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特許7059495スマートキャビネットシステム及びその制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-18
(45)【発行日】2022-04-26
(54)【発明の名称】スマートキャビネットシステム及びその制御方法
(51)【国際特許分類】
   B65G 1/137 20060101AFI20220419BHJP
   A47G 29/124 20060101ALI20220419BHJP
   A47G 29/122 20060101ALI20220419BHJP
【FI】
B65G1/137 B
A47G29/124
A47G29/122 C
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2020514311
(86)(22)【出願日】2018-05-18
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-08-20
(86)【国際出願番号】 CN2018000182
(87)【国際公開番号】W WO2018209975
(87)【国際公開日】2018-11-22
【審査請求日】2021-01-05
(31)【優先権主張番号】201710358326.5
(32)【優先日】2017-05-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517378979
【氏名又は名称】韋涛
【氏名又は名称原語表記】WEI, Tao
【住所又は居所原語表記】Room 21-1, Block B, Xinghuayuan, No.66 Zhonghua Road, Xixiangtang District Nanning, Guangxi 530011(CN)
(73)【特許権者】
【識別番号】517378980
【氏名又は名称】黄彬武
【氏名又は名称原語表記】HUANG, Binwu
【住所又は居所原語表記】Room 601, Unit 2, Block 7, Zone 1, Shangyou Road, Liunan District Liuzhou, Guangxi 545007 (CN)
(73)【特許権者】
【識別番号】517378991
【氏名又は名称】呉恒元
【氏名又は名称原語表記】WU, Hengyuan
【住所又は居所原語表記】No.135 Qixing Road, Qingxiu District Nanning, Guangxi 530012 (CN)
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK特許業務法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】韋涛
(72)【発明者】
【氏名】黄彬武
(72)【発明者】
【氏名】呉恒元
【審査官】山▲崎▼ 歩美
(56)【参考文献】
【文献】特開平10-245095(JP,A)
【文献】特開2015-125535(JP,A)
【文献】特開2001-149211(JP,A)
【文献】特開2002-265062(JP,A)
【文献】特開2004-083148(JP,A)
【文献】特開2014-148850(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第104986493(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 1/137
A47G 29/00-29/30
B65G 61/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の収納領域(9)が設けられるキャビネット(8)を備えるスマートキャビネットシステムにおいて、物品情報入力モジュール(1)、物品位置記憶モジュール(2)、物品位置表示モジュール(3)、中央制御モジュール(4)を更に備え、中央制御モジュール(4)がそれぞれ物品情報入力モジュール(1)、物品位置記憶モジュール(2)、物品位置表示モジュール(3)に繋がり、前記物品情報入力モジュール(1)は、物品情報を中央制御モジュール(4)に入力することに用いられ、前記物品位置記憶モジュール(2)は、物品のキャビネットに入れられた位置を記憶して中央制御モジュール(4)に入力して物品情報と関連付けることに用いられ、前記物品位置表示モジュール(3)は、受け取る時に中央制御モジュール(4)が物品情報を検索した後で物品の位置を表示することに用いられ、前記物品位置記憶モジュール(2)は、計量器又はマシンビジョン裝置又はコード付きの無線クリップ(204)、無線フック(205)を含み、前記計量器は、キャビネットの底部の全体に取り付けられる主計量器(201)、キャビネットの各々の収納領域(9)に取り付けられるコード化された領域計量器(202)、それぞれキャビネットの同一の収納領域に取り付けられる1つ又は複数のコード化された領域分計量器(203)を含み、前記マシンビジョン裝置、無線クリップ(204)、無線フック(205)がそれぞれキャビネットの額縁に取り付けられ、計量器、マシンビジョン裝置、無線クリップ(204)、無線フック(205)がそれぞれ中央制御モジュール(4)に接続されることを特徴とするスマートキャビネットシステム。
【請求項2】
前記物品情報入力モジュール(1)は、手動入力設備又はバーコード走査設備又はRFIDチップ読み出し設備を含むことを特徴とする請求項1に記載のスマートキャビネットシステム。
【請求項3】
前記物品位置表示モジュール(3)は、キャビネットの額縁に取り付けられる光表示ランプ又は移動可能指示光ライトアーム(301)、又はキャビネットの縦横の額縁に取り付けられる縦横座標表示ランプバンク(302)、又は無線クリップ、無線フックに取り付けられる音響光学表示ランプを含むことを特徴とする請求項1に記載のスマートキャビネットシステム。
【請求項4】
中央制御モジュール(4)に接続され、受け取る時に取り出された物品が物品位置記憶モジュール(2)に記録される情報と一致しなく又は物品が異常に増加すると、警告し注意するための受取監視補正システム(5)を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のスマートキャビネットシステム。
【請求項5】
