(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-11
(45)【発行日】2022-04-19
(54)【発明の名称】携帯式多機能充電器の構造及びその制御システム
(51)【国際特許分類】
H02J 7/00 20060101AFI20220412BHJP
H02J 50/10 20160101ALI20220412BHJP
H04M 1/02 20060101ALI20220412BHJP
【FI】
H02J7/00 301B
H02J7/00 301D
H02J50/10
H04M1/02 C
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2020196822
(22)【出願日】2020-11-27
【審査請求日】2021-01-18
(31)【優先権主張番号】201922098850.0
(32)【優先日】2019-11-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520467349
【氏名又は名称】摩米士科技(深▲ゼン▼)有限公司
【氏名又は名称原語表記】Momax Technology (Shenzhen) Co Ltd
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】趙霞
(72)【発明者】
【氏名】鄭冬生
【審査官】大濱 伸也
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-099259(JP,A)
【文献】特表2012-517796(JP,A)
【文献】特開2012-156280(JP,A)
【文献】登録実用新案第3206152(JP,U)
【文献】特表2015-501124(JP,A)
【文献】特開平03-290723(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 50/00-50/90
H02J 7/00-7/12
H02J 7/34-7/36
H04M 1/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
充電器本体と、前記充電器本体内に設けられる主制御モジュールを含み、前記主制御モジュールがワイヤレス充電発射モジュールに接続される携帯式多機能充電器の構造であって、
前記充電器本体は表面ケースと底面ケースを含み、前記表面ケースと前記底面ケースは磁気吸着
又は係合により接続され、
前記ワイヤレス充電発射モジュールは、携帯電話を充電するための携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールと、補助機器を充電するための補助機器ワイヤレス充電発射モジュール
とを含み、
前記補助機器はイヤホンボックス、腕時計及びスタイラスペンを含み、
前記補助機器ワイヤレス充電発射モジュールは、イヤホンワイヤレス充電発射モジュール、腕時計ワイヤレス充電発射モジュール
及びスタイラスペンワイヤレス充電発射モジュー
ルを含
み、
前記表面ケース及び/又は前記底面ケース内にはイヤホンボックススロットが設けられており、前記イヤホンボックスは前記イヤホンボックススロット内に嵌め込まれ、前記イヤホンワイヤレス充電発射モジュールが前記イヤホンボックススロットの位置に対応しており、
前記表面ケース及び/又は前記底面ケース内には腕時計ワイヤレス充電スロットが設けられており、腕時計ワイヤレス充電アセンブリが前記腕時計ワイヤレス充電スロット内に嵌め込まれ、前記腕時計ワイヤレス充電アセンブリは前記腕時計ワイヤレス充電発射モジュールを含み、
前記表面ケース及び/又は前記底面ケース内にはスタイラスペンスロットが設けられており、前記スタイラスペンは前記スタイラスペンスロット内に嵌め込まれ、前記スタイラスペンワイヤレス充電発射モジュールが前記スタイラスペンスロットの位置に対応している
ことを特徴とする、構造。
【請求項2】
各前記ワイヤレス充電発射モジュールは、いずれもワイヤレス充電発射回路と、これに接続されるワイヤレス充電発射コイル、ワイヤレス充電発射磁性シートを含み、
前記ワイヤレス充電発射回路は前記主制御モジュールに集積され、
或いは、前記ワイヤレス充電発射回路はワイヤレス充電発射PCBに設置され、前記ワイヤレス充電発射PCB及び前記ワイヤレス充電発射コイル、前記ワイヤレス充電発射磁性シートは、前記携帯電話、前記補助機器のワイヤレス充電位置に固定されることを特徴とする、請求項
1に記載の携帯式多機能充電器の構造。
【請求項3】
前記携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールは、第1携帯電話ワイヤレス充電発射モジュール及び/又は第2携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールを含み、前記第1携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールの充電位置は前記充電器本体の内部に面しており、前記第2携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールの充電位置は前記充電器本体の外部に面していることを特徴とする、請求項1に記載の携帯式多機能充電器の構造。
【請求項4】
前記充電器本体内には更にワイヤレス充電受信モジュールが設けられており、前記ワイヤレス充電受信モジュールは前記主制御モジュールに接続されることを特徴とする、請求項1に記載の携帯式多機能充電器の構造。
