(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-20
(45)【発行日】2022-04-28
(54)【発明の名称】コンロ
(51)【国際特許分類】
F24C 15/06 20060101AFI20220421BHJP
【FI】
F24C15/06 B
(21)【出願番号】P 2018109916
(22)【出願日】2018-06-08
【審査請求日】2021-05-07
(73)【特許権者】
【識別番号】000112015
【氏名又は名称】株式会社パロマ
(74)【代理人】
【識別番号】100104178
【氏名又は名称】山本 尚
(74)【代理人】
【識別番号】100174344
【氏名又は名称】安井 雅俊
(72)【発明者】
【氏名】川田 剛司
【審査官】吉澤 伸幸
(56)【参考文献】
【文献】実開昭60-035121(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2016/0334113(US,A1)
【文献】特開2012-047411(JP,A)
【文献】特開平09-026144(JP,A)
【文献】特開昭62-217023(JP,A)
【文献】特開平09-303793(JP,A)
【文献】実開昭55-072017(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24C 15/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
後板部と、前記後板部の左右両端側から前側に延びる一対の側板部と、前記一対の側板部の夫々の下端部のうち少なくとも前端側同士を繋げる底板部とを備える筐体と、前記筐体の前側に装着されるフロントパネルとを備えたコンロにおいて、
前記一対の側板部のうち少なくとも一方の前端部には、前後方向に開口する被係合孔が設けられ、
前記フロントパネルは、
パネル本体部と、
前記パネル本体部の左右の外側部、若しくは片方の外側部と連結するエンドピースと
を備え、
前記エンドピースは、
前記パネル本体部の前記外側部と対向する第一対向部と、
前記側板部の前記前端部と対向する第二対向部と、
前記第一対向部から前記外側部側に向けて突出し、前記外側部に設けられた固定孔に遊びを有する状態で固定される固定部と、
前記第二対向部から前記側板部の前記前端部側に向けて突出し、前記被係合孔に係合される係合部と
を備えたことを特徴とするコンロ。
【請求項2】
前記固定部は、前記外側部の上下方向中央部よりも上部又は下部に寄った位置に設けられること
を特徴とする請求項1に記載のコンロ。
【請求項3】
前記固定部は、
前記第一対向部から前記外側部側に向けて延びる延設部と、
前記延設部の先端部から前側に延び、前記外側部の内側で前記固定孔の縁部に当接して抜け止めされた状態で固定する抜け止め部と
を備え、
前記延設部の延設方向の長さは、前記外側部の厚みよりも長いこと
を特徴とする請求項1又は2に記載のコンロ。
【請求項4】
前記フロントパネルが装着された前記筐体の上部に固定された天板を備え、
前記天板は、
前端部のうち少なくとも左右の両角部から下方に垂下する垂下部を備え、
前記垂下部は、前記エンドピースの上端部を覆うように配置されること
を特徴とする請求項1から3の何れかに記載のコンロ。
【請求項5】
前記コンロは、前記筐体の内側にグリル庫が設置されるコンロであって、
前記パネル本体部は、
前記グリル庫の前側に設けられたグリル開口を開閉するグリル扉を配置する為の開口部を備えたこと
を特徴とする請求項1から4の何れかに記載のコンロ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンロに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、テーブルコンロの筐体は、後板部と、後板部の左右両端側から前側に延びる一対の側板部と、一対の側板部の夫々の下端部のうち少なくとも前端側同士を繋げる底板部とを備える。筐体の前側には、フロントパネルが装着される。フロントパネルの所要位置には、後方に向けて突出する係合部が設けられる。一対の側板部の前端部には、前後方向に開口する被係合孔が設けられる。フロントパネルの係合部を、被係合孔に差し入れて係合させることで、フロントパネルが筐体の前面に装着される。このような構造を有するコンロにおいて、例えば、全ての係合部を効率的に被係合孔に差し入れる為に、一旦、フロントパネルの下側を底部に引っ掛け、そこを中心として、筺体の前面を閉じるようにフロントパネルを回転させることによって、全ての係合部を被係合孔に係合させるコンロが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のコンロにおいて、フロントパネルと筐体との間に僅かな寸法誤差が生じた場合であっても、係合部が被係合孔に嵌り難くなることから、フロントパネルの組み付けが困難となる場合があった。それ故、フロントパネルに高い精度が要求されることから、歩留まりの面でも問題があった。
