IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 北京小米移動軟件有限公司の特許一覧

<>
  • 特許-提示方法、提示装置および記録媒体 図1
  • 特許-提示方法、提示装置および記録媒体 図2
  • 特許-提示方法、提示装置および記録媒体 図3
  • 特許-提示方法、提示装置および記録媒体 図4
  • 特許-提示方法、提示装置および記録媒体 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-22
(45)【発行日】2022-05-06
(54)【発明の名称】提示方法、提示装置および記録媒体
(51)【国際特許分類】
   G08B 21/24 20060101AFI20220425BHJP
【FI】
G08B21/24
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2019561316
(86)(22)【出願日】2019-09-27
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-11-25
(86)【国際出願番号】 CN2019108661
(87)【国際公開番号】W WO2020258556
(87)【国際公開日】2020-12-30
【審査請求日】2019-11-07
(31)【優先権主張番号】201910572715.7
(32)【優先日】2019-06-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】謝 ▲イェン▼
【審査官】石井 則之
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第104661176(CN,A)
【文献】特開2017-174162(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08B 21/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
提示方法において、
ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定するステップと、
未着用通知条件を満たす場合、前記ユーザーに未着用通知情報を送信するステップと、を含み、
前記未着用通知条件を満たすステップは、
前記ウェアラブル機器の使用状態情報を取得するステップと、を含み、
前記使用状態情報が未着用通知条件を満たし、
前記使用状態情報は、現在地理位置及び現在電気残量パラメータ値を含み、
前記使用状態情報が未着用通知条件を満たすことは、安全位置集合を取得し、前記安全位置集合に前記現在地理位置が含まれていない場合、前記現在電気残量パラメータ値が設定電気量パラメータのしきい値より小さいことを確認するとき、未着用通知条件を満たすと確定することを含む
ことを特徴とする提示方法。
【請求項2】
前記使用状態情報は、未着用時間を更に含むことを特徴とする請求項に記載の提示方法。
【請求項3】
前記使用状態情報が未着用通知条件を満たすことは、
安全位置集合を取得し、前記安全位置集合に前記現在地理位置が含まれていない場合、前記未着用時間が設定時間のしきい値より大きいことを確認するとき、未着用通知条件を満たすと確定することを更に含むことを特徴とする請求項に記載の提示方法。
【請求項4】
前記未着用通知条件を満たすことは、
前記ウェアラブル機器に関連するインテリジェント端末が存在する場合、前記ウェアラブル機器と関連する前記インテリジェント端末との間の距離を取得し、前記距離が設定距離しきい値より大きい場合、未着用通知条件を満たすと確定することをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の提示方法。
【請求項5】
記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定するステップは、
前記ウェアラブル機器の固定装置が未固定状態にある場合、前記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定する方式1と、
前記ウェアラブル機器の固定装置が固定状態から未固定状態に変換されたことが検出されることにより、前記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定する方式2と、
前記ウェアラブル機器が人体の関連データを取得していない継続時間が第1時間のしきい値に達した場合、前記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定する方式3と、
前記ウェアラブル機器が運動関連データを取得していない継続時間が第2時間のしきい値に達した場合、前記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定する方式4と、のうちの少なくとも一つの方式を含むことを特徴とする請求項1に記載の提示方法。
【請求項6】
前記ユーザーに未着用通知情報を送信するステップは、
前記ウェアラブル機器が前記未着用通知情報を送信するように指示する方式1と、
前記ウェアラブル機器に関連するインテリジェント端末が存在する場合、前記ウェアラブル機器に関連するインテリジェント端末が前記未着用通知情報を送信するように指示する方式2と、のうちの少なくとも一つの方式を含むことを特徴とする請求項1に記載の提示方法。
【請求項7】
提示装置において、
ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定するように構成される着用確定ユニットと、
未着用通知条件を満たす場合、前記ユーザーに未着用通知情報を送信するように構成される通知ユニットと、を含み、
前記通知ユニットは、条件確定ユニットをさらに含み、
前記条件確定ユニットは、
前記ウェアラブル機器の使用状態情報を取得し、
前記使用状態情報が未着用通知条件を満たすことを確認し、
前記使用状態情報は、現在地理位置及び現在電気残量パラメータ値を含み、
