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特許7063935レンダリング方法、装置、電子デバイス、記憶媒体、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-25
(45)【発行日】2022-05-09
(54)【発明の名称】レンダリング方法、装置、電子デバイス、記憶媒体、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0481 20220101AFI20220426BHJP
   G06T 11/60 20060101ALI20220426BHJP
   G06F 3/14 20060101ALI20220426BHJP
【FI】
G06F3/0481
G06T11/60 100A
G06F3/14 310C
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2020087901
(22)【出願日】2020-05-20
(65)【公開番号】P2021068413
(43)【公開日】2021-04-30
【審査請求日】2020-05-20
(31)【優先権主張番号】201911002616.1
(32)【優先日】2019-10-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】512015127
【氏名又は名称】バイドゥ オンライン ネットワーク テクノロジー(ペキン) カンパニー リミテッド
(73)【特許権者】
【識別番号】521235408
【氏名又は名称】シャンハイ シャオドゥ テクノロジー カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】エルブイ,シェン
(72)【発明者】
【氏名】チャン,ユアンハン
(72)【発明者】
【氏名】ワン,ヤン
(72)【発明者】
【氏名】ワン,ジエ
(72)【発明者】
【氏名】カオ,ホンウェイ
【審査官】星野 裕
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-021400(JP,A)
【文献】特表2016-519347(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048
G06T 11/60
G06F 3/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
レンダリング方法であって、
レンダリングすべき内容と、前記レンダリングすべき内容のカテゴリと、デバイス端末情報と、前記レンダリングすべき内容を提供するサーバの情報とを取得することと、
前記レンダリングすべき内容のカテゴリ、前記デバイス端末情報及び前記サーバの情報に基づいて、第1レンダリングテンプレートの情報を決定することと、
前記第1レンダリングテンプレートの情報に基づいて、対応する第1レンダリングテンプレートを検索し、前記第1レンダリングテンプレートを用いて前記レンダリングすべき内容をレンダリングすることと、を含む、
ことを特徴とするレンダリング方法。
【請求項2】
前記第1レンダリングテンプレートを検索して得られなかった場合、前記デバイス端末情報及び前記サーバの情報に基づいて、第2レンダリングテンプレートの情報を決定することと、
前記第2レンダリングテンプレートの情報に基づいて、対応する第2レンダリングテンプレートを検索し、前記第2レンダリングテンプレートを用いて前記レンダリングすべき内容をレンダリングすることと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のレンダリング方法。
【請求項3】
前記第2レンダリングテンプレートを検索して得られなかった場合、第3レンダリングテンプレートを取得し、前記第3レンダリングテンプレートを用いて前記レンダリングすべき内容をレンダリングすることをさらに含む、
ことを特徴とする請求項2に記載のレンダリング方法。
【請求項4】
前記デバイス端末情報は、デバイス端末のタイプ及びデバイス端末のレンダリングエンジンのバージョンを含む、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のレンダリング方法。
【請求項5】
レンダリング装置であって、
レンダリングすべき内容と、前記レンダリングすべき内容のカテゴリと、デバイス端末情報と、前記レンダリングすべき内容を提供するサーバの情報とを取得する取得モジュールと、
前記レンダリングすべき内容のカテゴリ、前記デバイス端末情報、及び前記サーバの情報に基づいて、第1レンダリングテンプレートの情報を決定する第1決定モジュールと、
前記第1レンダリングテンプレートの情報に基づいて、対応する第1レンダリングテンプレートを検索し、前記第1レンダリングテンプレートを用いて前記レンダリングすべき内容をレンダリングする第1レンダリングモジュールと、を備える、
ことを特徴とするレンダリング装置。
【請求項6】
前記第1レンダリングテンプレートを検索して得られなかった場合、前記デバイス端末情報及び前記サーバの情報に基づいて、第2レンダリングテンプレートの情報を決定する第2決定モジュールと、
前記第2レンダリングテンプレートの情報に基づいて、対応する第2レンダリングテンプレートを検索し、前記第2レンダリングテンプレートを用いて前記レンダリングすべき内容をレンダリングする第2レンダリングモジュールと、をさらに備える、
