(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-20
(45)【発行日】2022-04-28
(54)【発明の名称】振幅及び位相がプログラム可能な正弦波発生器を使用してオフセット信号を形成するためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
G01B 7/00 20060101AFI20220421BHJP
H03K 4/02 20060101ALI20220421BHJP
H03M 1/66 20060101ALI20220421BHJP
H03K 4/92 20060101ALI20220421BHJP
H03K 17/955 20060101ALI20220421BHJP
H03M 7/32 20060101ALI20220421BHJP
G01V 3/08 20060101ALN20220421BHJP
【FI】
G01B7/00 101C
H03K4/02 Z
H03M1/66 C
H03K4/92
H03K17/955 G
H03M7/32
G01V3/08 D
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021046955
(22)【出願日】2021-03-22
【審査請求日】2021-03-22
(32)【優先日】2020-04-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】000010098
【氏名又は名称】アルプスアルパイン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】デイヴィッド ウィリス
【審査官】信田 昌男
(56)【参考文献】
【文献】特表2009-527764(JP,A)
【文献】特表2018-510436(JP,A)
【文献】特表2009-533651(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01B 7/00
H03K 4/02
H03M 1/66
H03K 4/92
H03K 17/955
H03M 7/32
G01V 3/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
静電容量センサの制御信号を生成するためのシステムであって、当該システムは、
デジタル波形を生成するように構成される波形発生器と、
前記デジタル波形及び第1の調整データに基づいて第1の出力を生成するように構成される第1のシグマデルタ変調器(SDM)であって、前記第1の出力は前記制御信号に対応する、第1のSDMと、
前記デジタル波形及び第2の調整データに基づいて第2の出力を生成するように構成される第2のSDMであって、前記第2の出力はオフセット信号に対応する、第2のSDMと、含み、
前記第1のSDMは、前記制御信号の位相及び振幅を選択的に調整するように構成され、前記第2のSDMは、前記オフセット信号の位相及び振幅を選択的に調整するように構成される、
システム。
【請求項2】
前記デジタル波形は、デジタル正弦波である、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記波形発生器は、前記デジタル正弦波を出力するように構成されるルックアップテーブルを含む、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記第1の出力をフィルタ処理するように構成される第1のフィルタと、前記第2の出力をフィルタ処理するように構成される第2のフィルタとをさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記第1のフィルタ及び前記第2のフィルタは、一次フィルタである、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記第1のフィルタ及び前記第2のフィルタのうちの少なくとも1つが、2次以上のフィルタである、請求項4に記載のシステム。
【請求項7】
前記制御信号及び前記オフセット信号は、前記デジタル波形に対してオーバーサンプリングされる、請求項4に記載のシステム。
【請求項8】
前記静電容量センサをさらに含む、請求項4に記載のシステム。
【請求項9】
前記第1の調整データは、第1の位相及び振幅調整データを含み、前記第2の調整データは、第2の位相及び振幅調整データを含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記第1のフィルタは、前記制御信号を生成するために前記第1のSDMの前記第1の出力に接続される第1のローパスフィルタであり、
前記第2のフィルタは、前記オフセット信号を生成するために前記第2のSDMの前記第2の出力に接続される第2のローパスフィルタであり、
前記静電容量センサは、前記制御信号に対応する前記第1のローパスフィルタの出力に接続され、前記静電容量センサは、感知信号を出力し、
