(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-04
(45)【発行日】2022-04-12
(54)【発明の名称】伝送方法および装置
(51)【国際特許分類】
H04W 72/04 20090101AFI20220405BHJP
H04L 27/26 20060101ALI20220405BHJP
【FI】
H04W72/04 131
H04W72/04 132
H04L27/26 113
(21)【出願番号】P 2020553638
(86)(22)【出願日】2019-03-29
(86)【国際出願番号】 CN2019080352
(87)【国際公開番号】W WO2019192396
(87)【国際公開日】2019-10-10
【審査請求日】2020-10-22
(31)【優先権主張番号】201810291088.5
(32)【優先日】2018-04-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】500266829
【氏名又は名称】中興通訊股▲分▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100101454
【氏名又は名称】山田 卓二
(74)【代理人】
【識別番号】100132241
【氏名又は名称】岡部 博史
(72)【発明者】
【氏名】李 剣
(72)【発明者】
【氏名】梁 亜超
(72)【発明者】
【氏名】▲ハオ▼ 鵬
【審査官】▲高▼木 裕子
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/186724(WO,A1)
【文献】Samsung,Corrections on Bandwidth Part Operation[online],3GPP TSG RAN WG1 #92 R1-1801988,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_92/Docs/R1-1801988.zip>,2018年03月02日
【文献】ZTE, Sanechips,Remaining issues for data resource allocation[online],3GPP TSG RAN WG1 #92 R1-1801629,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_92/Docs/R1-1801629.zip>,2018年03月02日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
H04L 27/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
スロットアグリゲーション伝送を行う過程において第1所定条件を満たしたことに応じて、アグリゲーションされたスロットにおける伝送されていないスロットでのデータ伝送を停止することを含む、
ユーザ機器が実行する伝送方法
であって、
前記第1所定条件は、
第3下り制御情報における帯域幅パート指示フィールドが第1下り制御情報における帯域幅パート指示フィールドと異なることと、
第3下り制御情報における帯域幅パート指示フィールドが第4下り制御情報における帯域幅パート指示フィールドと異なることと、
第3下り制御情報における少なくとも1つの追加ビットフィールドまたは帯域幅パート指示フィールド以外の他のビットフィールドが第2所定条件を満たすことと、
の少なくとも1種を含み、
前記第3下り制御情報および前記第4下り制御情報は、非アグリゲーション伝送のスロットのデータ伝送を指示するために用いられ、前記第1下り制御情報は、前記スロットアグリゲーション伝送における1つ目のスロットのデータ伝送を指示するために用いられる、伝送方法。
【請求項2】
第1所定条件は、
帯域幅パートの切り替えが発生したこと
と、
切り替え後の帯域幅パートのサブキャリア間隔が切り替え前の帯域幅パートのサブキャリア間隔と異なることと、
切り替え後の帯域幅パートの大きさが切り替え前の帯域幅パートの大きさと異なることと、
の少なくとも1種を
さらに含
む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第3下り制御情報における少なくとも1つの追加ビットフィールドまたは帯域幅パート指示フィールド以外の他のビットフィールドが第2所定条件を満たすことは、
前記追加ビットフィールドまたは帯域幅パート指示フィールド以外の他のビットフィールドが、アグリゲーションされたスロットにおける伝送されていないスロットでのデータ伝送を停止することを指示することと、
前記追加ビットフィールドまたは帯域幅パート指示フィールド以外の他のビットフィールドの所定状態が、アグリゲーションされたスロットにおける伝送されていないスロットでのデータ伝送を停止することを指示することと、の少なくとも1つを含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項4】
前記スロットアグリゲーション伝送における1つ目のスロットのデータ伝送は、第1下り制御情報により指示されるまたは無線リソース制御メッセージにより設定される、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
第2下り制御情報に応じて前記伝送されていないスロットでのデータ伝送を指示することを更に含み、
前記伝送されていないスロットで伝送されるデータは、伝送されたスロットで伝送されるデータと同じである、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
スロットアグリゲーション伝送を行う過程において第1所定条件を満たしたことに応じて、アグリゲーションされたスロットにおける伝送されていないスロットでのデータ伝送を停止するように構成される処理モジュールを備え、
前記スロットアグリゲーション伝送における1つ目のスロットの伝送は、第1下り制御情報により指示されるまたは無線リソース制御メッセージにより設定される、伝送装置
であって、
前記第1所定条件は、
第3下り制御情報における帯域幅パート指示フィールドが第1下り制御情報における帯域幅パート指示フィールドと異なることと、
第3下り制御情報における帯域幅パート指示フィールドが第4下り制御情報における帯域幅パート指示フィールドと異なることと、
第3下り制御情報における少なくとも1つの追加ビットフィールドまたは帯域幅パート指示フィールド以外の他のビットフィールドが第2所定条件を満たすことと、
の少なくとも1種を含み、
前記第3下り制御情報および前記第4下り制御情報は、非アグリゲーション伝送のスロットのデータ伝送を指示するために用いられ、前記第1下り制御情報は、前記スロットアグリゲーション伝送における1つ目のスロットのデータ伝送を指示するために用いられる、伝送装置。
【請求項7】
プロセッサと、
コンピュータ可読記憶媒体とを備え、
前記コンピュータ可読記憶媒体には命令が記憶されており、
前記命令は前記プロセッサに請求項1~
5のいずれか1項に記載の伝送方法を実行させる、伝送装置。
【請求項8】
コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムはプロセッサに、請求項1~
5のいずれか1項に記載の伝送方法を実行させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2018年04月03日に中国専利局に提出された出願番号が201810291088.5である中国特許出願に対して優先権の利益を主張するものであり、該出願の全ての内容を引用により本願に援用する。
【0002】
(技術分野)
本願は通信技術に関し、例えば、伝送方法および装置に関する。
【背景技術】
【0003】
