(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-07
(45)【発行日】2022-04-15
(54)【発明の名称】マスクのオンライン検査方法
(51)【国際特許分類】
G01N 21/898 20060101AFI20220408BHJP
G01N 21/89 20060101ALI20220408BHJP
【FI】
G01N21/898 Z
G01N21/89 T
(21)【出願番号】P 2020541740
(86)(22)【出願日】2019-01-11
(86)【国際出願番号】 CN2019071404
(87)【国際公開番号】W WO2020103324
(87)【国際公開日】2020-05-28
【審査請求日】2020-07-30
(31)【優先権主張番号】201811386582.6
(32)【優先日】2018-11-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201821916902.X
(32)【優先日】2018-11-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520280944
【氏名又は名称】深▲セン▼市▲維▼▲圖▼▲視▼技▲術▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】曾 ▲慶▼好
(72)【発明者】
【氏名】▲馬▼ ▲亮▼
(72)【発明者】
【氏名】▲馬▼ 博文
(72)【発明者】
【氏名】▲趙▼ ▲東▼▲寧▼
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 勇
(72)【発明者】
【氏名】▲湯▼ 奇
(72)【発明者】
【氏名】▲馬▼ 少勇
(72)【発明者】
【氏名】袁 宏▲ヤン▼
【審査官】田中 洋介
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第107402216(CN,A)
【文献】特開2018-084553(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第107014822(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01N 21/00-21/958
G01B 11/00-11/30
A62B 18/00-18/10
A41D 13/11
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
マスクのオンライン検査方法であって、
画像処理ソフトウェア(6)と電気的に接続される画像取得機構によって、1号検査位置の被検マスクなしの1号背景画像と2号検査位置の被検マスクなしの2号背景画像を取得し、そして前記1号背景画像と2号背景画像をそれぞれ1号背景グレースケール画像と2号背景グレースケール画像に変換するというステップS1と、
搬送機構(1)は被検マスクを1号検査位置に搬送し、画像取得機構(2)によって1号検査位置において被検マスクを含む1号検査画像を取得し、画像処理ソフトウェア(6)は前記1号検査画像を識別し、そしてプリセットされたマスク基準と比較し、不良品と判定される場合、前記被検マスクを選別機構(4)によって不良品として収集し、良品と判定される場合、次のステップに進むというステップS2と、
反転機構(3)によって前記良品を180°反転させ、搬送機構(1)は180°反転された前記良品を2号検査位置に搬送するというステップS3と、
前記画像取得機構(2)は2号検査位置において前記良品を含む2号検査画像を取得し、画像処理ソフトウェア(6)は2号検査画像を識別し、そしてプリセットされたマスク基準と比較し、不良品と判定される場合、不良品として収集し、良品と判定される場合、良品として収集するというステップS4と、
を含み、
前記ステップS2は、
1号検査画像の4つの頂点をP1(0,0)、P2(w,0)、P3(0,h)、P4(w,h)として、中心点をPc0(w/2,h/2)としてマークし、そして画像処理ソフトウェア(6)によって1号検査画像を1号検査グレースケール画像に変換するというステップS21と、
前記1号検査グレースケール画像と前記1号背景グレースケール画像を画像前景処理してマスクの正面グレースケール画像を得て、そして前記マスクの正面グレースケール画像を二値化処理してマスクの正面二値化画像を得るというステップS22と、
前記マスクの正面二値化画像に固定回数の画像膨張処理及び画像収縮処理を行い、そして輪郭抽出アルゴリズムを用いてマスク正面の輪郭を抽出し、その中で面積が最も大きい前記マスク正面の輪郭を選択し、最も大きい前記マスク正面の輪郭に対して最小外接矩形アルゴリズムを用いてマスク正面の第1最小外接矩形を抽出するというステップS23と、
前記第1最小外接矩形の抽出が失敗した場合、マスクがないと判定し、
