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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-13
(45)【発行日】2022-04-21
(54)【発明の名称】掃除機ブラシヘッド及び吸塵方法
(51)【国際特許分類】
   A47L 11/12 20060101AFI20220414BHJP
   A47L 11/284 20060101ALI20220414BHJP
   A47L 11/20 20060101ALI20220414BHJP
   A47L 9/06 20060101ALI20220414BHJP
【FI】
A47L11/12
A47L11/284
A47L11/20
A47L9/06 Z
【請求項の数】 23
(21)【出願番号】P 2020546880
(86)(22)【出願日】2019-09-11
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-12-09
(86)【国際出願番号】 CN2019105375
(87)【国際公開番号】W WO2021017110
(87)【国際公開日】2021-02-04
【審査請求日】2020-09-06
(31)【優先権主張番号】201910706861.4
(32)【優先日】2019-08-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】518114543
【氏名又は名称】山西嘉世達机器人技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】Shanxi Jiashida Robot Technology Co., Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100205936
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 海龍
(74)【代理人】
【識別番号】100132805
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 貴之
(72)【発明者】
【氏名】▲けい▼ 棟
【審査官】田村 惠里加
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-221654(JP,A)
【文献】特開2005-006816(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第108523778(CN,A)
【文献】中国実用新案第203042145(CN,U)
【文献】国際公開第98/027856(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47L 9/06,11/12,11/20,11/284
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブラシヘッド本体と、前拭きプレートと、後拭きプレートと、拭きプレート駆動装置と、噴水機構とを含み、
前記ブラシヘッド本体内に吸塵管路が設けられ、前記吸塵管路は、前記ブラシヘッド本体の底部の前側に吸塵口が形成され、前記前拭きプレート及び前記後拭きプレートは、それぞれ前記ブラシヘッド本体の底部に設けられ、前記前拭きプレート及び前記後拭きプレートにはそれぞれ雑巾が設けられ、前記拭きプレート駆動装置は、前記ブラシヘッド本体内に設けられ、前記噴水機構の噴水口は、前記ブラシヘッド本体の底部に設けられるとともに、前記前拭きプレートと前記後拭きプレートとの間に位置し、
前記拭きプレート駆動装置は、前記前拭きプレート及び前記後拭きプレートに伝動接続され、前記拭きプレート駆動装置は、前記前拭きプレート、前記後拭きプレートを互いに対方向に往復移動させるように配置され、
前記前拭きプレートには、その上下両端を貫通するダスト通過孔が設けられ、前記ダスト通過孔は、前記吸塵口の下方に位置し、前記ダスト通過孔は、前記前拭きプレートが往復移動する際に前記吸塵口が常に前記ダスト通過孔に重なり合うように配置され、
前記前拭きプレートの頂部は、前記拭きプレート駆動装置に伝動接続され、前記前拭きプレートの底部には集塵タンクを有し、前記集塵タンクの前壁は、前記前拭きプレートの底部の前縁に位置し、前記ダスト通過孔は、前記集塵タンク内に設けられることを特徴とする、掃除機ブラシヘッド。
【請求項2】
前記ダスト通過孔が前記前拭きプレートに伴って往復移動する際に前記吸塵口が常に前記ダスト通過孔に重なり合うように、前記前拭きプレートの前進又は後退方向において、前記ダスト通過孔の幅は、前記吸塵口の幅よりも大きくかつ前記ダスト通過孔の幅と前記吸塵口の幅との差は所定の閾値以下であり、或いは、
前記ダスト通過孔が前記前拭きプレートに伴って往復移動する際に前記吸塵口が常に前記ダスト通過孔に重なり合うように、前記前拭きプレートの前進又は後退方向において、前記ダスト通過孔の幅は、前記吸塵口の幅よりも小さくかつ前記ダスト通過孔の幅と前記吸塵口の幅との差は所定の閾値以上であることを特徴とする、請求項1に記載の掃除機ブラシヘッド。
【請求項3】
記前拭きプレートの底部には雑巾取付部をさらに有し、前記集塵タンクの後壁は、前記雑巾取付部に接続されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の掃除機ブラシヘッド。
【請求項4】
前記集塵タンクの前壁には間隔を空けて設けられた複数のノッチを有し、各前記ノッチは、それぞれ前記集塵タンクに連通することを特徴とする、請求項3に記載の掃除機ブラシヘッド。
【請求項5】
前記集塵タンクは、前記前拭きプレートの底部の前縁において中部から両側へ延在するとともに、前記前拭きプレートの底部の前縁の長さの半分以上を占めることを特徴とする、請求項4に記載の掃除機ブラシヘッド。
【請求項6】
前記吸塵口の数は1つ又は複数であり、前記ダスト通過孔の数は1つ又は複数であり、前記吸塵口の数が複数である場合、前記ダスト通過孔は、前記吸塵口と1対1で対応するか、又は1つの前記ダスト通過孔は複数の前記吸塵口に重なり合うことを特徴とする、請求項3に記載の掃除機ブラシヘッド。
【請求項7】
前記集塵タンクの後壁は、複数の歯状ブレードを有し、前記歯状ブレードの刃は、前記集塵タンクに向かっていることを特徴とする、請求項3に記載の掃除機ブラシヘッド。
【請求項8】
前記集塵タンクの前壁は、複数の歯状ブレードを有し、前記歯状ブレードの刃は、前記集塵タンクに向かっていることを特徴とする、請求項7に記載の掃除機ブラシヘッド。
【請求項9】
