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特許7058285ダウンリンクチャネルの伝送方法および装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-13
(45)【発行日】2022-04-21
(54)【発明の名称】ダウンリンクチャネルの伝送方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/04 20090101AFI20220414BHJP
   H04W 8/26 20090101ALI20220414BHJP
   H04L 27/26 20060101ALI20220414BHJP
【FI】
H04W72/04 136
H04W72/04 131
H04W72/04 133
H04W8/26
H04L27/26 113
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2019558487
(86)(22)【出願日】2018-04-04
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-06-18
(86)【国際出願番号】 CN2018081888
(87)【国際公開番号】W WO2018196576
(87)【国際公開日】2018-11-01
【審査請求日】2019-11-28
(31)【優先権主張番号】201710299306.5
(32)【優先日】2017-04-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100166729
【弁理士】
【氏名又は名称】武田 幸子
(72)【発明者】
【氏名】王 磊
(72)【発明者】
【氏名】エクペンヨン トニー
【審査官】望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】特表2016-506135(JP,A)
【文献】Ericsson,On 'Group Common PDCCH' Structure and Configuration[online],3GPP TSG RAN WG1 #88b R1-1706028,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_88b/Docs/R1-1706028.zip>,2017年03月25日
【文献】Potevio,Further design of group common PDCCH for NR[online],3GPP TSG RAN WG1 #88b R1-1705531,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_88b/Docs/R1-1705531.zip>,2017年03月24日
【文献】MediaTek Inc.,Group Common PDCCH design[online],3GPP TSG RAN WG1 #88b R1-1704443,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_88b/Docs/R1-1704443.zip>,2017年03月25日
【文献】NTT DOCOMO, INC.,Views on structure of group-common PDCCH[online],3GPP TSG RAN WG1 #88b R1-1705735,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_88b/Docs/R1-1705735.zip>,2017年03月25日
【文献】NTT DOCOMO, INC.,Views on structure of group-common PDCCH[online],3GPP TSG RAN WG1 #88b R1-1705735,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_88b/Docs/R1-1705735.zip>,2017年03月25日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00ーH0W99/00
H04B7/24-H04B7/26
H04L27/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基地局に応用されるダウンリンクチャネルの伝送方法であって、
group common PDCCH伝送用のリソースセットをUE(User Equipment)に通知することを含み、
前記group common PDCCH伝送用のリソースセットをUEに通知することは、
group common PDCCH伝送用のリソースセットをハイレイヤシグナリングで前記UEに通知すること、または、
前記group common PDCCHのリソースセットが共通ダウンリンク制御チャネルのリソースセットとは重なる場合、共通ダウンリンク制御チャネル伝送用のリソースセットをMIB(Master Information Block)メッセージで前記UEに通知し、group common PDCCH伝送用のリソースセットを暗黙的に前記UEに通知することを含み、
前記group common PDCCHには、少なくとも1つのUEを含むUE群の関連情報が付帯されている、ダウンリンクチャネルの伝送方法。
【請求項2】
前記group common PDCCHのリソースセットは、
ほかの制御チャネルのリソースセットとは重なり、または、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立する、請求項1に記載の伝送方法。
【請求項3】
前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットとは重なり、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは同一であり、
前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCI(Downlink Control Information)フォーマットに応じて前記group common PDCCHを送信することをさらに含む、請求項に記載の伝送方法。
【請求項4】
前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立し、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは同一であり、
前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを送信することをさらに含む、請求項に記載の伝送方法。
【請求項5】
前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立し、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは異なり、
前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のチャネル構造に応じて前記group common PDCCHを送信することをさらに含む、請求項に記載の伝送方法。
【請求項6】
前記group common PDCCHのCRC(Cyclic Redundancy Check)スクランブルに用いられるRNTI(Radio Network Temporary ID)値をハイレイヤシグナリングで前記UEに通知することをさらに含み、
前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを送信することは、
前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記RNTI値によるスクランブル後のCRCが加えられた所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを送信する、請求項に記載の伝送方法。
【請求項7】
UEに応用されるダウンリンクチャネルの伝送方法であって、
基地局からgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットを取得することを含み、
前記基地局からgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットを取得することは、
前記基地局からgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットをハイレイヤシグナリングで取得すること、または、
前記group common PDCCHのリソースセットが共通ダウンリンク制御チャネルのリソースセットとは重なる場合、基地局から共通ダウンリンク制御チャネルが伝送されるリソースセットをMIBメッセージで取得し、前記基地局からgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットを特定することを含み、
前記group common PDCCHには、少なくとも1つのUEを含むUE群の関連情報が付帯されている、ダウンリンクチャネルの伝送方法。
【請求項8】
前記group common PDCCHのリソースセットは、
ほかの制御チャネルのリソースセットとは重なり、または、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立する、請求項に記載の伝送方法。
【請求項9】
前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットとは重なり、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは同一であり、
前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを検出して受信することをさらに含む、請求項に記載の伝送方法。
【請求項10】
前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立し、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは同一であり、
前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを検出して受信することをさらに含み、または、
前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立し、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは異なり、
