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特許7054414基地局、ユーザ機器、および無線通信方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-05
(45)【発行日】2022-04-13
(54)【発明の名称】基地局、ユーザ機器、および無線通信方法
(51)【国際特許分類】
   H04L 27/26 20060101AFI20220406BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20220406BHJP
【FI】
H04L27/26 113
H04W72/04 131
H04W72/04 132
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2020511789
(86)(22)【出願日】2017-11-17
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-02-04
(86)【国際出願番号】 CN2017111537
(87)【国際公開番号】W WO2019095256
(87)【国際公開日】2019-05-23
【審査請求日】2020-05-21
(73)【特許権者】
【識別番号】514136668
【氏名又は名称】パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ
【氏名又は名称原語表記】Panasonic Intellectual Property Corporation of America
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】特許業務法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ワン リレイ
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 秀俊
(72)【発明者】
【氏名】クゥァン クゥァン
【審査官】谷岡 佳彦
(56)【参考文献】
【文献】特表2011-504322(JP,A)
【文献】特表2013-534072(JP,A)
【文献】国際公開第2019/094796(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 27/26
H04W 72/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
リソース割り当てのセットの1つに基づいて、物理リソースブロック(PRB)をデータ送信に割り当てるように機能する回路と、
前記PRB上のデータをユーザ機器に送信するように機能する送信機と、
を備えており、
前記リソース割り当てのセットが、
連続的に番号付けされた仮想リソースブロック(VRB)をインターリーブし、前記インターリーブされたVRBを周波数領域内の連続する前記PRBにマッピングする、第1のリソース割り当てと、
連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、前記インターリーブされたVRBを、周波数領域内の位置がビットマップによって示される前記PRBにマッピングする、第2のリソース割り当てと、
連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、前記インターリーブされたVRBを、指定された周波数範囲内または構成された周波数範囲内の周波数領域内で連続しない前記PRBにマッピングする、第3のリソース割り当てと、
を含
前記第1のリソース割り当ておよび前記第2のリソース割り当てが、同じブロックインターリーバのサブセットに基づいてインターリーブを実行し、前記同じブロックインターリーバの全体に基づいて前記第3のリソース割り当てがインターリーブを実行し、前記同じブロックインターリーバが、LTEにおいて使用されるブロックインターリーバに基づくか、または構成されたリソースブロックグループ(RBG)のサイズに応じて他のかたちで構成される、
基地局。
【請求項2】
前記同じブロックインターリーバが、VRB番号を行ごとに書き込み、列ごとに読み出し、
前記同じブロックインターリーバの前記サブセットの行の数Nrowが、
【数1】
によって決定され、
【数2】
が、割り当てられたVRBの数を示し、Ncolumn前記同じブロックインターリーバの列の数であり、
前記同じブロックインターリーバの列の数Ncolumnが指定または構成される、請求項に記載の基地局。
【請求項3】
前記指定された周波数範囲または構成された周波数範囲が、キャリア帯域幅全体以下であるか、またはキャリア帯域幅の一部である、請求項1または2に記載の基地局。
【請求項4】
物理リソースブロック(PRB)上で送信されたデータおよびリソース割り当て情報を基地局から受信するように機能する受信機と、
前記リソース割り当て情報に基づいて前記データを復号するように機能する回路と、
を備えており、
前記リソース割り当て情報が、リソース割り当てのセットのどの1つに基づいて前記PRBがデータ送信に割り当てられているかを示し、
前記リソース割り当てのセットが、
連続的に番号付けされた仮想リソースブロック(VRB)をインターリーブし、前記インターリーブされたVRBを周波数領域内の連続する前記PRBにマッピングする、第1のリソース割り当てと、
連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、前記インターリーブされたVRBを、周波数領域内の位置がビットマップによって示される前記PRBにマッピングする、第2のリソース割り当てと、
連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、前記インターリーブされたVRBを、既定の周波数範囲内の周波数領域内で連続しない前記PRBにマッピングする、第3のリソース割り当てと、
を含
前記第1のリソース割り当ておよび前記第2のリソース割り当てが、同じブロックインターリーバのサブセットに基づいてインターリーブを実行し、前記同じブロックインターリーバの全体に基づいて前記第3のリソース割り当てがインターリーブを実行し、前記同じブロックインターリーバが、LTEにおいて使用されるブロックインターリーバに基づくか、または構成されたリソースブロックグループ(RBG)のサイズに応じて他のかたちで構成される、
ユーザ機器。
【請求項5】
リソース割り当てのセットの1つに基づいて、物理リソースブロック(PRB)をデータ送信に割り当てることと、
前記PRB上のデータをユーザ機器に送信することと、
を含んでおり、
前記リソース割り当てのセットが、
連続的に番号付けされた仮想リソースブロック(VRB)をインターリーブし、前記インターリーブされたVRBを周波数領域内の連続する前記PRBにマッピングする、第1のリソース割り当てと、
連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、前記インターリーブされたVRBを、周波数領域内の位置がビットマップによって示される前記PRBにマッピングする、第2のリソース割り当てと、
連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、前記インターリーブされたVRBを、指定された周波数範囲内または構成された周波数範囲内の周波数領域内で連続しない前記PRBにマッピングする、第3のリソース割り当てと、
を含み、
前記第1のリソース割り当ておよび前記第2のリソース割り当てが、同じブロックインターリーバのサブセットに基づいてインターリーブを実行し、前記同じブロックインターリーバの全体に基づいて前記第3のリソース割り当てがインターリーブを実行し、前記同じブロックインターリーバが、LTEにおいて使用されるブロックインターリーバに基づくか、または構成されたリソースブロックグループ(RBG)のサイズに応じて他のかたちで構成される、
基地局が行う無線通信方法。
【請求項6】
物理リソースブロック(PRB)上で送信されたデータおよびリソース割り当て情報を基地局から受信することと、
前記リソース割り当て情報に基づいて前記データを復号することと、
を含んでおり、
前記リソース割り当て情報が、リソース割り当てのセットのどの1つに基づいて前記PRBがデータ送信に割り当てられているかを示し、
前記リソース割り当てのセットが、
連続的に番号付けされた仮想リソースブロック(VRB)をインターリーブし、前記インターリーブされたVRBを周波数領域内の連続する前記PRBにマッピングする、第1のリソース割り当てと、
連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、前記インターリーブされたVRBを、周波数領域内の位置がビットマップによって示される前記PRBにマッピングする、第2のリソース割り当てと、
連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、前記インターリーブされたVRBを、既定の周波数範囲内の周波数領域内で連続しない前記PRBにマッピングする、第3のリソース割り当てと、
を含み、
前記第1のリソース割り当ておよび前記第2のリソース割り当てが、同じブロックインターリーバのサブセットに基づいてインターリーブを実行し、前記同じブロックインターリーバの全体に基づいて前記第3のリソース割り当てがインターリーブを実行し、前記同じブロックインターリーバが、LTEにおいて使用されるブロックインターリーバに基づくか、または構成されたリソースブロックグループ(RBG)のサイズに応じて他のかたちで構成される、
ユーザ機器が行う無線通信方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信の分野に関し、特に、NR(New Radio:新しい無線アクセス技術)における物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)/物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)のリソース割り当てに関連する基地局(eNodeB)、ユーザ機器(UE)、および無線通信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
LTE(ロングタームエボリューション)では、ダウンリンク(DL)に関して、3つのリソース割り当て(RA)のタイプ、すなわち、RAタイプ0、RAタイプ1、およびRAタイプ2が存在する。LTEでは、仮想リソースブロック(VRB)の概念が導入され、リソース割り当てをVRB対(または複数のVRB)からPRB対(または複数のPRB)へのマッピングとして表すことができるようにする。
【0003】
RAタイプ0は、ビットマップインジケーションに基づいており、示される粒度は、RBG(リソースブロックグループ)のサイズである。RBGは、1つまたは複数の物理リソースブロック(PRB)で構成されることがあり、RBGのサイズは、1つのRBGに含まれるPRBの数によって示されることがある。したがって、RBGのサイズは、異なる帯域幅に基づいて、1つ、2つ、3つ、または4つのPRBであることができる。RAタイプ0の場合、VRBからPRBへのマッピングは1対1(直接マッピングなど)である。
【0004】
RAタイプ1も、VRBとPRBの間の直接マッピングおよびビットマップインジケーションに基づく。RAタイプ0との違いは、RBGのどのサブセットがアドレス指定されるのか、およびビットマップの位置におけるシフトを示すために、一部のビットが使用される点である。
【0005】
LTEのRAタイプ2は、局所的な割り当てを含むRAタイプ2および分散された割り当てを含むRAタイプ2に、さらに分割される。局所的な割り当てを含むRAタイプ2の場合、リソース割り当てのシグナリングは、RAタイプ0/1と異なり、開始位置インジケーションおよび割り当てられたサイズを使用して、シグナリングを節約する。しかし、やはりマッピングは、VRBからPRBへ直接的である。
【0006】
分散された割り当てを含むRAタイプ2の場合、VRBからPRBへのマッピングは、直接的ではない。目標は、周波数ダイバーシティを実現するために、連続的なVRBをできる限り周波数全体に広げることである。そのような目的に達するために、基本的に2つのステップが存在する。第1のステップでは、インターリーブ機能を使用して、連続的なVRB対を分散されVRB対に分散する。第2のステップでは、周波数領域内の1つのPRB対の2つのスロットを、一定のギャップを含めてさらに分割する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
LTEのDLの場合の上記の3つのリソース割り当てタイプは、当業者によってよく知られているため、その詳細は、本明細書ではさらに説明されない。NR/5Gでは、PDSCH/PUSCHのリソース割り当ては、今までのところ、まだ議論中である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
1つの非限定的な実施形態例は、コードブロックレベルのダイバーシティを均一に維持するために、NRにおけるPDSCH/PUSCHのリソース割り当てを容易にする。
【0009】