前記条件確定ユニットは、安全位置集合を取得し、前記安全位置集合に前記現在地理位置が含まれていない場合、前記現在電気残量パラメータ値が設定電気量パラメータのしきい値より小さいことを確認するとき、未着用通知条件を満たすと確定する
ことを特徴とする提示装置。
【請求項8】
前記使用状態情報は、未着用時間を更に含むことを特徴とする請求項に記載の提示装置。
【請求項9】
前記条件確定ユニットは、
安全位置集合を取得し、前記安全位置集合に前記現在地理位置が含まれていない場合、前記未着用時間が設定時間のしきい値より大きいと確定するとき、未着用通知条件を満たすと確定することを特徴とする請求項に記載の提示装置。
【請求項10】
前記条件確定ユニットは、
前記ウェアラブル機器に関連するインテリジェント端末が存在する場合、前記ウェアラブル機器と関連する前記インテリジェント端末との間の距離を取得し、前記距離が設定距離しきい値より大きい場合、未着用通知条件を満たすと確定することを特徴とする請求項に記載の提示装置。
【請求項11】
前記着用確定ユニットは、
前記ウェアラブル機器の固定装置が未固定状態にある場合の方式1と、
前記ウェアラブル機器の固定装置が固定状態から未固定状態に変換されたことが検出される場合の方式2と、
前記ウェアラブル機器が人体の関連データを取得していない継続時間が第1時間のしきい値に達した場合の方式3と、
前記ウェアラブル機器が運動関連データを取得していない継続時間が第2時間のしきい値に達した場合の方式4と、のうちの少なくとも一つの方式に基づいて、前記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定することを特徴とする請求項に記載の提示装置。
【請求項12】
前記通知ユニットは、
前記ウェアラブル機器が前記未着用通知情報を送信するように指示する方式1と、
前記ウェアラブル機器に関連するインテリジェント端末が存在する場合、前記ウェアラブル機器に関連するインテリジェント端末が前記未着用通知情報を送信するように指示する方式2と、のうちの少なくとも一つの方式を使用して前記ユーザーに未着用通知情報を送信することを特徴とする請求項に記載の提示装置。
【請求項13】
提示装置において、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能な命令を格納するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定し、
未着用通知条件を満たす場合、前記ユーザーに未着用通知情報を送信し、
前記未着用通知条件を満たすことは、
前記ウェアラブル機器の使用状態情報を取得することと、を含み、
前記使用状態情報が未着用通知条件を満たし、
前記使用状態情報は、現在地理位置及び現在電気残量パラメータ値を含み、
前記使用状態情報が未着用通知条件を満たすことは、安全位置集合を取得し、前記安全位置集合に前記現在地理位置が含まれていない場合、前記現在電気残量パラメータ値が設定電気量パラメータのしきい値より小さいことを確認するとき、未着用通知条件を満たすと確定することを含むことを特徴とする提示装置。
【請求項14】
非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体において、
前記記憶媒体の中の命令が移動端末のプロセッサによって実行されるとき、移動端末はウェアラブル機器が着用されていないことを提示する方法を実行することができ、
前記の方法は、
前記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定するステップと、
未着用通知条件を満たす場合、前記ユーザーに未着用通知情報を送信するステップと、を含み、
前記未着用通知条件を満たすステップは、
前記ウェアラブル機器の使用状態情報を取得するステップと、を含み、
前記使用状態情報が未着用通知条件を満たし、
前記使用状態情報は、現在地理位置及び現在電気残量パラメータ値を含み、
前記使用状態情報が未着用通知条件を満たすことは、安全位置集合を取得し、前記安全位置集合に前記現在地理位置が含まれていない場合、前記現在電気残量パラメータ値が設定電気量パラメータのしきい値より小さいことを確認するとき、未着用通知条件を満たすと確定することを含むことを特徴とする非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ウェアラブル機器に関するものであり、特に提示方法、提示装置および媒体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在、ウェアラブル機器、例えば、インテリジェント腕時計、ブレスレット、ベルトの応用が普及されている。しかし、ユーザーは様々な原因のため、ウェアラブル機器を脱いで失う。
【0003】
したがって、ウェアラブル機器を脱いで失ってしまうことを防止する方法が求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
関連技術に存在する問題を解決するために、本開示は、提示方法、装置、および媒体を提供して、ウェアラブル機器を脱いで失ってしまうことを防止する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本公開の実施例の第1方面によると、提示方法を提供し、前記方法は、
ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定するステップと、
未着用通知条件を満たす場合、前記ユーザーに未着用通知情報を送信するステップと、を含む。
【0006】
ここで、前記未着用通知条件を満たすステップは、
前記ウェアラブル機器の使用状態情報を取得するステップと、を含み、
前記使用状態情報が未着用通知条件を満たす。
【0007】
ここで、前記使用状態情報は、現在地理位置、現在電気残量パラメータ値及び未着用時間のうちの少なくとも一つを含む。
【0008】
ここで、前記使用状態情報が未着用通知条件を満たすことは、
