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特許7061668センサー使用情報を利用した生体情報の管理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-20
(45)【発行日】2022-04-28
(54)【発明の名称】センサー使用情報を利用した生体情報の管理方法
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/00 20060101AFI20220421BHJP
   A61B 5/1473 20060101ALI20220421BHJP
【FI】
A61B5/00 G
A61B5/1473
A61B5/00 102C
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2020531751
(86)(22)【出願日】2019-01-24
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-02-18
(86)【国際出願番号】 KR2019001010
(87)【国際公開番号】W WO2019160254
(87)【国際公開日】2019-08-22
【審査請求日】2020-06-10
(31)【優先権主張番号】10-2018-0018399
(32)【優先日】2018-02-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】510115030
【氏名又は名称】アイセンス,インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110003339
【氏名又は名称】特許業務法人南青山国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100104215
【弁理士】
【氏名又は名称】大森 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100196575
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 満
(74)【代理人】
【識別番号】100168181
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 哲平
(74)【代理人】
【識別番号】100160989
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 正好
(74)【代理人】
【識別番号】100117330
【弁理士】
【氏名又は名称】折居 章
(74)【代理人】
【識別番号】100168745
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 彩子
(74)【代理人】
【識別番号】100176131
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 慎太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100197398
【弁理士】
【氏名又は名称】千葉 絢子
(74)【代理人】
【識別番号】100197619
【弁理士】
【氏名又は名称】白鹿 智久
(72)【発明者】
【氏名】パク、ジョンジェ
(72)【発明者】
【氏名】イ、ジンウォン
(72)【発明者】
【氏名】ナ、ジソン
(72)【発明者】
【氏名】パク、ヒョソン
(72)【発明者】
【氏名】キム、ジンホ
【審査官】▲高▼原 悠佑
(56)【参考文献】
【文献】欧州特許出願公開第03243434(EP,A1)
【文献】特表2013-502978(JP,A)
【文献】国際公開第2015/125833(WO,A1)
【文献】特表2010-506625(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0188884(US,A1)
【文献】国際公開第2006/120920(WO,A1)
【文献】特開2017-029232(JP,A)
【文献】国際公開第2017/040700(WO,A2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 5/00- 5/0538
A61B 5/06- 5/398
G16H 10/00-80/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
連続生体情報測定装置で測定した生体情報を使用者端末機で管理する方法において、
センサーモジュールとトランスミッタを具備する連続生体情報測定装置とペアリング接続を遂行する段階と、
前記連続生体情報測定装置のセンサーモジュールに保存されている第1センサー使用情報を受信し、前記連続生体情報測定装置のセンサーモジュールに第2センサー使用情報を保存制御して前記連続生体情報測定装置のセンサーモジュールを初期化登録する段階と、及び
初期化登録後前記連続生体情報測定装置で測定された生体情報を具備する測定メッセージを受信し、前記生体情報を使用者にマッピングして登録保存する段階と、を含み、
さらに、
前記第1センサー使用情報に基づいて前記センサーモジュールの使用が有効であるか否かを判断する段階と、
前記センサーモジュールの使用が有効でない場合に警告メッセージを生成して前記警告メッセージを活性化して使用者に出力する段階と、
活性化した前記警告メッセージに対する使用者確認命令が入力されるかを判断する段階と、
前記使用者確認命令が入力される場合に、前記警告メッセージの活性化時刻と前記使用者確認命令の入力時刻及び該当センサーモジュールの識別子の情報を管理サーバーに送信する段階
を含む
ことを特徴とする生体情報管理方法。
【請求項2】
前記第1センサー使用情報は前記センサーモジュールのメモリーに既登録された登録センサー使用情報または前記センサーモジュールと前記トランスミッタが接続連結時に生成された生成センサー使用情報であり、
