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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-28
(45)【発行日】2022-05-12
(54)【発明の名称】可搬型端末保持具用のダンパー
(51)【国際特許分類】
   B62J 11/00 20200101AFI20220502BHJP
   F16F 15/02 20060101ALI20220502BHJP
【FI】
B62J11/00
F16F15/02 K
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2021169011
(22)【出願日】2021-10-14
【審査請求日】2021-11-24
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】512200815
【氏名又は名称】株式会社サイン・ハウス
(74)【代理人】
【識別番号】230112852
【弁護士】
【氏名又は名称】森本 晋
(72)【発明者】
【氏名】柳井 眞人
【審査官】渡邊 義之
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第214197080(CN,U)
【文献】特開2017-94817(JP,A)
【文献】特開平8-255987(JP,A)
【文献】特開2018-59605(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62J 11/00
F16F 15/02
F16M 11/04
H05K 5/02
H04M 1/04
H05K 7/18
G06F 1/16
H04M 1/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
二輪車に取り付ける可搬型端末を保持するための可搬型端末保持具用のダンパーであって,
前記ダンパーは,
二輪車により発生する振動および/または衝撃を低減する素材による基盤部と,平面側固定部と,底面側固定部とを有しており,
前記基盤部と前記平面側固定部,および/または,前記基盤部と前記底面側固定部は,それぞれ一部のみで接しており,
前記平面側固定部および/または前記底面側固定部は,複数の脚部に分岐をしており,前記脚部の一端で前記基盤部と接している,
ことを特徴とする可搬型端末保持具用のダンパー。
【請求項2】
前記基盤部は複数の孔部を有しており,
前記平面側固定部の脚部および/または前記底面側固定部の脚部は,それぞれ孔部を有しており,
前記平面側固定部の脚部の孔部と前記基盤部の孔部,および/または前記底面側固定部の脚部の孔部と前記基盤部の異なる孔部とがそれぞれ対応する位置で接しており,
前記平面側固定部の脚部の孔部と前記基盤部の孔部,および/または前記底面側固定部の脚部の孔部と前記基盤部の異なる孔部に,それぞれネジを通して螺合する,
ことを特徴とする請求項1に記載の可搬型端末保持具用のダンパー。
【請求項3】
前記基盤部はゴム製であり,
前記基盤部の孔部の内側面には,金属製の保護部材を取り付ける,
ことを特徴とする請求項2に記載の可搬型端末保持具用のダンパー。
【請求項4】
前記平面側固定部および前記底面側固定部は,それぞれ前記可搬型端末保持具との接合部材を備える,
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の可搬型端末保持具用のダンパー。
【請求項5】
二輪車に取り付ける可搬型端末を保持するための可搬型端末保持具用のダンパーであって,
前記ダンパーは,
ゴム製の基盤部と,平面側固定部と,底面側固定部とを有しており,前記基盤部は,
複数の孔部が形成されており,その孔部の内側面には金属製の保護部材を備え,前記平面側固定部は,
前記基盤部の孔部に対応するように分岐した脚部を有しており,
前記脚部の端部には孔部が形成され,前記平面側固定部の中心付近には,球体状のジョイント部を取り付けるための孔部が形成され,
前記底面側固定部は,
前記基盤部の孔部に対応するように分岐した脚部を有しており,
前記脚部の端部には孔部が形成され,前記底面側固定部の中心付近には,接続部材を取り付けるための孔部が形成され,
前記平面側固定部の脚部の端部における孔部と,前記基盤部の孔部とがネジによって螺合され,
前記底面側固定部の脚部の端部における孔部と,前記基盤部の孔部のうち前記平面側固定部との螺合に用いていない孔部とが,ネジによって螺合され,
前記基盤部と前記平面側固定部は,前記平面側固定部の脚部の端部のみで接しており,前記基盤部と前記底面側固定部は,前記底面側固定部の脚部の端部のみで接している,ことを特徴とする可搬型端末保持具用のダンパー。
【請求項6】
