(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-06
(45)【発行日】2022-04-14
(54)【発明の名称】トイレ装置
(51)【国際特許分類】
E03D 9/08 20060101AFI20220407BHJP
【FI】
E03D9/08 A
(21)【出願番号】P 2018014695
(22)【出願日】2018-01-31
【審査請求日】2020-11-05
(73)【特許権者】
【識別番号】000010087
【氏名又は名称】TOTO株式会社
(72)【発明者】
【氏名】持田 真之
(72)【発明者】
【氏名】河津 由加里
(72)【発明者】
【氏名】羽生 直樹
【審査官】広瀬 杏奈
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第206138040(CN,U)
【文献】特開平11-172742(JP,A)
【文献】特開2002-065515(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E03D 9/00-9/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
機能部と、
前記機能部を内部に収納するケーシングと、
前記機能部に供給される電力を通電・遮断する電源スイッチと、を備え、
前記電源スイッチは、前記ケーシングの側方側に配置され
、
前記ケーシングは、前記ケーシングの側面に形成された開口部を有し、
前記電源スイッチは、前記開口部の内部に配置され、
前記電源スイッチは、電源スイッチ本体と、前記電源スイッチ本体の外周を囲むスイッチケース、を備え、
前記電源スイッチ本体の先端は、前記スイッチケースの先端よりもケーシングの内部に位置することを特徴とするトイレ装置。
【請求項2】
前記ケーシングに着脱可能であり、前記開口部を覆うように前記ケーシングに装着される化粧カバーをさらに備え、
前記化粧カバーが前記ケーシングに装着された状態において、前記化粧カバーの内面は、前記電源スイッチ本体の先端と接触しないことを特徴とする請求項
1記載のトイレ装置。
【請求項3】
前記化粧カバーは、その内面に、前記電源スイッチ本体と対向する位置において凹部を有することを特徴とする請求項
2記載のトイレ装置。
【請求項4】
前記化粧カバーの凹部は、その外周が前記ケーシングの開口部の外周よりも外側に形成されることを特徴とする請求項
3記載のトイレ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の態様は、一般的に、トイレ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ケーシングに収納された機能部に供給する電力の通電・遮断を切り替える電源スイッチを備えたトイレ装置が知られている。(特許文献1)このトイレ装置では、使用者は電源スイッチを操作することで、機能部への電力の通電・遮断を切り替え、機能部の動作状態をON、OFFすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなトイレ装置において、上述した電源スイッチは、ケーシングの上面に露出して配置されている。そのため、電源スイッチに水滴がかかりやすい。そして、その電源スイッチに付着した水滴により電源スイッチに不具合が発生し、機能部が正常に動作しない恐れがある。
【0005】
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、電源スイッチにかかる水滴による機能部の動作不良の発生を抑制できるトイレ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明は、機能部と、前記機能部を内部に収納するケーシングと、前記機能部に供給される電力を通電・遮断する電源スイッチと、を備え、前記電源スイッチは、前記ケーシングの側方側に配置されることを特徴とするトイレ装置。
【0007】
このトイレ装置によれば、従来のように電源スイッチがケーシングの上面に配置されている場合と比較して、電源スイッチに水滴がかかりにくい。そのため、電源スイッチ90に付着した水滴よる機能部の動作不良の発生を抑制することができる。
【0008】
第2の発明は、第1の発明において、前記ケーシングは、前記ケーシングの側面に形成された開口部を有し、前記電源スイッチは、前記開口部の内部に配置されることを特徴とするトイレ装置である。
【0009】
このトイレ装置によれば、電源スイッチがケーシングの側面から突出しない。そのため、電源スイッチに水滴がよりかかりにくくなり、電源スイッチに付着した水滴よる機能部の動作不良の発生をより抑制することができる。
【0010】
