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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-25
(45)【発行日】2022-05-09
(54)【発明の名称】ボトルユニット、及びパンク修理キット
(51)【国際特許分類】
   B29C 73/02 20060101AFI20220426BHJP
【FI】
B29C73/02
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2018102575
(22)【出願日】2018-05-29
(65)【公開番号】P2019206120
(43)【公開日】2019-12-05
【審査請求日】2021-03-19
(73)【特許権者】
【識別番号】000183233
【氏名又は名称】住友ゴム工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104134
【弁理士】
【氏名又は名称】住友 慎太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100156225
【弁理士】
【氏名又は名称】浦 重剛
(74)【代理人】
【識別番号】100168549
【弁理士】
【氏名又は名称】苗村 潤
(74)【代理人】
【識別番号】100200403
【弁理士】
【氏名又は名称】石原 幸信
(72)【発明者】
【氏名】白水 利通
【審査官】神田 和輝
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第106809187(CN,A)
【文献】特開2011-098462(JP,A)
【文献】登録実用新案第3205040(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B29C 73/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
パンク修理液を収容したボトル容器と、その口部に取り付くキャップとを具えたボトルユニットであって、
前記口部を下方に向けた基準状態において、
前記キャップは、
前記口部内に下方から挿入される凸部と、コンプレッサからの圧縮空気をボトル容器内に取り込むための第1の流路と、この圧縮空気の取り込みにより前記ボトル容器から前記パンク修理液と圧縮空気とを順次取り出すための第2の流路とを具え、
前記第1の流路及び第2の流路の各一端はともに、前記キャップの下方に向かって開口しており、
前記第1、第2の流路の各他端は、前記凸部の上面で開口し、
前記ボトルユニットは、前記凸部に取外し可能に装着されるとともに、装着により前記第1、第2の流路内への前記パンク修理液の流入を防ぐカバー部を有する内キャップを具えており、
前記内キャップは、前記カバー部から下方にのび、かつ前記凸部を貫通して前記キャップの下面から突出する突き上げ軸を具え、この突き上げ軸を押し上げることにより前記内キャップを前記凸部から取外し可能である、
ボトルユニット。
【請求項2】
前記キャップの下面に、
前記コンプレッサと接続可能、かつ前記第1の流路の一端が開口する第1のキャップ側接続部と、
前記コンプレッサと接続可能、かつ前記第2の流路の一端が開口する第2のキャップ側接続部とが配される請求項1記載のボトルユニット。
【請求項3】
前記第1、第2のキャップ側接続部は、下方に向かって突出する接続ノズル、又は前記コンプレッサ側の接続ノズルを受ける嵌合凹部である請求項2記載のボトルユニット。
【請求項4】
前記内キャップは、前記突き上げ軸に、この突き上げ軸が通る貫通孔との間をシールするシールリングを具える請求項3のいずれかに記載のボトルユニット。
【請求項5】
請求項2~4の何れかに記載のボトルユニットと、コンプレッサとを含むパンク修理キットであって、
前記コンプレッサは、前記第1のキャップ側接続部に接続可能な第1のコンプレッサ側接続部と、前記第2のキャップ側接続部に接続可能な第2のコンプレッサ側接続部とを具えるパンク修理キット。
【請求項6】
前記コンプレッサには、前記第2のコンプレッサ側接続部に導通し、前記第2の流路からのパンク修理液をタイヤ側に送り出すための送給ホースが取り付く請求項5記載のパンク修理キット。
【請求項7】
前記コンプレッサは、その周囲に、前記送給ホースを巻き付けて収納する凹溝を具える請求項6記載のパンク修理キット。
【請求項8】
前記コンプレッサは、このコンプレッサに交換可能に取り付く接続具を具え、
前記接続具は、前記第2のコンプレッサ側接続部と、前記送給ホースが取り付くホース接続部とを具える請求項6又は7記載のパンク修理キット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パンク修理の際のユーザーの手間を減じるとともに、収納性を高めうるボトルユニット、及びパンク修理キットに関する。