安全位置集合を取得し、前記安全位置集合に前記現在地理位置が含まれていない場合、前記未着用時間が設定時間のしきい値より大きいことを確認するとき、未着用通知条件を満すと確定し、および/または、前記現在電気残量パラメータ値が設定電気量パラメータのしきい値より小さいことを確認するとき、未着用通知条件を満たすと確定することを含む。
【0009】
ここで、前記未着用通知条件を満たすことは、
前記ウェアラブル機器に関連するインテリジェント端末が存在する場合、前記ウェアラブル機器と関連する前記インテリジェント端末との間の距離を取得し、前記距離が設定距離しきい値より大きい場合、未着用通知条件を満たすことをさらに含む。
【0010】
ここで、前記前記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定するステップは、
前記ウェアラブル機器の固定装置が未固定状態にある場合、前記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定する方式1と、
前記ウェアラブル機器の固定装置が固定状態から未固定状態に変換されたことが検出されることにより、前記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定する方式2と、
前記ウェアラブル機器が人体の関連データを取得していない継続時間が第1時間のしきい値に達
前記ウェアラブル機器が運動関連データを取得していない継続時間が第2時間のしきい値に達した場合、前記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定する方式4と、のうちの少なくとも一つの方式を含む。
【0011】
ここで、前記前記ユーザーに未着用通知情報を送信するステップは、
前記ウェアラブル機器が前記未着用通知情報を送信するように指示する方式1と、
前記ウェアラブル機器に関連するインテリジェント端末が存在する場合、前記ウェアラブル機器に関連するインテリジェント端末が前記未着用通知情報を送信するように指示する方式2と、のうちの少なくとも一つの方式を含む。
【0012】
本公開の実施例の第2方面によると、提示装置を提供し、前記装置は、
ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定する着用確定ユニットと、
未着用通知条件を満たす場合、前記ユーザーに未着用通知情報を送信する通知ユニットと、を含む。
【0013】
ここで、前記通知ユニットは、条件確定ユニットをさらに含み、
前記条件確定ユニットは、
前記ウェアラブル機器の使用状態情報を取得し、
前記使用状態情報が未着用通知条件を満たすことを確認する。
【0014】
ここで、前記使用状態情報は、現在地理位置、現在電気残量パラメータ値及び未着用時間のうちの少なくとも一つを含む。
【0015】
ここで、前記条件確定ユニットは、
安全位置集合を取得し、前記安全位置集合に前記現在地理位置が含まれていない場合、前記未着用時間が設定時間のしきい値より大きいと確定するとき、未着用通知条件を満たすと確定し、および/または、前記現在電気残量パラメータ値が設定電気量パラメータのしきい値より小さいことを確認するとき、未着用通知条件を満たすと確定する。
【0016】
ここで、前記条件確定ユニットは、
前記ウェアラブル機器に関連するインテリジェント端末が存在する場合、前記ウェアラブル機器と関連する前記インテリジェント端末との間の距離を取得し、前記距離が設定距離しきい値より大きい場合、未着用通知条件を満たすと確定する。
【0017】
ここで、前記着用確定ユニットは、
前記ウェアラブル機器の固定装置が未固定状態にある場合の方式1と、
前記ウェアラブル機器の固定装置が固定状態から未固定状態に変換されたことが検出される場合の方式2と、
前記ウェアラブル機器が人体の関連データを取得していない継続時間が第1時間のしきい値に達した場合の方式3と、
前記ウェアラブル機器が運動関連データを取得していない継続時間が第2時間のしきい値に達した場合の方式4と、のうちの少なくとも一つの方式に基づいて、前記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定する。
【0018】
ここで、前記通知ユニットは、
前記ウェアラブル機器が前記未着用通知情報を送信するように指示する方式1と、
前記ウェアラブル機器に関連するインテリジェント端末が存在する場合、前記ウェアラブル機器に関連するインテリジェント端末が前記未着用通知情報を送信するように指示する方式2と、のうちの少なくとも一つの方式を使用して前記ユーザーに未着用通知情報を送信する。
【0019】
本公開の実施例の第3方面によると、提示装置を提供し、前記装置は、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能な命令を格納するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
前記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定し、
未着用通知条件を満たす場合、前記ユーザーに未着用通知情報を送信する。
【0020】
本公開の実施例の第4方面によると、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記記録媒体は、
前記記憶媒体の中の命令が移動端末のプロセッサによって実行されるとき、移動端末はウェアラブル機器が着用されていないことを提示する方法を実行することができ、
前記の方法は、
前記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定するステップと、
未着用通知条件を満たす場合、前記ユーザーに未着用通知情報を送信するステップと、を含む。
【発明の効果】
【0021】
本公開の実施例で提供される技術方案は、ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定し、通知条件を満たす場合には、ユーザーに通知情報を送信することにより、ウェアラブル機器が失われてしまうことを防止する。したがって、ウェアラブル機器が公共の場で脱ぎ、また長い時間着用していないかまたは電気残量が比較的に低い場合には、ユーザーに通知情報を送信して、ユーザーがウェアラブル機器を公共の場で失ってしまうことを防止することができる。