前記第2センサー使用情報は、前記使用者端末機に登録された使用者情報であることを特徴とする請求項1に記載の生体情報管理方法。
【請求項3】
前記登録センサー使用情報は前記センサーモジュールの識別子、製造日、生産ロット(lot)のうちで少なくとも何れか一つであり、
前記生成センサー使用情報は、前記センサーモジュールの使用開始時刻、前記トランスミッタの識別子のうちで少なくとも何れか一つであることを特徴とする請求項2に記載の生体情報管理方法。
【請求項4】
前記センサーモジュールを初期化登録する段階は、
前記連続生体情報測定装置のセンサーモジュールに保存されている前記センサーモジュールの識別子、製造日または生産ロットを前記連続生体情報測定装置から受信する段階と、
前記センサーモジュールの製造日または生産ロット情報に基づいて前記センサーモジュールの有効使用如何を判断する段階と、
前記センサーモジュールが有効使用可能な場合、登録された使用者情報を前記連続生体情報測定装置に送信する段階と、及び
前記センサーモジュールの識別子及び前記センサーモジュールの使用開始時刻で前記センサーモジュールの使用を初期化登録する段階と、を含むことを特徴とする請求項3に記載の生体情報管理方法。
【請求項5】
前記有効使用如何を判断する段階で、
前記センサーモジュールの識別子または製造日から前記センサーモジュールの有効期間を判断し、前記センサーモジュールの有効期間と現在日付を比べて前記センサーモジュールの有効期間が終了したかの如何を判断するか、または
前記センサーモジュールの識別子または生産ロットを管理サーバーから受信した不良リストと比べて前記センサーモジュールの不良如何を判断することを特徴とする請求項4に記載の生体情報管理方法。
【請求項6】
前記センサーモジュールを初期化登録する段階は、
前記センサーモジュールの有効期間が終了した場合または前記センサーモジュールが不良である場合警告メッセージを生成し、前記警告メッセージを活性化して使用者に出力する段階をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の生体情報管理方法。
【請求項7】
前記生体情報を使用者にマッピングして登録保存する段階は、
前記測定メッセージに具備されている第1使用者情報と登録された使用者情報を比べる段階と、
登録された使用者情報のうちで前記第1使用者情報と一致する第2使用者情報が存在するかを検索する段階と、及び
前記第1使用者情報と一致する第2使用者情報にマッピングして前記測定メッセージに具備されている生体情報を登録保存する段階と、を含むことを特徴とする請求項3に記載の生体情報管理方法。
【請求項8】
前記生体情報を使用者にマッピングして登録保存する段階は、
登録された使用者情報のうちで前記第1使用者情報と一致する使用者情報が存在しない場合、使用者確認メッセージを生成して前記使用者確認メッセージを活性化して使用者に出力する段階をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の生体情報管理方法。
【請求項9】
前記生体情報管理方法は、
前記使用開始時刻情報と前記センサーモジュールの使用期間に基づいて残余使用期間を計算する段階をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の生体情報管理方法。
【請求項10】
前記生体情報管理方法は、
残余期間確認命令が入力される場合、使用開始時刻から前記残余期間確認命令が入力された時刻までの実際使用期間と前記センサーモジュールの使用期間から残余使用期間を計算して前記残余使用期間に対する情報を使用者に出力する段階をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の生体情報管理方法。
【請求項11】
前記生体情報管理方法は、
前記残余使用期間が設定された臨界日未満である場合、交替お知らせメッセージを生成し、生成した前記交替お知らせメッセージを活性化して使用者に出力する段階をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の生体情報管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生体情報の管理方法に関するものであり、より具体的には、連続生体情報測定装置から受信したセンサー使用情報の識別子、製造日または生産ロット情報に基づいて連続生体情報測定装置のセンサーモジュールの有効性を判断することで、流通期間が経過したセンサーモジュールまたは不良センサーモジュールの使用を防止することができるし、連続生体情報測定装置から受信した測定メッセージに具備された使用者情報に基づいてセンサーモジュールの再使用や共同使用を防止することができる生体情報の管理方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
糖尿病は現代人に多く発生される慢性疾患で全世界人口のうちで4億名程度が糖尿病疾患を有している。
【0003】
糖尿病は肥満、ストレス、誤った食習慣、先天的遺伝など多様な原因によって膵臓で作られるインスリンが絶対的に不足であるか、または相対的に不足で血液で糖に対する均衡をすぐ取ってくれることができないことにより血液内に糖成分が絶対的に多くなるようになって発病する。
【0004】
血液内には普通一定濃度のブドウ糖が含有されているし、組織細胞はここでエネルギーを得ている。
【0005】
しかし、ブドウ糖が必要異常に増加するようになれば、肝臓や筋肉または脂肪細胞などに適切に保存されることができずに血液内に蓄積され、これにより糖尿病患者は正常人よりずっと高い血糖が維持され、過多な血糖は組織をそのまま通過して小便で排出されることによって身体の各組織に絶対的に必要な糖分は不足になって身体各組織に異常を催すようになる。
【0006】
