(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-25
(45)【発行日】2022-05-09
(54)【発明の名称】デフォルトのサービス品質(QoS)の制御方法および装置
(51)【国際特許分類】
H04W 4/24 20090101AFI20220426BHJP
H04W 28/24 20090101ALI20220426BHJP
【FI】
H04W4/24
H04W28/24
(21)【出願番号】P 2020538571
(86)(22)【出願日】2019-01-04
(86)【国際出願番号】 CN2019070509
(87)【国際公開番号】W WO2019137315
(87)【国際公開日】2019-07-18
【審査請求日】2020-07-10
(31)【優先権主張番号】201810031281.5
(32)【優先日】2018-01-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】郭 雅莉
(72)【発明者】
【氏名】王 胡成
【審査官】永井 啓司
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2015/0215186(US,A1)
【文献】3GPP TS 23.503 V15.0.0 [online],Internet<URL:http://www.3gpp.org/DynaReport/23503.htm>,2017年12月,pp.35-42
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
セッション管理機能(SMF)エンティティは、ポリシー管理機能(PCF)エンティティによって送信された少なくとも1つのポリシー課金制御(PCC)ルールからターゲットPCCルールを決定するステップと、
前記SMFエンティティは、前記ターゲットPCCルールに従っ
てPDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成し、前記デフォルトのQoSルールを
ユーザー機器(UE)に送信するステップとを備え、
ここで、前記PCCルールは、
前記UEのために確立された
プロトコルデータユニット(PDU)セッションに属することを特徴とするデフォルトのサービス品質(QoS)の制御方法。
【請求項2】
前記PCCルールは、第1の5G QoS指示(5QI)、第1の割り当てと保持の優先度(Allocation and Retention Priority, ARP)、第1のパケットフィルタ情報および第1の優先度情報のうちの一部またはすべてを含むことを特徴とする請求項1に記載のデフォルトのサービス品質(QoS)の制御方法。
【請求項3】
前記SMFエンティティが、PCFエンティティによって送信された少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定することは、
前記SMFエンティティは、前記少なくとも1つのPCCルールのうちの、デフォルト指示情報が含まれるPCCルールをターゲットPCCルールとし、または、
前記SMFエンティティは、前記少なくとも1つのPCCルールのうちの、最も低い優先順位を有するPCCルールをターゲットPCCルールとすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデフォルトのサービス品質(QoS)の制御方法。
【請求項4】
前記SMFエンティティが、PCFエンティティによって送信された少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定する前に、
前記SMFエンティティは、前記PCFエンティティによって送信されたセッションレベルパラメータを受信し、
前記SMFエンティティが、PCFエンティティによって送信された少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定することは、
前記SMFエンティティは、各PCCルール内の、前記セッションレベルパラメータと対応する第1のタイプの情報を決定し、前記セッションレベルパラメータと同じである第1のタイプの情報が配置されているPCCルールを前記ターゲットPCCルールとすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデフォルトのサービス品質(QoS)の制御方法。
【請求項5】
前記セッションレベルパラメータは第2の5QIおよび/または第2のARPを含み、
前記SMFエンティティが各PCCルール内の前記セッションレベルパラメータと対応する第1のタイプの情報を決定することは、
前記SMFエンティティは、各PCCルール内の第1の5QIおよび/または第1のARPを第1のタイプの情報とすることを備えることを特徴とする請求項4に記載のデフォルトのサービス品質(QoS)の制御方法。
【請求項6】
前記SMFエンティティが、前記ターゲットPCCルールに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する前に、
前記SMFエンティティは、前記PDUセッションに割り当てられたデフォルトのQoSフローのQoSフロー識別子QFIを決定し、
前記SMFエンティティが、前記ターゲットPCCルールに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成することは、
前記SMFエンティティは、前記デフォルトのQoSフローのQFIと前記ターゲットPCCルールに従がって、前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成することを備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のデフォルトのサービス品質(QoS)の制御方法。
【請求項7】
前記デフォルトのQoSルールは、第3の5QI、第3のARP、第2のパケットフィルタ情報、第2の優先度情報およびデフォルトのQoSフローのQFIのうちの一部またはすべてを含むことを特徴とする請求項6に記載のデフォルトのサービス品質(QoS)の制御方法。
【請求項8】
前記SMFエンティティは、次のスキームの一部またはすべてで、前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成し、
スキーム1:前記SMFエンティティは、前記ターゲットPCCルール内の第1の5QIを前記デフォルトのQoSルール内の第3の5QIとし、
スキーム2:前記SMFエンティティは、前記ターゲットPCCルール内の第1のARPを前記デフォルトのQoSルール内の第3のARPとし、
スキーム3:前記SMFエンティは、前記ターゲットPCCルール内の第1のパケットフィルタ情報を前記デフォルトのQoSルール内の第2のパケットフィルタ情報とし、
スキーム4:前記SMFエンティティは、前記ターゲットPCCルール内の第1の優先度情報を前記デフォルトのQoSルール内の第2の優先度情報とし、
スキーム5:前記SMFエンティティは、前記デフォルトのQoSフローのQFIを前記デフォルトのQoSルール内のデフォルトのQoSフローのQFIとすることを特徴とする請求項7に記載のデフォルトのサービス品質(QoS)の制御方法。
【請求項9】
前記SMFエンティティが、前記ターゲットPCCルールに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成した後に、
前記SMFエンティティは、前記第2のパケットフィルタ情報と前記デフォルトのQoSフローのQFIをUPFエンティティに送信し、UPFエンティティに前記第2のパケットフィルタ情報とマッチングするダウンリンクデータを前記デフォルトのQoSフローを介して送信させるようにすることを特徴とする請求項
7または請求項
8に記載のデフォルトのサービス品質(QoS)の制御方法。
【請求項10】
PCFエンティティによって送信された少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定するように構成された第1の決定モジュールと、
前記ターゲットPCCルールに従ってPDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成し、前記デフォルトのQoSルールを
ユーザー機器(UE)に送信するように構成された第1の生成モジュールとを備え、
前記PCCルールは、UEのために確立されたPDUセッションに属することを特徴とするSMFエンティティ。
【請求項11】
プロセッサによって実行されると、請求項1から請求項9のいずれか1項の方法のステッ
プを実施するコンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2018年1月12日に中国特許局に提出し、出願番号が201810031281.5であり、発明名称が「デフォルトのサービス品質(QoS)の制御方法および装置」との中国特許出願を基礎とする優先権を主張し、その開示の総てをここに取り込む。
【0002】
本発明は、通信技術分野に関し、特にデフォルトのサービス品質制御方法および装置に関する。
【背景技術】
【0003】
次世代(NextGen)ネットワークでは、ネットワークアーキテクチャは、既存のネットワークアーキテクチャと比較して大きな変化を遂げている。
図1に示すようなNextGenネットワークアーキテクチャでは、UE(User Equipment,ユーザー機器)はユーザー端末であり、AN(Access Network,アクセスネットワーク)はアクセスネットワークデバイス(基地局など)であり、UPF(User Plane Function,ユーザープレーン機能)エンティティはユーザープレーンアンカー、AMF(Access and Mobility Management Function,アクセスおよびモビリティ管理機能)エンティティおよびSMF(Session Management Function,セッション管理機能)エンティティは、制御プレーンネットワークノードであり、AMFエンティティはモビリティ管理を担当し、UEとANに接続される。SMFエンティティはセッション管理を担当し、UPFエンティティに接続される。PCF(Policy Control Function,ポリシー制御機能)エンティティは、PCC(policy and charging control,ポリシーおよび課金制御)システムに属し、ポリシー制御を担当する。UEとAMFエンティティ間の非アクセス層メッセージはANを介して透過的に送信され、UEとSMFエンティティ間のセッション管理メッセージはANとAMFエンティティを介して透過的に送信される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
UEがネットワークにアクセスした後、ネットワーク側は、データ送信のために当該UEのための1つまたは複数のPDU(Protocol Data Unit,プロトコルデータユニット)セッションを確立する。ネットワークの接続性と最も基本的なサービス品質制御を維持するために、各PDUセッションが確立されるとき、ネットワーク側は当該PDUセッションのデフォルトのQoS(Quality of service,サービス品質)フローを確立する必要がある。さらに、ネットワーク側では、デフォルトのQoSフローに関連するデフォルトのQoSルールを構成する必要があるため、UEはアップリンクデータをデフォルトのQoSルールとマッチングし、デフォルトのQoSフローを介して送信できる。ただし、現時点では、NextGenネットワークのデフォルトQoSルールを生成する解決策はまだ案出されていない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、NextGenネットワークのためのデフォルトのQoSルールを生成するための解決策がないという先行技術の問題を解決するために、デフォルトのサービス品質制御方法および装置を提供する。
【0006】
上記の問題を解決するために、本発明の実施形態によって提供されるデフォルトのQoS制御方法は、
SMFエンティティは、PCFエンティティによって送信された少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定するステップと、
前記SMFエンティティは、前記ターゲットPCCルールに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成し、前記デフォルトのQoSルールを前記UEに送信するステップとを備え、
ここで、前記PCCルールは、UEのために確立されたPDUセッションに属する。
【0007】
本発明の実施形態によって提供される第2のデフォルトのQoS制御方法は、
PCFエンティティは、UEのために確立された1つのPDUセッションに対応する少なくとも1つのPCCルールを決定ステップと、
前記PCFエンティティは、前記SMFエンティティに前記少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定して、前記ターゲットPCCルールに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成するように、前記少なくとも1つのPCCルールを前記SMFエンティティに送信するステップとを備える。
【0008】
本発明の実施形態によって提供されるSMFエンティティは、プロセッサおよびメモリを備え、
ここで、前記プロセッサは、メモリ内のプログラムを読み取り、PCFエンティティによって送信された少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定し、ここで、前記PCCルールは、UEのために確立されたPDUセッションに属し、前記ターゲットPCCルールに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成し、前記デフォルトのQoSルールを前記UEに送信する。
【0009】
