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特許7062046コードブロック分割方法、端末、基地局およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-21
(45)【発行日】2022-05-02
(54)【発明の名称】コードブロック分割方法、端末、基地局およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/06 20090101AFI20220422BHJP
   H04W 72/12 20090101ALI20220422BHJP
   H04W 28/18 20090101ALI20220422BHJP
【FI】
H04W28/06 110
H04W72/12
H04W28/18
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2020501454
(86)(22)【出願日】2018-06-28
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-09-10
(86)【国際出願番号】 CN2018093333
(87)【国際公開番号】W WO2019011130
(87)【国際公開日】2019-01-17
【審査請求日】2020-02-06
(31)【優先権主張番号】201710576847.8
(32)【優先日】2017-07-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100166729
【弁理士】
【氏名又は名称】武田 幸子
(72)【発明者】
【氏名】王 加慶
(72)【発明者】
【氏名】鄭 方政
(72)【発明者】
【氏名】孫 韶輝
【審査官】大橋 達也
(56)【参考文献】
【文献】特表2020-505836(JP,A)
【文献】Intel Corporation,LDPC Coding chain,3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1706 R1- 1711344,2017年06月30日
【文献】Ericsson,Code Block Segmentation for LDPC Codes,3GPP TSG RAN WG1 #88 R1-1701629,2017年02月17日
【文献】Ericsson,Throughput Requirements of LDPC Decoder,3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1706 R1-1710486,2017年06月30日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コードブロック分割方法であって、
第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うこと、または、前記第1所定情報ビットの最大長より小さい第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを、基地局が特定することと、
前記基地局が、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うと特定すると、前記第1所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割することと、
前記基地局が、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うと特定すると、前記第2所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割することとを含み
ここで、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うこと、または、前記第1所定情報ビットの最大長より小さい第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを、前記基地局が特定することは、
前記基地局が、伝送のコードレート値を特定することと、
前記コードレート値が第1所定値より大きくなると、前記基地局が、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うと特定することと、
前記コードレート値が第1所定値以下になると、前記基地局が、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うと特定することとを含み、
第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うこと、または、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを、前記基地局が特定することは、
基地局が、ベースグラフの種類を特定することと、
前記ベースグラフの種類として、第1ベースグラフである場合、前記基地局が、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うと特定することと、
前記ベースグラフの種類として、最小コードレートが前記第1ベースグラフの最小コードレートより小さい第2ベースグラフである場合、前記基地局が、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うと特定することとを含み、
前記基地局がベースグラフの種類を特定した後に、
前記基地局が、ベースグラフの種類をシグナリングによって指示することをさらに含み、
前記基地局がベースグラフの種類をシグナリングによって指示することは、
前記基地局が、ベースグラフの種類を動的シグナリング、静的シグナリングまたは半静的シグナリングによって指示することを含む、コードブロック分割方法。
【請求項2】
前記基地局が伝送のコードレート値を特定することは、
前記基地局が、実際伝送の伝送ブロックサイズ、スケジューリングリソースサイズおよび変調符号化方式に基づいて、伝送毎のコードレート値を算出することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記基地局が伝送のコードレート値を特定することは、
前記基地局が、伝送のコードレート値を指示情報に基づいて特定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
コードブロック分割方法であって、
第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うこと、または、前記第1所定情報ビットの最大長より小さい第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを、端末が特定することと、
前記端末が、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うと特定すると、前記第1所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割することと、
前記端末が、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うと特定すると、前記第2所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割することとを含み
ここで、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うこと、または、前記第1所定情報ビットの最大長より小さい第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを、前記端末が特定することは、
前記端末が、伝送のコードレート値を特定することと、
前記コードレート値が第1所定値より大きくなると、前記端末が、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うと特定することと、
前記コードレート値が第1所定値以下になると、前記端末が、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うと特定することとを含み、
第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うこと、または、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを、前記端末が特定することは、
端末が、ベースグラフの種類を特定することと、
前記ベースグラフの種類として、第1ベースグラフである場合、前記端末が、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うと特定することと、
前記ベースグラフの種類として、最小コードレートが前記第1ベースグラフの最小コードレートより小さい第2ベースグラフである場合、前記端末が、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うと特定することとを含み、
前記端末がベースグラフの種類を特定することは、
前記端末が、基地局からのシグナリング指示によってベースグラフの種類を特定することを含み、
前記端末が基地局からのシグナリング指示によってベースグラフの種類を特定することは、
前記端末が、基地局からの動的シグナリング、静的シグナリングまたは半静的シグナリング指示によってベースグラフの種類を特定することを含む、コードブロック分割方法。
【請求項5】
前記端末が伝送のコードレート値を特定することは、
前記端末が、基地局からのシグナリング指示に基づいて伝送のコードレート値を特定することを含み、
又は
前記端末が、指示情報に基づいて伝送のコードレート値を特定することを含む、請求項に記載の方法。
【請求項6】
基地局であって、
第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うこと、または、前記第1所定情報ビットの最大長より小さい第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するための第1特定モジュールと、
