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  • 特許-収穫機高効率熱利用装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-20
(45)【発行日】2022-04-28
(54)【発明の名称】収穫機高効率熱利用装置
(51)【国際特許分類】
   A01D 75/00 20060101AFI20220421BHJP
   A01F 12/46 20060101ALI20220421BHJP
【FI】
A01D75/00 Z
A01F12/46
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2022004367
(22)【出願日】2022-01-14
【審査請求日】2022-01-14
(31)【優先権主張番号】202111317381.2
(32)【優先日】2021-11-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521296948
【氏名又は名称】李 明
(74)【代理人】
【識別番号】110002468
【氏名又は名称】特許業務法人後藤特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】李 明
(72)【発明者】
【氏名】黄 晶晶
(72)【発明者】
【氏名】戴 思慧
(72)【発明者】
【氏名】許 永偉
(72)【発明者】
【氏名】胡 鶴鳴
(72)【発明者】
【氏名】張 洪鐸
(72)【発明者】
【氏名】肖 旭
(72)【発明者】
【氏名】文 朝武
(72)【発明者】
【氏名】黄 金其
(72)【発明者】
【氏名】張 良
(72)【発明者】
【氏名】熊 昊
【審査官】吉田 英一
(56)【参考文献】
【文献】実開昭52-150562(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2010/0307120(US,A1)
【文献】米国特許第4209918(US,A)
【文献】中国特許出願公開第103875355(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01D 75/00
A01F 12/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
収穫機に用いられる収穫機高効率熱利用装置であって、
農作物の穀物を乾燥させる乾燥室と、
前記乾燥室と連通される管と、
前記収穫機のエンジンの排気ガス排出口と連通されるように前記管に設けられる第1熱交換器と、
前記農作物の茎葉を燃焼する燃焼室と、
前記燃焼室の高温ガス排出口と連通されるように前記管に設けられる第2熱交換器と、
前記第1熱交換器及び前記第2熱交換器によって熱交換された気体を前記管を通じて前記乾燥室に導く第1送風機と、を備える、
収穫機高効率熱利用装置。
【請求項2】
請求項1に記載の収穫機高効率熱利用装置であって、
前記乾燥室は、内周面に螺旋搬送羽根が設けられるとともに回転可能に設けられる螺旋搬送筒のキャビティからなり、
前記螺旋搬送筒の回転によって搬送された前記穀物を貯蔵する貯蔵タンクをさらに備え、
前記螺旋搬送筒は、出力ポートが前記管の一端及び前記貯蔵タンクの入力ポートと連通される、
収穫機高効率熱利用装置。
【請求項3】
請求項2に記載の収穫機高効率熱利用装置であって、
前記貯蔵タンクは、
貫通孔が複数形成される仕切板と、
前記仕切板の上方に位置する貯蔵室と、
前記仕切板の下方に位置する空気加熱室と、を有し、
一部が前記燃焼室の外周を取り囲むように前記空気加熱室に設けられる第3熱交換器と、
前記第3熱交換器によって熱交換された気体を前記貯蔵室に導く第2送風機と、をさらに備える、
収穫機高効率熱利用装置。
【請求項4】
請求項3に記載の収穫機高効率熱利用装置であって、
入力ポートが前記エンジンの冷却水出力ポートと接続されるとともに出力ポートが前記エンジンを冷却するための冷却器の入力ポートと接続されるように、前記螺旋搬送筒の外周に設けられる第4熱交換器をさらに備え、
前記冷却器は、出力ポートが前記エンジンを冷却するように前記エンジンの冷却水入力ポートと接続される、
収穫機高効率熱利用装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の収穫機高効率熱利用装置であって、
前記第2熱交換器と連通されるガス処理器をさらに備える、
収穫機高効率熱利用装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載の収穫機高効率熱利用装置であって、
前記燃焼室は、
入口と、
