の項目を含むことにより、トリガー条件リストは、1以上のセル設定情報と、1以上のトリガー条件情報とを含むことが可能になる。これは、トリガー条件情報とセル設定情報とは、1対1の関係であってもよいし、1対多の関係であってもよいし、多対1の関係であってもよいからである。
【0046】
また、上記実施形態では、各項目がいずれもトリガー条件情報及びそれに対応するセル設定情報を含むので、1つのトリガー条件リストのみを含んでもよい。例えば、各項目がそれぞれ、異なるトリガー条件情報及び対応するセル設定情報を含む。これにより、1つのリストにより、トリガー条件情報とセル設定情報との正確な関連付けを実現することができ、端末の正確な設定が可能となり、トリガー条件情報とセル設定情報とのより柔軟な関連付けの設定を実現し、シグナリング伝送オーバーヘッドを節約することができる。
【0047】
ここで、前記トリガー条件リストは、
第1条件項目、第2条件項目、及び第3条件項目の少なくとも1つを含み、
ここで、前記第1条件項目は、1つのトリガー条件情報及びその1つのトリガー条件情報に対応する1つのセル設定情報を含み、
前記第2条件項目は、1つのトリガー条件情報及びその1つのトリガー条件情報に対応する複数のセル設定情報を含み、又は、
前記第3条件項目は、1つのセル設定情報及びその1つのセル設定情報に対応する1つ以上のトリガー条件情報を含む。
【0048】
ここで、前記第1条件項目により、トリガー条件情報とセル設定情報との1対1の関連関係を実現することができ、端末があるトリガー条件情報を満たす場合、対応する1つのセル設定情報を用いてセル設定を行うことができる。例えば、1つのターゲットセルを削除したり、1つのターゲットセルを追加したり、1つのターゲットセルに変更したりすることができる。
【0049】
また、前記第2条件項目により、トリガー条件情報とセル設定情報との1対多の関連関係を実現することができ、端末があるトリガー条件情報を満たす場合、対応する複数のセル設定情報を用いてセル設定を行うことができる。例えば、複数のターゲットセルを削除したり、複数のターゲットセルを追加したり、1つのターゲットセルを削除し、別の1つのターゲットセルを追加したりすることができる。
【0050】
また、前記第3条件項目により、トリガー条件情報とセル設定情報との多対1又は1対1の関連関係を実現することができる。端末がこのトリガー条件情報、又はこれらの複数のトリガー条件情報のうちの1つ以上を満たす場合、該セル設定情報を用いて、セル設定を行うことができる。例えば、1つのターゲットセルを削除したり、1つのターゲットセルを追加したり、1つのターゲットセルに変更したりすることができる。
【0051】
なお、前記トリガー条件リストは、第1条件項目、第2条件項目、及び第3条件項目の少なくとも1つを含むことは、前記トリガー条件リストにおける条件項目は、いずれも、第1条件項目、第2条件項目、又は、第3条件項目であり、又は、前記トリガー条件リストにおける条件項目の1部は、第1条件項目、第2条件項目、又は、第3条件項目であることと理解される。
【0052】
前記第1条件項目、第2条件項目、及び第3条件項目により、前記トリガー条件リストで、異なる場合においてトリガー条件情報とセル設定情報との柔軟な関連付けを実現し得ることで、柔軟性が向上する。
【0053】
また、本実施例では、ソースノードの実現過程を単純化し、その複雑度を低減するために、前記設定メッセージは、
前記トリガー条件情報リストの各項目のトリガー条件情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記セル設定情報リストの各項目のセル設定情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記トリガー条件リストの各項目のトリガー条件情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記トリガー条件リストの各項目のセル設定情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記トリガー条件リストの各項目における、トリガー条件情報及びそのトリガー条件情報に対応するセル設定情報を含む内容は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、の少なくとも1つの設定を有する。
【0054】
ここで、前記トリガー条件情報リストの各項目におけるトリガー条件情報が、それぞれ異なる情報コンテナに設定されるとは、前記トリガー条件情報リストの各項目のトリガー条件情報が個別に1つの情報コンテナに設定されることである。例えば、前記設定メッセージには、複数の条件情報コンテナ(例えば、container(condition))が含まれ、該複数の条件情報コンテナのそれぞれには、複数のトリガー条件情報が設定される。
【0055】
前記セル設定情報リストの各項目のセル設定情報が、それぞれ異なる情報コンテナに設定されるとは、前記セル設定情報リストの各項目のセル設定情報が、個別に1つの情報コンテナに設定されることである。例えば、前記設定メッセージには、複数の設定情報コンテナ(例えば、container(RRC Reconfiguration))が含まれ、該複数の設定情報コンテナのそれぞれには、複数のセル設定情報を設定される。
【0056】
前記トリガー条件リストのトリガー条件情報及びセル設定情報については、前記のトリガー条件情報リスト及びセル設定情報リストに関する説明を参照し、ここで贅言しない。
【0057】
前記トリガー条件リストの各項目における内容が、それぞれ異なる情報コンテナに設定されるとは、トリガー条件リストの各項目における内容(トリガー条件情報とそのトリガー条件情報に対応するセル設定情報)が個別に1つの情報コンテナに設定されることである。即ち、各情報コンテナには、関連関係を有するトリガー条件情報とセル設定情報とが設定される。
【0058】
設定メッセージは、前記少なくとも1つの条件を満たすので、セル設定情報及びトリガー条件情報の少なくとも1つが情報コンテナに設定される。これによって、セル設定情報及びトリガー条件情報の少なくとも1つがソースノードにとっては透過的であって、ソースノードは、その具体内容を取得する必要がないため、ソースノードの実現過程が単純化され、その複雑さを低減することができる。
【0059】
なお、本実施例に説明した前記トリガー条件情報リスト、セル設定情報リスト、関連関係リスト、及び前記トリガー条件リストの実施形態は、
図2に示す実施例にも同様に適用可能であり、同様の有益な効果を達成することができる。
【0060】
ステップ302、前記端末が少なくとも1つのトリガー条件情報を満たす場合、前記少なくとも1つのトリガー条件情報に対応するセル設定情報を用いてセル設定を行う。