前記平面側固定部の中心付近の孔部には,前記球体状のジョイント部が取り付けられ,前記球体状のジョイント部を介して,前記可搬型端末保持具の部材と接続し,
前記底面側固定部の中心付近の孔部には,接続部材が取り付けられ,前記接続部材を介して,前記可搬型端末保持具の他の部材と接続する,
ことを特徴とする請求項5に記載の可搬型端末保持具用のダンパー。
【請求項7】
少なくとも,前記二輪車への固定部材と,前記可搬型端末の保持部材とを有する可搬型端末保持具であって,
請求項1から請求項6のいずれかに記載の可搬型端末保持具用のダンパーを,前記固定部材と前記保持部材との中途に取り付けた,
ことを特徴とする可搬型端末保持具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,自動二輪車または自転車に可搬型端末を保持する可搬型端末保持具用のダンパーに関する。
【背景技術】
【0002】
自動二輪車や自転車(以下,単に「二輪車」という)の運転者は,ナビゲーションなどのためにスマートフォンなどの持ち運び可能な端末(可搬型端末)を二輪車のハンドルに装着して使用することがある。可搬型端末を二輪車のハンドルに装着することで,たとえば運転者は可搬型端末の画面に表示される地図を確認しながら運転でき,利便性が高いものである。
【0003】
可搬型端末は精密な電子製品であって,各種のセンサやカメラなどの精密部品が使用されている。一方,二輪車,とくに自動二輪車はハンドルであっても,エンジンなどからの振動が継続的に伝達されており,可搬型端末をハンドルに装着すると,カメラ機能,たとえば光学式の手ぶれ補正機能が損壊することもある。また,二輪車に生じる衝撃などによってもカメラ機能などが損壊することもある。
【0004】
そこで下記非特許文献1に示すような二輪車にスマートフォンを装着する場合のダンパーが存在する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
【文献】コルハート株式会社,”F-LOCK(エフロック)アクセサリー|コルハート株式会社”,インターネット<URL:https://corheart.co.jp/takeway/f-lock_accessory/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
非特許文献1は磁力により二輪車による振動や衝撃を吸収する装置であるが,可搬型端末に対して磁力が影響を与える可能性を否定できず,磁力の使用は好ましいものではない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで本発明者らは,上記課題に鑑み,可搬型端末保持具用のダンパーを発明した。
【0008】
第1の発明は,二輪車に取り付ける可搬型端末を保持するための可搬型端末保持具用のダンパーであって,前記ダンパーは,二輪車により発生する振動および/または衝撃を低減する素材による基盤部と,平面側固定部と,底面側固定部とを有しており,前記基盤部と前記平面側固定部,および/または,前記基盤部と前記底面側固定部は,それぞれ一部のみで接している,可搬型端末保持具用のダンパーである。
【0009】
本発明のダンパーのように,基盤部と,平面側固定部/底面側固定部が全面ではなく,一部の面のみで接する構造とすることによって,一方側で発生した振動や衝撃が他方側に伝わりにくくなる。そのため,可搬型端末に伝わる振動や衝撃を低減することができる。
【0010】
上述の発明において,前記平面側固定部および/または前記底面側固定部は,複数の脚部に分岐をしており,前記脚部の一端で前記基盤部と接している,可搬型端末保持具用のダンパーのように構成することができる。
【0011】
本発明のように構成することで,強度を保ちながら振動や衝撃の低減を図ることができる。
【0012】
上述の発明において,前記基盤部は複数の孔部を有しており,前記平面側固定部の脚部および/または前記底面側固定部の脚部は,それぞれ孔部を有しており,前記平面側固定部の脚部の孔部と前記基盤部の孔部,および/または前記底面側固定部の脚部の孔部と前記基盤部の異なる孔部とがそれぞれ対応する位置で接しており,前記平面側固定部の脚部の孔部と前記基盤部の孔部,および/または前記底面側固定部の脚部の孔部と前記基盤部の異なる孔部に,それぞれネジを通して螺合する,可搬型端末保持具用のダンパーのように構成することができる。
【0013】
平面側固定部/底面側固定部と基盤部は,本発明のように取り付けられているとよい。
【0014】
上述の発明において,前記基盤部はゴム製であり,前記基盤部の孔部の内側面には,金属製の保護部材を取り付ける,可搬型端末保持具用のダンパーのように構成することができる。
【0015】
基盤部がゴム製の場合,そこに形成される孔部の内側面も同様にゴムとなる。その場合,ネジの締め具合によってゴムが変形し,ネジの締めが緩む可能性がある。そこで,本発明のように,金属製の保護部材を取り付けることで,基盤部の孔部の変形を防止し,ネジ締めの緩みを防止できる。
