(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-22
(45)【発行日】2022-05-06
(54)【発明の名称】表示装置及び組立て方法
(51)【国際特許分類】
G09F 9/302 20060101AFI20220425BHJP
G09F 9/33 20060101ALI20220425BHJP
G09F 9/00 20060101ALI20220425BHJP
H01L 33/00 20100101ALI20220425BHJP
【FI】
G09F9/302 C
G09F9/33
G09F9/00 338
H01L33/00 L
(21)【出願番号】P 2019535281
(86)(22)【出願日】2017-09-21
(86)【国際出願番号】 EP2017073908
(87)【国際公開番号】W WO2018121893
(87)【国際公開日】2018-07-05
【審査請求日】2020-09-01
(32)【優先日】2016-12-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】513121384
【氏名又は名称】ベステル エレクトロニク サナイー ベ ティカレト エー.エス.
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】特許業務法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】キリスケン,バルバロス
【審査官】新井 重雄
(56)【参考文献】
【文献】特表2020-501170(JP,A)
【文献】特開2009-230096(JP,A)
【文献】特開2008-152080(JP,A)
【文献】特開2005-352408(JP,A)
【文献】特開2010-206138(JP,A)
【文献】特開2009-049239(JP,A)
【文献】特表2018-518004(JP,A)
【文献】特表2016-512344(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0113839(US,A1)
【文献】国際公開第2018/099159(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 9/302
G09F 9/33
G09F 9/00
H01L 33/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
カラー画像データ(403、503)を表示するための表示装置(400、500)であって、
第1方向と前記第1方向に直交する第2方向に配置されて、表示面を形成する複数の画素群
を有し、
各画素群は、
第1の正方形状専用画素(101a、101c、101x)と第2の正方形状専用画素(101b、101d、101x)と、長方形状専用画素(102)と含み、
前記第1の正方形状専用画素(101a、101c、101x)と前記第2の正方形状専用画素(101b、101d、101x)とは、同一のサイズであり、前記第1方向に距離(a)を挟んで互いに隣り合うように配置されており、前記長方形状専用画素(102)は、前記第1の正方形状専用画素及び前記第2の正方形状専用画素と前記第2方向において隣接して整列するように配置されており、
前記長方形状専用画素(102)の最長辺の長さは、前記第1の正方形状専用画素(101a、101c、101x)の2倍に前記距離(a)を加えた長さに等しく、
前記第1の正方形状専用画素(101a、101c、101x)、各第2の正方形状専用画素(101b、101d、101x)、及び各長方形状専用画素(102)は、ちょうど1つの赤色光源(101aR,101bR,101cR,101dR,102R)と、ちょうど1つの緑色光源(101aG,101bG,101cG,101dG,102G)と、ちょうど1つの青色光源(101aB,101bB,101cB,101dB,102B)で構成され、
前記第1の正方形状専用画素(101a、101c、101x)、及び前記第2の正方形状専用画素(101b、101d、101x)両方において、前記3つの光源は、それぞれ三角形の角部に配置されており、前記三角形は、前記第1の正方形状専用画素、及び前記第2の正方形状専用画素のそれぞれの実質的な中心であり、
前記長方形状専用画素(102)において、前記3つの光源は、前記長方形状専用画素(102)の中心で前記第1方向にライン状に配置される、表示装置(400、500)。
【請求項2】
前記
第1の正方形状専用画素(101a、101c、101x)、前記第2の正方形状専用画素(101b、101d、101x)、前記長方形状専用画素(102)は、3つの光源を有する集積表面実装型発光ダイオード、または3つの個別発光ダイオードと含み、前記個別発光ダイオードは、表面実装型デバイス、またはスルーホールデバイスを含む、
請求項1に記載の表示装置(400、500)。
【請求項3】
前記
第1の正方形状専用画素(101a、101c、101x)、前記第2の正方形状専用画素(101b、101d、101x)、及び/または
前記長方形状専用画素(102)の間のピッチは、前記
