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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-02
(45)【発行日】2022-05-13
(54)【発明の名称】電動草取り鎌
(51)【国際特許分類】
   A01D 34/47 20060101AFI20220506BHJP
【FI】
A01D34/47
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2020114703
(22)【出願日】2020-07-02
(65)【公開番号】P2021192603
(43)【公開日】2021-12-23
【審査請求日】2020-07-02
(31)【優先権主張番号】10-2020-0069044
(32)【優先日】2020-06-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】520241990
【氏名又は名称】トゥワイ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】シン、ユン チョル
【審査官】竹中 靖典
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-052220(JP,A)
【文献】特開2016-013119(JP,A)
【文献】特開平07-327455(JP,A)
【文献】特開2015-101865(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01D A01D 34/00 - 43/077
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一定長さを有し、一側には動力源が具備されて他側には前記動力源の回転力が伝達されるシャフトが突き出される作業棒と、
円板型状でなされ、中央部位に前記シャフトが挿入される第1貫通ホールが形成される上部カバーと、
板状構造でなされ、中央部位には前記シャフトが挿入される第2貫通ホールが形成され、締結手段によって前記シャフトの端部と結合されて前記上部カバーの下面に密着される回転板と、及び
前記回転板の縁に沿って垂直で突き出されて形成される草取り鎌の複数の刃とを含んで、
前記草取り鎌の刃は、
一方向に向かうほど突き出された長さがますますさらに短くなるように形成されると共に、
それぞれの前記刃が複数個の溝部で分けられる複数の刃部から構成され、
前記刃部の一部は端部が前記第2貫通ホールから外側方向に折曲されて形成され、
前記刃部の別の一部は端部が前記第2貫通ホールから内側方向に折曲されて形成される
ことを特徴とする電動草取り鎌。
【請求項2】
前記草取り鎌の刃は、
複数個で前記シャフトの中心を基準で放射形に配列され、相互間に一定間隔で離隔されて配列されて前記草取り鎌の刃と隣接した草取り鎌の刃の間に空の空間が形成されることで、地面の異物が前記草取り鎌の刃と隣接した草取り鎌の刃の間に空の空間に排出されるようにすることを特徴とする請求項1に記載の電動草取り鎌。
【請求項3】
前記草取り鎌の刃は、
前記草取り鎌の刃の下部面にふくらんでいるように形成される複数個の刃部を含んで、
前記草取り鎌の刃の回転時、地面が掻くようにすることを特徴とする請求項1に記載の電動草取り鎌。
【請求項4】
前記草取り鎌の刃は、一側がラウンドになるように形成されることを特徴とする請求項1に記載の電動草取り鎌。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動草取り鎌としてより詳しくは、作業の効率性を向上させると共に飛散する石などによって発生することがある安全事故を最小化し、粘度が高い泥などが刃に付着されることを最小化する電動草取り鎌に関するものである。
【背景技術】
【0002】
畑に農作物を耕作するか、または野地を開墾して畑で使用するためには土で雑草らをとり除くか、または土を覆して石をつまみ出さなければならないが、このような作業のために使われる農機具が草取り鎌である。通常的に草取り鎌は取っ手と三角板状構造の草取り鎌刃でなされる小さな農機具として、草取り鎌を利用した作業は座った姿勢で少しずつ動く方式でなされる。一例で、大韓民国公開実用新案第20-2019-0003175号(2019.12.27.)には畑の畝や畝間に咲いた草を簡便に除去する時に使用するのに好適であるように鎌刃を付着した草取り用鎌草取り鎌に対して開示している。