無線通信技術の発展およびユーザの通信ニーズの増加に伴い、より高く、より速く、より新しい通信ニーズを満たすために、第5世代移動通信(5th Generation、5G)技術は、将来のネットワーク発展の傾向となっている。5G通信システムは、より高いデータレートを達成するように、より高くてより速い周波数帯(例えば、3GHz以上)で実施されると考えられる。
【0004】
New RAT(NR)は、カバレッジを確保するためにスロットアグリゲーション(slot aggregation)伝送を導入し、スロットアグリゲーション伝送中に帯域幅パートの切り替えが発生したことで、伝送は失敗してしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願の実施例は、スロットアグリゲーション伝送中にBWPの切り替えが発生した場合のスロットアグリゲーション伝送の成功率を向上させることができる伝送方法および装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の実施例は、スロットアグリゲーション伝送を行う過程において第1所定条件を満たした場合、アグリゲーションされたスロットにおける伝送されていないスロットでのデータ伝送を停止することを含む伝送方法を提供する。
【0007】
本願の実施例は、スロットアグリゲーション伝送を行う過程において帯域幅パートの切り替えが発生した場合、切り替え前の帯域幅パートを切り替え後の帯域幅パートにマッピングし、前記切り替え後の帯域幅パートを用い、アグリゲーションされたスロットにおける伝送されていないスロットでデータを伝送することを含む伝送方法を提出する。
【0008】
本願の実施例は、時間領域情報および周波数領域情報のうちの少なくとも1つに基づき、スロットアグリゲーション伝送に用いられる正当なスロットを確定することと、前記正当なスロットでデータを伝送することと、を含む伝送方法を提出する。
【0009】
本願の実施例は、スロットアグリゲーションの全てのスロットで同じ帯域幅パートを用いてデータを伝送することを含む伝送方法を提出する。
【0010】
本願の実施例は、スロットアグリゲーション伝送を行う過程において第1所定条件を満たした場合、アグリゲーションされたスロットにおける伝送されていないスロットでのデータ伝送を停止するように構成される処理モジュールを備え、前記スロットアグリゲーション伝送における1つ目のスロットの伝送は、第1下り制御情報により指示されるまたは無線リソース制御メッセージにより設定される伝送装置を提出する。
【0011】
本願の実施例は、スロットアグリゲーション伝送を行う過程において帯域幅パートの切り替えが発生した場合、切り替え前の帯域幅パートを切り替え後の帯域幅パートにマッピングするように構成されるマッピングモジュールと、前記切り替え後の帯域幅パートを用い、アグリゲーションされたスロットにおける伝送されていないスロットでデータを伝送するように構成される第1伝送モジュールと、を備える伝送装置を提出する。
【0012】
本願の実施例は、時間領域情報および周波数領域情報に応じて、スロットアグリゲーション伝送に用いられるスロットアグリゲーション伝送の正当なスロットを確定するように構成される確定モジュールと、前記正当なスロットでデータを伝送するように構成される第2伝送モジュールと、を備える伝送装置を提出する。
【0013】
本願の実施例は、スロットアグリゲーションの全てのスロットで同じ帯域幅パートを用いてデータを伝送するように構成される第3伝送モジュールを備える伝送装置を提出する。
【0014】
本願の実施例は、プロセッサと、コンピュータ可読記憶媒体とを備え、前記コンピュータ可読記憶媒体に命令が記憶され、前記命令が前記プロセッサにより実行されると、上記いずれかの伝送方法が実現される伝送装置を提出する。
【0015】
本願の実施例は、コンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、上記いずれかの伝送方法が実現されるコンピュータ可読記憶媒体を提出する。
【発明の効果】
【0016】
本願の他の特徴および利点は、以下の明細書で説明し、且つ、一部が明細書から明らかになるか、または本願を実施することにより理解される。本願の目的および他の利点は、明細書、特許請求の範囲および図面において具体的に示された構造で実現や取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図面は、本願の技術案に対する更なる理解を提供するためのものであり、明細書の一部を構成し、本願の実施例と共に本願の技術案を解釈するために用いられ、本願の技術案を限定するものではない。
【0018】
【
図1】本願の関連技術におけるスロットアグリゲーション伝送の模式図である。
【
図2】本願の一実施例に係る伝送方法のフローチャートである。
【
図3】本願の一実施例における、アグリゲーションされたスロットにおける伝送されていないスロットの伝送を停止する模式図である。
【
図4】本願の一実施例における、スケジューリングシグナリングに基づいて前記伝送されていないスロットの伝送を行う模式図である。
【
図5】本願の別の実施例に係る伝送方法のフローチャートである。
【
図6(a)】本願の一実施例における、切り替え前の帯域幅パートを切り替え後の帯域幅パートにマッピングする模式
図1である。
【
図6(b)】本願の一実施例における、切り替え前の帯域幅パートを切り替え後の帯域幅パートにマッピングする模式
図2である。
【
図6(c)】本願の一実施例における、切り替え前の帯域幅パートを切り替え後の帯域幅パートにマッピングする模式
図3である。
【
図7】本願の別の実施例に係る伝送方法のフローチャートである。
【
図8(a)】本願の別の実施例のスロットアグリゲーション伝送の正当なスロットを確定する模式
図1である。
【
図8(b)】本願の別の実施例のスロットアグリゲーション伝送の正当なスロットを確定する模式
図2である。
【
図8(c)】本願の別の実施例のスロットアグリゲーション伝送の正当なスロットを確定する模式
図3である。
【
図8(d)】本願の別の実施例のスロットアグリゲーション伝送の正当なスロットを確定する模式
図4である。
【
図9】本願の別の実施例に係る伝送方法のフローチャートである。
【
図10】本願の別の実施例に係る伝送装置の構成の模式図である。
【
図11】本願の別の実施例に係る伝送装置の構成の模式図である。
【
図12】本願の別の実施例に係る伝送装置の構成の模式図である。
【
図13】本願の別の実施例に係る伝送装置の構成の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照しながら本願の実施例について詳細に説明する。
【0020】
図面のフローチャートに示すステップは、1セットのコンピュータ実行可能命令のようなコンピュータシステムで実行できる。且つ、フローチャートにおいて論理的順序が示されるが、ある場合、ここでの順序と異なる順序で示されるまたは説明されるステップを実行してもよい。
【0021】
New RAT(NR)は、カバレッジを確保するためにスロットアグリゲーション(slot aggregation)伝送を導入し、すなわち、ユーザ機器(User Equipment、UE)は、複数のスロット内の同じ時間領域シンボル位置および周波数領域リソースブロック(Resource Block、RB)位置で伝送ブロック(Transmission Block、TB)を繰り返し伝送する。現在、アグリゲーション可能なスロット長は、1または2または4または8である。基地局は、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)メッセージにおける下りアグリゲーション因子(aggregation Factor DL)を設定することにより、下りリンクがアグリゲーション伝送を行うか否かを表し、RRCメッセージにおける上りアグリゲーション因子(aggregation Factor UL)を設定することにより、上りリンクがスロットアグリゲーション伝送を行うか否かを表す。設定したアグリゲーション因子が1よりも大きければ、ユーザ機器(User Equipment、UE)はスロットアグリゲーション伝送を行う必要があることを示す。基地局は、スロットアグリゲーション伝送の1つ目のスロット(slot)でスケジューリング(grant)メッセージによりスケジューリングされ、後続の使用可能なスロット内の同じ時間領域シンボル位置および同じ周波数領域RB位置で、伝送ブロック(Transmission Block、TB)を繰り返し伝送する。
