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特許7065188遠隔多重接続システムおよびその動作方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-27
(45)【発行日】2022-05-11
(54)【発明の名称】遠隔多重接続システムおよびその動作方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/4402 20110101AFI20220428BHJP
   H04L 67/00 20220101ALI20220428BHJP
   H04L 67/02 20220101ALI20220428BHJP
   H04N 21/436 20110101ALI20220428BHJP
【FI】
H04N21/4402
H04L67/00
H04L67/02
H04N21/436
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2020528439
(86)(22)【出願日】2020-02-27
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-07-15
(86)【国際出願番号】 KR2020002792
(87)【国際公開番号】W WO2020213830
(87)【国際公開日】2020-10-22
【審査請求日】2020-05-11
(31)【優先権主張番号】10-2019-0044862
(32)【優先日】2019-04-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2019-0068864
(32)【優先日】2019-06-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520162640
【氏名又は名称】チェ、ドン ジュン
【氏名又は名称原語表記】CHOI,Dong Jun
【住所又は居所原語表記】5,Dapsimni-ro 83-gil,Jungnang-gu Seoul 02255,Republic of Korea
(73)【特許権者】
【識別番号】520162651
【氏名又は名称】ジャン、ヘ ジョン
【氏名又は名称原語表記】JANG,Hae Jung
【住所又は居所原語表記】#301,46,Sau-ro 9beon-gil,Gimpo-si Gyeonggi-do 10111,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】チェ、ドン ジュン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン、ヘ ジョン
【審査官】鈴木 順三
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第2013-0133362(KR,A)
【文献】特開2009-272743(JP,A)
【文献】特表2014-506359(JP,A)
【文献】特開2007-334633(JP,A)
【文献】特表2010-531488(JP,A)
【文献】特表2010-525428(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 - 21/858
G06F 13/00 - 13/18
H04L 51/00 - 51/58
H04L 67/00 - 67/75
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
既設定された時間の間、複数個のメディアコンテンツを実行するための複数個のスレーブ端末との遠隔接続および遠隔接続された複数個のスレーブ端末の運営権限を要請するマスター端末;
前記マスター端末の接続権限を確認した後、前記接続権限に割り当て可能な少なくとも一つ以上のスレーブ端末を選定し、選定されたスレーブ端末のAPと前記マスター端末のAPをネットワーキングする仲介エージェントサーバー;および前記仲介エージェントサーバーとネットワークで連結され、共有可能な資源(仕様)を提供するスレーブ端末を含み、
前記マスター端末は、
前記接続権限に割り当て可能な少なくとも一つ以上のスレーブ端末のうちいずれか一つをメインスレーブ端末と設定し、前記メインスレーブ端末以外のスレーブ端末の作業情報および実行情報を前記メインスレーブ端末にバックアップされるように制御する
ことを特徴とする遠隔多重接続システム。
【請求項2】
前記マスター端末は、
複数個のスレーブ端末で実行中のメディアコンテンツを多重分割方式に編集した後、指定された端末またはサーバーに送出するかまたはサブスレーブ端末で実行されたメディアコンテンツの映像情報をメインスレーブ端末に送出するように制御した後、メインスレーブ端末で送出されたメディアコンテンツ映像情報をメインスレーブ端末で多重分割方式に編集した後、編集されたメディアコンテンツの映像情報を受信した後、指定された端末またはサーバーに送出する
請求項1に記載の遠隔多重接続システム。
【請求項3】
前記指定された端末は、
ユーチューブ視聴者、アフリカtv視聴者、ツイッチtv視聴者、インターネット放送視聴者の端末であり、前記指定されたサーバーはユーチューブ、アフリカtv、ツイッチtv、インターネット放送のサーバーである
請求項2に記載の遠隔多重接続システム。
【請求項4】
前記仲介エージェントサーバーは、
前記マスター端末の多重接続承認要請により前記マスター端末の上位仕様を有するスレーブ端末を選別し、選別されたスレーブ端末それぞれのAP接続権限を承認した後、前記マスター端に選別されたスレーブ端の動的IPアドレス、MACアドレスを送出する
請求項1に記載の遠隔多重接続システム。
【請求項5】