ことを特徴とする請求項5に記載のレンダリング装置。
【請求項7】
前記第2レンダリングテンプレートを検索して得られなかった場合、第3レンダリングテンプレートを取得し、前記第3レンダリングテンプレートを用いて前記レンダリングすべき内容をレンダリングする第3レンダリングモジュールをさらに備える、
ことを特徴とする請求項6に記載のレンダリング装置。
【請求項8】
前記デバイス端末情報は、デバイスタイプ及びデバイス端末レンダリングエンジンのバージョンを含む、
ことを特徴とする請求項5~7のいずれか1項に記載のレンダリング装置。
【請求項9】
1つ又は複数のプロセッサと、
前記1つ又は複数のプロセッサに通信接続するメモリと、を備え
前記メモリには、前記1つ又は複数のプロセッサにより実行可能なコマンドを記憶しており、
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記1つ又は複数のコマンドを実行する場合、請求項1~4のいずれか1項に記載のレンダリング方法を実行させる、
ことを特徴とする電子デバイス。
【請求項10】
コンピュータに請求項1~4のいずれか1項に記載のレンダリング方法を実行させるコンピュータコマンドを記憶した非一過性のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項11】
コンピュータにおいて、プロセッサにより実行される場合、請求項1~4のいずれか1項に記載のレンダリング方法を実現することを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータ分野に関し、特に人工知能分野に関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術では、スクリーン付きスマート対話デバイスの表示内容をレンダリングする場合、同様のレンダリングすべき内容に対して、スクリーン付きスマート対話デバイスの表示能力やサーバの特徴などの情報を考慮せずに、統一のレンダリングテンプレートを用いてレンダリングするため、柔軟かつ効率的にレンダリングすることができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、従来技術における1つ又は複数の技術課題を解決するためのレンダリング方法、装置、電子デバイス、及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の第1様態は、レンダリング方法を提供する。当該レンダリング方法は、
レンダリングすべき内容と、レンダリングすべき内容のカテゴリと、デバイス端末情報と、レンダリングすべき内容を提供するサーバの情報とを取得することと、
レンダリングすべき内容のカテゴリ、デバイス端末情報及びサーバ情報に基づいて、第1レンダリングテンプレートの情報を決定することと、
第1レンダリングテンプレートの情報に基づいて、対応する第1レンダリングテンプレートを検索し、第1レンダリングテンプレートを用いてレンダリングすべき内容をレンダリングすることと、を含む。
【0005】
本発明の実施形態によるレンダリング方法によれば、レンダリングすべき内容のカテゴリ、デバイス端末情報及びサーバ情報に基づいて、第1レンダリングテンプレートを検索して得られた場合、第1レンダリングテンプレートを用いてレンダリングすべき内容をレンダリングすることができる。デバイス端末情報やサーバ情報などの内容に基づいて第1のレンダリングテンプレートを決定するため、デバイス端末の表示能力やサーバの特徴などにマッチングするレンダリングテンプレートを用いてレンダリングを行うことにより、柔軟かつ効率的なレンダリングを実現することができる。
【0006】
1つの実施形態において、上記のレンダリング方法は、
第1レンダリングテンプレートを検索して得られなかった場合、デバイス端末情報及びサーバ情報に基づいて、第2レンダリングテンプレートの情報を決定することと、
第2レンダリングテンプレートの情報に基づいて、対応する第2レンダリングテンプレートを検索し、第2レンダリングテンプレートを用いてレンダリングすべき内容をレンダリングすることと、をさらに含む。
【0007】
1つの実施形態において、上記のレンダリング方法は、第2レンダリングテンプレートを検索して得られなかった場合、第3レンダリングテンプレートを取得し、第3レンダリングテンプレートを用いてレンダリングすべき内容をレンダリングすることをさらに含む。
【0008】
本発明の実施形態によるレンダリング方法によれば、第1レンダリングテンプレートを検索して得られなかった場合、デバイス端末情報及びサーバ情報にマッチングする第2レンダリングテンプレートを検索することができ、第2レンダリングテンプレートを検索して得られなかった場合、共通の第3レンダリングテンプレートをさらに検索することができる。このような、マッチング条件を徐々に緩和するレンダリングテンプレートの決定方式は、レンダリングプロセス全体のグレースフルデグラデーションを実現することができる。
【0009】
1つの実施形態において、デバイス端末情報は、デバイス端末のタイプ及びデバイス端末のレンダリングエンジンのバージョンを含む。
【0010】
本発明の第2様態は、レンダリング装置を提供する。当該レンダリング装置は、
レンダリングすべき内容と、レンダリングすべき内容のカテゴリと、デバイス端末情報と、レンダリングすべき内容を提供するサーバの情報とを取得するための取得モジュールと、
