(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-11
(45)【発行日】2022-04-19
(54)【発明の名称】マッサージ機システム並びにそれに用いられるマッサージ機及びウェアラブル測定機器
(51)【国際特許分類】
A61H 7/00 20060101AFI20220412BHJP
A61B 5/0245 20060101ALI20220412BHJP
A61B 5/02 20060101ALI20220412BHJP
H04W 4/38 20180101ALI20220412BHJP
H04W 4/021 20180101ALI20220412BHJP
【FI】
A61H7/00 323L
A61H7/00 323S
A61B5/0245 B
A61B5/02 ZJP
H04W4/38
H04W4/021
(21)【出願番号】P 2017144968
(22)【出願日】2017-07-26
【審査請求日】2020-07-15
(73)【特許権者】
【識別番号】000112406
【氏名又は名称】ファミリーイナダ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100082072
【氏名又は名称】清原 義博
(72)【発明者】
【氏名】稲田 二千武
(72)【発明者】
【氏名】石藤 裕大
【審査官】小野田 達志
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2015/0366746(US,A1)
【文献】特開2003-275263(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0227709(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H 7/00
A61B 5/0245
A61B 5/02
H04W 4/38
H04W 4/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者の身体をマッサージするためのマッサージユニットと、前記マッサージユニットの動作を制御する制御部と、を具備するマッサージ機と、
前記使用者の身体情報を検出する検出部と、前記検出部で検出した身体情報を送信可能な送信部と、を有するウェアラブル測定機器と、
前記ウェアラブル測定機器で検出した身体情報を記憶するためのサーバと、
携帯可能な電子情報通信端末と、を備え、
前記サーバは、前記マッサージ機及び前記電子情報通信端末と、それぞれ公衆回線網を介して通信可能に接続されており、
前記電子情報通信端末は、前記送信部から送信される身体情報を受信可能な受信部を具備し、受信した前記身体情報を前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記身体情報に基づいて健康情報を作成し、前記健康情報を前記マッサージ機に送信し、
前記マッサージ機は、前記送信部から送信される身体情報を受信可能な受信部を具備し、
前記ウェアラブル測定機器の送信部と前記マッサージ機の受信部との距離によって、前記身体情報の出力先を、前記マッサージ機の受信部と、前記電子情報通信端末の受信部と、で変更可能であり、
前記健康情報は、適切なマッサージコース、又は、疾病及び/又は生活習慣に対するアドバイスの少なくともいずれかを含むものであることを特徴とするマッサージ機システム。
【請求項2】
前記ウェアラブル測定機器の送信部が前記マッサージ機の受信部と通信可能距離内にあるときには、前記身体情報を前記マッサージ機の受信部に出力し、
前記ウェアラブル測定機器の送信部が前記マッサージ機の受信部と通信可能距離外にあるときには、前記身体情報を前記電子情報通信端末の受信部に出力することを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機システム。
【請求項3】
前記通信可能距離は、10mであることを特徴とする請求項2に記載のマッサージ機システム。
【請求項4】
前記サーバは、記憶された身体情報に基づいて、前記使用者の前記健康情報を作成することを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のマッサージ機システム。
【請求項5】
前記身体情報は、脈拍数、歩数、歩行距離、血圧、体温、発汗量、血糖値、消費カロリー、睡眠状態、体重、体脂肪率、水分量、筋肉量、骨量、基礎代謝量、BMI及び肥満度からなる群から選択される少なくとも1種の情報であることを特徴とする請求項1~請求項4のいずれか1項に記載のマッサージ機システム。
【請求項6】
第三者に携帯可能となる第二電子情報通信端末を備え、
前記第二電子情報通信端末と前記サーバとは公衆回線網を介して通信可能に接続され、
前記第二電子情報通信端末は、前記身体情報を受信することを特徴とする請求項1~請求項5のいずれか1項に記載のマッサージ機システム。
【請求項7】
前記サーバは、前記身体情報が異常であると判定したときには、前記第二電子情報通信端末に異常情報を送信することを特徴とする請求項6に記載のマッサージ機システム。
