(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-08
(45)【発行日】2022-04-18
(54)【発明の名称】カートンおよびカートンブランク
(51)【国際特許分類】
B65D 71/42 20060101AFI20220411BHJP
【FI】
B65D71/42
(21)【出願番号】P 2019508908
(86)(22)【出願日】2017-08-17
(86)【国際出願番号】 US2017047381
(87)【国際公開番号】W WO2018035344
(87)【国際公開日】2018-02-22
【審査請求日】2020-07-03
(32)【優先日】2016-08-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】515301030
【氏名又は名称】ウエストロック・パッケージング・システムズ・エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】パトリック・ブラン
【審査官】佐藤 正宗
(56)【参考文献】
【文献】特表平08-504721(JP,A)
【文献】特表2004-533377(JP,A)
【文献】特表2012-518581(JP,A)
【文献】特表2004-538216(JP,A)
【文献】英国特許出願公告第01479729(GB,A)
【文献】国際公開第2003/004377(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2005/0199513(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 71/42
B65D 71/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部係合キャリアであって、
上部パネルと、
前記上部パネルに第1の折り線によりヒンジ結合された傾斜ショルダーパネルと、を備え、
前記第1の折り線は少なくとも2つの湾曲した切れ目によって中断されており、前記第1の折り線で前記
傾斜ショルダーパネルを折り曲げることによって物品係合縁が前記少なくとも2つの湾曲した切れ目のそれぞれによって画定され、
前記
傾斜ショルダーパネルは、前記第1の折り線の少なくとも一部に沿って延在する、応力低減用の第2の折り線を備える、上部係合キャリア。
【請求項2】
前記応力低減用の第2の折り線は、前記
傾斜ショルダーパネルを、前記上部係合キャリアによって係合されている複数の隣接する物品の対応する部分の輪郭に沿わせることを容易にするように構成される、請求項1に記載の上部係合キャリア。
【請求項3】
前記物品係合縁は缶のフランジに係合するように構成される、請求項1に記載の上部係合キャリア。
【請求項4】
前記応力低減用の第2の折り線は、その凹側が前記上部パネル
の方を向くように湾曲している、請求項1に記載の上部係合キャリア。
【請求項5】
前記応力低減用の第2の折り線は、1つ以上のショートカットから形成される、請求項1に記載の上部係合キャリア。
【請求項6】
前記応力低減用の第2の折り線は、前記少なくとも2つの湾曲した切れ目のうちの第1の切れ目と、前記少なくとも2つの湾曲した切れ目のうちの第2の隣接する切れ目との間に配置される、請求項1に記載の上部係合キャリア。
【請求項7】
前記応力低減用の第2の折り線は、前記第1の折り線と、前記少なくとも2つの湾曲した切れ目を接線方向に接続する概念的な接線との間に配置される、請求項1に記載の上部係合キャリア。
【請求項8】
前記上部係合キャリアはさらに、
前記上部パネルに第3の折り線によりヒンジ結合された第2の傾斜ショルダーパネル、を備え、
前記第2の
傾斜ショルダーパネルは、前記第3の折り線の少なくとも一部に沿って延在する応力軽減用の第4の折り線を備える、請求項1に記載の上部係合キャリア。
【請求項9】
上部係合キャリアであって、
上部パネルと、
前記上部パネルに第1の折り線によりヒンジ結合されたショルダーパネルと、を備え、
物品係合装置が、前記上部パネルおよび前記ショルダーパネルのうちの少なくとも一方によって設けられ、
前記上部係合キャリアは、前記ショルダーパネルの下側縁にヒンジ結合されたサイドパネルと、ガセットパネルによって前記サイドパネルの側縁に接続された端部パネルとをさらに備え、
前記ガセットパネルは、サイドパネル折り線に沿って前記サイドパネルにヒンジ結合され、かつ、端部パネル折り線に沿って前記端部パネルにヒンジ結合されており、
前記端部パネル折り線は、前記サイドパネル折り線の長さより短い長さを有
し、
前記ショルダーパネルは、前記第1の折り線の少なくとも一部に沿って延在する、応力低減用の第2の折り線を備える、上部係合キャリア。
【請求項10】
前記上部係合キャリアが、前記ガセットパネルが前記サイドパネルの内面と面接触の配置にある直立構成にあるときに、前記端部パネル折り線の上側端は前記ショルダーパネルの前記下側縁より下に位置する、請求項9に記載の上部係合キャリア。