危険物を判別するための、中央制御モジュール(4)に接続される嗅覚センサ(6)を更に備え、中央制御モジュール(4)に危険物嗅覚警報器(7)が更に接続され、前記中央制御モジュール(4)が更にインターネットに接続され、インターネットとモノのインターネットとが互いに繋がり、前記スマートキャビネットシステムにAPPアプリケーションプラットフォーム及びWifiが設けられることを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載のスマートキャビネットシステム。
【請求項6】
物品情報入力モジュール(1)によって物品情報を中央制御モジュール(4)に入力し、物品がキャビネットに入れられた後で物品位置記憶モジュール(2)によってその位置を記憶して中央制御モジュール(4)に入力して物品情報と関連付け、受け取る時に中央制御モジュール(4)によって物品情報を検索した後で物品位置表示モジュール(3)によって物品の位置を表示するスマートキャビネットシステムの制御方法であって、
前記スマートキャビネットシステムの制御方法は、
A配達段階であって、配達の時に、配達員は、物品情報読み出し裝置によって物品情報を読み出し、物品をキャビネット内に配置した後で、物品位置記憶モジュール(2)によって物品の位置情報を取得し、前記物品情報、位置情報を同時に中央制御モジュール(4)内に入力して関連付け、中央制御モジュール(4)が物品情報に基づいて位置情報を受取人に送信し、受取人の物品の所在するキャビネットの位置を知らせ、ドアがある時にキャビネットのドアを開けるパスワードをランダムに生成し、前記パスワードが受取人の情報に一意に対応し、つまり1つのパスワードによってキャビネットのドアが開けられると、ある受取人がキャビネットのドアを開けることに対応することができ、A配達段階において、物品位置記憶モジュール(2)によって物品の位置情報を取得し或いは物品が配置される場合、物品により押された領域計量器及びそれぞれキャビネットの同一の収納領域に取り付けられる1つ又は複数の領域分計量器は、各計量器のコードに基づいて、物品の配置された位置を記録し、又はマシンビジョン裝置によって、配置画像情報を記録して、物品の横縦座標を得、物品の配置された位置を記録し、又は無線クリップ、無線フックによって物品を固定し、各無線クリップ、無線フックのコードに基づいて、物品の配置された位置を記録するA配達段階と、
B受取段階とを含む、ことを特徴とするスマートキャビネットシステムの制御方法。
【請求項7】
前記B受取段階は、
受取人が受け取る場合、ドアがある時に中央制御モジュール(4)の与えられたパスワードによって、まずキャビネットのドアを開け、物品位置表示モジュール(3)が対応して受取人に物品の位置を提示し、光表示ランプ又は移動可能指示光ライトアームのランプ光が物品の位置に自動的に指示し、又はキャビネットの縦横の額縁における縦横座標表示ランプバンク上のランプが対応して点灯し、又は無線クリップ、無線フックにおける音響光学表示ランプが起動し、取出人が自分の物品を迅速に見付けることができるように提示し、受取人が自分の物品を取り出すことを確認した後で離れ又はドアがある時にドアを閉めて離れることを特徴とする請求項6に記載のスマートキャビネットシステムの制御方法。
【請求項8】
前記B受取段階において、更に、取り出された物品の重量を領域計量器、主計量器によって自動的に照合し、或いは取り出された物品情報をマシンビジョン裝置、無線クリップ、無線フックによって自動的に照合し、受取人により取り出された物品の重量が中央制御モジュールの登録した受取人及びその物品の重量情報と一致であると、或いはマシンビジョン裝置に記録される画像情報が受取人及びその物品情報と一致であり、或いは開けられた無線クリップ、無線フックに記録されるコード情報が受取人及びその物品情報と一致であると、中央制御モジュールは情報を発信して、受け取りに成功するが、一致しなければ、中央制御モジュールは受取人に情報を発信して取り出しエラーを提示して、再びキャビネットのドアを開けるパスワードの情報を発信し、受取人が改めて受け取るように要求するが、受取人が実行しない場合、中央制御モジュールは、受取監視補正システム(5)が警告情報を発信するように制御することを特徴とする請求項6に記載のスマートキャビネットシステムの制御方法。
【請求項9】
前記A配達段階前記B受取段階で形成された様々な情報は、インターネット、モノのインターネットを介して受取人のハンディターミナルに送信され、受取人のハンディターミナルがスマートキャビネットシステムのAPPアプリケーションプラットフォームに登録して認証した後で又はAPPにパスワードが入力されると、キャビネットの付近に近づいた領域において、受取人のハンディターミナルを自動的に識別することができることを特徴とする請求項8に記載のスマートキャビネットシステムの制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物流設備及びその制御方法に関し、特に、スマートキャビネットシステム及
びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
社会の発展につれて、中国の物流業が急速に発展されてきた。しかしながら、既知の物
流コンテナは、主に、従来のレターボックスのモードを踏襲し、荷物の各々が物流コンテ
ナにおいて引き出し又は箱を1つのみ独占し、使用率が高くなく、物流についての満たさ
れていない大きな要求が存在する。物品を集中して堆積できる物流ラックについては、そ
の使用率が向上するが、受取人が受け取る途中で、物品の人為的認識によるミスの原因で
誤って受け取ることがよくある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、物流の正確率及び使用率を向上させるために、スマートキャビネットシステ
ム及びその制御方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
複数の収納領域が設けられるキャビネットを備えるスマートキャビネットシステムにお
いて、物品情報入力モジュール、物品位置記憶モジュール、物品位置表示モジュール、中
央制御モジュールを更に備え、中央制御モジュールがそれぞれ物品情報入力モジュール、
物品位置記憶モジュール、物品位置表示モジュールに繋がり、前記物品情報入力モジュー
ルは、物品情報を中央制御モジュールに入力することに用いられ、前記物品位置記憶モジ
ュールは、物品のキャビネットに入れられた位置を記憶して中央制御モジュールに入力し
て物品情報と関連付けることに用いられる。前記物品位置表示モジュールは、受け取る時
に中央制御モジュールが物品情報を検索した後で物品の位置を表示することに用いられる
【0005】
本発明の更なる技術案として、前記物品情報入力モジュールは、手動入力設備又はバー
コード走査設備又はRFIDチップ読み出し設備を含む。
【0006】
本発明の更なる技術案として、前記物品位置記憶モジュールは、計量器又はマシンビジ