【請求項8】
前記ウェアラブル測定機器は、時計機能を有し、
予め設定されたタイミングになると、前記検出部は前記使用者の身体情報を自動的に検出することを特徴とする請求項1~請求項7のいずれか1項に記載のマッサージ機システム。
【請求項9】
前記マッサージ機及び/又は前記電子情報通信端末は、警備機関、健康関連販売機関又は医療機関と、公衆回線網を介して通信可能に接続されていることを特徴とする請求項1~請求項8のいずれか1項に記載のマッサージ機システム。
【請求項10】
請求項1~請求項9のいずれか1項に記載のマッサージ機システムに用いられるマッサージ機は、
前記サーバと公衆回線網を介して通信可能に接続され、
前記送信部から送信された身体情報を受信部で受信することを特徴とするマッサージ機。
【請求項11】
請求項1~請求項9のいずれか1項に記載のマッサージ機システムに用いられるウェアラブル測定機器は、
前記身体情報を検出する検出部と、
前記電子情報通信端末が具備する前記受信部と通信可能な送信部とを具備することを特徴とするウェアラブル測定機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用者にマッサージを実行するマッサージ機を備えたマッサージ機システム並びにそれに用いられるマッサージ機及びウェアラブル測定機器に関し、特にウェアラブル測定機器で取得された脈拍数や歩数等の身体情報を利用して適切なマッサージを実行することができるマッサージ機に関する。
【背景技術】
【0002】
椅子型やマットレス型等のマッサージ機が広く知られている。例えば椅子型のマッサージ機は、座部や背凭れ部等を有し、マッサージを実行するための施療子が背凭れ部等に設けられた構造となっている。そして、内蔵する複数のモータの駆動の組み合わせにより、施療子に複数の動作(例えば揉み動作、叩き動作、施療部位の変更等)を選択的に行わせることが可能となっている。このような複数の動作が可能なマッサージ機はコントローラを有し、このコントローラを用いて使用者が操作することで、施療子の動きや圧力を加える動作の所定の組み合わせに対応したマッサージコース(リラクゼーションコース、ストレス解消コース、プロフェッショナルコース等)を選択している。
【0003】
ところで、使用者の健康状態によって適したマッサージコースの種類は異なる。そこで、使用者の心拍数や血圧値や体温や皮膚電気反射等の生体情報を測定する検出装置を備え、測定した生体情報に基づいてマッサージコースを選択するマッサージ機が提案されている(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開平9-192186号公報
【文献】特開2000-070373号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述したようなマッサージ機において測定された生体情報は、マッサージ機に備えられた検出装置で得られるものであるため、マッサージ機の使用時における測定値のみであり運動中や睡眠中などマッサージ機の非使用時における測定値がわからない。このため、運動中や睡眠中などマッサージ機の非使用時における測定値を用いてわかる使用者の本当の健康状態を把握することができず、適切なマッサージコースを選択できないという問題があった。
【0006】
一方、様々なウェアラブル測定機器が販売されている。このようなウェアラブル測定機器(例えば測定機器付ウェアラブルウォッチ等)を用いることで使用者は運動中や睡眠中の脈拍数等を取得している。
しかしながら、このような運動中や睡眠中の脈拍数等は、使用者の本当の健康状態を知るための重要な情報であるにもかかわらず、マッサージには(とりわけマッサージコースの選択には)全く利用されていなかった。
【0007】
そこで、本発明は、上述した如き課題に鑑みてなされたものであり、ウェアラブル測定機器で取得された脈拍数等の身体情報を利用して適切なマッサージを実行することが可能なマッサージ機システム並びにそれに用いられるマッサージ機及びウェアラブル測定機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以上のような目的を達成するために、本発明に係るマッサージ機システムは、使用者の身体をマッサージするためのマッサージユニットと、前記マッサージユニットの動作を制御する制御部と、を具備するマッサージ機と、前記使用者の身体情報を検出する検出部と、前記検出部で検出した身体情報を送信可能な送信部と、を有するウェアラブル測定機器と、前記ウェアラブル測定機器で検出した身体情報を記憶するためのサーバと、携帯可能な電子情報通信端末と、を備え、前記サーバは、前記マッサージ機及び前記電子情報通信端末と、それぞれ公衆回線網を介して通信可能に接続されており、前記電子情報通信端末は、前記送信部から送信される身体情報を受信可能な受信部を具備することを特徴とする。
【0009】