【請求項5】
回路制御・充放電管理システムと、前記回路制御・充放電管理システムに接続されるワイヤレス充電発射モジュールを含み、
前記ワイヤレス充電発射モジュールは、携帯電話を充電するための携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールと、補助機器を充電するための補助機器ワイヤレス充電発射モジュールを含み、
前記補助機器はイヤホンボックス、腕時計及びスタイラスペンを含み、
前記補助機器ワイヤレス充電発射モジュールは、イヤホンワイヤレス充電発射モジュール、腕時計ワイヤレス充電発射モジュール及びスタイラスペンワイヤレス充電発射モジュールを含み、
表面ケース及び/又
は底面ケース内にはイヤホンボックススロットが設けられており、前記イヤホンボックスは前記イヤホンボックススロット内に嵌め込まれ、前記イヤホンワイヤレス充電発射モジュールが前記イヤホンボックススロットの位置に対応しており、
前記表面ケース及び/又は前記底面ケース内には腕時計ワイヤレス充電スロットが設けられており、腕時計ワイヤレス充電アセンブリが前記腕時計ワイヤレス充電スロット内に嵌め込まれ、前記腕時計ワイヤレス充電アセンブリは前記腕時計ワイヤレス充電発射モジュールを含み、
前記表面ケース及び/又は前記底面ケース内にはスタイラスペンスロットが設けられており、前記スタイラスペンは前記スタイラスペンスロット内に嵌め込まれ、前記スタイラスペンワイヤレス充電発射モジュールが前記スタイラスペンスロットの位置に対応してい
る
ことを特徴とする、携帯式多機能充電器の制御システム。
【請求項6】
各前記ワイヤレス充電発射モジュールに対応するワイヤレス充電発射回路は、前記回路制御・充放電管理システム内に集積され、
或いは、各前記ワイヤレス充電発射モジュールに対応する前記ワイヤレス充電発射回路は、対応するワイヤレス充電発射システムに設けられ、且つ、前記ワイヤレス充電発射システムが前記回路制御・充放電管理システムに電気的に接続されることを特徴とする、請求項
5に記載の携帯式多機能充電器の制御システム。
【請求項7】
前記携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールは、携帯電話ワイヤレス充電発射コイルを1つ含み、
或いは、前記携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールは、携帯電話ワイヤレス充電発射コイルを2つ含み、且つ、2つの前記携帯電話ワイヤレス充電発射コイルの充電方向が異なっていることを特徴とする、請求項
5に記載の携帯式多機能充電器の制御システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は充電器の技術分野に関し、具体的には、携帯式多機能充電器の構造及びその制御システムに関する。
【背景技術】
【0002】
科学技術の発展に伴って、現在市場に存在する充電器の種類もますます増加している。しかし、従来の充電器の多くは有線の充電方式を用いて充放電を行うため、使用にあたり非常に不便である。また、アップル製品の普及が続くに伴い、多くの人々が、iPhone(登録商標)(携帯電話)、Apple Watch(登録商標)(腕時計)、iPad(登録商標)(コンピュータ)、Air Pods(登録商標)(ワイヤレスイヤホン)を含むアップル機器ほぼ一式や、その他のメーカーの携帯電話、腕時計、コンピュータ、ワイヤレスイヤホン等を所有するようになっている。ところが、これらの機器には異なる充電ケーブルが付属しているため、使用者は外出時に各種データケーブルを携帯する必要があり、使用にあたり非常に不便である。且つ、1つの製品を充電している最中は別の製品を充電することができず、前の製品の充電完了を待ってから次の製品の充電操作を行わねばならない。よって、同時に複数の製品を充電したいというニーズを満たせていない。
【0003】
上記の欠点は解決に値する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術の瑕疵を解消するために、本発明は、携帯式多機能充電器の構造及びその制御システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の技術方案について以下に述べる。
【0006】
一の局面において、携帯式多機能充電器の構造は、充電器本体と、前記充電器本体内に設けられる主制御モジュールを含み、前記主制御モジュールがワイヤレス充電発射モジュールに接続される。当該構造の特徴として、前記充電器本体は表面ケースと底面ケースを含み、前記表面ケースと前記底面ケースは磁気吸着/掛合により接続される。前記ワイヤレス充電発射モジュールは、携帯電話を充電するための携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールと、補助機器を充電するための補助機器ワイヤレス充電発射モジュールを含む。前記補助機器ワイヤレス充電発射モジュールは、イヤホンワイヤレス充電発射モジュール、腕時計ワイヤレス充電発射モジュール、スタイラスペンワイヤレス充電発射モジュールのうちの1又は複数を含む。
【0007】
上記の方案に基づく本発明の特徴として、前記表面ケース/前記底面ケース内にはスロットが設けられており、前記補助機器/前記補助機器ワイヤレス充電発射モジュールが前記スロット内に嵌め込まれる。
【0008】
上記の方案に基づく本発明の特徴として、前記補助機器はイヤホンボックスを含む。前記表面ケース及び/又は前記底面ケース内にはイヤホンボックススロットが設けられており、前記イヤホンボックスは前記イヤホンボックススロット内に嵌め込まれる。また、イヤホンワイヤレス充電発射モジュールが前記イヤホンボックススロットの位置に対応している。