【0016】
また,ネジは金属製であるため,振動や衝撃によって,ネジが基盤部の孔部の内側面に接し,ネジ山によって孔部の内側面に損傷が発生することがある。これは基盤部の劣化につながる。そこで,本発明のように,金属製の保護部材を孔部の内側面に取り付けて,孔部の内側面を保護することで,基盤部の劣化も防止できる。
【0017】
上述の発明において,前記平面側固定部および前記底面側固定部は,それぞれ前記可搬型端末保持具との接合部材を備える,可搬型端末保持具用のダンパーのように構成することができる。
【0018】
ダンパーと可搬型端末保持具との接合は,本発明のように行えるとよい。
【0019】
第6の発明は,二輪車に取り付ける可搬型端末を保持するための可搬型端末保持具用のダンパーであって,前記ダンパーは,ゴム製の基盤部と,平面側固定部と,底面側固定部とを有しており,前記基盤部は,複数の孔部が形成されており,その孔部の内側面には金属製の保護部材を備え,前記平面側固定部は,前記基盤部の孔部に対応するように分岐した脚部を有しており,前記脚部の端部には孔部が形成され,前記平面側固定部の中心付近には,球体状のジョイント部を取り付けるための孔部が形成され,前記底面側固定部は,前記基盤部の孔部に対応するように分岐した脚部を有しており,前記脚部の端部には孔部が形成され,前記底面側固定部の中心付近には,接続部材を取り付けるための孔部が形成され,前記平面側固定部の脚部の端部における孔部と,前記基盤部の孔部とがネジによって螺合され,前記底面側固定部の脚部の端部における孔部と,前記基盤部の孔部のうち前記平面側固定部との螺合に用いていない孔部とが,ネジによって螺合され,前記基盤部と前記平面側固定部は,前記平面側固定部の脚部の端部のみで接しており,前記基盤部と前記底面側固定部は,前記底面側固定部の脚部の端部のみで接している,可搬型端末保持具用のダンパーである。
【0020】
本発明のように構成しても,上述の各発明と同様の技術的効果を得ることができる。
【0021】
上述の発明において,前記平面側固定部の中心付近の孔部には,前記球体状のジョイント部が取り付けられ,前記球体状のジョイント部を介して,前記可搬型端末保持具の部材と接続し,前記底面側固定部の中心付近の孔部には,接続部材が取り付けられ,前記接続部材を介して,前記可搬型端末保持具の他の部材と接続する,可搬型端末保持具用のダンパーのように構成することができる。
【0022】
ダンパーと可搬型端末保持具との接合は,本発明のように行えるとよい。
【0023】
第8の発明は,少なくとも,前記二輪車への固定部材と,前記可搬型端末の保持部材とを有する可搬型端末保持具であって,請求項1から請求項7のいずれかに記載の可搬型端末保持具用のダンパーを,前記固定部材と前記保持部材との中途に取り付けた,可搬型端末保持具である。
【0024】
本発明の可搬型端末保持具を用いることで,二輪車に可搬型端末を取り付けた場合であっても,二輪車によって発生する振動や衝撃を低減し,可搬型端末の損傷を防止することができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明の可搬型端末保持具用のダンパーを用いることで,従来のダンパーよりも,振動や衝撃を低減することができる。また磁力を用いないので,可搬型端末に磁力による影響を与えることもない。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明のダンパーを,可搬型端末保持具に用いた場合の一例を示す図である。
図2】本発明のダンパーの斜視図である。
図3】本発明のダンパーの六面図である。
図4】本発明のダンパーのA-A’線での断面図である。
図5】本発明のダンパーの分解斜視図である。
図6】可搬型端末保持具のベース部の斜視図である。
図7】可搬型端末保持具のベース部の正面,平面,底面,右側面からの各図と断面図である。
図8】可搬型端末保持具のアーム部の斜視図である。
図9】可搬型端末保持具のアーム部の正面,背面,平面,底面,左右側面からの各図と断面図である。
図10】可搬型端末保持具のホルダー部の斜視図である。
図11】可搬型端末保持具のホルダー部の正面,背面,平面,底面,右側面からの各図と断面図である。
図12】ステムマウントベース部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本発明のダンパー1を可搬型端末保持具Aに用いた場合の一例を図1に示す。可搬型端末保持具Aは,二輪車に可搬型端末を取り付けるための保持具である。たとえば可搬型端末保持具Aは,二輪車に可搬型端末保持具Aを固定するためのベース部A1と,アーム部A2と,可搬型端末を保持するためのホルダー部A3とを有している。なお,可搬型端末保持具Aは,本実施例のように3つの部位からなるほか,2つの部位,あるいは4つ以上の部位から構成されていてもよい。