第3の発明は、第2の発明において、前記電源スイッチは、電源スイッチ本体と、前記電源スイッチ本体の外周を囲むスイッチケースを備え、前記電源スイッチ本体の先端は、前記スイッチケースの先端よりもケーシングの内部に位置することを特徴とするトイレ装置である。
【0011】
このトイレ装置によれば、ケーシングの側面からケーシングの開口部に水滴が伝い流れてきた場合、その水滴はスイッチケースの外周を伝い、ケーシングの下方に流れ落ちる。そのため、電源スイッチ本体に水滴がかかりにくくなり、水滴よる機能部の動作不良の発生をより抑制することができる。
【0012】
第4の発明は、第3の発明において、前記ケーシングに着脱可能であり、前記開口部を覆うように前記ケーシングに装着される化粧カバーをさらに備え、前記化粧カバーが前記ケーシングに装着された状態において、前記化粧カバーの内面は、前記電源スイッチ本体の先端と接触しないことを特徴とするトイレ装置である。
【0013】
このトイレ装置によれば、化粧カバーにより、電源スイッチ90を使用しない際、水滴が電源スイッチに直接かかることを抑制することができる。
また、化粧カバー内面と電源スイッチ本体との間に空間があるため、化粧カバーの内面を伝って流れてきた水滴が電源スイッチ本体にかかりにくくなり、水滴による機能部の動作不良の発生をより抑制することができる。
【0014】
第5の発明は、第4の発明において、前記化粧カバーは、その内面に、前記電源スイッチ本体と対向する位置において凹部を有することを特徴とするトイレ装置である。
【0015】
このトイレ装置によれば、化粧カバー内面と電源スイッチ本体との間により広い空間を作るために電源スイッチ本体をケーシングのより内部に配置しなくてもよい。そのため、電源スイッチの使い勝手を損なうことを抑制することができる。
また、化粧カバーの内面を水滴が伝い流れる場合、水滴は凹部の外周を伝って流れ落ちる。そのため、凹部により、電源スイッチに水滴がかかりにくくなり、水滴による身体洗浄機能部の動作不良の発生をより抑制することができる。
【0016】
第6の発明は、第5の発明において、前記化粧カバーの凹部は、その外周が前記ケーシングの開口部の外周よりも外側に形成されることを特徴とするトイレ装置である。
【0017】
このトイレ装置によれば、水滴が電源スイッチ本体から離れた位置で凹部の外周を伝って流れ落ちるため、電源スイッチ本体に水滴がかかりにくくなり、水滴よる機能部の動作不良の発生をより抑制することができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明の態様によれば、電源スイッチにかかる水滴による機能部の動作不良の発生を抑制できるトイレ装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】実施形態に係るトイレ装置を例示する斜視図である。
【
図2】実施形態に係るトイレ装置のケーシングを例示する平面図である。
【
図3】実施形態に係るトイレ装置の化粧カバーを例示する斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係るトイレ装置を例示する斜視図である。
図1に示すように、実施形態に係るトイレ装置100は、ケーシング10と、使用者が着座する便座30と、便蓋50と、を有する。便座30及び便蓋50のそれぞれは、ケーシング10に対して回動可能に支持されている。言い換えれば、便座30及び便蓋50のそれぞれは、開閉自在に軸支されている。
【0021】
ケーシング10の内部には、便座30に座った使用者の人体局部(「おしり」など)の洗浄を実現する身体洗浄機能部などが内蔵されている。例えば、身体洗浄機能部として、ケーシング10の内部には、洗浄ノズル70や、洗浄ノズル70の動作を制御する制御回路などが設けられる。洗浄ノズル70は、使用者が便座30に座っているときに、ケーシング10の内部から前方へ進出した状態で、使用者の局部に向けて洗浄水を吐出する。また、ケーシング10には、便座30に座った使用者の「おしり」などに向けて温風を吹き付けて乾燥させる「温風乾燥機能」や「脱臭ユニット」や「室内暖房ユニット」などの各種の機能部が適宜設けられていてもよい。なお、本実施形態において、機能部は、身体洗浄機能部であるが、上述した各種の機能部でもよい。
【0022】
なお、本願明細書において、「上方」、「下方」、「前方」、「後方」、「左側方」及び「右側方」のそれぞれは、開いた便蓋50に背を向けて便座30に座った使用者から見た方向である。
【0023】
ケーシング10の外面10aには、後述する電源スイッチ90(
図2、4)を覆う化粧カバー20が着脱自在に取り付けられている。
この化粧カバー20がケーシング10に取り付けられた状態において、ケーシング10の外面10aと、化粧カバー20aの外面20aとは面一となっている。
【0024】
図2は、実施形態に係るトイレ装置のケーシングを例示する平面図である。
図2は、ケーシングを右側方から見た様子を示す。