糖尿病は初期にはほとんど自覚症状がないことが特徴であるが、病気が進行されれば糖尿病特有の多飲、多食、多尿、体重減少、全身倦怠、肌かゆみ症状、手と足の傷が治らないで長続きする場合などの特有の症状が現われ、病気がいっそうさらに進行されれば、視力障害、高血圧、腎臓病、中風、齒周疾患、筋肉痙攣及び神経痛、壊疽などに進む合併症が現われる。
【0007】
このような糖尿病を診断して合併症に進まないように管理するためには体系的な血糖測定と治療が併行されなければならない。
【0008】
血糖測定機は使用者が指端から採血して血糖測定を1回単位で遂行する方式と、使用者のお腹と腕などに付着して血糖測定を連続的に遂行する方式がある。
【0009】
使い捨て血糖ストリップセンサーを使用する1回単位の血糖測定方式の場合採血をする度に針などを利用して直接採血をしなければならないので、それによる苦痛やストレスが伴う短所があって、最近には連続測定血糖センサーを利用した連続血糖測定方式に関する技術開発が多くなされている実情である。
【0010】
さらに、糖尿病が深刻な状態で進行した患者の場合、血糖管理がさらに厳格に進行されなければならないので、血糖測定を連続的に遂行する連続血糖測定システムが使用されている。
【0011】
連続血糖測定システムは使用者の肌に配置されて連続して使用者の血糖を測定する連続血糖測定機と、連続血糖測定機から測定した血糖情報を受信して使用者命令に従って血糖情報を使用者に出力する使用者端末機及び使用者端末機から血糖情報を受信して保存登録して連続血糖測定機と関連される管理情報を提供する管理サーバーを具備している。
【0012】
ここで連続血糖測定機は、使用者の体液から周期的に使用者の血糖を測定するセンサーモジュールと、センサーモジュールによって測定された血糖情報を使用者端末機に送るトランスミッタなどを含んで構成される。
【0013】
通常に連続血糖測定機のセンサーモジュールは、酵素法/非酵素法など測定方式によって一定期間の有効期間を有するが、使用者は有効期間を越さないセンサーモジュールを肌に付着して使用者の血糖情報を測定しなければならない。しかし、使用者は間違いで有効期間が経過したセンサーモジュールを使用するか、または有効期間が経過したセンサーモジュールを捨てることが惜しくて意図的に有効期間が経過したセンサーモジュールを使用するようになる場合が発生するようになる。
CD 42422また、連続血糖測定機のセンサーモジュールは体内に挿入される特性によって再使用されるか、または複数の使用者によって共同使用される場合に感染などの大きい健康上の問題を有して来ることができるが、従来連続血糖測定機のセンサーモジュールは場合、たびたび再使用されるか、または複数の使用者によって共同使用される場合が発生するおそれがある。
【0014】
有効期間が経過した連続血糖測定機のセンサーモジュールを使用することによって使用者は製造者が保証する正確度の性能を脱した測定値を経験することができて使用者は不正確な血糖情報によって適切な血糖調節と治療を逃すようになるか、または連続血糖測定機のセンサーモジュールの再使用や共同使用によって感染などの問題を発生させる。
【0015】
連続血糖測定機から受信した血糖情報を保存して血糖情報を使用者に提供する、使用者端末機で実行される従来アプリケーションの場合、このような問題点を乗り越えることができないという限界を有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
本発明は、上で言及した従来の連続生体情報測定装置で測定した生体情報を管理する方法が有する問題点を解決するためのものであり、本発明がなそうとする目的は、連続生体情報測定装置から受信したセンサー使用情報を利用して連続生体情報測定装置を有効に使用するように手伝ってくれる生体情報管理方法を提供することである。
【0017】
本発明がなそうとする他の目的は、連続生体情報測定装置から受信したセンサー使用情報に基づいてセンサーモジュールの残余使用期間を判断して残余使用期間に基づいて使用者にセンサーモジュールの交替時期を知らせてくれる生体情報管理方法を提供することである。
【0018】
本発明がなそうとするまた他の目的は、連続生体情報測定装置から受信した測定メッセージに具備された使用者情報と使用者端末機で登録された使用者情報を比べて同一なセンサーモジュールを再使用するか、または共同使用することを防止することができる生体情報管理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0019】
本発明の目的を達成するために本発明による連続生体情報測定装置で測定した生体情報を使用者端末機で管理する方法は、センサーモジュールとトランスミッタを具備する連続生体情報測定装置とペアリング接続を遂行する段階と、連続生体情報測定装置のセンサーモジュールに保存されている第1センサー使用情報を受信して連続生体情報測定装置のセンサーモジュールに第2センサー使用情報を保存制御して連続生体情報測定装置のセンサーモジュールを初期化登録する段階と、初期化登録後連続生体情報測定装置で測定された生体情報を具備する測定メッセージを受信して生体情報を使用者にマッピングして登録保存する段階と、を含むことを特徴とする。
【0020】
ここで、第1センサー使用情報は、センサーモジュールのメモリーに既登録された登録センサー使用情報またはセンサーモジュールとトランスミッタが接続連結時生成された生成センサー使用情報であり、第2センサー使用情報は使用者端末機に登録された使用者情報であることを特徴とする。
【0021】
ここで、登録センサー使用情報は、センサーモジュールの識別子、製造日、生産ロット(lot)のうちで少なくとも何れか一つであり、生成センサー使用情報はセンサーモジュールの使用開始時刻、トランスミッタの識別子のうちで少なくとも何れか一つであることを特徴とする。
【0022】
