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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-21
(45)【発行日】2022-05-02
(54)【発明の名称】表示制御方法及び端末
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/14 20060101AFI20220422BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20220422BHJP
   G09G 5/14 20060101ALI20220422BHJP
   G06F 3/048 20220101ALI20220422BHJP
【FI】
G06F3/14 350Z
G09G5/00 510V
G09G5/00 510H
G09G5/00 530T
G09G5/14 A
G09G5/00 510M
G09G5/00 550B
G06F3/048
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2020567014
(86)(22)【出願日】2019-05-27
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-09-24
(86)【国際出願番号】 CN2019088499
(87)【国際公開番号】W WO2019228293
(87)【国際公開日】2019-12-05
【審査請求日】2020-11-30
(31)【優先権主張番号】201810532285.1
(32)【優先日】2018-05-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100159329
【弁理士】
【氏名又は名称】三縄 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100204386
【弁理士】
【氏名又は名称】松村 啓
(72)【発明者】
【氏名】▲ゴン▼ 柳青
(72)【発明者】
【氏名】崔 青虎
【審査官】星野 裕
(56)【参考文献】
【文献】特表2014-503891(JP,A)
【文献】特許第5966059(JP,B1)
【文献】特開2009-015331(JP,A)
【文献】特開2016-164769(JP,A)
【文献】特表2014-512586(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/14
G06F 3/048
G09G 5/00
G09G 5/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1スクリーンと第2スクリーンを含む端末機器に応用される表示制御方法において、
第1スクリーンへのユーザの第1入力を受信することと、
前記第1入力に応答し、第2スクリーンに表示されている第1プログラムの第1プログラムインタフェースを前記第1スクリーンに切り替えて表示することと、
前記第2スクリーンで第1フローティングウィンドウを表示することとを含み、
ここで、前記第1フローティングウィンドウ内の第1表示コンテンツは、前記第1プログラムインタフェースの第2表示コンテンツに同期して更新され、
前記の前記第1入力に応答し、第2スクリーンに表示されている第1プログラムの第1プログラムインタフェースを前記第1スクリーンに切り替えて表示した後には、
前記第1スクリーンへのユーザの第2入力を受信することと、
前記第2入力に応答し、前記第2スクリーンに表示されている第2プログラムの第2プログラムインタフェースを前記第1スクリーンに切り替えて表示することとを更に含む、
表示制御方法。
【請求項2】
前記の前記第2入力に応答し、前記第2スクリーンに表示されている第2プログラムの第2プログラムインタフェースを前記第1スクリーンに切り替えて表示した後には、
前記第2スクリーンで第2フローティングウィンドウを表示することを更に含み、
ここで、前記第2フローティングウィンドウ内の第3表示コンテンツは、前記第2プログラムインタフェースの第4表示コンテンツに同期して更新される、請求項に記載の表示制御方法。
【請求項3】
前記の前記第2スクリーンで第2フローティングウィンドウを表示した後には、
前記第1フローティングウィンドウ及び前記第2フローティングウィンドウへのユーザの第3入力を受信することと、
前記第3入力に応答し、前記第1スクリーンに表示されている前記第1プログラムの前記第1プログラムインタフェース及び前記第2プログラムの前記第2プログラムインタフェースを前記第2スクリーンに切り替えて分割画面で表示することとを更に含む、請求項に記載の表示制御方法。
【請求項4】
前記の前記第2スクリーンで第1フローティングウィンドウを表示した後には、
前記第1フローティングウィンドウへのユーザの第4入力を受信することと、
前記第4入力に応答し、前記第1スクリーンに表示されている前記第1プログラムの前記第1プログラムインタフェースを前記第2スクリーンに切り替えて表示することとを更に含む、請求項1に記載の表示制御方法。
【請求項5】
前記の前記第2スクリーンで第1フローティングウィンドウを表示した後には、
前記第1フローティングウィンドウへのユーザの第5入力を受信することと、
前記第5入力に応答し、前記第1プログラムを閉じることとを更に含む、請求項1に記載の表示制御方法。
【請求項6】
前記第1プログラムが映像再生プログラムであり、且つ前記映像再生プログラムで再生している映像ファイルが第1映像ファイルに関連付けられた第2映像ファイルである場合、前記第1フローティングウィンドウの第1表示コンテンツは、前記第2映像ファイルのカウントダウン時間であり、前記カウントダウン時間は、前記第2映像ファイルの再生時間である、請求項1に記載の表示制御方法。
【請求項7】
第1スクリーンへのユーザの第1入力を受信する第1受信モジュールと、
前記第1入力に応答し、第2スクリーンに表示されている第1プログラムの第1プログラムインタフェースを前記第1スクリーンに切り替えて表示する第1表示モジュールと、
前記第2スクリーンで第1フローティングウィンドウを表示する第2表示モジュールとを含み、
ここで、前記第1フローティングウィンドウ内の第1表示コンテンツは、前記第1プログラムインタフェースの第2表示コンテンツに同期して更新され、
前記第1スクリーンへのユーザの第2入力を受信する第2受信モジュールと、
前記第2入力に応答し、前記第2スクリーンに表示されている第2プログラムの第2プログラムインタフェースを前記第1スクリーンに切り替えて表示する第1切替モジュールとを更に含む、端末。
【請求項8】
前記第1フローティングウィンドウへのユーザの第4入力を受信する第3受信モジュールと、
