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特許7063592回転ブッシュを備えた軸受システムおよびターボ機械
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-25
(45)【発行日】2022-05-09
(54)【発明の名称】回転ブッシュを備えた軸受システムおよびターボ機械
(51)【国際特許分類】
   F16C 37/00 20060101AFI20220426BHJP
   F01D 25/16 20060101ALI20220426BHJP
   F16C 17/02 20060101ALI20220426BHJP
   F16C 32/06 20060101ALI20220426BHJP
【FI】
F16C37/00 A
F01D25/16 A
F16C17/02 Z
F16C32/06 Z
【請求項の数】 15
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2017237291
(22)【出願日】2017-12-12
(65)【公開番号】P2018155397
(43)【公開日】2018-10-04
【審査請求日】2020-11-16
(31)【優先権主張番号】102016000130216
(32)【優先日】2016-12-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(73)【特許権者】
【識別番号】517029381
【氏名又は名称】ヌオーヴォ・ピニォーネ・テクノロジー・ソチエタ・レスポンサビリタ・リミタータ
【氏名又は名称原語表記】Nuovo Pignone Tecnologie S.R.L.
(74)【代理人】
【識別番号】110002871
【氏名又は名称】特許業務法人坂本国際特許商標事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100137545
【弁理士】
【氏名又は名称】荒川 聡志
(74)【代理人】
【識別番号】100105588
【弁理士】
【氏名又は名称】小倉 博
(74)【代理人】
【識別番号】100129779
【弁理士】
【氏名又は名称】黒川 俊久
(74)【代理人】
【識別番号】100113974
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 拓人
(72)【発明者】
【氏名】ミケランジェロ・ベラッキ
(72)【発明者】
【氏名】ダニエル・パナラ
(72)【発明者】
【氏名】マルコ・マグナスコ
(72)【発明者】
【氏名】ピエルイージ・トッツィ
【審査官】前田 浩
(56)【参考文献】
【文献】特開昭60-168917(JP,A)
【文献】国際公開第2004/007982(WO,A1)
【文献】特表2002-501592(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16C 17/00
F16C 32/00
F16C 35/00
F16C 39/00
F16C 43/00
F01D 25/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体軸受と、中実部分を有するシャフトと、前記中実部分の周りかつ前記流体軸受の1つまたは複数のパッドの径方向内側に配置されたブッシュと、を含み、
前記ブッシュは、中空部分と、前記ブッシュの前記中空部分を前記シャフトの前記中実部分に固定する、第1の組の支持要素と第2の組の支持要素を含む複数の支持要素と、を含み、
前記第1の組の支持要素が前記中空部分の第1の位置に配置され、前記第2の組の支持要素が前記中空部分の第2の位置に配置され、これによって、前記ブッシュの前記中空部分と前記シャフトの前記中実部分との間に、環状チャンバが画定され、
前記第1の組および/または前記第2の組の前記支持要素は、ベーンであり、それによって、潤滑流体または熱交換流体が前記環状チャンバに流入または前記環状チャンバから流出し、
前記ベーンは、前記シャフトの回転中に前記流体軸受の第1の側面から前記流体軸受の第2の側面への熱交換流体の流れを確立するように成形されて配置される、軸受システム。
【請求項2】
流体軸受と、中実部分を有するシャフトと、前記中実部分の周りかつ前記流体軸受の1つまたは複数のパッドの径方向内側に配置されたブッシュと、を含み、
前記ブッシュは、中空部分と、前記ブッシュの前記中空部分を前記シャフトの前記中実部分に固定する、第1の組の支持要素と第2の組の支持要素を含む複数の支持要素と、を含み、
前記第1の組の支持要素が前記中空部分の第1の位置に配置され、前記第2の組の支持要素が前記中空部分の第2の位置に配置され、これによって、前記ブッシュの前記中空部分と前記シャフトの前記中実部分との間に、環状チャンバが画定され、