【0022】
また、基地局は、上位層シグナリングによりユーザ機器UEに1セットの帯域幅パート(Bandwidth Part、BWP)を設定し、最大で4つの下りリンク(DownLink、DL)BWPおよび4つの上りリンク(UpLink、UL)BWPであり、異なる帯域幅パートBWPはサブキャリア間隔、帯域幅、および周波数領域位置等を独立して設定することができる。現在の規格では、帯域幅パートBWPの切り替えは、静的な帯域幅パートBWPの切り替え、動的な帯域幅パートBWPの切り替え、およびタイム(time)ベースの帯域幅パートBWPの切り替えに分けることができる。例えば、より大きなデータパケットが到達してより大きな帯域幅に変えて送信する必要がある場合、より大きな帯域幅の帯域幅パートBWPに切り替える必要がある。5G基地局(gNB)は、下り制御情報(Downlink Control Information、DCI)におけるBWP指示フィールドにより帯域幅パートBWPを動的に切り替えることができ、ユーザ機器UEは、該BWP指示フィールドが前のBWP指示フィールドと情報が異なると検出すれば、帯域幅パートBWPの切り替えを行う必要があることを確定する。また、現在の規格の定義によれば、時間分割多重(Time Division Duplexing、TDD)システムはDL BWP(下りリンク帯域幅パート)とUL BWP(上りリンク帯域幅パート)との中心キャリア周波数が同じであることを確保する必要があり、TDDシステムは、DL BWP(下りリンク帯域幅パート)が切り替えられると、UL BWP(上りリンク帯域幅パート)も切り替えられる必要があることを意味する。
【0023】
図1に示すように、図において、Uのブロックは上りスロットを表し、Dのブロックは下りスロットを表す。アグリゲーションされたスロット長が4で、且つ、アグリゲーションされた4つの上りスロットの間にアグリゲーションされた4つの下りスロットにおける2つの下りスロットが挿入されると仮定すると、ユーザ機器UEが上りスロットアグリゲーション伝送を行う過程において帯域幅パートBWPの切り替えが発生した場合、ユーザ機器UEは元のUL BWP(上りリンク帯域幅パート)に従ってスロットアグリゲーション伝送を行い続ければ、伝送が失敗してしまう可能性がある。
【0024】
図2に示すように、本願の一実施例は伝送方法を提出し、ステップ200を含む。
【0025】
ステップ200において、スロットアグリゲーション伝送を行う過程において第1所定条件を満たした場合、アグリゲーションされたスロットにおける伝送されていないスロットでのデータ伝送を停止する。
【0026】
本願の実施例において、スロットアグリゲーション伝送における1つ目のスロットの伝送は、第1下り制御情報により指示されるまたは無線リソース制御メッセージにより設定される。
【0027】
ここで、第1下り制御情報DCIはスケジューリングベース(grant based)の伝送に使用され、RRCメッセージはスケジューリングフリー(grant free)の伝送に使用される。
【0028】
例えば、第1下り制御情報DCIは、スロットアグリゲーション伝送における1つ目のスロットの伝送に使用される周波数領域リソース、時間領域シンボル、変調符号化方式、コードストリーム数、伝送層数、および冗長バージョン(Redundancy Version、RV)番号等を動的に指示する。
【0029】
また、例えば、RRCは、スロットアグリゲーション伝送における1つ目のスロットの伝送に使用される周波数領域リソース、使用される時間領域シンボル、使用される変調符号化方式、コードストリーム数、伝送層数、およびRV番号等を準静的に設定する。
【0030】
本願の実施例において、データは、物理上り制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)と、物理上り共用チャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)と、物理下り共用チャネル(Physical Downlink Shared Channel、PDSCH)と、物理下り制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)と、のいずれか1種で搬送(またはベアラ)される。
【0031】
本願の実施例において、第1所定条件は、帯域幅パートの切り替えが発生したことと、第3下り制御情報における帯域幅パート指示フィールドが前記第1下り制御情報における帯域幅パート指示フィールドと異なることと、第3下り制御情報における帯域幅パート指示フィールドが第4下り制御情報における帯域幅パート指示フィールドと異なることと、第3下り制御情報における少なくとも1つの追加ビットフィールドまたは帯域幅パート指示フィールド以外の他のビットフィールドが第2所定条件を満たすことと、切り替え後の帯域幅パートのサブキャリア間隔が切り替え前の帯域幅パートのサブキャリア間隔と異なることと、切り替え後の帯域幅パートの大きさが切り替え前の帯域幅パートの大きさと異なることと、の少なくとも1種を含み、前記第3下り制御情報および前記第4下り制御情報は、非アグリゲーション伝送のスロットのデータ伝送を指示するために用いられる。
【0032】
ここで、第3下り制御情報における少なくとも1つの追加ビットフィールドまたは帯域幅パート指示フィールド以外の他のビットフィールドが第2所定条件を満たすことは、追加ビットフィールドまたは帯域幅パート指示フィールド以外の他のビットフィールドが、アグリゲーションされたスロットにおける伝送されていないスロットでのデータ伝送を停止することを指示することと、追加ビットフィールドまたは帯域幅パート指示フィールド以外の他のビットフィールドの所定状態が、アグリゲーションされたスロットにおける伝送されていないスロットでのデータ伝送を停止することを指示することと、
の少なくとも1つを含む。
【0033】
ここで、追加ビットフィールドまたは帯域幅パート指示フィールド以外の他のビットフィールドにより、アグリゲーションされたスロットにおける伝送されていないスロットでのデータ伝送を停止することを明示的または暗黙的に指示することができる。
【0034】
例えば、帯域幅パートBWPの切り替えが発生すれば、後続のスロットアグリゲーションでのデータ伝送を停止する。
【0035】
または、帯域幅パートBWPの切り替えが発生し、且つ切り替え後の帯域幅パートBWPのサブキャリア間隔が切り替え前のサブキャリア間隔と異なれば、後続のスロットアグリゲーションでのデータ伝送を停止する。
【0036】
または、帯域幅パートBWPの切り替えが発生し、且つ切り替え後の帯域幅パートBWPの大きさが切り替え前の帯域幅パートBWPの大きさと異なれば、後続のスロットアグリゲーションでのデータ伝送を停止する。
【0037】
または、帯域幅パートBWPの切り替えが発生し、切り替え後の帯域幅パートBWPの大きさが切り替え前の帯域幅パートBWPの大きさと異なり、且つ切り替え後の帯域幅パートBWPのサブキャリア間隔が切り替え前の帯域幅パートBWPのサブキャリア間隔と異なれば、後続のスロットアグリゲーションでのデータ伝送を停止する。
【0038】