第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことが前記第1特定モジュールによって特定されると、前記第1所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割するための第1分割モジュールと、
第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことが前記第1特定モジュールによって特定されると、前記第2所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割するための第2分割モジュールとを含み
ここで、前記第1特定モジュールは、ベースグラフの種類を特定するための第1特定ユニットと、前記ベースグラフの種類として、第1ベースグラフである場合、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うと特定するための第2特定ユニットと、前記ベースグラフの種類として、最小コードレートが前記第1ベースグラフの最小コードレートより小さい第2ベースグラフである場合、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うと特定するための第3特定ユニットと、伝送のコードレート値を特定するための第4特定ユニットと、前記コードレート値が第1所定値より大きくなると、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うと特定するための第5特定ユニットと、前記コードレート値が第1所定値以下になると、前記第1所定情報ビットの最大長より小さい第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うと特定するための第6特定ユニットとを含み、
前記第1ベースグラフの最小コードレートは、第2ベースグラフの最小コードレートより大きく、
前記第1特定モジュールは、ベースグラフの種類を特定するための第1特定ユニットである、基地局。
【請求項7】
端末であって、
第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うこと、または、前記第1所定情報ビットの最大長より小さい第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するための第2特定モジュールと、
第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことが前記第2特定モジュールによって特定されると、前記第1所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割するための第3分割モジュールと、
第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことが前記第2特定モジュールによって特定されると、前記第2所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割するための第3分割モジュールとを含み、
ここで、前記第2特定モジュールは、ベースグラフの種類を特定するための第7特定ユニットと、前記ベースグラフの種類として、第1ベースグラフである場合、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うと特定するための第8特定ユニットと、前記ベースグラフの種類として、最小コードレートが前記第1ベースグラフの最小コードレートより小さい第2ベースグラフである場合、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うと特定するための第9特定ユニットと、伝送のコードレート値を特定するための第10特定ユニットと、前記コードレート値が第1所定値より大きくなると、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うと特定するための第11特定ユニットと、前記コードレート値が第1所定値以下になると、前記第1所定情報ビットの最大長より小さい第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うと特定するための第12特定ユニットとを含み、
前記第1ベースグラフの最小コードレートは、第2ベースグラフの最小コードレートより大きく、
第7特定モジュールは、ベースグラフの種類を特定するための第7特定ユニットである、端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2017年7月14日に中国特許庁に提出された中国特許出願201710576847.8の優先権を主張し、その全ての内容が援用によりここに取り込まれる。
本開示の実施例は、通信技術分野に係り、特にコードブロック分割方法、端末、基地局およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に係る。
【背景技術】
【0002】
3GPP(登録商標)(3rd Generation Partnership Project)において、5G(第5世代移動通信技術の略称) NR(New Radio)のeMBB(Enhanced Mobile Broadband)応用シーンにLDPC(Low Density Parity Check Code)を使用する。
【0003】
LDPCは、ベースグラフ(base graph)に対し改善スキーム(Improvement Scheme)を使用することによって、特定の情報長とコードレートがサポートされる検査行列を得て符号化/復号を行う。比較的大きい情報ブロックの長さに対し設計したベースグラフを使用することは、短い情報ブロックのLDPCの性能損失につながり、短い情報ブロックの遅延(latency)を低くするため、特にURLLC(ultra-reliable and low latency communications)シーンの低遅延要件に不利である。よって、複数のベースグラフの採用が一部の会社から希望され、異なるベースグラフにサポート可能な情報長とコードレートも異なる。
【0004】
性能と複雑度のトレードオフから、3GPPにおいて、NRでは2つのベースグラフを有するLDPC符号化スキームを使用可能であると決定した。2つのベースグラフのうち、大きいほうのベースグラフのサイズが46×68列であり、前からの22列が情報ビットに対応し、最小コードレートが1/3であるが、小さいほうのベースグラフのサイズが42×52列であり、最小コードレートが1/5である。大きいほうのベースグラフとは異なり、小さいほうのベースグラフについて、復号性能の向上および復号遅延の低下のために、情報ビットK>640の場合、ベースグラフの前からの10列が情報ビットに対応するというのは、3GPPの現在の結論である。560<K≦640の場合、ベースグラフの前からの9列は、情報ビットに対応する。192<K≦560の場合、ベースグラフの前からの8列は、情報ビットに対応する。40<K≦192の場合、ベースグラフの前からの6列は、情報ビットに対応する。
【0005】
LTE(登録商標)(Long Term Evolution)プロトコルに基づき、基地局と端末は、DCI(Downlink Control Information)のうちのMCS(Modulation Coding Scheme)情報を取得することによって、記憶されているMCSテーブルを問い合わせてTBs(Transport Block size)および目標Rの値を取得し、それからLTE-Turboコードの情報ブロック最大長Kmax=6144に基づいてコードブロック分割を行い、目標として各コードブロックのセグメントをなるべく大きくかつほぼ等しくすることである。具体的な思想は、以下である。TB(伝送ブロック)のサイズを特定した後に、TBのサイズがKmaxより小さくなると、TBを1つのコードブロックにするが、TBのサイズがKmaxより大きくなると、TBの長さBを(Kmax-L)で除算してコードブロック数
【数1】
を得る。ここで、LTEプロトコルにおいて、Lは、24ビットのCRC(Cyclic Redundancy Check)である。それからコードブロック数CとTBの長さBとCRCの数Lに基づいて、ゼロ埋めの最も少ないTurboコード(Turbo Code)インターレース長を選択してコードブロック分割プロセスを完成する。
【0006】
しかし、LDPCに対して言えば2つのベースグラフを有する。情報ブロックの最大長を2つ有するため、コードブロックの分割方法は、LTEにおけるコードブロック分割設計をそのまま再利用することができない。よって、新規のコードブロック分割手段は、至急必要とされる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記の技術問題に鑑みて、本開示の実施例は、コードブロック分割方法、端末、基地局およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、情報ブロックの最大長が2つ有する場合のコードブロック分割の技術問題を効果的に解決する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の実施例の第1方面によれば、コードブロック分割方法を提供する。当該方法において、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うこと、または、前記第1所定情報ビットの最大長より小さい第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを、基地局が特定することと、前記基地局が、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定すると、前記第1所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割することと、前記基地局が、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定すると、前記第2所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割することとを含む。
