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▶ フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー.ファオの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-05
(45)【発行日】2022-04-13
(54)【発明の名称】信頼可能な超低遅延通信
(51)【国際特許分類】
   H04L 1/16 20060101AFI20220406BHJP
   H04L 69/00 20220101ALI20220406BHJP
   H04W 28/04 20090101ALI20220406BHJP
【FI】
H04L1/16
H04L69/00
H04W28/04 110
【請求項の数】 37
(21)【出願番号】P 2019569385
(86)(22)【出願日】2018-06-13
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-08-06
(86)【国際出願番号】 EP2018065735
(87)【国際公開番号】W WO2018229168
(87)【国際公開日】2018-12-20
【審査請求日】2020-02-18
(31)【優先権主張番号】17176135.6
(32)【優先日】2017-06-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】591037214
【氏名又は名称】フラウンホッファー-ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー.ファオ
(74)【代理人】
【識別番号】100079577
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 全啓
(74)【代理人】
【識別番号】100167966
【弁理士】
【氏名又は名称】扇谷 一
(72)【発明者】
【氏名】ハッサン フセイン ハリード シャウキー
(72)【発明者】
【氏名】フェーレンバッハ トーマス
【審査官】阿部 弘
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-159440(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0051657(US,A1)
【文献】特表2015-527791(JP,A)
【文献】特開2011-091677(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2004/0228320(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2014/0092784(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第1951042(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0343273(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 1/16
H04L 69/00
H04W 28/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハイブリッド自動再送要求HARQスキームに従った通信をするための方法(10-10”、40、40b、40c、80)であって、
第1のチャンネル(61)で第1のデータ送信(11-11”、41、82)を実行するステップと、
前記第1のデータ送信に続く少なくとも1つのすぐ後の物理的なリソースの中で、第2のチャンネル(62、63)において、少なくとも1つの冗長送信(12-12”、13”、42、42c)を実行するステップであって、前記少なくとも1つの冗長送信は前方誤り訂正のための漸増する冗長に従って実行され、前記少なくとも1つの冗長送信は確認応答メッセージを待つことなく実行される、ステップと、
を備え、
停止条件、または、延期条件を満たしているときには、前記冗長送信を終了、または、延期するステップを含むことを特徴とする、方法。
【請求項2】
前記第1のチャンネルは、割り当てられた物理的なリソースを有し、前記第2のチャンネルは、割り当てられた物理的なリソースを有することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のチャンネルは、割り当てられた物理的なリソースを有し、及び前記第2のチャンネルは、グラント・フリーな物理的なリソースを有することを特徴とする、請求項1または請求項2のうちのいずれか1つに記載の方法。
【請求項4】
前記第1のチャンネルは、グラント・フリーな物理的なリソースを有し、及び前記第2のチャンネルは、グラント・フリーな物理的なリソースを有することを特徴とする、請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載の方法。
【請求項5】
前記第1のチャンネルは、グラント・フリーな物理的なリソースを有し、及び前記第2のチャンネルは、割り当てられた物理的なリソースを有することを特徴とする、請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1つに記載の方法。
【請求項6】
条件、または、延期条件を満たしているときには、前記冗長送信を終了、または、延期するステップであって、前記停止条件、または、前記延期条件は、他の送信が、送信されている、または、送信されることになっている(41b)という条件を少なくとも1つ含む、ステップをさらに備えることを特徴とする、請求項1ないし請求項5のうちのいずれか1つに記載の方法。
【請求項7】
記停止条件、または、前記延期条件を満たしているときには、前記冗長送信を終了、または、延期するステップであって、前記停止条件、または、前記延期条件は、確認応答ACKメッセージを受信する(46)という条件を少なくとも含む、ステップをさらに備えることを特徴とする、請求項1ないし請求項6のうちのいずれか1つに記載の方法。
【請求項8】
記停止条件、または、前記延期条件を満たしているときには、前記冗長送信を終了、または、延期するステップであって、前記停止条件、または、前記延期条件は、最大数の再送が実行された(48)という条件を少なくとも含む、ステップをさらに備えることを特徴とする、請求項1ないし請求項7のうちのいずれか1つに記載の方法。
【請求項9】
記停止条件、または、前記延期条件を満たしているときには、前記冗長送信を終了、または、延期するステップであって、前記停止条件、または、前記延期条件は、最大タイマが満了した(48)という条件を少なくとも含む、ステップをさらに備えることを特徴とする、請求項1ないし請求項8のうちのいずれか1つに記載の方法。
【請求項10】
記停止条件、または、前記延期条件を満たしているときには、前記冗長送信を終了、または、延期するステップであって、前記停止条件、または、前記延期条件は、前記少なくとも1つの後の物理的なリソースの割り当てが行われていないという条件を少なくとも含む、ステップをさらに備えることを特徴とする、請求項1ないし請求項9のうちのいずれか1つに記載の方法。
【請求項11】
記停止条件、または、前記延期条件を満たしているときには、前記冗長送信を終了、または、延期するステップであって、前記停止条件、または、前記延期条件
確認応答ACKメッセージを受信した(46)、およびまたは、
最大数の再送が実行された(48)、およびまたは、
大タイマが満了した(49)、およびまたは、
他の送信が、送信されている、または、送信されることになっている(41b)、およびまたは、
前記少なくとも1つの後続の前記物理的なリソースの割り当てが行われていない、
という条件のうちの少なくとも1つ、または上記条件のうちの少なくとも2つの「OR」条件を含む、ステップをさらに備えることを特徴とする、請求項1ないし請求項10のうちのいずれか1つに記載の方法。
【請求項12】
記第1のデータ送信が実行される前に、送信されるデータを前記第1のデータ送信関連付けられた第1の送信バッファ(75a)に挿入し、及び冗長データを前記第2のデータ送信が実行される前に、少なくとも1つの前記冗長送信関連付けられた第2の送信バッファ(75b)に挿入するステップと、
停止条件、または、延期条件を満たしているときには、前記第2の送信バッファ退避させるステップと、
さらに備えることを特徴とする、請求項1ないし請求項11のうちのいずれか1つに記載の方法。
【請求項13】
前記データ送信、及び冗長送信は、アップリンクULされ、
ッスン・ビフォア・トーク・スキーム(41b)、または、前記少なくとも1つの冗長送信を実行するための感知、または、検知する技術に基づいたスキームを実行するステップと、
さらに備えることを特徴とする、請求項1ないし請求項1のうちのいずれか1つに記載の方法。
【請求項14】
搬送波検知多重アクセス衝突検出CSMA/CDに基づく技術を用いていることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
搬送波検知多重アクセス衝突回避CSMA/CAに基づく技術を用いていることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
記延期条件を満たすまで、冗長送信を実行するステップ(48、49)と、
冗長送信に利用できる後続のリソースのために待機するステップ(45)と、
前記の割り当てられたリソースに対し少なくとも1つの追加の冗長送信が実行されるステップと、
さらに備えることを特徴とする、請求項1ないし請求項1のうちのいずれか1つに記載の方法。
【請求項17】
初期段階で、メトリック(933-937)が閾値を下回っているときには、後のステップを初期化するために、少なくともネットワークの状態と関連する部分で、前記メトリックを計測するステップ、
を備えることを特徴とする、請求項1ないし請求項1のうちのいずれか1つに記載の方法。
【請求項18】
1のチャンネル、およびまたは、前記第2のチャンネルにおいて、第1の割り当てられたリソースと、前記第1の割り当てられたリソースに後続する、または、前記第1の割り当てらえたリソースと、同時に、割り当てられた、または、割り当てられなかった少なくとも1つのリソースとを関連付けられるようにするために、複数の割り当てられたリソースを送信されるデータ関連付けるためのスケジューリングを実行するステップ、
さらに備えることを特徴とする、請求項1ないし請求項1のうちのいずれか1つに記載の方法。
【請求項19】
記QoS要件を満たしていないという弱点がある装置に対してより多くの冗長通信を割り当てるために、少なくとも前記ネットワーク状態と関連する部分でメトリックを測定するステップと、
さらに備えることを特徴とする、請求項1ないし請求項1のうちのいずれか1つに記載の方法。
【請求項20】
急の通信を要求する装置に対してより多くの冗長通信を割り当てるために、少なくとも前記ネットワーク状態と関連する部分でメトリックを測定するステップと、
さらに備えることを特徴とする、請求項1ないし請求項19のうちのいずれか1つに記載の方法。
【請求項21】
多くの長送信をより優度の高い送信に割り当てるために、優先の順位を決定するステップ、
さらに備えることを特徴とする、請求項1ないし請求項20のうちのいずれか1つに記載の方法。
【請求項22】
前記少なくとも1つの冗長送信は、
前記第2のチャンネル(61)の複数の後のリソースに送信される複数の冗長送信、
を備えることを特徴とする、請求項1ないし請求項2のうちのいずれか1つに記載の方法。
【請求項23】
じ物理的なリソースにおいて再送を実行する前定応答NACKメッセージを待つ(45、45c)自動要求(ARQ)術、
さらに備えることを特徴とする、請求項1ないし請求項2のうちのいずれか1つに記載の方法。
【請求項24】
前記ARQ再送は、前記電力レベル増加させることよって実行されることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
【請求項25】
記グラント・フリーなリソースのうちの少なくとも1つは、ショート送信時間間隔sTTIであることを特徴とする、請求項1ないし請求項2のうちのいずれか1つに記載の方法。
【請求項26】
記グラント・フリーなリソースのうちの少なくとも1つは、ショート送信時間間隔sTTIであることを特徴とする、請求項1ないし請求項2のうちのいずれか1つに記載の方法。
【請求項27】
前記スケジューリングは、半永続スケジューリングSPS、または、グラント・フリー送信としての事前構成されたリソースであることを特徴とする、請求項1ないし請求項2のうちのいずれか1つに記載の方法。
【請求項28】
第1のデータを第1のチャンネル(61)で受信(31)し、すぐ後に、少なくとも1つの冗長信号を第2のチャンネル(62、63)で受信するステップ(31)であって、前記少なくとも1つの冗長送信は、停止条件または延期条件が満たされたときに前記冗長送信を停止または延期するまで送信され、前記少なくとも1つの冗長送信は前方誤り訂正のための漸増する冗長に従って実行され、前記少なくとも1つの冗長送信は確認応答(ACK)メッセージを待つことなく事項される、ステップと、