前記第1の位相及び振幅調整データ並びに前記第2の位相及び振幅調整データは、前記静電容量センサに物体が接触していない場合に、前記オフセット信号及び前記静電容量センサによって出力される前記感知信号が同じ位相及び振幅を有するように選択される、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記静電容量センサの出力に接続される反転入力端子と、前記オフセット信号に対応する前記第2のローパスフィルタの出力に接続される非反転入力端子とを有する差動増幅器をさらに含む、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記第1及び第2のSDMのそれぞれは、
前記デジタル波形に基づいて量子化出力を生成するように構成される量子化器であって、前記第1及び第2のSDMのそれぞれは、前記第1及び第2の調整データのそれぞれの位相調整データに基づいて、前記量子化出力の位相を調整するように構成される、量子化器と、
前記量子化出力及び前記第1及び第2の調整データのそれぞれの振幅調整データに基づいて、前記デジタル波形のゲイン調整に対応するフィードバック値を生成するように構成されるフィードバック計算モジュールと、を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
静電容量センサの制御信号を生成するための方法であって、当該方法は、
デジタル波形を生成するステップと、
第1のシグマデルタ変調器(SDM)を使用して、前記デジタル波形及び第1の調整データに基づいて第1の出力を生成するステップであって、該第1の出力は前記制御信号に対応する、生成するステップと、
第2のSDMを使用して、前記デジタル波形及び第2の調整データに基づいて第2の出力を生成するステップであって、該第2の出力はオフセット信号に対応する、生成するステップと、
前記第1のSDMを使用して、前記制御信号の位相及び振幅を選択的に調整するステップと、
前記第2のSDMを使用して、前記オフセット信号の位相及び振幅を選択的に調整するステップと、を含む、
方法。
【請求項14】
前記デジタル波形は、デジタル正弦波である、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
ルックアップテーブルを使用して前記デジタル正弦波を出力するステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記第1の出力及び前記第2の出力をフィルタ処理するステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
【請求項17】
前記デジタル波形に対して前記制御信号及び前記オフセット信号をオーバーサンプリングするステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
【請求項18】
前記静電容量センサによって出力される感知信号と前記オフセット信号との間の差に基づいて、前記静電容量センサとの接触を検出するステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
【請求項19】
前記第1の調整データは、第1の位相及び振幅調整データを含み、前記第2の調整データは、第2の位相及び振幅調整データを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項20】
第1のローパスフィルタを使用して前記第1のSDMの前記第1の出力をフィルタ処理して前記制御信号を生成するステップと、
第2のローパスフィルタを使用して前記第2のSDMの前記第2の出力をフィルタ処理して前記オフセット信号を生成するステップと、
前記静電容量センサを使用して、前記制御信号に対応する前記第1のローパスフィルタの出力を受信し、感知信号を出力するステップと、をさらに含み、
前記第1の位相及び振幅調整データ並びに前記第2の位相及び振幅調整データは、前記静電容量センサに物体が接触していない場合に、前記オフセット信号及び前記静電容量センサによって出力される前記感知信号が同じ位相及び振幅を有するように選択される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記静電容量センサの出力に接続される反転入力端子と、前記オフセット信号に対応する前記第2のローパスフィルタの出力に接続される非反転入力端子とを有する差動増幅器を用いて、前記感知信号と前記オフセット信号との間の差を出力するステップをさらに含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記第1及び第2のSDMのそれぞれを使用するステップと、
前記デジタル波形に基づいて量子化出力を生成するステップと、
前記第1及び第2の調整データのそれぞれの位相調整データに基づいて、前記量子化出力の位相を調整するステップと、
前記量子化出力及び前記第1及び第2の調整データのそれぞれの振幅調整データに基づいて、前記デジタル波形のゲイン調整に対応するフィードバック値を生成するステップと、をさらに含む、請求項13に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、静電容量センサ、より具体的には、静電容量センサの感知信号に関するオフセット信号を生成することに関する。
【背景技術】
【0002】
本明細書で提供される背景技術の説明は、本開示の文脈を概ね提示することを目的としている。この背景技術の段落に記載されている範囲で、現在明記している発明者の研究成果、及び出願時に先行技術として適格とならない可能性のある説明の態様は、明示的又は黙示的に、本開示に対する従来技術として認めらない。
