(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-04-28
(45)【発行日】2022-05-12
(54)【発明の名称】無線通信システムにおける複数のデバイス・ツー・デバイス・リソースプールに対するリソースを割り当てる方法および装置
(51)【国際特許分類】
H04W 72/14 20090101AFI20220502BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20220502BHJP
H04W 72/02 20090101ALI20220502BHJP
【FI】
H04W72/14
H04W92/18
H04W72/02
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2019147212
(22)【出願日】2019-08-09
【審査請求日】2019-10-08
(32)【優先日】2018-08-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】517114621
【氏名又は名称】華碩電腦股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】陳 威宇
(72)【発明者】
【氏名】曾 立至
(72)【発明者】
【氏名】潘 立▲徳▼
(72)【発明者】
【氏名】李 名哲
【審査官】桑江 晃
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2017/137231(WO,A1)
【文献】特表2017-528049(JP,A)
【文献】国際公開第2018/030832(WO,A1)
【文献】国際公開第2016/120940(WO,A1)
【文献】国際公開第2016/186059(WO,A1)
【文献】CATT,Resource pool allocation for discovery[online], 3GPP TSG-RAN WG1#78b R1-143740,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_78b/Docs/R1-143740.zip>,2014年10月10日,2頁
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の通信デバイスについての方法であって、
基地局によって、複数のリソースプールで設定されることであって、前記複数のリソースプールのうちの各リソースプールは、第1の帯域幅部分においてD2D(Device-to-Device)インタフェースでのV2X(Vehicle-to-Everything)通信またはサイドリンク通信
を実行するため
に使用される
、設定されることと、
前記基地局から下りリンクのために第2の帯域幅部分においてグラントを受信することであって、該グラントは
、前記複数のリソースプールのうちのリソースプールに関連付けられたリソースを示
し、
前記リソースプールは、前記グラント内のリソースプール・インデックスに関連付けられる、受信することと、
前記リソースを使用して、前記D2Dインタフェースでの送信を実行することと、を含む方法。
【請求項2】
前記
複数のリソースプー
ルは、
RRC(Radio Resource Control)シグナリングを介して設定される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記グラント内のフィールドは、前記リソースプール・インデックスまたは前記リソースプールのアイデンティティを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
セルがSpCell(Special Cell)またはPCell(Primary Cell)である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
セルがSCell(Secondary Cell)である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記グラントは、サイドリンク・グラントまたはD2D(Device-to-Device)インタフェースのためのグラントである、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記グラントを受信することは、前記リソースをスケジューリングするための下りリンク制御信号を受信することを指す、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記グラントを受信することは、前記基地局によって設定されたグラントで設定される、あるいはアクティベートされることを指す、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記送信は、ユニキャスト送信、マルチキャスト送信、またはブロードキャスト送信である、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記送信は、第2の通信デバイスに対するものである、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
第1の通信デバイスについての方法であって、
基地局によって
、第1のRRC(Radio Resource Control)シグナリングを介して複数のリソースプールで設定されること
であって、前記第1のRRCシグナリングは、前記複数のリソースプールにおける各リソースプールが1つのリソースプール・アイデンティティに関連付けられることを示す、設定されることと、
前記第1のRRCシグナリングまたは第2のRRCシグナリングを介して、サイドリンクSPS(Semi-Persistent Scheduling)のための設定で設定されることであって、該
サイドリンクSPSのための設定は
、前記第1のRRCシグナリングにおいて示されるリソースプール・
アイデンティティを含む、設定されることと、
複数のリソースプールのうちのリソースプール内のリソースを使用して、前記
サイドリンクSPSのための設定に基づいてデバイス・ツー・デバイス・インタフェースでの送信を実行することであって、該リソースプールは前記リソースプール・
アイデンティティに関連付けられている、実行することと、を含む方法。
【請求項12】
前記送信は、ユニキャスト送信、マルチキャスト送信、またはブロードキャスト送信である、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記送信は、第2の通信デバイスに対するものである、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記サイドリンクSPSは、アクティベーション・シグナリングなしで使用される、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記サイドリンクSPSは、前記基地局からアクティベーション・シグナリングを受信した後に使用される、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
第1の通信デバイスであって、
制御回路と、
前記制御回路に設けられたプロセッサと、
前記制御回路内に設置され、前記プロセッサに動作可能に結合されたメモリと、を含み、
前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたプログラムコードを実行して、
基地局によって
、複数のリソースプールで設定されることであって、前記複数のリソースプールのうちの各リソースプールは、第1の帯域幅部分においてD2D(Device-to-Device)インタフェースでのV2X(Vehicle-to-Everything)通信またはサイドリンク通信
を実行するのため
に使用される
、設定されることと、
前記基地局から下りリンクのために第2の帯域幅部分においてグラントを受信することであって、該グラントは
、前記複数のリソースプールのうちのリソースプールに関連付けられたリソースを示
し、
前記リソースプールは、前記グラント内のリソースプール・インデックスに関連付けられる、受信することと、
前記リソースを使用して、前記D2Dインタフェースでの送信を実行することと、を行うように構成されている、通信デバイス。