このような構成とすることにより、例えば使用者はウェアラブル測定機器を身につけているだけで運動中や睡眠中の身体情報を24時間、取得することができ、その取得された身体情報に基づいて使用者は、マッサージを行う際に、適切なマッサージコース(例えば、ストレス解消治療、疲労回復治療、肩こり治療、不眠治療、血圧・むくみ治療、痩身治療など)を選択することができる。例えば、取得された身体情報に基づいて、マッサージ機が適切なマッサージコースの選択又は推奨をすることができるようにしてもよく、取得された身体情報に基づいて、使用者自身で適切なマッサージコース(例えば、取得された身体情報からストレス値が高いと判断された場合に使用者自身でストレス解消治療を選択する)を選択することができるようにしてもよい。
【0010】
また、本発明に係るマッサージ機システムは、前記マッサージ機は、前記送信部から送信される身体情報を受信可能な受信部を具備し、前記ウェアラブル測定機器の送信部が前記マッサージ機の受信部と通信可能距離内にあるときには、前記身体情報を前記マッサージ機の受信部に出力し、前記ウェアラブル測定機器の送信部が前記マッサージ機の受信部と通信可能距離外にあるときには、前記身体情報を前記電子情報通信端末の受信部に出力することが好ましい。
【0011】
このような構成とすることにより、ウェアラブル測定機器で取得した身体情報を通信可能距離に応じて出力先を変更することができる。具体的には、ウェアラブル測定機器とマッサージ機とが通信可能距離内にあるときはマッサージ機の受信部に出力し、ウェアラブル測定機器とマッサージ機とが通信可能距離外にあるときは電子情報通信端末の受信部に出力する。また、例えば使用者はウェアラブル測定機器を身につけている間(運動中や睡眠中)の身体情報を24時間、取得することができ、その取得された身体情報に基づいて使用者は、マッサージを行う際に、適切なマッサージコースを選択することができる。
【0012】
上記発明においては、前記通信可能距離は、10mであることが好ましい。
このような構成とすることにより、身体情報の出力先(マッサージ機又は電子情報通信端末)を適切な方にすることができる。
【0013】
また、本発明に係るマッサージ機システムは、使用者の身体をマッサージするためのマッサージユニットと、前記マッサージユニットの動作を制御する制御部と、を具備するマッサージ機と、前記使用者の身体情報を検出する検出部と、前記検出部で検出した身体情報を送信可能な送信部と、を有するウェアラブル測定機器と、前記ウェアラブル測定機器で検出した身体情報を記憶するためのサーバと、を備え、前記サーバは、前記マッサージ機と公衆回線網を介して通信可能に接続されており、前記マッサージ機は、前記送信部から送信される身体情報を受信可能な受信部を具備することを特徴とする。
このような構成とすることにより、例えば使用者はウェアラブル測定機器を身につけているだけで運動中や睡眠中の身体情報を24時間、取得してウェアラブル測定機器に記憶させることができ、その記憶された身体情報をマッサージ機に出力することで、使用者は、マッサージを行う際に、適切なマッサージコース(例えば、ストレス解消治療、疲労回復治療、肩こり治療、不眠治療、血圧・むくみ治療、痩身治療など)を選択することができる。
上記発明においては、前記マッサージ機及び/又は前記電子情報通信端末は、受信した前記身体情報を前記サーバに送信し、前記サーバは、前記身体情報に基づいて健康情報を作成し、前記健康情報を前記マッサージ機に送信することが好ましい。
このような構成とすることにより、例えばサーバがマッサージ機の販売元等に設置されたコンピュータ等となる場合、マッサージ機及び/又は電子情報通信端末が受信した身体情報をサーバに送信することで、使用者はサーバによって作成された身体情報に基づく健康情報を取得することができる。その結果、使用者はマッサージを行う際に、より適切なマッサージコースを選択することができる。
【0014】
上記発明においては、記憶された身体情報に基づいて、前記使用者の健康情報を作成することが好ましい。
このような構成とすることにより、サーバは適切な健康情報を作成することができる。
【0015】
上記発明においては、前記健康情報は、疾病及び/又は生活習慣に対するアドバイスを含むものであることが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者はマッサージを行う際に、疾病や生活習慣(食事や運動)に対するアドバイスを含む適切なマッサージコースを選択することができる。
【0016】
上記発明においては、前記身体情報は、脈拍数、歩数、歩行距離、血圧、体温、発汗量、血糖値、消費カロリー、睡眠状態、体重、体脂肪率、水分量、筋肉量、骨量、基礎代謝量、BMI及び肥満度からなる群から選択される少なくとも1種の情報であることが好ましい。
このような構成とすることにより、脈拍数、歩数、歩行距離、血圧、体温、発汗量、血糖値、消費カロリー、睡眠状態、体重、体脂肪率、水分量、筋肉量、骨量、基礎代謝量、BMI、肥満度に基づいて使用者は、マッサージを行う際に、適切なマッサージコースを選択することができる。
【0017】
上記発明においては、第三者に携帯可能となる第二電子情報通信端末を備え、前記第二電子情報通信端末と前記サーバとは公衆回線網を介して通信可能に接続され、前記第二電子情報通信端末は、前記身体情報を受信することが好ましい。