【0003】
電子装置は、物体(例えば、指)と電子装置の表面等の表面との間の接触を感知し、感知した接触を示す信号を生成するように構成された静電容量センサを実装することができる。例えば、波形発生器は、信号を生成して静電容量センサに出力するように構成される。いくつかの例では、信号は正弦波である(つまり、信号はサイン波である)。正弦波の振幅及び/又は位相は、物体がセンサに接触しているかどうかに基づいて変化する。従って、センサに接触する物体の有無は、正弦波の振幅又は位相の変化に基づいて判定することができる。
【発明の概要】
【0004】
静電容量センサの制御信号を生成するためのシステムは、デジタル波形を生成するように構成される波形発生器と;デジタル波形及び第1の調整データに基づいて、制御信号に対応する第1の出力を生成するように構成される第1のシグマデルタ変調器(SDM)と;デジタル波形及び第2の調整データに基づいて、オフセット信号に対応する第2の出力を生成するように構成される第2のSDMと;を含む。第1のSDMは、制御信号の位相及び振幅を選択的に調整するように構成され、第2のSDMは、オフセット信号の位相及び振幅を選択的に調整するように構成される。
【0005】
他の特徴では、デジタル波形は、デジタル正弦波である。波形発生器は、デジタル正弦波を出力するように構成されるルックアップテーブルを含む。システムは、第1の出力をフィルタ処理するように構成される第1のフィルタと、第2の出力をフィルタ処理するように構成される第2のフィルタとをさらに含む。第1のフィルタ及び第2のフィルタは、1次フィルタである。第1のフィルタ及び第2のフィルタのうちの少なくとも1つが、2次以上のフィルタである。制御信号及びオフセット信号は、デジタル波形に対してオーバーサンプリングされる。
【0006】
他の特徴では、システムは、静電容量センサをさらに含む。第1の調整データは、第1の位相及び振幅調整データを含み、第2の調整データは、第2の位相及び振幅調整データを含む。第1のフィルタは、制御信号を生成するために第1のSDMの第1の出力に接続される第1のローパスフィルタであり、第2のフィルタは、オフセット信号を生成するために第2のSDMの第2の出力に接続される第2のローパスフィルタであり、静電容量センサは、制御信号に対応する第1のローパスフィルタの出力に接続され、静電容量センサは、感知信号を出力し、第1の位相及び振幅調整データ並びに第2の位相及び振幅調整データは、物体が静電容量センサに接触していない場合に、オフセット信号及び静電容量センサによって出力される感知信号が同じ位相及び振幅を有するように選択される。差動増幅器が、静電容量センサの出力に接続される反転入力端子と、オフセット信号に対応する第2のローパスフィルタの出力に接続される非反転入力端子とを有する。
【0007】
他の特徴では、第1及び第2のSDMのそれぞれは、デジタル波形に基づいて量子化出力を生成するように構成される量子化器を含み、第1及び第2のSDMのそれぞれは、第1及び第2の調整データのそれぞれの位相調整データに基づいて量子化出力の位相を調整するように構成される。第1及び第2のSDMのそれぞれは、量子化出力及び第1及び第2の調整データのそれぞれの振幅調整データに基づいて、デジタル波形のゲイン調整に対応するフィードバック値を生成するように構成されるフィードバック計算モジュールを含む。
【0008】
静電容量センサの制御信号を生成するための方法は、デジタル波形を生成するステップと;第1のシグマデルタ変調器(SDM)を使用して、デジタル波形及び第1の調整データに基づいて制御信号に対応する第1の出力を生成するステップと;第2のSDMを使用して、デジタル波形及び第2の調整データに基づいてオフセット信号に対応する第2の出力を生成するステップと;第1のSDMを使用して、制御信号の位相及び振幅を選択的に調整するステップと;第2のSDMを使用して、オフセット信号の位相及び振幅を選択的に調整するステップと;を含む。
【0009】
他の特徴では、デジタル波形は、デジタル正弦波である。この方法は、ルックアップテーブルを使用してデジタル正弦波を出力するステップをさらに含む。この方法は、第1の出力及び第2の出力をフィルタ処理するステップをさらに含む。この方法は、デジタル波形に対して制御信号及びオフセット信号をオーバーサンプリングするステップをさらに含む。この方法は、静電容量センサによって出力される感知信号とオフセット信号との間の差に基づいて、静電容量センサとの接触及び/又は静電容量センサへの近接を検出するステップをさらに含む。
【0010】
他の特徴では、第1の調整データは、第1の位相及び振幅調整データを含み、第2の調整データは、第2の位相及び振幅調整データを含む。この方法は、第1のローパスフィルタを使用して第1のSDMの第1の出力をフィルタ処理して制御信号を生成するステップと;第2のローパスフィルタを使用して第2のSDMの第2の出力をフィルタ処理してオフセット信号を生成するステップと;静電容量センサを使用して、制御信号に対応する第1のローパスフィルタ及び第2のローパスフィルタの出力を受信し、感知信号を出力するステップと;を含む。第1の位相及び振幅調整データ並びに第2の位相及び振幅調整データは、物体が静電容量センサに接触していない場合に、オフセット信号及び静電容量センサによって出力される感知信号が同じ位相及び振幅を有するように選択される。この方法は、静電容量センサの出力に接続される反転入力端子と、オフセット信号に対応する第2のローパスフィルタの出力に接続される非反転入力端子とを有する差動増幅器を用いて、感知信号とオフセット信号との間の差を出力するステップをさらに含む。