【0005】
本発明の目的は、フロントパネルを容易に組み付けることができるコンロを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1のコンロは、後板部と、前記後板部の左右両端側から前側に延びる一対の側板部と、前記一対の側板部の夫々の下端部のうち少なくとも前端側同士を繋げる底板部とを備える筐体と、前記筐体の前側に装着されるフロントパネルとを備えたコンロにおいて、前記一対の側板部のうち少なくとも一方の前端部には、前後方向に開口する被係合孔が設けられ、前記フロントパネルは、パネル本体部と、前記パネル本体部の左右の外側部、若しくは片方の外側部と連結するエンドピースとを備え、前記エンドピースは、前記パネル本体部の前記外側部と対向する第一対向部と、前記側板部の前記前端部と対向する第二対向部と、前記第一対向部から前記外側部側に向けて突出し、前記外側部に設けられた固定孔に遊びを有する状態で固定される固定部と、前記第二対向部から前記側板部の前記前端部側に向けて突出し、前記被係合孔に係合される係合部とを備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項2のコンロは、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記固定部は、前記外側部の上下方向中央部よりも上部又は下部に寄った位置に設けられるとよい。
【0008】
請求項3のコンロは、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記固定部は、前記第一対向部から前記外側部側に向けて延びる延設部と、前記延設部の先端部から前側に延び、前記外側部の内側で前記固定孔の縁部に当接して抜け止めされた状態で固定する抜け止め部とを備え、前記延設部の延設方向の長さは、前記外側部の厚みよりも長いのがよい。
【0009】
請求項4のコンロは、請求項1から3の何れかに記載の発明の構成に加え、前記フロントパネルが装着された前記筐体の上部に固定された天板を備え、前記天板は、前端部のうち少なくとも左右の両角部から下方に垂下する垂下部を備え、前記垂下部は、前記エンドピースの上端部を覆うように配置されるのがよい。
【0010】
請求項5のコンロは、請求項1から4の何れかに記載の発明の構成に加え、前記コンロは、前記筐体の内側にグリル庫が設置されるコンロであって、前記パネル本体部は、前記グリル庫の前側に設けられたグリル開口を開閉するグリル扉を配置する為の開口部を備えるとよい。
【発明の効果】
【0011】
請求項1のコンロによれば、エンドピース側の固定部を、パネル本体部の固定孔に対して遊びを有する状態で固定するので、パネル本体部とエンドピースとの間に多少の寸法誤差、組み付け誤差が生じたとしても、それを吸収できる。これにより、フロントパネルを筐体に装着する際に、エンドピースの自由度がある程度確保されるので、仮に寸法誤差が生じたとしても、エンドピースを容易に筐体側に組み付けることができる。よって、フロントパネルの歩留まりの面でも有利である。
【0012】
請求項2のコンロによれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、固定部は、外側部の上下方向中央部よりも上部又は下部に寄った位置に設けられる。これにより、上下方向中央部に設けた場合に比べ、パネル本体部に対して、エンドピースの位置に遊びを形成し易い。これにより、コンロは、パネル本体部とエンドピースとの間に生じた組み付け誤差を、エンドピースの遊びで十分に吸収できる。
【0013】
請求項3のコンロによれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、延設部の延設方向の長さは、外側部の厚みよりも長いので、固定孔に対して固定部に遊びを容易に設けることができる。
【0014】
請求項4のコンロによれば、請求項1から3の何れかに記載の発明の効果に加え、エンドピースの上端部は、天板の垂下部により保持された状態にできるので、エンドピースが筐体から脱落するのを防止できる。
【0015】
請求項5のコンロによれば、請求項1から4の何れかに記載の発明の効果に加え、グリル庫が無いコンロだけでなく、グリル庫を有するコンロにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図4】筐体2の内側を左斜め後方から見下ろした斜視図である。
【
図6】天板と右エンドピースを取り外したコンロ1の斜視図である。
【
図22】筐体2の前面下部に対し、傾斜したパネル本体部61の下端部を引っ掛けた状態を右方から見た図である。
【
図23】