図3は、本実施形態のトイレ装置の化粧カバーを示す斜視図である。
図3は、化粧カバーを左側方側(内面側)から見た図である。
【0025】
図2及び
図3に示すように、ケーシング10の右側方側には、身体洗浄機能部に供給される電力を通電・遮断する電源スイッチ90が配置されている。
具体的には、電源スイッチ90は、ケーシング10の右側方側の外面10aに形成された開口部11の内部に配置される。
この開口部11は、ケーシング10に装着される化粧カバー20により覆われている。
使用者は、この化粧カバー20を外して電源スイッチ90を操作することで、身体洗浄機能部への電力の通電・遮断を切り替え、身体洗浄機能部の動作状態をON、OFFすることができる。
【0026】
このように、ケーシング10の右側方側の外面10aに電源スイッチ90が配置されることで、電源スイッチがケーシング10の上面に配置されている場合と比較して、電源スイッチ90に水滴がかかりにくい。そのため、電源スイッチ90に付着した水滴による身体洗浄機能部の動作不良の発生を抑制することができる。
さらに、電源スイッチ90が開口部11の内部に配置されているので、電源スイッチ90がケーシング10の右側方側の外面10aよりも右方側に突出しない。そのため、電源スイッチ90に水滴がよりかかりにくくなる。
また、化粧カバー20により、電源スイッチ90を使用しない際は、水滴が電源スイッチ90に直接かかることを抑制することができる。
なお、本実施形態において電源スイッチ90はケーシング10の右側方側に配置されているが、左側方側及び後方側に配置されるものであってもよい。
【0027】
図3に示すように、化粧カバー20の内面20bは、上方に延びる上突起21a、21bと、水平方向に延びる係合部(図示せず)が形成される。
化粧カバー20は、突起21a、21bおよび係合部がケーシング10に係合することで、ケーシング10に着脱可能に取り付けられている。
【0028】
また、化粧カバー20の内面20bには、電源スイッチ本体91と対向する位置において、内面20bが窪んだ凹部23が形成される。より具体的には、凹部23は矩形状であり、上突起21aの下方に形成されている。
この凹部23の外周23aは、ケーシング10の開口部11の外周よりも外側に形成されている。換言すると、凹部23は、ケーシング10の開口部11よりも大きい。
【0029】
化粧カバー20の内面20bを水滴が伝い流れる場合、水滴は凹部23の外周23aを伝って流れ落ちる。そのため、凹部23により、電源スイッチ90に水滴がかかりにくくなる。
【0030】
図4は、
図2のX-Xにおける断面図である。
図4に示すように、電源スイッチ90は、使用者に操作される電源スイッチ本体91と、電源スイッチ本体91を保持するスイッチケース93と、を有する。
電源スイッチ本体90は、、ロッカスイッチであり、その先端91aが使用者に押されることで、身体洗浄機能部への電力の通電・遮断が切り替えられる。なお、電源スイッチ本体90は、プッシュスイッチ、スライドスイッチ等でもよい。
【0031】
スイッチケース93は、電源スイッチ本体91の外周91bを囲むような筒状に形成される。
より具体的には、スイッチケース93は、その外周93bにより、電源スイッチ本体91の外周91bを挟持している。
また、スイッチケース93は、ケーシング10にねじ(図示せず)により固定される。
スイッチケース93がケーシング10に固定された状態において、スイッチケース93の先端93aは、ケーシング10の内面10aに接触している。
【0032】
ここで、電源スイッチ本体90の先端91aは、スイッチケース93の先端93aよりもケーシング10の内面10aから離れた位置にある。換言すると、電源スイッチ本体90の先端91aは、スイッチケース93の先端93aよりもケーシング10の内部に位置する。
【0033】
電源スイッチ本体91の先端91aと化粧カバー20の内面20bとの間には空間Sが形成される。そのため、電源スイッチ本体91の先端91aは、化粧カバー20の内面20bと接触しない。
なお、電源スイッチ本体91の先端91aと化粧カバー20の内面20bとの距離Lは、2.0mmから5.0mmにするのが好ましい。
【0034】
このように、電源スイッチ本体90の先端91aは、スイッチケース93の先端93aよりもケーシング10の内部に位置するので、ケーシング10の外面10aからケーシング10の開口部11に水滴が伝い流れてきた場合、その水滴はスイッチケース93の外周を伝い、ケーシング10の下方に流れ落ちる。そのため、電源スイッチ本体91に水滴がかかりにくくなる。
【0035】
ケーシング10に、開口部11を覆う化粧カバー20を設けた場合、水滴が化粧カバー20の内面20bを伝い電源スイッチ90にかかる恐れがある。
しかし、空間Sがあるため、化粧カバー20の内面20bを伝って流れてきた水滴が電源スイッチ本体91にかかりにくくなる。
【0036】