本開示の第1の一般的な態様では、リソース割り当てのセットの1つに基づいて物理リソースブロック(PRB)をデータ送信に割り当てるように機能する回路と、PRB上のデータをユーザ機器に送信するように機能する送信機とを備えている基地局が提供されており、このリソース割り当てのセットは、連続的に番号付けされた仮想リソースブロック(VRB)をインターリーブし、インターリーブされたVRBを周波数領域内の連続するPRBにマッピングする、第1のリソース割り当てを含む。
【0010】
本開示の第2の一般的な態様では、物理リソースブロック(PRB)上で送信されたデータおよびリソース割り当て情報を基地局から受信するように機能する受信機と、リソース割り当て情報に基づいてデータを復号するように機能する回路とを備えているユーザ機器が提供されており、このリソース割り当て情報は、リソース割り当てのセットのどの1つに基づいてPRBがデータ送信に割り当てられているかを示し、このリソース割り当てのセットは、連続的に番号付けされた仮想リソースブロック(VRB)をインターリーブし、インターリーブされたVRBを周波数領域内の連続するPRBにマッピングする、第1のリソース割り当てを含む。
【0011】
本開示の第3の一般的な態様では、リソース割り当て情報を基地局から受信するように機能する受信機と、リソース割り当て情報に基づいて物理リソースブロック(PRB)をデータ送信に割り当てるように機能する回路と、PRB上のデータを基地局に送信するように機能する送信機とを備えているユーザ機器が提供されており、このリソース割り当て情報は、リソース割り当てのセットのどの1つに基づいてPRBがデータ送信に割り当てられているかを示し、このリソース割り当てのセットは、連続的に番号付けされた仮想リソースブロック(VRB)をインターリーブし、インターリーブされたVRBを周波数領域内の連続するPRBにマッピングする、第4のリソース割り当てを含む。
【0012】
本開示の第4の一般的な態様では、リソース割り当て情報をユーザ機器に送信するように機能する送信機と、リソース割り当て情報に基づいて割り当てられた物理リソースブロック(PRB)上で送信されたデータをユーザ機器から受信するように機能する受信機と、データを復号するように機能する回路とを備えている基地局が提供されており、このリソース割り当て情報は、リソース割り当てのセットのどの1つに基づいてPRBがデータ送信に割り当てられているかを示し、このリソース割り当てのセットは、連続的に番号付けされた仮想リソースブロック(VRB)をインターリーブし、インターリーブされたVRBを周波数領域内の連続するPRBにマッピングする、第4のリソース割り当てを含む。
【0013】
一般的な実施形態または特定の実施形態が、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、記憶媒体、またはこれらの任意の選択的組み合わせとして実装されてよいことに留意されたい。
【0014】
開示される実施形態のその他の利益および優位性が、本明細書および図面から明らかになるであろう。それらの利益および/または優位性は、本明細書および図面のさまざまな実施形態および特徴によって個別に得られてよく、それらの実施形態および特徴は、そのような利益および/または優位性のうちの1つまたは複数を得るために、すべて提供される必要はない。
【0015】
本開示の前述の特徴およびその他の特徴が、添付の図面と併用される以下の説明および添付の特許請求の範囲から、さらに詳細に明らかになるであろう。これらの図面が、本開示に従っていくつかの実施形態のみを表しており、したがって、本開示の範囲の制限と見なされるべきではないことを理解して、添付の図面を使用することによって、追加の特殊性および詳細と共に、本開示が説明される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】NRにおけるVRBからPRBへの直接マッピングに起因してコードブロック間で異なる可能性のある周波数ダイバーシティ性能を概略的に示す図である。
図2】本開示の実施形態に従って基地局の一部のブロック図を示す図である。
図3】本開示の実施形態に従って、局所的な割り当てを含むNR RAタイプ1の場合に、VRBからPRBにマッピングする例を概略的に示す図である。
図4】本開示の実施形態に従って、NR RAタイプ0の場合に、VRBからPRBにマッピングする例を概略的に示す図である。
図5】本開示の実施形態に従って、分散された割り当てを含むNR RAタイプ1の場合に、VRBからPRBにマッピングする例を概略的に示す図である。
図6】本開示の実施形態に従って、局所的な割り当てを含むNR RAタイプ1の場合に、VRBからPRBにマッピングする別の例を概略的に示す図である。
図7】NRにおける2つの重複する帯域幅の部分の事例を概略的に示す図である。
図8】本開示の実施形態に従って、分散された割り当てを含むNR RAタイプ1の場合に、VRBからPRBにマッピングする別の例を概略的に示す図である。
図9】本開示の実施形態に従ってユーザ機器の一部のブロック図を示す図である。
図10】本開示の実施形態に従って基地局の詳細のブロック図を示す図である。
図11】本開示の実施形態に従ってユーザ機器の詳細のブロック図を示す図である。
図12】本開示の実施形態に従って基地局とユーザ機器の間の通信のフローチャートの例を概略的に示す図である。
図13】本開示の実施形態に従って基地局の無線通信方法のフローチャートを示す図である。
図14】本開示の実施形態に従ってユーザ機器の無線通信方法のフローチャートを示す図である。
図15】本開示の別の実施形態に従ってユーザ機器の一部のブロック図を示す図である。
図16】本開示の別の実施形態に従って、局所的な割り当てを含むNR RAタイプ1の場合に、VRBからPRBにマッピングする例を概略的に示す図である。
図17】本開示の別の実施形態に従って基地局の一部のブロック図を示す図である。
図18】本開示の実施形態に従って基地局とユーザ機器の間の通信のフローチャートの別の例を概略的に示す図である。
図19】本開示の別の実施形態に従ってユーザ機器の無線通信方法のフローチャートを示す図である。
図20】本開示の別の実施形態に従って基地局の無線通信方法のフローチャートを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下の詳細な説明では、本明細書の一部を形成する添付の図面に対する参照が行われる。図面では、文脈によって特に定められない限り、類似する記号は通常、類似する構成要素を識別する。本開示の態様が、多種多様な異なる構成で配置されること、代替されること、組み合わせられること、および設計されることが可能であり、そのすべてが明示的に企図され、本開示の一部になることが、容易に理解されるであろう。
【0018】
NRでは、DLの2つのRAタイプが合意された。1つは、LTEにおけるRAタイプ0と同じであるRAタイプ0であり、やはりビットマップインジケーションに基づく。もう1つは、LTEにおけるRAタイプ2と同じであるRAタイプ1であり、やはり、局所的な割り当てを含むRAタイプ1および分散された割り当てを含むRAタイプ1に分割される。本明細書では、これら2つのタイプをLTEにおける3つのタイプと区別するために、NRにおけるRAタイプ0をNR RAタイプ0と呼び、NRにおけるRAタイプ1をNR RAタイプ1と呼ぶ。
【0019】
NRのリソース割り当ての問題(特に、局所的な(連続的な)割り当てを含むNR RAタイプ0およびNR RAタイプ1の場合)は、異なるコードブロックが異なる周波数で割り当てられるため、送信ブロック(TB)内の異なるコードブロックが異なるダイバーシティ性能を有することがあることである。図1は、NRにおけるVRBからPRBへの直接マッピングに起因してコードブロック間で異なる可能性のある周波数ダイバーシティ性能を概略的に示している。図1の上部では、各ボックスがVRBを表し、VRBの番号(すなわち、インデックス)がボックス内に示されている。図1の下部では、各ボックスがPRBを表し、PRBの番号(すなわち、インデックス)が、細い矢印に沿ってボックスの上に示されている。PRBを表す各ボックス内の番号は、それらのPRBにマッピングされたVRBの番号(すなわち、インデックス)を示す。キャリア帯域幅全体が25PRBであることが、仮定される。
【0020】
図1の上部に示されているように、0、1、2、3、4、5で番号付けされた(すなわち、インデックス0、1、2、3、4、5付きの)連続する6つのVRBが、左スラッシュで塗りつぶされたボックスによって示されているように、コードブロック1に使用されており、6、7、8、9、10、11で番号付けされた(すなわち、インデックス6、7、8、9、10、11付きの)連続する6つのVRBが、右スラッシュで塗りつぶされたボックスによって示されているように、コードブロック2に使用されている。LTEにおける局所的な割り当てを含むRAタイプ0およびRAタイプ1に採用されているように、VRBからPRBへの直接マッピングを採用することが仮定される場合、図1の下部に示されているように、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11で番号付けされたVRBが、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11で番号付けされたPRBにそれぞれマッピングされる。すなわち、同じインデックスを有するVRBとPRBの間には、1対1のマッピングが存在する。
【0021】
この場合、コードブロック1およびコードブロック2は、異なる周波数でそれぞれ割り当てられる。一部のコードブロック(図1のコードブロック1など)が良好な周波数ダイバーシティを有するが、他のコードブロック(図1のコードブロック2など)が周波数ダイバーシティ不良を有するという可能性がある。この問題は、周波数ダイバーシティを実現するためにホッピングメカニズムのみを有するアップリンクリソース割り当てにも存在する。
【0022】
上記を考慮して、本開示の実施形態では、図2に示されているような基地局が提供されている。図2は、本開示の実施形態に従って基地局200の一部のブロック図を示している。図2に示されているように、BS200は回路210および送信機220を含んでよい。回路210は、リソース割り当てのセットの1つに基づいて、物理リソースブロック(PRB)をデータ送信に割り当てるように機能する。送信機220は、PRB上のデータをユーザ機器に送信するように機能する。このリソース割り当てのセットは、連続的に番号付けされた仮想リソースブロック(VRB)をインターリーブし、インターリーブされたVRBを周波数領域内の連続するPRBにマッピングする、第1のリソース割り当てを含む。
【0023】
本明細書では、理解を容易にするために、局所的な割り当てを含むNR RAタイプ1が、第1のリソース割り当ての例として選択される。具体的には、図3が、本開示の実施形態に従って、局所的な割り当てを含むNR RAタイプ1の場合に、VRBからPRBにマッピングする例を概略的に示している。
【0024】
図1と同様に、図3の上部では、各ボックスがVRBを表し、VRBの番号(すなわち、インデックス)がボックス内に示されている。図3の下部では、各ボックスがPRBを表し、PRBの番号(すなわち、インデックス)が、細い矢印に沿ってボックスの上に示されている。PRBを表す各ボックス内の番号は、それらのPRBにマッピングされたVRBの番号(すなわち、インデックス)を示す。キャリア帯域幅全体が25PRBであることが、仮定される。図3の上部に示されているように、0、1、2、3、4、5で番号付けされた(すなわち、インデックス0、1、2、3、4、5付きの)連続する6つのVRBが、左スラッシュで塗りつぶされたボックスによって示されているように、コードブロック1に使用されており、6、7、8、9、10、11で番号付けされた(すなわち、インデックス6、7、8、9、10、11付きの)連続する6つのVRBが、右スラッシュで塗りつぶされたボックスによって示されているように、コードブロック2に使用されている。
【0025】
図1とは異なり、図3では、VRBからPRBへの直接マッピングの代わりに、2つのコードブロック内でインターリーブが適用される。例えば、ブロックインターリーバ301(すなわち、6行および4列の長方形の行列)が、図3の左上隅に示されている。この例では、ブロックインターリーバ301の上側の3行(図3では破線で示されている)が、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11で番号付けされた連続する12個のVRB間でインターリーブを実行するために、回路210によって使用されてよい。ブロックインターリーバ301は、後でさらに詳細に説明される。次に、インターリーブされたこれら12個のVRBが、12個の連続するPRB(すなわち、周波数領域内の連続する12個のPRB)にマッピングされる。図3の下部に示されているように、0、4、8、1、5、9、2、6、10、3、7、11で番号付けされたVRBが、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11で番号付けされたPRBにそれぞれマッピングされる。
【0026】
このようにして、図3の下部で、左スラッシュで塗りつぶされたボックスによって示されているように、コードブロック1に使用される0、1、2、3、4、5で番号付けされたVRBが、インターリーブによって連続しない周波数で分散される。また、図3の下部で、右スラッシュで塗りつぶされたボックスによって示されているように、コードブロック2に使用される6、7、8、9、10、11で番号付けされたVRBが、インターリーブによって連続しない周波数で分散される。コードブロック1および2に関して、割り当てられたPRBが、割り当てられた帯域幅内で、できる限り分散される。