前記第4入力に応答し、前記第1スクリーンに表示されている前記第1プログラムの前記第1プログラムインタフェースを前記第2スクリーンに切り替えて表示する第2切替モジュールとを更に含む、請求項に記載の端末。
【請求項9】
前記第1フローティングウィンドウへのユーザの第5入力を受信する第4受信モジュールと、
前記第5入力に応答し、前記第1プログラムを閉じる制御モジュールとを更に含む、請求項に記載の端末。
【請求項10】
前記第1プログラムが映像再生プログラムであり、且つ前記映像再生プログラムで再生している映像ファイルが第1映像ファイルに関連付けられた第2映像ファイルである場合、前記第1フローティングウィンドウの第1表示コンテンツは、前記第2映像ファイルのカウントダウン時間であり、前記カウントダウン時間は、前記第2映像ファイルの再生時間である、請求項に記載の端末。
【請求項11】
第2受信モジュールが前記第1スクリーンへのユーザの第2入力を受信することに応答し、第1切替モジュールが、前記第2スクリーンに表示されている第2プログラムの第2プログラムインタフェースを前記第1スクリーンに切り替えて表示した後には、
前記第2表示モジュールが、前記第2スクリーンで第2フローティングウィンドウを表示し、
ここで、前記第2フローティングウィンドウ内の第3表示コンテンツは、前記第2プログラムインタフェースの第4表示コンテンツに同期して更新される、請求項に記載の端末。
【請求項12】
コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~のいずれか一項に記載の表示制御方法が実現される、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項13】
コンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~のいずれか一項に記載の表示制御方法が実現される、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2018年5月29日に中国特許庁に提出された中国特許出願201810532285.1の優先権を主張し、その全ての内容が援用によりここに取り込まれる。
本開示の実施例は、通信技術分野に係り、特に表示制御方法及び端末に係る。
【背景技術】
【0002】
科学技術のますますの発展に伴い、スマート端末の普及が進んでいる。携帯電話などの移動端末は、日常生活に欠かせない電気製品となっている。従来技術の端末では、現在再生中の映像で広告を再生したり、現在のゲームでリソースをダウンロードしている間、ユーザは、映像の視聴やゲームの実行を継続するために、広告の再生やゲームリソースのダウンロードが完了するのを待つ必要があり、ユーザの手間を多く費やすことになる。また、ユーザが待ち時間内に他のアプリケーションプログラムを利用するように操作を行うと、動画再生の中断やゲームのリロードが発生するおそれがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示の実施例は、従来技術の端末での一部プログラムの使用中にユーザの時間を余分に浪費するという問題を解決するために、表示制御方法及び端末を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1態様として、本開示の実施例は、表示制御方法を提供する。
第1スクリーンと第2スクリーンを含む端末機器に応用される表示制御方法において、
第1スクリーンへのユーザの第1入力を受信することと、
前記第1入力に応答し、第2スクリーンに表示されている第1プログラムの第1プログラムインタフェースを前記第1スクリーンに切り替えて表示することと、
前記第2スクリーンで第1フローティングウィンドウを表示することとを含み、
ここで、前記第1フローティングウィンドウ内の第1表示コンテンツは、前記第1プログラムインタフェースの第2表示コンテンツに同期して更新される。
【0005】
第2態様として、本開示の実施例は、端末を更に提供する。
第1スクリーンへのユーザの第1入力を受信する第1受信モジュールと、
前記第1入力に応答し、第2スクリーンに表示されている第1プログラムの第1プログラムインタフェースを前記第1スクリーンに切り替えて表示する第1表示モジュールと、
前記第2スクリーンで第1フローティングウィンドウを表示する第2表示モジュールとを含み、
ここで、前記第1フローティングウィンドウ内の第1表示コンテンツは、前記第1プログラムインタフェースの第2表示コンテンツに同期して更新される。
【0006】
第3態様として、本開示の実施例は、端末を更に提供する。
前記端末は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに格納されて前記プロセッサで動作可能なコンピュータプログラムを含み、
前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されると、上記表示制御方法が実現される。
【0007】
第4態様として、本開示の実施例は、記憶媒体を更に提供する。
コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記表示制御方法が実現される。
【発明の効果】
【0008】
本開示の実施例において、第1スクリーンへのユーザの第1入力を受信し、前記第1入力に応答し、第2スクリーンに表示されている第1プログラムの第1プログラムインタフェースを前記第1スクリーンに切り替えて表示し、前記第2スクリーンで第1フローティングウィンドウを表示し、ここで、前記第1フローティングウィンドウ内の第1表示コンテンツは、前記第1プログラムインタフェースの第2表示コンテンツに同期して更新される。このように、第1スクリーンへの第1入力により、第2スクリーンに表示されている第1プログラムの第1プログラムインタフェースを第1スクリーンに切り替えて表示することができ、ユーザが第2スクリーンで他のアプリケーションプログラムを操作することができ、第1プログラムの使用時に存在するユーザの余分な待ち時間を十分に利用する。第1プログラムインタフェースの第2表示コンテンツに同期して更新される第1表示コンテンツのフローティングウィンドウが第2スクリーンで表示されているため、他のプログラムを操作しているときにも、第1プログラムの第1プログラムインタフェースの表示状態を見ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本開示の実施例に係る表示制御方法のフローチャートその1である。
図2】本開示の1つの例に係る表示制御方法実現プロセスの概略図その1である。
図3】本開示の1つの例に係る表示制御方法実現プロセスの概略図その2である。
図4】本開示の実施例に係る表示制御方法のフローチャートその2である。
図5】本開示の1つの例に係る表示制御方法実現プロセスの概略図その3である。
