特許7058412IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

3次元構造の樹脂成形体に導体回路パターンが一体的に形成されている3次元樹脂成形回路部品、その製造方法及びめっき用中間部品

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、した先行技術には次のような問題がある。 特許文献1では、目的とする回路部品の製造に際して、少なくとも樹脂成形工程と、得られた樹脂成形品の一つ一つに対して行うレーザー加工工程と、無電解めっき工程という3工程が必要となる。言い換えれば、特許文献1の場合、高価なレーザー照射装置とその複雑な操作が必要となって製造コストは高くなり、製造時間も長くなり、また回路部品は単品生産となるので大量生産には向いていないという問題がある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

した課題を解決するために、本発明の3次元樹脂成形回路部品は、樹脂成形体の表面に導体回路パターンが形成されている3次元樹脂成形回路部品であって、前記樹脂成形体の表面に、前記導体回路パターンに対応するパターンで形成された凹凸構造からなる親水性領域を有し、前記導体回路パターンが、前記親水性領域を被覆してなり、かつ無電解めっき時に触媒核として作用する金属粒子を含む導電性下地層と、前記導電性下地層・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の3次元樹脂成形回路部品は、基材である樹脂成形体に、目的とする導体回路パターンに対応するパターンの親水性領域が形成されている。そのため、この樹脂成形体を、触媒核として作用する金属粒子を含む金属粒子分散液と接触させるだけで、親水性領域に金属粒子からなる導電性下地層を形成することができる。したがって、導電性下地層とその上に形成される金属めっき層からなる導体回路パターンは、従来のように、レーザー加工、マスキング処理、エッチング処理など特別の処理を行うことなく形成することができる。

また、樹脂成形体の表面に形成される親水性領域は、その表面を凹凸構造とすることによって親水性が付与された領域になっているので、それに対応する金型の型面の部位に親水性を発揮する凹凸構造の親水性領域転写部を形成しておくことにより、目的とする樹脂成形体を成形すると同時に、当該樹脂成形体の表面に親水性領域を形成することができる。
したがって、樹脂成形体に用いる樹脂材料は成形可能な材料であれば何であってもよく、材料コストや全体の製造コストも低減する。

また、金型側に親水性を発揮する凹凸構造の親水性領域転写部を形成するだけでよいのであるから、樹脂成形体の一つ一つに対して個別に導体回路パターンの加工を行わなくてもよく、製造工程は簡略化され、製造コストや製造時間の大幅な低減に寄与する。
また、樹脂成形だけで親水性領域を形成できるので、樹脂成形体の凹部表面やスルーホールの内側の表面(内面)にも目的とする導体回路パターンを形成することができる。

また、樹脂成形体の表面には、親水性領域のほかに同じく凹凸構造からなる撥水性領域を形成すると、導電性下地層を形成する際に使用する金属粒子分散液が親水性領域以外に留まることをより確実に抑制でき、得られる導体回路パターンの位置精度が高くなる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 図1は、本発明の一の3次元樹脂成形回路部品を示す斜視図である。
【図2】 図2は、図1のII-II線に沿う断面図である。
【図3】 図3は、図2のIII-III線に沿う断面拡大図である。
【図4】 図4は、親水性領域を形成する凹凸構造の一例を示す斜視図である。
【図5】 図5は、金型の一例を模式的に示した図であり、(a)は一方側から見た断面模式図、(b)は(a)と直交する方向から見た断面模式図である。
【図6】 図6は、図5の金型で成形された樹脂成形体の断面図である。
【図7】 図7は、本発明の他の3次元樹脂成形回路部品を示す図であり、(a)は上側表面から見た斜視図であり、(b)は裏側表面から見た斜視図であり、(c)は(b)のA矢視図である。
【図8】 図8は、図7のVIII-VIII線に沿う断面図である。
【図9】 図9は、撥水性領域を形成する凹凸構造の一例を示す斜視図である。

代表図 図1本件の代表的な図

A,B 3次元樹脂成形回路部品 1 樹脂成形体 1a 樹脂成形体1の上側表面 1b 樹脂成形体1の下側表面 1c,1d 樹脂成形体1の側面 1f 窪み部 2 スルーホール 2a スルーホール2の内面 3 導体回路パターン 4 親水性領域 4A 凹凸構造(親水性領域) 4a 凸部 4b 凹部 40 撥水性領域 40A 凹凸構造(撥水性領域) 40a 凸部 40b 凹部 5 導電性下地層(金属粒子の被覆層) 6 金属めっき層 7 金型 7A 金型7の上型 7a 突出部 7B 金型7の下型 71 親水性領域転写部 71a 凸部 71b 凹部

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