(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-06
(45)【発行日】2022-05-16
(54)【発明の名称】灯具、および照明装置
(51)【国際特許分類】
F21K 9/278 20160101AFI20220509BHJP
F21S 2/00 20160101ALI20220509BHJP
F21S 8/04 20060101ALI20220509BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20220509BHJP
F21Y 115/15 20160101ALN20220509BHJP
F21Y 115/20 20160101ALN20220509BHJP
F21Y 115/30 20160101ALN20220509BHJP
【FI】
F21K9/278
F21S2/00 230
F21S8/04 110
F21Y115:10 300
F21Y115:10 500
F21Y115:15
F21Y115:20
F21Y115:30
(21)【出願番号】P 2018066653
(22)【出願日】2018-03-30
【審査請求日】2021-01-15
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108431
【氏名又は名称】村上 加奈子
(74)【代理人】
【識別番号】100153176
【氏名又は名称】松井 重明
(74)【代理人】
【識別番号】100109612
【氏名又は名称】倉谷 泰孝
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 康弘
(72)【発明者】
【氏名】池谷 博文
(72)【発明者】
【氏名】坂本 哲也
(72)【発明者】
【氏名】小津 祥平
【審査官】竹中 辰利
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-099277(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21K 9/278
F21S 2/00
F21S 8/04
F21Y 115/10
F21Y 115/15
F21Y 115/20
F21Y 115/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源と、
前記光源を点灯させるための点灯電力を生成する点灯装置と、
前記点灯装置に接続される配線具と、
一面の側に前記光源が配置されるとともに前記一面と反対側である他面の側に
前記点灯装置と前記配線具
とが配置される主部、および
、前記他面の側に立設して前記主部と一体に形成された1つの壁部を有する台座と、
を備え
、
前記他面の側には、前記点灯装置を間にして前記壁部と反対側であり、前記他面に垂直な方向に見て前記他面と重なる配線領域が形成されており、前記配線具は前記配線領域に配置される灯具。
【請求項2】
前記配線領域は、
前記壁部と反対側の端縁部が前記壁部から離れる向きに開放している請求項1に記載の灯具。
【請求項3】
前記配線領域は、
前記開放している前記端縁部と反対側が前記点灯装置によって閉塞されている請求項2に記載の灯具。
【請求項4】
前記配線領域は、
前記
開放している前記端縁部
と反対側が前記壁部によって閉塞されて
いる請求項
2または請求項
3に記載の灯具。
【請求項5】
前記配線領域は、
前記他面から離れる向きに開放
している請求項1から請求項
4のいずれか一項に記載の灯具。
【請求項6】
光源と、
前記光源を点灯させるための点灯電力を生成する点灯装置と、
前記点灯装置に接続される配線具と、
一面の側に前記光源が配置されるとともに前記一面と反対側である他面の側に
前記点灯装置と前記配線具
とが配置される主部、および
、前記他面の側に立設して前記主部と一体に形成された1つの壁部を有する台座と
、
を備え
、
前記他面の側には、前記点灯装置を間にして前記壁部と反対側であり、前記他面に垂直な方向に見て前記他面と重なる配線領域が形成されており、前記配線具は前記配線領域に配置される灯具と、
前記灯具が着脱自在に装着される照明器具と、
からなる照明装置。
【請求項7】
底面部、および、前記底面部の端部を基端部として立ち上がる側面部からなり、前記底面部と反対側が開口している収容部を有する照明器具と、
光源と、前記光源を点灯させるための点灯電力を生成する点灯装置と、一面の側に前記光源が配置されるとともに前記一面と反対側である他面の側に前記点灯装置が配置される主部、および、前記他面の側に立設して前記主部と一体に形成された1つの壁部からなる台座と、を有し、前記収容部の内部に一部が収容された状態で、前記底面部と前記他面とが向き合うように前記照明器具に装着される灯具と、
前記光源を点灯させる点灯電力の供給経路であり、前記灯具が前記照明器具に装着されて状態で、前記底面と前記他面との間の、前記点灯装置を間にして前記壁部と反対側に形成された配線領域に配置される配線具と、