【0027】
LTEにおける局所的な割り当てを含むRAタイプ2と比較して、これら2つのコードブロック内でインターリーブが適用されるため、これら2つのコードブロック間で、ダイバーシティ利得が均一になる。加えて、インターリーブが、帯域幅全体の代わりに、これら2つのコードブロック内のみで適用される(すなわち、割り当てられたVRBに対してインターリーブが実行される)ため、コードブロックがマッピングされる周波数位置が、全体的に変化しない。したがって、空白のボックスで示されている、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24で番号付けされた他のVRBは、コードブロック1および2内のインターリーブによる影響を受けない。これらの空白のVRBは、任意の他のコードブロックに使用されてよく、それらのコードブロック内で独立してインターリーブされてもよい。
【0028】
さらに、局所的な割り当てを含むNR RAタイプ1のシグナリングは、LTEにおける局所的な割り当てを含むRAタイプ2のシグナリングと同じであってよく、すなわち、開始位置インジケーションおよび割り当てられたサイズを使用してよい。それによって、スケジューリング利得に対する影響がない。
【0029】
本開示の実施形態に従って、リソース割り当てのセットは、連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、インターリーブされたVRBを、周波数領域内の位置がビットマップによって示されるPRBにマッピングする、第2のリソース割り当てをさらに含んでよい。
【0030】
本明細書では、理解を容易にするために、NR RAタイプ0が、第2のリソース割り当ての例として選択される。具体的には、図4が、本開示の実施形態に従って、NR RAタイプ0の場合に、VRBからPRBにマッピングする例を概略的に示している。
【0031】
ここでは、図3と異なり、説明を簡単にするために、回路210の動作が、VRBのインターリーブおよびVRBからPRBへのマッピングという2つのステップに、さらに分割される。図4の上部は、コードブロック1および2に割り当てられたVRBの元の配置を示している。すなわち、0、1、2、3、4、5で番号付けされた(すなわち、インデックス0、1、2、3、4、5付きの)連続する6つのVRBが、左スラッシュで塗りつぶされたボックスによって示されているように、コードブロック1に使用されており、6、7、8、9、10、11で番号付けされた(すなわち、インデックス6、7、8、9、10、11付きの)連続する6つのVRBが、右スラッシュで塗りつぶされたボックスによって示されているように、コードブロック2に使用されている。
【0032】
図4の中央部は、インターリーブ後のこれらのVRBの配置を示している。例えば、図4の左上隅に示されているように、ここでは、図3のブロックインターリーバと同じブロックインターリーバ301が使用されている。
【0033】
図1と同様に、図3の上部および中央部では、各ボックスがVRBを表し、VRBの番号(すなわち、インデックス)がボックス内に示されている。図3の下部では、各ボックスがPRBを表し、PRBの番号(すなわち、インデックス)が、細い矢印に沿ってボックスの上に示されている。PRBを表す各ボックス内の番号は、それらのPRBにマッピングされたVRBの番号(すなわち、インデックス)を示す。キャリア帯域幅全体が25PRBであることが、やはり仮定される。図4左上隅に示されているように、回路210は、図4の破線によって示されているブロックインターリーバ301の上側の3行を使用して、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11で番号付けされた連続する12個のVRB間でインターリーブを実行してもよい。図4の中央部に示されているように、VRBのインターリーブの後に、インデックス0、4、8、1、5、9、2、6、10、3、7、11の順序で、これらのVRBが配置される。ブロックインターリーバ301は、後でさらに詳細に説明される。
【0034】
次に、図4の下部に示されているように、インターリーブ後のこれら12個のVRBが、12個のPRBにマッピングされる。局所的な割り当てを含むNR RAタイプ1の場合の図3とは異なり、割り当てられたPRBがビットマップによって示されるため、周波数領域内のそれらのPRBの位置は、連続していなくてよい。例えば、ビットマップが101001010110であり、ビットマップの各ビットの粒度が2PRBであることが仮定され、「1」は対応する2PRBが割り当てられることを示し、「0」は対応する2PRBが割り当てられないことを示す。インデックス(番号)0、1、4、5、10、11、14、15、18、19、20、21のPRBがデータ送信に割り当てられることが、このビットマップから導き出され得る。したがって、図4の下部に示されているように、0、4、8、1、5、9、2、6、10、3、7、11で番号付けされたVRBが、0、1、4、5、10、11、14、15、18、19、20、21で番号付けされたPRBにそれぞれマッピングされる。
【0035】
NR RAタイプ0と局所的な割り当てを含むNR RAタイプ1との間の違いが、リソース割り当てのシグナリングだけであることに留意されたい。具体的には、前述したように、NR RAタイプ0は、LTEにおけるRAタイプ0と同様に、ビットマップを使用してリソース割り当てを示す。局所的な割り当てを含むNR RAタイプ1は、LTEにおける局所的な割り当てを含むRAタイプ2と同様に、NR RAタイプ0と比較してシグナリングを節約することができるように、開始位置インジケーションおよび割り当てられたサイズを使用する。したがって、局所的な割り当てを含むNR RAタイプ1の場合に得られる上記の利点が、NR RAタイプ0の場合にも得られる。
具体的には、LTEにおけるRAタイプ0と比較して、NR RAタイプ0の場合、これら2つのコードブロック内でインターリーブが適用されるため、これら2つのコードブロック間で、ダイバーシティ利得が均一になる。加えて、インターリーブが、帯域幅全体の代わりに、これら2つのコードブロック内のみで適用される(すなわち、割り当てられたVRBに対してインターリーブが実行される)ため、コードブロックがマッピングされる周波数位置が、全体的に変化しない。さらに、スケジューリング利得に対する影響がない。
【0036】
上記の特定のビットマップの例が単なる例示であり、本開示がそれに限定されないことに留意されたい。例えば、ビットマップは、データ送信に割り当てられた連続するPRB(例えば、111111111111)を示してもよい。
【0037】
本開示の実施形態に従って、リソース割り当てのセットは、連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、インターリーブされたVRBを、指定された周波数範囲内または構成された周波数範囲内の周波数領域内で連続しないPRBにマッピングする、第3のリソース割り当てをさらに含んでよい。
【0038】
本明細書では、理解を容易にするために、分散された割り当てを含むNR RAタイプ1が、第3のリソース割り当ての例として選択される。具体的には、図5が、本開示の実施形態に従って、分散された割り当てを含むNR RAタイプ1の場合に、VRBからPRBにマッピングする例を概略的に示している。
【0039】
図3および4と同様に、図5の上部は、コードブロック1および2に割り当てられたVRBの元の配置を示している。すなわち、0、1、2、3、4、5で番号付けされた(すなわち、インデックス0、1、2、3、4、5付きの)連続する6つのVRBが、左スラッシュで塗りつぶされたボックスによって示されているように、コードブロック1に使用されており、6、7、8、9、10、11で番号付けされた(すなわち、インデックス6、7、8、9、10、11付きの)連続する6つのVRBが、右スラッシュで塗りつぶされたボックスによって示されているように、コードブロック2に使用されている。図5の上部では、各ボックスがVRBを表し、VRBの番号(すなわち、インデックス)がボックス内に示されている。キャリア帯域幅全体が25PRBであることが、やはり仮定される。
【0040】
ここでは、図5の左上隅に示されているように、ブロックインターリーバ301が、やはり使用されている。図3(局所的な割り当てを含むNR RAタイプ1)および図4(NR RAタイプ0)との違いは、ブロックインターリーバ301全体(すなわち、その6行すべて)が、分散された割り当てを含むNR RAタイプ1に使用される点である。すなわち、コードブロック1および2に使用されるこれら12個のVRBだけでなく、インデックス12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23の他のVRBもインターリーブされる。その結果、図5の下部に示されているように、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11で番号付けされたVRBが、0、6、12、18、1、7、13、19、2、8、14、20(スロット番号0によって示されたボックスの行内に示されている)で番号付けされたPRBにそれぞれマッピングされる。2つのスロットの詳細は、後で説明される。
【0041】
それによって、LTEにおける分散された割り当てを含むRAタイプ2に類似した良好な周波数ダイバーシティ性能を得るために、割り当てられたVRBをシステム帯域幅内のPRBにできる限り分散することが試みられるように、インターリーブが、システム帯域幅のほぼ全体に基づく。
【0042】
図5に示されているようなインターリーブがシステム帯域幅のほぼ全体に基づくケースは、単に例示のためであり、本開示がそれに限定されないことに留意されたい。インターリーブが基づく周波数範囲は、帯域幅全体、あるいは、例えば規格によって指定されるか、または任意の適切なシグナリングによって構成されてよい、帯域幅全体の任意のサブセットであってよい。
【0043】
本開示の実施形態に従って、インターリーブ後に、第3のリソース割り当てが、各VRBのスロットごとに周波数ギャップをさらに導入してよい。
【0044】
具体的には、図5の下部に示されているように、各VRBが、PRBの2つのスロット(すなわち、スロット番号0およびスロット番号1)にそれぞれ対応する、時間領域内の2つの部分にさらに分割される。次に、VRBごとに、周波数ギャップが2つの部分(2つのスロット)の間に挿入される。本明細書では、周波数ギャップとは、VRBの2つのスロット間の周波数距離のことである。周波数ギャップが12であることが仮定される。すなわち、図5に示されているように、例えばVRB0の場合、その第1の部分がPRB0のスロット番号0にマッピングされ、その第2の部分がPRB12のスロット番号1にマッピングされる。同じことが、他のVRBにも適用される。周波数ギャップの導入によって、VRBごとの周波数ダイバーシティがさらに増える。
【0045】
この周波数ギャップの導入は、LTEにおける分散された割り当てを含むRAタイプ2の場合と同様であるため、本開示の発明の要点が混乱するのを防ぐために、本明細書ではその詳細はさらに説明されない。図5に示されているように、12の周波数ギャップが導入されているが、分散された割り当てを含むNR RAタイプ1の場合、いずれかの周波数ギャップを導入することは必要ではない、ことに留意されたい。
【0046】
前述したように、リソース割り当てのセットは、上記の3つのタイプを含んでよく、回路210は、特定の環境(チャネルの状態、品質要件、システム性能など)に従って、それらのタイプのうちの1つを選択してよい。LTEとは異なり、NRでは、リソース割り当ての3つのタイプすべてに対してインターリーブが実行され、同じブロックインターリーバが使用され、コードブロックレベルのダイバーシティを均一に維持しながら、ブロックインターリーバの設計が簡略化される。
【0047】
前述したように、第1のリソース割り当ては、NRのダウンリンクの場合の局所的な割り当てを含むRAタイプ1に対応してよく、第2のリソース割り当ては、NRのダウンリンクの場合のRAタイプ0に対応してよく、第3のリソース割り当ては、NRのダウンリンクの場合の分散された割り当てを含むRAタイプ1に対応してよい。しかし、本開示はそれに限定されず、これら3つの割り当ては、リソース割り当ての任意のその他の適切なタイプに対応してよい。
【0048】
本開示の実施形態に従って、第1のリソース割り当ておよび第2のリソース割り当てが、ブロックインターリーバのサブセットに基づいてインターリーブを実行し、このブロックインターリーバに基づいて第3のリソース割り当てがインターリーブを実行し、このブロックインターリーバは、LTEにおいて使用されるブロックインターリーバに基づくか、または構成されたリソースブロックグループ(RBG)のサイズに応じて他のかたちで構成される。
【0049】
具体的には、図3~5に示されているように、ブロックインターリーバ301の上側の3行のみが、NR RAタイプ0および局所的な割り当てを含むNR RAタイプ1に使用され、一方、ブロックインターリーバ301の全体が、分散された割り当てを含むNR RAタイプ1に使用される。
【0050】
