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特許7054706煎じ出し製品用のフィルタバッグを形成するための機械
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-06
(45)【発行日】2022-04-14
(54)【発明の名称】煎じ出し製品用のフィルタバッグを形成するための機械
(51)【国際特許分類】
   B65B 29/04 20060101AFI20220407BHJP
   B65B 61/14 20060101ALI20220407BHJP
【FI】
B65B29/04
B65B61/14
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2019550840
(86)(22)【出願日】2018-03-06
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-04-16
(86)【国際出願番号】 IB2018051436
(87)【国際公開番号】W WO2018167604
(87)【国際公開日】2018-09-20
【審査請求日】2021-01-15
(31)【優先権主張番号】102017000029640
(32)【優先日】2017-03-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(73)【特許権者】
【識別番号】594073646
【氏名又は名称】イ.エンメ.ア.インドゥストリア マッキーネ アウトマティケ ソチエタ ペル アツィオニ
(74)【代理人】
【識別番号】100159905
【弁理士】
【氏名又は名称】宮垣 丈晴
(74)【代理人】
【識別番号】100142882
【弁理士】
【氏名又は名称】合路 裕介
(74)【代理人】
【識別番号】100158610
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 新吾
(74)【代理人】
【識別番号】100132698
【弁理士】
【氏名又は名称】川分 康博
(72)【発明者】
【氏名】バディーニ,シモーネ
(72)【発明者】
【氏名】リボラ,サウロ
【審査官】蓮井 雅之
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2004/0226263(US,A1)
【文献】特表平10-503152(JP,A)
【文献】特表2012-511481(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65B 29/04
B65B 61/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれが少なくとも1回分の煎じ出し製品を収容する、対応する長手方向の延長軸(X1)を有するフィルタ材料のピース(1)から煎じ出し製品用のフィルタバッグを作成するための機械(100)であって、少なくとも、
回転の主軸(X2)の周りを回転し、閉じた円形軌道に沿って回転の前記主軸(X2)の周りを回転する可動の複数の把持要素(3)を備えたカルーセル(2)であって、各把持要素(3)が動作経路(P)に沿ってフィルタ材料の前記ピース(1)を受け取り保持するように構成されたカルーセル(2)と、
前記閉じた円形軌道内の前記動作経路(P)に沿って対応する把持要素(3)によって保持されたフィルタ材料の前記ピース(1)に対して少なくとも1つの動作を実行するように構成された少なくとも1つの動作ステーション(4)と、を備え、
各把持要素(3)には、回転の前記主軸(X2)を横切る、回転の少なくとも副軸(X5)の周りのさらなる回転を得るように構成された連結手段(5)が設けられており、長手方向の延長軸(X1)が、少なくとも、前記少なくとも1つの動作ステーション(4)で回転の前記主軸(X2)に平行になるよう、対応するフィルタ材料のピース(1)を回転および位置決めする、機械。
【請求項2】
回転の前記主軸(X2)を中心に連続的に回転する前記カルーセル(2)と、
前記カルーセル(2)に沿って配置され、前記カルーセル(2)とともに連続的に移動可能な前記複数の把持要素(3)と、
前記カルーセル(2)に沿って配置され、前記カルーセル(2)とともに連続的に移動可能な複数の第1の動作ステーションであって、各動作ステーション(4)が、対応する把持要素(3)に連結されており、前記カルーセル(2)の前記閉じた円形軌道内の前記動作経路(P)の少なくとも1つの領域に沿ってフィルタ材料の前記ピース(1)に対して少なくとも1つの動作を実行するように構成される第1の動作ステーションと、を備える請求項1に記載の機械。
【請求項3】
各動作ステーション(4)が、回転の前記主軸(X2)に平行な、前記カルーセル(2)によって形成された円周面(2a)の第1の部分に固定して配置されており、各把持要素(3)は、前記カルーセル(2)の前記円周面(2a)の第2の部分に沿って配置されており、対応する動作ステーション(4)に面する、請求項1または2に記載の機械。
