IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社TJMデザインの特許一覧

<>
  • 特許-送風装置 図1
  • 特許-送風装置 図2
  • 特許-送風装置 図3
  • 特許-送風装置 図4
  • 特許-送風装置 図5
  • 特許-送風装置 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-22
(45)【発行日】2022-05-06
(54)【発明の名称】送風装置
(51)【国際特許分類】
   F04D 25/08 20060101AFI20220425BHJP
   F04D 29/64 20060101ALI20220425BHJP
   A41D 13/002 20060101ALN20220425BHJP
【FI】
F04D25/08 301Z
F04D29/64 B
A41D13/002 105
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2017212193
(22)【出願日】2017-11-01
(65)【公開番号】P2019085887
(43)【公開日】2019-06-06
【審査請求日】2020-10-12
(73)【特許権者】
【識別番号】000156307
【氏名又は名称】株式会社TJMデザイン
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100154003
【弁理士】
【氏名又は名称】片岡 憲一郎
(72)【発明者】
【氏名】渡邊 和也
【審査官】大瀬 円
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3210207(JP,U)
【文献】特開2016-033267(JP,A)
【文献】登録実用新案第3182385(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F04B 41/00
A41D 13/002
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
吐出口と吸気口を有し、内部に送風機構が設けられた本体部と、
前記本体部に設けられ、使用者の腰ベルト位置よりも上方の上半身に保持される装着部と、を有し、
前記本体部の吐出口が上衣の内側に配置されるとともに前記吸気口が上衣の下方に露出するようにして配置され、
前記本体部には、ヒンジ部を介して回動可能に構成され、該本体部の外周面との間に使用者の上衣の裾を挟み込み可能に構成された保持部が設けられ、
前記保持部が、前記ヒンジ部から離間した位置で前記本体部の外周面に沿って延在する略円弧状に湾曲した上枠と、前記上枠の両端から軸線方向に延びる左右の縦枠と、それぞれの前記縦枠の下端から前記ヒンジ部まで延びる下枠とを有する、送風装置。
【請求項2】
前記吸気口は、前記本体部の軸方向に対して傾斜する向きに開口している、請求項1に記載の送風装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用者が着用する上衣の内部に空気を送り込むことで暑さを軽減する携帯型の送風装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、使用者のズボンの腰部に巻かれた腰ベルトに装着するための装着手段を備え、送風機構から送出される空気の吐出口を衣服(上衣)で覆い、該上衣内に空気を送出することで、汗が蒸発する際の気化熱を利用して暑さを和らげる送風装置が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
しかしながら、特許文献1に記載の送風装置にあっては、当該送風装置をベルトに装着して上衣で吐出口を覆った状態で、使用者が上体を倒した前屈姿勢となる場合に、上衣の裾が上方にまくれ上がって、吐出口が衣服の外側に露出してしまう虞があり、その度に吐出口を上衣の内側に戻さなければならなかった。
【0004】
このような問題を解決するために、特許文献2には、腰ベルトに装着される装着部と、該装着部に対してヒンジ部を介して連結された本体部とを備える構成とし、上半身の動きに合わせて本体部がヒンジ部を支点に揺動することで、使用者が前屈姿勢となった場合でも、ベルトに装着した送風装置の吐出口が衣服の外部に露出し難い構成とした送風装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】実用新案登録第3199143号公報
【文献】特開2017-166344号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、腰ベルトに送風装置を装着した場合には、使用者がしゃがんだり前屈みになったりした際に、少なからず送風装置と上衣との間で位置のずれが生じてしまうため、吐出口が外部に露出するのを完全に防ぐことは困難であり、改善の余地があった。