前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のチャネル構造に応じて前記group common PDCCHを検出して受信することをさらに含む、請求項に記載の伝送方法。
【請求項11】
前記group common PDCCHのCRCスクランブルに用いられるRNTI値をハイレイヤシグナリングで取得することをさらに含み、
前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを検出して受信することは、
前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの、前記RNTI値によるスクランブル後のCRCが加えられた所定のDCIフォーマットを、前記RNTI値に応じて検出して受信する、請求項10に記載の伝送方法。
【請求項12】
group common PDCCH伝送用のリソースセットをUEに通知する第1通知モジュールを含み、
前記第1通知モジュールは、具体的に、
group common PDCCH伝送用のリソースセットをハイレイヤシグナリングで前記UEに通知すること、または、
前記group common PDCCHのリソースセットが共通ダウンリンク制御チャネルのリソースセットとは重なる場合、共通ダウンリンク制御チャネル伝送用のリソースセットをMIB(Master Information Block)メッセージで前記UEに通知し、group common PDCCH伝送用のリソースセットを暗黙的に前記UEに通知することに用いられ、
前記group common PDCCHには、少なくとも1つのUEを含むUE群の関連情報が付帯されている、ダウンリンクチャネルの伝送装置。
【請求項13】
基地局からgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットを取得する第1取得モジュールを含み、
前記第1取得モジュールは、具体的に、
前記基地局からgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットをハイレイヤシグナリングで取得すること、または、
前記group common PDCCHのリソースセットが共通ダウンリンク制御チャネルのリソースセットとは重なる場合、基地局から共通ダウンリンク制御チャネルが伝送されるリソースセットをMIBメッセージで取得し、前記基地局からgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットを特定することに用いられ、
前記group common PDCCHには、少なくとも1つのUEを含むUE群の関連情報が付帯されている、ダウンリンクチャネルの伝送装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2017年4月28日に中国特許庁に提出された中国特許出願201710299306.5の優先権を主張し、その全ての内容が援用によりここに取り込まれる。
本開示は、通信技術分野に係り、特にダウンリンクチャネルの伝送方法および装置に係る。
【背景技術】
【0002】
移動インターネットは、従来の移動通信サービス方式を覆し、今までにない使用体験をユーザに提供し、人々の仕事や生活のさまざまな方面に大きく影響する。移動インターネットは、人類社会における情報のやり取り方式の更なるグレードアップを推し進め、拡張現実、仮想現実、超高解像度(3D)動画、モバイルクラウドなど、より多様化するサービス体験をユーザに提供する。移動インターネットの更なる発展によって、将来、移動トラフィックの増加が千倍を超え、移動通信技術および産業の新たな改革を推し進める。一方、モノのインターネットは、人と人の通信から、人とモノ、モノとモノのスマートな相互接続まで延伸するように、移動通信のサービス範囲を拡張させ、移動通信技術をより広い業界と分野に浸透させる。将来、移動医療、車両ネットワーク、スマートホーム、工業制御、環境監視などは、モノのインターネットの応用の爆発的な増加を推し進め、膨大量の機器がネットワークにアクセスし、真の「インターネットオブエブリシングス」が実現される。同時に、超大量の機器接続および多様化するモノのインターネットサービスのために、移動通信は、新規技術に挑むことになる。
【0003】
新しいサービスリクエストが次々と現れて多様化するにつれて、将来の移動通信システムに対し、より高いピークレート、より優れるユーザ体験レート、より小さい遅延、より高い信頼性、より高いスペクトル効率、より高いエネルギー効率など、より高い性能が求められ、より多くのユーザのアクセスおよび各種類のサービスの使用をサポートすることが必要とされる。巨大量でさまざまな端末接続および異なる種類のサービスをサポートするために、アップリンク/ダウンリンクリソースの柔軟な設定は、技術発展の大きな傾向になっている。将来のシステムリソースは、サービスに応じて異なるサブバンドに区分され、多種類のサービスリクエストを満たすには、サブバンドで異なる長さのTTI(Transmission Time Interval)が区分される。
【0004】
関連技術のLTE(登録商標)(Long Term Evolution) FDD(Frequency Division Duplexing)システムのアップリンク/ダウンリンク伝送において、搬送波周波数が異なるものの、同一のフレーム構造が使用される。各搬送波では、長さ10msの1つの無線フレームに10個の1msのサブフレームが含まれ、各サブフレームが長さ0.5msの2つのスロットに分けられる。アップリンク/ダウンリンクデータ送信のTTIの長さは、1msである。一方、関連技術のLTE TDD(Time Division Duplexing)システムのアップリンク/ダウンリンク伝送において、同一周波数の異なるサブフレームまたは異なるスロットが使用される。TDDシステムで用いられるフレーム構造において、10msの各無線フレームが2つの5msのハーフフレームからなり、各ハーフフレームに5個の長さ1msのサブフレームが含まれる。サブフレームは、ダウンリンクサブフレーム、アップリンクサブフレームおよびスペシャルサブフレームの3種類に分けられる。各スペシャルサブフレームは、ダウンリンクパイロット、ダウンリンクサービスデータおよびダウンリンク制御シグナリングの伝送が可能なDwPTS(Downlink Pilot Time Slot)、信号伝送が一切行われないGP(Guard Period)、および、ランダムアクセスとSRS(Sounding Reference Symbol)のみが伝送され、アップリンクサービスまたはアップリンク制御情報の伝送ができないUpPTS(Uplink Pilot Time Slot)の3部分からなる。各ハーフフレームに少なくとも1つのダウンリンクサブフレーム、少なくとも1つのアップリンクサブフレームおよび最多で1つのスペシャルサブフレームを含む。
【0005】
関連技術のLTEシステムのPDCCH(physical downlink control channel)は、スケジューリング情報およびほかの制御情報を搬送する。各ダウンリンクサブフレームの制御エリアに複数のPDCCHを有し、制御エリアのサイズは、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)によって決められ、1~4個のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルを占める。1つの制御チャネルの伝送は、1つのCCE(control channel element)または複数の連続するCCEを占用し、各CCEが9つのREG(resource element group)からなり、かつPDCCHのCCEに含まれるREGは、PCFICHとPHICHの搬送に用いられないREGである。端末は、non-DRXサブフレームでPDCCH候補セットをモニタリングし、すなわち、モニタリングすべくDCI(Downlink Control Information)フォーマットに基づいて、検索空間における各PDCCHの復号を試みる。PDCCHの容量を拡張させるには、Rel-11においてEPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)が導入されている。EPDCCHは、サブフレームのデータエリアで伝送され、PDCCHの伝送空間を占用せず、かつEPDCCHが構成されたUEは、各サブフレームで構成されたPRB(Physical Resource Block)セット内でEPDCCHを検出して受信する。EMTC UEは、ハイレイヤに構成された1つまたは複数のサブフレームでMPDCCHを検出して受信する。
【0006】
関連技術のLTEシステムにおいて、UEは、所望の情報に基づいて、CSS(Common Search Space)またはUSS(UE specific Search Space)で自身のPDCCHのブラインド検出を行う。たとえば、UEは、ユニキャストデータのスケジューリング用のPDCCHをUSSで検出して受信し、ブロードキャストデータのスケジューリング用のPDCCHをCSSで検出して受信する。将来の移動通信システムにおいて、端末群の関連情報をスケジューリングまたは通知するグループ共通(group common)PDCCHの導入が必要される。しかし、現在、group common PDCCH伝送用のリソース位置およびUEによるgroup common PDCCHの受信について明確な解決策がない。
【発明の概要】
【0007】
本開示の目的は、group common PDCCHの伝送が明確化されていないという従来技術の問題を解決するために、ダウンリンクチャネルの伝送方法および装置を提供することにある。
【0008】
1つの方面において、本開示は、ダウンリンクチャネルの伝送方法を提供する。当該方法において、group common PDCCH伝送用のリソースセットをUEに通知することを含む。
【0009】
選択可能に、前記のgroup common PDCCH伝送用のリソースセットをUEに通知することは、具体的に、group common PDCCH伝送用のリソースセットをハイレイヤシグナリングで前記UEに通知すること、または、前記group common PDCCHのリソースセットが共通ダウンリンク制御チャネルのリソースセットとは重なる場合、共通ダウンリンク制御チャネル伝送用のリソースセットをMIBメッセージで前記UEに通知し、group common PDCCH伝送用のリソースセットを暗黙的に前記UEに通知することを含む。
【0010】
選択可能に、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットとは重なり、または、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立する。