第1の正方形状専用画素(101a、101c、101x)、前記第2の正方形状専用画素(101b、101d、101x)、及び/または
前記長方形状専用画素(102)のエッジサイズの5倍、4倍または3倍よりも小さい
、請求項
1又は2に記載の表示装置(400、500)。
【請求項4】
ライン状に配置された前記
画素群を有する
、請求項
1乃至3のいずれか
一項に記載の表示装置(400、500)。
【請求項5】
全てのライン(304、305、404、405、504、505)は、
各前記画素群の前記第1の正方形画素(101a、101c、101x)及び前記第2の正方形画素(101b、101d、101x)から始まる、または、全てのライン(304、305、404、405、504、505)は、
前記各画素群の前記長方形画素(102)から始まる、請求項
4に記載の表示装置(400、500)。
【請求項6】
ライン(304、305、404、405、504、505)は、
前記各画素群の前記第1の正方形状専用画素(101a、101c、101x)及び前記第2の正方形状専用画素(101b、101d、101)、または、
前記各画素群の前記長方形状専用画素(102)から交互に始まる、請求項
4に記載の表示装置(400、500)。
【請求項7】
前記
第1の正方形状専用画素(101a、101c、101x)及び前記第2の正方形状専用画素(101b、101d、101x)は、50マイクロメートル~5ミリメートル、具体的には100マイクロメートル~3ミリメートル、より具体的には600マイクロメートルのエッジ長(701)を有し、
前記
長方形状専用画素(102)は、10マイクロメートル~10ミリメートル、具体的には20マイクロメートル~6ミリメートル、より具体的には1ミリメートルの垂直エッジ長(703)を有し、
前記
長方形状専用画素(102)は、10マイクロメートル~10ミリメートル、具体的には30マイクロメートル~3ミリメートル、より具体的には300マイクロメートルの水平エッジ長(703)を有する
、請求項
1乃至6のいずれか
一項に記載の表示装置(400、500)。
【請求項8】
カラー画像データ(403、503)を表示するための表示装置(400、500)の組立て方法であって、
第1方向と前記第1方向に直交する第2方向に配置されて、表示面を形成する複数の画素群を提供するこ
と、を含み、
前記複数の画素群を提供することは、
前記画素群ごとに、第1の正方形状専用画素(101a、101c、101x)及び第2の正方形状専用画素(101b、101d、101x)を提供すること(S1)、及び
前記画素群ごとに、長方形状専用画素(102)を提供すること(S2)、を含み、
前記第1の正方形状専用画素(101a、101c、101x)と前記第2の正方形状専用画素(101b、101d、101x)とは、同一のサイズであり、前記第1方向に距離(a)を挟んで互いに隣り合うように配置され、前記長方形状専用画素(102)は、前記第1の正方形状専用画素及び前記第2の正方形状専用画素と前記第2方向において隣接して整列するように配置され、
前記長方形状専用画素(102)の最長辺の長さは、前記第1の正方形状専用画素101a、101c、101x)の2倍に前記距離(a)を加えた長さに等しく、
前記第1の正方形状専用画素(101a、101c、101x)、前記第2の正方形状専用画素(101b、101d、101x)、及び前記長方形状専用画素(102)に、ちょうど1つの赤色光源(101aR,101bR,101cR,101dR,102R)と、ちょうど1つの緑色光源(101aG,101bG,101cG,101dG,102G)と、ちょうど1つの青色光源(101aB,101bB,101cB,101dB,102B)とを設けること、をさらに含み、
前記第1の正方形状専用画素(101a、101c、101x)、及び前記第2の正方形状専用画素(101b、101d、101x)両方において、前記3つの光源は、それぞれ三角形の角部に配置され、前記三角形は、前記第1の正方形状専用画素、及び前記第2の正方形状専用画素のそれぞれの実質的な中心であり、
前記長方形状専用画素(102)において、前記3つの光源は、前記長方形状専用画素(102)の中心で前記第1方向にライン状に配置される、組立て方法。
【請求項9】
前記第1の正方形状専用画素(101a、101c、101x)、前記第2の正方形状専用画素(101b、101d、101x)、及び前記長方形状専用画素(102)を3つの光源を有する集積表面実装型発光ダイオードとして、または、3つの個別の発光ダイオードとして提供すること、を含み、前記個別の発光ダイオードは、表面実装型デバイスまたはスルーホールデバイスを含む、請求項
8に記載の組立て方法。
【請求項10】
前記
第1の正方形状専用画素(101a、101c、101x)、前記第2の正方形状専用画素(101b、101d、101x)、及び/または前記長方形状専用画素(102)は、前記
第1の正方形状専用画素(101a、101c、101x)、前記第2の正方形状専用画素(101b、101d、101x)、及び/または前記長方形状専用画素(102)それぞれのエッジサイズの5倍、4倍または3倍よりも小さいピッチ
で配置される、請求項
8または9に記載の組立て方法。
【請求項11】
前記複数の画素群を提供することは、前記画素群をライン状に配置すること、を含み、
