(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-27
(45)【発行日】2022-05-11
(54)【発明の名称】情報プッシング方法及び装置
(51)【国際特許分類】
H04L 67/02 20220101AFI20220428BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20220428BHJP
【FI】
H04L67/02
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2019539166
(86)(22)【出願日】2018-01-09
(86)【国際出願番号】 CN2018071871
(87)【国際公開番号】W WO2018133698
(87)【国際公開日】2018-07-26
【審査請求日】2020-12-21
(31)【優先権主張番号】201710041904.2
(32)【優先日】2017-01-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510330264
【氏名又は名称】アリババ・グループ・ホールディング・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】ALIBABA GROUP HOLDING LIMITED
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】特許業務法人 谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イエンジュン リー
(72)【発明者】
【氏名】イエン グー
(72)【発明者】
【氏名】フェイ フォン
(72)【発明者】
【氏名】ユージョウ ホアン
(72)【発明者】
【氏名】ジン タン
【審査官】岩田 玲彦
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-199637(JP,A)
【文献】特開2001-224055(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 67/02
G06Q 50/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲートウェイプラットフォームに適用される情報プッシング方法であって、
ホテル管理システムによって送信された情報プッシュ通知を受信することであって、前記情報プッシュ通知は、ユーザに対してチェックインを行った後に前記ホテル管理システムによって送信され、前記情報プッシュ通知は、ネットワークデバイスのデバイス識別子及び前記ユーザのユーザ識別子を含む、前記受信することと、
前記デバイス識別子に従って、前記ゲートウェイプラットフォームとの協働関係を確立する複数のプッシュサーバの中から前記デバイス識別子に対応するプッシュサーバを判定することであって、前記ゲートウェイプラットフォームは、異なるネットワークデバイスのデバイス識別子と前記ネットワークデバイスにサービス情報をプッシュするプッシュサーバのサーバ識別子との間のそれぞれのマッピング関係を記憶する、前記判定することと、
前記判定されたプッシュサーバに、前記ユーザ識別子に対応する好みの特徴
及び前記デバイス識別子を送信して、前記プッシュサーバに、前記デバイス識別子に対応する前記ネットワークデバイスに前記好みの特徴に対応するサービス情報をプッシュさせることと、
を含む
、方法。
【請求項2】
前記異なるネットワークデバイスの前記デバイス識別子と前記ネットワークデバイスに前記サービス情報をプッシュする前記プッシュサーバの前記サーバ識別子との間の前記マッピング関係は、
前記ゲートウェイプラットフォームとの協働関係を確立する各々のネットワークデバイスサービスプロバイダのプッシュサーバのサーバ識別子、及び各々のネットワークデバイスのデバイス識別子を受信及び記憶することと、
サーバ識別子ごとのそれぞれのサーバ識別子に対応するネットワークデバイスサービスプロバイダによって提供されるネットワークデバイスのデバイス識別子を判定し、前記それぞれのサーバ識別子と前記ネットワークデバイスの前記判定されたデバイス識別子との間のマッピング関係を確立することと、
の方式によって判定される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記判定されたプッシュサーバに、前記ユーザ識別子に対応する前記好みの特徴及び前記デバイス識別子を送信することは、
定義されたゲートウェイ制御プロトコルに従って、前記好みの特徴及び前記デバイス識別子をカプセル化し、前記判定されたプッシュサーバに、前記カプセル化された好みの特徴及びデバイス識別子を送信し、その結果、前記判定されたプッシュサーバが、前記カプセル化された好みの特徴及びデバイス識別子から前記好みの特徴及び前記デバイス識別子を構文解析し、前記デバイス識別子に対応する前記ネットワークデバイスに、前記好みの特徴に対応する前記サービス情報をプッシュすることを含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記判定されたプッシュサーバに、前記ユーザ識別子に対応する前記好みの特徴及び前記デバイス識別子を送信することは、
前記ユーザ識別子に基づいて、前記ユーザ識別子に対応する履歴ユーザ活動データについてユーザ活動データベースを検索することであって、前記ユーザ活動データベースは、ユーザ識別子とそれぞれの履歴ユーザ活動データとの間のマッピング関係を含む、前記検索することと、
前記ユーザ識別子に対応する前記履歴ユーザ活動データに基づいて、前記ユーザ識別子に対応する前記好みの特徴を判定することと、
前記判定されたプッシュサーバに、前記判定された好みの特徴及び前記デバイス識別子を送信することと、
を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
前記履歴ユーザ活動データは、
前記ユーザ識別子を通じてインターネットテレビ上で選択された情報、前記ユーザ識別子を通じてインターネット上で生成されたビッグデータ、前記ユーザ識別子を通じて前記インターネットテレビ上で選択された履歴情報、電子商プラットフォーム上での前記ユーザのビッグデータ、及び前記インターネット上で前記ユーザ識別子を使用して生成されたビッグデータ、のうちの少なくとも1つを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記ユーザ識別子に対応する前記履歴ユーザ活動データは、
前記ユーザ識別子に対応する前記履歴ユーザ活動データに基づいて、前記ユーザ識別子に対応する前記好みの特徴として、前記ユーザ識別子に対応する前記ユーザによって好まれる画像
の種類、ビデオ
の種類、音声
の種類、製品
カテゴリ、及びサービス
の種類のうちの少なくとも1つを判定することを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記ユーザ識別子に基づいて、前記ユーザ識別子に対応する特権レベルを判定することと、
前記判定されたプッシュサーバに前記判定された特権レベルを送信して、前記プッシュサーバに、前記特権レベルに従って、前記デバイス識別子に対応する前記ネットワークデバイスに前記好みの特徴に対応する前記サービス情報をプッシュさせることと、
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
ゲートウェイプラットフォームに適用される情報プッシング方法であって、
ホテル管理システムによって送信された情報プッシュ通知を受信することであって、前記情報プッシュ通知は、ユーザに対してチェックインを行った後に前記ホテル管理システムによって送信され、前記情報プッシュ通知は、ホテルのホテル識別子、ネットワークデバイスのデバイス識別子、及び前記ユーザのユーザ識別子を含む、前記受信することと、
前記ユーザ識別子に対応する好みの特徴に従って、販促情報リストにおける前記好みの特徴に対応する販促情報を判定し、前記デバイス識別子に従って、前記ゲートウェイプラットフォームとの協働関係を確立する複数のプッシュサーバの中から前記デバイス識別子に対応するプッシュサーバを判定することであって、前記ゲートウェイプラットフォームは、異なるネットワークデバイスのデバイス識別子と前記ネットワークデバイスにサービス情報をプッシュするプッシュサーバのサーバ識別子との間のそれぞれのマッピング関係を記憶する、前記判定することと、
前記判定されたプッシュサーバに、前記判定された販促情報及び前記デバイス識別子を送信して、前記プッシュサーバに、前記デバイス識別子に対応する前記ネットワークデバイスに前記販促情報をプッシュさせることと、
を含む
、方法。
【請求項9】
前記販促情報リストは、
前記ホテル管理システムによって送信された製品情報を受信し、前記販促情報として、前記販促情報リストに前記製品情報を追加すること、及び/または
前記ホテル管理システムによって送信されたホテルアドレスを判定し、前記ホテルアドレスに従って、前記ホテルアドレスの関連する領域にある商人の商人情報を判定し、前記販促情報として、前記販促情報リストに前記判定された商人情報を追加すること、
によって判定される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ユーザ識別子に対応する好みの特徴に従って、前記販促情報リストにおける前記好みの特徴に対応する前記販促情報を判定することは特に、
前記ユーザ識別子に対応する前記好みの特徴に基づいて、前記ユーザが好む製品カテゴリ及び/または商人カテゴリを判定することと、
前記製品カテゴリ及び/または前記商人カテゴリに従って、前記好みの特徴に対応する前記販促情報として、前記販促情報リストにおける前記製品カテゴリ及び/または前記商人カテゴリに対応する販促情報を判定することと、
を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
ホテル管理システムによって送信された情報プッシュ通知を受信する受信モジュールであって、前記情報プッシュ通知は、ユーザに対してチェックインを行った後に前記ホテル管理システムによって送信され、前記情報プッシュ通知は、ネットワークデバイスのデバイス識別子及び前記ユーザのユーザ識別子を含む、前記受信モジュールと、