図22の状態から下端部を中心にパネル本体部61を回動させ、筐体2の前面側に取り付ける状態を右方から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態を説明する。以下に記載されている装置の構造などは、特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。以下説明は、図中に矢印で示す左右、前後、上下を使用する。
【0018】
図1~
図8を参照し、コンロ1の外観構造を説明する。
図1,
図2に示すように、コンロ1は、グリル無しの二口のテーブルコンロである。コンロ1は、筐体2と天板3を備える。筐体2は、上部が開口する略直方体状に形成される(
図3参照)。天板3は、筐体2の開口する上部に螺子止め固定される。天板3の右側と左側には、円形状の一対のバーナ開口部(図示略)が設けられる。天板3上において、それらバーナ開口部の夫々の内側を上下方向に挿通するように、筐体2内に設けられた右コンロ4と左コンロ6(
図3参照)が設置される。天板3の外周部には、下方に垂下する垂下部31が設けられる。
【0019】
図3,
図4,
図8に示すように、筐体2は、筐体本体部20、底板部24、上板部25を備える。筐体本体部20は、前側が開口する平面視略U字形状に形成される。筐体本体部20は板金部材で形成され、右板部21、左板部22、後板部23を備える。右板部21及び左板部22は、側面視前後方向に長い略矩形状に形成される。後板部23は、背面視左右方向に長い略矩形状に形成され、右板部21及び左板部22の夫々の後端部同士を繋いでいる。底板部24は板金部材であって、右板部21の前端部の下部と、左板部22の前端部の下部との間に渡設される。
【0020】
上板部25は板金部材であって、左右方向に略直線状に延び、右板部21の前端部の上部と、左板部22の前端部の上部との間に渡設される。上板部25と、底板部24の前端部との間には、二本の縦梁部27,28(
図8参照)が立設される。縦梁部27は、筐体2の左右方向において右コンロ4の左側に相対する位置に配置される。縦梁部28は、筐体2の左右方向において左コンロ5の右側に相対する位置に配置される。縦梁部27,28は、上板部25の左右両側を除く中央部分を支持する。それ故、上板部25は、中央部分が下方に撓むのを防止できる。
【0021】
図1~
図3に示すように、筐体2の開口する前側には、フロントパネル60が装着される。フロントパネル60は、パネル本体部61、右エンドピース71、左エンドピース81の三つの部品で構成される。パネル本体部61は板金部材で形成され、筐体本体部20の前面部の左右両側を除く中央部に装着される。右エンドピース71及び左エンドピース81は樹脂で形成される。右エンドピース71は、筐体2の右前角部に装着され、パネル本体部61の右側に配置される。左エンドピース81は、筐体2の左前角部に装着され、パネル本体部61の左側に配置される。なお、本実施形態において、後述するように、パネル本体部61の右端部及び左端部に対して、右エンドピース71及び左エンドピース81は、遊びを設けた状態で夫々固定される。
【0022】
パネル本体部61の前面部において、右側下部には、操作ボタン11が設けられ、左側下部には、操作ボタン12が設けられる。操作ボタン11を押し込むと、右コンロ4が点火され、再度押し込むと消火される。操作ボタン12を押し込むと、左コンロ5が点火され、再度押し込むと消火される。操作ボタン12の左隣には、電池ボックス15が手前に引き出し可能に設けられる。電池ボックス15は、コンロ1に電源を供給する乾電池(図示略)を格納する。電池ボックス15の直上には、乾電池の電圧低下を報知する為のLED17が設けられる。操作ボタン11の上方には、切替スイッチ16が設けられる。切替スイッチ16は、右コンロ4及び左コンロ5が自動消火するまでの時間設定の変更に用いられる。
【0023】
操作ボタン11の上方には、火力調節レバー11Aが設けられる。操作ボタン12の上方には、火力調節レバー12Aが設けられる。火力調節レバー11Aは、パネル本体部61の後方に設けられた後述する点滅装置18(
図8参照)のブラケットに軸支される。火力調節レバー11Aは、ブラケットを中心とする左右方向の回動操作により、点滅装置18を操作し、右コンロ4の火力調節を行う。火力調節レバー12Aは、パネル本体部61の後方に設けられた後述する点滅装置19(
図8参照)のブラケットに軸支される。火力調節レバー12Aは、ブラケットを中心とする左右方向の回動操作により、点滅装置19を操作し、左コンロ5の火力調節を行う。
【0024】
操作ボタン11の直下には、ロック操作部11Bが設けられる。操作ボタン12の直下には、ロック操作部12Bが設けられる。ロック操作部11Bを点火許容位置からロック位置にスライド移動させると、操作ボタン11の押下が制限され、点火操作が不能になる。ロック操作部12Bを点火許容位置からロック位置にスライド移動させると、操作ボタン12の押下が制限され、点火操作が不能になる。
【0025】
図8を参照し、筐体2の内部構造を説明する。筐体2の内部右側には、右コンロ4が支持され、上面左側には、左コンロ5が支持される。底板部24の上面右側には、点滅装置18が螺子止め固定され、上面左側には、点滅装置19が螺子止め固定される。点滅装置18は、操作ボタン11の後方、且つ右コンロ4の前方に位置する。点滅装置19は、操作ボタン12の後方、且つ左コンロ5の前方に位置する。