【請求項17】
第1の通信デバイスであって、
制御回路と、
前記制御回路に設けられたプロセッサと、
前記制御回路内に設置され、前記プロセッサに動作可能に結合されたメモリと、を含み、
前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたプログラムコードを実行して、
基地局によって
、第1のRRC(Radio Resource Control)シグナリングを介して複数のリソースプールで設定されること
であって、前記第1のRRCシグナリングは、前記複数のリソースプールにおける各リソースプールが1つのリソースプール・アイデンティティに関連付けられることを示す、設定されることと、
前記第1のRRCシグナリングまたは第2のRRCシグナリングを介して、サイドリンクSPSのための設定で設定されることであって、該
サイドリンクSPSのための設定は
、前記第1のRRCシグナリングにおいて示されるリソースプール・
アイデンティティを含む、設定されることと、
複数のリソースプールのうちのリソースプール内のリソースを使用して、前記
サイドリンクSPSのための設定に基づいてデバイス・ツー・デバイス・インタフェースでの送信を実行することであって、該リソースプールは前記リソースプール・
アイデンティティに関連付けられている、実行することと、を行うように構成されている、通信デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2018年8月10日に出願された米国仮特許出願第62/717,395号の利益を主張するものであり、そのすべての開示は全体として参照により本明細書に援用される。
【0002】
この開示は、概して、無線通信ネットワークに関連し、より詳細には、無線通信システムにおける複数のデバイス・ツー・デバイス・リソースプールに対するリソースを割り当てる方法および装置に関連する。
に関連する。
【背景技術】
【0003】
移動体通信デバイスとの大量データの通信に対する要求が急速に高まる中、従来の移動体音声通信ネットワークは、インターネットプロトコル(IP)データパケットをやり取りするネットワークへと発展している。そのようなIPデータパケット通信は、移動体通信デバイスのユーザに、ボイスオーバIP、マルチメディア、マルチキャスト、およびオンデマンド通信サービスを提供可能である。
【0004】
例示的なネットワーク構造は、発展型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)である。E-UTRANシステムは、上記のボイスオーバIPおよびマルチメディアサービスを実現するために、高いデータスループットを提供可能である。現在、次世代(例えば、5G)の新しい無線技術が3GPP標準化機構によって論じられている。このため、現行の3GPP標準内容に対する変更が現在提出され、3GPP標準の発展および確定に向けて検討されている。
【発明の概要】
【0005】
方法および装置は、通信デバイスの観点から開示される。一実施形態では、本方法は、デバイスは、セルに対して基地局により複数のリソースプールで設定されることを含む。本方法はさらに、デバイスが基地局からグラントを受信することを含み、グラントは、グラント内のリソースプール・インデックスを介して、複数のリソースプールのうちのリソースプールに関連付けられたリソースを示す。本方法はまた、デバイスがそのリソースを使用して、デバイス・ツー・デバイス・インタフェースでの送信を実行することを含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】1つの例示的な実施形態による無線通信システムの図を示す。
【
図2】1つの例示的な実施形態による送信機システム(アクセスネットワークとしても知られている)および受信機システム(ユーザ機器またはUEとしても知られている)のブロック図である。
【
図3】1つの例示的な実施形態による通信システムの機能ブロック図である。
【
図4】1つの例示的な実施形態による
図3のプログラムコードの機能ブロック図である。
【
図5】3GPP TS 36.321 V15.2.0の
図6.1.6-1の複製である。
【
図6】3GPP TS 36.321 V15.2.0の
図6.1.6-2の複製である。
【
図7】3GPP TS 36.321 V15.2.0の
図6.1.6-3の複製である。
【
図8】3GPP TS 36.321 V15.2.0の
図6.1.6-3aの複製である。
【
図9】3GPP TS 36.321 V15.2.0の
図6.1.6-4の複製である。
【
図10】3GPP TS 36.321 V15.2.0の表6.2.4-1の複製である。
【
図11】3GPP TS 36.321 V15.2.0の表6.2.4-2の複製である。
【
図12】3GPP TS 36.331 V15.2.0の
図5.6.10.1-1の複製である。
【
図13】3GPP TS 36.331 V15.2.0の
図5.10.2-1の複製である。
【
図14】3GPP TS 38.331 V15.2.0の
図5.2.2.1-1の複製である。
【
図16】1つの例示的な実施形態によるフローチャートである。
【
図17】1つの例示的な実施形態によるフローチャートである。
【
図18】1つの例示的な実施形態によるフローチャートである。
【
図19】1つの例示的な実施形態によるフローチャートである。
【
図20】1つの例示的な実施形態によるフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に説明する例示的な無線通信システムおよびデバイスは、無線通信システムを採用し、ブロードキャストサービスをサポートする。無線通信システムは、音声、データ等の様々なタイプの通信を提供するように広く展開されている。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時間分割多元接続(TDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、3GPP LTE(ロング・ターム・エボリューション)無線アクセス、3GPP LTE-AもしくはLTE-Advanced(ロング・ターム・エボリューション・アドバンスト)、3GPP2 UMB(Ultra Mobile Broadband:超モバイル広帯域)、WiMax、3GPP NR(New Radio)、またはその他何らかの変調技術に基づいてよい。
【0008】
特に、以下に説明する例示的な無線通信システムおよびデバイスは、本明細書において3GPPと呼ばれる「第3世代パートナーシッププロジェクト」という名称のコンソーシアムにより提示される標準などの1つ以上の標準をサポートするように設計されてよく、その標準は、TS 36.321 V15.2.0, “Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Medium Access Control (MAC) protocol specification”; TS 36.331 V15.2.0, “Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Radio Resource Control (RRC); Protocol specification”; TS 38.321 V15.2.0, “Medium Access Control (MAC) protocol specification”;およびTS 38.331 V15.2.1, “Radio Resource Control (RRC) protocol specification”を含む。上記に挙げた標準および文書は、全体として参照により本明細書に明示的に援用される。
【0009】
図1は、本発明の一実施形態に係る多重アクセス無線通信システムを示している。アクセスネットワーク100(AN)は、複数のアンテナグループを含み、あるグループは104および106、別のグループは108および110、また別のグループは112および114を含む。
