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特許7061627連続血糖測定器用センサーアプリケーター組立体
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-20
(45)【発行日】2022-04-28
(54)【発明の名称】連続血糖測定器用センサーアプリケーター組立体
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/155 20060101AFI20220421BHJP
   A61B 5/1473 20060101ALI20220421BHJP
【FI】
A61B5/155
A61B5/1473
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2019566654
(86)(22)【出願日】2018-06-01
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-11-12
(86)【国際出願番号】 KR2018006312
(87)【国際公開番号】W WO2018222009
(87)【国際公開日】2018-12-06
【審査請求日】2019-12-02
(31)【優先権主張番号】10-2017-0068964
(32)【優先日】2017-06-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2018-0063367
(32)【優先日】2018-06-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】510115030
【氏名又は名称】アイセンス,インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110003339
【氏名又は名称】特許業務法人南青山国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100104215
【弁理士】
【氏名又は名称】大森 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100196575
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 満
(74)【代理人】
【識別番号】100168181
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 哲平
(74)【代理人】
【識別番号】100117330
【弁理士】
【氏名又は名称】折居 章
(74)【代理人】
【識別番号】100160989
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 正好
(74)【代理人】
【識別番号】100168745
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 彩子
(74)【代理人】
【識別番号】100176131
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 慎太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100197398
【弁理士】
【氏名又は名称】千葉 絢子
(74)【代理人】
【識別番号】100197619
【弁理士】
【氏名又は名称】白鹿 智久
(72)【発明者】
【氏名】チェ、キュンチュル
(72)【発明者】
【氏名】チョイ、ヒュンホ
(72)【発明者】
【氏名】リュ、グワンヨル
(72)【発明者】
【氏名】ワン、ジフーン
(72)【発明者】
【氏名】カン、ヨンジェ
【審査官】高松 大
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-128031(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2004/0133164(US,A1)
【文献】特表2008-506468(JP,A)
【文献】特開平08-268457(JP,A)
【文献】特開2002-281641(JP,A)
【文献】特開2008-237921(JP,A)
【文献】特表2010-507456(JP,A)
【文献】特表2013-523233(JP,A)
【文献】特表2017-525516(JP,A)
【文献】特表2010-531196(JP,A)
【文献】国際公開第2016/120919(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 5/155
A61B 5/1473
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
体液を抽出して周期的に血糖を測定するように身体に付着可能に形成され、血糖測定の結果を外部に送信するように別のトランスミッターが接続結合され得るように形成されるセンサーモジュールと、
前記センサーモジュールが内部に結合固定されるように形成され、使用者の操作によって前記センサーモジュールを外部に突出するように作動するアプリケーターを含み、
使用者の操作による前記アプリケーターの作動に応じて、前記センサーモジュールを外部に突出し、身体に付着させるように前記アプリケーターの内部に前記センサーモジュールが挿入された状態で1つの単位製品として組み立て製作され、
前記アプリケーターは、一面が開放された形で形成され、一側にロック係止溝が形成され、
前記アプリケーターの開放された一面には、前記センサーモジュールが前記アプリケーターの内部に挿入された状態で外部露出が遮断されるように別の保護キャップが分離可能に結合され、
前記保護キャップには、前記保護キャップが前記アプリケーターに結合された状態で分離防止されるようにロック部材が形成され、
前記ロック部材は、
前記保護キャップの一側に回動可能に結合されるロックレバーと、
前記ロック係止溝に挿入して噛み合うように前記ロックレバーの一端に形成されるロック係止突起を含み、
前記ロックレバーは、中間地点に弾性ヒンジ軸が形成され、
前記ロックレバーは、前記ロック係止突起が前記ロック係止溝に挿入して噛み合う方向に弾性ヒンジ軸によって弾性支持され
前記アプリケーターには、使用者の操作を防止するように別の安全ロック装置が分離可能に結合され、
前記保護キャップは、前記保護キャップが前記アプリケーターに結合された状態で前記安全ロック装置が分離除去されないように前記安全ロック装置と噛み合うように形成される
連続血糖測定器用センサーアプリケーター組立体。
【請求項2】
前記アプリケーターは、内部に挿入されたセンサーモジュールが外部に突出されるように1回作動した以後には、前記センサーモジュールの再挿入が不可能になるように形成される請求項1に記載の連続血糖測定器用センサーアプリケーター組立体。
【請求項3】
前記センサーモジュールは、前記アプリケーターの開放された一面を介して外部に突出される請求項2に記載の連続血糖測定器用センサーアプリケーター組立体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、連続血糖測定器用センサーアプリケーター組立体に関する。より具体的には、センサーモジュールをアプリケーター内に組立てられた状態で製作することにより、センサーモジュールを身体に付着させるための使用者の付加作業を最小化して単にアプリケーターを作動させることだけで、センサーモジュールを身体に付着させることができるので、より便利に使用でき、センサーモジュールにバッテリーを内蔵し、別のトランスミッターをセンサーモジュールに接続してセンサーモジュールの電源の供給を受けるようにすることにより、トランスミッターを継続して半永久的に使用できるために経済的であり、センサーモジュールおよびアプリケーターを使い捨てで使用するようにして正確かつ安全な使用ができるようにし、維持管理も便利な連続血糖測定器用センサーアプリケーター組立体に関する。
【背景技術】
【0002】
糖尿病は、現代人に多く発生する慢性疾患で、国内の場合、全人口の5%に相当する200万人以上に達している。
【0003】
糖尿病は、肥満、ストレス、不適切な食習慣、先天的遺伝などの様々な原因によって膵臓で作られるインシュリンが絶対的に不足したり、相対的に不足して血液中の糖のバランスを正せないことにより、血液の中に糖成分が絶対的に多くなるため発病する。
