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特許7057875携帯メールあるいはSMS利用可能な宅配ロッカー
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-13
(45)【発行日】2022-04-21
(54)【発明の名称】携帯メールあるいはSMS利用可能な宅配ロッカー
(51)【国際特許分類】
   A47G 29/12 20060101AFI20220414BHJP
   A47G 29/122 20060101ALI20220414BHJP
【FI】
A47G29/12 Z
A47G29/122 B
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2017255243
(22)【出願日】2017-12-29
(65)【公開番号】P2019118618
(43)【公開日】2019-07-22
【審査請求日】2020-11-20
(73)【特許権者】
【識別番号】597071803
【氏名又は名称】株式会社信防エディックス
(74)【代理人】
【識別番号】100102886
【弁理士】
【氏名又は名称】中谷 光夫
(72)【発明者】
【氏名】今井 正武
【審査官】東 勝之
(56)【参考文献】
【文献】特開平06-125833(JP,A)
【文献】特開平01-204618(JP,A)
【文献】特開2017-064026(JP,A)
【文献】特開平11-046967(JP,A)
【文献】特開2007-224497(JP,A)
【文献】特開2003-097119(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0066732(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G 29/00 - 29/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
1) 箱型宅配ロッカー本体と、
2)宅配ロッカー本体に設けられた少なくとも2つの収容部と、
3)隣接する2つの収容部をロック状態で仕切り、内方端部の周りに一方向に回動可能とされた仕切板であって、隣接する2つの収容部を2つの収容部として使用する場合は該仕切板をロック状態で仕切り、隣接する2つの収容部を1つの収容部として使用する場合にはロック位置から回動・退去し隣接する2つの収容部で1つの収容部を形成することが可能となっている仕切板と、
4)各々の収容部を開閉する回動可能なドア部と、
5)隣接するドア部の対向端部には内方に延びる爪部が設けられ、隣接するドア部の爪部を受ける開口部が仕切板のドアに対向する面に設けられ、ドアが閉じられたときは隣接するドア部の爪部が該開口部に収容され仕切板をロックし、隣接するドアがともに開かれて、隣接する収容部を1つの収容部として使用する場合には、隣接するドア部をともに開け、それらの爪部がともに該開口部から離脱すると、該仕切板のロック状態が外れ回動・退去され隣接する2つの収容部で1つの収容部を形成可能となっており、
6)各々のドア部を施錠する施錠部であって、宅配業者はドアを開いて宅配物を収容部に収容後に当該ドア部を施錠する施錠部と、
7)各々のドア部に設けられ収容部に収容された宅配物を目視することが可能な透明な窓部とからなる、宅配ロッカーであって、
隣接するドア部の少なくとも一方のドアを収納枠体から離脱させる離脱機構が設けられており、
前記離脱機構は以下の構成(1)と(2)を有する、宅配ロッカー。
(1)宅配ロッカーの一方のドア部の回動端部において、ドア部とそれに対向する収容部枠体のそれぞれの面に開口部が設けられそれら開口部の間に収容部枠体の方向に付勢されてドアを収容部枠体で回動可能に支持する支柱ピンが設けられ、該収容部枠体の開口部から支柱ピンを該一方のドア部の方向に離脱させドア部の回動固定状態を開放する離脱手段が収容部内に設けられ、
(2)該一方のドア部の回動端部と他方のドア部の回動端部の対向するそれぞれの面に開口部が設けられそれら開口部の間に一方の方向に付勢されてドアを回動可能に支持する支柱ピンが設けられ、該一方の方向に存在するドア部の開口部から支柱ピンをドア部の方向に離脱させドア部の回動固定状態を開放する離脱手段が設けられ、それによって該一方のドア部の回動端部を収容部枠体から外せる。
【請求項2】
1) 箱型宅配ロッカー本体と、
2)宅配ロッカー本体に設けられた少なくとも2つの収容部と、
