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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-20
(45)【発行日】2022-04-28
(54)【発明の名称】玩具部品、及び、模型玩具
(51)【国際特許分類】
   A63H 3/36 20060101AFI20220421BHJP
   A63H 3/00 20060101ALI20220421BHJP
   A63H 33/22 20060101ALI20220421BHJP
   G09F 13/18 20060101ALI20220421BHJP
【FI】
A63H3/36 Z
A63H3/00 U
A63H33/22 A
G09F13/18 Q
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2020166088
(22)【出願日】2020-09-30
(65)【公開番号】P2022057698
(43)【公開日】2022-04-11
【審査請求日】2021-09-07
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000135748
【氏名又は名称】株式会社バンダイ
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】特許業務法人大塚国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100076428
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康徳
(74)【代理人】
【識別番号】100115071
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康弘
(74)【代理人】
【識別番号】100112508
【弁理士】
【氏名又は名称】高柳 司郎
(74)【代理人】
【識別番号】100116894
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 秀二
(74)【代理人】
【識別番号】100130409
【弁理士】
【氏名又は名称】下山 治
(72)【発明者】
【氏名】齊田 直希
(72)【発明者】
【氏名】高橋 俊
【審査官】比嘉 翔一
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3037371(JP,U)
【文献】特開平09-187575(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63H 1/00-37/00
JSTPlus(JDreamIII)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
玩具部品であって、
発光体を収容した第1の部材と、
前記第1の部材の挿入部を着脱可能に挿入するための挿入孔を備える第2の部材と
を備え、
前記第1の部材は、前記挿入部内に開口を備え、前記開口を介して前記発光体の発光光を外部に放射可能に構成され
前記第2の部材は、
前記挿入部が前記挿入孔に挿入された状態において前記発光体の発光光を伝達する光伝達部材と、
前記光伝達部材を介して伝達された前記発光光を外部に放射する放射部材と
を備え
前記光伝達部材は、透明の部材で構成されており、
前記玩具部品は前記挿入孔を2つ備え、
前記光伝達部材は、
前記挿入孔のうち第1の挿入孔に前記挿入部が挿入された場合の前記発光体からの発光光を伝達する第1の透明の部材と、
前記挿入孔のうち第2の挿入孔に前記挿入部が挿入された場合の前記発光体からの発光光を伝達する第2の透明の部材とで構成されている、玩具部品。
【請求項2】
玩具部品であって、
発光体を収容した第1の部材と、
前記第1の部材の挿入部を着脱可能に挿入するための挿入孔を備える第2の部材とを備え、
前記第1の部材は、前記挿入部内に開口を備え、前記開口を介して前記発光体の発光光を外部に放射可能に構成され、
前記第2の部材は、
前記挿入部が前記挿入孔に挿入された状態において前記発光体の発光光を伝達する光伝達部材と、
前記光伝達部材を介して伝達された前記発光光を外部に放射する放射部材と
を備え、
前記光伝達部材は、透明の部材で構成されており、
前記透明の部材は、汎用ポリスチレン(GPPS)により構成されている、玩具部品。
【請求項3】
前記玩具部品は前記挿入孔を2つ備え、
前記光伝達部材は、
前記挿入孔のうち第1の挿入孔に前記挿入部が挿入された場合の前記発光体からの発光光を伝達する第1の透明の部材と、
前記挿入孔のうち第2の挿入孔に前記挿入部が挿入された場合の前記発光体からの発光光を伝達する第2の透明の部材と
で構成されている、請求項2に記載の玩具部品。
【請求項4】
前記光伝達部材は、前記挿入孔に前記挿入部が挿入された場合に、前記挿入部の前記開口と結合する端部を有し、
前記端部は、挿入時の前記挿入部の傾きを補償するように回動可能に構成されている、
請求項1から3のいずれか1項に記載の玩具部品。