【0011】
選択可能に、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットとは重なり、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは同一であり、前記伝送方法において、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを送信することをさらに含む。
【0012】
選択可能に、前記group common PDCCHのリソースセットがほかの制御チャネルのリソースセットとは重なることは、具体的に、前記group common PDCCHのリソースセットは、MIBまたはSIBで設定される共通ダウンリンク制御チャネル伝送用のリソースセットとは重なる。
【0013】
選択可能に、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを送信することは、具体的に、前記group common PDCCHが送信されるスロットの1つ目のOFDMシンボルの前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを送信する。
【0014】
選択可能に、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立し、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは同一であり、前記伝送方法において、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを送信することをさらに含む。
【0015】
選択可能に、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立し、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは異なり、前記伝送方法において、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のチャネル構造に応じて前記group common PDCCHを送信することをさらに含む。
【0016】
選択可能に、前記伝送方法において、前記group common PDCCHのCRCスクランブルに用いられるRNTI値をハイレイヤシグナリングで前記UEに通知することをさらに含み、前記の前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを送信することは、具体的に、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記RNTI値によるスクランブル後のCRCが加えられた所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを送信する。
【0017】
選択可能に、前記group common PDCCHには、少なくとも1つのUEを含むUE群の関連情報が付帯されている。
【0018】
別の方面において、本開示は、ダウンリンクチャネルの伝送方法をさらに提供する。当該方法において、基地局からgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットを取得することを含む。
【0019】
選択可能に、前記の基地局からgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットを取得することは、具体的に、前記基地局からgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットをハイレイヤシグナリングで取得すること、または、前記group common PDCCHのリソースセットが共通ダウンリンク制御チャネルのリソースセットとは重なる場合、UEから共通ダウンリンク制御チャネルが伝送されるリソースセットをMIBメッセージで取得し、前記UEからgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットを特定することを含む。
【0020】
選択可能に、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットとは重なり、または、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立する。
【0021】
選択可能に、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットとは重なり、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは同一であり、前記伝送方法において、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを検出して受信することをさらに含む。
【0022】
選択可能に、前記group common PDCCHのリソースセットがほかの制御チャネルのリソースセットとは重なることは、具体的に、前記group common PDCCHのリソースセットは、MIBまたはSIBで設定される共通ダウンリンク制御チャネル伝送用のリソースセットとは重なる。
【0023】
選択可能に、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを検出して受信することは、具体的に、前記group common PDCCHが送信されるスロットの1つ目のOFDMシンボルの前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを検出して受信する。
【0024】
選択可能に、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立し、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは同一であり、前記伝送方法において、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを検出して受信することをさらに含む。
【0025】
選択可能に、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立し、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは異なり、前記伝送方法において、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のチャネル構造に応じて前記group common PDCCHを検出して受信することをさらに含む。
【0026】
選択可能に、前記伝送方法において、前記group common PDCCHのCRCスクランブルに用いられるRNTI値をハイレイヤシグナリングで取得することをさらに含み、前記の前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを検出して受信することは、具体的に、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの、前記RNTI値によるスクランブル後のCRCが加えられた所定のDCIフォーマットを、前記RNTI値に応じて検出して受信する。
【0027】
選択可能に、前記group common PDCCHには、少なくとも1つのUEを含むUE群の関連情報が付帯されている。
【0028】
さらに別の方面において、本開示は、ダウンリンクチャネルの伝送装置をさらに提供する。当該装置は、group common PDCCH伝送用のリソースセットをUEに通知する第1通知モジュールを含む。
【0029】
選択可能に、前記第1通知モジュールは、具体的に、group common PDCCH伝送用のリソースセットをハイレイヤシグナリングで前記UEに通知し、または、前記group common PDCCHのリソースセットが共通ダウンリンク制御チャネルのリソースセットとは重なる場合、共通ダウンリンク制御チャネル伝送用のリソースセットをMIBメッセージで前記UEに通知し、group common PDCCH伝送用のリソースセットを暗黙的に前記UEに通知する。
【0030】
選択可能に、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットとは重なり、または、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立する。
【0031】
選択可能に、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットとは重なり、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは同一であり、前記伝送装置は、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを送信する第1送信モジュールをさらに含む。
【0032】
選択可能に、前記group common PDCCHのリソースセットがほかの制御チャネルのリソースセットとは重なることは、具体的に、前記group common PDCCHのリソースセットは、MIBまたはSIBで設定される共通ダウンリンク制御チャネル伝送用のリソースセットとは重なる。
【0033】
選択可能に、前記第1送信モジュールは、具体的に、前記group common PDCCHが送信されるスロットの1つ目のOFDMシンボルの前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを送信する。
【0034】
選択可能に、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立し、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは同一であり、前記伝送装置は、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを送信する第2送信モジュールをさらに含む。
【0035】
選択可能に、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立し、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは異なり、前記伝送装置は、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のチャネル構造に応じて前記group common PDCCHを送信する第3送信モジュールをさらに含む。
【0036】