前記仲介エージェントサーバーは、前記マスター端末で指定したメインスレーブ端末およびサブスレーブ端末間に物理的ネットワーク接続を許容する
請求項1に記載の遠隔多重接続システム。
【請求項6】
前記仲介エージェントサーバーは、
前記マスター端末およびスレーブ端末のハードウェア(メモリ、プロセッサ)およびソフトウェアの仕様情報を収集した後分析し、前記マスター端末の仕様情報に基づいて上位等級の仕様を有するスレーブ端末を指定する端末情報分析および選択部;
指定されたスレーブ端末に動的IPアドレスおよびMACアドレスを割り当て、マスター端末に割り当てられたスレーブ端末の動的IPおよびMACアドレスを提供するIPおよびMCA割り当て部;
前記マスター端末と前記複数個のスレーブ端末間のネットワークトラフィック環境制御および前記マスター端末で入力されたユーザー操作または命令による複数個のスレーブ端末で実行されたメディアコンテンツの実行情報の送出状態を制御およびモニタリングするトラフィック環境制御部を含む
請求項1に記載の遠隔多重接続システム。
【請求項7】
前記トラフィック環境制御部は、
前記マスター端末と接続された複数個のスレーブ端末のトラフィックを分析した後、分析されたトラフィックを通じて複数個のスレーブそれぞれの経路ネットワーク状態を、混雑状態、一般状態、円滑状態のうちいずれか一つの状態と認知する
請求項6に記載の遠隔多重接続システム。
【請求項8】
前記経路ネットワーク状態は、
電波環境信号に含まれたパラメータであるRx、Tx、Ec/Io、RSSI(Received Signal Strength Indication)、伝送率、割り当てられたスレーブ端末数のうち少なくとも一つ以上のパラメータを既設定されたネットワーク状態臨界値と比較して、ネットワーク状態を認知し、パラメータとネットワーク状態臨界値を比較して、パラメータがネットワーク状態臨界値未満の場合、ネットワーク状態を円滑状態と認知し、パラメータとネットワーク状態臨界値を比較して、パラメータがネットワーク状態臨界値の誤差許容範囲に含まれる場合、ネットワーク状態を一般状態と認知し、
トラフィック制御プログラムを利用して複数個のスレーブ端末からマスター端末またはメインスレーブ端末にトラフィック伝送中に個別ネットワーク状態(物理階層(Physical Layer)、RF階層、MAC階層、IP階層のうち少なくとも一つ以上をモニタリングする
請求項7に記載の遠隔多重接続システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は遠隔多重接続システムおよびその動作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
多様なオンラインゲームとインターネットを通じてのコンテンツを利用するにおいて、映画や音楽を聞きながらオンラインゲームをするなど、同時に多数のアプリケーションを駆動することになり、このような場合、本人が保有したPCなどの装置の性能の限界によりゲーム進行時にInput Lagが発生したり、アプリケーションの実行においてディレイが発生することになる。
【0003】
最近流行っているオンラインゲームやアプリケーションも高仕様の装置を必要としており、円滑な実行のために、ユーザーは高仕様の装置を準備しなければならない負担がある。
【0004】
営業中のネットカフェで保有中のPCは、顧客誘致と顧客満足度を向上させるために、保有PCの定期的なアップグレードを通じて最高の最新の仕様を維持し、高速の専用回線を使用することによりデータ伝送速度も最高の水準を維持している。
ネットカフェを訪れるほとんどのユーザーは、同僚達と一緒にゲームを楽しむために、または自分が保有しているPCの仕様が立ち遅れているため高仕様かつ最新のPCを具備しているネットカフェを訪れて円滑なゲームをプレイするために、または高仕様のPCを必要とするコンピューティング作業をするために訪れる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、従来の問題点を解決できるように、ユーザーが多数の高仕様PCなどの装置を同時に接続して保有した装置では制御、操作を統制して、多様なゲームおよびコンテンツを楽しみ、高仕様の装置が必要なコンピューティング作業を同時に実行できる、遠隔多重接続システムおよび方法を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するための本発明の一実施例に係る遠隔多重接続システムは、既設定された時間の間、複数個のメディアコンテンツを実行するための複数個のスレーブ端末との遠隔接続および遠隔接続された複数個のスレーブ端末の運営権限を要請するマスター端末;前記マスター端末の接続権限を確認した後、前記接続権限に割り当て可能な少なくとも一つ以上のスレーブ端末を選定し、選定したスレーブ端末のAPと前記マスター端末のAPをネットワーキングする仲介エージェントサーバー;および前記仲介エージェントサーバーとネットワークで連結され、共有可能な資源(仕様)を提供するスレーブ端末を含む。
【0007】
一実施例において、前記マスター端末は前記接続権限に割り当て可能な少なくとも一つ以上のスレーブ端末のうちいずれか一つをメインスレーブと設定し、前記残りのスレーブ端末の作業情報および実行情報を前記メインスレーブ端末にバックアップされるように制御する。
【0008】
一実施例において、前記マスター端末は複数個のスレーブ端末で実行中のメディアコンテンツを多重分割方式に編集した後、指定された端末またはサーバーに送出するか、またはサブスレーブ端末で実行されたメディアコンテンツの映像情報をメインスレーブ端末に送出するように制御した後、メインスレーブ端末で送出されたメディアコンテンツ映像情報をメインスレーブ端末で多重分割方式に編集した後、編集されたメディアコンテンツの映像情報を受信した後、指定された端末またはサーバーに送出する。
【0009】
