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特許7054408連続バッチ式トンネル型洗濯機で洗濯する方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-05
(45)【発行日】2022-04-13
(54)【発明の名称】連続バッチ式トンネル型洗濯機で洗濯する方法
(51)【国際特許分類】
   D06F 35/00 20060101AFI20220406BHJP
   D06F 31/00 20060101ALI20220406BHJP
【FI】
D06F35/00 Z
D06F31/00
【請求項の数】 30
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2020204701
(22)【出願日】2020-12-10
(62)【分割の表示】P 2017517232の分割
【原出願日】2015-10-02
(65)【公開番号】P2021058612
(43)【公開日】2021-04-15
【審査請求日】2021-01-07
(31)【優先権主張番号】62/059,212
(32)【優先日】2014-10-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/102,279
(32)【優先日】2015-01-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】504060687
【氏名又は名称】ペレリン ミルナー コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】PELLERIN MILNOR CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】110001438
【氏名又は名称】特許業務法人 丸山国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ポイ,ラッセル,エイチ.
【審査官】村山 睦
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2003/0110815(US,A1)
【文献】特表2013-527013(JP,A)
【文献】国際公開第2014/031625(WO,A1)
【文献】特開2001-137590(JP,A)
【文献】特開2001-120876(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2002/0116770(US,A1)
【文献】特表2008-529620(JP,A)
【文献】特表2004-538112(JP,A)
【文献】米国特許第4485509(US,A)
【文献】米国特許第8336144(US,B2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D06F 35/00
D06F 31/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
布製品を連続バッチ式トンネル型洗濯機で洗濯する方法であって、
a)内部と、取入部と、排出部と、前記内部を分割し各々が洗浄モジュール及びすすぎモジュールの両用モジュールとして機能する複数のモジュールと、を有し、前記内部は少なくとも1つの両用ゾーンを含み、前記両用ゾーンは、前記複数のモジュールのうちの複数のモジュールを含む連続バッチ式トンネル型洗濯機を配備するステップと、
b)布製品及びある容量の液体を、第1の移動方向に、前記取入部から、ステップaの前記少なくとも1つの両用ゾーンを通り、前記排出部に移動させるステップと、
c)ステップaの前記少なくとも1つの両用ゾーンにおいて、布製品を化学剤槽で洗浄するステップと、
d)選択された時間の経過後、ステップa及びcの前記少なくとも1つの両用ゾーンにおいて、すすぎ用液体を、ステップbにおける布製品の第1の移動方向とは反対方向の第2の流れ径路に沿って対向して流すことにより、布製品をすすぎ洗いするステップと、
e)ステップdの後、前記複数のモジュールの下流に配備された抽出機で布製品から水を抽出するステップと、
f)ステップeで抽出された水を、ステップeの抽出機から第1の流れラインを通り、再使用タンクへ送るステップと、を含み、
g)ステップdは、ステップfの再使用タンクからの第1の容量の水ですすぎ洗いを行い、次いで、ステップeで抽出された水ではない清水である第2の容量の水ですすぎ洗いを行い、
前記少なくとも1つの両用ゾーンの中に入る前記第2の容量の水は、前記再使用タンクとは異なり、かつ前記再使用タンクに接続されていない第1のタンクから送られ、
前記第1のタンクと前記再使用タンクは、互いに隣接して配備され、前記第1の容量の水は、前記再使用タンクから第2の流れラインに沿って第3の流れラインに入り、次いで、前記両用ゾーンのうちで前記排出部に最も近いモジュールに入り、前記第2の容量の水は、前記第1のタンクから第4の流れラインに沿って前記第3の流れラインに入り、次いで、前記両用ゾーンのうちで前記排出部に最も近いモジュールに入り、
前記第2の容量の水とは異なる第3の容量の清水が、前記第1のタンクから、前記第3の流れライン及び前記第4の流れラインとは異なる第5の流れラインに沿って、前記取入部に入る、方法。
【請求項2】
1又は複数のモジュールにおいて、ステップdのすすぎ用液体の流れ圧力ヘッドを高めるステップをさらに含む、請求項1の方法。
【請求項3】
ステップdにおいて、すすぎ洗いの時間は、2~6分間である請求項1の方法。
【請求項4】
すすぎ用液体の流量は、毎分76~1136リットルである請求項1の方法。
【請求項5】
すすぎ用流体の流量は、毎分95~833リットルである請求項1の方法。
【請求項6】
すすぎ用流体の流量は、毎分132~397リットルである請求項1の方法。
【請求項7】
布製品を連続バッチ式トンネル型洗濯機で洗濯する方法であって、
a)内部と、取入部と、排出部と、複数のモジュールと、ある容量の液体と、を有する連続バッチ式トンネル型洗濯機を配備するステップと、
b)布製品を前記取入部から前記複数のモジュールを移動させ、次いで、前記排出部へ順次移動させるステップと、を含み、
c)ステップbにおいて、前記複数のモジュールのうちの複数のモジュールが、洗浄モジュールとすすぎ洗いモジュールの両方のモジュールとして機能する両用モジュールを有する両用ゾーンを構成し、
d)洗浄用化学剤を、前記両用ゾーンの前記ある容量の液体へ加えるステップと、
e)選択された時間の経過後、前記両用ゾーンのすすぎ用液体を、ステップb及びcにおける布製品の移動方向と反対方向の流れ径路に沿って対向して流すステップと、
f)ステップeの後、前記複数のモジュールの下流にある抽出機で布製品から水を抽出するステップと、を含み、
g)ステップeは、布製品から抽出された再使用水である第1の容量の水を使用し、次いで、ステップfで抽出された水ではない清水である第2の容量の水を使用し、
前記両用ゾーンの中に入る前記第1の容量の水は、第1のタンクから送られ、前記両用ゾーンの中に入る前記第2の容量の水は、前記第1のタンクとは異なり、かつ前記第1のタンクには接続されていない第2のタンクから送られ、
前記第1のタンク及び前記第2のタンクは、互いに隣接して配備され、前記第1の容量の水は、前記第1のタンクから第1の流れラインに沿って第2の流れラインに入り、次いで、前記両用ゾーンのうちで前記排出部に最も近いモジュールに入り、前記第2の容量の水は、前記第2のタンクから第3の流れラインに沿って前記第2の流れラインに入り、次いで、前記両用ゾーンのうちで前記排出部に最も近いモジュールに入り、
前記第2の容量の水とは異なる第3の容量の清水が、前記第2のタンクから、前記第2の流れライン及び前記第3の流れラインとは異なる第4の流れラインに沿って、前記取入部に入る、方法。
【請求項8】