【請求項11】
上部係合キャリアを形成するためのブランクであって、
上部パネルと、
前記上部パネルに
第1の折り線によりヒンジ結合されたショルダーパネルと、を備え、
物品係合装置が、前記上部パネルおよび前記ショルダーパネルのうちの少なくとも一方によって設けられ、
前記ブランクは、さらに、前記ショルダーパネルの外側縁にヒンジ結合されたサイドパネルと、ガセットパネルによって前記サイドパネルの側縁に接続された端部パネルと、を備え、
前記端部パネルは、セットアップされたキャリアにおいて前記サイドパネルの内面に固定されるように構成された端部分を備え、
ガイドタブが、ガイドタブ折り線に沿って前記端部分にヒンジ結合され、概して前記サイドパネルに向かって延在
し、
前記ショルダーパネルは、前記第1の折り線の少なくとも一部に沿って延在する、応力低減用の第2の折り線を備える、ブランク。
【請求項12】
前記端部分は、端部パネル折り線によって前記ガセットパネルにヒンジ結合され、前記ガイドタブは前記端部パネル折り線の外側端に近接して配置されている、請求項11に記載のブランク。
【請求項13】
前記ガイドタブ折り線は、前記端部パネル折り線と整列して配置されている、請求項12に記載のブランク。
【請求項14】
上部係合キャリアであって、
上部パネルと、
前記上部パネルに、第1の折り線を介して前記上部パネルの外側に沿ってヒンジ結合された外側傾斜ショルダーパネルであって、前記第1の折り線は第1の複数の物品係合装置によって中断されて
おり、前記第1の折り線の少なくとも一部に沿って延在する、応力低減用の第2の折り線を備える外側傾斜ショルダーパネルと、
前記上部パネルに、第
3の折り線を介して前記上部パネルの内側に沿ってヒンジ結合された内側傾斜ショルダーパネルであって、前記第
3の折り線は第2の複数の物品係合装置によって中断されている、内側傾斜ショルダーパネルと、を備え、
前記外側傾斜ショルダーパネルの幅は、前記内側傾斜ショルダーパネルの幅よりも大きい、上部係合キャリア。
【請求項15】
前記上部パネルは第1の上部パネルを備え、前記外側傾斜ショルダーパネルは第1の外側傾斜ショルダーパネルを備え、前記内側傾斜ショルダーパネルは第1の内側傾斜ショルダーパネルを備え、
前記上部係合キャリアは、さらに
第2の上部パネルと、
前記第2の上部パネルに、前記第2の上部パネルの外側に沿ってヒンジ結合された第2の外側傾斜ショルダーパネルと、
前記第2の上部パネルに、前記第2の上部パネルの内側に沿ってヒンジ結合された第2の内側傾斜ショルダーパネルと、を備え、
前記上部係合キャリアは、2列のグループに配置された複数の物品に係合するように構成されている、請求項
14に記載の上部係合キャリア。
【請求項16】
前記第1の内側傾斜ショルダーパネルおよび前記第2の内側傾斜ショルダーパネルは、中央の折り線に沿って互いにヒンジ結合されて、共にキール構造を形成している、請求項
15に記載の上部係合キャリア。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の分野は、物品の収容、グループ化、および保持を行うためのカートンに関し、より詳細には、これに限られないが、一群の物品を収容し保つための上部把持キャリアを提供するカートンに関する。
【背景技術】
【0002】
複数の物品を係合させるためのカートンは、ソフトドリンクもしくは他の飲料または食品などの個々の物品を所望の量だけ消費者が入手し輸送できるようにするのに有用である。
【0003】
キャリアのパネルに開口が形成された上部を把持する物品用キャリアを提供することは周知である。ここで、タブが上述の開口から突き出され、物品が開口に収容されるとタブは上述のパネルの面から出て変位し、タブは概ね物品のフランジまたはリップの周りで物品に係合する。そのようなキャリアは、Poupitchの米国特許第2936070号明細書(特許文献1)およびJorbinの米国特許第5188225号明細書(特許文献2)に開示されている。カートンを傷つけることなくそのようなキャリアから物品を取り出すことは困難であり得る。既知のキャリアのさらなる例は、Sutherlandの米国特許第5355999号明細書(特許文献3)に示されており、そこでは、缶用のクリップが補助的なロック機構を有することが教示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】米国特許第2936070号明細書
【文献】米国特許第5188225号明細書
【文献】米国特許第5355999号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
エコロジーおよび経済的な理由から、必要とされる材料の量を最小化するのと同時に、必要とされる材料の使用を増やすことなく強度および剛性を提供することができ、かつ/または包装機によるカートンの自動組み立てにおいて効率を改善できる、物品のための安全なキャリアを提供することが望ましい。