【0028】
本発明のダンパー1は,可搬型端末保持具Aの各部位の間に取り付けられる部位である。たとえば図2に示すようにホルダー部A3とアーム部A2の間にダンパー1を取り付けてもよいし,アーム部A2とベース部A1との間に取り付けてもよい。また可搬型端末保持具Aが2つの部位から構成される場合には,その各部位の間に取り付けられる。また,可搬型端末保持具Aが4つ以上の部位から構成される場合には,いずれかの部位同士の間に取り付けられればよい。
【0029】
本発明の可搬型端末保持具用のダンパー1(以下,単に「ダンパー1」という)の斜視図を図2に示す。図2(a)は上方からの斜視図,図2(b)は下方からの斜視図である。ダンパー1の六面図を図3に示す。図3(a)は平面図,図3(b)は底面図,図3(c)は正面図,図3(d)は背面図,図3(e)は右側面図,図3(f)は左側面図である。ダンパー1のA-A’線での断面図を図4に示す。またダンパー1の分解斜視図を図5に示す。
【0030】
本発明のダンパー1は,円盤状のゴム製の基盤部10と,基盤部10の平面側に取り付ける平面側固定部11と,底面側に取り付ける底面側固定部12とを有している。基盤部10はゴム製であればよい。
【0031】
基盤部10には複数の孔部13が設けられており,平面側固定部11と基盤部10,底面側固定部12と基盤部10とを螺合する。各孔部13の内側面には,筒状の保護部材16を取り付け,後述するネジ14と基盤部10の孔部13とが直接接触するのを抑止する。保護部材16は好ましくは金属製であるとよい。孔部13の内側面と保護部材16の外側面の直径はほぼ同一であり,保護部材16の内径はネジ14が貫通可能な大きさである。
【0032】
基盤部10の孔部13は,好ましくは,等間隔で設けられており,平面側固定部11と基盤部10との螺合,底面側固定部12と基盤部10との螺合にそれぞれ同数ずつ交互に用いるのがよい。たとえば,基盤部10に6つの孔部13a~13fを設ける場合,図2図3および図5に示すように,それぞれ中心から60度ずつの位置にある孔部13a~13fに平面側固定部11,底面側固定部12を,ネジ14a~14f(ボルトを含む)で取り付ける。本明細書の各図ではネジとしてボタンキャップボルトを用いる場合を示している。たとえば基盤部10の孔部13a,13c,13eの各内側面に,保護部材16a,16b,16cをそれぞれ取り付ける。そして,保護部材16a~16cを取り付けた孔部13a,13c,13eにネジ14a~14cを平面側からそれぞれ取り付ける。また基盤部1の孔部13b,13d,13fの各内側面に,保護部材16d,16e,16fをそれぞれ取り付け,底面側固定部12を固定する。そして,保護部材16d~16fを取り付けた孔部13b,13d,13fにネジ14d~14fを底面側からそれぞれ取り付け,平面側固定部11を固定する。ネジ14a~14fを基盤部1の孔部13a~13fに取り付ける際に,ワッシャ15a~15fを用いてもよい。
【0033】
平面側固定部11は,複数に分岐した脚部110と,球状のジョイント111とを有している。脚部110は,基盤部10の孔部13に対応するように分岐している。また脚部110を構成する各脚の端部1100(基盤部10側の端部)には,ネジ14と螺合するための孔部1101が形成されている。脚部110の端部1100にある孔部1101と基盤部10の孔部13とが同じ位置で,底面側からネジ14などで螺合されることで,基盤部10に,平面側固定部11の脚部110を固定できる。本実施例では脚部110が三叉に分岐している場合を示している。なお,分岐の数は,基盤部10の孔部13の数の半分の数であることが好ましいが,それに限定するものではない。
【0034】
たとえば本実施例のように脚部110が三叉に分岐している場合には,脚部110の各脚110a~110cが,基盤部10の孔部13b,13d,13fに対応する位置に配置される。この際に各脚110a~110cの孔部1101a~1101cと,基盤部10の孔部13b,13d,13fとが対応するように位置合わせを行う。そして基盤部10の底面側から,ネジ14d~14fを,それぞれ保護部材16d~16fを取り付けた孔部13b,13d,13f,各脚110a~110cの孔部1101a~1101cに通し,基盤部10と平面側固定部11とを固定する。
【0035】
脚部110の中心付近にはジョイント111を螺合するための孔部1102があり,ここにジョイント111の球体部1110から突出している軸部1111を螺合することで,ジョイント111を脚部110に固定する。軸部1111の球体部1110と反対側の端部付近においては孔部1102と螺合するためにネジが切られている。なお,ジョイント111と脚部110との固定を強くするため,ナット1103を用いてもよい。球体部1110は,好ましくは,ラバージョイントとして硬質ゴムで形成されているとよい。