前記第1最小外接矩形の抽出に成功した場合、第1最小外接矩形の長さ値及び幅値を算出し、前記長さ値及び幅値をそれぞれプリセットされたマスク基準から減算して長さ差分値及び高さ差分値を算出し、前記長さ差分値及び/又は高さ差分値がプリセットされたマスク基準の範囲を超えた場合、不良品と判定し、そうでなければ次のステップに進むというステップS24と、
前記第1最小外接矩形の4つの頂点の座標であるP11、P12、P13、P14及び中心点の座標であるPc1(cx,cy)を出力し、直線L1(P13,P14)と直線L2(P3,P4)との間の夾角A1を算出し、中心点Pc1(cx,cy)が中心点Pc0(w/2,h/2)に対する水平方向のオフセット量Hx1及び垂直方向のオフセット量Vy1を算出するというステップS25と、
前記1号検査グレースケール画像を水平方向にHx1平行移動し、垂直方向にVy1平行移動し、中心点Pc1(cx,cy)と中心点Pc0(w/2,h/2)を重ねさせて、1号検査グレースケール平行移動画像を得るというステップS26と、
中心点Pc0(w/2,h/2)を原点として前記1号検査グレースケール平行移動画像を回転し、回転角度は夾角A1の度数であり、1号検査グレースケール回転画像を得るというステップS27と、
前記1号検査グレースケール回転画像をプリセットされたマスク基準と比較判断し、不良品と判定される場合、前記被検マスクを選別機構(4)によって不良品として収集し、良品と判定される場合、良品として収集するというステップS28と、
を含むことを特徴とするマスクのオンライン検査方法。
【請求項2】
ステップS28は、
プリセットされた耳掛け検査規定枠(E1)を用いてマスク正面の耳掛け欠陥を検査し、つまり、輪郭抽出アルゴリズムによって耳掛け検査領域内の耳掛け画像輪郭の属性に対して計算及び判断を行い、耳掛け画像輪郭の属性はプリセットされたマスク基準の範囲外である場合、耳掛け不良と判定するというステップS281と、
プリセットされた汚れ検査規定枠(D1)を用いてマスク正面の汚れ欠陥を検査し、つまり、固定閾値の二値化処理アルゴリズムによって汚れ検査領域を処理し、二値化処理された画像内のゼロ点の数を集計し、ゼロ点の数はプリセットされたマスク基準の範囲外である場合、汚れ不良と判定するというステップS282と、
プリセットされたノーズバー検査規定枠(N1)を用いてマスク正面のノーズバー欠陥を検査し、つまり、輪郭抽出アルゴリズムによってノーズバー検査領域内のノーズバー画像輪郭の属性に対して計算及び判断を行い、ノーズバー画像輪郭の属性はプリセットされたマスク基準の範囲外である場合、ノーズバー不良と判定し、ノーズバー画像輪郭の属性はプリセットされたマスク基準の範囲内である場合、最小外接矩形アルゴリズムを用いて最小外接矩形を算出し、そしてノーズバーの最小外接矩形の4つの頂点の座標及び中心点の座標を出力し、ノーズバーの最小外接矩形の4つの頂点の座標及び中心点の座標はプリセットされたマスク基準の範囲内にあるか否かを判断し、プリセットされたマスク基準の範囲外である場合、ノーズバー不良と判定し、1号検査位置の被検マスクに耳掛け不良、汚れ不良及びノーズバー不良のいずれも発見されなければ、前記被検マスクは良品であるというステップS283と、を含むことを特徴とする請求項
1に記載のマスクのオンライン検査方法。
【請求項3】
ステップS4とステップS2の処理プロセスと方法は同じであり、2号検査位置の被検マスクに耳掛け不良、汚れ不良及びノーズバー不良のいずれも発見されなければ、被検マスクは良品であることを特徴とする請求項
2に記載のマスクのオンライン検査方法。
【請求項4】
前記画像前景処理は、
1号検査グレースケール画像を1号背景グレースケール画像の同一の位置の画素値と減算して第1絶対値を得て、2号検査グレースケール画像を2号背景グレースケール画像の同一の位置の画素値と減算して第2絶対値を得ることと、
第1絶対値はプリセットされたマスク基準の範囲内である場合、該位置の画素値を255に設定し、そうでなければ、第1絶対値はプリセットされたマスク基準の範囲を超えた場合、該位置の画素値に1号検査グレースケール画像の画素値を使用することと、
第2絶対値はプリセットされたマスク基準の範囲内である場合、該位置の画素値を255に設定し、そうでなければ、第2絶対値はプリセットされたマスク基準の範囲を超えた場合、該位置の画素値に2号検査グレースケール画像の画素値を使用することと、を含むことを特徴とする請求項
3に記載のマスクのオンライン検査方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はマスクの生産技術分野に属し、具体的には、マスクのオンライン検査システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