【0009】
更に、前記イヤホンボックススロットは大イヤホンボックススロットと小イヤホンボックススロットを含み、前記大イヤホンボックススロットと前記小イヤホンボックススロットが交差するよう重ねられる。
【0010】
上記の方案に基づく本発明の特徴として、前記補助機器は腕時計を含む。前記表面ケース及び/又は前記底面ケース内には腕時計ワイヤレス充電スロットが設けられており、腕時計ワイヤレス充電アセンブリが前記腕時計ワイヤレス充電スロット内に嵌め込まれる。前記腕時計ワイヤレス充電アセンブリは前記腕時計ワイヤレス充電発射モジュールを含む。
【0011】
更に、前記腕時計ワイヤレス充電スロットの側面には、内側に凹陥する腕時計ワイヤレス充電掛合部が設けられている。また、腕時計ワイヤレス充電アセンブリの側面には突出するフックが設けられており、前記フックの位置が前記腕時計ワイヤレス充電掛合部の位置に対応している。
【0012】
更に、前記腕時計ワイヤレス充電アセンブリは、腕時計ワイヤレス充電保護ケースと腕時計ワイヤレス充電PCBを含む。前記腕時計ワイヤレス充電発射モジュールは前記腕時計ワイヤレス充電保護ケース内に嵌め込まれ、前記腕時計ワイヤレス充電PCBは前記腕時計ワイヤレス充電保護ケースと前記腕時計ワイヤレス充電発射モジュールの間に組み合わされる。
【0013】
更に、前記腕時計ワイヤレス充電アセンブリは回転アセンブリを介して前記充電器本体にヒンジ接続される。
【0014】
また、更に、前記回転アセンブリは腕時計ワイヤレス充電回転軸を含む。前記腕時計ワイヤレス充電回転軸の両端にはそれぞれロータリーダンパーが覆設されており、前記ロータリーダンパーは減衰調節部材を介して前記充電器本体に固定される。
【0015】
上記の方案に基づく本発明の特徴として、前記補助機器はスタイラスペンを含む。前記表面ケース及び/又は前記底面ケース内にはスタイラスペンスロットが設けられており、前記スタイラスペンは前記スタイラスペンスロット内に嵌め込まれる。また、スタイラスペンワイヤレス充電発射モジュールが前記スタイラスペンスロットの位置に対応している。
【0016】
更に、前記スタイラスペンスロット内にはスタイラスペン吸着磁石が固定されており、前記スタイラスペンは前記スタイラスペン吸着磁石によって前記スタイラスペンスロット内に固定される。
【0017】
上記の方案に基づく本発明の特徴として、前記表面ケースと前記底面ケースの側面は中空折り返しカバーを介してヒンジ接続される。
【0018】
更に、前記中空折り返しカバーの上側と下側にはそれぞれ中空回転軸が設けられている。前記表面ケースは前記中空回転軸を介して前記中空折り返しカバーにヒンジ接続されており、前記底面ケースは他方の前記中空回転軸を介して前記中空折り返しカバーにヒンジ接続されている。
【0019】
更に、前記表面ケースの側面には表面ケース掛合部が設けられており、前記底面ケースの側面には底面ケース掛合部が設けられている。前記表面ケース掛合部と前記底面ケース掛合部は、前記中空折り返しカバーとは反対側に位置している。
【0020】
上記の方案に基づく本発明の特徴として、前記表面ケース内には表面ケース磁石が固定されており、前記底面ケース内には前記表面ケース磁石の位置に対応する底面ケース磁石が固定されている。前記表面ケース磁石と前記底面ケース磁石が互いに吸着し合うことで、前記表面ケースと前記底面ケースが互いに吸着し合う。
【0021】
上記の方案に基づく本発明の特徴として、前記表面ケースは表面ケース上カバーと表面ケース下カバーを含む。前記表面ケース上カバーと前記表面ケース下カバーは掛合接続又はネジ接続される。
【0022】
上記の方案に基づく本発明の特徴として、前記底面ケースは底面ケース上カバーと底面ケース下カバーを含む。前記底面ケース上カバーと前記底面ケース下カバーは掛合接続又はネジ接続される。
【0023】
上記の方案に基づく本発明の特徴として、前記主制御モジュールには、オン/オフ制御装置、充放電コネクタ及びパイロットランプが設けられている。
【0024】
上記の方案に基づく本発明の特徴として、各前記ワイヤレス充電発射モジュールは、いずれもワイヤレス充電発射回路と、これに接続されるワイヤレス充電発射コイル、ワイヤレス充電発射磁性シートを含む。前記ワイヤレス充電発射回路は前記主制御モジュールに集積される。或いは、前記ワイヤレス充電発射回路はワイヤレス充電発射PCBに設置され、前記ワイヤレス充電発射PCB及び前記ワイヤレス充電発射コイル、ワイヤレス充電発射磁性シートは、前記携帯電話、前記補助機器のワイヤレス充電位置に固定される。
【0025】
上記の方案に基づく本発明の特徴として、前記携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールは、第1携帯電話ワイヤレス充電発射モジュール及び/又は第2携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールを含む。前記第1携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールの充電位置は前記充電器本体の内部に面しており、前記第2携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールの充電位置は前記充電器本体の外部に面している。
【0026】
更に、前記充電器本体内にはセル/バッテリが設けられており、前記セル/バッテリが前記主制御モジュールに接続される。