前記デバイス識別子に従って、ゲートウェイプラットフォームとの協働関係を確立する複数のプッシュサーバの中から前記デバイス識別子に対応するプッシュサーバを判定する判定モジュールであって、前記ゲートウェイプラットフォームは、異なるネットワークデバイスのデバイス識別子と前記ネットワークデバイスにサービス情報をプッシュするプッシュサーバのサーバ識別子との間のそれぞれのマッピング関係を記憶する、前記判定モジュールと、
前記判定されたプッシュサーバに、前記ユーザ識別子に対応する好みの特徴
及び前記デバイス識別子を送信して、前記プッシュサーバに、前記デバイス識別子に対応する前記ネットワークデバイスに前記好みの特徴に対応するサービス情報をプッシュさせる送信モジュールと、
を含む、情報プッシング装置。
【請求項12】
前記異なるネットワークデバイスの前記デバイス識別子と前記ネットワークデバイスに前記サービス情報をプッシュする前記プッシュサーバの前記サーバ識別子との間の前記マッピング関係は、
前記ゲートウェイプラットフォームとの協働関係を確立する各々のネットワークデバイスサービスプロバイダのプッシュサーバのサーバ識別子、及び各々のネットワークデバイスのデバイス識別子を受信及び記憶することと、
サーバ識別子ごとのそれぞれのサーバ識別子に対応するネットワークデバイスサービスプロバイダによって提供されるネットワークデバイスのデバイス識別子を判定し、前記それぞれのサーバ識別子と前記ネットワークデバイスの前記判定されたデバイス識別子との間のマッピング関係を確立することと、
の方式によって判定される、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記送信モジュールは、定義されたゲートウェイ制御プロトコルに従って、前記好みの特徴及び前記デバイス識別子をカプセル化し、前記判定されたプッシュサーバに、前記カプセル化された好みの特徴及びデバイス識別子を送信し、その結果、前記判定されたプッシュサーバが、前記カプセル化された好みの特徴及びデバイス識別子から前記好みの特徴及び前記デバイス識別子を構文解析し、前記デバイス識別子に対応する前記ネットワークデバイスに、前記好みの特徴に対応する前記サービス情報をプッシュする、請求項11または12に記載の装置。
【請求項14】
前記送信モジュールは、前記ユーザ識別子に基づいて、前記ユーザ識別子に対応する履歴ユーザ活動データについてユーザ活動データベースを検索し、前記ユーザ活動データベースは、ユーザ識別子とそれぞれの履歴ユーザ活動データとの間のマッピング関係を含み、前記ユーザ識別子に対応する前記履歴ユーザ活動データに基づいて、前記ユーザ識別子に対応する前記好みの特徴を判定し、前記判定されたプッシュサーバに、前記判定された好みの特徴及び前記デバイス識別子を送信する、請求項11または12に記載の装置。
【請求項15】
前記履歴ユーザ活動データは、
前記ユーザ識別子を通じてインターネットテレビ上で選択された情報、前記ユーザ識別子を通じてインターネット上で生成されたビッグデータ、前記ユーザ識別子を通じて前記インターネットテレビ上で選択された履歴情報、電子商プラットフォーム上での前記ユーザのビッグデータ、及び前記インターネット上で前記ユーザ識別子を使用して生成されたビッグデータ、のうちの少なくとも1つを含む、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記ユーザ識別子に対応する前記履歴ユーザ活動データに基づいて、前記ユーザ識別子に対応する前記好みの特徴(複数可)を判定することは特に、
前記ユーザ識別子に対応する前記履歴ユーザ活動データに基づいて、前記ユーザ識別子に対応する前記好みの特徴(複数可)として、前記ユーザ識別子に対応する前記ユーザによって好まれる画像
の種類、ビデオ
の種類、音声
の種類、製品
カテゴリ、及びサービス
の種類のうちの少なくとも1つを判定することを含む、請求項14に記載の装置。
【請求項17】
前記ユーザ識別子に基づいて、前記ユーザ識別子に対応する特権レベルを判定し、前記判定されたプッシュサーバに前記判定された特権レベルを送信して、前記プッシュサーバに、前記特権レベルに従って、前記デバイス識別子に対応する前記ネットワークデバイスに前記好みの特徴に対応する前記サービス情報をプッシュさせる特権管理モジュールを更に含む、請求項11に記載の装置。
【請求項18】
ホテル管理システムによって送信された情報プッシュ通知を受信する受信モジュールであって、前記情報プッシュ通知は、ユーザに対してチェックインを行った後に前記ホテル管理システムによって送信され、前記情報プッシュ通知は、ホテルのホテル識別子、ネットワークデバイスのデバイス識別子、及び前記ユーザのユーザ識別子を含む、前記受信モジュールと、
前記ユーザ識別子に対応する好みの特徴に従って、販促情報リストにおける前記好みの特徴に対応する販促情報を判定し、前記デバイス識別子に従って、ゲートウェイプラットフォームとの協働関係を確立する複数のプッシュサーバの中から前記デバイス識別子に対応するプッシュサーバを判定する判定モジュールであって、前記ゲートウェイプラットフォームは、異なるネットワークデバイスのデバイス識別子と前記ネットワークデバイスにサービス情報をプッシュするプッシュサーバのサーバ識別子との間のそれぞれのマッピング関係を記憶する、前記判定モジュールと、
前記判定されたプッシュサーバに、前記判定された販促情報及び前記デバイス識別子を送信して、前記プッシュサーバに、前記デバイス識別子に対応する前記ネットワークデバイスに前記販促情報をプッシュさせる送信モジュールと、
を含む、情報プッシュ装置。
【請求項19】
前記販促情報リストは、
前記ホテル管理システムによって送信された製品情報を受信し、前記販促情報として、前記販促情報リストに前記製品情報を追加すること、及び/または
前記ホテル管理システムによって送信されたホテルアドレスを判定し、前記ホテルアドレスに従って、前記ホテルアドレスの関連する領域にある商人の商人情報を判定し、前記販促情報として、前記販促情報リストに前記判定された商人情報を追加すること、
によって判定される、請求項18に記載の装置。
【請求項20】
前記判定モジュールは、前記ユーザ識別子に対応する前記好みの特徴に基づいて、前記ユーザが好む製品カテゴリ及び/または商人カテゴリを判定し、前記製品カテゴリ及び/または前記商人カテゴリに従って、前記好みの特徴に対応する前記販促情報として、前記販促情報リストにおける前記製品カテゴリ及び/または前記商人カテゴリに対応する販促情報を判定する、請求項19に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、その全体を参照することによって本明細書に組み込まれる、2017年1月20日に出願され、「Information Pushing Method and Apparatus」と題する中国特許出願第201710041904.2.8号に対する優先権を主張する。
【0002】
本出願は、ネットワーキングの技術分野に関し、特に、情報プッシング方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
インターネットテレビ技術は、主体としての、ネットワーク上の情報による(画像、音声、ビデオ、ゲームなど)ブロードバンドネットワークに基づいた端末、及び端末としてのテレビまたはディスプレイなどにおいて実装された情報表示技術を指す。端末は、ネットワークデバイス(ネットワークセットトップボックスなど)に接続することによって、ブロードバンドネットワークに接続される。ネットワークデバイスに接続することができ、情報を表示することができる端末は、インターネットテレビである。
【0004】
市場におけるサービスプロバイダは、それによって開発されたネットワークデバイスを提供し、概して、特定のネットワークデバイスに接続されたインターネットテレビによって表示される情報も、ネットワークデバイスに対応するサービスプロバイダによってプッシュされる。特に、サービスプロバイダのプッシュサーバは、ネットワークデバイスに情報をプッシュし、ネットワークデバイスは次いで、インターネットテレビ上で受信された情報を表示して、インターネットテレビのユーザが選択を行うことを可能にする。
【0005】
既存の技術では、プッシュサーバは、ユーザによって設定された好みの特徴に従って、対応するネットワークデバイスにユーザによって好まれる関連のある情報を送信することができ、その結果、インターネットテレビ上で表示される情報は、ユーザの好みに合致する。例えば、ユーザAが、自身のインターネットテレビについてのサービスプロバイダBによって提供されるネットワークデバイスに接続し、ネットワークデバイス上で自身の好みの特徴を設定する場合(マーシャルアートドラマを見ることを望み、ロマンスドラマを見ることを望まない)、Bのプッシュサーバは次いで、Aの好みの特性に従って、ネットワークデバイスにより多くのマーシャルアートドラマをプッシュし、ロマンスドラマをあまりプッシュしないか、または全くプッシュしない。
【0006】
しかしながら、ユーザがビジネストリップまたはトラベルに起因してホテルに滞在するとき、ホテル(旅客)は更に移動可能であり、ホテルは、ホテルのユーザ(旅行者)の相対的に高い移動度に起因して、各々のユーザに適用可能な好みの特徴を事前に設定することはできない。結果として、ホテルのホテル部屋内のインターネットテレビ上で現在表示されている情報は、ホテル部屋に現在滞在しているユーザの好みのために選択されるのではなく、対応するプッシュサーバによってランダムに選択されることが多い。
【0007】
インターネットテレビの普及に伴い、ますます多くのユーザが、それらの自宅のインターネットテレビからそれらのお気に入りの情報に直接アクセスすることに慣れてきた。ホテル部屋に滞在しているとき、ユーザは、自身の好みの情報についてインターネットテレビ上で表示される情報を検索する努力を費やす必要があり、それは、ホテル部屋に滞在するユーザによってインターネットテレビを使用する利便性を減少させる。
【発明の概要】
【0008】
本出願の実施形態は、ホテル部屋に滞在するユーザによってインターネットテレビを使用する利便性を改善するために、情報をプッシュする方法及び装置を提供することを目的とする。
【0009】
上記技術的課題を解決するために、本出願の実施形態は、以下のように実装される。
