(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-14
(45)【発行日】2022-04-22
(54)【発明の名称】超音波低減装置
(51)【国際特許分類】
G01F 1/00 20220101AFI20220415BHJP
G01F 1/66 20220101ALI20220415BHJP
G01F 15/18 20060101ALI20220415BHJP
【FI】
G01F1/00 G
G01F1/66 Z
G01F15/18
(21)【出願番号】P 2018140897
(22)【出願日】2018-07-27
【審査請求日】2021-06-11
(73)【特許権者】
【識別番号】000000284
【氏名又は名称】大阪瓦斯株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000110099
【氏名又は名称】トキコシステムソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】特許業務法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】田村 至
(72)【発明者】
【氏名】近藤 諭
(72)【発明者】
【氏名】高橋 太
(72)【発明者】
【氏名】新宮 武
(72)【発明者】
【氏名】岡田 拓也
【審査官】森 雅之
(56)【参考文献】
【文献】特表平11-510257(JP,A)
【文献】特開2006-292381(JP,A)
【文献】米国特許第6526838(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01F
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
気体を通流する気体通流路において、当該気体通流路の一次側から二次側へ減圧する圧力調整装置が調圧時に発生する超音波を、前記圧力調整装置から前記気体通流路に設けられる超音波流量計までの間に低減させる超音波低減装置であって、
前記気体通流路として、前記圧力調整装置が設けられる上流配管の直線状の流路軸心に沿って延びると共に下流側の端部が閉塞される閉塞管と、前記閉塞管の管軸方向と交差する方向へ延びると共に途中で屈曲する屈曲部位を有する分岐管とを備え、
前記分岐管は、前記屈曲部位の下流側が前記気体通流路の二次側に連通接続されると共に、前記分岐管の屈曲部位が前記超音波流量計の上流側に設けられている超音波低減装置。
【請求項2】
前記閉塞管に連通接続して直線状に延びる一次側分岐管と、当該一次側分岐管の管軸心に対して所定角度を成す管軸心を有すると共に前記一次側分岐管に連通接続される二次側分岐管とが、前記一次側分岐管と前記二次側分岐管とを連通接続する部位を前記屈曲部位として前記分岐管を構成し、
前記一次側分岐管は、前記二次側分岐管と連通接続する前記屈曲部位を超えて前記一次側分岐管の管軸心に沿って延びると共にその端部が閉塞する一次側分岐閉塞管を有する請求項1に記載の超音波低減装置。
【請求項3】
前記一次側分岐閉塞管の前記端部は、前記一次側分岐閉塞管の内部に面する内面が略半球形状である閉止部材にて閉止される請求項2に記載の超音波低減装置。
【請求項4】
前記分岐管の前記屈曲部位と前記超音波流量計との間にY型ストレ-ナーを少なくとも1つ以上備える請求項1~3の何れか一項に記載の超音波低減装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、気体を通流する気体通流路において、当該気体通流路の一次側から二次側へ減圧する圧力調整装置が調圧時に発生する超音波を、前記圧力調整装置から前記気体通流路に設けられる超音波流量計までの間に低減させる超音波低減装置に関する。
【背景技術】
【0002】
超音波流量計として、ガス通流路を通流するガスの流れ方向に対して、当該流れ方向に沿った第1方向及び当該第1方向とは逆方向の第2方向に超音波を伝搬させて、第1方向の所定伝搬距離を伝搬した超音波を受信すると共に第2方向の所定伝搬距離を伝搬した超音波を受信する一対の送受波器を備えると共に、第1方向で所定伝搬距離を超音波が伝搬する第1伝搬時間と第2方向で所定伝搬距離を超音波が伝搬する第2伝搬時間とを計測し、計測された第1伝搬時間及び第2伝搬時間と所定伝搬距離とからガス通流路を通流するガスのガス流速を導出し、当該ガス流速とガス通流路の流路断面積とからガス流量を導出する制御部を備えるものが知られている(特許文献1を参照)。
【0003】