レンダリングすべき内容のカテゴリ、デバイス端末情報、及びサーバ情報に基づいて、第1レンダリングテンプレートの情報を決定するための第1決定モジュールと、
第1レンダリングテンプレートの情報に基づいて、対応する第1レンダリングテンプレートを検索し、第1レンダリングテンプレートを用いてレンダリングすべき内容をレンダリングするための第1レンダリングモジュールと、を備える。
【0011】
1つの実施形態において、上記のレンダリング装置は、
第1レンダリングテンプレートを検索して得られなかった場合、デバイス端末情報及びサーバ情報に基づいて、第2レンダリングテンプレートの情報を決定するための第2決定モジュールと、
第2レンダリングテンプレートの情報に基づいて、対応する第2レンダリングテンプレートを検索し、第2レンダリングテンプレートを用いてレンダリングすべき内容をレンダリングするための第2レンダリングモジュールと、をさらに備える。
【0012】
1つの実施形態において、上記のレンダリング装置は、
第2レンダリングテンプレートを検索して得られなかった場合、第3レンダリングテンプレートを取得し、第3レンダリングテンプレートを用いてレンダリングすべき内容をレンダリングするための第3レンダリングモジュールをさらに備える。
【0013】
1つの実施形態において、デバイス端末情報は、デバイス端末のタイプ及びデバイス端末のレンダリングエンジンのバージョンを含む。
【0014】
本発明の第3様態は、電子設備を提供する。当該電子設備は、
1つ又は複数のプロセッサと、
前記1つ又は複数のプロセッサに通信接続されるメモリと、を備え、
前記メモリには、前記1つ又は複数のプロセッサにより実行可能なコマンドを記憶しており、前記1つ又は複数のプロセッサが、前記1つ又は複数のコマンドを実行する場合、第1態様のいずれか1項に記載のレンダリング方法を実行させる。
【0015】
本発明の第4態様は、コンピュータコマンドが記憶された非一過性のコンピュータ可読記憶媒体を提供し、当該コンピュータコマンドがコンピュータに第1態様のいずれか1項に記載のレンダリング方法を実行させるために用いられる。
【発明の効果】
【0016】
上記本発明の実施形態のうちの少なくとも1つの実施形態は、下記のメリット及び有益的な効果を有する。 本発明の実施形態によるレンダリング方法によれば、レンダリングすべき内容のカテゴリ、デバイス端末情報、及びサーバ情報に基づいて、第1レンダリングテンプレートを検索して得られた場合、第1レンダリングテンプレートを用いてレンダリングすべき内容をレンダリングすることで、デバイス端末の表示能力にマッチングするレンダリングを実現することができる。第1レンダリングテンプレートを検索して得られなかった場合、レンダリングテンプレートの検索条件を徐々に緩和することにより、レンダリングプロセス全体のグレースフルデグラデーションを実現することができる。
【0017】
上記の選択可能な実施形態によるその他の効果は、具体的な実施形態とあわせて後述する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
添付図面は、本開示の理解を促すためのものであり、いかなる限定をも目的としない。
図1】本発明の実施形態によるレンダリング方法の実現のフローチャート1である。
図2】本発明の実施形態によるレンダリング方法の実現のフローチャート2である。
図3】本発明の実施形態による独立レンダリングサーバが存在するシステムの構成及び情報の流れを示す模式図である。
図4】本発明の実施形態によるレンダリング方法の実現のフローチャート3である。
図5】本発明の実施形態によるレンダリング装置の構成を示す模式図1である。
図6】本発明の実施形態によるレンダリング装置の構成を示す模式図2である。
図7】本発明の実施形態によるレンダリング方法を実現する電子デバイスのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照しながら本発明の例示的な実施形態を説明するが、本発明の実施形態の様々な詳細が理解を容易にするために含まれており、それらは単なる例示的と考えられるべきである。したがって、当業者は、本発明の範囲及び旨から逸脱することなく、本願明細書に記載された実施形態に対して様々な変更及び修正を行うことができることを理解すべきである。同様に、以下の説明では、公知な機能及び構造についての説明は、明瞭かつ簡明のために省略される。
【0020】
本発明の実施形態は、レンダリング方法を提供する。図1は、本発明の実施形態によるレンダリング方法の実現のフローチャート1であり、該フローチャートは、下記のステップS101、S102、S103を含む。
【0021】
ステップS101において、レンダリングすべき内容と、レンダリングすべき内容のカテゴリと、デバイス端末情報と、レンダリングすべき内容を提供するサーバの情報とを取得する。
【0022】
ステップS102において、レンダリングすべき内容のカテゴリ、デバイス端末情報及びサーバ情報に基づいて、第1レンダリングテンプレートの情報を決定する。
【0023】
ステップS103において、第1レンダリングテンプレートの情報に基づいて、対応する第1レンダリングテンプレートを検索し、第1レンダリングテンプレートを用いてレンダリングすべき内容をレンダリングする。
【0024】