加えて、一例として、ブロックインターリーバ301は、LTEにおける分散された割り当てを含むRAタイプ2に使用されるLTEのブロックインターリーバに基づく。RAタイプ2に使用されるLTEのブロックインターリーバは、4列およびNrow行を含み、Nrow
【数1】
によって定義され、Pは3GPP TS 36.213に記載されているRBGのサイズである。加えて、3GPP TS 36.213において定義されているように、Ngap=Ngap,1の場合、
【数2】
およびNDL VRB=NDL VRB,gap1=2・min(Ngap,NDL RB-Ngap)であり、Ngap=Ngap,2の場合、
【数3】
である。NDL RBはシステム帯域幅内のPRBの数である。Ngapは、PRB対の2つのスロット間のPRBに関して指定された周波数距離であり、LTEでは、分散された割り当てを含むRAタイプ2に対して定義される。
【0051】
図3~5に示されたブロックインターリーバ301が単なる例であり、本開示がそれに限定されないことに留意されたい。
【0052】
NRでは、RBGのサイズは、LTEにおけるように指定される代わりに、構成され得る。分散された割り当てを含むNR RAタイプ1に使用される基本的なブロックインターリーバは、構成されたRBGのサイズに応じて異なってよい。したがって、NR RAタイプ0および連続する割り当てを含むNR RAタイプ1の両方に使用されるブロックインターリーバ(すなわち、基本的なブロックインターリーバのサブセット)も、構成されたRBGのサイズに応じて異なってよい。このようにして、ブロックインターリーバの設計がより柔軟になり得る。
【0053】
本開示の実施形態に従って、ブロックインターリーバは、VRB番号を行ごとに書き込み、列ごとに読み出し、ブロックインターリーバのサブセットの行の数Nrowは、
【数4】
によって決定され、
【数5】
は、割り当てられたVRBの数を示し、Ncolumnはブロックインターリーバの列の数であり、ブロックインターリーバの列の数Ncolumnは指定または構成される。
【0054】
具体的には、図5に示されているように、インターリーブを実行するために、0~23のVRB番号が、「書き込み」によって示された矢印で示されているように、行ごとに4列の長方形の行列に書き込まれ、「読み取り」によって示された矢印で示されているように、列ごとに読み出される。
【0055】
前述したようにNR RAタイプ0および連続する割り当てを含むNR RAタイプ1の場合、ブロックインターリーバ301のサブセットのみがインターリーブに使用される。ブロックインターリーバ301のサブセットは、ブロックインターリーバ301のすべての行の代わりに、一部の行を意味する。ここで、ブロックインターリーバのサブセットの行の数は、
【数6】
によって決定されてよい。図3および4に示された例では、Ncolumn=4であり、割り当てられたVRBの数が12であるため、Nrow=3である。
【0056】
ブロックインターリーバの列の数Ncolumnが、前述したように、例えば規格によって4と指定されてよいことに留意されたい。ただし、本開示はこれに限定されない。ブロックインターリーバの列の数Ncolumnは、特定の環境に応じて構成されることも可能である。例えば、ブロックインターリーバの列の数Ncolumnは、3として構成されてよい。図6は、本開示の実施形態に従って、局所的な割り当てを含むNR RAタイプ1の場合に、VRBからPRBにマッピングする別の例を概略的に示している。
【0057】
図6では、重複を避けるために、図3の内容と同じ内容は説明されない。図6では、この例においてブロックインターリーバ601が使用されるという点が図3と異なっている。図6に示されているように、ブロックインターリーバ601は3列を含んでおり、上記の方程式に従って、Nrow=4である。すなわち、図6の破線で示されているように、ブロックインターリーバ601の上側の4行が、局所的な割り当てを含むNR RAタイプ1に使用される。その結果、VRBのインターリーブの後に、図6の下部に示されているように、インデックス0、3、6、9、1、4、7、10、2、5、8、11のVRBがインデックス0~11のPRBにそれぞれマッピングされる。
【0058】
各VRBがマッピングされている周波数領域内の特定の位置は、図3図6の間で異なっているが、どちらの例でも同じ利点が得られる。加えて、ブロックインターリーバの設計がより柔軟になり得る。
【0059】
本開示の実施形態に従って、指定された周波数範囲または構成された周波数範囲は、キャリア帯域幅全体以下であるか、またはキャリア帯域幅の一部である。
【0060】
図5を参照して前述したように、分散された割り当てを含むNR RAタイプ1の場合、良好な周波数ダイバーシティ性能を得るために、割り当てられたVRBをシステム帯域幅内のPRBにできる限り分散することが試みられる。したがって、インターリーブがシステム帯域幅全体に基づくのが好ましい。NRでは、キャリア帯域幅が、帯域幅の部分にさらに分割される可能性がある。したがって、その場合は、インターリーブが帯域幅の部分全体に基づくのが好ましい。ただし、本開示はこれに限定されない。
【0061】
図7は、NRにおける2つの重複する帯域幅の部分の事例を概略的に示している。図7に示されているように、UE1のBWPおよびUE2のBWPが、格子線で塗りつぶされた領域によって示されているように、重複している。この場合、UE1に割り当てられたPRBが帯域幅全体(すなわち、点で塗りつぶされた領域および格子線で塗りつぶされた領域)に広がっているときに、リソースをUE2に割り当てることは困難である。そのため、分散された割り当てを含むNR RAタイプ1の場合でも、UE1に割り当てられたPRBが帯域幅の前半(点で塗りつぶされた領域)のみに制限された場合、UE1とUE2の間の衝突が回避され得る。
【0062】
図8は、本開示の実施形態に従って、分散された割り当てを含むNR RAタイプ1の場合に、VRBからPRBにマッピングする別の例を概略的に示している。図8では、重複を避けるために、図5の内容と同じ内容は説明されない。図8では、ブロックインターリーバ301全体の代わりに、ブロックインターリーバ301の上側の4行が分散された割り当てを含むNR RAタイプ1に使用される点のみが、図5と異なっている。その結果、12個の連続するVRBが、図5に示されているように帯域幅全体ではなく、制限された帯域幅に分散される(すなわち、PRB0~14にわたって広がる)。
【0063】
LTEにおける分散された割り当てを含むRAタイプ1とは異なり、分散された割り当てを含むNR RAタイプ1の場合のブロックインターリーバの行の数は、衝突などの特定の環境に応じて構成されてもよい。それによって、NRにおけるブロックインターリーバの柔軟な設計による分散の場合、広がった帯域幅をより柔軟に制御することができる。
【0064】
図3~6および8に示されているように、VRBが1つのコードブロックに基づいて割り当てられることに留意されたい。ただし、これは単なる例示であり、本開示はこれに限定されない。明らかに、VRBは、特定の環境に応じて、さらに多くのコードブロックに基づいて、または任意のその他の適切な単位で、割り当てられてよい。
【0065】
上記では、図2~8を参照して、BS200が詳細に説明されている。BS200では、異なるコードブロック内でインターリーブを適用することによって、コードブロック間でダイバーシティ利得が均一になると同時に、スケジューリング利得に対する影響がない。
【0066】
本開示の別の実施形態では、図9に示されているようなユーザ機器が提供されている。図9は、本開示の実施形態に従ってユーザ機器900の一部のブロック図を示している。図9に示されているように、UE900は、受信機910および回路920を備えてよい。受信機910は、物理リソースブロック(PRB)上で送信されたデータおよびリソース割り当て情報を基地局から受信するように機能する。回路920は、リソース割り当て情報に基づいてデータを復号するように機能する。リソース割り当て情報は、リソース割り当てのセットのどの1つに基づいてPRBがデータ送信に割り当てられているかを示す。このリソース割り当てのセットは、連続的に番号付けされた仮想リソースブロック(VRB)をインターリーブし、インターリーブされたVRBを周波数領域内の連続するPRBにマッピングする、第1のリソース割り当てを含む。例えば、基地局は、図2に示されているようなBS200であってよい。
【0067】
本開示の実施形態に従って、リソース割り当てのセットは、連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、インターリーブされたVRBを、周波数領域内の位置がビットマップによって示されるPRBにマッピングする、第2のリソース割り当てをさらに含んでよい。
【0068】
本開示の実施形態に従って、リソース割り当てのセットは、連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、インターリーブされたVRBを、既定の周波数範囲内の周波数領域内で連続しないPRBにマッピングする、第3のリソース割り当てをさらに含んでよい。
【0069】
本開示の実施形態に従って、第1のリソース割り当ておよび第2のリソース割り当てが、ブロックインターリーバのサブセットに基づいてインターリーブを実行してよく、このブロックインターリーバに基づいて第3のリソース割り当てがインターリーブを実行し、このブロックインターリーバは、LTEにおいて使用されるブロックインターリーバに基づくか、または構成されたリソースブロックグループ(RBG)のサイズに応じて他のかたちで構成される。
【0070】
本開示の実施形態に従って、ブロックインターリーバは、VRB番号を行ごとに書き込み、列ごとに読み出し、ブロックインターリーバのサブセットの行の数Nrowは、
【数7】
によって決定され、
【数8】
は、割り当てられたVRBの数を示し、Ncolumnはブロックインターリーバの列の数であり、ブロックインターリーバの列の数Ncolumnは指定または構成される。
【0071】
本開示の実施形態に従って、指定された周波数範囲または構成された周波数範囲は、キャリア帯域幅全体以下であるか、またはキャリア帯域幅の一部である。
【0072】
本開示の実施形態に従って、インターリーブ後に、第3のリソース割り当てが、各VRBのスロットごとに周波数ギャップをさらに導入する。
【0073】
本開示の実施形態に従って、第1のリソース割り当ては、NRのダウンリンクの場合の局所的な割り当てを含むRAタイプ1に対応し、第2のリソース割り当ては、NRのダウンリンクの場合のRAタイプ0に対応し、第3のリソース割り当ては、NRのダウンリンクの場合の分散された割り当てを含むRAタイプ1に対応する。
【0074】
UE900では、異なるコードブロック内でインターリーブを適用することによって、コードブロック間でダイバーシティ利得が均一になると同時に、スケジューリング利得に対する影響がない。
【0075】
図10は、本開示の実施形態に従って基地局1000の詳細のブロック図を示している。
【0076】
基地局1000は、n個のエンコーディングおよび変調セクション1010-1~1010-nを備えており、これらのエンコーディングおよび変調セクションはそれぞれ、送信データ番号1~送信データ番号nのためのエンコーディングユニット1001(1001-1~1001-n)および変調ユニット1002(1002-1~1002-n)を備えている。エンコーディングおよび変調セクション1010-1~1010-nでは、エンコーディングユニット1001-1~1001-nが送信データ番号1~番号nに対してエンコーディング処理をそれぞれ実行し、変調ユニット1002-1~1002-nがエンコーディング後の送信データに対して変調処理を実行して、データシンボルをそれぞれ生成する。この時点で使用される符号化率および変調方式は、適応制御ユニット1024から入力されたMCS(変調・符号化方式)情報に従ってよい。
【0077】
リソース割り当てユニット1011は、適応制御ユニット1024からの制御に従ってデータシンボルをPRBに割り当て、多重化ユニット1012への出力を実行する。さらに具体的には、リソース割り当てユニット1011は、前述したように、VRBのインターリーブを実行してから、VRBからPRBへのマッピングを実行してよい。リソース割り当てユニット1011は、リソース割り当て情報を制御情報生成ユニット1013に出力してもよい。例えば、リソース割り当てユニット1011によってNR RAタイプ0が使用される場合、リソース割り当て情報がビットマップを含んでよい。または、リソース割り当てユニット1011によって局所的な割り当てを含むNR RAタイプ1が使用される場合、リソース割り当て情報が開始周波数位置および割り当てられたサイズを含んでよい。
【0078】
制御情報生成ユニット1013は、適応制御ユニット1024から入力されたリソース割り当て情報およびMCS情報を含む制御情報を生成し、この制御情報をエンコーディングユニット1014に出力する。
【0079】
エンコーディングユニット1014は、制御情報に対してエンコーディング処理を実行し、変調ユニット1015は、エンコーディング後の制御情報に対して変調処理を実行し、制御情報を多重化ユニット1012に出力する。
【0080】
多重化ユニット1012は、リソース割り当てユニット1011から入力されたデータシンボルを含む制御情報を多重化し、結果として得られた信号をIFFT(逆高速フーリエ変換)ユニット1016に出力する。制御情報の多重化は、例えば、サブフレームごとに実行される。時間領域の多重化または周波数領域の多重化のいずれかが制御情報の多重化に使用されてよいことに留意されたい。