【0022】
理解するのは、上記の一般的な説明と後述する詳細な説明は、単に例示的で解釈的なものであり、本開示を限定するものではない。
【0023】
ここの図面は、明細書に併合されて明細書の一部を構成し、本発明に合致する実施例を示し、明細書と一緒に本発明の原理を解釈する。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】一例示的な実施形態による提示方法のフローチャートである。
図2】一例示的な実施形態による提示方法のフローチャートである。
図3】一例示的な実施形態による提示装置のブロック図である。
図4】一例示的な実施形態による装置のブロック図である。
図5】一例示的な実施形態による装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、例示的な実施例について詳細に説明し、その実例は図面に表わす。下記の説明において、図面に関する説明に対して別々のことを表わさない場合、異なる図面で表わす同じ数字は同一または類似する要素を表わす。下記の例示的な実施例で説明している実施方式は、本開示と一致するすべての実施方式を代表するものではない。逆に、これらは添付されている請求の範囲に記載される本開示の一方面と一致する装置および方法の一例にすぎない。
【0026】
ユーザーがウェアラブル機器を使用する場合には、様々な原因によってウェアラブル機器を脱ぐことが多い。ユーザーが自宅や会社で脱がないで、例えば、公共の場で脱ぐとき、身に着けることを忘れて失う場合が発生する。
【0027】
本公開の方法は、ユーザーがウェアラブル機器を脱いだことが検出され、通知条件を満たすことが判断された場合には、様々な形式を介してユーザーに通知することで、ウェアラブル機器が失われてしまうことを防止することができる。
【0028】
上記ウェアラブル機器は、インテリジェントな腕時計、ブレスレット、リストスリング、インテリジェントメガネなどを含むことができる。
【0029】
図1は、一例示的な実施形態によるウェアラブル機器が着用されていなかったことを提示する方法のフローチャートである。上記の方法は、ウェアラブル機器に応用されることができ、ウェアラブル機器に関連するインテリジェント端末に応用されることもできる。上記インテリジェント端末は、携帯電話、PAD、コンピュータ、マルチメディアプレーヤーなどであることができる。ウェアラブル機器とインテリジェントダンマルギグァの関連は、一般的に、無線接続の方式で実現される。例えば、ブルートゥース、WIFI、SIMカードなどの方法で無線接続される。
【0030】
図1のように、本開示の提示方法は、以下のステップを含む。
ステップ101において、前記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていなかったことを確定する。
【0031】
ステップ102において、未着用通知条件を満たしているかどうかを判断し、判断結果が満たすことである場合、前記ユーザーに未着用通知情報を送信する。
【0032】
図1に示された方法において、ウェアラブル機器がユーザーに着用されておらず、また、未着用通知条件を満たす場合には、ユーザーに未着用通知情報を送信することにより、ウェアラブル機器が失われることをすぐに防止することができる。一方、未着用通知条件を満たしていない場合は、ユーザーに未着用通知情報を送信しない。
【0033】
選択可能な実施方式において、ステップ102の未着用通知条件を満たしているかどうかを判断するステップは、
上記ウェアラブル機器の使用状態情報を取得するステップ1021、
上記使用状態情報に基づいて未着用通知条件を満たしているかどうかを判断するステップ1022、を含む。
【0034】
選択可能な実施方式において、使用状態情報は、現在地理位置、現在電気残量パラメータ値、未着用時間のうちの少なくとも一つを含む。
【0035】
ここで、現在地理位置を取得する方法は、下記のような方法を含むことができる。ウェアラブル機器の位置決め装置(例えば、GPS、北斗衛星など)によって取得する方法、およびウェアラブル機器に関連するインテリジェント端末によって取得し、このような方式を通じて、ウェアラブル機器に位置決め装置が設置されていない場合も、上記ウェアラブル機器の地理位置を取得することができる。以下、ウェアラブル機器に関連するインテリジェント端末を介してウェアラブル機器の現在地理位置を取得することについて詳細に説明する。
【0036】
(1)ウェアラブル機器が脱がなかったと確定する場合には、インテリジェントな端末の現在地理位置をウェアラブル機器の現在地理位置に定める。
【0037】
(2)ウェアラブル機器の固定装置が固定状態から未固定状態に変換することを確定した場合、すなわち、脱いでいる場合は、インテリジェント端末の現在地理位置をウェアラブル機器の現在地理位置に定める。
【0038】
(3)ウェアラブル機器が既に脱いだことを確定した場合には、記録されたウェアラブル機器が脱いだときの地理位置を取得して、ウェアラブル機器の現在地理位置に定める。上記の方法において、ウェアラブル機器が脱いだことを確定した場合には、上記ウェアラブル機器に関連するインテリジェント端末の現在地理位置をウェアラブル機器が脱いだときの地理位置に定めて記録する。上記記録された地理位置は、ウェアラブル機器に保存する、または関連するインテリジェント端末に保存することができる。
【0039】
現在電気残量パラメータの値は、電気残量を示すパラメータである。例えば、現在電気残量の値または現在電気残量のパーセントなどである場合もある。現在電気残量パラメータの値は、ウェアラブル機器から直接取得することができる。未着用時間はウェアラブル機器が着用されず、持続された時間であることができる。上記未着用時間は、下記の方法を通じて取得することができる。つまり、ウェアラブル機器の固定装置が固定状態から未固定状態に変換されたことが検出された場合には、ウェアラブル機器がこの時刻から脱ぐことを確定し、ウェアラブル機器が脱ぐ時刻を記録する。ウェアラブル機器の未着用時間を取得する場合には、ウェアラブル機器を脱いだ時刻から上記取得時刻までの時間を計算して、未着用時間と定める。ただし、未着用時間を計算するときに使用されるウェアラブル機器を脱いだ時刻は、最近一度記録されたウェアラブル機器を脱いだ時刻である。