【0004】
血液の中には、通常、一定の濃度のブドウ糖が含まれており、組織細胞は、ここでエネルギーを得ている。
【0005】
しかし、ブドウ糖が必要以上に増加することになると、肝臓や筋肉または脂肪細胞などに適切に保存できず、血液中に蓄積され、これにより、糖尿病患者は、健常者よりもはるかに高い血糖値が維持され、過剰な血糖は、組織をそのまま通過して尿中に排出されることによって、身体の各組織に絶対的に必要な糖分は不足するため、身体の各組織に異常を呼び起こすことになる。
【0006】
糖尿病は、初期にはほとんど自覚症状がないことが特徴であるにもかかわらず、病気が進行すると、糖尿病特有の多飲、多食、多尿、体重減少、全身倦怠、皮膚のかゆみ症、手と足の傷が治らず長続きする場合など、特有の症状が現れ、病気がさらに進行すると、視力障害、高血圧、腎臓病、中風、歯周病、筋肉のけいれんおよび神経痛、壊疽などに進展する合併症が現れる。
【0007】
このような糖尿病を診断し、合併症に進展しないように管理するためには、体系的な血糖値の測定と治療が並行されるべきである。
【0008】
糖尿病患者および糖尿病に進展しなかったが、血液内に正常よりも多くの糖が検出される人々のために多くの医療機器製造会社では、家庭で血糖値を測定するように様々な種類の血糖測定器を提供している。
【0009】
血糖測定器は、使用者が指先から採血して血糖測定を1回単位で行う方式と、使用者のお腹と腕などに付着して血糖測定を連続的に行う方式がある。
【0010】
糖尿病患者の場合、一般的に高血糖と低血糖の状態を行き来するが、応急状況は、低血糖状態から至り、意識を失ったり、糖分の供給なしに低血糖の状態が長い間持続すれば、命を失うこともある。したがって、低血糖の状態の即時発見は、糖尿病患者に非常に重要であるが、間欠的に血糖を測定する採血式の血糖測定器では、これを正確に把握するのには限界がある。
【0011】
近年、これらの限界を克服するために、人体内に挿入されて数分間隔で血糖値を測定する連続血糖測定器(CGMS:Continuous Glucose Monitoring System)が開発されており、これを通じて糖尿病患者の管理と応急状況についての対処を容易に行い得る。
【0012】
また、採血式の血糖測定器は、糖尿病患者が自分の血糖を検査するために、針で痛症に敏感な手先を刺して血液を採取する方式で血糖測定が行われるため、採血過程で苦痛と拒否感を誘発する。このような苦痛と拒否感を最小化するために、痛症が相対的に少ない腹と腕などの部位に針状のセンサーを挿入した後に、連続的に血糖を測定する連続血糖測定システムについての研究開発が行われており、さらに、血液を採取せずに血糖を測定する非侵襲的血糖測定システム(Non-Invasive Glucose Monitoring System)についての研究開発も活発に行われている。
【0013】
非侵襲的血糖測定システムは、過去40年間、血液を採取せずに血糖を測定するために、光学的方法、電気的方法、呼気で測定するなどの様々な方式についての研究が進行されている。シグナス社(Cygnus、Redwoo City、Ca、USA)は、逆イオン浸透療法を用いて腕時計の形のGlucoWatch G2 Biographerを開発して発売したが、皮膚刺激の問題と検定についての問題、発汗時に機器が停止する問題、高血糖に比べて低血糖をよく認知できない問題などによって2007年販売が中断された。現在までに多くの無採血の血糖測定技術が登場し、報告されているが、正確性が落ち、実用的に使用されていない。
【0014】
連続血糖測定器は、身体の皮膚に付着して体液を抽出して血糖を測定するセンサーモジュールと、センサーモジュールによって測定された血糖値を端末に送信するトランスミッターと、送信された血糖値を出力する端末などを含んで構成される。センサーモジュールには、 に挿入されて細胞間質液を抽出するように針状に形成されたセンサープローブなどが備えられ、センサーモジュールを身体に付着させるための別のアプリケーターが使用される。
【0015】
これらの連続血糖測定器は、製造社ごとに非常に様々な形態に製作されており、その使用方式も様々に行われる。しかし、大部分の連続血糖測定器は、使い捨てセンサーモジュールをアプリケーターを通じて身体に付着させる方式で製作流通しており、使用者は、使い捨てセンサーモジュールの身体付着のためのアプリケーターの作動のために、多くの段階の作業を行わなければならず、センサーモジュールを身体に付着した後に、針を直接抜いてなければならないなど、様々の後続手続きを行わなければならない。
【0016】
例えば、使い捨てセンサーモジュールの包装を剥いてアプリケーターに正確に挿入しなければならず、センサーモジュールをアプリケーターに挿入した状態でアプリケーターを作動させてセンサーモジュールを皮膚に挿入させ、挿入の以後には、別の器具を用いてセンサーモジュールの針を皮膚から直接抜くなどの作業を行わなければならない。
【0017】
したがって、連続血糖測定器を用いて血糖を測定するための作業が非常に面倒かつ不便であるという問題がある。また、センサーモジュールの情報を端末に送信するトランスミッターは、非常に高価であるにもかかわらず、センサーモジュールとともに使い捨てで使用済みことにより、経済的、環境的側面でも非常に非効率的という問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
本発明は、従来技術の問題点を解決するために発明したものであって、本発明の目的は、センサーモジュールをアプリケーター内に組立てられた状態で製作することにより、センサーモジュールを身体に付着させるための使用者の付加作業を最小化して単にアプリケーターを作動させることだけで、センサーモジュールを身体に付着させることができ、より便利に使用できる連続血糖測定器用センサーアプリケーター組立体を提供する。
【0019】
本発明の他の目的は、センサーモジュールにバッテリーを内蔵し、別のトランスミッターをセンサーモジュールに接続してセンサーモジュールの電源の供給を受けるようにすることにより、トランスミッターを継続して半永久的に使用できるために経済的であり、センサーモジュールおよびアプリケーターを使い捨てで使用するようにして正確かつ安全な使用が可能にし、維持管理も便利な連続血糖測定器用センサーアプリケーター組立体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0020】
本発明は、体液を抽出して周期的に血糖を測定するように身体に付着可能に形成され、血糖測定の結果を外部に送信するように別のトランスミッターが接続結合され得るように形成されるセンサーモジュールと、前記センサーモジュールが内部に結合固定されるように形成され、使用者の操作によって前記センサーモジュールを外部に突出するように作動するアプリケーターを含み、使用者の操作による前記アプリケーターの作動に応じて、前記センサーモジュールを外部に突出し、身体に付着するように前記アプリケーターの内部に前記センサーモジュールが挿入された状態で1つの単位製品として組み立て製作される連続血糖測定器用センサーアプリケーター組立体を提供する。
【0021】
このとき、前記アプリケーターは、内部に挿入されたセンサーモジュールが外部に突出すように1回作動した後には、前記センサーモジュールの再挿入が不可能になるように形成され得る。
【0022】
また、前記アプリケーターは、一面が開放された形で形成され、前記センサーモジュールは、前記アプリケーターの開放された一面を介して外部に突出されるように構成され得る。
【0023】
また、前記アプリケーターの開放された一面には、前記センサーモジュールが前記アプリケーターの内部に挿入された状態で外部露出が遮断されるように別の保護キャップが分離可能に結合され得る。
【0024】
また、前記保護キャップには、前記保護キャップが前記アプリケーターに結合された状態で分離防止されるようにロック部材が形成され、前記ロック部材は、使用者の操作によってロックおよびロック解除されるように形成され得る。
【0025】
また、前記アプリケーターには、ロック係止溝が形成され、前記ロック部材は、前記保護キャップの一側に回動可能に結合されるロックレバーと、前記ロック係止溝に挿入して噛み合うように前記ロックレバーの一端に形成されるロック係止突起を含み、前記ロックレバーは、前記ロック係止突起が前記ロック係止溝に挿入して噛み合う方向に弾性支持されるように構成され得る。