全てのライン(304、305、404、405、504、505)は、
各前記画素群の前記第1の正方形状専用画素(101a、101c、101x)及び前記第2の正方形状専用画素(101b、101d、101x)から始まる、または、全てのライン(304、305、404、405、504、505)は、
前記各画素群の前記長方形状専用画素(102)から始まる、或は、
全てのライン(304、305、404、405、504、505)は、
各前記画素群の前記第1の正方形状専用画素(101a、101c、101x)及び前記第2の正方形状専用画素(101b、101d、101x)または、前記各画素群の前記長方形状専用画素(102)から交互に始まる、請求項
8乃至10の何れか一項に記載の組立て方法。
【請求項12】
前記第1の正方形状専用画素(101a、101c、101x)及び前記第2の正方形状専用画素(101b、101d、101x)は、50マイクロメートル~5ミリメートル、具体的には100マイクロメートル~3ミリメートル、より具多的には600マイクロメートルのエッジ長(701)を有
し、
前記長方形状専用画素(102)は、10マイクロメートル~10ミリメートル、具体的には20マイクロメートル~6ミリメートル、より具体的には1ミリメートルの垂直エッジ長(703)を有
し、
前記長方形状専用画素(102)は、10マイクロメートル~10ミリメートル、具体的には30マイクロメートル~3ミリメートル、より具体的には300マイクロメートルの水平エッジ長(703)を有す
る、請求項
8乃至11の何れか一項に記載の組立て方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置及び表示装置の製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
マイクロLED(μLEDディスプレイ)といった単一光源を使用して、画像データを表示するあらゆるシステムに適用できるが、本発明は、画像データを表示するためのRGB LEDを使用するLEDと組み合わせて、より具体的には、無機RGB SMD LEDディスプレイと組み合わせて説明される。
【0003】
LEDディスプレイは、画像を表示するための単一の画素又は複数の画素を形成するために、単色のDIP LEDまたはRGB LEDを使用し得る。この構成では、ディスプレイの解像度は単色LEDのサイズによって制限される。
【0004】
個別のスルーホール又は異なる色のSMD LEDを使用して画素を提供するディスプレイが存在する。通常、1つの画素は、1つの個別の赤色LED、1つの個別の緑色LED、及び1つの個別の青色LEDから構成される。そのような画素は、1R1G1B画素と呼ばれることがある。
【0005】
しかしながら、LEDディスプレイの解像度を高めるために、1つの仮想画素が2つの隣接する画素から形成される仮想画素の技術が導入されている。しかしながら、この技術は、対称的な画素に対してのみ使用できる。したがって、仮想画素用の画素は、2つの個別の赤色LED、1つの個別の緑色LED、及び1つの個別の青色LEDで構成される。そのような画素は、2R1G1B画素と呼ばれることがある。しかしながら、そのような2R1G1B画素は、1R1G1B画素と比べて非標準的な画素であり、特別に製造される必要がある。仮想画素LEDスクリーンでは、表示される画像の4つの画素から得られる赤色、緑色、青色データは、スクリーン上の物理的な画素の赤色、緑色及び、青色LEDを点灯させるためにマッピングされる。そのため、理論的には、垂直方向に2倍、水平方向に2倍となり、実際の画素技術のLEDディスプレイの解像度の4倍になる。
【0006】
したがって、標準的な構成要素を備える高解像度ディスプレイを提供する必要がある。
【0007】
国際公開第2014/197252A2号公報は、複数の多機能画素を含み得るディスプレイ配列を開示している。各多機能画素は、赤色表示領域、緑色表示領域、及び青色表示領域を含むことができる。
【発明の概要】
【0008】
本発明は、請求項1の特徴を備える表示装置、及び請求項の特徴を備える対応する方法を提供する。
【0009】
従って、カラー画像データを表示するための表示装置は、上面図において、すなわち、画素の主な光放射方向または画素の単一光源の方向から見て、正方形形状を有する複数の第1の専用画素と、同様に、上面図において、すなわち、画素の主な光放射方向または画素の単一光源の方向から見て、長方形形状を有する複数の第2の専用画素を備え、第1の専用画素及び第2の専用画素は、インターレースに配置されてディスプレイ表面を形成し、第1の専用画素の各々及び第2の専用画素の各々は異なる色のちょうど3つの光源を含む。
【0010】
また、カラー画像データを表示する表示装置の組立方法は、正方形形状を有する複数の第1の専用画素を提供し、長方形形状を有する複数の第2の専用画素を提供し、第1の専用画素及び第2の専用画素をインターレースに配置してディスプレイ表面を形成することを含み、第1の専用画素の各々及び第2の専用画素の各々は、異なる色のちょうど3つの光源を含む。
【0011】