【0040】
選択可能な実施方式において、前記使用状態情報に基づいて未着用通知条件を満たしているかどうかを判断するステップは、
【0041】
安全位置集合を取得し、で、前記安全位置集合に上記現在地理位置が含まれているかを判断するステップを含む。
【0042】
含まれていない場合には、上記未着用時間が設定時間のしきい値より大きいと確定したとき、未着用通知条件を満していると判断し、または上記現在電気残量パラメータの値が設定電気量パラメータのしきい値より小さいと確定したとき、未着用通知条件を満たしていると判断する。
【0043】
上記安全位置集合は、ユーザーにより設置した一つまたは複数の安全位置を含む。例えば、自宅やオフィスなどであることができる。ウェアラブル機器がこのような位置に置かれる場合には、長い時間の間に着用しなくても失われない。安全位置集合は、ユーザーがウェアラブル機器やウェアラブル機器に関連するインテリジェント端末によって設置することができる。ウェアラブル機器の現在地理位置を取得した後、安全位置集合に上記現在地理位置が含まれるか判断する。含まれていない場合には、上記ウェアラブル機器が、例えば、公共の場所の失いやすい地理位置に存在することを示す。
【0044】
この時、下記の条件を満たしているかどうかをより判断して、未着用通知条件を満たしているかどうかを判断する。1つの状況は、未着用時間が設定時間のしきい値より大きい場合、すなわち、上記ウェアラブル機器が長い時間の間に着用されていない状況、もう一つの状況は、現在電気残量パラメータの値が設定電気量パラメータのしきい値より小さい場合、この時のウェアラブル機器は電気量があまりにも低く、電源がオフにさせられる。この2つの状況では、ウェアラブル機器が失われてしまいやすいことであるので、上記の2つの状態を満たす場合、未着用通知条件を満たしていると判断する。
【0045】
設定時間のしきい値、例えば30分であることができる。設定電気量パラメータのしきい値は設定電気残量のパーセントまたは現在電気残量しきい値を指す。設定電気量パラメータのしきい値が設定電気残量のパーセントである場合、20%であることができる。これらのしきい値の具体的な数値は、実際の応用場に応じて設置するか、ユーザーによって設置することができる。
【0046】
選択可能な実施方式において、未着用通知条件を満たしているかどうかを判断するステップは、
上記ウェアラブル機器に関連するインテリジェント端末が存在する場合には、上記ウェアラブル機器と関連する上記インテリジェント端末との間の距離を取得して、上記距離が設定距離しきい値より大きいかどうかを判断する。もし大きい場合には、未着用通知条件を満たしていると判断する。
【0047】
ここで、未着用通知条件を満たしているかどうかを判断するもう一つの方法を提供する。上記の方法は、ウェアラブル機器の使用状態情報を取得する必要がない。しかし、ウェアラブル機器に関連するインテリジェント端末を介して実現される。インテリジェント端末がBluetooth(登録商標)、WIFIなどの無線接続方式によってウェアラブル機器と関連する場合には、これらの無線接続によってウェアラブル機器との距離を取得することができる。例えば、ブルートゥース、WIFI信号の強弱によって、両者の間の距離を取得することができる。両者の間の距離が設定距離しきい値より大きい場合には、両者の距離があまりにも遠いので、ウェアラブル機器が失われてしまう恐れが存在し、すなわち、未着用通知条件を満たしていると判断する。
【0048】
選択可能な実施方式において、前記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定するステップは、下記の方法のうち少なくとも一つの方式を含む。
【0049】
方式1、上記ウェアラブル機器の固定装置が未固定状態にあることを判断することで、上記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定する。
【0050】
方式2、上記ウェアラブル機器の固定装置が固定状態から未固定状態に変わったことが検出されることにより、上記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定する。
【0051】
方式3、上記ウェアラブル機器が人体の関連データを取得していない継続時間が第1時間のしきい値に達したことにより、上記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定する。
【0052】
方式4、上記ウェアラブル機器が運動関連データを取得していない継続時間が第2時間のしきい値に達したことにより、上記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定する。
【0053】
方式1において、ウェアラブル機器の固定装置、例えば時計バンド、リストスリングの固定装置のセンサーにより前記固定装置が固定状態であるかを検出し、ユーザーに着用されたかを判断する。
【0054】
方式2と方式1の相違点は、ウェアラブル機器が脱いだことが検出された場合には、ユーザーに着用されていないと確定する。例えば、インテリジェント腕時計の時計バンドにセンサーを設置する。上記センサーは、時計バンドの腕時計係止部と時計ホールが固定状態から解放状態に移行したことを検出することができる。センサーが上記の状態移行を検出した場合には、ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定することができる。
【0055】
方式3において、人体の関連データは、ウェアラブル機器が着用されたときに検出される人体に係るデータを指す。例えば、ハートビートデータ、体温データ、血圧データなどの少なくとも一つを含むことができる。ウェアラブル機器が人体に関連するデータを検出可能な場合、そのウェアラブル機器がユーザーに着用されていることを示す。方式4において、運動関連データは、ウェアラブル機器が移動することによって発生される関連データを指す。例えば、GPS移動データ、歩数などのうち少なくとも一つを含む。ウェアラブル機器が運動関連データを取得する場合には、これは運動状態であることを示す。つまり、ユーザーに着用されて運動状態であることができる。