図6】本開示の実施例に係る表示制御方法のフローチャートその3である。
図7】本開示の1つの例に係る表示制御方法実現プロセスの概略図その4である。
図8】本開示の1つの例に係る表示制御方法実現プロセスの概略図その5である。
図9】本開示の実施例に係る端末の構造図である。
図10】本開示の実施例に係る端末のハードウェア構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施例の図面とともに、本開示の実施例の技術手段を明確且つ完全的に記載する。明らかに、記載する実施例は、本開示の実施例の一部であり、全てではない。本開示の実施例に基づき、当業者が創造性のある作業をしなくても為しえる全ての他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属するものである。
【0011】
図1に示すように、本開示の実施例に係る表示制御方法のフローチャートである。以下、該図面を参照し、該方法の実施プロセスを具体的に説明する。
【0012】
なお、本開示の実施例に係る表示制御方法は、第1スクリーンと第2スクリーンを含む端末機器に応用される。該端末機器は、2画面端末であってもよく、折り畳み画面端末であってもよいが、ここでは具体的に限定しない。
【0013】
ここで、該表示制御方法は、以下のステップを含む。
ステップ101において、第1スクリーンへのユーザの第1入力を受信する。
【0014】
本ステップにおいて、第1入力は、予め設定された入力であり、クリック入力、プッシュ入力、長押し入力、ピンチ入力、ドラッグ入力、スライド入力及びスワイプ入力のうちの少なくとも1つを含むが、それらに限られない。即ち、該第1入力は、上記入力のうちの1つであってもよく、又は2つ以上の入力の組み合わせ入力であってもよい。
【0015】
ここで、任意選択で、第1入力は、ダブルクリック入力である。ダブルクリック入力は、プログラムのプログラムインタフェースを他のスクリーンに切り替えて表示する切替入力とすることで、ユーザにとって操作が簡単で実行しやすい。
【0016】
ステップ102において、前記第1入力に応答し、第2スクリーンに表示されている第1プログラムの第1プログラムインタフェースを前記第1スクリーンに切り替えて表示する。
【0017】
本ステップにおいて、端末機器は、上記ステップ101で受信した第1入力に応答し、第2スクリーンに表示されている第1プログラムの第1プログラムインタフェースを前記第1スクリーンに切り替えて表示することによって、第1プログラムの第1プログラムインタフェースの切り替えを実現し、且つ第1プログラムの動作を中断することなく、第1プログラムの切替操作を簡略化することができる。
【0018】
ここで、第1プログラムの第1プログラムインタフェースは、第1プログラムのフォアグラウンド表示インタフェースである。
【0019】
ここで、第2スクリーンと第1スクリーンとは、端末機器上で異なる2つのスクリーンである。一例では、端末機器がスクリーンを2つしか含まない場合を例に挙げると、該第2スクリーンは、第1スクリーン以外の別のスクリーンである。なお、該端末機器は、第1スクリーン及び第2スクリーン以外の他のスクリーンを更に含んでもよい。別の例では、端末機器が3つのスクリーンを含む場合を例に挙げると、該第2スクリーンは、第1スクリーン以外の1つのスクリーン又は他の2つのスクリーンであり、具体的には、ユーザ設定又は端末機器のシステムデフォルト設定に応じる。
【0020】
ここで、移動端末が、端末機器の前面と背面にそれぞれ設けられた2つの対向に設けられたスクリーンのみを含む場合を例に挙げると、図2に示すように、背面スクリーンへの第1入力を受信する前に、アプリケーションプログラム1のプログラムインタフェースが端末機器の前面スクリーン(図中左側部分図示)に表示され、本方法のステップ101及びステップ102を実行した後に、アプリケーションプログラム1のプログラムインタフェースが端末機器の背面スクリーン(図中右側部分図示)に表示される。これにより、アプリケーションプログラム1のプログラムインタフェースの切り替えが実現され、アプリケーションプログラム1の動作を中断することなく、アプリケーションプログラムの切り替え操作を簡略化することができる。
【0021】
また、本開示の実施例において、端末機器は、第1入力に応答した後に、第2スクリーンを制御して所定コンテンツインタフェース、例えば図3の左側部分に図示されたようなアプリケーションガイダンスインタフェースを表示することもできる。ここで、設計上の必要性又はユーザの使用上の必要性に応じて設定できるが、本開示の実施例では、特に限定されない。アプリケーションガイダンスインタフェースを例にとると、端末機器は、アプリケーションガイダンスインタフェース上の目標アプリケーションアイコンへのユーザ入力を受信し、該入力に応答して、目標アプリケーションアイコンに対応するアプリケーションプログラムのプログラムインタフェースを第1スクリーンに表示することができる。即ち、複数のアプリケーションプログラムは、端末機器上で同時に動作することができ、且つ互いにプログラムインタフェース間で影響を受けない。
【0022】
ステップ103において、前記第2スクリーンで第1フローティングウィンドウを表示する。
【0023】
本ステップにおいて、前記第1フローティングウィンドウ内の第1表示コンテンツは、前記第1プログラムインタフェースの第2表示コンテンツに同期して更新される。
【0024】
なお、第1フローティングウィンドウは、第1プログラムインタフェースの第2表示コンテンツに同期して更新される第1表示コンテンツをサムネイル表示することができる。図3に示すように、第1プログラムの第1プログラムスクリーン1の第2表示コンテンツは、長い髪の女の子である。その場合、第1フローティングウィンドウ2、即ち、図3中左側部分に図示された提示ウィンドウ内の第1表示コンテンツは、該長い髪の女の子である。
【0025】
ここで、前記第2スクリーンには、第1プログラムの第1プログラムインタフェース1の表示状態をユーザが随時確認し易いように、第1フロートウィンドウ2が表示される。例えば、第1プログラムが再生系アプリケーションプログラムである場合、ユーザは、第2スクリーン上で、第1プログラムの第1プログラムインタフェースで再生されるコンテンツの進行状況を随時、容易に閲覧することができる。
【0026】
また、第1フローティングウィンドウ2は、第2スクリーンの表示コンテンツを遮ることなく、ユーザ操作により第2スクリーン上を移動できるようになっているとともに、第2スクリーンへのその後のユーザ入力が容易になるようになっている。
【0027】
