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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-18
(45)【発行日】2022-04-26
(54)【発明の名称】照明制御システム
(51)【国際特許分類】
   H05B 47/10 20200101AFI20220419BHJP
【FI】
H05B47/10
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2018098950
(22)【出願日】2018-05-23
(65)【公開番号】P2019204672
(43)【公開日】2019-11-28
【審査請求日】2021-01-15
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100082175
【弁理士】
【氏名又は名称】高田 守
(74)【代理人】
【識別番号】100106150
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 英樹
(74)【代理人】
【識別番号】100142642
【弁理士】
【氏名又は名称】小澤 次郎
(72)【発明者】
【氏名】岩坪 幸喜
【審査官】安食 泰秀
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/077693(WO,A1)
【文献】特表2017-511966(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05B 47/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明器具と、
前記照明器具の動作を制御する端末器と、
前記端末器に前記照明器具の動作を制御させるコントローラと、
を備え、
前記端末器は、前記照明器具を基準調光率で点灯させ、
前記照明器具は、前記基準調光率で点灯した状態で、前記照明器具の前記基準調光率での消費電力である光源基準電力を測定し、測定した前記光源基準電力を前記端末器に送信し、
前記端末器は、前記光源基準電力と前記照明器具の待機電力とを前記コントローラに送信し、
前記コントローラは、前記光源基準電力と前記照明器具の調光率との積と、前記待機電力と、の和から、前記照明器具の消費電力を算出することを特徴とする照明制御システム。
【請求項2】
前記光源基準電力は、前記照明器具の前記調光率が100%である場合の前記照明器具の消費電力であることを特徴とする請求項1に記載の照明制御システム。
【請求項3】
前記コントローラと通信し、前記端末器を制御および管理する管理装置を備え、
前記管理装置は、予め定められた周期で前記コントローラが算出した前記照明器具の消費電力を取得することを特徴とする請求項1または2に記載の照明制御システム。
【請求項4】
前記端末器は、前記照明器具の電力値と前記待機電力とを前記照明器具からモニタし、前記電力値と前記待機電力との和から前記照明器具の消費電力を算出することを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の照明制御システム。
【請求項5】
前記コントローラは、前記端末器が算出した前記照明器具の消費電力を、前記端末器からモニタすることを特徴とする請求項に記載の照明制御システム。
【請求項6】
照明器具と、
前記照明器具の動作を制御する端末器と、
前記端末器に前記照明器具の動作を制御させるコントローラと、
を備え、
前記端末器は、前記照明器具を基準調光率で点灯させ、
前記照明器具は、前記基準調光率で点灯した状態で、前記照明器具の前記基準調光率での消費電力である光源基準電力を測定し、測定した前記光源基準電力を前記端末器に送信し、
前記コントローラは、前記光源基準電力と、前記照明器具の待機電力と、前記照明器具の調光率とから、前記照明器具の消費電力を算出し、
前記端末器は、前記照明器具の電力値と前記待機電力とを前記照明器具からモニタし、前記電力値と前記待機電力との和から前記照明器具の消費電力を算出することを特徴とする照明制御システム。
【請求項7】
前記照明器具は、前記調光率に応じた電力効率を記憶し、前記光源基準電力を前記電力効率で補正することを特徴とする請求項からの何れか1項に記載の照明制御システム。
【請求項8】
前記端末器は、前記調光率に応じた前記照明器具の電力効率を記憶し、前記光源基準電力を前記電力効率で補正することを特徴とする請求項からの何れか1項に記載の照明制御システム。
【請求項9】
前記待機電力は、前記照明器具の前記調光率が0%である場合の前記照明器具の消費電力であることを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の照明制御システム。
【請求項10】