このような構成とすることにより、例えば使用者と離れた場所に住む第三者の第二電子情報通信端末で、使用者の身体情報を確認することができる。このようにすれば、使用者の身体情報を遠方の第三者が確認する「見守り」ができる。
【0018】
上記発明においては、前記サーバは、前記身体情報が異常であると判定したときには、前記第二電子情報通信端末に異常情報を送信することが好ましい。
このような構成とすることにより、例えば使用者(親)が高齢者である場合、使用者(親)から離れた場所に住む第三者(子供)の第二電子情報通信端末で、使用者(親)の身体情報を確認することができる。身体情報が異常であると判定された場合は、その情報は第三者(子供)に送信されることとなり、使用者の身体情報に変化があったことを第三者に知らせることができる。このようにすれば、使用者(親)の身体情報を遠方の第三者(子供)が確認する「見守り」ができる。
【0019】
上記発明においては、前記ウェアラブル測定機器は、時計機能を有し、予め設定されたタイミングになると、前記検出部は前記使用者の身体情報を自動的に検出することが好ましい。
このような構成とすることにより、例えば毎日11時に検出タイミングを設定しておくことで、設定したタイミング(毎日11時)の身体情報が自動的に検出されるようにすることができる。
【0020】
上記発明においては、前記マッサージ機及び/又は前記電子情報通信端末は、警備機関、健康関連販売機関又は医療機関と、公衆回線網を介して通信可能に接続されていることが好ましい。
ここで、「警備機関」としては、例えば不在時通報や異常時駆けつけを実行するホームセキュリティ機関等が挙げられる。
また、「医療機関」としては、例えば病院や24時間健康相談サービスを実施している機関等が挙げられる。
さらに、「健康関連販売機関」としては、例えば健康ドッグ販売機関や漢方薬販売機関やサプリメント販売機関やホームエステ販売機関や食品販売機関等が挙げられる。
このような構成とすることにより、適切なマッサージコースを選択することができるとともに、健康関連販売機関等から漢方薬やサプリメントを購入することができる。
【0021】
警備機関と公衆回線網を介して通信可能に接続されている場合を説明する。例えば、使用者はウェアラブル測定機器を身につけている。使用者はウェアラブル測定機器を身につけている間、使用者の身体情報を取得することができる。そのため、身体情報に異常が生じた際(例えば、脈拍が急激に上昇したり、脈拍が取れなくなったりした場合)に、公衆回線網を介して自動的に警備機関へ通知が届く。警備機関は、通知に基づき使用者のもとに駆けつける。このようにすることで、使用者に急な身体情報の変化が起きた場合であっても柔軟に対応することができる。
【0022】
ウェアラブル測定機器はスマートホンなどの電子情報通信端末と接続されている。ウェアラブル測定機器で取得した身体情報に異常が生じた場合、その情報はスマートホンに送られる。スマートホンに送られた情報は、公衆回線網を介して警備機関に通知される。
なお、スマートホンなどの電子情報通信端末と接続されていない場合には、マッサージ機に情報を送り、マッサージ機から警備機関へ通知されるような構成としてもよい。
【0023】
医療機関と公衆回線網を介して通信可能に接続されている場合を説明する。例えば、使用者はウェアラブル測定機器を身につけている。使用者はウェアラブル測定機器を身につけている間、使用者の身体情報を取得することができる。医療機関と公衆回線網を介して通信可能に接続されているため、使用者の最新の身体情報を常に送信することができる。医療機関は、使用者の最新の身体情報に基づき、診察や診断、健康に関する相談を受け付けることができる。
【0024】
ウェアラブル測定機器はスマートホンなどの電子情報通信端末と接続されている。ウェアラブル測定機器で取得した身体情報はスマートホンに送られる。スマートホンに送られた情報は、公衆回線網を介して医療機関へ送られる。使用者は、取得した身体情報で気になるものがあった場合には、医療機関へ送られた情報に基づき、医療機関における各種サービス(医師の診察等)をスムーズに受けることができる。
【0025】
健康関連販売機関と公衆回線網を介して通信可能に接続されている場合を説明する。例えば、使用者はウェアラブル測定機器を身につけている間、使用者の身体情報を取得することができる。健康関連販売機関と公衆回線網を介して通信可能に接続されているため、使用者の現在の身体情報に基づく健康関連製品の購入をすることができるようになっている。
【0026】
ウェアラブル測定機器はスマートホンなどの電子情報通信端末と接続されている。ウェアラブル測定機器で取得した身体情報はスマートホンに送られる。スマートホンに送られた情報は、公衆回線網を介して健康関連販売機関へ送られる。健康関連販売機関は、送られた情報に基づき、取り扱っている健康関連製品の中から、使用者の身体情報に適した健康関連製品の購入を促したりすることができるようになる。
【0027】
また、上述したようなマッサージ機システムに用いられるマッサージ機は、前記サーバと公衆回線網を介して通信可能に接続され、前記送信部から送信された身体情報を受信部で受信することを特徴とする。