本開示の実施例において、第1スクリーンへの第1入力により、第2スクリーンに表示されている第1プログラムの第1プログラムインタフェースを第1スクリーンに切り替えて表示することができ、ユーザは、第2スクリーンで他のアプリケーションプログラムを操作することができ、第1プログラムの使用時に存在するユーザの余分な待ち時間を十分に利用する。第1プログラムインタフェースの第2表示コンテンツに同期して更新される第1表示コンテンツのフローティングウィンドウが第2スクリーンに表示されるため、他のプログラムを操作しているときにも、第1プログラムの第1プログラムインタフェースの表示状態を見ることができる。
【0028】
図1に示される実施例に基づいて、ユーザが端末機器を手で持ったときに第1プログラムの第1プログラムインタフェースへの誤操作を防止するために、本開示の代替的な実施例において、前記方法は、前記第1スクリーンへの第6入力を受信することと、前記第6入力に対する第1プログラムの応答を無効に制御することとを更に含む。
【0029】
なお、第6入力は、第1スクリーンへの任意の入力である。第6入力が第1入力である場合、第1スクリーンが該第6入力に応答するものの、第1プログラムが該第6入力に応答しないことによって、第1スクリーン上の第1プログラムの第1プログラムインタフェースに対する誤操作を防止することを達成する。
【0030】
本開示の代替的な実施例において、ステップ102で前記第1入力に応答して、第2スクリーンに表示される第1プログラムの第1プログラムインタフェースを前記第1スクリーンに切り替えて表示した後に、図4に示すように、前記方法は、以下のステップを更に含む。
ステップ104において、前記第1スクリーンへのユーザの第2入力を受信する。
【0031】
本ステップでは、ステップ102に基づいて、即ち、第1スクリーンに第1プログラムの第1プログラムインタフェースが表示されている状態で、端末機器は、前記第1スクリーンへのユーザの第2入力を受信する。
【0032】
ここで、第2入力は、予め設定された入力であり、クリック入力、プッシュ入力、長押し入力、ピンチ入力、ドラッグ入力、スライド入力及びスワイプ入力のうちの少なくとも1つを含むが、それらに限られない。即ち、該第2入力は、上記入力のうちの1つであってもよく、又は2つ以上の入力の組み合わせ入力であってもよい。
【0033】
任意選択で、第2入力は、第1入力と同じ入力操作である。即ち、移動端末は、後続で第2スクリーン上のプログラムのプログラムインタフェースを再び該第1スクリーンに切り替えて表示するために、第1スクリーンへのユーザの第1入力を再び受信することができる。
【0034】
ステップ105において、前記第2入力に応答して、前記第2スクリーンに表示されている第2プログラムの第2プログラムインタフェースを前記第1スクリーンに切り替えて表示する。
【0035】
本ステップでは、端末機器は、上記ステップ104で受信した第2入力に応答して、第2スクリーンの第2プログラムの第2プログラムインタフェースを第1スクリーンに切り替えて表示する。これにより、ユーザが必要性に応じて第2スクリーン上で他のアプリケーションプログラムを操作しやすくなり、また、他のアプリケーションプログラムを操作している間も、第1スクリーン上にあるプログラムインタフェースのプログラムの動作を中断させることがなく、ユーザが随時使用することが容易になる。
【0036】
なお、本開示の実施例において、第1入力及び第2入力を含む第1スクリーンへの入力が少なくとも2つ受信されると、前記第1スクリーンには、少なくとも2つのプログラムのプログラムインタフェースが表示され、前記少なくとも2つのプログラムのプログラムインタフェースは、所定の態様で表示される。
【0037】
ここで、本開示の実施例において、第1スクリーンには、少なくとも2つのプログラムのプログラムインタフェースを表示することができる。ここで、少なくとも2つのプログラムのプログラムインタフェースは、限定はされないが、分割表示、スタック表示(最初に第1スクリーンに表示されるプログラムのプログラムインタフェースが最下層に位置して表示され、最後に第1スクリーンに表示されるプログラムのプログラムインタフェースが最上層に位置して表示される)及びサムネイル表示のうちの少なくとも1つを含む所定の態様で表示される。
【0038】
図4に示される実施例に基づいて、ユーザが端末機器を手で持ったときに第1スクリーン上の第1プログラムの第1プログラムインタフェース及び第2プログラムの第2プログラムインタフェースへの誤操作を防止するために、本開示の代替的な実施例において、前記方法は、前記第1スクリーンへの第7入力を受信することと、前記第7入力に対する前記少なくとも2つのプログラムの応答を無効に制御することとを更に含む。
【0039】
なお、第7入力は、第1スクリーンへの任意の入力とする。第7入力が第1入力である場合、第1スクリーンは、該第7入力に応答するが、第1スクリーン上の少なくとも2つのプログラムは、該第7入力に応答しないので、第1スクリーン上の少なくとも2つのプログラムのプログラムインタフェースへの誤操作防止を達成することができる。
【0040】
図4に示された実施例に基づき、本開示の代替的な実施例において、ステップ105で前記第2入力に応答して、前記第2スクリーンに表示されている第2プログラムの第2プログラムインタフェースを前記第1スクリーンに切り替えて表示した後に、前記方法は、更に、前記第2スクリーンに第2フローティングウィンドウを表示することを含む。
【0041】
本ステップにおいて、前記第2フローティングウィンドウの第3表示コンテンツは、前記第2プログラムインタフェースの第4表示コンテンツに同期して更新される。
【0042】
本ステップは、上述の図1に示す実施例におけるステップ103と同様であり、図1に示す部分の詳細な説明を参照し、ここではその説明を省略する。
【0043】
なお、この場合、第2スクリーンには、2つのフローティングウィンドウが表示され、第1フローティングウィンドウは、第1スクリーンにおける第1プログラムに対応し、第2フローティングウィンドウは、第1スクリーンにおける第2プログラムに対応する。この2つのフローティングウィンドウにより、ユーザは、その対応する2つのプログラムのプログラムインタフェースの表示状態を同時に見ることができる。
【0044】
端末機器が、端末機器の前面と背面にそれぞれ設けられた2つの対向に設けられたスクリーンのみを含む場合を例に挙げると、具体的には、図5の図中左側部分に図示されるように、前面スクリーンに2つのフローティングウィンドウが表示され、第1フローティングウィンドウ2及び第2フローティングウィンドウ3がそれぞれアプリケーションプログラム3及びアプリケーションプログラム4に対応し、図中右側部分に示すように、背面スクリーンには、アプリケーションプログラム3のプログラムインタフェースと、アプリケーションプログラム4のプログラムインタフェースとが表示されている。
【0045】