前記第1の組および/または前記第2の組の前記支持要素は、ベーンであり、それによって、潤滑流体または熱交換流体が前記環状チャンバに流入または前記環状チャンバから流出し、
前記ベーンは、前記シャフトの回転中に前記環状チャンバから前記流体軸受の第1の側面および前記流体軸受の第2の側面への潤滑流体または熱交換流体の流れを確立するように成形されて配置される、軸受システム。
【請求項3】
前記環状チャンバは、前記シャフトの回転中に潤滑流体が空である、請求項に記載の軸受システム。
【請求項4】
前記潤滑流体は、前記ブッシュと前記1つまたは複数のパッドとの間の隙間から前記中空部分を通って前記環状チャンバに入る、請求項に記載の軸受システム。
【請求項5】
前記第1の組の支持要素が前記中空部分の第1の端部に配置され、前記第2の組の支持要素が前記中空部分の第2の端部に配置される、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の軸受システム。
【請求項6】
流体軸受と、中実部分を有するシャフトと、前記中実部分の周りかつ前記流体軸受の1つまたは複数のパッドの径方向内側に配置されたブッシュと、を含み、
前記ブッシュは、中空部分と、前記ブッシュの前記中空部分を前記シャフトの前記中実部分に固定する複数の支持要素と、を含み、
前記支持要素は、少なくとも前記流体軸受の第1の側面と前記流体軸受の第2の側面との間に延在する複数の螺旋状流路を画定する1組の螺旋状壁であり、前記螺旋状流路は、前記シャフトの回転中に前記流体軸受の前記第1の側面から前記流体軸受の前記第2の側面への熱交換流体の流れのために配置される、軸受システム。
【請求項7】
前記螺旋状流路は、前記シャフトの回転中に空であるか、または潤滑流体で満たされている、請求項に記載の軸受システム。
【請求項8】
流体軸受と、中実部分を有するシャフトと、前記中実部分の周りかつ前記流体軸受の1つまたは複数のパッドの径方向内側に配置されたブッシュと、を含み、
前記ブッシュは、中空部分と、前記ブッシュの前記中空部分を前記シャフトの前記中実部分に固定する複数の支持要素と、を含み、
前記支持要素は、少なくとも前記流体軸受の中央ゾーンと前記流体軸受の第1の側面との間に延在する第1の複数の螺旋状流路を画定する第1の組の螺旋状壁と、少なくとも前記流体軸受の前記中央ゾーンと前記流体軸受の第2の側面との間に延在する第2の複数の螺旋状流路を画定する第2の組の螺旋状壁と、であり、
前記螺旋状流路は、前記シャフトの回転中に、前記流体軸受の前記中央ゾーンから前記流体軸受の前記第1の側面への、および前記流体軸受の前記第2の側面への潤滑流体または熱交換流体の流れのために配置される、軸受システム。
【請求項9】
前記シャフトの回転中に、前記第1および第2の組の前記螺旋状流路は空であるか、潤滑流体で満たされている、請求項に記載の軸受システム。
【請求項10】
環状チャンバが、前記ブッシュの前記中空部分と前記シャフトの前記中実部分との間に画定され、第1の側面部分、第2の側面部分および中央部分を含む、請求項に記載の軸受システム。
【請求項11】
各前記螺旋状流路の巻数は0.1~10.0の範囲である、請求項6乃至10のいずれか1項に記載の軸受システム。
【請求項12】
各前記螺旋状流路のピッチは、前記流体軸受の軸方向長さの倍数に等しく、前記倍数は10.0~0.1の範囲にある、請求項6乃至11のいずれか1項に記載の軸受システム。
【請求項13】
前記ブッシュは、断熱材料の層によって外部から覆われている、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の軸受システム。
【請求項14】
前記ブッシュは、突起および/または凹部のある外面を有する層によって外部から覆われている、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の軸受システム。
【請求項15】
請求項1乃至14のいずれか一項に記載の少なくとも1つの軸受システムを含むターボ機械。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する主題の実施形態は、流体軸受によって支持されるシャフトの温度を均一化する方法、軸受システムおよびターボ機械に対応する。
【背景技術】
【0002】
回転機械のロータは特定の装置によって回転可能に支持され、特に、機械のシャフトは1つまたは複数の軸受によって支持される。
【0003】
図1は、ステータ110およびロータ120を含むターボ機械100を概略的に示す。例えば、ロータ120は、第1の側面から突出する第1のシャフト端部121と、第2の側面から突出する第2のシャフト端部122と、を備えた回転シャフトを有し、ステータ110は、第1のシャフト端部121を回転可能に支持する第1の流体軸受111と、第2のシャフト端部122を回転可能に支持する第2の流体軸受112と、を有する。
【0004】