一実施例において、前記指定された端末はユーチューブ視聴者、アフリカtv視聴者、ツイッチtv視聴者、インターネット放送視聴者の端末であり、前記指定されたサーバーはユーチューブ、アフリカtv、ツイッチtv、インターネット放送のサーバーであることを特徴とする。
【0010】
一実施例において、前記仲介エージェントサーバーは前記マスター端末の多重接続承認要請により前記マスター端末の上位仕様を有するスレーブ端末を選別し、選別されたスレーブ端末それぞれのAP接続権限を承認した後、前記マスター端末に選別されたスレーブ端末の動的IPアドレス、MACアドレスを送出する。
【0011】
一実施例において、前記仲介エージェントサーバーは前記マスター端末で指定したメインスレーブ端末およびサブスレーブ端末間に物理的ネットワーク接続を許容する。
【0012】
一実施例において、前記仲介エージェントサーバーは前記マスター端末およびスレーブ端末のハードウェア(メモリ、プロセッサ)およびソフトウェア(運営プログラムなど)の仕様情報を収集した後分析し、前記マスター端末の仕様情報に基づいて上位等級の仕様を有するスレーブ端末を指定する端末情報分析および選択部;指定されたスレーブ端末に動的IPアドレスおよびMACアドレスを割り当て、マスター端末に割り当てられたスレーブ端末の動的IPおよびMACアドレスを提供するIPおよびMCA割り当て部;前記マスター端末と前記複数個のスレーブ端末間のネットワークトラフィック環境制御および前記マスター端末で入力されたユーザー操作または命令による複数個のスレーブ端末で実行されたメディアコンテンツの実行情報の送出状態を制御およびモニタリングするトラフィック環境制御部を含む。
【0013】
一実施例において、前記トラフィック環境制御部は前記マスター端末と接続された複数個のスレーブ端末のトラフィックを分析した後、分析されたトラフィックを通じて複数個のスレーブそれぞれの経路ネットワーク状態を、混雑状態、一般状態、円滑状態のうちいずれか一つの状態と認知する。
【0014】
一実施例において、前記経路ネットワーク状態は電波環境信号に含まれたパラメータであるRx、Tx、Ec/Io、RSSI(Received Signal Strength Indication)、伝送率、割り当てられたスレーブ端末数のうち、少なくとも一つ以上のパラメータを既設定されたネットワーク状態臨界値と比較してネットワーク状態を認知し、パラメータとネットワーク状態臨界値を比較して、パラメータがネットワーク状態臨界値未満の場合、ネットワーク状態を円滑状態と認知し、パラメータとネットワーク状態臨界値を比較して、パラメータがネットワーク状態臨界値の誤差許容範囲に含まれる場合、ネットワーク状態を一般状態と認知し、トラフィック制御プログラムを利用して複数個のスレーブ端末からマスター端末またはメインスレーブ端末にトラフィック伝送中に個別ネットワーク状態(物理階層(Physical Layer)、RF階層、MAC階層、IP階層のうち少なくとも一つ以上をモニタリングする。
【0015】
前記課題を解決するための本発明の一実施例に係る遠隔多重接続システム動作方法は、既設定された時間の間、複数個のメディアコンテンツを実行するための複数個のスレーブ端末との遠隔接続および運営権限をマスター端末で要請する段階;仲介エージェントサーバーで前記マスター端末の物理的仕様情報をマスター端末から提供を受けて分析した後、前記マスター端末の物理的仕様より高仕様のスレーブ端末を指定する段階;前記仲介エージェントサーバーで指定された複数個のスレーブ端末のAP接続権限承認および複数個のスレーブ端末それぞれの動的IPアドレスおよびMACアドレスをマスター端末に割り当てる段階;前記マスター端末で遠隔操作プログラムを実行させて割り当てられた複数個のスレーブ端末のAP、動的IPおよびMACアドレスに接続した後、複数個のスレーブ端末でメディアコンテンツを実行および遠隔操作する段階;および複数個のスレーブ端末それぞれで実行されるメディアコンテンツの画面映像をマスター端末に送出し、前記マスター端末で送出されたメディアコンテンツの画面映像を映像分割編集した後、編集された映像を指定された端末またはサーバーに選択的に提供する段階を含む。
【0016】
前記課題を解決するための本発明の他の一実施例に係る遠隔多重接続システム動作方法は、既設定された時間の間、複数個のメディアコンテンツを実行するための複数個のスレーブ端末との遠隔接続および運営権限をマスター端末で要請する段階;仲介エージェントサーバーで前記マスター端末の物理的仕様情報をマスター端末から提供を受けて分析した後、マスター端末の物理的仕様より高仕様のスレーブ端末を指定する段階;前記仲介エージェントサーバーで指定された複数個のスレーブ端末のAP接続権限承認および複数個のスレーブ端末それぞれの動的IPアドレスおよびMACアドレスをマスター端末に割り当てる段階;前記マスター端末で遠隔操作プログラムを実行させて割り当てられた複数個のスレーブ端末をメインスレーブ端末およびサブスレーブ端末と指定設定する段階;前記マスター端末で前記仲介エージェントサーバーに前記メインスレーブ端末を主制御端末と要請し、仲介エージェントサーバーでメインスレーブ端末とサブスレーブ端末間のAP接続を活性化させる段階;前記マスター端末で遠隔操作プログラムを利用してメインスレーブ端末のAPに接続した後、メインスレーブ端末の物理資源を活用して割り当てられた複数個のサブスレーブ端末でメディアコンテンツを実行および遠隔操作する段階;前記サブスレーブ端末で実行されたメディアコンテンツの画面映像はメインスレーブ端末に提供され、メインスレーブ端末で前記サブスレーブ端末で実行されたメディアコンテンツの画面映像を取り集めて分割編集した後、前記マスター端末に送出する段階;および前記マスター端末でメインスレーブ端末で編集されたメディアコンテンツ映像を指定された端末またはサーバーに伝送する段階を含む。
【発明の効果】
【0017】