【0056】
実際の応用において、ウェアラブル機器がユーザーに着用されているが、ユーザーが停止されているので運動関連データが発生していないことがあります。したがって、第2時間しきい値を比較的長い時間に設定して誤判断を防止することができる。または、方式4と他の方式を組み合わせて判断することにより、判断の精度を向上させることができる。
【0057】
選択可能な実施方式において、前記ユーザーに未着用通知情報を送信するステップは、下記の方法のうち少なくとも一つを含むことができる。
【0058】
方式1、上記ウェアラブル機器が未着用通知情報を送信するように指示する。
【0059】
方式2、上記ウェアラブル機器に関連するインテリジェント端末が存在するかどうか判断する。存在する場合、上記ウェアラブル機器に関連するインテリジェント端末が未着用通知情報を送信するように指示する。
【0060】
未着用通知情報は、音声通知情報、文字通知情報、画像通知情報および/または振動通知情報等であることができる。ウェアラブル機器が直接転送するように指示することができ、またはウェアラブル機器に関連するインテリジェント端末が存在する場合には、上記のインテリジェント端末を指示して送信するようにすることができる。
【0061】
図2は、本公開の一具体的な実施形態の方法のフローチャートである。図2のように、下記のステップを含むことができる。
【0062】
ステップ201において、ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定する。上記のステップでは、例えばウェアラブル機器の固定装置を介して、上記ウェアラブル機器が未固定状態にあることを検出して確定することができる。
【0063】
ステップ202において、ウェアラブル機器の現在地理位置、現在電気残量のパーセント、未着用時間を取得する。
【0064】
ステップ203において、予め設定した安全位置集合を取得し、前記安全位置集合にステップ202で取得した現在地理位置が含まれているかどうかを判断する。
【0065】
ステップ204において、含まれていない場合は、未着用時間が30分より大きいか、または現在電気残量のパーセントが20%より小さいかどうかを判断し、前記判断結果が、未着用時間が30分以上、および/または現在電気残量のパーセントが20%より小さい場合には、未着用通知条件を満たしていると判断する。
【0066】
ステップ205において、ウェアラブル機器が音声通知情報と振動通知情報を送信するように指示する。
【0067】
上記の方法によれば、ウェアラブル機器が公共の場で脱ぎ、長い時間着用していないかまたは電気残量が比較的に低い場合には、ユーザーに通知情報を送信して、ユーザーがウェアラブル機器を公共の場で失ってしまうことを防止することができる。
【0068】
本開示は、提示装置を提供する。図3のように、上記装置は、
上記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定する着用確定ユニット301、
未着用通知条件を満たしている場合には、前記ユーザーに未着用通知情報を送信する通知ユニット302、を含む。
【0069】
選択可能な実施方式において、前記通知ユニットは、条件確定ユニットを含み、前記条件確定ユニットは、
上記ウェアラブル機器の使用状態情報を取得し、
上記使用状態情報が未着用通知条件を満たすことを確定する。
【0070】
選択可能な実施方式において、前記使用状態情報は、現在地理位置、現在電気残量パラメータ値、未着用時間のうちの少なくとも一つを含む。
【0071】
選択可能な実施方式において、上記条件確定ユニットは、
安全位置集合を取得し、前記安全位置集合に上記現在地理位置が含まれていない場合は、上記未着用時間がアップ設定時間のしきい値より大きいことを確認したとき、未着用通知条件を満すと確定し、および/または上記現在電気残量パラメータの値が設定さ電気量パラメータのしきい値より小さいことを確認したとき、未着用通知条件を満たしていると確定する。
【0072】
選択可能な実施方式において、上記条件確定ユニットは、
上記ウェアラブル機器に関連するインテリジェント端末が存在する場合には、上記ウェアラブル機器と関連する上記インテリジェント端末との間の距離を取得し、前記距離が設定距離しきい値より大きい場合には、未着用通知条件を満たしていると確定する。
【0073】
選択可能な実施方式において、前記着用確定ユニット301は、下記の少なくとも一つの方式に基づいて、上記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定する。
【0074】
方式1、上記ウェアラブル機器の固定装置が未固定状態にある場合には、上記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定する。
【0075】
方式2、上記ウェアラブル機器の固定装置が固定状態から未固定状態に変換されたことが検出されることにより、上記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定する。
【0076】
方式3、上記ウェアラブル機器が人体の関連データを取得していない継続時間が第1時間のしきい値に達した場合には、上記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定する。
【0077】
方式4、上記ウェアラブル機器が運動関連データを取得していない継続時間が第2時間のしきい値に達した場合には、上記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定する。
【0078】
選択可能な実施方式において、前記通知ユニット302は、下記の少なくとも一つの方法を使用して前記ユーザーに未着用通知情報を送信する。
【0079】
方式1、上記ウェアラブル機器が前記未着用通知情報を送信するように指示する。