前記入口に設けられ前記農作物の茎葉を粉砕する粉砕機と、を有する、
収穫機高効率熱利用装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、廃熱利用装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、走行装置、搭乗部、脱穀装置、穀物タンク、収穫部、搬送装置及び穀物排出装置を備える収穫機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2020-202761号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の収穫機は、乾燥装置を備えておらず、穀物を乾燥させることができない。このため、穀物を乾燥させるために乾燥施設へ運搬する必要がある。
【0005】
本発明は、廃熱利用して穀物を乾燥することができる廃熱利用装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある態様によれば、収穫機に用いられる廃熱利用装置であって、農作物の穀物を乾燥させる乾燥室と、前記乾燥室と連通される管と、前記収穫機のエンジンの排気ガス排出口と連通されるように前記管に設けられる第1熱交換器と、前記農作物の茎葉を燃焼する燃焼室と、前記燃焼室の高温ガス排出口と連通されるように前記管に設けられる第2熱交換器と、前記第1熱交換器及び前記第2熱交換器によって熱交換された気体を前記管を通じて前記乾燥室に導く第1送風機と、を備える廃熱利用装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
この態様によれば、廃熱利用して穀物を乾燥することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本実施形態に係る廃熱利用装置を示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態(以下、本実施形態という)について説明する。
【0010】
まず、図1を参照しながら本実施形態に係る廃熱利用装置について詳細に説明する。
【0011】
図1は、本実施形態に係る廃熱利用装置を示す概略構成図である。
【0012】
図1に示すように、廃熱利用装置は、収穫機に用いられるように収穫機に設けられる。収穫機は、エンジン5の駆動によって走行する。廃熱利用装置は、乾燥室1、管2、第1熱交換器3、燃焼室6、第2熱交換器4、第1送風機7、螺旋搬送筒8及び貯蔵タンク9を備える。
【0013】
乾燥室1は、農作物の穀物を一次的に乾燥させるものである。具体的には、乾燥室1は、内周面に螺旋搬送羽根(図示しない)が設けられるとともに回転可能に固定筒(図示しない)に設けられる螺旋搬送筒8のキャビティからなる。螺旋搬送筒8は、例えば、モータ等の駆動源によって回転駆動される。螺旋搬送筒8は、入力ポートがホッパー18と接続されるとともに出力ポートが貯蔵タンク9の入力ポートと接続される。
【0014】
管2は、乾燥室1(螺旋搬送筒8)と連通される。第1熱交換器3は、例えば、連通路を介してエンジン5の排気ガス排出口(図示しない)と連通されるように管2に設けられる。燃焼室6は、農作物の茎葉(以下、単に茎葉ともいう)を燃焼する。第2熱交換器4は、例えば、連通路を介して燃焼室6の高温ガス排出口(図示しない)と連通されるように管2に設けられる。第1送風機7は、第1熱交換器3及び第2熱交換器4によって熱交換された気体を管2を通じて乾燥室1に導く。そして、第1熱交換器3及び第2熱交換器4は、順に気体が流れる方向に沿って設けられる。すなわち、第1熱交換器3は、第1送風機7と第2熱交換器4との間に設けられる。
【0015】
この構成によれば、乾燥室1(螺旋搬送筒8)内の穀物の乾燥を実現することができる。具体的には、エンジン5の余熱(エンジン5の高温の排気ガスによる余熱)及び茎葉の燃焼による燃焼熱は、それぞれ第1熱交換器3及び第2熱交換器4によって管2内の空気と熱交換された後、第1送風機7により乾燥室1(螺旋搬送筒8)に導かれるため、乾燥室1(螺旋搬送筒8)において穀物の乾燥が行われる。この結果、エンジン5の余熱及び茎葉の燃焼による燃焼熱を有効活用することにより、雨等の天気による穀物の高含水率を低下させることができるので、穀物の損失や穀物の安全性を確保するとともに、省エネを図ることができる。また、重金属含有量が高い茎葉を焼却することにより、茎葉の回収コストを大幅に削減するとともに、重金属による環境汚染を抑制することができ、ひいては、茎葉の焼却物を肥料として用いることができる。
【0016】