工業化と都市化が進むに伴い、大気汚染はますます深刻になっており、マスクはもはやなくてはならない生活依存品となっており、マスクは大量生産の過程では、原材料、生産機械や人員の操作などの様々な原因により、マスクのサイズが間違ったり、耳掛けの長さが違ったり、ノーズバーがついていなかったり、マスクに汚れがあったりなどの様々な欠陥のあるマスク製品が生産され、このような欠陥品が市場に出回ると、使用者に不便を強いることになり、さらにマスクメーカーに経済的な損失を与えることになる。一般的に、マスクメーカーは人の目で一つずつ識別し、効率は極めて低く、従来のマスク品質検査の過程に、時間と労力を費やし、検査員に視覚疲労をもたらしやすく、製品に隠れた品質問題が存在し、多くの製品のやり直しと原材料の無駄遣いを招いている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の実施形態は、第1態様では、マスクのオンライン検査システムを提供し、従来技術においてマスクの手動検査の効率が低く、コストが高く、品質が保障されないという技術的問題を解決することを目的とする。
第2態様では、マスクのオンライン検査方法を提供し、従来技術においてマスクの手動検査の効率が低く、コストが高く、品質が保障されないという技術的問題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の技術的問題を解決するために、本発明の実施形態に採用される技術的解決手段は以下のとおりである。
【0005】
第1態様は、マスクのオンライン検査システムであって、
キャビネットと、
キャビネットに設けられ、被検マスクを移動させるための搬送機構と、
キャビネットに設けられ、被検マスクを180°反転させるための反転機構と、
キャビネットに設けられ、被検マスクの正面画像と裏面画像を取得ための画像取得機構と、
キャビネットに設けられ、画像取得機構で取得された正面画像と裏面画像をプリセットされたマスク基準と比較し、被検マスクを不良品又は良品と判断するための画像処理ソフトウェアと、
搬送機構の排出端部に設けられ、不良品と良品を分別収集するための選別機構と、
キャビネットに設けられ、それぞれ搬送機構、反転機構、画像取得機構、画像処理ソフトウェア、選別機構と電気的に接続されるPLC制御システムと、
を含むマスクのオンライン検査システムを提供する。
【0006】
第2態様は、マスクのオンライン検査方法であって、
画像処理ソフトウェアと電気的に接続される画像取得機構によって、1号検査位置の被検マスクなしの1号背景画像と2号検査位置の被検マスクなしの2号背景画像を取得し、そして1号背景画像と2号背景画像をそれぞれ1号背景グレースケール画像と2号背景グレースケール画像に変換するというステップS1と、
搬送機構は被検マスクを1号検査位置に搬送し、画像取得機構によって1号検査位置において被検マスクを含む1号検査画像を取得し、画像処理ソフトウェアは1号検査画像を識別し、そしてプリセットされたマスク基準と比較し、不良品と判定される場合、被検マスクを選別機構によって不良品として収集し、良品と判定される場合、次のステップに進むというステップS2と、
反転機構によって良品を180°反転させ、搬送機構は180°反転された良品を2号検査位置に搬送するというステップS3と、
画像取得機構は2号検査位置において良品を含む2号検査画像を取得し、画像処理ソフトウェアは2号検査画像を識別し、そしてプリセットされたマスク基準と比較し、不良品と判定される場合、不良品として収集し、良品と判定される場合、良品として収集するというステップS4と、
を含むマスクのオンライン検査方法を提供する。
【発明の効果】
【0007】
従来技術に比べると、本発明の実施形態に係るマスクのオンライン検査システムは、下記の有益な効果を有する。該マスクのオンライン検査システムは搬送機構によって被検マスクを画像取得機構の下方に自動的に搬送し、画像取得機構は、取得された画像を画像処理ソフトウェアに転送して比較処理を行い、画像処理ソフトウェアは処理結果が良品又は不良品である情報をPLC制御システムにフィードバックし、PLC制御システムは選別機構を制御して良品又は不良品を分別収集し、これにより本発明により提供されるマスクのオンライン検査システムは、自動化度が高く、検査効率が高く、マスク品質が保障され、そしてコストが低いという利点を有する。
【0008】
従来技術に比べると、本発明の実施形態に係るマスクのオンライン検査方法は、下記の有益な効果を有する。該マスクのオンライン検査方法は上記のマスクのオンライン検査システムに基づいて実現され、これにより本発明により提供されるマスクのオンライン検査方法は、自動化度が高く、検査効率が高く、マスク品質が保障され、人件費が低減されるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る技術的解決手段をより明らかにするために、以下、実施形態または従来技術の説明に使用する必要がある図面を簡単に説明するが、明らかなことに、以下の説明における図面は、本発明のいくつかの実施形態に過ぎない。当業者である場合、創造的な工夫をせずに、これらの図面により他の図面を取得することができる。