を備えた照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、灯具および照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、光源が設けられた基板を支持する支持体と、支持体に支持された基板を覆うカバーと、支持体の基板を支持する側とは反対側に設けられた弾性体とを有する光源モジュールと、光源モジュールを取り付ける取付金具を有する器具本体とを備え、施工性を向上させた照明器具が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された照明器具において、光源が設けられた基板を支持する支持体は、側板の取り付け方向から見た形状が略U字状となっている。このため、支持体の両側壁が視覚的な障害となり、施工時における配線作業の妨げとなるおそれがあった。
【0005】
本発明は、上記のような課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、施工時の配線作業を向上させる灯具および照明装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る灯具は、光源と、前記光源を点灯させるための点灯電力を生成する点灯装置と、前記点灯装置に接続される配線具と、一面の側に前記光源が配置されるとともに前記一面と反対側である他面の側に前記点灯装置と前記配線具とが配置される主部、および、前記他面の側に立設して前記主部と一体に形成された1つの壁部を有する台座とを備え、前記他面の側には、前記点灯装置を間にして前記壁部と反対側であり、前記他面に垂直な方向に見て前記他面と重なる配線領域が形成されており、前記配線具は前記配線領域に配置されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、上記の構成により、施工時の配線作業を向上させる灯具および照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】実施の形態1に係る照明装置の斜視図である。
【
図2】実施の形態1に係る照明装置を灯具と灯具とに分割した分割斜視図である。
【
図3】実施の形態1に係る照明装置の正面図であり、灯具の灯具への取り付けを説明する図である。
【
図5】実施の形態1に係る台座とカバーとを組み合わせた状態の斜視図である。
【
図6】実施の形態1に係る台座と発光部とを組み合わせた状態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施の形態に係る透光性のカバー、および照明装置ついて、図面を参照して説明する。なお、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通することとする。そして、同一又はこれに相当するものは、説明の繰り返しを省略する場合がある。
【0010】
実施の形態の説明において、上、下、左、右、前、後、表、裏といった向きあるいは位置が示されている場合がある。これらの表記は、説明の便宜上、そのように記載されており、装置、器具、あるいは部品等の配置、方向および向きを限定するものではない。明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。
【0011】
実施の形態1.
本発明に係る灯具は、光源が一面の側に配置され、光源を点灯させる点灯電力の供給経路となる配線具が一面と反対側である他面の側に配置された主部、および他面の側に立設して前記主部と一体に形成された1つの壁部を有する台座とを備え、壁部は、配線具が配置される配線領域の端縁部に沿って形成して、施工時の配線作業を向上させたよび照明装置を提供するものである。
【0012】
<<照明装置1の全体の構成>>
図1から
図4を参照して、実施の形態1に係る照明装置1の全体の構成を説明する。
【0013】
図1は、実施の形態1に係る照明装置1の斜視図である。
図2は、実施の形態1に係る照明装置1を照明器具2と灯具3とに分割した分割斜視図である。
図3は、実施の形態1に係る照明装置の正面図であり、灯具の灯具への取り付けを説明する図である。
図4は、実施の形態1に係る照明器具3の断面図であり、
図1におけるA-Aの断面図である。
【0014】
図1に示すように、照明装置1は天井、壁などの造営部9に取り付けられて使用される照明装置である。本実施の形態では、照明装置1は長尺形状である。
【0015】
以下の説明において、照明装置1の長手方向に沿った方向を長手方向X、長手方向Xに直交し長手方向Xに対する短手方向を短手方向Y、長手方向Xおよび短手方向Yのいずれとも直交する方向を上下方向Zとする。また、長手方向において、長手端部側への向きを端向きX1とし、端向きX1と反対側への向きであり長手中央側への向きを中向きX2とする。さらに、上下方向Zにおいて、照明装置1が取り付けられる造営部9側(すなわち天井、壁などの被取付部側)への向きを上向きZ1とし、上向きZ1と反対側への向きであり照明装置1から光が照射される照射空間側への向きを下向きZ2とする。なお、上向きZ1は、灯具3が照明器具2に取り付けられる向きであり、下向きZ2は、灯具3が照明器具2から取り外される向きである。