【0026】
点滅装置18は、図示しないガス流路、電磁弁、ニードル弁、火力調節レバー11A等を備える。点滅装置18は、操作ボタン11の押し込み操作により、ガス流路に設けられた電磁弁を開閉する。点滅装置18は、火力調節レバー11Aをブラケット(図示略)で左右方向に回動可能に軸支する。点滅装置18は、火力調節レバー11Aの左右方向の回動操作により、ニードル弁の開度を調節し、右コンロ4へのガス供給量を調節する。点滅装置19も、点滅装置18と同様に、図示しないガス流路、電磁弁、ニードル弁、火力調節レバー12A等を備える。点滅装置19は、操作ボタン12の押し込み操作により、ガス流路に設けられた電磁弁を開閉する。点滅装置19は、火力調節レバー12Aをブラケット(図示略)で左右方向に回動可能に軸支する。点滅装置19は、火力調節レバー12Aの左右方向の回動操作により、ニードル弁の開度を調節し、左コンロ5へのガス供給量を調節する。
【0027】
図8を参照し、上板部25及び底板部24の形状を具体的に説明する。上板部25は、後方に向けて開口する側面視略コの字型に形成され(
図5,
図8参照)、上面部251、前面部252、下面部253を備える。上板部25を前方から見た場合に、前面部252の右側であって、点滅装置18の前方の位置には、開口部254が設けられる。前面部252の左側であって、点滅装置19の前方の位置には、開口部255が設けられる。開口部254,255は、左右方向に長い矩形状に形成される。開口部254に対して、点滅装置18の火力調節レバー11Aが挿通し、前方に突出する。開口部255に対して、点滅装置19の火力調節レバー12Aが挿通し、前方に突出する。上面部251の左右方向略中央部には、固定孔256が設けられる。上面部251の右側であって開口部254の近傍には、一対の固定孔257が設けられる。上面部251の左側であって、開口部255の近傍には、一対の固定孔258が設けられる。上面部251の後端部には、後方に対して斜め上方に突出する突出片259が設けられる。
【0028】
底板部24は、平面視左右方向に長い略矩形状に形成される。底板部24の前端部であって、縦梁部27よりも右側の部位には、2つの突出片29(
図5,
図8参照)が互いに離間して設けられ、縦梁部28よりも左側の部位にも、2つの突出片29(
図8参照)が互いに離間して設けられる。これら4つの突出片29は、正面視横長の略矩形状に形成され、前方に対して斜め上方に傾斜して突出する。これら4つの突出片29に対して、パネル本体部61の下端部に設けられた後述する4つの差込孔661が引っ掛けられる(
図5,
図14参照)。
【0029】
図5、
図7、
図8を参照し、右板部21及び左板部22の前端部の構造を説明する。右板部21の前端部には、固定片211が設けられる。固定片211は、右板部21の前端部から左側方に突出する。固定片211は、被係合孔215,216を備える。被係合孔215は、固定片211の上下方向略中央部分に設けられる。被係合孔216は、固定片211の下側部分に設けられる。被係合孔215,216は、固定片211を前後方向に貫通し、且つ上下方向に延びるスリット状に形成される。被係合孔215の上半分のスリット幅は細く、下半分のスリット幅は上半分のスリット幅よりも太い。その逆に、被係合孔216の下半分のスリット幅は細く、上半分のスリット幅は下半分のスリット幅よりも太い。これら被係合孔215,216には、右エンドピース71に設けられた後述する二つの係合片77A,77Bが差し込まれて係合する(
図5参照)。
【0030】
一方、左板部22の前端部には、固定片221が設けられる。固定片221は、左板部22の前端部から右側方に突出する。固定片221は、被係合孔225,226を備える。被係合孔225,226の位置、形状は、固定片211に設けられた被係合孔215,216と同様である。これら被係合孔225,226には、左エンドピース81に設けられた後述する二つの係合片が差し込まれて係合する。
【0031】
図9~
図14を参照し、パネル本体部61の構造を説明する。パネル本体部61は、正面視横長の略長方形状に形成され、例えば、板金部材を屈曲して形成される。パネル本体部61は、前面部62、上側部63、上側固定部64、下側部65、下側引掛部66、右側部67、左側部(図示略)等を備える。
【0032】
前面部62は、正面視横長の略矩形状に形成され、上側から下側にかけて、前方に対して斜め下方に傾斜する(
図13参照)。前面部62は、ボタン用開口部611,612、ボックス用開口部613、LED用小孔617、スイッチ用開口部618等を備える。
【0033】
ボタン用開口部611は、前面部62の右側下部で、且つ後述する下側部65の上端部を跨ぐようにして設けられる。ボタン用開口部611は、点滅装置18(
