特許7065480IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

物品を吊るすマグネット付きフックに関する技術であり、特に、エラストマー製本体の中間部の表裏にそれぞれ複数の溝状部を形成し、両側部にそれぞれマグネットを収納して、平坦面はもちろんのこと、円周面、角面、凸曲面などの曲面にも吸着可能なマグネット付きフックとした技術である。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献1に記載のマグネットフックは、垂下壁、斜壁、天井などの平坦面に磁力により吸着することができるが、曲面に吸着できないという課題があった。 また、特許文献2に記載のマグネットフックは、平面、角面、凹凸曲面などに吸着することができるが、ちょう番を用いており部品点数が多く、複雑な構造で、高価であり、取扱いが難しいという課題があった。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

請求項1に係る本発明のマグネット付きフックは、表面、裏面、上面、両側面及び下面 を備えるとともに横幅が高さよりも大きい横長の長方形状で盤状の本体と、前記本体の幅 方向の中間部に取付けられたフック部材と、一対のマグネットと、一対の蓋部材とから形 成されており、 前記本体は、エラストマー製の一体成形品であり、前記本体の幅方向の中間部における 表面側及び裏面側のそれぞれに、複数の縦方向の溝状部・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

請求項1に係る本発明のマグネット付きフックは、本体は、エラストマー製の一体成形品で、本体の幅方向の中間部における表面側及び裏面側のそれぞれに、複数の縦方向の溝状部が形成されており、本体の左側部及び右側部のそれぞれに、一対の柱状のマグネットの一つを収納する四角柱状の収納穴部が下面又は上面から縦方向に形成されており、各収納穴部の入口に蓋部材が取付られているから、簡単な構造でありながら、取外しの際に被吸着面の表面を傷つけることなく、本体がしなやかに曲がって平坦面はもちろんのこと、円周面、角面、凸曲面などの曲面にも吸着することができるのである。
さらに、本発明のマグネット付きフックは、本体の中間部における表面側の2本の縦方向の溝状部は、幅方向の中心線が線対称となる位置に形成されており、本体の中間部における裏面側の3本の縦方向の溝状部は、幅方向の中心線と、中心線が線対称となる位置であって表面側に形成された2本の溝状部よりも外側となる位置とに表面側の溝状部と裏面側の溝状部とが幅方向で齟齬するように形成されているから、本体がより一層しなやかに曲がって、曲面への吸着がより一層確実にできるのである。

請求項2に係る本発明のマグネット付きフックは、請求項1に係る本発明の効果に加え、本体の中間部における表面側に形成された2本の各溝状部は、スリット状に形成されており、本体の中間部における裏面側に形成された3本の各溝状部は、水平断面において外側が仮想底辺となる三角形状に形成されているから、金型での溝状部の形成が簡単でありながら、本体のしなやかさを奏することができるのである。

請求項3に係る本発明のマグネット付きフックは、請求項1又は2に係る本発明の効果に加え、フック部材は、金属製であり、物品が吊るされるフック部と、本体に形成された取付孔に挿通されて回転可能な状態で裏面側端部にカシメ部が形成された円柱状取付部とを備えており、円柱状取付部は、取付孔の内径よりも大径の頭部と、取付孔の内径よりも小径の軸部とを備え、頭部の外周には一対の挿入穴が形成されており、円柱状取付部における軸部の外径よりも大径の軸部用穴を備えた縦長板状の取付補強板が形成されており、本体の中間部に、取付補強板を差込む差込穴部が下面から上方に向けて形成されており、フック部材は、円柱状取付部が差込穴部に差込まれた取付補強板における軸部用穴を貫通した状態で、本体に取付けられており、フック部は、1本の線材が中心で折り曲げられた状態で形成されている先端部と、円柱状取付部の頭部における一対の挿入穴に回転可能な状態で挿入されている一対の取付端部とを備えているから、フック部材に物品が吊下げられた際に、物品の荷重は取付補強板により本体に分散されて支持されるので、本体のしなやかさを保持しながら本体の歪みを緩和することができ、かつ、マグネット付きフックの吸着がいずれの方向になってもフック部を、物品を吊るすことのできる方向に位置させることができるのである。

請求項4に係る本発明のマグネット付きフックは、請求項1~請求項3のいずれかに係る本発明の効果に加え、一対のマグネットのそれぞれには、四角柱状の両側壁部にヨークが吸着された状態で、各収納穴部に収納されているから、小形軽量でありながら、磁力による大きな吸着力を奏することがでるのである。

請求項5に係る本発明のマグネット付きフックは、請求項1~請求項4のいずれかに係る本発明の効果に加え、シリコーンゴム製の本体と、ネオジム磁石と、スチール製フック部材としているから、本体の耐候性、耐久性が優れており、屋外の工事現場等でも使用ができるのである。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明の実施の形態に係るマグネット付きフックの正面側上方から見た斜視図である。
【図2】 図1の平面図(a)と、正面図(b)とである。
【図3】 図1の背面図(a)と、底面図(b)とである。
【図4】 図1の右側面図である。
【図5】 図2(b)のA-A線断面図である。
【図6】 図3(a)のB-B線断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態に係るマグネット付きフックにおけるマグネットとヨークの斜視図である。
【図8】 本発明の実施の形態に係るマグネット付きフックにおけるフック部材の円柱状取付部の斜視図である。
【図9】 本発明の実施の形態に係るマグネット付きフックにおける取付補強板の斜視図である。
【図10】 本発明の実施の形態に係るマグネット付きフックにおける蓋部材の斜視図である。
【図11】 本発明の実施の形態に係るマグネット付きフックの使用例を示す図で、(a)は垂直平坦板への吸着及び(b)は水平平坦板への吸着を示す斜視図である。
【図12】 本発明の実施の形態に係るマグネット付きフックの他の使用例を示す図で、(a)は垂直角部への吸着、(b)は垂直円形パイプへの吸着及び(c)は水平円形パイプへの吸着を示す斜視図である。
【図13】 本発明の実施の形態に係るマグネット付きフックの他の使用例を示す図で、複数のマグネット付きフックを垂直平坦板に一列に一体的に吸着した例を示す平面図である。

代表図 図1本件の代表的な図

1 マグネット付きフック 2 本体 2a 表面 2b 裏面 2c 上面 2d 左側面 2e 右側面 2f 下面 21 中間部 21a 上方部 21b 下方部 22 左側部 23 右側部 24 収納穴部 25 入口 26 窪み部 27 取付孔 28 差込穴部 3 フック部材 31 フック部 32 円柱状取付部 32a カシメ部 33 頭部 34 軸部 35 挿入穴 36 取付補強板 36a 軸部用穴 37 先端部 38 取付端部 4 マグネット 41 ヨーク 5 蓋部材 6 溝状部 61 表面側溝状部 62 裏面側溝状部 63 中心線

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