【0016】
図1、
図2に示すように、照明装置1は、照明器具2に設けられた収容部200に灯具3が収容される構成となっている。照明器具2は収容部200に配置されるバネ22を有し、灯具3は台座31に配置されるバネ受具36を有する。
【0017】
照明装置1は、照明器具2の上面を天井、壁等の造営部9に直付け設置される直付けタイプの照明装置である。すなわち、照明装置1は、直付けタイプの照明器具2を備える。
図1および
図2に示す照明器具2の短手方向Yの幅寸法は、例えば、150mmである。
【0018】
<灯具3の取り付け方法>
ここで、
図3を参照して、照明器具2に灯具3を取り付ける方法(施工方法)を説明する。灯具3は、灯具、照明具などともいう。
【0019】
まず、造営部9である天井に照明器具2を取り付ける。照明器具2を天井に取り付ける方法には、天井からつり下げられている吊ボルトに照明器具2を固定する方法およびネジなどの固定具により直接天井に照明器具2を固定する方法などがある。
【0020】
照明器具2を造営部9に取り付ける際、天井から引き出された外部電源線であるFケーブルを、照明器具2の灯具取付部102の内部に引き込み、端子台243と接続する。このようにして、器具電源線240と器具電源線コネクタ241はFケーブルと電気的に接続される。
【0021】
次に、照明器具2側の連結部であるバネ22を灯具3側の連結部であるバネ受具36と係合させる。このとき、
図4に示すように、灯具3と照明器具2との間に作業空間が存在する仮の取り付け状態で、器具電源線240と光源電源線401とを電気的に接続するなどの作業が行われる。その後、灯具3を照明器具2に向かって上方に押し上げると、灯具3は弾性部材であるバネ22の弾性力によって引き上げられる。この結果、灯具3が照明器具2に取り付けられる。
【0022】
<灯具3の取り外し方法>
次に、灯具3を照明器具2から取り外す方法(施工方法)を説明する。灯具3を取り外す作業の手順は、灯具3を取り付ける作業の手順と逆の手順となる。
【0023】
作業者は、灯具3が照明器具2に取り付けられた状態から、カバー側部333を掴んで、灯具3を略水平の状態のまま照射側(下方)に引き下げ、灯具3と照明器具2との間に作業空間が存在する仮の取り付け状態とする。そして、バネ22の先端部をバネ受具36から取り外す。このようにして、灯具3が照明器具2から取り外される。
【0024】
<照明器具2の構成>
図1、
図2を参照して実施の形態1に係る照明器具2の構成を説明する。
【0025】
図1、
図2に示すように、照明器具2は、器具本体20と、器具本体20の両端部に取り付けられる器具端部21とを備える。照明器具2は長尺形状に形成されている。器具本体20は、短手方向Yに沿った断面形状(長手方向Xに沿って見た断面形状)が略コ字形状に形成され、長手方向Xに延設された収容部200を備える。実施の形態1では、器具本体20および器具端部21は、板金が折り曲げられて形成される。収容部200は折り曲げられた板金に囲まれた長尺形状の空間である。
【0026】
図2に示すように、収容部200は、長手方向Xに延びた器具底面部201と、短手方向Yにおける器具底面部201の両端部を基端部として立ち上がる器具側面部202とを備える。器具端部21は、収容部200の長手方向Xにおける両端部を覆うように器具本体20に取り付けられる。器具端部21には、複数の照明装置1を長手方向Xに連結設置する場合に送り電線の挿通等に開放するノックアウト210が形成されてもよい。
【0027】
収容部200は、長手方向Xに延びる3面を器具本体20に覆われ、長手方向Xにおける両端部を器具端部21によって覆われており、長手方向Xに延びる1面が開放されている。すなわち、照明器具2には開口縁部203に囲まれた矩形をなす開口が形成されている。灯具3はこの開口から収容部200の内部に一部が収納される。
【0028】
器具底面部201には、複数の貫通孔206が形成されており、本実施の形態では、貫通孔206として、商用電源から電力供給を受けるための電源線(図示は省略)を収容部200内に引き込む配線孔208と、固定具(図示は省略)を用いて照明器具2を造営部9に固定するための固定孔207が形成されている。
【0029】
照明器具2は、短手方向Yにおける収容部200の外側に、長手方向Xに延設された開口周部204を備える。本実施の形態では、開口周部204は器具本体20と一体に形成されている。開口周部204は、器具側面部201の基端部と反対側の先端部を短手方向Yにおける外側に向って折り曲げられている。開口周部204は、照射側に面した下面部であり、灯具3から照射される光の一部を照射空間側に反射する反射部である。開口周部204は鍔部ともいう。
【0030】