【0010】
本出願の実施形態によって提供される情報プッシング方法は、ゲートウェイプラットフォームに適用される。方法は、
ホテル管理システムによって送信された情報プッシュ通知を受信することであって、情報プッシュ通知は、ユーザに対してチェックインを行った後にホテル管理システムによって送信され、情報プッシュ通知は、ネットワークデバイスのデバイス識別子及びユーザのユーザ識別子を含む、受信することと、
デバイス識別子に従って、ゲートウェイプラットフォームとの協働関係を確立する複数のプッシュサーバの中からデバイス識別子に対応するプッシュサーバを判定することであって、ゲートウェイプラットフォームは、異なるネットワークデバイスのデバイス識別子とネットワークデバイスにサービス情報をプッシュするプッシュサーバのサーバ識別子との間のそれぞれのマッピング関係を記憶する、判定することと、
判定されたプッシュサーバに、ユーザ識別子に対応する好みの特徴(複数可)を送信して、プッシュサーバに、デバイス識別子に対応するネットワークデバイスに好みの特徴(複数可)に対応するサービス情報をプッシュさせることと、
を含む。
【0011】
本出願の実施形態によって提供される情報プッシング方法は、ゲートウェイプラットフォームに適用される。方法は、
ホテル管理システムによって送信された情報プッシュ通知を受信することであって、情報プッシュ通知は、ユーザに対してチェックインを行った後にホテル管理システムによって送信され、情報プッシュ通知は、ホテルのホテル識別子、ネットワークデバイスのデバイス識別子、及びユーザのユーザ識別子を含む、受信することと、
ユーザ識別子に対応する好みの特徴(複数可)に従って、販促情報リストにおける好みの特徴(複数可)に対応する販促情報を判定することと、
デバイス識別子に従って、ゲートウェイプラットフォームとの協働関係を確立する複数のプッシュサーバの中からデバイス識別子に対応するプッシュサーバを判定することであって、ゲートウェイプラットフォームは、異なるネットワークデバイスのデバイス識別子とネットワークデバイスにサービス情報をプッシュするプッシュサーバのサーバ識別子との間のそれぞれのマッピング関係を記憶する、判定することと、
判定されたプッシュサーバに、判定された販促情報及びデバイス識別子を送信して、プッシュサーバに、デバイス識別子に対応するネットワークデバイスに販促情報をプッシュさせることと、
を含む。
【0012】
本出願の実施形態によって提供される情報プッシング装置は、
ホテル管理システムによって送信された情報プッシュ通知を受信する受信モジュールであって、情報プッシュ通知は、ユーザに対してチェックインを行った後にホテル管理システムによって送信され、情報プッシュ通知は、ネットワークデバイスのデバイス識別子及びユーザのユーザ識別子を含む、受信モジュールと、
デバイス識別子に従って、ゲートウェイプラットフォームとの協働関係を確立する複数のプッシュサーバの中からデバイス識別子に対応するプッシュサーバを判定する判定モジュールであって、ゲートウェイプラットフォームは、異なるネットワークデバイスのデバイス識別子とネットワークデバイスにサービス情報をプッシュするプッシュサーバのサーバ識別子との間のそれぞれのマッピング関係を記憶する、判定モジュールと、
判定されたプッシュサーバに、ユーザ識別子に対応する好みの特徴(複数可)を送信して、プッシュサーバに、デバイス識別子に対応するネットワークデバイスに好みの特徴(複数可)に対応するサービス情報をプッシュさせる送信モジュールと、
を含む。
【0013】
本出願の実施形態によって提供される情報プッシング装置は、
ホテル管理システムによって送信された情報プッシュ通知を受信する受信モジュールであって、情報プッシュ通知は、ユーザに対してチェックインを行った後にホテル管理システムによって送信され、情報プッシュ通知は、ホテルのホテル識別子、ネットワークデバイスのデバイス識別子、及びユーザのユーザ識別子を含む、受信モジュールと、
ユーザ識別子に対応する好みの特徴(複数可)に従って、販促情報リストにおける好みの特徴(複数可)に対応する販促情報を判定し、デバイス識別子に従って、ゲートウェイプラットフォームとの協働関係を確立する複数のプッシュサーバの中からデバイス識別子に対応するプッシュサーバを判定する判定モジュールであって、ゲートウェイプラットフォームは、異なるネットワークデバイスのデバイス識別子とネットワークデバイスにサービス情報をプッシュするプッシュサーバのサーバ識別子との間のそれぞれのマッピング関係を記憶する、判定モジュールと、
判定されたプッシュサーバに、判定された販促情報及びデバイス識別子を送信して、プッシュサーバに、デバイス識別子に対応するネットワークデバイスに販促情報をプッシュさせる送信モジュールと、
を含む。
【0014】
本出願の実施形態によって提供される技術的解決策に示されるように、一方では、異なるネットワークデバイスのデバイス識別子とネットワークデバイスにサービス情報をプッシュするプッシュサーバのサーバ識別子との間のマッピング関係をゲートウェイプラットフォームに記憶し、もう一方では、ユーザ識別子に対応する好みの特徴(複数可)をゲートウェイプラットフォームに記憶することによって、本出願の実施形態は、ゲートウェイプラットフォームが、ユーザがホテル部屋にチェックインするとき、ユーザが滞在するホテル部屋内のネットワークデバイスのデバイス識別子に従って対応するプッシュサーバを判定し、判定されたプッシュサーバにユーザの好みの特徴(複数可)を送信することを可能にする。したがって、ユーザがホテル部屋にチェックインした後、インターネットテレビによって表示される情報は、ユーザによって好まれる情報であり、ユーザは、ユーザによって好まれる情報について検索する努力を費やす必要がなく、それによって、ユーザによってホテル部屋内のインターネットテレビを使用する利便性を改善する。
【0015】
本出願の実施形態または既存の技術の技術的解決策をより明確に例示するために、実施形態または既存の技術を説明するために必要な添付図面が本明細書で簡潔に説明される。明らかに、以下の説明における図面は、本出願において記録されるいくつかの実施形態を表すにすぎない。それらの図面に基づいて、当業者は、何等の発明的努力も行うことなく、他の図面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本出願の実施形態によって提供されるゲートウェイプラットフォームの機能概略図である。
【
図2】本出願の実施形態によって提供される情報プッシング方法のフローチャートである。
【
図3】本出願の実施形態によって提供される情報プッシング方法のフローチャートである。
【
図4a】本出願の実施形態によって提供される情報プッシング方法の概略図である。
【
図4b】本出願の実施形態によって提供される、インターネットテレビによって表示される情報の概略図である。
【
図5】本出願の実施形態によって提供される情報プッシング装置の概略図である。
【
図6】本出願の実施形態によって提供される情報プッシング装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本出願の実施形態は、情報をプッシュする方法及び装置を提供する。
【0018】
当業者が本出願の実施形態における技術的解決策をより良好な方式で理解することを可能にするために、本出願の実施形態における技術的解決策は、本出願の実施形態における添付図面と共に、明確且つ包括的な方式で以下に説明される。明らかに、説明される実施形態は、本出願の実施形態の全てではなく、その一部を表すにすぎない。何等の発明的努力も行うことなく本出願のそれらの実施形態に基づいて当業者の一人によって得られる全ての他の実施形態は、出願の保護の範囲内に含まれることになる。
【0019】
インターネットテレビの普及に伴い、ますます多くのホテルが、インターネットテレビ及びネットワークデバイスをそれらの部屋に設置し始めてきた。ネットワークデバイスを提供し、ネットワークデバイスを通じて情報をプッシュする異なるサービスプロバイダが市場に存在する。サービスプロバイダによって提供されるネットワークデバイスは概して、ネットワークセットトップボックスであり、インターネットにインターネットテレビを接続することができる他のスマートデバイスでもあってもよい。サービスプロバイダのプッシュサーバは、対応するネットワークデバイスに情報をプッシュすることができ、ネットワークデバイスは次いで、表示のためにインターネットテレビに情報を伝送する。
【0020】
ホテルは通常、特定のサービスプロバイダを選択し、部屋ごとにサービスプロバイダによって提供されるネットワークデバイスを構成する。ユーザがホテル部屋にチェックインし、インターネットテレビをオンにするとき、インターネットテレビによって表示される情報は、デフォルトでサービスプロバイダのプッシュサーバによってプッシュされる。情報は、ネットワーク上の画像、音声、ビデオ、ゲーム、サービス、製品広告などであってもよい。インターネットテレビのユーザは、インターネット上で様々な画像を取得し、音楽を聴き、インターネットテレビを通じて動画を見ることができるだけでなく、インターネットテレビ、ユーザの携帯電話、ユーザのコントローラなどに対して適合されたコントローラを使用して、サービスプロバイダによってプッシュされるゲームまたはサービスを経験または消費することもでき、よって、インターネットテレビと相互作用する。携帯電話及びそのコントローラをホテル部屋内のインターネットテレビに適合させるために、ユーザは、携帯電話に対し、ホテル部屋内のインターネットテレビの制御プログラムをインストールすることができ、またはインターネットテレビ上で携帯電話またはコントローラのドライバをインストールすることができる。
【0021】
ユーザは、インターネットテレビ上で表示される製品を選択することができ、注文することができ、購入を完了するために支払を行うことができる。ユーザはまた、インターネットテレビを通じて支払を行うことによって、著作権保護された動画または音楽を再生することができる。ユーザはまた、インターネットテレビ上でプッシュされる様々な持ち帰りレストランによって提供される食べ物の中から、食べ物を選択することができ、注文することができる。要するに、ネットワーク上に存在し、インターネットテレビによって表示されることができるいずれかの情報が、当該情報であってもよい。
【0022】