【0010】
【
図1】本発明の実施形態により提供されるオンライン検査システムの概略図である。
【
図2】本発明の実施形態に係るオンライン検査システムの概略平面図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る1号背景画像の概略図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る1号検査画像の概略断面図である。
【
図5】本発明の実施形態に係るマスクの正面グレースケール画像の概略図である。
【
図6】本発明の実施形態に係る1号検査グレースケール平行移動画像の概略図である。
【
図7】本発明の実施形態に係る1号検査グレースケール回転画像の概略図である。
【
図8】本発明の実施形態に係る耳掛け検査規定枠、汚れ検査規定枠及びノーズバー検査規定枠の規定配置を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の目的、技術的解決手段及び利点をより分かりやすくするために、以下に添付図面及び実施例を参照しながら、本発明について詳しく説明する。ここで記載した具体的な実施例は本発明を説明するためのものにすぎず、本発明を限定することに用いるというわけではないことを理解すべきである。
【0012】
説明されるべきなのは、部品が他の部品に「固定」または「設定」と呼ばれている場合、それが直接または間接的に別の部品に位置してもよい。ある部品が別の部品に「接続されている」と呼ばれる場合、それが別の部品に直接接続されていても、別の部品に間接的に接続されていてもよい。
【0013】
さらに説明されるべきなのは、本発明の実施形態の図面における同一又は類似の符号は、同一又は類似の構成要素に対応し、本発明の説明において、用語「上」、「下」、「左」、「右」などが示す方位または位置関係が、図面に示された方位または位置関係に基づいている場合、本発明を説明しやすく及び簡単化するためのものに過ぎず、装置又は部品が特定の方位を有しそして特定の方位で構築すると操作する必要があることを指す又は暗示するためのものではなく、したがって、図面中の位置関係を記載する用語は、例示的な説明にすぎず、本特許を限定するものとして理解することはできず、当業者にとっては、状況に応じて、上記用語の具体的な意味を理解することができる。
【0014】
また、「第1」、「第2」などの用語は説明する目的のみに用いられ、相対重要性を指す又は暗示する又は提出した技術的特徴の数量を暗示するためのものではないことを理解すべきである。「第1」、「第2」など限定された特徴は、1つまたは複数の該特徴を含むことを指す又は暗示する。本発明の説明において、「複数」とは、特に明示的かつ具体的に定義されていない限り、2つ以上を意味する。
図1~2に示すように、本発明の実施形態は、キャビネット5、搬送機構1、反転機構3、画像取得機構2、画像処理ソフトウェア6、選別機構4及びPLC制御システム7を含むマスクのオンライン検査システムを提供する。
【0015】
ここで、キャビネット5は、キャリア本体として、搬送機構1、反転機構3、画像取得機構2、画像処理ソフトウェア6、選別機構4及びPLC制御システム7を搭載するために使用される。
【0016】
ここで、搬送機構1は被検マスクをキャビネット5上に移動させるために使用され、これにより被検マスクを順次に画像取得機構2、反転機構3及び選別機構4に搬送する。
【0017】
ここで、反転機構3は、被検マスクを180°反転させるために使用され、すなわち、正面が上向きの被検マスクを裏面が上向きに反転させ、これにより画像取得機構2は被検マスクの正面画像と裏面画像をそれぞれ取得する。
【0018】
ここで、画像処理ソフトウェア6は、画像取得機構2が取得する正面画像と裏面画像をプリセットされたマスク基準と比較するために使用され、正面画像はプリセットされたマスク基準の範囲内である場合、被検マスクは良品であり、正面画像及び/又は裏面画像はプリセットされたマスク基準の範囲内ではない場合、被検マスクは不良品である。本実施形態において、マスク基準は各メーカーの品質要件に応じて設定されており、ここでは限定しない。
【0019】
ここで、選別機構4は不良品と良品を分別収集するために使用され、これにより良品の品質と不良品のリサイクルが保証される。
【0020】
ここで、PLC制御システム7はそれぞれ搬送機構1、反転機構3、画像取得機構2、画像処理ソフトウェア6、選別機構4と電気的に接続し、PLC制御システム7は該マスクのオンライン検査システムの自動化検査を実現するために使用され、これにより、被検マスクの検査効率及び品質が高めされ、人件費が低減される。
【0021】