【背景技術】
【0002】
下記の特許文献1には、パンク修理用のボトルユニットが提案されている。この提案のボトルユニットでは、キャップの周囲に、タイヤ接続用のホースが予め巻き付けられて保持されている。このホースは、前記キャップにおける第2の流路の接続部に連結されている。
【0003】
そして、パンク修理の際、まずボトルユニットにおける第1流路のキャップ側接続部を、コンプレッサ側接続部に接続することで、ボトルユニットとコンプレッサとが連結される(第1工程)。しかる後、前記キャップからホースを巻き戻し、このホースの先端をタイヤの接続する(第2工程)。この場合、ユーザーによる作業工程が、2つですむため、作業性に優れるという利点がある。
【0004】
しかし、ホースが、比較的小径なキャップの周囲に巻き付けられている。そのため、ホースが折れ曲がって癖付けされ易い傾向にあり、しかも巻き付けの巻回数も多くなる。そのため、ユーザーにおいては、ホースの巻き戻しやタイヤへの接続に手間を要する。又ホースの巻き付けによりキャップが太くなるため、ボトルユニットがかさばって、収納性が悪くなるという問題もある。
【0005】
なお、ホースを、ボトルユニットから取り外した状態で保管することが考えられる。しかしこの場合、パンク修理の際、ホースをボトルユニットに接続する工程が加わるため、逆に作業性を低下させることになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2017-222164号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、例えば一つの操作で、キャップに設ける第1の流路と第2の流路と、コンプレッサに接続することを可能とし、パンク修理の際のユーザーの手間を減じるとともに、収納性を高めうるボトルユニット、及びパンク修理キットを提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の発明は、パンク修理液を収容したボトル容器と、その口部に取り付くキャップとを具えたボトルユニットであって、
前記口部を下方に向けた基準状態において、
前記キャップは、
前記口部内に下方から挿入される凸部と、コンプレッサからの圧縮空気をボトル容器内に取り込む第1の流路と、この圧縮空気の取り込みにより前記ボトル容器からパンク修理液と圧縮空気とを順次取り出す第2の流路とを具え、
前記第1の流路及び第2の流路はともに、前記キャップの下方に向かって開口する。
【0009】
第1の発明に係るボトルユニットでは、前記キャップの下面に、
前記コンプレッサと接続可能、かつ前記第1の流路の一端が開口する第1のキャップ側接続部と、
前記コンプレッサと接続可能、かつ前記第2の流路の一端が開口する第2のキャップ側接続部とが配されるのが好ましい。
【0010】
第1の発明に係るボトルユニットでは、前記第1、第2のキャップ側接続部は、下方に向かって突出する接続ノズル、又はコンプレッサ側の接続ノズルを受けるための嵌合凹部であるのが好ましい。
【0011】
第1の発明に係るボトルユニットでは、前記第1、第2の流路の各他端は、前記凸部の上面で開口し、
前記ボトルユニットは、前記凸部に取外し可能に装着されるとともに、装着により前記第1、第2の流路内への前記パンク修理液の流入を防ぐカバー部を有する内キャップを具えるのが好ましい。
【0012】
第1の発明に係るボトルユニットでは、前記内キャップは、前記カバー部から下方にのび、かつ前記凸部を貫通して前記キャップの下面から突出する突き上げ軸を具え、この突き上げ軸を押し上げることにより前記内キャップを前記凸部から取外し可能とするのが好ましい。
【0013】
第1の発明に係るボトルユニットでは、前記内キャップは、前記突き上げ軸に、この突き上げ軸が通る貫通孔との間をシールするシールリングを具えるのが好ましい。
【0014】
第2の発明は、第1の発明のボトルユニットと、コンプレッサとを含むパンク修理キットであって、
前記コンプレッサは、前記第1のキャップ側接続部に接続可能な第1のコンプレッサ側接続部と、前記第2のキャップ側接続部に接続可能な第2のコンプレッサ側接続部とを具えるのが好ましい。
【0015】
第2の発明に係るパンク修理キットでは、前記コンプレッサには、前記第2のコンプレッサ側接続部に導通し、前記第2の流路からのパンク修理液をタイヤ側に送り出すための送給ホースが取り付くのが好ましい。
【0016】
第2の発明に係るパンク修理キットでは、前記コンプレッサは、その周囲に、前記送給ホースを巻き付けて収納する凹溝を具えるのが好ましい。
【0017】
第2の発明に係るパンク修理キットでは、前記コンプレッサは、このコンプレッサに交換可能に取り付く接続具を具え、前記接続具は、前記第2のコンプレッサ側接続部と、前記送給ホースが取り付くホース接続部とを具えるのが好ましい。
【発明の効果】
【0018】