図1においては、各アンテナグループに対して、アンテナが2つしか示されていないが、より多くのあるいはより少ないアンテナが各アンテナグループに利用されてよい。アクセス端末116(AT)は、アンテナ112および114と通信しており、アンテナ112および114は、順方向リンク120を介して情報をアクセス端末116に送信すると共に、逆方向リンク118を介して情報をアクセス端末116から受信している。アクセス端末(AT)122は、アンテナ106および108と通信しており、アンテナ106および108は、順方向リンク126を介して情報をアクセス端末(AT)122に送信すると共に、逆方向リンク124を介して情報をアクセス端末(AT)122から受信している。FDDシステムにおいては、通信リンク118、120、124、および126は通信に異なる周波数を使用してよい。例えば、順方向リンク120では、逆方向リンク118によって使用される周波数とは異なる周波数を使用してよい。
【0010】
アンテナの各グループおよび/またはアンテナが通信するように設計されたエリアは、アクセスネットワークのセクターと称することが多い。本実施形態において、アンテナグループはそれぞれ、アクセスネットワーク100によってカバーされるエリアのセクターにおいて、アクセス端末と通信するように設計されている。
【0011】
順方向リンク120および126を介した通信において、アクセスネットワーク100の送信アンテナは、異なるアクセス端末116および122に対する順方向リンクの信号対雑音比を改善するために、ビームフォーミングを利用してよい。また、カバレッジにランダムに分散したアクセス端末への送信にビームフォーミングを使用するアクセスネットワークは、1つのアンテナからすべてのそのアクセス端末に送信を行うアクセスネットワークよりも、隣接セルのアクセス端末への干渉が少ない。
【0012】
アクセスネットワーク(AN)は、端末と通信するのに使用される固定局または基地局でよく、アクセスポイント、ノードB、基地局、拡張型基地局、進化型ノードB(eNB)、またはその他何らかの専門用語で呼ばれることもある。アクセス端末(AT)は、ユーザ機器(UE)、無線通信デバイス、端末、アクセス端末、またはその他何らかの専門用語で呼ばれることもある。
【0013】
図2は、MIMOシステム200における送信機システム210(アクセスネットワークとしても知られている)および受信機システム250(アクセス端末(AT)またはユーザ機器(UE)としても知られている)の実施形態の簡易ブロック図である。送信機システム210では、多くのデータストリームのトラフィックデータがデータ源212から送信(TX)データプロセッサ214に提供される。
【0014】
一実施形態において、各データストリームは、それぞれの送信アンテナを介して送信される。TXデータプロセッサ214は、データストリームに対して選択された特定の符号化方式に基づいて、各データストリームについてのトラフィックデータをフォーマット、符号化、およびインターリーブして、符号化データを提供する。
【0015】
各データストリームについての符号化データを、OFDM技術を使用してパイロットデータと多重化してよい。パイロットデータは、代表的には、既知の様態で処理される既知のデータパターンであり、受信機システムでチャネル応答を推定するのに使用されてよい。そして、各データストリームについての多重化パイロットおよび符号化データは、データストリームに対して選択された特定の変調方式(例えば、BPSK、QPSK、M-PSK、またはM-QAM)に基づいて変調(すなわち、シンボルマッピング)されて、変調シンボルを提供する。各データストリームについてのデータレート、符号化、および変調は、プロセッサ230により実行される命令によって決定されてよい。
【0016】
そして、すべてのデータストリームについての変調シンボルはTX MIMOプロセッサ220に与えられ、これが(例えば、OFDMの場合に)変調シンボルをさらに処理してよい。そして、TX MIMOプロセッサ220は、NT個の変調シンボルストリームをNT個の送信機(TMTR)222a~222tに提供する。特定の実施形態において、TX MIMOプロセッサ220は、ビームフォーミング加重をデータストリームのシンボルおよびシンボルが送信されているアンテナに適用する。
【0017】
各送信機222は、各シンボルストリームを受信および処理して1つ以上のアナログ信号を提供し、さらに、アナログ信号を調節(例えば、増幅、フィルタリング、およびアップコンバート)して、MIMOチャネルを介した送信に適した変調信号を提供する。そして、送信機222a~222tからのNT個の変調信号がそれぞれ、NT個のアンテナ224a~224tから送信される。
【0018】
受信機システム250においては、送信された変調信号はNR個のアンテナ252a~252rによって受信され、各アンテナ252からの受信信号は、各受信機(RCVR)254a~254rに提供される。各受信機254は、それぞれの受信信号を調節(例えば、フィルタリング、増幅、およびダウンコンバート)して、調節された信号をディジタル化してサンプルを与え、さらに、これらのサンプルを処理して対応する「受信」シンボルストリームを提供する。
【0019】
そして、RXデータプロセッサ260は、特定の受信機処理技術に基づいて、NR個の受信機254からのNR個の受信シンボルストリームを受信および処理して、NT個の「検出」シンボルストリームを提供する。そして、RXデータプロセッサ260は、各検出シンボルストリームを復調、デインターリーブ、および復号して、データストリームについてのトラフィックデータを復元する。RXデータプロセッサ260による処理は、送信機システム210でのTX MIMOプロセッサ220およびTXデータプロセッサ214により実行される処理と相補的である。
【0020】
プロセッサ270は、どのプリコーディングマトリクス(後述)使用するかを定期的に決定する。プロセッサ270は、マトリクス指標部およびランク値部を含む逆方向リンクメッセージを構築する。
【0021】
逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する様々なタイプの情報を含んでよい。そして、逆方向リンクメッセージは、データ源236からの多くのデータストリームについてのトラフィックデータも受信するTXデータプロセッサ238により処理され、変調器280により変調され、送信機254a~254rにより調節され、送信機システム210に送り戻される。
【0022】
送信機システム210では、受信機システム250からの変調信号がアンテナ224により受信され、受信機222により調節され、復調器240により復調され、RXデータプロセッサ242により処理されて、受信機システム250により送信された逆方向リンクメッセージを抽出する。そして、プロセッサ230は、ビームフォーミング加重を決定するのにどのプリコーディングマトリクスを使用するかを決定し、そして、抽出されたメッセージを処理する。
【0023】
図3を参照すると、この図は、本発明の一実施形態による通信デバイスの代替的な簡易機能ブロック図を示している。
図3に示されるように、無線通信システムにおける通信デバイスは、
図1のUE(若しくはAT)116および122または
図1の基地局(若しくはAN)100を実現するのに利用可能であり、無線通信システムは、好ましくはNRシステムである。通信デバイスは、入力デバイス302、出力デバイス304、制御回路306、中央演算処理装置(CPU)308、メモリ310、プログラムコード312、およびトランシーバ314を含んでよい。制御回路306は、CPU308を介してメモリ310内のプログラムコード312を実行することにより、通信デバイスの動作を制御する。通信デバイス300は、キーボード、キーパッド等の入力デバイス302を介してユーザにより入力された信号を受信することができ、モニタ、スピーカ等の出力デバイス304を介して画像および音声を出力することができる。トランシーバ314は、無線信号を受信および送信するのに使用され、受信信号を制御回路306に伝達すると共に、制御回路306により生成された信号を無線で出力する。無線通信システムにおける通信デバイス300は、
図1のAN100を実現するのにも利用可能である。
【0024】
図4は、本発明の一実施形態による
図3に示すプログラムコード312の簡易ブロック図である。本実施形態において、プログラムコード312は、アプリケーションレイヤ400、レイヤ3部402、およびレイヤ2部404を含み、レイヤ1部406に結合されている。レイヤ3部402は一般的に、無線リソース制御を実行する。レイヤ2部404は一般的に、リンク制御を実行する。レイヤ1部406は一般的に、物理的接続を実行する。
【0025】