前記光源基準電力と前記待機電力は、外部から前記コントローラに設定されることを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の照明制御システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明制御システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の照明器具と、複数の照明器具を遠隔制御する中央処理装置を備えた照明制御システムが開示されている。中央処理装置は全ての照明器具の出力状態を検出し、検出した全ての照明器具の出力状態を用いて、消費電力量及び消費積算電力量の演算処理を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2017-84815号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の照明制御システムでは、光源を点灯させる点灯装置の電源の効率および待機電力が考慮されていない。このため、消費電力量が低く見積もられるおそれがある。また、消費電力量の演算に必要なデータを外部から設定する場合、施工者の初期設定が煩雑になる可能性がある。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、消費電力を精度よく算出できる照明制御システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の開示に係る照明制御システムは、照明器具と、該照明器具の動作を制御する端末器と、該端末器に該照明器具の動作を制御させるコントローラと、を備え、該端末器は、該照明器具を基準調光率で点灯させ、該照明器具は、該基準調光率で点灯した状態で、該照明器具の該基準調光率での消費電力である光源基準電力を測定し、測定した該光源基準電力を該端末器に送信し、該端末器は、該光源基準電力と該照明器具の待機電力とを該コントローラに送信し、該コントローラは、該光源基準電力と該照明器具の調光率との積と、該待機電力と、の和から、該照明器具の消費電力を算出する。
第2の開示に係る照明制御システムは、照明器具と、該照明器具の動作を制御する端末器と、該端末器に該照明器具の動作を制御させるコントローラと、を備え、該端末器は、該照明器具を基準調光率で点灯させ、該照明器具は、該基準調光率で点灯した状態で、該照明器具の該基準調光率での消費電力である光源基準電力を測定し、測定した該光源基準電力を該端末器に送信し、該コントローラは、該光源基準電力と、該照明器具の待機電力と、該照明器具の調光率とから、該照明器具の消費電力を算出し、該端末器は、該照明器具の電力値と該待機電力とを該照明器具からモニタし、該電力値と該待機電力との和から該照明器具の消費電力を算出する。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る照明制御システムでは、光源基準電力と待機電力と調光率とから消費電力が算出される。このため、消費電力を精度よく算出できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施の形態1に係る照明制御システムの回路ブロック図である。
図2】実施の形態1に係るデジタルインターフェース方式の照明器具の回路ブロック図である。
図3】実施の形態1に係るPWM調光信号方式の照明器具の回路ブロック図である。
図4】実施の形態1に係るデジタル制御ユニットの回路ブロック図である。
図5】実施の形態1に係る調光コントローラの回路ブロック図である。
図6】実施の形態1に係る通信フレームの構成を説明する図である。
図7】実施の形態1に係るデジタルインターフェース方式の通信フレームの構成を説明する図である。
図8】実施の形態1に係る照明制御システムの通信シーケンスを説明する図である。
図9】調光率と消費電力の関係を示す図である。
図10】調光率と電力効率の関係を示す図である。
図11】実施の形態3に係る照明制御システムの通信シーケンスを説明する図である。
図12】実施の形態4に係る照明制御システムの通信シーケンスを説明する図である。
図13】実施の形態5に係る照明制御システムの通信シーケンスを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施の形態に係る照明制御システムについて図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る照明制御システム80の回路ブロック図である。照明制御システム80は、管理装置81、照明コントローラ82、複数の端末器83a~83cおよび複数の照明器具84a~84cを備える。管理装置81は、例えばパソコンからなる。管理装置81は、照明制御システム80全体の状態監視及び設定を行う。管理装置81と照明コントローラ82とは、有線又は無線の通信網であるLAN(Local Area Network)8を介して接続されている。LAN8は例えばEthernet(登録商標)である。
【0011】
照明コントローラ82は、通信線を介して端末器83a~83c、図示しない壁スイッチ及び各種センサ等と通信を行う。照明コントローラ82には、渡り配線で接続された通信線を介して3台の端末器83a~83cが接続されている。照明コントローラ82に接続される端末器は1台以上であれば良い。照明コントローラ82は通信線を介して接続された機器との間で、伝送信号を送信および受信する。伝送信号には、例えばアドレスデータ及び制御データが含まれる。