選択可能に、前記伝送装置は、前記group common PDCCHのCRCスクランブルに用いられるRNTI値をハイレイヤシグナリングで前記UEに通知する第2通知モジュールをさらに含み、前記第3送信モジュールは、具体的に、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記RNTI値によるスクランブル後のCRCが加えられた所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを送信する。
【0037】
選択可能に、前記group common PDCCHには、少なくとも1つのUEを含むUE群の関連情報が付帯されている。
【0038】
また別の方面において、本開示は、ダウンリンクチャネルの伝送装置をさらに提供する。前記装置は、基地局からgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットを取得する第1取得モジュールを含む。
【0039】
選択可能に、前記第1取得モジュールは、具体的に、前記基地局からgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットをハイレイヤシグナリングで取得し、または、前記group common PDCCHのリソースセットが共通ダウンリンク制御チャネルのリソースセットとは重なる場合、UEから共通ダウンリンク制御チャネルが伝送されるリソースセットをMIBメッセージで取得し、前記UEからgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットを特定する。
【0040】
選択可能に、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットとは重なり、または、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立する。
【0041】
選択可能に、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットとは重なり、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは同一であり、前記伝送装置は、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを検出して受信する第1受信モジュールをさらに含む。
【0042】
選択可能に、前記group common PDCCHのリソースセットがほかの制御チャネルのリソースセットとは重なることは、具体的に、前記group common PDCCHのリソースセットは、MIBまたはSIBで設定される共通ダウンリンク制御チャネル伝送用のリソースセットとは重なる。
【0043】
選択可能に、前記第1受信モジュールは、具体的に、前記group common PDCCHが送信されるスロットの1つ目のOFDMシンボルの前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを検出して受信する。
【0044】
選択可能に、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立し、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは同一であり、前記伝送装置は、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを検出して受信する第2受信モジュールをさらに含む。
【0045】
選択可能に、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立し、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは異なり、前記伝送装置は、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のチャネル構造に応じて前記group common PDCCHを検出して受信する第3受信モジュールをさらに含む。
【0046】
選択可能に、前記伝送装置は、前記group common PDCCHのCRCスクランブルに用いられるRNTI値をハイレイヤシグナリングで取得する第2取得モジュールをさらに含み、第2受信モジュールは、具体的に、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの、前記RNTI値によるスクランブル後のCRCが加えられた所定のDCIフォーマットを、前記RNTI値に応じて検出して受信する。
【0047】
選択可能に、前記group common PDCCHには、少なくとも1つのUEを含むUE群の関連情報が付帯されている。
【0048】
また別の方面において、本開示は、プロセッサ、メモリおよび前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含むダウンリンクチャネルの伝送装置をさらに提供する。前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、上記のダウンリンクチャネルの伝送方法のステップが実現される。
【0049】
また別の方面において、本開示は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記のダウンリンクチャネルの伝送方法のステップが実現される。
【0050】
本開示の実施例のダウンリンクチャネルの伝送方法において、group common PDCCH伝送用のリソースセットをUEに通知することによって、UEは、group common PDCCHの検出受信用のリソース位置を特定し、group common PDCCHのリソース位置でgroup common PDCCHを検出して受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
本開示の実施例の技術手段をより明確に説明するために、以下、本開示の実施例の記載に必要とされる図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の記載に関する図面は、単に本開示の一部の実施例である。当業者にとって、創造性のある作業をしないという前提で、これらの図面から他の図面を得ることもできる。
【0052】
図1】本開示の実施例におけるダウンリンクチャネルの伝送方法のフローチャートである。
図2】(a)と(b)は、本開示の実例1におけるgroup common PDCCH1の伝送位置図である。
図3】(a)と(b)は、本開示の実例2におけるgroup common PDCCH1の伝送位置図である。
図4】本開示の実施例における別のダウンリンクチャネルの伝送方法のフローチャートである。
図5】本開示の実施例におけるダウンリンクチャネルの伝送装置の構造図その1である。
図6】本開示の実施例におけるダウンリンクチャネルの伝送装置の構造図その2である。
図7】本開示の実施例におけるダウンリンクチャネルの伝送装置の構造図その3である。
図8】本開示の実施例におけるダウンリンクチャネルの伝送装置の構造図その4である。
図9】本開示の実施例における基地局の構造図である。
図10】本開示の実施例における端末の構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0053】
以下、本開示の実施例の図面を参照しながら、本開示の実施例の技術手段を明確且つ完全に記載する。明らかに、記載される実施例は、本開示の実施例の一部であり、全てではない。本開示の実施例に基づき、当業者が創造性のある作業をせずに為しえる全ての実施例は、すべて本開示の保護範囲に属するものである。
【0054】
図1に示すように、本開示の実施例は、基地局に応用されるダウンリンクチャネルの伝送方法を提供する。当該方法において、ステップ101を含む。以下詳細に記載する。
【0055】
ステップ101において、group common PDCCH伝送用のリソースセットをUEに通知する。
【0056】
ここで、group common PDCCHには、少なくとも1つのUEを含むUE群の関連情報が付帯されている。
【0057】
本開示の実施例において、group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットとは重なり、または、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立する(すなわちほかの制御チャネルの伝送リソースのリソースセットとは重ならない)。すなわち、group common PDCCHは、ほかのPDCCHとは同一のリソースセットで伝送され、または、ほかの制御チャネルの伝送リソースから独立したリソースセットで伝送される。group common PDCCHのリソースセットがほかの制御チャネルのリソースセットとは重なることは、具体的に、group common PDCCHのリソースセットは、MIBまたはSIBで設定される共通ダウンリンク制御チャネル伝送用のリソースセットとは重なり、および/または、group common PDCCHのリソースセットは、端末専用PDCCHのリソースセットとは重なる。
【0058】
本開示の実施例のダウンリンクチャネルの伝送方法において、group common PDCCH伝送用のリソースセットをUEに通知することによって、UEは、group common PDCCHの検出受信用のリソース位置を特定し、group common PDCCHのリソース位置でgroup common PDCCHを検出して受信することができる。
【0059】
本開示の実施例において、基地局がgroup common PDCCH伝送用のリソースセットをUEに通知するプロセスは、具体的に、group common PDCCH伝送用のリソースセットをハイレイヤシグナリングで前記UEに通知し、または、前記group common PDCCHのリソースセットが共通ダウンリンク制御チャネルのリソースセットとは重なる場合、共通ダウンリンク制御チャネル伝送用のリソースセットをMIBメッセージで前記UEに通知し、group common PDCCH伝送用のリソースセットを暗黙的に前記UEに通知する。
【0060】
具体的に、ハイレイヤシグナリングは、各UEのハイレイヤシグナリングであり、たとえばRRC(Radio Resource Control)シグナリングである。group common PDCCHのリソースセットがほかの制御チャネルのリソースセットから独立する場合、group common PDCCH伝送用のリソースセットをハイレイヤシグナリングで直接UEに通知し、すなわち、group common PDCCHのリソースセットをハイレイヤシグナリングで設定する。一方、プロトコルの取り決めや所定のルールなどに基づいて、group common PDCCHのリソースセットが共通ダウンリンク制御チャネル伝送用のリソースセットとは重なる場合、MIBによって共通ダウンリンク制御チャネルのリソースセットを設定可能であり、共通ダウンリンク制御チャネル伝送用のリソースセットをMIBメッセージでUEに通知する。この場合、UEは、MIBで設定される共通ダウンリンク制御チャネル伝送用のリソースセットから、group common PDCCHのリソースセットを特定し、group common PDCCHを検出して受信する。