3)隣接する2つの収容部をロック状態で仕切り、内方端部の周りに一方向に回動可能とされた仕切板であって、隣接する2つの収容部を2つの収容部として使用する場合は該仕切板をロック状態で仕切り、隣接する2つの収容部を1つの収容部として使用する場合にはロック位置から回動・退去し隣接する2つの収容部で1つの収容部を形成することが可能となっている仕切板と、
4)各々の収容部を開閉する回動可能なドア部と、
5)隣接するドア部の対向端部には内方に延びる爪部が設けられ、隣接するドア部の爪部を受ける開口部が仕切板のドアに対向する面に設けられ、ドアが閉じられたときは隣接するドア部の爪部が該開口部に収容され仕切板をロックし、隣接するドアがともに開かれて、隣接する収容部を1つの収容部として使用する場合には、隣接するドア部をともに開け、それらの爪部がともに該開口部から離脱すると、該仕切板のロック状態が外れ回動・退去され隣接する2つの収容部で1つの収容部を形成可能となっており、
6)各々のドア部を施錠する施錠部であって、宅配業者はドアを開いて宅配物を収容部に収容後に当該ドア部を施錠する施錠部と、
7)各々のドア部に設けられ収容部に収容された宅配物を目視することが可能な透明な窓部とからなる、宅配ロッカーであって、
隣接するドア部の少なくとも一方のドアを収納枠体から離脱させる離脱機構が設けられており、
前記離脱機構は以下の構成(1)~(3)を有する、宅配ロッカー。
(1)宅配ロッカーにおいて、施錠部として南京錠を用い、南京錠の鍵脚部をドア部に設けた鍵受部及びロッカー本体枠体の棒状の鍵受部の開口部を介して取付けるようになっている。
(2)棒状の鍵受部の後方部はロッカー本体部に設けた溝部に摺動可能に嵌合し、該鍵受部の後方部に設けた開口部及びロッカー本体部溝部に設けた開口部には離脱可能なキャップ部を有するピンの脚部が挿入され、鍵受部はロッカー本体の溝部を摺動することを阻止し、ロッカー本体の溝部から離脱することを阻止する。
(3)鍵受部の後方部に設けた開口部及びロッカー本体部溝部に設けた開口部からピン脚部を離脱させ、鍵受部がロッカー本体の溝部を摺動し、ロッカー本体の溝部から離脱することを可能とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、荷物を受取り、収容する宅配ボックスに関し、特に宅配便の再配達を減少させるための携帯メールあるいはSMS(ショートメール)利用可能な宅配ロッカーに関する。
【背景技術】
【0002】
宅配業者は、人手不足、宅配物の受取人が配達時間帯に不在による荷物の再配達、それに伴う超過勤務の問題及び車両の超過運行及びCOの発生の増大による環境悪化等の問題点がある。荷物の受取人は、宅配時間に家に待機している必要があり、また不在の時や風呂、シャワー、トイレ等で宅配物を適宜受け取れない場合がある。
【0003】
従って、宅配業者及び宅配物の受取人から宅配ロッカーの要望は強い。従来、2つの隣接する収容部を仕切板で仕切り、それぞれの収容部に宅配物を収容できるとともに、一つの収容部に収容できない場合には、仕切板を取り外して2つの隣接する収容部を1つの収容部として使用する宅配荷物受取ボックスが提案されている。特許文献1。
【0004】
また、宅配ボックスの使用状態の変化時に宅配ボックス付近を撮像する撮像手段と宅配ボックスの使用状態の情報を記憶する宅配ボックス状態記憶部等を有する宅配ボックスシステムが提案されている。特許文献2。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】実開平5-43976
【文献】特開2002-78598
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、ドア部の開閉に連動させた簡単な機構により隣接する収容部を仕切板で仕切る仕切板をロック状態から回動・退避させることが可能な宅配ロッカーを提供し、宅配物を収納した後宅配便の宅配を携帯メールあるいはSMS(ショートメール)で知らせることを可能とする携帯メールあるいはSMS(ショートメール)利用可能な宅配ロッカーを提供する。さらに、ドアが閉じられた状態でドア部の回動端部を収納部枠体から離脱して外部へ連絡したり、あるいは外部へ脱出することを可能とする宅配ロッカーを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明は以下の宅配ボックスを提供する。
(請求項1)
1) 箱型宅配ロッカー本体と、
2)宅配ロッカー本体に設けられた少なくとも2つの収容部と、