【0061】
ここで、前記少なくとも1つトリガー条件情報は、ステップ301で受信される設定メッセージにおけるいずれか又は複数のトリガー条件情報であってよい。
【0062】
該ステップにより、ネットワークに設定されるトリガー条件情報とセル設定情報との関連関係に基づいて、端末が一つ又は複数のトリガー条件情報をトリガーすると、該トリガー条件情報に関連付けられたターゲットセルの設定を採用することが実現される。例えば、端末がトリガー条件情報aを満たす場合に、トリガー条件情報aに対応するセル設定情報は、ターゲットセルaの設定情報である。これによって、トリガー条件情報aを満たす場合に、端末がターゲットセルaの設定情報を用いてターゲットセルaの設定、例えば、ターゲットセルaの削除、ターゲットセルaの追加、又はターゲットセルaに変更することを行う。
【0063】
本実施例では、
図2に示す実施例に複数の選択可能な実施形態を追加し、端末の通信性能を向上させるために端末のセルを柔軟に設定することができ、また、トリガー条件情報及びセル設定情報の関連付けの柔軟性を向上させ、ソースノードの複雑さを低減させるなどの有益な効果を達成することができる。
【0064】
図4は、本開示の実施例に係るソースノード又はターゲットノードに適用される別のセル設定方法のフローチャートである。
図4に示すように、その方法は、
ステップ401、セル設定情報とトリガー条件情報とを取得することと、
ステップ402、前記セル設定情報及び前記トリガー条件情報を含む設定メッセージを端末に送信することとを含む。
【0065】
選択可能に、前記設定メッセージは、1つ以上のセル設定情報及び1つ以上のトリガー条件情報を含む。
選択可能に、前記設定メッセージは、トリガー条件情報リスト、セル設定情報リスト、及び関連関係リストを含み、前記トリガー条件情報リストは、1つ以上のトリガー条件情報を含み、前記セル設定情報リストは、1つ以上のセル設定情報を含み、前記関連関係リストは、トリガー条件情報とセル設定情報との関連関係を含み、又は、
前記設定メッセージは、トリガー条件リストを含み、ここで、前記トリガー条件リストの各項目は、いずれも、トリガー条件情報およびそのトリガー条件情報に対応するセル設定情報とを含む。
【0066】
選択可能に、前記トリガー条件情報リストの各項目は、いずれも、トリガー条件情報と、そのトリガー条件情報に対応する識別子情報とを含み、
前記セル設定情報リストの各項目は、いずれも、セル設定情報と、そのセル設定情報に対応する識別子情報とを含み、
前記関連関係は、
トリガー条件情報に対応する識別子情報とセル設定情報に対応する識別子情報との関連関係、又は、
トリガー条件情報に対応する識別子情報と前記セル設定情報リストの項目ラベルとの関連関係、又は、
トリガー条件情報リストの項目ラベルとセル設定情報に対応する識別子情報との関連関係、又は、
トリガー条件情報リストの項目ラベルと前記セル設定情報リストの項目ラベルとの関連関係を含む。
【0067】
選択可能に、前記トリガー条件リストは、
第1条件項目、第2条件項目、及び第3条件項目の少なくとも1つを含み、
ここで、前記第1条件項目は、1つのトリガー条件情報及びその1つのトリガー条件情報に対応する1つのセル設定情報を含み、
前記第2条件項目は、1つのトリガー条件情報及びその1つのトリガー条件情報に対応する複数のセル設定情報を含み、又は、
前記第3条件項目は、1つのセル設定情報及びその1つのセル設定情報に対応する1つ以上のトリガー条件情報を含む。
【0068】
選択可能に、前記設定メッセージは、
前記トリガー条件情報リストの各項目のトリガー条件情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記セル設定情報リストの各項目のセル設定情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記トリガー条件リストの各項目のトリガー条件情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記トリガー条件リストの各項目のセル設定情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記トリガー条件リストの各項目における、トリガー条件情報及びそのトリガー条件情報に対応するセル設定情報を含む内容は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、の少なくとも1つの設定を有する。
【0069】
選択可能に、前記方法が前記ターゲットノードに適用される場合、前記セル設定情報及び前記トリガー条件情報は、前記ターゲットノードが前記ソースノードとネゴシエートすることによって特定されるものであり、又は
前記方法が前記ソースノードに適用される場合、前記セル設定情報及び前記トリガー条件情報は、前記ソースノードが1つ以上のターゲットノードとネゴシエートすることによって特定されるものである。
【0070】
選択可能に、前記方法が前記ターゲットノードに適用される場合、前記ターゲットノードは、前記ソースノードを介して、前記設定メッセージを前記端末に送信する。
【0071】
なお、本実施例は、
図2及び
図3に示す実施例に対応するソースノード又はターゲットノードの実施形態として、その具体的な実施形態については、
図2及び
図3に示す実施形態の関連説明を参照し、同じ有益な効果を達成する。説明の重複を避けるために、ここでは贅言しない。
【0072】
図5は、本開示の実施例に係る別のセル設定方法の概略図である。
図5に示すように、
図5におけるソースノード及びターゲットノードは、ハンドオーバー過程におけるソース基地局及びターゲット基地局だったり、DCにおけるソースSN及びターゲットSNだったり、DCにおけるソースMN及びターゲットSNだったりであり得る。
図5に示すように、その方法は、ステップ501とステップ502とを含む。
【0073】
ステップ501、ソースノードとターゲットノードとは、条件セル管理用の「トリガー条件情報」と「ターゲットセルの設定情報」をネゴシエートする。
【0074】
ここで、該「条件セル管理」は、ネットワーク側が、端末に対して「トリガー条件情報」と「ターゲットセルの設定情報」とを設定する一方、端末が、設定されたトリガー条件を満たしたことを評価した後、ネットワークにより設定されたターゲットセルの設定情報に基づいて、ターゲットセルの追加、削除、又は変更の操作を行う、ということを示す。ここで、端末による該「トリガー条件」の評価は、1つ以上のセル測定結果に対する端末の評価を含む。例えば、あるセルの測定結果の値が設定された閾値を満たす。上記の「ターゲットセルの設定情報」は、端末がトリガー条件を満たした後、ターゲットセルに対し追加、削除、又は変更の操作を行う場合の対応するターゲットセルの設定である。