1又は複数のブースターポンプが配備され、各ブースターポンプは、前記複数のモジュールのうちの異なる1つのモジュールで、対向して流すすすぎ用液体の流量を増加させる、請求項7の方法。
【請求項9】
すすぎ用液体の流量は、毎分76~1136リットルである請求項7の方法。
【請求項10】
すすぎ用流体の流量は、毎分95~833リットルである請求項7の方法。
【請求項11】
すすぎ用流体の流量は、毎分132~397リットルである請求項7の方法。
【請求項12】
1又は複数のブースターポンプは、2以上のモジュールによって間隔が空けられている、請求項8の方法。
【請求項13】
1又は複数のブースターポンプは、液体を、布製品の洗浄とすすぎの両方が行われる両用モジュールの中に放出する、請求項8の方法。
【請求項14】
両用モジュールにおける液体の流れは、約5分未満の時間、中断される、請求項13の方法。
【請求項15】
両用モジュールにおける液体流れは、約3分未満の時間、中断される、請求項13の方法。
【請求項16】
両用モジュールの液体流れは、約2分未満の時間、中断される、請求項13の方法。
【請求項17】
両用モジュールの液体流れは、20~120秒間、中断される、請求項13の方法。
【請求項18】
複数のモジュールの中のある容量の液体は、38~88℃の温度に加熱される、請求項7の方法。
【請求項19】
ステップeにおけるすすぎ用液体は、前記複数のモジュールのうちの複数のモジュールを通過する、請求項7の方法。
【請求項20】
両用ゾーンは、2以上のモジュールを含む、請求項7の方法。
【請求項21】
各ブースターポンプは、対向して流す液体を、排出部に最も近いモジュールではないモジュールに放出する、請求項8の方法。
【請求項22】
布製品を連続バッチ式トンネル型洗濯機で洗濯する方法であって、
a)内部と、取入部と、排出部と、前記内部を分割する複数のモジュールとを有し、前記複数のモジュールのうちの複数のモジュールは、各々が洗浄モジュールとすすぎ洗いモジュールの両方のモジュールとして機能し、両用ゾーンを構成する両用モジュールである連続バッチ式トンネル型洗濯機を配備するステップと、
b)布製品を、前記取入部から前記排出部へ移動させるステップと、
c)洗浄用化学剤を、前記両用ゾーンに加えて、前記両用ゾーンの前記両用モジュールにおいて、前記布製品を、水と前記洗浄用化学剤とで洗浄するステップと、
d)選択された時間の経過後でステップcの後、前記洗濯機内部の液体を、ステップbにおける布製品の移動方向と反対方向の流れ径路に沿って対向して流すステップと、
e)ステップdの後、前記複数のモジュールの下流にある抽出機で布製品から水を抽出するステップと、
f)ステップeで抽出された水を、再使用タンクへ送るステップと、
g)前記両用モジュールを通して水を対向して流すことで、布製品のすすぎ洗いを行うステップであって、第1の容量の水が前記再使用タンクからの水であり、次の第2の容量の水が、再使用タンクではない清水タンクからの水である、布製品のすすぎ洗いを行うステップと、を含み、
前記清水タンクは、前記両用モジュールに入る前記第2の容量の水を備え、前記再使用タンクには接続されておらず、
前記清水タンク及び前記再使用タンクは、互いに隣接して配備され、前記第1の容量の水は、前記再使用タンクから第1の流れラインに沿って第2の流れラインに入り、次いで、前記両用ゾーンのうちで前記排出部に最も近いモジュールに入り、前記第2の容量の水は、前記清水タンクから第3の流れラインに沿って前記第2の流れラインに入り、次いで、前記両用ゾーンのうちで前記排出部に最も近いモジュールに入り、
前記第2の容量の水とは異なる第3の容量の清水が、前記清水タンクから、前記第2の流れライン及び前記第3の流れラインとは異なる第4の流れラインに沿って、前記取入部に入る、方法。
【請求項23】
ステップgの流量が所定の値に維持されるように、前記流量を増加させることをさらに含む、請求項22の方法。
【請求項24】
流量を増加させるために、複数のブースターポンプが用いられる、請求項23の方法。
【請求項25】
ブースターポンプとブースターポンプとの間に複数のモジュールがある、請求項24の方法。
【請求項26】
布製品を連続バッチ式トンネル型洗濯機で洗濯する方法であって、
a)内部と、取入部と、排出部と、前記内部を分割する複数のモジュールとを有し、前記複数のモジュールのうちの複数のモジュールは、布製品の洗浄とすすぎ洗いの両方が行われる両用モジュールである連続バッチ式トンネル型洗濯機を配備するステップと、
b)布製品を、前記取入部から、前記複数のモジュールを通り、前記排出部へ順次移動させるステップと、を含み、
c)布製品は、ステップbで、前記両用モジュールを横切る方向に移動し、
d)洗浄化学剤を、前記両用モジュールに加えるステップと、
e)ステップdの後、前記洗濯機内部のすすぎ用液体を、ステップb及びcにおける布製品の移動方向とは反対方向である流れ径路に沿って対向流して流すことにより、布製品を前記両用モジュールですすぎ洗いするステップであって、前記すすぎ用液体は、第1の容量の再使用水が再使用タンクから供給され、次いで供給される第2の容量の清水は、前記再使用タンクからのものではない、すすぎ洗いするステップと、
f)布製品を、前記洗濯機から抽出機へ排出するステップと、
g)前記抽出機を用いて、布製品から水を抽出するステップと、
h)ステップgで抽出された水を、ステップeの再使用タンクへ送るステップと、を含み、
前記両用ゾーンの中に入る前記第2の容量の清水は、前記再使用タンクとは異なり、かつ前記再使用タンクには接続されていない第1のタンクから送られ、
前記第1のタンク及び前記再使用タンクは、互いに隣接して配備され、前記第1の容量の再使用水は、前記再使用タンクから第1の流れラインに沿って第2の流れラインに入り、次いで、前記両用モジュールのうちで前記排出部に最も近いモジュールに入り、前記第2の容量の清水は、前記第1のタンクから第3の流れラインに沿って前記第2の流れラインに入り、次いで、前記両用モジュールのうちで前記排出部に最も近いモジュールに入り、
前記第2の容量の清水とは異なる第3の容量の清水が、前記第1のタンクから、前記第2の流れライン及び前記第3の流れラインとは異なる第4の流れラインに沿って、前記取入部に入る、方法。
【請求項27】
ステップeの後、布製品から過剰の液体を抽出することをさらに含む、請求項26の方法。
【請求項28】
ステップdの間、及びステップdの後のある時間、対向して流す液体を流さない、請求項26の方法。
【請求項29】
前記ある時間は、約5分よりも短い、請求項28の方法。
【請求項30】
布製品を連続バッチ式トンネル型洗濯機で洗濯する方法であって、
a)内部と、取入部と、排出部と、複数のモジュールと、ある容量の液体とを有する連続バッチ式トンネル型洗濯機を配備するステップと、
b)布製品を前記取入部から前記複数のモジュールを移動させ、次いで、前記排出部へ順次移動させるステップと、
c)洗浄化学剤を、ステップaの前記ある容量の液体に加えるステップと、
d)選択された時間の経過後、すすぎ用液体を、ステップbにおける布製品の移動方向と反対方向の流れ径路に沿って対向して流すステップと、
e)排出部の後にある抽出機で、布製品から液体を抽出するステップと、
f)ステップeで抽出された液体を、第1の収容タンクへ送るステップと、
g)ステップfで抽出された液体ではない清水が入れられた第2の収容タンクを配備するステップと、を含み、
h)ステップdにおいて、すすぎ用液体は、第1の容量の水が前記第1の収容タンクから送られ、前記第1の収容タンクで抽出された液体ではない第2の容量の水が前記第2の収容タンクから送られ、
前記複数のモジュールの中に入る前記第2の容量の水を供給する前記第2の収容タンクは、前記第1の収容タンクとは異なり、かつ、前記第1の収容タンクには接続されておらず、