【0011】
他の特徴では、この方法は、第1及び第2のSDMのそれぞれを使用するステップと;デジタル波形に基づいて量子化出力を生成するステップと;第1及び第2の調整データのそれぞれの位相調整データに基づいて、量子化出力の位相を調整するステップと;量子化出力及び第1及び第2の調整データのそれぞれの振幅調整データに基づいて、デジタル波形のゲイン調整に対応するフィードバック値を生成するステップをさらに含む。
【0012】
本開示の適用可能性の更なる領域は、詳細な説明、特許請求の範囲、及び図面から明らかになるであろう。詳細な説明及び特定の例は、例示のみを目的としており、開示の範囲を限定することを意図するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本開示は、詳細な説明及び添付の図面からより完全に理解されるであろう。
【
図1】静電容量センサを含む例示的な電子装置である。
【
図2A】静電容量センサに関する例示的な波形発生器である。
【
図2B】静電容量センサに関する例示的な波形発生器である。
【
図3】本開示による静電容量センサに関するシグマデルタ変調を実施する例示的な電子装置である。
【
図4A】本開示によるシグマデルタ変調器の例を示す図である。
【
図4B】本開示によるシグマデルタ変調器の例を示す図である。
【
図5】本開示による静電容量センサの波形を生成する例示的な方法である。 図面において、参照符号は、類似及び/又は同一の要素を識別するために再利用され得る。
【発明を実施するための形態】
【0014】
物体との接触に応答して静電容量センサに供給される信号(感知信号に対応する)の変化は、典型的に、供給される信号に比べて小さく、検出するのが難しい場合がある。従って、その変化の検出を改善するために、様々な方法が実施され得る。例えば、信号をセンサに提供する波形発生器は、信号の複製も供給することができ、又は第2の波形発生器が、信号の複製を供給するために提供され得る。複製信号は供給信号から差し引かれ、検出を改善するために増幅され得る結果は、感知信号に対応する。いくつかの例では、波形発生器は、ウィーンブリッジ(Wein bridge)発振器等の正弦波発生器である。他の例では、波形発生器は、デジタル正弦波をデジタル/アナログ変換器(DAC)に供給するように構成され得、DACの出力は、フィルタ処理及び/又は増幅される。
【0015】
ここで
図1を参照すると、静電容量センサに対応するセンサモジュール104を含む例示的な電子装置100が示されている。波形発生器108は、制御又は駆動信号(例えば、正弦波)110をセンサモジュール104に供給する。波形発生器108は、制御信号をオフセット制御モジュール112に供給することができ、又はオプションの第2の波形発生器116は、制御信号の複製をオフセット制御モジュール112に提供することができる。
【0016】
センサモジュール104は、制御信号110を変更し、制御信号110に基づいて感知信号118を生成する。感知信号118は、物体(例えば、指)がセンサモジュール104に接触しているかどうかを示す。いくつかの例では、感知信号118は、物体がセンサモジュール104に近接していることを示す。感知信号118は、物体がセンサモジュール104に接触しているかどうかに関係なく、制御信号110とは異なる(例えば、振幅及び/又は位相が異なる)場合がある。
【0017】
オフセット制御モジュール112は、物体とセンサモジュール104との接触なしに、感知信号118の複製であるオフセット信号120を生成するように構成される。換言すると、オフセット制御モジュール112は、物体とセンサモジュール104との間に接触がない場合(及び/又は、いくつかの例では、物体が感知信号118に影響を与えるほどセンサモジュール104に十分に接近していない場合)に、センサモジュール104と同じ方法で制御信号110を変更するように構成される。そうして、物体との接触がない場合に、感知信号118及びオフセット信号120は、略同じであり(例えば、大きさ、位相、及び/又は大きさと位相との両方において)、感知信号118とオフセット信号120との間の差はゼロに近づく。
【0018】
逆に、物体とセンサモジュール104との間に接触がある場合に、オフセット信号120及び感知信号118は異なるであろう。減算器124は、オフセット信号120と、(増幅器128によって増幅される)感知信号118との間の差を出力する。次に、増幅器128の出力は、センサモジュール104との接触を検出するように処理され得る。例えば、増幅器128の出力の振幅及び/又は位相がそれぞれの閾値を超えるかどうかに基づいて、接触が判定される。いくつかの例では、感知信号118は、物体がセンサモジュール104と直接接触しているかどうかに関係なく、物体がセンサモジュール104に近接していることを示し得る。これらの例では、感知信号118は、物体とセンサモジュール104との間の距離をさらに示し得る。
【0019】
単なる例として、波形発生器108は、振幅を調整及び/又は変調することが困難であり得るウィーンブリッジ発振器を実装する。他の例では、波形発生器108は、デジタル正弦波を生成することができる。例えば、
図2A及び