特許文献3の補助的なロックのようにカートンの構築がわずかでも複雑になると、ロックを係合するためにカートンを操作する所要時間によって、パッケージング機械の全処理量はかなり減少されることになり得る。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様によれば、上部係合キャリアであって、上部パネルと、前記上部パネルに第1の折り線によりヒンジ結合された傾斜ショルダーパネルと、を含み、前記第1の折り線は少なくとも2つの湾曲した切れ目によって中断されており、前記第1の折り線で前記ショルダーパネルを折り曲げることによって物品係合縁が前記少なくとも2つの湾曲した切れ目のそれぞれによって画定される、上部係合キャリアが提供される。前記ショルダーパネルは、前記第1の折り線の少なくとも一部に沿って延在する、応力低減用の第2の折り線を含む。
【0007】
任意には、前記応力低減用の第2の折り線は、前記ショルダーパネルを、前記上部係合キャリアによって係合されている複数の隣接する物品の対応する部分の輪郭に沿わせることを容易にするように構成される。
【0008】
任意には、前記物品係合縁は缶のフランジに係合するように構成される。
【0009】
任意には、前記応力低減用の第2の折り線は、その凹側が前記上部パネルに面するように湾曲している。
【0010】
任意には、前記応力低減用の第2の折り線は、1つ以上のショートカットから形成される。
【0011】
任意には、前記応力低減用の第2の折り線は、前記少なくとも2つの湾曲した線のうちの第1の線と、前記少なくとも2つの湾曲した線のうちの第2の隣接する線との間に配置される。
【0012】
任意には、前記応力低減用の第2の折り線は、前記第1の折り線と、前記少なくとも2つの湾曲した切れ目を接線方向に接続する概念的な接線との間に配置される。
【0013】
任意には、前記上部係合キャリアはさらに、前記上部パネルに第3の折り線によりヒンジ結合された第2の傾斜ショルダーパネル、を含み、前記第2のショルダーパネルは、前記第3の折り線の少なくとも一部に沿って延在する応力軽減用の第4の折り線を含む。
【0014】
本発明の第2の態様によれば、上部係合キャリアが提供される。上部係合キャリアは、上部パネルと、前記上部パネルに第1の折り線によりヒンジ結合されたショルダーパネルと、を含む。物品係合装置が、前記上部パネルおよび前記ショルダーパネルのうちの少なくとも一方によって設けられている。前記上部係合キャリアは、前記ショルダーパネルの下側縁にヒンジ結合されたサイドパネルと、ガセットパネルによって前記サイドパネルの側縁に接続された端部パネルとをさらに含む。前記ガセットパネルは、サイドパネル折り線に沿って前記サイドパネルにヒンジ結合され、かつ、端部パネル折り線に沿って前記端部パネルにヒンジ結合されている。前記端部パネル折り線は、前記サイドパネル折り線の長さより短い長さを有する。
【0015】
任意には、前記上部係合キャリアが、前記ガセットパネルが前記サイドパネルの内面と面接触の配置にある直立構成にあるときに、前記端部パネル折り線の上側端は前記ショルダーパネルの前記下側縁より下に位置する。
【0016】
本発明の第3の態様によれば、上部係合キャリアを形成するためのブランクが提供される。ブランクは、上部パネルと、前記上部パネルに折り線によりヒンジ結合されたショルダーパネルと、を含む。物品係合装置が、前記上部パネルおよび前記ショルダーパネルのうちの少なくとも一方によって設けられている。前記ブランクは、さらに、前記ショルダーパネルの外側縁にヒンジ結合されたサイドパネルと、ガセットパネルによって前記サイドパネルの側縁に接続された端部パネルと、を含む。前記端部パネルは、セットアップされたキャリアにおいて前記サイドパネルの内面に固定されるように構成された端部分を含む。ガイドタブが、ガイドタブ折り線に沿って前記端部分にヒンジ結合され、概して前記サイドパネルに向かって延在する。
【0017】
任意には、前記端部分は、端部パネル折り線によって前記ガセットパネルにヒンジ結合され、前記ガイドタブは前記端部パネル折り線の外側端に近接して配置されている。
【0018】
任意には、前記ガイドタブ折り線は、前記端部パネル折り線と整列して配置されている。
【0019】
本発明の第4の態様によれば、上部係合キャリアであって、第1の上部パネルおよび第2の上部パネルと、前記第1の上部パネルおよび前記第2の上部パネルの間に配置されたキール構造を形成する第1の傾斜内側ショルダーパネルおよび第2の傾斜内側ショルダーパネルと、を含む上部係合キャリアが提供される。前記キール構造は、前記キール構造の第1の端に第1の凹部を画定し、前記キール構造の反対側の第2の端に第2の凹部を画定する。第1の複数の物品係合装置が、前記第1の上部パネルおよび前記第1の内側ショルダーパネルのうちの少なくとも一方によって設けられる。第2の複数の物品係合装置が、前記第2の上部パネルおよび前記第2の内側ショルダーパネルのうちの少なくとも一方によって設けられる。前記第1の内側ショルダーパネルは、前記第1の内側ショルダーパネルの第1の端に配置された第1の折り線と、前記第1の内側ショルダーパネルの反対側の第2の端に配置された第2の折り線と、を含む。