【発明の効果】
【0026】
本発明によると、センサーモジュールをアプリケーター内に組立てられた状態で製作することにより、センサーモジュールを身体に付着させるための使用者の付加作業を最小化して単にアプリケーターを作動させることだけで、センサーモジュールを身体に付着させることができるので、より便利に使用できる効果がある。
【0027】
また、センサーモジュールにバッテリーを内蔵し、別のトランスミッターをセンサーモジュールに接続してセンサーモジュールの電源の供給を受けるようにすることにより、トランスミッターを継続して半永久的に使用することができるため、経済的であり、センサーモジュールおよびアプリケーターを使い捨てで使用するようにして正確かつ安全な使用が可能にし、維持管理も便利であるという効果がある。
【0028】
また、アプリケーターの作動に応じてセンサーモジュールを身体に付着させるとともに、自動で針を除去させることにより、針の除去時に身体の負傷を防止でき、痛みなく迅速に針が除去され、より便利に使用できる効果がある。
【0029】
また、保護キャップの分離時にセンサーモジュールの接着テープの剥離紙を除去させることにより、保護キャップの分離作業の以外に特別な付加作業なしにセンサーモジュールを身体に付着できるため、使用がより便利であるという効果がある。
【0030】
また、アプリケーターを作動させた後には、再使用ができないようにすることにより、使用者の非正常的な使用を防止でき、これによって、より安全な使用を可能にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1】本発明の一実施例による連続血糖測定器用センサーアプリケーター組立体の組み立て形状を概略的に示す斜視図である。
図2】本発明の一実施例によるセンサーモジュールの構成を概略的に示す斜視図である。
図3】本発明の一実施例によるセンサーモジュールにトランスミッターを結合させる方式を概略的に示す斜視図である。
図4】本発明の一実施例による連続血糖測定器用センサーアプリケーター組立体の構成を概略的に示す分解斜視図である。
図5図1のA-A線に沿って取った断面図である。
図6図1のB-B線に沿って取った断面図である。
図7】本発明の一実施例による保護キャップの構成を概略的に示す斜視図である。
図8a】本発明の一実施例による保護キャップの分離除去の過程を説明するための図面である。
図8b】本発明の一実施例による保護キャップの分離除去の過程を説明するための図面である。
図9a】本発明の一実施例による保護キャップとともに剥離紙の分離除去の過程を説明するための図面である。
図9b】本発明の一実施例による保護キャップとともに剥離紙の分離除去の過程を説明するための図面である。
図10】本発明の一実施例によるセンサーモジュールの詳細な構成を概略的に示す分解斜視図である。
図11】本発明の一実施例によるセンサーモジュールのセンサー部についての構成を概略的に示す分解斜視図である。
図12】本発明の一実施例によるセンサーモジュールの内部構造を概略的に示す断面図である。
図13】本発明の一実施例によるセンサーモジュールのセンサー部と針部の結合ガイドの状態を説明するための図面である。
図14】本発明の一実施例による加圧ボタンと安全ロック装置の構成を概略的に示す斜視図である。
図15】本発明の一実施例による加圧ボタンと安全ロック装置の構成を概略的に示す斜視図である。
図16a】本発明の一実施例による安全ロック装置と保護キャップの結合構造を説明するための図面である。
図16b】本発明の一実施例による安全ロック装置と保護キャップの結合構造を説明するための図面である。
図17】本発明の一実施例によるプランジャーボディーのセンサー固定ホックについての構成を説明するための図面である。
図18a】本発明の一実施例によるアプリケーターとセンサーモジュールの分離構造を説明するための図面である。
図18b】本発明の一実施例によるアプリケーターとセンサーモジュールの分離構造を説明するための図面である。
図19a】本発明の一実施例によるアプリケーターの再使用防止の構造を説明するための図面である。
図19b】本発明の一実施例によるアプリケーターの再使用防止の構造を説明するための図面である。
図20】本発明の一実施例によるアプリケーターの復帰防止ホックについての構成を概略的に示す斜視図である。
図21】本発明の一実施例による連続血糖測定器用センサーアプリケーター組立体の使用状態を動作手順によって段階的に示す図面である。
図22a】本発明の一実施例による連続血糖測定器用センサーアプリケーター組立体の使用状態を動作手順によって段階的に示す図面である。
図22b】本発明の一実施例による連続血糖測定器用センサーアプリケーター組立体の使用状態を動作手順によって段階的に示す図面である。
図23】本発明の一実施例による連続血糖測定器用センサーアプリケーター組立体の使用状態を動作手順によって段階的に示す図面である。
図24】本発明の一実施例による連続血糖測定器用センサーアプリケーター組立体の使用状態を動作手順によって段階的に示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、本発明の好ましい実施例を添付された図面を参照して具体的に説明する。まず、各図面の構成要素に参照符号を付加することにおいて、同一の構成要素については、たとえ他の図面上に表示されても、できるだけ同一の符号を有するようにしていることに留意するべきである。また、本発明を説明することにおいて、係わる公知の構成または機能についての具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にし得ると判断される場合には、その詳細な説明は省略する。
【0033】
図1は、本発明の一実施例による連続血糖測定器用センサーアプリケーター組立体の組み立て形状を概略的に示す斜視図であり、図2は、本発明の一実施例によるセンサーモジュールの構成を概略的に示す斜視図であり、図3は、本発明の一実施例によるセンサーモジュールにトランスミッターを結合させる方式を概略的に示す斜視図であり、図4は、本発明の一実施例による連続血糖測定器用センサーアプリケーター組立体の構成を概略的に示す分解斜視図であり、図5は、図1のA-A線に沿って取った断面図であり、図6は、図1のB-B線に沿って取った断面図である。
【0034】
本発明の一実施例による連続血糖測定器用センサーアプリケーター組立体1は、センサーモジュール20とアプリケーター10が組み立てされて1つの単位製品に製作された組立体として、連続血糖測定器の使用時に使用者の付加作業が最小化される形で使用方式が非常に単純な構造である。
【0035】
センサーモジュール20は、体液を抽出して周期的に血糖を測定するように身体に付着可能に形成され、血糖測定の結果を端末(図示せず)などの外部機器に送信するように、別のトランスミッター30が接続結合されるように形成される。
【0036】
アプリケーター10は、センサーモジュール20が内部に結合固定されるように形成され、使用者の操作によってセンサーモジュール20を外部に突出するように作動する。
【0037】
このとき、センサーモジュール20は、アプリケーター10の内部に挿入された状態で組み立て製作され、使用者の操作によるアプリケーター10の作動に応じて、外部突出方向に移動して身体に付着させるように構成される。
【0038】
すなわち、本発明の一実施例によるセンサーアプリケーター組立体1は、製作段階でセンサーモジュール20がアプリケーター10の内部に挿入された状態でアプリケーター10の作動だけで、センサーモジュール20が皮膚に付着させるように組み立て製作され、この状態で使用者に供給されるため、使用者は、センサーモジュール20を皮膚に付着させるための別の付加作業なしに、単にアプリケーター10を作動させる作業だけで、センサーモジュール20を皮膚に付着させることができる。このようにセンサーモジュール20を皮膚に付着させた後に、センサーモジュール20に別のトランスミッター30を結合することにより、連続血糖測定器の端末に血糖測定の結果を周期的に出力させることができる。
【0039】