図8参照)の前方に位置する。ボタン用開口部612は、前面部62の左側下部で、且つボタン用開口部611と同一高さ位置に設けられる。ボタン用開口部612は、点滅装置19(
図8参照)の前方に位置する。ボタン用開口部611,612は、正面視略矩形状に形成される。ボタン用開口部611の内側には、操作ボタン11が取り付けられ、後方に押し込み可能に軸支される。ボタン用開口部612の内側には、操作ボタン12が取り付けられ、後方に押し込み可能に軸支される。ボックス用開口部613は、ボタン用開口部612の左側で、且つボタン用開口部611,612と同一高さ位置に設けられる。ボックス用開口部613は正面視略矩形状に形成される。ボックス用開口部613の内側には、電池ボックス15(
図1参照)が手前方向に引き出し可能に収納される。LED用小孔617は、ボタン用開口部612の左角部の上方に設けられる。LED用小孔617は、正面視円形状の小孔である。LED用小孔617の内側には、LED17(
図1参照)が後方から挿入される。
【0034】
上側部63は、前面部62の上端部から垂直上方に突出し、正面視左右方向に長い細幅の略矩形状に形成される。上側部63は、右側開口部631と左側開口部632を備える。右側開口部631は、上側部63の右側で、且つボタン用開口部611の上方に設けられる。左側開口部632は、上側部63の左側で、且つボタン用開口部612の上方に設けられる。右側開口部631及び左側開口部632は、左右方向に長い矩形状に形成され、筐体2の上板部25に設けられた開口部254,255(
図8参照)の夫々の位置に対応する。火力調節レバー11Aは、開口部254及び右側開口部631を介して前方に突出する。火力調節レバー12Aは、開口部255及び左側開口部632を介して前方に突出する。それ故、使用者は、フロントパネル60の前面側において、火力調節レバー11A,12Aを水平方向に回動操作できる。
【0035】
上側固定部64は、上側部63の上端部から後方に突出する。
図11に示すように、上側固定部64の左右方向中央部の後方への突出長は、左右両側部の後方への突出長よりも短い。左右両側部の後方への各突出長は互いに同一である。上側固定部64の中央部には、後方に突出する突出部641が設けられる。突出部641の中央には、固定孔642が設けられる。上側固定部64の右側部には、二つの固定孔643が左右方向に間隔を空けて設けられる。上側固定部64の左側部分にも、二つの固定孔644が左右方向に間隔を空けて設けられる。上側固定部64は、筐体2の上板部25の上面部251の上面に配置され、螺子止め固定される。
【0036】
下側部65は、前面部62の下端部から前方が凸となるように円弧状に湾曲し、後方に対して斜め下方に傾斜する(
図13参照)。下側部65は、正面視横長の略矩形状に形成され、パネル本体部61の正面の下側部分を形成する。下側部65は、ロック用開口部651,652を備える。ロック用開口部651は、ボタン用開口部611の下方に設けられる。ロック用開口部651には、ロック操作部11B(
図1参照)が後方から挿入される。ロック用開口部652は、ボタン用開口部612の下方に設けられる。ロック用開口部652には、ロック操作部12B(
図1参照)が後方から挿入される。
【0037】
下側引掛部66は、下側部65の下端部から後方に突出する。下側引掛部66の左右方向中央部分の後方への突出長は、左右両側部分の後方への突出長よりも長い。左右両側部分の後方への各突出長は同一である。下側引掛部66の右側部分には、二つの差込孔661が設けられる(
図14参照)。下側引掛部66の左側部分にも、二つの差込孔661が設けられる。これら4つの差込孔661は、左右方向に長いスリット状に形成される。
【0038】
図9,
図13に示すように、右側部67は、前面部62の右端部から後方に突出して設けられる。右側部67は、右側面視略台形状に形成される。右側部67は、固定孔671,672を備える。固定孔671は、右側部67の上部に設けられ、左右方向に貫通する。固定孔671は縦長の略矩形状に形成される。固定孔672は、固定孔671の下方に設けられ、左右方向に貫通する。固定孔672は、略矩形状に形成される。右側部67は、上側リブ675と下側リブ676をさらに備える。上側リブ675は、右側部67の上部に接続する。上側リブ675は、前面部62の右端部と上側部63の右端部との接続部分に沿って設けられる。上側リブ675は、後方に突出し、右側面視略帯状に形成される。下側リブ676は、右側部67の下部に接続する。下側リブ676は、下側部65の右端部に沿って設けられる。下側リブ676は、後方に突出し、右側面視略帯状に形成される。
【0039】
下側リブ676の上部と、右側部67の下部との接続部分には、略円弧状の切り込み部677が設けられる。これにより、右側部67と前面部62の右端部との接続部分が短くなるので、右側部67に対して外部から応力が掛けられたとき、前面部62に対して右側部67を適宜撓ませることができる。なお、左側部(図示略)は、前面部62の左端部から後方に突出して設けられる。左側部は、右側部67と左右対称形状を備えるので、説明を省略する。