滑り軸受、レモン軸受、ティルティングパッド軸受などの、いくつかのタイプの「流体軸受」がある(「流体膜軸受」とも呼ばれ、「流体動圧軸受」と「静圧軸受」の2つのタイプに大別することができる)。
【0005】
図2は、従来技術による滑り流体軸受システム200を概略的に示す。それは、ジャーナル211(図2の2つの点線で区切られたシャフトの軸部分に対応する)を有する回転シャフト210(図2に部分的に示す)と、滑り流体軸受220と、を含み、ジャーナル211は軸受220の内側に位置する。軸受220は、回転ジャーナル211の周りの円筒状の軸受ステータパッド221(円筒状のため、「ブッシュ」と呼ばれることが多い)を有し、ジャーナル211の周りのパッド221とジャーナル211との間には小さな隙間がある。シャフト210の回転中に、潤滑流体LFがパッド221とジャーナル211との間に注入されて、接触を回避し摩擦を低減する。潤滑流体LFは、通常、パッド221の中央(時には図2のように中心)から軸受220の2つの側面に流れる。
【0006】
図2は、シャフト210の軸線と軸受220のジャーナルシートの軸線230とが一致する理論的(理想と考えられる)状況を示す。この場合、パッド221とジャーナル211との間の隙間は、ジャーナル211の全周にわたって均一である。
【0007】
いずれにせよ、シャフト210の回転中の回転機械では、2つの軸は一致しておらず、互いに離れたりおよび/または傾斜していてもよい。
【0008】
一例として、図3は、シャフト210がその軸の周りを回転するにつれてパッド221内のジャーナル211の4つの連続した位置を示す。ジャーナル211は、その軸を中心に回転運動を行い、軸受の軸線230の周りを軌道運動する。図3Aの位置から開始して、ジャーナルは時計回りに90°の回転運動を行い、時計回りに90°の軌道運動を行って図3Bの位置に到達し、それからジャーナルは時計回りに90°の回転運動を行い、時計回りに90°軌道運動を行って図3Cの位置に到達し、それからジャーナルは時計回りに90°の回転運動を行い、時計回りに90°の軌道運動を行って図3Dの位置に達する。
【0009】
この場合、パッド221とジャーナル211との隙間は不均一であり、特に、ジャーナル211の直径D上の点Aを考慮すると、点Aとパッド221との間の距離は、いつでも同じである(またはあまり変化しない)。これは、点Aの領域におけるジャーナルの温度が、例えば、ジャーナルの反対側の領域の温度よりも高いことを意味している。
【0010】
図4は、ジャーナル211の直径Dに沿った例示的な単純化された温度プロットを示す。直径Dの第1の端部E1(点Aに近い)には高い温度T1があり、直径Dの第2の端部E2(点Aから離れている)には低い温度T2がある。この温度プロットは完全な直線セグメントであるが、より現実的には、温度プロットはわずかに湾曲したセグメントである。ジャーナル内部のこのような不均一な温度分布は、ジャーナルにおけるシャフトの屈曲および同期ロータ振動、すなわち、いわゆる「モートン効果」を引き起こす。特定の条件下では、特に高速ターボ機械では、同期ロータ不安定性を招くおそれがある。
【0011】
このような問題を克服するために、文書WO2015002924A1は、ジャーナルのシャフトの周りに管状体を配置することを教示している。この管状体は、シャフトの回転によって発生した熱の少なくとも一部を吸収する熱障壁を含む。このように、不均一性の低減は、熱障壁の幅および材料に依存する。
【発明の概要】
【0012】
したがって、流体軸受によって支持されるシャフトジャーナル内の不均一な温度分布を回避すること、または少なくとも不均一性をかなり低減することが、一般的に必要とされている。
【0013】
この必要性は、「石油およびガス」の分野で使用されるターボ機械、すなわち、石油および/またはガスの探査、生産、貯蔵、精製および分配のためにプラントで使用される機械では特に高い。
【0014】
図5に示すような不均一な温度分布は、ジャーナルにおけるシャフトの屈曲および同期ロータ振動を引き起こさないことに留意されたい。直径Dに沿ったこの温度プロットは、ジャーナルの軸線に対して対称である(例えば、第1の端部E1および第2の端部E2の温度はT4に等しく、軸線の温度T5は温度T4よりわずかに低い)。この温度プロットは誇張されており、より現実的には、わずかに湾曲したセグメントである。
【0015】
本明細書に開示する主題の第1の実施形態は、軸受システムに関する。
【0016】
このような第1の実施形態によれば、軸受システムは、流体軸受と、「シャフトジャーナル」と呼ぶことができる中実円筒状部分を有するシャフトと、前記中実円筒状部分の周りでかつ流体軸受の1つまたは複数のパッドの前方に配置されたブッシュと、を含み、ブッシュは、中空円筒状部分と、ブッシュの中空円筒状部分をシャフトの中実円筒状部分に固定する複数の支持要素と、を含む。
【0017】