【0012】
照明コントローラ82は後述するように、端末器83a~83cから電力情報を受信する。照明コントローラ82は、電力情報を取得する電力情報取得部と、電力情報を記憶するメモリと、電力情報に基づき消費電力を算出する消費電力算出部を備える。
【0013】
端末器83a~83cには、固有のアドレスが割り当てられる。端末器83a~83cは設定されたアドレスにより識別される。端末器83aには複数の照明器具84aが接続される。端末器83bには照明器具84bが接続される。端末器83cには照明器具84cが接続される。これに限らず、端末器83a~83cの各々に接続される照明器具は1台以上であれば良い。
【0014】
端末器83a~83cは、配線を介して照明コントローラ82が発信する伝送信号を受信する受信部を有する。また、端末器83a~83cは、伝送信号のアドレスデータを端末器83a~83cに設定された固有のアドレスと比較する比較部を有する。伝送信号のアドレスデータが端末器83a~83cに設定された固有アドレスと一致したと比較部が判断した場合、端末器83a~83cは、伝送信号の制御データを実行するように照明器具84a~84cに制御信号を送信する。このように、端末器83a~83cは、照明器具84a~84cの動作を制御する。
【0015】
本実施の形態において管理装置81および照明コントローラ82は、端末器83a~83cに照明器具84a~84cの動作を制御させるコントローラを構成する。
【0016】
端末器83aは、照明器具84aに供給される商用電源を入り切りする商用電源制御形である。端末器83bは、照明器具84bにPWM(Pulse Width Modulation)調光信号を送信する調光コントローラである。端末器83cは照明器具84cとデジタル通信を行うデジタル制御ユニットである。端末器83a~83cのうち端末器83b、83cは照明器具84b、84cに調光信号を送信できる。
【0017】
図2は、実施の形態1に係るデジタルインターフェース方式の照明器具84cの回路ブロック図である。デジタルインターフェースを備えた照明器具84cは、デジタル制御ユニットである端末器83cと接続される。照明器具84cはシリアル双方向通信によって送信される調光信号によって調光制御されるLED電源とLED部17とを備える。
【0018】
照明器具84cのLED電源は、通信端子10、通信部11、メモリ部13、制御部12、電力制御部15、電流電圧計測部14、電源端子16を備える。通信部11は、通信端子10を介して接続されたデジタル制御ユニットと通信を行う。メモリ部13は各種設定値を格納する。制御部12はメモリ部13を管理する。電力制御部15は電源端子16から供給される電力をLED部17に供給する。電流電圧計測部14はLED部17の電圧および電流を検出する。LED部17は例えば複数のLEDを備える。
【0019】
制御部12は、デジタル制御ユニットから送信された調光率を制御する制御指令を、通信部11を介して受信する。制御部12は、制御指令に応じて電力制御部15を制御する。制御部12は、電流電圧計測部14の電圧および電流の検出値が調光率から換算される比較値と一致するように、電力制御部15を制御する。つまり、制御部12および電力制御部15は電流電圧計測部14の検出値に基づき、LED部17の電流および電圧をフィードバック制御する。また、制御部12は、電流電圧計測部14が計測したLED部17の電流および電圧から電力値を算出する。
【0020】
また、照明器具84cは、制御ユニットを介して端末器83cに接続される。通信部11は、UART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)方式の双方向シリアル通信を用いて、制御ユニットと通信を行う。照明器具84がLED電源及び制御ユニットを備えても良く、照明器具84cのLED電源が制御ユニットの機能を備えてもよい。このような構成では、端末器83cと照明器具84cとを直接接続することができ、施工性が向上する。
【0021】
図3は、実施の形態1に係るPWM調光信号方式の照明器具84bの回路ブロック図である。PWM調光信号インタフェースを備えた照明器具84bは、調光コントローラである端末器83bと接続される。照明器具84bはPWM信号によって調光制御されるLED電源とLED部27とを備える。
【0022】
照明器具84bのLED電源は、通信端子20、通信部21、メモリ部23、制御部22、電力制御部25、電流電圧計測部24、電源端子26を備える。通信部21は、通信端子20を介して接続された調光コントローラと通信を行う。通信部21は、調光コントローラからのPWM信号を絶縁および波形整形するPWMインタフェース部である。メモリ部23、制御部22、電力制御部25、電源端子26、電流電圧計測部24、LED部27の構成は、照明器具84cと同様である。LED電源のインタフェース部の構成は、端末器が送信する伝送信号がデジタル信号であるか、PWM調光信号であるかによって選択される。