【請求項5】
玩具部品であって、
発光体を収容した第1の部材と、
前記第1の部材の挿入部を着脱可能に挿入するための挿入孔を備える第2の部材とを備え、
前記第1の部材は、前記挿入部内に開口を備え、前記開口を介して前記発光体の発光光を外部に放射可能に構成され、
前記第2の部材は、
前記挿入部が前記挿入孔に挿入された状態において前記発光体の発光光を伝達する光伝達部材と、
前記光伝達部材を介して伝達された前記発光光を外部に放射する放射部材と
を備え、
前記光伝達部材は、前記挿入孔に前記挿入部が挿入された場合に、前記挿入部の前記開口と結合する端部を有し、
前記端部は、挿入時の前記挿入部の傾きを補償するように回動可能に構成されている、請求項2又は3に記載の具部品。
【請求項6】
前記第1の部材は、前記第2の部材に挿入されない場合に前記開口に第3の部材を接続可能に構成されている、請求項1から5のいずれか1項に記載の玩具部品。
【請求項7】
玩具部品であって、
発光体を収容した第1の部材と、
前記第1の部材の挿入部を着脱可能に挿入するための挿入孔を備える第2の部材とを備え、
前記第1の部材は、前記挿入部内に開口を備え、前記開口を介して前記発光体の発光光を外部に放射可能に構成され、かつ、前記第2の部材に挿入されない場合に前記開口に第3の部材を接続可能であって、
前記第2の部材は、
前記挿入部が前記挿入孔に挿入された状態において前記発光体の発光光を伝達する光伝達部材と、
前記光伝達部材を介して伝達された前記発光光を外部に放射する放射部材と
を備え、
前記第1の部材の前記開口に接続される前記第3の部材を更に備え、
前記第3の部材は透明の部材であり、前記発光体の発光光を外部に放射する、玩具部品。
【請求項8】
前記光伝達部材は、前記挿入孔に前記挿入部が挿入された場合に、前記挿入部の前記開口と結合する端部を有し、
前記端部は、挿入時の前記挿入部の傾きを補償するように回動可能に構成されている、
請求項7に記載の玩具部品。
【請求項9】
前記光伝達部材は、透明の部材で構成されている、請求項5から8のいずれか1項に記載の玩具部品。
【請求項10】
前記玩具部品は前記挿入孔を2つ備え、
前記光伝達部材は、
前記挿入孔のうち第1の挿入孔に前記挿入部が挿入された場合の前記発光体からの発光光を伝達する第1の透明の部材と、
前記挿入孔のうち第2の挿入孔に前記挿入部が挿入された場合の前記発光体からの発光光を伝達する第2の透明の部材と
で構成されている、請求項5から9のいずれか1項に記載の玩具部品。
【請求項11】
前記透明の部材は、汎用ポリスチレン(GPPS)により構成されている、請求項7から10のいずれか1項に記載の玩具部品。
【請求項12】
前記放射部材は透明の部材で構成されている、請求項1から11のいずれか1項に記載の玩具部品。
【請求項13】
前記放射部材は回動可能に構成されている、請求項12に記載の玩具部品。
【請求項14】
請求項1から13のいずれか1項に記載の玩具部品を備えた模型玩具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、玩具部品、及び、模型玩具に関する。
【背景技術】
【0002】
アクセサリや人形などの玩具に対して発光ダイオードを用いてイルミネーション効果を生じさせる技術が提案されている(特許文献1を参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開平9-187575号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、光源が発生した光を透明板を介して外部から視認可能としているだけであって、光源は当該透明板に光を供給するためだけに用いられている。
【0005】
本発明は、光源からの光を複数の用途に用いることを可能とする技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
玩具部品であって、
発光体を収容した第1の部材と、
前記第1の部材の挿入部を着脱可能に挿入するための挿入孔を備える第2の部材と
を備え、
前記第1の部材は、前記挿入部内に開口を備え、前記開口を介して前記発光体の発光光を外部に放射可能に構成され、かつ、前記第2の部材に挿入されない場合に前記開口に第3の部材を接続可能であって、
前記第2の部材は、
前記挿入部が前記挿入孔に挿入された状態において前記発光体の発光光を伝達する光伝達部材と、
前記光伝達部材を介して伝達された前記発光光を外部に放射する放射部材と
を備える。
また、玩具部品であって、
発光体を収容した第1の部材と、
前記第1の部材の挿入部を着脱可能に挿入するための挿入孔を備える第2の部材と
を備え、
前記第1の部材は、前記挿入部内に開口を備え、前記開口を介して前記発光体の発光光を外部に放射可能に構成され、
前記第2の部材は、
前記挿入部が前記挿入孔に挿入された状態において前記発光体の発光光を伝達する光伝達部材と、
前記光伝達部材を介して伝達された前記発光光を外部に放射する放射部材と
を備え、
前記光伝達部材は、透明の部材で構成されており、
前記玩具部品は前記挿入孔を2つ備え、
前記光伝達部材は、