前記第1の収容タンク及び前記第2の収容タンクは、互いに隣接して配備され、前記第1の容量の水は、前記第1の収容タンクから第1の流れラインに沿って第2の流れラインに入り、次いで、前記複数のモジュールのうちで前記排出部に最も近いモジュールに入り、前記第2の容量の水は、前記第2の収容タンクから第3の流れラインに沿って前記第2の流れラインに入り、次いで、前記複数のモジュールのうちで前記排出部に最も近いモジュールに入り、
前記第2の容量の水とは異なる第3の容量の清水が、前記第2の収容タンクから、前記第2の流れライン及び前記第3の流れラインとは異なる第4の流れラインに沿って、前記取入部に入る、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
<発明者>
ポイ,ラッセル エイチ.:アメリカ合衆国民、アメリカ合衆国 70113 ルイジアナ,ニューオーリンズ,バロンヌ ストリート 601,ナンバー 3ビー
<譲受人>
ペレリン ミルナー コーポレイション:アメリカ合衆国ルイジアナ州法人、アメリカ合衆国 70063 ルイジアナ,ケナー,ジャクソン ストリート 700, ピー.オー.ボックス 400
<関連出願の記載>
2015年1月12日に出願された米国仮特許出願第62/102279号及び2014年10月3日に出願された米国仮特許出願第62/059212号の優先権を主張し、これら出願は引用を以って本願に組み込まれる。
<連邦政府による資金提供を受けた研究開発の記載>
適用なし
<マイクロフィッシュアペンディックスの引用>
適用なし
【0002】
<発明の背景>
1.発明の分野
本発明は、連続バッチ式洗濯機又はトンネル型洗濯機に関する。
より具体的には、本発明は、連続バッチ式の複数モジュールを有するトンネル型洗濯機の中で繊維製品又は布製品(例えば、衣服、リネンなど)を洗濯する方法の改良に関するものである。前記トンネル型式洗濯機では、繊維製品が、一つのモジュールから、次のモジュールへ順次移される。対向流れによるすすぎは、(例えばポンプを用いて)加圧され、選択された流量又は流れ圧力ヘッドに上昇及び/又は維持される。
さらに具体的には、本発明は、連続バッチ式トンネル型洗浄機において、改良された流れ装置を用いて布製品を洗浄する方法及び装置に関するもので、圧力ヘッドは、連続バッチ式トンネル型洗浄機の複数モジュールのうちの選択されたモジュールにて、1又は複数のブースターポンプを用いて加圧され、対向流れのすすぎ液の圧力がほぼ一定に維持される。複数の両用(dual use)モジュールを用いることで、高速の対向流れにより、さらに速いすすぎを達成することができ、循環水を用いることで、より少ない水使用量でより多くの処理量を達成することができる。最終モジュールの後、布製品は、液体抽出装置(例えば、プレス又は遠心分離機)に送られて、余分な水が除去される。
【背景技術】
【0003】
2.発明の一般的背景
現在、商業的規模での洗濯は、連続バッチ式トンネル型洗濯機で行なわれている。そのような連続バッチ式トンネル型洗濯機は知られており(例えば、米国特許第5454237号)、商業的に入手可能である(www.milnor.com)。連続バッチ式洗濯機は、前洗浄、洗浄、すすぎ洗い、仕上げゾーンを含む複数のセクター、ゾーン、ステージ、又はモジュールを有する。
【0004】
業務用の連続バッチ式トンネル型洗濯機では、一定した対向流れの液体を使用する場合がある。このような機械の後に、洗濯物の乾燥前に、洗濯物から大部分の液体を除去する遠心力抽出機又は機械プレスがある。機械の中には、特定の1又は複数のゾーンを通して、洗濯物と共に液体を運ぶものもある。
【0005】
従来技術で用いられる対向流れは、布製品又は繊維製品が主洗浄モジュールゾーンにある全ての時間において、対向流れが存在する。この方式は、洗浄化学剤を希釈するので、洗浄化学剤の効果が低下する。
【0006】
連続バッチ式洗濯機での最終すすぎ洗いは、遠心力抽出機又は機械プレスを使用して行われている。従来のシステムでは、遠心力抽出機が使用される場合、一般的には、最終抽出前に、汚れを含む水を除去するよう設計された抽出機を第1の低速度で回転させる必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
バッチ式洗濯機又はトンネル型洗濯機に関する特許に次のものがあり、列挙された各特許は引用を以って本願に組み込まれる。
【文献】米国特許第4236393号:Continuous tunnel batch washer;1980年12月2日発行。
【文献】米国特許第4485509号:Continuous bacth type washing machine and method for operating same;1984年12月4日発行。
【文献】米国特許第4522046号:Continuous batch laundry system;1985年6月11日発行。
【文献】米国特許第5211039号:Continuous bacth type washing machine;1993年5月18日発行。
【文献】米国特許第5454237号:Continuous bacth type washing machine;1995年10月3日発行。
【文献】米国特許出願公開第20110296626号:Continuous bacth type washer and method;2011年12月8日公開。
【文献】国際公開WO2011/153398号:Continuous bacth type washer and method;2011年12月8日公開。
【文献】国際公開WO2015/095179号:Floor Mat And Particulate Laden Material Washing Apparatus And Method;2015年6月25日公開。
【文献】米国特許出願公開第2015/0167221号:Floor Mat And Particulate Laden Material Washing Apparatus And Method;2015年6月18日公開。
【文献】米国特許第8689463号:Clothes Dryer Apparatus With Improved;2014年4月8日発行。
【文献】国際公開WO2014/031757号:Washer Extractor Apparatus And Method;2014年2月27日公開。
【文献】米国特許出願公開第2014/0053344号;Washer Extractor Apparatus And Method;2014年2月27日公開。
【文献】米国特許出願公開第2014/0053343号;Continuous Batch Tunnel Washer And Method;2014年2月27日公開。
【文献】国際公開第WO2014/031625号;Continuous Batch Tunnel Washer And Method;2014年2月27日公開。
【文献】米国特許出願公開第2013/0291314号;Continuous Batch Tunnel Washer And Method;2013年11月7日公開。
【文献】米国特許出願公開第2013/0213244号;Laundry Press Apparatus And Method;2013年8月22日公開。
【文献】米国特許第8370981号;Integrated Continuous Batch Tunnel Washer;2013年2月12日発行。
【文献】米国特許第8365435号;Laundry Press Apparatus And Method;2013年2月5日発行。
【文献】国際公開第WO2013/016103号;Laundry Press Apparatus And Method;2013年1月31日公開。
【文献】米国特許出願公開第2013/0025151号;Laundry Press Apparatus And Method;2013年1月31日公開。
【文献】米国特許第8336144号;Continuous Batch Tunnel Washer And Method;2012年12月25日発行。