このようなブッシュは、シャフトジャーナルに断熱性を提供するだけでなく、高温になるシャフトジャーナルの領域の部品から、低温のシャフトジャーナルの領域の他の部品に熱を伝達することを可能にする。このようにして、シャフトジャーナルの少なくとも半径方向の周辺領域において均一な温度を達成することができる。
【0018】
本明細書に開示する主題の第2の実施形態は、ターボ機械に関する。
【0019】
このような第2の実施形態によれば、ターボ機械は少なくとも1つの軸受システムを含み、軸受システムは、流体軸受と、中実円筒状部分を有するシャフトと、前記中実円筒状部分の周りでかつ流体軸受の1つまたは複数のパッドの前方に配置されたブッシュと、を含み、ブッシュは、中空円筒状部分と、ブッシュの中空円筒状部分をシャフトの中実円筒状部分に固定する複数の支持要素と、を含む。
【0020】
本明細書に組み込まれ本明細書の不可欠な部分を構成する添付の図面は、本発明の例示的な実施形態を示し、発明を実施するための形態と共に、これらの実施形態を説明する。図面の説明は、以下の通りである。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】軸受システムを備えたターボ機械を概略的に示す図である。
図2】従来技術による軸受システムを概略的に示す図である。
図3図2の軸受システムにおける軸受パッド内のシャフトジャーナルの4つの位置を示す図である。
図4図2の軸受システムにおけるシャフトジャーナルの内部の例示的な(簡略化した)温度プロットを示す図である。
図5】本発明によるシャフトジャーナルの内部の例示的な(誇張された)温度プロットを示す図である。
図6】軸受システムの概念を示す図である。
図7】軸受システムの第1の実施形態を部分的かつ概略的に示す図である。
図8】軸受システムの第2の実施形態を部分的かつ概略的に示す図である。
図9】軸受システムの第3の実施形態を部分的かつ概略的に示す図である。
図10】軸受システムの第4の実施形態を部分的かつ概略的に示す図である。
図11】軸受システムの第5の実施形態を部分的かつ概略的に示す図である。
図12】軸受システムの第6の実施形態を部分的かつ概略的に示す図である。
図13】軸受システムの第7の実施形態を部分的かつ概略的に示す図である。
図14】軸受システムの第8の実施形態を部分的かつ概略的に示す図である。
図15】軸受システムの第9の実施形態を部分的かつ概略的に示す図である。
図16】軸受システムの第10の実施形態を部分的かつ概略的に示す図である。
図17】軸受システムの第11の実施形態を部分的かつ概略的に示す図である。
図18】軸受システムの第12の実施形態を部分的かつ概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下の例示的な実施形態の説明は、添付の図面を参照する。
【0023】
以下の説明は、本発明を限定するものではない。代わりに、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義される。
【0024】
「一実施形態」または「実施形態」に対する明細書全体での参照は、実施形態に関連して記載されている特定の特徴、構造、または特性が、開示されている主題の少なくとも1つの実施形態に含まれていることを意味する。したがって、明細書全体の様々な場所における句「一実施形態では」または「実施形態では」の出現は、必ずしも同一の実施形態を参照していない。さらに、特定の特徴、構造または特性は、1つまたは複数の実施形態において任意の適切な方法で組み合わせられてもよい。
【0025】
図4の助けで既に説明したように、流体軸受の内側に位置する回転シャフトのジャーナル部分は不均一な加熱を受ける。ジャーナル部分は、シャフトの1つまたは複数のパッド流体軸受に面する部分であり、言い換えれば、ジャーナル部分のいくつかの部品、すなわち第1の部品は、ジャーナル部分の他の(異なる)部品、すなわち第2の部品よりも発熱する。したがって、回転中に、第1の部品はある温度に達し、第2の部品はより低い温度に達する。このような熱は、シャフトのジャーナル部分(図2の211および図6の611)と、通常、軸受のパッド(図2の221および図6の621)との間の隙間の軸受の流体(潤滑流体LF)において発生する。
【0026】
不均一性を低減する第1の方法は、軸受の高温流体(潤滑流体LF)からジャーナル部分への熱伝達を減少させることである。
【0027】
不均一性を低減する第2の方法は、ジャーナル部分の第1の部品から熱を除去し、除去された熱を他の場所に提供することである。特に、不均一性を低減する方法は、ジャーナル部分の第1の部品から熱を除去し、除去された熱をジャーナル部分の第2の(異なる)部品に提供することである。したがって、ジャーナル部分の第1の部品から熱が伝達される。
【0028】