望ましくは、本発明の一実施例によるセンサーモジュールを初期化登録する段階は、連続生体情報測定装置のセンサーモジュールに保存されているセンサーモジュールの識別子、製造日または生産ロットを連続生体情報測定装置から受信する段階と、センサーモジュールの製造日または生産ロット情報に基づいてセンサーモジュールの有効使用如何を判断する段階と、センサーモジュールが有効使用可能な場合登録された使用者情報を連続生体情報測定装置に送信する段階と、センサーモジュールの識別子及びセンサーモジュールの使用開始時刻でセンサーモジュールの使用を初期化登録する段階と、を含むことを特徴とする。
【0023】
望ましくは、本発明による有効使用如何を判断する段階でセンサーモジュールの識別子または製造日からセンサーモジュールの有効期間を判断し、センサーモジュールの有効期間と現在日付を比べてセンサーモジュールの有効期間が終了したかの如何を判断するか、またはセンサーモジュールの識別子または生産ロットを管理サーバーから受信した不良リストと比べてセンサーモジュールの不良如何を判断することを特徴とする。
【0024】
望ましくは、本発明の一実施例によってセンサーモジュールを初期化登録する段階は、センサーモジュールの有効期間が終了した場合またはセンサーモジュールが不良である場合警告メッセージを生成し、警告メッセージを活性化して使用者に出力する段階をさらに含むことを特徴とする。
【0025】
望ましくは、本発明の一実施例によってセンサーモジュールを初期化登録する段階は、活性化した前記警告メッセージに対する使用者確認命令が入力されるかを判断する段階と、使用者確認命令が入力される場合警告メッセージの活性化時刻と使用者確認命令の入力時刻及び該当センサーモジュールの識別子に対する情報を管理サーバーに送信する段階と、をさらに含むことを特徴とする。
【0026】
望ましくは、本発明の一実施例によって生体情報を使用者にマッピングして登録保存する段階は測定メッセージに具備されている第1使用者情報と登録された使用者情報を比べる段階と、登録された使用者情報のうちで第1使用者情報と一致する第2使用者情報が存在するかを検索する段階と、第1使用者情報と一致する第2使用者情報にマッピングして測定メッセージに具備されている生体情報を登録保存する段階と、を含むことを特徴とする。
【0027】
望ましくは、本発明の一実施例によって生体情報を使用者にマッピングして登録保存する段階は、登録された使用者情報のうちで第1使用者情報と一致する使用者情報が存在しない場合、使用者確認メッセージを生成して使用者確認メッセージを活性化して使用者に出力する段階をさらに含むことを特徴とする。
【0028】
望ましくは、本発明の一実施例による生体情報管理方法は、使用開始時刻情報と前記センサーモジュールの使用期間に基づいて残余使用期間を計算する段階をさらに含むことを特徴とする。
【0029】
望ましくは、本発明の一実施例による生体情報管理方法は、残余期間確認命令が入力される場合、使用開始時刻から残余期間確認命令が入力された時刻までの実際使用期間とセンサーモジュールの使用期間から残余使用期間を計算して残余使用期間に対する情報を使用者に出力する段階をさらに含むことを特徴とする。
【0030】
ここで生体情報管理方法は、残余使用期間が設定された臨界日未満である場合、交替お知らせメッセージを生成し、生成した交替お知らせメッセージを活性化して使用者に出力する段階をさらに含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0031】
本発明による生体情報管理方法は次のような効果を有する。
【0032】
第一、本発明による生体情報管理方法は、連続生体情報測定装置から受信したセンサー使用情報の製造日または生産ロット情報に基づいて連続生体情報測定装置のセンサーモジュールの有効性を判断することで、流通期間が経過したセンサーモジュールまたは不良センサーモジュールの使用を防止することができる。
【0033】
第二、本発明による生体情報管理方法は連続生体情報測定装置から受信したセンサー使用情報に基づいてセンサーモジュールの残余使用期間を判断することで、残余使用期間に基づいて使用者にセンサーモジュールの交替時期を知らせてくれることができる。
【0034】
第三、本発明による生体情報管理方法は、連続生体情報測定装置から受信した測定メッセージに具備された使用者情報と使用者端末機で登録された使用者情報を比べて受信した生体情報を一致する使用者情報にマッピングして登録管理することで、同一なセンサーモジュールを再使用するか、または共同使用することを防止することができる。
【0035】
第四、本発明による生体情報管理方法は連続生体情報測定装置から受信した測定メッセージに具備された使用者情報と使用者端末機で登録された使用者情報を比べて受信した生体情報の使用者情報と登録された使用者情報が異なる場合、生体情報を表示しないことで重要な生体情報が流出されることを保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
図1図1は本発明による連続生体情報管理システムを説明するための図面である。
図2図2は本発明による連続生体情報測定装置100の一例を説明するための図面である。
図3図3は本発明による生体情報管理用使用者端末機を説明するための機能ブロック図である。
図4図4は本発明の一実施例による初期化登録部を説明するための機能ブロック図である。
図5図5は本発明の一実施例による情報管理部を説明するための機能ブロック図である。
図6図6は本発明によって使用者端末機で遂行される生体情報管理方法を説明するための流れ図である。
図7図7は本発明の一実施例によってセンサーモジュールを初期化登録する段階を説明するための流れ図である。
図8図8は本発明による警告メッセージと交替メッセージの一例を示している。
図9図9は本発明の一実施例によるセンサーモジュールの残余使用期間を案内する段階を説明するための流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