本発明の表示装置は、わずか3つの異なる色の正方形形状及び長方形形状の画素を組み合わせている。したがって、全ての単一画素は、3つの光源しか含まない。そのような画素は、例えば、1ピクセルに3つの信号線と1つの共通グランドのみが必要であるため、製造及び接続が容易である。あるいは、1つの共通入力と3つのスイッチグランド接続(switched ground connections)が提供されることができる。
【0012】
一般的なディスプレイコントローラは、仮想画素を使用して、ディスプレイの解像度を上げる。しかしながら、これらの仮想画素コントローラは2R1G1B光源と呼ばれる2つの赤色光源を有する画素を必要とする。
【0013】
しかしながら、本発明の単一画素のインターレース配置(interlaced arrangement)は、少なくとも1つの第1の専用画素の異なる色の少なくとも2つの光源と、少なくとも1つの第2の専用画素の他の色の1つの光源とを用いて仮想画素を形成することが可能になる。したがって、本発明は、ディスプレイの解像度を上げるために2つの赤色光源もあらゆる複雑な補間アルゴリズムも必要とせずに、補間アルゴリズムよりも少ない計算能力を必要とする仮想画素アルゴリズムで使用することができる。
【0014】
全ての長方形または全ての正方形のRGB LEDパッケージを備える既知のLEDディスプレイは、ファインピッチ用途では効率的ではない。例えば、1.2mm×1.2mmのLEDサイズと2mm未満のピッチサイズでは、仮想画素を効率的に使用することができない。同じことが、0.6mm×0.6mmのサイズと1mm未満のピッチサイズのLEDにも当てはまる。通常は、LEDサイズが1mm未満であり、ピッチサイズがRGB LEDサイズの3倍未満である場合、本特許出願は特に有用である。しかしながら、本特許出願は、他のいかなるサイズのLEDでも利用することができる。
【0015】
従って、本発明はさらに、各画素に第4の光源を追加する必要なく、画素当たりの3色の光源で表示装置の解像度を高めることを可能にする。
【0016】
本発明のさらなる実施形態は、図面を参照して、さらなる従属請求項、及び以下の説明に依存する。
【0017】
別の実施形態において、第1の専用画素の各々と第2の専用画素の各々は、1つの赤色光源と、1つの緑色光源と、1つの青色光源とを含む。赤色、緑色、及び青色、このコンテキストにおけるいわゆるRGBを光源の色として使用することは、ディスプレイコントローラ側の修正を必要とせずに、あらゆるタイプのディスプレイコントローラと組み合わせることができる標準色を使用することを可能にする。そのようなディスプレイコントローラは、例えば、表示装置に含まれることができ、受信した画像データに応じて一つの専用画素を制御するためのアルゴリズムを含むことができる。さらに、そのようなディスプレイコントローラは、表示装置において仮想画素を制御するように構成されることもできる。表示装置において仮想画素を制御するために、コントローラは、隣接する専用画素の単色光源を使用することができ、あらゆる色の一つの光源、またはそれ以上、例えば1つまたは2つの赤色光源と、1つの緑色光源と、1つの青色光源を含む仮想画素を形成する。
【0018】
別の実施形態では、第1の専用画素と第2の専用画素とは、3つの光源を有する集積表面実装型発光ダイオード、例えば、1つのSMDハウジング内に単一の赤色、緑色、及び青色のダイオードを有するSMD LED、又は、例えば、赤色、緑色及び青色といった各々異なる色の3つの個別の発光ダイオードを含むことができ、個別の発光ダイオードは、SMD LEDのような表面実装型デバイス、又はスルーホールデバイスを含む。本発明は、あらゆるタイプの3色LED配置、特にRGB配置で使われることができる。SMD RGB LEDは、非常にコンパクトな画素を提供し、そのため、非常に微細なピッチとタイトな組み立てを可能にする。この文脈におけるピッチという用語は、2つの単一画素間の距離を指す。
【0019】
別の実施形態では、互い垂直に隣接して配置される、または重なり合う2つの第1の専用画素は、1つの垂直に配置された第2の専用画素の高さを有することができる。さらに、インターレース配置(interlaced arrangement)では、互い垂直に隣接して配置される2つの第1の専用画素は、垂直に配置された1つの第2の専用画素の隣に水平に配置されることができる。別の実施形態では、互いに隣接して配置された第1の専用画素及び/または第2の専用画素の間のピッチは、それぞれの第1の専用画素及び/または第2の専用画素のエッジサイズの5倍、または4倍、または3倍より小さくてもよい。互いに積み重ねられた1つの第1の専用画素は、単一の第2の専用画素と同じ高さであってもよい。これは、2つの垂直に積み重ねられた第1の専用画素と互いに隣接する1つの第2の専用画素とが、3つの画素の長方形の配置を形成できることを意味する。そして、これらは、柔軟に配置されることができ、表示装置の全表面を構成する。
【0020】
別の実施形態では、表示装置は、第1の専用画素と第2の専用画素とのライン状配置を含むことができる。ライン状配置では、画素は、例えば、上述した3つの画素の長方形配置で配置されることができる。ラインは、水平ラインでもよく垂直ラインでもよい。
【0021】
別の実施形態では、全てのラインは、互いに垂直に隣接して配置される2つの第1の専用画素、または1つの第2の専用画素から始まることができる。この配置は、第1及び第2の専用画素の同一のライン配列を提供する。従って、表示装置の容易な製造が可能である。