3)隣接する2つの収容部をロック状態で仕切り、内方端部の周りに一方向に回動可能とされた仕切板であって、隣接する2つの収容部を2つの収容部として使用する場合は該仕切板をロック状態で仕切り、隣接する2つの収容部を1つの収容部として使用する場合にはロック位置から回動・退去し隣接する2つの収容部で1つの収容部を形成することが可能となっている仕切板と、
4)各々の収容部を開閉する回動可能なドア部と、
5)隣接するドア部の対向端部には内方に延びる爪部が設けられ、隣接するドア部の爪部を受ける開口部が仕切板のドアに対向する面に設けられ、ドアが閉じられたときは隣接するドア部の爪部が該開口部に収容され仕切板をロックし、隣接するドアがともに開かれて、隣接する収容部を1つの収容部として使用する場合には、隣接するドア部をともに開け、それらの爪部がともに該開口部から離脱すると、該仕切板のロック状態が外れ回動・退去され隣接する2つの収容部で1つの収容部を形成可能となっており、
6)各々のドア部を施錠する施錠部であって、宅配業者はドアを開いて宅配物を収容部に収容後に当該ドア部を施錠する施錠部と、
7)各々のドア部に設けられ収容部に収容された宅配物を目視することが可能な透明な窓部とからなる、宅配ロッカーであって、
8)宅配業者は宅配物を収容部に収容して当該ドア部を施錠した後、撮像機能付通信装置で透明窓部を介して宅配物に付したIDラベルを撮像し、必要に応じてSMSで宅配物を当該宅配ロッカーに宅配したことを知らせることを可能とする、宅配便の再配達を減少させる携帯メールあるいはSMS(ショートメール)利用可能な宅配ロッカー。
【0008】
(請求項2)
隣接するドア部の少なくとも一方のドア部を収納枠体から離脱させる離脱機構が設けられている、請求項1に記載の宅配ロッカー。


(請求項3)
離脱機構は以下の構成(1)と(2)を有する、請求項2に記載の宅配ロッカー。
(1)宅配ロッカーの一方のドア部の回動端部において、ドア部とそれに対向する収容部枠体のそれぞれの面に開口部が設けられそれら開口部の間に収容部枠体の方向に付勢されてドアを収容部枠体で回動可能に支持する支柱ピンが設けられ、該収容部枠体の開口部から支柱ピンを該一方のドア部の方向に離脱させドア部の回動固定状態を開放する離脱手段が収容部内に設けられ、
(2)該一方のドア部の回動端部と他方のドア部の回動端部の対向するそれぞれの面に開口部が設けられそれら開口部の間に一方の方向に付勢されてドアを回動可能に支持する支柱ピンが設けられ、該一方の方向に存在するドア部の開口部から支柱ピンをドア部の方向に離脱させドア部の回動固定状態を開放する離脱手段が設けられ、それによって該一方のドア部の回動端部を収容部枠体から外せる。
(請求項4)
離脱機構は以下の構成(1)~(3)を有する、請求項2に記載の宅配ロッカー。
(1)宅配ロッカーにおいて、施錠部として南京錠を用い、南京錠の鍵脚部をドア部に設けた鍵受部及びロッカー本体枠体の棒状の鍵受部の開口部を介して取付けるようになっている。
(2)棒状の鍵受部の後方部はロッカー本体部に設けた溝部に摺動可能に嵌合し、該鍵受部の後方部に設けた開口部及びロッカー本体部溝部に設けた開口部には離脱可能なキャップ部を有するピンの脚部が挿入され、鍵受部はロッカー本体の溝部を摺動することを阻止し、ロッカー本体の溝部から離脱することを阻止する。
(3)鍵受部の後方部に設けた開口部及びロッカー本体部溝部に設けた開口部からピン脚部を離脱させ、鍵受部がロッカー本体の溝部を摺動し、ロッカー本体の溝部から離脱することを可能とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る宅配ロッカーは、宅配物の大きさに応じて、隣接ドア部の開閉に連動させた簡単な機構により隣接する収容部を仕切る仕切板をロック状態から回動・退避させることによって容易に2つの収容部を1つの統合した収容部とすることができる。
また、宅配物を収納した後宅配便の宅配を携帯メールあるいはSMS(ショートメール)で受取人に知らせることを可能とするので、宅配したことを受取人へ迅速かつ確実に伝えることができる。この際に宅配ボックス内に収容された宅配物及びIDラベルを透明窓部を介して撮像してSMS(ショートメール)に添付することも可能であり、画像は配達証明として利用することができる。
また、誤って、子供等がドアが閉じられて閉じ込められた状態でもドア部の回動端部を収納部枠体から離脱して外部へ連絡したり、あるいは脱出することが可能となり、安全対策上非常に重要である。