【0007】
それゆえ本発明は、使用者の姿勢が変化しても送風装置と上衣との間で位置のずれが生じ難い送風装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の送風装置は、吐出口と吸気口を有し、内部に送風機構が設けられた本体部と、
前記本体部に設けられ、使用者の腰ベルト位置よりも上方の上半身に保持される装着部と、を有し、
前記本体部の吐出口が上衣の内側に配置されるとともに前記吸気口が上衣の下方に露出するようにして配置され、
前記本体部には、ヒンジ部を介して回動可能に構成され、該本体部の外周面との間に使用者の上衣の裾を挟み込み可能に構成された保持部が設けられ、
前記保持部が、前記ヒンジ部から離間した位置で前記本体部の外周面に沿って延在する略円弧状に湾曲した上枠と、前記上枠の両端から軸線方向に延びる左右の縦枠と、それぞれの前記縦枠の下端から前記ヒンジ部まで延びる下枠とを有することを特徴とする。
【0009】
なお、本発明の送風装置にあっては、前記吸気口は、前記本体部の軸方向に対して傾斜する向きに開口していることが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、使用者の姿勢が変化しても送風装置と上衣との間で位置のずれが生じ難い送風装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の一実施形態である送風装置の斜視図である。
図2図1の送風装置を別の角度から見た斜視図である。
図3図1の送風装置を装着した使用者を背中側から見た図である。
図4図1の送風装置の装着状態を示す側面図である。
図5図1の送風装置を装着ベルトに装着する過程を示す斜視図である。
図6図1の送風装置を装着ベルトに装着した状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について例示説明する。図1~4に示す送風装置1は、本体部2と、装着部3と、保持部4とを備え、使用者の上半身に着脱可能に装着することができる。
【0014】
本体部2は筒状であり、中心軸線Cに沿う軸方向の一方側(図1における上側)に位置する吐出口2aと、他方側(図1における下側)に位置する吸気口2bとを有する。吐出口2aは本体部2の軸方向の一方側に向けて開口し、吸気口2bは、本体部2の軸方向に対して傾斜する向きに開口している。
【0015】
本例において吸気口2bは、使用者が装着した状態で、使用者の体とは逆側(外側)に向くように構成されている(図3、4参照)。本体部2は、真っ直ぐに延びる上側のストレート部2dと、ストレート部2dの下方に連なる湾曲部2eとを有し、ストレート部2dの上端に吐出口2aが形成され、湾曲部2eの下端に吸気口2bが形成されている。なお、本例では、ストレート部2dの中心軸線を本体部2の中心軸線Cとしている。
【0016】
本体部2の内部には、送風機構(図示省略)が設けられている。この送風機構により、送風装置1は、吸気口2bから空気を取り入れて、取り入れた空気を吐出口2aから送り出すことができる。送風機構は、例えばモータ及びファン等で構成することができるが、具体的な構成は特に限定されない。本体部2の外面には、送風機構のオンオフを切り替える押しボタン形式のスイッチ2cが設けられている。スイッチ2cは、ヒンジ部6よりも下方に設けられている。これにより、本体部2と保持部4との間に上衣Jの裾を挟んだ装着状態でも上衣Jの下方に露出するため、容易にスイッチ2cを操作することができる(図4参照)。
【0017】
また、本体部2の送風機構には、例えば充電池等の電源が接続されている。なお、電源は本体部2の内部に設けてもよいし、本体部2の外部に設けてもよい。本例では、図2に示すように、装着部3側に配置したケーブル5を介して電源を接続することができる。
【0018】
装着部3は、本体部2の外側に設けられ、使用者の腰ベルト位置よりも上方の上半身に保持されるよう構成されている。本例の装着部3は、吸気口2bの向きとは逆側の本体部2の外周面に固定されている。
【0019】
装着部3は、図3、4に示すように、使用者の腰ベルトBとは別に、腰ベルト位置の上方の上半身に巻き付けられた装着ベルト7に装着される。本例の装着部3は、下向きに開口した左右のフック部分3aを装着ベルト7の内側に上方から差込むことで、当該左右のフック部分3aが装着ベルト7の内側に挟み込まれて保持される構成となっている。
【0020】
本例の装着部3は、装着ベルト7に対して着脱可能に構成されている。これにより、装着ベルト7を使用者の体から取り外すことなく、送風装置1を装着ベルト7に対して着脱することができる。なお、本例の装着部3は、本体部2に固定されているが、本体部2に対して装着部3を着脱可能に構成してもよい。
【0021】