本発明の実施形態によって提供されるPCFエンティティは、プロセッサおよびメモリを備え、
ここで、プロセッサは、メモリ内のプログラムを読み取り、UEのために確立された1つのPDUセッションに対応する少なくとも1つのPCCルールを決定し、前記SMFエンティティに、前記少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定して、前記ターゲットPCCルールに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成するように、前記少なくとも1つのPCCルールを前記SMFエンティティに送信する。
【0010】
本発明の実施形態によって提供される第2のSMFエンティティは、
PCFエンティティによって送信された少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定するように構成された第1の決定モジュールであって、ここで、前記PCCルールは、UEのために確立されたPDUセッションに属する前記第1の決定モジュールと、
前記ターゲットPCCルールに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成し、前記デフォルトのQoSルールを前記UEに送信するように構成された第1の生成モジュールとを備える。
【0011】
本発明の実施形態によって提供される第2のPCFエンティティは、
UEのために確立された1つのPDUセッションに対応する少なくとも1つのPCCルールを決定するように構成された第2の決定モジュールと、
前記SMFエンティティに、前記少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定して、前記ターゲットPCCルールに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成するように、前記少なくとも1つのPCCルールを前記SMFエンティティに送信するように構成された第1の送信モジュールとを備える。
【0012】
本発明の実施形態は、その上にコンピュータプログラムを格納するコンピュータ可読記憶媒体を提供し、プログラムは、プロセッサによって実行されると、SMFエンティティによって実行されるステップを実施するか、またはSMFエンティティによって実行されるステップを実施する。
【0013】
本発明の実施形態では、SMFエンティティは、PCFエンティティによって送信された少なくとも1つのPCCルールを受信し、少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定し、SMFエンティティは、ターゲットPCCルールに従ってPDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成し、UEは、当該デフォルトのQoSルールに従って、デフォルトのQoSフローを介してアップリンクデータを送信できるため、PDUセッションの接続性およびQoS制御が保証される。デフォルトのQoSルールを生成するためにSMFによって使用されるターゲットPCCルールは、UEのPDUセッションに対してPCFエンティティのよって決定されたものであるため、特定のUEおよび特定のPDUセッションの正確な制御が実施され、システム性能がさらに向上される。
【0014】
本発明の実施形態によって提供される第3のデフォルトのQoS制御方法は、
SMFエンティティは、PCFエンティティによって送信された第3のパケットフィルタ情報が含まれるセッションレベルパラメータを受信するステップと、
前記SMFエンティティは、前記セッションレベルパラメータに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成し、前記デフォルトのQoSルールを前記UEに送信するステップとを備え、
ここで、前記セッションレベルパラメータはUEのために確立されたPDUセッションに属する。
【0015】
本発明の実施形態によって提供される第4のデフォルトのQoS制御方法は、
PCFエンティティは、UEのために確立された1つのPDUセッションに対応する第3のパケットフィルタ情報が含まれるセッションレベルパラメータを決定するステップと、
前記PCFエンティティは、前記セッションレベルパラメータを前記SMFエンティティに送信し、前記SMFに前記セッションレベルパラメータに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成させるようにするステップとを備える。
【0016】
本発明の実施形態によって提供される第3のSMFエンティティは、プロセッサおよびメモリを備え、
前記プロセッサは、メモリ内のプログラムを読み取り、PCFエンティティによって送信された第3のパケットフィルタ情報が含まれるセッションレベルパラメータを受信し、 ここで、前記セッションレベルパラメータはUEのために確立されたPDUセッションに属し、前記セッションレベルパラメータに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成し、前記デフォルトのQoSルールを前記UEに送信する。
【0017】
本発明の実施形態によって提供される第3のPCFエンティティは、プロセッサおよびメモリを備え、
前記プロセッサは、メモリ内のプログラムを読み取り、UEのために確立された1つのPDUセッションに対応する第3のパケットフィルタ情報が含まれるセッションレベルパラメータを決定して、前記SMFに前記セッションレベルパラメータに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成するように、前記セッションレベルパラメータを前記SMFエンティティに送信する。
【0018】
本発明の実施形態によって提供される第4のSMFエンティティは、
PCFエンティティによって送信された第3のパケットフィルタ情報が含まれるセッションレベルパラメータを受信するように構成された受信モジュールと、
前記セッションレベルパラメータに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成し、前記デフォルトのQoSルールを前記UEに送信するするように構成された第2の生成モジュールとを備え、
ここで、前記セッションレベルパラメータはUEのために確立されたPDUセッションに属する。
【0019】
本発明の実施形態によって提供される第4のPCFエンティティは、
UEのために確立された1つのPDUセッションに対応する第3のパケットフィルタ情報が含まれるセッションレベルパラメータを決定するように構成された第3の決定モジュールと、
前記SMFに、前記セッションレベルパラメータに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成するように、前記セッションレベルパラメータを前記SMFエンティティに送信するように構成された第2の送信モジュールとを備える。
【0020】
本発明の実施形態は、その上にコンピュータプログラムを格納するコンピュータ可読記憶媒体を提供し、プログラムは、プロセッサによって実行されると、SMFエンティティによって実行されるステップを実施するか、またはSMFエンティティによって実行されるステップを実施する。
【発明の効果】
【0021】
本発明の実施形態では、SMFエンティティは、PCFエンティティによって送信された第3のパケットフィルタ情報が含まれるセッションレベルパラメータを受信し、第3のパケットフィルタ情報が含まれるセッションレベルパラメータに従って、PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成し、UEは、当該デフォルトのQoSルールに従って、デフォルトのQoSフローを介してアップリンクデータを送信できるため、PDUセッションの接続性およびQoS制御が保証される。また、デフォルトのQoSルールを生成するためにSMFによって使用されるセッションレベルパラメータは、PCFエンティティにより、UEのPDUセッションに対して決定されたものであるため、特定のUEおよび特定のPDUセッションの正確な制御が実施され、システム性能がさらに向上される。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】背景技術におけるNextGenネットワークアーキテクチャの構造概略図である。
【
図2】本発明の実施形態による第1のデフォルトのQoS制御システムの構造概略図である。
【
図3】本発明の実施形態による第1のデフォルトのQoS制御の全プロセスの概略図である。
【
図4】本発明の実施形態による第1のSMFエンティティの構造概略図である。
【
図5】本発明の実施形態による第1のPCFエンティティの構造概略図である。
【
図6】本発明の実施形態による第2のSMFエンティティの構造概略図である。
【
図7】本発明の実施形態による第2のPCFエンティティの構造概略図である。
【
図8】本発明の実施形態による第1のデフォルトのQoS制御方法のフロー概略図である。
【
図9】本発明の実施形態による第2のデフォルトのQoS制御方法のフロー概略図である。
【
図10】本発明の実施形態による第2のデフォルトのQoS制御システムの構造概略図である。
【
図11】本発明の実施形態による第2のデフォルトのQoS制御の全プロセスの概略図である。
【
図12】本発明の実施形態による第3のSMFエンティティの構造概略図である。
【
図13】本発明の実施形態による第3のPCFエンティティの構造概略図である。
【
図14】本発明の実施形態による第4のSMFエンティティの構造概略図である。
【
図15】本発明の実施形態による第4のPCFエンティティの構造概略図である。
【
図16】本発明の実施形態による第3のデフォルトのQoS制御方法のフロー概略図である。
【
図17】本発明の実施形態による第4のデフォルトのQoS制御方法のフロー概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明の目的、技術的解決法、および利点をより明確にするために、本発明は、添付の図面を参照して以下に詳細にさらに説明される。説明される実施形態は、本発明の実施形態の一部であるが、すべての実施形態ではないことは明らかである。本発明の実施形態に基づいて、創造的な作業なしに当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲に関係する。
【0024】
本発明の実施形態によるSMFエンティティは、PCFエンティティによって送信された少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定し、前記SMFエンティティは、前記ターゲットPCCルールに従ってPDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成し、前記デフォルトのQoSルールをUEに送信する。
【0025】
ここで、前記PCCルールは、UEのために確立されたPDUセッションに属する。
【0026】
本発明の実施形態では、SMFエンティティは、PCFエンティティによって送信された少なくとも1つのPCCルールを受信し、少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定し、SMFエンティティは、ターゲットPCCルールに従ってPDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成し、UEは、当該デフォルトのQoSルールに従って、デフォルトのQoSフローを介してアップリンクデータを送信できるため、PDUセッションの接続性およびQoS制御が保証される。デフォルトのQoSルールを生成するためにSMFによって使用されるターゲットPCCルールは、UEのPDUセッションに対してPCFエンティティのよって決定されたものであるため、特定のUEおよび特定のPDUセッションの正確な制御が実施され、システム性能がさらに向上される。
【0027】
以下の説明では、SMFエンティティ側およびPCFエンティティ側の協調的な実施から説明されるが、これは、それらが実施するために互いに協調しなければならないことを意味しない。実際に、SMFエンティティ側とPCFエンティティ側が別々に実施すると、SMFエンティティ側とPCFエンティティ側にそれぞれ存在する問題も解決されるが、これらを組み合わせて使用すると、より優れた技術的効果が得られる可能性がある。
【0028】
図2に示すように、本発明の実施形態による第1のデフォルトのQoS制御システムは、SMFエンティティ20と、PCFエンティティ21とを備える。
【0029】
前記SMFエンティティ20は、PCFエンティティによって送信された少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定し、前記ターゲットPCCルールに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成し、前記デフォルトのQoSルールを前記UEに送信する。ここで、前記PCCルールは、UEのために確立されたPDUセッションに属する。
【0030】
PCFエンティティ21は、UEのために確立された1つのPDUセッションに対応する少なくとも1つのPCCルールを決定し、前記SMFエンティティに、前記少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定して、前記ターゲットPCCルールに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成するように、前記少なくとも1つのPCCルールを前記SMFエンティティに送信する。
【0031】
本発明のこの実施形態においてデフォルトのQoS制御を実行するプロセスは、UEのPDUセッションごとに独立して実行され、デフォルトのQoS制御プロセスは、UEのPDUセッションを確立するプロセスで発生することに留意されたい。または、PCFエンティティは、PDUセッションの確立が完了した後に、PDUセッションのデフォルトのQoSルールを変更することを決定する。