【0009】
本開示の1つの実行可能な実施例において、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うこと、または、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを、前記基地局が特定することは、基地局が、ベースグラフの種類を特定することと、前記ベースグラフの種類として、第1ベースグラフである場合、前記基地局が、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定することと、前記ベースグラフの種類として、最小コードレートが前記第1ベースグラフの最小コードレートより小さい第2ベースグラフである場合、前記基地局が、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定することとを含む。
【0010】
本開示の1つの実行可能な実施例において、前記基地局がベースグラフの種類を特定した後に、前記方法では、前記基地局が、ベースグラフの種類をシグナリングによって指示することをさらに含む。
【0011】
本開示の1つの実行可能な実施例において、前記基地局がベースグラフの種類をシグナリングによって指示することは、前記基地局が、ベースグラフの種類を動的シグナリング、静的シグナリングまたは半静的シグナリングによって指示することを含む。
【0012】
本開示の1つの実行可能な実施例において、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うこと、または、前記第1所定情報ビットの最大長より小さい第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを、前記基地局が特定することは、前記基地局が、伝送のコードレート値を特定することと、前記コードレート値が第1所定値より大きくなると、前記基地局が、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定することと、前記コードレート値が第1所定値以下になると、前記基地局が、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定することとを含む。
【0013】
本開示の1つの実行可能な実施例において、前記基地局が伝送のコードレート値を特定することは、前記基地局が、実際伝送の伝送ブロックサイズ、スケジューリングリソースサイズおよび変調符号化方式に基づいて、伝送毎のコードレート値を算出することを含む。
【0014】
本開示の1つの実行可能な実施例において、前記基地局が伝送のコードレート値を特定することは、前記基地局が、伝送のコードレート値を指示情報に基づいて特定することを含む。
【0015】
本開示の実施例の第2方面によれば、コードブロック分割方法をさらに提供する。当該方法において、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うこと、または、前記第1所定情報ビットの最大長より小さい第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを、端末が特定することと、前記端末が、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定すると、前記第1所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割することと、前記端末が、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定すると、前記第2所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割することとを含む。
【0016】
本開示の1つの実行可能な実施例において、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うこと、または、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを、前記端末が特定することは、端末が、ベースグラフの種類を特定することと、前記ベースグラフの種類として、第1ベースグラフである場合、前記端末が、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定することと、前記ベースグラフの種類として、最小コードレートが前記第1ベースグラフの最小コードレートより小さい第2ベースグラフである場合、前記端末が、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定することとを含む。
【0017】
本開示の1つの実行可能な実施例において、前記端末がベースグラフの種類を特定することは、前記端末が、基地局からのシグナリング指示によってベースグラフの種類を特定することを含む。
【0018】
本開示の1つの実行可能な実施例において、前記端末が基地局からのシグナリング指示によってベースグラフの種類を特定することは、前記端末が、基地局からの動的シグナリング、静的シグナリングまたは半静的シグナリング指示によってベースグラフの種類を特定することを含む。
【0019】
本開示の1つの実行可能な実施例において、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うこと、または、前記第1所定情報ビットの最大長より小さい第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを、前記端末が特定することは、前記端末が、伝送のコードレート値を特定することと、前記コードレート値が第1所定値より大きくなると、前記端末が、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定することと、前記コードレート値が第1所定値以下になると、前記端末が、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定することとを含む。
【0020】
本開示の1つの実行可能な実施例において、前記端末が伝送のコードレート値を特定することは、前記端末が、基地局からのシグナリング指示に基づいて伝送のコードレート値を特定することを含む。
【0021】
本開示の1つの実行可能な実施例において、前記端末が伝送のコードレート値を特定することは、前記端末が、指示情報に基づいて伝送のコードレート値を特定することを含む。
【0022】
本開示の実施例の第3方面によれば、基地局をさらに提供する。当該基地局は、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うこと、または、前記第1所定情報ビットの最大長より小さい第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するための第1特定モジュールと、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことが前記第1特定モジュールによって特定されると、前記第1所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割するための第1分割モジュールと、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことが前記第1特定モジュールによって特定されると、前記第2所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割するための第2分割モジュールとを含む。
【0023】
本開示の1つの実行可能な実施例において、前記第1特定モジュールは、ベースグラフの種類を特定するための第1特定ユニットと、前記ベースグラフの種類として、第1ベースグラフである場合、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するための第2特定ユニットと、前記ベースグラフの種類として、最小コードレートが前記第1ベースグラフの最小コードレートより小さい第2ベースグラフである場合、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するための第3特定ユニットとを含む。
【0024】
本開示の1つの実行可能な実施例において、前記第1特定ユニットは、さらに、ベースグラフの種類をシグナリングによって指示することに用いられる。
【0025】
本開示の1つの実行可能な実施例において、前記第1特定ユニットは、さらに、ベースグラフの種類を動的シグナリング、静的シグナリングまたは半静的シグナリングによって指示することに用いられる。
【0026】
本開示の1つの実行可能な実施例において、前記第1特定モジュールは、伝送のコードレート値を特定するための第4特定ユニットと、前記コードレート値が第1所定値より大きくなると、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するための第5特定ユニットと、前記コードレート値が第1所定値以下になると、前記第1所定情報ビットの最大長より小さい第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するための第6特定ユニットとを含む。
【0027】
本開示の1つの実行可能な実施例において、前記第4特定ユニットは、さらに、実際伝送の伝送ブロックサイズ、スケジューリングリソースサイズおよび変調符号化方式に基づいて、伝送毎のコードレート値を算出することに用いられる。
【0028】
本開示の1つの実行可能な実施例において、前記第4特定ユニットは、さらに、伝送のコードレート値を指示情報に基づいて特定することに用いられる。
【0029】