照明器具2は、短手方向Yにおける開口周部204の外側に、長手方向Xに延設された斜面部205を備える。本実施の形態では、斜面部205は器具本体20と一体に形成されている。斜面部205は、器具側面部201と反対側の先端部を上下方向Zにおける上向きZ1且つ短手方向Yにおける外側の向きである斜め上方に向って折り曲げられている。斜面部205は、灯具3から照射される光の一部を照射空間側に反射する反射部である。
【0031】
照明器具2は、長手方向Xにおける収容部200の端部に、短手方向Yに延設された開口周部211を備える。開口周部211は、収容部200の長手方向Xにおける両端部の一部を覆うように配置される。開口周部211は、照明器具2に灯具3を装着した状態で、照明器具2と灯具3との間の隙間を塞ぐ。本実施の形態では、開口周部211は器具端部21と一体に形成されている。開口周部211は、器具端部21の開口縁部203側を長手方向Xにおける中向きX2に向って折り曲げられている。開口周部211は、照射側に面した下面部あり、灯具3から照射される光の一部を照射空間側に反射する反射部である。開口周部211は鍔部ともいう。
【0032】
図5に示すように、収容部200には、照明器具2側の連結部であり器具側連結具であるバネ22、器具配線具24である器具電源線240、端子台243等が配置される。詳しくは、器具底面部201に、2つのバネ22、および端子台243が取り付けられている。バネ22は、後述する灯具3が備えるバネ受具36に対応する位置に配置される。端子台243は、電源端子台である。あるいは、端子台243は信号端子台である。端子台243は、電源端子台と信号端子台を一体に構成したものであってもよい。
【0033】
<器具配線具24>
図5に示すように、照明器具2の収容部200には、器具電源線240、制御線242、端子台243を含む器具配線具24、および電源電線(図示は省略)等が配設される。つまり、収容部200は配線空間としての機能を有する。
【0034】
端子台243は、ネジ25(図示は省略)を用いて器具底面部201に固定される。端子台243には、後述する灯具3の点灯装置35への電力供給経路となる器具電源線240が接続される。本実施の形態では、器具電源線240の先端部に器具電源線コネクタ241が設けられている。器具電源線コネクタ241は、後述する灯具3の点灯装置35に接続される光源電源線401の先端部に設けられた光源電源線コネクタ402と接続されることによって点灯装置35への電力供給経路となる。
【0035】
また、端子台243には、点灯装置35に接続され、点灯装置35から出力される点灯電力を調整する制御信号の伝達経路となる器具制御線242が接続されてもよい。この場合、端子台243は、器具電源線240が接続されるものと器具制御線242ものとを別々に備えてもよい。
【0036】
そして、端子台243には、外部電源(図示は省略)に接続され、外部電源からの電力供給経路となる電源電線(図示は省略)が接続される。
【0037】
さらに、端子台243には照明装置1を長手方向に連結した場合には、隣接する照明装置に電力や制御信号を送るための送り電線が接続される。この場合、収容部200内には、電源電線と送り電線とが配設される。
【0038】
<バネ22>
バネ22は、連結ユニット10を構成する照明器具2側の連結部であり器具側連結具ともいう。バネ22は、灯具3側の連結部であるバネ受具36と係り合う(係合する)ことによって灯具3を照明器具2に連結する。すなわち、バネ22は、灯具3のバネ受具36とともに、照明装置1の連結ユニット10を構成する。バネ22は、バネ鋼、ステンレス鋼等の金属製の弾性材料を用いて形成される。
【0039】
図2、4に示すように、本実施の形態では、2つのバネ22は、照明器具2の長手方向Xにおける両端部側にそれぞれ配置される。バネ22は、ネジ25を用いて器具底面部201に固定される。バネ22は、後述する灯具3が備えるバネ受具36に対応する位置に配置される。つまり、バネ22は、後述する灯具3が備えるバネ受具36に対応して、照明器具2の長手方向Xにおける一方の端部側に配置されてもよいし、長手方向Xにおける両方の端部側に配置されてもよい。なお、バネ22およびバネ22に対応して後述する灯具3が備えるバネ受具36は、灯具3に取り付けられる点灯装置35等と接触しない位置を選択して配置する。
【0040】
バネ22は、後述する灯具3が備えるバネ受具36と係り合い、灯具3を照明器具2に連結固定する。バネ22は、灯具3のバネ受具36とともに、灯具3を引っ張ることによって照明器具2に取り付ける連結ユニット10を構成する。
【0041】
<灯具3の構成>
図1から
図6を参照して実施の形態1に係る灯具3の構成を説明する。
【0042】
図2、
図3に示すように、灯具3は、発光部30、台座31、カバー33、点灯装置35、光源配線具40、バネ受具36を備える。灯具3は長尺形状に形成されている。灯具3は、照明器具2に形成された収容部200の内部に一部が収納された状態で、照明器具2に取り付けられる。
【0043】
<発光部30>
発光部30は、基板300と基板300に配置される発光素子301とからなる。本実施の形態では、基板300は、ガラス・エポキシ基板(FR-4)、ガラス・コンポジット基板(CEM-3)、紙エポキシ基板(FR-3)、紙フェノール基板(XPC)、金属ベース基板などを用いることができる。