具体的には、本実施形態において、搬送機構1は、キャビネット5に設けられる、搬送ベルト12と、搬送モーター11と、第1光ファイバセンサ13と、及び耳掛け吹き機構14とを含む。本実施形態において、キャビネット5の内部は中空であり、キャビネット5の上面に開口部が開設され、開口部は搬送機構1の取り付けと反転機構3の反転運動を容易にするために使用される。
【0022】
ここで、搬送ベルト12は2本設けられ、2本の搬送ベルト12がキャビネット5に間隔をあけて設けられ、被検マスクの両端はそれぞれ2本の搬送ベルト12に横置きにされ、駆動モーター442は搬送ベルト12を駆動して作動させるために使用され、耳掛け吹き機構14は耳掛けを吹いて広げさせるために使用され、検査に便利であり、第1光ファイバセンサ13は被検マスクを検知するために使用され、被検マスクが耳掛け吹き機構14に移動すると、第1光ファイバセンサ13は検知した被検マスクの検知信号をPLC制御システム7にフィードバックし、PLC制御システム7は耳掛け吹き機構14を制御して耳掛けを吹く動作を行う。他の実施形態において、搬送ベルト12は3本、4本、または5本を設置してもよい。
【0023】
さらに具体的には、本実施形態において、耳掛け吹き機構14は、キャビネット5に回転可能に設けられ、被検マスクを牽引するための上部挟持ベルト141と下部挟持ベルト142と、耳掛けを吹くための送気管144と、及び送気管144の遮断開放を制御するための電磁弁143と、を含み、電磁弁143はPLC制御システム7と電気的に接続され、本実施形態において、電磁弁143は送気管144に圧縮空気を輸送して被検マスクの両端の耳掛けを吹いて広げさせるための送気用電磁弁143であり、他の実施形態において、送気管144は空気ポンプと接続される。
【0024】
ここで、上部挟持ベルト141と下部挟持ベルト142は被検マスクを挟むために使用され、被検マスクが送気管144に吹き飛ばされて搬送機構1から離脱するのを防ぐとともに、被検マスクを牽引して移動させる。本実施形態において、上部挟持ベルト141と下部挟持ベルト142は2セットのローラ軸によってキャビネット5に取り付けられ、2セットのローラ軸は回動可能にキャビネット5のシャーシに取り付けられ、シャーシには2セットのローラ軸を駆動して作動させるためのステッピングモーターが取り付けられる。
【0025】
本実施形態において、反転機構3は、キャビネット5に回動可能に設けられる反転レバー32、及び、反転レバー32を回転駆動するための反転モーター31を含む。ここで、反転レバー32は、延長方向が被検マスクの搬送方向に垂直する主レバー321と、主レバー321に垂直に設けられる少なくとも2本の副レバー322と、を含み、副レバー322は2本の搬送ベルト12の間に反転し、副レバー322は反転過程において被検マスクが180°反転させることを実現するために使用される。他の実施形態において、反転レバー32の代わりに、反転板を使用してもよい。
【0026】
本実施形態において、画像取得機構2は、キャビネット5に設けられるホルダ22と、ホルダ22に設けられるリニアガイドレール26と、リニアガイドレール26に可動的に設けられる画像取得モジュール21と、ホルダ22に設けられ、画像取得モジュール21を駆動してリニアガイドレール26の上に往復運動させるためのリニアモーター25と、キャビネット5に間隔をあけて設けられる第2光ファイバセンサ23と第3光ファイバセンサ24と、を含む。ここで、反転機構3は第2光ファイバセンサ23と第3光ファイバセンサ24の間に位置する。
【0027】
第2光ファイバセンサ23の検知位置を1号検査位置として、第3光ファイバセンサ24の検知位置を2号検査位置として、1号検査位置は画像取得モジュール21が被検マスクの正面画像を取得するために使用され、2号検査位置は画像取得モジュール21が被検マスクの裏面画像を取得するために使用される。
【0028】
具体的には、画像取得モジュール21は、リニアガイドレール26に設けられ、PLC制御システム7及び画像処理ソフトウェア6と電気的に接続されるカメラ211と、カメラ211に設けられるレンズ212と、カメラ211に設けられる光源213と、を含む。ここで、光源213の光を被検マスクに向いて照射する。
【0029】
本実施形態において、リニアガイドレール26とリニアモーター25はボールねじによって、画像取得モジュール21の1号検査位置と2号検査位置との間の往復運動を実現する。
【0030】
第2光ファイバセンサ23は被検マスクを検知した場合、カメラ211が撮影して正面画像を取得し、そして画像処理ソフトウェア6に転送し、画像処理ソフトウェア6が不良品と判定する場合、次の被検マスクを待ち、画像処理ソフトウェア6が良品と判定する場合、リニアモーター25はカメラ211を駆動して2号検査位置まで移動させ、この時被検マスクは反転機構3に移動して180°反転され、第3光ファイバセンサ24は反転された後の被検マスクを検知した場合、カメラ211が撮影して裏面画像を取得し、そして画像処理ソフトウェア6に転送して判断を行う。