【0028】
さらに、上述したようなマッサージ機システムに用いられるウェアラブル測定機器は、前記身体情報を検出する検出部と、前記受信部と通信可能な送信部とを具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0029】
以上のようなマッサージ機システムによれば、例えば使用者はウェアラブル測定機器で運動中や睡眠中の身体情報を取得することができ、その取得された身体情報に基づいて使用者は、マッサージを行う際に、適切なマッサージコースを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【
図1】本発明の実施形態に係るマッサージ機システムの構成を示す概念図である。
【
図2】本発明の実施形態に係るマッサージ機システムの構成を示す概念図である。
【
図3】本発明の実施形態に係るマッサージ機の斜視図である。
【
図4】マッサージ機の構成を示すブロック図である。
【
図5】スマートホンの構成を示すブロック図である。
【
図6】ディスプレイに表示されたアドバイス表示画面の一例である。
【
図7】ディスプレイに表示されたマッサージコース情報画面の一例である。
【
図8】本発明の実施形態に係るマッサージ機システムの構成を示す概念図である。
【
図9】本発明の他の実施形態に係るマッサージ機システムの構成を示す概念図である。
【
図10】本発明の他の実施形態に係るマッサージ機システムの構成を示す概念図である。
【
図11】本発明の他の実施形態に係るマッサージ機システムの構成を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下に、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
【0032】
<マッサージ機システム>
図1及び
図2は、本発明の実施形態に係るマッサージ機システムの構成を示す概念図である。
図1は、使用者が自宅(ウェアラブル測定機器とマッサージ機との距離が10m以内)にいるときの図であり、
図2は、使用者が外出(ウェアラブル測定機器とマッサージ機との距離が10m以上)しているときの図である。また、
図4は、マッサージ機(10)の構成を示すブロック図であり、
図5は、電子情報通信端末としてのスマートホン(60)の構成を示すブロック図である。
マッサージ機システム(100)は、使用者Pの自宅(110)に設置されたマッサージ機(10)と、事業者(120)に設置されたクラウド型の通信サーバ(20)と、使用者Pに所持されるウェアラブル測定機器(50)及び電子情報通信端末としてのスマートホン(60)とを備える。
【0033】
なお、本実施形態では、電子情報通信端末として、無線通信のための受信部(61)を有するスマートホン(60)が用いられる場合について説明するが、これに限定されるものではなく、タブレット端末装置等が用いられてもよい。
【0034】
上記事業者としては、例えばマッサージ機(10)を貸し出しする事業者、販売したマッサージ機(10)を管理する事業者、病院(医療機関)等が挙げられる。なお、後述する健康情報を作成するため病院と事業者とが提携したところであることが望ましい。
【0035】
マッサージ機(10)のコントローラ(11)と通信サーバ(20)とは公衆回線網(以下「通信ネットワーク」ともいう)(30)によって互いに接続可能となっているとともに、通信サーバ(20)とスマートホン(60)とも通信ネットワーク(30)によって互いに接続可能となっている。
上記通信ネットワークとしては、例えばインターネット網、地域内のネットワーク網等が挙げられる。
【0036】
ウェアラブル測定機器(50)の送信部(51)とマッサージ機(10)の受信部(11e)とは無線通信(31)によって互いに接続可能となっているとともに、ウェアラブル測定機器(50)の送信部(51)とスマートホン(60)の受信部(61)とは無線通信(31)によって互いに接続可能となっている。
上記無線通信としては、通信可能距離内(例えば10m以内)で通信可能となっていることが好ましく、例えばブルートゥース(登録商標)、無線LAN(ローカルエリアネットワーク)、IrDA(赤外線通信:Infrared Data Association)等が挙げられる。
【0037】
<ウェアラブル測定機器>
ウェアラブル測定機器(50)は、使用者Pの身体に装着可能となるものであり、例えば使用者Pの手首に装着可能となる測定機器付ウェアラブルウォッチや、使用者Pの頭に装着可能となる測定機器付ヘッドギア等である。
ウェアラブル測定機器(50)は、身体情報を検出する検出部(52)と、受信部(11e)又はスマートホン(60)の受信部(61)と無線通信(31)によって通信可能な送信部(51)と、時計部(53)とを具備する。
【0038】
検出部(52)で検出される身体情報としては、例えば脈拍数、歩数、歩行距離、血圧、体温、発汗量、血糖値、消費カロリー、睡眠状態、体重、体脂肪率、水分量、筋肉量、骨量、基礎代謝量、BMI、肥満度等が挙げられる。