1つの可能な実施形態では、第1レンダリングテンプレートの情報は、第1レンダリングテンプレートの検索経路であり、第1レンダリングテンプレートは、サーバ、デバイス端末、及びレンダリングすべき内容のカテゴリなどの条件にマッチングするレンダリングテンプレートとみなされてもよい。
【0025】
図2は、本発明の実施形態によるレンダリング方法の実現のフローチャート2であり、図2に示すように、レンダリングプロセスは、下記のステップS204、S205を含んでもよい。
【0026】
ステップS204において、第1レンダリングテンプレートを検索して得られなかった場合、デバイス端末情報及びサーバ情報から、第2レンダリングテンプレートの情報を決定する。
【0027】
ステップS205において、第2レンダリングテンプレートの情報に基づいて、対応する第2レンダリングテンプレートを検索し、第2レンダリングテンプレートを用いてレンダリングすべき内容をレンダリングする。
【0028】
1つの可能な実施形態では、第2レンダリングテンプレートの情報は、第2レンダリングテンプレートの検索経路であり、第2レンダリングテンプレートは、予め設定されたデフォルトテンプレートとみなされてもよい。本発明の実施形態では、条件にマッチングするレンダリングテンプレート(すなわち、第1レンダリングテンプレートである)を検索して得られなかった場合、デフォルトテンプレートを用いてレンダリングすべき内容をレンダリングする。
【0029】
上記の第1レンダリングテンプレートまたは第2レンダリングテンプレートは、少なくとも1つのレンダリングテンプレートを含む一連のレンダリングテンプレートを指すことができる。
【0030】
図2に示すように、本発明の実施形態のレンダリングプロセスは、以下のステップS206を含んでもよい。
【0031】
ステップS206において、第2レンダリングテンプレートを検索して得られなかった場合、第3レンダリングテンプレートを取得し、第3レンダリングテンプレートを用いてレンダリングすべき内容をレンダリングする。
【0032】
1つの可能な実施形態では、第3レンダリングテンプレートの情報は、第3レンダリングテンプレートの検索経路であり、第3レンダリングテンプレートは、最低限保証用のレンダリングテンプレートとみなされてもよい。本発明の実施形態では、デフォルトテンプレート(すなわち、第2レンダリングテンプレートである)を検索して得られなかった場合、最低限保証用のレンダリングテンプレートを用いてレンダリングし、表示インタフェースにエラーを示すインタフェースを表示することができる。
【0033】
上記の検索条件は、精確なものからから不精確なものへ、検索して得られたレンダリングテンプレートは、条件にマッチングのものからデフォルトマッチングのものへ、さらにデフォルトマッチングのものから非マッチングのものとなる。このように条件が徐々に緩和することにより、レンダリングプロセス全体のグレースフルデグラデーションを実現することができる。
【0034】
本発明の実施形態によるレンダリング方法は、独立レンダリングサーバにより実行されることができる。図3は、本発明の実施形態による独立レンダリングサーバが存在するシステムの構成及び情報の流れを示す模式図であり、当該システムは、スマート音声デバイスに向けた可視レンダリングシステムであってもよい。このレンダリングシステムは、技能サービス、対話型AIシステム、独立レンダリングサービス、コンテンツ配信ネットワーク(Content Delivery Network、CDN)サービス、スマート音声デバイスなどを含むことができる。図3に示すシステムにおいて、全体的なビジネスプロセスは、次のとおりである。
【0035】
1)ユーザは、音声でスマート音声デバイスに質問をし、スマート音声デバイスは、ユーザの質問を対話型AIシステムに伝送する。スマート音声デバイスは、上述の実施形態におけるデバイス端末である。デバイス端末は、スクリーン付くであってもよい。
【0036】
2)対話型AIシステムでは、自動音声認識(Automatic Speech Recognition、ASR)、自然言語理解(Natural Language Understanding、NLU)の処理を経て、意図を技能サービスに送信する。技能サービスとは、上記の実施形態におけるレンダリングすべき内容を提供するサーバである。
【0037】
3)技能サービスは、内容とリソースを含むレンダリングすべき内容を対話型AIシステムに返す。
【0038】
4)対話型AIシステムは、レンダリングすべき内容、スマート音声デバイスの情報、技能サービスの情報を独立レンダリングサーバに送信する。
【0039】
5)独立レンダリングサービスは、レンダリングすべき内容の静的データをCDNサービスに送信する。
【0040】
6)独立レンダリングサービスは、ステップ4)において受信した内容に基づいて、スマート音声デバイスに適したレンダリングテンプレートを選択し、選択したレンダリングテンプレートを用いてレンダリングすべき内容をレンダリングし、スマート音声デバイスの実行に便利なオブジェクトコードを生成し、オブジェクトコードを対話型AIシステムに返す。
【0041】
7)対話型AIシステムは、受信したオブジェクトコード及び関連するコンテキスト情報などのデータをスマート音声デバイスに返す。
【0042】
8)スマート音声デバイスにおけるレンダリング実行エンジンは、上記のオブジェクトコードを実行し、スクリーンに表示する。スマート音声デバイスは、レンダリングすべき内容における静的なリソースを、CDNから直接引き出すことができる。