本開示の実施例の第4方面によれば、端末をさらに提供する。当該端末は、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うこと、または、前記第1所定情報ビットの最大長より小さい第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するための第2特定モジュールと、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことが前記第2特定モジュールによって特定されると、前記第1所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割するための第3分割モジュールと、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことが前記第2特定モジュールによって特定されると、前記第2所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割するための第3分割モジュールとを含む。
【0030】
本開示の1つの実行可能な実施例において、前記第2特定モジュールは、ベースグラフの種類を特定するための第7特定ユニットと、前記ベースグラフの種類として、第1ベースグラフである場合、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するための第8特定ユニットと、前記ベースグラフの種類として、最小コードレートが前記第1ベースグラフの最小コードレートより小さい第2ベースグラフである場合、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するための第9特定ユニットとを含む。
【0031】
本開示の1つの実行可能な実施例において、前記第7特定ユニットは、さらに、基地局からのシグナリング指示によってベースグラフの種類を特定することに用いられる。
【0032】
本開示の1つの実行可能な実施例において、前記第7特定ユニットは、さらに、基地局からの動的シグナリング、静的シグナリングまたは半静的シグナリング指示によってベースグラフの種類を特定することに用いられる。
【0033】
本開示の1つの実行可能な実施例において、前記第2特定モジュールは、伝送のコードレート値を特定するための第10特定ユニットと、前記コードレート値が第1所定値より大きくなると、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するための第11特定ユニットと、前記コードレート値が第1所定値以下になると、前記第1所定情報ビットの最大長より小さい第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するための第12特定ユニットとを含む。
【0034】
本開示の1つの実行可能な実施例において、前記第10特定ユニットは、さらに、基地局からのシグナリング指示に基づいて伝送のコードレート値を特定することに用いられる。
【0035】
本開示の1つの実行可能な実施例において、前記第10特定ユニットは、さらに、指示情報に基づいて伝送のコードレート値を特定することに用いられる。
【0036】
本開示の実施例の第5方面によれば、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されてプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含む基地局をさらに提供する。前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、上記のコードブロック分割方法のステップが実現される。
【0037】
本開示の実施例の第6方面によれば、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されてプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含む端末をさらに提供する。前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、上記のコードブロック分割方法のステップが実現される。
【0038】
本開示の実施例の第7方面によれば、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。当該プログラムがプロセッサによって実行されると、上記のコードブロック分割方法のステップが実現される。
【発明の効果】
【0039】
基地局または端末は、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定すると、前記第1所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割し、前記第1所定情報ビットの最大長より小さい第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定すると、前記第2所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割することによって、情報ブロックの最大長が2つ有する場合のコードブロック分割の技術問題を効果的に解決する。
【0040】
ここで、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うか、それとも第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うかは、シグナリング指示またはコードレート識別の方式で特定される。たとえば、第1ベースグラフに対応する最小コードレートが1/3しかない可能性があるため、セルエッジユーザに対し、コードレートが1/3より低いのであれば、本実施例の方法を用いることによって、1/5のコードレートに対応する第2ベースグラフに対応する第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことができ、システム性能を効果的に向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
本開示の実施例や従来技術の技術手段をより明確に説明するために、以下、実施例の記載に必要とされる図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の記載に関する図面は、単に本開示の一部の実施例である。当業者にとって、創造性のある作業をしない前提にこれらの図面から他の図面を得ることもできる。
【0042】
図1】本開示の一実施例における基地局側のコードブロック分割方法のフローチャートである。
図2】本開示の別の実施例における基地局側のコードブロック分割方法のフローチャートである。
図3】本開示のまた別の実施例における基地局側のコードブロック分割方法のフローチャートである。
図4】本開示の一実施例における端末側のコードブロック分割方法のフローチャートである。
図5】本開示の別の実施例における端末側のコードブロック分割方法のフローチャートである。
図6】本開示のまた別の実施例における端末側のコードブロック分割方法のフローチャートである。
図7】本開示の一実施例における基地局の構造図である。
図8】本開示の一実施例における端末の構造図である。
図9】本開示の別の実施例における基地局の構造図である。
図10】本開示の別の実施例における端末の構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0043】
以下、添付図面を参照して本開示の例示的な実施例をさらに詳細に記載する。本開示の例示的な実施例を図面に示しているが、本開示は、ここで説明した実施例に限定されることなく様々な形態で実現されうることが理解されるべきである。これらの実施例を示すことは、本開示をより徹底的に理解してもらい、本開示の範囲を当業者に全面的に伝えるためである。
【0044】
以下の各具体的な実施形態において、基地局は、通信技術分野で周知されている各種類の基地局であってもよく、今後提案される他の種類の基地局であってもよいが、たとえばNB、eNB、gNB、および、各種類のマクロ基地局やスモール基地局などを含み、本開示の各実施例においてそれらに限られない。また、端末も通信技術分野で周知されている各種類の端末であり、移動電話、ノートパソコン、データ端末機器、携帯式端末(PAD)などを含むが、それらに限られず、本開示の各実施例においてそれらに限られない。
【0045】
図1を参照する。図1には、1つの実施例における基地局側のコードブロック分割方法のフローを示しており、具体的に以下のステップを含む。
【0046】
ステップ101において、基地局は、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うこと、または、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定する。
【0047】
ステップ102において、前記基地局は、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定すると、前記第1所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割する。
【0048】
ステップ103において、前記基地局は、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定すると、前記第2所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割する。
【0049】
ここで、前記第1所定情報ビットの最大長は、前記第2所定情報ビットの最大長より大きい。
【0050】
本実施例において、1つの非限定的な例として、第1ベースグラフ(base graph#1と称してもよい)は、第1所定情報ビットの最大長に対応し、第2ベースグラフ(base graph#2と称してもよい)は、第2所定情報ビットの最大長に対応する。基地局が第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定すると、前記基地局は、前記第1所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割する。または、基地局が第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定すると、前記基地局は、前記第2所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割する。ここで、前記第1所定情報ビットの最大長が前記第2所定情報ビットの最大長より大きいため、情報ブロックの最大長が2つ有する場合のコードブロック分割の技術問題を効果的に解決することができる。