ョン裝置又はコード付きの無線クリップ、無線フックを含み、前記計量器は、キャビネッ
トの底部の全体に取り付けられる主計量器、キャビネットの各々の収納領域に取り付けら
れるコード化された領域計量器、それぞれキャビネットの同一の収納領域に取り付けられ
る1つ又は複数のコード化された領域分計量器を含み、前記マシンビジョン裝置、無線ク
リップ、無線フックがそれぞれキャビネットの額縁に取り付けられる。計量器、マシンビ
ジョン裝置、無線クリップ、無線フックがそれぞれ中央制御モジュールに接続される。
【0007】
本発明のまた更なる技術案として、前記物品位置表示モジュールは、キャビネットの額
縁に取り付けられる光表示ランプ又は移動可能指示光ライトアーム、又はキャビネットの
縦横の額縁に取り付けられる縦横座標表示ランプバンク、又は無線クリップ、無線フック
に取り付けられる音響光学表示ランプを含む。
【0008】
本発明の更なる技術案として、前記スマートキャビネットシステムは、中央制御モジュ
ールに接続され、受け取る時に取り出された物品が物品位置記憶モジュールに記録される
情報と一致しなく又は物品が異常に増加すると、警告し注意するための受取監視補正シス
テムを更に備える。
【0009】
本発明の更なる技術案として、前記スマートキャビネットシステムは、危険物を判別す
るための、中央制御モジュールに接続される嗅覚センサを更に備え、中央制御モジュール
に危険物嗅覚警報器が更に接続され、前記中央制御モジュールが更にインターネットに接
続され、インターネットとモノのインターネットとが互いに繋がり、前記スマートキャビ
ネットシステムにAPPアプリケーションプラットフォーム及びWifiが設けられる。
【0010】
本発明の別の技術案として、物品情報入力モジュールによって物品情報を中央制御モジ
ュールに入力し、物品がキャビネットに入れられた後で物品位置記憶モジュールによって
その位置を記憶して中央制御モジュールに入力して物品情報と関連付ける。受け取る時に
中央制御モジュールによって物品情報を検索した後で物品位置表示モジュールによって物
品の位置を表示するスマートキャビネットシステムの制御方法である。
【0011】
本発明の更なる技術案として、前記方法の具体的な工程は、下記の通りである。
【0012】
A、配達段階:
配達の時に、配達員は、物品情報読み出し裝置によって物品情報を読み出し、物品をキ
ャビネット内に配置した後で、物品位置記憶モジュールによって物品の位置情報を取得し
、前記物品情報、位置情報を同時に中央制御モジュール内に入力して関連付け、中央制御
モジュールが物品情報に基づいて位置情報を受取人に送信し、受取人の物品の所在するキ
ャビネットの位置を知らせ、ドアがある時にキャビネットのドアを開けるパスワードをラ
ンダムに生成し、前記パスワードが受取人の情報に一意に対応し、つまり1つのパスワー
ドによってキャビネットのドアが開けられると、ある受取人がキャビネットのドアを開け
ることに対応することができる。
【0013】
B、受取段階:
【0014】
受取人が受け取る場合、ドアがある時に中央制御モジュールの与えられたパスワードに
よって、まずキャビネットのドアを開け、物品位置表示モジュールが対応して受取人に物
品の位置を提示し、光表示ランプ又は移動可能指示光ライトアームのランプ光が物品の位
置に自動的に指示し、又はキャビネットの縦横の額縁における縦横座標表示ランプバンク
上のランプが対応して点灯し、又は無線クリップ、無線フックにおける音響光学表示ラン
プが起動し、取出人が自分の物品を迅速に見付けることができるように提示し、受取人が
自分の物品を取り出すことを確認した後で離れ又はドアがある時にドアを閉めて離れる。
【0015】
本発明のまた更なる技術案として、工程Aの配達段階において、物品位置記憶モジュー
ルによって物品の位置情報を取得し或いは物品が配置される前記場合、物品により押され
た領域計量器及びそれぞれキャビネットの同一の収納領域に取り付けられる1つ又は複数
の領域分計量器は、各計量器のコードに基づいて、物品の配置された位置を記録する。又
はマシンビジョン裝置によって、配置画像情報を記録して、物品の横縦座標を得、物品の
配置された位置を記録する。又は無線クリップ、無線フックによって物品を固定し、各無
線クリップ、無線フックのコードに基づいて、物品の配置された位置を記録する。
【0016】
本発明のまた更なる技術案として、工程Bにおいて、更に、取り出された物品の重量を
領域計量器、主計量器によって自動的に照合し、或いは取り出された物品情報をマシンビ
ジョン裝置、無線クリップ、無線フックによって自動的に照合する。受取人により取り出
された物品の重量が中央制御モジュールの登録した受取人及びその物品の重量情報と一致
であると、或いはマシンビジョン裝置に記録される画像情報が受取人及びその物品情報と
一致であり、或いは開けられた無線クリップ、無線フックに記録されるコード情報が受取
人及びその物品情報と一致であると、中央制御モジュールは情報を発信して、受け取りに
成功するが、一致しなければ、中央制御モジュールは受取人に情報を発信して取り出しエ
ラーを提示して、再びキャビネットのドアを開けるパスワードの情報を発信し、受取人が
改めて受け取るように要求するが、受取人が実行しない場合、中央制御モジュールは、受
取監視補正システムが警告情報を発信するように制御する。
【0017】
本発明のまた更なる技術案として、工程A~工程Bで形成された様々な情報は、インタ
ーネット、モノのインターネットを介して受取人のハンディターミナルに送信される。受
取人のハンディターミナルがスマートキャビネットシステムのAPPアプリケーションプ
ラットフォームに登録して認証した後で又はAPPにパスワードが入力されると、キャビ
ネットの付近に近づいた領域において、受取人のハンディターミナルを自動的に識別する
ことができる。
【発明の効果】
【0018】
上記構造を採用すれば、本発明のスマートキャビネットシステム及びその制御方法は、
既知の技術と比べて、下記の有益な效果を有する。
【0019】
1.物流の正確率の向上:
【0020】
本発明のスマートキャビネットシステムは、キャビネット、物品情報入力モジュール、
物品位置記憶モジュール、物品位置表示モジュール、中央制御モジュールを備え、キャビ
ネットに複数の収納領域が設けられ、中央制御モジュールがそれぞれ物品情報入力モジュ
ール、物品位置記憶モジュール、物品位置表示モジュールに繋がる。本発明は、物品情報
入力モジュールによって物品情報を中央制御モジュールに入力し、物品位置記憶モジュー
ルによって物品のキャビネットに入れられた位置を記憶して中央制御モジュールに入力し
て物品情報と関連付ける。受け取る場合に、中央制御モジュールは、物品情報を検索した