【0043】
本発明の実施形態によるレンダリング方法は、上記のプロセスにおけるステップ4)及びステップ6)を実現するために用いられることができる。
【0044】
図4は、本発明の実施形態によるレンダリング方法の実現のフローチャート3であり、当該フローチャートは、下記のステップS401~S407を含む。 ステップS401において、レンダリングするための各パラメータを取得し、各パラメータを検証する。例えば、各パラメータは、以下に示すものを含む。
【0045】
response:レンダリングすべき内容を表すためのものであり、
moduleName:画像、プレーンテキスト、オーディオ、ビデオなどのレンダリングすべき内容のカテゴリを表すためのものであり、
deviceInfo:デバイス端末情報を表すためのものであり、
clientName:技能サービスの名称、技能サービスにおける要求の標識などのサーバ情報を表すためのものである。
【0046】
ここで、レンダリングすべき内容、デバイス端末情報、及びサーバ情報は、上記の図3に示す対話型AIシステムから受信して取得することができ、レンダリングすべき内容のカテゴリは、対話型AIシステムから受信して取得することができ、または独立レンダリングサーバが、受信されたレンダリングすべき内容に基づいて分析して取得することができる。
【0047】
ステップS402において、デバイス端末情報におけるデバイス端末のタイプに基づいて、選択すべきテンプレートタイプを判定し、デバイス端末情報におけるデバイス端末のレンダリングエンジンのバージョンに基づいて、選択すべきテンプレートタイプから、選択すべきテンプレートのバージョンを決定する。
【0048】
ステップS403において、サーバ情報、テンプレートのタイプ、及びテンプレートのバージョンに基づいて、製品ラインの検索経路を生成する。ここで、サーバ情報は、clientName’で表すことができ、このclientName’は、上記のclientNameを固定のマッピング関係で変換して得られたものである。製品ラインの検索経路は、デバイス端末情報とサーバ情報とにマッチングするレンダリングテンプレートの検索経路を表すclientPathsで表すことができる。
【0049】
ステップS404において、製品ラインの検索経路、及びサーバ情報とレンダリングすべき内容のカテゴリとに関連するカテゴリ経路に基づいて、条件にマッチングするレンダリングテンプレートを検索する。対応するレンダリングテンプレートを検索した場合、clientName’を固定のマッピング関係で変換してclientName’’を得て、clientName’’、及びサーバ情報とレンダリングすべき内容のカテゴリとに関連するカテゴリ経路を利用して、ステップS407を続けて実行し、そうでない場合、ステップS405を実行する。ここで、カテゴリ経路は、moduleName’で表すことができる。
【0050】
ステップS405において、製品ラインの検索経路(clientPaths)及びデフォルトテンプレートの検索経路に基づいて、対応するデフォルトレンダリングテンプレートを検索する。対応するデフォルトレンダリングテンプレートを検索した場合、デフォルトレンダリングテンプレートの検索経路をmoduleName’ というパラメータに携帯し、固定のマッピング関係を用いてclientName’を変換してclientName’’を得る。clientName’’及びmoduleName’というパラメータを用いて、ステップS407を続けて実行し、そうでない場合は、ステップS406を実行する。ここで、デフォルトレンダリングテンプレートの検索経路は、defaultで表すことができる。
【0051】
ステップS406において、clientName’及び最低限保証用のレンダリングテンプレートの検索経路に基づいて、対応する最低限保証用のレンダリングテンプレートを検索して得られ、ステップS407を続けて実行する。ここで、最低限保証用のレンダリングテンプレートの検索経路はパラメータmoduleName’に携帯されることができ、clientName’及びmodulename’というパラメータを用いてステップS407を続けて実行することができる。ここで、最低限保証用のレンダリングテンプレートの検索経路は、idleで表すことができる。
【0052】
ステップS407において、検索して得られたレンダリングテンプレートを用いてレンダリングすべき内容をレンダリングし、対応するオブジェクトコードを得る。
【0053】
その後、本発明の実施形態は、上記のオブジェクトコードを対話型AIシステムに返すことができる。上記のプロセスでは、ステップS404において検索して得られたレンダリングテンプレートは、図1及び図2に示す実施形態における第1レンダリングテンプレートを指し、ステップS405において検索して得られたデフォルトレンダリングテンプレートは、図2に示す実施形態における第2レンダリングテンプレートを指し、ステップS406において検索して得られた最低限保証用のレンダリングテンプレートは、図2に示す実施形態における第3レンダリングテンプレートを指すことができる。
【0054】