3GPP TS 36.321は、MAC(Medium Access Control:媒体アクセス制御)におけるD2D(Device-to-Device:デバイス・ツー・デバイス)V2X(Vehicle-to-Everyting:ビークル・ツー・エブリシング)手順を以下のように説明している:
[外1]
[
図5として、“R/R/E/LCID/F/L MAC subheader”と題する、3GPP TS 36.321 V15.2.0の
図6.1.6-1を複製する。]
[
図6として、“R/R/E/LCID MAC subheader”と題する、3GPP TS 36.321 V15.2.0の
図6.1.6-2を複製する。]
[
図7として、“SL-SCH MAC subheader for V =‘0001’ and ‘0010’”と題する、3GPP TS 36.321 V15.2.0の
図6.1.6-3を複製する。]
[
図8として、“SL-SCH MAC subheader for V =‘0011’”と題する、3GPP TS 36.321 V15.2.0の
図6.1.6-3aを複製する。]
[外2]
[
図9として、“Example of MAC PDU consisting of MAC header, MAC SDUs and padding”と題する、3GPP TS 36.321 V15.2.0の
図6.1.6-4を複製する。]
[外3]
[
図10として、“Values of LCID for SL-SCH”と題する、3GPP TS 36.321 V15.2.0の表6.2.4-1を複製する。]
[
図11として、“Values of F field:”と題する、3GPP TS 36.321 V15.2.0の表6.2.4-2を複製する。]
【0026】
3GPP TS 36.331は、RRC(Radio Resource Control:無線リソース制御)におけるD2D V2X手順を以下のように説明している:
[外4]
[
図12として、“UE Assistance Information”と題する、3GPP TS 36.331 V15.2.0の
図5.6.10.1-1を複製する。]
[外5]
[
図13として、“Sidelink UE information”と題する、3GPP TS 36.331 V15.2.0の
図5.10.2-1を複製する。]
[外6]
5.10.13.2 V2Xサイドリンク通信送信プール選択
V2Xサイドリンク通信のために使用される周波数について、5.10.13.1に規定されているようにzoneConfigが、無視されない場合、V2Xサイドリンク通信のための上位レイヤによって設定されたUEは、UEの地理的座標に対応するプールのみを使用するものとし、zoneConfigが、サービングセル(RRC_IDLE)/PCell(RRC_CONNECTED)のSystemInformationBlockType21または関係周波数のRRCConnectionReconfigurationに含まれる場合、UEが、関連周波数のRRCシグナリングによって提供される複数のリソースプールを使用するように設定され、あるいはzoneConfigが、関連周波数のSL-V2X-Preconfigurationに含まれる場合、UEが、5.10.13.1に従って周波数のSL-V2X-Preconfigurationにおける複数のリソースプールを使用するように設定される。UEは、5.10.8.2に従って選択された同期参照ソースに関連するプールのみを使用するものとする。
1> UEが5.10.13.1に従ってSystemInformationBlockType21におけるv2x-InterFreqInfoListにおけるp2x-CommTxPoolNormalCommonまたはp2x-CommTxPoolNormal上で送信するように設定されている場合、
1> UEが5.10.13.1に従ってSL-V2X-Preconfigurationにおけるp2x-CommTxPoolList-r14上で送信するようにUEが設定されている場合、
1> zoneConfigがSystemInformationBlockType21に含まれておらず、UEがv2x-CommTxPoolNormalCommonまたはv2x-CommTxPoolNormalDedicated上で送信するように設定されている場合、
1> zoneConfigが、SystemInformationBlockType21に含まれ、UEが、P2Xに関するV2Xサイドリンク通信のためにv2x-CommTxPoolNormalDedicated上で送信するように設定され、zoneIDがv2x-CommTxPoolNormalDedicatedに含まれない場合、
1> zoneConfigが、関係周波数のv2x-InterFreqInfoListのエントリーに含まれておらず、UEが、v2x-InterFreqInfoListにおけるv2x-CommTxPoolNormal、またはRRCConnectionReconfigurationにおけるv2x-InterFreqInfoListにおけるp2x-CommTxPoolNormal上で送信するように設定されている場合、
1> zoneConfigが、関係周波数のSL-V2X-Preconfigurationに含まれておらず、UEが、関係周波数のSL-V2X-Preconfigurationにおけるv2x-CommTxPoolList上で送信するように設定されている場合:
2> 5.10.8.2に従って選択された同期参照ソースに関連する第1のプールを選択し、
1> zoneConfigが、SystemInformationBlockType21に含まれ、UEが、v2x-CommTxPoolNormalCommonまたはP2Xに関しないV2Xサイドリンク通信のためにv2x-CommTxPoolNormalDidicated上で送信するように設定されている場合、
1> zoneConfigが、SystemInformationBlockType21に含まれ、UEが、P2Xに関するV2Xサイドリンク通信のためにv2x-CommTxPoolNormalDedicated上で送信するように設定され、zoneIDが、v2x-CommTxPoolNormalDedicatedに含まれる場合、
1> zoneConfigが、関係周波数のv2x-InterFreqInfoListのエントリーに含まれ、UEが、v2x-InterFreqInfoListにおけるv2x-CommTxPoolNormal、またはRRCConnectionReconfigurationにおけるv2x-InterFreqInfoListにおけるp2x-CommTxPoolNormal上で送信するように設定されている場合、
1> zoneConfigが、関係周波数のSL-V2X-Preconfigurationに含まれ、UEが、関係周波数のSL-V2X-Preconfigurationにおけるv2x-CommTxPoolList上で送信するように設定されている場合
2> 以下で決定されるゾーンアイデンティティに等しいzoneIDで設定され、5.10.8.2に従って選択された同期参照ソースに関連付けられたプールを選択し、
UEは、zoneConfigがSystemInformationBlockType21またはSL-V2X-Preconfigurationに含まれている場合、以下の式を使用して、位置するゾーンのアイデンティティ(すなわち、Zone_id)を決定するものとする。
x
1
=Floor(x/L)Mod Nx
y
1
=Floor(y/W)Mod Ny
Zone_id=y
1
*Nx+x
1
式中のパラメータは、以下のように定義される:
Lは、SystemInformationBlockType21またはSL-V2X-PreconfigurationにおけるzoneConfigに含まれるzoneLengthの値であり、
Wは、SystemInformationBlockType21またはSL-V2X-PreconfigurationのzoneConfigに含まれるzoneWidthの値であり、
Nxは、SystemInformationBlockType21またはSL-V2X-PreconfigurationのzoneConfigに含まれるzoneIdLongiModの値であり、
Nyは、SystemInformationBlockType21またはSL-V2X-PreconfigurationのzoneConfigに含まれるzoneIdLatiModの値であり、