例えば、インターネットテレビによって表示される情報は、対応するプッシュサーバによってプッシュされる製品購入リンクであってもよい。ユーザは、インターネットテレビのコントローラを通じて注文を完了するために、製品購入リンクを選択してもよい。例えば、インターネットテレビによって表示される情報は、ユーザが滞在するホテルの近くの持ち帰りサービスであってもよい。ユーザは、インターネットテレビ上で表示される持ち帰り商人のうちの1つを選択し、この持ち帰り商人のオンラインストアに入り、特定の食べ物を選択し、注文し、支払を行う。例えば、インターネットテレビによって表示される情報は、レーシングゲームであってもよい。ユーザがレーシングゲームに入ることを選択した後、ユーザは、インターネットテレビまたは自身の携帯電話のコントローラを通じてインターネットテレビ上に表示される車の速度及び方向を制御することができる。
【0023】
背景技術において説明されたように、家庭のインターネットテレビの情報プッシングサービスとは異なり(すなわち、プッシュサーバは、インターネットテレビを不変的に使用するユーザによって構成された好みの特徴(複数可)に従って、対応する情報をプッシュする)、プッシュサーバによってホテル部屋内のインターネットテレビにプッシュされる情報は、ランダムに選択されることが多く、または関連するホテルの要求に従って選択されることが多い。これは、ホテル部屋に滞在するユーザの移動度が非常に高く、サービスプロバイダのプッシュサーバが、特定の好みの特徴に従ってプッシュされる対応する情報を選択することができないことを理由とする。以上のように、インターネットテレビに基づいた既存の情報プッシング方法は、家庭用設定など、ホテルの設定において全体的に個別化された情報プッシュを実装することができない。
【0024】
したがって、本出願の実施形態によって提供される技術的解決策では、ゲートウェイプラットフォームがセットアップされてもよい。ゲートウェイプラットフォームは、記憶機能及びデータ分析処理機能を有する、サーバ、サーバグループ、クラウドサーバなどであってもよい。
図1は、本出願の実施形態によって提供されるゲートウェイプラットフォームの機能概略図である。
図1に示されるように、
プッシュサーバに対応するネットワークデバイスの数は、1つよりも多くてもよい。各々のネットワークデバイスは、対応する
プッシュサーバに、インターネットテレビ上でユーザによって選択された情報を送信してもよい。
プッシュサーバは次いで、履歴ユーザ活動データとしてのゲートウェイプラットフォームによる記憶のために、ゲートウェイプラットフォームに情報を転送してもよい。
【0025】
特に、ゲートウェイプラットフォームの機能は、以下の態様を有することができる。
【0026】
1.ゲートウェイプラットフォームは、ゲートウェイプラットフォーム上でユーザ識別子を登録するようにユーザを案内してもよく、またはユーザが、インターネットに登録されたユーザ識別子(IPアドレス、汎用ウェブサイトのアカウントなど)を使用してゲートウェイプラットフォームにログインすることを可能にしてもよい。各々のユーザ識別子に対応する好みの特徴(複数可)は、ゲートウェイプラットフォームに記憶されてもよく、好みの特徴(複数可)は、各々のユーザ識別子に対応するそれぞれのユーザによって構成されてもよく(例えば、ユーザは、ゲートウェイプラットフォームへの登録が完了した直後に自身の好みの特徴(複数可)を設定してもよい)、またはゲートウェイプラットフォームによって取得されてもよい(例えば、ユーザは、インターネットに既に登録された電子商プラットフォームのアカウントを使用してゲートウェイプラットフォームにログインし、ゲートウェイプラットフォームは、電子商プラットフォームからの特権により電子商プラットフォームに記憶された、ユーザによって設定された好みの特徴(複数可)を取得してもよい)。
【0027】
更に、各々のユーザ識別子に対応する履歴ユーザ活動データも、ゲートウェイプラットフォームに記憶されてもよい。履歴ユーザ活動データは、過去にユーザ識別子を通じてインターネットテレビ上で選択された情報であってもよく、またはユーザ識別子を通じてインターネット上で生成されたビッグデータであってもよい。
【0028】
例えば、ユーザのユーザ識別子が作成された後、ゲートウェイプラットフォームは、ユーザが後の期間内にゲートウェイプラットフォームを通じて3つのホテルを予約及び滞在したこと、第1のホテル部屋内のインターネットテレビ上で動画「Hero」を見たこと、第2のホテル部屋内のインターネットテレビ上でゲーム「Super Mario」をプレイしたこと、及び第3のホテル部屋内のインターネットテレビ上でサービス「In-home Message」を選択したことを監視及び検出する。したがって、動画「Hero」、ゲーム「Super Mario」、及びサービス「In-home Massage」は、ユーザ識別子を通じてインターネットテレビ上で選択された履歴情報に対応し、ユーザ識別子に対応する履歴ユーザ活動データとして使用されることができる。
【0029】
上記例では、ゲートウェイプラットフォームが、ユーザが滞在した3つのホテル及び3つのホテルについての情報プッシングサービスを提供するサービスプロバイダと協働することを理由に、ゲートウェイプラットフォームは、ユーザによって選択された情報を監視及び検出することができる。これは、後に説明される、ゲートウェイプラットフォームの他の機能を伴う。
【0030】
別の例について、ユーザは、特定の電子商プラットフォームに既に登録されたアカウントを使用して、ゲートウェイプラットフォームにログインする。ゲートウェイプラットフォームがこの電子商プラットフォームとの協働関係を有し、全員のアカウントをサポートするので、ゲートウェイプラットフォームはまた、アカウントを記憶し、更に、ユーザのユーザ識別子に対応する履歴ユーザ活動データとして、電子商プラットフォームからのユーザの購入記録、すなわち、電子商プラットフォーム上でのユーザのビッグデータを記憶する。
【0031】
要約すると、ゲートウェイプラットフォームの第1の機能は、ゲートウェイプラットフォームのサービスを使用するユーザのユーザ識別子、及びユーザ識別子に対応するそれぞれの好みの特徴を記憶して、いずれかのユーザ識別子の対応する好みの特徴(複数可)が、そのようなユーザ識別子が受信されるときに判定されることができることを保証することである。
【0032】
2.ゲートウェイプラットフォームは、ゲートウェイプラットフォームにサービスプロバイダのそれぞれのプッシュサーバを登録するために、様々なサービスプロバイダと協働することができる。特に、ゲートウェイプラットフォームは、各々のサービスプロバイダのプッシュサーバ(複数可)のサーバ識別子(複数可)及び各々のネットワークデバイスのデバイス識別子を事前に受信及び記憶してもよい。サーバ識別子ごとに、それぞれのサーバ識別子に対応するサービスプロバイダによって提供されるネットワークデバイス(複数可)のデバイス識別子(複数可)が判定され、それぞれのサーバ識別子と判定されたデバイス識別子(複数可)との間の対応関係が記憶される。様々なサーバプロバイダによって提供される各々のサーバ識別子に対応するそれぞれのサーバ識別子、デバイス識別子、及びそれぞれのデバイス識別子(複数可)も、事前に受信及び記憶されてもよい。
【0033】
このようにして、ゲートウェイプラットフォームは、ホテル内の各々のネットワークデバイスをそれぞれのネットワークデバイスに対応するプッシュサーバと接続して、特定の部屋に滞在するユーザに対応する好みの特徴(複数可)が部屋のそれぞれのネットワークデバイスに対応するプッシュサーバに円滑に送信されることを保証することができる。
【0034】
例えば、アイドルドラマを好むユーザ3526(ユーザ識別子が3526)がチェックインするホテル部屋内のネットワークデバイスのデバイス識別子はPX996であり、ネットワークデバイスを提供するサービスプロバイダのプッシュサーバのサーバ識別子はF2である。このケースでは、ユーザ3526がホテル部屋にチェックインし、インターネットテレビをオンにした後、デフォルトでインターネットテレビによって表示されるもののほとんどは、アイドルドラマである。それらのアイドルドラマは、ゲートウェイプラットフォームによって送信される、ユーザ3526の好みの特徴(複数可)に従ってプッシュサーバF2によって選択され、ネットワークデバイスPX996にプッシュされる。
【0035】
3.ゲートウェイプラットフォームはまた、各々のホテルにそれぞれのホテルのホテル管理システムと適合するクライアントを提供するために、様々なホテルと協働する。ユーザがホテルに到着してチェックインするとき、及びホテルがホテル管理システムを通じてユーザが滞在する部屋を確認した後、クライアントを使用して、ユーザ識別子及びユーザのチェックイン情報(主に、ユーザが滞在する部屋の部屋番号及び部屋内のネットワークデバイスのデバイス識別子)をゲートウェイプラットフォームと同期することができる。デバイス識別子に対応するネットワークデバイスに、ユーザ識別子に対応する好みの特徴(複数可)に合致するサービス情報をプッシュするように、デバイス識別子に対応するプッシュサーバを指示するために、ゲートウェイプラットフォームは、部屋番号の部屋に現在滞在しているユーザのユーザ識別子を認識し、したがって、ユーザ識別子及びデバイス識別子が現在相互に関連付けられていると識別する。
【0036】
クライアントは、ホテル管理システム上にインストールされたプラグインであってもよく、もしくはホテルのサーバ上にインストールされたソフトウェアであってもよく、またはホテルによって使用されるハードウェアデバイスであってもよい。要するに、クライアントは、一方では、ホテルのホテル管理システムと円滑に接続し、ユーザのユーザ識別子、ユーザが滞在する確認された部屋内のネットワークデバイスのデバイス識別子、及びチェックインのためにユーザがホテルに行くときにホテル管理システムによって送信された他の電子データ(電子証明書など)を受信することが可能であること、もう一方では、ゲートウェイプラットフォームと相互作用することが可能であること、すなわち、ゲートウェイプラットフォームに情報プッシュ通知を送信することができること、また、ゲートウェイプラットフォームによって送信された検証通知などの電子データを受信することができること、などの機能性を有する必要がある。説明のために、以下で説明されるホテル管理システムは明らかに、クライアントの機能性を有し、ゲートウェイプラットフォームと相互作用することができる。