【0032】
UEのPDUセッションを確立するプロセスにおいてデフォルトのQoS制御プロセスが発生し、PCFエンティティがSMFエンティティとPCFエンティティとの間のポリシー関連付け確立要求を受信した後、PCFエンティティは、当該PDUセッションに対応する少なくとも1つのPCCルールを生成する。少なくとも1つの生成されたPCCルールをSMFエンティティに送信する。
【0033】
PDUセッションの確立が完了した後、当PCFエンティティが、デフォルトのQoSルール内の一部またはすべてパラメータを変更する必要があると判断すると、PCFエンティティは、当該PDUセッションに対応する少なくとも1つのPCCルールを生成する。そして、生成された少なくとも1つのPCCルールをSMFエンティティに送信する。
【0034】
必要に応じて、PCCルールは、第1の5QI(5G QoS Indicator,5G QoS指示)、第1のARP(Allocation and Retention Priority,割り当てと保持の優先度)、第1のパケットフィルタ情報および第1の優先度情報のうちの一部またはすべてを含む。
【0035】
本発明の実施形態では、PCFエンティティによってSMFエンティティに送信される少なくとも1つのPCCルールは、ターゲットPCCルールを含み、SMFエンティティは、当該ターゲットPCCルールに従ってPDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する。
【0036】
ターゲットPCCルールは、第1の5QI、第1のARP、第1のパケットフィルタ情報および第1の優先度情報のうちの一部またはすべてを含む。
【0037】
UEのPDUセッションに対応するターゲットPCCルールを生成するとき、PCFエンティティは、ターゲットPCCルール内の第1の5QI、第1のARP、第1のパケットフィルタ情報および第1の優先度情報を決定する必要がある。
【0038】
ターゲットPCCルールにおける第1の5QIおよび第1のARPを決定する方法は、ここでは詳細に説明されない既存の方法であり得る。
【0039】
ターゲットPCCルールの第1の優先度情報は、PCFエンティティによって構成され、PCFエンティティによって生成されたPDUセッションに対応する少なくとも1つのPCCルールでは、ターゲットPCCルールの第1の優先度情報は、最小である。
【0040】
ターゲットPCCルールで第1のパケットフィルタ情報を決定するとき、PCFエンティティは、以下のいくつかまたはすべてに従ってそれを決定する。
【0041】
前記UEの識別子、前記PDUセッションによってアクセスされるDNN(Data Network Name,データネットワーク名称)情報、前記UEのサブスクリプション関連情報、および前記UEのデータモデル予測情報。
【0042】
ここで、UEの識別子は、SMFエンティティからPCFエンティティに送信される。UEのサブスクリプション関連情報は、PCFエンティティによってオペレータのデータベースから取得される。UEのデータモデル予測情報は、オペレータのデータ分析ネットワーク要素からPCFエンティティによって取得され、例えば、UEのデータモデル予測情報は、UEモバイル予測モデル、UEアプリケーション使用モデルなどである。
【0043】
本発明の一実施形態では、PCFエンティティによって送信された少なくとも1つのPCCルールを受信した後、SMFエンティティは、少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定する必要がある。特定の実施では、SMFエンティティは、次の3つのスキームでターゲットPCCルールを決定できる。
【0044】
スキーム1:SMFエンティティは、前記少なくとも1つのPCCルールのうちの、デフォルト指示情報が含まれるPCCルールをターゲットPCCルールとする。
【0045】
当該スキーム1では、PCFエンティティが、PDUセッションに対応する少なくとも1つのPCCルールを生成するとき、前記PCFエンティティは、前記少なくとも1つのPCCルール内の1つのPCCルールにデフォルト指示情報を追加し、デフォルト指示情報が含まれるPCCルールおよびその他のデフォルト指示情報が含まれていないPCCルールを前記SMFエンティティに送信する。
【0046】
PCFエンティティによって送信された少なくとも1つのPCCルールを受信した後、SMFエンティティは、少なくとも1つのPCCルールのうちの、デフォルト指示情報が含まれるPCCルールをターゲットPCCルールとする。
【0047】
例えば、PCFエンティティは、PDUセッションに対応する4つのPCCルール、すなわち、PCCルール1、PCCルール2、PCCルール3、およびPCCルール4を生成する。PCFエンティティは、PCCルール2にデフォルト指示情報「A」を追加する。PCFエンティティによって送信されたPDUセッションに対応する4つのPCCルールを受信した後、SMFエンティティは、デフォルト指示情報「A」が含まれるPCCルール2をターゲットPCCルールとする。
【0048】
スキーム2では、SMFエンティティは、前記少なくとも1つのPCCルールの中で最も低い優先順位を有するPCCルールをターゲットPCCルールとする。
【0049】
当該スキーム2では、PCFエンティティがPDUセッションに対応する少なくとも1つのPCCルールを生成するとき、前記PCFエンティティは、第1の優先度情報を含む少なくとも1つのPCCルールをSMFエンティティに送信する。
【0050】
PCFエンティティによって生成された各PCCルールは、第1の優先度情報を含むことに留意されたい。
【0051】
PCFエンティティによって送信された少なくとも1つのPCCルールを受信した後、SMFエンティティは、含まれる第1の優先順位情報に従って各PCCルール内の第1の優先順位情報を比較することによって、最も低い優先順位を有するPCCルールをターゲットPCCルールとして採用する。
【0052】
スキーム3:SMFエンティティは、セッションレベルパラメータと同一の第1のタイプの情報が配置されているPCCルールを前記ターゲットPCCルールとする。
【0053】
当該スキーム3では、PCFエンティティが少なくとも1つのPCCルールをSMFエンティティに送信する前に、PCFエンティティは、PDUセッションに対応するセッションレベルパラメータを決定する。また、PCFエンティティが少なくとも1つのPCCルールをSMFエンティティに送信すると、PDUセッションに対応するセッションレベルパラメータもSMFエンティティに送信する。
【0054】
本発明のこの実施形態では、PCFエンティティは、PDUセッションに対応するセッションレベルパラメータおよび少なくとも1つのPCCルールを同じメッセージで送信するか、または異なるメッセージを介して、PDUセッションに対応するセッションレベルパラメータおよび少なくとも1つのPCCルールを送信することができることに留意されたい。特定の送信方法は制限されない。
【0055】
対応して、SMFエンティティは、PCFエンティティによって送信されたセッションレベルパラメータを受信する。
【0056】
SMFエンティティは、以下のスキームでターゲットPCCルールを決定する:
SMFエンティティは、各PCCルールにおけるセッションレベルパラメータに対応する第1のタイプの情報を決定する。セッションレベルパラメータと同一の第1のタイプの情報が配置されているPCCルールをターゲットPCCルールとする。
【0057】
必要に応じて、セッションレベルパラメータは、第2の5QIおよび/または第2のARPである。
【0058】
それに対応して、SMFエンティティは、各PCCルール内の最初の5QIおよび/または第1のARPを第1のタイプの情報とする。
【0059】
具体的には、セッションレベルパラメータが第2の5QIおよび第2のARPである場合、SMFエンティティは、各PCCルール内の第1の5QIおよび第1のARPを第1のタイプの情報とする。
【0060】
少なくとも1つのPCCルールからSMFエンティティによって決定されたターゲットPCCルールは、以下の条件を満たす。
【0061】
ターゲットPCCルールの第1の5QIは、第2の5QIと同じであり、ターゲットPCCルールの第1のARPは、第2のARPと同じである。
【0062】
セッションレベルパラメータが第2の5QIである場合、SMFエンティティは、各PCCルールにおける第1の5QIを第1のタイプの情報とする。
【0063】
少なくとも1つのPCCルールからSMFエンティティによって決定されたターゲットPCCルールは、以下の条件を満たす。
【0064】
ターゲットPCCルール内の第1の5QIは、第2の5QIと同じである。
【0065】
セッションレベルパラメータが第2のARPであるとき、SMFエンティティは、各PCCルールにおける第1のARPを第1のタイプの情報とする。
【0066】
少なくとも1つのPCCルールからSMFエンティティによって決定されたターゲットPCCルールは、以下の条件を満たす。
【0067】
ターゲットPCCルールにおける第1のARPは、第2のARPと同じである。
【0068】
本発明の一実施形態では、SMFエンティティがPCFエンティティによって送信された少なくとも1つのPCFルールを受信した後、SMFエンティティがPDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する前に、SMFエンティティは、PDUセッションのためのデフォルトのQoSフローのQFI(QoS flow identify,QoSフロー識別子)を割り当てる。
【0069】
特に、SMFエンティティが、UEのためのPDUセッションを確立するプロセスにおいて、PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する場合、SMFエンティティは、当該PDUセッションのためのデフォルトのQoSフローのQFI(QoS flow identify,QoSフロー識別子)を割り当てる。
【0070】
UEのPDUセッションの確立が完了した後、SMFエンティティがPDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを変更する場合、SMFエンティティは、当該PDUセッション確立プロセスにおいてPDUセッションに割り当てられたデフォルトのQoSフローのQFIを決定する。
【0071】
任意選択で、前記SMFエンティティは、前記デフォルトのQoSフローのQFIと前記ターゲットPCCルールに従って、前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する。
【0072】
ここで、前記デフォルトのQoSルールは以下情報のうちの一部またはすべてを含む。
【0073】
第3の5QI、第3のARP、第2のパケットフィルタ情報、第2の優先度情報およびデフォルトのQoSフローのQFI。
【0074】
実施では、SMFエンティティは、次のスキームの一部またはすべてで、前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する:
スキーム1:前記SMFエンティティは、前記ターゲットPCCルール内の第1の5QIを前記デフォルトのQoSルール内の第3の5QIとする。
【0075】
スキーム2:前記SMFエンティティは、前記ターゲットPCCルール内の第1のARPを前記デフォルトのQoSルール内の第3のARPとする。
【0076】
スキーム3:前記SMFエンティは、前記ターゲットPCCルール内の第1のパケットフィルタ情報を前記デフォルトのQoSルール内の第2のパケットフィルタ情報とする。
【0077】
スキーム4:前記SMFエンティティは、前記ターゲットPCCルール内の第1の優先度情報を前記デフォルトのQoSルール内の第2の優先度情報とする。
【0078】
スキーム5:前記SMFエンティティは、前記デフォルトのQoSフローのQFIを前記デフォルトのQoSルール内のデフォルトのQoSフローのQFIとする。
【0079】
デフォルトのQoSルールが、第2のパケットフィルタ情報、第2の優先度情報、およびデフォルトのQoSフローのQFIを含む場合、SMFエンティティは、上記のスキーム3、スキーム4およびスキーム5に従って、PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する。
【0080】
具体的には、SMFエンティティは、ターゲットPCCルールの第1のパケットフィルタ情報をデフォルトのQoSルールの第2のパケットフィルタ情報とし、前記ターゲットPCCルールの第1の優先度情報をデフォルトのQoSルールの第2の優先度情報とし、および前記デフォルトQoSフローのQFIを前記デフォルトQoSルールのデフォルトQoSフローのQFIとする。
【0081】
デフォルトのQoSルールが、第3の5QI、第3のARP、第2のパケットフィルタ情報、第2の優先度情報、およびデフォルトのQoSフローのQFIを含む場合、SMFエンティティは、スキーム1、スキーム2、スキーム3、スキーム4およびスキーム5PDUに従ってPDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する。
【0082】
具体的には、SMFエンティティは、前記ターゲットPCCルール内の第1の5QIを前記デフォルトのQoSルール内の第3の5QIとし、前記ターゲットPCCルール内の第1のARPを前記デフォルトのQoSルール内の第3のARPとし、前記ターゲットPCCルール内の第1のパケットフィルタ情報を前記デフォルトのQoSルール内の第2のパケットフィルタ情報とし、前記ターゲットPCCルール内の第1の優先度情報を前記デフォルトのQoSルール内の第2の優先度情報とし、および前記デフォルトのQoSフローのQFIを前記デフォルトのQoSルール内のデフォルトのQoSフローのQFIとする。
【0083】