記第1のデータ、およびまたは、前記少なくとも1つの冗送信に対して妥当性チェックを実行するステップ(32)と、
もし、妥当性チェックが、前記第1のデータ、およびまたは、前記少なくとも1つの前記冗長送信のうちの1つについて肯定的であれば、確認応答ACKを送信するステップ(35)、およびまたは、
もし、妥当性チェックが、前記第1のデータ、およびまたは、前記少なくとも1つの冗送信について否定的であれば、否定応答NACK)メッセージを送信するステップ(35)と、
を備えることを特徴とする、方法。
【請求項29】
信された前記データを再構築するために、不正確に受信た冗長送信先の不正確に受信したデータと組み合わせるステップを含むことを特徴とする、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記受信たデータは、請求項1ないし請求項2のうちのいずれか1つに記載の方法から得られことを特徴とする、請求項28または請求項29のうちのいずれか1つに記載の方法。
【請求項31】
前記通信は、ロング・ターム・エボリューションLTE通信、およびまたは、第3世代パートナーシップ・プロジェクト3GPPおよびまたは、4G、およびまたは、5Gであることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載の方法。
【請求項32】
第1のチャンネル(61)で通信を実行し、
第1のデータを送信し、
その後に、第2のチャンネル(62、63)で、少なくとも1つの冗長送信を実行ここで前記少なくとも1つの冗長送信は前方誤り訂正のための漸増する冗長に従って実行され、前記少なくとも1つの冗長送信は確認応答(ACK)メッセージを待つことなく実行され、
停止条件、または、延期条件を満たしているときには、前記冗長送信を終了、または、延するように構成されることを特徴とする、装置(21-23、51-54)。
【請求項33】
前記停止条件、または、前記延期条件は、
確認応答ACKメッセージを受信した(46)、およびまたは、
最大数の再送が実行されていた状態(48)、およびまたは、
大タイマが満了した(49)、およびまたは、
他の送信が、送信されている、または、送信されることになっている(41b)、およびまたは、
少なくとも1つの後続の物理的なリソースの割り当てが実行されていない
という条件のうちの少なくとも2つを備えることを特徴とする、請求項32に記載の装置。
【請求項34】
前記第1のチャンネル(61)は、グラント・フリーな物理的なリソースを有し、
前記第2のチャンネルは、グラント・フリーな物理的なリソースを有していることを特徴とする、請求項3または請求項3のうちのいずれか1つに記載の装置(21-23、51-54)。
【請求項35】
第1のチャンネルの中に割り当てられたリソース上の第1のデータを受信し、その後に、前記第1のチャンネル、または、第2のチャンネルにおいて少なくとも1つの冗長送信を受信し、ここで、前記少なくとも1つの冗長送信は、停止条件または延期条件が満たされたときに前記冗長送信を停止または延期するまで送信され、前記少なくとも1つの冗長送信は前方誤り訂正のための漸増する冗長に従って実行され、前記少なくとも1つの冗長送信は確認応答(ACK)メッセージを待つことなく実行され
記第1のデータ、およびまたは、前記少なくとも1つの冗送信に対して妥当性チェックを実行し、
前記妥当性チェックの結果に基づいて、確認応答ACKメッセージ、およびまたは、否定応答NACKメッセージを送信するように構成されることを特徴とする、装置。
【請求項36】
前記第1のチャンネルは、割り当てられた物理的なリソースを有し、前記第2のチャンネルは、割り当てられた物理的なリソースを有することを特徴とする、請求項3または請求項3、または、請求項3のいずれか1つに記載の装置。
【請求項37】
前記第1のチャンネルは、グラント・フリーな物理的なリソースを有し、前記第2のチャンネルは、グラント・フリーな物理的なリソースを有することを特徴とする、請求項3ないし請求項3、または、請求項3のいずれか1つに記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
メッセージの送信、そして、冗長送信、例えば、基地局(BS)からユーザー機器(UE)、そして/あるいは、その逆と関連する技術的な解決策をここに提供する。
【0002】
一般的には、多数の送信機/受信機は、信頼度を減少させる結果を生じさせることがある。したがって、早い再送が必要とされる。
【背景技術】
【0003】
超低遅延通信は、一方で、とても低いデューティ比を有するプレスケジューリング(prescheduling)(例えば、半持続スケジューリング(SPS))が、解決のカギである。一方で、超低遅延通信のためには、送信時間間隔(短いTTIのようなTTI)、無線フレームサイズ、そして、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)再送間隔を減らす必要がある。
【0004】
超低遅延通信ユースケースの大半は、高い信頼度を必要とするので、これは、減少されたフレームチャート(frame chart)、そして、短いプレセンテンスサイクル(presentence cycle)をサポート(support)するために管理されたハイブリッド自動再送要求HARQ設計のような技術に大きな挑戦を与える。
【0005】
以下の例は、開ループ、または、大半が開ループを形作る超低遅延通信のために、半永久的に増加する冗長再送の設計に焦点が当たっている。
【0006】
以下の例は、遅延時間が制限を受ける(ミッション・クリティカル(mission-critical))(極めて重要な)通信サービス、複数の段階(Multilevel)のQоSサービス、超低遅延通信、さらに高められた(enhanced)多重アクセス(MA)スキーム、および、MAチャンネルと関連する。
技術的な解決策は、ここに、送信の信頼度を増加させることを可能にするように記述され、したがって、信頼できない通信チャンネルを使用してもよい。
【0007】
関連技術では、以下の戦略(strategies)を用いて、信頼度を増加させることが試みられる。
・複数回の送信(多重サブフレームTTIs上の)での、冗長性、または、多様性(これは、巨大な遅延を犠牲にして、そして、ULだけをサポートするもの)と同じ種類の情報としてのTTIバンドリング[6、7]。
・短いTTIを有する同時に起きないHARQだけを用いると、再送のシーケンスがまだ起きているかもしれない時には、低い遅延は保証しない[1]。
・そして、並列で、そして、複数の送信ブロックのために受信されたACK、または、組み合わされたACKを有する送信を溢れさせる。もし、HARQは、非常に遅く修正できるならば、これは、応答の遅延のために、今後、さらに、遅れを誘発する。これに加えて、短い(または、たとえ普通の)期間を伴うSPSには適切ではない[10]。
・フレームが異なるフラグメント(fragments)を中継する、拡張されたハードウエアを提供する、しかし、これは、クリティカル・ミッションな通信では、可能ではないかもしれない[8]。
・複数のフレームのフィードバックのためのHARQ-ACKバンドリング、及び多重化は、その後の再送のために、今後、さらに、遅延を誘発する[11]。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、超低遅延通信は、一方で、とても低いデューティ比を有するプレスケジューリング(例えば、半持続スケジューリング(SPS))、及び超低遅延通信のための送信時間間隔(短いTTIのようなTTI)、無線フレームサイズ、そして、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)再送間隔を減らすことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
実施例と一致する、自動再送要求ARQスキーム、そして/あるいは、ハイブリッド(hybrid)ARQ、HARQスキームに従った、通信方法は、
第1のデータ送信を実行するステップと、
第1のデータ送信と同時に、または、その次の物理的なリソースで、少なくとも1つの冗長送信を実行するステップと、
を備えていてもよい。
【0010】
したがって、信頼性は増加する。
【0011】
実施例に従えば、方法は、停止状態、または、延期状態の条件を満たしているときには、データ再送を終了、または、延期し、停止状態、または、延期状態は、少なくとも、以下の1つの状態と、または、少なくとも、以下の2つの「あるいは」状態と、
確認応答ACKメッセージを受信している状態と、そして/あるいは、
最大数の再送が実行されていた状態と、そして/あるいは、
最大のタイマが満了した状態と、そして/あるいは、
他の送信が、送信される、または、送信されることになっている状態と、そして/あるいは、
を備える。
【0012】
その結果、信頼性は向上する。
【0013】
実施例に従えば、方法は、
第1のデータ送信、そして、少なくとも1つの冗長送信が実行される前に、第1のデータ送信と関連する第1の送信バッファに送信されるデータを挿入し、そして、少なくとも1つの冗長送信と関連する第2の送信バッファに冗長データを挿入するステップと、
停止状態、または、延期状態の条件を満たしているときには、第2の送信バッファに退避するステップと、
を備える。
【0014】
その結果、送信を実行するために用いられる同じ戦略を伴う無用な再送を避けることができる。
【0015】
実施例に従えば、方法は、チェイス合成スキーム、そして/あるいは、前方誤り訂正に従った、少なくとも1つの冗長送信を実行するステップと、を備えていてもよい。
【0016】
その結果、信頼性は向上する。
【0017】
実施例に従えば、データ送信、そして、冗長送信は、アップリンクULされ、方法は、リッスン・ビフォア・トーク・スキームと、または、少なくとも1つの冗長送信を実行するために、感知する、または、検知する技術に基づいたスキームを実行するステップと、を備えていてもよい。
【0018】
その結果、異なる複数のUEの間の媒体(medium)のアクセス(access)を調整するために有効な技術は、実行されてもよい。
【0019】
実施例に従えば、方法は、
延期状態が条件を満たすまで、冗長送信を実行するステップと、
冗長送信の処理で、その後の(割り当てられた、または、割り当てられていない)リソースのために待機するステップと、
その後の割り当てられたリソースで少なくとも1つの追加の冗長送信が実行されるステップと、
を備えていてもよい。
【0020】
その結果、信頼性は向上する。
【0021】
実施例に従えば、いくつかのHARQ冗長送信は、実行されてもよく、もはや可能性がないときには、ARQ再送は実行されてもよい。その結果、HARQ、そして、ARQ送信を用いて、通信チャンネルを効果的に使う将来の可能性がある。
【0022】
実施例に従えば、方法は、初期段階で、メトリック(933から937)が閾値を下回っているときには、次のステップを初期化するためのネットワークの状態と関連する少なくとも一部で、メトリックを計測するステップと、を備えていてもよい。
【0023】
その結果、上述、そして/あるいは、以下の方法は、有利なことに、必要なときだけ、開始される。
【0024】
実施例に従えば、方法は、第1のチャンネル、そして/あるいは、第2のチャンネルの中で、第1の割り当てられたリソースと第1の割り当てられたリソースのその後に、または、同時に、割り当てられた、または、割り当てられなかった少なくとも1つのリソースの間で関連付けを可能にするように、複数の割り当てられたデータをアップリンクUL、そして/あるいは、ダウンリンクDLされるデータに関連付けるためのスケジューリングを実行するステップと、を備えていてもよい。
【0025】
その結果、HARQ冗長送信は、訂正メッセージが受信されていたときには、HARQ送信の繰り返しを避けることを可能にするグラント・フリー基準に基づいて、実行されてもよい。
【0026】
実施例に従えば、方法は、低いQoSという弱点がある、そして/あるいは、緊急の通信を要求している装置により冗長な送信を割り当てるように、ネットワークの状態と関連する少なくとも一部でメトリックを測定するステップと、を備えていてもよい。
【0027】
その結果、ネットワークは、使用するための少ない追加的なリソースを有しているために、最も低い実行をしている複数のUEによって、複数のUEの状態に適応する。
【0028】
実施例に従えば、方法は、より多くの再送により高い優先的な送信に割り当てるように、優先の順位を決定するステップと、を備えていてもよい。
【0029】
緊急の通信(例えば、URLLC)の場合には、最も重要な通信を実行する装置のための信頼度を向上させるように、より多くの再送は割り当てられる。
【0030】
実施例に従えば、方法は、
第1のチャンネルで第1の送信を実行するステップと、
第2のチャンネルで少なくとも1つの冗長送信を実行するステップと、
を備えていてもよい。
【0031】
いくつかの実施例では、いくつかのチャンネルは、例えば、HARQ送信のために、受信されてもよい。
【0032】
実施例に従えば、第1のチャンネルは、割り当てられた物理的なリソースと、を備えていてもよく、そして、第2のチャンネルは、グラント・フリーな物理的なリソースと、を備えていてもよい。