また、本開示の実施例において、端末機器は、第2入力に応答した後、第2スクリーンを制御して所定コンテンツインタフェース、例えば図5の左側部分に図示されたようなアプリケーションガイダンスインタフェースを表示することもできる。ここで、設計上の必要性又はユーザの使用上の必要性に応じて設定できるが、本開示の実施例では、特に限定されない。
【0046】
ここで、更に、本開示の実施例において、前記第2スクリーン上に第2フローティングウィンドウを表示した後に、前記方法は、前記第1フローティングウィンドウ及び前記第2フローティングウィンドウへのユーザの第3入力を受信することを更に含む。
本ステップにおいて、第3入力は、予め設定された入力であり、クリック入力、プッシュ入力、長押し入力、ピンチ入力、ドラッグ入力、スライド入力及びスワイプ入力のうちの少なくとも1つを含むが、それらに限られない。即ち、該第3入力は、上記入力のうちの1つであってもよく、又は2つ以上の入力の組み合わせ入力であってもよい。
【0047】
なお、該第3入力は、第1フローティングウィンドウと第2フローティングウィンドウのそれぞれにおけるユーザの入力であってもよいし、第1フローティングウィンドウと第2フローティングウィンドウにおけるユーザの同時入力であってもよく、ここでは、実行順序に関する具体的な限定をしない。
【0048】
前記第3入力に応答して、前記第1スクリーンに表示されている前記第1プログラムの前記第1プログラムインタフェースと前記第2プログラムの前記第2プログラムインタフェースとを前記第2スクリーンに切り替えて分割画面で表示する。
【0049】
本ステップでは、端末機器は、上記ステップで受信した第3入力に応答して、前記第1スクリーンに表示されている前記第1プログラムの前記第1プログラムインタフェース及び前記第2プログラムの前記第2プログラムインタフェースを前記第2スクリーンに切り替えて分割画面で表示する。
【0050】
ここで、ユーザの必要に応じて、第1フローティングウィンドウ及び第2フローティングウィンドウへの第3入力によって、ステップ105の実行に基づいて第1スクリーンに表示された第1プログラムの第1プログラムインタフェース及び第2プログラムの第2プログラムインタフェースを再び第2スクリーンに切り替えて表示し、ユーザによる視認及び操作を容易にすることができる。
【0051】
図1に示される実施例に基づき、本開示の代替的な実施例において、図6に示されるように、前記方法は、更に以下のステップを含む。
ステップ106において、前記第1フローティングウィンドウへのユーザの第4入力を受信する。
【0052】
本ステップでは、ステップ103の後に、第1フローティングウィンドウへの第4入力を受信する。
【0053】
ここで、第4入力は、予め設定された入力であり、クリック入力、プッシュ入力、長押し入力、ピンチ入力、ドラッグ入力、スライド入力及びスワイプ入力のうちの少なくとも1つを含むが、それらに限られない。即ち、該第4入力は、上記入力のうちの1つであってもよく、又は2つ以上の入力の組み合わせ入力であってもよい。
【0054】
任意選択で、第4入力は、シングルクリック入力である。ここで、本開示の実施例では、第4入力としてシングルクリック入力を採用することで、ユーザ操作の簡便性を実現することができる。
【0055】
ステップ107において、前記第4入力に応答して、前記第1スクリーンに表示されている前記第1プログラムの前記第1プログラムインタフェースを前記第2スクリーンに切り替えて表示する。
【0056】
本ステップでは、端末機器は、上記ステップ106で受信した第4入力に応答し、第1スクリーンに表示されている第1プログラムの第1プログラムインタフェースを第2スクリーンに切り替えて表示する。即ち、ユーザの必要に応じて、第1フローティングウィンドウへの第4入力によって、ステップ102の実行に基づいて第1スクリーンに表示されている第1プログラムの第1プログラムインタフェースを再び第2スクリーンに切り替えて表示することができ、ユーザによる視認及び操作を容易にする。
【0057】
図1に示される実施例に基づいて、本開示の代替的な実施例において、前記方法は、更に、前記第1フローティングウィンドウへのユーザの第5入力を受信することを含む。
本ステップにおいて、端末機器は、第1フローティングウィンドウへの第5入力を受信する。
【0058】
ここで、第5入力は、予め設定された入力であり、クリック入力、プッシュ入力、長押し入力、ピンチ入力、ドラッグ入力、スライド入力及びスワイプ入力のうちの少なくとも1つを含むが、それらに限られない。即ち、該第5入力は、上記入力のうちの1つであってもよく、又は2つ以上の入力の組み合わせ入力であってもよい。
【0059】
ここで、任意選択で、第5入力は、押圧摺動入力である。本開示の実施例において、第5入力として押圧摺動入力を採用しているため、ユーザの操作の簡便性を実現することができる。
【0060】
前記第5入力に応答して前記第1プログラムを閉じる。
【0061】
本ステップにおいて、具体的には、端末機器は、第1フローティングウィンドウが第2スクリーンの所定領域に位置していることを検出した場合、前記第5入力に応答して前記第1プログラムを閉じる。
【0062】
ここで、第1スクリーンに切り替えて第1プログラムの閉じるボタンを探すことなく、第1フローティングウィンドウで直接ユーザの第5入力を受信することによって、第1プログラムを閉じることができ、その操作が便利である。
【0063】
ここで、任意選択で、所定領域は、第2スクリーンの所定端部領域である。
【0064】
ここで、第5入力は、第1フローティングウィンドウを移動させ、第1フローティングウィンドウを第2スクリーンの所定領域に移動させるために用いられる。ここで、第5入力は、第1フローティングウィンドウを所定の方向に移動させることができる。ここで、所定の方向は、特に限定されない。
【0065】
もちろん、第1フローティングウィンドウに、第1プログラムを閉じるための閉じるボタンを設けることもできる。
【0066】
本開示の代替的な実施例において、前記第1プログラムが映像再生プログラムであり、且つ前記映像再生プログラムによって現在再生されている映像ファイルが第1映像ファイルに関連付けられた第2映像ファイルである場合、前記第1フローティングウィンドウ内の第1表示コンテンツは、前記第2映像ファイルのカウントダウン時間であり、前記カウントダウン時間は、前記第2映像ファイルの再生時間である。
【0067】
ここで、ユーザが第1プログラムを用いて映像(即ち第1映像ファイル)を視聴しているとき、映像の再生開始前に、ユーザが視聴したい映像とは無関係な広告映像(即ち第2映像ファイル)が再生されることが多く、通常、広告映像の再生時間は、ユーザが視聴するために表示スクリーンに表示される。ステップ102に基づき、第1プログラムの広告映像が第1スクリーンに表示される。ユーザが第2スクリーンで第1プログラムの広告映像の残りの再生時間を見るのを容易にするために、第1フローティングウィンドウ内の第1表示コンテンツは、該広告映像のカウントダウン時間であり、それによって、ユーザが広告映像の再生終了後にすぐに第1プログラムに戻って引き続き映像を視聴するのを容易にする。