本発明の一実施形態では、PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成した後、SMFエンティティは、デフォルトのQoSルールをAMFエンティティを介してUEに送信し、その結果、UEは、デフォルトのQoSルール内の第2のパケットフィルタ情報とマッチングするアップリンクデータを前記デフォルトのQoSフローを介して送信する。
【0084】
任意選択で、PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成した後、SMFエンティティは、デフォルトのQoSルール内のデフォルトのQoSフローの第2のパケットフィルタ情報およびQFIをUPFエンティティに送信し、その結果、UPFエンティティは、デフォルトのQoSフローを介して第2のパケットフィルタ情報とマッチングするダウンリンクデータを送信する。
【0085】
デフォルトのQoS制御プロセスは、特定の実施形態によって以下に示される。一例として、デフォルトのQoS制御は、UEのPDUセッションの確立プロセスで実行される。
【0086】
図3に示されるように、本発明の実施形態の第1のデフォルトQoS制御のプロセス全体の概略図が示される:
ステップ301:SMFエンティティは、SMFエンティティとPCFエンティティとの間のポリシー関連付け確立要求をPCFエンティティに送信する。
【0087】
ステップ302:PCFエンティティは、PDUセッションに対応する少なくとも1つのPCCルールを生成する。
【0088】
ここで、当該少なくとも1つのPCCルールは、ターゲットPCCルールを含む。
【0089】
ステップ303:PCFエンティティは、PDUセッションに対応する少なくとも1つのPCCルールをSMFエンティティに送信する。
【0090】
ステップ304:SMFエンティティは、PDUセッションに対応する少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定する。
【0091】
ステップ305:SMFエンティティは、当該PDUセッションにデフォルトのQoSフローのQFIを割り当てる。
【0092】
ここで、ステップ304とステップ305は順序を区別しないことに注意する必要があり、ステップ305の前にステップ304を実行するか、ステップ304の前にステップ305を実行するか、またはステップ304とステップ305を同時に実行することが可能である。
【0093】
ステップ306:SMFエンティティは、デフォルトのQoSフローのQFIおよびターゲットPCCルールに従って、PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する。
【0094】
ステップ307:SMFエンティティは、デフォルトのQoSルールの第2のパケットフィルタ情報およびデフォルトのQoSフローのQFIをUPFエンティティに送信し、その結果、UPFエンティティは、第2のパケットフィルタ情報とマッチングするダウンリンクデータをデフォルトのQoSフローにより送信する。
【0095】
ステップ308:SMFエンティティは、デフォルトのQoSルールをAMFエンティティを介してUEに送信し、それにより、UEは、デフォルトのQoSフローを介してデフォルトのQoSルール内の第2のパケットフィルタ情報とマッチングするアップリンクデータを送信するようになる。
【0096】
ここで、ステップ307とステップ308は順序を区別しないことに注意する必要があり、ステップ308の前にステップ307を実行するか、ステップ307の前にステップ308を実行するか、またはステップ307とステップ308を同時に実行することが可能である。
【0097】
図4に示されるように、本発明の実施形態の第1のSMFエンティティは、プロセッサ400、メモリ401、およびバスインターフェースを含む。
【0098】
プロセッサ400は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、メモリ401は、プロセッサ400が動作する際に利用するデータを記憶することができる。バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスおよびブリッジを含み得、特に、プロセッサ400によって表される1つ以上のプロセッサの様々な回路およびモリ401によって表されるメモリをリンクし得る。さらに、周辺装置、電圧調整器、電力管理回路などのさまざまな他の回路をリンクすることができ、これらはすべて当技術分野でよく知られており、したがって、本明細書では再度さらに説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。プロセッサ400は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、メモリ401は、プロセッサ400が動作する際に利用するデータを記憶することができる。
【0099】
本発明に係る実施例により開示された流れは、プロセッサ400に適用することができるか、または、プロセッサ400により実現される。実装プロセスにおいて、信号処理フローの各ステップは、プロセッサ400内のハードウェアの論理集積回路またはソフトウェア形式の指令により完成されることができる。プロセッサ400は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、専用集積回路、フィールドプログラマブル・ゲートアレイまたは他のプログラマブルロジック・デバイス、ディスクリート・ゲートまたはトランジスタロジック・デバイス、ディスクリート・ハードウェアコンポネントであることができ、本発明に係る実施例により開示した各々方法、ステップ及びロジックブロック図を実現・執行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサまたはいずれのノーマルプロセッサなどであることができる。本発明に係る実施例に開示された方法のステップを参照すれば、ハードウェアプロセッサにより直接に執行して完成するか、または、プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせにより執行されて完成することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ、プログラマブルリードオンリーメモリまたは電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなど本分野のよく知られる記憶媒体に格納されることができる。当該記憶媒体はメモリ401に位置し、プロセッサ400はメモリ401に格納される情報を読み出して、そのハードウェアと組み合わせて信号処理フローのステップを完了する。
【0100】
具体的に、プロセッサ400は、メモリ401内のプログラムを読み取り、PCFエンティティによって送信された少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定し、ここで、前記PCCルールは、UEのために確立されたPDUセッションに属し、前記ターゲットPCCルールに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成し、前記デフォルトのQoSルールを前記UEに送信する。
【0101】
任意選択で、前記PCCルールは、第1の5QI、第1のARP、第1のパケットフィルタ情報および第1の優先度情報のうちの一部またはすべてを含む。
【0102】
任意選択で、前記プロセッサ400は具体的に、前記少なくとも1つのPCCルールのうちの、デフォルト指示情報が含まれるPCCルールをターゲットPCCルールとし、または、
前記少なくとも1つのPCCルールのうちの、最も低い優先順位を有するPCCルールをターゲットPCCルールとする。
【0103】
任意選択で、前記プロセッサ400はさらに、PCFエンティティによって送信された少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定する前に、前記PCFエンティティによって送信されたセッションレベルパラメータを受信する。
【0104】
前記プロセッサ400は具体的に、各PCCルール内の、前記セッションレベルパラメータと対応する第1のタイプの情報を決定し、前記セッションレベルパラメータと同じである第1のタイプの情報が配置されているPCCルールを前記ターゲットPCCルールとする。
【0105】
任意選択で、前記セッションレベルパラメータは第2の5QIおよび/または第2のARPを含む。
【0106】
前記プロセッサ400は具体的に、各PCCルール内の第1の5QIおよび/または第1のARPを第1のタイプの情報とする。
【0107】
任意選択で、前記プロセッサ400はさらに、前記ターゲットPCCルールに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する前に、前記PDUセッションに割り当てられたデフォルトのQoSフローのQFIを決定する。
【0108】
前記プロセッサ400は具体的に、前記デフォルトのQoSフローのQFIと前記ターゲットPCCルールに従って、前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する。
【0109】
任意選択で、前記デフォルトのQoSルールは、第3の5QI、第3のARP、第2のパケットフィルタ情報、第2の優先度情報およびデフォルトのQoSフローのQFIのうちの一部またはすべてを含む。
【0110】
任意選択で、前記プロセッサ400は具体的に、次のスキームの一部またはすべてで、前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する:
スキーム1:前記ターゲットPCCルール内の第1の5QIを前記デフォルトのQoSルール内の第3の5QIとする。
【0111】
スキーム2:前記ターゲットPCCルール内の第1のARPを前記デフォルトのQoSルール内の第3のARPとする。
【0112】
スキーム3:前記SMFエンティは、前記ターゲットPCCルール内の第1のパケットフィルタ情報を前記デフォルトのQoSルール内の第2のパケットフィルタ情報とする。
【0113】
スキーム4:前記ターゲットPCCルール内の第1の優先度情報を前記デフォルトのQoSルール内の第2の優先度情報とする。
【0114】
スキーム5:前記デフォルトのQoSフローのQFIを前記デフォルトのQoSルール内のデフォルトのQoSフローのQFIとする。
【0115】
任意選択で、前記プロセッサ400はさらに、前記ターゲットPCCルールに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成した後に、前記第2のパケットフィルタ情報と前記デフォルトのQoSフローのQFIをUPFエンティティに送信し、UPFエンティティに前記第2のパケットフィルタ情報とマッチングするダウンリンクデータを前記デフォルトのQoSフローを介して送信させるようにする。
【0116】
図5に示されるように、本発明の実施形態の第1のPCFエンティティは、プロセッサ500、メモリ501、およびバスインターフェースを含む。
【0117】
前記プロセッサ500は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、メモリ501は、プロセッサ500が動作する際に利用するデータを記憶することができる。バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスおよびブリッジを含み得、特に、プロセッサ500によって表される1つ以上のプロセッサの様々な回路およびモリ501によって表されるメモリをリンクし得る。さらに、周辺装置、電圧調整器、電力管理回路などのさまざまな他の回路をリンクすることができ、これらはすべて当技術分野でよく知られており、したがって、本明細書では再度さらに説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。プロセッサ500は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、メモリ501は、プロセッサ500が動作する際に利用するデータを記憶することができる。
【0118】
本発明に係る実施例により開示された流れは、プロセッサ400に適用することができるか、または、プロセッサ400により実現される。実装プロセスにおいて、信号処理フローの各ステップは、プロセッサ400内のハードウェアの論理集積回路またはソフトウェア形式の指令により完成されることができる。プロセッサ400は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、専用集積回路、フィールドプログラマブル・ゲートアレイまたは他のプログラマブルロジック・デバイス、ディスクリート・ゲートまたはトランジスタロジック・デバイス、ディスクリート・ハードウェアコンポネントであることができ、本発明に係る実施例により開示した各々方法、ステップ及びロジックブロック図を実現・執行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサまたはいずれのノーマルプロセッサなどであることができる。本発明に係る実施例に開示された方法のステップを参照すれば、ハードウェアプロセッサにより直接に執行して完成するか、または、プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせにより執行されて完成することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ、プログラマブルリードオンリーメモリまたは電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなど本分野のよく知られる記憶媒体に格納されることができる。当該記憶媒体はメモリ501に位置し、プロセッサ400はメモリ501に格納される情報を読み出して、そのハードウェアと組み合わせて信号処理フローのステップを完了する。
【0119】