前記挿入孔のうち第1の挿入孔に前記挿入部が挿入された場合の前記発光体からの発光光を伝達する第1の透明の部材と、
前記挿入孔のうち第2の挿入孔に前記挿入部が挿入された場合の前記発光体からの発光光を伝達する第2の透明の部材とで構成されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、光源からの光を複数の用途に用いることを可能とする技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施形態に対応する人形玩具の外形の一例を示す図。
図2】実施形態に対応する玩具部品の構成の一例を示す図。
図3】実施形態に対応する玩具部品の内部構成の一例を示す図。
図4】実施形態に対応する玩具部品の光伝達部材の一部の構成例を示す図。
図5】実施形態に対応する玩具部品の一部の構成を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴うち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。また、各図において、紙面に対する上下左右表裏方向を、本実施形態における部品(またはパーツ)の上下左右表裏方向として、本文中の説明の際に用いることとする。
【0010】
まず、本実施形態に対応する模型玩具の外観の一例を図1に示す。図1は、実施形態に係る人形玩具100の背面側の構成の一例を示す模式図である。人形玩具100は、頭部、胴体部、腕部、腰部、及び、脚部の各玩具部品を有し、これらが結合されて構成されている。個々の玩具部品の少なくとも一部は、隣接する玩具部品に対して回動(或いは揺動)可能に支持される。例えば、頭部は胴体部に対して回動可能に支持され、腕部は胴体部に対して回動可能に支持される。このようにして人形玩具100の各玩具部品には関節構造が設けられており、ユーザ(例えば、人形玩具1の所有者)は、このような人形玩具100を所望の姿勢にすることができる。図1において、胴体部110には、玩具部品120が接続されており、玩具部品120は、人形玩具の装飾部品であるサーベルの柄の部分121、122が本体部に着脱可能に挿入されて構成されている。
【0011】
尚、本明細書においては、各玩具部品の位置関係を説明するのに際して、前(前方)、後(後方)、左(左側方)、右(右側方)、上(上方)、下(下方)等と記載する場合があるが、これらの表現は人形玩具100を基準とした相対的なものである。例えば、前は人形玩具100の正面側に対応し、後は人形玩具100の背面側に対応する。
【0012】
本実施形態において、人形玩具100を構成する各玩具部品は、ABS、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)、汎用ポリスチレン(GPPS)等の熱可塑性樹脂により構成されている。また、内部パーツをこれらの熱可塑性樹脂により構成し、当該内部パーツの外側を覆う金属材料で構成された外部パーツとで構成してもよい。
【0013】
次に、図2を参照して、本実施形態に対応する玩具部品120の構成例を説明する。図2(A)は、玩具部品120の正面側の構成の一例を示している。玩具部品120は、サーベルの柄部分121と122(第1の部材)が本体部125(第2の部材)の上側に着脱可能に挿入されて構成されている。柄部分121と122との少なくともいずれか一方には発光体(例えば、LED等の発光素子)が配置されている。以下の本実施形態では、柄部分122にのみ発光体が配置されているものとして説明する。なお、本実施形態の目的を達成するためには少なくともいずれか一方に発光体が配置されていれば足りるが、両方に発光体を配置することを妨げるものではない。
【0014】
本体部125の下側には、回動部品であるバーニアユニット123、124が左右に2か所配置されている。バーニアとは、噴射装置全般の通称として用いられ、特には宇宙飛行体の姿勢制御用補助装置のことをいう。
【0015】
バーニアユニット123、124の内側は透明部材で構成されており、柄部分122の発光体の発光光が本体部125の内部を伝達されて、当該透明部材まで到達する。発光体からの発光光が透明部材に到達すると、透明部材が発光する。
【0016】
このようにして、本実施形態では、バーニアユニット123、124自体に発光体を設けることなく、柄部分122の発光体からの発光光を利用して、バーニアユニット123、124を発光させることができる。これにより、バーニアがあたかも動作しているような表現が可能となる。
【0017】
図2(B)は、柄部分121、122を本体部125から取り外した状態の一例を示す。柄部分121、122は先端に突起を備えており、当該突起は本体部125と結合するための挿入部201として機能する。また、本体部125には、当該挿入部201が挿入される挿入孔202が設けられており、挿入孔202には、挿入部202の開口と接続するための接続部材203が設けられている。図2(B)では、柄部分122用の挿入孔202、接続部材203についてのみ参照番号を付しているが、柄部分121用にも同様に挿入孔と接続部材とが設けられている。
【0018】