【文献】米国特許出願公開第2012/0304487号;Clothes Dryer Apparatus With Improved Lint Removal System;2012年12月6日公開。
【文献】米国特許第8166670号;Clothes Dryer Apparatus With Improved Lint Removal System;2012年5月1日発行。
【文献】米国特許出願公開第2012/0023680号;Integrated Continuous Batch Tunnel Washer;2012年2月2日公開。
【文献】国際公開第WO2012/009360号;Modulated Air Flow Clothes Dryer And Method;2012年1月19日公開。
【文献】米国特許出願公開第2011/0283557号;Modulated Air Flow Clothes Dryer And Method;2011年11月24日公開。
【文献】米国特許出願公開第2011/0225741号;Continuous Batch Tunnel Washer And Method;2011年9月22日公開。
【文献】国際公開第WO2011/109371号;Washer Extractor And Method;2011年9月9日公開。
【文献】米国特許出願公開第2011/0209292号;Washer Extractor And Method;2011年9月1日公開。
【文献】米国特許第7971302号;Integrated Continuous Batch Tunnel Washer;2011年7月5日発行。
【文献】米国特許出願公開第2010/0313440号;Laundry Press Apparatus And Method;2010年12月16日。
【文献】国際公開第WO2010/144715号;Laundry Press Apparatus And Method;2010年12月16日。
【文献】国際公開第WO2010/124076号;Continuous Batch Tunnel Washer And Method;2010年10月28日公開。
【文献】国際公開第WO2009/129362号;Continuous Batch Tunnel Washer And Method;2009年10月22日公開。
【文献】米国特許出願公開第2009/0260161号;Integrated Continuous Batch Tunnel Washer;2009年10月22日公開。
【文献】米国特許出願公開第2009/0260162号;Continuous Batch Tunnel Washer And Method;2009年10月22日公開。
【文献】米国特許出願公開第2009/0255145号;Clothes Dryer Apparatus With Improved Lint Removal System;2009年10月15日公開。
【文献】中国特許第1553973号;Continuous Batch Tunnel Washer And Method;2004年12月8日発行。
【文献】ヨーロッパ特許第1425455号;Continuous Batch Tunnel Washer And Method;2004年6月9日発行。
【文献】米国特許出願公開第2003/0110815号;Continuous Batch Tunnel Washer And Method;2003年6月19日発行。
【文献】国際公開第2003/016608号;Continuous Batch Tunnel Washer And Method;2003年2月27日公開。
【発明の概要】
【0008】
<発明の要旨>
本発明は、連続バッチ式トンネル型洗濯機における布製品(fabric articles)の洗濯方法を改良するものである。本発明の方法の実施形態は、内部(interior)、取入部(intake)、排出部(discharge)、複数のモジュール及びある液体容量を有する連続バッチ式トンネル型洗濯機を配備することを含む。
【0009】
本発明の方法は、すすぎ中に、洗濯機内部に液体の対向流れ(counterflow)を供給することを含み、前記すすぎは、断続的な対向流れを含む。対向流れは、布製品の移送方向とはほぼ反対側の径路に沿う流れである。対向して流れるすすぎ水の圧力及び/又は速度を増加させるために、ブースターポンプを間隔をあけて配置することができる。例えば、モジュール数12の連続バッチ式洗濯機では、ブースターポンプは、第4番目と第8番目に配置されることができる。
【0010】
最終モジュールにて、布製品は排出部を経由して水抽出機(例えば、プレス又は遠心分離機)へと移送される。抽出機は、連続バッチ式トンネル型洗濯機から排出された布製品から、過剰の水分を除去するために用いられる。
【0011】
各サイクルの大部分を、対向流れを行わずに処理すると、独立型槽(standing baths)になるので、化学剤は、希釈されることなくその作用を発揮することができる。次に、各サイクルのうちの極く短い時間、高速の対向流れを行なうことにより、必要な希釈効果の第1の部分が行われる。第2段階の希釈では、洗濯物は、常に、遙かに清浄な水の中へ移動される。専用のすすぎモジュールを必要としないので、より少ないモジュールでより多くの生産を達成できる。
【0012】
対向流れは、各移送サイクルの最初の約65~75%は停止される。対向流れの水の全量は、残り時間の最後の25~35%に、非常な高速で送給される。処理される洗濯物に応じて、対向流れの水の流量及び継続時間を十分に変化させることができるように、ポンプは、大容量で速度可変のインバータ駆動のものが好ましい。高速の流れは、すすぎ作用をより良好にし、水の使用量をはるかに少なくする。
【0013】
本発明の洗濯機は、清水(fresh water)の消費量を非常に少なくすることができる。軽い汚れのリネンの場合、処理されるリネン1ポンド当たり約0.3ガロン(1キログラム当たり2.5リットル)である。ひどい汚れのリネンの場合で、1ポンド当たり約0.5ガロン(1キログラム当たり4リットル)である。
【0014】
本発明の方法及び装置は、次の特徴により、水を節約することができる。
1)断続的な対向流れ(Interrupted Counterflow):すすぎ中に流れるのは水だけである。このすすぎは、各サイクルの終わりの約25~35%である。
2)制御された流れ:水は、大容量インバータポンプにより、勢いのある流れで送給され、より少ない水量で、懸濁した汚れの除去及び化学剤の使用をより速やかに行うことができる。
3)両用モジュール(Dual-Use Modules):各モジュールは、固定槽洗浄と対向流れすすぎの両方に用いられる。
4)全部の水が利用可能:清水と再循環されたプレス水は、洗濯機フレームの中(例えば、洗濯物スクープ(load scoop)の下)に設けられた単一タンクの中に集められる。外部タンクは不要である。
【0015】
本発明は、固定槽洗浄と高速対向流れすすぎにより、最大の化学剤性能を達成することができる。第1モジュールの中を高速で水を再循環させることにより、スルーシング(sluicing)とウェットダウン(wet-down)を速やかに行うことができるので、汚れたリネンの中に化学剤を即座に浸透させることができる。
【0016】
洗濯物の移送後、対向流れが中断されると、水の流れが無い固定槽が生成されるため、化学剤は希釈されない。化学剤は、各バッチの開始から、全濃度(full concentration)で作用する。大きなシリンダ容量と、速やかな洗濯物の混合とにより、化学剤はより速く作用する。
【0017】
プログラミング可能な大容量ポンプにより、激しい流れが作り出されるので、使用済みの化学剤や懸濁した汚れは効果的に除去される。各モジュール間に固定パーティションを設けることで、化学剤の混合及び漏れを防止することができる。モジュールとモジュールの間にシールを設ける必要はない。
【0018】