【0061】
本開示の実施例において、group common PDCCHのリソースセットがほかの制御チャネルのリソースセットとは重なる場合、group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは同一である。さらに、基地局は、group common PDCCHのリソースセット内で、group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じてgroup common PDCCHを送信する。ここで、group common PDCCHの所定のDCIフォーマットは、たとえばDCI format Xである。
【0062】
すなわち、group common PDCCHのリソースセットがほかの制御チャネルのリソースセットとは重なる場合、group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは同一であり、本開示の実施例の伝送方法において、group common PDCCHのリソースセット内で、group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じてgroup common PDCCHを送信することをさらに含む。
【0063】
このように、UEは、group common PDCCHの受信が必要となると、group common PDCCHのリソースセット内で、group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じてgroup common PDCCHのブラインド検出を行う。
【0064】
また、UEによるgroup common PDCCHの迅速な検出受信のために、group common PDCCHは、スロットの1つ目のOFDMシンボルで伝送される。したがって、基地局がgroup common PDCCHのリソースセット内で、group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じてgroup common PDCCHを送信する過程は、具体的に、group common PDCCHが送信されるスロットの1つ目のOFDMシンボルのgroup common PDCCHのリソースセット内で、group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じてgroup common PDCCHを送信する。
【0065】
本開示の実施例において、group common PDCCHのリソースセットがほかの制御チャネルのリソースセットから独立する場合、group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは同一であってもよく異なってもよい。group common PDCCHのチャネル構造がほかのPDCCHのチャネル構造とは同一である場合、基地局は、group common PDCCHのリソースセット内で、group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じてgroup common PDCCHを送信する。group common PDCCHのチャネル構造がほかのPDCCHのチャネル構造とは異なる場合、基地局は、group common PDCCHのリソースセット内で、group common PDCCHの所定のチャネル構造に応じてgroup common PDCCHを送信する。
【0066】
すなわち、group common PDCCHのリソースセットがほかの制御チャネルのリソースセットから独立し、group common PDCCHのチャネル構造がほかのPDCCHのチャネル構造とは同一である場合、本開示の実施例の伝送方法において、group common PDCCHのリソースセット内で、group common PDCCHの所定のDCIフォーマットでgroup common PDCCHを送信することをさらに含む。
【0067】
または、group common PDCCHのリソースセットがほかの制御チャネルのリソースセットから独立し、group common PDCCHのチャネル構造がほかのPDCCHのチャネル構造とは異なる場合、本開示の実施例の伝送方方法において、group common PDCCHのリソースセット内で、group common PDCCHの所定のチャネル構造に応じてgroup common PDCCHを送信することをさらに含む。
【0068】
なお、group common PDCCHのリソースセットがほかの制御チャネルのリソースセットから独立した場合、基地局は、group common PDCCHを送信する際に、group common PDCCHが送信されるスロットの1つ目のOFDMシンボルのgroup common PDCCHのリソースセット内で送信してもよい。
【0069】
本開示の実施例において、group common PDCCH送信の安全性を強化するために、基地局は、RRCシグナリングで設定されたRNTI値など特定の数値によって、group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに対しCRCスクランブルを行い、group common PDCCHのリソースセット内で、RNTI値によるスクランブル後のCRCが加えられた所定のDCIフォーマットに応じてgroup common PDCCHを送信する。CRCスクランブル後の所定のDCIフォーマットの関連UEによる検出受信のために、基地局は、CRCスクランブルに用いられるRNTI値をハイレイヤシグナリングでUEに通知する。
【0070】
したがって、本開示の実施例の伝送方法において、group common PDCCHのCRCスクランブルに用いられるRNTI値をハイレイヤシグナリングでUEに通知することをさらに含む。
【0071】
それに応じて、基地局は、group common PDCCHのリソースセット内で、RNTI値によるスクランブル後のCRCが加えられた所定のDCIフォーマットに応じてgroup common PDCCHを送信する。
【0072】
以下、実例1~3を通じて本開示のダウンリンクチャネルの伝送方法を説明する。
【0073】
実例1
UEによるgroup common PDCCHの検出受信、たとえばUE1、UE2、UE3によるgroup common PDCCH1の検出受信を、基地局がハイレイヤシグナリングで設定するとする。group common PDCCH1は、group common PDCCHが送信されるスロットの1つ目のOFDMシンボルで送信され、UE1、UE2、UE3に対応するハイレイヤシグナリングであるRRCシグナリング1、RRCシグナリング2、RRCシグナリング3は、それぞれ、UE1、UE2、UE3に対応するgroup common PDCCH1の伝送に占められるリソースセットを通知する。group common PDCCH1伝送用のリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットとは重なってもよく、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立してもよい。たとえば、図2(b)に示すように、group common PDCCH1伝送用のリソースセットは、MIBで設定される共通ダウンリンク制御チャネル伝送用のリソースセットとは重なり、図2(a)に示すように、MIBで設定される共通ダウンリンク制御チャネル伝送用のリソースセットから独立する。
【0074】
RRCシグナリングで設定されるgroup common PDCCH1伝送用のリソースセットが、MIBで設定される共通ダウンリンク制御チャネル伝送用のリソースセットとは重なる場合、group common PDCCH1に付帯される情報は、group common PDCCH1に関するDCI format Xで伝送され、UEは、group common PDCCH1のリソースセット内で、group common PDCCH1をDCI format Xに応じて検出して受信する。
【0075】
RRCシグナリングで設定されるgroup common PDCCH1伝送用のリソースセットが、MIBで設定される共通ダウンリンク制御チャネル伝送用のリソースセットから独立する場合、group common PDCCH1に付帯される情報は、group common PDCCH1に関するDCI format Xで伝送され、UEは、group common PDCCH1のリソースセット内で、group common PDCCH1をDCI format Xに応じて検出して受信する。または、group common PDCCH1は、ほかのPDCCHとは異なるチャネル構造を有し、UEは、group common PDCCH1の所定のチャネル構造に応じて、group common PDCCH1のリソースセット内で、対応するgroup common PDCCH1を検出して受信する。
【0076】
実例2
UEによるgroup common PDCCHの検出受信、たとえば、UE4、UE5、UE6によるgroup common PDCCH2の検出受信を、基地局がハイレイヤシグナリングで設定するとする。group common PDCCH2は、group common PDCCHが送信されるスロットの1つ目のOFDMシンボルで送信され、UE4、UE5、UE6に対応するハイレイヤシグナリングであるRRCシグナリング4、RRCシグナリング5、RRCシグナリング6は、それぞれ、UE4、UE5、UE6に対応するgroup common PDCCH2の伝送に占められるリソースセットを通知する。group common PDCCH2伝送用のリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットとは重なってもよく、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立してもよい。たとえば、図3(b)に示すように、group common PDCCH2伝送用のリソースセットは、端末専用PDCCHのリソースセットとは重なり、図3(a)に示すように、端末専用PDCCHのリソースセットから独立する。