前記集塵タンクの前記ダスト通過孔が設けられていない領域の幅は、前記ダスト通過孔の幅よりも小さいことを特徴とする、請求項3に記載の掃除機ブラシヘッド。
【請求項10】
前記拭きプレート駆動装置は、クランクシャフトと、第1リンクロッドと、第2リンクロッドとを含み、前記クランクシャフトは、リンクロッドと、前記リンクロッドに形成された第1軸頸及び第2軸頸とを含み、前記第1リンクロッドの一端は前記第1軸頸に回転可能に外嵌され、他端は前記前拭きプレートの頂部にヒンジ接続され、前記第2リンクロッドの一端は前記第2軸頸に回転可能に外嵌され、他端は前記後拭きプレートの頂部にヒンジ接続されることを特徴とする、請求項1に記載の掃除機ブラシヘッド。
【請求項11】
前記第1軸頸の軸芯線、前記第2軸頸の軸芯線、及び前記リンクロッドの回転軸芯は、同一平面に位置し、前記第1軸頸の軸芯線と前記リンクロッドの回転軸芯との間の距離は、前記第2軸頸の軸芯線と前記リンクロッドの回転軸芯との間の距離と同じであることを特徴とする、請求項10に記載の掃除機ブラシヘッド。
【請求項12】
前記拭きプレート駆動装置は、前記前拭きプレートと前記後拭きプレートとを反対方向に往復移動させるときに、前記クランクシャフトが自己平衡を保持するように配置されることを特徴とする、請求項10に記載の掃除機ブラシヘッド。
【請求項13】
前記前拭きプレートと前記ブラシヘッド本体の底部との間に少なくとも一セットのガイド装置が設けられ、
前記ガイド装置は、スクロールホイールと、スクロールホイール座と、ガイドレールバーと、ガイドレール座とを含み、前記スクロールホイール座は、前記前拭きプレートと前記ブラシヘッド本体のうちの一方に固定され、前記スクロールホイールは、前記スクロールホイール座に回転可能に取り付けられ、前記スクロールホイールは、前記前拭きプレートと前記ブラシヘッド本体のうちの他方に転がり接触し、前記ガイドレール座は、前記前拭きプレートと前記ブラシヘッド本体のうちの一方に固定され、前記ガイドレールバーは、前記前拭きプレートと前記ブラシヘッド本体のうちの他方に固定され、前記ガイドレール座は、前記ガイドレールバーの移動方向を規制するものであることを特徴とする、請求項1又は10に記載の掃除機ブラシヘッド。
【請求項14】
前記後拭きプレートと前記ブラシヘッド本体の底部との間に少なくとも一セットのガイド装置が設けられ、
前記ガイド装置は、スクロールホイールと、スクロールホイール座と、ガイドレールバーと、ガイドレール座とを含み、前記スクロールホイール座は、前記後拭きプレートと前記ブラシヘッド本体のうちの一方に固定され、前記スクロールホイールは、前記スクロールホイール座に回転可能に取り付けられ、前記スクロールホイールは、前記後拭きプレートと前記ブラシヘッド本体のうちの他方に転がり接触し、前記ガイドレール座は、前記後拭きプレートと前記ブラシヘッド本体のうちの一方に固定され、前記ガイドレールバーは、前記後拭きプレートと前記ブラシヘッド本体のうちの他方に固定され、前記ガイドレール座は、前記ガイドレールバーの移動方向を規制するものであることを特徴とする、請求項1又は10に記載の掃除機ブラシヘッド。
【請求項15】
前記ガイドレール座は、第1座体と第2座体を含み、前記第1座体と前記第2座体との間の隙間に前記ガイドレールバーが挿設されることを特徴とする、請求項13又は14に記載の掃除機ブラシヘッド。
【請求項16】
前記噴水機構の噴水口にはノズルが設けられ、前記ノズルは、前記ブラシヘッド本体の底部に着脱可能に取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載の掃除機ブラシヘッド。
【請求項17】
前記吸塵管路は、内部管路とフレキシブルコネクタとを含み、前記内部管路は、前記ブラシヘッド本体内に位置するとともに、一端が前記吸塵口に接続され、他端が前記フレキシブルコネクタ内に挿入して接続され、前記フレキシブルコネクタは、前記ブラシヘッド本体に固定されることを特徴とする、請求項1に記載の掃除機ブラシヘッド。
【請求項18】
前記フレキシブルコネクタは、第1套管と、第2套管と、外管とを含み、前記第1套管の第1端は前記ブラシヘッド本体に挿入され、前記第1套管の第2端は前記第2套管にヒンジ接続され、前記外管は前記第2套管内に設けられ、前記内部管路は、前記第1套管を通過して前記外管に挿入して接続され、前記外管と前記第2套管とは係止ボタンによってロックされることを特徴とする、請求項17に記載の掃除機ブラシヘッド。
【請求項19】
前記外管と前記第2套管との間に差し込みプラグが固定され、前記差し込みプラグは、前記第2套管及び前記第1套管を通過することを特徴とする、請求項18に記載の掃除機ブラシヘッド。
【請求項20】
前記噴水機構は、水タンクを含み、
前記水タンクは、タンク体と、タンク蓋と、スペーサとを含み、
前記タンク蓋は、前記タンク体の頂部に設けられ、前記タンク体の下部は、出水口を有し、前記スペーサは、前記タンク体内に設けられ、前記タンク体を上室と下室に仕切り、前記下室は貯水するものであり、
前記スペーサの中心領域の高さは、縁領域の高さよりも低く、前記スペーサの中心領域には、前記下室に注水するための注水口が形成され、前記タンク蓋は、前記注水口を開閉するように配置されることを特徴とする、請求項1に記載の掃除機ブラシヘッド。
【請求項21】
請求項1から19のいずれか1項に記載の掃除機ブラシヘッドを用いて以下の操作を行う吸塵方法であって、
負圧発生装置を起動し、ゴミを前記吸塵口から前記吸塵管路により吸い込み、
前記拭きプレート駆動装置を起動し、前記前拭きプレートと前記後拭きプレートとを互いに反対方向に往復移動させ、
所定の時間間隔、水量に応じて前記噴水機構を起動し、前記前拭きプレートにより清掃すべき領域を乾拭きし、前記後拭きプレートにより清掃すべき領域を湿拭きすることを特徴とする、吸塵方法。
【請求項22】
前記ブラシヘッド本体が地面に位置するか否かを検出し、前記ブラシヘッド本体が地面から離れた場合、前記噴水機構をオフにすることをさらに含むことを特徴とする、請求項21に記載の吸塵方法。
【請求項23】
モバイル端末が送信した制御指令を受信し、前記掃除機ブラシヘッドの動作を制御することをさらに含み、
前記制御指令は、噴水機構オン・オフ指令、拭きプレート駆動装置オン・オフ指令、負圧発生装置オン・オフ指令、噴水時間間隔、空気吸入量のうちの1種又は複数種を含むことを特徴とする、請求項21に記載の吸塵方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、掃除機分野に関し、具体的には、掃除機ブラシヘッド及び吸塵方法に関する。
【背景技術】
【0002】