流れは、各サイクルの開始時に中断されて、希釈の無い固定槽が作られるため、化学剤はより速やかに作用する。対向流れの水が、ポンプにより、サイクルの最後の部分に送給される。激しい流れにより、繊維製品又はリネンの汚れははるかに速い速度で除去されるため、全体の洗浄時間が低減する。全ての洗浄モジュールには、1)固定槽と、2)高速対向流れの2つの機能に用いられ、より速く、より良好なすすぎが達成される。両用モジュールであるため、モジュール数は少なくてすむ。各洗浄モジュールの中で化学剤が作用した後直ちにすすぎが行われる。別個のすすぎモジュールを設ける必要はない。水と化学剤は、第1モジュールの中で高速で再循環する。洗濯物は、より速やかに、より完全に洗濯機の中へスルーシングされる。洗浄される布製品のウエットダウンは殆んど瞬間的である。化学剤は繊維製品又はリネンの中に即座に浸透する。これは、タンパク質染料には重要である。それゆえ、第1モジュールは作業モジュール(working module)であってよい。
【0019】
本発明は、すすぎを高速の対向流れでより速く行なうため、モジュール数は少なくてすみ、両用モジュールを用いるのでより多くの処理量が得られ、水が再循環するので水の使用量が少なくてすむ。
【0020】
本発明は、連続バッチ式トンネル型洗濯機の中で布製品を洗濯する方法を含む。本発明の方法は、内部、取入部、排出部、複数のモジュール及びある容量の液体を有する連続バッチ式トンネル型洗濯機を配備することを含む。布製品は、取入部からモジュールを経て排出部へ順次移動される。布製品を移動させるステップにおいて、複数のモジュールは、洗浄モジュール及びすすぎモジュールとして機能する両用モジュールを有する両用ゾーンを構成し、洗浄化学剤が両用ゾーンの液体に加えられる。選択された時間の経過後、すすぎ用液体は、両用ゾーンの中を、布製品の移動方向とはほぼ反対の流れ径路に沿って対向して流れる。対向流れステップの間、対向して流れるすすぎ用液体の圧力は、取入部と排出部との間に間隔をあけて配置された1又は複数の位置でポンプによって加圧される。
【0021】
加圧ステップにおいて、複数のブースターポンプを配備されることができ、各ポンプは、異なるモジュールですすぎ用液体の対向流れの流量(flow rate)を増加する。
【0022】
対向流れステップにおいて、対向流れの流量は、毎分約20~300ガロン(76~1136リットル)とすることができる。
【0023】
対向流れステップの一実施形態において、対向流れの流量は、毎分約25~220ガロン(95~833リットル)である。
【0024】
対向流れステップの一実施形態において、対向流れの流量は、毎分約35~105ガロン(132~397リットル)である。
【0025】
一実施形態において、複数のブースターポンプは、それらの間隔を、2以上のモジュールを隔てて配備される。
【0026】
一実施形態において、ブースターポンプは、液体を、布製品の洗浄とすすぎの両方が行われる両用モジュールであるモジュールの中に放出する。
【0027】
一実施形態において、複数のブースターポンプは、各々が、液体を、布製品の洗浄とすすぎの両方が行われる両用モジュールであるモジュールの中に放出する。
【0028】
一実施形態において、両用モジュールの液体流れは、約5分未満の時間、実質的に中断される。
【0029】
一実施形態において、両用モジュールの液体流れは、約3分未満の時間、実質的に中断される。
【0030】
一実施形態において、両用モジュールの液体流れは、約2分未満の時間、実質的に中断される。
【0031】
一実施形態において、両用モジュールの液体流れは、約20~120秒間、実質的に中断される。
【0032】
一実施形態において、複数のモジュールの中の液体は、約100~190°F(38~88℃)の温度に加熱される。
【0033】
一実施形態において、対向流れステップにおける対向流れは、複数のモジュールを通って流れる。
【0034】
一実施形態において、両用ゾーンは、複数のモジュールを含む。
【0035】
一実施形態において、各ブースターポンプは、対向流れの流体を、排出部に最も近いモジュール以外のモジュールに放出する。
【0036】
本発明は、連続バッチ式トンネル型洗濯機の中で布製品を洗濯する方法を含み、前記方法が、内部、取入部、排出部、及び前記内部を区画して各々が洗浄及びすすぎの両モジュールとして機能するモジュールを有する両用ゾーンを画定する複数のモジュールを有する連続バッチ式トンネル型洗濯機を配備するステップと、布製品を、取入部から排出部へ移動させる布製品移動ステップと、洗浄化学剤を両用ゾーンに加えて、水と前記洗浄用化学剤とにより、両用ゾーンのモジュールで布製品の洗浄を行なう洗浄化学剤添加ステップと、選択された時間の後及び洗浄化学剤添加ステップの後、洗濯機内部の液体を、布製品移動ステップにおける布製品の移動方向とほぼ反対の流れ径路に沿う対向流れとして流す液体の対向流れステップと、水を、前記両用ゾーンのモジュールを通る対向流れとして流すことにより、布製品のすすぎを行なう水の対向流れステップと、を含む。
【0037】
一実施形態において、本発明は、対向流れステップにおいて流量が所定値に維持されるように、対向流れステップの流量を増加させる(boosting)ステップをさらに含む。
【0038】
一実施形態において、流量を増加させるために複数のブースターポンプが用いられる。
【0039】
一実施形態において、複数のブースターポンプの間には、複数のモジュールがある。
【0040】
本発明は、連続バッチ式トンネル型洗濯機の中で布製品を洗濯する方法を含み、前記方法が、内部、取入部、排出部、及び前記内部を区画して両用ゾーンを画定する複数のモジュールを有する連続バッチ式トンネル型洗濯機を配備するステップと、布製品を、取入部から、モジュールを順次通り、両用ゾーンを横切って、排出部へ移動させるステップと、洗浄化学剤を両用ゾーンに加える洗浄化学剤添加ステップと、洗濯機内部の液体を、前のステップにおける布製品の移動方向とはほぼ反対の流れ径路に沿う対向流れとして流すことにより、両用ゾーンの中で布製品のすすぎを行なうすすぎステップと、を含む。
【0041】
一実施形態において、本発明は、布製品のすすぎステップの後、布製品から過剰の流体を抽出するステップをさらに含む。
【0042】
一実施形態において、洗浄化学剤添加ステップの間及び前記ステップ後の所定時間、対向流れは実質的に流されない。
【0043】
一実施形態において、前記時間は、5分未満である。
【0044】
本発明は、連続バッチ式トンネル型洗濯機の中で布製品を洗濯する方法を含み、前記方法は、内部、取入部、排出部、及び前記内部を区画する複数のモジュールを有する連続バッチ式トンネル型洗濯機を配備するステップであって、前記内部の各々が洗浄及びすすぎの両モジュールとして機能する複数のモジュールを含む少なくとも1つの両用ゾーンを含むものである洗濯機配備ステップと、布製品及びある容量の水を、取入部から両用ゾーンを通って排出部に向かう第1の方向に移動させる移動ステップと、布製品を、両用ゾーンの化学剤槽で洗浄するステップと、前記移動ステップにおける布製品の第1の移動方向とはほぼ反対の第2の方向の流れ径路に沿って、両用ゾーンの中にすすぎ液を対向流れとして流すことにより、布製品のすすぎを行なうすすぎステップと、を含む。
【0045】
一実施形態において、本発明は、1又は2以上のモジュールでの対向流れによる布製品のすすぎステップにおいて、対向流れの液体の流れ圧力ヘッドを高めるステップをさらに含む。
【0046】
一実施形態において、対向流れによる布製品のすすぎステップにおいて、対向流れの時間は、約2~6分間である。
【0047】
一実施形態において、対向流れの流量は、毎分約20~300ガロン(76~1136リットル)である。
【0048】
一実施形態において、対向流れの流量は、毎分約25~220ガロン(95~833リットル)である。
【0049】
一実施形態において、対向流れの流量は、毎分約35~105ガロン(132~397リットル)である。
【図面の簡単な説明】
【0050】