【0075】
ステップ502、ネットワーク側ソースノードが、1つ以上のターゲットノードの1つ以上の条件トリガーによるターゲットセルの設定情報を受信した後、「トリガー条件情報」と「ターゲットセルの設定情報」とを関連付けたRRCメッセージを端末に送信する。ここで、該RRCメッセージに設定される「トリガー条件情報」と「ターゲットセルの設定情報」とは、次の方法で関連付けられる。
【0076】
方法1(複数リスト関連)
【0077】
その設定は、
トリガー条件リスト(list Of Conditionなど)、ターゲットセル設定リスト(list Of Configなど)、及び関連関係リスト(list Of Relationなど)を含み、
ここで、上記「トリガー条件リスト」は、トリガー条件情報リストとも呼ばれ、該「トリガー条件リスト」の各項目は、条件セル管理用の「トリガー条件情報」を含む。該「トリガー条件情報」に対応する識別子(例えばcondition ID)を含んでもよい。
【0078】
ここで、該「ターゲットセル設定リスト」の各項目は、条件セル管理用の「ターゲットセルの設定情報」を含む。該「ターゲットセルの設定情報」に対応する識別子(例えばcondition ID)を含んでもよい。
【0079】
ここで、「関連関係リスト」は、「トリガー条件情報」と「ターゲットセルの設定情報」との関連関係を示すことに使用され、その各項目の関連関係は、
「トリガー条件情報」に対応する識別子と「ターゲットセルの設定情報」に対応する識別子との関連関係、
「トリガー条件情報」に対応する識別子と「セル設定情報リスト」の項目ラベル(例えば、リストの第1項目は「ラベル1」である)との関連関係、
「トリガー条件リスト」の項目ラベル(例えば、リストの第1項目は「ラベル1」である)と「ターゲットセルの設定情報」に対応する識別子との関連関係、及び
「トリガー条件リスト」の項目ラベル(例えば、リストの第1項目は「ラベル1」である)と、「ターゲットセルの設定リスト」の項目ラベル(例えば、リストの第1項目は「ラベル1」である)との関連関係の少なくとも1つを含み、
ここで、該「トリガー条件リスト」の各項目の「トリガー条件情報」は、1つの情報コンテナ(例えば、container(RRC Reconfiguration))に含まれ、
ここで、該「ターゲットセル設定リスト」の各項目の「ターゲットセルの設定情報」は、1つの情報コンテナ(例えば、container(RRC Reconfiguration))に含まれる。
【0080】
方法2.1(単一リスト関連、条件と設定は、1対1)
【0081】
その設定は、
トリガー条件リスト(例えば、list Of Condition)を含み、
ここで、該「トリガー条件リスト」の各項目は、条件セル管理用の1つの「トリガー条件情報」と1つの「ターゲットセルの設定情報」を含み、
ここで、該「トリガー条件リスト」の各項目の「トリガー条件情報」は、1つの情報コンテナ(例えば、container(condition))に含まれ、
ここで、該「トリガー条件リスト」の各項目の「ターゲットセルの設定情報」は、1つの情報コンテナ(例えば、container(RRC Reconfiguration))に含まれ、
ここで、該「トリガー条件リスト」の各項目は、1つの情報コンテナに含まれる。
【0082】
方法2.2(単一リスト関連、条件と設定は、1対多)
【0083】
その設定は、
トリガー条件リスト(例えば、list Of Condition)を含み、
ここで、該「トリガー条件リスト」の各項目は、条件セル管理用の1つの「トリガー条件情報」と1つ以上の「ターゲットセルの設定情報」を含み、
ここで、該「トリガー条件リスト」の各項目の「トリガー条件情報」は、1つの情報コンテナ(例えば、container(condition))に含まれ、
ここで、該「トリガー条件リスト」の各項目の「ターゲットセルの設定情報」は、1つの情報コンテナ(例えば、container(RRC Reconfiguration))に含まれ、
ここで、該「トリガー条件リスト」の各項目は、1つの情報コンテナに含まれる。
【0084】
方法2.3(単一リスト関連、条件と設定は、多対1)
【0085】
その設定は、
トリガー条件リスト(例えば、list Of Condition)を含み、
ここで、該「トリガー条件リスト」の各項目は、条件セル管理用の1つ以上の「トリガー条件情報」と1つの「ターゲットセルの設定情報」を含み、
ここで、該「トリガー条件リスト」の各項目の「トリガー条件情報」は、1つの情報コンテナ(例えば、container(condition))に含まれ、
ここで、該「トリガー条件リスト」の各項目の「ターゲットセルの設定情報」は、1つの情報コンテナ(例えば、container(RRC Reconfiguration))に含まれ、
ここで、該「トリガー条件リスト」の各項目は、1つの情報コンテナに含まれる。
【0086】
ステップ502では、2つの方法によってトリガー条件情報とターゲットセルの設定情報との関連関係を正しく指示することが実現され得る。その方法1として、ネットワーク側が、トリガー条件リストとターゲットセルの設定情報リストとを設定し、トリガー条件とセル設定情報との関連関係リストを設定する。端末は、ネットワークによって設定された関連関係リストに基づき、ある条件をトリガーすると、その条件に関連したターゲットセルの設定を採用する。その方法2として、ネットワーク側は、1つのリストを設定する。該リストの各項目は、ターゲットセルの設定情報と、それに対応するトリガー条件とを含む。端末は、そのリスト情報に基づいて、ある条件をトリガーすると、該条件に対応するターゲットセルの設定情報を採用する。
【0087】
ステップ503、端末は、ネットワーク側の設定に基づき、条件の評価を行う。該評価方法は、
方法1(ステップ2の方法1に対応)、UEは、「関連関係リスト」で指定される「ターゲットセル設定リスト」における対応する条件、又は「トリガー条件リスト」における対応する条件を評価することと、
方法2(ステップ2の方法2.1~2.3に対応)、UEは「トリガー条件リスト」における対応する条件を評価することと、含む。
【0088】
ステップ504、ステップ3に基づき、端末がトリガー条件を満たした後、該条件に対応する設定を応用する。該設定を応用する方法は、
方法1(ステップ2の方法1に対応)、UEは、「関連関係リスト」で指定される「トリガー条件リスト」における対応するターゲットセルの設定を採用することと、
方法2(ステップ2の方法2.1~2.3に対応)、UEは、「トリガー条件リスト」における対応するターゲットセルの設定を評価することと、を含む。