本発明は、第1の流路及び第2の流路がともに、キャップの下方に向かって開口している。そのため、下方への一つの操作により、第1の流路の開口と第2の流路の開口とを、コンプレッサに接続させることが可能となる。
【0019】
これにより、タイヤへの送給ホースが取り外された状態でボトルユニットを保管することが可能となる。そのため、ボトルユニットの収納性を高めることができる。しかも、例えば、送給ホースの一端を予めコンプレッサに接続しておくことで、ユーザーによる作業工程を2つで済ますことが可能となる。
【0020】
又コンプレッサに一端が接続された送給ホースを、例えばコンプレッサの周囲に巻き付けて収納した場合、コンプレッサのサイズがキャップに比して大であるため、送給ホースが癖付けされ難く、又巻回数も少なくなる。そのため、ユーザによるホースの巻き戻しやタイヤへの接続作業を容易にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】第2発明のパンク修理キットの一実施形態を示す斜視図である。
図2】それに用いる第1発明のボトルユニットの一実施形態を示す部分断面図である。
図3】(A)、(B)はキャップの平面図及び底面図である。
図4】ボトルユニットとコンプレッサとの接続状態を示す部分断面図である。
図5】コンプレッサの接続具を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態のパンク修理キット1は、ボトルユニット2とコンプレッサ3とを含む。ボトルユニット2は、コンプレッサ3に、ホースを介することなく直接接続され、パンクしたタイヤTを応急的に修理する。
【0023】
図2に示すように、ボトルユニット2は、パンク修理液を収容したボトル容器4と、その口部4Aに取り付くキャップ5とを具える。同図には、口部4Aを下方に向けた基準状態Yが示される。
【0024】
ボトル容器4は、パンク修理液を収容する胴部4Bの下端に、パンク修理液を取り出すための小径円筒状の口部4Aを具える。
【0025】
キャップ5は、前記口部4A内に下方から挿入される凸部6を具える。本例では、キャップ5の上面に、口部4Aを取り付けるための取付け凹部7が設けられるとともに、この取付け凹部7の底面かつ中央に、前記凸部6が突出している。
【0026】
取付け凹部7の内周面には、前記口部4Aを螺着するための内ネジ部7Aが設けられる。また取付け凹部7の底面には、口部4Aの下端との間をシールするシール材8が配される。
【0027】
又キャップ5は、コンプレッサ3からの圧縮空気をボトル容器4内に取り込む第1の流路11、及びこの圧縮空気の取り込みにより前記ボトル容器4からパンク修理液と圧縮空気とを順次取り出す第2の流路12とを具える。
【0028】
第1の流路11の一端Ea11、及び第2の流路12の一端Ea12は、それぞれキャップ5の下方に向かって開口する。又第1の流路11の他端Eb11、及び第2の流路12の他端Eb12は、それぞれ前記凸部6の上面で開口する。
【0029】
本例では、キャップ5の下面5Sには、第1のキャップ側接続部13と、第2のキャップ側接続部14とが配される。第1、第2のキャップ側接続部13、14は、本例では、前記凸部6の中心線jの両外側、好ましくは対称位置に配される。
【0030】
第1、第2のキャップ側接続部13、14は、それぞれコンプレッサ3に設ける第1、第2のコンプレッサ側接続部23、24(図4に示す)とホースを介することなく直接接続可能である。第1のキャップ側接続部13に、第1の流路11の一端Ea11が開口し、第2のキャップ側接続部14に、第2の流路12の一端Ea12が開口する。
【0031】
本例では、第1、第2のキャップ側接続部13、14として、下方に向かって互いに平行に突出する接続ノズル15が採用される。
【0032】
第1の流路11には、パンク修理液がコンプレッサ3側に逆流するのを防止する逆止弁10が配される。本例では、逆止弁10としてボール弁10Aが採用される。第1の流路11は、前記他端Eb11から下方にのびる大径部11Aと、この大径部11Aに段差である弁座を介して下方に連なる小径部11Bとを具える。そして、大径部11A内に、前記ボール弁10Aが上下移動可能に収容される。なお大径部11Aの内周面には、ボール弁10Aを抜け留めする突起11aが配される。
【0033】
ボトルユニット2は、前記凸部6に取外し可能に装着される内キャップ17を具える。この内キャップ17は、凸部6への装着により、保管時において、パンク修理液が、他端Eb11、Eb12の開口から第1、第2の流路11、12内に流入するのを防止する。
【0034】
内キャップ17は、本例では、前記凸部6の外周面に嵌着される例えばドーム状のカバー部18と、このカバー部18から下方にのびる突き上げ軸19とを具える。突き上げ軸19は、前記凸部6を貫通してキャップ5の下面5Sから下方に突出する。
【0035】