掃除機は、負圧による吸引力により汚れを吸引して除去する掃除装置であり、ますます広く使われている。従来技術では、単に吸引力により清掃物表面のダストを完全に除去することが困難である。清掃効果を向上させるために、従来技術では、刷毛によりダストを押し動かし、吸塵口からダストを吸い込む刷毛を備える掃除機ブラシヘッドが提案されている。しかしながら、従来技術の自動ブラシヘッドでは、刷毛は通常円柱状であり、髪の毛が絡まりやすいため、故障率が高い。また、作用力が小さく、埃しか清掃できず、地面に堅固に付着したゴミを清掃するのが困難であり、清掃効果が悪い。非常に重要なことには、従来技術では、ユーザは電気掃除機のブラシヘッドを地面に向けてしっかりと押す必要があるため、ユーザにとって体力的負担となり、体験が悪い。従来技術では、ダストの清掃面積が小さく、円柱状刷毛はサイズが大きいゴミを処理することができず、地面に付着した髪の毛などのものを処理することができないため、掃除に手間がかかり、使用体験が良くない。さらに重要なことは、円柱状刷毛と吸塵口との併用では、両者が効果的に協働することが難しく、吸塵効果には大きな改善余地が残っている。
【0003】
さらに、従来技術におけるいくつかのブラシヘッドには噴水装置が設けられるが、使用過程において、地面の毛髪が湿らされた後、地面に付着しやすいので、吸込及び清掃されにくくなる。また、水分は吸塵口から吸塵システムに吸い込まれやすく、水分が吸塵システムに入ると、吸塵システムのモータが焼損する可能性が非常に高い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、従来技術の不足を解決するために、掃除機ブラシヘッド及び吸塵方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明の具体的な技術案は、以下の通りである。
掃除機ブラシヘッドであって、
ブラシヘッド本体と、前拭きプレートと、後拭きプレートと、拭きプレート駆動装置と、噴水機構とを含み、
前記ブラシヘッド本体内に吸塵管路が設けられ、前記吸塵管路は、前記ブラシヘッド本体の底部の前側に吸塵口が形成され、前記前拭きプレート及び前記後拭きプレートは、それぞれ前記ブラシヘッド本体の底部に設けられ、前記前拭きプレート及び前記後拭きプレートにはそれぞれ雑巾が設けられ、前記拭きプレート駆動装置は、前記ブラシヘッド本体内に設けられ、前記噴水機構の噴水口は、前記ブラシヘッド本体の底部に設けられるとともに、前記前拭きプレートと前記後拭きプレートとの間に位置し、
前記拭きプレート駆動装置は、前記前拭きプレート及び前記後拭きプレートに伝動接続され、前記拭きプレート駆動装置は、前記前拭きプレート、前記後拭きプレートを互いに対方向に往復移動させるように配置され、
前記前拭きプレートには、その上下両端を貫通するダスト通過孔が設けられ、前記ダスト通過孔は、前記吸塵口の下方に位置し、前記ダスト通過孔は、前記前拭きプレートが往復移動する際に前記吸塵口が常に前記ダスト通過孔に重なり合うように配置される。
【0006】
一つの実施例において、前記ダスト通過孔が前記前拭きプレートに伴って往復移動する際に前記吸塵口が常に前記ダスト通過孔に重なり合うように、前記前拭きプレートの前進又は後退方向において、前記ダスト通過孔の幅は、前記吸塵口の幅よりも大きくかつ前記ダスト通過孔の幅と前記吸塵口の幅との差は所定の閾値以下であり、
或いは、前記ダスト通過孔が前記前拭きプレートに伴って往復移動する際に前記吸塵口が常に前記ダスト通過孔に重なり合うように、前記前拭きプレートの前進又は後退方向において、前記ダスト通過孔の幅は、前記吸塵口の幅よりも小さくかつ前記ダスト通過孔の幅と前記吸塵口の幅との差は所定の閾値以上である。
【0007】
一つの実施例において、前記前拭きプレートの頂部は、前記拭きプレート駆動装置に伝動接続され、前記前拭きプレートの底部には集塵タンク及び雑巾取付部を有し、前記集塵タンクの前壁は、前記前拭きプレートの底部の前縁に位置し、前記集塵タンクの後壁は、前記雑巾取付部に接続され、前記ダスト通過孔は、前記集塵タンク内に設けられる。
【0008】
一つの実施例において、前記集塵タンクの前壁には間隔を空けて設けられた複数のノッチを有し、各前記ノッチは、それぞれ前記集塵タンクに連通する。
【0009】
一つの実施例において、前記集塵タンクは、前記前拭きプレートの底部の前縁において中部から両側へ延在するとともに、前記前拭きプレートの底部の前縁の長さの半分以上を占める。
【0010】
一つの実施例において、前記吸塵口の数は1つ又は複数であり、前記ダスト通過孔の数は1つ又は複数であり、前記吸塵口の数が複数である場合、前記ダスト通過孔は、前記吸塵口と1対1で対応するか、又は1つの前記ダスト通過孔は複数の前記吸塵口に重なり合う。
【0011】
一つの実施例において、前記集塵タンクの後壁は、複数の歯状ブレードを有し、前記歯状ブレードの刃は、前記集塵タンクに向かっている。
【0012】
一つの実施例において、前記集塵タンクの前壁は、複数の歯状ブレードを有し、前記歯状ブレードの刃は、前記集塵タンクに向かっている。
【0013】
一つの実施例において、前記集塵タンクの前記ダスト通過孔が設けられていない領域の幅は、前記ダスト通過孔の幅よりも小さい。
【0014】
一つの実施例において、前記拭きプレート駆動装置は、クランクシャフトと、第1リンクロッドと、第2リンクロッドとを含み、前記クランクシャフトは、リンクロッドと、前記リンクロッドに形成された第1軸頸及び第2軸頸とを含み、前記第1リンクロッドの一端は前記第1軸頸に回転可能に外嵌され、他端は前記前拭きプレートの頂部にヒンジ接続され、前記第2リンクロッドの一端は前記第2軸頸に回転可能に外嵌され、他端は前記後拭きプレートの頂部にヒンジ接続される。
【0015】
一つの実施例において、前記第1軸頸の軸芯線、前記第2軸頸の軸芯線、及び前記リンクロッドの回転軸芯は、同一平面に位置し、前記第1軸頸の軸芯線と前記リンクロッドの回転軸芯との間の距離は、前記第2軸頸の軸芯線と前記リンクロッドの回転軸芯との間の距離と同じである。
【0016】
一つの実施例において、前記拭きプレート駆動装置は、前記前拭きプレートと前記後拭きプレートとを反対方向に往復移動させるときに、前記クランクシャフトが自己平衡を保持するように配置される。
【0017】
一つの実施例において、前記前拭きプレートと前記ブラシヘッド本体の底部との間に少なくとも一セットのガイド装置が設けられ、
前記ガイド装置は、スクロールホイールと、スクロールホイール座と、ガイドレールバーと、ガイドレール座とを含み、前記スクロールホイール座は、前記前拭きプレートと前記ブラシヘッド本体のうちの一方に固定され、前記スクロールホイールは、前記スクロールホイール座に回転可能に取り付けられ、前記スクロールホイールは、前記前拭きプレートと前記ブラシヘッド本体のうちの他方に転がり接触し、前記ガイドレール座は、前記前拭きプレートと前記ブラシヘッド本体のうちの一方に固定され、前記ガイドレールバーは、前記前拭きプレートと前記ブラシヘッド本体のうちの他方に固定され、前記ガイドレール座は、前記ガイドレールバーの移動方向を規制するものである。