【0068】
図7の右側部分に図示されているように、アプリケーション1によって現在再生されているのは、長い髪の女の子が表示されている広告映像であり、前面の表示スクリーン(第1スクリーン)の右上隅に該広告映像の残り時間である25秒が表示されている。ステップ102に基づき、アプリケーション1の表示コンテンツは、背面の表示スクリーン(第2スクリーン)に表示される。図8に示すように、ユーザが正面の表示スクリーンでアプリケーション1の広告映像の残り時間を見やすくするために、第1フローティングウィンドウ2(図8の左側部分に示す左上隅)の表示コンテンツは、該広告映像のカウントダウン情報(現在は25秒であり、ユーザが見やすいために、該カウントダウン情報が拡大されている)であり、それによって、ユーザが広告映像の再生終了後にすぐにアプリケーション1に戻って映像を引き続き視聴するのを容易にする。
【0069】
本開示の実施例に係る表示制御方法において、第1スクリーンへの第1入力により、第2スクリーンに表示されている第1プログラムの第1プログラムインタフェースを第1スクリーンに切り替えて表示させ、第2スクリーンにおいてユーザが他のアプリケーションプログラムを操作することができ、第1プログラムの利用時に存在するユーザの余分な待ち時間を十分に利用する。第1プログラムインタフェースの第2表示コンテンツに同期して更新される第1表示コンテンツのフローティングウィンドウが第2スクリーンに表示されるため、他のプログラムの操作時に、第1プログラムの第1プログラムインタフェースの表示状態を見ることもできる。
【0070】
上記方法に基づいて、本開示の実施例は、上記方法を実現するための端末を提供する。
【0071】
図9に示すように、本開示の実施例に係る端末の構造図である。本開示の実施例は、端末200を提供する。該端末200は、第1スクリーンと第2スクリーンを含む。
ここで、該端末200は、
第1スクリーンへのユーザの第1入力を受信する第1受信モジュール201と、
前記第1入力に応答し、第2スクリーンに表示されている第1プログラムの第1プログラムインタフェースを前記第1スクリーンに切り替えて表示する第1表示モジュール202と、
前記第2スクリーンで第1フローティングウィンドウを表示する第2表示モジュール203とを更に含み、
ここで、前記第1フローティングウィンドウ内の第1表示コンテンツは、前記第1プログラムインタフェースの第2表示コンテンツに同期して更新される。
【0072】
更に、本開示の実施例において、端末200は、
前記第1スクリーンへのユーザの第2入力を受信する第2受信モジュールと、
前記第2入力に応答し、前記第2スクリーンに表示されている第2プログラムの第2プログラムインタフェースを前記第1スクリーンに切り替えて表示する第1切替モジュールとを更に含む。
【0073】
更に、本開示の実施例において、端末200は、
前記第2スクリーンで第2フローティングウィンドウを表示する第3表示モジュールを更に含み、
ここで、前記第2フローティングウィンドウの第3表示コンテンツは、前記第2プログラムインタフェースの第4表示コンテンツに同期して更新される。
【0074】
更に、本開示の実施例において、移動端末200は、
前記第1フローティングウィンドウ及び前記第2フローティングウィンドウへのユーザの第3入力を受信する第5受信モジュールと、
前記第3入力に応答し、前記第1スクリーンに表示されている前記第1プログラムの前記第1プログラムインタフェース及び前記第2プログラムの前記第2プログラムインタフェースを前記第2スクリーンに切り替えて分割画面で表示するに第3切替モジュールとを更に含む。
【0075】
更に、本開示の実施例において、移動端末200は、
前記第1フローティングウィンドウへのユーザの第4入力を受信する第3受信モジュールと、
前記第4入力に応答し、前記第1スクリーンに表示されている前記第1プログラムの前記第1プログラムインタフェースを前記第2スクリーンに切り替えて表示する第2切替モジュールとを更に含む。
【0076】
更に、本開示の実施例において、移動端末200は、
前記第1フローティングウィンドウへのユーザの第5入力を受信する第4受信モジュールと、
前記第5入力に応答し、前記第1プログラムを閉じる制御モジュールとを更に含む。
【0077】
任意選択で、前記第1プログラムが映像再生プログラムであり、且つ前記映像再生プログラムで再生している映像ファイルが第1映像ファイルに関連付けられた第2映像ファイルである場合、前記第1フローティングウィンドウ内の第1表示コンテンツは、前記第2映像ファイルのカウントダウン時間であり、前記カウントダウン時間は、前記第2映像ファイルの再生時間である。
【0078】
本開示の実施例に係る移動端末は、図1図8の方法実施例において移動端末によって実現される各プロセスを実現することができ、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。
【0079】
本開示の実施例に係る端末において、第1スクリーンへのユーザの第1入力を第1受信モジュールで受信し、第1表示モジュールが、前記第1入力に応答し、第2スクリーンに表示されている第1プログラムの第1プログラムインタフェースを前記第1スクリーンに切り替えて表示し、第2表示モジュールが、前記第2スクリーンで第1フローティングウィンドウを表示する。このように、第1スクリーンへの第1入力により、第2スクリーンに表示されている第1プログラムの第1プログラムインタフェースを第1スクリーンに切り替えて表示することができ、ユーザが第2スクリーンで他のアプリケーションプログラムを操作することができ、第1プログラムの使用時に存在するユーザの余分な待ち時間を十分に利用する。第1プログラムインタフェースの第2表示コンテンツに同期して更新される第1表示コンテンツのフローティングウィンドウが第2スクリーンで表示されているため、他のプログラムを操作しているときにも、第1プログラムの第1プログラムインタフェースの表示状態を見ることができる。
【0080】
図10は、本開示の各実施例を実現する端末のハードウェア構造図である。
該端末300は、ラジオ周波数ユニット301と、ネットワークモジュール302と、音声出力ユニット303と、入力ユニット304と、センサ305と、表示ユニット306と、ユーザ入力ユニット307と、インタフェースユニット308と、メモリ309と、プロセッサ310と、電源311などの構成要素を含むが、それらに限定されない。図10に示される端末の構造は、端末を限定するものではなく、端末は、図示されるよりも多い又は少ない構成要素を含むことができ、又は特定の構成要素を組み合わせることができ、又は異なる構成要素の構成を含むことができることを、当業者は理解可能である。本開示の実施例において、端末は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップパソコン、車載端末、ウェアラブルデバイス及び歩数計などを含むが、それらに限定されない。