次に図2(C)は、玩具部品120の右側面の構成例を示す図である。バーニアユニット124は、玩具部品120に対して真下を向いているのではなく、斜め下方向を向いている。但し、バーニアユニット124は、例えば矢印で示す方向に回動可能であって、向きを任意に変化させることができる。
【0019】
図2(D)は、図2(C)のA-A'断面図であり、説明の簡単のために柄部分122の付近のみの構造を示している。柄部分122の挿入部201には開口205が設けられており、挿入部201が挿入孔202に挿入されると、開口205を介して接続部材203と接続される。接続部材203は球状部分を含むように構成されており、当該球状部分と部材204とが回動可能に接続される。
【0020】
次に図3を参照して、玩具部品120において、柄部分122の発光光をバーニアユニット123、124に伝達するための内部構造を説明する。図3(A)は、柄部分121及び122、柄部分122からの光をバーニアユニットに伝達するためのプリズム部材301、プリズム部材301へ、柄部分122からの光の伝達を可能とする接続部材203、プリズム部材301からの光をバーニアユニットに伝達すると共に、バーニアユニットの回動を可能とする回動部材302、バーニアユニット内の透明部材303の接続関係の一例を示す図である。
【0021】
図3(A)において、プリズム部材301、接続部材203、回動部材302はそれぞれ透明な部材により構成されており、柄部分122からの発光光を伝達可能な光伝達部材として機能する。また、透明部材303も同様に透明な部材により構成されており、光伝達部材により伝達された発光光を本体部125の外部に放射する放射部材として機能する。
【0022】
これらの部材として適宜の樹脂を用いることができるが、例えば、汎用ポリスチレン(GPPS)を用いて構成することができる。GPPSの他にアクリルを用いることもできる。アクリルはGPPSと比べて光の伝達性能が優れる点で有利であるが、GPPSは光の伝達性能はアクリルよりも下回るものの、十分な透過性が確保され、かつ、成形しやすいというメリットがある。
【0023】
図3(A)においてプリズム部材301は、接続部材203を介して柄部分と接続するように上側に延長された腕部分301A、301Bを有するように構成されている。これは、柄部分122が本体部125の左右の挿入位置のいずれに挿入されても、発光光を透明部材303に伝達可能とするためである。
【0024】
図3(B)は、プリズム部材301、接続部材203、回動部材302の接続例を示す図である。プリズム部材301と接続部材203とは、部材204に接続される。プリズム部材301は部材204に対して固定的に接続されるが、接続部材203は、先端の球状部分と、部材204の接続用の凹部とが接続されるので、球状部分を中心として回動可能に接続される。これにより柄部分121、122の挿入時のズレを回動により補償することができる。同様に、回動部材303は、それぞれ部材304に接続されるが、回動部材302先端の球状部分と、部材304の接続用の凹部とが接続されるので、球状部分を中心として回動可能に接続される。これにより、バーニアユニット123、124が回動可能となり、回動範囲において任意の方向に向けることができる。
【0025】
図4は、プリズム部材301の構成の一例を示す図である。本実施形態において、プリズム部材301は2枚の部材を重ね合わせることにより構成される。プリズム部材301を1枚で構成してもよいが、厚みを確保するために本実施形態では2枚を重ねている。
【0026】
図4において、プリズム部材301は、部材301-1と301-2とに分離される。部材301-1には腕部分301Aが形成されており、部材301-2には腕部分301Bが形成されている。部材301-1と301-2の脚部はそれぞれ下側に延びており、いずれの腕部分から光を受光した場合であっても、透明部材303のそれぞれに光を伝達可能に構成されている。本実施形態では、プリズム部材301-1と301-2とに腕部301A、301Bのいずれかのみを設けることとしたが、これにより機能を維持しつつコストを削減することができる。別の実施形態として、プリズム部材301-1と301-2とにそれぞれ腕部301A、301Bの両方を設けるようにしてもよい。
【0027】
図5は、柄部分122の構造を説明するための図である。図5(A)は、柄部分122の外観の一例を示す図であり、先端には開口205が設けられている。図5(B)は柄部分122の内部構造を説明するための断面図であり、内部には、LED等の発光体501が基板502上に配置されている。発光体501からの発光光は、開口205を介して柄部分122の外部に放射される。基板502には電池503により電源が供給されており、電池503は交換が可能である。図5(C)は、柄部分122に部材511(第3の部材)を装着した場合の例を示す。部材511は透明の部材であってもよく、その場合には発光体501から発生した発光光を外部に放射する(参照番号512で示すハッチング領域)ことができる。
【0028】
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
図1
図2
図3
図4
図5