xは、WGS84モデル[80]に従い、UEの現在位置と地理的座標(0、0)との間の経度における測地線距離であり、メートルで表され、
yは、WGS84モデル[80]による、UEの現在位置と地理的座標(0、0)との間の緯度における測地線距離であり、メートルで表される。
UEは、上述の式に従って計算され、5.10.13.1に従ってv2x-CommTxPoolNormalDedicated、v2x-CommTxPoolNormalCommon、v2x-InterFreqInfoListにおけるv2x-CommTxPoolNormal、またはRRCConnectionReconfigurationにおけるv2x-InterFreqInfoListにおけるp2x-CommTxPoolNormal、またはv2x-CommTxPoolListによって示されるZone_idと等しいzoneIDを含むリソースのプールを選択するものとする。
注記1:UEは、その最新の地理的座標を使用してリソースプールの選択を行う。
注記2:地理的座標が利用可能ではなく、ゾーン固有の複数のTXリソースプールが関連周波数のために設定されている場合、どのリソースプールがV2Xサイドリンク通信のために選択されるかはUE実装による。
【0027】
3GPP TS 38.331では、ネットワークからシステム情報および設定を導出する方法を以下のように説明している:
[外7]
[
図14として、“System information acquisition”と題する、3GPP TS 38.331 V15.2.0の
図5.2.2.1-1を複製する。]
[外8]
【0028】
D2DインタフェースでのV2X通信のためのリソースに関して、UEは、ネットワーク・スケジューリングおよび/または自律選択に基づいてリソースを使用することができる。ネットワーク・スケジューリングの場合、UEにリソースプールが設定され、リソースプール内の割り当てられたリソースを示す対応するスケジューリングを受信することができる。UE自律選択の場合、UEにリソースプールが設定され、UEがD2Dインタフェースを介してV2X通信を実行したい場合、リソースプールからリソースを選択する。一実施形態では、リソース選択は、ランダム選択とすることができる。UEは、ランダム選択を実行するために利用可能なリソースを決定するためにエネルギーセンシング(energy sensing)をすることができる。ネットワーク・スケジューリングおよび自律選択の可能な例を
図15に示す。
【0029】
D2DインタフェースでのV2X通信を実現するために、UEはリソースプールからリソースを導出する必要があることがある。LTE設計に基づくと、RRC CONNECTEDのUEは、ネットワーク・スケジューリング・モードまたはUE選択モードとして設定することができる。そして、RRC IDLEのUEは、UE選択モードとしてのみ機能するとしてよい。ネットワーク・スケジューリング・モードは、動的スケジューリングおよびセミパーシステント・スケジューリングを含むことができる。動的スケジューリングは、基地局がUEからのサイドリンクBSRに基づいてSLグラントをUEに送信することである。セミパーシステント・スケジューリング(SPS)は、基地局がSLグラントを送信して、UE内のサイドリンクSPS設定をアクティベートする(activate)ことである。
【0030】
NRでは、SPSはグラントフリーを指すこともできる。グラントフリーとは、設定されるSLグラント情報が、基地局からのアクティベーション・コマンド(例えば、DCI、PDCCH信号)を通して指示する代わりに、サイドリンクSPS設定に含まれることを意味することができる。グラントフリーとは、設定されるSLグラント情報がサイドリンクSPS設定に含まれることを意味することができる。サイドリンクSPS設定は、UEが設定された後、アクティベーション・コマンドなしで直接的にアクティベートされることができる。UE選択モードは、UEがリソースプール内の使用可能なリソースを決定し、使用可能なリソースセットからリソースを選択することである。選択は、ランダム選択またはUEの要求(例えば、信頼性、TBの大きさなど)に基づいた選択とすることができる。利用可能なリソースは、リソースプール設定および/またはセンシング手順に基づいて決定することができる。たとえば、リソースプール内のすべてのリソースは、使用可能なリソースとみなすことができる。別の例として、UEは、リソースプール設定またはリソースプールに関連する送信パラメーター設定に基づいて、リソースプール内の一部のリソースを除く、あるいはその使用を防ぐことができる。別の例として、UEは、センシング手順の結果に基づいて、リソースプール内の一部のリソースを除く、あるいはその使用を防ぐことができる(例えば、強い干渉を伴うリソースまたは占有されているリソースの使用を防ぐ)。
【0031】
一実施形態では、以下に述べる割り当てられるリソースは、リソースプールおよび/またはリソースプール構成に基づいて解釈することができる。
【0032】
一実施形態では、リソースプールはリソースプール設定に基づいて定義することができる。リソースプールは、1つまたは複数のBWP内またはこれらに関連付けられたフレキシブル・スロットおよび/またはフレキシブル・シンボルのセットとすることができる。例を、方法2の解決策2または上記のFDDまたはTDDに対する方法3において示す。一実施形態では、1つまたは複数の帯域幅部分は、上りリンクBWPとすることができる。代替的には、1つまたは複数の帯域幅部分は、下りリンクBWPとすることができる。
【0033】
リソースプールは、帯域幅部分とすることができる。一実施形態では、帯域幅部分は、上記のFDDまたはTDDに対する方法1として、V2Xのための特別な帯域幅部分とすることができる。代替的には、帯域幅部分は、上りリンクBWPまたは下りリンクBWPとすることができる。
【0034】
ネットワーク・スケジューリング・モード - リソースの展開と複数のヌメロロジ(numerologies)の概念に関して、ネットワーク・スケジューリング・モードとして設定されたUEは、基地局からサイドリンク・グラントを受信する必要があることがある。上記でのヌメロロジ議論に基づいて、一つの可能な方法は、プール内での送信を示すためのヌメロロジ・インデックスを搬送する制御信号である。一方で、UEはまた、セルに対して複数のリソースプールで設定されることができる。複数のリソースプールは、いくつの条件の場合に使用することができる。可能な条件は、以下に挙げる1つまたは複数の条件とすることができる:
1. 異なる帯域幅部分をサポート
2. 異なるヌメロロジのサポート
3. 異なる地理的位置(例えば、ゾーン、GPS位置、セル方向、関連するSSB)をサポート
【0035】
条件1の場合、UEは、(例えば、上りリンクの場合および/または下りリンクの場合および/またはD2DでのV2X通信の場合)複数のBWPで設定されることができる。しかし、UEは、NR rel-15では、ただ1つのアクティベートされたBWPを有することができる。リソースプールが帯域幅部分に関連付けられる場合、帯域幅部分の切り替えはV2Xサービスの中断を引き起こす可能性がある。中断を防ぐために、ネットワークは、異なる帯域幅部分で異なるリソースプールを提供することができる。一実施形態では、UEは、一度に設定された複数のリソースプール内でただ1つのリソースプールを使用することができる。
【0036】
条件2の場合、リソースプールが1つのヌメロロジに関連付けられる場合、UEは異なるヌメロロジをサポートするために複数のリソースプールを必要とすることがある。条件3の場合、リソース効率を考慮すると、同じリソースが異なる領域で共有される可能性があり、ここでは、あるリソースが他の領域に属する同じリソースによって干渉されない。UEは、異なる位置(locations)をサポートするために異なるリソースプールで設定されることができる。
【0037】
UEがネットワーク・スケジューリング・モードとして設定され、複数のリソースプールで設定される場合、UEは、受信したサイドリンク・グラントがどのリソースプールに対するものかを理解する必要があることがある。サイドリンク・グラントとリソースプールの関連付けを確立するために、いくつかの可能な解決策を検討することができる。
【0038】