【0040】
図15~
図21を参照し、右エンドピース71の構造を説明する。なお、左エンドピース81は、右エンドピース71と左右対称構造であるので、説明を省略する。右エンドピース71は樹脂製であり、正面視上下方向に長い棒状に形成される(
図16参照)。右エンドピース71の内側は空洞になっており、左側方及び後方に向けて開口する(
図19~
図21参照)。右エンドピース71は、前面部72、上側部73、下面部74、右側面部75、上面部76等を備える。
【0041】
前面部72は、正面視上下方向に延びる細長の略矩形状に形成され、上側から下側にかけて、前方に対して斜め下方に傾斜する(
図18,
図19参照)。前面部72の傾斜角度は、パネル本体部61の前面部62の傾斜角度(
図13参照)と同一に揃えるとよい。上側部73は、前面部72の上端部から垂直上方に突出する。上側部73の上下方向の長さは、パネル本体部61の上側部63の上下方向の長さ(
図13参照)と揃えるとよい。下面部74は、前面部72の下端部から前方が凸となるように円弧状に湾曲し、後方に対して斜め下方に傾斜する。下面部74の傾斜角度は、パネル本体部61の下側部65の傾斜角度(
図13参照)と同一に揃えるとよい。下面部74の下端部には、後方に突出する突起部80(
図18~
図20参照)が設けられる。
【0042】
図17~
図19,
図21に示すように、右側面部75は、右側面視上下方向に長い略矩形状に形成され、前面部72の右端部と、上側部73の右端部と、下面部74の右端部とに対して円弧状に滑らかに接続し、且つ後方に突出する。右側面部75の前端部は、前方に対して凸となる右側面視略L字状に形成され、後端部は、上側から下側にかけて、前方に対して斜め下方に傾斜する。上面部76は、上側部73の上端部と、右側面部75の上端部とに接続し、平面視略矩形状に形成される。上面部76の前側部分には、上方に突出する突出部76Aが設けられる。
【0043】
図19,
図20に示すように、右エンドピース71はさらに、二つの係合片77A,77B、三つの固定片78A,78B,78C、突出片79を備える。係合片77A,77Bは、右側面部75の後端部に設けられ、後方に突出する。係合片77Aは、右側面部75の後端部の長手方向略中央部に設けられる。係合片77Bは、係合片77Aの下方に設けられる。固定片78A,78Bは、前面部72の左端部に設けられる。固定片78Aは、上側部73の左端部の上部に設けられる。固定片78Bは、固定片78Aの下方で、且つ前面部72の左端部の上部に設けられる。固定片78Cは、下面部74の左端部に設けられる。
【0044】
これら固定片78A,78B,78Cは、左方に突出し、且つ先端部が前方に屈曲する平面視略L字状に形成される。例えば、
図5,
図21に示すように、固定片78Bは、延設部781と抜け止め部782を備える。延設部781は、前面部72の左端部から左方に向けて延びる部分である。抜け止め部782は、延設部781の先端部から前側に延びる部分である。延設部781は、パネル本体部61の右側部67の板厚よりもやや長い。延設部781の長さと、右側部67の板厚との差分は、固定孔672と固定片78Bとの間に遊びを生じさせる。なお、固定片78A,78Cも、固定片78Bと同様の形状を備える。突出片79は、前面部72の左端部において、固定片78Aと78Bの間に設けられる。突出片79は、前面部72の左端部から後方に突出し、該突出する後端部には、屈曲部79Aが設けられる。屈曲部79Aは、左側が凸となるように略L字状に屈曲する。
【0045】
図22,
図23を参照し、パネル本体部61を筐体2の前面部に装着する工程を説明する。作業者は、
図8の状態の筐体2を作業台上に載置する。
図22に示すように、作業者は、パネル本体部61の下端部に設けられた4つの差込孔661(
図14参照)に、筐体2の底板部24の前端部に設けられた4つの突出片29(
図8,
図22,
図23参照)を挿入して引っ掛け、パネル本体部61の下端部と底板部24を連結させる。このとき、パネル本体部61は、上側が前方に傾いた状態となる。次いで、パネル本体部61を、差込孔661及び突出片29を中心として、筐体2の開口する前面部を閉じるように回転させる。
【0046】
そして、
図23に示すように、パネル本体部61の上側固定部64を、筐体2の上板部25の上面部251の上面に重ねる。このとき、上側固定部64の中央の固定孔642(
図11参照)は、上面部251の中央の固定孔256(
図8参照)上に配置される。上側固定部64の右側の二つの固定孔643(
図11参照)は、上面部251の右側の二つの固定孔257(
図8参照)上に配置される。上側固定部64の左側の二つの固定孔644(
図11参照)は、上面部251の左側の二つの固定孔258(
図8参照)上に配置される。作業者は、固定孔642と固定孔256に螺子90を挿入して締結し、固定孔643と固定孔257に螺子90を挿入して締結し、固定孔644と固定孔258に螺子90を挿入して締結する。このようにして、作業者は、パネル本体部61を、筐体2の前面部に対して容易に固定できる(