【0033】
実施例に従えば、データを受信するための方法は、
第1のデータを受信し、そして、同時に、または、その後に、少なくとも1つの冗長データを受信するステップと、
第1のデータ、そして/あるいは、少なくとも1つの冗長データの妥当性チェックを実行するステップと、
もし、妥当性チェックが、少なくとも1つの第1のデータ、そして/あるいは、少なくとも1つの冗長データにとって肯定的であれば、肯定応答ACKを送信するステップと、
もし、妥当性チェックが、少なくとも1つの第1のデータ、そして/あるいは、少なくとも1つの冗長データにとって否定的であれば、否定応答NACKを送信するステップと、
を備えていてもよい。
【0034】
実施例に従えば、装置は、
スケジューリングに従った少なくともいくつかの通信で、通信を実行し、
第1のデータを送信し、
同時に、または、その後に、冗長送信を実行するように、構成されていてもよい。
【0035】
実施例に従えば、装置は、基地局、または、ユーザー機器である。
【0036】
実施例に従えば、装置は、
第1のチャンネルの中に割り当てられたリソース上の第1のデータを受信し、そして、
同時に、または、その後に、第1、または、第2のチャンネルの中の少なくとも1つの冗長データを受信し、
第1のデータ、そして/あるいは、少なくとも1つの冗長データに関する妥当性チェックを実行し、
妥当性チェックの結果に基づいて、肯定応答ACKメッセージ、そして/あるいは、否定応答NACKメッセージを送信するように、構成されていてもよい。
【0037】
実施例に従えば、装置は、上述/以下の装置/方法のスケジューリングfrを定義するように構成されていてもよい。
【0038】
実施例に従えば、システムは、少なくとも2つの装置と、備えていてもよく、第1の装置は基地局になり、第2の装置はユーザー機器になり、2つの装置のうちの少なくとも1つは、上述の、そして/あるいは、以下の方法のいずれかに従う、そして/あるいは、上述の、そして/あるいは、以下の装置のいずれかとして動作する他の装置にデータを送信するように構成されている。
【0039】
冗長送信は、例えば、データの完全な再送、そして/あるいは、先のデータの冗長部分の送信であってもよい。
【発明の効果】
【0040】
実施例と一致する、自動再送要求ARQスキーム、そして/あるいは、ハイブリッドARQ、HARQスキームに従った、通信方法は、
第1のデータ送信を実行することと、
第1のデータ送信と同時に、または、その次の物理的なリソースで、少なくとも1つの冗長送信を実行することと、
を備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
図1a図1aは、実施例に従った、方法を示している。
図1b図1bは、実施例に従った、方法を示している。
図1c図1cは、実施例に従った、方法を示している。
図2a図2aは、実施例に従った、システムを示している。
図2b図2bは、実施例に従った、システムを示している。
図3a図3aは、実施例に従った、方法を示している。
図3b図3bは、実施例に従った、方法を示している。
図4a図4aは、実施例に従った、方法を示している。
図4b図4bは、実施例に従った、方法を示している。
図4c図4cは、実施例に従った、方法を示している。
図5図5は、実施例に従った、方法を示している。
図6図6は、実施例に従った、方法を示している。
図7図7は、実施例に従った、装置を示している。
図8図8は、実施例に従った、方法を示している。
図9図9は、実施例に従った、装置を示している。
【詳細な説明】
【0042】
図1aから1cは、実施例に従った方法10、10’、10”を示している。方法は、例えば、自動再送要求ARQデータ、そして/あるいは、ハイブリッドARQ、HARQデータであってもよい。
【0043】
図1aは、例えば、第1のデータを受信機に送信することによって、実行された第1のデータ送信の中のブロック11を有する方法10を示している。第1のデータは、送信されてもよい(同じ実施例の中の割り当てられた物理的なリソースの中で、同じ実施例の中のグラント・フリーな物理的なリソースの中で)。方法10は、ブロック11にその後に冗長送信を実行するブロック12と、を備えていてもよい。ブロック12は、実施例に従って、割り当てられた物理的なリソースの上で、または、グラント・フリーな物理的なリソースの中で実行されてもよい。ブロック12は、実施例に従って、同じチャンネルの上で、または、異なるチャンネルの上で(例えば、例として、異なるチャンネルの上で)、データを送信することによって、実行されてもよい。
【0044】
図1bは、例えば、第1のデータを受信機に送信することによって、第1のデータ送信が実行される時のブロック11’を伴う方法10’を示している。第1のデータは、割り当てられたリソース上、または、他の例として、グラント・フリーなリソースの中に送信されてもよい。方法10’は、ブロック11’と同時に冗長送信を実行するブロック12’と、を備えていてもよい。ブロック12’は、実施例に従った、割り当てられたリソース、または、割り当てられていないリソースで実行されてもよい。ブロック12’は、ブロック11’で使用されたチャンネルと関連付けられた他のチャンネル上のデータを送信することによって、実行されてもよい。
【0045】
図1cは、例えば、第1のデータを受信機に送信することによって、第1のデータ送信が実行される時のブロック11”を有する方法10”を示している。第1のデータは、例えば、割り当てられたリソース上、または、グラント・フリーなリソースの中に送信されてもよい。方法10’は、ブロック11’ と同時に冗長送信を実行するブロック12”と、そして、ブロック11”、および12”の後の第2の冗長送信を実行するブロック13”と、を備えていてもよい。ブロック12”は、実施例に従った、割り当てられたリソース、または、割り当てられていないリソースで実行されてもよい。ブロック12”は、ブロック11”で使用されたチャンネルと関連付けられた他のチャンネル上のデータを送信することによって、実行されてもよい。ブロック13”は、実施例に従って、ブロック11”のために使用された、同じ、または、異なるチャンネル上のデータを送信することによって、実行されてもよい。いくつかの実施例では、ブロック13”は、ブロック12”で送信された冗長データの再送と、を備えていてもよい。いくつかの実施例では、ブロック13”は、それらのブロック11”で送信された冗長データであるデータの送信と、を備えていてもよい。いくつかの実施例では、ブロック13”は、ブロック11”で実行された冗長送信の再送と、を備えていてもよい。
【0046】
それぞれのチャンネルは、周波数範囲(frequency band(s))、タイムスロット(time slot(s))、空間チャネル(spatial channel(s))、コードディメンション(code dimension(s))のうちの少なくともいずれか1つである、または、(備えている、または、組み合わされて)いてもよい。それぞれのチャンネルは、複数の例えば、物理的なリソースのシーケンス(例えば、例として、同じ周波数での送信の多数のタイムスロット、または、多数の異なるチャンネル)と、を備えていてもよい。
【0047】
上述の、または、以下の方法は、第3世代パートナーシップ・プロジェクト3GPP、4G、5G、ロング・ターム・エボリューション(long term evolution)(LTE)、NR、EPCなどのようなモバイル通信のための基準の下での通信を提供してもよい。通信は、universal mobile telecommunications system(UMTS)地上波無線アクセスネットワーク(UTRAN)、または、発展したUTRAN(eUTRAN)に従った通信であってもよい。通信は、時分割複信(time division duplex(TDD))送信(UL、そして/あるいは、DL送信)と、を備えていてもよい。通信は、周波数分割複信(frequency division duplex(FDD))送信(UL、そして/あるいは、DL送信)と、を備えていてもよい。BSは、無線基地局(evolved node)(eNB)、gNB(5Gの技術が使用されている)、または、一般的な、gNB/eNBであってもよい。いくつかの実施例では、UEは、例えば、特定のQоS要求を伴う無線ベアラ(radio bearer)をセットアップ(setup)するための改良されたパケットコア(packet core)(EPC)のような、コアネットワーク(core network)へのインタフェースとして、BSを使用すると考えられる。NRでは、UEは、パケット・バイ・パケット・サービスフローを可能にするための、例えば、EPCのような、コアネットワークに取り付けられるgNBを経由するサービスフローをセットアップすることができる。
【0048】
上述の、または、以下の実施例は、UEは、例えば、モバイルフォン(mobile phones)、スマートフォン(smartphones)、モバイル/ポータブル端末(mobile/portable terminals)、モバイル/ポータブルコンピュータ(mobile/portable computers)、タブレット(tablets)中継装置(relays)、車、トラック、バスの中の乗り物の通信装置、ドローン、または、航空機のモバイル通信装置、その他の間で選ばれた装置であってもよい。複数のUEの少なくともいくつかは、モノのインターネット、IoT、または、IoT装置に接続された通信装置であってもよい。
【0049】
チャンネル(例えば、一時的なシーケンスで、割り当てられたリソース、及び割り当てられなかったリソースにスケジューリングをすることによって、さらに分割されてもよい)は、例えば、時間領域、周波数領域、空間領域、コード領域、電力領域のうちの少なくとも1つ、または、組み合わせであってもよい。これらの領域のうちの少なくとも1つで多重化技術は実行されてもよい。
【0050】
時間領域に関連して、割り当てられたリソースは、UL、または、DL送信のために、複数のUEの通信に割り当てられた(例えば、スケジューリングによって)、タイムスロットと、を備えていてもよい。それぞれのタイムスロットは、特定のUEでUL、または、DLするために割り当てられた、1つのチャンネルにあってもよい。タイムスロットは、送信時間間隔(TTI)、または、短縮された送信時間間隔(sTTI)、TTIのグループ、または、ミニスロット(NR技術)であってもよい。
【0051】
時間領域に関連して、割り当てられなかったリソース(グラント・フリーな物理的なリソース)は、1つのUEには割り当てられなかったタイムスロットと、を備えていてもよい。
【0052】
時間領域に関連して、割り当てられたリソースは、UL、または、DL送信のために、UEの間で分配されるように割り当てられた周波数帯域と、を備えていてもよい。それぞれの周波数帯域は、特定のUEに割り当てられたチャンネルにあってもよい。
【0053】
周波数領域に関連して、割り当てられなかったリソースは、1つのUE(例えば、いくつかのタイムスロットの間に)に事前に割り当てられなかった周波数帯域と、を備えていてもよい。
【0054】
空間領域に関連して、割り当てられたリソースは、UL、または、DL送信のための異なる複数のUEに割り当てられた(例えば、スケジューリングによって)、空間チャンネル(例えば、ビームフォーミング(beamforming)によって得られた)にあってもよい。
【0055】
空間領域に関連して、割り当てられなかったリソースは、1つのUEに事前に割り当てられなかった空間チャンネルにあってもよい。
【0056】
コード領域に関連して、割り当てられたリソースは、例えば、利用しているNOMAスキームのような、UL、または、DL送信のための異なる複数のUEに割り当てられたコードディメンションと、を備えていてもよい。
【0057】
コード領域に関連して、割り当てられなかったリソースは、特定の複数のUEに事前に割り当てられなかったコードと、を備えていてもよい。
【0058】
電力領域に関連して、割り当てられたリソースは、UL送信を実行するための異なる複数のUEに割り当てられた(例えば、スケジューリングによって)電力レベルと、を備えていてもよい。それぞれの電力レベル値(例えば、電力レベルの範囲)は、特定のUEに割り当てられていてもよいチャンネルにあってもよい。マルチ・ユーザ・スーパーポジション送信(Multi-user superposition transmission)(MUST)スキームは、用いられてもよい。
【0059】
電力領域に関連して、割り当てられていないリソースは、UEを伴うUL、そして/あるいは、DLでの特定の通信に事前に割り当てられなかった電力レベル(電力レベル範囲)と、を備えていてもよい。アプリケーションのこの種類のために、非直交多元接続(non-orthogonal multiple access)(NOMA)スキームは用いられてもよい。
【0060】