【0077】
RRCシグナリングで設定されるgroup common PDCCH2伝送用のリソースセットが、端末専用PDCCHのリソースセットとは重なる場合、group common PDCCH2に付帯される情報は、group common PDCCH2に関するDCI format Xで伝送され、UEは、group common PDCCH2のリソースセット内で、group common PDCCH2をDCI format Xに応じて検出して受信する。
【0078】
RRCシグナリングで設定されるgroup common PDCCH2伝送用のリソースセットが、端末専用PDCCHのリソースセットから独立する場合、group common PDCCH2に付帯される情報は、group common PDCCH2に関するDCI format Xで伝送され、UEは、group common PDCCH2のリソースセット内で、group common PDCCH2をDCI format Xに応じて検出して受信する。または、group common PDCCH2は、ほかのPDCCHとは異なるチャネル構造を有し、UEは、group common PDCCH2の所定のチャネル構造に応じて、group common PDCCH2のリソースセット内で、対応するgroup common PDCCH2を検出して受信する。
【0079】
実例3
UEによるgroup common PDCCHの検出受信、たとえば、UE1、UE2、UE3によるgroup common PDCCH1の検出受信を、基地局がハイレイヤシグナリングで設定するとする。group common PDCCH1に関するDCI format Xを取り入れる。group common PDCCH1は、MIBまたはSIBで通知される共通ダウンリンク制御チャネル伝送用のリソースセット内で伝送される。group common PDCCH1の伝送において、ほかの制御チャネルと同一のチャネル構造が用いられるが、group common PDCCH1のDCI format Xは、RNTI値によるCRCスクランブルが行われる。したがって、UE1、UE2、UE3に対応するハイレイヤシグナリングであるRRCシグナリング1、RRCシグナリング2、RRCシグナリング3において、UE1、UE2、UE3に対応するgroup common PDCCH1のCRCスクランブルに用いられるRNTI値を通知する。UEは、group common PDCCH1をgroup common PDCCH1のリソースセット内で検出して受信する場合、DCI format XをRNTI値に応じて検出して受信する。
【0080】
上記実施例は、本開示の基地局側のダウンリンクチャネルの伝送方法を説明したが、以下、実施例および図面を通じて本開示の端末側のダウンリンクチャネルの伝送方法を説明する。
【0081】
図4に示すように、本開示の実施例は、UEに応用されるダウンリンクチャネルの伝送方法をさらに提供する。当該方法において、ステップ401を含む。以下詳細に記載する。
【0082】
ステップ401において、基地局からgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットを取得する。
【0083】
ここで、group common PDCCHには、少なくとも1つのUEを含むUE群の関連情報が付帯されている。
【0084】
本開示の実施例において、group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットとは重なり、または、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立する。すなわち、group common PDCCHは、ほかのPDCCHとは同一のリソースセットで伝送され、または、ほかの制御チャネルの伝送リソースから独立したリソースセットで伝送される。group common PDCCHのリソースセットがほかの制御チャネルのリソースセットとは重なることは、具体的に、group common PDCCHのリソースセットは、MIBまたはSIBで設定される共通ダウンリンク制御チャネル伝送用のリソースセットとは重なり、および/または、group common PDCCHのリソースセットは、端末専用PDCCHのリソースセットとは重なる。
【0085】
本開示の実施例のダウンリンクチャネルの伝送方法において、基地局からgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットを取得することによって、UEは、group common PDCCHの検出受信用のリソース位置を特定し、group common PDCCHのリソース位置でgroup common PDCCHを検出して受信することができる。
【0086】
本開示の実施例において、UEが、基地局からgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットを取得することは、具体的に、前記基地局からgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットをハイレイヤシグナリングで取得し、または、前記group common PDCCHのリソースセットが共通ダウンリンク制御チャネルのリソースセットとは重なる場合、前記基地局から共通ダウンリンク制御チャネルが伝送されるリソースセットをMIBメッセージで取得し、前記基地局からgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットを特定する。
【0087】
ここで、group common PDCCHのリソースセットがほかの制御チャネルのリソースセットとは重なる場合、group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは同一であり、本開示の実施例の伝送方法において、group common PDCCHのリソースセット内で、group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じてgroup common PDCCHを検出して受信することをさらに含む。
【0088】
具体的に、UEが、group common PDCCHのリソースセット内で、group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じてgroup common PDCCHを検出して受信する過程は、group common PDCCHが送信されるスロットの1つ目のOFDMシンボルのgroup common PDCCHのリソースセット内で、group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じてgroup common PDCCHを検出して受信する。
【0089】
ここで、group common PDCCHのリソースセットがほかの制御チャネルのリソースセットから独立し、group common PDCCHのチャネル構造がほかのPDCCHのチャネル構造とは同一である場合、本開示の実施例の伝送方法において、group common PDCCHのリソースセット内で、group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じてgroup common PDCCHを検出して受信することをさらに含む。
【0090】
ここで、group common PDCCHのリソースセットがほかの制御チャネルのリソースセットから独立し、group common PDCCHのチャネル構造がほかのPDCCHのチャネル構造とは異なる場合、本開示の実施例の伝送方法において、group common PDCCHのリソースセット内で、group common PDCCHの所定のチャネル構造に応じてgroup common PDCCHを検出して受信することをさらに含む。
【0091】
本開示の実施例において、前記伝送方法において、group common PDCCHのCRCスクランブルに用いられるRNTI値をハイレイヤシグナリングで取得することをさらに含む。UEは、group common PDCCHのリソースセット内で、group common PDCCHの所定のDCIフォーマットをRNTI値に応じて検出して受信する。前記所定のDCIフォーマットには、RNTI値によるスクランブル後のCRCが加えられる。
【0092】
上記実施例は、本開示のダウンリンクチャネルの伝送方法を説明したが、以下、実施例と図面と通じて本開示のダウンリンクチャネルの伝送装置を説明する。
【0093】
図5に示すように、本開示の実施例は、基地局に応用されるダウンリンクチャネルの伝送装置をさらに提供する。当該装置は、group common PDCCH伝送用のリソースセットをUEに通知する第1通知モジュール51を含む。
【0094】
本開示の実施例のダウンリンクチャネルの伝送装置は、group common PDCCH伝送用のリソースセットをUEに通知することによって、UEがgroup common PDCCHの検出受信用のリソース位置を特定して、group common PDCCHのリソース位置でgroup common PDCCHを検出して受信することができる。
【0095】
本開示の実施例において、前記第1通知モジュール51は、具体的に、group common PDCCH伝送用のリソースセットをハイレイヤシグナリングで前記UEに通知し、または、前記group common PDCCHのリソースセットが共通ダウンリンク制御チャネルのリソースセットとは重なる場合、共通ダウンリンク制御チャネル伝送用のリソースセットをMIBメッセージで前記UEに通知し、group common PDCCH伝送用のリソースセットを暗黙的に前記UEに通知する。
【0096】
本開示の実施例において、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットとは重なり、または、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立する。
【0097】
本開示の実施例において、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットとは重なり、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは同一である。図6に示すように、前記伝送装置は、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを送信する第1送信モジュール52をさらに含む。
【0098】