【請求項4】
各動作ステーション(4)が、フィルタ材料の前記ピース(1)の一端(1a)にタイストリング(1g)およびタグ(1t)を貼り付けるためのステーションである、請求項1から3のいずれか1項に記載の機械。
【請求項5】
各把持要素(3)が、
フィルタ材料の前記ピース(1)を把持し、保持し、解放するためのグリッパ(6)と、
前記グリッパ(6)に接続された前記連結手段(5)であって、回転の前記主軸(X2)を横切る、回転の少なくとも前記副軸(X5)を中心としたさらなる回転を得る前記連結手段(5)と、
前記グリッパ(6)に接続された移動装置(7)であって、前記グリッパ(6)を、受け取りまたは解放するための非動作オープン位置と、フィルタ材料の前記ピース(1)を保持するための近接動作位置との間で移動させる移動装置(7)と、を備える請求項1から4のいずれか1項に記載の機械。
【請求項6】
各把持要素(3)が、前記グリッパ(6)を支持するためのタワー(8)を備える、請求項5に記載の機械。
【請求項7】
前記移動装置(7)が、回転の前記主軸(X2)を横切る、回転の前記副軸(X5)に沿って前記グリッパ(6)に接続されている、請求項5または6に記載の機械。
【請求項8】
各グリッパ(6)が、フィルタ材料の前記ピース(1)を把持するための互いに対向する少なくとも2つのプレート(6a、6b)と、各把持プレート(6a、6b)を支持するための対応するアーム(9a、9b)とを備え、各アーム(9a、9b)は、前記タワー(8)に連結され、かつ前記移動装置(7)に接続されており、前記2つのプレート(6a、6b)を、前記2つのプレート(6a、6b)が間隔をあけて配置された前記非動作オープン位置と、フィルタ材料の前記ピース(1)を把持するための、前記2つのプレート(6a、6b)が互いに向かって移動される前記近接動作位置との間で回転させる、請求項に記載の機械。
【請求項9】
各連結要素(5)が、
回転の前記副軸(X5)と同軸に配置された第1のシャフト(11)によって、前記タワー(8)に回転可能に固定された歯車(10)と、
第1のカム手段(13)と前記歯車(10)との間の運動機構によって接続された第1の運動伝達ユニット(12)であって、前記タワー(8)の回転を制御し、かつ前記把持要素(3)と前記対応するフィルタ材料のピース(1)とを、前記カルーセル(2)の前記閉じた円形軌道内の前記動作経路(P)の少なくとも1つの領域に沿って、前記長手方向の延長軸(X1)が、少なくとも前記少なくとも1つの動作ステーション(4)で回転の前記主軸(X2)を横切る位置から回転の前記主軸(X2)に平行な位置になるよう、およびその逆もまた同様に、位置決めする第1の運動伝達ユニット(12)と、を備える請求項6または8に記載の機械。
【請求項10】
各タワー(8)に、前記非動作オープン位置において前記グリッパ(6)の前記2つのプレート(6a、6b)によって形成された空間内にタイストリング(1g)を伸ばす準備のための、前記タイストリング(1g)を一時的に保持するための手段(140)が動作可能に配置される、請求項に記載の機械。
【請求項11】
各移動装置(7)が、前記タワー(8)の内部に、
前記把持要素(3)の一方のアーム(9aまたは9b)に固定された主歯車(15)と、
前記把持要素(3)の他方のアーム(9bまたは9a)に固定された衛星歯車(16)と、
回転の前記副軸(X5)と同軸に配置された第2のシャフト(17)であって、前記第2のシャフト(17)が、関連する円筒状の部分に、前記第2のシャフト(17)に沿って等距離にある対応する一連の環状スリット(18)から形成された複数の円形区画を備え、当該複数の円形区画において、回転の前記副軸(X5)まわりの回転が可能なように、前記主歯車(15)に噛み合う、第2のシャフト(17)と、
前記第2のシャフト(17)と第2のカム手段(20)との間に接続され、前記第2のシャフト(17)の、回転の前記副軸(X5)に沿った両方向の並進を制御するための第2の運動伝達ユニット(19)であって、前記2つのプレート(6a、6b)が間隔をあけて配置された前記非動作オープン位置と、フィルタ材料の前記ピース(1)を把持するための、前記2つのプレート(6a、6b)が互いに向かって移動される前記近接動作位置との間で、前記2つのプレート(6a、6b)の回転を可能にする第2の運動伝達ユニット(19)と、を備える請求項8または10に記載の機械。
【請求項12】
それぞれが少なくとも1回分の煎じ出し製品を収容する、対応する長手方向の延長軸(X1)を有するフィルタ材料のピース(1)から煎じ出し製品用のフィルタバッグを製造するための方法であって、
フィルタ材料の前記ピース(1)を把持するための複数の要素(3)を有するカルーセル(2)に形成中のフィルタ材料のピース(1)を供給するステップであって、前記カルーセル(2)が回転の主軸(X2)を中心に回転する、ステップと、