【0027】
上記の方案に基づく本発明の特徴として、前記充電器本体内には更にワイヤレス充電受信モジュールが設けられており、前記ワイヤレス充電受信モジュールは前記主制御モジュールに接続される。
【0028】
他の局面において、携帯式多機能充電器の制御システムは、その特徴として、回路制御・充放電管理システムと、前記回路制御・充放電管理システムに接続されるワイヤレス充電発射モジュールを含む。前記ワイヤレス充電発射モジュールは、携帯電話を充電するための携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールと、補助機器を充電するための補助機器ワイヤレス充電発射モジュールを含む。前記補助機器ワイヤレス充電発射モジュールは、イヤホンワイヤレス充電発射モジュール、腕時計ワイヤレス充電発射モジュール、スタイラスペンワイヤレス充電発射モジュールのうちの1又は複数を含む。
【0029】
上記の方案に基づく本発明の特徴として、各前記ワイヤレス充電発射モジュールに対応するワイヤレス充電発射回路は、前記回路制御・充放電管理システム内に集積される。或いは、各前記ワイヤレス充電発射モジュールに対応するワイヤレス充電発射回路は、対応するワイヤレス充電発射システムに設けられ、且つ、前記ワイヤレス充電発射システムが前記回路制御・充放電管理システムに電気的に接続される。
【0030】
上記の方案に基づく本発明の特徴として、前記携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールは、携帯電話ワイヤレス充電発射コイルを1つ含む。或いは、前記携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールは、携帯電話ワイヤレス充電発射コイルを2つ含み、且つ、2つの前記携帯電話ワイヤレス充電発射コイルの充電方向が異なっている。
【発明の効果】
【0031】
上記の方案に基づく本発明の有益な効果は以下の通りである。本発明は、携帯電話等の電子機器を充電すると同時に、イヤホン、ブレスレット、スタイラスペン等の機器を充電することも可能である。よって、複数の電子機器をワイヤレス充電及び同時充電したいというユーザのニーズが満たされるとともに、外出時に多くの充電ケーブル/充電器を携帯しなくともよい。且つ、複数の電子機器を収納・保管する役割も果たすため、ユーザが外出する際の使用の利便性が保証される。本発明は、複数の充電部を1つの充電器製品に集積しているため、製品の外形全体が美しくシンプルであり、人々の美的基準を満たしているほか、利便性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【
図2】
図2は、本発明を別の視点から示した図である。
【
図5】
図5は、表面ケースと底面ケースの接続を示す図である。
【
図8】
図8は、本発明の開放状態時における腕時計ワイヤレス充電アセンブリの支持状態を示す図である。
【
図9】
図9は、底面ケースの内部構造の分解図である。
【
図11】
図11は、腕時計ワイヤレス充電発射モジュールの構造を示す図である。
【
図12】
図12は、腕時計ワイヤレス充電発射モジュールの分解図である。
【
図13】
図13は、本発明の一実施例における制御システムの構造のブロック図である。
【
図14】
図14は、本発明の別の実施例における制御システムの構造のブロック図である。
【
図15】
図15は、本発明の別の実施例における制御システムの構造のブロック図である。
【
図16】
図16は、本発明の別の実施例における制御システムの構造のブロック図である。
【
図17】
図17は、本発明の別の実施例における制御システムの構造のブロック図である。
【
図18】
図18は、本発明の別の実施例における制御システムの構造のブロック図である。
【
図19】
図19は、本発明の別の実施例における制御システムの構造のブロック図である。
【
図20】
図20は、本発明の回路制御・充放電管理システムの構造のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下に、図面と実施形態を組み合わせて本発明につき更に述べる。
【0034】
図1及び
図9に示すように、携帯式多機能充電器の構造は、充電器本体と、充電器本体内に設けられる主制御モジュール400を含む。主制御モジュール400はワイヤレス充電発射モジュールに接続される。好ましくは、主制御モジュール400には、オン/オフ制御装置410、充放電コネクタ(好ましくは、TYPE-Cコネクタ420)及びLEDパイロットランプ430が設けられており、充放電のオン・オフ制御、充放電管理及び状態表示を実現する。
【0035】
図1~
図4に示すように、充電器本体は表面ケース110と底面ケース120を含む。表面ケース110と底面ケース120は磁気吸着/掛合により接続され、表面ケース110と底面ケース120を放置することで自然に開放される。磁気吸着による接続構造の場合には、表面ケース110内に表面ケース磁石112が固定されており、底面ケース120内に表面ケース磁石112の位置に対応する底面ケース磁石122が固定されている。表面ケース磁石112と底面ケース磁石122が互いに吸着し合うことで、表面ケース110と底面ケース120が互いに吸着し合う。また、表面ケース110と底面ケース120が互いに吸着し合うことで、これらの開閉のスピーディーな操作が実現される。且つ、双方の吸着位置の位置決めが正確となるため、接続の緊密性が保証される。
【0036】
