(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-22
(45)【発行日】2022-05-06
(54)【発明の名称】開放式配管生産加工装置
(51)【国際特許分類】
B23K 37/04 20060101AFI20220425BHJP
B23K 37/053 20060101ALI20220425BHJP
【FI】
B23K37/04 B
B23K37/053 A
(21)【出願番号】P 2021554744
(86)(22)【出願日】2020-03-23
(86)【国際出願番号】 CN2020080566
(87)【国際公開番号】W WO2021189174
(87)【国際公開日】2021-09-30
【審査請求日】2021-09-10
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521395986
【氏名又は名称】蘇州康孚智能科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】SUZHOU KANGFU INTELLIGENT TECHNOLOGY CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Building 10, No. 1188, West Second Ring Road, Shengze Town, Wujiang District Suzhou, Jiangsu 215228, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】甘 以明
(72)【発明者】
【氏名】汪 凌
(72)【発明者】
【氏名】朱 延方
【審査官】柏原 郁昭
(56)【参考文献】
【文献】特開昭57-193294(JP,A)
【文献】中国実用新案第208773201(CN,U)
【文献】中国特許出願公開第107598458(CN,A)
【文献】中国実用新案第209157512(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B23K 37/04
B23K 37/053
B24B 41/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
開放式配管生産加工装置であって、操作台(1)、曲管位置決め手段(2)、直管位置決め手段(3)、ラビング手段(5)及びウェット手段(6)を含み、曲管位置決め手段(2)及び直管位置決め手段(3)は、操作台(1)上に設けられており、操作台(1)上には、取付フレーム(4)が取り付けられており、ラビング手段(5)は、取付フレーム(4)を介して曲管位置決め手段(2)及び直管位置決め手段(3)の上方に設けられており、ラビング手段(5)に作用するウェット手段(6)は、取付フレーム(4)上に設けられており、
曲管位置決め手段(2)は、位置決めプレート(7)及び曲管位置決め部材(8)を含み、位置決めプレート(7)は、操作台(1)上に設けられ、位置決めプレート(7)上には、第一取付溝が設けられており、曲管位置決め部材(8)は、2組設けられ、2組の曲管位置決め部材(8)によってL字型構造が構成されており、各組の曲管位置決め部材(8)は、第一挟持板(10)、第一スライドロッド(11)、第一スライドブロック(12)及び弾性部材(13)を含み、第一スライドロッド(11)は、第一スライド溝内に設けられており、第一挟持板(10)は、2組設けられ、相対又は反対移動する2組の第一挟持板(10)は、それぞれ、第一スライドブロック(12)を介して第一スライドロッド(11)の両端に摺設されており、2組の第一挟持板(10)を互いに接近させるように付勢するための弾性部材(13)は、2組設けられ、2組の弾性部材(13)は、第一スライドロッド(11)の両端に外装され、且つ一端が第一取付溝の溝壁と接続され、他端が、対応する側の第一スライドブロック(12)と接続されており、