【0018】
一つの実施例において、前記後拭きプレートと前記ブラシヘッド本体の底部との間に少なくとも一セットのガイド装置が設けられ、
前記ガイド装置は、スクロールホイールと、スクロールホイール座と、ガイドレールバーと、ガイドレール座とを含み、前記スクロールホイール座は、前記後拭きプレートと前記ブラシヘッド本体のうちの一方に固定され、前記スクロールホイールは、前記スクロールホイール座に回転可能に取り付けられ、前記スクロールホイールは、前記後拭きプレートと前記ブラシヘッド本体のうちの他方に転がり接触し、前記ガイドレール座は、前記後拭きプレートと前記ブラシヘッド本体のうちの一方に固定され、前記ガイドレールバーは、前記後拭きプレートと前記ブラシヘッド本体のうちの他方に固定され、前記ガイドレール座は、前記ガイドレールバーの移動方向を規制するものである。
【0019】
一つの実施例において、前記ガイドレール座は、第1座体と第2座体を含み、前記第1座体と前記第2座体との間の隙間に前記ガイドレールバーが挿設される。
【0020】
一つの実施例において、前記噴水機構の噴水口にはノズルが設けられ、前記ノズルは、前記ブラシヘッド本体の底部に着脱可能に取り付けられる。
【0021】
一つの実施例において、前記吸塵管路は、内部管路とフレキシブルコネクタとを含み、前記内部管路は、前記ブラシヘッド本体内に位置するとともに、一端が前記吸塵口に接続され、他端が前記フレキシブルコネクタ内に挿入して接続され、前記フレキシブルコネクタは、前記ブラシヘッド本体に固定される。
【0022】
一つの実施例において、前記フレキシブルコネクタは、第1套管と、第2套管と、外管とを含み、前記第1套管の第1端は前記ブラシヘッド本体に挿入され、前記第1套管の第2端は前記第2套管にヒンジ接続され、前記外管は前記第2套管内に設けられ、前記内部管路は、前記第1套管を通過して前記外管に挿入して接続され、前記外管と前記第2套管とは係止ボタンによってロックされる。
【0023】
一つの実施例において、前記外管と前記第2套管との間に差し込みプラグが固定され、前記差し込みプラグは、前記第2套管及び前記第1套管を通過する。
【0024】
一つの実施例において、前記噴水機構は、水タンクを含み、
前記水タンクは、タンク体と、タンク蓋と、スペーサとを含み、
前記タンク蓋は、前記タンク体の頂部に設けられ、前記タンク体の下部は、出水口を有し、前記スペーサは、前記タンク体内に設けられ、前記タンク体を上室と下室に仕切り、前記下室は貯水するものであり、
前記スペーサの中心領域の高さは、縁領域の高さよりも低く、前記スペーサの中心領域には、前記下室に注水するための注水口が形成され、前記タンク蓋は、前記注水口を開閉するように配置される。
【0025】
吸塵方法であって、上述のいずれか1項に記載の前記掃除機ブラシヘッドを用いて以下の操作を行う。
負圧発生装置を起動し、ゴミを前記吸塵口から前記吸塵管路により吸い込み、
前記拭きプレート駆動装置を起動し、前記前拭きプレートと前記後拭きプレートとを互いに反対方向に往復移動させ、
所定の時間間隔、水量に応じて前記噴水機構を起動し、前記前拭きプレートにより清掃すべき領域を乾拭きし、前記後拭きプレートにより清掃すべき領域を湿拭きする。
【0026】
一つの実施例において、前記ブラシヘッド本体が地面に位置するか否かを検出し、前記ブラシヘッド本体が地面から離れた場合、前記噴水機構をオフにすることをさらに含む。
【0027】
一つの実施例において、モバイル端末が送信した制御指令を受信し、前記掃除機ブラシヘッドの動作を制御することをさらに含み、
前記制御指令は、噴水機構オン・オフ指令、拭きプレート駆動装置オン・オフ指令、負圧発生装置オン・オフ指令、噴水時間間隔、空気吸入量のうちの1種又は複数種を含む。
【発明の効果】
【0028】
本発明は以下の効果を有する。
本発明の掃除機ブラシヘッド及び吸塵方法によれば、清掃過程において、前拭きプレートと後拭きプレートが互いに反対方向に往復移動する。従来の掃除機における円柱状刷毛に比べ、拭きプレートが前後移動することで、拭きプレートの清掃面積がより大きくなり、ブラシヘッド本体の底部の左側縁から右側縁に延在することができる。清掃面積がより大きいので、吸塵清掃効率が向上する。また、前拭きプレートと後拭きプレートが互いに反対方向に往復移動することにより、従来の掃除機における円柱状の刷毛の一方向回転拭きに比べて、往復拭きによる清掃効果は顕著に向上する。また、転がって拭く方式により床を拭くことではないため、従来技術における毛髪が円柱状刷毛に絡まる問題が克服される。さらに、円柱状刷毛に比べて、本発明において、雑巾と地面の作用力がより大きいため、地面に堅固に付着したゴミの清掃が容易になる。
【0029】
また、前拭きプレートにその上下両端を貫通するダスト通過孔が設けられ、吸塵口は常にダスト通過孔に重なり合う。これによって、負圧発生装置が起動すると、ゴミが前拭きプレートの集塵タンクに入るときに、ほとんどのゴミは前拭きプレート上の雑巾に接触しないうちに吸塵口を介して吸い込まれ、地面に残ったダストは前拭きプレート及び後拭きプレート上の雑巾により取り除かれる。さらに、前拭きプレート上の雑巾により、サイズや重量が大きなゴミを吸塵口が位置する領域に押し進められ、さらに吸塵口から吸い込まれる。つまり、本発明において、前拭きプレートによりゴミを吸塵口まで押し進めることによって、両者が協働して効率的な吸塵清掃作用が達成される。ローラーブラシと吸塵口、円柱状刷毛と吸塵口のような組み合わせではそれぞれ独立して動作するか、又は協働が不十分である従来技術に比べ、本発明は顕著な技術的進歩を有し、このような協働による吸塵清掃効果の顕著な向上が従来技術から予測できないものである。
【0030】
さらに、吸塵管路が吸塵作業を行う際に、集塵タンク内の空気が吸い出されて負圧空間が形成され、気圧差の作用により、拭きプレート上の雑巾が地面に密着して接触する。これによって、ユーザが強く押圧する必要がなく、掃除機ブラシヘッドは地面に密着して接触することもできる。また、雑巾と地面との摩擦力が顕著に強くなり、地面に堅固に付着したゴミを取り除くことができる。これは、従来技術により実現できないものであり、顕著に進歩を有する。
【0031】
さらに、前拭きプレートにその上下両端を貫通するダスト通過孔が設けられることにより、吸塵口が占めるブラシヘッド本体の底部の空間が顕著に減少される。これによって、ブラシヘッド本体の底部に対する拭きプレート上の雑巾の面積比が増大される。
【0032】