【0036】
脚部110の各脚110a~110cは側面方向から見て略L字形状であって,中心方向(ジョイント111と螺合するための孔部1102の方向)に向かって,やや上方に形成されている。そのため,脚部110の各脚110a~110cの端部1100a~1100c以外,基盤部10とは接していない。
【0037】
底面側固定部12は,複数に分岐した脚部120と,可搬型端末用保持具Aにおけるアーム部A2またはホルダー部A3と接続するための接続部121とを備えている。脚部120は,基盤部10の孔部13に対応するように分岐している。また脚部120を構成する各脚の端部1200(基盤部10側の端部)には,基盤部10と螺合するための孔部1201が形成されている。脚部120の端部1200にある孔部1201と基盤部10の孔部13とが同じ位置で,平面側からネジ14などで螺合されることで,基盤部10に,底面側固定部12の脚部120を固定できる。本実施例では脚部120が三叉に分岐している場合を示している。なお,分岐の数は,基盤部10の孔部13の数の半分の数であることが好ましいが,それに限定するものではない。
【0038】
たとえば本実施例のように脚部120が三叉に分岐している場合には,脚部120の各脚120a~120cが,基盤部10の孔部13a,13c,13eに対応する位置に配置される。この際に各脚120a~120cの孔部1201a~1201cと,基盤部10の孔部13a,13c,13eとが対応するように位置合わせを行う。そして基盤部10の平面側から,ネジ14a~14cを,それぞれ保護部材16a~16cを取り付けた孔部13a,13c,13e,各脚120a~120cの孔部1201a~1201cに通し,基盤部10と底面側固定部12とを固定する。
【0039】
脚部120の中心付近には接続部121を螺合するための孔部1202があり,ここに接続部121を螺合することで,接続部121を脚部120に固定する。なお,接続部121と脚部120との固定を強くするため,ナット1203,1204を用いてもよい。
【0040】
脚部120の各脚120a~120cは側面方向から見て略L字形状であって,中心方向(接続部121と螺合するための孔部1202の方向)に向かって,やや下方に形成されている。そのため,脚部120の各脚120a~120cの端部1200a~1200c以外,基盤部10とは接していない。
【0041】
以上のようにして,ダンパー1を構成することができる。また,ダンパー1の基盤部10は,平面側固定部11の脚部110の各脚110a~110cの端部1100a~1100c,底面側固定部12の脚部120の各脚120a~120cの端部1200a~1200c以外接していない。そのため,基盤部10が硬質ゴムで振動を吸収するほか,基盤部10を挟んで一方側の振動が他方側に伝わりにくくなる。
【0042】
なお,基盤部10と平面側固定部11,基盤部10と底面側固定部12とはネジ14で螺合する場合を説明したが,ネジ14による螺合に限定するものではなく,ほかの固定方法であってもよい。すなわち,基盤部10と平面側固定部11,基盤部10と底面側固定部12とが,それぞれ任意の固定方法によって固定されていればよい。また一体形成であってもよい。
【0043】
つぎに可搬型端末保持具Aを構成するベース部A1,アーム部A2,ホルダー部A3のそれぞれの構成の一例を説明する。なお,可搬型端末保持具Aの構成は,本実施例に記載したものに限らず,可搬型端末を保持して二輪車に取り付けることができ,また,ダンパー1を各部位の間に取り付け可能な構成であれば,どのような構成であってもよい。ベース部A1,アーム部A2,ホルダー部A3の構成も本実施例に限定されない。
【0044】
ベース部A1の斜視図を図6に示す。図6(a)はベース部A1の上方からの斜視図,図6(b)はベース部A1の下方からの斜視図である。また,ベース部A1の平面,底面,右側面,正面,A-A’線の断面の各図を図7に示す。図7(a)はベース部A1の平面図,図7(b)はベース部A1の底面図,図7(c)はベース部A1の正面図,図7(d)はベース部A1の右側面図,図7(e)はベース部A1のA-A’線の断面図である。
【0045】
ベース部A1は,第1固定部20と第2固定部21と球体状のジョイント22とを有する。第1固定部20と第2固定部21とは,二輪車のハンドルを挟み込み,ネジ23で固定することで,ベース部A1を二輪車のハンドルに固定する。そのため,第1固定部20と第2固定部21とで対向する面は,それぞれ凹面状に形成されている。そしてこの凹部にハンドルを挟み込む。
【0046】
第1固定部20の中心付近には,ジョイント22を螺合するための孔部200を備えている。
【0047】
ジョイント22は,球体部220と軸部221とを備えており,軸部221を孔部200に螺合することで,ジョイント22を第1固定部20に固定できる。この際に,ナット24を用いることで固定を強くしてもよい。ジョイント22の球体部220は,好ましくは,ラバージョイントとして硬質ゴムで形成されているとよい。