直管位置決め手段(3)は、位置決め座(18)及び直管位置決め部材(19)を含み、位置決め座(18)は、操作台(1)上に設けられ、位置決め座(18)上には、第二取付溝が設けられており、直管位置決め部材(19)は、第二挟持板(20)、回転軸(21)及び第二スライドブロック(22)を含み、回転軸(21)は、第二取付溝内に回動可能に設けられ、且つ両端に逆向きのネジ山が設けられており、第二挟持板(20)は、2組設けられ、相対又は反対移動する2組の第二挟持板(20)は、それぞれ、第二スライドブロック(22)を介して回転軸(21)の両端に螺接されており、
ラビング手段(5)は、伸縮柱(28)、ラビング器(29)及び伸縮部材(17)を含み、伸縮柱(28)は、固定部及び伸縮部を含み、その固定部が取付フレーム(4)上に摺設されており、ラビング器(29)は、伸縮部に設けられており、伸縮部材(17)は、伸縮部の周囲に設けられており、且つ上端が固定部と接続され、下端がラビング器(29)と接続されている、ことを特徴とする開放式配管生産加工装置。
【請求項2】
位置決めプレート(7)は、回動可能に設けられ、位置決めプレート(7)に通孔が設けられ、通孔内に位置決めロッド(9)が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の開放式配管生産加工装置。
【請求項3】
操作台(1)には、位置決めロッド(9)に合わせた位置決め孔が設けられている、ことを特徴とする請求項2に記載の開放式配管生産加工装置。
【請求項4】
位置決め座(18)の底部にスライド溝(26)が設けられ、操作台(1)には、スライド溝(26)に合わせたスライドレール(27)が設けられており、位置決め座(18)は、スライドレール(27)と摺接されている、ことを特徴とする請求項1に記載の開放式配管生産加工装置。
【請求項5】
回転軸(21)の一端は、位置決め座(18)から伸出し、且つ取っ手が接続されている、ことを特徴とする請求項1に記載の開放式配管生産加工装置。
【請求項6】
2組の第一挟持板(10)の上端に第一固定部材が設けられており、第一固定部材は、固定ねじロッド(24)、固定ブロック(23)及びナット(25)を含み、固定ブロック(23)は、第一挟持板(10)の頂端に設けられ、固定ねじロッド(24)の両端は、それぞれ、対応する側の固定ブロック(23)と螺接され、ナット(25)は、固定ねじロッド(24)に設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の開放式配管生産加工装置。
【請求項7】
2組の第二挟持板(20)に第二固定部材が設けられており、第二固定部材と第一固定部材とは、構造が同じである、ことを特徴とする請求項6に記載の開放式配管生産加工装置。
【請求項8】
第一挟持板(10)及び第二挟持板(20)の挟持端には、何れも保護パッドが設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の開放式配管生産加工装置。
【請求項9】
ウェット手段(6)は、貯水箱(16)、水管(15)及びシャワーヘッドを含み、貯水箱(16)は、取付フレーム(4)に設けられ、シャワーヘッドは、伸縮柱(28)に設けられており、水管(15)は、貯水箱(16)とシャワーヘッドとを接続している、ことを特徴とする請求項1に記載の開放式配管生産加工装置。
【請求項10】
ウェット手段(6)は、ウォータポンプ(14)を更に含み、ウォータポンプ(14)は、水管(15)に接続されている、ことを特徴とする請求項1に記載の開放式配管生産加工装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配管の分野に関し、特に開放式配管生産加工装置に関する。
【背景技術】
【0002】
配管を取り付ける場合、直管と曲管とを接続する必要があり、溶接の際、作業員は、曲管及び直管を個別に固定してから接続面を溶接し、溶接終了後に溶接面をラビングする必要がある。実際の操作の際、作業者の操作が面倒となり、作業量が増加するだけでなく、溶接面の位置ずれにより、溶接効果が影響されてしまうことも多い。
【0003】
上記問題を解決するために、本願では、開放式配管生産加工装置を提案する。
【発明の概要】
【0004】
(一)発明目的