【0003】
このような草取り鎌を利用した作業はその自体が非常に大変であるために、一層便利な作業のために動力草取り鎌が開発されている。この技術はホイールが設けられた車体に草取り鎌を設けて、作業者が車体を押して行けば車体に別途に設けられる動力源が草取り鎌を回転させる方式で雑草をとり除くか、または土は覆すようになる。
【0004】
しかし、前記のような従来の場合、作業過程で石などによって刃が易しく破損される可能性があり、この場合破損された刃による安全事故発生が問題点があった。また、荷重が刃の一支点に集中されて作用するようになって刃が急激に摩耗されて交替に必要となる費用及び時間が増加し、傾いた畝や畝間の作業時に刃が畝や畝間にめりこむことで安全事故が発生することがある問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】大韓民国公開実用新案第20-2019-0003175号(2019.12.27.)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述したような先行技術の問題点を解決するために案出されたものであり、作業の効率性を向上させると共に飛散する石などによって発生することがある安全事故を最小化して粘度が高い泥などが刃に付着されることを最小化する電動草取り鎌を提供することにその目的がある。
【0007】
本発明が解決しようとする課題らは以上で言及した課題で制限されないし、ここに言及されない本発明が解決しようとするまた他の課題らは、下の記載から本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者に明確に理解されることができるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の望ましい一実施例による電動草取り鎌において、一定長さを有し、一側には動力源が具備されて他側には前記動力源の回転力が伝達されるシャフトが突き出される作業棒と円板形状でなされ、中央部位に前記シャフトが挿入される第1貫通ホールが形成される上部カバーと板状構造でなされ、中央部位には前記シャフトが挿入される第2貫通ホールが形成され、前記シャフトの端部と結合されて前記上部カバーの下面に密着される回転板と前記回転板の縁に沿って垂直で突き出されて形成される草取り鎌の刃を含んで、前記草取り鎌の刃は、一方向に向かうほど突き出された長さがますますさらに短くなるように形成され、作業者が前記作業棒を地面を基準で斜めに傾ければ、前記草取り鎌の刃の端部が前記地面に全体的に均一に接触されるようにすることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の望ましい一実施例による前記草取り鎌の刃は、複数個で前記シャフトの中心を基準で放射形に配列され、相互間に一定間隔で離隔されて配列されて前記草取り鎌の刃と隣接した草取り鎌の刃の間に空の空間が形成されることで、地面の異物が前記草取り鎌の刃と隣接した草取り鎌の刃との間に空の空間に排出されるようにすることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の望ましい一実施例による前記草取り鎌の刃は、前記草取り鎌の刃の下部面にふくらんでいるように形成される複数個の刃部を含んで、前記草取り鎌の刃の回転時、地面が掻くようにすることを特徴とする。
また、本発明の望ましい一実施例による前記草取り鎌の刃は、一側がラウンドになるように形成されることを特徴とする。
また、本発明の望ましい一実施例による前記草取り鎌の刃は、端部が折曲されて形成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
前記課題の解決手段によって、本発明の電動草取り鎌は草取り鎌の刃が一方向に向けるほど突き出された長さがますますさらに短くなるように形成され、作業者が作業棒を地面を基準で斜めに傾ければ草取り鎌の刃の端部が地面に全体的に均一に接触されるようにして有効作業面積が増加するようになって作業効率が向上するようにすることにその効果がある。
