本発明概念のならびに追加の目的、特徴、および利点は、添付図面を参照して、以下に示す本発明概念の好適な実施形態の例示的かつ非限定的な詳細な説明によってより良く理解される。図面において、特に記載されない限り、同様の要素に関して同様の参照番号が用いられる。
【図1A】
図1Aは、(2)において用いられる等方性3Dおよび指向性1Dエンコーディングに関する正規化ディフェージング波形(A)を示す。
【図1B】
図1Bは、(2)において用いられる等方性3Dおよび指向性1Dエンコーディングに関する正規化ディフェージング波形(A)の正規化パワースペクトラム(B)を示す。
等方性エンコーディングは、(A)における一点鎖線、点線、および破線として示される、x、y、およびz方向に沿ったディフェージングをもたらす滑らかに変化する勾配を有するq-MAS(11)によって実現される。(A)における実線として示されるディフェージングのq-MASの大きさは、指向性エンコーディングスキームにおいて単一方向に沿って用いられる。(A)によるディフェージング波形の対応する正規化パワースペクトラム、および制限拡散スペクトラムは、(B)に示される。(A)におけるx軸は、波形持続期間τで割り算された時間tである。(B)におけるx軸は、波形持続期間τによって乗算された周波数fである。異なる波形に関するエンコーディングスペクトラムの不一致は、時間依存拡散の場合におけるμFAバイアスをもたらし得る。
【図2A】
図2Aは、特徴となる様々な拡散距離√(D0τ)/Rにおける半径Rの球状制限に関する数値計算を示す。
【図2B】
図2Bは、特徴となる様々な拡散距離√(D0τ)/Rにおける半径Rの球状制限に関する数値計算を示す。
A)図1Aに示すq-MASディフェージング波形、x、y、zチャネル(破線、点線、および一点鎖線)に関する二乗平均平方根変位√(Dτ)/Rおよびそれらの平均、すなわち、q-MASディフェージング波形の大きさを有する3Dエンコーディング(実線)、指向性1Dエンコーディング(十字付きの実線)からのトレース。参照のために、短勾配パルス(SGP)指向性エンコーディングの結果が示される(円付きの実線)。B)q-MASディフェージングの大きさを用いる等方性(トレース)および指向性(1D)に関する見かけ上の拡散率(平均拡散率)の比。ただし、平均拡散率の差は、図5および図6に示す信号対b曲線の初期傾斜として実験的に観測され得る。
【図3】
図3は、q-MAS等方性および指向性波形(図1を参照)を用いて様々な特徴的な拡散距離√(D0τ)/Rで実行された、非制限拡散および半径Rの球状細孔内に制限された拡散を有する2つのコンパートメントの混合物に関する微視的異方性の数値計算を示す。
非制限コンパートメントからの信号断片は、範囲f=0.2~0.8内で変動する(凡例を参照)。微視的異方性度μFAは、(2)に示すように計算される。μFAが(2)に従って計算される場合、1Dおよび3Dエンコーディングシーケンスに関するエンコーディング/ディフェージングパワースペクトラムの差は、バイアスされたμFA値をもたらす。バイアスは、特徴となる拡散距離√(D0τ)/Rおよび信号比によって求められる拡散分散、すなわち重みfに依存する。
【図4A】
図4Aは、特徴となる様々な拡散距離√(D0τ)/Rにおける、半径Rのランダムに配向された円筒に関する数値計算を示す。
【図4B】
図4Bは、特徴となる様々な拡散距離√(D0τ)/Rにおける、半径Rのランダムに配向された円筒に関する数値計算を示す。
【図4C】
図4Cは、特徴となる様々な拡散距離√(D0τ)/Rにおける、半径Rのランダムに配向された円筒に関する数値計算を示す。
計算において、図1に示すようなq-MAS等方性(3D)および指向性(1D)波形(q-MASディフェージングの大きさ)が用いられた。加えて、平均q-MASパワースペクトラムに対応する分光的同調指向性(1D)波形、およびq-MASのxまたはyチャネルによって付与される略分光的同調指向性(1D)波形が用いられた(図のラベルを参照)。(A)等方性エンコーディング(実線)、q-MASディフェージングの大きさの波形を有する指向性エンコーディング(破線)、分光的同調波形を有する指向性エンコーディング(重複する実線)、および略分光的同調波形を有する指向性エンコーディング(点線)に関する正規化平均拡散率(MD)。(B)等方性エンコーディング(実線)、q-MASディフェージングの大きさの波形を有する指向性エンコーディング(破線)、分光的同調波形を有する指向性エンコーディング(値が低い方の破線)、および略分光的同調(xまたはyのq-MASチャネル)波形を有する指向性エンコーディング(点線)に関する正規化拡散分散。(C)q-MASディフェージングの大きさの波形(実線)、分光的一致波形(値が低い方の実線)、および略分光的同調(xまたはyのq-MASチャネル)波形(点線)に関する、(2)における等方性および指向性エンコーディングによる分散および平均拡散率で計算された微視的異方性度。同調または離調指向性1Dパルスに関する拡散分散または第2のモーメントμ2の差は、図5および図6に示すように、実験的に観測され得る。この差は、時間依存拡散効果を示す。また、等方性3Dおよび同調指向性1Dエンコーディングに関するμ2の差は、微視的異方性を定量化するために用いられる。
【図5A】
図5Aは、ファントムのT2W画像を示す(左)。
【図5B】
図5Bは、ファントムのT2W画像を示す(左)。
ファントムは、非時間依存(HEXおよびPEG)および時間依存拡散(酵母および繊維)、ならびに等方性(PEGおよび酵母)および異方性(HEXおよび繊維)の成分を反映する。異なるファントムからのROIにおける信号減衰が、異方性および時間依存拡散の増加によって順序付けられる(右)。同調指向性1D(ラベル2)と等方性3D(ラベル3)エンコーディングとの分離、および同調および離調指向性1D(ラベル1)エンコーディング間の分離は、時間依存性(制限サイズ)を反映する。
【図6A】
図6Aは、質的に異なる微細構造を有する4つの領域からのROIを有するサルの脳のT2W画像を示す(左)。
【図6B】
図6Bは、質的に異なる微細構造を有する4つの領域からのROIを有するサルの脳のT2W画像を示す(左)。
図5に示すように、ROIにおける信号減衰は、異方性および時間依存性の増加によって順序付けられる(右)。
【図7】
図7は、サンプルに拡散強調磁気共鳴測定を実行する方法のフローチャートを示す。
【図8】
図8aおよび図8bは、パルスシーケンスの例を示す。