【0081】
ここで、プロセッサ310は、第1スクリーンへのユーザの第1入力を受信し、前記第1入力に応答し、第2スクリーンに表示されている第1プログラムの第1プログラムインタフェースを前記第1スクリーンに切り替えて表示し、前記第2スクリーンで第1フローティングウィンドウを表示する。ここで、前記第1フローティングウィンドウ内の第1表示コンテンツは、前記第1プログラムインタフェースの第2表示コンテンツに同期して更新される。
【0082】
本開示の実施例において、第1スクリーンへの第1入力により、第2スクリーンに表示されている第1プログラムの第1プログラムインタフェースを第1スクリーンに切り替えて表示することができ、ユーザが第2スクリーンで他のアプリケーションプログラムを操作することができ、第1プログラムの使用時に存在するユーザの余分な待ち時間を十分に利用する。第1プログラムインタフェースの第2表示コンテンツに同期して更新される第1表示コンテンツのフローティングウィンドウが第2スクリーンで表示されているため、他のプログラムを操作しているときにも、第1プログラムの第1プログラムインタフェースの表示状態を見ることができる。
【0083】
なお、本開示の実施例において、ラジオ周波数ユニット301は、情報の送受信又は通話中で信号の送受信に用いられ、具体的に、基地局からの下りデータを受信した後、プロセッサ310による処理に供し、また、上りデータを基地局に送信する。一般に、ラジオ周波数ユニット301は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、トランシーバ、結合器、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限定されない。また、ラジオ周波数ユニット301は、無線通信システムを介してネットワークや他の機器と通信を行うこともできる。
【0084】
端末は、ネットワークモジュール302を介して、電子メールの送受信、ウェブページの閲覧、ストリーミングメディアへのアクセスをサポートするなど、無線ブロードバンドインターネットアクセスをユーザに提供する。
【0085】
音声出力ユニット303は、ラジオ周波数ユニット301やネットワークモジュール302が受信した音声データや、メモリ309に記憶された音声データを音声信号に変換して音声として出力することができる。また、音声出力ユニット303は、端末300が実行する特定の機能に関する音声(例えば、呼出信号着信音、メッセージ着信音等)を出力してもよい。音声出力ユニット303は、スピーカ、ブザー及びレシーバなどを含む。
【0086】
入力ユニット304は、音声や映像の信号を受信することに用いられる。入力ユニット304は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードでカメラなどの画像キャプチャ装置によって取得された静止画又は動画の画像データを処理するグラフィックスプロセッサGPU(Graphics Processing Unit)3041と、マイク3042とを含む。処理された画像フレームは、表示ユニット306上に表示される。グラフィックスプロセッサ3041で処理された画像フレームは、メモリ309(又は他の記憶媒体)に記憶されるか、又はラジオ周波数ユニット301又はネットワークモジュール302を介して送信される。マイク3042は、音声を受信し、音声データに加工することができる。処理された音声データは、電話通話モードの場合、ラジオ周波数ユニット301を介して移動体通信基地局に送信可能な形式に変換して出力することができる。
【0087】
端末300は、光センサ、モーションセンサ及び他のセンサのような少なくとも1つのセンサ305を更に含む。具体的には、光センサは、周辺光センサ及び近接センサを含む。周辺光センサは、周辺光の明暗に応じて表示パネル3061の輝度を調節し、近接センサは、端末300が耳に移動したときに表示パネル3061及び/又はバックライトを消灯する。モーションセンサの1種として、加速度計センサは、様々な方向(一般的には3軸)の加速度の大きさを検出でき、静止時は重力の大きさ及び方向を検出でき、移動端末姿勢の認識(例えば、縦横スクリーン切替、関連ゲーム、磁力計姿勢キャリブレーション)、振動認識関連機能(たとえば、歩数計、ストローク)などに用いることができる。センサ305は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどを更に含むことができるが、ここでは枚挙しない。
【0088】
表示ユニット306は、ユーザが入力した情報やユーザに提供した情報を表示するために用いられる。表示ユニット306は、液晶ディスプレイLCD(Liquid Crystal Display)、有機発光ダイオードOLED(Organic Light-Emitting Diode)などからなる表示パネル3061を含んでもよい。
【0089】
ユーザ入力ユニット307は、数字や文字情報の入力を受け付け、ユーザによる移動端末の設定や機能制御に関するキー信号の入力を行うことに用いられる。具体的に、ユーザ入力ユニット307は、タッチスクリーン3071と、その他の入力機器3072とを含む。タッチスクリーン3071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザのタッチ操作を取得可能である(たとえばユーザが指やスタイラスなどの任意の適切な物体や付属部材を用いたタッチスクリーン3071の上又はタッチスクリーン3071の付近での操作)。タッチスクリーン3071は、タッチ検出装置とタッチコントローラの2つの部分を含む。ここで、タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出してタッチコントローラに伝達する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からのタッチ情報を受信し、それを接点座標に変換してプロセッサ310に送り、プロセッサ310からの命令を受信して実行する。なお、タッチスクリーン3071は、抵抗膜式、静電容量式、赤外線、表面弾性波など、種々の方式を用いて実現することができる。ユーザ入力ユニット307は、タッチスクリーン3071の他に、他の入力機器3072を含んでもよい。具体的に、他の入力機器3072は、物理的なキーボード、機能キー(例えば、音量調節キー、スイッチキーなど)、トラックボール、マウス、レバーを含むが、ここでは枚挙しない。
【0090】