本発明の説明に使用される技術的用語は、単に特定の実施形態を説明するために使用されたもので、本発明を限定するものではない。更に本発明で使用された技術的用語は、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者であれば一般的に理解されるのと同一の意味を有する。尚、別に異なる意味に定義しない限り、過剰に包括的な意味に解釈されたり、縮小された意味で解釈されない。また、本発明における技術的用語が本発明の思想を正確に表現できない誤った技術的用語である場合には、当業者が正しく理解できる技術的用語に置き換えて理解されるべきである。
【0038】
更に、本発明で使用される単数の表現は文脈上明白に異なる意味ではない限り、複数の表現を含む。本明細書において、「構成される」又は「含む」などの用語は、発明に記載された多数の構成要素又は多数のステップを必ずしも全て含むものに解釈されてはならず、そのいずれか一部の構成要素、若しくは一部のステップは含まれない場合もあり、又は追加的な構成要素、若しくはステップを更に含むことができるもので解釈されるべきである。
【0039】
また、添付された図は本発明の思想を容易に理解し得るようにするためのものであって、添付された図により本発明の思想が制限されるもので解釈されてはならない。
【0040】
図1は、本発明による連続生体情報管理システムを説明するための図面である。
【0041】
図1を参照してより具体的に説明すると、使用者1の肌には連続生体情報測定装置100が付着されているが、連続生体情報測定装置100は使用者1の体液を周期的に抽出して抽出した体液を利用して使用者1の生体情報、例えば血糖を連続して測定する。
【0042】
連続生体情報測定装置100と使用者端末機200は、お互いに近距離通信、例えばブルートゥース(登録商標)通信、赤外線通信などに接続されているが、連続生体情報測定装置100と使用者端末機200は近距離通信を通じてデータを送受信する。すなわち、連続生体情報測定装置100と使用者端末機200がお互いに近距離通信範囲に位置する場合連続生体情報測定装置100は測定した使用者1の生体情報を使用者端末機200に送信する。
【0043】
ここで使用者端末機200は、連続生体情報測定装置100から受信した使用者1の生体情報を問い合わせ可能になるように保存するか、または使用者に出力することができる装置で、使用者端末機200は生体情報管理のためのアプリケーションを実行することができる。このような使用者端末機200の一例で、スマートフォン、ノートブック、PDA、生体情報管理専用端末機などが使用されることができる。
【0044】
使用者端末機200と管理サーバー50はお互いにネットワーク30を通じて接続されている。使用者端末機200は連続生体情報測定装置100から受信した使用者1の生体情報を管理サーバー50に送信するか、または連続生体情報測定装置100のセンサー使用情報を管理サーバー50に送信する。一方、使用者端末機200は管理サーバー50から連続生体情報測定装置の識別子による有効期間または生産ロット別製品情報を受信することができる。
【0045】
望ましくは、使用者端末機200は使用者情報に基づいて使用者を識別し、識別した使用者にマッピングして受信した生体情報を登録保存する。一方、使用者端末機200は使用者にマッピングして登録された生体情報またはセンサー使用情報を使用者情報と共に管理サーバー50に送信する。
【0046】
本発明による連続生体情報測定装置は、使用者の体液を抽出して使用者の生体情報を測定するセンサーモジュールと測定した生体情報を使用者端末機に送信するトランスミッタを具備するが、センサーモジュールはセンサー使用情報を保存している別途のメモリーを具備してセンサー使用情報を利用して使用者が有効な連続生体情報測定装置を使用するようにするか、または連続生体情報測定装置の再使用または複数の使用者の間の共同使用を防止するようにする。
【0047】
図2は、本発明による連続生体情報測定装置100の一例を説明するための図面である。
【0048】
本発明による連続生体情報測定装置100は、使用者の肌に付着されて使用者体液を抽出して体液から周期的に使用者の生体情報を測定するセンサーモジュール110と、センサーモジュール110と脱付着方式で接続されてセンサーモジュール110で測定した生体情報を使用者端末機に送信するトランスミッタ130を具備えている。ここで、センサーモジュール110とトランスミッタ130は別個のモジュールで製作され、センサーモジュール110とトランスミッタ130はお互いに脱付着方式で締結される。
【0049】
センサーモジュール110の一側には接続端子(図示せず)が形成されていて接続端子を通じてセンサーモジュール110とトランスミッタ130がお互いに接続されるが、センサーモジュール110で測定された生体情報は接続端子を通じてトランスミッタ130に伝達することができる。
【0050】
センサーモジュール110とトランスミッタ130は付着パッド101を通じて使用者の肌に配置されるが、付着パッド101は身体の一部、例えば、お腹またはわき腹の肌に付着されるように形成される。付着パッド101が身体に付着される方式は、別途の固定バンドを利用して付着される方式または縁部分に粘着剤が塗布されて肌に粘着される方式など多様な方式で設定されることができる。
【0051】
この時、体液抽出管103は付着パッド101が身体に付着された状態で体内に一部挿入されるように配置されることができる。例えば、体液抽出管103の末端が付着パッド101の身体付着面から外部突き出される形態で配置されることができるし、このような構造によって付着パッド101を身体表面に付着させれば、付着パッド101に装着された体液抽出管103はその末端が体内に挿入される形態で配置される。
【0052】
ここで、体液とは細胞間質液または血液のうちで何れか一つが適用されることができるし、血液は毛細管血、静脈血、動脈血のうちで何れか一つを含む概念で使用する。また、体液抽出管103は体液抽出管、カニューレ(cannula)またはマイクロ投石チューブ(Microdialysis Tubing)など体内から体液を抽出することができる多様な形態で形成されることができるし、このような形態をすべて通称して体液抽出管と称する。
【0053】