好ましくは、表面ケース110は表面ケース上カバー1101と表面ケース下カバー1102を含み、表面ケース上カバー1101と表面ケース下カバー1102が、掛合接続されるか、ネジ接続されるか、レーザ溶接により接続される。また、底面ケース120は底面ケース上カバー1201と底面ケース下カバー1202を含み、底面ケース上カバー1201と底面ケース下カバー1202が、掛合接続されるか、ネジ接続されるか、レーザ溶接により接続される。なお、表面ケース上カバー1101と表面ケース下カバー1102、底面ケース上カバー1201と底面ケース下カバー1202はその他の方式で接続してもよく、本発明は上記に限らない。
【0037】
図2、
図5、
図6に示すように、表面ケース110及び底面ケース120内の回路を配線しやすいよう、表面ケース110と底面ケース120の側面は中空折り返しカバー200を介してヒンジ接続される。具体的に、中空折り返しカバー200の上側と下側にはそれぞれ中空回転軸210が設けられている。表面ケース110は中空回転軸210を介して中空折り返しカバー200にヒンジ接続されており、底面ケース120は他方の中空回転軸210を介して中空折り返しカバー200にヒンジ接続されている。表面ケース110と底面ケース120はいずれも中空折り返しカバー200周りに回動可能なため、表面ケース110と底面ケース120は158度という大きな夾角範囲内で回動することができる。
【0038】
具体的に、表面ケース110内には表面ケース減衰シリコーン113が設けられている。表面ケース減衰シリコーン113は、表面ケース110にヒンジ接続される中空回転軸210に覆設されている。また、底面ケース120内には底面ケース減衰シリコーン123が設けられている。底面ケース減衰シリコーン123は、底面ケース120にヒンジ接続される中空回転軸210に覆設されている。
【0039】
本実施例において、表面ケースの側面には表面ケース掛合部111が設けられており、底面ケース120の側面には底面ケース掛合部121が設けられている。表面ケース掛合部111と底面ケース掛合部121は中空折り返しカバー200とは反対側に位置している。表面ケース掛合部111と底面ケース掛合部121をそれぞれ引き動かすことで、表面ケース110と底面ケース120の開閉操作がいっそう簡単・便利となる。好ましくは、表面ケース掛合部111の位置と底面ケース掛合部121の位置を左右にずらすことで人間工学設計に適応させる。これにより、使用者による操作がいっそう容易となる。
【0040】
図7及び
図8に示すように、ワイヤレス充電発射モジュールは、携帯電話を充電するための携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールと、補助機器を充電するための補助機器ワイヤレス充電発射モジュールを含む。補助機器には、携帯電話(或いは、その他のワイヤレス充電標準のその他機器)、イヤホンボックス、腕時計及びスタイラスペンが含まれる。また、補助機器ワイヤレス充電発射モジュールには、イヤホンワイヤレス充電発射モジュール、腕時計ワイヤレス充電発射モジュール333、スタイラスペンワイヤレス充電発射モジュールのうちの1又は複数が含まれる。
【0041】
本実施例において、ワイヤレス充電発射モジュールは、携帯電話ワイヤレス充電発射モジュール、イヤホンワイヤレス充電発射モジュール、腕時計ワイヤレス充電発射モジュール333及びスタイラスペンワイヤレス充電発射モジュールを含み、携帯電話(或いは、その他のワイヤレス充電標準のその他機器)、イヤホンボックス、腕時計及びスタイラスペンのワイヤレス充電を実現する。また、これに応じて、充電器本体内には、携帯電話(或いは、その他のワイヤレス充電標準のその他機器)に対応する携帯電話ワイヤレス充電部、イヤホンボックスに対応するイヤホンワイヤレス充電部302、腕時計に対応する腕時計ワイヤレス充電部303及びスタイラスペンに対応するスタイラスペンワイヤレス充電部304が設けられている。
【0042】
好ましくは、携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールは、第1携帯電話ワイヤレス充電発射モジュール及び/又は第2携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールを含む。第1携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールの充電位置は充電器本体の内部に面しており、第2携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールの充電位置は充電器本体の外部に面している。本実施例において、携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールは表面ケース110内に設けられており、且つ、第1携帯電話ワイヤレス充電発射モジュール(及び、これに対応する第1携帯電話ワイヤレス充電部301)と、第2携帯電話ワイヤレス充電発射モジュール(及び、これに対応する第2携帯電話ワイヤレス充電部305)を含んでいる。方向及び位置の異なる携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールを設置することで、異なる位置における携帯電話の充放電管理を実現する。第1携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールは、第1携帯電話ワイヤレス充電発射コイル311と、これに組み合わされる第1携帯電話ワイヤレス充電発射磁性シート312を含む。また、第2携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールは、第2携帯電話ワイヤレス充電発射コイル313と、これに組み合わされる第2携帯電話ワイヤレス充電発射磁性シート314を含む。