【0012】
また、本発明の電動草取り鎌は、草取り鎌の刃の一部位が集中的に外力を受けないで、全体的に均一に外力を受けるようにして草取り鎌の刃の一部位が急激に摩耗されて寿命が減少することを防止することができる利点がある。
【0013】
また、本発明の電動草取り鎌は、作業者が腰を伸ばした状態で作業棒を傾けて作業を遂行しても草取り鎌の刃が地面に全体的に均一に接触されるようにすることで、作業者の疲れ感を画期的に減少させることができる利点がある。
【0014】
また、本発明の電動草取り鎌は、草取り鎌の刃と隣接した草取り鎌の刃の間に空の空間が形成されることで、地面の異物が草取り鎌の刃と隣接した草取り鎌の刃の間に空の空間に排出されるようにして草取り鎌の刃が損傷されることを防止することができるし、石などのような堅い物質が飛散しても作業者に向ける方向に跳ねることを最小化して安全事故を防止することができる利点がある。
【0015】
また、本発明の電動草取り鎌は、草取り鎌の刃の前方がラウンドになるように形成されて畝や畝間のように平坦ではない地面に接触される時、草取り鎌の刃の前方が平坦ではない地面にめりこむことを防止することで、安全事故を予防することができる利点がある。
【0016】
本発明の効果は以上で言及した効果に制限されないし、ここに言及されない本発明の効果は下の記載から本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者に明確に理解されることができるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】(a)は本発明の一実施例による電動草取り鎌の構成を示した斜視図である。 (b)は本発明の一実施例による電動草取り鎌の構成を示した分解図である。
図2】本発明の一実施例による電動草取り鎌の草取り鎌の刃の姿を示した図面である。
図3】(a)は本発明の一実施例による電動草取り鎌の草取り鎌の刃が漸次的に短く形成された姿を示した図面である。
【0018】
(b)は本発明の一実施例による電動草取り鎌の草取り鎌の刃を傾けて作業することが容易であり、草取り鎌の刃が地面に全体的に接触される姿を示した図面である。
図4】(a)は本発明の一実施例による電動草取り鎌の草取り鎌の刃と隣接した草取り鎌の刃の間に空の空間が形成された姿を示した図面である。 (b)は本発明の一実施例による電動草取り鎌の草取り鎌の刃と隣接した草取り鎌の刃の間に空の空間で異物が流動する姿を示した図面である。
図5】(a)は本発明の他の実施例による電動草取り鎌の複数個の刃部を示した図面である。 (b)は本発明のまた他の実施例による電動草取り鎌の草取り鎌の刃の長さ対比溝部の長さを示した図面である。 (c)は本発明のまた他の実施例による電動草取り鎌の草取り鎌の刃の前方がラウンドになるように形成された姿を示した図面である。
図6】本発明のまた他の実施例による電動草取り鎌の草取り鎌の刃の端部が折曲されて形成された姿を示した図面である。
図7】(a)は本発明のまた他の実施例による電動草取り鎌の複数個の刃部がお互いに異なる角度で折曲されて形成された姿を示した図面である。 (b)は本発明のまた他の実施例による電動草取り鎌の作業時、飛散する石が草取り鎌の刃にぶつかって地面に安着される姿を示した図面である。
図8】本発明のまた他の実施例による電動草取り鎌の複数個の刃部の端部がそれぞれお互いに異なる方向に折曲されて形成された姿を示した図面である。
図9】本発明のまた他の実施例による電動草取り鎌の回転板の各辺が回転板の中心を基準に内側に凹に形成された姿を示した図面である。
図10】(a)は本発明の一実施例による電動草取り鎌の回転板が三角形の板状構造で形成されて泥のような粘性の高い物質が粘着された姿を示した図面である。
【0019】
(b)は本発明のまた他の実施例による電動草取り鎌の回転板の各辺が回転板の中心を基準に内側で凹に形成されて泥のような粘性の高い物質が粘着されないで流動する姿を示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本明細書で使われる用語に対して簡略に説明し、本発明に対して具体的に説明することにする。