【0051】
図2を参照する。図2には、別の実施例における基地局側のコードブロック分割方法のフローを示しており、具体的に以下のステップを含む。
【0052】
ステップ201において、基地局は、ベースグラフの種類を特定する。
【0053】
たとえば、基地局は、ベースグラフの種類をシグナリングによって指示する。具体的に、基地局は、ベースグラフの種類を動的シグナリング、静的シグナリングまたは半静的シグナリングによって指示する。
【0054】
ステップ202において、前記ベースグラフの種類が第1ベースグラフである場合、前記基地局は、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定する。
【0055】
1つの非限定的な例として、上記第1ベースグラフは、base graph#1と称してもよい。
【0056】
ステップ203において、基地局は、前記第1所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割する。
【0057】
ステップ204において、前記ベースグラフの種類が第2ベースグラフである場合、前記基地局は、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定する。
【0058】
1つの非限定的な例として、上記第2ベースグラフは、base graph#2と称してもよい。
【0059】
ステップ205において、基地局は、前記第2所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割する。ここで、1つの非限定的な例として、前記第1ベースグラフの最小コードレートは、第2ベースグラフの最小コードレートより大きい。
【0060】
たとえば、第1ベースグラフの最小コードレートは、1/3であり、第2ベースグラフの最小コードレートは、1/5であるが、もちろん、これに限られない。本開示の各実施例の開示によれば、当業者は、必要性に応じて第1ベースグラフの最小コードレートと第2ベースグラフの最小コードレートの具体値を合理的に設定してもよいが、ここでは繰り返して記載しない。
【0061】
本実施例において、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うか、それとも第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うかは、シグナリング指示によって特定される。たとえば、第1ベースグラフの最小コードレートが1/3しかない可能性があるため、セルエッジユーザに対し、コードレートが1/3より低いのであれば、本実施例の方法を用いることによって、1/5のコードレートに対応する第2ベースグラフに対応する第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことができ、システム性能を効果的に向上させる。
【0062】
図3を参照する。図3には、また別の実施例における基地局側のコードブロック分割方法のフローを示しており、具体的に以下のステップを含む。
【0063】
ステップ301において、基地局は、伝送のコードレート値を特定する。
【0064】
前記基地局は、実際伝送の伝送ブロックサイズ、スケジューリングリソースサイズおよび変調符号化方式に基づいて、伝送毎のコードレート値を算出する。または、前記基地局は、伝送のコードレート値を指示情報に基づいて特定する。
【0065】
たとえば、指示情報は、MCS index(変調符号化スキームインデックス)であり、もちろん、これに限られない。
【0066】
ステップ302において、前記コードレート値が第1所定値より大きくなると、前記基地局は、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定する。
【0067】
ステップ303において、基地局は、前記第1所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割する。
【0068】
ステップ304において、前記コードレート値が第1所定値以下になると、前記基地局は、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定する。
【0069】
ステップ305において、基地局は、前記第2所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割する。ここで、1つの非限定的な例として、前記第1ベースグラフの最小コードレートは、第2ベースグラフの最小コードレートより大きい。
【0070】
本実施例において、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うか、それとも第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うかは、コードレート識別の方式で特定される。たとえば、第1ベースグラフの最小コードレートが1/3しかない可能性があるため、セルエッジユーザに対し、コードレートが1/3より低いのであれば、本実施例の方法を用いることによって、1/5のコードレートに対応する第2ベースグラフに対応する第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことができ、システム性能を効果的に向上させる。
【0071】
図4を参照する。図4には、1つ実施例における端末側のコードブロック分割方法のフローを示しており、具体的に以下のステップを含む。
【0072】
ステップ401において、端末は、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うこと、または、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定する。
【0073】
ステップ402において、前記端末は、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定すると、前記第1所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割する。
【0074】
ステップ403において、前記端末は、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定すると、前記第2所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割する。
【0075】
ここで、1つの非限定的な例として、前記第1所定情報ビットの最大長は、前記第2所定情報ビットの最大長より大きい。
【0076】
本実施例において、第1ベースグラフ(base graph#1と称してもよい)は、第1所定情報ビットの最大長に対応し、第2ベースグラフ(base graph#2と称してもよい)は、第2所定情報ビットの最大長に対応する。端末が第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定すると、端末は、前記第1所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割する。端末が第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定すると、前記端末は、前記第2所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割する。ここで、前記第1所定情報ビットの最大長が前記第2所定情報ビットの最大長より大きいため、情報ブロックの最大長が2つ有する場合のコードブロック分割の技術問題を効果的に解決する。
【0077】
図5を参照する。図5には、別の実施例における端末側のコードブロック分割方法のフローを示しており、具体的に以下のステップを含む。
【0078】
ステップ501において、端末は、ベースグラフの種類を特定する。
【0079】
たとえば、端末は、基地局からのシグナリング指示によってベースグラフの種類を特定する。具体的に、端末は、基地局からの動的シグナリング、静的シグナリングまたは半静的シグナリング指示によってベースグラフの種類を特定する。
【0080】
ステップ502において、ベースグラフの種類が第1ベースグラフである場合、端末は、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定する。
【0081】
ステップ503において、端末は、前記第1所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割する。
【0082】
ステップ504において、ベースグラフの種類が第2ベースグラフである場合、端末は、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定する。
【0083】
ここで、1つの非限定的な例として、前記第1ベースグラフの最小コードレートは、第2ベースグラフの最小コードレートより大きい。
【0084】
ステップ505において、端末は、前記第2所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割する。
【0085】
本実施例において、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うか、それとも第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うかは、シグナリング指示によって特定される。たとえば、第1ベースグラフの最小コードレートが1/3しかない可能性があるため、セルエッジユーザに対し、コードレートが1/3より低いのであれば、本実施例の方法を用いることによって、1/5のコードレートに対応する第2ベースグラフに対応する第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことができ、システム性能を効果的に向上させる。
【0086】
図6を参照する。図6には、また別の実施例における端末側のコードブロック分割方法のフローを示しており、具体的に以下のステップを含む。
【0087】