さらに、噴水機構の噴水口がブラシヘッド本体の底部に設けられるとともに前拭きプレートと後拭きプレートとの間に位置する。これによって、掃除機ブラシヘッドが進行する過程において、前拭きプレートが乾地面に接触し、後拭きプレートが湿地面に接触することで、前拭きプレートは清掃すべき領域を乾拭きし、埃などのゴミの清掃を実現し、後拭きプレートは清掃すべき領域を湿拭きする。従来技術の単純な乾拭き又は湿拭きに比べ、複数のタイプのゴミを処理することができ、より高い総合的な清掃効果を達成できる。これによって、吸塵、乾拭き、湿拭きを含むオールインワンの清掃作用が達成され、吸塵、清掃効果がさらに向上する。
【0033】
さらに、噴水口が前拭きプレートと後拭きプレートの間に設けられることにより、吸塵口と噴水口は前拭きプレート上の雑巾によって隔てられ、噴水口から吐出された洗浄液が吸塵口に入ることが回避され、吸塵システムのモータが水進入により損傷することが防止される。つまり、巧みな構造により清掃効果の向上及び安全性の向上の両者が同時に実現される。
【0034】
以上より、本発明によれば、掃除機ブラシヘッドの清掃面積を顕著に増大させ、清掃効果を向上させる技術的効果が達成される。従来技術に比べて突出した実質的な特徴及び顕著な進歩を有する。なお、上記各技術特徴の技術的効果を段階的に説明したが、各部分は分割されるものではなく、協調、協働して作用する全体的な技術的解決策である。
【0035】
本発明の上記目的、特徴、および利点をより理解しやすくするために、以下、好ましい実施例及び図面により詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0036】
本発明の実施例の技術的解決策をより明確に説明するために、実施例に必要な図面を以下に簡単に説明する。以下の図面は、本発明の特定の実施形態を示すだけであり、したがって、範囲を限定するものと見なされるべきではないことを理解されたい。当業者にとって、創造的な仕事を支払うことなく、これらの図面に基づいて他の関連する図面も得ることができる。
【0037】
図1】実施例1の掃除機ブラシヘッドの頂部斜視図である。
図2】実施例1の掃除機ブラシヘッドの底部斜視図である。
図3】実施例1の前拭きプレートの底部斜視図である。
図4】実施例1の前拭きプレートの頂部斜視図である。
図5】実施例1の掃除機ブラシヘッドの前拭きプレートが取り外された後の底部斜視図である。
図6】実施例1の掃除機ブラシヘッドの一部の内部構造の模式図である。
図7図6の吸塵管路が取り外された後の模式図である。
図8】実施例1のクランクシャフトの模式図である。
図9】実施例1の掃除機ブラシヘッドの断面図である。
図10】実施例1のタンク体の斜視図である。
図11】実施例1のスペーサの斜視図である。
図12】実施例1のタンク蓋の分解図である。
図13】実施例1の掃除機ブラシヘッドの断面図である。
図14】実施例1のフレキシブルコネクタの模式図である。
図15】実施例1のフレキシブルコネクタの分解図である。
図16】実施例2の前拭きプレートの底部斜視図である。
図17】実施例2の他の前拭きプレートの底部斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
<実施例1>
本実施例は、掃除機ブラシヘッド1を提供する。掃除機ブラシヘッド1は、掃除機のブラシヘッドとして使用され得る。
図1図3に示すように、掃除機ブラシヘッド1は、ブラシヘッド本体2と、前拭きプレート4と、後拭きプレート5と、拭きプレート駆動装置と、噴水機構とを含む。ブラシヘッド本体2内に吸塵管路が設けられ、吸塵管路は、ブラシヘッド本体2の底部の前側に吸塵口6が形成され、前拭きプレート4及び後拭きプレート5は、それぞれブラシヘッド本体2の底部に設けられ、前拭きプレート4及び後拭きプレート5にはそれぞれ雑巾が設けられ、拭きプレート駆動装置は、ブラシヘッド本体2内に設けられ、噴水機構の噴水口は、ブラシヘッド本体2の底部に設けられるとともに前拭きプレート4と後拭きプレート5との間に位置する。拭きプレート駆動装置は、前拭きプレート4及び後拭きプレート5に伝動接続され、拭きプレート駆動装置は、前拭きプレート4と後拭きプレート5を互いに反対方向に往復移動させるように配置される。
【0039】
前拭きプレート4には、その上下両端を貫通するダスト通過孔44が設けられ、ダスト通過孔44は、所定のサイズを有し、前拭きプレート4が往復移動する際に吸塵口6が常にダスト通過孔44に重なり合うように配置される。具体的には、図2に示すように、ダスト通過孔44が前拭きプレート4に伴って往復移動する際に吸塵口6が常にダスト通過孔44に重なり合うように、前拭きプレート4の前進又は後退方向においてダスト通過孔44の幅は吸塵口6の幅よりも大きくかつダスト通過孔の幅と吸塵口の幅との差は所定の閾値以下である。所定の閾値の具体的な数値は、当業者が吸塵口6、ダスト通過孔44のいずれか一方のサイズに応じて選択することができ、可変数であり、ダスト通過孔44が前拭きプレート4に伴って往復移動する際に吸塵口6が常にダスト通過孔44に重なり合うことを満足すればよく、本実施例では列挙を省略する。なお、他の実施形態において、ダスト通過孔が前拭きプレートに伴って往復移動する際に吸塵口が常にダスト通過孔に重なり合うように、前拭きプレートの前進又は後退方向においてダスト通過孔の幅は吸塵口の幅よりも小さくかつダスト通過孔の幅と吸塵口の幅との差は所定の閾値以上であってもよい。
【0040】
具体的には、ブラシヘッド本体2は、前拭きプレート4、後拭きプレート5、拭きプレート駆動装置、噴水機構、吸塵管路及び他の部品が取り付けられるようにケース構造に形成される。本実施例において、吸塵管路は、コネクタ及び外管25を介して掃除機システムにおける負圧発生装置に接続され、負圧発生装置が起動すると、吸塵口6に負圧が発生し、ダストなどのゴミが吸い込まれる。
【0041】
好ましくは、前拭きプレート4及び後拭きプレート5はそれぞれ長板状構造であり、かつブラシヘッド本体2の底部の左縁から右縁まで延在する。これによって、前拭きプレート4及び後拭きプレート5は、従来技術の円柱状拭きプレートに比べて、掃除機ブラシヘッド1の効果的な清掃面積が顕著に増大する。好ましくは、前拭きプレート4及び後拭きプレート5上の雑巾は、着脱可能に取り付けられ、例えば、雑巾は、それぞれ面ファスナーなどにより前拭きプレート4及び後拭きプレート5に貼り付けられる。
【0042】