【0043】
表面ケース110/底面ケース120内にはスロットが設けられており、補助機器/補助機器ワイヤレス充電発射モジュールがスロット内に嵌め込まれる。本発明では、第1携帯電話ワイヤレス充電部301、第2携帯電話ワイヤレス充電部305、イヤホンワイヤレス充電部302、腕時計ワイヤレス充電部303及びスタイラスペンワイヤレス充電部304の具体的な設置位置を限定しない。制御システムの設計原理を満たすことを前提に、上記各充電位置について行われる変更はいずれも本発明の構想の範囲に属する。よって、以下に具体的実施例を例示して説明するが、本発明はこれに限らない。
【0044】
具体例:
(1)
図7~
図10に示すように、補助機器はイヤホンボックスである。
【0045】
表面ケース110及び/又は底面ケース120内にはイヤホンボックススロットが設けられており、イヤホンボックスがイヤホンボックススロット内に嵌め込まれる。また、イヤホンワイヤレス充電発射モジュールがイヤホンボックススロットの位置に対応している。本実施例のイヤホンワイヤレス充電発射モジュールは底面ケース120内に位置している。且つ、イヤホンワイヤレス充電発射モジュールは、イヤホンワイヤレス充電発射コイル321と、イヤホンワイヤレス充電発射磁性シート322を含み、イヤホンワイヤレス充電発射コイル321の充電位置がイヤホンボックススロットに面している。
【0046】
本実施例において、表面ケース110内には表面ケースイヤホンボックススロット1103が設けられており、底面ケース120内には底面ケースイヤホンボックススロット1203が設けられている。イヤホンボックスは、表面ケースイヤホンボックススロット1103と底面ケースイヤホンボックススロット1203で囲まれる空間内に嵌め込まれる。
【0047】
好ましくは、イヤホンボックススロットは、大イヤホンボックススロットと小イヤホンボックススロットを含み、大イヤホンボックススロットと小イヤホンボックススロットが交差するよう重ねられる(十字型をなす)。これにより、当該イヤホンボックススロットはアップル製の異なる2つのサイズのイヤホンボックスに適応可能となる。
【0048】
(2)
図7~
図11に示すように、補助機器は腕時計である。
【0049】
表面ケース110及び/又は底面ケース120内には腕時計ワイヤレス充電スロットが設けられており、腕時計ワイヤレス充電アセンブリ330が腕時計ワイヤレス充電スロット内に嵌め込まれる。表面ケース110には表面ケース腕時計ワイヤレス充電スロット1104が設けられており、底面ケース120には底面ケース腕時計ワイヤレス充電スロット1204が設けられている。
【0050】
腕時計ワイヤレス充電アセンブリ330は腕時計ワイヤレス充電発射モジュール333を含む。腕時計ワイヤレス充電発射モジュール333は、腕時計の配置位置に面している。腕時計ワイヤレス充電アセンブリ330は、腕時計ワイヤレス充電保護ケース331と腕時計ワイヤレス充電PCB332を更に含む。腕時計ワイヤレス充電発射モジュール333は腕時計ワイヤレス充電保護ケース331内に嵌め込まれ、腕時計ワイヤレス充電PCB332は腕時計ワイヤレス充電保護ケース331と腕時計ワイヤレス充電発射モジュール333の間に組み合わされる。
【0051】
本実施例において、腕時計ワイヤレス充電アセンブリ330は、回転アセンブリを介して充電器本体にヒンジ接続されるとともに、90度回転することが可能である。具体的に、回転アセンブリは腕時計ワイヤレス充電回転軸334を含む。腕時計ワイヤレス充電回転軸334の両端には、それぞれロータリーダンパー335が覆設されている。ロータリーダンパー335は、減衰調節部材336を介して充電器本体に固定される。これにより、腕時計ワイヤレス充電アセンブリを回転させたあとに固定及び支持することが可能となるため、充電中に腕時計が摺動して電断するとの事態が回避される。好ましくは、腕時計ワイヤレス充電アセンブリ330は締結パーツ337を更に含む。締結パーツ337内には、上下に挿通される締結軸が設けられている。締結軸の上端は腕時計ワイヤレス充電保護ケース331内まで延伸しており、下端は腕時計ワイヤレス充電回転軸334の下側まで延伸している。
【0052】
好ましくは、腕時計ワイヤレス充電スロットの側面には、内側に凹陥する腕時計ワイヤレス充電掛合部1205が設けられている。また、腕時計ワイヤレス充電アセンブリ330の側面には突出するフックが設けられており、フックの位置が腕時計ワイヤレス充電掛合部1205の位置に対応している。使用者は、腕時計ワイヤレス充電アセンブリ330を引き動かしたい場合、指を腕時計ワイヤレス充電掛合部1205に差し込めばよいため、腕時計ワイヤレス充電アセンブリ330を回転させやすい。
【0053】
(3)
図7~
図10に示すように、補助機器はスタイラスペンである。
【0054】
表面ケース110及び/又は底面ケース120内にはスタイラスペンスロットが設けられており、スタイラスペンがスタイラスペンスロット内に嵌め込まれる。また、スタイラスペンワイヤレス充電発射モジュールがスタイラスペンスロットの位置に対応している。表面ケース110内には表面ケーススタイラスペンスロット1105が設けられており、底面ケース120内には底面ケーススタイラスペンスロット1206が設けられている。スタイラスペンは、表面ケーススタイラスペンスロット1105と底面ケーススタイラスペンスロット1206で囲まれる空間内に嵌め込まれる。本実施例において、スタイラスペンワイヤレス充電発射モジュールは底面ケース120内に組み付けられており、且つ、スタイラスペンワイヤレス充電発射コイル341と、これに組み合わされるスタイラスペンワイヤレス充電発射磁性シート342を含む。