【0081】
IFFTユニット1016は、制御情報およびデータシンボルがマッピングされたPRB内の複数のサブキャリアに対してIFFT処理を実行し、マルチキャリア信号であるOFDM(直交周波数分割多重)シンボルを生成する。CP(サイクリックプレフィックス)追加ユニット1017は、OFDMシンボルの末端部と同一の信号を、OFDMシンボルの先頭にCPとして追加する。無線送信ユニット1018は、CP追加後のOFDMシンボルに対してD/A変換、増幅、およびアップコンバートなどの送信処理を実行し、その結果をアンテナ1019から1つまたは複数のユーザ機器に送信する。
【0082】
一方、無線受信ユニット1020は、1つまたは複数のユーザ機器から送信されたn個のOFDMシンボルをアンテナ1019を介して受信し、それらのOFDMシンボルに対してダウンコンバートおよびA/D変換などの受信処理を実行する。CP除去ユニット1021は、受信処理後のOFDMシンボルからCPを除去する。
【0083】
FFT(高速フーリエ変換)ユニット1022は、CP除去後のOFDMシンボルに対してFFT処理を実行して、周波数領域内で多重化された信号を取得する。ここで、信号は、ユーザ機器から報告された受信品質情報を含んでよい。ユーザ機器は、受信品質の測定を実行できる。受信品質情報は、CQI(Channel Quality Indicator:チャネル品質指標)、CSI(チャネル状態情報)などとして表されてよい。
【0084】
復調および復号セクション1023-1~1023-nでは、復調ユニット1004-1~1004-nがFFT後の信号に対して復調処理をそれぞれ実行し、復号ユニット1003-1~1003-nが復調後の信号に対して復号処理をそれぞれ実行する。このようにして、受信されたデータが取得される。受信されたデータ内の受信品質情報が適応制御ユニット1024に入力され、適応制御ユニット1024が、受信品質情報に基づいて送信データに対して適応制御を実行し、リソース割り当てユニット1011のために、各データがどのPRBに割り当てられるかを決定する周波数スケジューリングを実行する。
【0085】
図10に示されている基地局1000が、図2に示されているBS200として機能してよいことに留意されたい。具体的には、無線送信ユニット1018が送信機220に対応してよい。回路210は、エンコーディングおよび変調セクション1010-1~1010-n、リソース割り当てユニット1011、多重化ユニット1012、制御情報生成ユニット1013、エンコーディングユニット1014、変調ユニット1015、IFFTユニット1016、CP追加ユニット1017、CP除去ユニット1021、FFTユニット1022、復調および復号セクション1023-1~1023-n、および適応制御ユニット1024を含んでよい。明らかに、特定の要件に応じて、これらのユニットのうちの1つまたは複数が、回路210から分離されてもよい。
【0086】
図11は、本開示の実施形態に従ってユーザ機器(UE)1100の詳細のブロック図を示している。
【0087】
図11に示されているUE1100では、無線受信ユニット1111が、基地局から送信されたOFDMシンボルをアンテナ1110を介して受信し、OFDMシンボルに対してアップコンバートおよびA/D変換などの受信処理を実行する。CP除去ユニット1112は、受信処理後のOFDMシンボルからCPを除去する。FFTユニット1113は、CP除去後のOFDMシンボルに対してFFT処理を実行し、制御情報おびデータシンボルが多重化された受信信号を取得する。逆多重化ユニット1114は、FFT後の受信信号を制御信号およびデータシンボルに逆多重化する。次に、逆多重化ユニット1114は、制御信号を復調および復号セクション1115に出力し、データシンボルをデマッピングユニット1116に出力する。
【0088】
復調および復号セクション1115では、復調ユニット1101が制御信号に対して復調処理を実行し、復号ユニット1102が復調後の信号に対して復号処理を実行する。ここで、制御情報が、リソース割り当て情報およびMCS情報を含んでよい。次に、復調および復号セクション1115が、制御情報内のリソース割り当て情報をデマッピングユニット1116に出力する。
【0089】
復調および復号セクション1115から入力されたリソース割り当て情報に基づいて、デマッピングユニット1116が、リソース割り当て情報に基づいてデータシンボルをPRBから抽出する。具体的には、前述したように、NR RAタイプ0が使用される場合、リソース割り当て情報がビットマップを含んでよい。または、局所的な割り当てを含むNR RAタイプ1が使用される場合、リソース割り当て情報が開始周波数位置および割り当てられたサイズを含んでよい。次に、デマッピングユニット1116が、抽出されたデータシンボルを復調および復号セクション1117に出力する。
【0090】
復調および復号セクション1117では、復調ユニット1103が、デマッピングユニット1116から入力されたデータシンボルに対して復調処理を実行し、復号ユニット1104が復調後の信号に対して復号処理を実行する。このようにして、受信されたデータが取得される。
【0091】
一方、エンコーディングおよび変調セクション1118では、エンコーディングユニット1105が送信データに対してエンコーディング処理を実行し、変調ユニット1106がエンコーディング後の送信データに対して変調処理を実行して、データシンボルを生成する。IFFTユニット1119が、エンコーディングおよび変調セクション1118から入力されたデータシンボルが割り当てられたPRB内の複数のサブキャリアに対してIFFT処理を実行し、マルチキャリア信号であるOFDMシンボルを生成する。CP追加ユニット1120は、OFDMシンボルの末端部と同一の信号を、OFDMシンボルの先頭にCPとして追加する。無線送信ユニット1121は、CP追加後のOFDMシンボルに対してD/A変換、増幅、およびアップコンバートなどの送信処理を実行し、その結果をアンテナ1110から基地局に送信する。
【0092】
図11に示されているユーザ機器1100が、図9に示されているUE900として機能してよいことに留意されたい。具体的には、無線受信ユニット1111が受信機910に対応してよい。回路920は、CP除去ユニット1112、FFTユニット1113、逆多重化ユニット1114、復調および復号セクション1115、1117、デマッピングユニット1116、エンコーディングおよび変調セクション1118、IFFTユニット1119、CP追加ユニット1120を含んでよい。明らかに、特定の要件に応じて、これらのユニットのうちの1つまたは複数が、回路920から分離されてもよい。
【0093】
図12は、本開示の実施形態に従ってBS1210とUE1220の間の通信のフローチャートの例を概略的に示している。例えば、BS1210は、図2に示されているBS200または図10に示されている基地局1000であってよく、UE1220は、図9に示されているUE900または図11に示されているユーザ機器1100であってよい。
【0094】
ステップST101で、UE1220は、接続手順においてBS1210と接続する。この接続は、既知の方法または将来開発される方法を実装することによって確立されてよく、本明細書ではそれらの詳細は省略される。
【0095】
ステップST102で、BS1210がリソース割り当てを実行し、すなわち、リソース割り当てのセットの1つに基づいて、PRBをデータ送信に割り当てる。前述したように、BS1210は、図2に示されたBS200として回路210を含んでよく、回路210によってステップST102が実行されてよい。
【0096】
ステップST103で、BS1210が、割り当てられたPRB上でDCIおよびデータをUE1220に送信する。前述したように、BS1210は、図2に示されたBS200として送信機220を含んでもよく、送信機220によってステップST103が実行されてよい。
【0097】
ステップST104で、UE1220がDCIを復号し、DCI内のRAインジケーションに基づいてデータをデマッピングして復号する。例えば、前述したように、RAインジケーションは、リソース割り当て情報に対応し、リソース割り当て情報は、リソース割り当てのセットのどの1つに基づいてPRBがデータ送信に割り当てられているかを示す。UE1220は、図9に示されたUE900として回路920を含んでよく、回路920によってステップST104が実行されてよい。
【0098】
本開示のさらに別の実施形態では、図13に示されているように、基地局の無線通信方法が提供されている。図13は、本開示の実施形態に従って基地局の無線通信方法1300のフローチャートを示している。例えば、無線通信方法1300が、図2および10に示されているBS200/1000に適用されてよい。
【0099】
図13に示されているように、無線通信方法1300がステップS1301で開始し、ステップS1301で、リソース割り当てのセットの1つに基づいて物理リソースブロック(PRB)がデータ送信に割り当てられ、このリソース割り当てのセットは、連続的に番号付けされた仮想リソースブロック(VRB)をインターリーブし、インターリーブされたVRBを周波数領域内の連続するPRBにマッピングする、第1のリソース割り当てを含む。次に、ステップS1302で、PRB上でデータがユーザ機器に送信される。ステップS1302の後に、無線通信方法1300が終了する。例えば、ユーザ機器は、図9および11に示されているように、UE900/1100であってよい。
【0100】
無線通信方法1300では、異なるコードブロック内でインターリーブを適用することによって、コードブロック間でダイバーシティ利得が均一になると同時に、スケジューリング利得に対する影響がない。
【0101】
前述した基地局200におけるその他の技術的特徴が、無線通信方法1300に組み込まれてもよく、重複を避けるために、ここでは説明されないことに留意されたい。
【0102】
本開示のさらに別の実施形態では、図14に示されているように、ユーザ機器の無線通信方法が提供されている。図14は、本開示の実施形態に従ってユーザ機器の無線通信方法1400のフローチャートを示している。例えば、無線通信方法1400が、図9および11に示されているUE900/1100に適用されてよい。
【0103】
図14に示されているように、無線通信方法1400がステップS1401で開始し、ステップS1401で、物理リソースブロック(PRB)上を送信されたデータおよびリソース割り当て情報が基地局から受信され、このリソース割り当て情報は、リソース割り当てのセットのどの1つに基づいてPRBがデータ送信に割り当てられているかを示し、このリソース割り当てのセットは、連続的に番号付けされた仮想リソースブロック(VRB)をインターリーブし、インターリーブされたVRBを周波数領域内の連続するPRBにマッピングする、第1のリソース割り当てを含む。次に、ステップS1402で、リソース割り当て情報に基づいてデータが復号される。ステップS1402の後に、無線通信方法1400が終了する。例えば、基地局は、図2および10に示されているようなBS200/1000であってよい。
【0104】
無線通信方法1400では、異なるコードブロック内でインターリーブを適用することによって、コードブロック間でダイバーシティ利得が均一になると同時に、スケジューリング利得に対する影響がない。
【0105】
前述したユーザ機器900におけるその他の技術的特徴が、無線通信方法1400に組み込まれてもよく、重複を避けるために、ここでは説明されないことに留意されたい。
【0106】
以上の図2~14を参照した説明では、NRにおけるダウンリンクの場合のリソース割り当てに重点を置いた。しかし、本開示は、ダウンリンクに限定されず、アップリンクにも適用可能である。
【0107】
本開示の実施形態では、図15に示されているようなユーザ機器が提供されている。図15は、本開示の別の実施形態に従ってユーザ機器(UE)1500の一部のブロック図を示している。図15に示されているように、UE1500は受信機1510、回路1520、および送信機1530を含んでよい。受信機1510は、リソース割り当て情報を基地局から受信するように機能する。回路1520は、リソース割り当て情報に基づいて、物理リソースブロック(PRB)をデータ送信に割り当てるように機能する。送信機1530は、PRB上のデータを基地局に送信するように機能する。リソース割り当て情報は、リソース割り当てのセットのどの1つに基づいてPRBがデータ送信に割り当てられているかを示す。このリソース割り当てのセットは、連続的に番号付けされた仮想リソースブロック(VRB)をインターリーブし、インターリーブされたVRBを周波数領域内の連続するPRBにマッピングする、第4のリソース割り当てを含む。
【0108】
局所的な割り当てを含むNR RAタイプ1が、ダウンリンクだけでなくアップリンクにも使用されることに留意されたい。したがって、本明細書では、理解を容易にするために、局所的な割り当てを含むNR RAタイプ1が、第4のリソース割り当ての例として選択される。すなわち、リソース情報が、局所的な割り当てを含むNR RAタイプ1がアップリンクに使用されることを示している場合、UE1500は、アップリンクデータ送信に対するリソース割り当て(すなわち、局所的な割り当てを含むNR RAタイプ1に基づいて割り当てられたPRBへのデータのマッピング)を実行する。具体的には、図16が、本開示の別の実施形態に従って、局所的な割り当てを含むNR RAタイプ1の場合に、VRBからPRBにマッピングする例を概略的に示している。