フィルタ材料の前記ピース(1)を回転の前記主軸(X2)の周りに回転させるステップであって、当該ピースが、その長手方向の軸(X1)が回転の前記主軸(X2)を横切るように配置され、対応する把持手段(3)によって保持されるステップと、
フィルタ材料の前記ピース(1)を、回転の前記主軸(X2)を横切る、回転の対応する副軸(x5)まわりにさらに回転させるステップと、
フィルタ材料の前記ピース(1)を、前記対応する長手方向の延長軸(X5)が回転の前記主軸(X2)に平行な状態で、対応する把持要素(3)によって保持された形成中のフィルタ材料の前記ピース(1)の少なくとも1つに対して少なくとも1つの動作を実行するように構成された動作ステーション(4)に少なくとも配置するステップと、を含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、茶、コーヒー、カモミール(粉末、顆粒または葉の形態)などの煎じ出し製品用のフィルタバッグを形成するための機械に関する。
【背景技術】
【0002】
フィルタバッグという用語は、少なくとも2種類のフィルタバッグを示すために使用される。すなわち、最小限の構成において、1回分の煎じ出し製品を収容するチャンバを形成するフィルタ材料のピースで構成されるシングルチャンバフィルタバッグと、ここでもフィルタペーパの単一ピースで構成されるが、2つの独立したチャンバを形成するダブルチャンバフィルタバッグである。各チャンバには、1回分の煎じ出し製品が収容される。2つのチャンバは互いに向かって折り返され、単一の上端(上向きの「V」の形状)と「W」の形状の下端を形成する。
【0003】
シングルチャンバおよびダブルチャンバフィルタバッグは、また、タグと、当該タグをフィルタバッグに接続するタイストリングとを備えることもできる。
【0004】
最後に、シングルフィルタバッグを密閉または非密閉の態様でラッピングし閉じるためのオーバーラップエンベロープが上記フィルタバッグに追加されてもよい。
【0005】
ツーローブと呼ばれるタイプのフィルタバッグを作るために使用される機械のタイプは、特許文献EP762973、EP762974およびEP765274(すべて同じ出願人の名前)から知られている。
【0006】
この機械は、形成供給ラインに沿って延び、このライン上に、
供給面に沿ってフィルタペーパのウェブを供給するためのステーションと、
フィルタペーパのウェブ上に予め設定された間隔で1回分の製品を供給するためのステーションと、
ストリップをそれ自体の上に折り畳んで1回分の製品を包み、続いて長手方向にストリップを接合するための平板化(tabularisation)ステーションと、
ダブルチャンバを有するフィルタペーパの個々のピースを折り畳むためのステーションと、
折り畳みステーションの下方に配置され、折り畳まれたフィルタペーパの個々のピースを受け取るように構成された、半径方向に突出するグリッパを備えたカルーセルであって、水平軸を中心に段階的に動かされるカルーセルは、機械のフレームに対して静止して連続して配置された各動作ステーションに対してフィルタペーパの各ピースを回転させて、フィルタペーパのピースの周りに適切に巻かれるストリングと、ストリングに接続されたタグとをフィルタペーパのピースに結合するカルーセルとが配置されている。
【0007】
このタイプのさらなる機械は、特許文献EP1384665に記載されており、これは軸の周りを段階的に回転するカルーセルも記載している。カルーセルは、当該カルーセルに沿って配置された複数のグリッパを有し、折り畳まれたフィルタペーパの対応するピースを受け入れて保持する。
【0008】
機械は、カルーセルによって作動される円形経路中にグリッパによって保持されたフィルタペーパの各ピースに対して動作を実施するように構成された少なくとも1つの動作ステーションを備える。
【0009】
いくつかの機械の解決策では、形成されるべきフィルタバッグの種類に応じて、
カルーセルの経路に沿ってピースの2つのチャンバの開放端を折り曲げて当該ピースにストリングを結ぶことによってそれらを保持するためのステーション、または
残りのフィルムからの分離の前またはそれと同時に、ピースの端部を横方向に閉じるためのさらなるステーションが(代替的に)設けられてもよい。
【0010】
この機械はまた、カルーセルの経路に沿って、またはさらなるカルーセルに配置された各フィルタバッグに対して上包み材料のシートを貼り付けるためのステーションを備えてもよい。
【0011】
上記のように構成された機械は断続的に、すなわち、段階的に供給ラインに沿って存在する全てのステーションに関して動作する。
【0012】
段階的な動作は機械の生産性に制限を加える。
【発明の概要】
【0013】
本発明の目的は、高品質のフィルタバッグを維持しながら、従来技術の機械の生産性よりも高い生産性を有する、煎じ出し製品用のフィルタバッグを形成するための機械を提供することである。
【0014】