更に、タッチスクリーン3071は、表示パネル3061に重ねられる。タッチスクリーン3071は、その上又はその近くでタッチ操作を検出すると、プロセッサ310に送信して、タッチイベントのタイプを決定する。次いで、プロセッサ310は、タッチイベントのタイプに応じて、対応する視覚的出力を表示パネル3061に提供する。図10では、タッチスクリーン3071と表示パネル3061は、独立した2つの部品として移動端末の入出力機能を実現するが、実施例によっては、タッチスクリーン3071と表示パネル3061を一体化して移動端末の入出力機能を実現することもでき、具体的にここでは限定しない。
【0091】
インタフェースユニット308は、外部装置と端末300とを接続するためのインタフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドホンポート、外部電源(又はバッテリ充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置を接続するためのポート、オーディオ入出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、ヘッドホンポート等を含む。インタフェースユニット308は、外部装置から入力(たとえば、データ情報、電力など)を受信し、受信した入力を端末300内の1つ以上のユニットに伝送するために使用されてもよく、又は端末300と外部装置との間でデータを伝送するために使用されてもよい。
【0092】
メモリ309は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを格納するために使用される。メモリ309は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーション(たとえば、音声再生機能、画像再生機能など)などを格納することができるプログラム格納領域と、データ格納領域とを主に含んでもよい。データ格納領域は、音声データや電話帳など、携帯電話機の使用に応じて作成されたデータを記憶することができる。更に、メモリ309は、快速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも1つの磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリデバイス、又は他の揮発性固体記憶デバイスなどの不揮発性メモリを含んでもよい。
【0093】
プロセッサ310は、移動端末の制御センタであり、各種インタフェースや回線を用いて移動端末全体の各部を接続し、メモリ309に格納されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを実行、メモリ309に格納されたデータを呼び出して移動端末の各種機能及び処理データを実行し、移動端末全体の監視を行う。プロセッサ310は、1つ以上の処理ユニットを含んでもよい。任意選択で、プロセッサ310は、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーションなどを主に処理するアプリケーションプロセッサと、ワイヤレス通信を主に処理するモデムプロセッサとを統合することができる。上述のモデムプロセッサは、プロセッサ310に統合されなくてもよいことが理解される。
【0094】
端末300は、各構成要素に電力を供給するためのバッテリのような電源311を更に含んでもよい。任意選択で、電源311は、電源管理システムを介してプロセッサ310に論理的に接続されてもよく、電源管理システムを介して充電、放電、及び消費電力管理などを管理する機能を実現してもよい。
【0095】
また、端末300は、図示しない機能モジュールを更に含んでもよく、ここでの説明は省略する。
【0096】
任意選択で、本開示の実施例は、プロセッサ310と、メモリ309と、メモリ309に格納されてプロセッサ310で動作可能なコンピュータプログラムを含む端末を更に提供し、該コンピュータプログラムがプロセッサ310によって実行されると、上記表示制御方法の実施例の各プロセスが実現され、且つ同じ効果を奏することもでき、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。
【0097】
本開示の実施例は、コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を更に提供し、当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記表示制御方法の実施例の各プロセスが実現され、且つ同じ技術効果を奏することもできるので、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。ここで、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、たとえば、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなどである。
【0098】
なお、本明細書において、「含む」や「含有する」又はそれ以外のあらゆる変形用語は、非排他的に含むことを意味する。よって、一連のユニットを含むプロセス、方法、モノ又は装置は、それらのユニットを含むだけではなく、明確に列挙されていない他のユニットを更に含み、又はこのようなプロセス、方法、モノ又は装置に固有のユニットを更に含む。特に限定されない限り、「…を1つ含む」の表現によって限定されるユニットについて、当該ユニットを含むプロセス、方法、モノ又は装置に他の同一ユニットの存在を除外しない。
【0099】
以上の実施形態の記載から、上記実施例の方法が、ソフトウェアに必須の汎用ハードウェアプラットフォームの形態で実現され、もちろんハードウェアによっても実現されてもよく、多くの場合では前者がより好適な実施形態であることは、当業者にとって自明である。このような理解に基づき、本開示の技術手段の実質的又は従来技術に貢献した部分は、ソフトウェアプロダクトの形式で現れる。当該コンピュータソフトウェアプロダクトは、記憶媒体(たとえばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、本開示の各実施例の方法を1台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバー、空調機又はネットワークデバイスなど)に実行させるいくつかの指令を含む。
【0100】
以上、本開示の実施例を図面に基づいて記載したが、本開示は、上記の具体的な実施形態に限定されるものではない。上記の具体的な実施形態は、例示的なものであり、限定的なものではない。本開示のヒントを受け、当業者が本開示の趣旨及び特許請求の範囲から逸脱することなくなしえる多くの形態は、すべて本開示の保護範囲に含まれる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10