本発明の実施形態では、異なるレンダリングテンプレートを予め設定することができる。例えば、デバイス端末のタイプに基づいて、スクリーン付きスマート音声デバイスに適用するレンダリングテンプレート及びスマートテレビに適用するレンダリングテンプレートに分けられる。さらに、スクリーン付きスマート音声デバイスに適用するレンダリングテンプレートは、静的テンプレート、テーマテンプレート、及び通常バージョンのテンプレートに分けることができる。例えば、静的テンプレートは、エラーの最低限保証用のページテンプレート、分岐テーマテンプレート、対話型AIオペレーティングシステムの表示言語テンプレート、第三者の技能テンプレート、共通情報表示テンプレート、テキスト読み上げ(Text To Speech、TTS)の最低限保証用のページテンプレート、内容広場テンプレート、タスクセンターテンプレート、習慣テンプレートタイプのテンプレートを含むことができる。テーマテンプレートは、テーマ表示テンプレートを含むことができる。スマートテレビに適用するレンダリングテンプレートは、エラーの最低限保証用のページテンプレート、第三者の技能共通テンプレート、第三者の技能支払い及び認証ページテンプレート、レシピ料理手順テンプレートなどを含むことができる。
【0055】
本発明の実施形態におけるレンダリングテンプレートは、あるリソースの特定バージョンのデバイス端末におけるページの表示を定義している。そのため、あるユーザがリクエストし得たレンダリングすべき内容に対して、どのレンダリングを採用すべきかは、多くの要因と関連している。本発明の実施形態において、レンダリングテンプレートとリソースとの関係は、1:Nとなり、ここで、Nは、正の整数である。つまり、異なるリソースが同じレンダリングテンプレートを用いて、レンダリングし表示ことができる。レンダリングテンプレートの選択は、デバイス端末のレンダリング実行エンジンに依存する。つまり、上位バージョンのレンダリング実行エンジンに基づいて開発されたレンダリングテンプレートは、必ず、下位バージョンのレンダリング実行エンジンがインストールされたデバイスにサポートされるわけではないため、クラウド端末では、バージョンの管理を行う必要がある。また、本発明の実施形態に係るレンダリングテンプレートは、デバイス端末のスクリーンに応じて自ら適応することができる。
【0056】
本発明の実施形態によるレンダリングテンプレートは、表示要素に関する組み合わせ技術であり、基本的な表示要素の有効な使用及び合理的な配置により、「ページ」の形で異なるデバイス端末での表示を完成し、表示の迅速な応答を実現することができる。
【0057】
本発明の実施形態は、レンダリング装置をさらに提供し、図5は、本発明の実施形態によるレンダリング装置の構成を示す模式図1であり、当該装置は、
レンダリングすべき内容と、レンダリングすべき内容のカテゴリと、デバイス端末情報と、及びレンダリングすべき内容を提供するサーバの情報とを取得するための取得モジュール501と、
レンダリングすべき内容のカテゴリ、デバイス端末情報、及びサーバ情報に基づいて、第1レンダリングテンプレートの情報を決定するための第1決定モジュール502と、
第1レンダリングテンプレートの情報に基づいて、対応する第1レンダリングテンプレートを検索し、第1レンダリングテンプレートを用いてレンダリングすべき内容をレンダリングするための第1レンダリングモジュール503と、を備える。
【0058】
図6は、本発明の実施形態によるレンダリング装置の構成を示す模式図2であり、図6に示すように、当該装置は、
第1レンダリングテンプレートを検索して得られなかった場合、デバイス端末情報及びサーバ情報に基づいて、第2レンダリングテンプレートの情報を決定するための第2決定モジュール604と、
第2レンダリングテンプレートの情報に基づいて、対応する第2レンダリングテンプレートを検索し、第2レンダリングテンプレートを用いてレンダリングすべき内容をレンダリングするための第2レンダリングモジュール605と、
第2レンダリングテンプレートを検索して得られなかった場合、第3レンダリングテンプレートを取得し、第3レンダリングテンプレートを用いてレンダリングすべき内容をレンダリングするための第3レンダリングモジュール606と、をさらに備える。
【0059】
1つの可能な実施形態では、デバイス端末情報は、デバイス端末のタイプ及びデバイス端末のレンダリングエンジンのバージョンを含む。
【0060】
本発明の実施形態に係る各装置における各モジュールの機能は、前述の方法における対応する説明を参照することができるので、ここでは説明を省略する。
【0061】
本発明に係る実施形態では、電子デバイスと非一過性のコンピュータ可読取記録媒体をさらに提供する。 図7は、本発明の実施形態によるレンダリング方法を実現する電子デバイスのブロック図である。電子デバイスは、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、大型コンピュータ、及び他の適切なコンピュータのような様々な形態のデジタルコンピュータを表すことができる。また、電子デバイスはパーソナルデジタル処理、携帯電話、スマートフォン、装着可能デバイス、及びその他の類似のコンピューティングデバイスなどの様々な形態のモバイルデバイスを表すことができる。ここで示した構成要素、それらの接続と関係、及びそれらの機能は例示的なものに過ぎず、本発明で説明されたもの及び/または要求される本発明の実施を制限することは意図されない。
【0062】