【0022】
別の実施形態では、ラインは、互いに垂直に隣接して配置される2つの第1の専用画素、または1つの第2の専用画素から交互に始まることができる。この配置は、あるラインから次のラインへとわずかにシフトした画素を提供し、そのため、平滑化された画像を提供する。
【0023】
別の実施形態では、第1の専用画素は、50マイクロメートル~5ミリメートル、具体的には100マイクロメートル~3ミリメートル、さらに具体的には600マイクロメートルのエッジ長を有することができる。追加的に、または、代替的に、第2の専用画素は、10マイクロメートル~10ミリメートル、具体的には20マイクロメートル~6ミリメートル、さらに具体的には1ミリメートルの垂直エッジ長を有することができる。さらに代替的に、または、追加的に、第2の専用画素は、10マイクロメートル~10ミリメートル、具体的には30マイクロメートル~3ミリメートル、さらに具体的には300マイクロメートルの水平エッジ長を有することができる。本発明は、特に非常に微細なピッチで、そして、非常にタイトな組み立てで使用されることができる。対照的に、先行技術のシステムでは、ピッチサイズがLEDサイズよりはるかに大きい場合、仮想画素を有するSMD RGB LEDのみ使用することができ、時には複雑な補間を使用することしかできない。
【0024】
別の実施形態では、第1の専用画素では、3つの光源を、三角形形状に配置されることができ、例えば、1つの光源が三角形の角のそれぞれの上に配置される。追加的に、または、代替的に、第2の専用画素では、3つの光源は、ライン配列、例えば、水平ラインまたは垂直ラインに配置されることができる。
【0025】
三角形またはラインの向きは用途ごとに異なり得ることが理解される。例えば、三角形の先端を中央上部に配置したり、三角形をこの位置から任意の角度で回転させることができる。同じことは、ライン配列にあてはまる。3つの光源は、例えば、垂直ライン、水平ライン、または任意の回転角度の回転ライン上に配置されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
本発明及びその利点をより完全に理解するために、添付の図面と共に以下の説明を参照する。添付の図面の概略図に明記されている例示的な実施形態を用いて、本発明を以下により詳細に説明する。
【
図1】本発明の一実施形態による第1及び第2の専用画素の概略図を示す。
【
図2】本発明の一実施形態による第1及び第2の専用画素の別の概略図を示す。
【
図3】本発明の一実施形態による第1及び第2の専用画素の別の概略図を示す。
【
図4】本発明の一実施形態による第1及び第2の専用画素の別の概略図を示す。
【
図5】本発明による表示装置の一実施形態の概略図を示す。
【
図6】本発明による表示装置の別の実施形態の概略図を示す。
【
図7】本発明の一実施形態による第1及び第2の専用画素の別の概略図を示す。
【
図8】本発明の一実施形態による第1及び第2の専用画素の別の概略図を示す。
【
図9】本発明による組立て方法の一実施形態のフロー図を示す。 図中、他に記載がない限り、類似の参照符号は類似の要素を示す。
【発明を実施するための形態】
【0027】
[図面の詳細な説明]
図1は、第1の専用画素101a、101b、101c、101d及び第2の専用画素102の概略図を示している。
【0028】
第1の専用画素101a、101b、101c、101dは、等しい長さの辺を有する正方形形状を有する。第2の専用画素102は、長方形形状を有し、長方形の垂直方向の辺は、第1の専用画素101a、101b、101c、101dの辺の長さの2倍にマージンを加えた長さである。マージンは、2つの第1の専用画素101a、101b、101c、101dの間の距離aであってもよい。
【0029】
図1は、4つの第1の専用画素101a、101b、101c、101dと1つの第2の専用画素102が示されている。4つの第1の専用画素101a、101b、101c、101dは2列に配置され、各列には2つの第1専用画素101a、101b、101c、101dが配置されている。2列の間には第2の専用画素102が垂直に配置されている。
【0030】
図1の構成では、全ての第1の専用画素101a、101b、101c、101d及び第2の専用画素102は、異なる色の3つの光源、例えばLEDを含む。第1の専用画素101a、101b、101c、101dは、それぞれ赤色光源101aR、101bR、101cR、101dRと、一つの緑色光源101aG、101bG、101cG、101dGと、一つの青色光源101aB、101bB、101cB、101dBとを備える。第1の専用画素101a、101b、101c、101dには、光源101aR、101bR、101cR、101dR、101aG、101bG、101cG、101dG、101aB、101bB、101cB、101dBが長方形形状に配置されている。すなわち、赤色光源101aR、101bR、101cR、101dR、緑色光源101aG、101bG、101cG、101dG、及び青色光源101aB、101bB、101cB、101dBは、頂点が下を向いた三角形のそれぞれの角に配置されている。