【0037】
検証通知の機能は、以下を含む。ユーザがゲートウェイプラットフォームを通じてホテル部屋を予約する場合、ユーザがチェックインを要求するためにホテルに来るとき、ホテルは、ホテル予約がゲートウェイプラットフォーム上で行われた後に取得された電子証明書(検証コード、二次元コード、パスワードなど)を提示することをユーザに要求することができる。ホテルは、検証のためにホテル管理システムを通じてゲートウェイプラットフォームに、ユーザによって提示された電子証明書を送信する。検証が通る場合、ゲートウェイプラットフォームは、ホテル管理システムに検証通知を返し、ホテルは、ユーザに対してチェックインを行うことができる。同時に、電子証明書はまた、ユーザのユーザ識別子を含み、ホテル管理システムは、ユーザのユーザ識別子を直接取得することができ、ゲートウェイプラットフォームに、ユーザ識別子と共に判定されたホテル部屋内のネットワークデバイスのデバイス識別子を送信することができる。
【0038】
加えて、ユーザがゲートウェイプラットフォームを通じてホテル部屋を予約しないが、ホテルに直接行き、個人旅行者としてチェックインを要求する場合、ホテルは、ユーザがゲートウェイプラットフォーム上でユーザ識別子を有するかどうかをユーザに問い合わせることができる。ユーザがユーザ識別子を提供する意思がある場合、ホテル管理システムは、ゲートウェイプラットフォームに、対応するデバイス識別子と共にユーザ識別子を送信することができ、よって、個別化された情報プッシングサービスがユーザに対して実装されることができる。
【0039】
ユーザが携帯電話、コンピュータなどのスマートデバイス上でゲートウェイプラットフォームによって提供されるユーザバージョンクライアント(ソフトウェア)をインストールすることができることに注目するべきである。ユーザは、ユーザバージョンクライアントを通じてゲートウェイプラットフォームと相互作用することができ、また、ユーザが滞在するホテル部屋内のネットワークデバイスに情報をプッシュするようにプッシュサーバに指示することができる。ユーザはまた、ホテル予約を行うことができる。ユーザバージョンクライアント及びクライアントの両方は、ゲートウェイプラットフォームによって提供され、両方は、ユーザまたはホテルがゲートウェイプラットフォームと相互作用することを可能にするように構成される。それらの2つの機能の間の差異は、ユーザバージョンクライアントが、旅行の間にホテル予約を行うこと、タクシーに乗ること、地図を調べること、ホテル部屋内のデバイス(インターネットテレビ、ドアロック、空調機など)を制御することなどの様々なサービスをユーザに提供することができることであると共に、クライアントが主に、ホテルによってユーザのチェックイン情報をゲートウェイプラットフォームと同期するために使用されることである。
【0040】
上記説明されたようなゲートウェイプラットフォームの3つの機能に基づいて、本出願の実施形態の技術的解決策は、ホテル部屋に滞在するユーザによってインターネットテレビを使用する利便性の問題を解決することができる。
【0041】
本出願の実施形態によって提供される技術的解決策は、添付図面を参照して以下で詳細に説明される。
【0042】
図2は、以下のステップを含む、本出願の実施形態によって提供される情報をプッシュする方法のフローチャートである。
【0043】
S201:ホテル管理システムによって送信された情報プッシュ通知を受信する。
【0044】
本出願の実施形態では、方法の実行主体は、ゲートウェイプラットフォームである。ホテル管理システムは、ユーザがチェックインした後、ゲートウェイプラットフォームに、ネットワークデバイスのデバイス識別子及びユーザのユーザ識別子を搬送する情報プッシュ通知を送信してもよい。
【0045】
例えば、ユーザAは、ゲートウェイプラットフォームによって提供されるユーザバージョンクライアントを通じて、ホテル予約を行うことができ、ユーザがその後、チェックインのために予め定められたホテルに行く。ホテルは、ホテル管理システムにチェックイン命令(R205~T205、A)を入力し、R205は部屋番号であり、T205は、関連する部屋内のネットワークデバイスのデバイス識別子であり、Aは、ユーザAのユーザ識別子である。ホテル管理システムは、ユーザAに対するチェックイン命令を受信し、デバイス識別子T205及びAのユーザ識別子を搬送する情報プッシュ通知を生成し、ゲートウェイプラットフォームに情報プッシュ通知を送信する。
【0046】
S202:デバイス識別子に基づいて、ゲートウェイプラットフォームとの協働関係を確立する様々なプッシュサーバの中からデバイス識別子に対応するプッシュサーバを判定する。
【0047】
本出願の実施形態では、異なるネットワークデバイスのデバイス識別子とネットワークデバイスにサービス情報をプッシュするプッシュサーバのサーバ識別子との間のマッピング関係は、
ゲートウェイプラットフォームとの協働関係を確立する各々のネットワークデバイスサービスプロバイダのプッシュサーバのサーバ識別子、及び各々のネットワークデバイスのデバイス識別子を受信及び記憶し、サーバ識別子ごとのサーバ識別子に対応するネットワークデバイスサービスプロバイダによって提供されるネットワークデバイスのデバイス識別子を判定し、サーバ識別子とネットワークデバイスの判定されたデバイス識別子との間のマッピング関係を確立することによって、判定される。
【0048】
また、ネットワークデバイスのデバイス識別子及びネットワークデバイスにサービス情報をプッシュするプッシュサーバのサーバ識別子は、直接受信及び記憶されることができる。
【0049】
S203:判定されたプッシュサーバに、ユーザ識別子に対応する好みの特徴(複数可)及びデバイス識別子を送信する。
【0050】
本出願の実施形態では、好みの特徴(複数可)及びデバイス識別子は、定義されたゲートウェイ制御プロトコルに従ってカプセル化されてもよく、カプセル化された好みの特徴(複数可)及びデバイス識別子は、判定されたプッシュサーバに送信され、その結果、判定されたプッシュサーバは、カプセル化された好みの特徴(複数可)及びデバイス識別子から、好みの特徴(複数可)及びデバイス識別子を構文解析し、デバイス識別子に対応するネットワークデバイスに、好みの特徴(複数可)に対応するサービス情報をプッシュする。
【0051】
本出願の実施形態では、ステップS203の後、プッシュサーバは、デバイス識別子に対応するネットワークデバイスに、好みの特徴(複数可)に対応するサービス情報をプッシュすることができる。
【0052】
本出願の実施形態では、ユーザ識別子に対応する好みの特徴(複数可)を判定する方法は、ユーザ識別子に基づいて、ユーザ識別子に対応する履歴ユーザ活動データについてユーザ活動データベースを検索することであって、ユーザ活動データベースは、ユーザ識別子とそれぞれの履歴ユーザ活動データとの間のマッピング関係を含む、検索することと、ユーザ識別子に対応する履歴ユーザ活動データに基づいて、ユーザ識別子に対応する好みの特徴(複数可)を判定することと、であってもよい。ユーザ活動データベースは、異なるユーザ識別子についてのそれぞれのユーザ識別子によって送信されたデバイス実行データ及び/またはユーザサービスデータを収集することと、それぞれの履歴ユーザ活動データとして収集されたデバイス実行データ及び/またはユーザサービスデータを使用することと、それぞれのユーザ識別子及びそれぞれの履歴ユーザ活動データをユーザ活動データベースに記憶することと、のアプローチを使用して取得されてもよい。
【0053】
ユーザ識別子に対応する好みの特徴(複数可)はまた、ユーザ識別子に基づいて、事前に記憶された好みの特徴から判定されてもよく、好みの特徴(複数可)及びデバイス識別子は、デバイス識別子に対応するプッシュサーバに送信される。
【0054】
例えば、ユーザは、ユーザバージョンクライアントによって提供される好みの特徴設定インタフェースにおいて好みの特徴を選択してもよい。ゲートウェイプラットフォームは、ユーザによって選択され、ユーザバージョンクライアントによって送信された好みの特徴を受信及び記憶し、受信された好みの特徴とユーザのユーザ識別子との間の対応関係を確立する。
【0055】
別の例について、ユーザがインターネットに登録されたユーザ識別子を使用してゲートウェイプラットフォームにログインする場合、ゲートウェイプラットフォームは、履歴ユーザ活動データとして、インターネット上でユーザ識別子を使用して生成されたビッグデータを使用することができ、次いで、ユーザ識別子に対応する履歴ユーザ活動データを分析して、ユーザ識別子に対応する好みの特徴(複数可)を判定することができ、またはインターネット上でユーザ識別子を使用して設定された好みの特徴(複数可)を直接取得してもよい。
【0056】
加えて、履歴ユーザ活動データは、ユーザが好む画像タイプ、ビデオタイプ、音声タイプ、製品タイプ、及びサービスタイプのうちの少なくとも1つである。
【0057】
加えて、ユーザがホテル部屋に入った後、スマートデバイス上にインストールされたユーザバージョンクライアントは、ゲートウェイプラットフォームにサービス要求を送信するために使用されることができる。ゲートウェイプラットフォームがホテル管理システムによって送信された情報プッシング要求を受信したとき、サービス要求は、ユーザバージョンクライアントに、ユーザによって入力された情報の特徴(複数可)(マーシャルアートの動画、動き感知ゲームなど)のみを搬送してもよい。ユーザがユーザ識別子を提供せず、ゲートウェイプラットフォームがなお、ユーザが滞在するホテル部屋内のネットワークデバイスのデバイス識別子に関して確信していない場合、サービス要求は、ユーザのユーザ識別子、ユーザによって入力された情報の特徴(複数可)、及び対応するデバイス識別子を搬送してもよい。要するに、本出願によって提供される技術的解決策はまた、自身の好みの情報をプッシュするためのゲートウェイプラットフォームを要求するようにユーザをサポートする。
【0058】
本出願の実施形態では、ユーザは、ホテル部屋内のインターネットテレビまたは自身の携帯電話の補助コントローラを通じて、インターネットテレビによって表示される情報を選択することができ、ゲームをプレイすることなど、インターネットテレビと相互作用することができる。