【0109】
アップリンクの場合の局所的な割り当てを含むNR RAタイプ1の図3と同様に、0、1、2、3、4、5で番号付けされた(すなわち、インデックス0、1、2、3、4、5付きの)連続する6つのVRBが、左スラッシュで塗りつぶされたボックスによって示されているように、コードブロック1に使用されており、6、7、8、9、10、11で番号付けされた(すなわち、インデックス6、7、8、9、10、11付きの)連続する6つのVRBが、右スラッシュで塗りつぶされたボックスによって示されているように、コードブロック2に使用されている。ブロックインターリーバ301の上側の3行が、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11で番号付けされた連続する12個のVRB間でインターリーブを実行するために使用されてよい。その結果、0、4、8、1、5、9、2、6、10、3、7、11で番号付けされたVRBが、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11で番号付けされたPRBにそれぞれマッピングされる。VRBのインターリーブおよびVRBからPRBへのマッピングは、前述した基地局200の場合と同様であるため、重複を避けるために、その詳細はここでは説明されない。
【0110】
同様に、これら2つのコードブロック内でインターリーブが適用されるため、これら2つのコードブロック間で、ダイバーシティ利得が均一になる。加えて、インターリーブが、帯域幅全体の代わりに、これら2つのコードブロック内のみで適用される(すなわち、割り当てられたVRBに対してインターリーブが実行される)ため、コードブロックがマッピングされる周波数位置が、全体的に変化しない。さらに、スケジューリング利得に対する影響がない。
【0111】
本開示の実施形態に従って、リソース割り当てのセットは、連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、インターリーブされたVRBを、周波数領域内の位置がビットマップによって示されるPRBにマッピングする、第5のリソース割り当てをさらに含んでよい。
【0112】
具体的には、NR RAタイプ0がNRにおけるアップリンクに使用されてもよい。アップリンクの場合のNR RAタイプ0のリソース割り当ては、ダウンリンクの場合と同じであり、ダウンリンクの場合については、図4を参照してすでに詳細に説明しているため、重複を避けるために、ここではさらに説明されない。
【0113】
本開示の実施形態に従って、インターリーブ後に、第4のリソース割り当ておよび/または第5のリソース割り当てが、各VRBの2つのスロット間またはスロット内に周波数ホッピングをさらに導入する。
【0114】
具体的には、図16に示されているように、各VRBが、PRBの2つのスロット(すなわち、スロット番号0およびスロット番号1)にそれぞれ対応する、時間領域内の2つの部分にさらに分割される。次に、VRBごとに、周波数ホッピングが2つの部分(2つのスロット)の間に適用される。本明細書では、周波数ホッピングとは、VRBの2つのスロット間の周波数距離のことである。周波数距離が12であることが仮定される。すなわち、図16に示されているように、例えばVRB0の場合、その第1の部分がPRB0のスロット番号0にマッピングされ、その第2の部分がPRB12のスロット番号1にマッピングされる。同じことが、他のVRBにも適用される。周波数ホッピングの導入によって、VRBごとの周波数ダイバーシティがさらに増える。
【0115】
周波数ホッピングがアップリンクの場合のNR RAタイプ0にも適用可能であることに留意されたい。加えて、周波数ホッピングは、図16に示されているような2つのスロット間だけでなく、スロット内にも導入されてよい。例えば、場合によっては、NRにおいて1つのスロットが2つの部分にさらに分割されて、周波数ホッピングを適用してよい。
【0116】
この周波数ホッピングの導入は、LTEにおけるアップリンクの場合と同様であるため、本開示の発明の要点が混乱するのを防ぐために、本明細書ではその詳細はさらに説明されない。図16に示されているように、12の周波数ホッピングが導入されているが、NRにおけるアップリンクのリソース割り当ての場合、いずれかの周波数ホッピングを導入することは必要ではない、ことに留意されたい。
【0117】
本開示の実施形態に従って、第4のリソース割り当ておよび第5のリソース割り当てが、ブロックインターリーバのサブセットに基づいてインターリーブを実行し、このブロックインターリーバは、LTEにおいて使用されるブロックインターリーバに基づくか、または構成されたリソースブロックグループ(RBG)のサイズに応じて他のかたちで構成される。
【0118】
本開示の実施形態に従って、ブロックインターリーバは、VRB番号を行ごとに書き込み、列ごとに読み出し、ブロックインターリーバのサブセットの行の数Nrowは、
【数9】
によって決定され、
【数10】
は、割り当てられたVRBの数を示し、Ncolumnはブロックインターリーバの列の数であり、ブロックインターリーバの列の数Ncolumnは指定または構成される。
【0119】
ダウンリンクに使用されるブロックインターリーバ(例えば、ブロックインターリーバ301および601)は、アップリンクに使用されてもよい。ブロックインターリーバの詳細な説明は、上ですでに行われているため、重複を避けるために、ここではさらに提示されない。
【0120】
前述したように、アップリンクの場合のリソース割り当てのセットは、上記の2つのタイプを含んでよく、基地局は、特定の環境(チャネルの状態、品質要件、システム性能など)に従って、それらのタイプのうちの1つを選択してよく、その決定をリソース割り当て情報を介してUE1500に通知する。LTEとは異なり、NRでは、アップリンクの場合のリソース割り当ての2つのタイプおよびダウンリンクの場合のリソース割り当ての3つのタイプに対してインターリーブが実行され、同じブロックインターリーバが使用され、コードブロックレベルのダイバーシティを均一に維持しながら、ブロックインターリーバの設計が簡略化される。
【0121】
前述したように、第4のリソース割り当ては、NRにおけるアップリンクの場合の局所的な割り当てを含むRAタイプ1に対応してよく、第5のリソース割り当ては、NRにおけるアップリンクの場合のRAタイプ0に対応してよい。しかし、本開示はそれに限定されず、これら2つの割り当ては、リソース割り当ての任意のその他の適切なタイプに対応してよい。
【0122】
本開示の別の実施形態では、図17に示されているような基地局が提供されている。図17は、本開示の別の実施形態に従って基地局1700の一部のブロック図を示している。図17に示されているように、BS1700は、送信機1710、受信機1720、および回路1730を備えてよい。送信機1710は、リソース割り当て情報をユーザ機器に送信するように機能する。受信機1720は、リソース割り当て情報に基づいて割り当てられた物理リソースブロック(PRB)上を送信されたデータをユーザ機器から受信するように機能する。回路1730は、データを復号するように機能する。リソース割り当て情報は、リソース割り当てのセットのどの1つに基づいてPRBがデータ送信に割り当てられているかを示す。このリソース割り当てのセットは、連続的に番号付けされた仮想リソースブロック(VRB)をインターリーブし、インターリーブされたVRBを周波数領域内の連続するPRBにマッピングする、第4のリソース割り当てを含む。例えば、ユーザ機器は、図15に示されているようなUE1500であってよい。
【0123】
本開示の実施形態に従って、リソース割り当てのセットは、連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、インターリーブされたVRBを、周波数領域内の位置がビットマップによって示されるPRBにマッピングする、第5のリソース割り当てをさらに含む。
【0124】
本開示の実施形態に従って、第4のリソース割り当ておよび第5のリソース割り当てが、ブロックインターリーバのサブセットに基づいてインターリーブを実行し、このブロックインターリーバは、LTEにおいて使用されるブロックインターリーバに基づくか、または構成されたリソースブロックグループ(RBG)のサイズに応じて他のかたちで構成される。
【0125】
本開示の実施形態に従って、ブロックインターリーバは、VRB番号を行ごとに書き込み、列ごとに読み出し、ブロックインターリーバのサブセットの行の数Nrowは、
【数11】
によって決定され、
【数12】
は、割り当てられたVRBの数を示し、Ncolumnはブロックインターリーバの列の数であり、ブロックインターリーバの列の数Ncolumnは指定または構成される。
【0126】
本開示の実施形態に従って、インターリーブ後に、第4のリソース割り当ておよび/または第5のリソース割り当てが、各VRBの2つのスロット間またはスロット内に周波数ホッピングをさらに導入する。
【0127】
本開示の実施形態に従って、第4のリソース割り当ては、NRにおけるアップリンクの場合の局所的な割り当てを含むRAタイプ1に対応し、第5のリソース割り当ては、NRにおけるアップリンクの場合のRAタイプ0に対応する。
【0128】
BS1700では、異なるコードブロック内でインターリーブを適用することによって、コードブロック間でダイバーシティ利得が均一になると同時に、スケジューリング利得に対する影響がない。
【0129】
図11に示されているUE1100が、図15に示されているUE1500として機能してもよいことに留意されたい。具体的には、無線受信ユニット1111は受信機1510に対応してよく、無線送信ユニット1121は送信機1530に対応してよい。回路1520は、CP除去ユニット1112、FFTユニット1113、逆多重化ユニット1114、復調および復号セクション1115、1117、デマッピングユニット1116、エンコーディングおよび変調セクション1118、IFFTユニット1119、CP追加ユニット1120を含んでよい。明らかに、特定の要件に応じて、これらのユニットのうちの1つまたは複数が、受信機1720から分離されてもよい。
【0130】
加えて、図11には示されていないが、エンコーディングおよび変調セクション1118の前に、UE1100が、VRBのインターリーブおよびVRBからPRBへのマッピングを実行するためのマッピング(またはリソース割り当て)ユニットを含んでもよい。図11に示されているUE1100がUE1500として機能する場合、無線受信ユニット1111がリソース割り当て情報を基地局から受信してよい。
【0131】
同様に、図10に示されているBS1000は、図17に示されているBS1700として機能してもよい。具体的には、無線送信ユニット1018は送信機1710に対応してよく、無線受信ユニット1020は受信機1720に対応してよい。受信機1720は、エンコーディングおよび変調セクション1010-1~1010-n、リソース割り当てユニット1011、多重化ユニット1012、制御情報生成ユニット1013、エンコーディングユニット1014、変調ユニット1015、IFFTユニット1016、CP追加ユニット1017、CP除去ユニット1021、FFTユニット1022、復調および復号セクション1023-1~1023-n、および適応制御ユニット1024を含んでよい。明らかに、特定の要件に応じて、これらのユニットのうちの1つまたは複数が、回路1520から分離されてもよい。
【0132】
図18は、本開示の実施形態に従ってBS1810とUE1820の間の通信のフローチャートの別の例を概略的に示している。例えば、BS1810は図17に示されているBS1700であってよく、UE1820は図15に示されているUE1500であってよい。
【0133】
ステップST201で、UE1820は、接続手順においてBS1810と接続する。この接続は、既知の方法または将来開発される方法を実装することによって確立されてよく、本明細書ではそれらの詳細は省略される。
【0134】
ステップST202で、BS1810がDCIをUE1820に送信する。例えば、DCIはリソース割り当て情報を含む。前述したように、BS1810は、図17に示されたBS1700として送信機1710を含んでよく、送信機1710によってステップST202が実行されてよい。
【0135】
ステップST203で、UE1820が、BS1810から受信されたDCIを復号し、DCI内のRAインジケーションに基づいてデータをPRBにマッピングする。さらに具体的には、UE1820は、RAインジケーションに基づいてPRBをデータ送信に割り当てる。前述したように、UE1820は、図15に示されたUE1500として回路1520を含んでよく、回路1520によってステップST203が実行されてよい。例えば、前述したように、RAインジケーションは、リソース割り当て情報に対応し、リソース割り当て情報は、リソース割り当てのセットのどの1つに基づいてPRBがデータ送信に割り当てられているかを示す。
【0136】
ステップST204で、UE1820が、割り当てられたPRB上でデータをBS1810に送信する。前述したように、UE1820は、図15に示されたUE1500として送信機1530を含んでもよく、送信機1530によってステップST204が実行されてよい。