いくつかの実施例では、それぞれ(割り当てられた、または、割り当てられなかった)物理的なリソースは、時間領域、周波数領域、空間領域、コード領域、そして/あるいは、電力領域の組み合わせと、を備えていてもよい。例えば、それは、特定のUEが、第1のタイムスロットの間に、第1の電力レベルで第1のコードを有する第1の空間チャンネルの中の第1の周波数帯域で、そして、第2のタイムスロットの間に、第2の電力レベルで第2のコードを有する第2の空間チャンネルの中の第2の周波数帯域、その他で送信する、スケジューラ(BS)によって決定されてもよい(例えば、スケジューリング、そして/あるいは、リソースの割り当てによって)。それぞれの物理的なリソース(割り当てられた、または、割り当てられなかった)は、実施の形態に従った、時間、周波数、空間、チャンネル、コード、そして/あるいは、電力のいくつかの組み合わせによって、定義されてもよい。
【0061】
割り当てられたリソースは、送信許可に基づいてスケジューリングされてもよい。
これらは、以下であるかもしれず、
動的なスケジューリング許可(UL、そして/あるいは、DLで)と、
半持続的な許可(UL、そして/あるいは、DLで)と、
非直交多元接続(電力領域/コード領域/PDMA/SCMA/MUST)、空間分割多元接続(UL/DL)と、ここで、複数のユーザーは、同じ許可を分け合う。
【0062】
グラント・フリーな物理的なリソース(ULだけ)は、多数のUE(例えば、はっきりとした許可)によって、共有されたリソースであってもよい。
【0063】
上述の、そして、以下の方法は、自動再送要求ARQ、そして/あるいは、ハイブリッド自動再送要求HARQ技術をサポートしてもよい。
【0064】
ARQ技術は、受信機が否定応答NACKメッセージを送信した後に、先に送信されたデータを、送信機から受信機に繰り返すことに基づいていてもよい。受信機は、例えば、受信したデータを放棄し、そして、新たな再送(冗長送信)を待ってもよい。実施例では、新たな再送は、(先に符号化されるか、異なった符号化をされた)同じ情報と、を正確に備えていてもよい。実施例では、新たな再送は、先に送信された情報の繰り返しとしての、冗長送信である。
【0065】
実施例に従った、HARQ技術は、例えば、さらなる、そして/あるいは、異なる冗長を伴う、先に送信されたメッセージの少なくとも一部を再送することに基づいている。再送は、NACKメッセージを待つことがなく、自動的であってもよい(例えば、確かなHARQ)。再送は、第1の送信データ(例えば、方法10’、および10”)と同時であってもよい。異なる再送は、異なるチャンネル(例えば、異なる周波数帯域、異なる空間チャンネル、異なるタイムスロット、異なるコードディメンジョン、そして/あるいは、異なる電力レベル)で再送されてもよい。
【0066】
実施例に従った、HARQ技術では、冗長送信は、オリジナル(original)の先に送られたメッセージの一部だけで構成されていてもよい。例えば、方法10-10”、冗長送信12-12”、および13”は、いくつかの冗長データだけを有していてもよく、そして/あるいは、互いに、そして/あるいは、第1の送信11-11”とは異なっていてもよい。したがって、送信の縮小は、得られてもよく、それによって、使用電力は減少する。実施例に従った、他のHARQ技術では、冗長送信sは、オリジナルの先に送られたメッセージ(たぶん、先に符号化されるか、異なったコード化がなされる)と等しくてもよい。
【0067】
実施例に従った、HARQ技術では、受信機は、誤ってデコード(decode)(復号)されたデータを廃棄することなく、格納してもよい。受信機は、最初のデータの適切なバージョンを再構築(決定)するために、例えば、第1の誤ってデコードされたデータと第2の誤ってデコードされたデータの間で組み合わせを試みてもよい(そして、誤ったデコードをされたデータを追加で受信する場合に)。
【0068】
実施例に従った、HARQ技術では、受信機は最初の情報を再構築できない場合には、受信機は、NACKメッセージを送信してもよい。
【0069】
実施例に従った、HARQ技術では、冗長送信が同一であるチェイス合成を使用することが可能である。いくつかの実施例では、冗長送信は、再送が受信機によって正確にデコードされる確率を増加させるために、冗長送信の漸増するエネルギーを使用する。
【0070】
実施例に従った、ARQ/HARQ技術では、再送が第1のデータ送信と同じように、正確ではなければ、漸増する冗長技術を使用することが可能である。それぞれの再送で、受信機は、追加の情報を得る。
【0071】
それゆえに、冗長送信は、例えば、
(第1の送信と同じであってもよい)送信の繰り返し、そして/あるいは、
第1の送信で符号化された情報の一部の少なくとも部分的に繰り返された冗長データの送信であってもよい。
【0072】
いくつかの実施例では、上述の、そして、以下の方法は、スケジュールされたスキームを使用し、送信のうちの少なくともいくつかは、スケジュールされ(UEの間で割り当てられ)、例えば、他の物理的なリソースは、衝突を避けるために、1つの単独のUEに正確に割り当てられていてもよい間に、いくつかの物理的なリソースは、1つの単独のUEに独占的に割り当てられてもよい。
【0073】
いくつかの実施例では、上述の、そして、以下の方法は、グラント・フリー(例えば、スケジュールされていない)スキームを使用しており、少なくともいくつかの送信は、推測的には決定されず、例えば、少なくともいくつかのUL物理的なリソースは、競争を受け入れるかもしれず、それによって、UEがアクセスする物理的なリソースは、あらかじめ定められることはない。
【0074】
いくつかの実施例では、上述の、そして、以下の方法は、グラント・フリー(例えば、スケジュールされていない)スキーム、そして、割り当てられたリソースの両方を使用しており、そして、それは、少なくともいくつかの送信が推測的には決定されず、いくつかのリソースはスケジュールされ、例えば、いくつかのUL物理的なリソースは、競争を受け入れるかもしれず、それによって、いくつかの他のリソースがいくつかのUEに付与されている間に、UEは物理的なリソースにアクセス(accesses)することはない。
【0075】
いくつかの実施例では、スケジューリングは、動的なスケジューリングである。いくつかの実施例では、スケジューリングは、固定的なスケジューリングである。いくつかの実施例では、動的、そして、固定されたスケジューリングは、例えば、いくつかの通信では、動的なスケジューリングを使用し、そして、いくつかの他の通信では、固定されたスケジューリングを伴って実行することによって、共存してもよい。
【0076】
図2aから分かるように、方法10から10”のうちのいずれか1つは、基地局BS21に向かうアップリンクULで、少なくとも1つのユーザー機器UE22によって実行されてもよい。基地局BS21とユーザー機器UE22は、システム20を形成してもよい。システム20は、他の複数のUE(例えば、UE23)と、を備えていてもよい。いくつかの実施例では、ULで、スケジューリングに従った、割り当てられたリソースは、いくつかの他の割り当てられたリソースが他の複数のUEに割り当てられていてもよい間に、第1のUEに割り当てられる。ULの許可が割り当てられていないような、ULの中の他の物理的なリソースは、異なる複数のUEの間の競争(争い)を受け入れてもよい。いくつかの実施例では、第2の構成要素搬送波(第2のチャンネル)で、いくつかのタイムスロットが、異なる複数のUE(または、いくつかの実施例で割り当てられたリソース)の間での競争を受け入れている間に、第1の構成要素搬送波(第1のチャンネル)で、いくつかのタイムスロットは、UE22に割り当てられ、いくつかの他のタイムスロットは、UE23(割り当てられたリソース、または、割り当てられていないリソース)に割り当てられてもよい。
【0077】
図2bから分かるように、方法10から10” のうちのいずれか1つは、少なくとも1つのUE22、または、23(図2bの中に瞬間的に示されたUE22)に向かう、ダウンリンクDLで、BS21によって実行されてもよい。スケジューリングに従ったDLで、いくつかの割り当てられたリソースは、システムの他の複数のUEに割り当てられている。いくつかの実施例では、いくつかのタイムスロットは、いくつかの他のタイムスロットが、UE23へのDL送信に割り当てられていてもよい間に、第1の構成要素搬送波(例えば、第1のチャンネル)で、UE22へのDL送信に割り当てられていてもよい。実施例に従って、DLで、割り当てられていないリソースが提供される。
【0078】
図2a、そして、2bの通信は、例えば、ARQ、または、HARQ送信であってもよい。
【0079】
図3aは、受信機(例えば、図2aの中のBS21、そして/あるいは、図2bの中のUE22)によって実行されてもよい方法30を示す。
【0080】
ブロック31では、受信機は、第1のデータ11から11”、そして/あるいは、冗長データ12から12”、そして/あるいは、13”を受信してもよい。スケジューリングを伴う実施例では、受信機は、スケジューリングを知っている(受信機は、受信機が有する送信の権限によって割り当てられたリソースを知っている)。割り当てられていないリソースのために、受信機は、例えば、送信、または、再送の識別子から、起源を導き出してもよい。
【0081】
ブロック32では、受信機は、第1のデータ、そして/あるいは、冗長データの妥当性チェックを実行してもよい。例えば、ブロック31、およびブロック32は、同時に、実行されてもよく、いくつかの送信の妥当性がチェックされている間に、さらなる再送が受信されてもよい。ブロック32では、受信機は、受信された、第1のデータ、そして/あるいは、冗長データのフォーマットが有効、例えば、定義されたフォーマットと互換性がある、または、(例えば、雑音、障害、そして/あるいは、干渉を考慮して)、メッセージの中のいくつかのデータ(例えば、いくつかのデータビット)が破損している(例えば、いくつかの“1’s”ビットは、“0’s”としてデコードされ、または、その逆も然りのように、変更された)かどうかを決定するための分析を実行してもよい。この分析では、巡回冗長検査(CRC)、パリティビットチェック、プラサビリティチェック(plausibility check)などのような妥当性チェックが実行されてもよい。
【0082】
もし、チェックが、受信データに妥当性がないと決定すると(例えば、データが、破損していると認められと)、受信機は、ブロック31に移って、新な受信を待つ。いくつかの例では、受信機は、送信機に、否定応答NACKを送信してもよい。
【0083】
もし、チェックが、受信データに妥当性があると決定すると(例えば、データが、破損していると認められと)、受信機は、ブロック36に移行して、データ(最初のデータとして受け取られるか、冗長データとして受け取られた)は、例えば、高い層のアプリケーション(例えば、音声、または、データ通信)を使用する。
【0084】
例えば、受信機は、例えば、肯定応答ACKメッセージを送信することによって、受信したデータを承認する。
【0085】
ACK、そして/あるいは、NACKメッセージは、イベント・ドリブン(event-driven)メッセージであってもよい。ACK、そして/あるいは、NACKメッセージは、第1、そして、第2のリソースが異なるチャンネル(周波数帯域、空間チャンネル、コードディメンジョン、タイムスロット、電力レベルなどのうちの1つ、または、組み合わせ)(例えば、異なるチャンネル)で送信されてもよい。ACK、そして/あるいは、NACKメッセージは、割り当てられた、そして/あるいは、割り当てられなかったリソースを使用しているチャンネルとは異なるチャンネルで送信されてもよい。したがって、ACK、そして/あるいは、NACKメッセージは、いくつかの実施例では、割り当てられた、そして/あるいは、割り当てられなかったリソースと同時に送信されてもよい。ブロック34、そして/あるいは、35は、いくつかの実施例では、バイパスされていてもよい。
【0086】
図3bは、実施例に従った、方法30bを示しており、HARQ受信を実行するための移行が示されている。方法30と同じであってもよい、ブロック31から36は、ここでは、再び議論はしない。
【0087】
もし、32で受信されたメッセージが、(例えば、CRC、または、他の技術を用いて)正しくないと決定されると、ブロック37bで、受信機は、先に誤って受信されたデータ(第1の送信されたデータ、そして/あるいは、冗長)を有する、誤って受信された冗長データを組み合わせることを試みる。例えば、ブロック37bは、(例えば、CRC訂正を用いて)形式的に正しいメッセージを得るために、破損したメッセージを変化させてもよい。
【0088】
ブロック38bで、再構築された(得られた)訂正データ、再構築されたデータは、36で使用されてもよい。
【0089】
ブロック86bでは、十分に信頼ができない再構築された訂正データが決定され、不正確に受信されたデータは、それでも、メモリ39bにセーブされて(格納されて)、そして、新しい冗長送信が待たれる。ブロック34、そして/あるいは、35は、いくつかの実施例ではバイパスされる。
【0090】
方法10から10”のうちのいずれか1つの詳細な実施例は、図4aに示される。方法は、ULのためでも、または、DLのためであってもよい。方法は、40’から開始する。
【0091】
ブロック41(ブロック11から11”のうちのいずれか1つで実施されてもよい)、第1のデータ送信は、第1の割り当てられたリソースで(いくつかの実施例の中で)、または、グラント・フリーなリソースで(いくつかの実施例の中で)実施されてもよい。