時計部(53)は、時刻を計測することが可能となるように構成されており、使用者Pが測定タイミング(例えば、測定時刻)を設定することが可能となっている。
【0039】
送信部(51)は、マッサージ機(10)の受信部(11e)又はスマートホン(60)の受信部(61)と通信するためのものであり、
図1に示すように通信可能距離内にマッサージ機(10)があれば、マッサージ機(10)の受信部(11e)に身体情報を出力するが、通信可能距離外にマッサージ機(10)があれば、マッサージ機(10)の受信部(11e)に身体情報を出力することができない。そのため、
図2に示すように通信可能距離内にマッサージ機(10)が存在しなければ、使用者Pが所持しているスマートホン(60)の受信部(61)に身体情報を出力する。
【0040】
なお、送信部(51)は、通信可能距離内にスマートホン(60)があれば、スマートホン(60)の受信部(61)に身体情報を出力するが、通信可能距離外にスマートホン(60)があれば、スマートホン(60)の受信部(61)に身体情報を出力することができない。しかし、使用者Pが外出しているときには、スマートホン(60)を所持していることが多く、通信可能距離内(例えば10m以内)にスマートホン(60)があることになる。
【0041】
このようなウェアラブル測定機器(50)では、使用者Pが運動したり睡眠したりしていてもウェアラブル測定機器を身につけているだけで身体情報を測定時刻に検出することができ、通信可能距離内にスマートホン(60)及びマッサージ機(10)があれば、マッサージ機(10)に身体情報を出力する。また、通信可能距離外にマッサージ機(10)があれば、使用者Pが所持しているスマートホン(60)に身体情報を出力する。さらに、通信可能距離内にマッサージ機(10)のみがあれば、マッサージ機(10)に身体情報を出力する。
【0042】
<通信サーバ>
通信サーバ(20)は、事業者(120)に設置されたクラウド型の通信サーバである。通信サーバ(20)は、マッサージ機(10)のコントローラ(11)と通信ネットワーク(30)によって互いに接続可能となっているとともに、スマートホン(60)と通信ネットワーク(30)によって互いに接続可能となっており、スマートホン(60)又はコントローラ(11)から電子データを受信する受信部(21)と、コントローラ(11)に電子データを送信する送信部(22)と、記憶部(23)とを具備する。
【0043】
これにより、通信サーバ(20)は、ウェアラブル測定機器(50)で検出された身体情報をコントローラ(11)又はスマートホン(60)を経由して電子データ(例えば、電子メール)として受信する。つまり、ウェアラブル測定機器(50)がマッサージ機(10)に身体情報を出力したときには、身体情報をコントローラ(11)を経由して受信し、ウェアラブル測定機器(50)がスマートホン(60)に身体情報を出力したときには、身体情報をスマートホン(60)を経由して受信する。その結果、測定時刻における使用者Pの身体情報を受信する。
【0044】
記憶部(23)は、身体情報を格納するためのものでもあり、受信部(21)でスマートホン(60)又はコントローラ(11)から受信された身体情報が日時とともに記憶されていくようになっている。すなわち、本実施形態では、身体情報が経時的に蓄積されるとともに検索される、いわゆるデータベース化されている。
【0045】
このように記憶部(23)に格納された身体情報に基づいて通信サーバ(20)により健康情報が作成されることになるが、上記健康情報としては、例えばビックデータに基づくアドバイスや、適切なマッサージコースや、医者のアドバイスを含むもの等が挙げられる。例えば医者や検査技師や事業者の人間等により、過去の身体情報と現在の身体情報とを比較する等の判断等が行われ、使用者Pの腎臓の働きが低下していると考えられる場合、医者等によりアドバイスや、事業者の人間等によりマッサージコースに関する情報(例えば、「腎臓の働きが活発でない人向けのマッサージは、外関→三陰交→腎兪を中心としたコースです。外関は手首のツボで、体を目覚めさせる効果が期待されます。三陰交は足首の内側にあるツボで、水分の流れをよくする効果が期待されます。腎兪は腰にあるツボで、腎疾患を治療する効果が期待されます。また、腎臓の代表的な症状で全身のだるさを和らげる効果があるとされている天柱を刺激してもいいでしょう。おすすめのコースは疲労回復コースです。」というメッセージ)等が健康情報として作成される。
【0046】
送信部(22)は、コントローラ(11)に健康情報を電子データ(例えば、電子メール)として送信する制御を行うものである。これにより、後述するが使用者Pは後日、マッサージ機(10)でマッサージを行う際に、健康情報を確認することで適切なマッサージコースを選択することができることになる。
なお、本実施形態では、通信サーバ(20)とコントローラ(11)又はスマートホン(60)との間での「情報」のやり取りとして電子メールでのやり取りについて説明したが、これに限定されるものではなく、他の方法での情報のやり取りが用いられてもよい。
【0047】
<マッサージ機>