または、1つのビットフィールドを追加することにより、後続のスロットアグリゲーションでのデータ伝送を停止することを明示的に指示する。
【0039】
または、BWP指示フィールドのビットフィールドにより、帯域幅パートBWPの切り替えが発生したか否かを指示し、BWP指示フィールドが帯域幅パートBWPの切り替えが発生したことを指示すれば、後続のスロットアグリゲーションでのデータ伝送を停止することを暗黙的に指示する。
【0040】
または、周波数領域リソース割り当てフィールドの所定状態により、後続のスロットアグリゲーションでのデータ伝送を停止し、例えば、周波数領域リソース割り当てフィールドにおけるビットを全て1に設定するか、または全て0に設定する。
【0041】
本願の実施例において、ユーザ機器UEは、5G基地局gNBから送信された第3下り制御情報DCIにおけるBWP指示フィールドが第1下り制御情報DCIにおけるBWP指示フィールドと同じであるか否かに基づき、帯域幅パートBWPの切り替えが発生したか否かを判断することができる。一実施例において、第3下り制御情報DCIにおけるBWP指示フィールドが第1下り制御情報DCIにおけるBWP指示フィールドと異なる場合、帯域幅パートBWPの切り替えが発生したことを確定し、第3下り制御情報DCIにおけるBWP指示フィールドが第1下り制御情報DCIにおけるBWP指示フィールドと同じである場合、帯域幅パートBWPの切り替えが発生していないことを確定する。
【0042】
例えば、
図3は、4スロットの上りアグリゲーション伝送の模式図である。該上りアグリゲーション伝送の1つ目のスロット(slot)は、1つ目のUスロット(すなわち、上りスロット)の前に送信された下り制御情報DCI(UL grant)、すなわち、前記第1下り制御情報DCIにより、データを伝送することを指示する。第1下り制御情報DCIにおけるBWP指示フィールドは、例えば00であり、使用されるBWP IDが1であることを表す。図において、1つ目のDスロット(すなわち、下りスロット)で帯域幅パートBWPの切り替えが発生し、ユーザ機器UEは該スロットで、下り制御情報DCI(DL grant)、すなわち、前記第3下り制御情報DCIを受信する。第3下り制御情報DCIにおけるBWP指示フィールドは、例えば01であり、使用されるBWP IDが2であることを表すと、帯域幅パートBWPの切り替えが発生し、BWP1からBWP2に変化したことを示す。TDDフレーム構造は、下り帯域幅パートBWPが変化すると、時間分割多重TDDの上り中心周波数点と下り中心周波数点とが一致することを確保するために、上り帯域幅パートBWPも変化する必要がある。前記第3下り制御情報DCIとはDL grantを指し、下りデータ伝送に用いられ、非上りアグリゲーション伝送のスロットを占める。
【0043】
本願の実施例において、ユーザ機器UEは、更に、5G基地局gNBから送信された第3下り制御情報DCIにおけるBWP指示フィールドが第4下り制御情報DCIにおけるBWP指示フィールドと同じであるか否かに基づき、帯域幅パートBWPの切り替えが発生したか否かを判断することができる。一実施例において、第3下り制御情報DCIにおけるBWP指示フィールドが第4下り制御情報DCIにおけるBWP指示フィールドと異なる場合、帯域幅パートBWPの切り替えが発生したことを確定し、第3下り制御情報DCIにおけるBWP指示フィールドが第4下り制御情報DCIにおけるBWP指示フィールドと同じである場合、帯域幅パートBWPの切り替えが発生していないことを確定する。
【0044】
例えば、
図3に示すように、4スロットの上りアグリゲーション伝送の模式図であり、1つ目のUスロットの前に送信された下り制御情報DCI(DL grant)、すなわち、前記第4下り制御情報DCIは、下りデータを伝送することを指示し、第4下り制御情報DCIにおけるBWP指示フィールドは、例えば10であり、使用されるBWP IDが3であることを表し、図において、1つ目のDスロットで帯域幅パートBWPの切り替えが発生し、ユーザ機器UEは該スロットで、下り制御情報DCI(DL grant)、すなわち、前記第3下り制御情報DCIを受信し、第3下り制御情報DCIにおけるBWP指示フィールドは、例えば01であり、使用されるBWP IDが2であることを表すと、帯域幅パートBWPの切り替えが発生し、BWP3からBWP2に変化したことを示す。TDDフレーム構造は、下りの帯域幅パートBWPが変化すると、時間分割多重TDDの上り、下り中心周波数点が一致することを確保するために、上りの帯域幅パートBWPも変化する必要があり、前記第3下り制御情報DCIおよび第4下り制御情報DCIとはDL grantを指し、下りデータ伝送に用いられ、非上りアグリゲーション伝送のスロットを占める。
【0045】
本願の実施例において、上記スロットアグリゲーションは上りスロットアグリゲーションであってもよく、帯域幅パートBWPはUL BWP(上りリンク帯域幅パート)であってもよく、または、スロットアグリゲーションは下りスロットアグリゲーションであってもよく、帯域幅パートBWPはDL BWP(下りリンク帯域幅パート)であってもよい。
【0046】
例えば、TDDシステムは、DL BWP(下りリンク帯域幅パート)とUL BWP(上りリンク帯域幅パート)との中心キャリア周波数が同じであることを確保する必要があるため、DL BWP(下りリンク帯域幅パート)の切り替えが発生すると、UL BWP(上りリンク帯域幅パート)の切り替えは必ず発生する。同様に、UL BWP(上りリンク帯域幅パート)の切り替えが発生すると、DL BWP(下りリンク帯域幅パート)の切り替えは必ず発生する。これにより、後続のスロットでのデータ伝送を停止することができる。
図3に示すように、図において、Uは上りスロットで、Dは下りスロットであり、アグリゲーションされたスロット長が4であり、且つ、アグリゲーションされた4つの上りスロットの間にアグリゲーションされた4つの下りスロットにおける2つの下りスロットが挿入されると仮定すると、下りスロット伝送中に帯域幅パートBWPの切り替えが発生した場合、ユーザ機器UEは、後続の2つの上りスロットでのデータ伝送を停止し、図における×付きの2つの上りスロットに示すとおりである。
【0047】
また、例えば、切り替え前の帯域幅パートBWPが切り替え後の帯域幅パートBWPよりも大きい場合、切り替え前の帯域幅パートBWPのリソースブロック(Resource Block、RB)と切り替え後の帯域幅パートBWPのRBとの間でマッピングが完了できばいと、アグリゲーションされたスロットにおける伝送されていないスロットでのデータ伝送を停止する必要がある。
【0048】
一実施例において、該方法は、ステップ201を更に含む。
【0049】
ステップ201において、第2下り制御情報に応じて伝送されていないスロットでのデータ伝送を指示する。
【0050】
本願の実施例において、伝送されていないスロットで伝送されるデータは、伝送されたスロットで伝送されるデータと同じであってもよいし、異なってもよい。
【0051】
図4に示すように、図において、Uは上りスロットで、Dは下りスロットであり、アグリゲーションされたスロット長が4で、且つ、アグリゲーションされた4つの上りスロットの間にアグリゲーションされた4つの下りスロットにおける2つの下りスロットが挿入されると仮定すると、下りスロット伝送中に帯域幅パートBWPの切り替えが発生した場合、ユーザ機器UEは、後続の2つの上りスロットでのデータ伝送を停止し、図における×付きの2つの上りスロットに示すとおりである。且つ、第2下り制御情報(すなわち、
図4におけるスケジューリング(Grant)シグナリング)に基づいて伝送されていないスロットでデータを伝送する。
【0052】