【0048】
以上のようにしてベース部A1を構成することができる。
【0049】
アーム部A2の斜視図を図8に示す。図8(a)はアーム部A2の上方からの斜視図,図8(b)はアーム部A2の下方からの斜視図である。また,アーム部A2の平面,底面,正面,背面,右側面,左側面,A-A’線の断面の各図を図9に示す。図9(a)はアーム部A2の平面図,図9(b)はアーム部A2の底面図,図9(c)はアーム部A2の正面図,図9(d)はアーム部A2の背面図,図9(e)はアーム部A2の右側面図,図9(f)はアーム部A2の左側面図,図9(g)はアーム部A2のA-A’線の断面図である。
【0050】
アーム部A2は,第1挟込部30,第2挟込部31,弾性体32,調節部33とを有する。第1挟込部30および第2挟込部31は,球体状のジョイントを挟み込み,ダンパー1,ベース部A1またはホルダー部A3を連結する。第1挟込部30および第2挟込部31はダンパー1のジョイント111の球体部1110,ベース部A1のジョイント22の球体部220,ホルダー部A3のジョイント42の球体部420を挟み込むため,それぞれの両端側において,略球状の軸受部300a,300b,310a,310bを形成している。すなわち,第1挟込部30の軸受部300aおよび第2挟込部31の軸受部310aに,たとえばダンパー1の球体部1110を挟み込み,第1挟込部30の軸受部300bおよび第2挟込部31の軸受部310bに,たとえばベース部A1の球体部220を挟み込む。これによって,アーム部A2は,ダンパー1,ベース部A1とそれぞれ連結可能となる。また球体状の軸受であることから,略360度自在に各部位を回転させることができる。
【0051】
第1挟込部30と第2挟込部31は対向する面において,バネなどの弾性体32で連結している。また,第1挟込部30の中心付近には孔部301が貫通しており,第1挟込部30の孔部301に対応する位置に,第2挟込部31の凹部311が形成されている。
【0052】
調節部33は,操作部330とネジ331とを備えており,調節部33のネジ331を,第1挟込部30の孔部301および第2挟込部31の凹部311に通すことで,第1挟込部30と第2挟込部31とを連結する。また,調節部33の操作部330を回動することで,ネジ331の深さが変化する。すなわち,弾性体32の付勢によって第1挟込部30および第2挟込部31は分離しようとするが,それを調節部33の操作部330を回動し,ネジ331の深さを調節することで,第1挟込部30および第2挟込部31の各軸受部300a,310a,300b,310bで,各球体部を挟み込む強さを変化させることができ,各部位の着脱や,各部位を回転させるときの強さ調節,固定を行うことができる。
【0053】
以上のようにしてアーム部A2を構成することができる。
【0054】
ホルダー部A3の斜視図を図10に示す。図10(a)は上方正面からの斜視図であり,図10(b)は下方背面からの斜視図である。また,ホルダー部A3の平面,底面,正面,背面,右側面,A-A’線の断面の各図を図11に示す。図11(a)はホルダー部A3の平面図,図11(b)はホルダー部A3の底面図,図11(c)はホルダー部A3の正面図,図11(d)はホルダー部A3の背面図,図11(e)はホルダー部A3の右側面図,図11(f)はホルダー部A3のA-A’線の断面図である。
【0055】
ホルダー部A3は,筐体部41とジョイント42とロック部43とを有する。筐体部41は略逆T字状であり,中空状で形成されている。筐体部41には,可搬型端末を保持可能なように,上下方向に可動する第1保持部410と,左右方向に可動する第2保持部411,第3保持部412とが,筐体部41に挿入されている。
【0056】
第1保持部410は略L字形状であり,一端は筐体部41に垂直方向に挿入されている。第1保持部は筐体部41に挿入されているバネなどの弾性体417の付勢により,筐体部41に沿って上下方向に可動する。第1保持部410の他の一端は,可搬型端末を保持する保持面側に位置し,その先端は,可搬型端末を保持可能なようにツメ部4101が形成されている。ツメ部4101によって可搬型端末の上下方向の移動を抑止する。また,ロック部43は,第1保持部410の上下方向の位置を固定する。弾性体417の付勢とロック部43の固定によって第1保持部410の位置を固定するとともに,ロック部43を緩めることで,第1保持部410が弾性体417の付勢による固定のみとなり,可搬型端末の着脱を自在とする。
【0057】
第2保持部411および第3保持部412は略L字形状であり,それぞれの一端は筐体部41に水平方向に挿入されている。第2保持部411および第3保持部412をそれぞれ筐体部41に沿って左右方向に移動することで,可搬型端末を保持する際の幅方向の調整を行うことができる。