図3は、本発明の実施形態に係るマッサージ機の斜視図である。マッサージ機(10)は、座部や背凭れ部やフットレストや肘掛け部等を備える椅子本体(14)と、モータや施療子等を備えるマッサージユニット(12)と、マッサージユニット(12)を制御する制御部(13)と、マッサージ動作に係る各種操作入力を受付けるコントローラ(11)とから主として構成されている。
【0048】
マッサージユニット(12)は、例えば背凭れ部等に内蔵されたものであり、モータによって駆動される施療子を備えるとともに、この施療子の動作位置(上下位置、幅位置)と、施療子の動作速度及び変位量とを変更することができるように構成されている。
【0049】
制御部(13)は、CPUやRAMやROMやメモリ等から構成されたものであり、マッサージ実行の際、後述するコントローラ(11)の操作制御手段(11b)から指示信号を受取り、その指示信号に基づいて制御信号を出力してモータ等を作動させ、施療子等によるマッサージを実行する。
【0050】
このような制御部(13)に指示信号を出力するためのコントローラ(11)は、CPUやRAMやROMやメモリ等から構成されたものであり、コントローラ(11)にはディスプレイ(表示部兼入力手段)(11f)が設けられるとともに、椅子本体(14)側部のスタンド(図示せず)に着脱自在に配置される構成となっている。そして、コントローラ(11)は、制御部(13)と信号線により有線又は無線接続されている。
【0051】
コントローラ(11)に設けられた記憶手段(11g)は、施療子等の動作パターンを示すマッサージコースに係るデータを格納したものであり、予め複数のマッサージコースを記憶している。マッサージコースは、例えば揉み動作、叩き動作、指圧動作、ローリング動作、脚揉み動作、引き揉み動作、臀部揉み動作、肛門部バイブレーション動作を特定の速度(一定速度に限らず、速度が変化してもよい)で実行させたり、各動作を組み合わせ、所定の手順で(同時又は順次に)実行させたりするためのものであり、マッサージの目的に応じてむくみ解消コースや疲労回復コースやストレス解消コースやおやすみコース等が用意されている。
【0052】
例えば、「疲労回復コース」とは、古代ヨーロッパで生まれた「マッサージ」の考えを取り入れた技法で、体の末端から心臓へ向けて血流を促す。戻りにくい末端の血液を心臓に送り返し、疲労回復を促し、新陳代謝を高めて体をリフレッシュさせる。また、「おやすみコース」とは、古代中国で生まれた「あんま」の考えを取り入れたマッサージの技法で、心臓から体の末端へ向けて血流を促す。全身の血行を促進し、末端まで血液を巡らせ、リラックスさせる。なお、マッサージコースは、マッサージユニット(12)の各種の動作だけでなく、リクライニング角度変更動作やフットレスト角度変更動作もさらに組み合わせたものであってもよい。
【0053】
そして、コントローラ(11)は、選択可能なマッサージコースや各種情報等をディスレイ(11f)に画像として表示する表示制御手段(11a)と、ディスプレイ(11f)に表示された画像に基づいての操作を含む使用者Pからの各種操作入力を受付け制御部(13)に指示信号を出力する操作制御手段(11b)と、通信サーバ(20)から電子データ(例えば、電子メール)を受信する受信手段(11c)と、通信サーバ(20)に電子データ(例えば、電子メール)を送信する送信手段(11d)と、ウェアラブル測定機器(50)から身体情報が入力される受信部(11e)とを有する。
【0054】
受信部(11e)は、通信可能距離内にウェアラブル測定機器(50)があれば、ウェアラブル測定機器(50)で検出された身体情報が所定時間間隔で入力され、記憶手段(11g)に日時とともに記憶させる制御を行うものである。
【0055】
送信手段(11d)は、記憶手段(11g)に記憶された身体情報を電子データ(例えば、電子メール)として通信サーバ(20)に送信する制御を行うものである。
受信手段(11c)は、マッサージ機(10)がONにされた時に、通信サーバ(20)から健康情報を電子データ(例えば、電子メール)として受信して記憶手段(11g)に記憶させる制御を行うものである。
【0056】
表示制御手段(11a)は、使用者Pの健康状態をディスプレイ(11f)に画像として表示したり(健康状態チェック機能)、使用者Pの健康状態に基づいて特定のマッサージコースを自動的に選択したり推奨したり(マッサージコース選択機能)する制御を行うものである。例えば使用者Pがマッサージを行う前に、ディスプレイ(11f)に表示された画像を用いて健康状態を確認したい旨の操作を行うと、記憶手段(11g)に記憶された健康状態としてアドバイス等が表示されるようになっている。
図6は、ディスプレイに表示されたアドバイス表示画面の一例である。ディスプレイ(11f)には、医者等により作成されたメッセージが表示されている。これにより、本実施形態に係るマッサージ機(10)では使用者Pは、どのようなマッサージコースを選択すればよいかを認識することができ、適切なマッサージコースを選択することができ、例えば腎臓の働きを回復させることができる。
【0057】
また、