図6参照)。
【0047】
次に、右エンドピース71を筐体2の右前角部に装着する工程を説明する。
図7に示すように、筐体2の前面部にパネル本体部61が装着された状態では、パネル本体部61の右側において、筐体2の右板部21の固定片211が前方に向けて配置される。パネル本体部61の右側部67は、固定片211の左端部の位置で、右方に向けて配置される。それ故、筐体2の右前角部は、固定片211及び右側部67により、平面視略L字の切欠き状に形成される。作業者は、右エンドピース71を上下方向に立て、右エンドピース71の上面部76に設けられた突出部76Aを、筐体2の上板部25における下面部253の後方側の空間に下方から差し込み、筐体2の右前角部に位置決めする。このとき、右板部21の固定片211に対し、右エンドピース71の右側面部75の後端部が対向する。パネル本体部61の右側部67に対し、右エンドピース71の前面部72の左端部が対向する。下面部74に設けられた突起部80は、筐体2の底板部24の上面に配置する(
図5参照)。
【0048】
次いで、作業者は、
図5に示すように、右板部21の固定片211に設けられた被係合孔215,216に対し、右エンドピース71の右側面部75の後端部に設けられた係合片77A,77Bを前方から差し込んで係合させる。これにより、右エンドピース71の前後方向における位置決めがなされる。そして、
図5に示すように、パネル本体部61の右側部67に設けられた固定孔671に対し、右エンドピース71の前面部72の左端部に設けられた突出片79の屈曲部79Aを右方から落着させる。
【0049】
さらに、パネル本体部61の右側部67に設けられた固定孔672に対し、右エンドピース71の前面部72の左端部に設けられた固定片78Bを、遊びを有する状態で右方から係合させる。このとき、固定片78Bの延設部781は、固定孔672に挿入される。抜け止め部782は、右側部67の内側で、固定孔672の縁部に左方から当接して抜け止めされる。上記したように、延設部781の長さは、右側部67の板厚よりも長い。これにより、固定片78Bは、固定孔672の縁部に対して遊びを設けた状態で係合できる。
【0050】
さらに、パネル本体部61の右側部67の上方に設けられた上側リブ675に対し、右エンドピース71の前面部72の左端部に設けられた固定片78Aを、遊びを有する状態で右方から係合させる。パネル本体部61の右側部67の下方に設けられた下側リブ676に対し、右エンドピース71の前面部72の左端部に設けられた固定片78Cを、遊びを有する状態で右方から係合させる。これにより、パネル本体部61に対して、右エンドピース71が遊びを有する状態で接続される。
【0051】
ここで、右エンドピース71の左端部に設けられた突出片79の屈曲部79Aは、パネル本体部61の右側部67に設けられた固定孔671に右方から落着する。右側部67は、突出片79の屈曲部79Aによって左方に付勢される。右側部67は、適宜撓むことができる。これにより、右エンドピース71は、パネル本体部61に対してがたつくことなく、位置が固定される。このようにして、右エンドピース71は、筐体2の右前角部に装着される(
図1~
図3,
図5参照)。
【0052】
このようにして、本実施形態においては、右エンドピース71の固定片78A~78Cを、パネル本体部61の固定孔671、上側リブ675、下側リブ676に対して遊びを設けた状態で固定できる。これにより、コンロ1は、パネル本体部61と右エンドピース71との間に多少の寸法誤差、組み付け誤差が生じたとしても、右エンドピース71の遊びでそれを吸収できるので、フロントパネル60を容易に組み付けることができる。また、一枚で構成された従来のフロントパネルと比較して、パネル本体部61、右エンドピース71、左エンドピース81に高い精度が要求されないので、フロントパネル60の製造上における歩留まりを向上できる。
【0053】
また、右エンドピース71の固定片78A~78Cは、右エンドピース71の左端部の上下方向中央部よりも上部又は下部に寄った位置に夫々設けられる。これにより、上下方向中央部に設けた場合に比べ、パネル本体部61に対して、右エンドピース71の位置に遊びを形成し易い。これにより、コンロ1は、パネル本体部61と右エンドピース71との間に生じた組み付け誤差を、右エンドピース71の遊びで十分に吸収できる。
【0054】
そして、
図3に示すように、左エンドピース81も、右エンドピース71と同様の方法に、筐体2の左前角部に装着する。このようにして、筐体2の前面部に、フロントパネル60が装着される。次いで、作業者は、天板3を、筐体2の開口する上部を覆うように、螺子止め固定する。この状態で、天板3の外周部においては、垂下部31が、右エンドピース71及び左エンドピース81の夫々の上端部を覆うように配置される。これにより、右エンドピース71及び左エンドピース81の夫々の上端部は、天板3の垂下部31により保持される。よって、コンロ1は、右エンドピース71及び左エンドピース81が筐体2から脱落するのを防止できる。