【0044】
基板300は長尺形状であり、矩形状に形成されている。基板300は長手方向が照明装置の長手方向Xに沿うように、後述する台座31に設置される。基板300の実装面には、長手方向Xに沿って列状に複数の発光素子301が面実装されている。そして、基板300の少なくとも実装面には、導電性材料からなる配線パタン(図示は省略)が敷設されており、発光素子301と配線パタンとが電気的に接続されて光源回路が形成される。発光素子301と配線パタンとは、例えば、半田付けなどによって接続される。点灯装置35から基板300に点灯電力が供給されると、発光素子301が点灯する。
【0045】
本実施の形態では、発光素子301として発光ダイオード(Light Emitting Diode;以下、LEDと称す。)素子が用いられる。詳しくは、波長が440~480〔nm〕の青色光を出射するLEDチップ上に青色光を黄色光に波長変換する蛍光体を配してパッケージ化された面実装部品である疑似白色LED素子が用いられる。発光素子301から出射する光は、発光面に垂直な軸に対して対称に照射角αだけ広がる。本実施の形態では、発光素子301の照射角αは、例えば、120度である。
【0046】
基板300の実装面は、反射率が高い高反射タイプのレジストが敷設された高反射面である。高反射タイプのレジストは、例えば白色である。基板300の実装面には、高反射タイプのレジストに限らず、他の反射部材が、塗布、印刷、蒸着などの方法によって直接設けられてもよい。また、基板300とは別部材である反射部材が基板300に貼合されてもよい。
【0047】
基板300の非実装面は、台座主部310の載置面部312と当接する当接面である。基板300は、接着部材(図示は省略)によって台座主部310に貼合される。接着部材は、例えば接着剤、粘着シート等である。基板300の非実装面は、載置面部312と当接した状態で、発光素子301の動作熱を台座31へ伝達する熱伝達面である。
【0048】
<台座31>
図5、
図6も参照して台座31について説明する。
【0049】
図5は、実施の形態1に係る台座とカバーとを組み合わせた状態の斜視図である。
図6は、実施の形態1に係る台座と発光部とを組み合わせた状態の斜視図である。
【0050】
台座31は、例えば、鉄、アルミニウム等の金属材料を用いて形成される。台座31は、例えば金属製の板材を折り曲げて形成される。
【0051】
台座31は、長尺形状の平板である台座主部310と、台座主部310の短手方向Yにおける一端が折り曲げられて形成される1つの台座側部322とを備える。台座側部322は、主部と交差する方向に沿って主部に立設される立設部である。
【0052】
台座主部310の取付面部311には、発光素子301に供給する点灯電力生成する点灯装置35、2つのバネ受具36、光源配線具40が配置されている。また、取付面部311の反対側の面である載置面部312には、発光部30が載置されている。詳しくは、発光部30は、接着部材(図示は省略)を用いて、基板300の非実装面と載置面部312とを接着することによって、台座31に固定されている。台座31は、取付部材ともいう。台座31は、発光部30および点灯装置35の動作熱を受熱し、放散させるヒートシンクとして機能する。
【0053】
取付面部311のうち、点灯装置35と2つのバネ受具36とが配置されていない領域は、配線領域として使用できる。
【0054】
灯具3が照明器具2に取り付けられた状態で、取付面部311は照明器具2の側である上向きZ1に向いており、載置面部312は照明器具2と反対側である下向きZ2に向いている。
【0055】
台座側部322は、台座主部310の短手方向の両端を基端部323として取付面部311の側に折り曲げられて上向きZ1に立設している。基端部323と反対側の先端部は後述するカバー33が取り付けられる台座係合部324であり、外側にカール状の折り曲げ加工が施されている。台座側部322は、配線領域の短手方向における一方の端縁部に沿って長手方向Xに延設している。
【0056】
台座主部310の短手方向Yにおける他端側は、カバー33が取り付けられる台座係合部320であり、下側にカール状の折り曲げ加工が施されており、曲げ端部ともいう。曲げ端部である台座係合部324、配線領域の短手方向における他方の端縁部に沿って長手方向Xに延設している。
【0057】
図4、
図5、
図6に示すように、取付面部311は、短手方向Yにおける一端側が台座側部322によって閉塞されている。また、取付面部311は、短手方向Yにおける他端側が開放されている。台座31は、短手方向Yに切る断面(長手方向Xに沿って見た断面)が略L字形状である。すなわち、台座31は、略L字形状の断面形状で長手方向Xに沿って延設されている。
【0058】
<点灯装置35>