【0089】
本実施例の方法を採用することにより、条件トリガーを用いてセルを変更した後に、トリガー条件とセル設定との正確な関連付けを実現することができる。端末の正確な設定を行い、トリガー条件とセル設定とのより柔軟な関連付けの設定を実現することができる。
【0090】
図6は、本開示の実施例に係る別のセル設定方法の概略図である、
図6に示すように、
図6におけるソースノード及びターゲットノードは、ハンドオーバー過程におけるソース基地局及びターゲット基地局だったり、DCにおけるソースSN及びターゲットSNだったり、DCにおけるソースMN及びターゲットSNだったりであり得る。
図6に示されるその方法は、ステップ601~ステップ604とを含む。
【0091】
ステップ601、
図5に示す実施例におけるステップ501と同じ、ここで贅言しない。
【0092】
ステップ602、ネットワーク側のターゲットノードは、ソースノードから条件トリガーによる1つ以上のセル管理要求情報を受信した後、「トリガー条件情報」と「ターゲットセルの設定情報」とを関連付けたRRCメッセージを端末に送信する。ここで、該RRCメッセージに設定される「トリガー条件情報」と「ターゲットセルの設定情報」との関連付けの方法は、
図5に示す実施例におけるステップ502と同じであり、ここで、該RRC設定情報は、ソースノードを介して、UEに転送される。
【0093】
ステップ603、
図5に示す実施例におけるステップ503と同じ、ここで贅言しない。
【0094】
ステップ604、
図5に示す実施例におけるステップ504と同じ、ここで贅言しない。
【0095】
本実施例の方法を採用することにより、条件トリガーを用いてセルを変更した後に、トリガー条件とセル設定との正確な関連付けを実現することができる。端末の正確な設定を行い、トリガー条件とセル設定とのより柔軟な関連付けの設定を実現することができる。
【0096】
図7は、本開示の実施例に係る端末の構成図である。
図7に示すように、端末は、
ネットワークから送信された、セル設定情報及びトリガー条件情報を含む設定メッセージを受信することに用いられる受信モジュール701と、
前記端末が前記トリガー条件情報を満たす場合、前記セル設定情報を用いてセル設定を行うことに用いられると設定モジュール702と、を含む。
【0097】
選択可能に、前記設定メッセージは、1つ以上のセル設定情報及び1つ以上のトリガー条件情報を含み、
設定モジュール702は、前記端末が少なくとも1つのトリガー条件情報を満たす場合、前記少なくとも1つのトリガー条件情報に対応するセル設定情報を用いてセル設定を行うことに用いられる。
【0098】
選択可能に、前記設定メッセージは、トリガー条件情報リスト、セル設定情報リスト、及び関連関係リストを含み、前記トリガー条件情報リストは、1つ以上のトリガー条件情報を含み、前記セル設定情報リストは、1つ以上のセル設定情報を含み、前記関連関係リストは、トリガー条件情報とセル設定情報との関連関係を含み、又は、
前記設定メッセージは、トリガー条件リストを含み、ここで、前記トリガー条件リストの各項目は、いずれも、トリガー条件情報と、そのトリガー条件情報に対応するセル設定情報とを含む。
【0099】
選択可能に、前記トリガー条件情報リストの各項目は、いずれも、トリガー条件情報と、そのトリガー条件情報に対応する識別子情報とを含み、
前記セル設定情報リストの各項目は、いずれも、セル設定情報と、そのセル設定情報に対応する識別子情報とを含み、
前記関連関係は、
トリガー条件情報に対応する識別子情報とセル設定情報に対応する識別子情報との関連関係、又は、
トリガー条件情報に対応する識別子情報と前記セル設定情報リストの項目ラベルとの関連関係、又は、
トリガー条件情報リストの項目ラベルとセル設定情報に対応する識別子情報との関連関係、又は、
トリガー条件情報リストの項目ラベルと前記セル設定情報リストの項目ラベルとの関連関係を含む。
【0100】
選択可能に、前記トリガー条件リストは、
第1条件項目、第2条件項目、及び第3条件項目の少なくとも1つを含み、
ここで、前記第1条件項目は、1つのトリガー条件情報及びその1つのトリガー条件情報に対応する1つのセル設定情報を含み、
前記第2条件項目は、1つのトリガー条件情報及びその1つのトリガー条件情報に対応する複数のセル設定情報を含み、又は、
前記第3条件項目は、1つのセル設定情報及びその1つのセル設定情報に対応する1つ以上のトリガー条件情報を含む。
【0101】
選択可能に、前記設定メッセージは、
前記トリガー条件情報リストの各項目のトリガー条件情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記セル設定情報リストの各項目のセル設定情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記トリガー条件リストの各項目のトリガー条件情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記トリガー条件リストの各項目のセル設定情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記トリガー条件リストの各項目における、トリガー条件情報及びそのトリガー条件情報に対応するセル設定情報を含む内容は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、の少なくとも1つの設定を有する。
【0102】
選択可能に、受信モジュール701は、ソースノードから送信された前記設定メッセージを受信すること、又は、
ターゲットノードからソースノードを介して送信された前記設定メッセージを受信することに用いられる。
【0103】
本開示の実施例に提供される端末は、
図2及び
図3の方法の実施例における端末が実現する各過程を実現することができ、重複を避けるため、ここで贅言しないが、端末のセルを柔軟に設定し、端末の通信性能を向上させることができる。
【0104】
図8は、本開示の実施例に係るソースノード又はターゲットノードであるネットワークノードの構成図である。
図8に示すように、ネットワークノード800は、
セル設定情報とトリガー条件情報とを取得することに用いられる取得モジュール801と、
前記セル設定情報及び前記トリガー条件情報を含む設定メッセージを端末に送信することに用いられる送信モジュール802とを含む。
【0105】
選択可能に、前記設定メッセージは、1つ以上のセル設定情報及び1つ以上のトリガー条件情報を含む。
【0106】
選択可能に、前記設定メッセージは、トリガー条件情報リスト、セル設定情報リスト、及び関連関係リストを含み、前記トリガー条件情報リストは、1つ以上のトリガー条件情報を含み、前記セル設定情報リストは、1つ以上のセル設定情報を含み、前記関連関係リストは、トリガー条件情報とセル設定情報との関連関係を含み、又は、