【0031】
具体的には、本実施形態において、光源213は中央開口型面光源213であり、レンズ212は光源213の中心に貫設され、これにより光源213が被検マスクを照射する時に陰影が存在しなくて、カメラ211が撮影する際の鮮明度を効果的に保証する。
【0032】
本実施形態において、選別機構4は、搬送機構1の上方に並設される不良品処理機構41および良品処理機構43と、搬送機構1の下方に並設される不良品収集箱42および良品収集機構44と、を含む。ここで、不良品処理機構41は不良品を不良品収集箱42に移動させるために使用され、良品処理機構43は良品を良品収集機構44に移動させるために使用される。
【0033】
本実施形態において、不良品処理機構41は、PLC制御システム7と電気的に接続される第4光ファイバセンサ411および第1エアシリンダ412を含み、第1エアシリンダ412は2本の搬送ベルト12に位置する不良品を不良品収集箱42に押し付けるために使用される。
【0034】
本実施形態において、良品処理機構43は、第5光ファイバセンサ431と第2エアシリンダ432とを含み、良品収集機構44は、搬送ベルト12の下方に設けられる良品収集ベルト441と、良品収集ベルト441を駆動して作動させる駆動モーター442と、を含み、第2エアシリンダ432は良品を良品収集ベルト441に押し付けるために使用され、第5光ファイバセンサ431、第2エアシリンダ432と駆動モーター442はPLC制御システム7と電気的に接続される。良品収集ベルト441上の同一位置に収集された良品の数は所定数に達した後、駆動モーター442が良品収集ベルト441を駆動して被検マスク幅を1~2回走行させ、そして続いて良品を収集する。
【0035】
本実施形態において、2本の搬送ベルト12は支持フレームによってキャビネット5の一端から張り出しており、第1エアシリンダ412、第2エアシリンダ432、第4光ファイバセンサ411及び第5光ファイバセンサ431は支持フレームによって搬送ベルト12の上方、且つ2本の搬送ベルト12の間に設けられる。第1エアシリンダ412と第2エアシリンダ432のピストンロッドの突出方向を下向きにして、これにより被検マスクを下方にある不良品収集箱42又は良品収集機構44に押し付ける。本実施形態において、搬送モーター11はステッピングモーター又はサーボモーターであり、反転モーター31はステッピングモーターであり、駆動モーター442はガバナモーターである。
【0036】
図1~8に示すように、本発明の実施形態は、マスクのオンライン検査方法であって、
画像処理ソフトウェア6と電気的に接続される画像取得機構2によって、1号検査位置の被検マスクなしの1号背景画像と2号検査位置の被検マスクなしの2号背景画像を取得し、そして1号背景画像と2号背景画像をそれぞれ1号背景グレースケール画像と2号背景グレースケール画像に変換するというステップS1と、
搬送機構1は被検マスクを1号検査位置に搬送し、画像取得機構2によって1号検査位置において被検マスクを含む1号検査画像を取得し、画像処理ソフトウェア6は1号検査画像を識別し、そしてプリセットされたマスク基準と比較し、不良品と判定される場合、被検マスクを選別機構4によって不良品として収集し、良品と判定される場合、次のステップに進むというステップS2と、
反転機構3によって良品を180°反転させ、搬送機構1は180°反転された良品を2号検査位置に搬送するというステップS3と、
画像取得機構2は2号検査位置において良品を含む2号検査画像を取得し、画像処理ソフトウェア6は2号検査画像を識別し、そしてプリセットされたマスク基準と比較し、不良品と判定される場合、不良品として収集し、良品と判定される場合、良品として収集するというステップS4と、を含むマスクのオンライン検査方法を提供する。
【0037】
本実施形態において、ステップS2は、具体的には、以下の処理ステップを含む。
S21、1号検査画像の4つの頂点をP1(0,0)、P2(w,0)、P3(0,h)、P4(w,h)として、中心点をPc0(w/2,h/2)としてマークし、そして画像処理ソフトウェア6いよって1号検査画像を1号検査グレースケール画像に変換する。
【0038】
S22、1号検査グレースケール画像と1号背景グレースケール画像を画像前景処理してマスクの正面グレースケール画像を得て、そしてマスクの正面グレースケール画像を二値化処理してマスクの正面二値化画像を得て、ここで、マスクの正面グレースケール画像の中心点はPc1(cx,cy)である。
【0039】
S23、マスクの正面二値化画像に固定回数の画像膨張処理及び画像収縮処理を行い、そして輪郭抽出アルゴリズムによってマスク正面の輪郭を抽出し、その中で面積が最も大きいマスク正面の輪郭を選択し、最も大きいマスク正面の輪郭に対して最小外接矩形アルゴリズムを用いてマスク正面の第1最小外接矩形を抽出する。