ここで、前記group common PDCCHのリソースセットがほかの制御チャネルのリソースセットとは重なることは、具体的に、前記group common PDCCHのリソースセットは、MIBまたはSIBで設定される共通ダウンリンク制御チャネル伝送用のリソースセットとは重なる。
【0099】
ここで、前記第1送信モジュール52は、具体的に、group common PDCCHが送信されるスロットの1つ目のOFDMシンボルの前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを送信する。
【0100】
本開示の実施例において、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立し、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは同一である。図6に示すように、前記伝送装置は、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを送信する第2送信モジュール53をさらに含む。
【0101】
ここで、第2送信モジュール53は、具体的に、group common PDCCHが送信されるスロットの1つ目のOFDMシンボルの前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを送信する。
【0102】
本開示の実施例において、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立し、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは異なる。図6に示すように、前記伝送装置は、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のチャネル構造に応じて前記group common PDCCHを送信する第3送信モジュール54をさらに含む。
【0103】
ここで、第3送信モジュール54は、具体的に、group common PDCCHが送信されるスロットの1つ目のOFDMシンボルの前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のチャネル構造に応じて前記group common PDCCHを送信する。
【0104】
本開示の実施例において、前記伝送装置は、前記group common PDCCHのCRCスクランブルに用いられるRNTI値をハイレイヤシグナリングで前記UEに通知する第2通知モジュールをさらに含む。前記第2送信モジュール53は、具体的に、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記RNTI値によるスクランブル後のCRCが加えられた所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを送信する。
【0105】
ここで、前記group common PDCCHには、少なくとも1つのUEを含むUE群の関連情報が付帯されている。
【0106】
図7に示すように、本開示の実施例は、UEに応用されるダウンリンクチャネルの伝送装置をさらに提供する。前記装置は、基地局からgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットを取得する第1取得モジュール71を含む。
【0107】
本開示の実施例のダウンリンクチャネルの伝送装置は、基地局からgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットを取得することによって、UEがgroup common PDCCHの検出受信用のリソース位置を特定し、group common PDCCHのリソース位置でgroup common PDCCHを検出して受信することができる。
【0108】
本開示の実施例において、前記第1取得モジュール71は、具体的に、前記基地局からgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットをハイレイヤシグナリングで取得し、または、前記group common PDCCHのリソースセットが共通ダウンリンク制御チャネルのリソースセットとは重なる場合、基地局から共通ダウンリンク制御チャネルが伝送されるリソースセットをMIBメッセージで取得し、前記基地局からgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットを特定する。
【0109】
本開示の実施例において、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットとは重なり、または、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立する。
【0110】
本開示の実施例において、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットとは重なり、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは同一である。図8に示すように、前記伝送装置は、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを検出して受信する第1受信モジュール72をさらに含む。
【0111】
ここで、前記group common PDCCHのリソースセットがほかの制御チャネルのリソースセットとは重なることは、具体的に、前記group common PDCCHのリソースセットは、MIBまたはSIBで設定される共通ダウンリンク制御チャネル伝送用のリソースセットとは重なる。
【0112】
ここで、第1受信モジュール72は、具体的に、前記group common PDCCHが送信されるスロットの1つ目のOFDMシンボルの前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを検出して受信する。
【0113】
本開示の実施例において、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立し、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは同一である。図8に示すように、前記伝送装置は、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを検出して受信する第2受信モジュール73をさらに含む。
【0114】
本開示の実施例において、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立し、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは異なる。図8に示すように、前記伝送装置は、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のチャネル構造に応じて前記group common PDCCHを検出して受信する第3受信モジュール74をさらに含む。
【0115】
本開示の実施例において、前記伝送装置は、前記group common PDCCHのCRCスクランブルに用いられるRNTI値をハイレイヤシグナリングで取得する第2取得モジュールをさらに含む。第2受信モジュール73は、具体的に、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの、前記RNTI値によるスクランブル後のCRCが加えられた所定のDCIフォーマットを、前記RNTI値に応じて検出して受信する。
【0116】
ここで、前記group common PDCCHには、少なくとも1つのUEを含むUE群の関連情報が付帯されている。
【0117】
図9に示すように、本開示の実施例は、第1バス91と、第1トランシーバ92と、アンテナ93と、第1バスインタフェース94と、第1プロセッサ95と、第1メモリ96を含む基地局をさらに提供する。
【0118】
ここで、第1プロセッサ95は、第1メモリ96からプログラムを読み取ることによって、group common PDCCH伝送用のリソースセットをUEに通知するように第1トランシーバ92を制御するプロセスを実行する。
【0119】
第1トランシーバ92は、第1プロセッサ95による制御でデータを送受信する。
【0120】
具体的に、第1プロセッサ95は、さらに、group common PDCCH伝送用のリソースセットをハイレイヤシグナリングで前記UEに通知し、または、前記group common PDCCHのリソースセットが共通ダウンリンク制御チャネルのリソースセットとは重なる場合、共通ダウンリンク制御チャネル伝送用のリソースセットをMIBメッセージで前記UEに通知し、group common PDCCH伝送用のリソースセットを暗黙的に前記UEに通知するように第1トランシーバ92を制御する。
【0121】
具体的に、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットとは重なり、または、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立する。
【0122】
具体的に、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットとは重なり、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは同一であり、第1プロセッサ95は、さらに、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを送信するように第1トランシーバ92を制御する。
【0123】
具体的に、前記group common PDCCHのリソースセットがほかの制御チャネルのリソースセットとは重なることは、具体的に、前記group common PDCCHのリソースセットは、MIBまたはSIBで設定される共通ダウンリンク制御チャネル伝送用のリソースセットとは重なる。
【0124】
具体的に、第1プロセッサ95は、さらに、前記group common PDCCHが送信されるスロットの1つ目のOFDMシンボルの前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを送信するように第1トランシーバ92を制御する。
【0125】
具体的に、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立し、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは同一であり、第1プロセッサ95は、さらに、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを送信するように第1トランシーバ92を制御する。