【0023】
図4は、実施の形態1に係るデジタル制御ユニットの回路ブロック図である。図4を用いて、端末器83cであるデジタル制御ユニットの構成を示す。端末器83cは、通信端子30、通信部31、制御部32、メモリ部33、通信部34および通信端子35を備える。通信部31は照明コントローラ82から送信される通信信号のインタフェース変換を行う。通信部31は、上述した受信部に該当する。通信部31は、通信信号のレベルを変換しても良い。制御部32は、送受信する信号を処理する。また、制御部32は、上述した比較部に該当する。通信部34は、LED電源に対して調光率をUART方式の通信信号として送信する送受信部である。メモリ部33は各種設定値を保存する。
【0024】
図5は、実施の形態1に係る調光コントローラの回路ブロック図である。図5を用いて、端末器83bである調光コントローラの構成を示す。端末器83bは、通信端子40、通信部41、制御部42、メモリ部43、PWM回路44および信号端子45を備える。通信部41は照明コントローラ82から送信される通信信号のインタフェース変換を行う。通信部41は、通信信号のレベルを変換しても良い。制御部42は、送受信する信号を処理する。PWM回路44はLED電源に対して調光率をPWM調光信号として送信する。メモリ部43は各種設定値を保存する。端末器83bの構成は、通信部34に代えてPWM回路44を備えることを除き、端末器83cと同一である。
【0025】
図6は、実施の形態1に係る通信フレームの構成を説明する図である。通信フレームは、照明制御システム80内で送受信される通信信号の単位である。通信信号に含まれる送信先アドレス領域には、機器アドレスまたはグループ番号を指定可能である。
【0026】
通信信号に含まれる送信元アドレス領域には、通信信号の送信元の機器のアドレスが指定される。コマンド領域には、通信信号によるコマンドの種類が指定される。また、データ領域には、コマンドに対応したデータが指定される。
【0027】
図6に示される壁スイッチ操作通知は、壁スイッチが押下されたことを照明コントローラ82に通知するコマンドである。このとき、データ領域には、壁スイッチのオン、オフの情報が指定される。
【0028】
グループ制御指令は、照明コントローラ82から配下の制御グループに送信されるコマンドである。グループ制御指令で指定されたグループに属する端末器は、グループ制御指令に応じて負荷を制御する。グループ制御指令に対応するデータ領域には、調光指令が指定される。調光指令は、照明器具84a~84cのON/OFF、調光情報またはフェード時間等を含む。
【0029】
壁スイッチ表示指令は、照明コントローラ82から壁スイッチに送信されるコマンドである。壁スイッチは表示部を備える。表示部はたとえばLEDを備える。壁スイッチ表示指令に応じて、壁スイッチは対応する照明器具の状態を表示部に表示させる。このとき、データ領域には、照明器具のON/OFFまたは調光情報が指定される。
【0030】
光源基準電力設定は、照明コントローラ82から端末器83a~83cに送信されるコマンドである。このとき、データ領域には後述する光源基準電力及び待機電力が指定される。光源基準電力通知は、端末器83cから照明コントローラ82に送信されるコマンドである。このとき、データ領域には端末器83cが照明器具84cから取得した光源基準電力が設定される。待機電力通知は、端末器83cから照明コントローラ82に送信されるコマンドである。このとき、データ領域には端末器83cが照明器具84cから取得した待機電力が設定される。
【0031】
図7は、実施の形態1に係るデジタルインターフェース方式の通信フレームの構成を説明する図である。デジタルインターフェース方式の通信フレームは、端末器83cと照明器具84cとの間で送受信される通信信号の単位である。
【0032】
調光率指示は、端末器83cから照明器具84cに送信されるコマンドである。このとき、データ領域には調光率が指定される。調光率モニタは、端末器83cから照明器具84cに送信されるコマンドである。調光率モニタを受信すると、照明器具84cは端末器83cに調光率応答コマンドを送信する。このとき、データ領域には照明器具84cの調光率が指定される。
【0033】
電力モニタは、端末器83cから照明器具84cに送信されるコマンドである。電力モニタを受信すると、照明器具84cは端末器83cに電力応答コマンドを送信する。このとき、データ領域には照明器具84cの消費電力が指定される。
【0034】
光源基準電力モニタは、端末器83cから照明器具84cに送信されるコマンドである。光源基準電力モニタを受信すると、照明器具84cは端末器83cに光源基準電力応答コマンドを送信する。このとき、データ領域には照明器具84cの光源基準電力が指定される。
【0035】
待機電力モニタは、端末器83cから照明器具84cに送信されるコマンドである。待機電力モニタを受信すると、照明器具84cは端末器83cに待機電力応答コマンドを送信する。このとき、データ領域には照明器具84cの待機電力が指定される。