より具体的には、本発明の目的は、寸法が小さく高いフレキシビリティを持つ、煎じ出し製品用のフィルタバッグを形成するための機械を提供することである。
【0015】
これらの目的は、請求項1に記載の煎じ出し製品用のフィルタバッグを形成するための機械によって完全に達成される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本発明は、例としてのみ提供され、本発明の範囲を限定しない添付の図面を参照しながら説明される。
図1】本発明による煎じ出し製品を収容するフィルタバッグを形成するための機械の、他の部分をよりよく示すために一部を切り取った概略正面図である。
図2】本発明による、カルーセルと複数のステーションとを備える、煎じ出し製品を収容するフィルタバッグを形成するための機械の部分分解斜視図を示す。
図3】フィルタバッグを形成するための対応する動作構成で図2に示されたカルーセル上に配置された複数の動作ステーションの1つを示す斜視図である。
図3a図3の拡大詳細図である。
図4】フィルタバッグを形成するための対応する、図3とは異なる動作構成で図2に示されたカルーセル上に配置された複数の動作ステーションの1つを示す斜視図である。
図5】フィルタバッグを形成するための対応する、図3、4とは異なる動作構成で図2に示されたカルーセル上に配置された複数の動作ステーションの1つを示す斜視図である。
図6】フィルタバッグを形成するための対応する、図3-5とは異なる動作構成で図2に示されたカルーセル上に配置された複数の動作ステーションの1つを示す斜視図である。
図7図4に示された把持要素と動作ステーションの一部の拡大図であって、他の部分をよりよく示すために一部を切り取った拡大図を示す。
図8図5に示された把持要素と動作ステーションの一部の拡大図であって、他の部分をよりよく示すために一部を切り取った拡大図を示す。
図9図2のカルーセルの単一の動作ステーションの下からの斜視図である。
図10】連続ストリングをカルーセルに供給するためのテンションドラムと図1および2のカルーセルの一部の概略正面図であって、他の部分をよりよく示すために一部を切り取った概略正面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0017】
全体として100とラベル付けされた本発明による機械は、粉末、顆粒または葉の形態でドーズされた茶、コーヒー、カモミールなどの煎じ出し製品を収容するフィルタバッグ1を作るために使用される。
【0018】
「フィルタバッグ」という表現は、少なくとも2種類のフィルタバッグを示すために使用される。
【0019】
シングルチャンバとして知られている第1のタイプは、1回分の煎じ出し製品を収容するシングルチャンバを形成するフィルタ材料のピースを含む。
【0020】
ダブルチャンバとして知られるフィルタバッグの第2のタイプは、2つの別々のチャンバ1b、1cを形成するフィルタ材料の単一ピース1aを含む。
【0021】
各チャンバ1b、1cは、1回分の煎じ出し製品を収容する。2つのチャンバ1b、1cは、互いに向かって折り曲げられて、単一の上端(上向きの「V」の形状)および「W」の形状の下端を形成する。
【0022】
これら2つのタイプのフィルタバッグには、把持タグ1tと、形成されたフィルタバッグ1に当該タグ1tを接続するタイストリング1gとが備えられてもよい(図3から6を参照)。
【0023】
外側オーバーラップエンベロープが追加されて、形成された各単一のフィルタバッグ1を包み包囲してもよい。
【0024】
本明細書で説明および保護される機械の構造には、ステップモードまたは不連続動作の機械と連続的に動作する機械との両方に使用できる技術的な解決策があり、したがって、この解決策を1つまたは他のタイプの機械に限定しない。
【0025】
説明を大幅に簡略化するために、この解決策では連続動作する機械を説明するが、それによって本発明の保護範囲を制限するものではない。
【0026】
本発明による機械100は、上記のものを含む様々なタイプのフィルタバッグ(より単純なシングルチャンバフィルタバッグからオーバーラップエンベロープにタグおよびタイストリングを備えたより複雑なダブルチャンババッグまで)を得ることができるという概念から始まり、必要に応じて、フィルタ材料のピースまたはフィルタバッグに対して要求された動作を実行するように設計された動作ステーションを追加する。
【0027】
本明細書では、タグ1tとフィルタ材料のピース1との間にストリング1gを貼り付けることができる機械が記載されており、この場合、機械の連続動作で貼り付ける。
【0028】
既に述べたように、形成されるフィルタバッグのタイプに関係なく、フィルタ材料のピース1の一部は少なくとも1回分の煎じ出し製品を収容する。
【0029】
各ピース1は、対応する長手方向の延長軸X1(すなわち、ピースの最も長い延長軸)を有する。
【0030】
機械100は、回転の主軸X2を中心に回転し、閉じた円形軌道に沿って回転の主軸X2を中心に回転する複数の可動把持要素3を備えたカルーセル2を備える。