前記第1の折り線は、前記第1の複数の物品係合装置のうちの第1の最外物品係合装置の最外端と前記第1の内側ショルダーパネルの第1の最外縁との間に概ね配置される。前記第2の折り線は、前記第1の複数の物品係合装置のうちの第2の最外物品係合装置の最外端と前記第1の内側ショルダーパネルの第2の最外縁との間に概ね配置される。前記第2の内側ショルダーパネルは、前記第2の内側ショルダーパネルの第1の端に配置された第3の折り線と、前記第2の内側ショルダーパネルの反対側の第2の端に配置された第4の折り線と、を含む。前記第3の折り線は、前記第2の複数の物品係合装置のうちの第1の最外物品係合装置の最外端と前記第2の内側ショルダーパネルの第1の最外縁との間に概ね配置される。前記第4の折り線は、前記第2の複数の物品係合装置のうちの第2の最外物品係合装置の最外端と前記第2の内側ショルダーパネルの第2の最外縁との間に概ね配置される。
【0020】
任意には、前記第1の折り線は、前記第1の内側ショルダーパネルの前記第1の最外縁に対して略垂直であり、前記第2の折り線は、前記第1の内側ショルダーパネルの前記第2の最外縁に対して略垂直であり、前記第3の折り線は、前記第2の内側ショルダーパネルの前記第1の最外縁に対して略垂直であり、前記第4の折り線は、前記第2の内側ショルダーパネルの前記第2の最外縁に対して略垂直である。
【0021】
任意には、前記第1の折り線は、前記第1の内側ショルダーパネルの前記第1の最外縁に対して略平行であり、前記第2の折り線は、前記第1の内側ショルダーパネルの前記第2の最外縁に対して略平行であり、前記第3の折り線は、前記第2の内側ショルダーパネルの前記第1の最外縁に対して略平行であり、前記第4の折り線は、前記第2の内側ショルダーパネルの前記第2の最外縁に対して略平行である。
【0022】
本発明の第5の態様によれば、上部係合キャリアであって、上部パネルと、前記上部パネルに、第1の折り線を介して前記上部パネルの外側に沿ってヒンジ結合された外側傾斜ショルダーパネルと、前記上部パネルに、第2の折り線を介して前記上部パネルの内側に沿ってヒンジ結合された内側傾斜ショルダーパネルと、を含む上部係合キャリアが提供される。前記第1の折り線は第1の複数の物品係合装置によって中断されている。前記第2の折り線は第2の複数の物品係合装置によって中断されている。前記外側傾斜ショルダーパネルの幅は、前記内側傾斜ショルダーパネルの幅よりも大きい。
【0023】
任意には、前記上部パネルは第1の上部パネルを含み、前記外側傾斜ショルダーパネルは第1の外側傾斜ショルダーパネルを含み、前記内側傾斜ショルダーパネルは第1の内側傾斜ショルダーパネルを含む。前記上部係合キャリアは、さらに第2の上部パネルと、前記第2の上部パネルに、前記第2の上部パネルの外側に沿ってヒンジ結合された第2の外側傾斜ショルダーパネルと、前記第2の上部パネルに、前記第2の上部パネルの内側に沿ってヒンジ結合された第2の内側傾斜ショルダーパネルと、を含む。前記上部係合キャリアは、2列のグループに配置された複数の物品に係合するように構成されている。
【0024】
任意には、前記第1の内側傾斜ショルダーパネルおよび前記第2の内側傾斜ショルダーパネルは、中央の折り線に沿って互いにヒンジ結合されて、共にキール構造を形成している。
【0025】
本出願の範囲内において、上記の段落、特許請求の範囲、および/または以下の説明および図面に記載されている様々な態様、実施形態、例、特徴および代替は、独立して、またはそれらの任意の組み合わせで利用されうることが想定される。例えば、一実施形態に関連して説明された特徴は、特徴が両立しないことがない限り、全ての実施形態に適用可能である。
【0026】
添付の図面を参照しながら、以下に本発明の例示的な実施形態を説明する。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】本発明の第1の実施形態による例示的なシート材料のブランクの平面図である。
【
図2】本発明の容器によって運ばれることができる種類の例示的な缶の斜視図である。
【
図3】
図1に示すブランクから形成された容器の第1の斜視図である。
【
図7】本発明の第2の実施形態による例示的なシート材料のブランクの平面図である。
【
図8】
図7に示すブランクから形成された容器の第1の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
カートンおよびブランクの特定の実施形態の詳細な説明が本明細書に開示されている。開示された実施形態は、本発明の特定の態様を実施することができる方法の単なる例であり、本発明を具体化するすべての方法の網羅的なリストを表すものではないことが理解されるであろう。ここで使用されるとき、単語「例示的」は、例示、標本、モデル、またはパターンとなる実施形態を指すために広範に使用される。実際、ここに記載されているカートンおよびブランクは、様々な、かつ代替的な形式で具体化することができることが理解されるであろう。図面は必ずしも一定の縮尺ではなく、いくつかの特徴が誇張されるか、または特定の構成要素の詳細を示すために最小化されている場合がある。本開示を曖昧にすることを避けるために、周知の構成要素、材料または方法は必ずしも詳細に説明されていない。本明細書に開示されたいかなる特定の構造的および機能的詳細も、限定として解釈されるべきではなく、単に特許請求の範囲の基礎としておよび当業者に本発明を様々に採用することを教示するための代表的な基礎として解釈されるべきである。