あるいは、施錠部として南京錠を用い、ロッカー本体枠体の鍵受部を棒状とし、南京錠を施錠した状態で棒状の鍵受部をロッカー本体枠体から離脱可能な構成をとることによって、鍵受部はロッカー本体の溝部を摺動することを阻止し、ロッカー本体の溝部から離脱することを阻止する、あるいは鍵受部の後方部に設けた開口部及びロッカー本体部溝部に設けた開口部からピン脚部を離脱させ、鍵受部がロッカー本体の溝部を摺動し、ロッカー本体の溝部から離脱することを可能とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明に係る宅配便の再配達を減少させる携帯メールあるいはSMS(ショートメール)利用可能な宅配ロッカーの正面図である。
図2】(a)は図1の宅配ロッカーを切断線2(a)-2(a)に沿って見た断面図であり、(b)は(a)の円部内の拡大図である。
図3】上下に隣接する収容部の上のドアを開いて宅配物を収容した状態の斜視図である。
図4】宅配物を上の収容部に収納した後ドアを閉じた宅配ロッカーの斜視図である。
図5】(a)は上下のドアを開いて隣接する収容部を仕切板で仕切る仕切板をロック状態から回動・退避させる動作を示す斜視図であり、(b)は1つとした収容部に2つの収容部に跨るサイズの宅配物を収容した宅配ボックスの斜視図である。
図6】施錠部として南京錠を用いる実施態様であり、(a)は南京錠を付けた宅配ロッカーの正面図で、(b)は宅配物を収納後ドアを閉じて南京錠を開錠した状態を示す拡大図で、(c)は宅配物を収納後ドアを閉じて南京錠を施錠した状態を示す拡大図である。
図7】ドア部離脱装置を有する宅配ロッカーの正面図である。
図8】(a)は離脱装置が上ドア部と下ドア部に跨って延在する図であり、(b)は離脱装置が上ドア部から離脱した状態を示す。
図9】(a)は別のドア部離脱装置を有する宅配ロッカーの斜視図であり、(b)は該ドア部離脱装置の断面図である。
図10】(a)は収容枠体に取付けたさらに別のドア部離脱装置の断面図であり、(b)はその側面図である。
図11】(a)はハンコを吊り下げハンコを上下収容部に通す構造を示し、(b)はその平面図で、(c)はハンコを吊り下げ下収容部へ通した状態を示す。
図12】ドア部離脱機構の第3の実施態様であり、(a)は宅配ロッカーの正面図であり(b)は中央部ドア部離脱機構の拡大図である。
図13】第3の実施態様の上ドア部離脱機構の一部拡大図であり、(a)は上ドア部の内側左端部に設けた離脱機構の一部拡大図であり、(b)は(a)の断面13(b)-13(b)から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。これらの実施態様は本発明を説明するための例示であるが、本発明をそれらの実施態様に限定して解釈してはならない。請求項に定義する発明に入るものは、全て本発明に属する。
【0012】
図1は、本発明に係る宅配ロッカー1を示し、図2図1の切断面2(a)-2(a)で見た宅配ロッカーの断面図である。2はロッカー本体であり、3はロッカー本体2の内部に設けた上下に隣接する収容部3-1,3-2である。各収容部3-1,3-2を開閉可能なドア部4-1,4-2であり、5-1,5-2は、各ドア部4-1,4-2を施錠する施錠部であって、宅配業者はドアを開いて宅配物を収容部に収容後にドア部を閉じ施錠部により当該ドア部を施錠するようになっている。宅配業者がドアを開く場合は、施錠部はオープンとなっており、宅配物を収容部に収容後にドア部を閉じた段階で施錠部で施錠する。施錠部には図示しない鍵部が設けられ、鍵により開錠できるようになっている。6-1,6-2はドア部の取手部であり、7-1,7-2は各ドア部に設けられ収容部に収容された宅配物を目視することを可能とする透明な窓部7-1,7-2である。なお、透明窓部には、窓部の保護及び防犯上の観点から、開閉自在の蓋をつけてもよい。
【0013】
8は、隣接する2つの収容部3-1,3-2をロック状態で仕切り、内方端部の周りに上方向に回動可能とされた仕切板であり、9は仕切り板8の上方向の回動を可能とするちょうつがいであり、10は仕切り板8の下方向の回動を阻止する回動阻止具である。隣接する2つの収容部3-1,3-2を2つの収容部として使用する場合は該仕切板をロック状態で仕切り(図2(a))、隣接する2つの収容部を1つの収容部として使用する場合には仕切り板8をロック位置から回動・退去させ隣接する2つの収容部で1つの収容部を形成することが可能となっている。図5(a),(b)参照。
【0014】