ステップ601において、端末は、伝送のコードレート値を特定する。
【0088】
たとえば、端末は、基地局からのシグナリング指示に基づいて伝送のコードレート値を特定する。または、端末は、指示情報に基づいて伝送のコードレート値を特定する。
【0089】
たとえば、指示情報は、MCS index(変調符号化スキームインデックス)であり、もちろん、これに限られない。
【0090】
ステップ602において、前記コードレート値が第1所定値より大きくなると、前記端末は、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定する。
【0091】
ステップ603において、端末は、前記第1所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割する。
【0092】
ステップ604において、前記コードレート値が第1所定値以下になると、前記端末は、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定する。
【0093】
ステップ605において、端末は、前記第2所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割する。
【0094】
本実施例において、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うか、それとも第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うかは、コードレート識別の方式で特定される。たとえば、第1ベースグラフの最小コードレートが1/3しかない可能性があるため、セルエッジユーザに対し、コードレートが1/3より低いのであれば、本実施例の方法を用いることによって、1/5のコードレートに対応する第2ベースグラフに対応する第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことができ、システム性能を効果的に向上させる。
【0095】
以下、2種類の具体的な方法を通じて、本開示の実施例におけるコードブロック分割方法のフローを紹介する。
方法1
【0096】
基地局は、ベースグラフの種類をシグナリングによって指示する。base graph#1の採用がシグナリングによって指示されると、基地局または端末は、第1所定情報ビットの最大長(以下、Kmax1と略称する)でコードブロック分割を行い、Kmax1を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のほぼ等しいセグメントに分割する。base graph#2の採用がシグナリングによって指示されると、基地局または端末は、第2所定情報ビットの最大長(以下、Kmax2と略称する)でコードブロック分割を行い、Kmax2を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のほぼ等しいセグメントに分割する。
【0097】
具体的なシーン:
基地局は、1ビットの動的シグナリングを用いて、DCIの中でベースグラフの種類を指示する。たとえばDCIの中のベースグラフ指示フィールドでは、0でbase graph#1を示し、1でbase graph#2を示す。第1所定情報ビットの最大長Kmax1は、8448bitsであり、第2所定情報ビットの最大長Kmax2は、2560bitsである。TBsize=50000bitsの場合、ベースグラフフィールド値が0であれば、TB全体をKmax1=8448に基づいて分割を行い、CRC数を16ビットにすると、TB全体は、
【数2】
=6セグメントに分割される。各セグメントの長さをなるべく一致させ、たとえば長さの差の最大値を1bitとする。ベースグラフフィールド値が1であれば、TB全体をKmax2=2560に基づいて分割を行い、またCRC数を16ビットにすると、TB全体は、
【数3】
=20セグメントに分割される。各セグメントの長さをなるべく一致させ、たとえば長さの差の最大値を1bitとする。
【0098】
なお、上記ベースグラフは、動的シグナリングによって通知されるが、もちろん、静的や半静的シグナリング方式による通知方式であってもよい。
方法2:
【0099】
まずコードレート値(端末は、MCS、TBsize、割り当てられるリソースのサイズなど、基地局から指示されるシグナリング情報に基づいてコードレートを判断するが、基地局は、それを必要としない。)を判断する。コードレート値Rがコードレート所定値R0より大きくなると、TB全体を第1所定情報ビットの最大長(以下、Kmax1と略称する)でコードブロック分割を行い、Kmax1を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のほぼ等しいセグメントに分割する。たとえば、分割されるコードブロック数Cとして、C=minC’かつC’>=TBsize/(Kmax1-L)(C’:正整数)。ここで、Lは、用いられるCRCビットの長さである。各情報ビットセグメントの長さを、なるべく等しくする。
【0100】
コードレート値Rがコードレート所定値R1(R0>R1)以下になると、TB全体を第2所定情報ビットの最大長Kmax2に基づいてコードブロック分割を行い、Kmax2を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のほぼ等しいセグメントに分割する。
【0101】
具体的なシーン:
仮に第1所定情報ビットの最大長Kmax1は、8448bitsであり、第2所定情報ビットの最大長Kmax2は、2560bitsである。TBsize=30000bitsとする。基地局によって特定される伝送のコードレート値がR0=1/3より大きくなると、TB全体をKmax1=8448に基づいて分割を行い、CRC数を16ビットにすると、TB全体は、
【数4】
=4セグメントに分割される。各セグメントの長さをなるべく一致させ、たとえば長さの差の最大値を1bitとする。基地局によって特定される伝送のコードレート値がR1=1/5より低くなると、TB全体をKmax2=2560に基づいて分割を行い、CRC数を16ビットにすると、TB全体は、
【数5】
=12セグメントに分割される。各セグメントの長さをなるべく一致させ、たとえば長さの差の最大値を1bitとする。
【0102】
なお、上記のR0=1/3は、一例にすぎず、ほかの値が除外されない。上記のR1=1/5は、一例にすぎず、ほかの値が除外されない。
【0103】
選択可能に、コードレート値の特定方法として、実際伝送のTBsizeとスケジューリングリソースサイズに基づいて、変調方式に応じて伝送毎のコードレート値を具体的に算出する。
【0104】
または、指示情報(たとえばMCS Index)に基づいて実際伝送のコードレートを特定する。このように、複雑の計算が避けられる。LTEのMCSを例とすると、以下の表がある。
【0105】
【表1】
【0106】
上記MCSテーブルの各行は、事実上、異なるコードレートを示し、3GPPテキストR1-081638を参照する。しかし、MCSテーブルに暗然に示されるコードレートは、目標値であって実際伝送のコードレートとは完全同一ではないが、コードブロック分割のコードレート要件を満たすことができる。MCSテーブルに暗然に示されるコードレートで異なるコードレートを識別してコードブロック分割を実現することは、簡単で効率の高い方式である。
【0107】
図7を参照する。図7には、1つの実施例の基地局700の構造を示している。当該基地局700は、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うこと、または、前記第1所定情報ビットの最大長より小さい第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するための第1特定モジュール701と、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことが前記第1特定モジュールによって特定されると、前記第1所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割するための第1分割モジュール702と、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことが前記第1特定モジュールによって特定されると、前記第2所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割するための第2分割モジュール703とを含む。
【0108】
選択可能に、引き続き図7を参照し、前記第1特定モジュール701は、ベースグラフの種類を特定するための第1特定ユニット7011と、前記ベースグラフの種類として、第1ベースグラフである場合、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するための第2特定ユニット7012と、前記ベースグラフの種類として、最小コードレートが前記第1ベースグラフの最小コードレートより小さい第2ベースグラフである場合、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するための第3特定ユニット7013とを含む。
【0109】
選択可能に、前記第1特定ユニット7011は、さらに、ベースグラフの種類をシグナリングによって指示することに用いられる。
【0110】
選択可能に、前記第1特定ユニット7011は、さらに、ベースグラフの種類を動的シグナリング、静的シグナリングまたは半静的シグナリングによって指示することに用いられる。
【0111】
選択可能に、引き続き図7を参照し、前記第1特定モジュール701は、伝送のコードレート値を特定するための第4特定ユニット7014と、前記コードレート値が第1所定値より大きくなると、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するための第5特定ユニット7015と、前記コードレート値が第1所定値以下になると、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するための第6特定ユニット7016とを含む。
【0112】