前記設定メッセージは、トリガー条件リストを含み、ここで、前記トリガー条件リストの各項目は、いずれも、トリガー条件情報と、そのトリガー条件情報に対応するセル設定情報とを含む。
選択可能に、前記トリガー条件情報リストの各項目は、いずれも、トリガー条件情報と、そのトリガー条件情報に対応する識別子情報とを含み、
前記セル設定情報リストの各項目は、いずれも、セル設定情報と、そのセル設定情報に対応する識別子情報とを含み、
前記関連関係は、
トリガー条件情報に対応する識別子情報とセル設定情報に対応する識別子情報との関連関係、又は、
トリガー条件情報に対応する識別子情報と前記セル設定情報リストの項目ラベルとの関連関係、又は、
トリガー条件情報リストの項目ラベルとセル設定情報に対応する識別子情報との関連関係、又は、
トリガー条件情報リストの項目ラベルと前記セル設定情報リストの項目ラベルとの関連関係を含む。
【0107】
選択可能に、前記トリガー条件リストは、
第1条件項目、第2条件項目、及び第3条件項目の少なくとも1つを含み、
ここで、前記第1条件項目は、1つのトリガー条件情報及びその1つのトリガー条件情報に対応する1つのセル設定情報を含み、
前記第2条件項目は、1つのトリガー条件情報及びその1つのトリガー条件情報に対応する複数のセル設定情報を含み、又は、
前記第3条件項目は、1つのセル設定情報及びその1つのセル設定情報に対応する1つ以上のトリガー条件情報を含む。
【0108】
選択可能に、前記設定メッセージは、
前記トリガー条件情報リストの各項目のトリガー条件情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記セル設定情報リストの各項目のセル設定情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記トリガー条件リストの各項目のトリガー条件情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記トリガー条件リストの各項目のセル設定情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記トリガー条件リストの各項目における、トリガー条件情報及びそのトリガー条件情報に対応するセル設定情報を含む内容は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、の少なくとも1つの設定を有する。
【0109】
選択可能に、前記ネットワークノードが前記ターゲットノードである場合、前記セル設定情報及び前記トリガー条件情報は、前記ターゲットノードが前記ソースノードとネゴシエートすることによって特定されるものであり、又は
前記ネットワークノードが前記ソースノードである場合、前記セル設定情報及び前記トリガー条件情報は、前記ソースノードが1つ以上のターゲットノードとネゴシエートすることによって特定されるものである。
【0110】
選択可能に、前記ネットワークノードが前記ターゲットノードである場合、前記ターゲットノードは、前記ソースノードを介して、前記設定メッセージを前記端末に送信する。
【0111】
本開示の実施例に提供されるネットワークノードは、
図4の方法の実施例におけるソースノード又はターゲットノードが実現する各過程を実現することができ、重複を避けるため、ここで贅言しないが、端末のセルを柔軟に設定し、端末の通信性能を向上させることができる。
【0112】
図9は本開示の各実施例に係る端末のハードウェアの構成図である。
【0113】
端末900は、無線周波数ユニット901、ネットワークモジュール902、オーディオ出力ユニット903、入力ユニット904、センサ905、表示ユニット906、ユーザ入力ユニット907、インタフェースユニット908、メモリ909、プロセッサ910、電源911等を有するが、これらに限定されるものではない。当業者が理解できるように、
図9に示す端末構成は、端末を限定するものではなく、端末は、図示より多いか又は少ない部品を含んでよく、ある部品を組み合わせたり、異なる部品を配置したりしてもよい。本開示の実施例では、端末は、携帯電話、タブレット、ノートパソコン、ハンドトップ、車載端末、ウェアラブルデバイス及び歩数計等を含むが、これらに限定されない。
【0114】
無線周波数ユニット901、ネットワークから送信された、セル設定情報及びトリガー条件情報を含む設定メッセージを受信することに用いられる。
【0115】
プロセッサ910は、前記端末が前記トリガー条件情報を満たす場合、前記セル設定情報を用いてセル設定を行うことに用いられる。
【0116】
選択可能に、前記設定メッセージは、1つ以上のセル設定情報及び1つ以上のトリガー条件情報を含み、
プロセッサ910による、前記端末が前記トリガー条件情報を満たす場合、前記セル設定情報を用いてセル設定を行うことは、
前記端末が少なくとも1つのトリガー条件情報を満たす場合、前記少なくとも1つのトリガー条件情報に対応するセル設定情報を用いてセル設定を行うことを含む。
【0117】
選択可能に、前記設定メッセージは、トリガー条件情報リスト、セル設定情報リスト、及び関連関係リストを含み、前記トリガー条件情報リストは、1つ以上のトリガー条件情報を含み、前記セル設定情報リストは、1つ以上のセル設定情報を含み、前記関連関係リストは、トリガー条件情報とセル設定情報との関連関係を含み、又は、
前記設定メッセージは、トリガー条件リストを含み、ここで、前記トリガー条件リストの各項目は、いずれも、トリガー条件情報と、そのトリガー条件情報に対応するセル設定情報とを含む。
【0118】
選択可能に、前記トリガー条件情報リストの各項目は、いずれも、トリガー条件情報と、そのトリガー条件情報に対応する識別子情報とを含み、
前記セル設定情報リストの各項目は、いずれも、セル設定情報と、そのセル設定情報に対応する識別子情報とを含み、
前記関連関係は、
トリガー条件情報に対応する識別子情報とセル設定情報に対応する識別子情報との関連関係、又は、
トリガー条件情報に対応する識別子情報と前記セル設定情報リストの項目ラベルとの関連関係、又は、
トリガー条件情報リストの項目ラベルとセル設定情報に対応する識別子情報との関連関係、又は、
トリガー条件情報リストの項目ラベルと前記セル設定情報リストの項目ラベルとの関連関係を含む。
【0119】
選択可能に、前記トリガー条件リストは、
第1条件項目、第2条件項目、及び第3条件項目の少なくとも1つを含み、
ここで、前記第1条件項目は、1つのトリガー条件情報及びその1つのトリガー条件情報に対応する1つのセル設定情報を含み、