【0029】
ここ詳述される実施形態において、「カートン」または「キャリア」という用語は、本発明の様々な特徴を例示するという非限定的な目的のために、物品を輸送、保管、および/または例えばアルミ缶のように販売するための容器を指す。しかしながら、本発明の教示は、多種多様な物品を運ぶのに適した様々な容器に適用することができると考えられる。例えば、他のフランジ付き物品も支持することができ、ボトルが支持されてもよく、記載された物品係合装置は多くの形態を取ることができる。
【0030】
図1を参照すると、キャリアまたはカートン90(
図3~
図6参照)を形成するための第1のブランク10が示されている。ブランク10は、一枚の適切な基材から形成される。ここで使用されるに際し、用語「適切な基材」は、紙板、段ボール、厚紙、プラスチック、それらの組み合わせなどのあらゆる様式の折り畳み式シート材料を含むことを理解されたい。例えば、以下により詳細に説明されるカートンを提供するために、1つまたは他の数のブランクが採用され得ることが認識されるべきである。加えて、
図3から
図11に図示された実施形態は両方とも、それぞれ3つの物品が2列で配置された6つの物品をしっかりと保持するのに適しているが、本発明はその用途においてそのような配置に限定されない。
【0031】
依然として
図1を参照すると、ブランク10は略長方形の形状をしており、中心の長手方向および横方向の軸に関し、略対称的である。ブランク10は、直線状の横方向に直列に共にヒンジ結合された複数のパネル12a、14a、16a、18a、20a、20b、18b、16b、14b、および12bを含む。ブランク10は、長手方向の折り線17aを介して第1の上サイドパネル14aにヒンジ結合された第1の下サイドパネル12aを含む。第1の上サイドパネル14aは、長手方向の折り線19aを介して第1の外側ショルダーパネル16aにヒンジ結合されている。第1の外側ショルダーパネル16aは、長手方向の折り線21aを介して第1の上部パネル18aにヒンジ結合されている。第1の上部パネル18aは、長手方向の折り線23aを介して第1の内側ショルダーパネル20aにヒンジ結合されている。第1の内側ショルダーパネル20aは、長手方向の折り線25を介して第2の内側ショルダーパネル20bにヒンジ結合されている。第2の内側ショルダーパネル20bは、長手方向の折り線23bを介して第2の上部パネル18bにヒンジ結合されている。第2の上部パネル18bは、長手方向の折り線21bを介して第2の外側ショルダーパネル16bにヒンジ結合されている。第2の外側ショルダーパネル16bは、長手方向の折り線19bを介して第2の上サイドパネル14bにヒンジ結合されている。第2の上サイドパネル14bは、長手方向の折り線17bを介して第2の下サイドパネル12bにヒンジ結合されている。
【0032】
第1の上部パネル18aおよび第2の上部パネル18bの各々は、その中に、それぞれ長手方向折り線21a、23a(および21b、23b)に沿って形成された対向する対の物品係合装置40a、42a(および40b、42b)を含む。長手方向の折り線21a、23aは、それぞれの一連の物品係合装置40a、42aをヒンジ式に相互接続する。長手方向の折り線21b、23bは、それぞれの一連の物品係合装置40b、42bをヒンジ式に相互接続する。図示された第1の実施形態では、物品係合装置40a、40b、42a、42bの各々は、湾曲したスリットの形態をとる。他の実施形態では、物品係合装置の各々は一連の湾曲した脆弱な線によって形成されてもよい。他の実施形態では、物品係合装置40a、40b、42a、42bは、キャリアによって保持されている物品の上部分を収容するための開口を含むことができる。多数の物品を容易に同時に購入して輸送できるように、まとめられて安定したグループで物品を保持するため、物品の上部または他の部分(径方向に突出する部分またはフランジなど)を留める(clipping)、ロックする、または係合するための機構が多数存在することが理解されるであろう。図示された第1の実施形態では、物品係合装置40a、40b、42a、42bは、上部パネル18a、18bが折り線21a、23a、21b、23bで折り畳まれるときに開くC字状のスリットの形態をとり、これにより、各スリットが物品係合縁を提供する。スリットは一旦開かれると、缶Cのリム縁と同様または実質的に等しい大きさにされる。
【0033】
図2に示す缶Cのような缶は、典型的には、円筒形本体Bと、平らな上部Tとを有し、上部と円筒形本体との間には縮径しているテーパ状の首部分Nが設けられ、首部分の上部には首部分から径方向外側に延在するリム縁またはフランジ部分Fが設けられている。