ここで、装着ベルト7は、例えば図5に示すように、帯状のベース部7aと、ベース部7aに対して表面と裏面とを交互に通るように編み込まれた帯状の編み込み部7bとで構成することができる。この場合、ベース部7aと、ベース部7aの表面側に位置する編み込み部7bとの間に形成される差込み孔部7cに、装着部3の左右両側のフック部分3aをそれぞれ差し込んで装着することができる。このような構成により、装着ベルト7に装着した送風装置1の移動(装着ベルト7の延在方向に沿う移動)を規制することができる。なお、装着部3のフック部分3aを差込み孔部7cから引き抜いて、異なる差込み孔部7cに差し込むことで、装着ベルト7における送風装置1の位置を変えることができる。なお、装着ベルト7の内面(使用者の体側の面)にリブ等を設けることにより、装着ベルト7と体との間の通気性を高めたり、上衣Jと送風装置1との分離を抑制する効果を高めたりすることができる。
【0022】
なお、送風装置1を使用者の上半身に保持する保持手段は、装着ベルト7に限らず、例えば、両肩もしくは何れか一方の肩に掛けて装着するハーネス、ベルト等でもよい。あるいは、ベルト状の部材に限らず、上衣Jの内側、あるいは上衣Jの下に着用するベストやシャツ等の衣服の外面に設けた取付け穴(スリット状またはポケット状)に装着部3のフック部分3aを差し込んで取付ける構成としてもよいし、上衣Jの内面または上衣Jの下に着用する衣服の外面に、面ファスナーで貼り付けて装着してもよい。あるいは、腰ベルトBに装着した固定部から、上方に延びるアームを設け、当該アームの先端部に送風装置1を取り付けることで、腰ベルトBの上方に保持されるようにしてもよい。
【0023】
保持部4は、本体部2に対してヒンジ部6を介して回動可能に構成されている。ヒンジ部6の回転軸は、本体部2の軸線に直交する平面上に延在し、装着部3とは逆側に位置している。
【0024】
保持部4は、ヒンジ部6に軸支され、ヒンジ部6の下方となる位置まで開いた開状態(図4の二点鎖線参照)から、ヒンジ部6を支点に引き上げて、図1に示す閉状態となるまで回動させることができる。保持部4は、図1に示す閉状態において、本体部2のストレート部2dの外周面を周方向に半分以上覆うように、当該外周面に沿って配置される。
【0025】
本例の保持部4は、図1に示すように、ヒンジ部6から離間した位置で本体部2の外周面に沿って延在する略円弧状に湾曲した上枠4aと、上枠4aの両端から軸線方向に延びる左右の縦枠4bと、各縦枠4bの下端からヒンジ部6まで延びる下枠4cを有する。
【0026】
保持部4は、本体部2の正面側から側方まで、本体部2のストレート部2dの外周面を、周方向の半部以上にわたって覆うように構成されている。すなわち、保持部4は、ストレート部2dの外周面を半周以上にわたって取り囲むように構成されているため、例えば本体部2の一方側のみで上衣Jの裾を挟み込む場合と比べて、広い範囲で上衣Jを挟み込むため、上衣Jを強力に保持することができ、吐出口2aの露出防止効果を高めることができる。
【0027】
保持部4は、例えばポリアセタール樹脂等の弾性変形可能な材料で構成されている。また、左右の縦枠4bの間隔は、本体部2の直径よりも小さく設定されており、保持部4を本体部2に着脱する際に、左右の縦枠4bの幅が一時的に拡大するように構成されている。そして、閉状態において保持部4が本体部2に嵌り込む(アンダーカット係合する)ことで、上衣Jの裾を強力に挟み込んで抜け出し難くすることができる。なお、保持部4の材質及び形状は、適宜変更可能である。
【0028】
送風装置1を使用者に装着する際には、上半身に装着ベルト7を装着した後、装着部3のフック部分3aを装着ベルト7の内側に差し込むことで、送風装置1を使用者の上半身に保持することができる。その後、図4に二点鎖線で示すように保持部4を開状態として、上衣Jの裾を本体部2と保持部4の間に配置する。そして、保持部4を引き上げてヒンジ部6を支点に回動させて、図4に実線で示す閉状態となるまで保持部4を本体部2に押し込むことで、上衣Jの裾を本体部2と保持部4との間に強力に挟み込んで保持することができる。
【0029】
この状態で送風機構を駆動すると、吸気口2bから取り込まれた空気が、吐出口2aから上衣Jの内部に送り出される。上衣Jの内部で使用者の体に沿って空気が通過すると、体の汗が気化し易くなり、汗が気化(蒸発)する際の冷却効果で体温の低下を促すことができる。また、汗の気化によって湿度が高くなった上衣Jの内部の空気を、外部に排出することにより、上衣Jの内部の空間は、常に汗が気化し易い快適な環境となる。
【0030】