【0092】
ブロック42(ブロック12から12”、及び13”のうちのいずれか1つで実施されてもよい)、少なくとも1つの冗長送信は、実行されてもよい(第2の割り当てられたリソース上で)。ブロック41、および42は、ここに、直列で表されているが、いくつかの実施例では、それらは、実際には、並行に実行されてもよい(少なくとも1つの冗長送信と同時ではあるが、第1のチャンネルとは異なるチャンネルで実行することによって)。
【0093】
ブロック43は、分岐記号である。分岐記号43は、もし、データが、受信機によって、正確に受信される、そして/あるいは、もし、データが(部分的に、または、完全に)再送されたら、終了してもよい。もし、データが正しく受信されたと決定されると、その時は、ブロック44で、方法40は、終了する。例えば、分岐記号43は、もし、ACKメッセージが受信機(例えば、方法30のブロック35)から得られたら、例えば、46でチェックを行ってもよい。
【0094】
例えば、分岐記号43は、ブロック42でのさらなる追加の冗長送信を実行するかどうか、そして/あるいは、再送のための新たな割り当てられたリソースを待つ(45で)かどうかを決定してもよい。例えば、分岐記号43は、NACKメッセージ(例えば、46で)、または、ACKメッセージが欠如していることを考慮してもよい。例えば、分岐記号43(例えば、48で)は、もし、最大数の冗長送信が実行されていれば、考慮してもよい。例えば、分岐記号43(例えば、49で)は、もし、タイマによってタイムアウトに到達していれば、考慮してもよい。したがって、ブロック46は、冗長送信を終結させるための停止状態をチェックする。
【0095】
例えば、分岐記号43は、受信機が、第1のデータ送信と少なくとも1つの冗長送信の間で、少なくとも1つ、正確に受信したことを認識してはいないが(例えば、46での、アウトプット“NACK、または、ACKなし”)、最大数の冗長送信の(再)送信がまだ実行されておらず(例えば、ブロック48でアウトプット“NO”)、そして、少なくとも1つのさらなる再送(例えば、ブロック49でアウトプット“NO”)のための十分な時間があれば、少なくとも1つのさらなる冗長(再)送信は、例えば、直ちに、42で実行されてもよい。直接の再送は、例えば、実施例に従って、そして、特定のスケジューリングに従って、例えば、先の冗長送信に割り当てられたリソースのすぐ後に割り当てられたリソースで実行されてもよい。同じ、または、異なるチャンネルは、スケジューリング、そして、実施例に従って、使用されてもよい。いくつかの実施例では、42での再送は、グラント・フリーなリソースで(例えば、スケジューリングされていない通信で)、実行されようとしており、45での送信は、送信を実行するために占有されていないグラント・フリーな物理的なリソースを待っている物理的なリソース(例えば、チャンネル)を感知、または、検出してもよい。
【0096】
この一方、もし、分岐記号43は、受信機が、第1のデータ送信と少なくとも1つの冗長送信の間で、少なくとも1つ、正確に受信したことを認識していないが(例えば、ブロック46でアウトプット“NO”)、最大数の冗長送信がすでに実行されていた(例えば、ブロック48でのアウトプット“YES”)、または、さらなる再送(例えば、ブロック49でのアウトプット“YES”)のための十分な時間がなければ、次のリソース(実施例に従った、割り当てられた、または、グラント・フリー)のためのブロック45を待つ必要がある。したがって、ブロック48、および49では、冗長送信を延期するための状態(冗長送信を終結することなく)は、チェックされる。
【0097】
例えば、分岐記号43は、冗長データをすぐに再送するか、または、さらなる冗長データを送信する前に、その後に割り当てられるリソースを待つかどうかを決定してもよい。スケジューリングに基づいた実施例に従って、第1のデータ送信が実行されている中で、複数の割り当てられたリソース(例えば、タイムスロット)、すぐ後に続くタイムスロットが、冗長送信に予約されている間に、遅かれ早かれ、割り当てられたリソースは、異なる通信に関連付けられるべきである(例えば、DLの場合には、異なる受信機UEに、または、ULの場合には、異なるUEから)。したがって、ブロック45は、データがまだ正しく受信されていない間に、同じ通信のための新しい冗長送信の廃棄で、割り当てられていないリソース(または、同じ実施例でのグラント・フリーなリソース)がない時には、使用されてもよい。
【0098】
例えば、HARQ技術は、(いくつかの場合には、新しいリソースで同じ送信を繰り返すことによって)冗長送信を実行する前に、(45で)待つことによって、ARQ技術が実施されている間に、冗長送信をすぐに実行することによって(いくつかの場合には、漸増する冗長を用いて)、実施されてもよい。
【0099】
冗長送信42は、例えば、HARQ送信であってもよい。冗長送信42は、例えば、ARQ再送であってもよい。例えば、冗長送信は、第1の送信が繰り返されるという意味で、冗長であってもよい。他の実施例では、冗長送信は、第1の送信情報の一部(冗長部分)だけが繰り返されるという意味で、冗長であってもよい(異なる方法で符号化され、暗号化され、圧縮されていたとしても)。実施例では、冗長送信42は、漸増する冗長タイプであってもよい。実施例では、冗長送信42は、チェイス合成タイプであってもよい。
【0100】
図4bは、例えば、バースト転送で実施されている実施例40bを示している。実施例40bは、グラント・フリーなリソースの中で実行された少なくともいくつかの送信の中(例えば、少なくとも1つのチャンネルの中)での方法であってもよく、例えば、異なる複数のUEからのUL送信の間の衝突は、起きるかもしれない。方法40bは、方法10から10”のうちのいずれか1つで実施されてもよい。方法40bは、データをBSに送信している異なる複数のUEの間のアクセス競争を解決するために使用されてもよい。方法は、40’から開始する。41では、第1のデータ送信(例えば、第1のチャンネル61で)が実行されてもよい。方法40bは、他のチャンネル(例えば、チャンネル61の中で、それらと同時に、物理的なリソースを有していてもよい、第2のチャンネル62、または、第3のチャンネル63)の中で、物理的なリソースがグラント・フリーである間に、いくつかのチャンネル(例えば、第1の周波数帯域での、例えば、第1のチャンネル61)の中で、物理的なリソースが割り当てられる(例えば、スケジューリングに従って)ようになっていてもよい。
【0101】
方法は、いくつかの実施例では、グラント・フリーなリソース上の送信を実行する(例えば、第2のチャンネル62で)ブロック41bと、を備えていてもよい。方法は、41bで、割り当てられていないリソース(例えば、第2のチャンネル62の中で、第1のチャンネル61と関連付けられた搬送波構成要素と異なっていてもよい搬送波構成要素)が解放されている、または、おそらく解放される(可能性は確率的に得られてもよい)かどうかをチェックするステップと、を備える。リッスン・ビフォア・トーク手順は、用いられてもよい(感知、そして/あるいは、探知することに基づいた他の方法は実施されてもよい)。いくつかの実施例では、衝突検知を伴う(CSMA/CD)、または、衝突回避を伴う(CSMA/CA)、搬送波検知多重アクセス(CSMA)技術が、用いられてもよい。1つの実施例では、UEは、次の割り当てられなかったリソースが、解放されているかどうかを把握するために、BSからのACK/NACKメッセージを待ってもよい。もし、割り当てられなかったリソースが使用されていると検知されると(例えば、異なったUEがそれ自身の冗長データとして送信している)、送信機は、次の割り当てられていないリソースを待つ。
【0102】
最終的に使用されておらず、割り当てられていないリソースが検知されると、冗長(再)送信は、ブロック42で実行されてもよい(第1の送信を実行するために使用されたチャンネルとは異なっていてもよい、少なくとも1つのチャンネル62、そして/あるいは、63は、第1の送信を実行するために用いられてもよい)。
【0103】
ブロック46では、送信、または、冗長送信のために、受信機(例えば、BS)から受信されたACKメッセージ、または、NACKメッセージであるかどうかが確証される。もし、ACKメッセージが受信されると、44で方法40bは終了する。
【0104】
そうでなければ、もし、ACKではないメッセージが受信されていれば、方法40bは、42で、冗長送信を実行してもよい。いくつかの実施例では、方法40bは、その後の物理的なリソースが他の再送によって占有されているかどうかを確かめるために、41bに進んでもよい。
【0105】
たとえ図4bに示されないとしても、図4aの48、そして、49の少なくとも1つのような、他のチェックを実行する可能性もある。
【0106】
方法40bは、ULできわめて重要であるかもしれないことには注意する価値があり、複数のUE(方法40bの例を実行しているそれぞれのUE)は、冗長送信を実行することを試みてもよく、UEはそれぞれの割り当てられていないリソースに送信してもよいことを決定することができる。
【0107】
冗長送信42は、例えば、漸増する冗長を伴うようなHARQ再送であってもよい。
【0108】
図4cは、方法の例40cを示している。方法は、ブロック40’から開始してもよい。
【0109】
方法40cは、割り当てられたリソース上での、または、グラント・フリーなリソースの中での(それは、図4aのブロック42と同じであってもよい)、特別な実施例に従っていてもよい、第1のデータ送信を実行するステップと、を備えていてもよい。第1の送信の後に、HARQ送信(冗長送信)は、42cで実行されていてもよい。HARQ再送は、例えば、漸増する冗長を伴う冗長送信であってもよい。1つの実施例では、ブロック42cは、ブロック42-46-58-49-42のサイクルと一致してもよい。したがって、多くの(再)送信は、42cで実行されてもよい。
【0110】
43cでは、HARQ送信の後に、正しいデータが受信機によって受け付けられたかどうかをチェックすることができる。肯定的な場合には、方法は44で終了する。
【0111】
そうでなければ、ARQ再送(例えば、漸増する電力レベルを伴う)は、45cで実行されてもよい。ARQ再送を実行するための送信と関連付けられた次の割り当てられたリソースを待つことができる。ブロック45cは、図4aの方法40の中のブロック45、そして、42のシーケンスと一致してもよい。
【0112】
45cの後には、42cの新しい例で、ARQ再送のさらなるHARQ送信を実行することができる。図4cの42c-43c-45cのサイクルは。図4aの42-46-48-49-45-42のサイクルと一致してもよい。
【0113】
図5は、システム50(システム20として実施されてもよい)を示している。システム50では、BS51(例えば、BS21であってもよい)は、複数のUE52-54(例えば、UE22、およびUE23であってもよい)からのアップリンク(UL)でデータを得てもよい。受信機として動作し、そして、例えば、方法30を実施するBS51は、それらの送信、及び冗長(再)送信に応じて、複数のUE52-54にACK/NACKメッセージを送信してもよい。
【0114】
図6は、通信の例を示す。通信は、例えば、UL(複数のUEからBSへの)であってもよい。通信は、スケジューリングに従っていてもよい(いくつかの実施例では、特定の複数のUEへの物理的なリソースの割り当ては、周期的であってもよいように)。スケジューリングは、動的、または、動的でなくてもよい。スケジューリングは、スケジューラ(BSであってもよい)によって、複数のUEに示されてもよい。この場合には、少なくとも22の物理的なリソース60aは、3つのチャンネルに分割される(この場合には、搬送波構成要素61、61、63であってもよい)。図6には、66の物理的なリソースが明らかにされていてもよい。それぞれのチャンネルは、物理的なリソース(例えば、ブロック)のシーケンス(例えば、一時的なシーケンス)と、を備え、それらのうちのそれぞれは、送信(異なる実施例に従った、UL、または、DL)によって占有されている。
【0115】
特定の実施例、そして/あるいは、スケジューリングに従って、第1のチャンネル61は、メッセージT0、T1、T2、T3、T4、T5などの送信をサポートしてもよい。ARQ、そして/あるいは、HARQ技術は、実施されてもよい。第1のチャンネル61は、割り当てられたリソースと、を備えていてもよい。
【0116】
第1のチャンネル61(例えば、搬送波構成要素CC0)での送信は、スケジュールされ、そして/あるいは、複数の(例えば、シーケンスの)タイムスロット60a(例えば、短い送信時間間隔sTTIs)で実行されてもよい。
【0117】
第2のチャンネル62(例えば、搬送波構成要素CC1)は、T0の冗長送信のためのT0re-TX0、T1の冗長送信のためのT1re-TX1など、として示された、メッセージT0、T1、T2の冗長送信をサポートしてもよい。これらの冗長送信は、例えば、HARQ再送であってもよい。いくつかの場合(例えば、モード65aの中で)、第2のチャンネル62の中の物理的なリソースは、割り当てられていてもよい(例えば、特定の複数のUE、そして/あるいは、送信で)。いくつかの場合(例えば、モード65bの中で)、ULで、第2のチャンネル62の中の物理的なリソースは、グラント・フリーであってもよい(例えば、スケジューリングされていない、競争が受け入れられる)。