図6を参照すると、軸線622の周りのシャフト620の回転中に流体軸受610によって回転可能に支持されたシャフト620の温度を均一化する方法は、回転ブッシュ630に基づいている。ブッシュ630は、中空円筒状部分632と、ブッシュ630の(回転する)中空円筒状部分632をシャフト620の(回転する)中実円筒状部分624に固定する複数の支持要素634と、を含む。シャフト620の中実円筒状部分624は、流体軸受610の1つまたは複数のパッド612の前にあり、隙間640は、中空円筒状部分632と1つまたは複数のパッド612との間にある。図6では、軸受システムは、全体として、符号600で示されている。図6では、複数の支持要素は、(点線の)単一のボックスとして模式的に示され、符号634が付されている。
【0029】
円筒状の代わりに、シャフトの中実部分は、例えば、全長に対してわずかに円錐形であってもよく、あるいは片側が円筒状で反対側がわずかに円錐形であってもよく、あるいは第1および第2の側面がわずかに円錐形で中央が円筒状であってもよいことに留意されたい。
【0030】
円筒状の代わりに、ブッシュの中空部分は、例えば、全長に対してわずかに円錐形であってもよく、あるいは片側が円筒状で反対側がわずかに円錐形であってもよく、あるいは第1および第2の側面がわずかに円錐形で中央が円筒状であってもよいことに留意されたい。
【0031】
中空円筒状部分632は、隙間640内の高温の潤滑流体LFとシャフト620の回転する中実円筒状部分624との間に断熱を提供する。
【0032】
中空円筒状部分632の内部には、流体、例えば、潤滑流体LFまたは熱交換流体HEFが流れることができ、このような流体の流れは、高い加熱を受ける中実円筒状部分624の領域の部品から、低い加熱を受ける中実円筒状部分624の領域の他の部品へ熱を伝達することを可能にする。
【0033】
このようにして、中実円筒状部分624の少なくとも半径方向の周辺領域において均一な温度を達成することができる。
【0034】
図6の実施形態の中空円筒状部分632は、断熱材料の層636によって全体が覆われている。あるいは、この部分は、断熱材料で作ることができる。このようにして、熱が軸線622に向かって半径方向に流れることが妨げられる。
【0035】
図6の実施形態の中空円筒状部分632は、突起および/または凹部(好ましくは、0.01mm~0.1mmの範囲の高さ/深さを有する)のある外面を有する層636によって全体が覆われている。あるいは、この部分は、(好ましくは、0.01mmから0.1mmの範囲の高さ/深さを有する)突起および/または凹部を有する外面を有してもよい。このようにして、この部分は、流体軸受の潤滑流体を導くために使用されてもよい。例えば、有利には、このような突起および/または凹部はヘリングボーン形状であってもよい。突起および/または凹部は、中空円筒状部分632もしくはその被覆層636の外面上および/または軸受パッド612の内面上にあってもよいことに留意されたい。
【0036】
中空円筒状部分632は、鋼でできていてもよく、幅は10~50mmであってもよく(その外径はその内径よりも10~15%大きくてもよい)、長さは、軸受パッドまたはシャフトジャーナル部分の直径よりも0.4~1.0倍であってもよい。それは、ジャーナル部分のシャフトにシュリンクフィットされてもよい。
【0037】
層636は、断熱材料、特にPEEK(=ポリエーテルエーテルケトン)またはPTFE(=ポリテトラフルオロエチレン)で作られてもよく、0.1~1.0mmの幅を有してもよく、軸受パッドまたはジャーナル部分の直径の0.4~1.0倍の長さであってもよい。これは、シャフトにスリーブを取り付ける前に、スリーブに適用(例えば、堆積)されてもよい。
【0038】
図6の実施形態では、接触を回避し摩擦を低減するために、潤滑流体がパッド612と部分632の層636との間の隙間640に流れる。
【0039】
以下、8つの実施形態について説明する。それらのブッシュが考慮され、潤滑流体および/または熱交換流体の流れが考慮される限り、それらは異なる。
【0040】
他の実施形態も本発明の範囲に含まれることに留意されたい。
【0041】
図7図10の軸受システム700、800、900、1000には、中空円筒状部分732、832、932、1032の第1の端部に位置する第1の組の支持要素734A、834A、934A、1034Aと、中空円筒状部分732、832、932、1032の第2の端部に位置する第2の組の支持要素734B、834B、934B、1034Bと、がある。このようにして、ブッシュの中空円筒状部分732、832、932、1032とシャフト620の中実円筒状部分624との間に環状チャンバ738、838、938、1038が画定される。
【0042】
あるいは、1つまたは複数の支持要素は、中空部分の端部ではなく、例えば端部から離れた位置に配置されてもよい。
【0043】
図15および図16の軸受システム1500および1600は、図9の軸受システムに類似しているが、さらなる技術的効果を達成し、本明細書で後述する。
【0044】