ここで、例えば工事現場や建築現場で作業する作業者の腰ベルトBには、工具、道具類を携行するための、腰袋や工具ホルダーなどが、多数通されていることが多く、送風装置1を腰ベルトBに装着しようとする場合には、当該腰袋及び工具ホルダー等を左右の何れかに寄せて使用しなければならない。この場合、本来の配置から工具類の位置が変わることにより、作業性を損なう虞がある。また、例えば、使用者の真後ろ側で大型の腰袋が腰ベルトBに装着されている状態で、腰ベルトBに送風装置1を装着しようとすると、送風装置1を背中の中心に装着することが出来ず、左右の何れか一方に寄せて装着せざるを得ない。そのため、上衣の中に送り込まれる風のバランスが偏るなどして、冷却効果が十分に得られない虞もあった。
【0031】
これに対して、本実施形態の送風装置1にあっては、腰ベルトBとは別の装着ベルト7を用いて、腰ベルト位置よりも上方に送風装置1を保持することができる。そのため、腰ベルトBに装着される腰袋、工具ホルダーの位置を変更する必要がなく、作業者にとって使いやすい工具の配置を維持することができる。また、腰ベルトBよりも上方の上半身に送風装置1が位置するため、腰袋または工具ホルダーからの工具の取り出しを送風装置1が阻害するという不具合も防止することができる。
【0032】
また、本実施形態の送風装置1にあっては、腰ベルトBとは別の装着ベルト7に送風装置1を装着する構成としたため、送風装置1の装着位置に制限が少なく、所望の位置に送風装置1を配置することができる。これにより、冷却効果が高い背中の中央側に送風装置1を配置することができ、冷却効果の低下を抑制することができる。
【0033】
また、本実施形態の送風装置1にあっては、腰ベルト位置よりも上方の上半身に装着されるため、上半身の動きに合わせて、送風装置1が追従して動くこととなる。このため、腰ベルトBに装着される場合に比べて、送風装置1と上衣Jとの位置ずれが生じ難くなる。したがって、使用者がしゃがんだり、前屈みになったりしても、吐出口2aが上衣Jの外側に露出し難く、継続的に冷却機能を発揮させることができる。また、送風装置1は腰ベルト位置よりも上方に配置されるため、例えば上衣Jの丈が短い場合でも余裕を持って送風装置1の吐出口2a側を上衣Jで覆うことができる。
【0034】
また、本実施形態の送風装置1にあっては、保持部4で強力に上衣Jの裾を挟み込むことにより、送風装置1と上衣Jとの位置ずれをより確実に防止することができる。その結果、吐出口2aの露出防止効果を高めることができる。
【0035】
特に、本実施形態の送風装置1にあっては、保持部4の上枠4aが上衣Jを前後方向に挟み込み、左右の各縦枠4bが上衣Jを左右方向に挟み込む構成となっている。そのため、装着状態において上衣Jの裾は、二つ折り状態で本体部2と保持部4の間に挟み込まれることとなり、上衣Jを強力に保持することができる。
【0036】
なお、腰ベルトBに送風装置1を装着して上衣Jの裾を保持部4で挟んだ場合には、使用者がしゃがんだり前屈みになったりした際に上衣Jが送風装置1によって後方に引張られて使用者の動作を阻害する虞があるが、腰ベルト位置よりも上方に送風装置1を取り付ける構成としたため、このような虞もない。
【0037】
また、本実施形態の送風装置1にあっては、吸気口2bが本体部2の軸方向に対して傾斜する向きに開口している。これにより、送風装置1の下方において、例えば腰ベルトBに装着された工具等によって吸気口2bが塞がれる、といったことを防止することができる。これにより、送風装置1の動作時に吸気を確実に行うことができるので、冷却機能を確実に発揮させることができる。このように、吸気の性能を高める観点から、吸気口2bは本例のように、使用者の装着状態で使用者の体とは逆側(外側)に向いていることが好ましい。
【0038】
以上、図示例に基づき説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更することができるものであり、例えば、本体部2の吸気口2bの向きを、装着状態で左右の何れかの方向を向くようにしてもよいし、上方もしくは下方を向くようにしてもよい。また、保持部4を板状、線状の金属製の部材または炭素繊維等の複合素材で構成してもよい。また、保持部4を、本体部2から取り外し可能な構成としてもよく、その場合、紐等で本体部2と保持部4とを連結するなどして、落下防止機能を設けることが好ましい。なお、送風装置1は、保持部4を備えない構成としてもよく、その場合、本体部2の吐出口2aが上衣Jの内側に配置されるとともに吸気口2bが上衣の下方に露出するように、送風装置1の上部のみを上衣Jで覆うこととなる。また、送風装置1は、例えば装着ベルト7などの、使用者の上半身に保持されて送風装置1を取付け可能な保持手段を予め備えた構成としてもよい。すなわち、送風装置1は、保持手段付きの送風装置1としてもよい。
【符号の説明】
【0039】
1:送風装置
2:本体部
2a:吐出口
2b:吸気口
2c:スイッチ
2d:ストレート部
2e:湾曲部
3:装着部
3a:フック部分
4:保持部
4a:上枠
4b:縦枠
4c:下枠
5:ケーブル
6:ヒンジ部
7:装着ベルト(保持手段)
7a:ベース部
7b:編み込み部
7c:差込み孔部
B:腰ベルト
C:中心軸線
J:上衣
図1
図2
図3
図4
図5
図6