センサーモジュール20が身体に付着した状態で約1週間程度使用すると、寿命が尽き、以後、新しいセンサーモジュール20を再び身体に付着させるべきであるが、このとき、センサーモジュール20とアプリケーター10は、使い捨てとして製作使用され、トランスミッター30は、別の独立的な製品として継続して使用される。すなわち、センサーモジュール20は、身体に付着可能な状態でアプリケーター10に組み立て状態として供給されるため、使用者がセンサーモジュール20をアプリケーター10に挿入するか、または別の付加作業を行う必要がなく、使用者は、単にアプリケーター10を作動させる方式でセンサーモジュール20を身体に付着させることになり、このように使用されたセンサーモジュール20とアプリケーター10は、使用が完了した後、再使用が不可能であり、再び新しいセンサーアプリケーター組立体1を用いて新たにセンサーモジュール20を身体に付着させることになる。このとき、トランスミッター30は、使い捨てではない別の独立的な製品として継続して再使用ができるように構成され得る。
【0040】
従来の一般的な連続血糖測定器は、別に包装されたセンサーモジュールの包装を剥いた後にアプリケーターに正確に挿入し、挿入した後にアプリケーターを作動させてセンサーモジュールを皮膚に付着させることになるが、センサーモジュールをアプリケーターに正確に挿入させる作業が面倒かつ難しいだけでなく、子供や老弱の方の場合、これらの作業時にセンサーモジュールを汚染させるなどの理由で血糖測定の精度を低下させる問題があった。
【0041】
本発明の一実施例では、製作段階でセンサーモジュール20をアプリケーター10に挿入した状態で製作流通することにより、使用者がセンサーモジュール20を剥いてアプリケーター10に挿入する過程などが省略され、単にアプリケーター10を操作することだけで、センサーモジュール20を皮膚に付着させることができるため、使用性が大幅に向上し、特に、センサーモジュール20の汚染などを防止できるため、血糖測定の精度を向上させることができる。
【0042】
このように、センサーモジュール20をアプリケーター10に挿入した状態で製作されるため、センサーモジュール20およびアプリケーター10は、再使用が不可能な使い捨てで使用されるのが好ましい。これらの再使用不可の構造のために、本発明の一実施例によるアプリケーター10は、内部に挿入されたセンサーモジュール20が外部に突出されるように1回作動した後には、センサーモジュール20の再挿入が不可能になるように形成される。
【0043】
すなわち、アプリケーター10は、一面が開放された形として形成され、センサーモジュール20は、アプリケーター10の開放された一面を介して外部に突出されるように構成されるが、アプリケーター10の最初1回の作動を通じて内部のセンサーモジュール20を外部に突出させることになると、以後には、他のセンサーモジュール20をアプリケーター10に挿入して使用できないように使用者によるセンサーモジュール20の挿入が不可能に構成され得る。
【0044】
一方、アプリケーター10には、センサーモジュール20がアプリケーター10の内部に挿入された状態で外部露出が遮断されるように別の保護キャップ200が分離可能に結合され、使用者は、保護キャップ200を分離した後にだけアプリケーター10を作動させてセンサーモジュール20を身体に付着させるように構成され得る。
【0045】
このとき、センサーモジュール20の身体接触面には、センサーモジュール20が身体に付着させるように接着テープ560を付着し、接着テープ560の身体接触面には、接着テープ560の保護のために剥離紙561を有するが、接着テープ560の剥離紙561は、保護キャップ200をアプリケーター10から分離する過程で、接着テープ560から分離除去されるように形成され得る。
【0046】
例えば、剥離紙561は、一側が保護キャップ200に接着されるように構成され得、したがって、使用者がアプリケーター10から保護キャップ200を分離すると、保護キャップ200とともに接着テープ560から分離除去させることができる。これによって、使用者が保護キャップ200を分離すると、接着テープ560の剥離紙561が分離除去されるため、この状態でアプリケーター10を作動させてセンサーモジュール20を身体に付着させることができる。
【0047】
また、アプリケーター10は、センサーモジュール20が内部に挿入された状態では、センサーモジュール20を結合固定し、センサーモジュール20が外部に突出移動した状態では、センサーモジュール20についての結合固定の状態を解除するように形成され得る。したがって、センサーモジュール20がアプリケーター10の内部に挿入組立てられた状態では、センサーモジュール20は固定された状態に維持され、アプリケーター10を作動させてセンサーモジュール20を外部に突出して皮膚に付着させた場合は、アプリケーター10とセンサーモジュール20の結合固定の状態が解除されるため、この状態でアプリケーター10を分離すると、センサーモジュール20と分離され、皮膚には、センサーモジュール20だけ付着した状態になる。
【0048】
次に、それぞれの詳細な構成についてより具体的に説明する。
【0049】
まず、保護キャップ200は、アプリケーター10の開放された一面に分離可能に結合され、アプリケーター10の内部に挿入されたセンサーモジュール20の外部露出を遮断するように形成されるが、これらの保護キャップ200は、図7に示すように、保護キャップ200がアプリケーター10に結合された状態で分離防止されるようにロック部材210が形成され、ロック部材210は、使用者の操作によってロックおよびロック解除されるように形成される。
【0050】
これらのロック部材210は、保護キャップ200の一側に回動可能に結合されるロックレバー211と、ロックレバー211の一端に形成されるロック係止突起213を含んで構成され、ロックレバー211は、中間地点に弾性ヒンジ軸212が形成され、弾性ヒンジ軸212を中心に両端が弾性回動するように構成され得る。また、アプリケーター10の外周面には、ロック部材210の構成に対応してロック係止突起213が挿入して噛み合うロック係止溝1011が形成され得る。
【0051】
このとき、ロックレバー211は、ロック係止突起213がロック係止溝1011に挿入して噛み合う方向に弾性ヒンジ軸212によって弾性支持されるように構成され得る。
【0052】
このような構成によって、保護キャップ200は、図8aに示すように、使用者がロックレバー211の下端を加圧していない以上、アプリケーター10に結合された状態に維持され、ロックレバー211を加圧してロック係止突起213がロック係止溝1011から噛み合いが解除された状態で図8bに示すように、保護キャップ200をアプリケーター10から分離除去することができる。
【0053】
これらの保護キャップ200は、アプリケーター10の外周面を接触する形でくるみながら、アプリケーター10の一端部に結合されるように形成される外側カバー部201と、外側カバー部201の一端からアプリケーター10の内側の中心方向に延長される延長部202と、延長部202から上向き延長されてアプリケーター10の内部に挿入されたセンサーモジュール20の身体接触面を支持する内側支持部203と、を含んで構成され得る。このとき、内側支持部203の中心部には、センサーモジュール20の身体接触面から下向き突出するセンサープローブ521および針部550を覆うようにセンサー保護部204が局所的に下向きに突出するように形成され得る。
【0054】
したがって、保護キャップ200は、アプリケーター10の内部に挿入されたセンサーモジュール20の外部露出の遮断だけでなく、センサーモジュール20についての支持機能も行い、全体的にセンサーアプリケーター組立体の構造的な安全性を向上させる。
【0055】
一方、前述したように、センサーモジュール20には、身体接触面に接着テープ560および剥離紙561を付着し、接着テープ560の剥離紙561は、保護キャップ200をアプリケーター10から分離する過程で保護キャップ200とともに接着テープ560から分離除去されるように形成される。
【0056】
このとき、剥離紙561は、保護キャップ200の内側支持部203の上面に付着でき、別の接着部材562を通じて保護キャップ200の内側支持部203に付着できる。すなわち、図9aに示すように、剥離紙561の下面の一側には、別の接着部材562が接着され、これらの接着部材562は、保護キャップ200の内側支持部203の上面と剥離紙561との間に位置して下面が内側支持部203の上面に接着される。接着部材562の接着力は、剥離紙561と接着テープ560との間の接着力よりも大きく形成される。したがって、保護キャップ200をアプリケーター10から分離すると、接着部材562を通じて保護キャップ200の内側支持部203に接着された剥離紙561が一緒に分離されながら接着テープ560から分離除去される。