図17および図18の軸受システム1700および1800は、図9の軸受システムに類似しているが、さらなる技術的効果を達成し、本明細書で後述する。
【0045】
第1の組および第2の組の支持要素734A、734B、834A、834B、934A、934B、1034A、1034Bは、ベーンである。
【0046】
支持要素734A、734B、834A、834B、934A、934B、1034A、1034Bは、部分624の周囲にクラウンを形成することができ、それらの間に等間隔に配置することができる。
【0047】
支持要素734A、734B、834A、834B、934A、934B、1034A、1034Bは、それらの間に間隔を配置されているので、流体が環状チャンバ738、838、938、1038に出入りすることができる。そのような流体は、潤滑流体LFまたは熱交換流体HEFであってもよく、流体が適切に選択されると、潤滑流体および熱交換流体の両方として作用することができる。
【0048】
図7の実施形態では、ベーン734A、734Bは、シャフト620の回転中に流体軸受の第1の側面S2から流体軸受の第2の側面S1への熱交換流体HEFの流れを確立するように成形されて配置される。
【0049】
図8の実施形態では、ベーン834A、834Bは、シャフト620の回転中に側面S2から側面S1への熱交換流体HEFの流れを確立するように成形されて配置される。
【0050】
好ましくは、ベーン734A、734B、834A、834Bは、シャフト620の回転中に側面S1から側面S2への、環状チャンバ738、838の内部に螺旋状流路を有する流体流を確立するように成形されて配置される。
【0051】
図9の実施形態では、ベーン934A、934Bは、シャフト620の回転中に環状チャンバ938から流体軸受の第1の側面S1および流体軸受の第2の側面S2への流体の流れを確立するように成形されて配置される。図9の実施形態では、この流体(熱交換流体として働く)は、隙間640を流れる同じ潤滑流体LFであり、潤滑流体は、例えば中空円筒状部分932内の複数の穴を通して、環状チャンバ938に入る。あるいは、この流体は、隙間640を流れる潤滑流体LFとは異なる流体であってもよい。
【0052】
図10の実施形態では、ベーン1034A、1034Bは、シャフト620の回転中に、流体軸受の第1の側面S1および流体軸受の第2の側面S2から環状チャンバ1038への流体の流れを確立するように成形されて配置される。図10の実施形態では、この流体(熱交換流体として働く)は、隙間640を流れる同じ潤滑流体LFであり、潤滑流体は、例えば中空円筒状部分1032内の複数の穴を通して、環状チャンバ1038から出る。あるいは、この流体は、隙間640を流れる潤滑流体LFとは異なる流体であってもよい。
【0053】
好ましくは、ベーン934A、934B、1034A、1034Bは、シャフト620の回転中に、環状チャンバ938、1038内に螺旋状流路を有する2つの流体流を確立するように成形されて配置される。
【0054】
図11図14の軸受システム1100、1200、1300、1400では、支持要素は、流体を流すための螺旋状流路を画定する1組または2組の螺旋状壁1134、1234、1334A、1334B、1434A、1434Bである。
【0055】
そのような流体は、潤滑流体LFまたは熱交換流体HEFであってもよく、流体が適切に選択されると、潤滑流体および熱交換流体の両方として作用することができる。
【0056】
図11および図12の軸受システム1100、1200では、支持要素は、少なくとも流体軸受の第1の側面S1と流体軸受の第2の側面S2との間に延在する複数の螺旋状流路1138、1238を画定する1組の螺旋状壁1134、1234であり、これらの流路1138、1238は、シャフト620の回転中に、流体軸受の一方の側から流体軸受の他方の側への熱交換流体HEFの流れのために配置される。
【0057】
図11の実施形態では、壁1134は、シャフト620の回転中に流体軸受の第1の側面S2から流体軸受の第2の側面S1への熱交換流体HEFの流れを確立するように成形されて配置される。
【0058】
図12の実施形態では、壁1234は、シャフト620の回転中に側面S2から側面S1への熱交換流体HEFの流れを確立するように成形されて配置される。
【0059】
図13および図14の軸受システム1300、1400では、支持要素は、少なくとも流体軸受の中央ゾーン1338、1438と流体軸受の第1の側面S1との間に延在する第1の複数の螺旋状流路を画定する第1の組の螺旋状壁1334A、1434Aと、少なくとも流体軸受の中央ゾーン1338、1438と流体軸受の第2の側面S2との間に延在する第2の複数の螺旋状流路を画定する第2の組の螺旋状壁1334B、1434Bと、であり、この流路は、流体軸受の中央ゾーン1338、1438と流体軸受の側面S1、S2との間の流体の流れのために配置されている。
【0060】
図13および図14の実施形態では、この流体(熱交換流体として働く)は、隙間640を流れる同じ潤滑流体LFである。