【0021】
本発明で使われる用語は本発明での機能を考慮しながら可能な限り現在広く使われる一般的な用語を選択したが、これは当分野に携わる技術者の意図または判例、新しい技術の出現などによって変わることがある。したがって、本発明で使われる用語は単純な用語の名称ではない、その用語が有する意味と本発明の全般にわたった内容を土台で定義されなければならない。
【0022】
明細書全体である部分がある構成要素を“含む”とする時、これは特別に反対される記載がない限り他の構成要素を除くものではなく、異なる構成要素をさらに含むことができることを意味する。
【0023】
下では添付した図面を参考して本発明の実施例に対して本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者が容易に実施できるように詳しく説明する。しかし、本発明はいろいろ相異な形態で具現されることができるし、ここで説明する実施例に限定されない。
【0024】
本発明に対する解決しようとする課題、課題の解決手段、発明の効果を含んだ具体的な事項は次に記載する実施例及び図面らに含まれている。本発明の利点及び特徴、そして、それらを達成する方法は添付される図面と共に詳細に後述されている実施例らを参照すれば明確になるであろう。
以下、添付された図面を参照して本発明をより詳しく説明することにする。
【0025】
本発明の望ましい一実施例による電動草取り鎌において、一定長さを有し、一側には動力源(図示せず)が具備されて他側には前記動力源の回転力が伝達されるシャフト110が突き出される作業棒100と円板形状でなされ、中央部位に前記シャフト110が挿入される第1貫通ホール210が形成される上部カバー200と板状構造でなされ、中央部位には前記シャフト110が挿入される第2貫通ホール320が形成され、締結手段によって前記シャフト110の端部と結合されて前記上部カバー200の下面に密着される回転板300を含む。
【0026】
先ず、前記作業棒100が設けられる。前記作業棒100は作業者が作業過程で把持する棒として、一定長さを有して、その一側には図示されなかった前記動力源が具備され、その他側には動力源の回転力が伝達される前記シャフト110が突き出される。前記動力源は小型エンジンまたはモータでなされることができるし、作業棒関連技術は関連業界に広く知られているので詳細な説明は略する。
【0027】
次に、前記上部カバー200が設けられる。前記上部カバー200は円板形状でなされて、その中央部位には前記第1貫通ホール210が形成される。前記第1貫通ホール210には前記シャフト110が挿入される。前記上部カバー200の角部位は下方に曲率をなす形状でなされることができる。このような場合、作業過程で飛散される石などを地面に飛び出て安全事故をあらかじめ防止することができる。
【0028】
次に、前記回転板300が設けられる。前記回転板300は草取りまたは地面を暴く手段で、板状構造でなされてその中央部位には前記第2貫通ホール320が形成される。前記第2貫通ホール320は前記シャフト110が挿入される部分であり、前記上部カバー200が前記シャフト110に挿入されれば、前記上部カバー200下面に前記回転板300が密着され、前記第2貫通ホール320を通過して露出される前記シャフト110の端部はナットのような締結手段によって結合される。これによって、前記シャフト110が回転すれば、前記上部カバー200及び回転板300それぞれは前記シャフト110と共に回転するようになる。
【0029】
この時、前記回転板300は前記回転板300の縁に沿って垂直で突き出されて形成される草取り鎌の刃310を含んで、前記草取り鎌の刃310は一方向に向けるほど突き出された長さがますますさらに短くなるように形成され、作業者が前記作業棒100を地面を基準に斜めに傾ければ前記草取り鎌の刃310の端部が前記地面10に全体的に均一に接触されるようにする。
【0030】
より詳細には、図2を参照すれば、前記回転板300は三角形形状の板状構造で形成され、前記回転板300の縁には前記草取り鎌の刃310が前記地面10を向ける方向に垂直で突き出されて形成される。
【0031】