【0031】
第2の専用画素102もまた、3つの光源、例えばLEDを含み、1つの赤色光源102R、1つの緑色光源102G、及び1つの青色光源102Bは、下から上へ垂直ライン上に配置されている。
【0032】
左列の2つの第1の専用画素101a、101bにおいて、緑色光源101aG、101bGは三角形の右上隅に配置され、赤色光源101aR、101bRは三角形の左上隅に配置され、青色光源101aB、101bBは三角形の下部の角に配置されている。
【0033】
右列の2つの第1の専用画素101c、101dにおいて、緑色光源101cG、101dGは三角形の左上隅に配置され、赤色光源101cR、101dRは三角形の右上隅に配置され、青色光源101cB、101dBは、三角形の下部の角に配置されている。
【0034】
第1の専用画素101a、101b、101c、101dにおける、単一の光源101aR、101bR、101cR、101dR、101aG、101bG、101cG、101dG、101aB、101bB、101cB、101dB及び第2の専用画素102の上述した配置は、単なる例示であり、他の配置もまた使用可能であることが理解される。
【0035】
図1の第1の専用画素101a、101b、101c、101d及び第2の専用画素102の配置は、存在している第1の専用画素101a、101b、101c、101d及び第2の専用画素102に加えて、複数の仮想画素を提供することを可能にする。
【0036】
図2は、そこで、
図1で示した画素101a、101b、101c、101d、102と同じ配置を示す。明確化のために、単一光源101aR、101bR、101cR、101dR、101aG、101bG、101cG、101dG、101aB、101bB、101cB、101dB、102R、102G、102Bの参照符号は省略されているが、
図1の参照符号が適用される。
図2において、表示画像の画素を形成するための光源101aR、101bR、101cR、101dR、101aG、101bG、101cG、101dG、101aB、101bB、101cB、101dB、102R、102G、102Bの可能な組み合わせはそれぞれ、それらのそれぞれの外周を描く線によって示される。実際の画素201、202、203、204、205はそれぞれ、破線で示されたそれぞれの専用画素101a、101b、101c、101d、102の3つの光源101aR、101bR、101cR、101dR、101aG、101bG、101cG、101dG、101aB、101bB、101cB、101dB、102R、102G、102Bによって形成されている。
【0037】
考えられる仮想ピクセル206、207、208、209は、実線で示される。第1の仮想画素206は、左上の第1の専用画素101aの赤色光源101aR及び青色光源101aBと、第2の専用画素102の緑色光源102Gとを含む。第2の仮想画素207は、左下の第1の専用画素101bの青色光源101bB及び緑色光源101bGと、第2の専用画素102の赤色光源102Rとを含む。第3の仮想画素208は、右上の第1の専用画素101cの赤色光源101cR及び青色光源101cBと、第2の専用画素102の緑色光源102Gとを含む。第4の仮想画素209は、右下の第1専用画素101dの青色光源101dB及び緑色光源101dGと、第2の専用画素102の赤色光源102Gとを含む。
【0038】
したがって、第1の専用画素101a、101b、101c、101d及び第2の専用画素102の図示した配置は、5つの実際のまたは専用画素101a、101b、101c、101dから合計9つの画素を提供することが可能であり、したがってディスプレイの解像度がほぼ2倍になる。
【0039】
代替の配置も可能である。仮想画素は、例えば、それぞれの第1の専用画素101a、101b、101c、101dの3つ全ての光源と、第2の専用画素102の赤色光源102Rのみを使用することができる。
【0040】
第1の専用画素101a、101b、101c、101dは、例えば、50マイクロメートル~5ミリメートル、具体的には100マイクロメートル~3ミリメートル、さらに具体的には600マイクロメートルのエッジ長を有することができる。第2の専用画素102は、10マイクロメートル~10ミリメートル、具体的には20マイクロメートル~6ミリメートル、より具体的には1ミリメートルの垂直エッジ長を有することができる。さらに、第2の専用画素102は、10マイクロメートル~10ミリメートル、具体的には30マイクロメートル~3ミリメートル、より具体的には300マイクロメートルの水平エッジ長を有することができる。
【0041】
図3は、第1の専用画素101x及び第2の専用画素102の別の概略図を示す。専用画素101xは同一でもよいため、全ての第1の専用画素101xに同じ参照符号が使用される。2つの第2の専用画素102についても同様である。しかしながら、
図1の光源101aR、101bR、101cR、101dR、101aG、101bG、101cG、101dG、101aB、101bB、101cB、101dB、102R、102G、102Bの異なる又は回転した配置の画素も使用することができる。
【0042】
図3では、
図1及び
図2の配置の倍、すなわち2倍設けられ、2つの配置は一方が他方に対して垂直に設けられている。