【0058】
第2保持部411は溝部4110が,第3保持部412は溝部4120が,それぞれ形成されており,筐体部41に備えた調節部413,414により左右方向の位置調整が可能となっている。すなわち,調節部413,414はネジなどの固定部材であって,それぞれ第2保持部411の溝部4110,第3保持部412の溝部4120に挟み込まれている。そして,可搬型端末をホルダー部A3で保持する幅方向に合わせて第2保持部411,第3保持部412を左右方向に移動させ,調節部413,414で固定すると,溝部4110,4120がそれぞれの位置で固定されるので,第2保持部411,第3保持部412をそれぞれの位置で固定することができる。
【0059】
第2保持部411および第3保持部412の他の一端は,可搬型端末を保持する保持面側に位置し,その先端は,可搬型端末を保持可能なようにツメ部4111,4112,4121,4122が形成されている。第2保持部411のツメ部4111は垂直方向に形成されており,可搬型端末の水平方向の移動を抑止し,ツメ部4112は水平方向に形成されており,可搬型端末を支持する。第3保持部412のツメ部4121は垂直方向に形成されており,可搬型端末の水平方向の移動を抑止し,ツメ部4122は水平方向に形成されており,可搬型端末を支持する。
【0060】
筐体部41の背面には,ジョイント42を螺合するための孔部415を備えている。
【0061】
ジョイント42は,球体部420と軸部421とを備えており,軸部421を孔部415に螺合することで,ジョイント42を筐体部41の背面に固定できる。この際に,ナット416を用いることで固定を強くしてもよい。ジョイント42の球体部420は,好ましくは,ラバージョイントとして硬質ゴムで形成されているとよい。
【0062】
以上のようにしてホルダー部A3を構成することができる。
【0063】
なお,ダンパー1のジョイント111,ベース部A1のジョイント22,ホルダー部A3のジョイント42は同じ大きさとし,それぞれ交換可能とするとよい。
【実施例1】
【0064】
つぎにダンパー1を可搬型端末保持具Aに取り付ける場合を説明する。なお,ダンパー1は,アーム部A2とホルダー部A3との間に取り付ける場合を説明する。
【0065】
まずホルダー部A3のジョイント42を筐体部41の背面から取り外す。そして,取り外したホルダー部A3のジョイント42をダンパー1のジョイント111として,ダンパー1の平面側固定部11の孔部1102に螺合する。これによって,ホルダー部A3のジョイント42を,ダンパー1のジョイント111として取り付けられる。
【0066】
つぎに,ダンパー1の接続部121をホルダー部A3の背面の孔部415に螺合する。これによって,ダンパー1とホルダー部A3とを連結することができる。
【0067】
そして,ダンパー1のジョイント111(ホルダー部A3のジョイント42)と,ベース部A1のジョイント22を,それぞれアーム部A2の第1挟込部30および第2挟込部31の軸受部300a,310a,300b,310bで挟み込み,調節部33の操作部330を回動して固定することで,アーム部A2とダンパー1,アーム部A2とベース部A1をそれぞれ連結できる。
【0068】
またベース部A1を二輪車のハンドルに取り付ければ,ダンパー1を備えた可搬型端末保持具Aを二輪車に取り付けることができる。
【実施例2】
【0069】
つぎにダンパー1をベース部A1とアーム部A2との間に取り付ける場合を説明する。
【0070】
まずベース部A1のジョイント22を第1固定部20から取り外す。そして,取り外したベース部A1のジョイント22をダンパー1のジョイント111として,ダンパー1の平面側固定部11の孔部1102に螺合する。これによって,ベース部A1のジョイント22を,ダンパー1のジョイント111として取り付けられる。
【0071】
つぎに,ダンパー1の接続部121をベース部A1の第1固定部20の孔部200に螺合する。これによって,ダンパー1とベース部A1とを連結することができる。
【0072】
そして,ホルダー部A3のジョイント42と,ダンパー1のジョイント111(ベース部A1のジョイント22)を,それぞれアーム部A2の第1挟込部30および第2挟込部31の軸受部300a,310a,300b,310bで挟み込み,調節部33の操作部330を回動して固定することで,アーム部A2とホルダー部A3,アーム部A2とダンパー1をそれぞれ連結できる。
【0073】
またベース部A1を二輪車のハンドルに取り付ければ,ダンパー1を備えた可搬型端末保持具Aを二輪車に取り付けることができる。
【実施例3】
【0074】
可搬型端末保持具Aのベース部A1の代わりに,二輪車のステムホールに差し込むためのステムマウントベースA4としてもよい。図12にステムマウントベース部A4を示す。図12(a)はステムマウントベース部A4の斜視図であり,図12(b)はステムマウントベース部A4の軸50から,後述するジョイント51を取り外した状態の軸50の平面図である。