本発明の一実施例に係る遠隔多重接続制御システムおよびその制御方法を利用すれば、ユーザーが多数の高仕様PCなどの装置を同時に接続して、制御、操作を統制して多様なゲームおよびメディアコンテンツを楽しみ、高仕様の装置が必要なコンピューティング作業を同時に実行できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の遠隔多重接続システムのネットワーク構成図。
図2図1に図示された遠隔多重接続システムの一例示図。
図3図1に図示された遠隔多重接続システムの他の一例示図。
図4図2に図示されたマスター端末で複数個のスレーブ端末を遠隔制御する様子を示した例示図。
図5図1に図示された仲介エージェントサーバーの構成図。
図6図2に図示された遠隔多重接続システム動作方法を示したフローチャート。
図7図3に図示された遠隔多重接続システム動作方法を示したフローチャート。
図8】本明細書に開示された一つ以上の実施例が実現され得る例示的なコンピューティング環境を図示した図面。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明で使用される技術的用語は単に特定の実施例を説明するために使われたものであって、本発明を限定しようとする意図のものではない。また、本発明で使用される技術的用語は本発明で特に異なる意味で定義されない限り、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解される意味で解釈されるべきであり、過度に包括的な意味で解釈されたり、過度に縮小された意味で解釈されてはならない。また、本発明で使用される技術的な用語が本発明の思想を正確に表現できない誤った技術的用語である場合は、当業者が正しく理解できる技術的用語に代替して理解されるべきである。また、本発明で使用される一般的な用語は辞書に定義されているところにより、または前後の文脈により解釈されるべきであり、過度に縮小された意味ではない。
【0020】
また、本発明で使用される単数の表現は文脈上明白に異なることを意味しない限り、複数の表現を含む。本発明で「構成される」または「含む」等の用語は、発明に記載された多くの構成要素または段階を、必ずしもすべて含むものと解釈されてはならず、そのうちの一部の構成要素または一部の段階は含まれなくてもよく、または追加的な構成要素または段階をさらに含むことができる。
【0021】
また、本発明で使用される第1、第2等のように序数を含む用語は、構成要素の説明に使用され得るが、構成要素は用語によって限定されてはならない。用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ使用される。例えば、本発明の権利範囲を逸脱することなく、第1構成要素は第2構成要素と命名され得、同様に第2構成要素も第1構成要素と命名され得る。
【0022】
以下、添付された図面を参照して本発明に係る好ましい実施例を詳細に説明するものの、図面符号にかかわらず同一または類似する構成要素は同じ参照番号を付し、これに対する重複する説明は省略する。
【0023】
また、本発明の説明において関連した公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にさせ得る恐れがあると判断される場合、その詳細な説明を省略する。また、添付された図面は本発明の思想を容易に理解できるようにするためのものに過ぎず、添付された図面によって本発明の思想が制限されない。
【0024】
以下、添付された図面に基づいて本発明の一実施例に係る遠隔多重接続システムおよび方法をより詳細に説明する。
【0025】
図1は本発明の遠隔多重接続システムのネットワーク構成図であり、図2図1に図示された遠隔多重接続システムの一例示図であり、図3図1に図示された遠隔多重接続システムの他の一例示図であり、図4図2に図示されたマスター端末で複数個のスレーブ端末を遠隔制御する様子を示した例示図であり、図5図1に図示された仲介エージェントサーバーの構成図である。
【0026】
図1に図示された通り、本発明の一実施例に係る遠隔多重接続システム100は、マスター端末200、仲介エージェントサーバー300およびスレーブ端末400を含む。
【0027】
前記マスター端末200および前記スレーブ端末400はスマートフォン(Smart Phone)、携帯端末機(Portable Teminal)、移動端末機(Mobile Terminal)、フォルダブル端末機(Foldable Terminal)、個人情報端末機(Personal Digital Assistant:PDA)、PMP(Portable Multimedia Player)端末機、テレマティクス(Telematics)端末機、ナビゲーション(Navigation)端末機、パーソナルコンピュータ(Personal Computer)、ノートブックコンピュータ、スレートPC(Slate PC)、タブレットPC(Tablet PC)、ウルトラブック(ultrabook)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device、例えば、ウォッチ型端末機(Smartwatch)、グラス型端末機(Smart Glass)、HMD(Head Mounted Display)等含む)、ワイブロ(Wibro)端末機、IPTV(Intemet Protocol Television)端末機、スマートTV、デジタル放送用端末機、AVN(Audio Video Navigation)端末機、A/V(Audio/Video)システム、フレキシブル端末機(FlexibleTerminal)、デジタルサイネージ装置などのような多様な端末機に適用され得る。
【0028】