【0040】
S24、第1最小外接矩形の抽出が失敗した場合、マスクがないと判定し、第1最小外接矩形の抽出に成功した場合、第1最小外接矩形の長さ値及び幅値を算出し、長さ値及び幅値をそれぞれプリセットされたマスク基準から減算して長さ差分値及び高さ差分値を算出し、長さ差分値及び/又は高さ差分値がプリセットされたマスク基準の範囲を超えた場合、不良品と判定し、そうでなければ次のステップに進む。
【0041】
S25、第1最小外接矩形の4つの頂点の座標であるP11、P12、P13、P14及び中心点の座標であるPc1(cx,cy)を出力し、直線L1(P13,P14)と直線L2(P3,P4)との間の夾角A1を算出し、中心点Pc1(cx,cy)が中心点Pc0(w/2,h/2)に対する水平方向のオフセット量Hx1及び垂直方向のオフセット量Vy1を算出する。
【0042】
S26、1号検査グレースケール画像を水平方向にHx1平行移動し、垂直方向にVy1平行移動し、中心点Pc1(cx,cy)と中心点Pc0(w/2,h/2)を重ねさせて、1号検査グレースケール平行移動画像を得て、ここで、1号検査グレースケール平行移動画像の4つの頂点はP21、P22、P23、P24であり、中心点はPc2(cx、cy)であり、このとき、cxとw/2の値が等しく、cyとh/2の値が等しくなる。
【0043】
S27、中心点Pc0(w/2,h/2)を原点として1号検査グレースケール平行移動画像を回転し、回転角度は夾角A1の度数であり、1号検査グレースケール回転画像を得て、ここで、1号検査グレースケール回転画像の4つの頂点はP31、P32、P33、P34であり、中心点はPc2(cx、cy)である。
【0044】
S28、1号検査グレースケール回転画像をプリセットされたマスク基準と比較判断し、不良品と判定される場合、被検マスクを選別機構4によって不良品として収集し、良品と判定される場合、良品として収集する。
【0045】
本実施形態において、ステップS2は以下の比較判断ステップを含む。
【0046】
S281、プリセットされた2つの耳掛け検査規定枠E1を用いてマスク正面の耳掛け欠陥を検査し、つまり、輪郭抽出アルゴリズムによって耳掛け検査領域内の耳掛け画像輪郭の属性に対して計算及び判断を行い、耳掛け画像輪郭の属性はプリセットされたマスク基準の範囲外である場合、耳掛け不良と判定する。
【0047】
S282、プリセットされた汚れ検査規定枠D1を用いてマスク正面の汚れ欠陥を検査し、つまり、固定閾値の二値化処理アルゴリズムによって汚れ検査領域を処理し、二値化処理された画像内のゼロ点の数を集計し、ゼロ点の数はプリセットされたマスク基準の範囲外である場合、汚れ不良と判定する。
【0048】
S283、プリセットされたノーズバー検査規定枠N1を用いてマスク正面のノーズバー欠陥を検査し、つまり、輪郭抽出アルゴリズムによってノーズバー検査領域内のノーズバー画像輪郭の属性に対して計算及び判断を行い、ノーズバー画像輪郭の属性はプリセットされたマスク基準の範囲外である場合、ノーズバー不良と判定し、ノーズバー画像輪郭の属性はプリセットされたマスク基準の範囲内である場合、最小外接矩形アルゴリズムを用いて最小外接矩形を算出し、そしてノーズバーの最小外接矩形の4つの頂点の座標及び中心点の座標を出力し、ノーズバーの最小外接矩形の4つの頂点の座標及び中心点の座標はプリセットされたマスク基準の範囲内にあるか否かを判断し、プリセットされたマスク基準の範囲外である場合、ノーズバー不良と判定する。1号検査位置の被検マスクに耳掛け不良、汚れ不良及びノーズバー不良のいずれも発見されなければ、被検マスクは良品である。ここで、順番を問わずS281、S282、S283の検査を行うことができる。
【0049】
本実施形態において、ステップS4とステップS2の処理プロセスと方法は同じであり、図面も同じであり、ここで再び提供しない。ここで、ステップS4は以下の処理ステップを含む。
【0050】
S41、2号検査画像の4つの頂点を同様にP1(0,0)、P2(w,0)、P3(0,h)、P4(w,h)として、中心点をPc0(w/2,h/2)としてマークし、そして画像処理ソフトウェア6いよって2号検査画像を2号検査グレースケール画像に変換する。
【0051】
S42、2号検査グレースケール画像と2号背景グレースケール画像を画像前景処理してマスクの裏面グレースケール画像を得て、そしてマスクの裏面グレースケール画像を二値化処理してマスクの裏面二値化画像を得る。
【0052】
S43、マスクの裏面二値化画像に固定回数の画像膨張処理及び画像収縮処理を行い、そして輪郭抽出アルゴリズムを用いてマスク裏面の輪郭を抽出し、その中で面積が最も大きいマスク裏面の輪郭を選択し、最も大きいマスク裏面の輪郭に対して最小外接矩形アルゴリズムを用いてマスク裏面の第2最小外接矩形を抽出する。
【0053】