本願の実施例は、スロットアグリゲーション伝送を行う過程において第1所定条件を満たした場合、アグリゲーションされたスロットにおける伝送されていないスロットでのデータ伝送を停止することを含む。本願の実施例は、アグリゲーションされたスロットにおける伝送されていないスロットでのデータ伝送を停止することにより、アグリゲーションされたスロットにおける伝送されていないスロットでのデータ伝送が失敗するという問題がなく、スロットアグリゲーション伝送中に帯域幅パートBWPの切り替えが発生した場合のスロットアグリゲーション伝送の成功率を向上させる。
【0053】
図5に示すように、本願の別の実施例は伝送方法を提出し、ステップ500を含む。
【0054】
ステップ500において、スロットアグリゲーション伝送を行う過程において帯域幅パートの切り替えが発生した場合、切り替え前の帯域幅パートを切り替え後の帯域幅パートにマッピングし、前記切り替え後の帯域幅パートを用い、アグリゲーションされたスロットにおける伝送されていないスロットでデータを伝送する。
【0055】
本願の実施例において、切り替え前の帯域幅パートを切り替え後の帯域幅パートにマッピングすることは、前記切り替え前の帯域幅パートのi個目のリソースブロックを前記切り替え後の帯域幅パートのi個目のリソースブロックにマッピングし、iは0以上の整数であることと、切り替え前の帯域幅パートのi個目のリソースブロックを切り替え後の帯域幅パートの(i+△)または(i-△)個目のリソースブロックにマッピングし、i、△は0以上の整数であることと、
前記切り替え前の帯域幅パートの第1リソースブロックを前記切り替え後の帯域幅パートの第2リソースブロックにマッピングし、第1リソースブロックの周波数領域位置と第2リソースブロックの周波数領域位置とが同じであることと、切り替え前の帯域幅パートのi個目のリソースブロックを切り替え後の帯域幅パートの(i mod X)個目のリソースブロックにマッピングし、Xは切り替え後の帯域幅パートのリソースブロックの個数であることと、前記切り替え前の帯域幅パートのリソースブロックを前記切り替え後の帯域幅パートの最も低いリソースブロックからマッピングし始めることと、の少なくとも1種を含む。
【0056】
例えば、切り替え前の帯域幅パートが切り替え後の帯域幅パート以下である場合、切り替え前の帯域幅パートのi個目のリソースブロックを切り替え後の帯域幅パートの(i+△)または(i-△)個目のリソースブロックにマッピングし、ここで、i、△は0以上の整数である。
図6(a)に示すように、切り替え前の帯域幅パートBWPが(n+1)個のRBを含み、それぞれRB0、RB1、……、RBnであり、切り替え後の帯域幅パートBWPが(m+1)個のRBを含み、それぞれRB0、RB1、……、RBmであり、mがnよりも大きく、ユーザ機器UEに割り当てられたRBがRB2、RB3、RB4、……、RB(n-1)を含むと仮定すると、ユーザ機器UEのRB2は切り替え後の帯域幅パートBWPのRB2にマッピングされ、ユーザ機器UEのRB3は切り替え後の帯域幅パートBWPのRB3にマッピングされ、以降は同様にし、ユーザ機器UEのRB(n-1)は切り替え後の帯域幅パートBWPのRB(n-1)にマッピングされる。つまり、上記△は0である。
【0057】
また、例えば、
図6(b)に示すように、切り替え前の帯域幅パートBWPが(n+1)個のRBを含み、それぞれRB0、RB1、……、RBnであり、切り替え後の帯域幅パートBWPが(m+1)個のRBを含み、それぞれRB0、RB1、……、RBmであり、mがnよりも大きく、ユーザ機器UEに割り当てられたRBがRB2、RB3、RB4、……、RB(n-1)を含むと仮定すると、ユーザ機器UEのRB2は切り替え後の帯域幅パートBWPのRB4にマッピングされ、ユーザ機器UEのRB3は切り替え後の帯域幅パートBWPのRB5にマッピングされ、以降は同様にし、ユーザ機器UEのRB(n-1)は切り替え後の帯域幅パートBWPのRB(n+1)にマッピングされる。つまり、上記△は2である。
【0058】
別の視点から、切り替え前の帯域幅パートBWPのRB2の周波数領域リソース位置と切り替え後の帯域幅パートBWPのRB4の周波数領域リソース位置とが同じであり、切り替え前の帯域幅パートBWPのRB3の周波数領域リソース位置と切り替え後の帯域幅パートBWPのRB5の周波数領域リソース位置とが同じであり、以降は同様にし、切り替え前の帯域幅パートBWPのRB(n-1)の周波数領域リソース位置と切り替え後の帯域幅パートBWPのRB(n+1)の周波数領域リソース位置とが同じであれば、ユーザ機器UEのRB2は切り替え後の帯域幅パートBWPのRB4にマッピングされ、ユーザ機器UEのRB3は切り替え後の帯域幅パートBWPのRB5にマッピングされ、以降は同様にし、ユーザ機器UEのRB(n-1)は切り替え後の帯域幅パートBWPのRB(n+1)にマッピングされる。
【0059】
また、例えば、切り替え前の帯域幅パートが切り替え後の帯域幅パート以上である場合、切り替え前の帯域幅パートのi個目のリソースブロックを切り替え後の帯域幅パートの(i mod X)個目のリソースブロックにマッピングし、ここで、Xは切り替え後の帯域幅パートのリソースブロックの個数である。
図6(c)に示すように、切り替え前の帯域幅パートBWPが(m+1)個のRBを含み、それぞれRB0、RB1、……、RBmであり、切り替え後の帯域幅パートBWPが(n+1)個のRBを含み、それぞれRB0、RB1、……、RBnであり、mがnよりも大きく、ユーザ機器UEに割り当てられたRBがRB4、RB5、RB6、……、RB(n-2)を含むと仮定すると、ユーザ機器UEのRB4は切り替え後の帯域幅パートBWPのRB(4mod(n+1))にマッピングされ、ユーザ機器UEのRB5は切り替え後の帯域幅パートBWPのRB(5mod(n+1))にマッピングされ、以降は同様にし、ユーザ機器UEのRB(n-2)は切り替え後の帯域幅パートBWPのRB((n-2)mod(n+1))にマッピングされる。
【0060】
また、例えば、切り替え前の帯域幅パートが切り替え後の帯域幅パート以上である場合、切り替え前の帯域幅パートのリソースブロックを切り替え後の帯域幅パートの最も低いリソースブロックからマッピングし始める。
【0061】
また、例えば、切り替え前の帯域幅パートBWP1が50個のRBであり、切り替え後の帯域幅パートBWP2が20RBに変わり、帯域幅パートBWP1におけるユーザ機器UEに割り当てられた上りデータ伝送に用いられるリソースブロックの数が10であり、RB11~RB1120の周波数領域位置を占め、最も低いリソースブロックマッピングの方法を採用すれば、直接、帯域幅パートBWP2における20RBにおけるRB0~RB9にマッピングされる。
【0062】
また、例えば、切り替え前の帯域幅パートが切り替え後の帯域幅パート以上である場合、リソースブロックの数が多すぎてマッピングを完了できないと、小帯域幅の帯域幅パートBWPを基準としてマッピングしてもよく、ユーザ機器UEまたは5G基地局gNBは更にレートマッチングを行い、レートマッチングとは、伝送チャネル上のビットがパンクチャまたは再送されることで、物理チャネルのベアラ能力に合わせ、チャネルのマッピング時に伝送に要求されるビットレートに達することを指す。切り替え前の帯域幅パートBWP1が50個のRBであり、切り替え後の帯域幅パートBWP2が10RBに変わり、帯域幅パートBWP1におけるユーザ機器UEに割り当てられた上りデータ伝送に用いられるリソースブロックの数が20であり、RB1~RB20の周波数領域位置を占めると、10RBのみをマッピングし、他の10RBをマッピングしない。
【0063】
他の場合は同様に類推する。
【0064】
一実施例において、切り替え前の帯域幅パートを切り替え後の帯域幅パートにマッピングした後、該方法は、前記切り替え後の帯域幅パートをホッピング(hopping)処理することと、ホッピング処理後の切り替え後の帯域幅パートを用い、前記伝送されていないスロットでデータを伝送することと、を更に含む。
【0065】