後で、物品位置表示モジュールによって物品の位置を表示し、受取人が物品を快速で正確
に受け取るようにする。そのため、本発明は、受け取りの誤り率をよく制御し、物流の正
確率を大いに向上させる。
【0021】
2.物流の使用率の向上:
【0022】
本発明は、複数の収納領域が設けられるキャビネットを備え、各々の収納領域内に複数
の荷物を重ねることができるので、1つの荷物が1つの引き出し又は箱を占用することを
避け、その使用率が大いに向上する。
【0023】
3.物流效率の向上:
【0024】
本発明のスマートキャビネットシステムは、キャビネット、物品情報入力モジュール、
物品位置記憶モジュール、物品位置表示モジュール、中央制御モジュールを備え、使用時
に、物品情報入力モジュールによって物品情報を中央制御モジュールに入力し、物品位置
記憶モジュールによって物品のキャビネットに入れられた位置を記憶して中央制御モジュ
ールに入力して物品情報と関連付ける。受け取る場合に、中央制御モジュールは、物品情
報を検索した後で、物品位置表示モジュールによって物品の位置を表示し、受取人が物品
を快速で正確に受け取るようにすることができ、その物流效率が高い。
【0025】
4.広い適用範囲:
【0026】
既知の物流コンテナは、何れも専用的であり、その同時に、専用的な物流コンテナが空
間的に制限されて、配置される荷物の種類が限られている。本発明のスマートキャビネッ
トシステムは、公衆により同時に使用されることができ、また宅配物流の業務に使用され
る以外、倉庫や車間の部品・物品の収納や、図書館の書類の収納等にも適用され、その適
用範囲が広い。
【0027】
5.安全で信頼的:
【0028】
本発明のキャビネットにパスワードロックが取り付けられ、更に、中央制御モジュール
に接続され、受け取る時に計量器の減少した重量が物品重量情報と一致しなく、或いは取
り出された物品がマシンビジョン裝置、無線クリップ、無線フックに記録される情報とシ
ステム記憶に一致していないと、警告し注意するための受取監視補正システムを更に備え
るため、物品は、本スマートキャビネットシステム内において非常に安全で信頼的である
【0029】
以下、添付図面及び実施例に合わせて本発明のスマートキャビネットシステム及びその
制御方法の技術特徴を更に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】本発明のスマートキャビネットシステムの機能ブロック図である。
図2】実施例4に記載の本発明のスマートキャビネットシステムの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
実施例1:
【0032】
キャビネット8、物品情報入力モジュール1、物品位置記憶モジュール2、物品位置表
示モジュール3、中央制御モジュール4、受取監視補正システム5を備えるスマートキャ
ビネットシステムにおいて、キャビネット8に複数の収納領域9が設けられ、中央制御モ
ジュール4がそれぞれ物品情報入力モジュール1、物品位置記憶モジュール2、物品位置
表示モジュール3、受取監視補正システム5に繋がり、
前記物品情報入力モジュール1は、物品情報を中央制御モジュール4に入力することに
用いられ、手動入力設備を含むスマートキャビネットシステムである。
【0033】
前記物品位置記憶モジュール2は、物品のキャビネットに入れられた位置を記憶して中
央制御モジュール4に入力して物品情報と関連付けることに用いられる。前記物品位置記
憶モジュール2は、計量器を含む。前記計量器は、キャビネットの底部の全体に取り付け
られる主計量器201、キャビネットの各々の収納領域に取り付けられるコード化された
領域計量器202、それぞれキャビネットの同一の収納領域に取り付けられる1つ又は複
数のコード化された領域分計量器203を含む。各計量器がそれぞれ中央制御モジュール
4に接続される。物品10が配置される場合、物品により押された領域計量器202及び
それぞれキャビネットの同一の収納領域に取り付けられる1つ又は複数の領域分計量器2
03は、計量器のコードに基づいて、物品の配置された位置を記録し、物品の位置情報を
中央制御モジュール4に入力する。
【0034】
前記物品位置表示モジュール3は、受け取る時に中央制御モジュール4が物品情報を検
索した後で物品の位置を表示することに用いられ、キャビネットの額縁に取り付けられる
光表示ランプを含む。受取人が受け取る場合、物品位置表示モジュール3が対応して受取
人に物品の位置を提示し、光表示ランプが物品の位置を自動的に指示し、取出人が自分の
物品を迅速に見付けることができるように提示する。
【0035】
前記受取監視補正システム5は、受け取る時に取り出された物品が物品位置記憶モジュ
ール2に記録される位置情報と一致しないと、又は物品が異常に増加すると、警告し注意
し、つまり受け取る時に計量器の減少した重量が物品重量情報と一致しなく、又は物品が
異常に増加すると、警告し注意することに用いられ、警報器を含む。
【0036】
前記スマートキャビネットシステムは、危険物を判別するための、中央制御モジュール
4に接続される嗅覚センサ6を更に備える。中央制御モジュール4に、危険物嗅覚警報器
7が更に接続され、前記危険物嗅覚警報器7の代わりに受取監視補正システム5を採用し
てもよい。
【0037】
前記中央制御モジュール4が更にインターネット又はモノのインターネットに繋がる。
前記スマートキャビネットシステムにAPPアプリケーションプラットフォーム及びWi
fiが設けられるので、本発明は、下記機能を持つ。
【0038】
(1)配達員は、登録した後でウェブページ又はAPPアプリケーションプラットフォ
ームからキャビネットのドアパスワードを申請することができる。
(2)配達員は、登録した後でウェブページ又はAPPアプリケーションプラットフォ
ームからキャビネット内の荷物の状態を問い合わせることができる。
(3)受取人は、登録した後でウェブページ又はAPPアプリケーションプラットフォ
ームからキャビネット内の荷物の状態を問い合わせることができる。
(4)受取人は、登録した後でウェブページ又はAPPアプリケーションプラットフォ
ームからキャビネットのパスワードを問い合わせて受信することができる。
(5)物流会社の物流ネットワークにアクセスする。
【0039】
実施例2:
【0040】
キャビネット8、物品情報入力モジュール1、物品位置記憶モジュール2、物品位置表
示モジュール3、中央制御モジュール4、受取監視補正システム5を備えるスマートキャ
ビネットシステムにおいて、キャビネット8に複数の収納領域9が設けられ、中央制御モ
ジュール4がそれぞれ物品情報入力モジュール1、物品位置記憶モジュール2、物品位置