一方、気体としての都市ガスを通流するガス管が気体通流路の場合、上流側から下流側に向けて徐々にガス圧を低減するため気体通流路に圧力調整装置が設けられているのであるが、当該圧力調整装置では、圧力調整時にノイズとして超音波が発生し、当該超音波の波長は、
図2に示すように、超音波送受波器が受信可能な周波数範囲で高くなる。当該ノイズとしての超音波が、超音波流量計の計量精度に悪影響を及ぼす場合がある。
【0004】
このようなノイズとしての超音波を低減する手法として、騒音発生源から伝播する騒音に対して当該騒音とは逆位相の干渉音を合成させることで、当該騒音を低減させる消音制御を実行する能動型消音システムが知られている(特許文献2を参照)。
その他の手法として、圧力調整装置と超音波流量計の間に、タンク型サイレンサ(錆取り器)や、気体通流路の内部に配設される管内サイレンサを備える構成も考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2005-337726号公報
【文献】特開平7-210175号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1に開示の技術にあっては、第1マイクロホン及び第2マイクロホンに加え、消音制御フィルタとしての制御装置を備える必要があり、装置として構成が複雑となっていた。また、消音制御フィルタを用いた干渉音信号の生成、及びフィルタ係数の常時更新を行うため、常時電力供給が必要であった。また、圧力調整装置と超音波流量計との間には、十分な設置スペースを確保できない場合も多く、比較的嵩の高いタンク型サイレンサを用いない技術の開発が望まれていた。管内サイレンサについては、費用対効果の関係から上述のような状況への適用が妥当とはいえない状況であった。
【0007】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、比較的小さい設置スペースであっても、電力供給を行うことのない比較的簡易でメンテナンスコストも低減できる構成を採用して、気体通流管の内部のガバナにてノイズとして発生する超音波を良好に低減して、超音波流量計の計量精度を向上できる超音波低減装置を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための超音波低減装置は、
気体を通流する気体通流路において、当該気体通流路の一次側から二次側へ減圧する圧力調整装置が調圧時に発生する超音波を、前記圧力調整装置から前記気体通流路に設けられる超音波流量計までの間に低減させる超音波低減装置であって、その特徴構成は、
前記気体通流路として、前記圧力調整装置が設けられる上流配管の直線状の流路軸心に沿って延びると共に下流側の端部が閉塞される閉塞管と、前記閉塞管の管軸方向と交差する方向へ延びると共に途中で屈曲する屈曲部位を有する分岐管とを備え、
前記分岐管は、前記屈曲部位の下流側が前記気体通流路の二次側に連通接続されると共に、前記分岐管の屈曲部位が前記超音波流量計の上流側に設けられている点にある。
【0009】
圧力調整装置からノイズとして発生した超音波は、周波数が高く波長が短い超音波が含まれているため、直線性が強い。このため、上記特徴構成の如く、圧力調整装置が設けられる気体通流路としての上流配管の直線状の流路軸心に沿って延びると共に下流側の端部が閉塞される閉塞管を備えることで、圧力調整装置からノイズとして発生した超音波は、当該閉塞管の端部にて反射して上流側へ伝達する後退波となる。これにより、進行波と後退波とが打ち消し合って超音波が弱められることになる。更に、上記特徴構成によれば、閉塞管の管軸方向と交差する方向へ延びると共に途中で屈曲する屈曲部位を有する分岐管を備えるから、当該屈曲部位でも超音波が上流側へ向かって反射することになり、下流側へ向かう超音波の音圧を更に低減することができる。また、分岐管の屈曲部位においても、屈曲部位の角度によっては超音波を上流側へ反射して後退波を発生させ、当該屈曲部位より下流側へ伝播される超音波の低減を図ることができ得る。
以上より、比較的小さい設置スペースであっても、電力供給を行うことのない比較的簡易でメンテナンスコストも低減できる構成を採用して、気体通流管の内部の低周波騒音を良好に低減して、超音波流量計の計量精度を向上できる超音波低減装置を実現できる。
【0010】
超音波低減装置の更なる特徴構成は、
前記閉塞管に連通接続して直線状に延びる一次側分岐管と、当該一次側分岐管の管軸心に対して所定角度を成す管軸心を有すると共に前記一次側分岐管に連通接続される二次側分岐管とが、前記一次側分岐管と前記二次側分岐管とを連通接続する部位を前記屈曲部位として前記分岐管を構成し、
前記一次側分岐管は、前記二次側分岐管と連通接続する前記屈曲部位を超えて前記一次側分岐管の管軸心に沿って延びると共にその端部が閉塞する一次側分岐閉塞管を有する点にある。