図2Bに示されるように、波形発生器108は、デジタル正弦波発生器200を含み得る。
図2Aでは、アナログDAC204は、デジタル正弦波をアナログ信号に変換し、このアナログ信号は、次に、ゲイン制御能力を有するローパスフィルタ(LPF)208を使用してフィルタ処理及び増幅(又は、いくつかの例では、減衰)される。LPF208は、コストを削減するための一次フィルタであり得るか、又はいくつかの例では、二次、三次、又はより高次のフィルタであり得る。例えば、振幅制御信号は、ゲインを制御するためにLPF208に提供される。他の例では、帯域通過フィルタを使用してもよい。
【0020】
逆に、
図2Aでは、乗算器212が、デジタル正弦波発生器200とアナログDAC204との間に提供される。振幅制御信号は、ゲインを制御するために乗算器212に提供され、乗算器の出力(増幅したデジタル正弦波に対応する)は、アナログDAC204に提供される。アナログDAC204によって出力されるアナログ信号は、ゲイン制御なしのLPF216を使用してフィルタ処理される。
【0021】
DAC204等のDACは、集積回路上の電力消費及び面積を増大させ、正確な振幅及び位相制御のために設計及び実装することが困難であり、且つ温度及びプロセスの変動を有する。ゲイン制御ありのLPF208及び乗算器212等の他の構成要素は、同様に、集積回路の面積及びコストの増大を必要とし、及び/又は設計上の困難をもたらす。
【0022】
本開示によるシステム及び方法は、静電容量センサのための制御又は駆動信号を生成するためにシグマデルタ変調を実施する。より具体的には、本開示による静電容量センサに関するシグマデルタ変調器は、デジタル正弦波を処理し、処理したデジタル正弦波の振幅及び位相制御を実施するように構成される。
【0023】
ここで
図3を参照すると、センサモジュール304(例えば、静電容量センサ)を含み、且つ本開示によるシグマデルタ変調を実施する例示的な電子装置300が示されている。正弦波発生器(例えば、正弦波ルックアップテーブル(LUT)308を使用して実装される)等の波形発生器は、デジタル波形(例えば、デジタル正弦波312)を出力する。例えば、デジタル正弦波312は、正弦波電圧レベルのMビットバイナリ表現である。
【0024】
デジタル正弦波は、制御信号モジュール(例えば、第1のシグマデルタ変調器(SDM)316)及びオフセット信号モジュール(例えば、第2のSDM320)に供給される。SDM316及び320は、それぞれ、振幅及び位相を制御するために可変フィードバックを使用するデジタル正弦波312に基づいて、第1及び第2の出力(例えば、マルチビット、パルス密度変調正弦波)324及び328を生成するように構成される。SDM316及び320は、フィルタ処理要件を低減するために、デジタル正弦波312の周波数よりも高い周波数でクロックされ得る。
【0025】
SDM316は、制御振幅/位相調整信号(例えば、第1の位相及び振幅調整データを含む第1の調整データ)を受信し、SDM320は、オフセット振幅/位相調整信号(例えば、第2の位相及び振幅調整データを含む第2の調整データを受信し、SDM316及び320の出力324及び328は、それぞれの調整信号に従って(例えば、振幅及び/又は位相で)調整することができる。例えば、調整信号は、それぞれのレジスタに格納された較正値であり得る。
【0026】
SDM316及び320の出力324及び328は、それぞれのアナログの第1及び第2のLPF332及び336に接続される。LPF332及び336は、出力324及び328からのパルス密度変調信号の高周波ノイズ及び高周波成分をフィルタ処理するように構成される。例えば、LPF332及び336は一次フィルタである。いくつかの例では、LPF332及び336は、SDM316及び320に提供されるデジタル正弦波312に対して正弦波324及び328をオーバーサンプリングし、結果として得られるサンプルが補間される。LPF332及び336の出力は、それぞれ、制御信号340及びオフセット信号344に対応する。制御信号340はセンサモジュール304に提供され、オフセット信号344は、増幅器352、フィードバックコンデンサ356、及びフィードバック抵抗器360を含む例示的な出力回路348への入力として提供される。出力回路348は、単なる例として示され、出力回路348の他の構成を使用してもよい。例えば、いくつかの実施態様では、フィードバックコンデンサ356及び/又はフィードバック抵抗器360は省略され得る。例えば、増幅器352は、差動増幅器であり、且つセンサモジュール304の出力に接続される反転入力端子と、第2のLPF336の出力に接続される非反転入力端子とを有する。具体的には、センサモジュール304は、差動増幅器352の反転入力端子に接続する1つ又は複数の感知電極を有する。
【0027】
センサモジュール304は、制御信号340の振幅及び位相を変更する寄生容量364及び368を含む静電容量センサ(例えば、容量性タッチ回路)に対応する。第1のLPF332の出力は、静電容量364を介して1つ又は複数の感知電極に接続される。物体(例えば、指372)が1つ又は複数の感知電極(センサモジュール304)に接触すると、指372の静電容量376によって、制御信号340の振幅及び位相がさらに変更される。従って、センサモジュール304は、指372等の物体がセンサモジュール304と接触しているか、又はいくつかの例では、指372がセンサモジュール304に近接しているかどうかを示す感知信号380を生成する。