S44、第2最小外接矩形の抽出が失敗した場合、マスクがないと判定し、第2最小外接矩形の抽出に成功した場合、第2最小外接矩形の長さ値及び幅値を算出し、長さ値及び幅値をそれぞれプリセットされたマスク基準から減算して長さ差分値及び高さ差分値を算出し、長さ差分値及び/又は高さ差分値がプリセットされたマスク基準の範囲を超えた場合、不良品と判定し、そうでなければ次のステップに進む。
【0054】
S45、第2最小外接矩形の4つの頂点の座標であるP11、P12、P13、P14及び中心点の座標であるPc1(cx,cy)を出力し、直線L3(P13,P14)と直線L4(P3,P4)との間の夾角A2を算出し、中心点Pc1(cx,cy)が中心点Pc0(w/2,h/2)に対する水平方向のオフセット量Hx2及び垂直方向のオフセット量Vy2を算出する。
【0055】
S46、1号検査グレースケール画像を水平方向にHx2平行移動し、垂直方向にVy2平行移動し、中心点Pc1(cx,cy)と中心点Pc0(w/2,h/2)を重ねさせて、2号検査グレースケール平行移動画像を得る。
【0056】
S47、中心点Pc0(w/2,h/2)を原点として1号検査グレースケール平行移動画像を回転し、回転角度は夾角A2の度数であり、2号検査グレースケール回転画像を得る。
【0057】
S48、2号検査グレースケール回転画像をプリセットされたマスク基準と次のように比較判断する。プリセットされた2つの耳掛け検査規定枠E1を用いてマスク裏面の耳掛け欠陥を検査し、つまり、輪郭抽出アルゴリズムによって耳掛け検査領域内の耳掛け画像輪郭の属性に対して計算及び判断を行い、耳掛け画像輪郭の属性はプリセットされたマスク基準の範囲外である場合、耳掛け不良と判定する。
【0058】
プリセットされた汚れ検査規定枠D1を用いてマスク裏面の汚れ欠陥を検査し、つまり、固定閾値の二値化処理アルゴリズムによって汚れ検査領域を処理し、二値化処理された画像内のゼロ点の数を集計し、ゼロ点の数はプリセットされたマスク基準の範囲外である場合、汚れ不良と判定する。
【0059】
プリセットされたノーズバー検査規定枠N1を用いてマスク裏面のノーズバー欠陥を検査し、つまり、輪郭抽出アルゴリズムによってノーズバー検査領域内のノーズバー画像輪郭の属性に対して計算及び判断を行う。ノーズバー画像輪郭の属性はプリセットされたマスク基準の範囲外である場合、ノーズバー不良と判定され、ノーズバー画像輪郭の属性はプリセットされたマスク基準の範囲内である場合、最小外接矩形アルゴリズムを用いて最小外接矩形を算出し、そして最小外接矩形の4つの頂点の座標及び中心点の座標を出力し、最小外接矩形の4つの頂点の座標及び中心点の座標はプリセットされたマスク基準の範囲内にあるか否かを判断し、プリセットされたマスク基準の範囲外である場合、ノーズバー不良と判定する。2号検査位置の被検マスクに耳掛け不良、汚れ不良及びノーズバー不良のいずれも発見されなければ、被検マスクは良品である。
【0060】
本実施形態において、画像前景処理は、
1号検査グレースケール画像を1号背景グレースケール画像の同一位置の画素値と減算して第1絶対値を得て、2号検査グレースケール画像を2号背景グレースケール画像の同一位置の画素値と減算して第2絶対値を得ることと、第1絶対値はプリセットされたマスク基準の範囲内である場合、該位置の画素値を255に設定し、そうでなければ、第1絶対値はプリセットされたマスク基準の範囲を超えた場合、該位置の画素値に1号検査グレースケール画像の画素値を使用することと、第2絶対値はプリセットされたマスク基準の範囲内である場合、該位置の画素値を255に設定し、そうでなければ、第2絶対値はプリセットされたマスク基準の範囲を超えた場合、該位置の画素値に2号検査グレースケール画像の画素値を使用することと、を含む。
【0061】
本発明の実施形態により提供されるマスクのオンライン検査装置及び方法は、被検マスクを自動的に搬送し、被検マスクの正面と裏面を検査することで、検査効率が高く、自動化度が高いという利点を備える。
【符号の説明】
【0062】
1 搬送機構
11 搬送モーター
12 搬送ベルト
13 第1光ファイバセンサ
14 耳掛け吹き機構
141 上部挟持ベルト
142 下部挟持ベルト
143 電磁弁
144 送気管
2 画像取得機構
21 画像取得モジュール
211 カメラ
212 レンズ
213 光源
22 ホルダ
23 第2光ファイバセンサ
24 第3光ファイバセンサ
25 リニアモーター
26 リニアガイドレール
3 反転機構
31 反転モーター
32 反転レバー
321 主レバー
322 副レバー
4 選別機構
41 不良品処理機構
411 第4光ファイバセンサ
412 第1エアシリンダ
42 不良品収集箱
43 良品処理機構
431 第5光ファイバセンサ
432 第2エアシリンダ
44 良品収集機構
441 良品収集ベルト
442 駆動モーター
5 キャビネット
6 画像処理ソフトウェア
7 PLC制御システム
E1 耳掛け検査規定枠
D1 汚れ検査規定枠
N1 ノーズバー検査規定枠