本発明の性質、目的、利点の更なる理解を得るために、以下の詳細な説明を、図面と共に参照することができる。なお、同様な要素については同じ引用符号を用いている。
【0051】
図1図1は、本発明の装置の第1の実施形態を示す概略図である。
【0052】
図2図2は、本発明の装置の第2の実施形態を示す概略図である。
【0053】
図3図3は、本発明の装置の第3の実施形態を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0054】
<発明の詳細な説明>
図1は、本発明の繊維製品洗濯装置の概略図であり、全体を符号10で示している。洗濯装置10は、入口端部12と出口端部13とを有するトンネル型洗濯機11を具える。図1において、トンネル型洗濯機11は、複数のモジュール14~25を具える。複数のモジュール14~25は、主洗浄モジュール及びすすぎ洗いモジュールの両方として機能する点において両用モジュールであり得るモジュールを含む。モジュール14~25の合計数は、図1及び2に示される数よりも多くても少なくてもよい。
【0055】
入口端部12には、洗濯される繊維製品や布製品を取り入れるホッパー26を設けることができる。そのような布製品、繊維製品や洗濯物として、衣類、リネン、タオルなどが挙げられる。水の抽出機30は、トンネル型洗濯機11の出口端部13に隣接して配置される。水及び/又は化学剤(例えば、清浄化学剤や洗剤など)をトンネル型洗濯機11に加えるための流れラインが配備される。
【0056】
布製品やリネンの洗濯物が、最初に、洗浄モジュール14~25に送り込まれると、バッチ移送時間の一部に、断続的対向流れ(interrupted counterflow)が用いられる。バッチ移送時間の一部(例えば、約50%乃至90%の間であって、好ましくは約75%)にこの断続的対向流れを用いることにより、モジュール14~25の各々が、別個のバッチとして機能する。バッチ移送時間は、布製品/リネンが次のモジュールへ移送される前のモジュールに滞留している時間として定義されることができる。
【0057】
モジュールの一部が主洗浄モジュールとして機能しているときに対向流れを停止すると、洗浄工程用の固定槽(standing bath)が本質的に生成され、清浄化学剤は、トンネル型洗濯機11内の流体の対向流れによって希釈されることなく十分にそれらの機能を発揮することができる。移送時間の最後の部分(例えば、最後の25%)では、対向流れが戻されて、高流量(例えば、通常流量の約300乃至400パーセント)で送給される(pumped)。この高流量は、フルタイムの対向流れを用いる従来の機械の流量よりも多い。例えば、フルタイムの対向流れを用いる従来の機械の場合、典型的には、毎分約10乃至30ガロン(毎分38乃至114リットル)の流量を用いて、全てのすすぎ用水頭(full rinsing hydraulic head)を作る。本発明は、従来技術で必要とされたすすぎ及び仕上げ専用の追加モジュールを不要にすることにより、コストと床面積を節約することができる。
【0058】
図1及び図2は、本発明の装置の好適な第1及び第2の実施形態を示しており、その全体を符号10(図1)及び10A(図2)で表している。図1及び図2はまた、連続バッチ式トンネル型洗濯機において布製品を洗濯する方法を示している。繊維製品洗濯装置10、10Aは、各々が、入口端部12と出口端部13を有するトンネル型洗濯機11、11Aを具える。トンネル式洗濯機11の内部31は、セクション又はモジュールに分割されている。これらモジュールは、モジュール14~25を含むことができる(図1)。これらのモジュールは、追加のモジュールを含むことができるし、また、図2のモジュール14~21等のようにモジュールの数を少なくすることもできる。
【0059】
図1において、水抽出機30(例えば、プレスや遠心力抽出機)が、排出部27の隣りに配置される。抽出機30は、布製品がトンネル型洗濯機11から排出されて抽出機30の中に入れられた後、過剰の水又は布製品から抽出された水を取り除くために用いられる。抽出機30は商業的に入手可能である。抽出器30は、図1又は図2の実施形態で用いられることができる。
【0060】
図1のモジュール14~25又は図2のモジュール14~21は、両用モジュールを含むことができる。モジュールが両用モジュールの場合、固定槽洗浄と対向流れすすぎの両方に用いられる。モジュール14~25は、前洗浄モジュール、主洗浄モジュール及びすすぎモジュールを含むことができ、幾つかのモジュールは両用洗浄モジュールであってよい。例えば、図1では、モジュール14~24が両用モジュールとなり得る。図2では、モジュール14~20が両用モジュールとなり得る。
【0061】
主洗浄槽又は固定槽として機能する場合、ライン28、36を通る対向流れは一定時間、流量を遅くするか停止することができる。次に、対向流れはすすぎ中に再び開始する。図1において、清水(freshwater)貯蔵タンク29は、流れライン38を経て清水を供給することができる。モジュール25には、選択された酸性溶液及び/又は選択された仕上げ溶液が投入され、流入ライン32を経て送給される。酸性溶液及び/又は仕上げ溶液は、流れライン32により、タンク37からモジュール25へ送られる。仕上げ溶液は、例えばでんぷん溶液やかび防止剤等の所望される又は既知のあらゆる仕上げ溶液であってよい。
【0062】
抽出水タンク33は、抽出機30から抽出された水を収容できるように配置される。流れライン34は、水を抽出機30からタンク33へ移送させる流れラインである。タンク33に入れられた水は、流れライン35又は36を通じて再循環されることができる。酸性溶液又は仕上げ溶液は、流入タンク37を経てモジュール25に投入される。清水は、清水流入ライン38を通ってタンク33に加えられることができる。流れライン35はポンプ39を有する再循環ラインであって、ポンプにより、抽出された水はタンク33からホッパー26へ移される。別の再循環流れラインとして、流れライン36がある。抽出された水は、流れライン36を通って、タンク33から流れライン28へ移され、次に、トンネル型洗濯機11の内部31へ移される。 対向流れは、モジュール24から始まり、順に、モジュール23、22、21、20、19、18、17、16、15である。
【0063】
図1の連続バッチ式トンネル型洗濯装置10では、12のモジュールが一例として示されている。モジュール14、25の温度は、約40℃であってよい。モジュール15、16の温度は、約70℃であってよい。モジュール19の温度は約50℃であってよい。
【0064】
図1の例では、モジュール14~24の各々は両用モジュールである。図1において、モジュール14~24の各々は、洗浄機能とすすぎ機能の両方の一部であってよい。図1において、すすぎ液は、流れライン28を通り、モジュール24、次にモジュール23、次にモジュール22へ対向流れとして流れる。
【0065】
流れライン35及び36には、これら流れラインの圧力を高めるために、ポンプを配備することができる。流れライン35には、水を、流れライン35を通ってホッパー26へ送るためのポンプ39を設けることができる。流れライン36には、対向流れすすぎを行なうために、水をタンク32又は流れライン28へ送るためのポンプ40を設けることができる。
【0066】
流れライン36は、ティー継手47にて流れライン28と32とに分岐する。流れライン32は、再循環された抽出水がタンク33からタンク37へ運ばれる流れラインである。流入タンク37は、酸性化学剤又は仕上げ化学剤を、流れライン32を通って仕上げモジュールの最終モジュール25へ供給するために用いられることができる。
【0067】