表示モジュール3、受取監視補正システム5に繋がり、
前記物品情報入力モジュール1は、物品情報を中央制御モジュール4に入力することに
用いられ、バーコード走査設備を含むスマートキャビネットシステムである。
【0041】
前記物品位置記憶モジュール2は、物品のキャビネットに入れられた位置を記憶して中
央制御モジュール4に入力して物品情報と関連付けることに用いられる。前記物品位置記
憶モジュール2は、マシンビジョン裝置を含む。前記マシンビジョン裝置は、キャビネッ
トの額縁に取り付けられる撮像裝置又は監視設備を含む。前記マシンビジョン裝置が中央
制御モジュール4に接続される。物品10が配置される場合、マシンビジョン裝置によっ
て、配置画像情報を記録して、物品の横縦座標を得、物品の配置された位置を記録し、物
品の位置情報を中央制御モジュール4に入力する。
【0042】
前記物品位置表示モジュール3は、受け取る時に中央制御モジュール4が物品情報を検
索した後で物品の位置を表示することに用いられ、キャビネットの額縁に取り付けられる
移動可能指示光ライトアーム301又は光表示の縦横座標表示ランプバンク302を含む
。受取人が受け取る場合、物品位置表示モジュール3が対応して受取人に物品の位置を提
示し、移動可能指示光ライトアームのランプ光が物品の位置を自動的に指示し又は縦横の
額縁における縦横座標表示ランプバンク上のランプが対応して点灯し、取出人が自分の物
品を迅速に見付けることができるように提示する。
【0043】
前記受取監視補正システム5は、受け取る時に取り出された物品が物品位置記憶モジュ
ール2に記録される位置情報と一致しないと警告し注意し、つまり取り出された物品がマ
シンビジョン裝置の画像情報と一致しないと警告し注意することに用いられ、警報器を含
む。
【0044】
前記スマートキャビネットシステムは、危険物を判別するための、中央制御モジュール
4に接続される嗅覚センサ6を更に備える。中央制御モジュール4に、危険物嗅覚警報器
7が更に接続され、前記危険物嗅覚警報器7の代わりに受取監視補正システム5を採用し
てもよい。
【0045】
前記中央制御モジュール4が更にインターネット又はモノのインターネットに繋がる。
前記スマートキャビネットシステムにAPPアプリケーションプラットフォーム及びWi
fiが設けられるので、本発明は、下記機能を持つ。
【0046】
(1)配達員は、登録した後でウェブページ又はAPPアプリケーションプラットフォ
ームからキャビネットのドアパスワードを申請することができる。
(2)配達員は、登録した後でウェブページ又はAPPアプリケーションプラットフォ
ームからキャビネット内の荷物の状態を問い合わせることができる。
(3)受取人は、登録した後でウェブページ又はAPPアプリケーションプラットフォ
ームからキャビネット内の荷物の状態を問い合わせることができる。
(4)受取人は、登録した後でウェブページ又はAPPアプリケーションプラットフォ
ームからキャビネットのパスワードを問い合わせて受信することができる。
(5)物流会社の物流ネットワークにアクセスする。
【0047】
実施例3:
【0048】
キャビネット、物品情報入力モジュール1、物品位置記憶モジュール2、物品位置表示
モジュール3、中央制御モジュール4、受取監視補正システム5を備えるスマートキャビ
ネットシステムにおいて、キャビネットに複数の収納領域が設けられ、中央制御モジュー
ル4がそれぞれ物品情報入力モジュール1、物品位置記憶モジュール2、物品位置表示モ
ジュール3、受取監視補正システム5に繋がり、
前記物品情報入力モジュール1は、物品情報を中央制御モジュール4に入力することに
用いられ、RFIDチップ読み出し設備を含むスマートキャビネットシステムである。
【0049】
前記物品位置記憶モジュール2は、物品のキャビネットに入れられた位置を記憶して中
央制御モジュール4に入力して物品情報と関連付けることに用いられる。前記物品位置記
憶モジュール2は、物品を固定するためのコード付きの無線クリップ204、無線フック
205を含む。前記無線クリップ204、無線フック205がそれぞれキャビネットの額
縁に取り付けられる。無線クリップ、無線フックがそれぞれ中央制御モジュール4に接続
される。物品が前記無線クリップ204、無線フック205に配置される場合、無線クリ
ップ、無線フックにおけるコードによって、物品の配置された位置を記録し、物品の位置
情報を中央制御モジュール4に入力する。前記無線クリップ、無線フックは、有線で又は
無線で充電されてもよく、本無線領域から離れると、音又は光によって警報を発して、無
効になる。
【0050】
前記物品位置表示モジュール3は、受け取る時に中央制御モジュール4が物品情報を検
索した後で物品の位置を表示することに用いられ、無線クリップ、無線フックにおける音
響光学表示ランプを含む。受取人が受け取る場合、物品位置表示モジュール3が対応して
受取人に物品の位置を提示し、無線フック、クリップにおける音響光学表示ランプが起動
し、取出人が自分の物品を迅速に見付けることができるように提示する。
【0051】
前記受取監視補正システム5は、受け取る時に取り出された物品が物品位置記憶モジュ
ール2に記録される位置情報と一致しないと警告し注意し、つまり開けられた無線クリッ
プ、無線フックに記録されるコード情報が受取人及びその物品情報と一致しない時に警告
し注意することに用いられ、警報器を含む。
【0052】
前記スマートキャビネットシステムは、危険物を判別するための、中央制御モジュール
4に接続される嗅覚センサ6を更に備える。中央制御モジュール4に危険物嗅覚警報器7
が更に接続され、前記危険物嗅覚警報器7の代わりに受取監視補正システム5を採用して
もよい。
【0053】
前記中央制御モジュール4が更にインターネット又はモノのインターネットに繋がる。
前記スマートキャビネットシステムにAPPアプリケーションプラットフォーム及びWi
fiが設けられるので、本発明は、下記機能を持つ。
【0054】
(1)配達員は、登録した後でウェブページ又はAPPアプリケーションプラットフォ
ームからキャビネットのドアパスワードを申請することができる。
(2)配達員は、登録した後でウェブページ又はAPPアプリケーションプラットフォ
ームからキャビネット内の荷物の状態を問い合わせることができる。
(3)受取人は、登録した後でウェブページ又はAPPアプリケーションプラットフォ
ームからキャビネット内の荷物の状態を問い合わせることができる。
(4)受取人は、登録した後でウェブページ又はAPPアプリケーションプラットフォ
ームからキャビネットのパスワードを問い合わせて受信することができる。
(5)物流会社の物流ネットワークにアクセスする。
【0055】