解決策1 - ネットワークは、DCIを介してUEに関連付けを示す。この解決策では、ネットワークは、サイドリンク・リソースと、リソースプールとサイドリンク・リソースの関連付けとの両方を提供するDCI(例えば、SLグラント)を送信することができる。関連付けは、明示的なフィールドを介して示すことができる。1つの可能な方法は、サイドリンク・グラントが帯域幅部分インデックスを示すことである。帯域幅部分がただ1つのリソースプールに関連付けられる場合、帯域幅部分インデックスは、UEがサイドリンク・グラントとリソースプールの関連付けを理解するのに役立つ可能性がある。
【0039】
別の可能な方法は、サイドリンク・グラントがリソースプールのインデックスまたはアイデンティティ(identity)を示すことができるということである。そのような場合、関連付けは明確となる。さらに、サイドリンク・グラントは、帯域幅部分のインデックスとリソースプールのインデックスとの両方を示すことができる。サイドリンク・グラントはまた、ヌメロロジのインデックスを示すことができる。ヌメロロジとリソースプールの間の1対1のマッピングに基づいて、UEは、サイドリンク・グラントとリソースプールの間の関連付けを理解することができる。
【0040】
別の可能な方法は、サイドリンク・グラントが地理的関連情報を示すことができるということである。一実施形態では、その情報は、SSB関連情報またはゾーンインデックスとすることができる。
【0041】
解決策2 - ネットワークは、設定を通してUEに関連付けを示すか、確立することができる。この解決策では、ネットワークは、関連付けを確立するためにUEにその設定を割り当ててよい。例えば、関連付けは、SPS設定にリソースプールIDまたは帯域幅部分IDを含めることに基づいて確立することができる。SPS(例えば、グラントフリー、SPS、設定済みグラント)は、SPSがアクティベートされるあるいは設定されるとき、リソースプールまたはBWPに対応するリソースプールに直接的に関連付られ得る。別の例として、ネットワークは、サイドリンク・グラントの情報との関連付けをリソースプールに割り当てることができる。その情報は、以下に挙げる1つまたは複数の候補とすることができる:
1. 対応するサイドリンク・グラント(例、コアセット(coreset)、検索空間)を監視するための制御リソース領域
2. RNTI(例えば、異なるリソースプールは異なるRNTIに関連付けられる)
3. 制御信号フォーマット
4. 制御信号長
5. ゾーン関連情報(例:SSB関連情報、TCI状態、ゾーンID)
【0042】
例えば、候補情報に基づいてサイドリンク・グラントが受信される場合、UEは、サイドリンク・グラントがどのリソースプールに割り当てられているかを理解することができる。関連付けは、RRC専用信号(例えば、RRC再設定)を介して、あるいはシステム情報(例えば、他のSI、V2XのためのSIB、MIB、SIB1)を介して割り当てられることができる。関連付けは、その情報をリソースプールに関連する設定(例えば、corset設定またはリソースプール設定におけるインデックス)に情報を含めることによっても割り当てられることができる。
【0043】
解決策3(暗黙のルール)-この解決策では、関連付けは、事前に定義された規則または事前に定義された理解に基づいて確立することができる。1つ可能な方法としては、ある帯域幅部分で受信されたSLグラントは、帯域幅部分に関連付けられたリソースプール、またはこれに位置するリソースプールをスケジューリングするためのみに使用される。ネットワークは、別の帯域幅部分に関連付けられた、あるいはこれに位置する別のリソースプールでSLグラントをスケジュールするために帯域幅部分を切り替える必要があることがある。一実施形態では、リソースプールと帯域幅部分との間の関連付けは、FDDまたはTDDシステムに対して上述した方法1および方法2を参照することができる。
【0044】
図16は、1つの例示的実施形態による第1の通信デバイスの観点からのフローチャート1600である。ステップ1605では、第1の通信デバイスは、セルに対して基地局によって複数のリソースプールで設定される。ステップ1610では、第1の通信デバイスは、基地局からグラントを受信し、そのグラントは、グラント内のリソースプール・インデックスを介して、複数のリソースプールのうちのリソースプールに関連付けられたリソースを示す。ステップ1615では、第1の通信デバイスは、そのリソースを使用して、デバイス・ツー・デバイス・インタフェースでの送信を実行する。
【0045】
一実施形態では、リソースプールは、リソースプール・インデックスで設定されることができる。さらに、グラント内のフィールドは、リソースプール・インデックスまたはリソースプールのアイデンティティを示すことができる。
【0046】
一実施形態では、関連付けは、グラント内の帯域幅部分インデックスを介して示される。リソースプールは、帯域幅部分インデックスで設定された帯域幅部分に関連付けられることができる。複数のリソースプールは、D2DインタフェースでのV2X通信のためのものとすることができる。
【0047】
一実施形態では、セルは、SpCell(Special Cell:特別セル)またはPCell(Primary Cell:プライマリセル)とすることができる。代替的には、セルは、SCell(Secondary Cell:セカンダリセル)とすることができる。
【0048】
一実施形態では、グラントは、サイドリンク・グラントまたはD2Dインタフェースのためのグラントとすることができる。グラントを受信することは、リソースをスケジューリングするための下りリンク制御信号(例えば、PDCCH信号)を受信することを指すことができる。グラントを受信することはまた、基地局によって設定されたグラントで設定される、あるいはアクティベートにされることを指すことができる。
【0049】
一実施形態では、送信は、ユニキャスト送信、マルチキャスト送信、またはブロードキャスト送信とすることができる。さらに、送信は、第2の通信デバイスに対するものとすることができる。
【0050】
図3および
図4に戻って参照すると、通信デバイスの1つの例示的な実施形態では、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、通信デバイスが、(i)セルに対して基地局によって複数のリソースプールで設定されることと、(ii)グラントを基地局から受信することであって、グラントは、グラント内のリソースプール・インデックスを介して、複数のリソースプールのうちのリソースプールに関連付けられたリソースを示す、受信することと、(iii)そのリソースを使用して、デバイス・ツー・デバイス・インタフェースでの送信を実行することと、を行うことを可能にすることができる。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、本明細書に記載の上述のアクションおよびステップまたはその他のすべてを行うことができる。
【0051】
図17は、1つの例示的実施形態による第1の通信デバイスの観点からのフローチャート1700である。ステップ1705では、第1の通信デバイスは、セルに対して基地局によって複数のリソースプールで設定される。ステップ1710では、第1の通信デバイスは、サイドリンクSPS(Semi-Persistent Scheduling)のための設定で設定され、その設定は、リソースプール・インデックスを含む。ステップ1715では、第1の通信デバイスは、複数のリソースプールうちのリソースプール内のリソースを使用して、その設定に基づいてデバイス・ツー・デバイス・インタフェースでの送信を実行し、そのリソースプールはリソースプール・インデックスに関連付けられている。
【0052】
一実施形態では、送信は、ユニキャスト送信、マルチキャスト送信、またはブロードキャスト送信とすることができる。さらに、送信は、第2の通信デバイスに対するものとすることができる。
【0053】
一実施形態では、サイドリンクSPSは、アクティベーション・シグナリングなしで使用されることができる。さらに、サイドリンクSPSは、基地局からアクティベーション・シグナリングを受信した後に使用されることができる。
【0054】
図3および