流れライン28は、モジュール24に入り、対向流れの中の水がモジュール23、22へ順次流れる再循環流れラインである。ブースターポンプ41は、流れライン28からの流れを受ける。ブースターポンプ41により、次に、その流れは流れライン43を経てモジュール21へ送給される。流れは、次に、モジュール21からモジュール20に移り、次に、モジュール19及びモジュール18に移送され、流れライン43を経てブースターポンプ42に送られる。ブースターポンプ42により、その対向流れのすすぎ用流体は、流れライン44を経てモジュール17へ送られ、次に、モジュール16及びモジュール15へ送られる。モジュール15において、すすぎ用流体は、排出弁45を経て排出されることができる。排出弁46は、モジュール14に配備されることができる。ブースターポンプ41、42により、対向して流れるすすぎ用流体は、流量、流量及び流体圧力が選択された値に確実に維持されることができる。また、ブースターポンプ41、42により、所望の圧力ヘッドが確実に維持されることができる。
【0068】
以下に示す表1の実施例において、バッチサイズは、繊維製品、リネン又は布製品で約50乃至300ポンド(23~136kg)である。コットン繊維製品1ポンド当たりの水の総使用量は、0.62ガロン(5.1リットル/kg)である。ポリコットン繊維製品1ポンド当たりの水の総使用量は、0.64ガロン(5.3リットル/kg)である。
【0069】
図2は、本発明の装置の第2の実施形態である他の実施形態を示しており、その全体を符号10Aで表している。図2の繊維製品洗濯装置10Aは、8つのモジュール14、15、16、17、18、19、20、21を具えている。図1の望ましい実施形態と同じように、繊維製品洗濯装置10Aは、入口端部12と出口端部13を有するトンネル型洗濯機11Aを具えている。出口端部13には、水抽出機30が配備されることができる(図2では、明瞭化のために図示を省略している)。
【0070】
入口端部12は、リネン等の繊維製品をトンネル型洗濯機11Aの内部に投入できるようにするために、ホッパー26を具える。排出部27は、最後のモジュール21からの排液を受けて、排液は抽出機30(図示せず)に入る。流体は、次に、流れライン51を経て排出され、抽出水タンク33に集められる。抽出水タンク33からの流れはポンプ50に送られる。ポンプ50は、抽出水タンク33からの流れを受ける。ポンプ50は、流体を、抽出水タンク33からパルス流れタンク54へ移送する。バルブ53を、流れライン52に設けることができる。ポンプ55は、例えば、可変速ポンプであり、該ポンプにより、流体は、パルス流れタンク54から流れライン70を経てモジュール20へ移送される。流れライン70には、バルブ71と流量計72を配備されることができる。ライン70は、流れ排出部73にてモジュール20に排出する。
【0071】
ポンプ56は、流体を、パルス流れタンク54から流れライン67を経て最終モジュール21へ移送する。流れライン67には、ティー継手87を設けることができる。流れライン67は、排出部69にてモジュール21に排出する。流れライン67には、バルブ68を設けることができる。流れライン86は、ティー継手87にて、流れライン67に連通する。流れライン86にはバルブ88と流量計89を設けることができる。流れライン86は、図示の如く、ホッパー26へ排出する。
【0072】
パルス流れタンク54は、流れライン57から補給水(make up water)を収容することができる。使用者の水供給部からの流入水を収容するに際しては、流れライン57に設けたバルブ58により調節することができる。流れライン57には、流量計59が設けられる。流れライン57には、逆流防止具又は逆止弁60を設けることもできる。
【0073】
ポンプ62は、速度可変ポンプであってよい。ポンプ62は、サクションライン61を通じてモジュール18からの流れを受ける。ポンプ62により、流体は、流れライン63を通り、流れライン排出部66にてモジュール17へ送られる。流れライン63には、バルブ64と流量計65を設けることができる。
【0074】
選択された化学剤を、モジュール14~21のうちの選択されたモジュールへ投入するために、複数の化学剤インジェクタ-又は化学剤インレット74~82を設けることができる。実施例が図2に示されている。モジュール14は、アルカリを追加又は投入するための化学剤インレット74を有する。モジュール14にはまた、洗剤を追加又は投入するための化学剤インレット75が設けられる。同じように、モジュール15にも、化学剤インレット74、75が設けられる。モジュール16には、過酢酸を追加又は投入する化学剤インレット76及び過酸化物を追加又は投入する化学剤インレット77が設けられる。モジュール17、18には、漂白剤を追加又は投入するための化学剤インレット78を取り付けることもできる。モジュール19、20には化学剤インレット79が取り付けられ、これは、選択されたあらゆる化学剤を投入するのに用いられることができる。モジュール21は、酸剤(sour)、柔軟剤、静菌剤等の仕上げ用化学剤を入れることができる最終モジュールである。化学剤インレット80は、酸剤の投入部である。化学剤インレット81は、柔軟剤の投入部である。化学剤インレット82は、静菌剤の投入部である。図2に示されるように、複数のスチームインレット83を設けることができる。図2において、スチームインレット83は、モジュール14~21の各々に設けられる。
【0075】
流れライン84はモジュール14からの流れを受ける。ポンプ90は、流れライン84から受けた流れを流れライン85に送給し、図2に示されるように、ホッパー26へ排出される。図2に示されるように、流れライン85からホッパー26に入ってくる水及び流れライン86からホッパー26に入ってくる水により、ホッパー26の中に、フラッシュゾーン(flush zone)が生成される。これらの流れライン85、86の目的は、ホッパー26及び第1モジュール14を、処理領域に転換することであり、前記領域にて、繊維製品、リネン又は布地が、速やかに湿潤されて、最初に洗浄が行われるようにすることである。流れライン91を設けることで、1つのモジュール(例えば、モジュール20)から前のモジュール(例えば、モジュール19)へ対向流れを供給することができる。流れライン91は、図2に示されるように、モジュール15、16、17、18、19、20の各々に設けられることができる。
【0076】
表1は、図1又は図2の何れかの実施形態において、軽い汚れの場合とひどい汚れの場合における水の流量(ガロン/分及びリットル/分)の実施例を示している。以下の実施例において、水の流れ時間は秒で示している。重量(リネン)は、ポンドとキログラムで示している。清水の消費量は、ガロン/ポンド(例えば、軽い汚れの場合で0.1~0.8ガロン/ポンド)と、リットル/キログラム(例えば、ひどい汚れの場合で1.7~6.7リットル/キログラム)で示されている。
【0077】
【表1】
【0078】
図3は、本発明装置の第3の実施形態を示しており、その全体を符号10Bで表している。図3において、入口端部12と出口端部13を有するトンネル型洗濯機11Bが示されている。トンネル型洗濯機は取り入れ用ホッパー26を有する。トンネル型洗濯機11Bは、複数のモジュールを有し、図3では、8つのモジュール14、15、16、17、18、19、20、21が示されている。
【0079】
清水タンク92が再使用水タンク94に隣接して配置されることができる。その他に設けられるタンクは、抽出機140(例えば、プレスや遠心力抽出機)からの水を受ける抽出水タンク93である。抽出機140は、最終モジュールから排出後、布製品、リネン、又は衣服、又は他の洗濯物から水分を取り除くのに用いられることができる。そのような抽出機140は商業的に入手可能で、当該分野で広く知られている。ポンプ96は、抽出水タンク93からの流体を流れライン97に排出する。流れライン97には、バルブ98を設けられることができる。流れライン97は、図示されるように、再使用タンク94に排出する。
【0080】