背景技術に存在する技術的問題を解決するために、本発明は、開放式配管生産加工装置を提案し、本発明によれば、実際の操作の際、作業員の操作が面倒となり、作業量が増加するだけでなく、溶接面の位置ずれにより、溶接効果が影響されてしまうことも多いという問題を解決するために、曲管位置決め手段及び直管位置決め手段を設けて、それぞれ曲管及び直管を堅固に固定することで、作業者の作業難度を低減し、様々なタイプの配管に対する溶接及びラビングの効果を向上させ、更に配管の生産加工の効率を向上させた。
【0005】
(二)解決手段
上記問題を解決するために、本発明は、開放式配管生産加工装置であって、操作台、曲管位置決め手段、直管位置決め手段、ラビング手段及びウェット手段を含み、曲管位置決め手段及び直管位置決め手段は、操作台上に設けられており、操作台上には、取付フレームが取り付けられており、ラビング手段は、取付フレームを介して曲管位置決め手段及び直管位置決め手段の上方に設けられており、ラビング手段に作用するウェット手段は、取付フレーム上に設けられており、曲管位置決め手段は、位置決めプレート及び曲管位置決め部材を含み、位置決めプレートは、操作台上に設けられ、位置決めプレート上には、第一取付溝が設けられており、曲管位置決め部材は、2組設けられ、2組の曲管位置決め部材によってL字型構造が構成されており、各組の曲管位置決め部材は、第一挟持板、第一スライドロッド、第一スライドブロック及び弾性部材を含み、第一スライドロッドは、第一スライド溝内に設けられており、第一挟持板は、2組設けられ、相対又は反対移動する2組の第一挟持板は、それぞれ、第一スライドブロックを介して第一スライドロッドの両端に摺設されており、2組の第一挟持板を互いに接近させるように付勢するための弾性部材は、2組設けられ、2組の弾性部材は、第一スライドロッドの両端に外装され、且つ一端が第一取付溝の溝壁と接続され、他端が、対応する側の第一スライドブロックと接続されており、直管位置決め手段は、位置決め座及び直管位置決め部材を含み、位置決め座は、操作台上に設けられ、位置決め座上には、第二取付溝が設けられており、直管位置決め部材は、第二挟持板、回転軸及び第二スライドブロックを含み、回転軸は、第二取付溝内に回動可能に設けられ、且つ両端に逆向きのネジ山が設けられており、第二挟持板は、2組設けられ、相対又は反対移動する2組の第二挟持板は、それぞれ、第二スライドブロックを介して回転軸の両端に螺接されており、ラビング手段は、伸縮柱、ラビング器及び伸縮部材を含み、伸縮柱は、固定部及び伸縮部を含み、その固定部が取付フレーム上に摺設されており、ラビング器は、伸縮部に設けられており、伸縮部材は、伸縮部の周囲に設けられており、且つ上端が固定部と接続され、下端がラビング器と接続されている、開放式配管生産加工装置を提供している。
【0006】
好ましくは、位置決めプレートは、回動可能に設けられ、位置決めプレートに通孔が設けられ、通孔内に位置決めロッドが設けられている。
【0007】
好ましくは、操作台には、位置決めロッドに合わせた位置決め孔が設けられている。
【0008】
好ましくは、位置決め座の底部にスライド溝が設けられ、操作台には、スライド溝に合わせたスライドレールが設けられており、位置決め座は、スライドレールと摺接されている。
【0009】
好ましくは、回転軸の一端は、位置決め座から伸出し、且つ取っ手が接続されている。
【0010】
好ましくは、2組の第一挟持板の上端に第一固定部材が設けられており、第一固定部材は、固定ねじロッド、固定ブロック及びナットを含み、固定ブロックは、第一挟持板の頂端に設けられ、固定ねじロッドの両端は、それぞれ、対応する側の固定ブロックと螺接され、ナットは、固定ねじロッドに設けられている。
【0011】
好ましくは、2組の第二挟持板に第二固定部材が設けられており、第二固定部材と第一固定部材とは、構造が同じである。
【0012】
好ましくは、第一挟持板及び第二挟持板の挟持端には、何れも保護パッドが設けられている。
好ましくは、ウェット手段は、貯水箱、水管及びシャワーヘッドを含み、貯水箱は、取付フレームに設けられ、シャワーヘッドは、伸縮柱に設けられており、水管は、貯水箱とシャワーヘッドとを接続している。
【0013】
好ましくは、ウェット手段は、ウォータポンプを更に含み、ウォータポンプは、水管に接続されている。