各端末200、400は有/無線通信網を通じて、内部の任意の構成要素または外部の任意の少なくとも一つの端末機(映像カメラ、コンソール操作部など)と通信連結する。ここで、無線インターネット技術としては無線LAN(Wireless LAN:WLAN)、DLNA(登録商標)(Digital Living Network Alliance)、ワイブロ(Wireless Broadband:Wibro)、ワイマックス(World Interoperability for Microwave Access:Wimax)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)、IEEE 802.16、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution:LTE)、LTE-A(Long Term Evolution-Advanced)、広帯域無線移動通信サービス(Wireless Mobile Broadband Service:WMBS)等があり、各端末200、400は前記で羅列されていないインターネット技術まで含んだ範囲で、少なくとも一つの無線インターネット技術によりデータを送受信することになる。
また、近距離通信技術としてはブルートゥース(登録商標)(Bluetooth)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(Infrared Data Association:IrDA)、UWB(Ultra Wideband)、ジグビー(ZigBee)、隣接磁場通信(Near Field Communication:NFC)、超音波通信(Ultra Sound Communication:USC)、可視光通信(Visible Light Communication:VLC)、ワイファイ(Wi-Fi)、ワイファイダイレクト(Wi-Fi Direct)等が含まれ得る。また、有線通信技術としては電力線通信(Power Line Communication:PLC)、USB通信、イーサネット(Ethernet)、シリアル通信(serial communication)、光/同軸ケーブルなどが含まれ得る。
【0029】
また、各端末200、400はユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus:USB)を通じて任意の端末と情報を互いに送信することができる。
【0030】
また、各端末200、400は移動通信のための技術標準または通信方式(例えば、GSM(Global System for Mobile communication)、CDMA(Code Division Multi Access)、CDMA2000(Code Division Multi Access 2000)、EV-DO(Enhanced Voice-Data Optimized or Enhanced Voice-Data Only)、WCDMA(登録商標)(Wideband CDMA)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(Long Term Evolution-Advanced)等)により構築された移動通信網上で、基地局、前記サーバー200、前記加盟点端末300等と無線信号を送受信する。
【0031】
マスター端末200は仲介エージェントサーバー300に物理的仕様情報(例えば、端末のハードウェア(RAM、CPU情報など))を送出することができる。マスター端末200は仲介エージェントサーバー300に外部機器との接続状態情報を送出することができる。
【0032】
マスター端末200は仲介エージェントサーバー300に遠隔接続可能な複数個のスレーブ端末400の接続承認を要請することができ、仲介エージェントサーバー300から接続可能な複数個のスレーブ端末400の動的IPアドレス、MACアドレス、AP(Access Ponit)接続権限の割り当てを受ける。因みに、仲介エージェントサーバー300はマスター端末に割り当てられた複数個のスレーブ端末400にマスター端末200のIPアドレスおよびMACアドレスを提供し、複数個のスレーブ端末400に該当マスター端末のIPアドレスおよびMACアドレスが入力されると、複数個のスレーブ端末400はマスター端末200の接近を許容する。
【0033】
マスター端末200は仲介エージェントサーバー300で承認した複数個のスレーブ端末400のAP接続権限の承認を受け、該当複数個のスレーブ端末400のIPアドレス、MACアドレスに接続することができる。
【0034】
マスター端末200は仲介エージェントサーバー400で配布された遠隔制御運営プログラムが設置された端末であり得る。前記遠隔制御運営プログラムはスレーブ端末400にも設置される。
【0035】
マスター端末200はAP接続権限が承認された複数個のスレーブ端末400に接続して、メディアコンテンツサービスを提供するユーチューブ、ツイッチtv、アフリカtv、インターネット放送プラットフォームを実行させることができる。またはマスター端末200は承認を受けた複数個のスレーブ端末400に接続してアカウントが互いに異なる同じゲームを同時に実行および遠隔操作することができる。
【0036】
また、マスター端末200は割り当てられた複数個のスレーブ端末400のうちいずれか一つをメインスレーブ端末と指定し、残りをサブスレーブ端末と指定した後、メインスレーブ端末でサブスレーブ端末を二重遠隔制御してもよい。
【0037】
ここで、メインスレーブ端末はサブスレーブ端末より高仕様であり得る。
【0038】
したがって、マスター端末200は複数個のスレーブ端末400の仕様情報の提供を受けることができ、仕様情報に基づいてメインスレーブ端末およびサブスレーブ端末を設定(指定)することができる。
【0039】