【0036】
図8は、実施の形態1に係る照明制御システム80の通信シーケンスを説明する図である。図8を用いて、照明制御システム80に接続された照明器具84a~84cの消費電力を算出するための光源基準電力を照明コントローラ82に設定する動作を説明する。
【0037】
リレー端末器である端末器83aには複数台の照明器具84aが接続されている。端末器83aは、複数台の照明器具84aに直列接続された電源を入り切りする。端末器83aに接続された複数台の照明器具84aとは、通信信号の送受信がない。
【0038】
端末器83bには、照明器具84bが1台接続されている。端末器83bは、照明器具84bにPWM調光信号を送信する。照明器具84bから端末器83bへの通信信号の送信は無い。端末器83bは、照明器具84に内蔵され、一体化されている。これに限らず、端末器83bは、照明器具84bと一体化されていなくても良い。
【0039】
端末器83cには、照明器具84cが1台接続されている。端末器83cは、照明器具84cにUART方式で調光率を送信する。端末器83cと照明器具84cは、調光信号以外にも通信信号を送受信する。端末器83cは、照明器具84cに内蔵され、一体化されている。これに限らず、端末器83cは、照明器具84cと一体化されていなくても良い。
【0040】
図8に示される通信シーケンスにおいて、まず、管理装置81からLAN8を介して照明コントローラ82に光源基準電力設定が送信される。光源基準電力設定コマンドは、端末器83a~83cに光源基準電力及び待機電力を送信するコマンドである。光源基準電力及び待機電力は、照明器具84a~84cの消費電力の算出に必要な設定値である。
【0041】
ここで、光源基準電力は、照明器具84a~84cの調光率が100%である場合の照明器具84a~84cのLED部の消費電力である。光源基準電力は、例えばLED部に流れる電流とLED部に印加される電圧との積であり、LED電源の動作により生じる待機電力を含まない。また、待機電力は調光率が0%である場合の照明器具84a~84cの消費電力である。
【0042】
光源基準電力設定を受信した照明コントローラ82は、照明コントローラ82のメモリに照明器具84a~84cの消費電力の算出に必要な設定値を格納する。照明コントローラ82はまた、通信線を介して端末器83a~83cに光源基準電力設定コマンドを送信する。端末器83a~83cは、照明コントローラ82から送信された光源基準電力及び待機電力をそれぞれのメモリ部に格納する。
【0043】
ここでは、管理装置81から光源基準電力及び待機電力を送信した。光源基準電力及び待機電力は、一般にLED部の種類に応じて異なる。このため、この方法では、LED部の種類に応じた光源基準電力及び待機電力を施工者が選択する必要がある。つまり、光源の違いまで考慮して照明器具84a~84cの型名を選択する必要がある。
【0044】
端末器83cでは、この設定方法に代えて照明器具84cから光源基準電力及び待機電力を取得してもよい。これにより、管理装置81から照明器具84cの光源基準電力及び待機電力を設定する必要がなくなり、施工者の施工作業を軽減できる。
【0045】
以下、端末器83cと照明器具84cとの間の通信シーケンスを説明する。光源基準電力設定コマンドを受信した端末器83cは、照明器具84cに調光率100%での点灯を指示する。照明器具84cの出力電力が安定した後に、端末器83cは電力モニタコマンドを送信する。電力モニタコマンドに応じて、照明器具84は、電流電圧計測部14を用いて調光率100%時のLED部17の消費電力を測定する。
【0046】
次に、照明器具84cは、端末器83cに電力応答を送信する。電力応答は、測定した調光率100%時のLED部17の消費電力をデータとして有する。端末器83cは、受信した照明器具84cのLED部17の調光率100%時の消費電力を、光源基準電力としてメモリ部33に格納する。
【0047】
続いて端末器83cは、照明器具84に調光率0%での点灯を指示する。照明器具84の出力電力が安定した後に、端末器83cは電力モニタコマンドを送信する。調光率0%時に電力モニタコマンドを受信した照明器具84cは、照明器具84cのメモリ部13に出荷時から格納されている待機電力をデータとして、電力応答を送信する。端末器83cは、受信した照明器具84の待機電力をメモリ部33に格納する。このように、照明器具84cは、光源基準電力と待機電力とを端末器83cに送信する。
【0048】
ここでは、光源基準電力設定コマンドに応じて、端末器83cが電力モニタコマンドを送信した。これに限らず、端末器83cは定期的にLED電源から電力をモニタしてもよい。電力をモニタする周期は、例えば1秒である。
【0049】
端末器83cは、通信線を介して照明コントローラ82に光源基準電力待機電力通知を送信する。光源基準電力待機電力通知のデータ領域には、光源基準電力及び待機電力が含まれる。光源基準電力待機電力通知を受信した照明コントローラ82は、光源基準電力及び待機電力をメモリに格納する。
【0050】