この時、前記草取り鎌の刃310は一方向に向けるほど前記回転板300から突き出される長さがますますさらに短くなるように形成される。一例で、図3の(a)を参照すれば、前記草取り鎌の刃310は右側に向けるほど前記回転板300から突き出される長さがますますさらに短くなるように形成されることである。
【0032】
したがって、図3の(b)のように、作業者が前記作業棒100を斜めに傾ければ前記草取り鎌の刃310の端部が全体的に均一に前記地面10に接触されることで、前記草取り鎌の刃310と地面10が接触される面積を最大化することができる。言い換えれば、草取りまたは前記地面10を暴く作業をよりさらに効率的に遂行することができることである。すなわち、前記草取り鎌の刃310が前記地面10を 滑リ出すことができる有効作業面積が増加するようになって作業効率が向上するようになることである。
【0033】
また、草取りまたは前記地面10を暴く作業を繰り返し的に遂行しても前記草取り鎌の刃310の一部位が集中的に外力を受けないで、全体的に均一に外力を受けるようにして前記草取り鎌の刃310の一部位が急激に摩耗されて寿命が減少することを防止することができる利点がある。
【0034】
また、作業者が腰を伸ばした状態で前記作業棒100を傾けて作業を遂行しても前記草取り鎌の刃310が前記地面10に全体的に均一に接触されるようにすることで、作業者の疲れ感を画期的に減少させることができる利点がある。
【0035】
また、前記草取り鎌の刃310は複数個で前記シャフト110の中心を基準で放射形に配列され、相互間に一定間隔で離隔されて配列されて前記草取り鎌の刃310と隣接した草取り鎌の刃310の間に空の空間が形成されることで、地面の異物が前記草取り鎌の刃310と隣接した草取り鎌の刃310の間に空の空間に排出されるようにする。
【0036】
より詳細には、図4の(a)を参照すれば、前記草取り鎌の刃310と隣接した草取り鎌の刃310の間には空の空間が形成される。すなわち、前記回転板300の角をなした部位に空の空間が総3個が形成されることである。よって、図4の(b)を参照すれば、作業時、前記草取り鎌の刃310が前記地面10を掻くか、または暴くことによって、前記地面10に置かれていた石20が前記草取り鎌の刃310と隣接した草取り鎌の刃310の間に流入されても、前記草取り鎌の刃310と隣接した草取り鎌の刃310の間の空の空間に前記石20が抜け出るようにすることで、前記草取り鎌の刃310に挟まるか、または前記回転板300と共に回転して前記草取り鎌の刃310が損傷されることを防止することができる利点がある。これと併せて、作業時、前記石20が飛散して飛び出ても前記石20が作業者に向ける方向に飛ばないようにすることで、安全事故を最小化することができる利点がある。
【0037】
また、前記草取り鎌の刃310は前記草取り鎌の刃310の下部面にふくらんでいるように形成される複数個の刃部を含んで、前記草取り鎌の刃310の回転時地面が掻くようにする。
【0038】
より詳細には、図5の(a)を参照すれば、前記草取り鎌の刃310は相対的に前方に具備され、前記草取り鎌の刃310から一番短い長さで突き出されて形成される第1刃部311と前記第1刃部311に接するように具備され、前記第1刃部311よりさらに長く突き出されて形成される第2刃部312と前記第2刃部312に接するように具備され、前記第2刃部312よりさらに長く突き出されて形成される第3刃部313と前記第3刃部313と接するように具備され、前記第3刃部313よりさらに長く突き出されて形成される第4刃部314と前記第1刃部311、第2刃部312、第3刃部313及び第4刃部314の間にそれぞれ具備される複数個の溝部315を含むことができる。
【0039】
この時、前記複数個の溝部315は地面と接触される部分が鋭く形成されて前記地面10を掻き出す役割を遂行するようにして、前記複数個の刃部は地面と接触される部分が平たいか、またはラウンドになるように形成されて前記地面10を滑って雑草をとり除く役割を遂行するようにする。すなわち、前記複数個の刃部が前記草取り鎌の刃310の下部面にそれぞれ既設定された間隔程度離隔されてふくらんでいるように形成されることで、前記複数個の溝部315が形成されて前記草取り鎌の刃310の回転時前記地面10が掻くようにすることである。
【0040】