【0059】
加えて、ユーザがホテルのロビーにいるとき、ホテルのロビーのコマーシャル表示は、携帯電話上にインストールされたユーザバージョンクライアントを使用して活性化されることができ、コマーシャル表示は、ユーザによって好まれる情報を表示する。特定の原則は、ユーザがホテル部屋に入り、情報をプッシュするためのゲートウェイプラットフォームを要求する状況と同様であり、本明細書で繰り返して説明されない。
【0060】
一方では、
図2に示されるような情報プッシング方法を使用して、異なるネットワークデバイスのデバイス識別子とネットワークデバイスにサービス情報をプッシュするそれぞれのプッシュサーバのサーバ識別子との間のマッピング関係がゲートウェイプラットフォームに記憶され、もう一方では、ユーザ識別子に対応するそれぞれの好みの特徴がゲートウェイプラットフォームに記憶される。したがって、ユーザがホテル部屋にチェックインするとき、ゲートウェイプラットフォームは、ユーザが滞在しているホテル部屋内のネットワークデバイスのデバイス識別子に従って、対応するプッシュサーバを判定し、判定されたプッシュサーバにユーザの好みの特徴(複数可)を送信する。このようにして、ユーザがホテル部屋にチェックインした後、インターネットテレビによって表示される情報は、ユーザによって好まれる情報であり、ユーザは、ユーザによって好まれる情報について検索する努力を費やす必要がなく、それによって、ユーザによってホテル部屋内のインターネットテレビを使用する利便性を改善する。
【0061】
図3は、以下のステップを含む、本出願の実施形態に従った情報をプッシュする方法のフローチャートである。
【0062】
S301:ホテル管理システムによって送信された情報プッシュ通知を受信する。
【0063】
S302:ユーザ識別子に対応する好みの特徴(複数可)に従って、販促情報リストにおける好みの特徴(複数可)に対応する販促情報を判定し、デバイス識別子に従って、ゲートウェイプラットフォームとの協働関係を確立する複数のプッシュサーバの中からデバイス識別子に対応するプッシュサーバを判定する。
【0064】
S303:判定されたプッシュサーバに、判定された販促情報及びデバイス識別子を送信する。
【0065】
図3に示された方法及び
図2に示された方法は、同一の発明的概念に基づいている。
図2に示された方法が説明されているので、
図3に示された方法は、本明細書で冗長に説明されない。
【0066】
本出願の実施形態では、ゲートウェイプラットフォームは、プッシュサーバにユーザの好みの特徴(複数可)を送信して、プッシュサーバに、ユーザによって参照されるネットワークデバイスにユーザによって好まれるサービス情報をプッシュさせることができるだけでなく、販促情報リストを維持することもできる。販促情報リストに登録された販促情報(製品情報及び/または商人情報)は、ゲートウェイプラットフォームによって指定されてもよく、ホテルによって指定されてもよく、またはランダムに指定されてもよい。ユーザがホテル部屋に入った後、ゲートウェイプラットフォームは、プッシュサーバにユーザの好みの特徴(複数可)を送信するだけでなく、ユーザの好みの特徴(複数可)に従って、販促情報リストの中からユーザによって好まれる販促情報をフィルタ及び選択もする。ゲートウェイプラットフォームは次いで、プッシュサーバに販促情報を送信して、プッシュサーバが、ネットワークデバイスに、ユーザによって参照されるサービス情報と共に販促情報をプッシュすることを可能にする。
【0067】
特に、ゲートウェイプラットフォームは、ユーザ識別子に対応する好みの特徴(複数可)に基づいて、ユーザによって好まれる製品カテゴリ及び/または商人カテゴリを判定してもよく、判定された製品カテゴリ及び/または商人カテゴリに従って、販促情報リストから製品カテゴリ及び/または商人カテゴリに対応する販促情報(好みの特徴(複数可)に対応する販促情報として使用される)を判定してもよい。
【0068】
例えば、ホテルは、ホテル管理システムを通じてゲートウェイプラットフォームに事前に、ホテルにおいて販売された、いくつかの製品の製品情報をアップロードすることができ、販促情報リストにおける販促情報として製品情報のそれらの部分を処理することができる。ホテルの近くの商人も、ゲートウェイプラットフォームに自身の商人情報を提供することができ、販促情報リストに商人情報のそれらの部分を追加することができる。
【0069】
加えて、ゲートウェイプラットフォームはまた、ホテルのホテルアドレスに従って、ホテルの近くの商人を選択することができ、販促情報としてそれらの商人の商人情報を使用することができる。ホテルアドレスは、ホテル管理システムによってゲートウェイプラットフォームに送信されてもよく、またはネットワークマップ及びサテライトGPSポジショニングなどの手段を通じて、ホテルのホテル識別子に従って、ゲートウェイプラットフォームによって取得されてもよい。
【0070】
ゲートウェイプラットフォームは、ホテルの近くの商人についての商人バージョンクライアントを提供することができ、商人は、商人バージョンクライアントを通じて、ゲートウェイプラットフォーム上で商人情報を公開し、次いで、本出願によって提供される情報プッシングソリューションを通じて、ユーザに異なる商人情報をプッシュする。
【0071】
更に、ゲートウェイプラットフォームはまた、商人バージョンクライアントを通じて、異なる商人にプッシュソリューションを提供してもよい。本出願の実施形態では、異なるプッシングソリューションについて、ゲートウェイプラットフォームによって提供されるプッシング価格が固定されてもよい。クライアントを通じてプッシングソリューションを選択した後、商人は、ゲートウェイプラットフォームに対応する価格を支払う。代わりに、プッシング価格は、柔軟性があってもよく、すなわち、競売方法が適合される。異なる商人は、ゲートウェイプラットフォームによって提供されるプッシングモードについて入札することができ、高い値を付けた商人は、プッシングソリューションを取得することができ、プッシングソリューションは、ゲートウェイプラットフォーム上で関連する商人情報をプッシュするように実装される。
【0072】
加えて、このモードでは、商人は、異なる支払チャネルを使用して支払を完了することができ、例えば、電気通信チャネルを通じて支払を完了し、広告費用の手段によって支払を完了する、などである。本明細書では特定の限定は行われない。
【0073】
図4aは、本出願の実施形態に従った情報をプッシュする方法の概略図である。本出願によって提供される実施形態として、ユーザがゲートウェイプラットフォームを通じてホテル予約を行い、チェックインのために関連するホテルに来た後、ホテル管理システムは、ゲートウェイプラットフォームに、ユーザによって提示された電子証明書をアップロードし、検証通知を受信した後にユーザに対してチェックインを行い(ユーザが滞在する部屋を判定する)、ユーザのユーザ識別子及びユーザが滞在する部屋内のネットワークデバイスのデバイス識別子をゲートウェイプラットフォームと同期する。ゲートウェイプラットフォームは、受信されたユーザ識別子及びデバイス識別子に従って、ユーザによって使用されることになるユーザの特権レベル及びネットワークデバイスのデバイス識別子を判定することができる。ゲートウェイプラットフォームは更に、ユーザが同時に部屋内のインターネットテレビをどのように使用するかをガイドするために、ユーザのスマートデバイス(携帯電話)にリマインダ通知を送信する。ゲートウェイプラットフォームは次いで、ユーザ識別子に対応する履歴ユーザ活動データを分析してもよく、ユーザ識別子に対応する好みの特徴を判定してもよく、対応するプッシュサーバに、判定された好みの特徴及びユーザの特権レベルを送信してもよい。プッシュサーバは、好みの特徴及び特権レベルに従って、ユーザに情報プッシングサービスを提供する。ユーザが部屋に入り、インターネットテレビをオンにした後、ユーザは、インターネットテレビによって表示される情報が、ユーザによって好まれる情報であることを把握することができる。
【0074】
異なる特権レベルを有するユーザは、異なる情報を取得することができる。特に、異なる特権レベルとプッシュされることになる情報の一部との間のマッピング関係が確立されることができる。ユーザの特権レベルに合致するプッシュ情報の一部は、特権レベルに従ってユーザに対してプッシュされることができる。加えて、ユーザがプッシュ情報の対応する部分を取得するための価格機構は、異なる特権レベルに従って判定されてもよい。特に、プッシュ情報の同一の部分について、支払われる必要がある費用は、異なるユーザレベルに対して異なる。相対的に低い特権レベルを有するユーザは、高い費用を支払う必要があり、相対的に高い特権レベルを有するユーザによって支払われる必要がある費用は低い。
【0075】
例えば、ユーザの特権レベルが「通常ユーザ」である場合、ユーザは、プッシュサーバによってプッシュされる情報における著作権保護された動画、音楽などを見て、または聴くために支払うことを必要とされる。例えば、ユーザの特権レベルが「プラチナメンバ」である場合、ユーザは、インターネットテレビ上に表示される製品を購入するときにディスカウントを楽しむことができる。要約すると、ゲートウェイプラットフォームは、各々のユーザのユーザ識別子に対応する特権レベルを管理することができ、それぞれのユーザに対して個別化されたサービスを提供することができる。
【0076】
図4bは、本出願の実施形態に従ったインターネットテレビによって表示される情報の概略図である。
図4bに示されるように、ユーザが夕食を食べることを好み、マーシャルアートの動画を見ることを望み、ブレスレットを収集することを望む場合、インターネットテレビ上に表示される情報は、ユーザによって好まれる情報を包含する。ユーザは、スクリーン上に表示される動画を見ることを選択し、製品またはサービスを購入することを選択するなどのために、インターネットテレビまたは自身の携帯電話のコントローラを使用することができる。ユーザが購入されることになる製品を選択するとき、ユーザが支払を行うための支払インタフェースがスクリーンまたはユーザの携帯電話上でポップアップされてもよい。ユーザの特権レベルが「通常ユーザ」である場合、ユーザは、動画「Shaolin Temple」を見ることを要求するときの特定の著作権費用を支払う必要がある。ユーザの特権レベルが「プラチナユーザ」である場合、「プラチナユーザ」が既にゲートウェイプラットフォームに前払い費用を支払っていることを理由に、ユーザは、動画「Shaolin Temple」を見ることを直接選択することができる。