管理装置81は、LAN8を介して照明コントローラ82に光源基準電力待機電力モニタを送信する。光源基準電力待機電力モニタを受信した照明コントローラ82は、LAN8を介して管理装置81に、照明器具84cの光源基準電力及び待機電力をデータとして含む光源基準電力待機電力応答を送信する。
【0051】
照明コントローラ82は、照明器具84cの消費電力を算出する。図9は、調光率と消費電力の関係を示す図である。消費電力は調光率に略比例する。このため、式1のように光源基準電力及び待機電力を用いて、照明器具84cの消費電力を算出できる。照明コントローラ82は、光源基準電力と調光率との積と、待機電力との和から消費電力を算出する。
【0052】
【数1】
【0053】
次に、照明制御システム80に接続された照明器具84a~84c全ての消費電力を求める方法を説明する。照明コントローラ82は、照明器具84a~84cそれぞれの消費電力を、式1を用いて算出する。次に、照明コントローラ82は、照明器具84a~84cの消費電力の総和を算出する。
【0054】
ここで、端末器83a、83bは照明器具84a、84bから光源基準電力および待機電力を受信できない。このため、照明器具84a、84bの光源基準電力および待機電力は、管理装置81から照明コントローラ82に送信される。光源基準電力と待機電力は、施工者等により外部からコントローラに設定される。
【0055】
本実施の形態では、調光率、光源基準電力および待機電力を考慮した式1を用いて消費電力を算出する。LED部の消費電力に加えてLED電源の動作により発生する待機電力を考慮して消費電力を算出することで、消費電力を精度よく求めることができる。
【0056】
また、照明コントローラ82は、照明制御システム80内の他の機器の消費電力、例えば照明コントローラ82および端末器83a~83cの待機電力を記憶していても良い。照明コントローラ82は、照明器具84a~84c全ての消費電力と、照明コントローラ82および端末器83a~83cの待機電力との和から、照明制御システム80の消費電力を算出する。これにより、照明制御システム80の消費電力を精度よく求めることができる。
【0057】
本実施の形態では、照明コントローラ82が消費電力の算出に必要な設定値である光源基準電力および待機電力を記憶する。また、消費電力の算出に用いられる調光率は、一般に照明コントローラ82から端末器83b、83cを介して照明器具84b、84cに送信される値である。このため、照明コントローラ82は調光率を記憶している。このような構成により、照明コントローラ82は端末器83a~83cに接続された照明器具84a~84cの消費電力を算出できる。
【0058】
このとき、照明コントローラ82は端末器83a~83cと通信せずに、現在の調光率と、光源基準電力および待機電力とを用いて、照明器具84a~84cの消費電力を算出できる。このため、消費電力計測のための照明コントローラ82と端末器83a~83c間の通信量を削減できる。特に、頻繁に消費電力計測を行う場合に、通信量の削減の効果を得ることができる。
【0059】
本実施の形態では、照明コントローラ82が消費電力を算出した。これに限らず、端末器83a~83cが、照明器具84a~84cの消費電力をそれぞれ算出しても良い。これにより、照明コントローラ82が全ての機器の消費電力を算出する必要が無くなる。従って、照明コントローラ82の制御負荷を軽減できる。また、この場合も消費電力を取得するために、端末器83cと照明器具84cとが通信する必要が無い。従って、通信量を削減できる。なお、端末器83b、83cにおいて消費電力の算出は、制御部32、42で行われる。また、管理装置81が照明器具84a~84cの消費電力を算出しても良い。
【0060】
また、照明コントローラ82は算出した消費電力を管理装置81に送信しても良い。管理装置81は、消費電力を表示する表示部を備えても良い。これにより、使用者は、照明器具84a~84cまたは照明制御システム80の消費電力を容易に確認できる。
【0061】
また、本実施の形態では、光源基準電力は調光率が100%である場合の照明器具84a~84cの消費電力であるものとした。これに限らず、光源基準電力は、照明器具84a~84cのあらかじめ定められた基準調光率での消費電力であっても良い。調光率とLED部の消費電力が略比例の関係にあるため、照明コントローラ82は、基準調光率での消費電力に基づき現在の調光率での消費電力を算出できる。
【0062】
この場合、端末器83cは、照明器具84cを基準調光率で点灯させる。照明器具84cは、基準調光率で点灯した状態で光源基準電力を測定する。さらに、照明器具84cは測定した光源基準電力を端末器83cに送信する。また、端末器83a~83cまたはコントローラは、光源基準電力と待機電力と調光率とから、照明器具84a~84cの消費電力を算出する。
【0063】
これらの変形は以下の実施の形態に係る照明制御システムについて適宜応用することができる。なお、以下の実施の形態に係る照明制御システムについては実施の形態1との共通点が多いので、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
【0064】
実施の形態2.