本願の実施例において、切り替え後の帯域幅パートをホッピング処理することは、前記切り替え後の帯域幅パートの大きさに基づいてホッピング計算を行うことを含む。
【0066】
一実施例において、以下の数式に従って切り替え後の帯域幅パートBWPをホッピング処理する。
【0067】
【0068】
【0069】
本願の実施例において、前記切り替え後の帯域幅パートをホッピング処理する前に、ホッピングスロットカウンタをリセットするか、または、ホッピングスロットカウンタをリセットしないことを更に含み、前記切り替え後の帯域幅パートをホッピング処理することは、リセットされたホッピングスロットカウンタまたはリセットされないホッピングスロットカウンタに基づいて前記切り替え後の帯域幅パートをホッピング処理することを含む。
【0070】
上記ホッピングスロットカウンタに基づいて切り替え後の帯域幅パートをホッピング処理することとは、切り替え後の帯域幅パートをホッピング処理する過程において使用される現在のスロット番号がスロットカウンタから得られることを意味し、帯域幅パートBWPの切り替え後、スロットカウンタをリセットしてもよいし、リセットしなくてもよい。例えば、現在の規格におけるスロット間のホッピング方法によれば、偶数のスロットはホッピングしないが、奇数のスロットはホッピングし、4つのスロットをアグリゲーション伝送する場合、スロットカウンタ(0 1 2 3)が増加し、帯域幅パートBWPの切り替えが発生すれば、そのまま保持してもよいし、リセットしてもよい。3つ目のスロットで帯域幅パートBWPの切り替えが発生すれば、3つ目のスロットタイマのカウントはゼロから(0 1 0 1)となり、4つ目のスロットで帯域幅パートBWPの切り替えが発生すれば、4つ目のスロットタイマのカウントはゼロから(0 1 2 0)となり、また、前記スロットをカウントする時、非上りスロット(例えば、下りスロットまたは特殊なスロットS)を含む可能性があり、
図1に示すUUDDUUは、カウントがそれぞれ(012345)であり、スロットカウンタが帯域幅パートBWPの切り替えによりリセットされると、カウントは(012012)になる可能性がある。
【0071】
本願の実施例において、上記切り替え後の周波数領域オフセットは、元の下り制御情報DCIにおけるホッピング指示フィールドにより指示をゼロパディングまたは切断することができる。例えば、切り替え前の帯域幅パートBWPの帯域幅が50よりも小さく、切り替え後の帯域幅パートBWPの帯域幅が50以上である場合、周波数領域オフセットは、元の下り制御情報DCIにおけるホッピング指示フィールドにより指示をゼロパディングすることができる。つまり、切り替え前の周波数領域オフセットが0および1で指示されると、切り替え後の周波数領域オフセットは00および01で指示されてもよい。
【0072】
切り替え前の帯域幅パートBWPの帯域幅が50以上であり、切り替え後の帯域幅パートBWPの帯域幅が50よりも小さい場合、周波数領域オフセットは、元の下り制御情報DCIにおけるホッピング指示フィールドにより指示を切断することができる。つまり、切り替え前の周波数領域オフセットが00、01、10および11で指示されると、切り替え後の周波数領域オフセットは0および1で指示されてもよい。
【0073】
また、本願の実施例において、スロットアグリゲーション伝送における1つ目のスロットの伝送は下り制御情報により指示されるまたは無線リソース制御メッセージにより設定される。
【0074】
ここで、第1下り制御情報DCIは、スケジューリングベース(grant based)の伝送に使用され、RRCメッセージは、スケジューリングフリー(grant free)の伝送に使用される。
【0075】
例えば、第1下り制御情報DCIは、スロットアグリゲーション伝送における1つ目のスロットの伝送に使用される周波数領域リソース、時間領域シンボル、変調符号化方式、コードストリーム数、伝送層数、および冗長バージョン(Redundancy Version、RV)番号等を動的に指示する。
【0076】
また、例えば、RRCは、スロットアグリゲーション伝送における1つ目のスロットの伝送に使用される周波数領域リソース、使用される時間領域シンボル、使用される変調符号化方式、コードストリーム数、伝送層数、およびRV番号等を準静的に設定する。
【0077】
本願の実施例において、データは、物理上り制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)と、物理上り共用チャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)と、物理下り共用チャネル(Physical Downlink Shared Channel、PDSCH)と、物理下り制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)と、のいずれか1種にベアラされる。
【0078】
本願の実施例は、スロットアグリゲーション伝送を行う過程において帯域幅パートの切り替えが発生した場合、切り替え前の帯域幅パートを切り替え後の帯域幅パートにマッピングし、前記切り替え後の帯域幅パートを用い、アグリゲーションされたスロットにおける伝送されていないスロットでデータを伝送することを含む。本願の実施例は、切り替え後の帯域幅パートを用い、アグリゲーションされたスロットにおける伝送されていないスロットでデータを伝送することにより、前記伝送されていないスロットでのデータの伝送が成功し、スロットアグリゲーション伝送中に帯域幅パートBWPの切り替えが発生した場合のスロットアグリゲーション伝送の成功率を向上させる。
【0079】
図7に示すように、本願の別の実施例は伝送方法を提出し、ステップ700およびステップ701を含む。
【0080】
ステップ700において、時間領域情報および周波数領域情報のうちの少なくとも1つに基づき、スロットアグリゲーション伝送に用いられる正当なスロットを確定する。
【0081】
本願の実施例において、時間領域情報は、開始長さインディケータ(the start and length indicator、SLIV)と、時間領域シンボルの開始位置と、時間領域シンボルの継続長さと、帯域幅パートの変換時間と、の少なくとも1つを含む。
【0082】
ここで、帯域幅パートの変換時間は、
【数2】
である。ここで、nは下り制御情報DCIをスケジューリングするスロットである。K
0は下り制御情報DCIをスケジューリングするスロットから下りデータを受信するスロットまでの間の間隔である。K
2は下り制御情報DCIをスケジューリングするスロットから上りデータを送信するスロットまでの間の間隔である。μ
PDSCHは物理下り共用チャネル(Physical Downlink Shared Channel、PDSCH)が採用するサブキャリア間隔である。μ
PDCCHは物理下り制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)が採用するサブキャリア間隔である。
【0083】
例えば、
図8(a)に示すように、4スロットの上りアグリゲーション伝送を行うと仮定すると、1つ目のアグリゲーションされたスロットで伝送が占有する時間領域シンボルは0~4であり、時間領域シンボルの開始位置は0個目のシンボルであり、時間領域シンボルの継続長さは5つのシンボルである。図において、Uは全下りシンボルスロットであり、Dは全上りシンボルスロットであり、Sは非全上りシンボルスロットである。
図8(a)に示す2つ目のSスロットの0~4シンボルが、下りシンボルまたは未知(unknown)のシンボルにより占有されると、時間領域データがマッピングを完了できないことを意味し、
図8(b)に示すように、該スロットが正当なスロットではなく、スロットアグリゲーション伝送を行うことができないと考えられ、該スロットをスキップして直接次の使用可能なスロットを更に判断し、次のUスロットにおける0~4シンボルが使用可能であると見出されると、該スロットが正当なスロットでスロットアグリゲーション伝送に使用可能であると考えられる。