【0028】
出力回路348(差動増幅器352)は、感知信号380とオフセット信号344との間の差を検出して出力する。例えば、SDM316及び320のそれぞれの調整信号は、第1の位相及び振幅調整データ並びに第2の位相及び振幅データを含み、これらのデータは、センサモジュール304(例えば、1つ又は複数の感知電極)と指372等の物体との間に接触がないときに、感知信号380及びオフセット信号344(すなわち、感知信号380及びオフセット信号344のそれぞれの振幅及び位相)が同じになるように選択される。換言すると、SDM316は、制御信号340の位相及び振幅を選択的に調整して、それに対応して感知信号の位相及び振幅を調整し、第2のSDM320は、センサモジュール304(1つ又は複数の感知電極)と物体との間に接触がない場合に、差動増幅器352の出力が実質的にゼロになるように、オフセット信号344の位相及び振幅を調整するように構成される。このようにして、出力回路348の出力は、センサモジュール304と指372との間に接触があるか、又はいくつかの例では、指372がセンサモジュール304に近接しているかどうかを示す。
【0029】
ここで、
図4A及び
図4Bを参照すると、本開示による例示的なSDM400(例えば、SDM316及び320に対応する)がより詳細に示されている。SDM400は、例えば、正弦波電圧レベルのMビットバイナリ表現を含むデジタル正弦波404(例えば、
図3のデジタル正弦波312に対応する)を受信する。加算モジュール408が、デジタル正弦波404及び伝達関数(F(z))モジュール412の出力(例えば、信号n5)を受信する。伝達関数モジュール412は、
図4Bにさらに詳細に示されている。
【0030】
加算モジュール(例えば、デジタル加算器)408の出力(例えば、デジタル波形を含む信号n1)が、デジタル正弦波404と伝達関数モジュール412の出力n5との合計に対応する。量子化器416が、n1を受信し、且つ信号n1に基づいて量子化出力Qoutを生成するように構成される。例えば、Qoutは、n1の値と固定値との間の比較に対応する値を有する。従って、Qoutはn1を示す1ビット又は2ビットの値である。他の例では、Qoutは3ビット以上である可能性がある。例えば、量子化器416が単一ビット量子化器である場合に、Qoutは、1又は0である。逆に、量子化器416が2ビット量子化器である場合に、Qoutは、00、01、10、又は11である。
【0031】
Qoutは、遅延モジュール420及びフィードバック計算モジュール424に提供される。遅延モジュール420の出力が、静電容量センサ(例えば、センサモジュール304)に提供されるデジタル正弦波404の量子化された(すなわち、デジタル)、位相調整表現である。換言すると、遅延モジュール420の出力は、パルス密度変調信号であり、高密度は高電圧に対応し、低密度は低電圧に対応する。例えば、遅延モジュール420は、位相調整データを含む位相調整信号に基づいて遅延を適用する。位相調整信号は、
図3の制御又はオフセット振幅/位相調整信号の位相成分に対応する。従って、センサモジュール304と指372等の物体との間に接触がない場合に、それぞれの出力の位相(例えば、感知信号380及びオフセット信号344に対応するSDM400の位相)が同じになるように、遅延を較正することができる。換言すると、SDM400は、位相調整データに基づいて、量子化出力Qoutの位相を調整する。
【0032】
逆に、フィードバック計算モジュール424は、Qout及び振幅調整データを含む振幅調整信号に基づいて、ゲイン調整に対応するフィードバック値fbvalを計算する。振幅調整信号は、
図3の制御又はオフセット振幅/位相調整信号の振幅成分に対応する。従って、センサモジュール304と指372等の物体との間に接触がない場合に、それぞれの出力の振幅(例えば、感知信号380及びオフセット信号344に対応するSDM400の振幅)が同じになるように、ゲインを較正することができる。
【0033】
例えば、フィードバック計算モジュール424は、Qoutに基づいてfbvalを出力し、及び振幅調整信号に従って選択されたフィードバックゲインGfを出力する。一例では、Gfは、振幅調整信号に従って上向き又は下向きに調整される固定値であり、fbvalは、Qoutに基づくGfの調整(値)である。例えば、Qoutが1ビットである場合に、fbvalは、Gfを使用して計算された1つの正の値又は1つの負の値(つまり、Qoutが1か0かによって異なる)のいずれかになり得る。逆に、Qoutが2ビットである場合に、fbvalは、Gfを使用して計算された2つの正の値のうちの1つ、又は2つの負の値のうちの1つ(つまり、Qoutが00、01、10、又は11のいずれであるかによって異なる)になり得る。換言すれば、フィードバック計算モジュール424は、Qout及び振幅調整データに基づいて、デジタル正弦波(すなわち、波形)404のゲイン調整に対応するフィードバック値fbvalを生成するように構成される。
【0034】
フィードバック値fbvalは、fbvalとn1との間の差を(信号n2として)出力するように構成された差分モジュール(例えば、デジタル減算器)428に提供される。信号n2は、n2に基づいてn5を計算して出力するように構成される伝達関数モジュール412に提供される。