【0031】
各把持要素3は、動作経路P(この場合は円形)に沿ってフィルタ材料のピース1を受け入れて保持するように構成される。
【0032】
機械100は、閉じた円形軌道内に動作経路Pに沿って対応する把持要素3によって保持されたフィルタ材料のピース1に対して動作を実行するように構成された少なくとも1つの動作ステーション4を備える。
【0033】
図示のように(図3から8)、各把持要素3には、回転の主軸X2を横切る少なくとも回転の副軸X5まわりのさらなる回転を得るように構成された連結手段5が設けられており、長手方向の延長軸X1が少なくとも動作ステーション4で回転の主軸X2に平行になるよう対応するフィルタ材料のピース1を回転させ位置決めする。
【0034】
言い換えると、把持要素は、カルーセルの回転軸に対して半径方向の軌道に沿って(他のカルーセルまたはピースの形成/輸送のためのデバイスから)フィルタ材料のピースを受け取り、ピースを回転軸に平行に、かつ形成動作のための動作ステーションの方向にもってくるよう当該ピースを回転させるように設計される。
【0035】
上述のように、把持要素のこの構造は、段階的または不連続な態様で移動されるカルーセルと、連続的に移動されるカルーセルとの両方で使用されてもよい。
【0036】
図示のように、機械100は、回転の主軸X2を中心に連続的に回転する移動カルーセル2を備えるように構成される。
【0037】
機械100は、移動カルーセル2に沿って配置され、移動カルーセル2と共に連続的に移動可能である複数の第1の把持要素3も備える。
【0038】
機械100は、移動カルーセル2に沿って配置され、移動カルーセル2と共に連続的に移動可能である複数の第1の動作ステーション4も備える。
【0039】
各動作ステーション4は、対応する把持要素3に連結され、移動カルーセル2の閉じた円形軌道内の動作経路Pの少なくとも1つの領域(stretch)に沿ってフィルタ材料のピース1に対して少なくとも1つの動作を実行するように構成される。
【0040】
要するに、機械100は多数の動作ユニットを備えており、すべてがフィルタ材料のピースに対して同じ動作を行い、すべてが互いに独立しており、かつ回転軸まわりに連続的に駆動される。
【0041】
さらに、移動カルーセル2の送り込み領域(例えば、図1に示されるように、フィルタ材料のピースの搬送装置21またはさらなるカルーセル)では、ピース1aが対応する把持要素3に解放され、動作ステーション4および対応する第1の把持要素3は、対応する把持要素3から干渉されることなくピース1を受け取ることができるように、水平方向にオフセットされ、すなわち異なる垂直平面上に配置される。
【0042】
続いて、把持要素3の回転により、フィルタ材料のピース1(または当該ピース1の一部)を動作ステーション4に配置することができ、その結果、第1の動作ステーション4は、ピース1に対して1つ以上の動作を実行できる。
【0043】
動作が完了すると、把持要素3は回転してフィルタ材料のピース1を動作ステーション4から遠ざけ、これにより、移動カルーセル2の送り出し領域で、ピース1aが後続の動作ステップ/ステーション、例えば、2番目の移動カルーセルに自由に移動でき、または形成が完了した場合には適切に保管される。
【0044】
この構成により、減少したスペース(角度区域)で、単位時間あたりに、多数のフィルタ材料のピースに対してフィルタバッグの完成または中間動作を得ることができる。
【0045】
カルーセル2は回転の主軸X2に平行な円周面を形成し、その上に複数の動作ステーション4および対応する複数の把持要素3が配置されることに留意されたい。
【0046】
これに照らして、各動作ステーション4は、移動カルーセル2によって形成された円周面2aの第1の部分に固定して配置される。
【0047】
各把持要素3は、カルーセル2の円周面2aの第2の部分に沿って、対応する動作ステーション4に面するように配置される。
【0048】
図示の場合、動作ステーション4は、カルーセル2の円周面2aによって形成される外縁から離れる一方、把持要素3は、カルーセル2の円周面2aによって形成される外縁に向かって移動される。
【0049】
図示の場合、非限定的な例として、各動作ステーション4は、フィルタ材料のピース1の端部1aにストリング1gおよびタグ1tを貼り付けるためのステーションである。
【0050】
この特定の場合には、ピース1は、車輪または搬送装置21から(連続的に移動する)把持要素3によって受け取られ、この特定の場合では、タグ1tがあるピース1のヘッド端1aに近い領域をブロックする。したがって、この場合には、各把持要素3は、ピース1およびタグ1tを受け取り保持するように構成され、動作ステーション4によるタグのピース1への関連する結合を伴うタグ1tおよびピース1に対するストリング1gの貼り付けのための動作のためにピース1の端部1aを自由に保つ。
【0051】