また、上述した凹部23が化粧カバー20の内面に形成されているため、空間Sを形成するために電源スイッチ本体91をケーシング10のより内部に配置しなくてもよい。そのため、電源スイッチ90の使い勝手を損なうことを抑制することができる。
【0037】
つぎに、上述した本発明の実施形態によるトイレ装置100における作用について説明する。
まず、本発明の実施形態によるトイレ装置100によれば、身体洗浄機能部(機能部)と、身体洗浄機能部を内部に収納するケーシング10と、身体洗浄機能部に供給される電力を通電・遮断する電源スイッチ90と、を備え、電源スイッチ90は、ケーシングの右側方側に配置される。
このトイレ装置100によれば、従来のように電源スイッチがケーシング10の上面に配置されている場合と比較して、電源スイッチ90に水滴がかかりにくい。そのため、電源スイッチ90に付着した水滴よる身体洗浄機能部の動作不良の発生を抑制することができる。
【0038】
また、本発明の実施形態によるトイレ装置100によれば、ケーシング10は、右側方側の外面10aに形成された開口部11を有し、電源スイッチ90は、開口部11の内部に配置される。
このトイレ装置100によれば、電源スイッチ90がケーシング10の右側方側の外面10aよりも右側方側に突出しない。そのため、電源スイッチ90に水滴がよりかかりにくくなり、電源スイッチ90に付着した水滴による身体洗浄機能部の動作不良の発生をより抑制することができる。
【0039】
また、本発明の実施形態によるトイレ装置100によれば、電源スイッチ90は、電源スイッチ本体91と、電源スイッチ本体91の外周を囲むスイッチケース93を備え、電源スイッチ本体91の先端91aは、スイッチケース93の先端93aよりもケーシングの内部に位置する。
このトイレ装置100によれば、ケーシング10の外面10aからケーシング10の開口部11に水滴が伝い流れてきた場合、その水滴はスイッチケース93の外周93bを伝い、ケーシング10の下方に流れ落ちる。そのため、電源スイッチ本体91に水滴がかかりにくくなり、水滴よる身体洗浄機能部の動作不良の発生をより抑制することができる。
【0040】
また、本発明の実施形態によるトイレ装置100によれば、ケーシング10に着脱可能であり、開口部11を覆うようにケーシング10に装着される化粧カバー20をさらに備え、化粧カバー20がケーシング10に装着された状態において、化粧カバー20の内面20bは、電源スイッチ本体91の先端91aと接触しない。
このトイレ装置100によれば、化粧カバー20により、電源スイッチ90を使用しない際は、水滴が電源スイッチ90に直接かかることを抑制することができる。
また、化粧カバー20の内面20bと電源スイッチ本体91との間に空間Sがあるため、化粧カバー20の内面20bを伝って流れてきた水滴が電源スイッチ本体91にかかりにくくなり、水滴による身体洗浄機能部の動作不良の発生をより抑制することができる。
【0041】
また、本発明の実施形態によるトイレ装置100によれば、化粧カバー20は、その内面20bに、電源スイッチ本体91と対向する位置において凹部23を有する。
このトイレ装置100によれば、化粧カバー20の内面20bと電源スイッチ本体91との間により広い空間Sを作るために電源スイッチ本体91をケーシング10のより内部に配置しなくてもよい。そのため、電源スイッチ90の使い勝手を損なうことを抑制することができる。
また、化粧カバー20の内面20bを水滴が伝い流れる場合、水滴は凹部23の外周23aを伝って流れ落ちる。そのため、凹部23により、電源スイッチ90に水滴がかかりにくくなり、水滴による身体洗浄機能部の動作不良の発生をより抑制することができる。
【0042】
また、本発明の実施形態によるトイレ装置100によれば、化粧カバー20の凹部23は、その外周23aがケーシング10の開口部11の外周よりも外側に形成される。
このトイレ装置100によれば、水滴が電源スイッチ本体91から離れた位置で凹部23の外周23aを伝って流れ落ちるため、電源スイッチ本体91に水滴がかかりにくくなり、水滴による身体洗浄機能部の動作不良の発生をより抑制することができる。
【0043】
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、トイレ装置が備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
【符号の説明】
【0044】
10 ケーシング、 10a 外面、 10b 内面、 11 開口部、 20 化粧カバー、 20a 外面、 20b 内面、 21a、21b 上突起、 23 凹部、 23a 外周、 30 便座、 50 便蓋、 70 洗浄ノズル、 90 電源スイッチ、 91 電源スイッチ本体、 91a 先端、 91b 外周、 93 スイッチケース、 93a 先端、 93b 外周、 100 トイレ装置