具体的に、前記プロセッサ500は、メモリ501内のプログラムを読み取り、UEのために確立された1つのPDUセッションに対応する少なくとも1つのPCCルールを決定し、前記SMFエンティティに、前記少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定して、前記ターゲットPCCルールに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成するように、前記少なくとも1つのPCCルールを前記SMFエンティティに送信する。
【0120】
任意選択で、前記PCCルールは、第1の5QI、第1のARP、第1のパケットフィルタ情報および第1の優先度情報のうちの一部またはすべてを含む。
【0121】
任意選択で、前記プロセッサ500は具体的に、前記少なくとも1つのPCCルール内の1つのPCCルールにデフォルト指示情報を追加し、前記デフォルト指示情報が含まれるPCCルールおよびほかの前記デフォルト指示情報が含まれていないPCCルールを前記SMFエンティティに送信することにより、前記SMFエンティティに前記デフォルト指示情報に従ってターゲットPCCルールを決定させるようにし、または、
第1の優先度情報が含まれる少なくとも1つのPCCルールを前記SMFエンティティに送信し、前記SMFエンティティに前記第1の優先度情報に従ってターゲットPCCルールを決定させるようにする。
【0122】
任意選択で、前記プロセッサ500はさらに、前記少なくとも1つのPCCルールを前記SMFエンティティに送信する前に、前記PDUセッションに対応するセッションレベルパラメータを決定する。
【0123】
前記プロセッサ500は具体的に、前記SMFエンティティに前記セッションレベルパラメータに従って、ターゲットPCCルールを決定するように、前記少なくとも1つのPCCルールおよび前記セッションレベルパラメータを前記SMFエンティティに送信する。
【0124】
任意選択で、前記セッションレベルパラメータは第2の5QIおよび/または第2のARPを含む。
【0125】
任意選択で、前記プロセッサ500は具体的に、以下の一部またはすべての情報に従って、前記PCCルール内の第1のパケットフィルタ情報を決定する:
前記UEの識別子、前記PDUセッションによってアクセスされるDNN情報、前記UEのサブスクリプション関連情報、前記UEのデータモデル予測情報。
【0126】
図6に示すように、本発明の実施形態による第2のSMFエンティティは、
PCFエンティティによって送信された少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定するように構成された第1の決定モジュール600と、
前記ターゲットPCCルールに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成し、前記デフォルトのQoSルールを前記UEに送信するするように構成された第1の生成モジュール601とを備える。
【0127】
ここで、前記PCCルールは、UEのために確立されたPDUセッションに属する。
【0128】
任意選択で、前記PCCルールは、第1の5QI、第1のARP、第1のパケットフィルタ情報および第1の優先度情報のうちの一部またはすべてを含む。
【0129】
任意選択で、前記第1の決定モジュール600は具体的に、前記少なくとも1つのPCCルールのうちの、デフォルト指示情報が含まれるPCCルールをターゲットPCCルールとし、または、
前記少なくとも1つのPCCルールのうちの、最も低い優先順位を有するPCCルールをターゲットPCCルールとする。
【0130】
任意選択で、前記第1の決定モジュール600はさらに、PCFエンティティによって送信された少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定する前に、前記PCFエンティティによって送信されたセッションレベルパラメータを受信する。
【0131】
前記第1の決定モジュール600は具体的に、各PCCルール内の、前記セッションレベルパラメータと対応する第1のタイプの情報を決定し、前記セッションレベルパラメータと同じである第1のタイプの情報が配置されているPCCルールを前記ターゲットPCCルールとする。
【0132】
任意選択で、前記セッションレベルパラメータは第2の5QIおよび/または第2のARPを含む。
【0133】
前記第1の決定モジュール600は具体的に、各PCCルール内の第1の5QIおよび/または第1のARPを第1のタイプの情報とする。
【0134】
任意選択で、前記第1の生成モジュール601はさらに、前記ターゲットPCCルールに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する前に、前記PDUセッションに割り当てられたデフォルトのQoSフローのQFIを決定する。
【0135】
前記第1の生成モジュール601は具体的に、前記デフォルトのQoSフローのQFIと前記ターゲットPCCルールに従って、前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する。
【0136】
任意選択で、前記デフォルトのQoSルールは、第3の5QI、第3のARP、第2のパケットフィルタ情報、第2の優先度情報およびデフォルトのQoSフローのQFIのうちの一部またはすべてを含む。
【0137】
任意選択で、前記第1の生成モジュール601は具体的に、次のスキームの一部またはすべてで、前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する:
スキーム1:前記ターゲットPCCルール内の第1の5QIを前記デフォルトのQoSルール内の第3の5QIとする。
【0138】
スキーム2:前記ターゲットPCCルール内の第1のARPを前記デフォルトのQoSルール内の第3のARPとする。
【0139】
スキーム3:前記SMFエンティは、前記ターゲットPCCルール内の第1のパケットフィルタ情報を前記デフォルトのQoSルール内の第2のパケットフィルタ情報とする。
【0140】
スキーム4:前記ターゲットPCCルール内の第1の優先度情報を前記デフォルトのQoSルール内の第2の優先度情報とする。
【0141】
スキーム5:前記デフォルトのQoSフローのQFIを前記デフォルトのQoSルール内のデフォルトのQoSフローのQFIとする。
【0142】
任意選択で、前記第1の生成モジュール601はさらに、前記ターゲットPCCルールに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成した後に、前記第2のパケットフィルタ情報と前記デフォルトのQoSフローのQFIをUPFエンティティに送信し、UPFエンティティに前記第2のパケットフィルタ情報とマッチングするダウンリンクデータを前記デフォルトのQoSフローを介して送信させるようにする。
【0143】
図7に示すように、本発明の実施形態による第2のPCFエンティティは、
UEのために確立された1つのPDUセッションに対応する少なくとも1つのPCCルールを決定するように構成された第2の決定モジュール700と、
前記SMFエンティティに、前記少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定して、前記ターゲットPCCルールに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成するように、前記少なくとも1つのPCCルールを前記SMFエンティティに送信するように構成された第1の送信モジュール701とを備える。
【0144】
任意選択で、前記PCCルールは、第1の5QI、第1のARP、第1のパケットフィルタ情報および第1の優先度情報のうちの一部またはすべてを含む。
【0145】
任意選択で、前記第1の送信モジュール701は具体的に、前記少なくとも1つのPCCルール内の1つのPCCルールにデフォルト指示情報を追加し、前記デフォルト指示情報が含まれるPCCルールおよびほかの前記デフォルト指示情報が含まれていないPCCルールを前記SMFエンティティに送信することにより、前記SMFエンティティに前記デフォルト指示情報に従ってターゲットPCCルールを決定させるようにし、または、
第1の優先度情報が含まれる少なくとも1つのPCCルールを前記SMFエンティティに送信し、前記SMFエンティティに前記第1の優先度情報に従ってターゲットPCCルールを決定させるようにする。
【0146】
任意選択で、前記第1の送信モジュール701はさらに、前記少なくとも1つのPCCルールを前記SMFエンティティに送信する前に、前記PDUセッションに対応するセッションレベルパラメータを決定する。
【0147】
前記第1の送信モジュール701は具体的に、前記SMFエンティティに前記セッションレベルパラメータに従って、ターゲットPCCルールを決定するように、前記少なくとも1つのPCCルールおよび前記セッションレベルパラメータを前記SMFエンティティに送信する。
【0148】
任意選択で、前記セッションレベルパラメータは第2の5QIおよび/または第2のARPを含む。
【0149】
任意選択で、前記第2の決定モジュール700は具体的に、以下の一部またはすべての情報に従って、前記PCCルール内の第1のパケットフィルタ情報を決定する:
前記UEの識別子、前記PDUセッションによってアクセスされるDNN情報、前記UEのサブスクリプション関連情報、前記UEのデータモデル予測情報。
【0150】
本発明の一実施形態は、その上にコンピュータプログラムを格納するコンピュータ可読記憶媒体を提供し、当該プログラムは、プロセッサによって実行されると、本発明の実施形態においてSMFエンティティによって実行されるステップを実施する。
【0151】
本発明の実施形態は、その上にコンピュータプログラムを格納するコンピュータ可読記憶媒体を提供し、当該プログラムは、プロセッサによって実行されると、本発明の実施形態のPCFエンティティによって実行されるステップを実施する。
【0152】
同じ発明思想に基づいて、本発明の実施形態は、デフォルトのQoS制御方法をさらに提供する。この方法に対応する装置は、本発明の実施形態のデフォルトのQoS制御システムのSMFエンティティであり、この方法の問題を解決する原理は装置のそれと同様であるため、この方法の実施は実施を参照することができる。ここでは、装置の説明を省略し、繰り返しの説明は省略する。
【0153】
図8に示すように、本発明の実施形態の第1のデフォルトのQoS制御方法は、以下のステップを含む。
【0154】
ステップ800:SMFエンティティは、PCFエンティティによって送信された少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定し、ここで、前記PCCルールは、UEのために確立されたPDUセッションに属する。
【0155】
ステップ801、前記SMFエンティティは、前記ターゲットPCCルールに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成し、前記デフォルトのQoSルールを前記UEに送信する。
【0156】
任意選択で、前記PCCルールは、第1の5QI、第1のARP、第1のパケットフィルタ情報および第1の優先度情報のうちの一部またはすべてを含む。
【0157】
任意選択で、前記SMFエンティティが、PCFエンティティによって送信された少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定することは具体的に、
前記SMFエンティティは、前記少なくとも1つのPCCルールのうちの、デフォルト指示情報が含まれるPCCルールをターゲットPCCルールとし、または、
前記SMFエンティティは、前記少なくとも1つのPCCルールのうちの、最も低い優先順位を有するPCCルールをターゲットPCCルールとする。
【0158】
任意選択で、前記SMFエンティティが、PCFエンティティによって送信された少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定する前に、前記SMFエンティティは、前記PCFエンティティによって送信されたセッションレベルパラメータを受信する。
【0159】
前記SMFエンティティが、PCFエンティティによって送信された少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定することは具体的に、前記SMFエンティティは、各PCCルール内の、前記セッションレベルパラメータと対応する第1のタイプの情報を決定し、前記セッションレベルパラメータと同じである第1のタイプの情報が配置されているPCCルールを前記ターゲットPCCルールとする。
【0160】
任意選択で、前記セッションレベルパラメータは第2の5QIおよび/または第2のARPを含む。
【0161】
前記SMFエンティティが各PCCルール内の前記セッションレベルパラメータと対応する第1のタイプの情報を決定することは具体的に、前記SMFエンティティは、各PCCルール内の第1の5QIおよび/または第1のARPを第1のタイプの情報とする。
【0162】
任意選択で、前記SMFエンティティが、前記ターゲットPCCルールに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する前に、前記SMFエンティティは、前記PDUセッションに割り当てられたデフォルトのQoSフローのQFIを決定する。
【0163】
前記SMFエンティティが、前記ターゲットPCCルールに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成することは具体的に、前記SMFエンティティは、前記デフォルトのQoSフローのQFIと前記ターゲットPCCルールに従って、前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する。
【0164】
任意選択で、前記デフォルトのQoSルールは、第3の5QI、第3のARP、第2のパケットフィルタ情報、第2の優先度情報およびデフォルトのQoSフローのQFIのうちの一部またはすべてを含む。