前記第2条件項目は、1つのトリガー条件情報及びその1つのトリガー条件情報に対応する複数のセル設定情報を含み、又は、
前記第3条件項目は、1つのセル設定情報及びその1つのセル設定情報に対応する1つ以上のトリガー条件情報を含む。
【0120】
選択可能に、前記設定メッセージは、
前記トリガー条件情報リストの各項目のトリガー条件情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記セル設定情報リストの各項目のセル設定情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記トリガー条件リストの各項目のトリガー条件情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記トリガー条件リストの各項目のセル設定情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記トリガー条件リストの各項目における、トリガー条件情報及びそのトリガー条件情報に対応するセル設定情報を含む内容は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、の少なくとも1つの設定を有する。
【0121】
選択可能に、無線周波数ユニット901による、ネットワークから送信された設定メッセージを受信することは、
ソースノードから送信された前記設定メッセージを受信すること、又は、
ターゲットノードからソースノードを介して送信された前記設定メッセージを受信することを含む。
【0122】
前記端末は、端末のセルを柔軟に設定し、端末の通信性能を向上させることができる。
【0123】
なお、本開示の実施例において、無線周波数ユニット901は、情報の送受信又は通話中に信号の送受信に用いられ、具体的には、基地局から下りデータを受信した後、プロセッサ910による処理に提供される。また、上りデータを基地局に送信する。通常、無線周波数ユニット901は、アンテナ、少なくとも1つのアンプ、トランシーバ、カプラ、低ノイズアンプ、デュプレクサー等を含むが、これらに限定されない。また、無線周波数ユニット901は、無線通信システムを介して、ネットワーク及びほかの機器との通信を行うことができる。
【0124】
端末は、ネットワークモジュール902によりユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供して、例えば、ユーザの電子メールの送受信、ウェブの閲覧及びストリーミングメディアのアクセス等を助ける。
【0125】
オーディオ出力ユニット903は、無線周波数ユニット901又はネットワークモジュール902によって受信されるか又はメモリ909に記憶されるオーディオデータをオーディオ信号に変換して音声として出力することができる。そして、オーディオ出力ユニット903は、さらに端末900によって実行される特定の機能に関連するオーディオ出力(例えば、呼出音、メッセージ着信音等)を提供することができる。オーディオ出力ユニット903は、スピーカー、ブザー及びレシーバー等を含む。
【0126】
入力ユニット904は、オーディオ又はビデオ信号を受信する。入力ユニット904は、グラフィック処理ユニット(Graphics Processing Unit、GPU)9041及びマイクロフォン9042を含んでよく、グラフィック処理ユニット9041は、動画撮影モード又は撮影モードで撮影装置(例えば、カメラ)によって取得された静止画像又はビデオの画像データを処理する。処理後の画像フレームは表示ユニット906に表示されてよい。グラフィック処理ユニット9041によって処理された画像フレームは、メモリ909(又は他の記憶媒体)に記憶されてもよく、無線周波数ユニット901又はネットワークモジュール902によって送信されてもよい。マイクロフォン9042は、音声を受信し、かつこのような音声をオーディオデータに処理することができる。処理後のオーディオデータを、電話通話モードの場合に無線周波数ユニット901によって移動通信基地局に送信されるフォーマットに変換して出力することができる。
【0127】
携帯端末900は、さらに、光センサ、動きセンサ及び他のセンサ等の少なくとも1種のセンサ905を含んでよい。具体的には、光センサは、環境光線の明るさに応じて表示パネル9061の輝度を調節することができる環境光センサと、携帯端末900が耳元に移動するときに、表示パネル9061及び/又はバックライトをオフにすることができる近接センサとを含む。動きセンサの1種として、加速センサは、各方向(一般に3軸)の加速度の大きさを検出でき、静止時に重力の大きさ及び方向を検出でき、携帯端末姿勢の識別(例えば、縦向きと横向きの切替、ゲーム関連、磁力計の姿勢較正)、振動識別に関連する機能(例えば、歩数計、タッピング)等に用いられてよく、センサ905は、さらに指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサ等を含んでよく、ここでは説明を省略する。
【0128】
表示ユニット906は、ユーザによって入力された情報又はユーザに提供された情報を表示する。表示ユニット906は、表示パネル9061を含んでよく、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)等の形式で表示パネル9061を配置してよい。
【0129】
ユーザ入力ユニット907は、入力された数字又は文字情報を受信すると共に、携帯端末のユーザ設定及び機能制御に関連するキー信号入力を生成することができる。具体的には、ユーザ入力ユニット907は、タッチパネル9071及び他の入力デバイス9072を含む。タッチパネル9071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上又はその近くでのユーザのタッチ操作(例えば、指、スタイラスペン等の任意の適切な物体又は付属品を用いるタッチパネル9071上又はタッチパネル9071の近くでのユーザの操作)を収集することができる。タッチパネル9071は、タッチ検出装置及びタッチコントローラの2つの部品を含んでよい。タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方向を検出し、タッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送し、タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、かつタッチポイント座標に変換し、その後にプロセッサ9010に送信し、プロセッサ9010から送信されたコマンドを受信し、実行する。また、抵抗式、容量式、赤外線式及び表面弾性波式等の複数のタイプでタッチパネル9071を実現することができる。タッチパネル9071に加えて、入力ユニット907は、他の入力デバイス9072をさらに含んでよい。具体的には、他の入力デバイス9072は、物理キーボード、機能キー(例えば、ボリューム調節キー、スイッチキー等)、トラックボール、マウス、及び操作レバーを含むが、これらに限定されず、ここでは説明を省略する。