【0061】
図13の実施形態では、流体は、シャフト620の回転中に流体軸受の中央ゾーン1338から流体軸受の第1の側面S1および流体軸受の第2の側面S2に流れる。
【0062】
図14の実施形態では、流体は、シャフト620の回転中に流体軸受の第1の側面S1および流体軸受の第2の側面S2から流体軸受の中央ゾーン1438に流れる。
【0063】
図13および図14の軸受システム1300、1400では、ブッシュの中空円筒状部分1332、1432とシャフト620の中実円筒状部分624との間に環状チャンバが画定され、環状チャンバは、第1の側面部分(壁1334A、1434Aが配置される)、第2の側面部分(壁1334B、1434Bが配置される)、および中央部分1338、1438を含む。
【0064】
上述の流路の各々は、シャフト620の軸線622の周りの巻数を含むことができ、巻数は0.1~10.0、好ましくは0.25~4.0、より好ましくは0.5~2.0の範囲であってもよい。
【0065】
上述の流路の各々のピッチは、流体軸受の軸方向長さの倍数に等しくてもよく、倍数は10.0~0.1、好ましくは4.0~0.25、より好ましくは2.0~0.5の範囲であってもよい。図6図14の実施形態では、流体軸受の軸方向の長さは、1つまたは複数のパッド612の長さ、あるいは中空円筒状部分632の長さとみなすことができる。
【0066】
シャフト620の回転は、ブッシュ630の中空円筒状部分632とシャフト620の中実円筒状部分624との間に画定された環状チャンバに沿って流体をポンピングすることに留意されたい。
【0067】
図15および図16の軸受システム1500、1600には、中空円筒状部分1532、1632の第1の端部に位置する第1の組の支持要素1534A、1634Aと、中空円筒状部分1532、1632の第2の端部に位置する第2の組の支持要素1534B、1634B(支持要素1634Bは単一のピースであってもよい)と、がある。このようにして、ブッシュの中空円筒状部分1532、1632とシャフト620の中実円筒状部分624との間に環状チャンバ1538、1638が画定される。
【0068】
支持要素1534A、1534B、1634Aはベーンである。
【0069】
支持要素1534A、1534B、1634Aは、部分624の周囲にクラウンを形成することができ、それらの間に等間隔に配置することができる。
【0070】
支持要素1534A、1534B、1634Aがそれらの間に間隔を置いて配置されるので、流体が環状チャンバ1538、1638から出ることができる。典型的には、シャフト620が回転しない場合、環状チャンバ1538、1638は潤滑剤流体LFで満たされ、シャフト620が回転を開始すると、潤滑剤流体の流れが確立し、潤滑剤流体LFが環状チャンバ1538、1638から流出し始める。シャフト620が回転を開始すると、環状チャンバ1538、1638は潤滑剤流体LFが全部または一部が空になる(「空になる」ことは、環状チャンバ1538、1638内の潤滑流体LFの圧力が環状チャンバ1538、1638の外側よりも低い可能性を含む)。このようにして、軸受システム1500、1600の隙間の高温潤滑流体LFとシャフト620の円筒状部分624とを隔離する技術的効果が達成される。
【0071】
図15の実施形態では、ベーン1534A、1534Bは、環状チャンバ1538から流体軸受の第1の側面S1および流体軸受の第2の側面S2への流体の流れを確立するように成形されて配置される。
【0072】
図16の実施形態では、ベーン1634Aおよび1つまたは複数の支持要素1634Bは、環状チャンバ1638から流体軸受の一方の側面のみへの、特に流体軸受の第1の側面S1への流体の流れを確立するように成形され配置される。
【0073】
螺旋状流路が使用される場合にも、図15および図16の実施形態と同様の技術的効果を達成することができる。
【0074】
図11または図12を考慮すると、軸受システムは、シャフトの回転中に螺旋状流路が全体的または部分的に空になるように配置されてもよい。
【0075】
図13を考慮すると、軸受システムは、シャフトの回転中に第1および第2の組の螺旋状流路が空になるように配置されてもよい。
【0076】
図17および図18の軸受システム1700および1800には、中空円筒状部分1732、1832の第1の端部に位置する第1の組の支持要素1734A、1834Aと、中空円筒状部分1732、1832の第2の端部に位置する第2の組の支持要素1734B、1834B(支持要素1834Bは単一のピースであってもよい)と、がある。このようにして、ブッシュの中空円筒状部分1732、1832とシャフト620の中実円筒状部分624との間に環状チャンバ1738、1838が画定される。
【0077】
支持要素1734A、1734B、1834Aは、ベーンである。
【0078】