【0165】
任意選択で、前記SMFエンティティは、次のスキームの一部またはすべてで、前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する:
スキーム1:前記SMFエンティティは、前記ターゲットPCCルール内の第1の5QIを前記デフォルトのQoSルール内の第3の5QIとする。
【0166】
スキーム2:前記SMFエンティティは、前記ターゲットPCCルール内の第1のARPを前記デフォルトのQoSルール内の第3のARPとする。
【0167】
スキーム3:前記SMFエンティは、前記ターゲットPCCルール内の第1のパケットフィルタ情報を前記デフォルトのQoSルール内の第2のパケットフィルタ情報とする。
【0168】
スキーム4:前記SMFエンティティは、前記ターゲットPCCルール内の第1の優先度情報を前記デフォルトのQoSルール内の第2の優先度情報とする。
【0169】
スキーム5:前記SMFエンティティは、前記デフォルトのQoSフローのQFIを前記デフォルトのQoSルール内のデフォルトのQoSフローのQFIとする。
【0170】
任意選択で、前記SMFエンティティは、前記ターゲットPCCルールに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成した後に、前記SMFエンティティは、前記第2のパケットフィルタ情報と前記デフォルトのQoSフローのQFIをUPFエンティティに送信し、UPFエンティティに前記第2のパケットフィルタ情報とマッチングするダウンリンクデータを前記デフォルトのQoSフローを介して送信させるようにする。
【0171】
同じ発明思想に基づいて、本発明の実施形態は、デフォルトのQoS制御方法をさらに提供する。この方法に対応する装置は、本発明の実施形態のデフォルトのQoS制御システムのPCFエンティティであり、この方法の問題を解決する原理は装置のそれと同様であるため、この方法の実施は実施を参照することができる。ここでは、装置の説明を省略し、繰り返しの説明は省略する。
【0172】
図9に示すように、本発明の実施形態の第2のデフォルトQoS制御方法は、以下を含む。
【0173】
ステップ901:PCFエンティティは、UEのために確立された1つのPDUセッションに対応する少なくとも1つのPCCルールを決定する。
【0174】
ステップ902:前記PCFエンティティは、前記SMFエンティティに前記少なくとも1つのPCCルールからターゲットPCCルールを決定して、前記ターゲットPCCルールに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成するように、前記少なくとも1つのPCCルールを前記SMFエンティティに送信する。
【0175】
任意選択で、前記PCCルールは、第1の5QI、第1のARP、第1のパケットフィルタ情報および第1の優先度情報のうちの一部またはすべてを含む。
【0176】
任意選択で、前記PCFエンティティが前記少なくとも1つのPCCルールを前記SMFエンティティに送信することは具体的に、
前記PCFエンティティは、前記少なくとも1つのPCCルール内の1つのPCCルールにデフォルト指示情報を追加し、前記デフォルト指示情報が含まれるPCCルールおよびほかの前記デフォルト指示情報が含まれていないPCCルールを前記SMFエンティティに送信することにより、前記SMFエンティティに前記デフォルト指示情報に従ってターゲットPCCルールを決定させるようにし、または、
前記PCFエンティティは、第1の優先度情報が含まれる少なくとも1つのPCCルールを前記SMFエンティティに送信し、前記SMFエンティティに前記第1の優先度情報に従ってターゲットPCCルールを決定させるようにする。
【0177】
任意選択で、前記PCFエンティティが前記少なくとも1つのPCCルールを前記SMFエンティティに送信する前に、前記PCFエンティティは、前記PDUセッションに対応するセッションレベルパラメータを決定する。
【0178】
前記PCFエンティティが前記少なくとも1つのPCCルールを前記SMFエンティティに送信することは具体的に、
前記PCFエンティティは、前記SMFエンティティに前記セッションレベルパラメータに従って、ターゲットPCCルールを決定するように、前記少なくとも1つのPCCルールおよび前記セッションレベルパラメータを前記SMFエンティティに送信する。
【0179】
任意選択で、前記セッションレベルパラメータは第2の5QIおよび/または第2のARPを含む。
【0180】
任意選択で、前記PCFエンティティは、以下の一部またはすべての情報に従って、前記PCCルール内の第1のパケットフィルタ情報を決定する:
前記UEの識別子、前記PDUセッションによってアクセスされるDNN情報、前記UEのサブスクリプション関連情報、前記UEのデータモデル予測情報。
【0181】
本発明の実施形態によるSMFエンティティは、PCFエンティティによって送信された第3のパケットフィルタ情報が含まれるセッションレベルパラメータを受信し、前記SMFエンティティは、前記セッションレベルパラメータに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成し、前記デフォルトのQoSルールを前記UEに送信する。
【0182】
ここで、前記セッションレベルパラメータは、UEのために確立されたPDUセッションに属する。
【0183】
本発明の実施形態では、SMFエンティティは、PCFエンティティによって送信された第3のパケットフィルタ情報が含まれるセッションレベルパラメータを受信し、第3のパケットフィルタ情報が含まれるセッションレベルパラメータに従って、PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成し、UEは、当該デフォルトのQoSルールに従って、デフォルトのQoSフローを介してアップリンクデータを送信できるため、PDUセッションの接続性およびQoS制御が保証される。また、デフォルトのQoSルールを生成するためにSMFによって使用されるセッションレベルパラメータは、PCFエンティティにより、UEのPDUセッションに対して決定されたものであるため、特定のUEおよび特定のPDUセッションの正確な制御が実施され、システム性能がさらに向上される。
【0184】
以下の説明では、SMFエンティティ側およびPCFエンティティ側の協調的な実施から説明されるが、これは、それらが実施するために互いに協調しなければならないことを意味しない。実際に、SMFエンティティ側とPCFエンティティ側が別々に実施すると、SMFエンティティ側とPCFエンティティ側にそれぞれ存在する問題も解決されるが、これらを組み合わせて使用すると、より優れた技術的効果が得られる可能性がある。
【0185】
図10に示すように、本発明の実施形態による第2のデフォルトのQoS制御システムは、
PCFエンティティによって送信された第3のパケットフィルタ情報が含まれるセッションレベルパラメータを受信し、前記セッションレベルパラメータに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成し、前記デフォルトのQoSルールを前記UEに送信するように構成されたSMFエンティティ100と、
UEのために確立された1つのPDUセッションに対応する第3のパケットフィルタ情報が含まれるセッションレベルパラメータを決定して、前記SMFに前記セッションレベルパラメータに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成するように、前記セッションレベルパラメータを前記SMFエンティティに送信するように構成されたPCFエンティティ101とを備える。
【0186】
本発明のこの実施形態においてデフォルトのQoS制御を実行するプロセスは、UEのPDUセッションごとに独立して実行され、デフォルトのQoS制御プロセスは、UEのPDUセッションを確立するプロセスで発生することに留意されたい。または、PCFエンティティは、PDUセッションの確立が完了した後に、PDUセッションのデフォルトのQoSルールを変更することを決定する。
【0187】
UEのPDUセッションを確立するプロセスにおいてデフォルトのQoS制御プロセスが発生し、PCFエンティティがSMFエンティティとPCFエンティティとの間のポリシー関連付け確立要求を受信した後、PCFエンティティは、当該PDUセッションに対応するセッションレベルパラメータを生成し、生成されたセッションレベルパラメータをSMFエンティティに送信する。
【0188】
PDUセッションの確立が完了した後、PCFエンティティが、デフォルトのQoSルール内の一部またはすべてパラメータを変更する必要があると判断すると、PCFエンティティは、当該PDUセッションに対応するセッションレベルパラメータを生成し、生成されたセッションレベルパラメータをSMFエンティティに送信する。
【0189】
本発明の実施形態PCFエンティティ生成されたPDUセッションに対応するセッションレベルパラメータは、第3のパケットフィルタ情報を含む。
【0190】
任意選択で、当該セッションレベルパラメータは、第4の5QI、第4のARPおよび第3の優先度情報のうちの一部またはすべてを含む。
【0191】
ここで、PCFエンティティがセッションレベルパラメータ内の第4の5QIおよび第4のARPを決定するとき、第4の5QIおよび第4のARPを決定する方法は、従来技術の方法であり得、これは詳細に説明されない。
【0192】
セッションレベルパラメータの第3の優先度情報は、PCFエンティティによって構成される。
【0193】
セッションレベルパラメータで第3のパケットフィルタ情報を決定するとき、PCFエンティティは、以下のいくつかまたはすべてに従ってそれを決定する。
【0194】
前記UEの識別子、前記PDUセッションによってアクセスされるDNN情報、前記UEのサブスクリプション関連情報、前記UEのデータモデル予測情報。
【0195】
ここで、UEの識別子は、SMFエンティティからPCFエンティティに送信される。UEのサブスクリプション関連情報は、PCFエンティティによってオペレータのデータベースから取得される。UEのデータモデル予測情報は、オペレータのデータ分析ネットワーク要素からPCFエンティティによって取得され、例えば、UEのデータモデル予測情報は、UEモバイル予測モデル、UEアプリケーション使用モデルなどである。
【0196】
本発明の一実施形態では、SMFエンティティがPCFエンティティによって送信されたセッションレベルパラメータを受信した後、SMFエンティティがPDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する前に、SMFエンティティは、PDUセッションに割り当てられたデフォルトQoSフローのQFIを決定する。
【0197】
具体的には、SMFエンティティが、UEのPDUセッションを確立するプロセスにおいて、PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する場合、SMFエンティティは、PDUセッションのデフォルトのQoSフローのQFIを割り当てる。
【0198】
UEのPDUセッションの確立が完了した後、SMFエンティティがPDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを修正する場合、SMFエンティティは、PDUセッション確立プロセスにおいてPDUセッションに割り当てられたデフォルトのQoSフローのQFIを決定する。
【0199】
任意選択で、前記SMFエンティティは、前記デフォルトのQoSフローのQFIと前記セッションレベルパラメータに従って、前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する。
【0200】
ここで、前記デフォルトのQoSルールは、第5の5QI、第5のARP、第4のパケットフィルタ情報、第4の優先度情報、およびデフォルトのQoSフローのQFIのうちの一部またはすべてを含む。
【0201】
実施では、SMFエンティティは、次のスキームの一部またはすべてで、前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する:
スキーム1:前記SMFエンティティは、前記セッションレベルパラメータ内の第4の5QIを前記デフォルトのQoSルール内の第5の5QIとする。
【0202】
スキーム2:前記SMFエンティティは、前記セッションレベルパラメータ内の第4のARPを前記デフォルトのQoSルール内の第5のARPとする。
【0203】
スキーム3:前記SMFエンティティは、前記セッションレベルパラメータ内の第3のパケットフィルタ情報を前記デフォルトのQoSルール内の第4のパケットフィルタ情報とする。
【0204】
スキーム4:前記SMFエンティティは、前記セッションレベルパラメータ内の第3の優先度情報を前記デフォルトのQoSルール内の第4の優先度情報とする。
【0205】
スキーム5:前記SMFエンティティは、前記デフォルトのQoSフローのQFIを前記デフォルトのQoSルール内のデフォルトのQoSフローのQFIとする。
【0206】
デフォルトのQoSルールが第4のパケットフィルタ情報、第4の優先度情報、およびデフォルトのQoSフローのQFIを含む場合、SMFエンティティは、上記の第スキーム3、スキーム4およびスキーム5で、PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する。
【0207】
具体的には、SMFエンティティは、前記セッションレベルパラメータの第3のパケットフィルタ情報をデフォルトのQoSルールの第4のパケットフィルタ情報とし、セッションレベルパラメータの第3の優先度情報をデフォルトのQoSの第4の優先度情報として取るルール、およびデフォルトQoSフローのQFIをデフォルトQoSルールのデフォルトQoSフローのQFIとして使用する。
【0208】