【0130】
さらに、タッチパネル9071は、表示パネル9061をカバーしてよく、タッチパネル9071がその上又はその近くでのタッチ操作を検出した後、プロセッサ9010に伝送してタッチイベントのタイプを決定し、その後に、プロセッサ9010は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル9016に対応する視覚的出力を提供する。
図9において、タッチパネル9071と表示パネル9061は2つの独立した部品として携帯端末の入力と出力機能を実現するが、いくつかの実施例では、タッチパネル9071と表示パネル9061を一体化して携帯端末の入力と出力機能を実現することができ、ここで限定しない。
【0131】
インタフェースユニット908は、外部装置と携帯端末900を接続するインタフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドフォンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを備えた装置との接続用ポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、ヘッドフォンポート等を含んでよい。インタフェースユニット908は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力等)を受信すると共に、受信した入力を携帯端末900内の1つ又は複数の素子に伝送するか又は携帯端末900と外部装置の間にデータを伝送する。
【0132】
メモリ909は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶することができる。メモリ909は、主に、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、画像再生機能等)等を記憶することができるプログラム記憶領域と、携帯電話の使用に応じて作成されたデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳等)等を記憶することができるデータ記憶領域を含んでよい。また、メモリ909は、高速ランダムアクセスメモリを含んでよく、少なくとも1つの磁気ディスクメモリ素子、フラッシュメモリ素子等の不揮発性メモリ、又は他の揮発性固体メモリ素子を含んでもよい。
【0133】
プロセッサ910は、端末の制御センターであり、様々なインタフェースと回線により端末全体の各部分に接続され、メモリ909に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを動作させるか又は実行し、メモリ909に記憶されたデータを呼び出すことにより、端末の様々な機能とデータ処理を実行して、端末全体を監視する。プロセッサ910は、1つ又は複数の処理ユニットを含んでよく、選択可能に、プロセッサ910は、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーションプログラム等を処理するアプリケーションプロセッサと、主に無線通信を処理するモデムプロセッサとを集積することができる。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ910に集積されなくてもよい。
【0134】
端末900は、各部品に給電する電源9011(例えば、電池)を含んでよく、選択可能に、電源9011は、電源管理システムによりプロセッサ9010と論理的に接続されて、電源管理システムにより充電、放電の管理及び消費電力の管理等の機能を実現する。
【0135】
また、端末900は、図示しない機能モジュールを含み、ここでは贅言しない。
【0136】
好ましくは、本開示の実施例は、また、プロセッサ910、メモリ909、メモリ909に記憶され、プロセッサ910によって実行されるコンピュータプログラムを含む端末を提供する。コンピュータプログラムは、プロセッサ910によって実行されると、上記セル設定方法の実施例の各プロセスを実現し、同じ技術的効果を達成することができるが、重複を避けるために、ここでは贅言しない。
【0137】
図10は、本開示の実施例に係るソースノード又はターゲットノードである別のネットワークノードの構成図である。
図10に示すように、ネットワークノード1000は、プロセッサ1001、トランシーバ1002、メモリ1003、及びバスインタフェースを含み、ここで
トランシーバ1002は、セル設定情報とトリガー条件情報とを取得することと、
前記セル設定情報及び前記トリガー条件情報を含む設定メッセージを端末に送信することとに用いられる。
【0138】
選択可能に、前記設定メッセージは、1つ以上のセル設定情報及び1つ以上のトリガー条件情報を含む。
【0139】
選択可能に、前記設定メッセージは、トリガー条件情報リスト、セル設定情報リスト、及び関連関係リストを含み、前記トリガー条件情報リストは、1つ以上のトリガー条件情報を含み、前記セル設定情報リストは、1つ以上のセル設定情報を含み、前記関連関係リストは、トリガー条件情報とセル設定情報との関連関係を含み、又は、
前記設定メッセージは、トリガー条件リストを含み、ここで、前記トリガー条件リストの各項目は、いずれも、トリガー条件情報と、そのトリガー条件情報に対応するセル設定情報とを含む。
【0140】
選択可能に、前記トリガー条件情報リストの各項目は、いずれも、トリガー条件情報と、そのトリガー条件情報に対応する識別子情報とを含み、
前記セル設定情報リストの各項目は、いずれも、セル設定情報と、そのセル設定情報に対応する識別子情報とを含み、
前記関連関係は、
トリガー条件情報に対応する識別子情報とセル設定情報に対応する識別子情報との関連関係、又は、
トリガー条件情報に対応する識別子情報と前記セル設定情報リストの項目ラベルとの関連関係、又は、
トリガー条件情報リストの項目ラベルとセル設定情報に対応する識別子情報との関連関係、又は、
トリガー条件情報リストの項目ラベルと前記セル設定情報リストの項目ラベルとの関連関係を含む。
【0141】
選択可能に、前記トリガー条件リストは、
第1条件項目、第2条件項目、及び第3条件項目の少なくとも1つを含み、
ここで、前記第1条件項目は、1つのトリガー条件情報及びその1つのトリガー条件情報に対応する1つのセル設定情報を含み、