【0075】
ステムマウントベース部A4は,軸50とジョイント51とナット52を有する。軸50は,二輪車,特に自動二輪車のステムホール(ステムシャフトの孔)に挿入するための軸である。軸部の一端はステムホールに挿入され,他の一端は,後述するジョイント51の軸部511を螺合するための孔部501が形成されている。ジョイント51は,球体部510と軸部511とを備えており,軸部511を孔部501に螺合することで,ジョイント51を軸50に固定できる。この際に,ナット52を用いることで固定を強くしてもよい。ジョイント51の球体部510は,好ましくは,ラバージョイントとして硬質ゴムで形成されているとよい。
【0076】
以上のようにしてステムマウントベース部A4を構成することができる。
【0077】
ステムマウントベース部A4をアーム部A2に固定する場合も,上述と同様に,アーム部A2の第1挟込部30および第2挟込部31の軸受部300a,310aまたは軸受部300b,310bに挟み込むことでステムマウントベース部A4をアーム部A2に固定することができる。
【0078】
ステムマウントベース部A4とアーム部A2との間に,本発明のダンパー1を取り付ける場合には,ステムマウントベース部A4のジョイント51を軸50から取り外す。そして取り外したステムマウントベース部A4のジョイント51をダンパー1のジョイント111として,ダンパー1の平面側固定部11の孔部1102に螺合する。これによって,ステムマウントベース部A4のジョイント51を,ダンパー1のジョイント111として取り付けられる。
【0079】
つぎに,ダンパー1の接続部121をステムマウントベース部A4の軸50の孔部501に螺合する。これによって,ダンパー1とステムマウントベース部A4とを連結することができる。
【0080】
そして,ホルダー部A3のジョイント42と,ダンパー1のジョイント111(ステムマウントベース部A4のジョイント51)を,それぞれアーム部A2の第1挟込部30および第2挟込部31の軸受部300a,310a,300b,310bで挟み込み,調節部33の操作部330を回動して固定することで,アーム部A2とホルダー部A3,アーム部A2とダンパー1をそれぞれ連結できる。
【0081】
またステムマウントベース部A4を二輪車のステムホールに挿入して,ナット52で締め付けて固定すれば,ダンパー1を備えた可搬型端末保持具Aを二輪車に取り付けることができる。
【産業上の利用可能性】
【0082】
本発明の可搬型端末保持具用のダンパーを用いることで,従来のダンパーよりも,振動や衝撃を低減することができる。また磁力を用いないので,可搬型端末に磁力による影響を与えることもない。
【符号の説明】
【0083】
A:可搬型端末保持具
A1:ベース部
A2:アーム部
A3:ホルダー部
A4:ステムマウントベース部
1:ダンパー
10:基盤部
11:平面側固定部
12:底面側固定部
13:孔部
14:ネジ
15:ワッシャ
16:保護部材
110:脚部
111:ジョイント
1100:各脚の端部
1101:各脚の端部の孔部
1102:脚部の孔部
1103:ナット
1110:球体部
1111:軸部
120:脚部
121:接続部
1201:各脚の端部の孔部
1202:脚部の孔部
1203,1204:ナット
20:第1固定部
21:第2固定部
22:ジョイント
23:ネジ
24:ナット
200:第1固定部の孔部
220:球体部
221:軸部
30:第1挟込部
31:第2挟込部
32:弾性体
33:調節部
300a,300b,310a,310b:軸受部
301:孔部
311:凹部
330:操作部
331:ネジ
41:筐体部
42:ジョイント
43:ロック部
410:第1保持部
411:第2保持部
412:第3保持部
413,414:調節部
415:孔部
416:ナット
417:弾性体
420:球体部
421:軸部
4101:ツメ部
4110,4120:溝部
4111,4112,4121,4122:ツメ部
50:軸
51:ジョイント
52:ナット
501:孔部
510:球体部
511:軸部
【要約】
【課題】
自動二輪車または自転車に可搬型端末を保持する可搬型端末保持具用のダンパーを提供することを目的とする。
【解決手段】
二輪車に取り付ける可搬型端末を保持するための可搬型端末保持具用のダンパーであって,ダンパーは,二輪車により発生する振動および/または衝撃を低減する素材による基盤部と,平面側固定部と,底面側固定部とを有しており,基盤部と平面側固定部,および/または,基盤部と底面側固定部は,それぞれ一部のみで接している,可搬型端末保持具用のダンパーである。
【選択図】 図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12