図1(非限定的な例として)では、(回転の主軸X2に平行な軸まわりを連続的に回転するカルーセルを備える)搬送装置21は、ピース1のヘッド端に配置されたタグ1tと組み合わされたフィルタ材料の各ピース1を準備し、移動させる。
【0052】
個々のタグ1tは、搬送装置21の近くに位置する回転マガジン21mから供給される。
【0053】
搬送装置21は反時計回りに回転し、カルーセル2は時計回りに回転することに留意されたい。
【0054】
カルーセル2の下には、各動作ステーション4が、その移動中に、フィルタ材料のピース1に貼り付けられるストリング1gの一部を遮り受け取るように、ストリング1gをカルーセル2の接線領域に供給するためのマガジン2m(リール)が配置される。
【0055】
本明細書では、動作ステーション4は詳細には説明されておらず、図示されているだけである。
【0056】
図3から図9に示されるように、各把持要素3は、フィルタ材料のピース1を把持し、保持し、解放するためのグリッパ6を備える。
【0057】
各把持要素3はまた、グリッパ6に接続された連結手段5を備え、回転の主軸X2を横切る回転の副軸X5の周りのさらなる回転を得る。
【0058】
把持要素3はまた、グリッパ6に接続された移動装置7を備え、移動装置7は、グリッパ6を、受け取りまたは解放するための第1の非動作オープン位置(図3)とフィルタ材料のピース1を保持するための近接動作位置(図4)との間で移動させる。
【0059】
各把持要素3は、グリッパ6を支持するためのタワー8を備えることに留意されたい。
【0060】
好ましくは、移動装置7は、回転の主軸X2を横切る上述の回転の副軸X5に沿ってグリッパ6に接続される。
【0061】
同じ軸X5に沿ったグリッパの開閉ユニットおよび二次的な回転の組み合わせ構造により、各把持要素の寸法を大幅に縮小することができる。
【0062】
好ましくは、各グリッパ6は、フィルタ材料のピース1を把持するための互いに対向する少なくとも2つのプレート6a、6bと、各把持プレート6a、6bを支持するための対応するアーム9a、9bとを備える。
【0063】
これに照らして、各アーム9a、9bは、支持タワー(8)に連結され、移動装置7に接続されて、2つのプレート6a、6bを、プレート6a、6bが間隔を空けられた(受け取りまたは解放するための)非動作オープン位置と、プレート6a、6bが互いに向かって移動される、フィルタ材料のピース1を把持するための近接動作位置との間で回転させる。
【0064】
好ましくは、各連結手段5は、回転の副軸X5と同軸に配置された第1のシャフト11によって支持タワー8に回転可能に固定された歯車10を備える(図8参照)。
【0065】
さらに、各連結手段5は、歯車10と第1のカム手段13との間の運動機構によって接続される第1の運動伝達ユニット12を備え、タワー8の回転を制御し、かつ把持要素3および対応するフィルタ材料のピース1を、移動カルーセル2の閉じた円形軌道における動作経路Pの少なくとも1つの領域に沿って、長手方向の延長軸X1が、少なくとも動作ステーション4で回転の主軸X2を横断する位置から回転の主軸X2に平行な位置になるよう、およびその逆もまた同様に、位置決めする。
【0066】
言い換えれば、第1のカム手段13は、フィルタ材料のピース1に対する動作を完了するのに十分なカルーセル2の回転の時間/円弧の間、タワー8を(第1の駆動装置12によって)動作ステーション4に向かって回転させ、続いて、タワー8を初期位置に戻して、処理されたフィルタ材料のピース1の解放を可能にするように構成される。
【0067】
タワー8には、第1の非動作オープン位置においてグリッパ6のプレート6aおよび6bによって形成される空間内にタイストリング1gを伸ばす準備のための、タイストリング1gを一時的に保持するための手段140が動作可能に配置され、フィルタ材料のピース1を待つ。
【0068】
これらの保持手段140は、可動基準要素14および可撓性プレート141を備える。
【0069】
可動基準要素14は、上述の駆動ユニット12に接続されている。可撓性プレート141は、タワー8に関連付けられており、回転の主軸X2に対して横方向に延びる。
【0070】
基準要素14(特に図3、3aおよび4を参照)は、回転の主軸X2に平行で把持要素3の下に位置するように構成され、グリッパ6のプレート6aと6bとの間のフィルタ材料のピース1の位置で可撓性プレート141と協力してフィルタ材料のピース1の底部のストリング1gの伸びを保つ。
【0071】
この基準要素14は、グリッパ6のプレート6aおよび6bで形成された空間の下部領域であってタワー8の近くにおいて可撓性プレート141の突出部がストリング1gの伸びを安定して確実に保つことができるように、接触ヘッド14aを有するロッドを備える。
【0072】
ストリング1gの位置決め/供給は、カルーセル2の所定の領域で、かつ、その領域内の各グリッパ6の通り道で実行される。
【0073】