図3に示す構成は、例えば、
図5に示すようなディスプレイ用の完全なパネルを形成するために使用されることができる。
【0043】
図4は、第1の専用画素101x及び第2の専用画素102の別の概略図を示す。専用画素101xは同一でもよいため、全ての第1の専用画素101xに同じ参照符号が使用される。2つの第2の専用画素102についても同様である。しかしながら、
図1の光源101aR、101bR、101cR、101dR、101aG、101bG、101cG、101dG、101aB、101bB、101cB、101dB、102R、102G、102Bの異なる又は回転した配置の画素も使用することができる。
【0044】
図4の配置では、第1の専用画素101x及び第2の専用画素102は、第1のライン304または行と第2のライン305または行との間に移動されている。第1のライン304は、
図1及び
図2に示す配置で始まり、端部にさらなる第2の専用画素102を含む。対照的に、第2のライン305は、第2の専用画素102で始まり、次いで該第2の専用画素102の隣に
図1及び
図2の配置を含む。これは、第1のライン304とは対照的に、第2のライン305が第2の専用画素102の幅だけシフトされることを意味する。
図4に示す構成は、例えば、
図6に示すようなディスプレイ用の完全なパネルを形成するために使用されることができる。
【0045】
図5は、表示装置400の概略図を示す。表示装置400は、複数のライン404、405(さらに3つの点によって示される)を含む。コントローラ402は、ディスプレイ400の専用及び仮想の単一画素を制御するために設けられ、対応するカラー画像データ403を供給する。
【0046】
表示装置400において、全てのライン404、405は、例えば
図3に示されているものと同じ画素配置を含む。これは、第1の専用画素と第2の専用画素とが表示装置400の各ライン404、405、例えば、垂直ラインで同じ位置に配置されていることを意味する。
【0047】
図6は、表示装置500の別の概略図を示す。表示装置400とは対照的に、表示装置500では、例えば
図4に示されるように、ラインは、2つの第1の専用ピクセル101xまたは第2の専用ピクセル102のいずれかで交互に始まる。
【0048】
表示装置400及び表示装置500において、
図3及び
図4の配置は、水平ではなく垂直に、すなわち約90°回転させて使用することもできることは理解されたい。表示装置400及び表示装置500は、行の代わりに列を含む。
【0049】
図7は、第1の専用画素101x及び第2の専用画素102の別の概略図を示す。
【0050】
図7では、2つの第1の専用画素101xが、それらの間にわずかな距離を置いて、互いに水平方向に隣接して設けられる。第2の専用画素102は、2つの第1の専用画素101xの下に水平に位置している。
【0051】
図7の構成は、
図1及び
図2の配置に対する代替の配置であり、専用ピクセル101x、102の回転が有益であり得る用途で使用することができる。
【0052】
図8は、第1の専用画素101及び第2の専用画素102の別の概略図を示す。第1の専用画素は正方形形状であり、所定のエッジ長701を有する。第2の専用画素102は長方形形状であり、水平エッジ長702と垂直エッジ長703とを有する。
【0053】
第1の専用画素101のエッジ長701は、第2の専用画素702の垂直エッジ長703の約半分の長さであり、第2の専用画素702の水平エッジ長702の長さの倍である。
【0054】
通常、第1の専用画素101は、50マイクロメートル~5ミリメートル、具体的には100マイクロメートル~3ミリメートル、より具体的には600マイクロメートルのエッジ長701を有してもよい。第2の専用画素102は、10マイクロメートル~10ミリメートル、具体的には20マイクロメートル~6ミリメートル、より具体的には1ミリメートルの垂直エッジ長703、及び10マイクロメートル~10ミリメートル、具体的には30マイクロメートル~3ミリメートル、より具体的には300マイクロメートルの水平エッジ長703を有してもよい。
【0055】
図9は、カラー画像データ403、503を表示するための表示装置400、500の組立て方法の実施形態のフロー図を示す。理解を容易にするために、
図1~6に関連して使用される参照符号が、
図9の説明で使用される。
【0056】
組立て方法は、正方形形状を有する複数の第1の専用画素101a、101b、101c、101d、101xを提供することS1と、長方形形状を有する複数の第2の専用画素102を提供することS2とを含む。
【0057】
さらに、第1の専用画素101a、101b、101c、101d、101x及び第2の専用画素102は、インターレースで配置されてS3、表示面を形成する。ここで、第1の専用画素101a、101b、101c、101d、101xの各々及び第2の専用画素102の各々は、異なる色のちょうど3つの光源を有する。
【0058】