【0080】
方式2、上記ウェアラブル機器に関連するインテリジェント端末が存在する場合には、上記ウェアラブル機器に関連するインテリジェント端末が前記未着用通知情報を送信するように指示する。
【0081】
上記実施例の装置について、ここで各モジュールの実行操作の具体的な方法は、上記の方法の実施例で詳細に説明したので、その説明を省略する。
【0082】
本公開の実施例で提供される技術方案によれば、ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定する場合は、通知条件を満たしているかどうかを判断する。満たしている場合、ユーザーに通知情報を送信して、ウェアラブル機器が失われてしまうことを防止する。したがって、ウェアラブル機器が公共の場で脱ぎ、また長い時間着用されていないかまたは電気残量が比較的に低い場合には、ユーザーに通知情報を送信することにより、ユーザーのウェアラブル機器が公共の場所で失われてしまうことを防止することができる。
【0083】
図4は他の例示的実施例に係る端末スクリーンの表示制御装置800を示すブロック図である。例えば、装置400は、携帯電話、コンピュータ、デジタルブロードキャスト端末、メッセージ送受信機、ゲーム機、タブレット装置、医療機器、フィットネス機器、PDA等のものであってもよい。
【0084】
図4を参照すると、装置400は、処理ユニット402、メモリ404、電源ユニット406、マルチメディアユニット408、オーディオユニット410、入力/出力(I/O)インターフェース412、センサーユニット414、及び通信ユニット416からなる群から選ばれる少なくとも1つを備えてもよい。
【0085】
処理ユニット402は、一般的には、装置400の全体の操作、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関連する操作を制御する。処理ユニット402は、上述した方法におけるステップの一部又は全部を実現できるように、命令を実行する少なくとも1つのプロセッサ420を備えてもよい。また、処理ユニット402は、他のユニットとのインタラクションを便利にさせるように、少なくとも1つのモジュールを備えてもよい。例えば、処理ユニット402は、マルチメディアユニット408とのインタラクションを便利にさせるように、マルチメディアモジュールを備えてもよい。
【0086】
メモリ404は、装置400での操作をサポートするように、各種のデータを記憶するように配置される。これらのデータは、例えば、装置400で何れのアプリケーション又は方法を操作するための命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ404は、何れの種類の揮発性又は不揮発性メモリ、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、ROM(Read Only Member)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクにより、或いはそれらの組み合わせにより実現することができる。
【0087】
電源ユニット406は、装置400の各種ユニットに電力を供給するためのものであり、電源管理システム、1つ又は複数の電源、及び装置400のために電力を生成、管理及び分配することに関連する他のユニットを備えてもよい。
【0088】
マルチメディアユニット408は、装置400とユーザーとの間に出力インターフェースを提供するスクリーンを備えてもよい。スクリーンは、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)やタッチパネル(TP)を備えてもよい。スクリーンは、タッチパネルを備える場合、ユーザーからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンになることができる。また、タッチパネルは、タッチや、スライドや、タッチパネル上の手振りを感知するように、少なくとも1つのタッチセンサーを有する。タッチセンサーは、タッチやスライド動作の境界を感知できるだけではなく、タッチやスライド操作と関連する持続時間や圧力も感知できる。一実施例では、マルチメディアユニット408は、フロントカメラ及び/又はバックカメラを有してもよい。装置400が、例えば、撮影モードやビデオモードのような操作モードにある時、フロントカメラ及び/又はバックカメラが外部のマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラ及びバックカメラのそれぞれは、固定の光学レンズ系であってもよいし、焦点距離及び光学ズーム能力を有するものであってもよい。
【0089】
オーディオユニット410は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように配置される。例えば、オーディオユニット410は、マイクロフォン(MiC)を有してもよい。装置400が、例えば、呼び出しモード、記録モード、又は音声認識モードのような操作モードにあるとき、マイクロフォンは、外部のオーディオ信号を受信するように配置される。受信したオーディオ信号は、メモリ404にさらに記憶されてもよいし、通信ユニット416を介して送信されてもよい。一実施例では、オーディオユニット410は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに備えてもよい。
【0090】
I/Oインターフェース412は、処理ユニット402と外部のインターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供するためのものである。上記外部のインターフェースモジュールは、キーボードや、クリックホイールや、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタンや、音量ボタンや、スタートボタンや、ロックボタンであってもよいが、それらに限らない。
【0091】