【0055】
好ましくは、スタイラスペンスロット内にはスタイラスペン吸着磁石が固定されており、スタイラスペンはスタイラスペン吸着磁石によってスタイラスペンスロット内に固定される。これにより、スタイラスペンを安定的に充電位置に吸着可能となるため、良好な充電効果が保証される。
【0056】
各ワイヤレス充電発射モジュールは、いずれもワイヤレス充電発射回路と、これに接続されるワイヤレス充電発射コイル、ワイヤレス充電発射磁性シートを含む。ワイヤレス充電発射回路は主制御モジュール400に集積される。或いは、ワイヤレス充電発射回路はワイヤレス充電発射PCBに設置される。ワイヤレス充電発射PCB及びワイヤレス充電発射コイル、ワイヤレス充電発射磁性シートは、携帯電話、補助機器のワイヤレス充電位置に固定される。
【0057】
具体例:
(1)携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールは、携帯電話ワイヤレス充電発射回路と、これに接続される携帯電話ワイヤレス充電発射コイル、携帯電話ワイヤレス充電発射磁性シートを含む。携帯電話ワイヤレス充電発射回路は主制御モジュール400に集積される。或いは、携帯電話ワイヤレス充電発射回路は携帯電話ワイヤレス充電発射PCBに設置される。携帯電話ワイヤレス充電発射PCB及び携帯電話ワイヤレス充電発射コイル、携帯電話ワイヤレス充電発射磁性シートは、携帯電話ワイヤレス充電位置に固定される。
【0058】
(2)補助機器ワイヤレス充電発射モジュールは、補助機器ワイヤレス充電発射回路と、これに接続される補助機器ワイヤレス充電発射コイル、補助機器ワイヤレス充電発射磁性シートを含む。補助機器ワイヤレス充電発射回路は主制御モジュール400に集積される。或いは、補助機器ワイヤレス充電発射回路は補助機器ワイヤレス充電発射PCBに設置される。補助機器ワイヤレス充電発射PCB及び補助機器ワイヤレス充電発射コイル、補助機器ワイヤレス充電発射磁性シートは、補助機器のワイヤレス充電位置に固定される。
【0059】
図9に示すように、本実施例において、充電器本体内には更にワイヤレス充電受信モジュール500が設けられている。ワイヤレス充電受信モジュール500は主制御モジュール400に接続される。ワイヤレス充電受信モジュール500によって当該充電器に対するワイヤレス充電機能を実現するとともに、充放電コネクタによる有線方式を組み合わせることで、充電器の様々な充電方式を選択可能とする。
【0060】
図10に示すように、本実施例において、充電器本体内にはセル/バッテリ600が設けられている。セル/バッテリ600は主制御モジュール400に接続される。セル/バッテリ600に対する充放電管理を通じて、当該充電器の蓄電機能の制御を実現する。好ましくは、第1携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールはセル/バッテリ600の内側に位置し、第2携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールはセル/バッテリ600の外側に位置する。これにより、充電器本体の内部空間が十分に節約される。
【0061】
図13~
図19に示すように、携帯式多機能充電器の制御システムは、回路制御・充放電管理システムと、回路制御・充放電管理システムに接続されるワイヤレス充電発射モジュールを含む。
【0062】
回路制御・充放電管理システムは、更に、オン/オフ制御装置、LEDパイロットランプにも接続される。オン/オフ制御装置によって回路制御・充放電管理システムのオン・オフ制御を実現し、LEDパイロットランプによって充放電過程の表示を実現する。回路制御・充放電管理システムは、更に、電源入力/出力モジュールを介して充放電コネクタに接続され、充放電コネクタを通じて充電器の充電及び充電器から外部機器への放電を実現する。
【0063】
好ましくは、回路制御・充放電管理システムは更にポリマーセルに接続され、ポリマーセルを充電することで、当該充電器の蓄電及び給電機能を実現する。
【0064】
ワイヤレス充電発射モジュールは、携帯電話を充電するための携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールと、補助機器を充電するための補助機器ワイヤレス充電発射モジュールを含む。また、補助機器ワイヤレス充電発射モジュールは、イヤホンワイヤレス充電発射モジュール、腕時計ワイヤレス充電発射モジュール、スタイラスペンワイヤレス充電発射モジュールのうちの1又は複数を含む。
【0065】
好ましくは、各ワイヤレス充電発射モジュールに対応するワイヤレス充電発射回路は、回路制御・充放電管理システム内に集積される。或いは、各ワイヤレス充電発射モジュールに対応するワイヤレス充電発射回路は、対応するワイヤレス充電発射システムに設けられ、且つ、ワイヤレス充電発射システムが回路制御・充放電管理システムに電気的に接続される。本発明では、各ワイヤレス充電発射モジュールに対応するワイヤレス充電発射回路を回路制御・充放電管理システム内に集積することで、充電器内部の構造をいっそうコンパクトにしている。
【0066】
図13に示す携帯式多機能充電器の制御システムの実施例において、回路制御・充放電管理システムは電源入力/出力モジュールのみにより入力/出力管理を行い、ワイヤレス充電受信モジュールは設けられていない。これに対し、その他の実施例では、電源入力/出力モジュールを介してワイヤレス充電受信モジュールと連携し、有線/ワイヤレスの充電方式を実現する。