本実施例3の変化例として、前記物品位置記憶モジュール2は、コード付きの無線クリ
ップ204又はコード付きの無線フック205の一方のみを含んでもよい。
【0056】
実施例4:
【0057】
キャビネット8、物品情報入力モジュール1、物品位置記憶モジュール2、物品位置表
示モジュール3、中央制御モジュール4、受取監視補正システム5を備えるスマートキャ
ビネットシステムにおいて、キャビネット8に複数の収納領域9が設けられ、中央制御モ
ジュール4がそれぞれ物品情報入力モジュール1、物品位置記憶モジュール2、物品位置
表示モジュール3、受取監視補正システム5に繋がり、
前記物品情報入力モジュール1は、物品情報を中央制御モジュール4に入力することに
用いられ、手動入力設備又はバーコード走査設備又はRFIDチップ読み出し設備を含む
【0058】
前記物品位置記憶モジュール2は、物品のキャビネットに入れられた位置を記憶して中
央制御モジュール4に入力して物品情報と関連付けることに用いられる。前記物品位置記
憶モジュール2は、計量器、物品を固定するためのコード付きの無線クリップ204、無
線フック205を含む。前記計量器は、キャビネットの底部の全体に取り付けられる主計
量器201、キャビネットの収納領域の一部に取り付けられるコード化された領域計量器
202、それぞれキャビネットの同一の収納領域に取り付けられる3つのコード化された
領域分計量器203を含む。各計量器がそれぞれ中央制御モジュール4に接続される。物
品が配置される場合、物品10により押された領域計量器202及びそれぞれキャビネッ
トの同一の収納領域に取り付けられる3つの領域分計量器203は、計量器のコードに基
づいて、物品の配置された位置を記録し、物品の位置情報を中央制御モジュール4に入力
する。
【0059】
前記無線クリップ204、無線フック205は、それぞれ収納領域の別の一部のキャビ
ネットの額縁に取り付けられる。無線クリップ、無線フックがそれぞれ中央制御モジュー
ル4に接続される。物品が前記無線クリップ、無線フックに配置される場合、無線クリッ
プ、無線フックにおけるコードによって、物品の配置された位置を記録し、物品の位置情
報を中央制御モジュール4に入力する。
【0060】
前記物品位置表示モジュール3は、受け取る時に中央制御モジュール4が物品情報を検
索した後で物品の位置を表示することに用いられ、計量器の設けられた収納領域キャビネ
ットの額縁に取り付けられる移動可能指示光ライトアーム301又は光表示の縦横座標表
示ランプバンク302を含み、無線クリップ、無線フックに設けられる音響光学表示ラン
プを更に含む。受取人が受け取る場合、移動可能指示光ライトアームのランプ光が物品の
位置を自動的に指示し又は縦横の額縁における縦横座標表示ランプバンク上のランプが対
応して点灯し、無線フック、クリップにおける音響光学表示ランプが起動し、取出人が自
分の物品を迅速に見付けることができるように提示する。
【0061】
前記受取監視補正システム5は、受け取る時に取り出された物品が物品位置記憶モジュ
ール2に記録される位置情報と一致しないと、又は物品が異常に増加すると、警告し注意
し、つまり受け取る時に計量器の減少した重量が物品重量情報と一致しなく、又は物品が
異常に増加すると、警告し注意することに用いられ、警報器を含む。
【0062】
前記スマートキャビネットシステムは、危険物を判別するための、中央制御モジュール
4に接続される嗅覚センサ6を更に備える。中央制御モジュール4に、危険物嗅覚警報器
7が更に接続され、前記危険物嗅覚警報器7の代わりに受取監視補正システム5を採用し
てもよい。
【0063】
前記中央制御モジュール4が更にインターネット又はモノのインターネットに繋がる。
前記スマートキャビネットシステムにAPPアプリケーションプラットフォーム及びWi
fiが設けられるので、本発明は、下記機能を持つ。
【0064】
(1)配達員は、登録した後でウェブページ又はAPPアプリケーションプラットフォ
ームからキャビネットのドアパスワードを申請することができる。
(2)配達員は、登録した後でウェブページ又はAPPアプリケーションプラットフォ
ームからキャビネット内の荷物の状態を問い合わせることができる。
(3)受取人は、登録した後でウェブページ又はAPPアプリケーションプラットフォ
ームからキャビネット内の荷物の状態を問い合わせることができる。
(4)受取人は、登録した後でウェブページ又はAPPアプリケーションプラットフォ
ームからキャビネットのパスワードを問い合わせて受信することができる。
(5)物流会社の物流ネットワークにアクセスする。
【0065】
上記実施例1~実施例4の変化例として、前記計量器又はマシンビジョン裝置又はコー
ド付きの無線クリップ204、無線フック205は、同じキャビネットの異なる収納領域
に設けられてよい。同様に、光表示ランプ又は移動可能指示光ライトアーム301又は縦
横座標表示ランプバンク302又は音響光学表示ランプも、同じキャビネットの異なる収
納領域に設けられてよい。
【0066】
実施例5:
【0067】
スマートキャビネットシステムの制御方法であり、本方法は、実施例1に記載のスマー
トキャビネットシステムの制御方法であり、物品情報入力モジュール1によって物品情報
を中央制御モジュール4に入力し、物品がキャビネットに入れられた後で物品位置記憶モ
ジュール2によってその位置を記憶して中央制御モジュール4に入力して物品情報と関連
付ける。受け取る時に中央制御モジュール4によって物品情報を検索した後で物品位置表
示モジュール3によって物品の位置を表示する。
【0068】
前記方法の具体的な工程は、下記の通りである。
【0069】
A、配達段階:
【0070】
配達の前に、まず、物品情報入力モジュール1のような手動入力設備によって物品情報
を中央制御モジュール4に入力する。
【0071】
配達の時に、配達員は、物品情報読み出し裝置によって物品情報を読み出し、物品をキ
ャビネット内に配置した後で、物品位置記憶モジュール2のような計量器によって物品の
位置情報を取得し、つまり物品が配置される場合、物品により押された領域計量器及びそ
れぞれキャビネットの同一の収納領域に取り付けられる1つ又は複数の領域分計量器は、
計量器のコードに基づいて、物品の配置された位置を記録する。前記物品情報、位置情報
を同時に中央制御モジュール4内に入力して関連付ける。中央制御モジュール4が物品情
報に基づいて位置情報を受取人に送信し、受取人の物品の所在するキャビネットの位置を
知らせ、ドアがある時にキャビネットのドアを開けるパスワードをランダムに生成し、前
記パスワードが受取人の情報に一意に対応し、つまり1つのパスワードによってキャビネ
ットのドアが開けられると、ある受取人がキャビネットのドアを開けることに対応するこ