組立て方法は、第1の専用画素101a、101b、101c、101d、101xの各々及び第2の専用画素102の各々に1つの赤色光源101aR、101bR、101cR、101dR、102R、1つの緑色光源101aG、101bG、101cG、101dG、102G、及び1つの青色光源101aB、101bB、101cB、101dB、102Bを設けることをさらに含むことができる。それに加えてまたはその代わりに、第1の専用画素101a、101b、101c、101d、101x及び/または第2の専用画素102は、3つの光源を有する集積表面実装型発光ダイオードSMD-LED、あるいは、3つの個別の発光ダイオードLEDとして設けることができ、個別の発光ダイオードは、表面実装型デバイスSMD、またはスルーホールデバイスを含む。
【0059】
さらに、2つの第1の専用画素101a、101b、101c、101d、101xは、互いに隣接して垂直に配置された場合、1つの垂直に配置された第2の専用画素102の高さを有することができる。さらに、配置することは、垂直に配置された1つの第2の専用画素102の隣に、水平に互いに隣接して垂直に配置された2つの第1の専用画素101a、101b、101c、101d、101xを配置することを含んでもよい。配置することは、互いに隣接する第1の専用画素101a、101b、101c、101d、101x及び/または第2の専用画素102の間に、第1の専用画素101a、101b、101c、101d、101x及び/または第2の専用画素102のそれぞれのエッジサイズの5倍、4倍または3倍より小さいピッチを提供することをさらに含んでもよい。
【0060】
配置することは、第1の専用画素101a、101b、101c、101d、101x及び第2の専用画素102をライン状に配置することをさらに含んでもよく、全てのライン304、305、404、405、504、505は、互いに垂直に隣接して配置される2つの第1の専用画素101a、101b、101c、101d、101x、または第2の専用画素102のうちの1つから始まってもよい。さらに、ライン304、305、404、405、504、505は、互いに垂直に隣接して配置される2つの第1の専用ピクセル101a、101b、101c、101d、101xと1つの第2の専用ピクセル102とで交互に始まってもよい。
【0061】
さらに、提供することは、50マイクロメートル~5ミリメートル、具体的には100マイクロメートル~3ミリメートル、より具体的には600マイクロメートルのエッジ長を有する第1の専用画素101a、101b、101c、101d、101xを提供することを含んでもよく、10マイクロメートル~10ミリメートル、具体的には20マイクロメートル~6ミリメートル、より具体的には1ミリメートルの垂直エッジ長を有する第2の専用ピクセル102、及び10マイクロメートル~10ミリメートル、具体的には30マイクロメートル~3ミリメートル、より具体的には300マイクロメートルの水平エッジ長を有する第2の専用ピクセル102を提供することを含んでもよい。
【0062】
第1の専用画素101a、101b、101c、101d、101xの3つの光源は、三角形形状に配置されてもよい。また、第2の専用画素102における3つの光源はライン状に配置されてもよい。
【0063】
本明細書では特定の実施形態を例示し説明してきたが、様々な代替及び/または同等の実施形態が存在することを当業者は理解するであろう。1つまたは複数の例示的な実施形態は例にすぎず、決して範囲、適用性、または構成を限定することを意図していないことが理解されるべきである。むしろ、前述の概要及び詳細な説明は、少なくとも1つの例示的実施形態を実施するための便利な指針を当業者に提供するであろう。添付の特許請求の範囲に記載される範囲及びそれらの法的な均等物から逸脱することなく、例示的な実施形態に記載される要素の機能及び配置において様々な変更がなされ得ることが理解される。概して、本出願は、本明細書で説明された特定の実施形態のあらゆる適合または変形を網羅することを意図している。
【0064】
本発明は、カラー画像データ(403、503)を表示するための表示装置(400、500)を提供し、表示装置(400、500)は、正方形形状を有する複数の第1の専用画素(101a、101b、101c、101d、101x)と、長方形形状を有する複数の第2専用画素(102)と、を有し、第1の専用画素(101a、101b、101c、101d、101x)と第2専用画素(102)とはインターレースに配置されてディスプレイ表面を形成し、第1の専用画素(101a、101b、101c、101d、101x)の各々と、第2の専用画素(102)の各々とは、異なる色のちょうど3つの光源を含む。更に、本発明は、それぞれの組立て方法を提供する。
【符号の説明】
【0065】
[参照符号のリスト]
400、500 表示装置
101a、101b、101c、101d、101x 第1の専用画素
102 第2の専用画素
101aR、101bR、101cR、101dR、102R 赤色光源
101aG、101bG、101cG、101dG、102G 緑色光源
101aB、101bB、101cB、101dB、102B 青色光源
201、202、203、204、205 実際の画素
206、207、208、209 仮想画素
304、305 ライン
402、502 コントローラ
403、503 カラー画像データ
404、405 ライン
504、505 ライン
701、702、703 エッジ長
S1-S3 方法ステップ