隣接するドア部4-1,4-2の対向端部には内方に延びる爪部11-1,11-2が取付けられ、隣接するドア部の爪部11-1,11-2を受ける開口部12が仕切板8のドアに対向する面に設けられ、ドア部4-1,4-2が閉じられたときは隣接するドア部の爪部11-1,11-2が該開口部12に収容され仕切板8をロックする。収容部3-1,3-2の両方をつなげて使用する場合には、隣接するドア部4-1,4-2をともに開き、隣接するドア部の爪部11-1,11-2をともに該開口部12から離脱させると、該仕切板のロック状態が外れ、仕切板8を上方へ回動・退去させることができる。それにより、隣接する2つの収容部3-1,3-2で1つの収容部を形成できるようになっている。ドア部4-1、4-2の一方のドア部のみを開いた場合は、開口部12に入っている爪部と仕切板8の下方向の回動を阻止する回動阻止具10により仕切板8のロック状態が確実に維持され、隣接する収容部3-1,3-2は仕切られたままとされる。
【0015】
本発明の宅配ロッカー1では、図3図4に示すように、宅配業者は宅配物Gに不在票等のIDラベルLを付けドア部4-1を開け収容部3-1に宅配物Gを収容し当該ドア部4-1を閉めた後、施錠部5-1により施錠する。施錠前に、収容部3-1に宅配物Gを収容した状態で撮像してもよい。収容部3-1に収容して施錠した宅配物G及びそれに付けた不在票等のIDラベルLは透明窓部7-1を介して目視できるので、スマートフォン等の撮像機能付通信装置で透明窓部7-1を介して宅配物及び宅配物に付したIDラベルLを撮像し、撮像機能付通信装置により携帯メールあるいはSMSで宅配物を当該宅配ロッカー1に収納したことを受取人に会社名及び荷物No. とともに知らせることができる。必要に応じて、撮像画像も一緒に送ることができる。携帯では連絡がつかなくても携帯メールあるいはSMSであれば荷受人に連絡をすることが可能である。
【0016】
撮像画像を保存しておき、宅配証明として利用することができる。IDラベルは、例えば以下の記載を含む。
宅配会社名 ○○○
宅配日 ○○年○月○日
宅配者 ○○○
電話番号 ○○-○○○-○○○
なお、荷受人には帰宅して宅配物を確認後、携帯メールあるいはSMSで宅配物受領確認をしてもらうこともできる。写真については3日程度保存後、問題がなければ消去するか、帰社後会社のPC等に保存することもできる。また、盗難等で受け渡しの確認ができない場合でも、後日受取人に対して宅配物を収納し鍵をかけた状態の写真を納品証明書として提示することもできる。
【0017】
図5は、隣接するドア部4-1,4-2をともに開き、隣接するドア部の爪部11-1,11-2をともに仕切板8の開口部12から離脱させると、該仕切板のロック状態を外すことによって、仕切板8を上方へ回動・退去させ隣接する2つの収容部で1つの収容部を形成する状態を示す。図5(a)は仕切板8が上方へ回動・退去される途中の状態を示し、図5(b)は1つの収容部15に隣接する収容部に渡るサイズの宅配物G2を入れた状態を示す。
【0018】
施錠手段は、南京錠や、施錠する際にはダイヤルを回し開錠する場合には鍵穴にキーを差し込む手動ロック式のシリンダー錠、摺動ロック式のスライダー型キ―等のものを用いることができる。
図6(a)、(b)、(c)は施錠部として南京錠16を用いた実施態様である。南京錠16は逆U字状ロッド形式の鍵脚部16aと南京錠本体16bとからなり、ドア部及び対向する宅配ロッカー本体には南京錠の逆U字状ロッド形式の鍵脚部16aを取り付ける鍵受部17a、17bが設けられ、鍵脚部16aが鍵受部17a、17bに渡って取付けできるようになっている。図6(a)は南京錠を鍵受部17a、17bに渡って取付けた状態で、図6(b)は南京錠の逆U字状ロッド形式の鍵部をかけ開錠した状態を示し、図6(c)は南京錠本体に逆U字状ロッド形式の鍵部を押し込んで施錠した状態を示す。施錠状態では南京錠を開くことはできず、受取人が鍵を使って南京錠を開鍵する。また、宅配物G2の上部に付けた不在票等のIDラベルLは透明窓部7-1を介して目視できるので、この場合も同様に、スマートフォン等の撮像機能付通信装置で透明窓部7-1を介して宅配物に付したIDラベルLを撮像し、撮像機能付通信装置により携帯メールあるいはSMSで宅配物を当該宅配ロッカー1に収納したことを知らせることができ、必要に応じて、撮像画像も一緒に送ることができる。携帯では連絡がつかなくても携帯メールあるいはSMSであれば荷受人に連絡をすることが可能である。
【0019】
図7は、隣接するドア部の少なくとも一方のドアに該ドア部の回動端部を宅配ボックス枠体から離脱させる機構が収容部内部に設けられた宅配ロッカーを示し、図8図7の離脱機構の拡大図である。