支持要素1734A、1734B、1834Aは、部分624の周囲にクラウンを形成することができ、それらの間に等間隔に配置することができる。
【0079】
支持要素1734A、1734B、1834Aがそれらの間に間隔を置いて配置されるので、流体が環状チャンバ1738、1838に入ることがある。典型的には、シャフト620が回転しない場合、環状チャンバ1738、1838は潤滑剤流体LFで部分的に満たされ、シャフト620が回転を開始すると、潤滑剤流体の流れが確立し、潤滑剤流体LFが環状チャンバ1738、1838に流入し始める。シャフト620が回転を開始すると、環状チャンバ1738、1838は潤滑剤流体LFで全体的に満たされる(「全体的に満たされる」ことは、環状チャンバ1738、1838内の潤滑流体LFの圧力が環状チャンバ1738、1838の外側よりも高い可能性を含む)。このようにして、軸受システム1700、1800の隙間の高温潤滑流体LFとシャフト620の円筒状部分624とを隔離する技術的効果が達成される。さらに、環状チャンバ1738、1838の内側の流体は、シャフト620の周りを流れて、シャフト620内の温度を均一にすることができる。
【0080】
図17の実施形態では、ベーン1734A、1734Bは、流体軸受の第1の側面S1および流体軸受の第2の側面S2から環状チャンバ1738への流体の流れを確立するように成形されて配置される。
【0081】
図18の実施形態では、ベーン1834Aおよび1つまたは複数の支持要素1834Bは、流体軸受の一方の側面のみから、特に流体軸受の第1の側面S1から環状チャンバ1838への流体の流れを確立するように成形され配置される。
【0082】
螺旋状流路が使用される場合にも、図17および図18の実施形態と同様の技術的効果を達成することができる。
【0083】
図11または12を考慮すると、軸受システムは、シャフトの回転中に螺旋状流路が全体的に満たされるように配置されてもよい。
【0084】
図14を考慮すると、軸受システムは、シャフトの回転中に第1および第2の組の螺旋状流路が全体的に満たされるように配置されてもよい。
【0085】
上述の軸受システムまたはそれに類似した軸受システムは、例えば図1に示すようなターボ機械に有利に使用することができる。
【0086】
「石油およびガス」の分野、すなわち石油および/またはガスの探査、生産、貯蔵、精製および分配のためにプラントで使用される機械の分野では、流体軸受によって支持されるシャフトジャーナル内の不均一な温度分布を回避し、または少なくとも不均一性をかなり低減し、したがってそのような軸受システムを使用するターボ機械に対する特に高い必要性があることに留意されたい。
【符号の説明】
【0087】
100 ターボ機械
110 ステータ
111 第1の流体軸受
112 第2の流体軸受
120 ロータ
121 第1のシャフト端部
122 第2のシャフト端部
200 滑り流体軸受システム
210 回転シャフト
211 回転ジャーナル
220 滑り流体軸受
221 パッド
230 軸線
610 流体軸受
612 軸受パッド
620 シャフト
622 軸線
624 中実円筒状部分
630 ブッシュ
632 中空円筒状部分
634 支持要素
636 層
640 隙間
700 軸受システム
732 中空円筒状部分
734A 支持要素、ベーン
734B 支持要素、ベーン
738 環状チャンバ
800 軸受システム
832 中空円筒状部分
834A 支持要素、ベーン
834B 支持要素、ベーン
838 環状チャンバ
900 軸受システム
932 中空円筒状部分
934A 支持要素、ベーン
934B 支持要素、ベーン
938 環状チャンバ
1000 軸受システム
1032 中空円筒状部分
1034A 支持要素、ベーン
1034B 支持要素、ベーン
1038 環状チャンバ
1100 軸受システム
1134 螺旋状壁
1138 螺旋状流路
1200 軸受システム
1234 螺旋状壁
1238 螺旋状流路
1300 軸受システム
1332 中空円筒状部分
1334A 螺旋状壁
1334B 螺旋状壁
1338 中央ゾーン、中央部分
1400 軸受システム
1432 中空円筒状部分
1434A 螺旋状壁
1434B 螺旋状壁
1438 中央ゾーン、中央部分
1500 軸受システム
1532 中空円筒状部分
1534A 支持要素、ベーン
1534B 支持要素、ベーン
1538 環状チャンバ
1600 軸受システム
1632 中空円筒状部分
1634A 支持要素、ベーン
1634B 支持要素
1638 環状チャンバ
1700 軸受システム
1732 中空円筒状部分
1734A 支持要素、ベーン
1734B 支持要素、ベーン
1738 環状チャンバ
1800 軸受システム
1832 中空円筒状部分
1834A 支持要素、ベーン
1834B 支持要素
1838 環状チャンバ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18