図4に戻って参照すると、通信デバイスの1つの例示的な実施形態では、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、通信デバイスが、(i)セルに対して基地局によって複数のリソースプールで設定されることと、(ii)サイドリンクSPSのための設定で設定されることであって、その設定はリソースプール・インデックスを含む、設定されることと、(iii)複数のリソースプールのうちのリソースプール内のリソースを使用して、その設定に基づいてデバイス・ツー・デバイス・インタフェースでの送信を実行することであって、そのリソースプールはリソースプール・インデックスに関連付けれらている、実行することと、を行うことを可能にすることができる。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、本明細書に記載の上述のアクションおよびステップまたはその他のすべてを実行することができる。
【0055】
図18は、1つの例示的な実施形態による第1の通信デバイスの観点からのフローチャート1800である。ステップ1805では、第1の通信デバイスには、セルに対して基地局によって複数のリソースプールで設定される。ステップ1810では、第1の通信デバイスは、基地局からグラントを受信し、そのグラントは、複数のリソースプールのうちのリソースプールに関連付けられたリソースを示す。ステップ1815では、第1の通信デバイスは、そのリソースを使用して、デバイス・ツー・デバイス・インタフェースでの送信を実行する。
【0056】
一実施形態では、関連付けは、グラント内のリソースプール・インデックスを介して示すことができ、リソースプールは、リソースプール・インデックスで設定することができる。この関連付けは、グラント内のヌメロロジ・インデックスを介して示すこともでき、リソースプールは、ヌメロロジ・インデックスで設定されたヌメロロジに関連付けられることができる。追加的には、関連づけは、グラント内の帯域幅部分インデックスを介して示すことができ、リソースプールは、帯域幅部分インデックスで設定された帯域幅部分と関連付けられることができる。さらに、関連付けは、グラント内のTCI(Transmission Configuration Indication)状態を介して示すことができ、リソースプールは、TCI状態と関連付けることができる。関連付けは、グラント内のSSB(Synchronization Signal Block)関連情報を介して指示されることができ、リソースプールは、SSB関連情報によって示されるSSBと関連付けられることができる。複数のリソースプールは、D2DインタフェースでのV2X通信のためのものとすることができる。
【0057】
一実施形態では、セルは、SpCellまたはPCellとすることができる。セルはまた、SCellとすることができる。
【0058】
一実施形態では、グラントは、サイドリンク・グラントまたはD2Dインタフェースのためのグラントとすることができる。グラントを受信することは、リソースをスケジューリングするための下りリンク制御信号(例えば、PDCCH信号)を受信することを指すことができる。グラントを受信することはまた、基地局によって設定されたグラントで設定されることを指すことができる。
【0059】
一実施形態では、送信は、ユニキャスト送信、マルチキャスト送信、またはブロードキャスト送信とすることができる。さらに、送信は、第2のデバイスに対するものとすることができる。
【0060】
図3および
図4に戻って参照すると、第1の通信デバイスの1つの例示的な実施形態では、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、第1の通信デバイスが、(i)セルに対して基地局によって複数のリソースプールで設定されること、(ii)基地局からグラントを受信することであって、そのグラントは、複数のリソースプールのうちのリソースプールに関連付けられたリソースを示すここと、(iii)そのリソースを使用して、デバイス・ツー・デバイス・インタフェースでの送信を実行することと、を可能にすることができる。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、本明細書に記載の上述のアクションおよびステップまたはその他のすべてを実行することができる。
【0061】
図19は、1つの例示的な実施形態による第1の通信デバイスの観点からのフローチャート1900である。ステップ1905では、第1の通信デバイスには、セルに対して基地局によって複数のリソースプールで設定される。ステップ1910では、第1の通信デバイスには、複数のリソースプールのうちのリソースプールを情報に関連付けるための設定で設定される。ステップ1915では、第1の通信デバイスは、その情報に基づいて基地局からリソースをスケジューリングするためのグラントを受信する。ステップ1920では、第1の通信デバイスは、そのリソースを使用して、デバイス・ツー・デバイス・インタフェースでの送信を実行する。
【0062】
一実施形態では、その情報は、グラントをスクランブルするためのアイデンティティ、検索空間設定、CORESET(Control Resource Set:制御リソースセット)設定、CORESETインデックスもしくはアイデンティティ、TCI状態もしくはTCI状態のインデックス、またはSSBインデックスまたはSSBに関連する時間および/または周波数リソース情報とすることができる。
【0063】
一実施形態では、複数のリソースプールは、D2DインタフェースでのV2X通信のためのものとすることができる。セルは、SpCellまたはPCellとすることができる。セルはまた、SCellとすることができる。
【0064】
一実施形態では、グラントは、サイドリンク・グラントまたはD2Dインタフェースのためのグラントとすることができる。グラントを受信することは、リソースをスケジューリングするための下りリンク制御信号(例えば、PDCCH信号)を受信することを指すことができる。グラントを受信することはまた、基地局によって設定されたグラントで設定されることを指すことができる。
【0065】
一実施形態では、送信は、ユニキャスト送信、マルチキャスト送信、またはブロードキャスト送信とすることができる。送信はまた、第2のデバイスに対するものとすることができる。
【0066】
図3および
図4に戻って参照すると、第1の通信デバイスの1つの例示的実施形態では、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、第1の通信デバイスが、(i)セルに対して基地局によって複数のリソースプールで設定されることと、(ii)複数のリソースプールのうちのリソースプールを情報に関連付けるための設定で設定されることと、(iii)その情報に基づいて基地局からリソースをスケジュールするためのグラントを受信することと、(iv)そのリソースを使用して、デバイス・ツー・デバイス・インタフェースでの送信を実行することと、を行うことを可能にすることができる。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、本明細書に記載の上述のアクションおよびステップまたはその他のすべてを実行することができる。
【0067】
図20は、1つの例示的な実施形態による第1の通信デバイスの観点からのフローチャート2000である。ステップ2005では、第1の通信デバイスは、セルに対して第1の帯域幅部分で設定される。ステップ2010では、第1の通信デバイスは、セルに対して基地局によって複数のリソースプールで設定される。ステップ2015では、第1の通信デバイスは、リソースをスケジューリングするために、第1の帯域幅部分でグラントを基地局から受信する。ステップ2020では、第1の通信デバイスは、複数のリソースプールのうちのリソースプール内のリソースを使用して、デバイス・ツー・デバイス・インタフェースでの送信を行い、そのリソースプールは、複数のリソースプールのうち、第1の帯域幅部分に関連付けられたただ1つのリソースプールである。
【0068】
一実施形態では、第1の通信デバイスは、第2の帯域幅部分で設定されることができる。複数のリソースプールは、D2DインタフェースでのV2X通信のためのものとすることができる。セルは、SpCellまたはPCellとすることができる。セルはまた、SCellとすることができる。
【0069】
一実施形態では、グラントは、サイドリンク・グラントまたはD2Dインタフェースのためのグラントとすることができる。グラントを受信することは、リソースをスケジューリングするための下りリンク制御信号(例えば、PDCCH信号)を受信することを指すことができる。グラントを受信することはまた、基地局によって設定されたグラントが設定されることを指すことができる。