【0084】
また、例えば、SLIVにより、1つ目のアグリゲーションされたスロットで伝送が占有する時間領域シンボルが0~6であり、時間領域シンボルの開始位置が0個目のシンボルであり、時間領域シンボルの継続長さが7個のシンボルであることを指示し、
図8(a)に示す2つ目のSスロットの0~6シンボルが使用可能であれば、時間領域データがマッピングを完了できることを意味し、該スロットが正当なスロットで上りスロットアグリゲーション伝送に使用可能であると考えられる。
【0085】
また、例えば、帯域幅パートBWPの切り替えが発生するため、帯域幅パートBWPの切り替えの遅延の存在により、帯域幅パートBWPの変換時間内にユーザ機器UEはデータを送受信できなくなり、
図8(c)、
図8(d)に示すように、帯域幅パートBWPの変換時間K
2またはK
0内に、これらのスロットは不正なスロットであり、上りスロットアグリゲーション伝送に使用不可であり、変換時間後の他の使用可能なスロットを判断し続ける。
【0086】
本願の実施例において、周波数領域情報は、帯域幅パートのサブキャリア間隔と、切り替え後の帯域幅パートのサブキャリア間隔と、帯域幅パートの大きさと、切り替え後の帯域幅パートの大きさと、帯域幅パートの周波数領域位置と、切り替え後の帯域幅パートの周波数領域位置と、の少なくとも1つを含み、リソース割り当てフィールドが所定状態であり、例えば、リソース割り当てフィールドは空(Null)である。
【0087】
例えば、切り替え前の帯域幅パートBWPと切り替え後の帯域幅パートBWPとの大きさが異なり、切り替え前の帯域幅パートBWPの大きさは50RBで、切り替え後の帯域幅パートBWPの大きさは20RBであり、且つ、リソース割り当てが25RBで、切り替え後の帯域幅パートBWPに完全にマッピングすることができないと、該スロットは正当なスロットではなく、アグリゲーション伝送を行うことができないと考えられる。
【0088】
また、例えば、切り替え前の帯域幅パートBWPと切り替え後の帯域幅パートBWPとのサブキャリア間隔が異なると、該スロットが正当なスロットではなく、アグリゲーション伝送を行うことができないと考えられる。または、切り替え前の帯域幅パートBWPと切り替え後の帯域幅パートBWPとの周波数領域位置が異なると、該スロットが正当なスロットではなく、アグリゲーション伝送を行うことができないと考えられる。または、切り替え後の帯域幅パートBWPを指示するためのリソース割り当てフィールドがNullに設定されると、該スロットが正当なスロットではなく、アグリゲーション伝送を行うことができないと考えられる。または、切り替え後の帯域幅パートBWPを指示するためのリソース割り当てフィールドが所定状態に設定されると、該スロットが正当なスロットではないと考えられ、例えば、リソース割り当てフィールドは全て0または全て1に設定され、アグリゲーション伝送を行うことができない。
【0089】
本願の実施例において、時間領域情報および周波数領域情報は、単独でスロットが合格のスロットであるか否かの判断指標としてもよいし、合わせてスロットが合格のスロットであるか否かの判断指標としてもよい。
【0090】
ステップ701において、前記正当なスロットでデータを伝送する。
【0091】
本願の実施例において、スロットアグリゲーション伝送における1つ目のスロットの伝送は、下り制御情報により指示されるまたは無線リソース制御メッセージにより設定される。
【0092】
ここで、第1下り制御情報DCIは、スケジューリングベース(grant based)の伝送に使用され、RRCメッセージは、スケジューリングフリー(grant free)の伝送に使用される。
【0093】
例えば、第1下り制御情報DCIは、スロットアグリゲーション伝送における1つ目のスロットの伝送に使用される周波数領域リソース、時間領域シンボル、変調符号化方式、コードストリーム数、伝送層数、および冗長バージョン(Redundancy Version、RV)番号等を動的に指示する。
【0094】
また、例えば、RRCは、スロットアグリゲーション伝送における1つ目のスロットの伝送に使用される周波数領域リソース、使用される時間領域シンボル、使用される変調符号化方式、コードストリーム数、伝送層数、およびRV番号等を準静的に設定する。
【0095】
本願の実施例において、データは、物理上り制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)と、物理上り共用チャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)と、物理下り共用チャネル(Physical Downlink Shared Channel、PDSCH)と、物理下り制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)と、のいずれか1種にベアラされる。
【0096】
図9に示すように、本願の別の実施例は伝送方法を提出し、ステップ900を含む。
【0097】
ステップ900において、スロットアグリゲーションの全てのスロットで同じ帯域幅パートを用いてデータを伝送する。
【0098】
本願の実施例において、同じ帯域幅パートは、同じ帯域幅パートの大きさ、同じ帯域幅パートのサブキャリア間隔、および同じ周波数領域位置を含む。
【0099】
図10に示すように、本願の別の実施例は伝送装置を提出し、処理モジュールを備える。
【0100】
処理モジュールは、スロットアグリゲーション伝送を行う過程において第1所定条件を満たした場合、アグリゲーションされたスロットにおける伝送されていないスロットでのデータ伝送を停止するように構成される。
【0101】
前記スロットアグリゲーション伝送における1つ目のスロットの伝送は、第1下り制御情報により指示されるまたは無線リソース制御メッセージにより設定される。
【0102】
一実施例において、伝送モジュールを更に備える。
【0103】
伝送モジュールは、第2下り制御情報に応じて前記伝送されていないスロットでのデータ伝送を指示するように構成される。
【0104】
前記伝送されていないスロットで伝送されるデータは、伝送されたスロットで伝送されるデータと同じである。
【0105】
一実施例において、第1所定条件は、帯域幅パートの切り替えが発生したことと、第3下り制御情報における帯域幅パート指示フィールドが前記第1下り制御情報における帯域幅パート指示フィールドと異なることと、第3下り制御情報における帯域幅パート指示フィールドが第4下り制御情報における帯域幅パート指示フィールドと異なることと、第3下り制御情報における少なくとも1つの他のビットフィールドが第2所定条件を満たすことと、切り替え後の帯域幅パートのサブキャリア間隔が切り替え前の帯域幅パートのサブキャリア間隔と異なることと、切り替え後の帯域幅パートの大きさが切り替え前の帯域幅パートの大きさと異なることと、の少なくとも1種を含み、前記第3下り制御情報および前記第4下り制御情報は、非アグリゲーション伝送のスロットのデータ伝送を指示するために用いられる。
【0106】
一実施例において、第3下り制御情報における少なくとも1つの他のビットフィールドが第2所定条件を満たすことは、前記他のビットフィールドが、アグリゲーションされたスロットにおける伝送されていないスロットでのデータ伝送を停止することを明示的に指示することと、前記他のビットフィールドが、アグリゲーションされたスロットにおける伝送されていないスロットでのデータ伝送を停止することを暗黙的に指示することと、前記他のビットフィールドの所定状態が、アグリゲーションされたスロットにおける伝送されていないスロットでのデータ伝送を停止することを指示することと、の少なくとも1つを含む。
【0107】
一実施例において、他のビットフィールドは追加ビットフィールドである。