とができる。
【0072】
B、受取段階:
【0073】
受取人が受け取る場合、ドアがある時に中央制御モジュール4の与えられたパスワード
によって、まずキャビネットのドアを開け、物品位置表示モジュール3が対応して受取人
に物品の位置を提示し、光表示ランプが物品の位置を表示し、取出人が自分の物品を迅速
に見付けることができるように提示し、受取人が自分の物品を取り出すことを確認した後
で離れ又はドアがある時にドアを閉めて離れる。
【0074】
上記工程Bにおいて、更に、取り出された物品の重量を領域計量器、主計量器によって
自動的に照合し、受取人により取り出された物品の重量が中央制御モジュールの登録した
受取人及びその物品の重量情報と一致であると、中央制御モジュールは情報を発信して、
受け取りに成功するが、一致しなければ、中央制御モジュールは受取人に情報を発信して
取り出しエラーを提示し、受取人が改めて受け取るように要求するが、受取人が実行しな
い場合、中央制御モジュールは、受取監視補正システム5が警告情報を発信するように制
御する。
【0075】
物品が異常に増加する場合、受取監視補正システム5も警告を発信して注意する。
【0076】
嗅覚センサが危険物を検出した場合、危険物嗅覚警報器7も同様に警告を発信して注意
する。
【0077】
工程A~工程Bで形成された様々な情報は、インターネット、モノのインターネットを
介して受取人のハンディターミナルに送信される。受取人のハンディターミナルがキャビ
ネットのAPPアプリケーションプラットフォームに登録して認証した後で又はAPPに
パスワードが入力されると、キャビネットの付近に近づいた領域において、受取人のハン
ディターミナルを自動的に識別することができる。
【0078】
実施例6:
【0079】
スマートキャビネットシステムの制御方法であり、本方法は、実施例2に記載のスマー
トキャビネットシステムの制御方法であり、物品情報入力モジュール1によって物品情報
を中央制御モジュール4に入力し、物品がキャビネットに入れられた後で物品位置記憶モ
ジュール2によってその位置を記憶して中央制御モジュール4に入力して物品情報と関連
付ける。受け取る時に中央制御モジュール4によって物品情報を検索した後で物品位置表
示モジュール3によって物品の位置を表示する。
【0080】
前記方法の具体的な工程は、下記の通りである。
【0081】
A、配達段階:
【0082】
配達の前に、まず、物品情報入力モジュール1のようなバーコード走査設備によって物
品情報を中央制御モジュール4に入力する。
【0083】
配達の時に、配達員は、物品情報読み出し裝置によって物品情報を読み出し、物品をキ
ャビネット内に配置した後で、物品位置記憶モジュール2のようなマシンビジョン裝置に
よって物品の位置情報を取得し、つまり物品が配置される場合、マシンビジョン裝置によ
って、配置画像情報を記録して、物品の横縦座標を得、物品の配置された位置を記録する
。前記物品情報、位置情報を同時に中央制御モジュール4内に入力して関連付ける。中央
制御モジュール4が物品情報に基づいて位置情報を受取人に送信し、受取人の物品の所在
するキャビネットの位置を知らせ、ドアがある時にキャビネットのドアを開けるパスワー
ドをランダムに生成し、前記パスワードが受取人の情報に一意に対応し、つまり1つのパ
スワードによってキャビネットのドアが開けられると、ある受取人がキャビネットのドア
を開けることに対応することができる。
【0084】
B、受取段階:
【0085】
受取人が受け取る場合、ドアがある時に中央制御モジュール4の与えられたパスワード
によって、まずキャビネットのドアを開け、物品位置表示モジュール3が対応して受取人
に物品の位置を提示し、移動可能指示光ライトアームのランプ光が物品の位置を自動的に
指示し又は縦横の額縁における縦横座標表示ランプバンク上のランプが対応して点灯し、
取出人が自分の物品を迅速に見付けることができるように提示し、受取人が自分の物品を
取り出すことを確認した後で離れ又はドアがある時にドアを閉めて離れる。
【0086】
上記工程Bにおいて、更に、取り出された物品情報をマシンビジョン裝置によって自動
的に照合する。マシンビジョン裝置に記録される画像情報が受取人の情報と一致であると
、中央制御モジュールは情報を発信して、受け取りに成功するが、一致しなければ、中央
制御モジュールは受取人に情報を発信して取り出しエラーを提示し、受取人が改めて受け
取るように要求するが、受取人が実行しない場合、中央制御モジュールは、受取監視補正
システム5が警告情報を発信するように制御する。
【0087】
物品が異常に増加する場合、受取監視補正システム5も警告を発信して注意する。
【0088】
嗅覚センサが危険物を検出した場合、危険物嗅覚警報器7も同様に警告を発信して注意
する。
【0089】
工程A~工程Bで形成された様々な情報は、インターネット、モノのインターネットを
介して受取人のハンディターミナルに送信される。受取人のハンディターミナルがキャビ
ネットのAPPアプリケーションプラットフォームに登録して認証した後で又はAPPに
パスワードが入力されると、キャビネットの付近に近づいた領域において、受取人のハン
ディターミナルを自動的に識別することができる。
【0090】
実施例7:
【0091】
スマートキャビネットシステムの制御方法であり、本方法は、実施例3に記載のスマー
トキャビネットシステムの制御方法であり、物品情報入力モジュール1によって物品情報
を中央制御モジュール4に入力し、物品がキャビネットに入れられた後で物品位置記憶モ
ジュール2によってその位置を記憶して中央制御モジュール4に入力して物品情報と関連
付ける。受け取る時に中央制御モジュール4によって物品情報を検索した後で物品位置表
示モジュール3によって物品の位置を表示する。
【0092】
前記方法の具体的な工程は、下記の通りである。
【0093】
A、配達段階:
【0094】
配達の前に、まず、物品情報入力モジュール1のようなRFIDチップ読み出し設備に
よって物品情報を中央制御モジュール4に入力する。
【0095】
配達の時に、配達員は、無線クリップ、無線フックによって物品情報を読み出し、物品
をキャビネット内に配置した後で、物品位置記憶モジュール2のような無線クリップ、無
線フックによって物品の位置情報を取得し、つまり物品が配置される場合、無線クリップ
、無線フックにおけるコードによって、物品の配置された位置を記録し、物品の位置情報
を中央制御モジュール4に入力する。前記物品情報、位置情報を同時に中央制御モジュー
ル4内に入力して関連付ける。中央制御モジュール4が物品情報に基づいて位置情報を受
取人に送信し、受取人の物品の所在するキャビネットの位置を知らせ、ドアがある時にキ