【0011】
上記特徴構成によれば、特に、一次側分岐管は、二次側分岐管との接続部位(屈曲部位)を超えて一次側分岐管の管軸心に沿って延びると共にその端部が閉塞する一次側分岐閉塞管を有するから、一次側分岐管を伝播する超音波のうち、より多くの割合を上流側(閉塞管側)へ反射させることができ、当該一次側分岐管から二次側分岐管へ向けて伝播される超音波を、より一層低減することができる。
【0012】
これまで説明してきた超音波低減装置としては、
前記一次側分岐閉塞管の前記端部は、前記一次側分岐閉塞管の内部に面する内面が略半球形状である閉止部材にて閉止されることが好ましい。
これにより、一次側分岐閉塞管の端部において、下流側へ伝播する超音波に対する上流側へ反射する超音波の割合を増加させることができ、下流側へ伝播する超音波を良好に低減することができる。
【0013】
超音波低減装置の更なる特徴構成は、
前記分岐管の前記屈曲部位と前記超音波流量計との間にY型ストレ-ナーを少なくとも1つ以上備える点にある。
【0014】
本発明の発明者らは、後述する試験結果に示すように、分岐管の屈曲部位と超音波流量計との間にY型ストレ-ナーを少なくとも1つ以上備えることで、下流側に伝播する超音波を、より一層良好に低減できることを確認している。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の超音波低減装置の概略構成図である。
【
図2】圧力調整装置としての代表的なガバナから発生するノイズとしての超音波のガスの流量毎の特性を示すグラフ図である。
【
図3】各試験条件に対応した構成の概略構成図を示す図面である。
【
図4】試験条件1~6に対応したノイズの周波数毎におけるノイズと流量との関係を示すグラフ図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の実施形態に係る超音波低減装置100は、比較的小さい設置スペースであっても、電力供給を行うことのない比較的簡易でメンテナンスコストも低減できる構成を採用して、気体通流管の内部のガバナにてノイズとして発生する超音波を良好に低減して、超音波流量計の計量精度を向上できるものに関する。
以下、図面に基づいて当該超音波低減装置100を説明する。
【0017】
当該超音波低減装置100は、気体g(例えば、都市ガス13A)を通流するガス配管(気体通流路の一例)において、ガス配管の一次側から二次へ減圧するガバナG(圧力調整装置の一例)が調圧時に発生する超音波を、ガバナGからガス配管に設けられる超音波流量計Mまでの間に低減させる。
当該超音波流量計Mは、ガス配管を通流する気体gの流れ方向に対して、当該流れ方向に沿った第1方向及び当該第1方向とは逆方向の第2方向に超音波を伝搬させて、第1方向の所定伝搬距離を伝搬した超音波を受信すると共に第2方向の所定伝搬距離を伝搬した超音波を受信する一対の送受波器(図示せず)を備えると共に、第1方向で所定伝搬距離を超音波が伝搬する第1伝搬時間と第2方向で所定伝搬距離を超音波が伝搬する第2伝搬時間とを計測し、計測された第1伝搬時間及び第2伝搬時間と所定伝搬距離とからガス通流路を通流するガスのガス流速を導出し、当該ガス流速とガス通流路の流路断面積とからガス流量を導出する制御部(図示せず)を備える一般的な構成のものが採用される。
【0018】
ガバナGは、圧力調整時にノイズとして超音波が発生し、当該超音波の波長は、
図2に示すように、超音波送受波器が受信可能な周波数範囲で高くなる。当該ノイズとしての超音波が、超音波流量計の計量精度に悪影響を及ぼす場合がある。尚、
図3のデータは、ガバナとノイズとしての音波を測定する超音波流量計Mの間は、超音波低減装置等の設置がなく、ストレートの配管で接続した条件で取得したものである。
【0019】
そこで、当該実施形態に係る超音波低減装置100にあっては、
図1に示すように、以下の構成を採用している。
ガス配管として、ガバナGが設けられる上流配管L1の直線状の流路軸心に沿って延びると共に下流側の端部が閉塞される閉塞管L1aと、当該閉塞管L1aの管軸方向と交差する方向へ延びると共に途中で屈曲する屈曲部位Kを有する分岐管L5とを備え、分岐管L5は、屈曲部位Kの下流側がガス配管の二次側に連通接続されると共に、分岐管L5の屈曲部位Kは、超音波流量計Mの上流側にけられている。
【0020】
説明を追加すると、閉塞管L1aの下流側の端部には、第1開閉弁V1が設けられており、当該第1開閉弁V1が閉止状態とする形態では、閉塞管L1aの下流側の端部の閉塞が実現される。更に、第1開閉弁V1の下流側には、バイパス管L1bが設けられており、当該バイパス管L1bの下流端は、分岐管L5のうち、超音波流量計Mの下流側の接続部位Sに連通接続されている。