【0034】
物品係合装置40a、40b、42a、42bは、物品Cがグループ化されたまとまりを保つための1つの機構を提供する一方で、サイドパネル12a、14a、12b、14bならびに端部フラップ50およびガセットパネル24a、24bによって、さらなる保持機構が提供される。端部フラップ50はブランク10の両端に配置されているが、端部フラップ50は上部パネル18a、18bまたはショルダーパネル16a、20a、16b、20bのいずれにも直接接続されていない。端部フラップ50の各々は、中央部分32と、第1の角部分28aおよび第2の角部分28bと、第1の延長部分26aおよび第2の延長部分26bと、第1のガイドタブ30aおよび第2のガイドタブ30bとを含む。第1の角部分28aおよび第2の角部分28bは、それぞれの長手方向の折り線49a、49bを介して中央部分32のそれぞれの端にヒンジ式に接続されている。第1の延長部分26aおよび第2の延長部分26bは、それぞれの長手方向の折り線47a、47bを介してそれぞれの第1の角部分28aおよび第2の角部分28bにヒンジ式に接続されている。延長部分26a、26bおよび折り線47a、47bは、図示された実施形態では缶である、湾曲した表面を有する一群の物品の周りを保持構造できつくかつ滑らかに囲むことを容易にする。
【0035】
ガセットパネル24aは、第1の延長部分26aを第1の上サイドパネル14aのそれぞれの端に連結する。ガセットパネル24aは、斜めに延在する折り線43aを介して第1の延長部分26aにヒンジ式に接続されるとともに、横方向の折り線41aを介して第1の上サイドパネル14aにヒンジ式に接続されている。同様に、ガセットパネル24bは、第2の延長部分26bを第2の上サイドパネル14bのそれぞれの端に連結する。ガセットパネル24bは、斜めに延在する折り線43bを介して第2の延長部分26bにヒンジ式に接続されるとともに、横方向の折り線41bを介して第2の上サイドパネル14bにヒンジ式に接続されている。ガセットパネル24a、24bは、延長部分26a、26bの折り畳み時に、隣接する列の物品の側面に対してサイドパネル12a、14a、12b、14bを自動的に折り畳むのを容易にする。ガセットパネル24a、24bは、最も内側の延長部分26a、26bと最も外側の上サイドパネル14a、14bとの間に挟まれるようになる。端部パネル折り線43a、43bは、サイドパネル折り線41a、41bの長さL2よりも短い長さL1を有する。端部パネル折り線43a、43bの上端(
図1においてGと表示されている)は、ガセットパネル24a、24bが開いたときに、構築されたカートンにおける第1の外側ショルダーパネル16aおよび第2の外側ショルダーパネル16bのそれぞれの下側縁の下に位置するように構成されており、このときガセットパネル24a、24bは、第1の上サイドパネル14aおよび第2の上サイドパネル14bのそれぞれの内面と面接触の配置にある。
【0036】
第1のガイドタブ30aおよび第2のガイドタブ30bは、それぞれの斜めに延在するガイドタブ折り線45a、45bを介してそれぞれの第1の延長部分26aおよび第2の延長部分26bにヒンジ結合されている。第1のガイドタブ30aおよび第2のガイドタブ30bは、概して第1下サイドパネル12aおよび第2の下サイドパネル12bにそれぞれ向かって延在する。第1のガイドタブ30aおよび第2のガイドタブ30bは、それぞれの端部パネル折り線43a、43bの外側端に近接して配置されている。図示の実施形態では、ガイドタブ折り線45a、45bはそれぞれの端部パネル折り線43a、43bと整列して配置されている。
【0037】
図示の実施形態では、第1の外側ショルダーパネル16aおよび第2の外側ショルダーパネル16bの各々は、それぞれの折り線21a、21bの少なくとも一部に沿って延在する1つまたは複数の、第2のもしくは応力低減折り線29a、29bを含む。第2の折り線29a、29bは、応力を低減する機能を果たし、ショルダーパネル16a、16bを隣接する物品の首部分Nの対応する部分の輪郭に沿わせることを容易にする。応力低減折り線29a、29bはまた、上部パネル18a、18bを可能な限り平坦な構成に保つことを容易にすることができる。図示の第1の実施形態では、応力低減折り線29a、29bは概して直線状であり、1つまたは複数のショートカットによって形成されている。応力低減折り線29a、29bは、2つの隣接する切れ目40aの間、40bの間に配置することができる。応力低減折り線29a、29bは、第1の折り線21a、21bと、それぞれの切れ目40a、40bのうちの少なくとも2つを接線方向に接続する概念的接線(X-X)との間に位置させることができる。
【0038】
第1の外側ショルダーパネル16aおよび第2の外側ショルダーパネル16bはそれぞれ、第1の内側ショルダーパネル20aおよび第2の内側ショルダーパネル20bの幅W2より大きい幅W1を有する。一以上の実施形態において、W1は缶Cの首部分Nの幅W3にほぼ等しいが、幅W3よりもわずかに大きくてもよい。幅W2は、幅W3とほぼ等しくてもよいが、幅W3よりわずかに小さい。