マスター端末200は複数個のスレーブ端末200で実行中のコンテンツを多重分割方式に編集した後、指定された端末またはサーバーに送出してもよく、またはサブスレーブ端末で実行されたメディアコンテンツの映像情報をメインスレーブ端末に送出されるように制御した後、メインスレーブ端末で送出されたメディアコンテンツ映像情報を多重分割方式に編集した後、指定された端末またはサーバーに送出してもよい。
【0040】
ここで、指定された端末はユーチューブ視聴者、アフリカtv視聴者、ツイッチtv視聴者、インターネット放送視聴者の端末であり得、指定されたサーバーはユーチューブ、アフリカtv、ツイッチtv、インターネット放送のサーバーであり得る。
【0041】
マスター端末200は、遠隔制御運営プログラムを利用して、複数個のスレーブ端末400で実行中のコンテンツを制御運営するための運営情報を複数個のスレーブ端末400に提供することができる。
【0042】
次いで、仲介エージェントサーバー300はマスター端末200で送出された端末仕様情報を分析することができる。
【0043】
仲介エージェントサーバー300は、マスター端末200の多重接続承認要請によりマスター端末300の上位仕様を有するスレーブ端末400を選別し、選別されたスレーブ端末400それぞれのAP接続権限を承認した後、マスター端末200に選別されたスレーブ端末400の動的IPアドレス、MACアドレスを送出することができる。
【0044】
また、仲介エージェントサーバー300は、マスター端末200で指定したメインスレーブ端末およびサブスレーブ端末間に物理的ネットワーク接続を許容することができる。
【0045】
また、仲介エージェントサーバー300は、既設定されたセキュリティー政策に基づいてマスター端末200でセキュリティー政策を遵守しない接続行為が発見される場合、マスター端末200とスレーブ端末間のネットワーク接続を遮断させることができる。
【0046】
また、仲介エージェントサーバー300は、マスター端末200で複数個のスレーブ端末400に接続して利用可能な時間および多重遠隔接続による費用を請求することができる。
【0047】
より具体的には、図5を参照すると、仲介エージェントサーバー300は端末情報分析および選択部310、IPおよびMAC割り当て部320、トラフィック環境制御部330およびサービス料算出部340を含む。
【0048】
前記端末情報分析および選択部310はマスター端末200およびスレーブ端末400のハードウェア(メモリ、プロセッサ)およびソフトウェア(運営プログラムなど)の仕様情報を収集した後、分析する。
【0049】
前記端末情報分析および選択部310は、マスター端末の仕様情報に基づいて上位等級の仕様を有するスレーブ端末400を指定することができる。
【0050】
次いで、IPおよびMCA割り当て部320は指定されたスレーブ端末400に動的IPアドレスおよびMACアドレスを割り当て、マスター端末に割り当てられたスレーブ端末400の動的IPおよびMACアドレスを提供することができる。
【0051】
次いで、トラフィック環境制御部330はマスター端末と複数個のスレーブ端末間のトラフィック環境を制御およびモニタリング、例えば、マスター端末200で入力されたユーザー操作または命令による複数個のスレーブ端末400で実行されたメディアコンテンツの実行情報の送出状態を制御およびモニタリングする。
【0052】
前記トラフィック環境制御部330は、スレーブ端末に搭載されたトラフィック制御プログラムを通じて、複数個のスレーブ端末で伝送するメディアコンテンツのトラフィックをモニタリングおよび制御することができる。
【0053】
前記トラフィック制御プログラムは、エンベデッド(Embeded)形態で搭載した状態で実現されるかまたはスレーブ端末内に搭載されたOS(Operating System)にエンベデッド形態で搭載されるか、ユーザーの操作または命令によって端末内のOSにインストールされる形態で搭載され得る。
【0054】
前記トラフィック環境制御部330はマスター端末と接続された複数個のスレーブ端末のトラフィックを分析した後、分析されたトラフィックを通じて複数個のスレーブそれぞれの経路ネットワーク状態を、混雑状態、一般状態、円滑状態のうちいずれか一つの状態と認知する。ここで、ネットワークのトラフィック状態は電波環境信号に含まれたパラメータであるRx、Tx、Ec/Io、RSSI(Received Signal Strength Indication)、伝送率、割り当てられたスレーブ端末数のうち、少なくとも一つ以上のパラメータを既設定されたネットワーク状態臨界値と比較してネットワーク状態を認知する。パラメータとネットワーク状態臨界値を比較して、パラメータがネットワーク状態臨界値未満の場合、ネットワーク状態を円滑状態と認知し、パラメータとネットワーク状態臨界値を比較して、パラメータがネットワーク状態臨界値の誤差許容範囲に含まれる場合、ネットワーク状態を一般状態と認知する。
【0055】
トラフィック環境制御部は、トラフィック制御プログラムを利用して複数個のスレーブ端末からマスター端末またはメインスレーブ端末にトラフィック伝送中に個別ネットワーク状態(物理階層(Physical Layer)、RF階層、MAC階層、IP階層などの多様な階層をモニタリングすることができる。
【0056】
もし、マスター端末に割り当てられたスレーブ端末に提供された経路ネットワークが混雑状態の場合、該当経路ネットワークを他の経路ネットワークに代替することができる。
この時、代替の有無はマスター端末の承認を通じて行われ得る。
【0057】
次いで、サービス料算出部340はマスター端末200で複数個のスレーブ端末に多重ネットワーク接続によるサービス利用料を算出して、マスター端末に請求する。
【0058】
サービス料算出部340はマスター端末200に割り当てられたスレーブ端末の個数、スレーブ端末の仕様、スレーブ端末の接続利用時間によるサービス利用料を等級をつけて算出することができる。
【0059】