本実施の形態では、照明器具84cのLED電源の電力効率特性及び待機電力を用いて消費電力を算出する。電力効率特性は、LED電源の入力電力に対する出力電力の割合である。図10は、調光率と電力効率の関係を示す図である。図10に示すように、電力効率は調光率によって変化する。本実施の形態では、電力効率と調光率の関係を示す電力効率特性の効率データテーブルが端末器83b、83cに設定される。
【0065】
図8を用いて、端末器83に電力効率特性を設定する動作を説明する。まず、管理装置81からLAN8を介して照明コントローラ82に電力効率特性設定コマンドが送信される。このコマンドのデータ領域には、調光率に応じたLED電源の電力効率を示す効率データテーブルと、LED電源の待機電力とが設定される。
【0066】
電力効率特性設定コマンドを受信した照明コントローラ82は、端末器83b及び端末器83cに電力効率特性設定コマンドを送信する。電力効率特性設定コマンドを受信した端末器83bは、照明器具84bのLED電源の効率データテーブルおよび待機電力をメモリ部43に格納する。同様に、端末器83cは、照明器具84cのLED電源の効率データテーブルおよび待機電力をメモリ部33に格納する。
【0067】
電力効率特性及び待機電力を用いて、照明器具84b、84cの消費電力を算出する式を、式2及び式3に示す。
【0068】
【数2】
【0069】
【数3】
【0070】
端末器83b、83cは、式2、3を用いて、光源基準電力を電力効率で補正しても良い。また、照明器具84cが効率データテーブルを記憶しても良い。この場合、照明器具84cが光源基準電力を電力効率で補正し、補正後の光源基準電力を端末器83cに送信しても良い。また、式2、3による補正は照明コントローラ82または管理装置81により行われても良い。
【0071】
図9に示す調光率と電力効率の関係が非線形である場合、数式1に代えて数式2、3を用いることにより、更に精度よく照明器具84b、84cの消費電力を求めることができる。
【0072】
実施の形態3.
図11は、実施の形態3に係る照明制御システム80の通信シーケンスを説明する図である。本実施の形態では、照明器具84cのLED電源のメモリ部13が、光源基準電力、待機電力及び電力効率特性を記憶している。
【0073】
本実施の形態の通信シーケンスは、端末器83a~83cが管理装置81から送信された光源基準電力及び待機電力をそれぞれのメモリ部に格納するまでは、実施の形態1と同様である。
【0074】
端末器83cは更に、照明器具84cに光源基準電力モニタを送信する。照明器具84cは、出荷時からメモリ部13に光源基準電力、待機電力及び電力効率特性を格納している。このうち、光源基準電力及び電力効率特性として、LED電源に接続されるLED部17の様々な組み合わせに対応できるように、複数の値またはデータテーブルが設定されている。
【0075】
光源基準電力モニタを受信した照明器具84cは、調光率と電流電圧計測部14の電流検出値に基づき、接続されているLED部17に対応した光源基準電力を選択する。照明器具84cは、選択した光源基準電力をデータ領域に設定し、端末器83cに光源基準電力応答を送信する。光源基準電力応答を受信した端末器83cは、メモリ部33に光源基準電力を格納する。
【0076】
続いて端末器83cは、照明器具84cに待機電力モニタを送信する。待機電力モニタを受信した照明器具84cは、メモリ部13に格納された待機電力をデータとして、端末器83cに待機電力応答を送信する。待機電力応答を受信した端末器83cは、メモリ部33に待機電力を格納する。
【0077】
端末器83cは、光源基準電力及び待機電力をデータとして、通信線を介して照明コントローラ82に光源基準電力待機電力通知を送信する。光源基準電力待機電力通知を受信した照明コントローラ82は、光源基準電力及び待機電力をメモリに格納する。
【0078】
同様に、図示はされていないが、端末器83cは照明器具84cに電力効率特性モニタを送信する。電力効率特性モニタを受信した照明器具84cは、メモリ部13に格納された電力効率特性をデータとして、端末器83cに電力効率特性応答を送信する。電力効率特性応答を受信した端末器83cは、メモリ部33に電力効率特性を格納する。端末器83cは、電力効率特性をデータとして、通信線を介して照明コントローラ82に電力効率特性通知を送信する。電力効率特性通知を受信した照明コントローラ82は、電力効率特性をメモリに格納する。
【0079】
照明コントローラ82は実施の形態1と同様に、光源基準電力、待機電力および調光率から消費電力を算出する。また、照明コントローラ82は、実施の形態2のように電力効率による補正を行っても良い。
【0080】
本実施の形態では、照明器具84cはLED部17に対応した光源基準電力または電力効率特性のデータテーブルを記憶している。このため、施工者が管理装置81からLED部17の種類を設定する必要がなく、施工手順を簡素化できる。
【0081】
また、本実施の形態では、実施の形態1のように照明器具84cから光源基準電力を取得する際に調光率100%制御をする必要がない。このため、容易に光源基準電力を取得できる。
【0082】
実施の形態4.