流れライン99は、再使用タンク94から流体を排出する排出流れである。流れライン99は、バルブ139を有することができる。流れライン100は、清水タンク92から水を排出する流れラインである。流れライン100はバルブ138を有することができる。ライン99をライン100に結合するために、ティー継手101が設けられる。流れライン103は、ティー継手101の下流にあって、可変速ポンプ又はポンプ102と連通する。ポンプ102は、流体を流れライン104に送給し、流れライン104からモジュール20に排出する。流れライン104には、バルブ105と流量計106を設けられることができる。
【0081】
様々な実施形態において、対向流によるすすぎは、最初に、タンク93、94からの抽出水を使用し、次いで、タンク92の清水を使用する。流れライン107は、タンク92及びポンプ108からの清水を受ける流れラインである。流れライン107は、ホッパー26に排出する。流れライン107には、バルブ109と流量計110を設けられることができる。流れライン111は、モジュール18からモジュール17への対向流れを生じる流れラインである。ライン111の流れは、ポンプ112によって加圧され(即ち、圧力又はヘッドが増加する)。前記ポンプ112は、可変速ポンプであってよい。ライン111はバルブ113と流量計114とを有する。ポンプ112を設けることにより、増加した流量若しくは圧力、又は増加したヘッドが、モジュール20から始まる対向流又は対向流れに供給されることができ、前記対向流又は対向流れは、次いで、モジュール18、モジュール17、モジュール16、モジュール15、そしてモジュール14に進む。流れライン115は、モジュール14からホッパー26へ流体を運ぶ流れラインである。流れライン115には、ポンプ116を配備されることができる。
【0082】
対向流によるすすぎは、最初にモジュール20で行われ、次いでモジュール19、モジュール18で行われる。モジュール20からモジュール18へは圧力低下が起こり得る。それゆえ、対向流によるすすぎの圧力は、ポンプ112によって加圧され、対向流によるすすぎは、モジュール18から、流れライン111を経て、モジュール17に移る。
【0083】
複数の化学剤インレット117が配備され、好ましくは、図示されたモジュール14~21の各々に対して1又は2以上設けられる。さらに、熱伝達のために、スチームインレットが配備され、好ましくは、図示されたモジュール14~21の各々に対して1つ設けられる。スチームインレット118は、各モジュール14~21への対向流れライン121~125に排出することができる。モジュール21は、ドレン119を具える。流れライン95は、流体をモジュール21から抽出水タンク93へ移送するためのバルブ120を有する。矢印141は、モジュール21から抽出機140への洗濯物の移動を模式的に示す。ライン142は、抽出された水を、抽出機140から抽出水タンク93へ運ぶ流れラインである。
【0084】
図3において、複数の対向流ライン121~125がある。対向流れライン121により、すすぎ用流体の対向流れが、モジュール20からモジュール19へ流れることができる。対向流れライン122により、すすぎ用流体の対向流れが、モジュール19からモジュール18へ流れることができる。対向流れライン123は、すすぎ用流体が、モジュール17からモジュール16へ流れる対向流れのラインである。対向流れライン124は、すすぎ用流体が、モジュール16からモジュール15へ流れる対向流れのラインである。対向流れライン125は、すすぎ用流体が、モジュール15からモジュール14へ流れる対向流れのラインである。モジュール15から流体を排出し、排出された流体を下水道130へ移送するために、ドレンライン126とバルブ127が設けられる。ドレンライン126にもバルブ128が設けられる。対向流ライン125には、バルブ145を設けられることができる。バルブ145が閉じられているとき、流体は、モジュール15から下水道130に排出される。バルブ145が開いているとき、対向流ラインにより、すすぎ用流体の対向流が、モジュール16からモジュール14へ送られる。
【0085】
ドレンライン129により、流体はモジュール14から排出される。ドレンライン129にはバルブ131を設けられることができる。ドレンライン129は、流体をモジュール14から下水道130へ排出するのに用いられることができる。流れライン132により、清水源143から清水タンク92に清水が加えられる。流れライン132には、バルブ133と流量計134が配備される。流れライン135により、清水源134から最終モジュール21へ清水が加えられる。流れライン135には、バルブ136と流量計137が配備される。ライン135により、清水源144からモジュール21へ清水の流れが加えられる。
【0086】
以下に、本発明における使用に適した部品と材料のリストを記載する。
<部品リスト>
10 繊維製品洗濯装置
10A 繊維製品洗濯装置
10B 繊維製品洗濯装置
11 トンネル型洗濯機
11A トンネル型洗濯機
11B トンネル型洗濯機
12 入口端部
13 出口端部
14 モジュール
15 モジュール
16 モジュール
17 モジュール
18 モジュール
19 モジュール
20 モジュール
21 モジュール
22 モジュール
23 モジュール
24 モジュール
25 モジュール
26 ホッパー
27 排出部
28 流れライン
29 清水タンク
【0087】
30 水抽出機
31 内部
32 流れライン
33 タンク、抽出水タンク
34 流れライン
35 流れライン
36 流れライン
37 流入タンク
38 清水流れライン
39 ポンプ
40 ポンプ
41 ブースターポンプ
42 ブースターポンプ
43 流れライン
44 流れライン
45 バルブ
46 バルブ
47 ティー継手
50 ポンプ
51 流れライン
52 流れライン
53 バルブ
54 パルス流れタンク
55 ポンプ
56 ポンプ
57 流れタンク
58 バルブ
59 流量計
【0088】
60 逆流防止器/逆止弁
61 サクションライン
62 ポンプ
63 流れライン
64 バルブ
65 流量計
66 流れライン排出部
67 流れライン
68 バルブ
69 流れライン排出部
70 流れライン
71 バルブ
72 流量計
73 流れライン排出部
74 化学剤インレット(アルカリ)
75 化学剤インレット(洗剤)
76 化学剤インレット(過酢酸)
77 化学剤インレット(過酸化物)
78 化学剤インレット(漂白剤)
79 化学剤インレット
80 化学剤インレット(酸剤)
81 化学剤インレット(柔軟剤)
82 化学剤インレット(静菌剤)
83 スチームインレット
84 流れライン
85 流れライン
86 流れライン
87 ティー継手
88 バルブ
89 流量計
【0089】
90 ポンプ
91 流れライン
92 清水タンク
93 抽出水タンク
94 再使用水タンク
95 流れライン
96 ポンプ
97 流れライン
98 バルブ
99 流れライン
100 流れライン
101 ティー継手
102 ポンプ/可変速ポンプ
103 流れライン
104 流れライン
105 バルブ
106 流量計
107 流れライン
108 ポンプ
109 バルブ
110 流量計
111 流れライン
112 ポンプ/可変速ポンプ
113 バルブ
114 流量計
115 流れライン
116 ポンプ
117 化学剤インレット
118 スチームインレット
119 ドレン
【0090】
120 バルブ
121 対向流れライン
122 対向流れライン
123 対向流れライン
124 対向流れライン
125 対向流れライン
126 ドレンライン
127 バルブ
128 バルブ
129 ドレンライン
130 下水道
131 バルブ
132 流れライン
133 バルブ
134 流量計
135 流れライン
136 バルブ
137 流量計
138 バルブ
139 バルブ
140 抽出機
141 矢印
142 流れライン
143 清水源
144 清水源
145 バルブ
【0091】
ここに開示した全ての測定値は、特に指定しない限り、標準温度及び海面気圧での値である。
【0092】
前述の実施形態は、例示のみを目的として提供されるものであり、本発明の範囲は以下の特許請求の範囲によってのみ限定される。
図1
図2
図3