管2の下流端としての一端は、乾燥室1(螺旋搬送筒8)の出力ポートと連通されるとともに、管2の上流端としての他端には、第1送風機7が設けられる。これにより、乾燥室1(螺旋搬送筒8)において、第1送風機7による送風方向と螺旋搬送筒8の回転による穀物の搬送方向とは、逆方向となるため、搬送中の穀物を効果的に乾燥することができ、特に螺旋搬送筒8の出力ポート付近において、穀物の含水率を確実に低下させることができる。
【0017】
螺旋搬送筒8の内周面には、高さが螺旋搬送羽根よりも低い撹拌板(図示しない)が設けられる。撹拌板は、螺旋搬送羽根との間に所定の角度(例えば、鋭角)をなすように螺旋搬送羽根とずらして設けられる。これにより、搬送過程において、穀物を浮かせることで、これらの穀物と螺旋搬送筒8内の熱空気との接触時間及び接触面積を増大させることができる。このため、穀物の水分除去を効率的に行うことができる。
【0018】
図1に示すように、貯蔵タンク9は、螺旋搬送筒8の回転によって搬送された穀物を貯蔵する容器である。また、貯蔵タンク9は、仕切板10と、仕切板10の上方に位置する貯蔵室901と、仕切板10の下方に位置する空気加熱室902と、を有する。仕切板10には、複数の貫通孔11が均等に形成される。貫通孔11は、穀物が通過不能に形成される。これにより、穀物は、貫通孔11を通過して空気加熱室902に入り込むことを防止することができる。
【0019】
廃熱利用装置は、第3熱交換器12及び第2送風機13をさらに備える。第3熱交換器12は、一部が燃焼室6の外周を取り囲むように空気加熱室902に設けられる。第2送風機13は、第3熱交換器12によって熱交換された気体を貯蔵室901に導く。第2送風機13は、空気加熱室902の導入口に設けられる。
【0020】
燃焼室6の外周を取り囲む第3熱交換器12の一部は、燃焼室6によって加熱された後、空気加熱室902で熱交換されることで、空気加熱室902内の空気が加熱される。そして、加熱された空気は、第2送風機13によって貫通孔11を通じて、貯蔵室901に堆積された穀物に導かれ、穀物を二次的に乾燥させることにより、穀物の水分をより除去することができる。
【0021】
螺旋搬送筒8の外周には、第4熱交換器14が設けられる。すなわち、螺旋搬送筒8は、回転可能に第4熱交換器14の内周に支持される。第4熱交換器14は、入力ポートがエンジン5の冷却水出力ポートと接続されるとともに出力ポートがエンジン5を冷却するための冷却器15の入力ポートと接続される。冷却器15は、出力ポートがエンジン5を冷却するようにエンジン5の冷却水入力ポートと接続される。
【0022】
エンジン5によって加熱された水は、エンジン5の冷却水出力ポート(第4熱交換器14の入力ポート)から第4熱交換器14へ出力される。第4熱交換器14は、加熱された水を熱交換し、熱交換された水を冷却器15の入力ポート(第4熱交換器14の出力ポート)を介して冷却器15へ出力する。同時に、第4熱交換器14は、熱交換によって生じた熱(すなわち、エンジン5の余熱)を用いて螺旋搬送筒8の外周を全体的に加熱する。そして、冷却器15は、出力された水を冷却し、冷却した水をエンジン5の冷却水入力ポート(冷却器15の出力ポート)を介してエンジン5へ出力する。これにより、螺旋搬送筒8内の穀物をエンジン5の余熱によってむらなく乾燥させることができるため、穀物の水分を速く除去することができる。
【0023】
燃焼室6の上部には、入口16が形成され、入口16には、茎葉を粉砕する粉砕機17が設けられる。これにより、粉砕機17は、茎葉を粉砕するため、茎葉の可燃性を向上させることができる。第2熱交換器4は、ガス処理器19と連通される。茎葉を燃焼室6で燃焼することにより生じた排気ガスは、第2熱交換器4を経由してガス処理器19へ出力される。これにより、排気ガスは、ガス処理器19によって濾過されて外部へ排出される。
【0024】
燃焼室6の下部の側面には、空気を燃焼室6へ供給するためのブロワー20及び燃料を補充するための燃料入口21が設けられる。燃焼室6の下端には、茎葉の焼却物としてのスラグを排出するためのフィルタ付きのスラグ排出口22が形成される。そして、収穫機の走行中において、廃熱利用装置は、スラグをスラグ排出口22を通じて肥料としてそのまま排出することができる。また、燃焼室6の外壁には、燃焼熱の喪失を防止するための保温層が設けられる。
【0025】
(作用効果)
次に、本実施形態の主な作用効果について説明する。
【0026】
本実施形態に係る廃熱利用装置は、収穫機に用いられる廃熱利用装置であって、農作物の穀物を乾燥させる乾燥室1と、乾燥室1と連通される管2と、収穫機のエンジン5の排気ガス排出口と連通されるように管2に設けられる第1熱交換器3と、農作物の茎葉を燃焼する燃焼室6と、燃焼室6の高温ガス排出口と連通されるように管2に設けられる第2熱交換器4と、第1熱交換器3及び第2熱交換器4によって熱交換された気体を管2を通じて乾燥室に導く第1送風機7と、を備える。