図12は、実施の形態4に係る照明制御システム80の通信シーケンスを説明する図である。図12を用いて、照明制御システム80の調光制御及び電力モニタ動作を説明する。まず、壁スイッチから、LAN8を介して照明コントローラ82にスイッチON指令が送信される。このスイッチON指令が、端末器83a~83cに接続された照明器具84a~84cを一斉点灯させる指令である場合について説明する。
【0083】
スイッチON指令を受信した照明コントローラ82は、通信線を介して端末器83a~83cにグループON指令を送信する。端末器83a~83cは、メモリ部に格納されているグループ番号と、グループON指令で通知されたグループ番号とが一致すると、照明器具84a~84cをそれぞれ点灯させる。このとき端末器83b、83cは、LED部17、27を調光点灯させる調光信号を照明器具84b、84cに送信する。
【0084】
照明コントローラ82は、通信線を介して壁スイッチに壁スイッチON表示を送信する。壁スイッチON表示は、照明器具84a~84cがON状態であることを表示部に表示させるコマンドである。壁スイッチON表示を受信した壁スイッチは、該当するスイッチのLEDをON表示となるように点灯させる。
【0085】
管理装置81は、LAN8を介して照明コントローラ82に電力モニタを定期的に送信している。電力モニタを受信した照明コントローラ82は、照明器具84a~84cのON、OFF情報、調光率、光源基準電力及び待機電力を用いて消費電力を算出する。つまり、照明コントローラ82は、予め定められた周期で照明器具84a~84cの消費電力を算出する。照明コントローラ82は、LAN8を介して管理装置81に消費電力を電力応答として送信する。
【0086】
本実施の形態では、照明コントローラ82は照明器具84の消費電力を算出するために必要な情報を有している。このため、消費電力を算出するために端末器83a~83cと通信を行う必要がない。従って、通信量を低減できる。
【0087】
実施の形態5.
図13は、実施の形態5に係る照明制御システム80の通信シーケンスを説明する図である。本実施の形態では、端末器83cが照明器具84cの消費電力を算出する。照明コントローラ82は、予め定められた周期で端末器83cが算出した消費電力を端末器83cから取得する。
【0088】
管理装置81は、LAN8を介して照明コントローラ82に電力モニタを定期的に送信する。電力モニタを受信した照明コントローラ82は、照明器具84a~84cのON,OFF情報、調光率、光源基準電力及び待機電力を用いて消費電力を算出する。ここでは、例えば照明器具84c以外の機器の消費電力を算出する。照明コントローラ82は、LAN8を介して管理装置81に算出した消費電力を電力応答として送信する。
【0089】
さらに、管理装置81は、LAN8を介して照明コントローラ82にデジタル制御ユニット電力モニタを送信する。デジタル制御ユニット電力モニタを受信した照明コントローラ82は、デジタル制御ユニット電力モニタを端末器83cに送信する。デジタル制御ユニット電力モニタを受信した端末器83cは、照明器具84cの消費電力を算出する。
【0090】
ここで、端末器83cは照明器具84cに電力モニタコマンドを送信する。電力モニタコマンドに応じて照明器具84cは、現在の調光率である調光率70%時のLED部17の消費電力を測定する。次に、照明器具84cは、端末器83cに電力応答を送信する。電力応答は、測定した調光率70%時のLED部17の消費電力をデータとして有する。端末器83cは、電力応答で通知された照明器具84cの消費電力である電力値と、待機電力との和から照明器具84cの消費電力を算出する。
【0091】
端末器83cは、算出した消費電力をデータとして、デジタル制御ユニット電力応答を照明コントローラ82に送信する。照明コントローラ82は、受信した照明器具84cの消費電力をデータとして、電力応答を管理装置81に送信する。
【0092】
管理装置81は、電力モニタおよびデジタル制御ユニット電力モニタの送信を定期処理として繰り返す。
【0093】
このように消費電力を算出することにより、照明コントローラ82で実施される演算処理を削減できる。従って、照明コントローラ82の制御負荷を軽減できる。
【0094】
なお、各実施の形態で説明した技術的特徴は適宜に組み合わせて用いてもよい。
【符号の説明】
【0095】
10、20、30、35、40 通信端子、11、21、31、34、41 通信部、12、22、32、42 制御部、13、23、33、43 メモリ部、14、24 電流電圧計測部、15、25 電力制御部、16、26 電源端子、17、27 LED部、44 PWM回路、45 信号端子、80 照明制御システム、81 管理装置、82 照明コントローラ、83 端末器、83a、83b、83c 端末器、84a、84b、84c 照明器具
図1
図2
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図10
図11
図12
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