【0118】
第2のチャンネル62(例えば、搬送波構成要素CC2)での送信は、冗長(再)送信をサポートしてもよい(同じタイムスロットでの物理的なリソースの中には、同じ、または、異なるデータが挿入されてもよい)。いくつかの実施例では、CC2の送信は、(不適切な時期に割り当てられた)CC1の送信に関して、補正、または、調整されてもよい。いくつかの実施例では、T0re-TX1’(CC2の中のタイムスロット3で送信された)は、T0re-TX0(CC1の中のタイムスロット0で送信された)と同じであってもよく、T0re-TX2’(CC2の中のタイムスロット4で送信された)は、T0re-TX1(CC1の中のタイムスロット1で送信された)、その他と同じであってもよい。
【0119】
例えば、CC1、そして、CC2は、異なる送信のために用いられてもよい(同じデータ、または、同じ冗長データの再送のためではなく)。例えば、異なるチャンネル(例えば、CC1、そして、CC2)は、リソースの分配、そして/あるいは、リソースの割り当て(例えば、スケジューリング)の間に、メイン送信チャンネル(例えば、CC0)に集められてもよい。
【0120】
いくつかの実施例では、非バースト転送(UL、または、DLで)が、用いられてもよい。いくつかの実施例では、バースト転送(例えば、ULで)だけが用いられてもよい。ULに関するいくつかの実施例では、非バースト転送とバースト転送の両方が、用いられてもよい(例えば、異なる時間間隔の中で、そして/あるいは、例えば、BSの動作による選択に従って)。
【0121】
非バースト転送65aでは、すべてのブロックは、割り当てられたリソースであってもよく、スケジューリングは、例えば、特定のUE(T0を送信する1つ)に独自に割り当てられていた、割り当てられたリソースであるチャンネルCC0 61の中のタイムスロット1、特定のUE(T1を送信する1つ)に独自に割り当てられていた、割り当てられたリソースであるチャンネルCC0 61の中のタイムスロット5、及びタイムスロット11、そして、特定のUE(T2を送信する1つ)に独自に割り当てられていた、割り当てられたリソースであるチャンネルCC0 61の中のタイムスロット8を定義する。
【0122】
スケジューリングは、また、特定のUE(T0を送信する1つ)に独自に割り当てられていた、割り当てられたリソースであるチャンネルCC1、及びCC2(62、63)の中のタイムスロット2から5、特定のUE(T1を送信する1つ)に独自に割り当てられていた、割り当てられたリソースであるタイムスロット6から8、及び12から16、そして、特定のUE(T2を送信する1つ)に独自に割り当てられていた、割り当てられたリソースであるタイムスロット9から11を定義してもよい。
【0123】
スケジューリングは、また、定義されていない(例えば、物理的なリソースが用意され、または、異なる通信のために用いられる)、いくつかの物理的なリソースを定義してもよい。
【0124】
動作では、スケジューリングに従って、第1のUEは、物理チャンネルCC0の中のスロット1(ブロック11から11”、41)でT0を送信してもよい。
【0125】
同一のUEは、物理チャンネルCC1、そして、CC2の中のタイムスロット2から4(例えば、ブロック12から12”、13”、42)で、T0の冗長(再)送信を実行してもよい(いくつかの場合には、例えば、事前に符号化された、または、漸増的に異なるバージョンで、あるいは、同じバージョンで)。
【0126】
そうしているうちに、受信機(BS21、または、51であってもよい)は、送信、そして、冗長送信を受信してもよい(例えば、受信機は、方法30を実施してもよい)。
【0127】
受信機は、送信、そして、冗長送信の有効性チェックを実行してもよい(例えば、32で)。受信機は、したがって、ACKメッセージ64a(ここに、ACK0と示される)を送信してもよい。ACK0が送信しているUEに受信されたときには、UEは、データは受信機によって正確に受信されていたかどうかを決定してもよく、そして、冗長データを受信機に再送することを停止(例えば、ブロック44で)してもよい(処理遅延Tprоcは必要とされる)。
【0128】
したがって、タイムスロット5(T0を送信したUEのために受信された割り当てられたリソースと一致する)の中のチャンネルCC1、または、CC2は、送信によって占有されず、それゆえに、ペイロードは減少する。
【0129】
タイムスロット5では、別のUEは、第1のチャンネルCC0で、データT1を送信する権利を有する。冗長(再)送信は、第2、そして/あるいは、第3のリソースチャンネルCC1、そして、CC2の中のタイムスロット6から8で実行されてもよい。
【0130】
しかしながら、この場合には、受信機は、ブロック32で、正しくデコードされたデータ(送信された、または、再送された)ではなかったと決定していた。したがって、(ブロック34で)、受信機は、T1を送信したUEにNACKメッセージ(NACK1)64nを送信していた。
【0131】
タイムスロット9では、T1(例えば、ブロック48、そして、49で検証される)を送信するために、UEに割り当てられた物理的なリソースはなく、UEは、それについての次の割り当てられたリソースのために、T1のバージョンの再送の前に、45で、待たれるべきである。スケジューリングに従って、その後の割り当てられたリソース(例えば、リソースCC0の中のリソースタイムスロット8、及び第2、および第3のリソースCC1、及びCC2の中のタイムスロット9から11)の中では、別のUEは、送信、そして、再送(例えば、データT2のために)を実行する権限を有する。タイムスロット9と10の間には、T1を送信したUEは、45で待っているままである。
【0132】
しかしながら、スケジューリングに従って、割り当てられたリソースは、T1を送信した同じUEに割り当てられたチャンネルCC0のタイムスロット11と一致する。したがって、UEは、ブロック45からブロック42に移行して、そして、T1(T1*で示された)の冗長送信を実行してもよい。T1*は、例えば、T1のARQ再送であってもよい。
【0133】
さらに、第2、および第3のリソースCC1、およびCC2の中のタイムスロット12から16の中では、T1*の(そして、T1の)さらなる冗長送信は、まだ、実行されていてもよい。NACK3は、タイムスロット14で受信され、T1の送信、そして、再送は、もうすでに、成功していなかったことを意味する。T1*の冗長送信は、例えば、HARQ再送であってもよい。
【0134】
非バースト転送65aは、また、DL、例えば、BSから複数のUEへの、で実行されてもよい。これらの場合には、T0、T1、T2は、スケジューリングによって定義されたBSから特定のUEに向かう送信を参照する。例えば、バーストモードは、UL通信を受け入れるだけである。
【0135】
バーストモード(図の中においてバーストポジション65bで示された)を実施することは可能である。バーストモードは、BSによって実現され、例えば、シグナリングによって複数のUEと通信されてもよい。図では、バーストモードは、タイムスロット16で開始し、65aでスケジュールされた通信から完全に独立していてもよい。
【0136】
バーストモードですら、通信は、少なくとも1つのチャンネル(例えば、CC0 61)の中で、スケジュールされてもよい。例えば、割り当てられたリソースは、タイムスロット16、18、19の中で定義されており、そして、通信T3、T4、T5に割り当てられており、それぞれは、一般的には、異なる複数のUEである複数のUEによって実行されてもよい。それとは反対に、他のチャンネル(例えば、CC1、そして、CC2)では、割り当てられていないリソースは定義される。したがって、競争は、異なる複数のUEの間で起きてもよい。
【0137】
物理的なリソースは、タイムスロット16と関連付けられ、そして、第1のチャンネルCC0は、独自に、送信T3と関連付けられる。さらに、T3を送信したUEは、T3の冗長送信を実行するために、第2、そして、第3のチャンネルCC1とCC2の中で、その次のタイムスロット17を占有してもよい。UEは、例えば、方向40bの過程を実行してもよい。UEは、ブロック42と46の間で循環されてもよく、そして、T3の冗長送信を実行してもよい。
【0138】
特に、UEがT3の冗長バージョンを送信している間に、他の複数のUEは、それらが、使用されてはおらず、割り当てられていないリソースを見つけるまで、ブロック41bを繰り返すことによって、(方法40bのそれらの過程の中で)循環する。
【0139】
この場合には、第2、および第3のチャンネルCC1、そして、CC2の中で、タイムスロット18、そして、19は、AKS3がBSによって送信されるまで、T3の冗長バージョンの再送によって、まだ、占有されている。それに応じて、T3を再送したUEは、46から44に移行する。
【0140】
よって、CC1、およびCC2上のタイムスロット20の中の割り当てられていないリソース(グラント・フリーなリソース)は、使用されなくなる。したがって、CC1、およびCC2の中のT4の再送(第1のチャンネルCC0の中のスロット17上で送信されたが、スロット18、及び19の中でT3の繰り返された再送の図の中では、再送されることはできなかった)は、スロット20だけで可能である。したがって、スロット16におけるCC0の中のT4を送信したUEは、T3の冗長送信を実行して、タイムスロット20に至り、スロット20に至るまで、繰り返しているブロック41bを循環させる。
【0141】
CC1、そして、CC2が使用されていないときに、タイムスロット21で物理的なリソースを決定するときには、同じことが、スロット18でCC0の中のT5を送信したUEに、適用され、それは、スロット21に至るまで、ブロック41bを繰り返して、循環させる。
【0142】
図6の実施例は、図4の実施例の動作を実施してもよい。T0、T1、T2は、方法40cのCC0の中のブロック41で送信されてもよい。HARQ再送(例えば、T0re-TXなど)は、CC1、そして、CC2の中のブロック42cで送信されてもよい。例えば、CC1、そして、CC2の中のタイムスロット5では、ブロック44(終わり)に向けて、「YES」を送信するブロック43cとしての、HARQ再送はない。それとは逆に、タイムスロット11では、CC0の中でT1(T1*で示された)のARQ再送は、ブロック45に従って実行される。タイムスロット12から16におけるCC1、そして、CC2の中では、T1*のHARQ再送(例えば、T0re-TXなど)は、ブロック42cに従って実行される。
【0143】
図7は、例えば、UE(例えば、22、23、52から54)、または、BS(21、または、51)でもよい通信機器70を示している。通信機器70は、例えば、送信機であってもよい。通信機器70は、アンテナ71と、を備えていてもよい。通信機器70は、送信/受信、T/Rモジュール72(例えば、メディア・アクセス・コントロールMAC層、そして/あるいは、物理層の中で動作する)と、を備えていてもよい。T/Rモジュール72は、アンテナ71に信号を送信し、アンテナ71から信号を受信してもよい。通信機器70は、通信機器70の少なくともいくつかの部分を制御するプロセッサ73と、を備えていてもよい。通信機器70は、格納スペース74と、を備えていてもよい。
【0144】
プロセッサ(例えば、プロセッサ73)が、上述の、そして/あるいは、以下の方法のうちの少なくとも1つを実行させて、そして/あるいは、上述の、そして/あるいは、以下で議論された送信機(UE、または、BS)のうちの少なくとも1つを実施させてもよいことによって、実行されるときには、格納スペース74は、不揮発性メモリユニット74bと、を備えていてもよい。格納スペース74は、また、スケジューリングデータ(例えば、揮発メモリユニット74b)と、を備えていてもよい。
【0145】
格納スペースは、異なった物理的なリソースが挿入されて送信されることになっている、バッファ75と、を備えていてもよい。バッファ75は、例えば、プロセッサ73から(そして、また、送信される場合に)、データを得てもよく、そして、T/Rモジュール72にデータを与えてもよいのであれば(そして、T/Rモジュール72からデータを受信する場合にも)、デュアル・ポート装置と、を備えていてもよい。バッファ75は、スケジューリングデータ74bに従って構成されていてもよい。それぞれの割り当てられたリソースは、例えば、マトリックス(matrix)として組織化された、メモリロケーション(memory location)に書き込まれてもよいデータと関連付けられてもよい。グラント・フリー送信の場合には、待ち行列が実施されてもよい。
【0146】
バッファ75は、第1の送信位置75aと、を備えていてもよく、そして、それは、特別な実施例に従って、送信される第1のデータは、割り当てられたリソース上で、そして/あるいは、グラント・フリーなリソース上で送信するために、T/Rモジュール72に出力する前に、格納される。
【0147】