このように付着パッド101が身体に付着されれば、体液抽出管103が体内に挿入された状態で維持されるので、この状態で体液抽出管103を通じて使用者の体液が抽出されて連結チューブを通じて移送供給された体液はセンサーモジュール110によって生体情報、例えば血糖濃度が測定される。
【0054】
センサーモジュール110は供給された体液を利用して血糖濃度を測定するが、血糖濃度測定方式は一般的な採血式血糖測定機に使用される測定センサーなど多様な方式のセンサーが適用されることができるし、血糖濃度を測定する既存の多様な測定センサーが適用されることができるので、これに対する詳細な説明は略する。
【0055】
センサーモジュール110は別途の保存部(図示せず)を具備するが、保存センサーモジュール110の有効的な使用を管理するか、または再使用または共同使用を防止するか、または使用者にセンサーモジュールの交替を知らせてくれるためのセンサー使用情報が登録保存される。保存部に登録保存されるセンサー使用情報はセンサーモジュール110の出荷時に保存部に既登録されている登録センサー使用情報と、センサーモジュール110とトランスミッタを接続連結時に生成される生成センサー使用情報と、トランスミッタ130を通じて使用者端末機から受信する受信センサー使用情報を含む。
【0056】
ここで、登録センサー使用情報は、センサーモジュールの識別子、製造日、生産ロット(lot)、有効期間、設定した使用期間または使用回数であり、生成センサー使用情報はセンサーモジュールの使用開始時刻、接続したトランスミッタの識別子であり、受信センサー使用情報は使用者端末機から受信した使用者情報であることを特徴とする。
【0057】
ここで、生産ロット情報とは、血糖測定機のセンサーモジュールの測定部は金属、酵素、フィルムなどのいろいろな物質の複合体であり、生産過程も温度、湿度、使用者の能熟度が異なってセンサーモジュールをまったく同じ性能と性質の製品が生産されることが理論的に不可能である。大量生産されるセンサーモジュールを生産ロット情報で区分して生産ロット情報によって現われる偏差を判断して正確な生体情報の測定が可能である。
【0058】
ここで使用者情報は、使用者端末機で実行される生体情報管理アプリケーションで登録された使用者情報が使用されることができるが、例えば、使用者のアイディー、パスワード、生年月日、住民登録番号などの固有識別子が使用者情報で使用されることができる。
【0059】
センサーモジュール110に保存されるセンサー使用情報は、トランスミッタ130を通じて近距離通信範囲に位置する接続された使用者端末機(近距離通信がブルートゥース通信である場合、ペアリングされた使用者端末機)の間で送受信されるか、または、測定した使用者の生体情報はトランスミッタ130を通じて近距離通信範囲に位置する接続された使用者端末機に送信される。
【0060】
図3は、本発明による生体情報管理用使用者端末機を説明するための機能ブロック図である。
【0061】
図3を参照してより具体的に説明すると、通信部110は連続生体情報測定装置と接続を遂行して連続生体情報測定装置とデータを送受信するか、または管理サーバーと接続して管理サーバーとデータを送受信する。通信部110は連続生体情報測定装置とデータを送受信するための近距離通信と管理サーバーとデータを送受信するためのインターネット通信を遂行することができる。
【0062】
望ましくは、通信部110は連続生体情報測定装置と近距離通信方式でデータを送受信するために赤外線通信、ブルートゥース通信などを使用することができるが、ブルートゥース方式で連続生体情報測定装置とデータを送受信する場合ペアリング接続を遂行する。
【0063】
初期化登録部130は連続生体情報測定装置と通信接続を完了した場合、連続生体情報測定装置のセンサーモジュールに保存されているセンサーモジュールの識別子、製造日、生産ロットなどの登録センサー使用情報を受信するか、または連続生体情報測定装置で使用者情報などのセンサー使用情報を送信し、受信したセンサー使用情報とセンサーモジュールの使用開始時刻に対する情報をデータベース部170に保存してセンサーモジュールを初期化登録する。
【0064】
初期化登録部130は受信したセンサー使用情報の製造日に基づいてセンサーモジュールの有効期間が経過したかを判断するか、またはセンサー使用情報のロット情報に基づいてセンサーモジュールの不良如何を判断するなどセンサーモジュールの有効使用如何を判断することができる。
【0065】
一方、センサーモジュールが初期化登録される場合情報管理部150は通信部110を通じて周期的に連続生体情報測定装置から生体情報を受信し、受信した生体情報の使用者情報と使用者端末機で登録された使用者情報を比べて登録された使用者情報にマッピングして受信した生体情報をデータベース部170に登録保存する。情報管理部150は管理サーバーの要請がある場合または周期的にデータベース部170に登録保存された生体情報を管理サーバーに送信制御する。
【0066】
図4は、本発明の一実施例による初期化登録部を説明するための機能ブロック図である。
【0067】
図4を参照してより具体的に説明すると、有効使用判断部131は連続生体情報測定装置から受信したセンサー使用情報のうちでセンサーモジュールの識別子、製造日または生産ロット情報に基づいてセンサーモジュールが有効に使用されているかの如何を判断する。すなわち、有効使用判断部131はセンサー使用情報のうちでセンサーモジュールの識別子または製造日に基づいて使用者が使おうとするセンサーモジュールの有効期間が経過したかを判断するか、またはセンサー使用情報のうちで生産ロット情報に基づいて使用者が使おうとするセンサーモジュールが不良であるかの如何を判断する。
【0068】
望ましくは、有効使用判断部131は連続生体情報測定装置からセンサーモジュール識別子を受信する場合センサーモジュール識別子を管理サーバーに送信してセンサーモジュール識別子に該当する有効期間を受信するが、センサーモジュールの製造日と現在日付、そして有効期間に基づいてセンサーモジュールの有効期間が経過したかの如何を判断することができる。