【0077】
加えて、ユーザがインターネットテレビ上で音声及びビデオリソース、製品、並びにサービスを購入することを選択するとき、ユーザは、関連する支払を行うために、ゲートウェイプラットフォームによって提供されるクライアントを使用してもよく、または銀行カード支払、SMS支払、現金引換えなどの支払方法を使用してもよく、それらは本出願によって限定されない。
【0078】
加えて、ユーザがインターネットテレビと相互作用するために自身の携帯電話を使用するとき、インターネットテレビに対して適合された制御プログラムは、事前にインストールされる必要がある。制御プログラムは、ユーザバージョンクライアントと統合されることができ、またはユーザによってダウンロード及びインストールされることができる。本出願は、それらのいずれの限定も有さない。
【0079】
図2に示されたような情報プッシング方法に基づいて、本出願の実施形態は更に、
図5に示されるように、情報プッシング装置を提供し、情報プッシング装置は、
ホテル管理システムによって送信された情報プッシュ通知を受信する受信モジュール501であって、情報プッシュ通知は、ユーザに対してチェックインを行った後にホテル管理システムによって送信され、情報プッシュ通知は、ネットワークデバイスのデバイス識別子及びユーザのユーザ識別子を含む、受信モジュール501と、
デバイス識別子に従って、ゲートウェイプラットフォームとの協働関係を確立する複数のプッシュサーバの中からデバイス識別子に対応するプッシュサーバを判定する判定モジュール502であって、ゲートウェイプラットフォームは、異なるネットワークデバイスのデバイス識別子とネットワークデバイスにサービス情報をプッシュするプッシュサーバのサーバ識別子との間のそれぞれのマッピング関係を記憶する、判定モジュール502と、
判定されたプッシュサーバに、ユーザ識別子に対応する好みの特徴(複数可)を送信して、プッシュサーバに、デバイス識別子に対応するネットワークデバイスに好みの特徴(複数可)に対応するサービス情報をプッシュさせる送信モジュール503と、
を含む。
【0080】
異なるネットワークデバイスのデバイス識別子とネットワークデバイスにサービス情報をプッシュするプッシュサーバのサーバ識別子との間のマッピング関係は、ゲートウェイプラットフォームとの協働関係を確立する各々のネットワークデバイスサービスプロバイダのプッシュサーバのサーバ識別子、及び各々のネットワークデバイスのデバイス識別子を受信及び記憶することと、サーバ識別子ごとのそれぞれのサーバ識別子に対応するネットワークデバイスサービスプロバイダによって提供されるネットワークデバイスのデバイス識別子を判定することと、それぞれのサーバ識別子とネットワークデバイスの判定されたデバイス識別子との間のマッピング関係を確立することと、の方式によって判定される。
【0081】
送信モジュール503は、定義されたゲートウェイ制御プロトコルに従って、好みの特徴(複数可)及びデバイス識別子をカプセル化し、判定されたプッシュサーバに、カプセル化された好みの特徴(複数可)及びデバイス識別子を送信し、その結果、判定されたプッシュサーバは、カプセル化された好みの特徴(複数可)及びデバイス識別子から好みの特徴(複数可)及びデバイス識別子を構文解析し、デバイス識別子に対応するネットワークデバイスに、好みの特徴(複数可)に対応するサービス情報をプッシュする。
【0082】
送信モジュール503は、ユーザ識別子に基づいて、ユーザ識別子に対応する履歴ユーザ活動データについてユーザ活動データベースを検索し、ユーザ活動データベースは、ユーザ識別子とそれぞれの履歴ユーザ活動データとの間のマッピング関係を含み、ユーザ識別子に対応する履歴ユーザ活動データに基づいて、ユーザ識別子に対応する好みの特徴(複数可)を判定し、判定されたプッシュサーバに、判定された好みの特徴(複数可)及びデバイス識別子を送信する。
【0083】
ユーザ活動データベースは、異なるユーザ識別子に対するそれぞれのユーザ識別子によって送信されたデバイス実行データ及び/またはユーザサービスデータを収集することと、それぞれの履歴ユーザ活動データとして収集されたデバイス実行データ及び/またはユーザサービスデータを使用することと、それぞれのユーザ識別子及びそれぞれの履歴ユーザ活動データをユーザ活動データベースに記憶することと、を特に含む方式によって取得される。
【0084】
ユーザ識別子に対応する履歴ユーザ活動データに基づいて、ユーザ識別子に対応する好みの特徴(複数可)を判定することは特に、ユーザ識別子に対応する履歴ユーザ活動データに基づいて、ユーザ識別子に対応する好みの特徴(複数可)として、ユーザ識別子に対応するユーザによって好まれる画像タイプ、ビデオタイプ、音声タイプ、製品タイプ、及びサービスタイプのうちの少なくとも1つを判定することを含む。
【0085】
装置は更に、ユーザ識別子に基づいて、ユーザ識別子に対応する特権レベルを判定し、判定されたプッシュサーバに、判定された特権レベルを送信して、プッシュサーバに、特権レベルに従って、デバイス識別子に対応するネットワークデバイスに好みの特徴(複数可)に対応するサービス情報をプッシュさせる特権管理モジュール504を含む。
【0086】
図3に示されたような情報プッシング方法に基づいて、本出願の実施形態は更に、
図6に示されるように、情報プッシング装置を提供し、情報プッシング装置は、
ホテル管理システムによって送信された情報プッシュ通知を受信する受信モジュール601であって、情報プッシュ通知は、ユーザに対してチェックインを行った後にホテル管理システムによって送信され、情報プッシュ通知は、ホテルのホテル識別子、ネットワークデバイスのデバイス識別子、及びユーザのユーザ識別子を含む、受信モジュール601と、
ユーザ識別子に対応する好みの特徴(複数可)に従って、販促情報リストにおける好みの特徴(複数可)に対応する販促情報を判定し、デバイス識別子に従って、ゲートウェイプラットフォームとの協働関係を確立する複数のプッシュサーバの中からデバイス識別子に対応するプッシュサーバを判定する判定モジュール602であって、ゲートウェイプラットフォームは、異なるネットワークデバイスのデバイス識別子とネットワークデバイスにサービス情報をプッシュするプッシュサーバのサーバ識別子との間のそれぞれのマッピング関係を記憶する、判定モジュール602と、
判定されたプッシュサーバに、判定された販促情報及びデバイス識別子を送信して、プッシュサーバに、デバイス識別子に対応するネットワークデバイスに販促情報をプッシュさせる送信モジュール603と、
を含む。
【0087】
販促情報リストは、ホテル管理システムによって送信された製品情報を受信し、販促情報として、販促情報リストに製品情報を追加すること、及び/またはホテル管理システムによって送信されたホテルアドレスを判定し、ホテルアドレスに従ってホテルアドレスの関連する領域にある商人の商人情報を判定し、販促情報として、販促情報リストに判定された商人情報を追加すること、によって判定される。
【0088】
判定モジュール602は、ユーザ識別子に対応する好みの特徴(複数可)に基づいて、ユーザが好む製品カテゴリ及び/または商人カテゴリを判定し、製品カテゴリ及び/または商人カテゴリに従って、好みの特徴(複数可)に対応する販促情報として、販促情報リストにおける製品カテゴリ及び/または商人カテゴリに対応する販促情報を判定する。
【0089】
1990年代では、技術改良がハードウェア改良(例えば、ダイオード、トランジスタ、スイッチなどの回路構造における改良)またはソフトウェア改良(方法の処理における改良)とは明確に区別されることがあった。しかしながら、技術の発展に伴って、今日の方法の処理の改良の多くは、ハードウェア回路アーキテクチャにおける直接の改良として見られることができる。設計者は、ハードウェア回路に改良した方法を組み込んで、対応するハードウェア回路構造を得ることができる。したがって、処理の改良の方法は、ハードウェアエンティティモジュールによって達成されることができる。例えば、プログラマブル論理デバイス(プログラマブル論理デバイス、PLD)(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ、FPGA)は、その論理機能がユーザによってデバイスをプログラミングすることを通じて判定される、1つのそのような集積回路である。設計者が自身でPLDに「統合」するデジタルシステムをプログラムすることにより、チップの設計者が設計する必要がなく、専用集積回路チップを製造する必要がない。更に、製造される集積回路チップを手動で置き換えることによって、このタイプのプログラミングはまた、「論理コンパイラ」ソフトウェアによって大半は置き換えられる。ソフトウェアコンパイラと同様に、そのような論理コンパイラは、ハードウェア記述言語(Hardware Description Language、HDL)と称される特定のプログラミング言語によって記述された元のコードをコンパイルする。HDLは、1つのタイプのみを含むわけではなく、ABEL(Advanced Boolean Expression Language)、AHDL(Altera Hardware Description Language)、Confluence、CUPL(Cornell University Programming Language)、HDCal、JHDL(Java Hardware Description Language)、Lava、Lola、MyHDL、PALASM、RHDL(Ruby Hardware Description Language)などの多くの種類が存在する。最も一般的なものは、VHDL(Very-High-Speed Integrated Circuit Hardware Description Language)及びVerilogである。当業者は、論理メソッドフローを実装するハードウェア回路が、ハードウェア記述言語を使用して、それらのメソッドを集積回路にプログラミング及びコンパイルする小さい論理を実行することによって容易に達成されることができることを理解するはずである。
【0090】