【0039】
第1の外側ショルダーパネル16aおよび第2の外側ショルダーパネル16bはまた、各々が対の弧状折り線35a、35bを含んでもよい。弧状折り線35a、35bの各対は、示されているように、対応する切れ目40a、40bのそれぞれの端と概して整列している。折り線35a、35bは、ショルダーパネル16a、16bを隣接する物品Cにおける首部分の輪郭に沿わせることを容易にすることにより、応力を低減する機能を果たす。
【0040】
第1の内側ショルダーパネル20aおよび第2の内側ショルダーパネル20bは、そのそれぞれの端に概してU字形の端部ノッチまたは凹部37を共に画定する。端部ノッチ37の各々は、隣接する端部パネル50のそれぞれの中央部分32に形成された対応するU字状のノッチまたは凹部40と整列している。ノッチ37および40は、カートン90を握り、運搬することを容易にするためにユーザの1つまたは複数の指を収容するために使用できる指開口42を共に形成する。内側ショルダーパネル20a、20bは、その両端に、最も外側のスリット42a、42bの最外端とショルダーパネル20a、20bの隣接する最外縁とのほぼ間に延在する斜めの折り線50a、50bを含む。折り線50a、50bは、それらのそれぞれのショルダーパネルの隣接する最外縁に対して概して垂直であり得る。斜めの折り線50a、50bは、内側ショルダーパネル20a、20bを隣接する物品Cの首部分の輪郭に沿わせることを容易にし得る。
【0041】
図3~
図6に示すようなカートン90の構築に戻ると、まず物品係合装置40a、40b、42a、42bを利用してカートンブランク10を物品Cのグループに取り付けることができる。缶Cとブランク10との間の相対移動により、缶のリムまたはフランジFがスリット40a、40b、42a、42bを押し通される。内側および外側ショルダーパネル16a、16b、20a、20bは、上部パネル18a、18bに対してある角度で折り曲げられており、このようにして、カートンはグループ化された物品Cの輪郭に密接に追従し、スリット40a、40b、42a、42bをさらに開くことが可能になる。カートン基材(例えば、紙板)の自然な弾力性のために、スリット40a、40b、42a、42bの縁は、リムよりもわずかに狭い直径の缶の一部分に係合して跳ね返り、このようにして上部パネル18a、18bが物品Cに留められる(clipped)。内側ショルダーパネル20a、20bは、2つの上部パネル18a、18bの間に延在するキール構造(keel structure)を共に形成する。
【0042】
カートンの組み立ては、複合の端部フラップ50を物品グループの端に対して折り曲げることによって完了する。これは、折り線41a、41bでガセットパネル24a、24bを(端部フラップ50と共に)内側に折り曲げることによって達成される。次いで、延長部分26a、26bがそれぞれの折り線47a、47bで内側に折り曲げられる。これは、ガセットパネル24a、24bをそれぞれの折り線43a、43bで外側に折り曲げると共に複合のサイドパネル(すなわち、12a、14aおよび12b、14b)をそれぞれの折り線19a、19bで内側に折り曲げることになる場合が多い。複合のサイドパネルの折り畳みは、それぞれの折り線19a、19bで続けられ、複合のサイドパネルの内側を一群の物品の側面と接触させる。延長パネル26a、26bの外面は、物品グループを囲むタイトな構造を形成するように、接着剤または他の接着剤を介してそれぞれのガセットパネル24a、24bの外面および/またはそれぞれの下サイドパネル12a、12bの内面に接着することができる。組み立て工程は、上述したものに限定されず、特定の製造要件に従って変更することができる。
【0043】
図7は、本発明の第2の実施形態によるカートン190を形成するために使用されるブランク110の平面図である。ブランク110および対応するカートン190は、上述のブランク10およびカートン90と概して同様であり得るため、図中の類似または同様の参照番号は、類似または同様の要素を示す。
【0044】
第1の実施形態と第2の実施形態との間には多くの相違点がある。例えば、ブランク110は、各サイドに単一のサイドパネル114a、114bを含んでおり、第1の実施形態の場合のように折り線に沿って共にヒンジ結合された上および下サイドパネルではない。加えて、第2の実施形態では、ブランク110は、端部フラップ150の第1の延長部分126aおよび第2の延長部分126bにヒンジ式に接続されたガイドタブを含まない。
【0045】
第2の実施形態では、一連の物品係合装置140a、142a(および140b、142b)をヒンジ式に相互接続する折り線121a、123a(および121b、123b)は、直線ではなくわずかに弧状の形状であり、それらの凸側は隣接するそれぞれの上部パネル118a、118bの内側に向かって配置されている。
【0046】