より具体的には、カルーセル2の連続回転中に、ストリング1g(連続)は、移動中のグリッパ6の2つのプレート6aおよび6aの近くにそれ自体を(ピンと張るよう、かつカルーセル2に対して接線位置に)配置するようにカルーセル2に供給される(ストリング1gはマガジン2mから供給される)。
【0074】
連続ストリング1gは、カルーセル2の隣に配置されたテンションドラム142によって案内されることに留意されたい(図10)。
【0075】
テンションドラム142は、その周囲に沿って、ストリング1gをピンと張った状態に保つために連続ストリング1gを案内するための複数の弧状セクタ143を備える。
【0076】
テンションドラム142は、連続ストリング1gを遮り、2つのオープンプレート6aと6bとの間の空間にストリング1gを挿入するように構成された少なくとも1つの挿入要素144も備え、(プレートの可撓性のおかげで)ストリング1gのその後の位置が基準要素14とプレート141との間になる。
【0077】
好ましくは、テンションドラム142には、2つ以上の挿入要素144があり、それぞれが2つの連続する湾曲案内セクタ143の間に配置される。
【0078】
各挿入要素144は、テンションドラム142に配置されたカム手段148に接続されたアーム144aを備え、両方向における直線運動、すなわち、テンションドラム142に対して半径方向における直線運動を、アーム144aが引っ込められる非動作位置と、アーム144aがテンションドラム142の全体寸法を超えて前進し、2つのプレート6aと6bとの間のピンと張った連続ストリング1gの部分を遮断する前方動作位置との間で可能にすることに留意されたい。
【0079】
アーム144aは、基準要素14および可撓性プレート141によって形成された保持領域に向かって連続ストリング1gを引っ張るように、フォークの形態で構成されたヘッド端144bを有する。
【0080】
アーム144aのヘッド144bは、プレート141を曲げ、プレート14と基準要素141との間への連続ストリング1gの進入を可能にしてそこに留まるように、連続ストリング1gを押す(図10参照)。
【0081】
また、各グリッパ6の各プレート6aおよび6bは、フィルタ材料のピース1を収容するための領域に対してプレート6aまたは6bの外側に突出する歯145を備えることに留意されたい。
【0082】
各歯145は、ストリング1gを拘束するためのチャネルを画定するように、壁147によって保護された連続ストリング1gの中心合わせおよびスライドのためのピン146を有する。
【0083】
ほどかれているストリング1gは、(この場合、単なる例として、時計回りの方向であるカルーセル2の回転方向に対して)アーム6bおよび6aのピン146によって徐々に阻まれ、アーム144aによる収容のための領域内へのストリング1gのある範囲の挿入中に安全に実行されることを可能にする。
【0084】
したがって、ストリング1gは、ピース1とストリング1gの部分の安定化を確定するピース1へのグリッパ6が閉じるまで、2つのオープンプレート6aおよび6bによって画定される収容空間内に「V」字形の伸展状態で配置され、ストリング1gの部分の動きを防ぐように3つの明確に定められた点に拘束されたままである。
【0085】
ロッド14は、駆動ユニット12に対する関連する関節運動により、動作ステーション4に向かうおよびそれから離れるフィルタ材料のピース1の回転を正確に追従するための上昇/下降運動を有することに留意されたい。
【0086】
タワー8の回転中のロッド14の上昇は、ストリング1gの解放を可能にし、ストリング1gは、したがって、対応する動作ステーション4での結び目を作る動作の前に材料のピース1の底部と接触する可能性がある。
【0087】
図8および図9に示されるように、駆動ユニット12は、第1の端部に歯車10に噛み合う歯付き円弧23を備えたレバー22を備える。
【0088】
駆動ユニット12はまた、回転の副軸X5に平行に配置された伝達シャフト24を備える。伝達シャフト24は、関連する端部で、レバー22の第2の端部に固定されている。
【0089】
駆動ユニット12は、回転の副軸X5を横切る垂直面上に配置され、その上部に基準要素14が回転可能に連結される4バーリンケージ25を備える。4バーリンケージ25は、伝達シャフト24の自由端に接続されている。
【0090】
4バーリンケージ25は、4バーリンケージ25の昇降運動の角駆動を得るように構成された接続ロッド26を使用して第1のカム手段13に接続されている。
【0091】
この動きは、実質的に、回転の主軸X2に平行な軸X13に沿って延びる第1のカム手段13によって制御される。
【0092】
接続ロッド26は、軸X13を中心に回転可能に移動可能な第1のシリンダ28の近位端に接続された第1のフランジ27の端部に、下方で、連結されている。
【0093】
第1のシリンダ28は、その遠位端で、カルーセル2の内側に配置された第1の円形カムトラック30に沿って配置された一対の第1のカムフォロアローラ29と接続されている。
【0094】
図7および図9に示されるように、各移動装置7は、支持タワー8の内部に、