また、サービス料算出部340は端末レンタル業者、ネットカフェなどの仲介エージェントサーバーのネットワークと接続可能な端末をレンタルする業者からレンタルした端末のレンタル料を算出して支給することができる。
【0060】
図6は、本発明の一実施例に係る遠隔多重接続システム動作方法を説明したフローチャートである。
【0061】
図6を参照すると、本発明の一実施例に係る遠隔多重接続システム動作方法(S700)は、既設定された時間の間、複数個のメディアコンテンツを実行するための複数個のスレーブ端末との遠隔接続および運営権限をマスター端末200で要請(S710)すると、仲介エージェントサーバー300はマスター端末の物理的仕様情報をマスター端末から提供を受けて分析した後、マスター端末200の物理的仕様より高仕様のスレーブ端末を指定(S720)する。
【0062】
その後、仲介エージェントサーバー300で指定された複数個のスレーブ端末400のAP接続権限の承認および複数個のスレーブ端末400それぞれの動的IPアドレスおよびMACアドレスをマスター端末に割り当て(S730)ると、マスター端末200は遠隔操作プログラムを実行させて割り当てられた複数個のスレーブ端末のAP、動的IPおよびMACアドレスに接続した後、複数個のスレーブ端末でメディアコンテンツを実行および遠隔操作(S740)する。
【0063】
複数個のスレーブ端末400それぞれは実行されるメディアコンテンツの画面映像をマスター端末に送出し、マスター端末200は送出されたメディアコンテンツの画面映像を映像分割編集した後、編集された映像を指定された端末またはサーバーに選択的に提供する。
【0064】
ここで、指定された端末は、ユーチューブ視聴者、アフリカtv視聴者、ツイッチtv視聴者、インターネット放送視聴者の端末であり得、指定されたサーバーはユーチューブ、アフリカtv、ツイッチtv、インターネット放送のサーバーであり得る。
【0065】
図7は、本発明の他の一実施例に係る遠隔多重接続システム動作方法を説明したフローチャートである。
【0066】
図7を参照すると、本発明の他の一実施例に係る遠隔多重接続システム動作方法(S800)は、既設定された時間の間、複数個のメディアコンテンツを実行するための複数個のスレーブ端末400との遠隔接続および運営権限をマスター端末200で要請(S810)すると、仲介エージェントサーバー300でマスター端末200の物理的仕様情報をマスター端末200から提供を受けて分析した後、マスター端末200の物理的仕様より高仕様のスレーブ端末を指定(S820)する。
【0067】
その後、仲介エージェントサーバー300で指定された複数個のスレーブ端末400のAP接続権限の承認および複数個のスレーブ端末400それぞれの動的IPアドレスおよびMACアドレスをマスター端末に割り当て(S830)ると、マスター端末200は遠隔操作プログラムを実行させて割り当てられた複数個のスレーブ端末をメインスレーブ端末およびサブスレーブ端末と指定設定(S840)する。
【0068】
この後、マスター端末200は仲介エージェントサーバー300にメインスレーブ端末を主制御端末と要請すると、仲介エージェントサーバー300はメインスレーブ端末とサブスレーブ端末間のAP接続を活性化(S850)させる。
【0069】
その後、マスター端末200は遠隔操作プログラムを利用してメインスレーブ端末のAPに接続した後、メインスレーブ端末の物理資源を活用して割り当てられた複数個のサブスレーブ端末でメディアコンテンツを実行および遠隔操作(860)する。
【0070】
その後、ソブスレーブ端末で実行されたメディアコンテンツの画面映像はメインスレーブ端末に提供され、メインスレーブ端末はサブスレーブ端末400で実行されたメディアコンテンツの画面映像を取り集めて分割編集した後、マスター端末200に送出(S870)する。
【0071】
マスター端末はメインスレーブ端末で編集されたメディアコンテンツ映像を指定された端末またはサーバー(S880)に伝送する。
【0072】
ここで、指定された端末は、ユーチューブ視聴者、アフリカtv視聴者、ツイッチtv視聴者、インターネット放送視聴者の端末であり得、指定されたサーバーはユーチューブ、アフリカtv、ツイッチtv、インターネット放送のサーバーであり得る。
【0073】
また、サブスレーブ端末は既設定された時間の間実行したメディアコンテンツの実行結果および画面映像をメインスレーブ端末に自動バックアップする。
【0074】
したがって、本発明の遠隔多重接続システムおよびその動作方法を利用すれば、ゲーム放送時にBJのマスター端末でゲームを進行させ、bjが所有しているマスター端末と連動する映像機器を通じて本人の映像を獲得し、マスター端末でゲーム進行中の状況と獲得された映像を指定した端末またはサーバーに提供し、遠隔接続したスレーブ端末でユーチューブ、ツイッチ、アフリカ等を通してインターネット放送プラットフォームを実行させて、実行された映像情報をマスター端末に送出するように制御することによって、マスター端末でゲーム放送とインターネット放送を同時に進行させることができる。
【0075】
すなわち、既存の遠隔接続システムの場合、ネットワーク上の1:1物理的連結で被接続コンピュータの資源活用を目的とすることにより双方間のDataの共有が支援されないため、FileやDataの伝送過程を通じてのみ情報の内容を共有するか変更および保存することができるという問題点がある。
【0076】
そこで、本発明は既存の遠隔接続対象を1:1ではなく1:2以上の多数の端末と接続させて、マスター端末で複数個のスレーブ端末で実行されるオンラインゲーム、メディアコンテンツを遠隔で実行および制御し、複数個のスレーブ端末で実行された画面情報をマスター端末で指定した端末またはサーバーに伝送することによって、ユーチューブの場合、コンテンツの進行によるでディレイなくより多くの購読者と視聴者を確保するために、複数のインターネット放送プラットフォームに複数個のメディアコンテンツを同時に送出することができる。
【0077】