【0069】
望ましくは、有効使用判断部131は連続生体情報測定装置からセンサーモジュールの生産ロット情報を受信する場合生産ロット情報を管理サーバーに送信して生産ロット情報に該当する不良製品に対する情報を受信するが、生産ロット別不良製品情報に基づいて該当センサーモジュールの不良如何を判断する。
【0070】
有効使用判断部131で該当センサーモジュールが有効な使用であることとして判断される場合、登録制御部133は受信したセンサーモジュールの識別子、製造日、生産ロットなどの登録センサー使用情報をデータベース部に登録保存するか、またはセンサーモジュールの使用開始時刻またはトランスミッタの識別子などの生成センサー使用情報をデータベース部に登録保存する。一方、登録制御部133は該当センサーモジュールが有効な使用である場合データベース部に登録された使用者情報を通信部を通じて連続生体情報測定装置で送信制御する。
【0071】
ここで登録制御部133は、連続生体情報測定装置との接続時刻をセンサーモジュールの使用開始時刻で使用するか、または連続生体情報測定装置から受信したセンサーモジュールとトランスミッタの接続時刻をセンサーモジュールの使用開始時刻で使用することができる。
【0072】
しかし、有効使用判断部131で該当センサーモジュールが有効な使用ではないことで判断される場合、すなわち該当センサーモジュールの有効期間が経過するか、または不良であることとして判断される場合、警告制御部135は警告メッセージを生成し、生成した警告メッセージを使用者端末機で活性化出力制御する。警告制御部135は活性化した警告メッセージに対する使用者の確認命令を受信する場合警告メッセージを活性化して出力した時刻と確認命令を受信した時刻に対する情報をデータベース部170に登録保存するか、または管理サーバーに送信制御する。
【0073】
一実施例で警告制御部135は警告メッセージに対する使用者の確認命令を受信する場合、登録制御部133を通じてセンサーモジュールの初期化登録を拒否するように制御して使用者にとって有効ではないセンサーモジュールを使用することができないように強制することができる。
【0074】
他の実施例で警告制御部135は、警告メッセージに対する使用者の確認命令を受信する場合、登録制御部133を通じてセンサーモジュールの初期化登録を進行するように制御することができるが、周期的に該当センサーモジュールの交替を知らせてくれるための警告メッセージを生成して使用者に活性化出力することができる。
【0075】
図5は、本発明の一実施例による情報管理部を説明するための機能ブロック図である。
【0076】
図5を参照してより具体的に説明すると、使用者確認部151は連続生体情報測定装置から測定メッセージを受信する場合測定メッセージに具備されている使用者情報と使用者端末機で登録された使用者情報を比べて登録された使用者情報のうちで該当測定メッセージの使用者情報と一致する使用者情報が存在するかを検索して使用者を確認する。センサーモジュールの初期化登録時に登録制御部は登録された使用者情報をセンサーモジュールに送信し、連続生体情報測定装置は測定メッセージを生成時に受信した使用者情報を具備するか、または使用者情報を利用する。
【0077】
一致する使用者情報が存在する場合、情報保存部153は受信した測定メッセージの生体情報を一致する使用者情報にマッピングしてデータベース部に登録保存する。
【0078】
しかし、一致する使用者情報が存在しない場合、お知らせ部155は使用者確認メッセージを生成し、生成した使用者確認メッセージを使用者端末機に活性化出力し、情報保存部153は受信した測定メッセージの生体情報をデータベース部に登録保存しないように制御する。
【0079】
一方、使用者端末機を通じて残余期間確認命令を受信する場合に残余時間計算部157はセンサーモジュールの使用開始時刻に対する情報と残余期間確認命令が入力された時刻までのセンサーモジュールの実際使用時間とセンサーモジュールの使用期間からセンサーモジュールの残余使用期間を計算し、計算した残余使用期間に対する情報を使用者端末機に活性化出力する。
【0080】
図6は、本発明によって使用者端末機で遂行される生体情報管理方法を説明するための流れ図である。
【0081】
図6を参照してより具体的に説明すると、使用者端末機は連続生体情報測定装置と通信接続を遂行する(S110)。ここで、使用者端末機と連続生体情報測定装置は赤外線通信またはブルートゥース通信を遂行するが、このような通信接続は広く公知された技術であるので、これに対する詳細な説明を略する。
【0082】
使用者端末機は連続生体情報測定装置から第1センサー使用情報を受信するか、または連続生体情報測定装置で第2センサー使用情報を送信して連続生体情報測定装置のセンサーモジュールを使用者端末機に初期化登録する(S130)。ここで、第1センサー使用情報はセンサーモジュールのメモリーに既登録された登録センサー使用情報またはセンサーモジュールとトランスミッタが接続連結時に生成された生成センサー使用情報であり、第2センサー使用情報は前記使用者端末機に登録された使用者情報であることを特徴とするが、登録センサー使用情報はセンサーモジュールの識別子、製造日、生産ロット(lot)のうちで少なくとも何れか一つであり、生成センサー使用情報はセンサーモジュールの使用開始時刻、トランスミッタの識別子のうちで少なくとも何れか一つであることを特徴とする。
【0083】
センサーモジュールを使用者端末機に初期化登録時に使用者端末機はセンサーモジュールの有効使用如何を判断するが、受信した第1センサー使用情報のうちでセンサーモジュールの識別子、製造日または生産ロット情報に基づいてセンサーモジュールの有効使用如何を判断し、センサーモジュールが有効な使用と判断される場合センサーモジュールを使用者端末機に初期化登録完了することができる。
【0084】