図6図9は、好ましい拭きプレート駆動装置を示す。この拭きプレート駆動装置は、クランクシャフト20と、第1リンクロッド18と、第2リンクロッド19とを含む。クランクシャフト20は、リンクロッド201と、リンクロッド201上に形成された第1軸頸202及び第2軸頸203とを含む。第1リンクロッド18の一端は第1軸頸202に回転可能に外嵌され、他端は前拭きプレート4の頂部にヒンジ接続される。第2リンクロッド19の一端は第2軸頸203に回転可能に外嵌され、他端は後拭きプレート5の頂部にヒンジ接続される。即ち、クランクシャフト20、第1リンクロッド18及び前拭きプレート4は、一セットのクランクリンク機構を構成し、クランクシャフト20、第2リンクロッド19及び後拭きプレート5は、もう一セットのクランクリンク機構を構成する。クランクシャフト20を回転可能にするために、拭きプレート駆動装置は、ブラシヘッド本体2内に設けられた駆動モータ16及び伝動機構をさらに含む。駆動モータ16は、伝動機構によりクランクシャフト20を回転させる。伝動機構は、同調ベルト、ウォームギアボックス又は他の構造を含む。
【0043】
好ましくは、第1軸頸202の軸芯線及び第2軸頸203の軸芯線はリンクロッド201の回転軸芯と同一平面に位置し、第1軸頸202の軸芯線とリンクロッド201の回転軸芯との間の距離は、第2軸頸203の軸芯線とリンクロッド201の回転軸芯との間の距離と同じである。これによって、クランクシャフト20が一方向に沿って回転するときに、前拭きプレート4と後拭きプレート5が互いに反対方向に往復移動するように駆動されることが達成される。
【0044】
好ましくは、拭きプレート駆動装置は、さらに、前拭きプレート4と後拭きプレート5を互いに反対方向に往復移動させるときに、クランクシャフト20が自己平衡を保持するように配置される。具体的には、事前に第1軸頸202、第2軸頸203、第1リンクロッド18、第2リンクロッド19、前拭きプレート4及び後拭きプレート5の具体的なサイズ、重量、形状などのパラメータを設定することにより、クランクシャフト20は回転する過程において自己平衡を保持する。これによって、前拭きプレート4と後拭きプレート5が互いに反対方向に往復移動する際に、掃除機ブラシヘッド1全体はバランスを保持することができ、不要な振動が回避され、騒音が顕著に低減され、拭きプレート駆動装置の摩耗が減少される。
【0045】
本実施例において、噴水口の数は1つ又は複数であるが、好ましくは複数である。図2は噴水口の数が2つである形態を示す。2つの噴水口はいずれもブラシヘッド本体2の底部に設けられるとともに、前拭きプレート4と後拭きプレート5との間に位置する。具体的には、噴水機構は、ブラシヘッド本体2の内部に設けられた水タンク12、ポンプ装置17及び給水管路をさらに含む。水タンク12は、給水管路により各噴水口に接続され、水ポンプは、給水管路に設けられ、水タンク12中の洗浄液を増圧して噴水口から吐出するために用いられる。
【0046】
図9図12に示すように、水タンク12は、タンク体121、タンク蓋122及びスペーサ123を含む。タンク蓋122は、タンク体121の頂部に設けられ、タンク体121の下部は出水口を有する。スペーサ123は、タンク体121内に設けられ、タンク体121を上室124と下室125に仕切る。下室125は、貯水するものである。スペーサ123の中心領域の高さは、縁領域の高さよりも低い。スペーサ123の中心領域は、下室125に注水するための注水口131を有し、タンク蓋122は注水口131を開閉するように配置される。
【0047】
好ましくは、スペーサ123の高さは、縁領域から中心領域まで連続的で滑らかに低くなる。
【0048】
好ましくは、タンク体121の底部には、内に凹んだ収容溝130が形成される。
【0049】
好ましくは、スペーサ123はエラストマー、例えば、弾性を有するシリカゲルスペーサ123である。
【0050】
ブラシヘッド本体126の底部にはノズルが設けられ、ノズルは、給水管路を介して出水口に連通する。水ポンプは、下室125内の洗浄液をノズルへ圧送して吐出する。具体的には、水ポンプは、給水管路に接続され、水ポンプが起動すると、圧力が発生し、水タンク12内の洗浄液を輸送する。
【0051】
本実施例において、スペーサ123の縁領域には、下向きに突出するとともに中心領域の周りに延在する環状突起127が設けられる。タンク体121の頂部には、第1環状溝132が設けられる。環状突起127は、第1環状溝132内に取り付けられる。環状突起127の上面が内に凹んで第2環状溝133が形成され、ブラシヘッド本体126の上面に開口が形成され、タンク蓋122は、開口に開き可能に取り付けられる。ブラシヘッド本体126は、開口の内面には下向きに突出した筒状突起128が形成され、筒状突起128は、タンク蓋122、筒状突起128及びタンク体121が閉鎖空間を取り囲むように第2環状溝133内に取り付けられる。
【0052】
好ましくは、タンク蓋122は、一体に接続された蓋板1221及び筒体1222を含む。蓋板1221はブラシヘッド本体126の上面に露出し、筒体1222は開口に挿入され、筒体1222には弾性シールリング129が外嵌され、弾性シールリング129は開口の内壁に当接する。
【0053】
本実施例において、掃除装置は、拭きプレートと、拭きプレート駆動装置と、吸塵管路とをさらに含む。吸塵管路は、ブラシヘッド本体126内に設けられ、吸塵管路はブラシヘッド本体126の底部に吸塵口が形成される。拭きプレートは、ブラシヘッド本体126の底部に設けられ、拭きプレートの底部に雑巾が設けられる。拭きプレート駆動装置は、ブラシヘッド本体126内に設けられ、拭きプレートの動作を駆動する。
【0054】
これによって、スペーサ123により下室125内に貯蔵した洗浄液と上室124とが隔てられ、掃除装置が高速振動又は移動する過程において洗浄液が揺れてタンク蓋122に衝突することによる水漏れが回避される。少量の洗浄液が揺れることでスペーサ123の上方にあふれたとしても、スペーサ123とタンク蓋122との間にある程度の距離があるため、タンク蓋122に接触する洗浄液はわずかである。そして、スペーサ123の中心領域の高さが縁領域の高さよりも低いため、少量の洗浄液が揺れることでスペーサ123の上方に溢れたとしても、自体の重力の作用下でタイムリーに注水口131に集まって下室125に落ちることができる。また、注水過程において、注水口131に完全に合わせる必要がなく、洗浄液は自動的に注水口131に集めて下室125に落ちることができる。これによって、注水効率が向上し、注水過程において洗浄液が溢れることが防止される。
【0055】
さらに、スペーサ123により水漏れが巧みに防止されるため、タンク蓋122を完全に密閉する必要がない。これによって、水が吐出される過程において、水タンクに空気がタイムリーに補充されるため、水タンク内外の気圧差が解消され、噴水システムにより水タンク内の洗浄液がスムーズに排出することができる。
【0056】