離脱機構は、上ドア部4-1の回動端部において上ドア部4-1とそれに対向する収容部枠体2aの上枠体部との間に設けられた第1の離脱機構20aと下ドア部の回動端部と下ドア部4-2の回動端部との間に設けられた第2の離脱機構20bとからなる。
【0020】
図8(a)、(b)は上ドア部の回動端部と下ドア部4-2の回動端部との間に設けられた第2の離脱機構20bの構造の拡大図を示すが、上ドア部4-1の回動端部において上ドア部4-1とそれに対向する収容部枠体2aの上枠体部との間に設けられた第1の離脱機構20aも同様の構造を有する。
離脱機構20bにおいて、上ドア部4-1の回動端部と下ドア部4-2の回動端部の間には支柱ピン21が保持され、上ドア部の開口部22a、下ドア部の開口部22bと上下ドア部4-1、4-2の間に固定した支柱ピン保持板23の開口部22cと下ドア部の下方に設けた支柱ピン支承板24の開口部22dを通されている。下ドア部の下側に設けたばね止め用つば25の下の断面顎状のバネ留め具26と支柱ピン支承板24上に設けた断面顎状のバネ留め具26の間の支柱ピン21の周りに圧縮ばね27が装着されている。バネ留め具26は、圧縮ばね27の端部を支柱ピン21の周りに位置決めする。
【0021】
離脱ひも具28が、ロッカー本体内に設けられている。離脱ひも具28は離脱ひも28aと離脱輪28bとからなり、ばね止め用つば25に対して離脱ひも具28が連結されている。本実施態様では第1の離脱機構20aと第2の離脱機構20bに対して離脱輪28bに繋がる離脱ひも具28、28が連結されているが、離脱機構20aと離脱機構20bのそれぞれに対して別の離脱ひも具を連結しても良い。
万一、子供等が収容部に閉じ込められた場合には、収容部内部において圧縮ばね27に抗して離脱ひも具28の離脱輪28bを下方に引くと支柱ピン21の上部が上ドア部4-1から離脱し、また上方の支柱ピンが上方のロッカー本体から外れ、それによって上ドアの回動端部をロッカー本体から外すことができるようになっている。これにより、万一収容部に閉じ込められても離脱機構により上ドア部4-1の回動端部が対向収容部枠体から離脱し外部に出ることが可能となる。なお、本発明に係る宅配ロッカーは透明窓部が設けられているので、内部はある程度の明るさが保たれ、離脱機構を容易に操作可能となる。
【0022】
なお、図7の29は下ドア部4-2とロッカー本体2の下枠体部との間に設けた回動支持機構であり、回動支持機構29は下ドア部4-2とロッカー本体の下枠体部に渡って延びる支柱ピンを有する。詳細については割愛する。
【0023】
図9(a)、(b)は離脱機構の第の実施態様である。
本実施態様では、施錠部として南京錠を用いており(図6(a),(b)参照)、南京錠の鍵脚部16aを鍵受部31a、31bの開口部33a,33bを介して取り付けできる。鍵受部31aの後方部はロッカー本体部に設けた溝部30に摺動可能に嵌合し、鍵受部31aの後方部及びロッカー本体部溝部30に設けた開口部には離脱可能なピン32の脚部32bが挿入されている。32aはピン32のキャップ部である。これにより、鍵受部31aはロッカー本体の溝部30を摺動することが阻止され、またロッカー本体の溝部30から離脱することが阻止されている。
【0024】
本実施態様では離脱ヒモ36aと離脱輪36bとからなる離脱ヒモ具36が設けられ、離脱ヒモ36aの一端部はピン32のキャップ部32aと鍵受部31aの間の脚部32bの周りに連結され、離脱ヒモ36aの他端部には離脱輪36bが連結されている。本実施態様では上ドア部について離脱機構を設けた例について説明したが、同様の離脱機構を下ドア部に設けることができる。
万一、子供等が収容部に閉じ込められた場合には、離脱輪36bを引くと離脱ヒモ32aを介して離脱ピン32の脚部32bが鍵受部31aの後方部の開口部及びロッカー本体部溝部30の開口部から離脱し、それによって鍵受部31aは溝部30に沿って摺動可能となる。また、収容部枠体2とドア部4-1の対向側面との間には間隙があるので、ドア部を外側に押すことによって鍵受部31aの一部あるいは全体が溝部30から離脱し、上ドア部4-1をさらに内部から押すことによって上ドア部4-1を外側に開くことが可能となる。下ドア4-2の離脱機構についても同様である。
【0025】
図10(a)、(b)は離脱機構の第2の実施態様であり、(a)は収容枠体に取付けたドア部離脱装置の断面図であり、(b)はその側面図である。