【0108】
図11に示すように、本願の別の実施例は伝送装置を提出し、マッピングモジュールおよび第1伝送モジュールを備える。
【0109】
マッピングモジュールは、スロットアグリゲーション伝送を行う過程において帯域幅パートの切り替えが発生した場合、切り替え前の帯域幅パートを切り替え後の帯域幅パートにマッピングするように構成される。
【0110】
第1伝送モジュールは、前記切り替え後の帯域幅パートを用い、アグリゲーションされたスロットにおける伝送されていないスロットでデータを伝送するように構成される。
【0111】
一実施例において、マッピングモジュールは、更に、スロットアグリゲーション伝送を行う過程において帯域幅パートの切り替えが発生した場合、前記切り替え前の帯域幅パートのi個目のリソースブロックを前記切り替え後の帯域幅パートのi個目のリソースブロックにマッピングする方法であって、iは0以上の整数である方法と、前記切り替え前の帯域幅パートのi個目のリソースブロックを前記切り替え後の帯域幅パートの(i+△)または(i-△)個目のリソースブロックにマッピングする方法であって、i、△は0以上の整数である方法と、前記切り替え前の帯域幅パートの第1リソースブロックを前記切り替え後の帯域幅パートの第2リソースブロックにマッピングする方法であって、第1リソースブロックの周波数領域位置と第2リソースブロックの周波数領域位置とが同じである方法と、前記切り替え前の帯域幅パートのi個目のリソースブロックを前記切り替え後の帯域幅パートの(i mod X)個目のリソースブロックにマッピングする方法であって、Xは前記切り替え後の帯域幅パートのリソースブロックの個数である方法と、前記切り替え前の帯域幅パートのリソースブロックを前記切り替え後の帯域幅パートの最も低いリソースブロックからマッピングし始める方法と、の少なくとも1種を用い、切り替え前の帯域幅パートを切り替え後の帯域幅パートにマッピングするように構成される。
【0112】
一実施例において、第1伝送モジュールは、更に、 前記切り替え後の帯域幅パートをホッピング処理し、ホッピング処理後の前記切り替え後の帯域幅パートを用い、前記伝送されていないスロットでデータを伝送するように構成される。
【0113】
一実施例において、第1伝送モジュールは、更に、ホッピングスロットカウンタをリセットするか、または、ホッピングスロットカウンタをリセットせず、リセットされたホッピングスロットカウンタまたはリセットされないホッピングスロットカウンタに基づいて前記切り替え後の帯域幅パートをホッピング処理するように構成される。
【0114】
図12に示すように、本願の別の実施例は伝送装置を提出し、確定モジュールおよび第2伝送モジュールを備える。
【0115】
確定モジュールは、時間領域情報および周波数領域情報のうちの少なくとも1つに基づき、スロットアグリゲーション伝送に用いられるスロットであるスロットアグリゲーション伝送の正当なスロットを確定するように構成される。
【0116】
第2伝送モジュールは、正当なスロットでデータを伝送するように構成される。
【0117】
一実施例において、時間領域情報は、開始長さインディケータと、時間領域シンボルの開始位置と、時間領域シンボルの継続長さと、帯域幅パートの変換時間と、の少なくとも1つを含む。
【0118】
ここで、帯域幅パートの変換時間は
【数3】
である。ここで、nは下り制御情報をスケジューリングするスロットである。K
0は下り制御情報をスケジューリングするスロットから下りデータを受信するスロットまでの間の間隔である。K
2は下り制御情報をスケジューリングするスロットから上りデータを送信するスロットまでの間の間隔である。μ
PDSCHは物理下り共用チャネルが採用するサブキャリア間隔である。μ
PDCCHは物理下り制御チャネルが採用するサブキャリア間隔である。
【0119】
一実施例において、周波数領域情報は、帯域幅パートのサブキャリア間隔と、切り替え後の帯域幅パートのサブキャリア間隔と、帯域幅パートの大きさと、切り替え後の帯域幅パートの大きさと、帯域幅パートの周波数領域位置と、切り替え後の帯域幅パートの周波数領域位置と、の少なくとも1つを含み、リソース割り当てフィールドが所定状態である。
【0120】
図13に示すように、本願の別の実施例は伝送装置を提出し、第3伝送モジュールを備える。
【0121】
第3伝送モジュールは、スロットアグリゲーションの全てのスロットで同じ帯域幅パートを用いてデータを伝送する。
【0122】
上記過程の具体的な実現は、前述した実施例を参照して実現でき、ここでは説明を省略する。
【0123】
本願の別の実施例は、プロセッサおよびコンピュータ可読記憶媒体を備える伝送装置であって、前記コンピュータ可読記憶媒体に命令が記憶され、前記命令が前記プロセッサにより実行されると、上記いずれかの伝送方法が実現される伝送装置を提出する。
【0124】
本願の別の実施例はコンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、上記いずれかの伝送方法が実現されるコンピュータ可読記憶媒体を提出する。
【0125】
当業者であれば、上記開示された方法における全てまたは一部のステップ、システム、装置における機能モジュール/ユニットは、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェアおよびその適当な組み合わせとして実施できることが理解され得る。ハードウェアの実施形態において、上記説明に言及された機能モジュール/ユニットの間での区分は、必ずしも物理コンポーネントの区分に対応するとは限らない。例えば、1つの物理コンポーネントは複数の機能を有してもよいし、または1つの機能もしくはステップは、複数の物理コンポーネントにより協働して実行されてもよい。いくつかのコンポーネントまたは全てのコンポーネントは、デジタル信号プロセッサまたはマイクロプロセッサのようなプロセッサにより実行されるソフトウェアとして実施されてもよいし、ハードウェアとして実施されてもよいし、特定用途向け集積回路のような集積回路として実施されてもよいし。このようなソフトウェアはコンピュータ可読媒体に分布されてもよく、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体(または非一時的媒体)および通信媒体(または一時的媒体)を含んでもよい。当業者に周知のように、コンピュータ記憶媒体という用語は、情報(例えば、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュールまたは他のデータ)を記憶するための任意の方法または技術で実施される揮発性および不揮発性、取り外し可能および取り外し不可な媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、電気的消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory、EEPROM)、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術、読み取り専用ディスク(Compact Disc Read-Only Memory、CD-ROM)、デジタル多機能ディスク(Digital Versatile Disc、DVD)または他の光ディスクメモリ、磁気カートリッジ、磁気テープ、磁気ディスクメモリまたは他の磁気記憶装置、あるいは、所望の情報を記憶するために用いられてコンピュータによりアクセス可能な任意の他の媒体を含んでもよいが、これらに限定されない。また、当業者に周知のように、通信媒体は、通常、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、またはキャリアもしくは他の伝送メカニズムのような変調データ信号内の他データを含み、且つ、任意の情報伝達媒体を含んでもよい。