センサーモジュールの初期化登録が完了される場合、使用者端末機は周期的に連続生体情報測定装置から生体情報を具備する測定メッセージを受信するが(S150)、受信した測定メッセージに具備されている使用者情報と使用者端末機にログイン登録された使用者情報を比べて受信した使用者情報と一致する登録された使用者情報が存在するかを判断する(S170)。センサーモジュールの初期化登録時センサーモジュールを使用する使用者情報をセンサーモジュールに送信し、連続生体情報測定装置は使用者情報を具備するか、または使用者情報に暗号化して測定メッセージを生成する。
【0085】
受信した使用者情報と一致する登録された使用者情報が存在する場合、一致する使用者情報にマッピングして受信した生体情報をデータベース部に登録保存する(S180)。
【0086】
しかし、受信した使用者情報と一致する登録された使用者情報が存在しない場合、使用者確認メッセージを活性化して使用者端末機に出力制御する(S190)。
【0087】
このように測定メッセージに使用者情報を含むか、または使用者情報で暗号化することで、測定メッセージを受信した使用者端末機は測定メッセージの使用者情報と使用者端末機のアプリケーションに入力される使用者情報を比べて同一な使用者をマッピングして生体情報を管理することができるし、これを通じて第3者が使用者の生体情報を問い合わせ可能ではないようにするか、または相異な使用者が同一なセンサーモジュールを共同で使用するか、または再使用することができないようにできる。
【0088】
図7は、本発明の一実施例によってセンサーモジュールを初期化登録する段階を説明するための流れ図である。
【0089】
図7を参照してより具体的に説明すると、連続生体情報測定装置からセンサーモジュールの識別子、製造日、生産ロットなどの登録センサー使用情報を受信する(S131)。
【0090】
受信した登録センサー使用情報に基づいて使用者が使おうとするセンサーモジュールが有効に使用することができるセンサーモジュールであるかを判断する(S132)。ここで、センサーモジュールの有効使用如何を判断するために登録センサー使用情報のうちでセンサーモジュールの識別子または製造日に基づいてセンサーモジュールの有効使用期間が経過したかを判断するか、または登録センサー使用情報のうちで生産ロット情報に基づいてセンサーモジュールが不良製品であるかの如何を判断する。
【0091】
使用者が使おうとするセンサーモジュールが有効に使用することができる製品である場合、使用者端末機に登録された使用者情報を抽出して抽出した使用者情報を連続生体情報測定装置に送信して使用者情報をセンサーモジュールのメモリーに登録保存するようにする(S133)。
【0092】
センサーモジュールの登録センサー使用情報と共に連続生体情報測定装置で生成された生成センサー使用情報を登録保存してセンサーモジュールの初期化登録を完了する(S135)。ここで、生成センサー使用情報はセンサーモジュールの使用開始時刻またはトランスミッタの識別子であるが、センサーモジュールの使用開始時刻でセンサーモジュールとトランスミッタの接続時刻、または連続生体情報測定装置と使用者端末機との間の接続時刻が使用されることができる。
【0093】
一方、使用者が使おうとするセンサーモジュールを有効に使用することができない製品である場合、警告メッセージを生成し、生成した警告メッセージを使用者端末機のディスプレイ部を通じて活性化出力する(S137)。図8(a)は、警告メッセージの一例を図示しているが、図8(a)に示されているところのように警告メッセージには該当センサーモジュールは有効期間が経過して使用することができないか、または不良製品で使用することができないという内容のメッセージが含まれることができる。
【0094】
活性化された警告メッセージに回答して使用者端末機から使用者確認命令を受信する場合(S138)、警告メッセージを活性化して使用者に出力した時刻情報と使用者確認命令を受信した時刻に対する情報をデータベース部に保存登録するか、または管理サーバーに送信する(S139)。このように警告メッセージを活性化して使用者に出力した時刻情報と使用者確認命令を受信した時刻情報を保有することで、該当センサーモジュールを使わないことを使用者に知らせてくれたにもかかわらず今後使用者が有効ではないセンサーモジュールの使用によって発生するセンサーモジュール製造社の責任を減らすことができる。
【0095】
図9は、本発明の一実施例によるセンサーモジュールの残余使用期間を案内する段階を説明するための流れ図である。
【0096】
使用者端末機を通じてセンサーモジュールの残余使用期間を要請するための使用者命令が入力される場合(S210)、残余使用期間を要請するための使用者命令の入力時刻とセンサーモジュールの使用開始時刻からセンサーモジュールの実際使用期間を計算してセンサーモジュールの使用期間と実際使用期間からセンサーモジュールの残余使用期間を計算する(S230)。
【0097】
計算した残余使用期間と設定した臨界日を比べて(S250)、残余使用期間が臨界日より小さな場合交替メッセージを生成し、生成した交替メッセージを使用者端末機のディスプレイ部を通じて活性化出力する(S270)。図8(b)は交替メッセージの一例を図示しているが、図8(b)に示されているところのように交替メッセージには使用者が使っているセンサーモジュールの残余使用期間と使っているセンサーモジュールの交替を要請するメッセージが含まれることができる。
【0098】
一方、残余使用期間が臨界日より大きい場合残余使用期間を具備する案内メッセージを生成し、生成した案内メッセージを使用者端末機のデ-スプルレイブに活性化して出力する(S290)。
【0099】
本発明は図に示した実施形態に基づいて説明したが、これは例示的なものに過ぎず、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者なら、特許請求の範囲に記載した本発明の本質的な特性から外れない範囲で多様な修正及び変形が可能である。しかし、このような修正及び変形構造は全て本発明の権利範囲内に含まれることを明らかにする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9