【0014】
本発明の上記解決手段は、次の有益な技術的効果を有する。
まず、本発明は、曲管位置決め手段及び直管位置決め手段を設けて、それぞれ曲管及び直管を堅固に固定することで、作業者の作業難度を低減し、様々なタイプの配管に対する溶接及びラビングの効果を向上させ、更に配管の生産加工の効率を向上させた。
そして、本発明は、取付、溶接、ラビング、スプレーコーティングプロセスに適した開放式構造であり、機能が多様で、柔軟性が高い。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】
図1は、本発明による開放式配管生産加工装置の構造模式図である。
【
図2】
図2は、本発明による開放式配管生産加工装置における曲管位置決め手段の構造模式図である。
【
図3】
図3は、本発明による開放式配管生産加工装置における曲管位置決め手段の断面図である。
【
図4】
図4は、本発明による開放式配管生産加工装置における直管位置決め手段の構造模式図である。
【
図5】
図5は、本発明による開放式配管生産加工装置における直管位置決め手段の断面図である。
【
図6】
図6は、本発明による開放式配管生産加工装置におけるラビング手段とウェット手段との位置関係の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の目的、解決手段及び利点をより明確及び明瞭にするために、以下、具体的な実施形態を挙げて図面を参照しながら、本発明を更に詳しく説明する。理解すべきなのは、これらの説明は、例示的なものに過ぎず、本発明の範囲を制限するものではない。なお、以下の説明では、本発明の概念が不必要に混淆されないように、公知構造及び技術についての説明を省略している。
【0017】
図1~6に示すように、本発明による開放式配管生産加工装置は、操作台1、曲管位置決め手段2、直管位置決め手段3、ラビング手段5及びウェット手段6を含み、曲管位置決め手段2及び直管位置決め手段3は、操作台1上に設けられており、操作台1上には、取付フレーム4が取り付けられており、ラビング手段5は、取付フレーム4を介して曲管位置決め手段2及び直管位置決め手段3の上方に設けられており、ラビング手段5に作用するウェット手段6は、取付フレーム4上に設けられており、曲管位置決め手段2は、位置決めプレート7及び曲管位置決め部材8を含み、位置決めプレート7は、操作台1上に設けられ、位置決めプレート7上には、第一取付溝が設けられており、曲管位置決め部材8は、2組設けられ、2組の曲管位置決め部材8によってL字型構造が構成されており、各組の曲管位置決め部材8は、第一挟持板10、第一スライドロッド11、第一スライドブロック12及び弾性部材13を含み、第一スライドロッド11は、第一スライド溝内に設けられており、第一挟持板10は、2組設けられ、相対又は反対移動する2組の第一挟持板10は、それぞれ、第一スライドブロック12を介して第一スライドロッド11の両端に摺設されており、2組の第一挟持板10を互いに接近させるように付勢するための弾性部材13は、2組設けられ、2組の弾性部材13は、第一スライドロッド11の両端に外装され、且つ一端が第一取付溝の溝壁と接続され、他端が、対応する側の第一スライドブロック12と接続されており、直管位置決め手段3は、位置決め座18及び直管位置決め部材19を含み、位置決め座18は、操作台1上に設けられ、位置決め座18上には、第二取付溝が設けられており、直管位置決め部材19は、第二挟持板20、回転軸21及び第二スライドブロック22を含み、回転軸21は、第二取付溝内に回動可能に設けられ、且つ両端に逆向きのネジ山が設けられており、第二挟持板20は、2組設けられ、相対又は反対移動する2組の第二挟持板20は、それぞれ、第二スライドブロック22を介して回転軸21の両端に螺接されており、ラビング手段5は、伸縮柱28、ラビング器29及び伸縮部材17を含み、伸縮柱28は、固定部及び伸縮部を含み、その固定部が取付フレーム4上に摺設されており、ラビング器29は、伸縮部に設けられており、伸縮部材17は、伸縮部の周囲に設けられており、且つ上端が固定部と接続され、下端がラビング器29と接続されている。
【0018】