点灯装置35は、ネジ(図示は省略)等の固定具を用いて台座主部310の取付面部311に取り付けられている。詳しくは、主部310の短手方向における一端側に寄せて取り付けられている。点灯装置35は、商用電源等の外部電源から端子台243を介して供給される電力を、発光素子301を点灯させる点灯電力に変換して発光部30に供給する。点灯装置35は、点灯装置35の外郭部である電源ケース351と電源ケース351に収納され点灯電力を生成する電源回路が載置された電源ユニット(図示は省略)とを有する。
【0059】
台座係合部324のカール状の折り曲げ加工は、短手方向Yの外側に向って施されているため、電源ケース351の台座側部322に面した部分は台座側部322と当接させることができる。電源ケース351の台座側部322に面と台座側部322とは隙間が設けられてもよい。
【0060】
<光源配線具40>
取付面部311に設けられた配線領域には、器具電源線240と電気的に接続されて外部電源から点灯装置35への電力供給経路となる光源電源線401、点灯装置35で生成された点灯電力を発光部30に供給する経路となる給電線403、点灯装置35から出力される点灯電力を外部から制御するための制御信号の伝達経路となる制御線405を含む光源電線400が配置されている。光源電源線401の先端には光源電源線コネクタ402が取り付けられており、器具電源線240の先端に取り付けられた器具電源線コネクタ241と接続される。
【0061】
取付面部311のうち、電源ケース351が台座側部322と当接するように、短手方向Yにおける一端縁に寄せて配置された点灯装置35と台座係合部320との間の領域は、配線領域として使用できる。
【0062】
また、取付面部311に設けられた配線領域には、光源電線400を所定の位置に配置するための電線配置具406、光源電線400の接続部分等に加わる応力を軽減するために光源電線400を固定する電線保持具407が取り付けられている。
【0063】
給電線403は、台座31の取付面部311から、台座31の長手方向Xにおける端部を経由して、台座31の載置面部310へ配線される。給電線403に応力が加わったり、台座31の端部で損傷したりすることがないように、台座31の長手方向Xにおける端部に電線保持具407が設けられており、給電線403は、台座31の長手方向Xにおける端部に設けられた電線保持具407に保持されている。給電線403は基板300の実装面において、給電線403の給電コネクタ(図示は省略)と発光部30の基板コネクタ(図示は省略)とが接続される。
【0064】
<バネ受具36>
図3~
図5に示すように、本実施の形態では、2つのバネ受具36は、台座主部310の一面側であるある取付面部311の長手方向Xにおける両端部側にそれぞれ配置される。バネ受具36は、取付面部311に形成された台座取付部320にネジ50を用いて取り付けられる。バネ受具36は、照明器具2が備えるバネ22に対応する位置に配置される。つまり、バネ受具36は、照明器具2が備えるバネ22に対応して、灯具3の長手方向Xにおける一方の端部側に配置されてもよいし、長手方向Xにおける両方の端部側に配置されてもよい。なお、バネ受具36およびバネ受具36に対応して照明器具2が備えるバネ22は、灯具3に取り付けられる点灯装置35等と接触しない位置を選択して配置する。
【0065】
バネ受具36は、照明器具2が備えるバネ22と係り合い(係合し)、灯具3を照明器具2に連結固定する。バネ受具36は、照明器具2のバネ22とともに、灯具3を引っ張ることによって照明器具2に取り付ける連結ユニット10を構成する。そして、バネ受具36は、異なる寸法あるいは異なる形状のバネと相互に係り合い(係合し)、照明器具2と灯具3とを連結することができる。
【0066】
<カバー33>
図1から
図4、
図5を用いて、カバー33の構成を説明する。
図5は、
図1から
図4のフレーム部材220と主カバー330とを組み合わせた状態の斜視図であり、
図5(a)は端部カバー340を付した斜視図、
図5(b)は端部カバー340を付した斜視図である。
【0067】
図1から
図4、
図5に示すように、カバー33は、長尺形状に形成されており、長手方向が照明装置1の長手方向Xに沿うように発光素子301を覆って配置されている。カバー33は、長手方向Xに沿って延設した主カバー330と、主カバー330の長手方向Xにおける両端部に取り付けられている端部カバー340とを備える。カバー33は灯具2の外郭部であり発光部30を保護する機能を有している。
【0068】
<主カバー330>
【0069】
図7及び
図8に示されるように、主カバー330は、発光部210を覆うように長尺
に形成され、フレーム部材220の側端に取り付けられる。主カバー330は、乳白色
のアクリル樹脂など拡散性を有する材料により形成され、発光部210から照射される光
を拡散するものである。主カバー330は、短手方向Yにおいて、カバー正面部231
と、カバー側部232と、カバー底部233とを有している。
【0070】
主カバー330は、発光素子301の発光面と対向する透光部331と透光部331の短手方向Yにおける両端部と繋がり上向きZ1に立設する一対のカバー取付部336とを備える。透光部331およびカバー取付部336は、長手方向Xに沿って延在している。
【0071】