本実施例に係る掃除機ブラシヘッド1によれば、清掃過程において、前拭きプレート4と後拭きプレート5は互いに反対方向に往復移動する。従来の掃除機における円柱状の刷毛の一方向回転拭きに比べて、往復拭きによる清掃効果は顕著に向上する。また、転がって拭く方式により床を拭くことではないため、従来技術における毛髪が円柱状刷毛に絡まる問題が克服される。さらに、円柱状刷毛に比べて、本発明において、雑巾と地面の作用力がより大きいため、地面に堅固に付着したゴミの清掃が容易になる。
【0057】
また、前拭きプレート4にその上下両端を貫通するダスト通過孔44が設けられ、ダスト通過孔44は所定のサイズを有し、前拭きプレート4が往復移動する際に吸塵口6が常にダスト通過孔44に重なり合うように配置される。これによって、負圧発生装置が起動すると、ゴミが前拭きプレート4のダスト通過孔44内に入るときに、ほとんどのゴミは前拭きプレート4上の雑巾に接触しないうちに吸塵口6を介して吸い込まれ、地面に残ったダストは前拭きプレート4及び後拭きプレート5上の雑巾により取り除かれる。さらに、前拭きプレート上の雑巾4により、サイズや重量が大きなゴミを吸塵口6が位置する領域に押し進められ、前拭きプレート4上の雑巾により、ダスト、毛髪などのゴミを吸塵口6が位置する領域に押し進められ、これらのゴミが吸塵口6から吸い込まれる。つまり、本実施例において、前拭きプレート4によりゴミを吸塵口6まで押し進めることによって、両者が協働して効率的な吸塵清掃作用が達成される。これに対し、従来技術のローラーブラシと吸塵口6、円柱状刷毛と吸塵口6のような組み合わせでは、それぞれ独立して動作するか、又は協働が不十分であるので、地面に付着したゴミが吸塵口6まで送られにくい。よって、本実施例は、従来技術に比べて顕著な進歩を有し、このような協働による吸塵清掃効果の顕著な向上が従来技術から予測できないものである。
【0058】
さらに、吸塵管路が吸塵作業を行う際に、集塵タンク42内の空気が吸い出されて負圧空間が形成され、気圧差の作用により、拭きプレート上の雑巾が地面に密着して接触する。これによって、ユーザが強く押圧する必要がなく、掃除機ブラシヘッドは地面に密着して接触することもできる。また、雑巾と地面との摩擦力が顕著に強くなり、地面に堅固に付着したゴミを取り除くことができる。これは、従来技術により実現できないものであり、顕著に進歩を有する。
【0059】
さらに、前拭きプレート4にその上下両端を貫通するダスト通過孔44が設けられることにより、吸塵口6が占めるブラシヘッド本体2の底部の空間が顕著に減少される。
【0060】
以上より、本実施例によれば、掃除機ブラシヘッド1の清掃面積を顕著に増大させ、清掃効果を向上させる技術的効果が達成される。従来技術に比べて突出した実質的な特徴及び顕著な進歩を有する。なお、上記各技術特徴の技術的効果を段階的に説明したが、各部分は分割されるものではなく、協調、組み合わせ、協働して作用する全体的な技術的解決策である。
【0061】
本実施例は、吸塵方法をさらに提供する。本実施例の掃除機ブラシヘッド1を用いて以下の操作を行う。
負圧発生装置を起動し、ゴミを吸塵口6から吸塵管路により吸い込む。
拭きプレート駆動装置を起動し、前拭きプレート4と後拭きプレート5とを互いに反対方向に往復移動させる。
所定の時間間隔、水量に応じて噴水機構を起動し、前拭きプレート4により清掃すべき領域を乾拭きし、後拭きプレート5により清掃すべき領域を湿拭きする。
【0062】
このようにして、掃除機ブラシヘッド1が進行する過程において、前拭きプレート4が乾地面に接触し、後拭きプレート5が湿地面に接触することで、前拭きプレート4は清掃すべき領域を乾拭きし、後拭きプレート5は清掃すべき領域を湿拭きする。また、前拭きプレート4は乾拭きするので、比較的乾燥の状態で摩擦し、ダストなどのゴミを押し進めるため、サイズが比較的大きなゴミは吸塵口6まで押し進められやすく、小さな粒子の干燥ダストは地面から舞い上がり、吸塵口6から吸い込まれる。従来技術の単純な乾拭きは、地面の清掃効果を奏することができず、清掃効果が本実施例よりはるかに劣る。また、従来技術の単純な湿拭きは、吸塵能力が劣り、水分が揮発した後、ダストなどが地面に残る。従来技術の湿拭きでは、噴水口が最先端に位置するため、地面の毛髪が湿らされた後、地面に付着しやすいので、吸込及び清掃されにくくなり、清掃効果が本実施例よりはるかに劣る。したがって、本実施例によれば、吸塵、乾拭き、湿拭きを含むオールインワンの清掃作用が達成され、複数のタイプのゴミを処理することができ、吸塵、清掃効果がさらに向上する。
【0063】
図4図8図13に示すように、前拭きプレート4の頂部が拭きプレート駆動装置に伝動接続され、好ましくは、前拭きプレート4の頂部に接続座47が設けられ、接続座47にヒンジ軸が挿設され、第1リンクロッド18は、ヒンジ軸に回転可能に挿設される。同様に、後拭きプレート5の頂部が拭きプレート駆動装置に伝動接続され、好ましくは、後拭きプレート5の頂部に接続座47が設けられ、接続座47にヒンジ軸が挿設され、第2リンクロッド19は、ヒンジ軸に回転可能に挿設される。
【0064】
図2図5に示すように、前拭きプレート4の底部には集塵タンク42及び雑巾取付部43を有し、集塵タンクの前壁41は前拭きプレート4の底部の前縁に位置し、集塵タンクの後壁46が雑巾取付部43に接続され、ダスト通過孔44は集塵タンク42内に設けられる。前拭きプレート4の構成部分は集塵タンク42を含むため、集塵タンク42の後側の雑巾取付部43上の雑巾はまずゴミを集塵タンクに押し進め、さらに集塵タンク42内においてダスト通過孔44に集まり、さらに吸塵口6から吸い込まれる。これによって、従来技術に比べ、吸塵口6の有効吸着領域面積が顕著に増大され、掃除機ブラシヘッド1の吸塵面積が増大され、清掃効率が向上する。
【0065】
図2図4に示すように、集塵タンクの前壁41に間隔を空けて設けられた複数のノッチ45を有する。各ノッチ45は、それぞれ集塵タンク42に連通する。本実施例において、集塵タンクの前壁41上のノッチ45と集塵タンク42が連通して配置されることにより、掃除機ブラシヘッド1が進行するか、又は吸塵管路が動作するときに、サイズが比較的大きいゴミはノッチ45を介して集塵タンク42に入り、さらに集塵タンク42内においてダスト通過孔44に集まり、次いで吸塵口6によって吸い込まれる。これによって、サイズが大きいゴミに対する吸込及び清掃効果が向上する。
【0066】
好ましくは、集塵タンク42は、前拭きプレート4の底部の前縁において中部から両側へ延在し、前拭きプレート4の底部の前縁の長さの半分以上を占める。これによって、掃除機ブラシヘッド1の吸塵、清掃面積がさらに増大される。
【0067】