センサーユニット414は、装置400のために各方面の状態を評価する少なくとも1つのセンサーを備えてもよい。例えば、センサーユニット414は、装置400のオン/オフ状態や、ユニットの相対的な位置を検出することができる。例えば、前記ユニットは、装置400のディスプレイ及びキーパッドである。センサーユニット414は、装置400又は装置400の1つのユニットの位置の変化、ユーザーが装置400に接触しているか否か、装置400の方向又は加速/減速、または装置400の温度変化を検出することができる。センサーユニット414は、何れの物理的な接触もない場合に付近の物体を検出するように配置される近接センサーを有してもよい。センサーユニット414は、イメージングアプリケーションに用いるための光センサー、例えば、CMOS又はCCD画像センサーを有してもよい。一実施例では、当該センサーユニット414は、加速度センサー、ジャイロスコープセンサー、磁気センサー、圧力センサー又は温度センサーをさらに備えてもよい。
【0092】
通信ユニット416は、装置400と他の設備の間との無線又は有線通信を便利にさせるように配置される。装置400は、通信標準に基づく無線ネットワーク、例えば、WiFi、2G、3G、4G又は5G、又はそれらの組み合わせにアクセスできる。1つの例示的な実施例では、通信ユニット416は、ブロードキャストチャンネルを介して外部のブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号又はブロードキャストに関する情報を受信する。1つの例示的な実施例では、前記通信ユニット416は、近距離通信を促進するために近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに備えてもよい。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識装置(RFID:Radio Frequency IDentification)技術、赤外線データ協会(IrDA:Infrared Data Association)技術、超広帯域無線(UWB:Ultra Wide Band)技術、ブルートゥース(BT:Bluetooth)技術及び他の技術によって実現されてもよい。
【0093】
例示的な実施例では、装置400は、上述した方法を実行するために、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、数字信号処理装置(DSPD:Digital Signal Processing Device)、プログラム可能論理装置(PLD:Programmable Logic Device)、書替え可能ゲートアレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、又は他の電子機器によって実現されて、上記方法を実行する。
【0094】
例示的な実施例では、命令を有する非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供し、上記記録媒体にはコンピュータプログラムを記録する。当該コンピュータプログラムはプロセッサ420により実行されて上述方法を実現する。例えば、前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク及び光データメモリ等であってもよい。
【0095】
非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体において、前記記憶媒体のコマンドは、移動端末のプロセッサによって実行される場合には、移動端末が提示方法を実行することができる。上記の方法は、上記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定するステップと、未着用通知条件を満たす場合には、前記ユーザーに未着用通知情報を送信するステップと、を含む。
【0096】
図5は、一例示的な実施形態による提示の装置500のブロック図である。例えば、装置500は、サーバーで提供されることができる。図5を参照すると、装置500は、プロセッサアセンブリ522を含み、これは、一つまたは複数のプロセッサとメモリ532が代表するメモリリソースを含んで、プロセッサアセンブリ522によって実行できるコマンド、例えば、アプリケーションを格納することができる。メモリ532に格納されたアプリケーションは、1つ以上の、それぞれが1つのグループコマンドに対応するモジュールを含むことができる。また、プロセッサアセンブリ522は、コマンドを実行することができ、下記の方法、すなわち、上記ウェアラブル機器がユーザーに着用されていないことを確定するステップと、未着用通知条件を満たす場合には、前記ユーザーに未着用通知情報を送信するステップと、を実行する。
【0097】
装置500は、一つの電源アセンブリ526を含む装置500の電源を管理することができる。また、1つの有線または無線ネットワークインターフェース550を含んで装置500をネットワークに接続することができる。また、1つの入力/出力(I / O)インターフェース558を含むことができる。装置500は、メモリ532に格納されたオペレーティングシステムを操作することができ、例えば、Windows Server(登録商標)、Mac OS X(登録商標)、Unix(登録商標)、Linux(登録商標)、FreeBSD(登録商標)または類似のオペレーティングシステムを操作することができる。
【0098】
当業者は、明細書に対する理解、及び明細書に記載された発明に対する実施を介して、本発明の他の実施形態を容易に取得することができる。本発明は、本発明に対する任意の変形、用途、又は適応的な変化を含み、このような変形、用途、又は適応的な変化は、本発明の一般的な原理に従い、本発明では開示していない本技術分野の公知知識、又は通常の技術手段を含む。明細書及び実施例は、単に例示的なものであって、本発明の本当の範囲と主旨は、以下の特許請求の範囲によって示される。
【0099】
本発明は、上記で記述され、図面で図示した特定の構成に限定されず、その範囲を離脱しない状況で、様々な修正や変更を実施してもよい。本発明の範囲は、添付される特許請求の範囲のみにより限定される。
図1
図2
図3
図4
図5