【0055】
以上説明したように、本実施形態のコンロ1は、筐体2を備える。筐体2は、右板部21、左板部22、後板部23、底板部24、上板部25を備える。筐体2の開口する前面部には、フロントパネル60が装着される。右板部21及び左板部22の夫々の前端部には、固定片211が設けられ、該固定片211には、前後方向に開口する被係合孔215,216が設けられる。フロントパネル60は、パネル本体部61、右エンドピース71、左エンドピース81を備える。右エンドピース71及び左エンドピース81は、パネル本体部61の右側部67及び左側部と連結する。右エンドピース71の左端部は、パネル本体部61の右側部67と対向する。右エンドピース71の後端部は、右板部21の前端部に設けられた固定片211と対向する。
【0056】
右エンドピース71の左端部には、三つの固定片78A~78Cが設けられる。固定片78A~78Cは、パネル本体部61の右側部67側である左方に突出し、右側部67に設けられた固定孔672、上側リブ675、下側リブ676に遊びを有する状態で係合して固定される。右エンドピース71の後端部には、二つの係合片77A,77Bが設けられる。係合片77A,77Bは、右板部21の固定片211側に向けて突出し、固定片211に設けられた被係合孔215,216に差し込まれて係合される。これにより、パネル本体部61と右エンドピース71との間に多少の寸法誤差、組み付け誤差が生じたとしても、それを吸収できる。左エンドピース81においても同様である。これにより、フロントパネル60を筐体2に装着する際に、右エンドピース71及び左エンドピース81の自由度がある程度確保されるので、仮に寸法誤差が生じたとしても、右エンドピース71及び左エンドピース81を容易に筐体2側に固定できる。
【0057】
上記説明において、右板部21及び左板部22は、本発明の「一対の側板部」の一例である。被係合孔215,216は、本発明の「被係合孔」の一例である。パネル本体部61の右側部67は、本発明の「外側部」の一例である。右側部67の固定孔672は、本発明の「固定孔」の一例である。右エンドピース71の前面部72の左端部は、本発明の「第一対向部」の一例であり、右側面部75の後端部は、本発明の「第二対向部」の一例である。右エンドピース71の固定片78Bは、本発明の「固定片」の一例である。固定片78A,78B,78Cは、本発明の「係合部」の一例である。
【0058】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。上記実施形態のコンロ1はテーブルコンロであるが、ビルトインコンロであってもよい。コンロ1は、グリルの無いコンロであるが、グリルを備えていてもよい。コンロ1は、右コンロ4と左コンロ5を天板3上に備える二口のコンロであるが、天板3上に設けるコンロの数は、これに限定されない。
【0059】
また、
図24に示すように、グリル付きのコンロ100の場合、筐体2の内側中央部にはグリル庫が設置される。コンロ100の天板3の上面奥側には、グリル排気口7が設けられる。筐体2の前面部には、フロントパネル600が装着される。フロントパネル600は、パネル本体部610、右エンドピース71、左エンドピース81を備える。右エンドピース71及び左エンドピース81は、上記実施形態と同一である。パネル本体部610は、上記実施形態の操作ボタン11,12、電池ボックス15、切替スイッチ16、LED17等に加え、グリルバーナの点火及び消火用の操作ボタン13を備える。さらに、パネル本体部610は、左右方向中央部に、グリル用の開口部615を備える。開口部615の内側には、グリル扉8が配置される。グリル扉8は、前後方向に移動可能に設けられ、グリル庫の前側に設けられたグリル開口を開閉する。このようなコンロ100においても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0060】
上記実施形態のフロントパネル60は、パネル本体部61の左右両側に、右エンドピース71及び左エンドピース81を備えているが、例えば、パネル本体部61の片側のみにエンドピースを備えていてもよい。
【0061】
上記実施形態の右エンドピース71は、三つの固定片78A,78B,78Cを備えているが、固定片の数はこれに限定されない。また、右エンドピース71は、二つの係合片77A,77Bを備えているが、係合片の数もこれに限定されない。
【符号の説明】
【0062】
1 コンロ
2 筐体
3 天板
20 筐体本体部
21 右板部
22 左板部
23 後板部
24 底板部
31 垂下部
60 フロントパネル
61 パネル本体部
67 右側部
71 右エンドピース
77A,77B 係合片
78A,78B,78C 固定片
81 左エンドピース
211 固定片
215,216 被係合孔
671,672 固定孔
781 延設部
782 抜け止め部