一般の人が複数個の端末を遠隔で同時に接続して、オートゲーム進行、リアルタイム対戦ゲーム進行、文書作業などを同時に実行することができ、Input Lagとディレイなくコンピューティング作業とゲームを楽しむことができる。
【0078】
図8は本明細書に開示された一つ以上の実施例が実現され得る例示的なコンピューティング環境を図示する図面であって、前述した一つ以上の実施例を実現するように構成されたコンピューティングデバイス1100を含むシステム1000の例示を示したものである。
例えば、コンピューティングデバイス1100は個人のコンピュータ、サーバーコンピュータ、ハンドヘルドまたはラップトップデバイス、モバイルデバイス(モバイルフォン、PDA、メディアプレイヤーなど)、マルチプロセッサシステム、消費者電子機器、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、任意の前述されたシステムまたはデバイスを含む分散コンピューティング環境などを含むが、これに限定されるものではない。
【0079】
コンピューティングデバイス1100は、少なくとも一つのプロセッシングユニット1110およびメモリ1120を含むことができる。ここで、プロセッシングユニット1110は例えば中央処理装置(CTU)、グラフィック処理装置(GPU)、マイクロ・プロセッサ、オンデマンド半導体(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、Field Programmable Gate Arrays(FPGA)等を含むことができ、複数のコアを有することができる。
メモリ1120は揮発性メモリ(例えば、RAMなど)、不揮発性メモリ(例えば、ROM、フラッシュメモリなど)またはこれらの組み合わせであり得る。また、コンピューティングデバイス1100は追加的なストレージ1130を含むことができる。ストレージ1130は磁気ストレージ、光学ストレージなどを含むが、これに限定されない。
ストレージ1130には、本明細書に開示された一つ以上の実施例を実現するためのコンピュータ読み出し可能な命令が保存され得、運営システム、アプリケーションプログラムなどを実現するための他のコンピュータ読み出し可能な命令も保存され得る。
ストレージ1130に保存されたコンピュータ読み出し可能な命令は、プロセッシングユニット1110により実行されるためにメモリ1120にローディングされ得る。また、コンピューティングデバイス1100は入力デバイス(等)1140および出力デバイス(等)1150を含むことができる。
【0080】
ここで、入力デバイス(等)1140は、例えばキーボード、マウス、ペン、音声入力デバイス、タッチ入力デバイス、赤外線カメラ、ビデオ入力デバイスまたは任意の他の入力デバイスなどを含むことができる。また、出力デバイス(等)1150は、例えば一つ以上のディスプレイ、スピーカー、プリンタまたは任意の他の出力デバイスなどを含むことができる。また、コンピューティングデバイス1100は、他のコンピューティングデバイスに備えられた入力デバイスまたは出力デバイスを入力デバイス(等)1140または出力デバイス(等)1150として使うこともできる。また、コンピューティングデバイス1100は、コンピューティングデバイス1100が他のデバイス(例えば、コンピューティングデバイス1300)と通信できるようにする通信接続(等)1160を含むことができる。
【0081】
ここで、通信接続(等)1160は、モデム、ネットワークインターフェースカード(NIC)、統合ネットワークインターフェース、無線周波数送信機/受信機、赤外線ポート、USB接続またはコンピューティングデバイス1100を他のコンピューティングデバイスに接続させるための他のインターフェースを含むことができる。また、通信接続(等)1160は有線接続または無線接続を含むことができる。前述したコンピューティングデバイス1100の各構成要素はバスなどの多様な相互接続(例えば、周辺構成要素の相互接続(PCI)、USB、ファーム ウェア(IEEE 1394)、光学的バス構造など)によって接続されてもよく、ネットワーク1200により相互に接続されてもよい。本明細書で使用される「構成要素」、「システム」などのような用語は、一般的にハードウェア、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアであるコンピュータ関連エンティティーを指し示すことである。
【0082】
例えば、構成要素はプロセッサ上で実行中のプロセス、プロセッサ、客体、実行可能物(executable)、実行スレッド、プログラムおよび/またはコンピュータであり得るが、これに限定されるものではない。例えば、コントローラ上で駆動中のアプリケーションおよびコントローラのすべてが構成要素であり得る。一つ以上の構成要素はプロセスおよび/または実行のスレッド内に存在することができ、構成要素は一つのコンピュータ上でローカル化され得、二つ以上のコンピュータの間で分散されてもよい。
【0083】
本発明は前述した実施例および添付された図面によって限定されるものではない。本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者において、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で本発明に係る構成要素を置換、変形および変更できることは明白である。
【符号の説明】
【0084】
100:遠隔多重接続システムおよびその動作方法
200:マスター端末
300:仲介エージェントサーバー
310:端末情報分析および選択部
320:IPおよびMAC割り当て部
330:トラフィック環境制御部
340:サービス料算出部
400:スレーブ端末

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8