【0137】
ステップST205で、BS1810がデータをデマッピングして復号する。前述したように、BS1810は、図17に示されたBS1700として回路1730を含んでよく、回路1730によってステップST205が実行されてよい。
【0138】
本開示のさらに別の実施形態では、図19に示されているように、ユーザ機器の無線通信方法が提供されている。図19は、本開示の別の実施形態に従ってユーザ機器の無線通信方法1900のフローチャートを示している。例えば、無線通信方法1900が、図15に示されているUE1500に適用されてよい。
【0139】
図19に示されているように、無線通信方法1900がステップS1901で開始し、ステップS1901で、リソース割り当て情報が基地局から受信され、このリソース割り当て情報は、リソース割り当てのセットのどの1つに基づいて物理リソースブロック(PRB)がデータ送信に割り当てられているかを示し、このリソース割り当てのセットは、連続的に番号付けされた仮想リソースブロック(VRB)をインターリーブし、インターリーブされたVRBを周波数領域内の連続するPRBにマッピングする、第4のリソース割り当てを含む。ステップS1903の後に、無線通信方法1900が終了する。次に、ステップS1902で、リソース割り当て情報に基づいてPRBがデータ送信に割り当てられる。その後、ステップS1903で、PRB上でデータが基地局に送信される。例えば、基地局は、図17に示されているようなBS1700であってよい。
【0140】
前述したUE1500におけるその他の技術的特徴および利点が、無線通信方法1900に組み込まれてもよく、重複を避けるために、ここでは説明されないことに留意されたい。
【0141】
本開示のさらに別の実施形態では、図20に示されているように、基地局の無線通信方法が提供されている。図20は、本開示の別の実施形態に従って基地局の無線通信方法2000のフローチャートを示している。例えば、無線通信方法2000が、図17に示されているBS1700に適用されてよい。
【0142】
図20に示されているように、無線通信方法2000がステップS2001で開始し、ステップS2001で、リソース割り当て情報がユーザ機器に送信され、このリソース割り当て情報は、リソース割り当てのセットのどの1つに基づいて物理リソースブロック(PRB)がデータ送信に割り当てられているかを示し、このリソース割り当てのセットは、連続的に番号付けされた仮想リソースブロック(VRB)をインターリーブし、インターリーブされたVRBを周波数領域内の連続するPRBにマッピングする、第4のリソース割り当てを含む。次に、ステップ2002で、リソース割り当て情報に基づいて割り当てられたPRB上を送信されたデータが、ユーザ機器から受信される。その後、ステップS2003で、データが復号される。ステップS2003の後に、無線通信方法2000が終了する。例えば、ユーザ機器は、図15に示されているようなUE1500であってよい。
【0143】
前述したBS1700におけるその他の技術的特徴および利点が、無線通信方法2000に組み込まれてもよく、重複を避けるために、ここでは説明されないことに留意されたい。
【0144】
上では基地局とユーザ機器の間のダウンリンク通信およびアップリンク通信のみが説明されたが、本開示はそれに限定されず、2つのUE間(すなわち、D2Dのケース)のサイドリンク通信に適用されてもよい。具体的には、D2Dのケースでは、UEは、上記のリソース割り当てタイプのうちのどれを2つのUE間のデータ送信に使用するかを、基地局からのRAインジケーションなしで、それ自身で決定してよい。NR RAタイプごとの、VRBのインターリーブおよびVRBからPRBへのマッピングならびにブロックインターリーバの設計は、DLおよびULのケースに関して前述したものと同じである。すなわち、D2Dのケースでは、UEは、図2に示されたBS200のように動作してよく、図15に示されているようなUE1500であってよい。
【0145】
本開示は、ソフトウェア、ハードウェア、またはハードウェアと連携するソフトウェアによって実現され得る。前述の各実施形態の説明において使用された各機能ブロックは、集積回路としてLSIによって実現することができ、各実施形態において説明された各プロセスは、LSIよって制御されてよい。このLSIは、複数のチップとして個別に形成されてよく、あるいは機能ブロックの一部または全部を含むように、1つのチップが形成されてもよい。このLSIは、それに結合されたデータ入力およびデータ出力を含んでよい。このLSIは、本明細書では、集積度の違いに応じて、IC、システムLSI、スーパーLSI、またはウルトラLSIと呼ばれてよい。しかし、集積回路を実装する手法は、LSIに限定されず、専用回路または汎用プロセッサを使用して実現されてよい。加えて、LSIの製造後にプログラムすることができるFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、またはLSI内に配置された回路セルの接続および設定を再構成できるリコンフィギュラブルプロセッサが、使用されてよい。
【0146】
本開示が、本開示の内容および範囲を逸脱することなく、本明細書において提示された説明および既知の技術に基づいて当業者によってさまざまに変更または修正されるよう意図されており、そのような変更および応用が、保護されるよう請求された範囲に含まれることに留意されたい。さらに、本開示の内容を逸脱しない範囲内で、前述の実施形態の構成要素が任意に組み合わせられてよい。
【0147】
本開示の実施形態は、少なくとも以下の対象を提供できる。
(1)リソース割り当てのセットの1つに基づいて、物理リソースブロック(PRB)をデータ送信に割り当てるように機能する回路、およびPRB上のデータをユーザ機器に送信するように機能する送信機を備えており、このリソース割り当てのセットが、連続的に番号付けされた仮想リソースブロック(VRB)をインターリーブし、インターリーブされたVRBを周波数領域内の連続するPRBにマッピングする、第1のリソース割り当てを含む、基地局。
【0148】
(2)リソース割り当てのセットが、連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、インターリーブされたVRBを、周波数領域内の位置がビットマップによって示されるPRBにマッピングする、第2のリソース割り当てをさらに含む、(1)に記載の基地局。
【0149】
(3)リソース割り当てのセットが、連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、インターリーブされたVRBを、指定された周波数範囲内または構成された周波数範囲内の周波数領域内で連続しないPRBにマッピングする、第3のリソース割り当てをさらに含む、(2)に記載の基地局。
【0150】
(4)第1のリソース割り当ておよび第2のリソース割り当てが、ブロックインターリーバのサブセットに基づいてインターリーブを実行し、このブロックインターリーバに基づいて第3のリソース割り当てがインターリーブを実行し、このブロックインターリーバが、LTEにおいて使用されるブロックインターリーバに基づくか、または構成されたリソースブロックグループ(RBG)のサイズに応じて他のかたちで構成される、(3)に記載の基地局。
【0151】
(5)ブロックインターリーバが、VRB番号を行ごとに書き込み、列ごとに読み出し、ブロックインターリーバのサブセットの行の数Nrowが、
【数13】
によって決定され、
【数14】
が、割り当てられたVRBの数を示し、Ncolumnがブロックインターリーバの列の数であり、ブロックインターリーバの列の数Ncolumnが指定または構成される、(4)に記載の基地局。
【0152】
(6)指定された周波数範囲または構成された周波数範囲が、キャリア帯域幅全体以下であるか、またはキャリア帯域幅の一部である、(3)に記載の基地局。
【0153】
(7)インターリーブ後に、第3のリソース割り当てが、各VRBのスロットごとに周波数ギャップをさらに導入する、(3)に記載の基地局。
【0154】
(8)第1のリソース割り当てが、NRのダウンリンクの場合の局所的な割り当てを含むRAタイプ1に対応し、第2のリソース割り当てが、NRのダウンリンクの場合のRAタイプ0に対応し、第3のリソース割り当てが、NRのダウンリンクの場合の分散された割り当てを含むRAタイプ1に対応する、(3)に記載の基地局。
【0155】
(9)物理リソースブロック(PRB)上で送信されたデータおよびリソース割り当て情報を基地局から受信するように機能する受信機、およびリソース割り当て情報に基づいてデータを復号するように機能する回路を備えており、リソース割り当て情報が、リソース割り当てのセットのどの1つに基づいてPRBがデータ送信に割り当てられているかを示し、このリソース割り当てのセットが、連続的に番号付けされた仮想リソースブロック(VRB)をインターリーブし、インターリーブされたVRBを周波数領域内の連続するPRBにマッピングする、第1のリソース割り当てを含む、ユーザ機器。
【0156】
(10)リソース割り当てのセットが、連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、インターリーブされたVRBを、周波数領域内の位置がビットマップによって示されるPRBにマッピングする、第2のリソース割り当てをさらに含む、(9)に記載のユーザ機器。
【0157】
(11)リソース割り当てのセットが、連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、インターリーブされたVRBを、既定の周波数範囲内の周波数領域内で連続しないPRBにマッピングする、第3のリソース割り当てをさらに含む、(10)に記載のユーザ機器。
【0158】
(12)第1のリソース割り当ておよび第2のリソース割り当てが、ブロックインターリーバのサブセットに基づいてインターリーブを実行し、このブロックインターリーバに基づいて第3のリソース割り当てがインターリーブを実行し、このブロックインターリーバが、LTEにおいて使用されるブロックインターリーバに基づくか、または構成されたリソースブロックグループ(RBG)のサイズに応じて他のかたちで構成される、(11)に記載のユーザ機器。
【0159】
(13)ブロックインターリーバが、VRB番号を行ごとに書き込み、列ごとに読み出し、ブロックインターリーバのサブセットの行の数Nrowが、
【数15】
によって決定され、
【数16】
が、割り当てられたVRBの数を示し、Ncolumnがブロックインターリーバの列の数であり、ブロックインターリーバの列の数Ncolumnが指定または構成される、(12)に記載のユーザ機器。
【0160】
(14)指定された周波数範囲または構成された周波数範囲が、キャリア帯域幅全体以下であるか、またはキャリア帯域幅の一部である、(11)に記載のユーザ機器。
【0161】
(15)インターリーブ後に、第3のリソース割り当てが、各VRBのスロットごとに周波数ギャップをさらに導入する、(11)に記載のユーザ機器。
【0162】
(16)第1のリソース割り当てが、NRのダウンリンクの場合の局所的な割り当てを含むRAタイプ1に対応し、第2のリソース割り当てが、NRのダウンリンクの場合のRAタイプ0に対応し、第3のリソース割り当てが、NRのダウンリンクの場合の分散された割り当てを含むRAタイプ1に対応する、(11)に記載のユーザ機器。
【0163】
(17)リソース割り当てのセットの1つに基づいて、物理リソースブロック(PRB)をデータ送信に割り当てること、およびPRB上のデータをユーザ機器に送信することを含んでおり、このリソース割り当てのセットが、連続的に番号付けされた仮想リソースブロック(VRB)をインターリーブし、インターリーブされたVRBを周波数領域内の連続するPRBにマッピングする、第1のリソース割り当てを含む、基地局の無線通信方法。
【0164】
(18)リソース割り当てのセットが、連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、インターリーブされたVRBを、周波数領域内の位置がビットマップによって示されるPRBにマッピングする、第2のリソース割り当てをさらに含む、(17)に記載の無線通信方法。
【0165】
(19)リソース割り当てのセットが、連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、インターリーブされたVRBを、指定された周波数範囲内または構成された周波数範囲内の周波数領域内で連続しないPRBにマッピングする、第3のリソース割り当てをさらに含む、(18)に記載の無線通信方法。
【0166】
(20)第1のリソース割り当ておよび第2のリソース割り当てが、ブロックインターリーバのサブセットに基づいてインターリーブを実行し、このブロックインターリーバに基づいて第3のリソース割り当てがインターリーブを実行し、このブロックインターリーバが、LTEにおいて使用されるブロックインターリーバに基づくか、または構成されたリソースブロックグループ(RBG)のサイズに応じて他のかたちで構成される、(19)に記載の無線通信方法。
【0167】
(21)ブロックインターリーバが、VRB番号を行ごとに書き込み、列ごとに読み出し、ブロックインターリーバのサブセットの行の数Nrowが、
【数17】
によって決定され、
【数18】
が、割り当てられたVRBの数を示し、Ncolumnがブロックインターリーバの列の数であり、ブロックインターリーバの列の数Ncolumnが指定または構成される、(20)に記載の無線通信方法。