1つの選択的な実施例において、位置決めプレート7は、回動可能に設けられ、位置決めプレート7に通孔が設けられ、通孔内に位置決めロッド9が設けられている。
【0019】
1つの選択的な実施例において、操作台1には、位置決めロッド9に合わせた位置決め孔が設けられている。
【0020】
1つの選択的な実施例において、位置決め座18の底部にスライド溝26が設けられ、操作台1には、スライド溝26に合わせたスライドレール27が設けられており、位置決め座18は、スライドレール27と摺接されている。
【0021】
1つの選択的な実施例において、回転軸21の一端は、位置決め座18から伸出し、且つ取っ手が接続されている。
【0022】
1つの選択的な実施例において、2組の第一挟持板10の上端に第一固定部材が設けられており、第一固定部材は、固定ねじロッド24、固定ブロック23及びナット25を含み、固定ブロック23は、第一挟持板10の頂端に設けられ、固定ねじロッド24の両端は、それぞれ、対応する側の固定ブロック23と螺接され、ナット25は、固定ねじロッド24に設けられている。
【0023】
1つの選択的な実施例において、2組の第二挟持板20に第二固定部材が設けられており、第二固定部材と第一固定部材とは、構造が同じである。
【0024】
1つの選択的な実施例において、第一挟持板10及び第二挟持板20の挟持端には、何れも保護パッドが設けられている。
【0025】
1つの選択的な実施例において、ウェット手段6は、貯水箱16、水管15及びシャワーヘッドを含み、貯水箱16は、取付フレーム4に設けられ、シャワーヘッドは、伸縮柱28に設けられており、水管15は、貯水箱16とシャワーヘッドとを接続している。
【0026】
1つの選択的な実施例において、ウェット手段6は、ウォータポンプ14を更に含み、ウォータポンプ14は、水管15に接続されている。
【0027】
本発明では、まず、加工を必要とされる曲管及び直管が個別に固定され、曲管の固定時には、曲管位置決め部材8における2組の第一挟持板10を引っ張り、2組の第一挟持板10の間の距離を大きくして曲管を入れ込み、曲管位置決め部材8がL字型をなして曲管の形状に合致しているため、2組の第一挟持板10は、弾性部材13によって付勢されて中央に近づき、曲管の両側の管壁を挟持し、更に第一固定部材を取り付ければ、曲管の固定が完了となり、直管の固定時には、直管を2組の第二挟持板20の間に置き、回転軸21を回転させると、2組の第二挟持板20は、直管が挟持されるまで相対移動し、更に第二固定部材を取り付ければ、直管の固定が完了となり、次に、位置決め座18を摺動させ、位置決めプレート7を回動させ、曲管と直管との溶接端が相対するようにして、位置決めロッド9を挿入し、位置決めプレート7を固定したら、溶接作業を開始可能となり、最後に、溶接完了後に伸縮柱28を摺動させて、ラビング器29を溶接位置の上方に移動させ、ラビング器29を引き下げてラビング処理を行い、ラビング中には、ウェット手段6から、ラビング位置に水が噴射される。
【0028】
理解されたいのは、本発明の上記具体的な実施形態は、あくまでも本発明の原理を例示的に説明又は解釈するためのものに過ぎず、本発明に対する制限を構成しない。したがって、本発明の精神及び範囲から逸脱ことなく行われた修正、同等的置換、改良等は、全て本発明の保護範囲内に含まれるべきである。なお、本発明の添付の特許請求の範囲は、添付の特許請求の範囲及び境界、又はこれらの範囲及び境界の同等の形態内の全ての変更及び修正例をカバーすることを意図している。
【符号の説明】
【0029】
1 操作台、2 曲管位置決め手段、3 直管位置決め手段、4 取付フレーム、5 ラビング手段、6 ウェット手段、7 位置決めプレート、8 曲管位置決め部材、9 位置決めロッド、10 第一挟持板、11 第一スライドロッド、12 第一スライドブロック、13 弾性部材、14 ウォータポンプ、15 水管、16 貯水箱、17 伸縮部材、18 位置決め座、19 直管位置決め部材、20 第二挟持板、21 回転軸、22 第二スライドブロック、23 固定ブロック、24 固定ねじロッド、25 ナット、26 スライド溝、27 スライドレール、28 伸縮柱、29 ラビング器