【0057】
このとき、剥離紙561には、接着部材562の幅と同じ大きさの離隔距離を有する2つの切開線(図示せず)が相互に平行に一部の区間に形成され得、これによって図9bに示すように、保護キャップ200を分離する過程で接着部材562とともに剥離紙561が切開線に沿って接着テープ560から先に分離離脱し、以後、保護キャップ200の分離過程が継続して進行されることによって、すなわち、保護キャップ200が図9bに示された方向を基準に継続して下向き移動するによって、切開線以外の部分の剥離紙561が牽引されて接着テープ560から分離除去される。これらの剥離紙の分離除去の過程を通じて剥離紙561の分離除去の作業をより円滑かつ安定的に行い得る。
【0058】
一方、前述した保護キャップ200のロックレバー211は、保護キャップ200の外側カバー部201の中心部の一側に形成され得る。例えば、外側カバー部201の一部分を切開した形でロックレバー211を形成し、切開ラインの一側に弾性ヒンジ軸212を形成して外側カバー部201に連結されるように形成し得る。
【0059】
センサーモジュール20は、ポッド部510と、センサー部520と、PCB基板530と、バッテリー540を含む。
【0060】
ポッド部510は、アプリケーター10によって外部に突出移動して身体に付着させように下端面に接着テープ560を付着し、一側には、トランスミッター30が接続されるように接続端子513が形成されるが、平板状で下端面に接着テープ560を付着させ宇ポッドベース511と、ポッドベース511の上部の空間をくるむように、ポッドベース511の上面の一側にケースの形で形成されるポッドボディー512を含む。ポッドボディー512は、ポッドベース511の上面の一側に位置し、一端に接続端子513が形成され、内部空間にセンサー部520、PCB基板530、バッテリー540などが配置される。ポッド部510がアプリケーター10の作動によって身体に付着させが、ポッドベース511が接着テープ560によって身体に付着し、以後、別のトランスミッター30がポッドベース511の上面に安着する形でポッドボディー512の接続端子513と接続するように結合される。
【0061】
センサー部520は、一端部がポッド部510から下向き突出するようにポッド部510の内部空間に装着され、ポッド部510が外部に突出移動するによって、身体に挿入されて血液を抽出して血糖を測定する。センサー部520は、一端部が身体に挿入されて血液を抽出するように、一端部がポッドベース511の下端面から下向き突出するセンサープローブ521を含む。
【0062】
PCB基板530は、ポッド部510の内部空間に装着され、センサープローブ521の他端部と電気的に接続される。センサープローブ521の一端部が皮膚に挿入されて体液の血糖によって反応することになるが、このとき、血糖濃度に応じて発生するセンサープローブ521の電流変化情報がPCB基板530に電気的に伝達される。PCB基板530には、ポッド部510に形成された接続端子513と接続されるように端子接続接点532が形成される。
【0063】
バッテリー540は、ポッド部510の内部空間でPCB基板530に装着され、センサー部520などに電源を供給する。PCB基板530には、バッテリー540を実装して支持できるようにバッテリー支持ブラケット531が形成される。バッテリー540によって供給される電源は、PCB基板530を介して接続端子513に供給され、トランスミッター30がポッド部510の接続端子513に接続結合された状態で接続端子513を介してトランスミッター30に供給される。すなわち、トランスミッター30は、センサーモジュール20に内蔵されたバッテリー540の電源の供給を受けて作動する。さらに、センサー部520による電流変化情報もPCB基板530および接続端子513を介してトランスミッター30に伝達され、トランスミッター30を介して使用者の端末に送信される。また、トランスミッター30は、センサーモジュール20のバッテリー540から電源の供給を受けて作動するため、トランスミッター30の内部には、別のバッテリーが不要であり、したがって、トランスミッター30は、バッテリーの消尽による入れ替えが不要であり、半永久的に使用が可能である。
【0064】
アプリケーター10の作動に応じてポッド部510が外部突出方向に移動して身体に付着させると、これと同時にセンサー部520の一端部が身体に挿入され、センサー部520は、体液との反応によって血糖濃度に応じて電流値が変わるのに、これらの電流変化情報がPCB基板530に伝達され、PCB基板530および接続端子513を介してトランスミッター30に印加され、トランスミッター30を介して使用者の端末に送信される。
【0065】
一方、センサーモジュール20は、センサープローブ521の身体挿入の過程が円滑に行われるように別の針部550をさらに含み得る。針部550は、ポッド部510に分離可能に結合され、ポッド部510が外部に突出移動するによって、センサープローブ521の一端部が身体に安定的に挿入されるようにセンサープローブ521の一端部を覆っており、センサープローブ521とともに身体に挿入されるように構成される。
【0066】
これらの針部550は、図2に示すように、ポッド部510を上下に貫通する方向に分離可能に装着され、センサープローブ521の外部をくるむ中空パイプ形で形成され、上端部は、針ヘッド551が形成される。これらの針部550は、ポッド部510がアプリケーター10によって外部突出方向に移動すると、センサープローブ521よりも先に身体に挿入され、センサープローブ521が安定的に皮膚に挿入されるように補助する。針ヘッド551には、針部550を身体から引出し時、アプリケーター10と結合される結合溝552が形成される。
【0067】
アプリケーター10は、ポッド部510の外部突出の移動が完了されると同時に、針部550を身体から引出しして除去するように作動し、これにより、ポッド部510が身体に付着した状態で身体の内部には、センサープローブ521だけ挿入された状態に維持され、図2の(b)に示すように、針部550は、引出し除去される。この状態で図3(a)および 図3(b)に示すように、トランスミッター30が接続端子513に接続されるようにポッド部510に結合される。
【0068】
センサー部520の構成をより詳しく説明すると、センサー部520は、身体に挿入されて血液を抽出するように、一端部5211がポッドベース511の下端面から下向き突出し、他端部5212がポッド部510の内部空間に配置されるセンサープローブ521と、センサープローブ521を支持するように、センサープローブ521の一部の区間をくるむ形で形成されるセンサーハウジング522と、センサープローブ521の他端部5212が貫通結合するようにセンサーハウジング522に結合されるラバーブロック523と、センサープローブ521の他端部5212が貫通結合するようにラバーブロック523に挿入され、一端部がPCB基板530に弾性接触する弾性接点524と、を含んで構成される。
【0069】
センサープローブ521は、一端部5211と他端部5212が直角方向に折曲された形で形成され、センサーハウジング522は、内部にセンサープローブ521が貫通挿入されて位置をガイドするようにプローブ通路5221が形成され、上側は、針部550が貫通結合される針支持部5222が上向き突出するように形成される。一側には、ラバーブロック523が挿入収容されるようにラバー収容部5223が形成され、ラバー収容部5223の側壁には、ラバーブロック523と噛み合ってラバーブロック523を固定するラバー固定ホック5224と、センサーハウジング522をポッド部510と噛み合って挿入結合させるセンサー固定ホック5225が形成される。ポッド部510のポッドベース511には、センサーハウジング522が挿入収容されて結合するようにセンサーハウジング収容部5111が形成され、センサーハウジング522のラバー収容部5223に形成されたセンサー固定ホック5225は、ポッドベース511のセンサーハウジング収容部5111と噛み合うように形成される。
【0070】