本実施態様では、施錠部として南京錠を用いており、南京錠の鍵脚部を鍵受部37aに渡って取り付けできるようになっている(図6(a)、(b)参照)。鍵受部37aはロッカー本体部に外側に設けた一対の摺動ガイド38aと38bの間に摺動可能に装着され、摺動ガイド後方の鍵受部37aに設けた溝部40にテコ離脱手段41の離脱爪41aが嵌合されている。テコ離脱手段41はテコ棒部41b、テコ棒部41bの先端の離脱爪41a、テコ棒部中央部のテコ支点41cとテコ力点部41dとからなっている。
本実施態様においても、子供等が収容部に閉じ込められた場合には、テコ力点部41dを押し下げることによって離脱爪41aが鍵受部37aの溝部40から外れて鍵受部37aは一対の摺動ガイド38aと38bの間を摺動可能となる。収容部枠体2とドア部4-1の対向側面との間には間隙があるので、ドア部を外側に押すことによって、鍵受部37aは一部あるいは全体的に摺動ガイド38a,38bの間から離脱し、上ドア部4-1をさらに内部から押すことによって上ドア部4-1を外側に開くことが可能となる。なお、39は南京錠の鍵脚部16aを通す鍵受部31aの開口部である。
【0026】
図11は、収容部内にハンコを吊り下げる実施態様を示す。
同図において、ハンコ吊り下げフック50が上収納部3-1内で仕切板8の上方の所定の位置に設置され、フック50の下方の仕切板8のフックと対応する個所にハンコを通すための開口部51が設けられ、ハンコ52はハンコ吊り下げフック50に掛けたハンコ吊り下げヒモ53によって吊り下げられ、ハンコ52は上収納部3-1と下収納部との間を開口部51を介して行き来させることができるようになっている。このように、収容部内にハンコ52を吊り下げておけば、宅配業者は配達票に配達済みのハンコを押すことによって、配達したことの証明とすることができる。また、仕切板8にハンコ用開口部51を設けて、ハンコ52をこの開口を通して上下の収容部の間を移動させることによりハンコ52を上下の収容部3-1,3-2で共用することもできる。
【0027】
図12はドア部離脱機構の第3の実施態様であり、(a)は宅配ロッカーの正面図であり、(b)は宅配ロッカー中央部右側部のドア部離脱機構の拡大図である。図12(a)の宅配ロッカーは、図1の宅配ロッカーと枠体本体の右側支柱の中央部に支柱ロッド支持部60が溶接されており、上ドア部4-1の右側下端部及び下ドア部4-2の右側上端部は支柱ロッド支持部60に合わせた凹部形状となっている。本実施例のドア部離脱機構は、収容部枠体2aの上部と上ドア部4-1の右上端部との間のドア部離脱機構61aと、上ドア部の右下端部の凹部と支柱ロッド支持部60との間のドア部離脱機構61b-1と、支柱ロッド支持部60と下ドア部右上端部の凹部との間のドア部離脱機構61b-2と、下ドア部右下端部と収容部枠体2aの下部との間のドア部離脱機構61cとからなる。ドア部離脱機構61aと61b-1は上ドア部4-1の内側側面に設けられ、ドア部離脱機構61b-2と61cは下ドア部4-2の内側側面に設けられている。
【0028】
図13(a)は第3の実施態様の上ドア部内側側面に設けた離脱機構の一部拡大図であり、(a)は上ドア部の内側左端部に設けた離脱機構の一部拡大図であり、(b)は(a)の断面13(b)-13(b)から見た図である。より詳しくは、収容部枠体2aの上部と上ドア部4-1の右上端部内側との間のドア部離脱機構61aと、上ドア部4-1の右下端部の凹部と支柱ロッド支持部60との間のドア部離脱機構61b-1を示す。支柱ロッド62aは上ドア部裏面に固定した支柱ロッド支持具63aの上下フランジ部63a-1と63a-2の貫通口を貫通し、支柱ロッド62aの上端部は上ドア部4-1の上端部に開口する穴部に挿入され、さらに対応する枠体本体2aの端面に設けた穴部に挿入される。フランジ部63a-1と63a-2との間の支柱ロッド62aの周りで、かつ上フランジ部63a-1下方で支柱ロッドに一体的に設けられたストッパー64aと下フランジ63a-2の間には圧縮ばね65aが設けられている。離脱ヒモ66aの上端部は上フランジ部63a-1下のストッパー64a上の支柱ロッド62aに取付けられ、下端部は離脱輪68に固定されている。
【0029】
上ドア部4-1の右下端部の凹部と支柱ロッド支持部60との間のドア部離脱機構61b-1は、収容部枠体2aの上部と上ドア部の右上端部との間のドア部離脱機構61aとほぼ同様の構成を有し、支柱ロッド62bは上ドア部裏面に固定した支柱ロッド支持具63bの上下フランジ部63b-1と63b-2の貫通口を貫通し、支柱ロッド62bの下端部は対応する支柱ロッド支持部60の端面に設けた穴部に挿入されている。フランジ部63b-1と63b-2との間の支柱ロッド62aの周りで、かつ下方フランジ部63b-2の上の支柱ロッドの周りに一体的に設けたストッパー64bと上方フランジ63b-1との間には圧縮ばね65bが設けられている。離脱ヒモ66bの下端部はフランジ部63b-2上のストッパー64bの下の支柱ロッド62bに取付けられ、他端部は下フランジ63a-2の底面に設けたフック70を介して離脱輪68に固定されている。