図4Bに示される伝達関数モジュール412の例示的な一実施態様は、遅延モジュール432及び436、シフトレジスタ(例えば、左シフトレジスタ)440、及び差分モジュール(例えば、デジタル減算器)444を含む。遅延モジュール432は、n2を(例えば、1クロックサイクル(z
-1)だけ)遅延させ、それに対応してn3を出力する。信号n3(遅延されたn2に対応する)は、シフトレジスタ440及び遅延モジュール436に提供される。
【0035】
シフトレジスタ440は、信号n3を乗算するための乗算器として機能する。例えば、シフトレジスタ440の出力が、2*n3に対応し得る。遅延モジュール436は、n3を(例えば、1クロックサイクル(z-1)だけ)遅延させ、それに対応してn4を出力する。信号n4(遅延されたn3に対応する)及びシフトレジスタ440の出力は、差分モジュール428に提供され、差分モジュール428は、n4とシフトレジスタ440の出力との間の差に基づいてn5を出力する。従って、この例では、n5=n4-(2*n3)である。
【0036】
ここで
図5を参照すると、本開示による静電容量センサの波形を生成する例示的な方法500は、504において開始する。508において、方法500(例えば、正弦波ルックアップテーブル308又は別の波形発生器を使用する)は、静電容量センサの制御又は駆動信号に対応するデジタル正弦波を生成する。例えば、デジタル正弦波は、Mビットのデジタル信号である。512において、方法500は、デジタル正弦波を制御信号モジュール及びオフセット信号モジュール(例えば、
図3に示されるような制御SDM316及びオフセットSDM320)に提供する。
【0037】
516において、方法500は、SDM316及び320の出力の振幅及び位相を選択的に調整する。例えば、振幅及び位相は、
図4で上述したように、それぞれの位相及び振幅調整信号に基づいて調整される。520において、方法500(例えば、LPF332及び336等のフィルタを使用する)は、SDM316及び320の出力をフィルタ処理する。524において、方法500は、物体(例えば、指372)が静電容量センサの感知面に接触しているかどうかを判定する。例えば、方法500は、
図3で上述したように、出力回路348を使用して、感知信号380をオフセット信号344と比較する。528において、方法500は、比較の結果に基づいて、電子装置の機能を選択的に実行する。方法500は、532において終了する。
【0038】
前述した説明は、本質的に単なる例示であり、開示、その適用、又は使用を制限することを決して意図するものではない。本開示の広範な教示は、様々な形態で実現することができる。従って、本開示には特定の例が含まれるが、図面、明細書、及び以下の特許請求の範囲を検討すると他の変更が明らかになるため、本開示の真の範囲はその特定の例に限定すべきではない。方法内の1つ又は複数のステップは、本開示の原理を変更することなく、異なる順序で(又は同時に)実行できることを理解されたい。さらに、実施形態のそれぞれが、特定の特徴を有するものとして上述しているが、本開示の任意の実施形態に関して説明したこれらの特徴のいずれか1つ又は複数は、たとえその組合せが明示的に記載されていなくとも、他の実施形態のいずれかの特徴で実現し及び/又はその特徴と組み合わせることができる。換言すると、説明した実施形態は互いに排他的ではなく、1つ又は複数の実施形態の互いの置換は、本開示の範囲内にとどまる。
【0039】
要素同士の間の(例えば、モジュール同士、回路要素同士、半導体層同士等の間の)空間的及び機能的関係は、「接続した」、「係合した」、「結合した」、「隣接した」、「接した」、「の上の」、「より上」、「より下」、「配置される」を含む様々な用語を使用して記述される。「直接」であると明示的に記載されない限り、第1の要素と第2の要素との間の関係が上記の開示に記載される場合に、その関係は、第1の要素と第2の要素との間に他の介在要素が存在しない直接的な関係であり得るが、第1の要素と第2の要素との間に1つ又は複数の介在要素が(空間的又は機能的に)存在する間接的な関係もあり得る。本明細書で使用する場合に、A、B、及びCの少なくとも1つの句は、非排他的論理ORを使用して、論理(A又はB又はC)を意味すると解釈すべきであり、「少なくとも1つのA」、「少なくとも1つのB」、及び「少なくとも1つのC」を意味すると解釈すべきではない。
【0040】
図において、矢印によって示されるような矢印の方向は、一般に、図に関心のある情報(データ又は指示等)の流れを示している。例えば、要素A及び要素Bが様々な情報を交換するが、要素Aから要素Bに送信される情報が図に関連する場合に、矢印は要素Aから要素Bを指し得る。この一方向の矢印は、要素Bから要素Aに送信される他の情報がないことを意味するものではない。さらに、要素Aから要素Bに送信される情報について、要素Bは、情報の要求又は受信確認を要素Aに送信することができる。
【0041】
以下の規定を含む本願では、「モジュール」という用語又は「コントローラ」という用語は、「回路」という用語に置き換えることができる。「モジュール」という用語は、特定用途向け集積回路(ASIC);デジタル、アナログ、又はアナログ/デジタル混合ディスクリート回路;デジタル、アナログ、又はアナログ/デジタル混合集積回路;組合せ論理回路;フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA);コードを実行するプロセッサ回路(共有、専用、又はグループ);プロセッサ回路によって実行されるコードを格納するメモリ回路(共有、専用、又はグループ);説明した機能を提供する他の適切なハードウェアコンポーネント;又は、システムオンチップ等、上記の一部又は全ての組合せを指すか、その一部であるか、又はそれを含み得る。