センサー部520の上部にPCB基板530が配置され、PCB基板530の上面にバッテリー540が実装される。センサー部520のセンサープローブ521は、一端部5211が皮膚に挿入され、他端部5212がラバーブロック523および弾性接点524を貫通して結合するが、弾性接点524がPCB基板530と電気的に接触する。したがって、センサープローブ521は、弾性接点524を介してPCB基板530と電気的に接続される。
【0071】
一方、針部550は、センサーハウジング522の針支持部5222を上下に貫通し、センサープローブ521の外部空間をくるむ中空パイプ形で形成され、上端部には、針ヘッド551が形成される。このとき、センサーハウジング522と針ヘッド551には、相互結合位置をガイドするようにガイド溝5226とガイド溝5226に挿入されるガイド突起553が相互対応するように形成され得る。
【0072】
例えば、図13に示すように、センサーハウジング522の針支持部5222の上端部は、ガイド溝5226が形成され、針ヘッド551の下端部は、ガイド溝5226に挿入されるガイド突起553が下向き突出するように形成され得る。したがって、針ヘッド551および針部550のセンサーハウジング522についての挿入方向がガイドされ、針部550とセンサープローブ521が正確な配列状態に結合され得る。
【0073】
アプリケーター10は、一側に使用者によって加圧操作されるように、加圧ボタン110が装着されるメインケースと、メインケース100の内部の第1位置に結合固定され、加圧ボタン110の操作によって第1位置で結合固定が解除されて外部突出方向である第2位置に直線移動するプランジャーボディー300と、プランジャーボディー300が第1位置から第2位置に直線移動するように、プランジャーボディー300に弾性力を加えるプランジャー弾性スプリングS1と、を含んで構成され、センサーモジュール20は、プランジャーボディー300の一端に結合されてプランジャーボディー300とともに一体的に第1位置から第2位置に移動する。
【0074】
メインケース100は、一側に加圧ボタン110が装着される外部ケース101と、外部ケース101の内部に結合され、プランジャーボディー300の直線移動の経路をガイドするように形成されるインナーケース102に分離して形成され得る。また、外部ケース101は、中空パイプ形で形成され、上端には、別のカバーケース103が結合され得るが、カバーケース103には、プランジャーボディー300が第2位置に直線移動した状態で、第1位置に復帰移動することを防止するように図4および図5に示すように、復帰防止ホック104が形成され得る。
【0075】
また、外部ケース101には、図4および図5に示すように、加圧ボタン110の加圧操作を防止するように別の安全ロック装置120が結合され、安全ロック装置120を除去した場合にのみ、加圧ボタン110が加圧操作されるように形成され得る。
【0076】
使用者のミスによって、アプリケーター10を定位置に位置させない状態で加圧ボタン110を加圧操作すると、メインケース100の内部に位置したセンサーモジュール20が撃発されて外部に突出されるため、このようなミスによるセンサーモジュール20の突出を防止するように、別の安全ロック装置120を装着することにより、より安全な使用が可能である。
【0077】
プランジャーボディー300には、プランジャー弾性スプリングS1によってメインケース100の内部の第1位置から第2位置に直線移動するように弾性力が作用するが、プランジャーボディー300が第1位置に位置した状態でインナーケース102に噛み合って位置が固定されるように、弾性変形が可能な弾性ホック310が形成される。インナーケース102には、第1位置でプランジャーボディー300の弾性ホック310が噛み合うように固定段差部1021が形成される。
【0078】
図5に示すように、外部ケース101の加圧ボタン110を内側方向に加圧操作すると、加圧ボタン110の内部の押し突起111がプランジャーボディー300の弾性ホック310を加圧することになり、これによって、弾性ホック310とインナーケース102の噛み合った状態が解除され、プランジャーボディー300は、プランジャー弾性スプリングS1の弾性力によって第2位置に直線移動することになる。このとき、加圧ボタン110は、前述したように、安全ロック装置120を除去した場合にのみ加圧操作が可能である。
【0079】
また、プランジャーボディー300には、第2位置への移動の範囲を制限するように、ストッパー突起320が形成され得、ストッパー突起320は、プランジャーボディー300が第2位置に移動するによって、インナーケース102の一側に噛み合う方式で前記プランジャーボディー300の移動を制限できる。すなわち、プランジャーボディー300は、ストッパー突起320によって第2位置まで移動し、その以上の範囲には、メインケース100から外部に突出されない。
【0080】
このとき、プランジャーボディー300のストッパー突起320が噛み合うインナーケース102の一側の部位には、図6に示すように、プランジャーボディー300が移動過程で噛み合うときの衝撃を吸収できる緩衝部材1022が結合され得る。これらの緩衝部材1022によってアプリケーターの作動時に、プランジャーボディー300の移動の噛み合いによる衝撃音を最小化でき、プランジャーボディー300の衝撃による反力を最小化できるため、センサープローブ521を正確に身体に挿入することができる。
【0081】
また、プランジャーボディー300の一端部には、センサーモジュール20が挿入収容されるようにセンサー収容部301が形成され、センサーモジュール20は、センサー収容部301に挿入収容されてプランジャーボディー300とともに第1位置から第2位置に直線移動する。第2位置に直線移動するによって、センサーモジュール20のセンサープローブ521および針部550が身体に挿入される。
【0082】
このとき、センサー収容部301の端には、センサー収容部301に挿入されたセンサーモジュール20と噛み合うように結合されてセンサーモジュール20を結合固定させることができるセンサー固定ホック330が装着される。センサー固定ホック330は、回転軸331を中心に回転可能に結合され、プランジャーボディー300が第1位置に位置した状態では、センサー固定ホック330がインナーケース102によって内側方向に加圧されてセンサーモジュール20と噛み合うように結合され、プランジャーボディー300が第2位置に位置した状態では、センサー固定ホック330に対する加圧が解除されてセンサーモジュール20との噛み合いの結合状態が解除される。このために、インナーケース102には、ホックガイド部140が形成されるが、これに対する具体的な説明は後述する。
【0083】
一方、外部ケース101には、加圧ボタン110が挿入されて加圧移動するように図14に示すように、ボタンガイド溝1012が形成される。加圧ボタン110の内側面には、加圧ボタン110がボタンガイド溝1012に沿って加圧移動するによって、プランジャーボディー300の弾性ホック310を加圧できる押し突起111が形成される。加圧ボタン110は、ヒンジロッド1112を介して外部ケース101の一端に一部の区間の回動が可能な形で結合され、回動方式で加圧移動するように構成される。ボタンガイド溝1012には、加圧ボタン110の加圧操作に対する弾性復帰機能を提供するように別の弾性片1013が形成され得る。
【0084】
加圧ボタン110の加圧操作を防止できる安全ロック装置120は、外部ケース101に結合されるが、図14および図15に示すように、ボタンガイド溝1012の深さ方向に対する直角方向にボタンガイド溝1012にスライド挿入されて加圧ボタン110の加圧移動を防止するように形成される。外部ケース101の一側には、これらの安全ロック装置120がボタンガイド溝1012にスライド挿入されるようにスライド挿入溝1014が形成される。
【0085】
安全ロック装置120は、ボタンガイド溝1012にスライド方式で挿入および引出しされるように形成される加圧防止ロッド121と、加圧防止ロッド121の一端に延長形成され、加圧防止ロッド121がボタンガイド溝1012に挿入された状態で外部ケース101の外側面をくるむように形成される外側支持部122を含んで構成される。加圧防止ロッド121がボタンガイド溝1012に挿入されると、ボタンガイド溝1012を深さ方向に対する直角方向に横断するように配置されるため、加圧ボタン110は、ボタンガイド溝1012の深さ方向への加圧移動が拘束される。
【0086】