第1の外側ショルダーパネル114aおよび第2の外側ショルダーパネル114bの各々は、折り線121a、121bそれぞれの少なくとも一部に沿って延在する1つまたは複数の、第2のもしくは応力低減用の折り線129a、129bを含む。図示された第2の実施形態では、応力低減用の折り線129a、129bは概して弧状であり(第1の実施形態のように直線ではなく)、それらの凹側は隣接する上部パネル118a、118bそれぞれの内側に向かって配置されている。第1の実施形態と同様に、応力低減用の折り線129a、129bは、2つの隣接する切れ目140a、140bの間に配置することができる。応力低減用の折り線129a、129bは、それぞれの第1の折り線121a、121bと、それぞれの切れ目140a、140bのうちの少なくとも2つを接線方向に接続する概念的接線(Y-Y)との間に位置させることができる。
【0047】
図示の第2の実施形態では、第1の内側ショルダーパネル120aおよび第2の内側ショルダーパネル120bはまた、それぞれの折り線123a、123bの少なくとも一部に沿って延在する1つまたは複数の、第2のもしくは応力低減用の折り線160a、160bを含む。応力低減用の折り線160a、160bは、第1の外側ショルダーパネル116aおよび第2の外側ショルダーパネル116bに配置された応力軽減用の折り線129a、129bを概してミラー状に反映し得る。応力低減用の折り線160a、160bは、内側ショルダーパネル120a、120bを隣接する物品の首部分Nの対応する部分の輪郭に沿わせることを容易にし得る。
【0048】
内側ショルダーパネル120a、120bは、その両端に、概して最も外側のスリット142a、142bの最外端と、ショルダーパネル120a、120bの隣接する最外縁との間に配置された斜めの折り線150a、150bを含む。第1の実施形態の斜めの折り線50a、50bとは異なり、斜めの折り線150a、150bは、図示のように、それぞれのショルダーパネルの隣接する最外縁と概して平行に延在する。斜めの折り線150a、150bは、内側ショルダーパネル120a、120bを隣接する物品Cにおける首部分の輪郭に沿わせることを容易にし得る。
【0049】
カートン190の構築は、上述のカートン90の構築と概ね同様であり得る。
【0050】
ブランクおよび容器を形成する方法の例示的な実施形態は、上で詳細に説明されている。装置および方法はここに記載の特定の実施形態に限定されず、装置の部品および/または方法のステップは、ここに記載の他の構成要素および/またはステップとは独立して別々に利用され得る。例えば、方法は他の容器および方法と組み合わせて使用することもでき、ここに記載の容器および方法のみを用いた実施に限定されない。むしろ、例示的な実施形態は、他の多くの容器の用途に関連して実施および利用することができる。
【0051】
本発明の様々な実施形態の特定の特徴は、いくつかの図面には示され、他の図面には示されないことがあるが、これは単に便宜上のものである。本発明の原理に従って、図面の任意の特徴は、他の任意の図面の任意の特徴と組み合わせて参照すること、および/または特許を請求することができる。
【0052】
本明細書は、最良の形態を含む本発明を開示するために、また任意の当業者が、任意の装置またはシステムを製造および使用すること、ならびに任意の組み込まれた方法を実行することを含めて本発明を実施することを可能にするために実施例を使用する。本発明の特許を受けることができる範囲は特許請求の範囲によって画定されるが、当業者に想起しうる他の例を含み得る。そのような他の例は、特許請求の範囲に記載の文言とは相違のない構成要素を有する場合、またはそれらが特許請求の範囲に記載の文言とは非実質的な相違を有する均等の構成要素を含む場合には、特許請求の範囲内にあることが意図されている。
【符号の説明】
【0053】
10 ブランク
12a 第1の下サイドパネル
12b 第2の下サイドパネル
14a 第1の上サイドパネル
14b 第2の上サイドパネル
16a 第1の外側ショルダーパネル
16b 第2の外側ショルダーパネル
18a 第1の上部パネル
18b 第2の上部パネル
20a 第1の内側ショルダーパネル
20b 第2の内側ショルダーパネル
24a ガセットパネル
24b ガセットパネル
26a 第1の延長部分
26b 第2の延長部分
28a 第1の角部分
28b 第2の角部分
30a 第1のガイドタブ
30b 第2のガイドタブ
32 中央部分
37 端部ノッチ
40a 物品係合装置
40b 物品係合装置
42a 物品係合装置
42b 物品係合装置
50 端部フラップ
90 カートン
110 ブランク
114a 第1の外側ショルダーパネル
114b 第2の外側ショルダーパネル
116a 第1の外側ショルダーパネル
116b 第2の外側ショルダーパネル
118a 上部パネル
118b 上部パネル
120a 第1の内側ショルダーパネル
120b 第2の内側ショルダーパネル
126a 第1の延長部分
126b 第2の延長部分
140a 物品係合装置
142a 物品係合装置
150 端部フラップ
190 カートン