透光部331は、発光素子301の発光面と対向するカバー主部332と、カバー主部332の短手方向Yにおける両端部と繋がり上向きZ1に立設する1つのカバー側部333とを有する。
【0072】
カバー取付部336は、カバー側部333のカバー主部332と反対側の端部と繋がっており、台座側部322に沿って上向きZ1に立設した1つのカバー係合部337と台座主部310に沿って短手方向Yの発光素子301側に向って突設した1つの支持部338とを有する。
【0073】
カバー33は、カバー取付部336が台座31の短手方向Yにおける一端部に形成されている台座側部322を、短手方向Yにおける外側から覆うようにして台座31に取り付けられる。詳しくは、カバー33は、カバー係合部337が台座係合部324と係合し、カバー支持部338が台座主部310を支持することによって台座31に固定される。
【0074】
主カバー330は、樹脂材料を用いて押出成形などの方法によって製造される。主カバー330は、製品仕様に応じた所定の透過率を有するように形成される。主カバー330は全体が透光性の樹脂材料を用いて形成されてもよいし、透光部331を除く一部が遮光性の樹脂材料を用いて形成されてもよい。主カバー330は、樹脂材料として、例えば、アクリル、ポリカーボネート(PC)などを用いることができる。遮光性の樹脂材料として、高反射性の樹脂材料を用いることができる。主カバー330は、製品仕様に応じた所定の拡散率を有するように形成されてもよい。
【0075】
主カバー330の透過率および拡散率は、主カバー330の成形時に添加される添加剤の含有率(含有量)、あるいは、主カバー330の成形後の厚さ寸法などによって調整することができる。
【0076】
主カバー330は、押出成形で製造される場合、押出された後に製品仕様に応じた長さ寸法に切断される。切断面は、主カバー330の長手方向Xの両端面である。
【0077】
<端部カバー340>
端部カバー340は、光源ユニット200の長
手方向Xにおける端部に設けられ、主カバー330の長手方向Xの開口を塞ぐとともに、発光部210が照射する光を長手方向Xへ配光するものである。
【0078】
端部カバー340は、樹脂材料として、例えば、アクリル、ポリカーボネート(PC)などを用いることができる。遮光性の樹脂材料として、高反射性の樹脂材料を用いることができる。主カバー330は、製品仕様に応じた所定の拡散率を有するように形成されてもよい。
【0079】
端部カバー340は、主カバー330と接着剤、熱溶着などの接合手段により接合されている。端部カバー340は、主カバー330の端部に設けられており、光源ユニット200の長手方向Xにおける端部となる底部341と、端部カバー340の側面となる周部342とを有している。
【0080】
<本実施の形態の作用効果>
このように、本実施の形態では、灯具3の短手方向において、配線領域となる取付面部311片側の端部には、死角の原因となり配線作業を妨げる原因となる台座31の台座側壁部および台座側壁部と係合するカバー33の取付部が形成されていない。このため、照明装置1は施工時の配線作業が向上する。
【0081】
<その他>
上記の実施の形態において、照明装置1は、照明器具2の上面を天井、壁等の造営部9に直付け設置される照明器具2の短手方向Yの幅寸法が、例えば、150mm直付けタイプの照明装置であるものとして説明した。しかし、照明装置1は、灯具3といくつかの異なるタイプの灯具とを組み合わせることによって、さまざまなタイプの照明装置を構成することができる。本実施の形態における透光性のカバー33、および、カバー33を取り付けて使用される灯具3を用いることができる照明装置の一例を説明する。
【0082】
(バリエーション1)
照明装置は、灯具の短手方向の幅寸法が照明装置1(照明器具2)の短手方向Yの幅寸法の1.5~1.6倍であってもよい。具体的には、例えば、230mmの幅寸法を採用することができる。この際、天井等の造営部9に対する照明装置の斜面部の角度は、150mmの幅寸法の照明装置1(斜面部205)の角度よりも小さくなる。
【0083】
(バリエーション2)
直付けタイプの照明装置の別の例として、灯具の斜面部が収容部200の下端部から下方に向かって広がるように形成された反射笠タイプの灯具を組み合せたものであってもよい。
【0084】
(バリエーション3)
照明装置は、灯具3から照射される光を反射する構成を備えていないトラフタイプのような灯具が組み合わせてもよい。
【0085】
(バリエーション4)
照明装置は、灯具の少なくとも一部が天井等の造営部9に形成された取付孔に埋め込まれて取り付けられる埋込タイプの灯具を備えたものであってもよい。照明装置の短手方向Yにおける幅寸法は、例えば、100mm~150mm程度の寸法を採用することができる。
【0086】
(バリエーション5)
埋込タイプの照明装置は、Cチャンネル回避型の灯具を備えたものであってもよい。灯具の取付孔に埋め込まれる部分の高さが低く抑えられており、照明装置の短手方向Yにおける幅寸法は、例えば、220mm程度の寸法を採用することができる。
【0087】