把持要素3のアーム9aに固定された主歯車15と、
把持要素3の他方のアーム9bに固定された衛星歯車16と、
回転の副軸X5と同軸に配置された第2のシャフト17であって、第2のシャフト17は、関連する円筒状の部分に、第2のシャフト17に沿って等距離にある対応する一連の環状スリット18から形成された複数の円形区画を備え、複数の円形区画において、回転の副軸X5を中心とした回転が可能なように、主歯車15に噛み合う、第2のシャフト17と、
第2のシャフト17と第2のカム手段20との間に接続され、第2のシャフト17の、回転の副軸X5に沿った両方向の並進を制御するための第2の運動伝達ユニット19であって、プレート6aおよび6bが離間した状態である非動作オープン位置と、フィルタ材料のピース1を把持するためにプレート6aおよび6bが互いに向かって移動される近接動作位置との間で、2つのプレート6aおよび6bの回転を可能にする、第2の運動伝達ユニット19と、を備える。
【0095】
言い換えれば、第2のカム手段20は、第2のシャフト17の両方向への並進を可能にし、プレート6aおよび6bの動きを得るために、主歯車15の(一方または他方の)回転と、その結果として衛星歯車16の逆回転とを得るためのラックとして作用する。
【0096】
噛み合う切り込み18の円形構造により、グリッパ6は、関節の副軸X5の周りを回転することができ、それによって主歯車15と第2のシャフト17との間の運動学的結合を制限することはない。
【0097】
第2のシャフト17の移動を可能にする第2のカム手段20は、第2のシャフト17に平行に配置され、かつ第2のシャフト17の自由端で連結される接続ロッド31を備える。
【0098】
接続ロッド31は、(第1のシリンダ28の内部でかつ第1のシリンダ28と同軸の)第2のシリンダ33の近位端に接続され、回転の主軸X2に平行な軸X13の周りに回転可能に移動可能である第2のフランジ32に連結される。
【0099】
第2のシリンダ33は、その遠位端で、カルーセル2の内側に配置された第2の円形カムトラック35に沿って配置された一対の第2のカムフォロアローラ34と接続されている。
【0100】
本発明は、各々が少なくとも1回分の煎じ出し製品を収容するフィルタ材料のピース1aから煎じ出し製品用のフィルタバッグを製造するための方法を提供する。
【0101】
フィルタ材料の各ピース1は、対応する長手方向の延長軸X1を有する。
【0102】
この方法は、少なくとも、
フィルタ材料のピース1を把持するための複数の要素3を有する移動カルーセル2に形成中のフィルタ材料のピース1を供給するステップであって、カルーセル2が回転の主軸X2を中心に(連続的に)回転するステップと(図3)、
フィルタ材料のピース1を回転の主軸X2の周りに回転させるステップであって、当該ピース1が、その長手方向の軸X1が回転の主軸X2を横切るように配置され、対応する把持要素3によって保持されるステップと、
回転の主軸X2を横切る、対応する回転の副軸X5を中心にフィルタ材料のピース1をさらに回転させるステップと(図4)、
フィルタ材料のピース1を、対応する長手方向の延長軸X5が回転の主軸X2に平行な状態で、対応する把持要素3によって保持された形成中のフィルタ材料のピース1に対して少なくとも1つの動作を行うように構成された動作ステーション4に配置するステップと(図5)、を含む。
【0103】
次に、回転の副軸X5を中心に前の回転とは逆方向にさらに回転するステップがあり、対応する把持要素3から保持された、長手方向の軸X5が回転の主軸X2に対して横切るように、フィルタ材料のピース1を戻す(図6)。
【0104】
次に、対応する把持要素3から材料のピース1を解放するさらなるステップがある。
【0105】
設定された目的は、今説明された機械構造で完全に達成される。
【0106】
実際には、本発明による機械は、非常に柔軟であり、高い生産性を有し、寸法が縮小されている。
【0107】
折り畳み式の把持要素の解決策は、さまざまなタイプの機械で、連続的な動きを持つ機械と不連続的または階段状の動きを持つ機械の両方で使用され得る。
【0108】
各ユニットは、特定の把持要素のおかげで、カルーセルの非常に短い弓状の領域に沿ってフィルタ材料のピースに対して動作してもよいし、すぐに動作を開始する可能性を持って、ピースを迅速に受け取り解放してもよく、機械の寸法とダウンタイムを減らす。
【0109】
把持要素/動作ステーションの組み合わせにより、ステーション内でのフィルタ材料のピースの位置決めが迅速かつ正確になり、高品質を減少された時間単位において実現できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0110】
【文献】EP762973
【文献】EP762974
【文献】EP765274
【文献】EP1384665
図1
図2
図3-3a】
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10