以上の構成を採用することにより、ガバナGからノイズとして発生した超音波は、閉塞管L1aの端部にて反射して上流側へ伝達する後退波となる。これにより、上流側からの進行波と後退波とが打ち消し合って、ノイズとしての超音波を弱めることができる。
【0021】
分岐管L5のうち、超音波流量計Mと接続部位Sとの間には、第2開閉弁V2が設けられている。当該構成を採用することにより、超音波流量計Mにて流量測定する通常時においては第1開閉弁V1を閉止状態で第2開閉弁V2を開放状態として分岐管L5に気体gを通流させ、超音波流量計Mのメンテナンスや交換時においては第1開閉弁V1を開放状態とし第2開閉弁V2を閉止状態とてバイパス管L1bに気体gを通流させる。
【0022】
更に、ガバナGからの超音波を低減するべく、当該実施形態に係る超音波低減装置100は、閉塞管L1aに連通接続して直線状に延びる一次側分岐管L3と、当該一次側分岐管L3の管軸心に対して所定角度を成す管軸心を有すると共に一次側分岐管L3に連通接続される二次側分岐管L4とが、一次側分岐管L3と二次側分岐管L4とを連通接続する部位を屈曲部位Kとして分岐管L5を構成し、一次側分岐管L3は、二次側分岐管L4との屈曲部位Kを超えて一次側分岐管L3の管軸心に沿って延びると共にその端部が閉塞する一次側分岐閉塞管L3aを有する。そして、一次側分岐閉塞管L3aの端部は、一次側分岐閉塞管L3aの内部に面する内面が略半球形状である閉止部材Hにて閉止される。
また、分岐管L5の屈曲部位Kと超音波流量計Mとの間にY型ストレ-ナーY1、Y2を少なくとも1つ以上(当該実施形態では、2つ)備えている。
尚、当該実施形態においては、上流配管L1、閉塞管L1a、一次側分岐管L3、一次側分岐閉塞管L3a、二次側分岐管L4が、ガス配管(気体通流路の一例)とする。
因みに、ガバナG、超音波流量計M、Y型ストレーナーY1、Y2等は、ガス配管に対してフランジFにて締結される形態で、連通接続されている。
【0023】
次に、これまで説明してきた構成を採用した場合のガバナGからのノイズとしての超音波の低減効果を調べるべく、以下の試験条件1~6の夫々に基づいた試験を実施した。
図3に示すように、試験条件6が、これまで説明してきた超音波低減装置100の構成であり、
図1に示す構成と同一の構成での条件である。試験条件5は、試験条件6から一次側分岐閉塞管L3aを省略したものであり、試験条件4は、試験条件6から1つのY型ストレーナーY2を省略したものであり、試験条件3は、試験条件6から一次側分岐閉塞管L3a及び1つのY型ストレーナーY2を省略したものであり、試験条件2は、試験条件6から2つのY型ストレーナーY1とY型ストレーナーY2とを省略したものであり、試験条件1は、試験条件6から一次側分岐閉塞管L3a及び2つのY型ストレーナーY1とY型ストレーナーY2とを省略したものである。
【0024】
当該試験では、
図3に示す試験条件1~6の構成において、超音波流量計Mをノイズ測定器として使用するものである。
図4に示す試験結果により、閉塞管L1a、一次側分岐閉塞管L3a、Y型ストレーナーY1、及びY型ストレーナーY2の何れも、ノイズとしての超音波の低減に効果を有することが確認され、また、試験条件1~6のうち、試験条件6が、最もノイズとしての超音波の低減効果が高いことが確認された。
【0025】
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態において、ガバナGからのノイズとしての超音波を低減する意味からは、必ずしも、一次側分岐閉塞管L3a及び閉止部材Hを備える構成を採用しなくても構わない。
同様に、Y型ストレーナーY1、Y2を備えない構成であっても、ガバナGからのノイズとしての超音波は良好に低減することができる。
【0026】
尚、上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0027】
本発明の超音波低減装置は、比較的小さい設置スペースであっても、電力供給を行うことのない比較的簡易でメンテナンスコストも低減できる構成を採用して、気体通流管の内部のガバナにてノイズとして発生する超音波を良好に低減して、超音波流量計の計量精度を向上できる超音波低減装置として、有効に利用可能である。
【符号の説明】
【0028】
100 :超音波低減装置
G :ガバナ
H :閉止部材
K :屈曲部位
L1 :上流配管
L1a :閉塞管
L3 :一次側分岐管
L3a :一次側分岐閉塞管
L4 :二次側分岐管
L5 :分岐管
M :超音波流量計
S :接続部位
Y1 :Y型ストレーナー
Y2 :Y型ストレーナー
g :気体