【0027】
この構成によれば、エンジン5の余熱(エンジン5の高温の排気ガスによる余熱)及び茎葉の燃焼による燃焼熱は、それぞれ第1熱交換器3及び第2熱交換器4によって管2内の空気と熱交換された後、第1送風機7により乾燥室1(螺旋搬送筒8)に導かれるため、乾燥室1(螺旋搬送筒8)において穀物の乾燥が行われる。この結果、エンジン5の余熱及び茎葉の燃焼による燃焼熱を有効活用することにより、雨等の天気による穀物の高含水率を低下させることができるので、穀物の損失や穀物の安全性を確保するとともに、省エネを図ることができる。また、重金属含有量が高い茎葉を焼却することにより、茎葉の回収コストを大幅に削減するとともに、重金属による環境汚染を抑制することができ、ひいては、茎葉の焼却物を肥料として用いることができる。
【0028】
本実施形態では、乾燥室1は、内周面に螺旋搬送羽根が設けられるとともに回転可能に設けられる螺旋搬送筒8のキャビティからなり、螺旋搬送筒8の回転によって搬送された穀物を貯蔵する貯蔵タンク9をさらに備え、螺旋搬送筒8は、出力ポートが管2の一端及び貯蔵タンク9の入力ポートと連通される。
【0029】
この構成によれば、乾燥室1(螺旋搬送筒8)において、第1送風機7による送風方向と螺旋搬送筒8の回転による穀物の搬送方向とは、逆方向となるため、搬送中の穀物を効果的に乾燥することができ、特に螺旋搬送筒8の出力ポート付近において、穀物の含水率を確実に低下させることができる。
【0030】
本実施形態では、貯蔵タンク9は、貫通孔11が複数形成される仕切板10と、仕切板10の上方に位置する貯蔵室901と、仕切板10の下方に位置する空気加熱室902と、を有し、一部が燃焼室6の外周を取り囲むように空気加熱室902に設けられる第3熱交換器12と、第3熱交換器12によって熱交換された気体を貯蔵室901に導く第2送風機13と、をさらに備える。
【0031】
この構成によれば、燃焼室6の外周を取り囲む第3熱交換器12の一部は、燃焼室6によって加熱された後、空気加熱室902で熱交換されることで、空気加熱室902内の空気が加熱される。そして、加熱された空気は、第2送風機13によって貫通孔11を通じて、貯蔵室901に堆積された穀物に導かれ、穀物を二次的に乾燥させることにより、穀物の水分をより除去することができる。
【0032】
本実施形態では、入力ポートがエンジン5の冷却水出力ポートと接続されるとともに出力ポートがエンジン5を冷却するための冷却器15の入力ポートと接続されるように、螺旋搬送筒8の外周に設けられる第4熱交換器14をさらに備え、冷却器15は、出力ポートがエンジン5を冷却するようにエンジン5の冷却水入力ポートと接続される。
【0033】
この構成によれば、第4熱交換器14は、熱交換によって生じた熱(すなわち、エンジン5の余熱)を用いて螺旋搬送筒8の外周を全体的に加熱することにより、螺旋搬送筒8内の穀物をエンジン5の余熱によってむらなく乾燥させることができるため、穀物の水分を速く除去することができる。
【0034】
本実施形態では、第2熱交換器4と連通されるガス処理器19をさらに備える。
【0035】
この構成によれば、排気ガスは、ガス処理器19によって濾過されて外部へ排出される。
【0036】
本実施形態では、燃焼室6は、入口16と、入口16に設けられ農作物の茎葉を粉砕する粉砕機17と、を有する。
【0037】
この構成によれば、粉砕機17は、茎葉を粉砕するため、茎葉の可燃性を向上させることができる。
【0038】
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
【符号の説明】
【0039】
1 乾燥室
2 管
3 第1熱交換器
4 第2熱交換器
5 エンジン
6 燃焼室
7 第1送風機
8 螺旋搬送筒
9 貯蔵タンク
10 仕切板
11 貫通孔
12 第3熱交換器
13 第2送風機
14 第4熱交換器
15 冷却器
16 入口
17 粉砕機
18 ホッパー
19 ガス処理器
20 ブロワー
21 燃料入口
22 スラグ排出口
901 貯蔵室
902 空気加熱室
【要約】
【課題】廃熱利用して穀物を乾燥することができる廃熱利用装置を提供する。
【解決手段】収穫機に用いられる廃熱利用装置であって、農作物の穀物を乾燥させる乾燥室1と、乾燥室1と連通される管2と、収穫機のエンジン5の排気ガス排出口と連通されるように管2に設けられる第1熱交換器3と、農作物の茎葉を燃焼する燃焼室6と、燃焼室6の高温ガス排出口と連通されるように管2に設けられる第2熱交換器4と、第1熱交換器3及び第2熱交換器4によって熱交換された気体を管2を通じて乾燥室1に導く第1送風機7と、を備える。
【選択図】図1
図1