【0067】
図14に示す携帯式多機能充電器の制御システムの実施例では、ワイヤレス充電発射モジュールが、携帯電話ワイヤレス充電発射モジュール、イヤホンワイヤレス充電発射モジュール及びスタイラスペンワイヤレス充電発射モジュールを含む。
【0068】
図15に示す携帯式多機能充電器の制御システムの実施例では、ワイヤレス充電発射モジュールが、携帯電話ワイヤレス充電発射モジュール、腕時計ワイヤレス充電発射モジュール及びスタイラスペンワイヤレス充電発射モジュールを含む。
【0069】
図16に示す携帯式多機能充電器の制御システムの実施例では、ワイヤレス充電発射モジュールが、携帯電話ワイヤレス充電発射モジュール、腕時計ワイヤレス充電発射モジュール及びイヤホンワイヤレス充電発射モジュールを含む。
【0070】
図17に示す携帯式多機能充電器の制御システムの実施例では、回路制御・充放電管理システムに蓄電機能は設けられておらず、当該充電器は商用電源との接続によってのみ充電機能を発揮可能である。
【0071】
図18及び
図19に示すように、携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールは、携帯電話ワイヤレス充電発射コイルを1つ含む。或いは、携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールは、携帯電話ワイヤレス充電発射コイルを2つ含み、且つ、2つの携帯電話ワイヤレス充電発射コイルの充電方向が異なっている。本実施例の携帯電話ワイヤレス充電発射モジュールは、携帯電話充電発射コイルを2つ含むことで、当該充電器の開/閉状態いずれにおいても携帯電話に対する充電機能を実現する。
【0072】
上記の各実施例は本発明の一部の実施例を列挙したにすぎない。説明すべき点として、本発明の構想全体を元に行われる方案の変更はいずれも本発明の保護の範囲に属する。
【0073】
図20に示すように、回路制御・充放電管理システムは、充放電管理回路、ワイヤレス充電回路、昇降圧管理回路及びDC/DC回路を含む。充放電管理回路は、ワイヤレス充電回路、昇降圧管理回路にそれぞれ双方向接続される。また、昇降圧管理回路はワイヤレス充電回路に接続される。且つ、昇降圧管理回路はDC/DC回路に双方向接続される。充放電管理回路は、ワイヤレス充電回路を通じて各ワイヤレス充電発射モジュールに対する充電制御を実現する。
【0074】
好ましくは、回路制御・充放電管理システムはバッテリ保護回路を更に含む。バッテリ保護回路は昇降圧管理回路に双方向接続される。且つ、バッテリ保護回路は充放電管理制御装置に接続される。バッテリ保護回路は、昇降圧管理回路を検出するとともに、充放電管理制御装置の保護を実現する。
【0075】
上記の各回路は当該分野で常用される制御回路を用いて実現すればよい。ただし、本発明ではこれに限定しないため、各回路の具体的構造についてはこれ以上記載しない。
【0076】
理解すべき点として、当業者であれば、上記の説明に基づく改良及び変更が可能であり、これら全ての改良及び変更はいずれも本発明の添付の請求項による保護の範囲に属する。
【0077】
上記では図面を組み合わせて本発明につき例示的に記載したが、言うまでもなく、本発明の実現は上記の方式に制限されない。本発明の方法、構想及び技術方案を用いて行われる各種の改良、或いは、改良することなく本発明の構想及び技術方案をそのままその他の状況に適用する場合のいずれもが本発明の保護の範囲に属する。
【符号の説明】
【0078】
110 表面ケース
1101 表面ケース上カバー
1102 表面ケース下カバー
1103 表面ケースイヤホンボックススロット
1104 表面ケース腕時計ワイヤレス充電スロット
1105 表面ケーススタイラスペンスロット
111 表面ケース掛合部
112 表面ケース磁石
113 表面ケース減衰シリコーン
120 底面ケース
1201 底面ケース上カバー
1202 底面ケース下カバー
1203 底面ケースイヤホンボックススロット
1204 底面ケース腕時計ワイヤレス充電スロット
1205 腕時計ワイヤレス充電掛合部
1206 底面ケーススタイラスペンスロット
121 底面ケース掛合部
122 底面ケース磁石
123 底面ケース減衰シリコーン
200 中空折り返しカバー
210 中空回転軸
301 第1携帯電話ワイヤレス充電部
302 イヤホンワイヤレス充電部
303 腕時計ワイヤレス充電部
304 スタイラスペンワイヤレス充電部
305 第2携帯電話ワイヤレス充電部
311 第1携帯電話ワイヤレス充電発射コイル
312 第1携帯電話ワイヤレス充電発射磁性シート
313 第2携帯電話ワイヤレス充電発射コイル
314 第2携帯電話ワイヤレス充電発射磁性シート
321 イヤホンワイヤレス充電発射コイル
322 イヤホンワイヤレス充電発射磁性シート
330 腕時計ワイヤレス充電アセンブリ
331 腕時計ワイヤレス充電保護ケース
332 腕時計ワイヤレス充電PCB
333 腕時計ワイヤレス充電発射モジュール
334 腕時計ワイヤレス充電回転軸
335 ロータリーダンパー
336 減衰調節部材
337 締結パーツ
341 スタイラスペンワイヤレス充電発射コイル
342 スタイラスペンワイヤレス充電発射磁性シート
400 主制御モジュール
410 オン/オフ制御装置
420 TYPE-Cコネクタ
430 LEDパイロットランプ
500 ワイヤレス充電受信モジュール
600 セル/バッテリ