【0070】
一実施形態では、送信は、ユニキャスト送信、マルチキャスト送信、またはブロードキャスト送信とすることができる。送信はまた、第2のデバイスに対するものとすることができる。
【0071】
図3および
図4に戻って参照すると、第1の通信デバイスの1つの例示的実施形態では、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、第1の通信デバイスが、(i)セルに対して第1の帯域幅部分で設定されることと、(ii)セルに対して基地局によって複数のリソースプールで設定されること、(iii)リソースをスケジューリングするために、第1の帯域幅部分でグラントを基地局から受信することと、(iii)複数のリソースプールのうちのリソースプール内のリソースを使用して、デバイス・ツー・デバイス・インタフェースでの送信を行い、そのリソースプールは、複数のリソースプールのうち、第1の帯域幅部分に関連付けられたただ1つのリソースプールである、送信することと、を行うことを可能にすることができる。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、本明細書に記載の上述のアクションおよびステップまたはその他のすべてを実行することができる。
【0072】
以上、本開示の種々の態様を説明した。当然のことながら、本明細書の教示内容を多種多様な形態で具現化してよく、本明細書に開示したいかなる特定の構造、機能、または両者も代表的なものに過ぎない。本明細書の教示内容に基づいて、当業者には当然のことながら、本明細書に開示した態様は、他のいかなる態様からも独立に実装されることができ、これら態様のうちの2つ以上を種々組み合わせることができる。例えば、本明細書に記載した態様のうちの任意の数の態様を用いて、装置を実装することができ、方法を実現することができる。追加的に、本明細書に記載した態様のうちの1つ以上の追加または代替で、他の構造、機能、または構造と機能を用いて、このような装置を実装することができ、このような方法を実現することができる。上記概念の一部の一例として、いくつかの態様においては、パルス繰り返し周波数に基づいて、同時チャネルを確立することができる。いくつかの態様においては、パルス位置またはオフセットに基づいて、同時チャネルを確立することができる。いくつかの態様においては、時間ホッピングシーケンスに基づいて、同時チャネルを確立することができる。いくつかの態様において、パルス繰り返し周波数、パルス位置またはオフセット、および時間ホッピングシーケンスに基づいて、同時チャネルを確立することができる。
【0073】
当業者であれば、多様な異なるテクノロジおよび技術のいずれかを使用して、情報および信号を表わしてよいを理解するであろう。例えば、上記説明全体で言及されることがあるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場若しくは粒子、光場若しくは粒子、またはこれらの任意の組み合わせによって表わしてよい。
【0074】
さらに、当業者には当然のことながら、本明細書に開示された態様に関連して説明した種々の例示的な論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、およびアルゴリズムステップは、電子的ハードウェア(例えば、ソースコーディングまたはその他何らかの技術を用いて設計することがあるディジタル実装、アナログ実装、またはこれら2つの組み合わせ)、命令を含む種々の形態のプログラム若しくは設計コード(本明細書においては便宜上、「ソフトウェア」または「ソフトウェアモジュール」と称されることがある)、または両者の組み合わせとして実装されてよい。このハードウェアおよびソフトウェアの互換性を明確に示すため、種々の例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップを、概略的にそれぞれの機能の側面から上述した。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、特定用途およびシステム全体に課される設計上の制約によって決まる。当業者であれば、特定各用途に対して、説明した機能を様々なやり方で実装してもよいが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱の原因として解釈されるべきではない。
【0075】
追加的に、本明細書に開示される態様に関連して説明した種々の例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、集積回路(「IC」)、アクセス端末、またはアクセスポイント内で実装される、あるいはこれらによって実行されてよい。ICとしては、汎用プロセッサ、ディジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、その他プログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、電気部品、光学部品、機械部品、または本明細書で説明した機能を実行するように設計されたこれらの任意の組み合わせを含み、IC内、IC外、またはその両方に存在するコードまたは命令を実行してよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサとしてよいが、代替として、プロセッサは、従来の任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械としてよい。また、プロセッサは、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと協働する1つ以上のマイクロプロセッサ、またはその他任意のこのような構成である、コンピュータデバイスの組み合わせとして実装されてよい。
【0076】
任意の開示プロセスにおけるステップの如何なる特定の順序または階層は、実例的な手法の一例であることが了解される。設計の選好に基づいて、プロセスにおけるステップの特定の順序または階層を、本開示の範囲内に留まりつつ、再構成してよいことが了解される。添付の方法の請求項は、種々のステップの要素を実例的な順序で示しており、提示の特定順序または階層に限定されることを意図していない。
【0077】
本明細書に開示される態様に関連して記載された方法またはアルゴリズムのステップを、ハードウェアにおいて直接具現化してよく、プロセッサにより実行されるソフトウェアモジュールにおいて具現化してよく、これら2つの組み合わせにおいて具現化してよい。(例えば、実行可能な命令および関連するデータを含む)ソフトウェアモジュールおよび他のデータは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムバーブルディスク、CD-ROM等のデータメモリ、または当技術分野において知られているその他任意の形態のコンピュータ可読記憶媒体に存在してよい。実例的な記憶媒体がコンピュータ/プロセッサ(本明細書においては便宜上、「プロセッサ」と称されることがある)等の機械に結合されてよい、このようなプロセッサは、記憶媒体からの情報(例えば、コード)の読み出しおよび記憶媒体への情報の書き込みが可能である。実例的な記憶媒体は、プロセッサと一体化されてよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ASICに存在してよい。ASICは、ユーザ機器に存在していてもよい。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ディスクリートコンポーネントとしてユーザ機器に存在してよい。さらに、いくつかの態様においては、任意の適当なコンピュータプログラム製品が、本開示の態様のうちの1つ以上に関連するコードを含むコンピュータ可読媒体を含んでもよい。いくつかの態様において、コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料を含んでよい。
【0078】
以上、種々の態様に関連して本発明を説明したが、本発明は、さらに改良可能であることが了解される。本願は、概して本発明の原理に従うと共に、本発明が関係する技術分野における既知で慣習的な実施となるような本開示からの逸脱を含む本発明の任意の変形、使用、または適応を網羅することを意図している。