【0168】
(22)指定された周波数範囲または構成された周波数範囲が、キャリア帯域幅全体以下であるか、またはキャリア帯域幅の一部である、(19)に記載の無線通信方法。
【0169】
(23)インターリーブ後に、第3のリソース割り当てが、各VRBのスロットごとに周波数ギャップをさらに導入する、(19)に記載の無線通信方法。
【0170】
(24)第1のリソース割り当てが、NRのダウンリンクの場合の局所的な割り当てを含むRAタイプ1に対応し、第2のリソース割り当てが、NRのダウンリンクの場合のRAタイプ0に対応し、第3のリソース割り当てが、NRのダウンリンクの場合の分散された割り当てを含むRAタイプ1に対応する、(19)に記載の無線通信方法。
【0171】
(25)物理リソースブロック(PRB)上で送信されたデータおよびリソース割り当て情報を基地局から受信すること、およびリソース割り当て情報に基づいてデータを復号することを含んでおり、リソース割り当て情報が、リソース割り当てのセットのどの1つに基づいてPRBがデータ送信に割り当てられているかを示し、このリソース割り当てのセットが、連続的に番号付けされた仮想リソースブロック(VRB)をインターリーブし、インターリーブされたVRBを周波数領域内の連続するPRBにマッピングする、第1のリソース割り当てを含む、ユーザ機器の無線通信方法。
【0172】
(26)リソース割り当てのセットが、連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、インターリーブされたVRBを、周波数領域内の位置がビットマップによって示されるPRBにマッピングする、第2のリソース割り当てをさらに含む、(25)に記載の無線通信方法。
【0173】
(27)リソース割り当てのセットが、連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、インターリーブされたVRBを、既定の周波数範囲内の周波数領域内で連続しないPRBにマッピングする、第3のリソース割り当てをさらに含む、(26)に記載の無線通信方法。
【0174】
(28)第1のリソース割り当ておよび第2のリソース割り当てが、ブロックインターリーバのサブセットに基づいてインターリーブを実行し、このブロックインターリーバに基づいて第3のリソース割り当てがインターリーブを実行し、このブロックインターリーバが、LTEにおいて使用されるブロックインターリーバに基づくか、または構成されたリソースブロックグループ(RBG)のサイズに応じて他のかたちで構成される、(27)に記載の無線通信方法。
【0175】
(29)ブロックインターリーバが、VRB番号を行ごとに書き込み、列ごとに読み出し、ブロックインターリーバのサブセットの行の数Nrowが、
【数19】
によって決定され、
【数20】
が、割り当てられたVRBの数を示し、Ncolumnがブロックインターリーバの列の数であり、ブロックインターリーバの列の数Ncolumnが指定または構成される、(28)に記載の無線通信方法。
【0176】
(30)指定された周波数範囲または構成された周波数範囲が、キャリア帯域幅全体以下であるか、またはキャリア帯域幅の一部である、(27)に記載の無線通信方法。
【0177】
(31)インターリーブ後に、第3のリソース割り当てが、各VRBのスロットごとに周波数ギャップをさらに導入する、(27)に記載の無線通信方法。
【0178】
(32)第1のリソース割り当てが、NRのダウンリンクの場合の局所的な割り当てを含むRAタイプ1に対応し、第2のリソース割り当てが、NRのダウンリンクの場合のRAタイプ0に対応し、第3のリソース割り当てが、NRのダウンリンクの場合の分散された割り当てを含むRAタイプ1に対応する、(27)に記載の無線通信方法。
【0179】
(33)リソース割り当て情報を基地局から受信するように機能する受信機と、リソース割り当て情報に基づいて、物理リソースブロック(PRB)をデータ送信に割り当てるように機能する回路と、PRB上のデータを基地局に送信するように機能する送信機とを備えており、リソース割り当て情報が、リソース割り当てのセットのどの1つに基づいてPRBがデータ送信に割り当てられているかを示し、このリソース割り当てのセットが、連続的に番号付けされた仮想リソースブロック(VRB)をインターリーブし、インターリーブされたVRBを周波数領域内の連続するPRBにマッピングする、第4のリソース割り当てを含む、ユーザ機器。
【0180】
(34)リソース割り当てのセットが、連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、インターリーブされたVRBを、周波数領域内の位置がビットマップによって示されるPRBにマッピングする、第5のリソース割り当てをさらに含む、(33)に記載のユーザ機器。
【0181】
(35)第4のリソース割り当ておよび第5のリソース割り当てが、ブロックインターリーバのサブセットに基づいてインターリーブを実行し、このブロックインターリーバが、LTEにおいて使用されるブロックインターリーバに基づくか、または構成されたリソースブロックグループ(RBG)のサイズに応じて他のかたちで構成される、(34)に記載のユーザ機器。
【0182】
(36)ブロックインターリーバが、VRB番号を行ごとに書き込み、列ごとに読み出し、ブロックインターリーバのサブセットの行の数Nrowが、
【数21】
によって決定され、
【数22】
が、割り当てられたVRBの数を示し、Ncolumnがブロックインターリーバの列の数であり、ブロックインターリーバの列の数Ncolumnが指定または構成される、(35)に記載のユーザ機器。
【0183】
(37)インターリーブ後に、第4のリソース割り当ておよび/または第5のリソース割り当てが、各VRBの2つのスロット間またはスロット内に周波数ホッピングをさらに導入する、(34)に記載のユーザ機器。
【0184】
(38)第4のリソース割り当てが、NRにおけるアップリンクの場合の局所的な割り当てを含むRAタイプ1に対応し、第5のリソース割り当てが、NRにおけるアップリンクの場合のRAタイプ0に対応する、(34)に記載のユーザ機器。
【0185】
(39)リソース割り当て情報をユーザ機器に送信するように機能する送信機と、リソース割り当て情報に基づいて割り当てられた物理リソースブロック(PRB)上を送信されたデータをユーザ機器から受信するように機能する受信機と、データを復号するように機能する回路とを備えており、リソース割り当て情報が、リソース割り当てのセットのどの1つに基づいてPRBがデータ送信に割り当てられているかを示し、このリソース割り当てのセットが、連続的に番号付けされた仮想リソースブロック(VRB)をインターリーブし、インターリーブされたVRBを周波数領域内の連続するPRBにマッピングする、第4のリソース割り当てを含む、基地局。
【0186】
(40)リソース割り当てのセットが、連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、インターリーブされたVRBを、周波数領域内の位置がビットマップによって示されるPRBにマッピングする、第5のリソース割り当てをさらに含む、(39)に記載の基地局。
【0187】
(41)第4のリソース割り当ておよび第5のリソース割り当てが、ブロックインターリーバのサブセットに基づいてインターリーブを実行し、このブロックインターリーバが、LTEにおいて使用されるブロックインターリーバに基づくか、または構成されたリソースブロックグループ(RBG)のサイズに応じて他のかたちで構成される、(40)に記載の基地局。
【0188】
(42)ブロックインターリーバが、VRB番号を行ごとに書き込み、列ごとに読み出し、ブロックインターリーバのサブセットの行の数Nrowが、
【数23】
によって決定され、
【数24】
が、割り当てられたVRBの数を示し、Ncolumnがブロックインターリーバの列の数であり、ブロックインターリーバの列の数Ncolumnが指定または構成される、(41)に記載の基地局。
【0189】
(43)インターリーブ後に、第4のリソース割り当ておよび/または第5のリソース割り当てが、各VRBの2つのスロット間またはスロット内に周波数ホッピングをさらに導入する、(40)に記載の基地局。
【0190】
(44)第4のリソース割り当てが、NRにおけるアップリンクの場合の局所的な割り当てを含むRAタイプ1に対応し、第5のリソース割り当てが、NRにおけるアップリンクの場合のRAタイプ0に対応する、(40)に記載の基地局。
【0191】
(45)リソース割り当て情報を基地局から受信することと、リソース割り当て情報に基づいて、物理リソースブロック(PRB)をデータ送信に割り当てることと、PRB上のデータを基地局に送信することとを含んでおり、リソース割り当て情報が、リソース割り当てのセットのどの1つに基づいてPRBがデータ送信に割り当てられているかを示し、このリソース割り当てのセットが、続的に番号付けされた仮想リソースブロック(VRB)をインターリーブし、インターリーブされたVRBを周波数領域内の連続するPRBにマッピングする、第4のリソース割り当てを含む、ユーザ機器の無線通信方法。
【0192】
(46)リソース割り当てのセットが、連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、インターリーブされたVRBを、周波数領域内の位置がビットマップによって示されるPRBにマッピングする、第5のリソース割り当てをさらに含む、(45)に記載の無線通信方法。
【0193】
(47)第4のリソース割り当ておよび第5のリソース割り当てが、ブロックインターリーバのサブセットに基づいてインターリーブを実行し、このブロックインターリーバが、LTEにおいて使用されるブロックインターリーバに基づくか、または構成されたリソースブロックグループ(RBG)のサイズに応じて他のかたちで構成される、(46)に記載の無線通信方法。
【0194】
(48)ブロックインターリーバが、VRB番号を行ごとに書き込み、列ごとに読み出し、ブロックインターリーバのサブセットの行の数Nrowが、
【数25】
によって決定され、
【数26】
が、割り当てられたVRBの数を示し、Ncolumnがブロックインターリーバの列の数であり、ブロックインターリーバの列の数Ncolumnが指定または構成される、(47)に記載の無線通信方法。
【0195】
(49)インターリーブ後に、第4のリソース割り当ておよび/または第5のリソース割り当てが、各VRBの2つのスロット間またはスロット内に周波数ホッピングをさらに導入する、(46)に記載の無線通信方法。
【0196】
(50)第4のリソース割り当てが、NRにおけるアップリンクの場合の局所的な割り当てを含むRAタイプ1に対応し、第5のリソース割り当てが、NRにおけるアップリンクの場合のRAタイプ0に対応する、(46)に記載の無線通信方法。
【0197】
(51)リソース割り当て情報をユーザ機器に送信することと、リソース割り当て情報に基づいて割り当てられた物理リソースブロック(PRB)上を送信されたデータをユーザ機器から受信することと、データを復号することとを含んでおり、リソース割り当て情報が、リソース割り当てのセットのどの1つに基づいてPRBがデータ送信に割り当てられているかを示し、このリソース割り当てのセットが、連続的に番号付けされた仮想リソースブロック(VRB)をインターリーブし、インターリーブされたVRBを周波数領域内の連続するPRBにマッピングする、第4のリソース割り当てを含む、基地局の無線通信方法。
【0198】
(52)リソース割り当てのセットが、連続的に番号付けされたVRBをインターリーブし、インターリーブされたVRBを、周波数領域内の位置がビットマップによって示されるPRBにマッピングする、第5のリソース割り当てをさらに含む、(51)に記載の無線通信方法。
【0199】
(53)第4のリソース割り当ておよび第5のリソース割り当てが、ブロックインターリーバのサブセットに基づいてインターリーブを実行し、このブロックインターリーバが、LTEにおいて使用されるブロックインターリーバに基づくか、または構成されたリソースブロックグループ(RBG)のサイズに応じて他のかたちで構成される、(52)に記載の無線通信方法。
【0200】
(54)ブロックインターリーバが、VRB番号を行ごとに書き込み、列ごとに読み出し、ブロックインターリーバのサブセットの行の数Nrowが、
【数27】
によって決定され、
【数28】
が、割り当てられたVRBの数を示し、Ncolumnがブロックインターリーバの列の数であり、ブロックインターリーバの列の数Ncolumnが指定または構成される、(53)に記載の無線通信方法。
【0201】
(55)インターリーブ後に、第4のリソース割り当ておよび/または第5のリソース割り当てが、各VRBの2つのスロット間またはスロット内に周波数ホッピングをさらに導入する、(52)に記載の無線通信方法。
【0202】
(56)第4のリソース割り当てが、NRにおけるアップリンクの場合の局所的な割り当てを含むRAタイプ1に対応し、第5のリソース割り当てが、NRにおけるアップリンクの場合のRAタイプ0に対応する、(52)に記載の無線通信方法。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
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