ここで、図5の(b)を参照すれば、前記複数個の溝部315は前記草取り鎌の刃310の突き出された長さに0.2倍乃至0.4倍の長さで形成されることができる。この時、前記複数個の溝部315が前記草取り鎌の刃310の突き出された長さに0.2倍未満の長さで形成されれば、作業時地面を深く掻き出すことができなくて除草作業が容易に遂行されなくて作業の効率が減少するようになる問題点がある。また、前記複数個の溝部315が前記草取り鎌の刃310の突き出された長さに0.2倍を超過する長さで形成されれば、前記草取り鎌の刃310の剛性が減少して作業時前記草取り鎌の刃310が易しく損傷されるか、または破損されて前記草取り鎌の刃310の寿命が減少するようになる問題点がある。よって、前記複数個の溝部315は前記草取り鎌の刃310の突き出された長さに0.2倍乃至0.4倍の長さで形成されることである。
【0041】
また、前記草取り鎌の刃310は一側がラウンドになるように形成されることができる。より詳細には、図5の(c)を参照すれば、前記第1刃部311の前方はラウンドになるように形成されて畝や畝間のように平坦ではない地面10に接触される時、前記第1刃部311の前方が前記平坦ではない地面10にめりこむことを防止することで、安全事故を予防することができる利点がある。すなわち、前記第1刃部311の前方はラウンドになるように形成されて前記平坦ではない地面10でも作業を滑っこく遂行するようにする。
【0042】
また、前記草取り鎌の刃310は端部が折曲されて形成されることができる。より詳細には、図6を参照すれば、前記草取り鎌の刃310の端部は前記第2貫通ホール320の中心を基準で放射方向(外側方向)に折曲されて形成されることができる。これを通じて、前記草取り鎌の刃310が前記地面10と接触される時前記草取り鎌の刃310が受ける負荷を減少させることで、前記草取り鎌の刃310の寿命を増加させることができる利点がある。すなわち、前記草取り鎌の刃310が前記地面10に垂直方向に接触されないでななめに傾いて接触されるようにすることで、前記草取り鎌の刃310が受ける負荷を減少させて損傷されるか、または破損されることを最小化することができることである。
【0043】
また、前記草取り鎌の刃310の端部は一方向に向けるほど漸次的にさらに折曲されて外側に傾くように形成されるようにして、前記草取り鎌の刃310が前記地面10と接触される面積を最大化することができる。より詳細には、図7の(a)を参照すれば、前記第1刃部311の端部より前記第2刃部312の端部がさらに外側に折曲されて形成され、前記第2刃部312の端部より前記第3刃部313の端部がさらに外側に折曲されて形成されるようにすることで、前記草取り鎌の刃310の有効作業半径を増加させることができる。
【0044】
また、図7の(b)を参照すれば、前記草取り鎌の刃310の端部が折曲されて形成されることで、作業時飛散される石20が前記草取り鎌の刃310にぶつかって地面方向に落ちるようにすることで、前記石20が作業者に向けて跳ねることを最小化することができる利点がある。
【0045】
また、図8の(a)を参照すれば、前記複数個の刃部はお互いに異なる方向に折曲されて形成されることができる。一例で、図8を参照すれば、前記第1刃部311と第3刃部313は前記第2貫通ホール320の中心を基準に外側方向に折曲されて形成され、前記第2刃部312は前記第2貫通ホール320の中心を基準に内側方向に折曲されて形成されるようにすることで、前記草取り鎌の刃310が前記地面10と接触される面積を最大化して有効作業半径を増加させることができる。
【0046】
また、図9を参照すれば、前記回転板300の各辺は前記第2貫通ホール320の中心を基準に内側に凹に陷沒されるように形成されることができる。言い換えれば、前記回転板300の各辺は‘U’字形状で前記第2貫通ホール320の中心を基準に内側にラウンドになるように形成されることができる。
【0047】
より詳細には、図10の(a)のように前記回転板300が三角形形状の板状構造で形成される場合、じめじめしている状態の前記地面10で作業を遂行する時前記回転板300と草取り鎌の刃310との間に泥30が付着される問題が発生することがある。すなわち、前記回転板300と草取り鎌の刃310との間に粘性が高い物質が付着されて嵩が漸次的に大きくなることで、作業の効率性が減少されることができることである。これに反して、図10の(b)のように前記回転板300の各辺が前記第2貫通ホール320の中心を基準に内側に凹に形成されるようにすることで、前記回転板300と草取り鎌の刃310との間に前記泥30のような粘性が高い物質が付着されることを最小化できる利点がある。