選択可能に、前記第4特定ユニット7014は、さらに、実際伝送の伝送ブロックサイズ、スケジューリングリソースサイズおよび変調符号化方式に基づいて、伝送毎のコードレート値を算出することに用いられる。
【0113】
選択可能に、前記第4特定ユニット7014は、さらに、伝送のコードレート値を指示情報に基づいて特定することに用いられる。
【0114】
本実施例の基地局は、上記の方法実施例を実行可能であり、その実現原理および技術効果が類似するため、本実施例でここに繰り返して記載しない。
【0115】
図8を参照する。図8には、1つの実施例の端末800の構造を示している。当該端末800は、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うこと、または、前記第1所定情報ビットの最大長より小さい第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するための第2特定モジュール801と、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことが前記第2特定モジュールによって特定されると、前記第1所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割するための第3分割モジュール802と、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことが前記第2特定モジュールによって特定されると、前記第2所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割するための第3分割モジュール803とを含む。
【0116】
選択可能に、前記第2特定モジュール801は、ベースグラフの種類を特定するための第7特定ユニット8011と、前記ベースグラフの種類として、第1ベースグラフである場合、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するための第8特定ユニット8012と、前記ベースグラフの種類として、最小コードレートが前記第1ベースグラフの最小コードレートより小さい第2ベースグラフである場合、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するための第9特定ユニット8013とを含む。
【0117】
選択可能に、前記第7特定ユニット8011は、さらに、基地局からのシグナリング指示によってベースグラフの種類を特定することに用いられる。
【0118】
選択可能に、前記第7特定ユニット8011は、さらに、基地局からの動的シグナリング、静的シグナリングまたは半静的シグナリング指示によってベースグラフの種類を特定することに用いられる。
【0119】
選択可能に、前記第2特定モジュール801は、伝送のコードレート値を特定するための第10特定ユニット8014と、前記コードレート値が第1所定値より大きくなると、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するための第11特定ユニット8015と、前記コードレート値が第1所定値以下になると、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するための第12特定ユニット8016とを含む。
【0120】
選択可能に、前記第10特定ユニット8014は、さらに、基地局からのシグナリング指示に基づいて伝送のコードレート値を特定することに用いられる。
【0121】
選択可能に、前記第10特定ユニット8014は、さらに、指示情報に基づいて伝送のコードレート値を特定することに用いられる。
【0122】
本実施例の端末は、上記の方法実施例を実行可能であり、その実現原理および技術効果が類似するため、本実施例でここに繰り返して記載しない。
【0123】
図9を参照する。図9は、本開示の実施例に応用される基地局の構造図であり、上記の対応実施例におけるアップリンク電力制御方法の細部を実現可能であり、同一または類似する効果を達成する。図9に示すように、基地局900は、プロセッサ901と、トランシーバ902と、メモリ903と、バスインタフェースを含む。本開示の実施例において、基地局900は、メモリ903に記憶されてプロセッサ901で実行可能なコンピュータプログラムをさらに含む。コンピュータプログラムがプロセッサ901によって実行されると、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うこと、または、前記第1所定情報ビットの最大長より小さい第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するステップと、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定すると、前記第1所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割するステップと、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定すると、前記第2所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割するステップとが実現される。
【0124】
図9において、バスアーキテクチャは、任意数の相互接続するバスとブリッジを含み、具体的に、プロセッサ901をはじめとする1つ又は複数のプロセッサとメモリ903をはじめとするメモリの各種類の回路が接続したものである。バスアーキテクチャは、周辺イクイップメント、レギュレーター、電力管理回路などの各種類のほかの回路を接続したものであってもよい。これらは、いずれも本分野の公知事項であり、本文においてさらなる記載をしない。バスインタフェースにより、インタフェースが提供される。トランシーバ902は、複数の部品であってもよく、即ち送信機と受信機を含み、伝送媒体でほかの各種類の装置と通信するユニットとして提供される。ユーザ端末によっては、ユーザインタフェース930は、内部接続や外部接続する機器のインタフェースであってもよい。接続する機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティックなどを含むが、それらに限られない。
【0125】
プロセッサ901は、バスアーキテクチャと通常の処理を管理する。メモリ903は、プロセッサ901による操作実行に使用されるデータを記憶できる。
【0126】
選択可能に、プロセッサ901は、メモリ903に保存されているプログラムまたは指令を呼び出すことによって、ベースグラフの種類を特定するプロセスと、前記ベースグラフの種類として、第1ベースグラフである場合、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するプロセスと、前記ベースグラフの種類として、最小コードレートが前記第1ベースグラフの最小コードレートより小さい第2ベースグラフである場合、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するプロセスとを実行する。
【0127】
選択可能に、プロセッサ901は、メモリ903に保存されているプログラムまたは指令を呼び出すことによって、伝送のコードレート値を特定するプロセスと、前記コードレート値が第1所定値より大きくなると、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するプロセスと、前記コードレート値が第1所定値以下になると、前記第1所定情報ビットの最大長より小さい第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するプロセスとを実行する。
【0128】
本実施例の基地局は、上記の方法実施例を実行可能であり、その実現原理および技術効果が類似するため、本実施例でここに繰り返して記載しない。
【0129】
図10は、本開示の別の実施例における端末の構造図である。図10に示すように、図10に示す端末1000は、少なくとも1つのプロセッサ1001と、メモリ1002と、少なくとも1つのネットワークインタフェース1004と、ユーザインタフェース1003を含む。端末1000における各構成部品は、バスシステム605を介して結合される。バスシステム1005は、これらの構成部品の間の接続と通信に用いられることが理解できる。バスシステム1005は、データバスのほかに、電源バス、制御バスおよび状態信号バスをさらに含む。ただし、明確に説明するために、図10において、各種類のバスをすべてバスシステム1005として標記している。
【0130】
ここで、ユーザインタフェース1003は、ディスプレイ、キーボードまたはポインティングデバイス(たとえばマウス、トラックボール(track ball))、タッチパネルまたはタッチスクリーンなどを含む。
【0131】
本開示の実施例におけるメモリ1002は、揮発性メモリまたは非揮発性メモリであり、または、揮発性メモリと非揮発性メモリの両方を含む。非揮発性メモリは、ROM(Read-Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、EEPROM(Electrically EP ROM)またはフラッシュメモリである。揮発性メモリは、RAM(Random Access Memory)であり、外部のキャッシュに用いられる。多くの形態のRAMが使用可能であるが、その例として、例えばSRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、SDRAM(Synchronous DRAM)、DDRSDRAM(Double Data Rate SDRAM)、ESDRAM(Enhanced SDRAM)、SLDRAM(Synchlink DRAM)、DRRAM(Direct Rambus RAM)が挙げられるが、それらに限られない。本開示の実施例に記載のシステム及び方法におけるメモリ1002は、これらに限られず、これらおよびこれら以外の任意の適合する種類のメモリを含むとする。
【0132】
一部実施例において、メモリ1002には、実行可能なモジュールまたはデータ構造、またはそれらのサブセット、または、それらの拡張セットであるオペレーションシステム10021とアプリケーションプログラム10022が記憶されている。