【0042】
モジュールは、1つ又は複数のインターフェイス回路を含み得る。いくつかの例では、インターフェイス回路は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット、ワイドエリアネットワーク(WAN)、又はそれらの組合せに接続される有線又は無線インターフェイスを含み得る。本開示の任意の所与のモジュールの機能は、インターフェイス回路を介して接続された複数のモジュールに分散され得る。例えば、複数のモジュールによって負荷分散が可能になる場合がある。更なる例では、サーバ(リモート又はクラウドとしても知られる)モジュールは、クライアントモジュールに代わっていくつかの機能を達成することができる。
【0043】
上記で使用されるコードという用語は、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はマイクロコードを含み得、プログラム、ルーチン、関数、クラス、データ構造、及び/又はオブジェクトを指し得る。共有プロセッサ回路という用語は、複数のモジュールからのコードの一部又は全てを実行する単一のプロセッサ回路を包含する。グループプロセッサ回路という用語は、追加のプロセッサ回路と組み合わせて、1つ又は複数のモジュールからのコードの一部又は全てを実行するプロセッサ回路を包含する。複数のプロセッサ回路への言及は、個別のダイ上の複数のプロセッサ回路、単一のダイ上の複数のプロセッサ回路、単一のプロセッサ回路の複数のコア、単一のプロセッサ回路の複数のスレッド、又は上記の組合せを包含する。共有メモリ回路という用語は、複数のモジュールからのコードの一部又は全てを格納する単一のメモリ回路を包含する。グループメモリ回路という用語は、追加のメモリと組み合わせて、1つ又は複数のモジュールからのコードの一部又は全てを格納するメモリ回路を包含する。
【0044】
メモリ回路という用語は、コンピュータ可読媒体という用語のサブセットである。本明細書で使用するコンピュータ可読媒体という用語は、媒体を通って(搬送波上等で)伝搬する一時的な電気信号又は電磁信号を包含せず、従って、コンピュータ可読媒体という用語は、有形で一時的であると見なされ得る。非一時的で有形のコンピュータ可読媒体の非限定的な例は、不揮発性メモリ回路(フラッシュメモリ回路、消去可能でプログラム可能な読み取り専用メモリ回路、又はマスク読み取り専用メモリ回路等)、揮発性メモリ回路(静的ランダムアクセスメモリ回路又は動的ランダムアクセスメモリ回路等)、磁気記憶媒体(アナログ又はデジタル磁気テープ又はハードディスクドライブ等)、及び光記憶媒体(CD、DVD、又はBlu-ray(登録商標)ディスク)である。
【0045】
本願で説明した機器及び方法は、コンピュータプログラムで具体化された1つ又は複数の特定の機能を実行するように汎用コンピュータを構成することによって形成された専用コンピュータによって部分的又は完全に実装され得る。上記の機能ブロック、フローチャートコンポーネント、及び他の要素は、ソフトウェア仕様として機能し、このソフトウェア仕様は、熟練した技術者又はプログラマーの日常業務によってコンピュータプログラムに変換できる。
【0046】
コンピュータプログラムは、少なくとも1つの非一時的で有形のコンピュータ可読媒体に記憶されているプロセッサ実行可能命令を含む。コンピュータプログラムはまた、記憶されたデータを含むか、又はそのデータに依存し得る。コンピュータプログラムは、専用コンピュータのハードウェアと相互作用する基本入出力システム(BIOS)、専用コンピュータの特定のデバイスと相互作用するデバイスドライバ、1つ又は複数のオペレーティングシステム、ユーザプリケーション、バックグラウンドサービス、バックグラウンドアプリケーション等を包含し得る。
【0047】
コンピュータプログラムは、(i)HTML(ハイパーテキストマークアップ言語)、XML(拡張マークアップ言語)、又はJOSN(JavaScriptオブジェクト表記)等の、解析される記述テキスト(ii)アセンブリコード、(iii)コンパイラがソースコードから生成したオブジェクトコード、(iv)インタプリタが実行するソースコード、(v)ジャストインタイムコンパイラがコンパイルして実行するソースコード等を含み得る。単なる例として、ソースコードは、C、C++、C#、Objective-C、Swift、Haskell、Go、SQL、R、Lisp、Java(登録商標)、Fortran、Perl、Pascal、Curl、OCaml、Javascript(登録商標)、HTML5(ハイパーテキストマークアップ言語第5版)、Ada、ASP(Active Server Pages)、PHP(PHP:Hypertext Preprocessor)、Scala、Eiffel、Smalltalk、Erlang、Rudy、Flash(登録商標)、Visual Basic(登録商標)、Lua、MATLAB(登録商標)、SIMULINK、及びPython(登録商標)等の言語による構文を使用して記述できる。