バッファ75は、割り当てられた、または、割り当てられなかったリソース上で送信するためのT/Rモジュール72に出力される前に、冗長データが挿入される冗長データ位置75bと、を備えていてもよい。冗長データ位置75bは、挿入されるいくつかの冗長データの中の待ち行列とみなされてもよい。冗長データは、実施例に従った、正確な繰り返し、そして/あるいは、漸増する冗長であってもよい。もし、割り当てられていないリソースが、使われていなければ、冗長データが割り当てられていないリソースのどこに送信されるのかについて(例えば、図6のモード65bの開かれた競争の中)、T/Rモジュール72が確認される。
【0148】
送信機70の中では、受信機からのACK、または、NACKメッセージは、アンテナ71から、例えば、T/Rモジュール72、そして/あるいは、プロセッサ73に提供されてもよい。これに加えて、または、代わりに、割り込みライン76は、例えば、受信されているACKメッセージ(例えば、ブロック45の目的のために)の情報を提供するために、プロセッサ73への入力で提供されてもよい。もしそうであれば、レジスタ空間では、送信と関連付けられたデータは、送信されないで、削除される、または、合図で停止してもよい。
【0149】
通信装置70は、また、例えば、受信機(例えば、送信機、及び受信機の両方であってもよい)、及び受信機は、例えば、UE、または、BSであってもよい。メッセージを受信したとき(例えば、アンテナ71によって)には、メッセージの妥当性は、妥当性チェック(例えば、T/Rモジュール72の中で実施されてもよい)を通じて、チェックされてもよい。メッセージは、その時に、プロセッサ73で提供されてもよい。送信機に逆送信されるACK、または、NACKメッセージは、例えば、T/Rモジュール72、そして/あるいは、プロセッサ73によって、アンテナ71に提供されてもよい。プロセッサ73は、メッセージの受信のために、命令を実行し、命令は、不揮発性格納メモリユニット74の中に格納されている。これらの命令の間では、プロセッサ73は、方法30を実行するために、命令を実行してもよい。受信機70は、例えば、方法30、または、方法30bを実行してもよい。自動再送要求ARQを実施することは可能であり、そして、そこで、送信機は、ACKメッセージを待つ。ハイブリッド自動再送要求HARQ(例えば、hard-HARQ技術)を実施することは可能であり、そして、それは、少なくともいくつかの反復は、要求の必要なしに送信される(ACK、メッセージNACKメッセージを待つ必要なしに)。
【0150】
図8は、例えば、バッファ75によって管理される、冗長送信を準備するための方法80の実施例を示す。
【0151】
81では、方法80は、第1の送信バッファ75aに送信される(例えば、T0、T1、T2)ための挿入データ、及び冗長バッファ75bに再送されるための挿入冗長データが送信されるための挿入データを提供してもよい。
【0152】
82では、方法80は、送信している、第1のデータ81、及び冗長データ83を提供してもよい。図の中では、ブロック82、及びブロック83は、シーケンスとして表わされているが、それは、いくつかの場合には、並行であってもよい(例えば、第1のデータ送信と冗長送信の両方のために、同じタイムスロットの中で異なるチャンネルを用いている)。
【0153】
したがって、方法80は、84で、データ送信機、または、再送は、受信機によって、受信が成功していたかどうかをチェックすることを条件付けている。チェックは、例えば、複数のACK/複数のNACKの受信をチェックすることによって、実行されてもよい。
【0154】
否定的な受信(例えば、ACK受信ではなく、または、NACK受信)の場合には、方法80は、さらなる冗長送信を実行するために移行してもよい。
【0155】
冗長送信は、例えば、メッセージの再送と、を備えていてもよい。冗長送信は、例えば、先のメッセージ(例えば、冗長部分だけが送信された)の送信部分と、を備えていてもよい。
【0156】
肯定的な受信(例えば、ACK受信)では、方法80は、85で、冗長データバッファに退避するために(例えば、削除によって)、移行してもよい。これは、例えば、図6の中で、CC1、及びCC2の中のタイムスロット5の中で送信された冗長されていないデータであるという事実のための理由かもしれず、冗長データバッファ75bは、タイムスロットの中で、T/Rモジュール72によって、使用されていないことを見つけており、そして、冗長されていない送信は実行されなかった。
【0157】
図9は、BS22であってもよい(または、その一部であってもよい)スケジューラ930を示している。スケジューラ930は、スケジューリングに関する信号設定データ931であってもよい。スケジューラ930は、例えば、1つ、または、2つ以上の基準に基づいて、それぞれのUEによって、どのチャンネル、そして/あるいは、物理的なリソースが使用されるのかを決定してもよい。基準は、1つ、または、2つ以上のデータを伴う、いくつかの実施例では、少なくともデータ933から937は、ネットワーク状態932を構築するために貢献してもよい。基準は、事前に定義された、そして/あるいは、実時間の中で定義される、そして/あるいは、変更されてもよい。スケジューリングは、動的であるかもしれず、または、動的である。
【0158】
スケジューラ930は、ネットワークで、トラフィック933(または、メトリック、または、それと関連付けられた推定)を伴う少なくとも一部の基準に基づいて、設定データ(スケジューリング)を定義してもよい。トラフィックは、例えば、中央装置(BS、g/eNBであってもよい)、現在の信号、現在開いているセッションなどの数の範囲内で表されている複数のUEの数の合計を維持することによって、測定されてもよい。同じ実施例では、もし、トラフィックが過剰ではなければ、チャンネル(例えば、割り当てられたリソース)の量は、増加するかもしれない。
【0159】
スケジューラ930は、ネットワークで、サービスの質(QоS)934(または、メトリック、または、それと関連付けられた推定)を伴う少なくとも一部の基準に基づいて、設定データ(スケジューリング)を定義してもよい。QоS934は、例えば、不正確にデコードされたメッセージ(例えば、複数のUEからBSへのUL通信)の統計値の合計を維持することによって、測定されてもよい。いくつかの実施例では、もし、QоSが、いくつかの特定のUEのために、不足していれば、スケジューリングは、低いQоSという弱点がある装置に増加した数の割り当てられたリソースを関連付けることによって、変更してもよい。いくつかの実施例では、もし、QоSが、一般的に、不足していれば、割り当てられたリソースの量は増加させてもよい。
【0160】
推定は、統計データ(例えば、地理的表示を人間の表現を関連付けた)と、を備えていてもよい。推定は、少なくとも一部が、履歴データ、そして/あるいは、自動的に計算された、そして/あるいは、少なくとも一部が経験的知識によって、条件付けられてもよい。
【0161】
スケジューラ930は、例えば、安全性と関連する目的(第1の応答システムなど)のために、緊急36の通信(電話通信、特別なセッションなど)を少なくとも一部に含む基準に基づいて、設定データ931(スケジューリング)は定義されてもよい。実施例は、超高信頼低遅延通信(URLLC)であってもよい。緊急の通信で必要とされる複数のUEは、追加の割り当てられたリソースを使用するために、スケジューラ930によって、割り当てられていてもよい。逆に、割り当てられたリソースは、緊急の通信を必要としない複数のUEには、減少させてもよい。
【0162】
スケジューラ930は、少なくとも一部が、選択937を伴う基準に基づいて、設定データ931(スケジューリング)を決定してもよい。選択された複数のUEは、追加の割り当てられたリソースに割り当てられてもよい。選ばれなかった複数のUEは、減少した(または、同じ実施例では0)割り当てられたリソースが与えられることを伴って与えられてもよい。選択は、例えば、使用者の要求(例えば、ネットワークを管理しているサービスプロバイダによって提供される追加のサービスとして)、稼働してもよい。よって、能力、そして/あるいは、信頼性、そして/あるいは、速度が増加した通信は、選択された使用者に提供されてもよい。
【0163】
スケジューラ930は、特に、例えば、異なったネットワークの状態を基礎にする基準の変化によって、リアルタイムで動作してもよい。
【0164】
スケジューラは、したがって、優先順位を実行してもよく、高い順位付けをされた複数のUEは、低い順位付けをされた複数のUEに関して割り当てられたリソースの数を増加させて与えられてもよい。図6に関して、T1送信をしている装置(CC0の中のタイムスロット5、及び11、CC1、及びCC2の中のタイムスロット6から8、及び12から16と関連付けられた、例えば、18の割り当てられたリソース)は、T2を送信している装置(CC0の中のタイムスロット8、CC1、及びCC2の中のタイムスロット9から11と関連付けられた、例えば、7の割り当てられたリソース)よりもより良い順位付けをされる。異なる複数のUEの間の順位付けは、例えば、ネットワーク状態932上で、933、934、936、及び937、及び、一般的にはより多くに基づく基準のうちの1つに従ってもよい。
【0165】
割り当てられたリソースを異なるUEに割り当てるための基準は、ネットワークの状況(複数のUEの状況)を基礎にしてリアルタイムの中で発展していってもよい。
【0166】
実施例では、スケジューラ90は、方法10から10”、30、30b、40から40c、50、60、及び80のうちのいずれか1つを開始、または、終了させるために用いられてもよい。したがって、スケジューラ90は、ネットワーク状況932上の933、934、936、及び937、一般的により多くでのメトリックが、ネットワークの悪い状況(例えば、低いQоS、そして/あるいは、閾値以下のメトリック)、または、緊急通信を実行するための必要性を決定するときには、特に、用いられることになっている、これらの方法を決定する(例えば、URLLC)。
【0167】
上記の見解では、解決は、早期に、タイム-クリティカル、または、ミッション・クリティカルな通信で、データが破損していると検知されたパケットのハンドシェイキング(handshaking)のために必要とされる時間の問題が提供されていた。一般的には、さらなる再送の可能性がある周期的、または、非周期的な再送は、超高信頼低遅延通信には適合しない、遅延を生じさせるかもしれない。
【0168】
実施例によれば、以下の検討事項E1、E2、E3の少なくともいくつかは、有効であってもよい、
E1:データは、例えば、短い期間のSPSであってもよい、割り当てられたリソース上で送信されてもよい。再送HARQブロックは、オリジナルのデータ(MCSに基づいており、及びTBSに選択された)の送信の間/前に、計算されてもよい。
P1:バースト転送の場合には、連続的な漸増冗長(HARQ動作)は、以下のS 1、そして/あるいは、S2に依存して、異なる数を伴って実行されてもよく、
S1:選択されたMCS(HARQバッファの中にセーブされた(sav ed)冗長の数を示す)、そして/あるいは、
S2:オリジナルデータの優先;高い優先データは、送信されることになって いる、より多くのHARQブロックを必要とし、及び低い信頼度は、より少な いHARQブロックを必要とする、
P2:ブロックを処理するHARQの全体は、以下のS1、または、S2のうちの どちらかまで、連続して送信されてもよい、
S1:選択された変調-符号化スキーム(MCS)のための最小の符号レート に到達し、以降は、MCSは、必要に応じて、同じくらい強い(低い)ように 、または、利用可能な持続的な再送リソースとして選ばれなければならない
S2:次の新しい送信は、次の短いサブフレーム(または、sTTi)の中で 開始されなければならない。それゆえに、古い再送は、処分され、そして、( もし、前部でACK受信がなかったら)ARQプロセスに切り替えられ、NA CKメッセージが受信されると推定される(E3を見てください)。そうでな ければ、余分なHARQは、並行したリソースで、続いているかもしれない( E2を見てください)。
E2:「同じsTTi」のために(同様に、次の複数のsTTiの上で送信しているHARQを妨げることなしに)。HARQバージョンは、「同じsTTi」、または、「次のTTi」、または、「次のsTTi」で送信されることができる。後者は、既存のFDD、及びTDDアップリンク、及びダウンリンクフレーム構造と適合させることができる。
P1:さらなる搬送波構成要素CCs(チャンネルの例)は、HARQバージョン
を送信するために用いられてもよく、そして/あるいは、
P2:CC(s)は、異なるHARQバージョンを送信するために用いられてもよ く、そして/あるいは、
P3:CC(s)は、同じHARQバージョンを(同時に)グラント・フリーで送 信することができて、
S1:自由許可アップリンク送信の場合の複数の冗長、そして/あるいは、
S2:複数のバージョンの同じHARQ構成要素をHARQ上の安全なチェイ ス合成をしているHARQ(CC-HARQ)に送信する部分。これは、受信 機で受信されたHARQフレームの最大の比率によって、利用することができ る。
P4:無許可の帯域は、持続的な(半継続的な)HARQ送信、そして/あるいは 、
E3:受信機でのHARQプロセス反応、