【0133】
ここで、オペレーションシステム10021は、フレーム層、コアライブラリ層、駆動層など各種類のシステムプログラムを含み、各種類のベーシックサービスの実現およびハードウェアに基づくタスクの処理に用いられる。アプリケーションプログラム10022は、メディアプレイヤー(Media Player)、ブラウザ(Browser)など各種類のアプリケーションプログラムを含み、各種類のアプリケーションサービスの実現に用いられる。本開示の実施例における方法を実現するプログラムは、アプリケーションプログラム10022に含まれる。
【0134】
本開示の実施例において、メモリ1002に保存されているプログラムまたは指令を呼び出し、具体的に、アプリケーションプログラム10022に保存されているプログラムまたは指令を呼び出すことによって、プロセッサ1001は、上記端末によって実行される方法を実行することができる。
【0135】
上記の本開示の実施例に開示される方法は、プロセッサ1001に応用可能であり、またはプロセッサ1001によって実現される。プロセッサ1001は、信号処理能力を有するICチップである。実現プロセスにおいて、上記方法の各ステップは、プロセッサ1001におけるハードウェアの集積論理回路またはソフトウェア形式の指令によって遂行される。上記プロセッサ1001は、汎用プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)または他のプログラマブル論理デバイス、分離ゲートまたはトランジスタ論理デバイス、分離ハードウェアコンポーネントであり、本開示の実施例に開示される各方法、ステップおよび論理ブロック図を実現しまたは実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサまたは任意の通常プロセッサなどである。本開示の実施例に開示される方法のステップは、直接ハードウェアの復号プロセッサによって実行されて遂行されるか、復号プロセッサにおけるハードウェアおよびソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されて遂行される。ソフトウェアモジュールは、RAM、フラッシュメモリ、ROM、PROMまたはEEPROM、レジスタなど本分野の周知の記憶媒体に位置する。当該記憶媒体は、メモリ1002に位置する。プロセッサ1001は、メモリ1002における情報を読み取って、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを遂行する。
【0136】
本開示の実施例に記載のこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコードまたはそれらの組み合わせによって実現される。ハードウェアによる実現について、処理ユニットは、1つまたは複数のASIC(Application Specific Integrated Circuits)、DSP(Digital Signal Processing)、DSPD(DSP Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、それ以外の本開示に記載の機能を実行するための電子ユニットまたはそれらの組み合わせで実現される。
【0137】
ソフトウェアによる実現について、本開示の実施例に記載の機能を実行するモジュール(例えばプロセス、関数など)によって本開示の実施例に記載の技術を実現することができる。ソフトウェアコードは、メモリに保存されてプロセッサによって実行される。メモリは、プロセッサの中またはプロセッサの外部で実現することができる。
【0138】
具体的に、プロセッサ1001は、メモリ1002に保存されるプログラムまたは指令を呼び出すことによって、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うこと、または、前記第1所定情報ビットの最大長より小さい第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するプロセスと、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定すると、前記第1所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割するプロセスと、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定すると、前記第2所定情報ビットの最大長を上限として伝送ブロックを1つまたは複数のセグメントに分割するプロセスとを実行する。
【0139】
選択可能に、プロセッサ1001は、メモリ1002に保存されているプログラムまたは指令を呼び出すことによって、ベースグラフの種類を特定するプロセスと、前記ベースグラフの種類として、第1ベースグラフである場合、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するプロセスと、前記ベースグラフの種類として、最小コードレートが前記第1ベースグラフの最小コードレートより小さい第2ベースグラフである場合、第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するプロセスとを実行する。
【0140】
選択可能に、プロセッサ1001は、メモリ1002に保存されているプログラムまたは指令を呼び出すことによって、伝送のコードレート値を特定するプロセスと、前記コードレート値が第1所定値より大きくなると、第1所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するプロセスと、前記コードレート値が第1所定値以下になると、前記第1所定情報ビットの最大長より小さい第2所定情報ビットの最大長でコードブロック分割を行うことを特定するプロセスとを実行する。
【0141】
本実施例の基地局は、上記の方法実施例を実行可能であり、その実現原理および技術効果が類似するため、本実施例でここに繰り返して記載しない。
【0142】
本開示の実施例において、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。当該プログラムがプロセッサによって実行されると、図1図6に示されるコードブロック分割方法のステップが実現される。
【0143】
なお、明細書の全文にわたって言及されている「1つの実施例」や「一実施例」とは、実施例に関連する特定の特徴、構造または特性が本発明の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。従って、明細書の各箇所に記載されている「1つの実施例において」や「一実施例において」とは、必ずしも同一の実施例を指すとは限らない。また、これらの特定の特徴、構造または特性は、任意かつ適切な方式で1つまたは複数の実施例に組み入れられることができる。
【0144】
本開示の各実施例において、上記各プロセスの番号の大きさは、実行順の前後を意味するのではなく、各プロセスの実行順は、その機能および内在的な論理によって確定されるものであり、本開示の実施例の実施プロセスに対しいっさい限定を構成しないと理解すべきである。
【0145】
また、本文において、「システム」と「ネットワーク」は、常に互換して使用することができる。
【0146】
本文において、「および/または」との用語は、関連対象の関連関係を表現するものに過ぎず、存在可能な3種類の関係を示す。例えば、Aおよび/またはBの場合、Aのみ、AとBの両方、Bのみの3種類の場合を示す。また、本文において、「/」の記号は、通常、前後の関連対象が「または」の関係であることを示す。
【0147】
本願に提供される実施例において、「Aに対応するB」とは、BとAが関連付けられることを示し、Aに基づいてBを確定することができる。なお、Aに基づいてBを確定することは、Aのみに基づいてBを確定するという意味ではなく、Aおよび/または他の情報に基づいてBを確定するのもよい。
【0148】
本願で提供されるいくつかの実施例において、開示された方法および装置は、他の方式で実施され得ることを理解されたい。以上記載した装置実施例は、単に例示的なものである。例えば、記載したユニットの区分は、単に論理機能の区分であり、実際に実現する際に別の区分方式がある。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントは、組み合わせてもよく、別のシステムに一体化されてもよく、または、一部の特徴は、無視されてもよく、または実行されなくてもよい。また、示されておりまたは議論されている各構成部分の相互間の結合や直接結合や通信接続は、インタフェース、装置またはユニットを介した間接結合や通信接続であってもよく、電気的、機械的、または他の形式であってもよい。
【0149】
また、本開示の各実施例における各機能的ユニットは、全て1つの処理ユニットに一体化されていてもよいし、別々に1つのユニットとしてもよいし、2つ以上のユニットが1つのユニットに一体化されてもよい。上述した一体化ユニットは、ハードウェアの形態、またはハードウェアとソフトウェア機能ユニットの形態で実施することができる。
【0150】
上述したソフトウェア機能ユニットの形態で実施される一体化ユニットは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されてもよい。上記ソフトウェア機能ユニットは、記憶媒体に記憶され、本開示の各実施例の送受信方法のステップの一部をコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置であってもよい)に実行させるいくつかの指令を含む。前記の記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、磁気ディスクまたは光ディスクなど、プログラムコードを格納することができる様々な媒体を含む。
【0151】
以上記載されたのは、本開示の好適な実施形態である。なお、当業者は、本開示に記載されている原理を逸脱せずに様々な改良や修飾をすることもできる。これらの改良や修飾も、本開示の保護範囲に含まれる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10