コントローラは、いずれかの適切な方式で実装されることができる。例えば、コントローラは、例えば、マイクロプロセッサまたはプロセッサ、並びにマイクロプロセッサまたはプロセッサによって実行可能なコンピュータ可読プログラムコード(例えば、ソフトウェアまたはファームウェア)を記憶する、コンピュータ可読媒体、論理ゲート、スイッチ、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラム可能論理コントローラ、及び組み込みマイクロコントローラの形式をとることができる。コントローラの例は、以下のマイクロコントローラ、ARC 625D、Atmel AT91SAM、The Microchip PIC18F26K20、及びSilicone Labs C8051F320を含むが、それらに限定されない。メモリコントローラはまた、メモリの制御論理の一部として実装されることができる。純粋にコンピュータ可読プログラムコードの形式でコントローラを実装することに加え、当業者は、方法のステップが、論理ゲート、スイッチ、ASIC、プログラム可能論理コントローラ、及び組み込みマイクロコントローラなどの形式にあるコントローラに、同一の機能を実装させるように論理的にプログラムされることができることも理解するはずである。したがって、そのようなタイプのコントローラは、ハードウェアコンポーネントとして考えられることができ、それに含まれる様々な機能を実装するために使用される装置は、ハードウェアコンポーネント内の構造として考えられることができる。または更に、様々な機能を実装するために使用される装置は、ハードウェアコンポーネント内で方法及び構造の両方を実装するソフトウェアモジュール(複数可)として考えられることができる。
【0091】
上記実施形態において例示されたシステム、装置、モジュール、またはユニットは、コンピュータチップもしくはエンティティによって、または特定の機能を有する製品によって実装されてもよい。典型的な実装態様のデバイスは、コンピュータであり、特定の形式のコンピュータは、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、セルラ電話、カメラ電話、スマートフォン、携帯情報端末、メディアプレイヤ、ナビゲーションデバイス、電子メール送受信機、及びゲームコントロール、タブレットコンピュータ、ウェアラブルデバイス、またはいくつかのそれらのデバイスのいずれかの組み合わせであってもよい。
【0092】
説明の便宜から、上記装置は、説明の間、機能性の観点から様々なユニットにそれぞれ分割される。明らかに、各々のユニットの機能(複数可)は、本出願が実装されるとき、ソフトウェアの同一の部分、またはソフトウェア及び/もしくはハードウェアの複数の部分において実装されてもよい。
【0093】
当業者は、本発明の実施形態が、方法、システム、またはコンピュータプログラム製品として提供されることができることを理解するはずである。したがって、本発明は、全体的にハードウェアの実施形態、全体的にソフトウェアの実施形態、またはソフトウェア及びハードウェアの組み合わせの形式をとってもよい。その上、本発明は、コンピュータ使用可能プログラムコードを含む、1つ以上のコンピュータ使用可能記憶媒体(磁気ディスク記憶装置、CD-ROM、光学式記憶装置などを含むがそれらに限定されない)上で具体化されたコンピュータプログラム製品の形式をとることができる。
【0094】
本発明は、本発明の実施形態を参照して、及び本発明の実施形態に従って、方法、装置(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/またはブロック図を参照して説明されてきた。フローチャート及び/またはブロック図の各々の処理及び/またはブロック、並びにフローチャート及び/またはブロック図の処理及び/またはブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令によって実装されることを理解されるはずである。それらのコンピュータプログラム命令は、マシンを生成し、フローチャートにおける1つ以上の処理及び/またはブロック図の1つ以上のブロックにおいて指定された機能を実装するために使用される装置を生成するために、コンピュータのプロセッサまたは他のプログラム可能データ処理デバイスによる命令の実行を生じさせるように、汎用コンピュータ、特殊目的コンピュータ、組み込みプロセッサ、または他のプログラム可能データ処理デバイスに提供されることができる。
【0095】
コンピュータまたは他のプログラム可能データ処理デバイスに特定の方式で動作するように命令することができる、それらのコンピュータプログラム命令も、コンピュータ可読記憶装置に記憶されることができ、その結果、コンピュータ可読記憶装置に記憶された命令は、命令装置を含む製造品を生成する。命令装置は、フローチャートにおける1つ以上の処理及び/またはブロック図の1つ以上のブロックにおいて指定された機能を実装する。
【0096】
それらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは他のプログラム可能データ処理デバイスにロードされることができ、その結果、一連の動作ステップは、コンピュータによって実行される処理を生成するようにコンピュータまたは他のプログラム可能デバイス上で実行され、それによってコンピュータまたは他のプログラム可能デバイス上で実行される命令が、フローチャートにおける1つ以上の処理及び/またはブロック図の1つ以上のブロックの機能を実装するステップを提供する。
【0097】
典型的な構成では、コンピューティングデバイスは、1つ以上のプロセッサ(CPU)、入力/出力インタフェース、ネットワークインタフェース、及びメモリを含む。
【0098】
メモリは、揮発性メモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、及び/または不揮発性メモリ、例えば、リードオンリメモリ(ROM)またはフラッシュRAMなどのコンピュータ可読媒体の形式を含んでもよい。メモリは、コンピュータ可読媒体の例である。
【0099】
コンピュータ可読媒体は、いずれかの方法または技術を使用して情報の記憶を達成することができる、揮発性または不揮発性タイプ、着脱可能または着脱不能媒体を含んでもよい。情報は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータを含んでもよい。コンピュータ記憶媒体の例は、相変化メモリ(PRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、他のタイプのランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、電子的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、クイックフラッシュメモリもしくは他の内部記憶技術、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)もしくは他の光学式記憶装置、磁気カセットテープ、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶装置、またはコンピューティングデバイスによってアクセスされてもよい情報を記憶するために使用されてもよいいずれかの他の非伝送媒体を含むが、それらに限定されない。本明細書で定義されるように、コンピュータ可読媒体は、変調データ信号及び搬送波などの一時的媒体を含まない。
【0100】
また、用語「含む(including)」、「包含する(containing)」、またはいずれかの他の変形は、一連の要素を含む処理、方法、製品、またはデバイスがそれらの要素だけでなく、明示的に記載されていない他の要素、またはそのような処理、方法、製品、もしくはデバイスに特有の要素をも含むように、非排他的包含を包含することを意図していることを理解される必要がある。いずれかの更なる限定と共に、フレーズ「~を備える(comprising)」によって定義された要素は、そのような要素を含む処理、方法、製品、またはデバイスにおける追加の同様の要素の存在を排除しない。
【0101】
当業者は、本発明の実施形態が、方法、システム、またはコンピュータプログラム製品として提供されることができることを理解するはずである。したがって、本発明は、全体的にハードウェアの実施形態、全体的にソフトウェアの実施形態、またはソフトウェア及びハードウェアの組み合わせの形式をとってもよい。その上、本発明は、コンピュータ使用可能プログラムコードを含む、1つ以上のコンピュータ使用可能記憶媒体(磁気ディスク記憶装置、CD-ROM、光学式記憶装置などを含むがそれらに限定されない)上で具体化されたコンピュータプログラム製品の形式をとることができる。
【0102】
本出願は、プログラムモジュールなど、コンピュータによって実行されるコンピュータ実行可能命令の全体的なコンテキストにおいて説明されることができる。概して、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行し、または特定の抽象データタイプを実装する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含む。本出願はまた、分散コンピューティング環境において実施されることができる。それらの分散コンピューティング環境では、通信ネットワークを通じて接続されたリモート処理デバイスによってタスクが実行される。分散コンピューティング環境では、プログラムモジュールは、記憶装置を含むローカル及びリモートコンピュータ記憶媒体の両方に位置することができる。
【0103】
本明細書における様々な実施形態が進歩的な方式で説明されてきた。様々な実施形態の間の同一または同様の部分は、相互に参照されてもよい。各々の実施形態は、他の実施形態の態様とは異なる態様を強調する。特に、方法の実施形態へのそれらの基本的な類似性に起因して、システムの実施形態の説明は、相対的に単純である。関連する部分は、方法の実施形態の説明を参照することができる、
【0104】
上述したことは、本出願の実施形態を説明しているにすぎず、本出願を限定することを意図していない。当業者によって、本出願に対して様々な変更及び修正が行われることができる。本出願の趣旨及び範囲内で行われるいずれかの修正物、均等物、及び改良物は、本出願の請求項の範囲内に含まれることを意図している。