P1:もし、データが正確に受信されると、受信機でHARQメカニズム(m echanism)は、タイムライン(time line)の早期の段 階のいずれか1つでACKを付与される。一度、これは、送信機で、デコードされ 、HARQビットは、1つの場所をSAWプロセスから解放しているバッファから 取り除かれ、そして/あるいは、
P2:ほかに、もし、ACKが必要としなければ、それは、省略され、そして、も しすべてが送られると、送信機は、HARQバッファに退避するだけであり、そし て/あるいは、
P3:ほかに、もし、データに不正確に受信されると、最後のHARQバッファブ ロックが受信された後、または、新たな送信が要請された後に、NACKが生成さ れる。それゆえに、もし、NACKを受信すると、新たな送信が、次の最も早い送 信スロットでスケジュールされる。それは、例えば、新しいデータインジケータI D、または、上の層での決定をARQプロセスに任せることを伴うことを示してい る。
【0169】
少なくともいくつかの実施例では、以下の結果のうちの少なくともいくつかが用いられ、要約すると、
【0170】
第1に、この考えは、異なるUL、または、DLを取得することを伴う、短い期間 の半永続スケジューリング(SPS)に基づいており、それぞれの送信の間の任意 の異なるサブフレームは残っている。
第2に、HARQ再送は、メインの送信ストリーム、言い換えれば、他の搬送波構 成要素(複数の)、空間的なサブレイヤー、または、時間分割で並行に送信されて もよい。
第3に、周期的なACK/NACK要求(4つのTTi/sTTiの成功受信の後 )の送信の代わりに、それらは、以下のどちらかにあり、
ACKは、その後に、できるだけ早いか、もし、必要なければ、超低遅延のた めに、省略され、そして/あるいは、
もし、失敗すると、NACKは、一度、新しい送信ブロックIDが示している 、または、最後のHARQバッファブロックに示された、物理的なリソースに 、送信される。
第4に、図6は、FDD、及び付与されたSPSに基づく描写である。しかしなが ら、TDDへの拡張、または、二重化スキームのうちの1つは、前方にまっすぐで 、そして、フレーム構造の中身になる。
【0171】
HARQ処理は、多数の並行な停止、及び待ち(Stop-AND-Wait)(SAW)処理を伴うSAW技術を使用してもよく、すべての処理は、システマティックビット、及び冗長ビットのHARQ環状バッファを伴う送信ブロック(TB)として表わされていてもよい。さらに、データは、短い期間のSPSの中にあってもよい、割り当てられたリソース上で送信されてもよい。それらの付与は、また、例えば、UL送信、送信に基づく争いを使用する特別な使用者に割り当てられているかもしれない(スケジューリングによって)。
【0172】
再送HARQブロックは、異なる搬送波構成要素(CC)上の「同じsTTi」、または、次の「sTTi」で送信されるために、送信、及び開始している間に計算されてもよい。ブロックで処理されたHARQの全体は、次のいずれか一方まで、徐々に送信されてもよい、
・選ばれた変調スキームのための最小の符号化レートに達するとき、または、
・次の新しい送信が次の短いサブフレーム(または、sTTi)で開始されなければならないとき。
さらなる詳細は、図6、及び関連する上述の議論を見てください。この図は、割り当て、及び限定された/部分的な衝突(多重化バーストHARQ)を制御することを可能にする多層のQоS検知を伴う、部分的な衝突を示している。ここに、単独/複数のCC、HARQ(同様にグラント・フリーなメカニズムが作用している)のために固定された物理的なリソース、及び任意の限定されたHARQスロットは、訴えられてもよい。再送のための、1の遅延したsTTiが想定されるが、同じsTTi HARQ送信は妨げられない。実施例では、もし、データが正確に受信され、そして、ACKが必須であれば、HARQメカニズムは、タイムラインの早期のステージのうちのいずれかで、ACKを得て、HARQビットは、SAWプロセスの1つを解放するバッファから取り除かれる。そうでなければ、最後のHARQブロックが送信されたときに、HARQバッファは、自動的に、退避される。もし、NACKを受信すると、新しい送信が次の最も早い送信スロットでスケジュールされる。これは、例えば、新しいデータ表示機IDを用いて、表示されてもよい。
【0173】
バースト転送(例えば、65b)の場合には、連続的な漸増する冗長(HARQ動作)は、以下に従って異なる数を伴って送信されてもよい。
・オリジナルの送信、HARQバッファの中に保存された冗長の合計のために選択 されたMCS、及びHARQ再送のために選択されたMCS。
・オリジナルデータの優先については、高い優先データは、遅延させて再送を回避 し、及び好ましくは低い優先データの低下させる、より多くのHARQブロックを 必要とする。
【0174】
最後に、この特許のアイディアの中では、HARQ情報は、周波数(図1のさらなる搬送波構成要素)の中のURLLC装置、または、時間(ULとDLでの再送の間のTDMAを推定するために図1を変更する)、または、もし可能であれば、無許可の周波数帯域の中の他のURLLC装置を伴って割り当てることができる並行した搬送波構成要素を占有することができる。
【0175】
実施例については、
1.短い送信時間間隔(sTTi)を伴う超高信頼超低遅延通信(URLLC)を 有することが推測され、そして/あるいは、
2.短いスケジューリング期間を伴うSPSは、時間の中で間隔を空けている同種 の、または、同種ではない、物理的なリソースを伴っていることが推測され(図6 を見てください)、そして/あるいは、
3.加えて、漸増する冗長を伴うバースト(連続的な)通信は、優先、選択された MCS(HARQバッファ長さ)に基づくことが推定され、そして/あるいは、
4.もし、NACKを受信すると、再送は、占有することだけをすることができる 、そして/あるいは、
5.物理的なリソースを省略すると、タイムアウト期間の後に、NACKになるこ とが推定される。それゆえに、もし、フレームが、デコードされることに成功する と、受信機は、再度、ACKを送ることを強制され、そして/あるいは、
6.HARQプロセスは、同時には起きないHARQであるかもしれず、
7.しかしながら、同時に起きるHARQは、以下のように、図6の変更がまだ必 要とされるかもしれない、
1.sSPS送信間隔は、等距離である
2.ACK/NACは、次の物理的なリソースの前に送信されており、そして 、再送(もし、必要があれば)は、第2の次の物理的なリソースを占有しなけ ればならない
8.適用可能な、及び適用不可能なHARQ送信の両方は、言い換えれば、新しい データ表示機にDCIO(適用可能)であると設定され、または、PHICH(適 用可能ではない)として設定されたACK/NACKと設定された情報を伴うと推 測される
【0176】
少なくとも実施例のいくつかは、以下のような定義が可能である、
1-方法は、SPSが付与された装置を伴って、衝突を回避するために並行な再送を保証するように、そして、最小の短い送信時間を保証するように開発されている。ここに、再送遅延は、必要とされる信頼度、及び最大のエンド・ツー・エンド(end-to-end)遅延と対比して計測されなければならない。このために、半永続スケジューリングHARQは、一度、並行なACKが受信され、または、HARQバッファが使用されていなければ、再送停止させるだけであると我々は推定した。
2.実施例1の方法は、リクエストスケジューリング(request scheduling)(RS)を実行し、そして、QоS、チャンネル状態情報、送信の緊急性などのために必要なすべての情報を捕えると推定される。
3.実施例1に基づいており、そして、実施例2を満たしている、HARQバッファサイズ(複数の)、及び可能な送信HARQブロックは、選択されたMCS、及びQоSから決定される。
4.実施例1に基づいて、そして、送信は、別のSPSが付与された装置を伴って衝突を回避するために集められた搬送波構成要素(CC)上で実行される。
5.実施例1、及び実施例4に基づいて、割り当てられたCCは、周波数、または、URLLC装置の間の時間、または、無許可の周波数帯域のいずれかでスケジュールされてもよい
6.実施例1、及び実施例5に基づいて、もし、少数のURLLC装置が動作していれば、再送は、信頼度のために、多数の搬送波構成要素の上で二重化されていてもよい
7.実施例1に基づいて、HARQプロセスサポートは、同時には動いていないHARQのどちらか、言い換えれば、失敗、または、同時に動く場合に受信機によって、引き起こされるだけであってもよい。同時に起きるHARQの場合には、HARQ領域は、トータルのオーバヘッドを減少させて付与されたsSPSを伴ってスケジュールされていてもよい。
8.実施例1、及び実施例7に基づいて、適用可能な、及び適用可能ではないHARQの両方は、サポートされることができる。
9.実施例1に基づいて、バースト、及び非バースト転送は、サポートされることができる。しかしながら、バースト転送のためのHARQプロセス遅延は、早いACKによって減少させることができる。
10.実施例1、及び実施例9の本質に基づいて、HARQプロセスは、多数(1から8)のSAWプロセスとして動作する。
【0177】
実施例のいくつかの利点は、ここで再開される。[10]との違いは、ACKは、短い反応時間のための機会を残して増加されることはない。追加的に(及び特に利点は、)
HARQブロックは、同時に、並行なリソース上で送信されることもできる(デー タ、または、遅延を伴って)。これによって、多数のCC、または、無許可で、使 用されることができるACKは、早く受信されてもよい(HARQバッファを退避 して)
HARQプロセスは、任意の数の再送に限定することができる
フレームHARQ再送数、及びMCSは、それぞれのフレーム優先に基づいている
並行なCC/リソース上の多数の同様のHARQは、例えば、MRCプロセスを伴 うHARQメカニズムのチェイス合成で利用されることができる
【0178】
一般的に、実施例は、プログラム命令を有するコンピュータプログラムとして実施されてもよく、コンピュータプログラム製品がコンピュータで動作しているときには、プログラム命令は、方法のうちの1つを実行するために動作している。プログラム命令は、例えば、機械で読み取り可能なメディアに格納されていてもよい。
【0179】
他の実施例は、機械で読み取り可能な搬送波上に格納された、ここに述べられた方法のうちの1つを実行するために動作しているコンピュータプログラムと、を備えている。
【0180】
言い換えれば、コンピュータプログラム製品がコンピュータで動作しているときには、
方法の実施例は、したがって、ここに述べられた方法のうちの1つを実施するためのコンピュータ命令を有するコンピュータプログラムである。
【0181】
方法のさらなる実施例は、したがって、その上に記録される、ここに述べられた方法のうちの1つを実施するためのコンピュータプログラムと、を備える、データ搬送媒体(または、デジタル格納媒体、または、コンピュータ読み取り可能な媒体)である。データ搬送メディア、または、記録されたメディアは、無形、そして、移行できる信号ではなく、有形であり、そして/あるいは、移行できない。
【0182】
方法のさらなる実施例は、したがって、ここに述べられた方法のうちの1つを実施するためのコンピュータプログラムで表された、データストリーム、または、信号のシーケンスである。データストリーム、または、信号のシーケンスは、例えば、インターネットを経由するような、例えば、データ通信接続を経由して送信されてもよい。
【0183】
方法のさらなる実施例は、例えば、ここに述べられた方法のうちの1つを実施するためのコンピュータ、または、プログラム可能な論理装置のような、処理手段と、を備える。
【0184】
さらなる実施例は、ここに述べられた方法のうちの1つを実施するためにコンピュータプログラムをインストールしているコンピュータと、を備える。
【0185】
さらに、実施例は、ここに述べられた方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムを受信機に送信(電気的に、または、光学的に)する電子機器、または、システムと、を備える。受信機は、コンピュータ、モバイル機器、メモリ装置、または、その他である。電子機器、または、システムは、例えば、コンピュータプログラムを受信機に送信するためのファイルサーバと、を備える。
【0186】
いくつかの実施例では、プログラム可能な論理装置(例えば、フィールド・プログラブル・ゲート・アレイ)は、ここに述べられた方法の機能のいくつか、または、すべてを実行するために用いられてもよい。いくつかの実施例では、フィールド・プログラブル・ゲート・アレイは、ここに述べられた方法のうちの1つを実行するために、マイクロプロセッサと連携してもよい。一般的に、方法は、いくつかの適切なハードウエア装置によって実行されてもよい。
【0187】
上述された実施例は、本発明の原理を説明するための単なる具体例にすぎない。ここに述べられた配置、および詳細の修正、および変更は、すぐに明らかになると理解される。したがって、この実施例は、明細書の意味、または、実施の形態の議論によってここに表された特別な詳細によってよりも請求の範囲の保護の範囲によってのみ限定されることを意味する。
【0188】
【0189】
図1a
図1b
図1c
図2a
図2b
図3a
図3b
図4a
図4b
図4c
図5
図6
図7
図8
図9