本実施例において、吸塵口6の数は1つ又は複数であり、ダスト通過孔44の数は1つ又は複数である。吸塵口6の数が複数である場合、ダスト通過孔44は吸塵口6と1対1で対応するか、又はダスト通過孔44は複数の吸塵口6に重なり合い、即ち、1つのダスト通過孔44は1つの吸塵口6に重なり合うか、又は1つのダスト通過孔44は複数の吸塵口6に重なり合う。
【0068】
好ましくは、集塵タンク42におけるダスト通過孔44が設けられていない領域の幅は、ダスト通過孔44の幅よりも狭い。これによって、雑巾取付部43の面積がより大きくなり、清掃面積が増大される。
【0069】
好ましくは、前拭きプレート4とブラシヘッド本体2の底部との間には、少なくとも一セットのガイド装置が設けられる。さらに好ましくは、ガイド装置は、スクロールホイール10と、スクロールホイール座8と、ガイドレールバー9と、ガイドレール座11とを含む。スクロールホイール座8は、前拭きプレート4とブラシヘッド本体2のうちの一方に固定され、スクロールホイール10は、スクロールホイール座8に回転可能に取り付けられ、スクロールホイール10は、前拭きプレート4とブラシヘッド本体2のうちの他方に転がり接触する。ガイドレール座11は、前拭きプレート4とブラシヘッド本体2のうちの一方に固定され、ガイドレールバーは、前拭きプレート4とブラシヘッド本体2のうちの他方に固定される。ガイドレール座11は、ガイドレールバー9の移動方向を規制するものである。
【0070】
好ましくは、後拭きプレート5とブラシヘッド本体2の底部との間には、少なくとも一セットのガイド装置が設けられる。さらに好ましくは、ガイド装置は、スクロールホイール23と、スクロールホイール座24と、ガイドレールバー22と、ガイドレール座(図示せず)とを含む。スクロールホイール座は、後拭きプレート5とブラシヘッド本体2のうちの一方に固定され、スクロールホイールは、スクロールホイール座に回転可能に取り付けられ、スクロールホイールは、後拭きプレート5とブラシヘッド本体2の他方に転がり接触する。ガイドレール座は、後拭きプレート5とブラシヘッド本体2のうちの一方に固定され、ガイドレールバーは、後拭きプレート5とブラシヘッド本体2のうちの他方に固定される。ガイドレール座は、ガイドレールバーの移動方向を規制するものである。
【0071】
好ましくは、ガイドレール座は、第1座体と第2座体とを含み、第1座体と第2座体との間の隙間にはガイドレールバーが挿設される。
【0072】
好ましくは、噴水機構の噴水口にノズル7が設けられ、ノズル7は、ブラシヘッド本体2の底部に着脱可能に取り付けられる。
【0073】
本実施例において、吸塵管路は、内部管路13とフレキシブルコネクタとを含む。内部管路13は、ブラシヘッド本体2内に位置し、一端が吸塵口6に接続され、他端がフレキシブルコネクタに挿入して接続され、フレキシブルコネクタは、ブラシヘッド本体2に固定される。
【0074】
図6図13図14は好ましいフレキシブルコネクタを示す。フレキシブルコネクタは、第1套管14と、第2套管3と、外管25とを含む。第1套管14の第1端はブラシヘッド本体2に挿入され、第1套管14の第2端は第2套管3にヒンジ接続される。外管25は第2套管3内に設けられ、内部管路13は第1套管14を通過して外管25に挿入して接続される。外管25と第2套管3とは係止ボタン26によってロックされる。これによって、掃除機ブラシヘッド1内における吸塵管路の外管25のフレキシブル接続が達成され、迅速な着脱が便利である。
【0075】
好ましくは、外管25と第2套管3との間に差し込みプラグ27が固定され、差し込みプラグ27は、第2套管3及び第1套管14を通過する。
【0076】
本実施例において、ブラシヘッド本体2には、ブラシヘッド本体2が地面から離れたか否かを検出するための位置センサがさらに設けられることが好ましい。吸塵方法は、
ブラシヘッド本体2が地面に位置するか否かを検出し、ブラシヘッド本体2が地面から離れた場合、噴水機構をオフにすることをさらに含む。
【0077】
本実施例において、吸塵方法は、
モバイル端末が送信した制御指令を受信し、掃除機ブラシヘッド1の動作を制御することをさらに含む。制御指令は、噴水機構オン・オフ指令、拭きプレート駆動装置オン・オフ指令、負圧発生装置オン・オフ指令、噴水時間間隔、空気吸入量のうちの1種又は複数種を含む。これによって、携帯電話などのデバイスにより掃除機ブラシヘッド1に対するワイヤレスインテリジェント制御が達成される。
【0078】
<実施例2>
本実施例は、掃除機ブラシヘッド1を提供する。掃除機ブラシヘッド1は、掃除機のブラシヘッドとして使用することができる。本実施例は、主に以下の点で実施例1と相違する。
図16に示すように、集塵タンクの後壁46には複数の歯状ブレードを有し、歯状ブレードの刃が集塵タンク42に向かっている。歯状ブレードの形状は、三角歯、台形歯、櫛歯などの複数種類の形状を含む。
【0079】
これによって、毛髪などのゴミを清掃する場合、ゴミはまず歯状ブレードによりすくいとられ、さらに吸塵口6により吸い込まれる。これによって、毛髪の吸込効果が向上し、毛髪を吸い込む際に毛髪が吸塵口6に吸い込まれていないうちに雑巾に絡まれる状況が解消又は減少され、清掃効果がさらに向上する。
【0080】
好ましくは、図17に示すように、雑巾取付部43と集塵タンクの後壁46との過渡部位は、雑巾取付部43に対して工作面に向かって突出し、歯状ブレードは、この突出した過渡部位に形成される。
【0081】
本実施例の他の特徴は実施例1と同じであるため、説明を省略する。
【0082】
以上、本発明のいくつかの具体的な実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、当業者が想到できる変形はいずれも本発明の保護範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0083】
1 掃除機ブラシヘッド、
2、126 ブラシヘッド本体、
3 第2套管、
4 前拭きプレート、
41 集塵タンク的前壁、
42 集塵タンク、
43 雑巾取付部、
44 ダスト通過孔、
45 ノッチ、
46 集塵タンク的後壁、
47 接続座、
5 後拭きプレート、
6 吸塵口、
7 ノズル、
8、24 スクロールホイール座、
9、22 ガイドレールバー、
10、23 スクロールホイール、
11 ガイドレール座、
12 水タンク、
13 内部管路、
14 第1套管、
15 套管定位座、
16 駆動モータ、
17 ポンプ装置、
18 第1リンクロッド、
19 第2リンクロッド、
20 クランクシャフト、
201 リンクロッド、
202 第1軸頸、
203 第2軸頸、
25 外管、
26 係止ボタン、
27 差し込みプラグ。
図1
図2
図3
図4
図5
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