安全ロック装置120の外側支持部122の一側には、安全ロック装置120をスライド引出すために、手でつかむことができるハンドル突起123が外側方向に突出形成され、スライド挿入時には、安全ロック装置120の挿入の位置を正確にガイドするように、外側支持部122の一側面には、外部ケース101に貫通挿入されることができるガイド突起124が形成され得る。
【0087】
一方、これらの安全ロック装置120は、メインケース100に結合される保護キャップ200が分離されない以上、メインケース100から分離除去されないように構成されることが好ましい。保護キャップ200を分離除去しない状態で安全ロック装置120を解除した後に、加圧ボタン110を加圧すると、センサープローブ521が保護キャップ200にぶつかって損傷される可能性があるためである。
【0088】
したがって、安全ロック装置120の外側支持部122の一側には、外側支持部122が外部ケース101の外側面をくるみながら結合した状態で、保護キャップ200が外部ケース101に結合されることによって、保護キャップ200と噛み合うように加圧防止ロッド121のスライド方向と直角方向に延長される噛み合い延長部125が形成され得る。
【0089】
このような構造によって、図16aに示すように、安全ロック装置120が外部ケース101にスライド挿入された状態で保護キャップ200が分離除去されないと、安全ロック装置120の噛み合い延長部125が保護キャップ200の上端部に噛み合う状態に維持されるため、安全ロック装置120を分離除去することができない。図16bに示すように、保護キャップ200を分離除去すると、安全ロック装置120の噛み合い延長部125が解除されるため、安全ロック装置120を外部ケース101からスライド引出しして分離除去することができる。
【0090】
一方、アプリケーター10は、センサーモジュール20が内部に挿入された第1位置の状態では、センサーモジュール20を結合固定し、センサーモジュール20が外部に突出移動した第2位置の状態では、センサーモジュール20に対する結合固定の状態を解除するように形成される。
【0091】
前述したように、プランジャーボディー300のセンサー収容部301の端には、図17に示すように、センサー収容部301に挿入されたセンサーモジュール20と噛み合うように結合されてセンサーモジュール20を結合固定させることができるセンサー固定ホック330が装着される。センサー固定ホック330は、回転軸331を中心に回転可能に結合され、プランジャーボディー300が第1位置に位置した状態では、センサー固定ホック330がインナーケース102によって内側方向に加圧されてセンサーモジュール20と噛み合うように結合され、プランジャーボディー300が第2位置に位置した状態では、センサー固定ホック330に対する加圧が解除されてセンサーモジュール20との噛み合いの結合状態が解除される。このために、インナーケース102には、ホックガイド部140が形成される。
【0092】
センサー固定ホック330は、図17に示すように、一側に回転軸331が形成される回動ボディー3301と、回動ボディー3301の下端にセンサーモジュール20と噛み合うように突出形成されるホック突起3302を含んで構成され得る。プランジャーボディー300には、センサー固定ホック330の回転軸331が回転可能に結合されるように、回転軸結合溝302が形成される。また、センサーモジュール20のポッドベース511の両側端部には、センサーモジュール20がセンサー収容部301に挿入された状態でセンサー固定ホック330のホック突起3302と噛み合うようにセンサー固定ホック330に対応する形態で噛み合い結合溝5112が形成される。
【0093】
ホックガイド部140は、インナーケース102の内側面に内側中心方向に突出するように形成され、上下方向に長く形成される。ホックガイド部140は、内側面が突出面141および凹面142を有するように形成され、突出面141は、センサー固定ホック330を加圧し、凹面142は、センサー固定ホック330の加圧を解除するように形成される。凹面142は、センサー固定ホック330がプランジャーボディー300とともに第2位置に移動した状態でセンサー固定ホック330の加圧を解除するように形成される。すなわち、突出面141は、相対的に内側方向に突出するため、プランジャーボディー300の第1位置から第2位置の移動直前区間までの移動過程でセンサー固定ホック330を加圧することになり、凹面142は、相対的に凹形状であるため、プランジャーボディー300が第2位置に位置した状態でセンサー固定ホック330の加圧を解除することになる。
【0094】
したがって、センサー固定ホック330は、図18aに示すように、プランジャーボディー300が第1位置に位置した状態でホックガイド部140の突出面141によって内側方向に加圧され、プランジャーボディー300のセンサー収容部301に挿入収容されたセンサーモジュール20と噛み合うことになる。図18bに示すように、プランジャーボディー300が第2位置に直線移動すると、センサー固定ホック330は、ホックガイド部140の凹面142によって加圧解除されるため、センサー固定ホック330が回転軸331を中心に回動可能であり、センサーモジュール20との噛み合った状態も解除される。この状態では、すなわち、プランジャーボディー300がセンサーモジュール20とともに第2位置に移動した状態では、センサーモジュール20が接着テープ560によって身体に付着した状態であり、この状態でアプリケーター10を身体から離隔させる方向に分離すると、センサー固定ホック330とセンサーモジュール20の噛み合いが解除された状態であるため、アプリケーター10だけ身体から分離除去され、身体には、センサーモジュール20だけ付着した状態になる。
【0095】
一方、本発明では、センサーモジュール20がアプリケーター10に挿入された状態で製作されるため、前述したように、アプリケーター10に他のセンサーモジュール20を挿入して再使用することを防止するように構成される。
【0096】
このために、メインケース100は、プランジャーボディー300が第2位置に移動した後には、プランジャーボディー300が第1位置に復帰移動することを防止する復帰防止手段を備える。
【0097】
復帰防止手段は、図19aおよび図19bに示すように、プランジャーボディー300が第1位置から第2位置に下向き移動の完了時に、プランジャーボディー300の上端に噛み合うようにプランジャーボディー300の外側面を加圧する方向に弾性支持される復帰防止ホック104を含んで構成され得る。
【0098】
復帰防止ホック104は、図20に示すように、メインケース100の内側の上面から下部側に長く延長される弾性材質の弾性ボディー1041と、弾性ボディー1041の一側面の下端に突出形成されるホック部1042を含んで構成され得る。弾性ボディー1041は、メインケース100のうち、外部ケース101の上端に結合されるカバーケース103の下面に一体として形成され得る。また、弾性ボディー1041は、ホック部1042がプランジャーボディー300の外側面を弾性加圧できるように、下端に行くほど中心側に向かって傾斜する形で弾性偏向されるように形成され得る。
【0099】
ホック部1042は、プランジャーボディー300が第1位置に位置した状態で、弾性ボディー1041の弾性力によってプランジャーボディー300の外側面を弾性加圧し、プランジャーボディー300が第2位置に位置した状態では、弾性ボディー1041の弾性力によって中心側に弾性移動してプランジャーボディー300の上端部に噛み合うように形成される。
【0100】
このとき、弾性ボディー1041の下端には、プランジャーボディー300が第2位置に位置した状態で弾性ボディー1041の弾性力によって弾性移動してプランジャーボディー300の外側面に接触する方式で弾性ボディー1041の弾性移動の距離を制限するように、ストッパー部1043が形成される。
【0101】
このようにストッパー部1043が形成されることにより、プランジャーボディー300の第2位置から弾性ボディー1041が中心側に弾性移動する過程で、ストッパー部1043がプランジャーボディー300の外側面に接触して移動拘束され、この状態で、ホック部1042がプランジャーボディー300の上端部に噛み合うことになる。すなわち、ストッパー部1043が形成されることにより、弾性ボディー1041の過度な弾性移動を制限し、ホック部1042とプランジャーボディー300との噛み合った状態を正確に誘導し得る。また、弾性ボディー1041の弾性移動力を大きく形成しても、ストッパー部1043によって定位置で移動拘束されるため、弾性ボディー1041の弾性移動の速度を増加させることができ、より迅速な移動が可能であり、より安定的に復帰防止機能を行い得る。