図7は、ディスプレイに表示されたマッサージコース情報画面の一例である。ディスプレイ(11f)には、「腎臓の働きが活発でない人向けのマッサージは、外関→三陰交→腎兪を中心としたコースです。外関は手首のツボで、体を目覚めさせる効果が期待されます。三陰交は足首の内側にあるツボで、水分の流れをよくする効果が期待されます。また、腎臓の代表的な症状で全身のだるさを和らげる効果があるとされている天柱を刺激してもいいでしょう。おすすめのコースは疲労回復コースです。」のメッセージ等が表示されている。これにより、本実施形態に係るマッサージ機(10)では、使用者Pは、疲労回復コースを選択すればよいことを認識することができ、例えば腎臓の働きを回復させることができる。このとき、使用者Pのマッサージ機(10)に疲労回復コース等のおすすめのコースが記憶されていないときには、おすすめのコースが事業者(120)から提供されたり、おすすめのコースの購入が勧められたりするようになっていてもよい。
また、取得された身体情報として脈拍数が高い場合、マッサージ機(10)が使用者Pの身体状態は良くないと判定し、マッサージ機(10)が適切なマッサージコース(例えば、脈拍を下げる遠心コース)を選択又は推奨するようにしてもよい。このようにすることで、取得された身体情報に基づいて適切なマッサージコースを使用者Pは受けることができる。
さらに、取得された身体情報としてストレス値が高い場合、使用者P自身が使用者Pの身体状態は良くないと判断し、使用者P自身でマッサージコース(例えば、ストレス解消治療)を選択することができるようにしてもよい。このようにすることで、取得された身体情報に基づいて適切なマッサージコースを使用者Pは受けることができる。
【0058】
以上のように実施形態に係るマッサージ機システム(100)によれば、例えば使用者Pはウェアラブル測定機器(50)で運動中や睡眠中の身体情報を取得することができ、その取得された身体情報に基づいて使用者は、マッサージを行う際に、適切なマッサージコースを選択することができる。
【0059】
(他の実施形態)
(1)実施形態においては、通信サーバ(20)の送信部(22)が、健康情報をコントローラ(11)のみに電子メールを送信する場合について述べたが、これに限定されるものではなく、通信サーバ(20)が身体情報が異常であると判定したときには、第三者(子供)P’に所持される第二スマートホンに電子メールを送信するように構成してもよい。
このようにすることで、使用者(親)Pが高齢者である場合、使用者(親)Pから離れた場所に住む第三者(子供)P’の第二スマートホンで、使用者(親)Pの健康状態を確認することができる。したがって、使用者(親)Pの健康状態を遠方の第三者(子供)P’が確認する「見守り」ができる。
【0060】
(2)実施形態においては、マッサージ機システム(100)は、マッサージ機(10)と通信サーバ(20)とウェアラブル測定機器(50)及びスマートホン(60)とを備える場合について述べたが、マッサージ機(10)と通信サーバ(20)とウェアラブル測定機器(50)とを備えるように構成してもよい。
図8は、本発明の実施形態に係るマッサージ機システムの構成を示す概念図である。すなわち、スマートホン(60)を備えていない。
【0061】
(3)実施形態においては、マッサージ機(10)はウェアラブル測定機器(50)から身体情報が入力される受信部(11e)を有する場合について述べたが、これに限定されるものではなく、受信部(11e)を有さないように構成してもよい。
図9は、本発明の他の実施形態に係るマッサージ機システムの構成を示す概念図である。すなわち、常にスマートホン(60)と通信サーバ(20)とを経由して受信するようにしてもよい。
このようなマッサージ機システム(100)においても、使用者Pはウェアラブル測定機器(50)で運動中や睡眠中の身体情報を24時間、取得することができ、その取得された身体情報に基づいて使用者は、マッサージを行う際に、適切なマッサージコースを選択することができる。
(4)実施形態において、マッサージ機(10)のコントローラ(11)及び/又はスマートホン(60)と、警備機関、健康関連販売機関又は医療機関とは通信ネットワークによって互いに接続可能となっているように構成してもよい。
図10及び
図11は、本発明の実施形態に係るマッサージ機システムの構成を示す概念図である。
図10は、使用者が自宅(ウェアラブル測定機器とマッサージ機との距離が10m以内)にいるときの図であり、
図11は、使用者が外出(ウェアラブル測定機器とマッサージ機との距離が10m以上)しているときの図である。
【産業上の利用可能性】
【0062】
本発明に係るマッサージ機システムは、ウェアラブル測定機器で取得された脈拍数や脳波等の身体情報を利用して適切なマッサージを実行することができるマッサージ機等として有用である。
【符号の説明】
【0063】
10 マッサージ機
11 コントローラ
11a 表示制御手段
11b 操作制御手段
11c 受信手段
11d 送信手段
11e 受信部
11f ディスプレイ
11g 記憶手段
12 マッサージユニット
13 制御部
14 椅子本体
20 通信サーバ
50 ウェアラブル測定機器
51 送信部
60 スマートホン
61 受信部
100 マッサージ機システム