図7に示すように、当該電子デバイスは、1つ又は複数のプロセッサ701と、メモリ702と、高速インターフェースと低速インターフェースとを含む各構成要素を接続するためのインターフェースとを含む。各構成要素は、異なるバスを利用して互いに接続し、共通のマザーボードに取り付けられてもよいし、必要に応じて他の方法で取り付けられてもよい。プロセッサは、電子デバイス内で実行される命令を処理してもよく、外部入出力デバイス(例えば、インターフェースに接続された表示デバイス)にグラフィックユーザインターフェース(Graphical User Interface、GUI)を表示するための、メモリまたはメモリ上に記憶されたグラフィカル情報の命令を含む。他の実施形態では、必要に応じて、複数のプロセッサ及び/または複数のバスを複数のメモリ及び複数のメモリとともに使用することができる。同様に、複数の電子デバイスを接続してもよく、各デバイスは、部分的に必要な動作(例えば、サーバアレイ、ブレードサーバのセット、またはマルチプロセッサシステムとして)を提供する。図7においては、一つのプロセッサ701を例とする。
【0063】
メモリ702は、本発明にて提供された非一過性のコンピュータ可読記憶媒体である。メモリは、本発明で提供されるレンダリング方法を少なくとも1つのプロセッサに実行させるように、少なくとも1つのプロセッサによって実行されることができる命令を記憶する。本発明における非一過性のコンピュータ可読記憶媒体は、本発明で提供されたレンダリング方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ命令を記憶する。
【0064】
メモリ702は、非一過性のコンピュータ可読記憶媒体として、非一過性のソフトウェアプログラム、非一過性のコンピュータ実行可能なプログラム及びモジュールを記憶するために使用されてもよく、本発明の実施形態におけるレンダリング方法に対応するプログラム命令/モジュール(例えば、図5に示される取得モジュール501、第1決定モジュール502、及び第1レンダリングモジュール503)のようなものである。プロセッサ701は、メモリ702に記憶されている非一過性のソフトウェアプログラム、命令及びモジュールを実行することにより、サーバの様々な機能アプリケーション及びデータ処理、すなわち上述した方法に関する実施形態に係るレンダリング方法を実行する。
【0065】
メモリ702は、オペレーティングシステムや少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションを記憶することができるプログラムの記憶領域と、レンダリング方法に係る電子デバイスの使用によって生成されたデータなどを記憶することができるデータの記憶領域と、を含むことができる。さらに、メモリ702は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非一過性の固体記憶装置を含んでもよい。例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリ装置、または他の非一過性の固体記憶装置を含むことができる。いくつかの実施形態では、メモリ702はオプションとして、プロセッサ701に対して遠隔的に設定されたメモリを含み、これらの遠隔メモリは、ネットワークを介してレンダリング方法に係る電子デバイスに接続されてもよい。上記のネットワークの例は、インターネット、企業内ネットワーク、ローカルネットワーク、モバイル通信ネットワーク及びその組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0066】
レンダリング方法に係る電子デバイスは、入力装置703と出力装置704とをさらに含むことができる。プロセッサ701、メモリ702、入力装置703、及び出力装置704は、バスまたは他の方法で接続されてもよく、図7ではバスを介しての接続を例としている。
【0067】
入力装置703は、入力された数字または文字を受信し、レンダリング方法に係る電子デバイスのユーザ設定及び機能制御に関するキー信号入力を生成することができ、例えば、タッチパネル、キーパッド、マウス、トラックボード、タッチパッド、指示棒、1つまたは複数のマウスボタン、トラックボール、ジョイスティックなどを含むことができる。出力装置704は、表示装置、補助照明装置(例えばLED)、及び触覚フィードバック装置(例えば、振動モータ)などを含むことができる。この表示装置は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、発光ダイオード(Light Emitting Diode、LED)ディスプレイ及びプラズマディスプレイを含むことができるがこれらに限定されない。いくつかの実施形態では、表示装置はタッチパネルであってもよい。
【0068】
本発明におけるシステム及び技術に係る様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、専用集積回路(Application Specific Integrated Circuits、ASIC)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/またはこれらの組み合わせによって実現されることができる。これらの様々な実施形態は、1つまたは複数のコンピュータプログラムにおいて実装されてもよく、この1つまたは複数のコンピュータプログラムは、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラム可能なシステム上で実行されてもよく、及び/または解釈されてもよく、このプログラマブルプロセッサは、専用または汎用のプログラマブルプロセッサであってもよく、記憶システム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置より、データと命令を受信し、記憶システム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置に、データと命令を送信する。