【0126】
具体的に、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立し、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは異なり、第1プロセッサ95は、さらに、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のチャネル構造に応じて前記group common PDCCHを送信するように第1トランシーバ92を制御する。
【0127】
具体的に、第1プロセッサ95は、さらに、前記group common PDCCHのCRCスクランブルに用いられるRNTI値をハイレイヤシグナリングで前記UEに通知し、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記RNTI値によるスクランブル後のCRCが加えられた所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを送信するように第1トランシーバ92を制御する。
【0128】
具体的に、前記group common PDCCHには、少なくとも1つのUEを含むUE群の関連情報が付帯されている。
【0129】
図9において、バスアーキテクチャ(第1バス91で示す)は、任意数の相互接続するバスとブリッジを含む。第1バス91は、第1プロセッサ95をはじめとする1つ又は複数のプロセッサと第1メモリ96をはじめとするメモリの各種類の回路が接続したものである。第1バス91は、周辺イクイップメント、レギュレーター、電力管理回路などの各種類のほかの回路を接続したものであってもよい。これらは、いずれも本分野の公知事項であり、本文においてさらなる記載をしない。第1バスインタフェース94により、第1バス91と第1トランシーバ92との間でインタフェースが提供される。第1トランシーバ92は、1つの部品であってもよく、複数の受信機および送信機など、複数の部品であってもよく、伝送媒体でほかの各種類の装置と通信するユニットとして提供される。第1プロセッサ95によって処理されたデータは、アンテナ93を介して無線媒体で伝送される。さらに、アンテナ93は、データを受信し、データを第1プロセッサ95に送信する。
【0130】
第1プロセッサ95は、第1バス91と通常の処理を管理し、さらに計時、周囲インタフェース、電圧調節、電源管理およびほかの制御機能など、様々な機能も提供する。第1メモリ96は、第1プロセッサ95による操作実行に用いられるデータを記憶することに用いられる。
【0131】
選択可能に、第1プロセッサ95は、CPU、ASIC、FPGAまたはCPLDである。
【0132】
図10に示すように、本開示の実施例は、第2バス111と、第2プロセッサ112と、第2トランシーバ113と、第2バスインタフェース114と、第2メモリ115と、ユーザインタフェース116を含む端末をさらに提供する。
【0133】
ここで、第2プロセッサ112は、第2メモリ115からプログラムを読み取ることによって、基地局からgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットを取得するように第2トランシーバ113を制御するプロセスを実行する。
【0134】
第2トランシーバ113は、第2プロセッサ112による制御でデータを送受信する。
【0135】
具体的に、第2プロセッサ112は、さらに、前記基地局からgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットをハイレイヤシグナリングで取得し、または、前記group common PDCCHのリソースセットが共通ダウンリンク制御チャネルのリソースセットとは重なる場合、基地局から共通ダウンリンク制御チャネルが伝送されるリソースセットをMIBメッセージで取得し、前記基地局からgroup common PDCCHが伝送されるリソースセットを取得するように第2トランシーバ113を制御する。
【0136】
具体的に、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットとは重なり、または、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立する。
【0137】
具体的に、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットとは重なり、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは同一であり、第2プロセッサ112は、さらに、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを検出して受信するように第2トランシーバ113を制御する。
【0138】
具体的に、前記group common PDCCHのリソースセットがほかの制御チャネルのリソースセットとは重なることは、具体的に、前記group common PDCCHのリソースセットは、MIBまたはSIBで設定される共通ダウンリンク制御チャネル伝送用のリソースセットとは重なる。
【0139】
具体的に、第2プロセッサ112は、さらに、前記group common PDCCHが送信されるスロットの1つ目のOFDMシンボルの前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを検出して受信するように第2トランシーバ113を制御する。
【0140】
具体的に、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立し、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは同一であり、第2プロセッサ112は、さらに、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のDCIフォーマットに応じて前記group common PDCCHを検出して受信するように第2トランシーバ113を制御する。
【0141】
具体的に、前記group common PDCCHのリソースセットは、ほかの制御チャネルのリソースセットから独立し、前記group common PDCCHのチャネル構造は、ほかのPDCCHのチャネル構造とは異なり、第2プロセッサ112は、さらに、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの所定のチャネル構造に応じて前記group common PDCCHを検出して受信するように第2トランシーバ113を制御する。
【0142】
具体的に、第2プロセッサ112は、さらに、前記group common PDCCHのCRCスクランブルに用いられるRNTI値をハイレイヤシグナリングで取得し、前記group common PDCCHのリソースセット内で、前記group common PDCCHの、前記RNTI値によるスクランブル後のCRCが加えられた所定のDCIフォーマットを、前記RNTI値に応じて検出して受信するように第2トランシーバ113を制御する。
【0143】
具体的に、前記group common PDCCHには、少なくとも1つのUEを含むUE群の関連情報が付帯されている。
【0144】
図10において、バスアーキテクチャ(第2バス111で示す)は、任意数の相互接続するバスとブリッジを含む。第2バス111は、汎用の第2プロセッサ112をはじめとする1つ又は複数のプロセッサと第2メモリ115をはじめとするメモリの各種類の回路が接続したものである。第2バス111は、周辺イクイップメント、レギュレーター、電力管理回路などの各種類のほかの回路を接続したものであってもよい。これらは、いずれも本分野の公知事項であり、本文においてさらなる記載をしない。第2バスインタフェース114により、第2バス111と第2トランシーバ113との間でインタフェースが提供される。第2トランシーバ113は、1つの部品であってもよく、複数の受信機および送信機など、複数の部品であってもよく、伝送媒体でほかの各種類の装置と通信するユニットとして提供される。たとえば、第2トランシーバ113は、ほかの機器から外部データを受信する。第2トランシーバ113は、第2プロセッサ112によって処理されたデータをほかの機器に送信する。計算システムの性質によっては、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティックなどのユーザインタフェース116が提供される。
【0145】
第2プロセッサ112は、第2バス111と通常の処理を管理し、前述のように汎用のオペレーションシステムを実行する。第2メモリ115は、第2プロセッサ112による操作実行に用いられるデータを記憶ことに用いられる。
【0146】
選択可能に、第2プロセッサ112は、CPU、ASIC、FPGAまたはCPLDである。
【0147】
なお、本明細書において、「含む」や「含有する」またはそれ以外のあらゆる変形用語は、非排他的に含むことを意味する。よって、一連の要素を含むプロセス、方法、モノまたは装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確に列挙されていない他の要素をさらに含み、またはこのようなプロセス、方法、モノまたは装置に固有の要素をさらに含む。特に限定されない限り、「…を1つ含む」の表現によって限定される要素について、当該要素を含むプロセス、方法、モノまたは装置に他の同一要素の存在を除外しない。
【0148】
上述した本開示の実施例の番号は、単に記載用のものであり、実施例の優劣を代表しない。
【0149】
以上の実施形態の記載から、上記実施例の方法が、ソフトウェアに必須の汎用ハードウェアプラットフォームの形態で実現され、もちろんハードウェアによっても実現されてもよく、多くの場合では前者がより好適な実施形態であることは、当業者にとって自明である。このような理解に基づき、本開示の技術手段の実質的または従来技術に貢献した部分は、ソフトウェアプロダクトの形式で現れる。当該コンピュータソフトウェアプロダクトは、記憶媒体(たとえばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、本開示の各実施例の方法を1台の端末機器(携帯電話、コンピュータ、サーバー、空調機またはネットワークデバイスなど)に実行させるいくつかの指令を含む。
【0150】
以上記載されたのは、本開示の選択可能な実施形態である。なお、当業者は、本開示に記載されている原理を逸脱せずに様々な改良や修飾をすることもできる。これらの改良や修飾も、本開示の保護範囲として見なされるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10