(バリエーション6)
照明装置1において、照明器具2と灯具3との位置関係は、照明器具2が下で灯具3が上であってもよいし、両者が水平に位置するような関係であってもよいし、両者が斜めに位置するような関係であってもよい。また、照明装置1は、長手方向Xあるいは短手方向Yに複数連結して使用することができる。
【0088】
(バリエーション7)
照明装置1、照明器具2および灯具3は、いずれも長尺形状のものを例示して説明するが、これ限らず、正方形、円形、多角形など、他の形状を採用することができる。
【0089】
上記の実施の形態において、器具本体20および器具端部21は、板金が折り曲げられて形成されるものとして説明したが、これに限らない。器具本体20あるいは器具端部21は、押出成形などの方法で形成されたものであってもよい。また、器具本体20あるいは器具端部21は、金属材料以外の材料を用いて形成されてもよく、例えば、樹脂材料を用いて形成されたものであってもよい。
【0090】
上記の実施の形態において、発光部30は、パッケージ化された面実装型(SMD型)のLED素子を用いた態様について説明したが、これに限らない。光源部100は、複数のLEDチップが基板上に直接実装され、複数のLEDチップを蛍光体含有樹脂によって一括して封止した構成であるCOB(Chip On Board)型の発光部30であってもよい。
【0091】
上記の実施の形態において、発光素子としてLEDを例示して説明したが、固体レーザ(Solid State Laser)、半導体レーザ(Semiconductor Laser)、有機EL(ElectroLuminescence)または無機ELなどの発光素子を用いてもよい。そして、発光素子の数は、複数に限らず、1つであってもよい。詳しくは、長手方向の長さが基板300または台座31の長手方向の長さと略等しい、長尺の有機EL素子1つを発光素子301として用い、有機EL素子の長手方向と基板300または台座31の長手方向が並行になるように配置してもよい。
【0092】
上記の実施の形態において、台座31は、金属製の板材を折り曲げて形成されるものと説明したが、これに限らず、台座31は、押出成形など他の形成方法を用いて製造されるものであってもよい。また、台座31は、金属製以外に、樹脂材料、セラミック材料などを用いて製造されたものであってもよい。樹脂材料として、例えば、アクリル、ポリカーボネート(PC)などを用いることができる。
【0093】
上記の実施の形態において、カバー33は、樹脂材料を用いて押出成形などの方法で製造されるものと説明したが、これに限らず、カバー33は押出成形の他、射出成形、3次元印刷成形などの方法で製造されるものであってもよい。また、カバー33はガラス材料を用いて製造されるものであってもよい。
【0094】
以上、本発明の実施の形態および変形例について説明したが、これらの実施の形態および変形例のうち、2つ以上を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施しても構わない。なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0095】
1 照明装置、10 連結ユニット、2 灯具(照明器具)、20 器具本体、200 収容部(凹部)、201 器具底面部、202 器具側面部、203 開口縁部、204 開口周部(下面部)、205 斜面部(反射部)、206 貫通孔、207 固定孔、208 配線孔、21 器具端部、210 ノックアウト、211 開口周部(下面部)、22 バネ、24 器具配線具、240 器具電源線、241 器具電源線コネクタ、242 制御線、243 端子台、25 ネジ、3 灯具(灯具)、30 発光部、300 基板、301 発光素子、31 台座(取付部材)、311 取付面部、312 載置面部、320 台座端部、322 台座側部、323 基端部、324 台座係合部、33 カバー、330 主カバー、3300 主カバー端部、331 透光部、3310 カバー外面部、3311 カバー内面部、332 カバー主部、3320 主部外面部、3321 主部内面部、333 カバー側部、3330 側部外面部、3331 側部内面部、336 カバー取付部、337 カバー係合部、338 カバー支持部、340 端部カバー、341 底部、3410 外面部、3411 内面部、342 周部、3420 テーパ部、3421 周部内面部、343 第1突出片、344 第2突出片、345,345c~i 対向部、3451 主部対向部、3452 側部対向部、3453 取付部対向部、346,346c~i 嵌合部、3460 外周部、3461 内周部、3462 先端部、3463 主部嵌合部、3464 側部嵌合部、348,348a~i 高透過部、349 積層部、35 点灯装置、350 電源ユニット、351 電源ケース、36 バネ受具、40 光源配線具、400 光源電線、401 光源電源線、402 光源電源線コネクタ、403 給電線 404 給電線コネクタ、405 制御線、406 電線配線具、407 電線保持具、50 ネジ、9造営部。