デフォルトのQoSルールが、第5の5QI、第5のARP、第4のパケットフィルタ情報、第4の優先度情報、およびデフォルトのQoSフローのQFIを含む場合、SMFエンティティは、スキーム1、スキーム2、スキーム3、スキーム4およびスキーム5で、PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する。
【0209】
具体的には、SMFエンティティは、セッションレベルパラメータの第4の5QIをデフォルトのQoSルールの第5の5QIとし、セッションレベルパラメータの第4のARPをデフォルトのQoSルールの第5のARPとし、第3のパケットをとる。セッションレベルパラメータのフィルタ情報は、デフォルトのQoSルールの第4のパケットフィルタ情報として、セッションレベルパラメータの第3の優先度情報は、デフォルトQoSルールの第4の優先度情報として、デフォルトのQoSフローのQFIは、デフォルトQoSルールのデフォルトQoSフローのQFIとする。
【0210】
本発明の一実施形態では、PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成した後、SMFエンティティは、デフォルトのQoSルールをAMFエンティティを介してUEに送信し、その結果、UEは、デフォルトのQoSルール内の第4のパケットフィルタ情報とマッチングするアップリンクデータを前記デフォルトのQoSフローを介して送信する。
【0211】
任意選択で、PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成した後、SMFエンティティは、デフォルトのQoSルールにおけるデフォルトのQoSフローの第4のパケットフィルタ情報およびQFIをUPFエンティティに送信し、その結果、UPFエンティティは、デフォルトのQoSフローを介して第4のパケットフィルタ情報とマッチングするダウンリンクデータを送信する。
【0212】
デフォルトのQoS制御プロセスは、特定の実施形態によって以下に示される。一例として、デフォルトのQoS制御は、UEのPDUセッションの確立プロセスで実行される。
【0213】
図11に示すように、本発明の実施形態の第2のデフォルトQoS制御のプロセス全体の概略図が示されている。
【0214】
ステップ1101:SMFエンティティは、SMFエンティティとPCFエンティティとの間のポリシー関連付け確立要求をPCFエンティティに送信する。
【0215】
ステップ1102:PCFエンティティは、PDUセッションに対応するセッションレベルパラメータを生成する。
【0216】
ここで、当該セッションレベルパラメータは、少なくとも第3のパケットフィルタ情報を含む。
【0217】
ステップ1103:PCFエンティティは、第3のパケットフィルタ情報を含むセッションレベルパラメータをSMFエンティティに送信する。
【0218】
ステップ1104:SMFエンティティは、当該PDUセッションにデフォルトのQoSフローのQFIを割り当てる。
【0219】
ステップ1105:SMFエンティティは、デフォルトのQoSフローのQFIおよびセッションレベルパラメータに従って、PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する。
【0220】
ステップ1106:SMFエンティティは、デフォルトのQoSルール内の第4のパケットフィルタ情報およびデフォルトのQoSフローのQFIをUPFエンティティに送信し、それにより、UPFエンティティは、第4のパケットフィルタ情報とマッチングするダウンリンクデータをデフォルトのQoSフローにより送信する。
【0221】
ステップ1107:SMFエンティティは、デフォルトのQoSルールをAMFエンティティを介してUEに送信し、それにより、UEは、デフォルトのQoSフローを介して、デフォルトのQoSルール内の第4のパケットフィルタ情報とマッチングするアップリンクデータを送信する。
【0222】
ここで、ステップ1106とステップ1107は順序を区別しないことに注意する必要があり、ステップ1107の前にステップ1106を実行するか、ステップ1106の前にステップ1107を実行するか、またはステップ1106とステップ1107を同時に実行することが可能である。
【0223】
図12に示すように、本発明の実施形態の第3のSMFエンティティは、プロセッサ1200、メモリ1201、およびバスインターフェースを含む。
【0224】
プロセッサ1200は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、メモリ1201は、プロセッサ1200が動作する際に利用するデータを記憶することができる。バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスおよびブリッジを含み得、特に、プロセッサ1200によって表される1つ以上のプロセッサの様々な回路およびモリ1201によって表されるメモリをリンクし得る。さらに、周辺装置、電圧調整器、電力管理回路などのさまざまな他の回路をリンクすることができ、これらはすべて当技術分野でよく知られており、したがって、本明細書では再度さらに説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。プロセッサ1200は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、メモリ1201は、プロセッサ1200が動作する際に利用するデータを記憶することができる。
【0225】
本発明に係る実施例により開示された流れは、プロセッサ1200に適用することができるか、または、プロセッサ1200により実現される。実現の間、周波数ドメインにおける拡散伝送流れにおける各々ステップは、プロセッサ1200内のハードウェアの論理集積回路またはソフトウェア形式の指令により完成されることができる。プロセッサ1200は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、専用集積回路、フィールドプログラマブル・ゲートアレイまたは他のプログラマブルロジック・デバイス、ディスクリート・ゲートまたはトランジスタロジック・デバイス、ディスクリート・ハードウェアコンポネントであることができ、本発明に係る実施例により開示した各々方法、ステップ及びロジックブロック図を実現・執行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサまたはいずれのノーマルプロセッサなどであることができる。本発明に係る実施例に開示された方法のステップを参照すれば、ハードウェアプロセッサにより直接に執行して完成するか、または、プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせにより執行されて完成することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ、プログラマブルリードオンリーメモリまたは電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなど本分野のよく知られる記憶媒体に格納されることができる。当該記憶媒体はメモリ1201に位置し、プロセッサ1200はメモリ1201に格納される情報を読み出して、そのハードウェアと協働し信号処理フローのステップを完成する。
【0226】
具体的に、プロセッサ1200は、メモリ1201内のプログラムを読み取り、PCFエンティティによって送信された第3のパケットフィルタ情報が含まれるセッションレベルパラメータを受信し、ここで、前記セッションレベルパラメータはUEのために確立されたPDUセッションに属し、前記セッションレベルパラメータに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成し、前記デフォルトのQoSルールを前記UEに送信する。
【0227】
任意選択で、前記セッションレベルパラメータは、さらに以下の情報のうちの一部またはすべてを含む:
第4の5QI、第4のARP、第3の優先度情報。
【0228】
任意選択で、前記プロセッサ1200はさらに、前記セッションレベルパラメータに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成するする前に、前記PDUセッションに割り当てられたデフォルトのQoSフローのQFIを決定する。
【0229】
前記プロセッサ1200は具体的に、前記デフォルトのQoSフローのQFIと前記セッションレベルパラメータに従って、前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する。
【0230】
任意選択で、前記デフォルトのQoSルールは以下情報のうちの一部またはすべてを含む:
第5の5QI、第5のARP、第4のパケットフィルタ情報、第4の優先度情報、デフォルトのQoSフローのQFI。
【0231】
任意選択で、前記プロセッサ1200は具体的に、次のスキームの一部またはすべてで、前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する:
スキーム1:前記セッションレベルパラメータ内の第4の5QIを前記デフォルトのQoSルール内の第5の5QIとする。
【0232】
スキーム2:前記セッションレベルパラメータ内の第4のARPを前記デフォルトのQoSルール内の第5のARPとする。
【0233】
スキーム3:前記セッションレベルパラメータ内の第3のパケットフィルタ情報を前記デフォルトのQoSルール内の第4のパケットフィルタ情報とする。
【0234】
スキーム4:前記セッションレベルパラメータ内の第3の優先度情報を前記デフォルトのQoSルール内の第4の優先度情報とする。
【0235】
スキーム5:前記デフォルトのQoSフローのQFIを前記デフォルトのQoSルール内のデフォルトのQoSフローのQFIとする。
【0236】
任意選択で、前記プロセッサ1200はさらに、前記セッションレベルパラメータに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成した後、UPFエンティティに前記第4のパケットフィルタ情報とマッチングするダウンリンクデータを前記デフォルトのQoSフローを介して送信するように、前記第4のパケットフィルタ情報と前記デフォルトのQoSフローのQFIをUPFエンティティに送信する。
【0237】
図13に示すように、本発明の実施形態の第3のPCFエンティティは、プロセッサ1300、メモリ1301、およびバスインターフェースを含む。
【0238】
プロセッサ1300は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、メモリ1301は、プロセッサ1300が動作する際に利用するデータを記憶することができる。バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスおよびブリッジを含み得、特に、プロセッサ1300によって表される1つ以上のプロセッサの様々な回路およびモリ1301によって表されるメモリをリンクし得る。さらに、周辺装置、電圧調整器、電力管理回路などのさまざまな他の回路をリンクすることができ、これらはすべて当技術分野でよく知られており、したがって、本明細書では再度さらに説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。プロセッサ1300は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、メモリ1301は、プロセッサ1300が動作する際に利用するデータを記憶することができる。
【0239】
本発明に係る実施例により開示された流れは、メモリ1300に適用することができるか、または、メモリ1300により実現される。実現の間、周波数ドメインにおける拡散伝送流れにおける各々ステップは、メモリ1300内のハードウェアの論理集積回路またはソフトウェア形式の指令により完成されることができる。メモリ1300は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、専用集積回路、フィールドプログラマブル・ゲートアレイまたは他のプログラマブルロジック・デバイス、ディスクリート・ゲートまたはトランジスタロジック・デバイス、ディスクリート・ハードウェアコンポネントであることができ、本発明に係る実施例により開示した各々方法、ステップ及びロジックブロック図を実現・執行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサまたはいずれのノーマルプロセッサなどであることができる。本発明に係る実施例に開示された方法のステップを参照すれば、ハードウェアプロセッサにより直接に執行して完成するか、または、プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせにより執行されて完成することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ、プログラマブルリードオンリーメモリまたは電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなど本分野のよく知られる記憶媒体に格納されることができる。当該記憶媒体はメモリ1301に位置し、メモリ1300はメモリ1301に格納される情報を読み出して、そのハードウェアと協働し信号処理フローのステップを完成する。
【0240】
具体的に、プロセッサ1300は、メモリ1301内のプログラムを読み取り、以下を実行するように構成され、
UEのために確立された1つのPDUセッションに対応する第3のパケットフィルタ情報が含まれるセッションレベルパラメータを決定して、前記SMFに前記セッションレベルパラメータに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成するように、前記セッションレベルパラメータを前記SMFエンティティに送信する。
【0241】
任意選択で、前記セッションレベルパラメータは、さらに以下の情報のうちの一部またはすべてを含む:
第4の5QI、第4のARP、第3の優先度情報。
【0242】
任意選択で、前記プロセッサ1300は具体的に、以下の一部またはすべての情報に従って、前記セッションレベルパラメータ内の第3のパケットフィルタ情報を決定する:
前記UEの識別子、前記PDUセッションによってアクセスされるDNN情報、前記UEのサブスクリプション関連情報、前記UEのデータモデル予測情報。
【0243】
図14に示すように、本発明の実施形態による第4のSMFエンティティは、
PCFエンティティによって送信された第3のパケットフィルタ情報が含まれるセッションレベルパラメータを受信するように構成された受信モジュール1400と、
前記セッションレベルパラメータに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成し、前記デフォルトのQoSルールを前記UEに送信するするように構成された第2の生成モジュール1401とを備える。
【0244】
ここで、前記セッションレベルパラメータはUEのために確立されたPDUセッションに属する。
【0245】
任意選択で、前記セッションレベルパラメータは、さらに以下の情報のうちの一部またはすべてを含む:
第4の5QI、第4のARP、第3の優先度情報。
【0246】
任意選択で、前記第2の生成モジュール1401はさらに、前記セッションレベルパラメータに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する前に、前記PDUセッションに割り当てられたデフォルトのQoSフローのQFIを決定する。
【0247】
前記第2の生成モジュール1401は具体的に、前記デフォルトのQoSフローのQFIと前記セッションレベルパラメータに従って、前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する。
【0248】
任意選択で、前記デフォルトのQoSルールは以下情報のうちの一部またはすべてを含み、
第5の5QI、第5のARP、第4のパケットフィルタ情報、第4の優先度情報、デフォルトのQoSフローのQFI。
【0249】
任意選択で、前記第2の生成モジュール1401は具体的に、次のスキームの一部またはすべてで、前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する:
スキーム1:前記セッションレベルパラメータ内の第4の5QIを前記デフォルトのQoSルール内の第5の5QIとする。
【0250】
スキーム2:前記セッションレベルパラメータ内の第4のARPを前記デフォルトのQoSルール内の第5のARPとする。
【0251】
スキーム3:前記セッションレベルパラメータ内の第3のパケットフィルタ情報を前記デフォルトのQoSルール内の第4のパケットフィルタ情報とする。
【0252】
スキーム4:前記セッションレベルパラメータ内の第3の優先度情報を前記デフォルトのQoSルール内の第4の優先度情報とする。
【0253】
スキーム5:前記デフォルトのQoSフローのQFIを前記デフォルトのQoSルール内のデフォルトのQoSフローのQFIとする。
【0254】
任意選択で、前記第2の生成モジュール1401はさらに、
前記セッションレベルパラメータに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成した後、UPFエンティティに前記第4のパケットフィルタ情報とマッチングするダウンリンクデータを前記デフォルトのQoSフローを介して送信するように、前記第4のパケットフィルタ情報と前記デフォルトのQoSフローのQFIをUPFエンティティに送信する。
【0255】
図15に示すように、本発明の実施形態による第4のPCFエンティティは、
UEのために確立された1つのPDUセッションに対応する第3のパケットフィルタ情報が含まれるセッションレベルパラメータを決定するように構成された第3の決定モジュール1500と、
前記セッションレベルパラメータを前記SMFエンティティに送信し、前記SMFに前記セッションレベルパラメータに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成させるようにするように構成された第2の送信モジュール1501とを備える。
【0256】
任意選択で、前記セッションレベルパラメータは、さらに以下の情報のうちの一部またはすべてを含む:
第4の5QI、第4のARP、第3の優先度情報。
【0257】
任意選択で、前記第3の決定モジュール1500は具体的に、以下の一部またはすべての情報に従って、前記セッションレベルパラメータ内の第3のパケットフィルタ情報を決定する。
【0258】
前記UEの識別子、前記PDUセッションによってアクセスされるDNN情報、前記UEのサブスクリプション関連情報、前記UEのデータモデル予測情報。
【0259】
本発明の実施形態は、その上にコンピュータプログラムを格納するコンピュータ可読記憶媒体を提供し、プログラムは、プロセッサによって実行されると、本発明の実施形態においてSMFエンティティによって実行されるステップを実施する。
【0260】
本発明の実施形態は、その上にコンピュータプログラムを格納するコンピュータ可読記憶媒体を提供し、プログラムは、プロセッサによって実行されると、本発明の実施形態のPCFエンティティによって実行されるステップを実施する。
【0261】
同じ発明思想に基づいて、本発明の実施形態は、デフォルトのQoS制御方法をさらに提供する。この方法に対応する装置は、本発明の実施形態のデフォルトのQoS制御システムのSMFエンティティであり、この方法の問題を解決する原理は装置のそれと同様であるため、この方法の実施は実施を参照することができる。ここでは、装置の説明を省略し、繰り返しの説明は省略する。
【0262】
図16に示すように、本発明の実施形態の第3のデフォルトQoS制御方法は、以下を含む。
【0263】
ステップ1600:SMFエンティティは、PCFエンティティによって送信された第3のパケットフィルタ情報が含まれるセッションレベルパラメータを受信し、ここで、前記セッションレベルパラメータはUEのために確立されたPDUセッションに属する。
【0264】
ステップ1601:前記SMFエンティティは、前記セッションレベルパラメータに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成し、前記デフォルトのQoSルールを前記UEに送信する。
【0265】
任意選択で、前記セッションレベルパラメータは、さらに以下の情報のうちの一部またはすべてを含む:
第4の5QI、第4のARP、第3の優先度情報。
【0266】
任意選択で、前記SMFエンティティが、前記セッションレベルパラメータに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する前に、前記SMFエンティティは、前記PDUセッションに割り当てられたデフォルトのQoSフローのQFIを決定する。
【0267】
前記SMFエンティティが、前記セッションレベルパラメータに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成することは具体的に、前記SMFエンティティは、前記デフォルトのQoSフローのQFIと前記セッションレベルパラメータに従って、前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する。
【0268】
任意選択で、前記デフォルトのQoSルールは以下情報のうちの一部またはすべてを含む:
第5の5QI、第5のARP、第4のパケットフィルタ情報、第4の優先度情報、デフォルトのQoSフローのQFI。
【0269】
任意選択で、前記SMFエンティティは、次のスキームの一部またはすべてで、前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成する:
スキーム1:前記SMFエンティティは、前記セッションレベルパラメータ内の第4の5QIを前記デフォルトのQoSルール内の第5の5QIとする。
【0270】
スキーム2:前記SMFエンティティは、前記セッションレベルパラメータ内の第4のARPを前記デフォルトのQoSルール内の第5のARPとする。
【0271】
スキーム3:前記SMFエンティティは、前記セッションレベルパラメータ内の第3のパケットフィルタ情報を前記デフォルトのQoSルール内の第4のパケットフィルタ情報とする。
【0272】
スキーム4:前記SMFエンティティは、前記セッションレベルパラメータ内の第3の優先度情報を前記デフォルトのQoSルール内の第4の優先度情報とする。
【0273】
スキーム5:前記SMFエンティティは、前記デフォルトのQoSフローのQFIを前記デフォルトのQoSルール内のデフォルトのQoSフローのQFIとする。
【0274】
任意選択で、前記SMFエンティティは、前記セッションレベルパラメータに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成した後、前記SMFエンティティは、UPFエンティティに前記第4のパケットフィルタ情報とマッチングするダウンリンクデータを前記デフォルトのQoSフローを介して送信するように、前記第4のパケットフィルタ情報と前記デフォルトのQoSフローのQFIをUPFエンティティに送信する。
【0275】
同じ発明思想に基づいて、本発明の実施形態は、デフォルトのQoS制御方法をさらに提供する。この方法に対応する装置は、本発明の実施形態のデフォルトのQoS制御システムのPCFエンティティであり、この方法の問題を解決する原理は装置のそれと同様であるため、この方法の実施は実施を参照することができる。ここでは、装置の説明を省略し、繰り返しの説明は省略する。
【0276】
図17に示すように、本発明の実施形態の第4のデフォルトのQoS制御方法は、以下を含む。
【0277】
ステップ1700:PCFエンティティは、UEのために確立された1つのPDUセッションに対応する第3のパケットフィルタ情報が含まれるセッションレベルパラメータを決定する。
【0278】
ステップ1701:前記PCFエンティティは、前記セッションレベルパラメータを前記SMFエンティティに送信し、前記SMFに前記セッションレベルパラメータに従って前記PDUセッションに対応するデフォルトのQoSルールを生成させるようにする。
【0279】
任意選択で、前記セッションレベルパラメータは、さらに以下の情報のうちの一部またはすべてを含む:
第4の5QI、第4のARP、第3の優先度情報。
【0280】
任意選択で、前記PCFエンティティは、以下の一部またはすべての情報に従って、前記セッションレベルパラメータ内の第3のパケットフィルタ情報を決定する:
前記UEの識別子、前記PDUセッションによってアクセスされるDNN情報、前記UEのサブスクリプション関連情報、前記UEのデータモデル予測情報。
【0281】
本発明は、本開示の実施形態による方法、装置(システム)およびコンピュータプログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図で説明された。フローチャートおよび/またはブロック図のそれぞれのフローおよび/またはブロック、ならびにフローチャートおよび/またはブロック図のフローおよび/またはブロックの結合は、コンピュータプログラム命令で実施できることを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、特定用途コンピュータ、組み込みプロセッサ、または別のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサにロードして、コンピュータまたは他のプロセッサで実行される命令が実行されるようにマシンを生成できる。プログラム可能なデータ処理装置は、フローチャートのフローおよび/またはブロック図のブロックで指定された機能を実行するための手段を作成する。
【0282】
したがって、本開示の実施形態は、ハードウェアおよび/またはソフトウェア(したがって、アプリケーションは、ハードウェアおよび/またはソフトウェア(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)で実施することもできる)によって実施することができる。本開示の実施形態は、コンピュータ使用可能またはコンピュータ可読記憶媒体上のコンピュータプログラム製品によって実施することができ、コンピュータプログラム製品は、命令による使用のために媒体に実施されたコンピュータ使用可能またはコンピュータ可読プログラムコードを有する。本開示の文脈において、コンピュータ使用可能またはコンピュータ可読媒体は、またはによって使用されるプログラムを含む、格納する、通信する、送信する、または転送することができる任意の媒体であり得る。こうして、命令でシステム、装置、または設備の使用を実行するか、命令も加えてでシステム、装置、または設備の使用を実行する。
【0283】
無論、当業者によって、上述した実施形態に記述された技術的な解決手段を改造し、または、その中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような、改造と置換は本発明の各実施形態の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。そのような改造と置換は、すべて本発明の請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0284】
20 SMFエンティティ
21 PCFエンティティ
100 SMFエンティティ
101 PCFエンティティ
400 プロセッサ
401 メモリ
500 プロセッサ
501 メモリ
600 第1の決定モジュール
601 第1の生成モジュール
700 第2の決定モジュール
701 第1の送信モジュール
1200 プロセッサ
1201 メモリ
1300 プロセッサ
1301 メモリ
1400 受信モジュール
1401 第2の生成モジュール
1500 第3の決定モジュール
1501 第2の送信モジュール