【0048】
次に、本発明の電動草取り鎌は上面部位には前記作業棒100の下側部位が安置される安置溝410が形成されて結合片430によって作業棒100の他側部位下部に結合される作業奉安置台420と半円をなす帯形状でなされ、中央部位上側が作業奉安置台420の前面部位と結合されるカバー支持台460が具備される後面カバー支持台400をさらに含むことができる。
【0049】
より詳細には、前記後面カバー支持台400は後述する後面カバー500の装着のための手段であると共に石20などの飛散による作業者の安全事故を防止する手段で、前記作業奉安置台420及びカバー支持台460でなされる。前記作業奉安置台420は図1のように前記結合片430によって前記作業棒100の他側部位下部に結合される部分であり、その上面部位には前記安置溝410が形成される。前記安置溝410は陷沒された半円形状でなされることができるし、前記作業棒100の下側部位が密着されて安置される。前記カバー支持台460は半円をなす帯形状でなされて、その中央部位上側が前記作業奉安置台420の前面部位と結合される。この時、前記カバー支持台460は前記作業奉安置台420と射出成形を通じて一体型構造でなされることができる。
【0050】
また、前記カバー支持台460の上側角部位に沿って一定幅の突出板470が形成されることができる。半円帯形状でなされる前記カバー支持台460の上側部位に前記突出板470が設けられれば、作業過程で後述する後面カバー500と前記上面カバー200との間空間を通じて上方に飛散する石などを下方に跳ね出して作業者を保護することができる。
【0051】
次に、本発明の電動草取り鎌は上側部位が前記カバー支持台460の後面に沿って結合され、下端で上側に一定長さを有して切開された複数個の切開溝が相互の間に一定間隔で離隔されて形成される弾性材質の後面カバー500をさらに含むことができる。
【0052】
より詳細には、前記後面カバー500は作業過程で雑草や石などが後方に飛散されることを防止する手段で、その上側部位が前記カバー支持台460の後面に沿って結合される。この時、前記後面カバー500には下端で上側に一定長さを有して切開される複数個の切開溝が相互間に一定間隔で離隔されて形成されることができる。前記後面カバー500はゴムなどのような弾性材質でなされることができ、両側面部位から中央部位に行くほど垂直高さが増加するように構成されることが望ましい。これは前記作業棒100を利用した作業特性を考慮する時後方に飛散される石などから作業者を非常に効果的に保護することができるためである。
【0053】
このように、前述した本発明の技術的構成は本発明が属する技術分野の当業者が本発明のその技術的思想や必須特徴を変更しなくても、他の具体的な形態で実施されることができるということを理解することができるであろう。
【0054】
それで、以上で記述した実施例らはすべての面で例示的なものであり、限定的なものではないこととして理解されなければならないし、本発明の範囲は前記詳細な説明よりは後述する特許請求範囲によって示されて、特許請求範囲の意味及び範囲、そして、その等価概念から導出されるすべての変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれるものとして解釈されなければならない。
【符号の説明】
【0055】
100 作業棒
110 シャフト
200 上部カバー
210 第1貫通ホール
300 回転板
310 草取り鎌の刃
311 第1刃部
312 第2刃部
313 第3刃部
314 第4刃部
315 溝部
320 第2貫通ホール
400 後面カバー支持台
410 安置溝
420 作業奉安置台
430 結合片
460 カバー支持台
470 突出板
500 後面カバー
10 地面
20 石
30 泥
h1 草取り鎌の刃の長さ
h2 溝部の長さ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10