ャビネットのドアを開けるパスワードをランダムに生成し、前記パスワードが受取人の情
報に一意に対応し、つまり1つのパスワードによってキャビネットのドアが開けられると
、ある受取人がキャビネットのドアを開けることに対応することができる。
【0096】
B、受取段階:
【0097】
受取人が受け取る場合、ドアがある時に中央制御モジュール4の与えられたパスワード
によって、まずキャビネットのドアを開け、物品位置表示モジュール3が対応して受取人
に物品の位置を提示し、無線クリップ、無線フックにおける音響光学表示ランプが起動し
、取出人が自分の物品を迅速に見付けることができるように提示し、受取人が自分の物品
を取り出すことを確認した後で離れ又はドアがある時にドアを閉めて離れる。
【0098】
上記工程Bにおいて、更に、取り出された物品情報を無線クリップ、無線フックによっ
て自動的に照合する。開けられた無線クリップ、無線フックに記録されるコード情報が受
取人の情報と一致であると、中央制御モジュールは情報を発信して、受け取りに成功する
が、一致しなければ、中央制御モジュールは受取人に情報を発信して取り出しエラーを提
示し、受取人が改めて受け取るように要求するが、受取人が実行しない場合、中央制御モ
ジュールは、受取監視補正システム5が警告情報を発信するように制御する。
【0099】
物品が異常に増加する場合、受取監視補正システム5も警告を発信して注意する。
【0100】
嗅覚センサが危険物を検出した場合、危険物嗅覚警報器7も同様に警告を発信して注意
する。
【0101】
工程A~工程Bで形成された様々な情報は、インターネット、モノのインターネットを
介して受取人のハンディターミナルに送信される。受取人のハンディターミナルがキャビ
ネットのAPPアプリケーションプラットフォームに登録して認証した後で又はAPPに
パスワードが入力されると、キャビネットの付近に近づいた領域において、受取人のハン
ディターミナルを自動的に識別することができる。
【0102】
実施例8:
【0103】
スマートキャビネットシステムの制御方法であり、本方法は、実施例4に記載のスマー
トキャビネットシステムの制御方法であり、物品情報入力モジュール1によって物品情報
を中央制御モジュール4に入力し、物品がキャビネットに入れられた後で物品位置記憶モ
ジュール2によってその位置を記憶して中央制御モジュール4に入力して物品情報と関連
付ける。受け取る時に中央制御モジュール4によって物品情報を検索した後で物品位置表
示モジュール3によって物品の位置を表示する。
【0104】
前記方法の具体的な工程は、下記の通りである。
【0105】
A、配達段階:
【0106】
配達の前に、まず、物品情報入力モジュール1のような手動入力設備又はバーコード走
査設備又はRFIDチップ読み出し設備によって物品情報を中央制御モジュール4に入力
する。
【0107】
配達の時に、配達員は、配達の前に、まず、物品情報入力モジュール1のような手動入
力設備によって物品情報を中央制御モジュール4に入力する。
【0108】
配達の時に、配達員は、物品情報読み出し裝置によって物品情報を読み出し、物品をキ
ャビネット内に配置した後で、物品位置記憶モジュール2のような計量器又は無線クリッ
プ、無線フックによって物品の位置情報を取得し、つまり物品が配置される場合、物品に
より押された領域計量器及び領域分計量器は、計量器のコードに基づいて、物品の配置さ
れた位置を記録する。或いは物品が無線クリップ、無線フックに配置される場合、無線ク
リップ、無線フックにおけるコードによって、物品の配置された位置を記録し、前記物品
情報、位置情報を同時に中央制御モジュール4内に入力して関連付ける。中央制御モジュ
ール4が物品情報に基づいて位置情報を受取人に送信し、受取人の物品の所在するキャビ
ネットの位置を知らせ、ドアがある時にキャビネットのドアを開けるパスワードをランダ
ムに生成し、前記パスワードが受取人の情報に一意に対応し、つまり1つのパスワードに
よってキャビネットのドアが開けられると、ある受取人がキャビネットのドアを開けるこ
とに対応することができる。
【0109】
B、受取段階:
【0110】
受取人が受け取る場合、ドアがある時に中央制御モジュール4の与えられたパスワード
によって、まずキャビネットのドアを開け、物品位置表示モジュール3が対応して受取人
に物品の位置を提示し、移動可能指示光ライトアームのランプ光が物品の位置を自動的に
指示し又は縦横の額縁における縦横座標表示ランプバンク上のランプが対応して点灯し、
無線クリップ、無線フックにおける音響光学表示ランプが起動し、取出人が自分の物品を
迅速に見付けることができるように提示し、受取人が自分の物品を取り出すことを確認し
た後で離れ又はドアがある時にドアを閉めて離れる。
【0111】
上記工程Bにおいて、更に、取り出された物品の重量を領域計量器、主計量器によって
自動的に照合し或いは無線クリップ、無線フックによって取り出された物品情報を自動的
に照合する。受取人により取り出された物品の重量が中央制御モジュールの登録した受取
人及びその物品の重量情報と一致であると、或いは開けられた無線クリップ、無線フック
に記録されるコード情報が受取人の情報と一致であると、中央制御モジュールは情報を発
信して、受け取りに成功するが、一致しなければ、中央制御モジュールは受取人に情報を
発信して取り出しエラーを提示し、受取人が改めて受け取るように要求するが、受取人が
実行しない場合、中央制御モジュールは、受取監視補正システム5が警告情報を発信する
ように制御する。
【0112】
物品が異常に増加する場合、受取監視補正システム5も警告を発信して注意する。
【0113】
嗅覚センサが危険物を検出した場合、危険物嗅覚警報器7も同様に警告を発信して注意
する。
【0114】
工程A~工程Bで形成された様々な情報は、インターネット、モノのインターネットを
介して受取人のハンディターミナルに送信される。受取人のハンディターミナルがキャビ
ネットのAPPアプリケーションプラットフォームに登録して認証した後で又はAPPに
パスワードが入力されると、キャビネットの付近に近づいた領域において、受取人のハン
ディターミナルを自動的に識別することができる。
【符号の説明】
【0115】
1 物品情報入力モジュール
2 物品位置記憶モジュール
201 主計量器
202 領域計量器
203 領域分計量器
204 無線クリップ
205 無線フック
3 物品位置表示モジュール
301 移動可能指示光ライトアーム
302 縦横座標表示ランプバンク
4 中央制御モジュール
5 受取監視補正システム
6 嗅覚センサ
7 危険物嗅覚警報器
8 キャビネット
9 収納領域
10 物品
図1
図2