前記第2条件項目は、1つのトリガー条件情報及びその1つのトリガー条件情報に対応する複数のセル設定情報を含み、又は、
前記第3条件項目は、1つのセル設定情報及びその1つのセル設定情報に対応する1つ以上のトリガー条件情報を含む。
【0142】
選択可能に、前記設定メッセージは、
前記トリガー条件情報リストの各項目のトリガー条件情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記セル設定情報リストの各項目のセル設定情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記トリガー条件リストの各項目のトリガー条件情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記トリガー条件リストの各項目のセル設定情報は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、
前記トリガー条件リストの各項目における、トリガー条件情報及びそのトリガー条件情報に対応するセル設定情報を含む内容は、それぞれ異なる情報コンテナに設定されることと、の少なくとも1つの設定を有する。
【0143】
選択可能に、前記ネットワークノードが前記ターゲットノードである場合、前記セル設定情報及び前記トリガー条件情報は、前記ターゲットノードが前記ソースノードとネゴシエートすることによって特定されるものであり、又は
前記ネットワークノードが前記ソースノードである場合、前記セル設定情報及び前記トリガー条件情報は、前記ソースノードが1つ以上のターゲットノードとネゴシエートすることによって特定されるものである。
【0144】
選択可能に、前記ネットワークノードが前記ターゲットノードである場合、前記ターゲットノードは、前記ソースノードを介して、前記設定メッセージを前記端末に送信する。
【0145】
前記ネットワークノードは、端末のセルを柔軟に設定し、端末の通信性能を向上させることができる。
【0146】
ここで、トランシーバ1002は、プロセッサ1001の制御で、データの受信と送信とに用いられ、前記トランシーバ1002は、少なくとも2つのアンテナポートを含む。
【0147】
図10では、バスアーキテクチャは、任意数の相互接続するバスとブリッジを含み、具体的に、プロセッサ1001をはじめとする1つ又は複数のプロセッサとメモリ1003をはじめとするメモリの各種類の回路が接続したものである。バスアーキテクチャは、周辺イクイップメント、レギュレーター、電力管理回路などの各種類のほかの回路を接続したものであってもよい。これらは、いずれも本分野の公知事項であり、本文においてさらなる記載をしない。バスインタフェースにより、インタフェースが提供される。トランシーバ1002は、複数の部品であってもよく、即ち送信機と受信機を含み、伝送媒体でほかの各種類の装置と通信するユニットとして提供される。ユーザ端末によっては、ユーザインタフェース1004は、内部接続や外部接続する機器のインタフェースであってもよい。接続する機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカー、マイクロフォン、ジョイスティックなどを含むが、それらに限られない。
【0148】
プロセッサ1001は、バスアーキテクチャと通常の処理を管理する。メモリ1003は、プロセッサ1001による作業時に使用されるデータを記憶できる。
好ましくは、本開示は、プロセッサ1001と、メモリ1003と、メモリ1003に記憶され、プロセッサ1001上で実行可能なコンピュータプログラムと含むネットワークノードをさらに提供する。コンピュータプログラムは、プロセッサ1001によって実行されると、上記のセル設定方法の実施例の各プロセスを実現し、同じ技術的結果を達成することが可能であり、繰り返しを避けるために、ここで贅言しない。
【0149】
また、本開示の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、本開示の実施例に提供される端末側のセル設定方法の実施例の各プロセスを実現するか、又は、本開示の実施例に提供されるゲットノード又はソースノード側のセル設定方法の実施例の各プロセスを実現し、かつ同じ技術効果を奏することもできるので、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。ここで、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、リードオンリーメモリROM(Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリRAM(Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなどである。
【0150】
なお、本明細書において、用語「含める」、「含む」、又はそれらの任意の他の変形形態は、非排他的な包含をカバーするように意図され、したがって、要素のシリーズを含むプロセス、方法、品目、又は装置は、それらの要素だけでなく、明示的に列挙されていない他の要素も含み、又はそのようなプロセス、方法、品目、もしくは装置に固有の要素も含む。「……を1つ含む」という表現によって定義される要素は、これ以上限定せずに、追加の同一の要素が、その要素を含むプロセス、方法、物品、又は装置内に存在することを除外しない。
【0151】
上記の実施形態の説明により、当業者は、上記の実施例の方法は、ソフトウェアプラスに必要な汎用ハードウェアプラットフォームを追加することによって達成することができることを明確に理解することができ、もちろん、ハードウェアのみを介しても達成し得、しかし、多くの場合、前者は、より良い実施方式である。この理解に基づいて、本開示の技術手段は、本質的に、又は従来技術に寄与する部分は、コンピュータソフトウェア製品の形で具体化することができ、コンピュータソフトウェア製品は、(ROM/RAM、磁気ディスク、光ディスクなどの)記憶媒体に記憶され、(携帯電話、コンピュータ、サーバー、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)端末に、この開示の各実施例で説明した方法を実行させるために用いられるいくつかの命令を含む。
【0152】
以上、本開示の実施例について図面を参照して説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されるものではなく、上記実施例は、単なる例示であって、限定的なものではなく、当業者が、本開示の教示を受けて、本発明の要旨及び特許請求の範囲から逸脱することなく、多くの形態をとり得るものは、本発明の保護範囲に含まれる。