【0102】
一方、アプリケーター10は、センサーモジュール20が第1位置から第2位置に外部の突出移動を完了すると同時に、センサーモジュール20の針部550を身体から引出し除去するように構成され、このために、アプリケーター10は、プランジャーボディー300が第1位置から第2位置に移動を完了すると同時に、針部550を上向き移動させ、身体から引出し除去する針引出し手段Nを備え得る。
【0103】
針引出し手段Nは、針部550の針ヘッド551と結合され、プランジャーボディー300に噛み合うように結合され、プランジャーボディー300とともにインナーケース102に付いて第1位置から第2位置に直線移動する針引出しボディー400と、針引出しボディー400が第1位置に向かって上向き移動する方向に針引出しボディー400に弾性力を加える針引出し弾性スプリングS2をさらに含み得る。
【0104】
針引出しボディー400は、プランジャーボディー300に噛み合うように結合されるが、このために、針引出しボディー400には、弾性変形が可能な別の弾性ホック410が形成され、弾性ホック410は、プランジャーボディー300のホック噛み合い部340に噛み合って結合される方向に弾性偏向される。したがって、プランジャーボディー300が加圧ボタン110の操作によって第1位置から第2位置に直線移動すると、針引出しボディー400もプランジャーボディー300とともに第2位置に直線移動する。
【0105】
このとき、インナーケース102には、針引出しボディー400が第2位置に移動するによって、弾性ホック410がプランジャーボディー300のホック噛み合い部340から噛み合いが解除されるように、弾性ホック410を内側方向に加圧する針引出し加圧部130が形成される。
【0106】
このような構造によって、加圧ボタン110が加圧操作されると、針引出しボディー400は、プランジャーボディー300とともに第1位置から第2位置に直線移動し、これと同時に、針引出しボディー400の弾性ホック410がインナーケース102の針引出し加圧部130によって加圧されてホック噛み合い部340との噛み合った状態が解除されるため、針引出しボディー400は、針引出し弾性スプリングS2の弾性力によって第1位置に向かって上向きに復帰移動することになる。
【0107】
このとき、針引出しボディー400は、一端の針ヘッド結合部420を通じて針部550の針ヘッド551と結合されているため、針引出しボディー400が上向きに復帰移動する過程で、針部550が一緒に移動して身体から引出し除去される。針ヘッド結合部420は、針ヘッド551に形成された結合溝552に噛み合って結合される形で針引出しボディー400の下端部に形成される。
【0108】
針引出しボディー400は、第1位置まで上向き移動するのではなく、針引出し弾性スプリングS2の弾性力によって、メインケース100の内側面の上端まで最大限に上向き移動できる。この場合、針引出しボディー400が弾性力によって移動してメインケース100の内側面の上端にぶつかって衝撃が発生できるが、これらの衝撃を緩和するために、メインケース100の内側面の上端には、緩衝部材1031が結合され得る。これらの緩衝部材1031によって衝撃の騷音を最小化できるため、使用者に器機作動の不安の誘発を防止できる。緩衝部材1031は、メインケース100の上端を構成するカバーケース103に結合され得る。
【0109】
一方、プランジャーボディー300がプランジャー弾性スプリングS1の弾性力によって第2位置に移動するによって、センサーモジュール20のセンサープローブ521および針部550が身体に挿入されるが、針部550の身体挿入の過程で挿入抵抗が発生し、反力によって針部550が身体挿入方向の反対方向に微細に後退し得る。この場合、センサープローブ521が正常な深さで身体に挿入されない可能性があるため、針部550の後退を防止することが好ましい。このために、針引出しボディー400には、針部550が針引出しボディー400について上部側に相対的な移動が発生しないように、針部550の上端を下向き支持する針支持ブロック430が結合され得る。
【0110】
次に、以上で説明したセンサーアプリケーター組立体の使用状態を図21ないし図24を中心に説明する。
【0111】
図21ないし図24は、本発明の一実施例による連続血糖測定器用センサーアプリケーター組立体の使用状態を動作手順によって段階的に示す図面である。
【0112】
まず、図21に示すように、アプリケーター10の保護キャップ200を分離する。保護キャップ200を分離する過程で、センサーモジュール20の接着テープ560の剥離紙561が保護キャップ200と一緒に分離されて接着テープ560から除去される。以後、センサーモジュール20を付着させる身体位置にセンサーアプリケーター組立体を位置させ、この状態で、安全ロック装置120を除去する。
【0113】
安全ロック装置120を除去した状態で、加圧ボタン110を加圧操作すると、図22aおよび図22bに示すように,プランジャーボディー300がプランジャー弾性スプリングS1によって外部の突出される方向に下向き移動し、この過程で、センサーモジュール20の針部550とセンサープローブ521が身体Eに挿入される。このとき、センサーモジュール20は、接着テープ560によって身体Eの表面に接着される。このように、プランジャーボディー300が外部の突出される方向に移動すると、図22bに示すように、プランジャーボディー300は、外部ケース101の復帰防止ホック104によって噛み合って再び上昇移動できない。したがって、一度使用したアプリケーター10は、再使用が不可能である。
【0114】
プランジャーボディー300が下向き移動すると、図22aに示すように、センサー収容部301のセンサー固定ホック330は、ホックガイド部140の凹面142によって加圧が解除されるため、センサーモジュール20との噛み合いの結合状態が解除される。また、針引出しボディー400の弾性ホック410は、インナーケース102の針引出し加圧部130によって内側方向に加圧され、プランジャーボディー300との噛み合った状態が解除される。
【0115】
したがって、プランジャーボディー300が下向き移動すると、これと同時に、図23に示すように、針引出しボディー400が針引出し弾性スプリングS2によって上向きに復帰移動することになる。このとき、針引出しボディー400とともに針部550が上向き移動することになるため、針部550は、身体Eから引出し除去される。
【0116】
この状態では、前述したように、センサー固定ホック330とセンサーモジュール20との噛み合った状態が解除された状態であるため、図24に示すように、アプリケーター10を上向きに分離して除去でき、このように、アプリケーター10を分離除去すると、身体Eには、センサーモジュール20だけ付着した状態になる。以後、別のトランスミッター30を接続端子513に接続するようにセンサーモジュール20に結合させると、センサーモジュール20による血糖測定の結果がトランスミッター30によって使用者の端末に送信される。
【0117】
以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明したものに過ぎないものであって、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で様々な修正および変形が可能であろう。したがって、本発明に開示された実施例は、本発明の技術思想を限定するためのものではなく、説明するためのものであり、これらの実施例によって本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。本発明の保護範囲は、以下の請求範囲によって解釈されるべきであり、これと同等の範囲内にあるすべての技術思想は、本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8a
図8b
図9a
図9b
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16a
図16b
図17
図18a
図18b
図19a
図19b
図20
図21
図22a
図22b
図23
図24