そして、突き上げ軸19を押し上げることにより、内キャップ17を凸部6から取外しうる。これにより他端Eb11、Eb12が開放され、第1の流路11からの圧縮空気をボトル容器4内に取り込みでき、又ボトル容器からパンク修理液と圧縮空気とを第2の流路12から取り出できる。突き上げ軸19の押し上げは、パンク修理時、ボトルユニット2をコンプレッサ3に接続する際にコンプレッサ3と当接することで行われる。
【0036】
突き上げ軸19は、前記中心線j上をのびる。又突き上げ軸19は、カバー部側の大径な第1軸部19aと、この第1軸部19aから下方にのびる小径な第2軸部19bとを具える。第2軸部19bが、キャップ5の下面5Sから突出する。
【0037】
又キャップ5には、突き上げ軸19が摺動可能に通る貫通孔20が配される。本例の貫通孔20は、第1軸部19aが通る大径な第1孔部20aと、第2軸部19bが通る小径な第2孔部20bとからなる。第1軸部19aの下端と第1孔部20aの下端とが当接することで、内キャップ17の装着時の位置決めがなされる。又第1軸部19aには、第1孔部20aとの間をシールするOリングなどのシールリング21が配される。
【0038】
次に、コンプレッサ3は、例えば偏平な矩形箱状の収納ケース内に、モータ駆動の周知構造の可動部を有する。図4に示すように、コンプレッサ3の上面3S側には、第1のキャップ側接続部13に接続可能な第1のコンプレッサ側接続部23と、第2のキャップ側接続部14に接続可能な第2のコンプレッサ側接続部24とが配される。
【0039】
本例のコンプレッサ3は、上面3Sに、キャップ5を着座させる着座凹部25が配されるとともに、この着座凹部25に前記第1、第2コンプレッサ側接続部23、24が配される。第1、第2のコンプレッサ側接続部23、24は、第1、第2のキャップ側接続部13、14である接続ノズル15を受ける嵌合凹部16として形成される。
【0040】
なお図示されないが、第1、第2のコンプレッサ側接続部23、24を上方に向かって突出する接続ノズル15で形成することもできる。この場合、第1、第2のキャップ側接続部13、14は、接続ノズル15を受ける嵌合凹部16として形成される。
【0041】
図5に示すように、コンプレッサ3には、第2のコンプレッサ側接続部24に導通し、第2の流路12からのパンク修理液をタイヤ側に送り出すための送給ホース26が取り付く。
【0042】
具体的には、コンプレッサ3は、第2のコンプレッサ側接続部24、送給ホース26が取り付くホース接続部27、及び第2のコンプレッサ側接続部24とホース接続部27とを導通する継ぎ流路28を具える。
【0043】
この第2のコンプレッサ側接続部24とホース接続部27と継ぎ流路28とは、例えばブロック状の接続具30に形成されている。この接続具30は、コンプレッサ3に交換可能に取り付く。従って、パンク修理後、パンク修理液が付着する接続具30を新品の接続具30と交換することにより、パンク修理キット1を清浄な状態で繰り返して使用することができる。符号40は、接続具30を交換可能に保持する凹部である。
【0044】
送給ホース26は、コンプレッサ3の周囲に形成される凹溝31(図1に示す)に沿って巻き付けられてコンパクトに収納される。
【0045】
なお第1のコンプレッサ側接続部23は、コンプレッサ3の圧縮空気発生部に接続されている。
【0046】
図4において、符号33は、ボトルユニット2とコンプレッサ3とが直接接続した後の接続外れを防止するための外れ防止手段である。外れ防止手段33は、ボトルユニット2に設けられる第1の外れ防止部33Aと、コンプレッサ3に設けられる第2の外れ防止部33Bとから構成される。
【0047】
図2に示すように、第1の外れ防止部33Aは、キャップ5から第1、第2のキャップ側接続部13、14の両外側を通って下方にのびる例えば板状の基部34aの下端にフック爪部34bを設けた一対のフック片34からなる。また第2の外れ防止部33Bは、図4、5に示すように、着座凹部25に形成される係止孔36であって、この係止孔36は、前記フック爪部34bと噛み合うことで、外れ止めされる。
【0048】
図2において、符号37は、フック片34を保護するとともに、フック片34を係止孔36に案内するガイド片である。なお着座凹部25には、図4、5に示すように、ガイド片37が入る案内孔38が形成される。
【0049】
又着座凹部25上には、本例では、突き上げ軸19を押し上げる押上げ部41が突設される。
【0050】
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
【符号の説明】
【0051】
1 パンク修理キット
2 ボトルユニット
3 コンプレッサ
4A 口部
4 ボトル容器
5 キャップ
6 凸部
11 第1の流路
12 第2の流路
13 第1のキャップ側接続部
14 第2のキャップ側接続部
15 接続ノズル
16 嵌合凹部
17 内キャップ
18 カバー部
19 突き上げ軸
20 貫通孔
21 シールリング
23 第1のコンプレッサ側接続部
24 第2のコンプレッサ側接続部
26 送給ホース
27 ホース接続部
30 接続具
31 凹溝
Y 基準状態
図1
図2
図3
図4
図5