【0030】
上ドア部を収納枠体2aから上ドア部4-1を離脱させる場合には、離脱輪68を下方に引き下げると、離脱ひも66aがストッパー64aを介して支柱ロッド62aを圧縮ばね65aに抗して押し下げ、支柱ロッド62aの上端部は収納枠体2aの端面の穴部から離脱し、同時に離脱ひも66bはフック70を通りストッパー64bを介して支柱ロッド62bを圧縮ばね65bに抗して押し上げ、支柱ロッド62bの下端部は支柱ロッド支持部端面に開口する穴部から離脱する。それによって、上ドア部4-1の右側面端部は収納枠体2aから容易に離脱させることが出来る。
【0031】
下ドア部4-2の支柱ロッド支持部60と下ドア部4-2の右上端部の凹部との間のドア部離脱機構61b-2と、下ドア部4-2の右下端部と収容部枠体2aの下部との間のドア部離脱機構61cとは上ドア部のドア部離脱機構61b-1と61aと上下さかさまであることを除けば、構成が同一であるので説明は省略する。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明に係る宅配ロッカーは、簡単な機構を用いて個々の収容部を独立に使用するとともに、大きさに応じて容易に2つの収容部を1つの統合した収容部とすることができる。また、宅配物を収納した後宅配便の宅配を携帯メールあるいはSMS(ショートメール)で受取人に知らせることを可能とするので、宅配したことを受取人へ迅速かつ確実に伝えることができ、この際に宅配ボックス内に収容された宅配物及びIDラベルを透明窓部を介して撮像してショートメールに添付することも可能であり、画像は配達証明として利用することができる。
【0033】
また、誤って、子供等がドアが閉じられて閉じ込められた状態でもドア部の回動端部を収納部枠体から離脱して外部へ連絡したり、あるいは脱出することが可能となり、安全対策上非常に重要である。収容部内にハンコを吊り下げておけば、宅配業者は配達票に配達済みのハンコを押すことによって、配達したことの証明とすることができ、仕切板にハンコ用開口部を設けることによりハンコを上下の収容部で共用することもできる。従って、本発明に係る宅配ロッカーは産業上の利用可能性が大きい。
【符号の説明】
【0034】
1・・・宅配ロッカー、2・・・ロッカー本体、2a・・・収容部枠体、3-1,3-2・・・収容部、4-1,4-2・・・ドア部、5-1,5-2・・・施錠部、6-1,6-2・・・取手部、7-1,7-2・・・透明窓部、8・・・仕切板、9・・・ちょうつがい、10・・・回動阻止具、11-1,11-2・・・爪部、12・・・爪部受け開口部、15・・・一体化した収容部、16・・・南京錠、16a・・・逆U字状ロッド形式の鍵脚部、16b・・・南京錠本体、17a、17b・・・鍵受部、20a、20b・・・離脱機構、21・・・支柱ピン、22a、22b、22c・・・開口部、23・・・支柱ピン保持板、24・・・バネ留め具、25・・・ばね止め用つば、26・・・圧縮ばね、27・・・圧縮リング、28・・・離脱ひも具、28a・・・離脱ひも、28b・・・離脱輪、29・・・回動支持機構、30・・・溝部、31a,31b・・・鍵受部、32・・・離脱可能なピン、32a・・・キャップ部、32b・・・脚部、33a,33b・・・開口部、36・・・離脱ヒモ具、36a・・・離脱ヒモ、36b・・・離脱輪、37a・・・鍵受部・・・38a,38b・・・摺動ガイド、39・・・開口部、40・・・溝部、41・・・テコ離脱手段、41a・・・離脱爪、41b・・・テコ棒部、41c・・・テコ支点、41d・・・テコ力点部、50・・・ハンコ吊り下げフック、51・・・開口部、52・・・ハンコ、53・・・ハンコ吊り下げヒモ、60・・・支柱ロッド支持部、61a、61b-1、61b-2、61c・・・ドア部離脱機構、62a、62b・・・支柱ロッド、63a、63b・・・支柱ロッド支持具、63a-1、63b-1・・・上フランジ部、63a-2、63b-2・・・下フランジ部、64a、64b・・・ストッパー、65a、65b・・・圧縮ばね、66a、66b・・・離脱ヒモ、68・・・離脱輪68,70・・・フック、G,G2・・・宅配物、L・・・IDラベル

図1
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