【0069】
これらの計算プログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、またはコードともいう)は、プログラマブルプロセッサのマシン命令を含み、プロセス指向及び/またはオブジェクト指向プログラミング言語、及び/またはアセンブリ/マシン言語を用いてこれらの計算プログラムを実施することができる。本発明で使用されるように、「機械可読媒体」及び「コンピュータ可読媒体」という用語は、マシン命令及び/またはデータをプログラマブルプロセッサに提供するための任意のコンピュータプログラム製品、デバイス、及び/または装置(例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、編集可能論理デバイス(programmable logic device、PLD)を意味し、機械読み取り可能な信号としてのマシン命令を受信する機械可読媒体を含む。「機械読み取り可能な信号」という用語は、マシン命令及び/またはデータをプログラマブルプロセッサに提供するための任意の信号を意味する。
【0070】
ユーザとのイントラクションを提供するために、本発明で説明されているシステムや技術は、コンピュータ上で実施されてもよく、また、ユーザに情報を表示するための表示装置(例えば、CRT(Cathode Ray Tube、ブラウン管)またはLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、入力をコンピュータに提供するためのキーボード及びポインティングデバイス(例えば、マウスまたはトラックボール)とを備えてもよい。他の種類の装置も、ユーザとのイントラクションを提供するために使用され得る。例えば、ユーザに提供されたフィードバックは、任意の形態のセンシングフィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバック)であってもよく、ユーザからの入力は、いかなる形式(音響入力、音声入力、または触覚入力を含む)で受信されてもよい。
【0071】
本発明で説明されているシステム及び技術は、バックグラウンド構成要素を含む計算システム(例えば、データサーバとして)、または中間部構成要素を含む計算システム(例えば、アプリケーションサーバ)、または、フロントエンド構成要素を含む計算システム(例えば、グラフィカルユーザインタフェースまたはネットワークブラウザを備えたユーザコンピュータであって、ユーザがこのグラフィカルユーザインタフェースまたはネットワークブラウザを介して本発明で説明されたシステム及び技術に係る実施形態とインタラクションを行うことができるユーザコンピュータ)に実行されてもよく、または、このようなバックグラウンド構成要素、中間部構成要素、またはフロントエンド構成要素の任意の組合せを含む計算システムにおいて実行されてもよい。システムの構成要素は、任意の形態または媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)によって相互に接続されてもよい。通信ネットワークの例えとして、ローカルネットワーク(Local Area Network、LAN)、広域ネットワーク(Wide Area Network、WAN)及びインターネットを含む。 コンピュータシステムは、クライアント及びサーバを含むことができる。クライアントとサーバは一般的に互いから離れており、通信ネットワークを介してインタラクションを行う。クライアントとサーバとの関係を持つコンピュータプログラムがそれぞれのコンピュータ上で実行されることによって、クライアントとサーバとの関係は構築される。
【0072】
本発明の実施形態に係る発明によれば、レンダリングすべき内容のカテゴリ、デバイス端末情報、及びサーバ情報に基づいて、マッチングする第1レンダリングテンプレートを検索し、第1レンダリングテンプレートを検索して得られた場合、第1レンダリングテンプレートを用いてレンダリングすべき内容をレンダリングすることで、デバイス端末の表示能力にマッチングするレンダリングを実現できる。第1レンダリングテンプレートを検索して得られなかった場合、レンダリングテンプレートの検索条件を逐次緩和し、レンダリングプロセス全体のグレースフルデグラデーションを実現できる。
【0073】
上記の様々な態様のフローを用いて、ステップを新たに順序付け、追加、または削除することが可能であることを理解すべきである。例えば、本発明で記載された各ステップは、並列に実行しても良いし、順次に実行しても良いし、異なる順序で実行しても良い。本発明で開示された技術案が所望する結果を実現することができる限り、本発明ではこれに限定されない。
【0074】
上記具体的な実施形態は、本発明の保護範囲に対する限定を構成するものではない。当業者は、設計事項やその他の要因によって、様々な修正、組み合わせ、サブ組み合わせ、及び代替が可能であることを理解するべきである。本発明の要旨及び原則内における変更、均等な置換及び改善等は、いずれも本発明の保護範囲に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7