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  • 特許-アリーナ及びアリーナの工法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-09
(45)【発行日】2022-05-17
(54)【発明の名称】アリーナ及びアリーナの工法
(51)【国際特許分類】
   E04H 3/14 20060101AFI20220510BHJP
   E04H 3/12 20060101ALI20220510BHJP
   E04B 1/35 20060101ALI20220510BHJP
【FI】
E04H3/14 C
E04H3/12 Z
E04B1/35 P
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2018111348
(22)【出願日】2018-06-11
(65)【公開番号】P2019214839
(43)【公開日】2019-12-19
【審査請求日】2021-03-23
(73)【特許権者】
【識別番号】515007796
【氏名又は名称】JSC株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103872
【弁理士】
【氏名又は名称】粕川 敏夫
(74)【代理人】
【識別番号】100088856
【弁理士】
【氏名又は名称】石橋 佳之夫
(74)【代理人】
【識別番号】100149456
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 喜幹
(74)【代理人】
【識別番号】100194238
【弁理士】
【氏名又は名称】狩生 咲
(72)【発明者】
【氏名】井口 哲朗
【審査官】河内 悠
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-142116(JP,A)
【文献】特開2015-203258(JP,A)
【文献】実開昭55-165003(JP,U)
【文献】特開2015-209650(JP,A)
【文献】特開2017-048501(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04H 3/12,3/14
E04B 1/35,1/342
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィールド部と、当該フィールド部を囲むスタンド席と、当該フィールド部及び当該スタンド席を側面から覆う壁部と、当該フィールド部及び当該スタンド席の上方を覆う屋根板と、を備えたアリーナであって、
上記屋根板を支持し、一対の下端部が基礎に接合すメインフレームと、
上記スタンド席を構成し、客席を支持すると共に、下端部が基礎に接合するスタンドフレームと、を有し、
上記メインフレームは、
上記壁部近傍において上記基礎に接合し、鉛直方向に立設する一対の第一立設部と、
上記一対の立設部の上端に架設された架設部と、から構成され、
上記スタンドフレームは少なくとも、
上記壁部近傍において上記基礎に接合し、上記フィールド部側に向かって斜め上方へ立設する第二立設部と、
上記第二立設部によって支持された客席と、から構成され、
上記メインフレームは複数、一定間隔ごとに配設されており、
隣り合う上記第一立設部が基礎に接合する箇所の間において、上記スタンドフレームの第二立設部が基礎に接合し、上記メインフレームが配設されている方向に一列に上記第一立設部と上記第二立設部が基礎に接合している、
アリーナ。
【請求項2】
上記第二立設部の上端には、上記第二立設部に直行する向きであって、上記複数のメインフレームが配設されている方向に沿って架設された梁が連結している、
請求項1記載のアリーナ。
【請求項3】
フィールド部と、当該フィールド部を囲むスタンド席と、当該フィールド部及び当該スタンド席を側面から覆う壁部と、当該フィールド部及び当該スタンド席の上方を覆う屋根板と、を備えると共に、
上記壁部近傍において基礎に接合し、鉛直方向に立設する一対の第一立設部と、上記一対の立設部の上端に架設された架設部と、から構成され、上記屋根板を支持し、一対の下端部が基礎に接合するメインフレームと、
上記壁部近傍において上記基礎に接合し、上記フィールド部側に向かって斜め上方へ立設する第二立設部と、上記第二立設部によって支持された客席と、から構成され、上記スタンド席を構成し、客席を支持すると共に、下端部が基礎に接合するスタンドフレームと、を有するアリーナの工法であって、
上記メインフレームを複数、一定間隔ごとに配設する工程と、
隣り合う上記第一立設部が基礎に接合する箇所の間において、上記スタンドフレームの第二立設部を基礎に接合させ、上記メインフレームが配設されている方向に一列に上記第一立設部と上記第二立設部を基礎に接合させる工程と、を有する、
アリーナの工法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アリーナ及びアリーナの工法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、スポーツ観戦、コンサート、展示会など多目的に使うイベント会場として、数千人~数万人規模の観客を収容できるアリーナが各地に建設されている。アリーナは、バスケットボールなどのスポーツやコンサートが実際に行われるフィールド部と、そのフィールド部を取り囲むように設置された階段状の客席を備えている。
【0003】
例えば、特許文献1では、空間量可変の多目的つり屋根アリーナの構造が提案されている。特許文献2では、昇降および進退方式のスライドスタンドを持つアリーナが提案されている。特許文献3では、多目的アリーナを備えた建物の天井構造が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開平7-310448号公報
【文献】特開平8-260736号公報
【文献】特開平9-119229号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
通常、アリーナは、アリーナ全体を支えるメインフレームと、スタンド席の骨組みであるスタンドフレームとは一体的に構成されている。
この点、メインフレームとスタンドフレームを一体的に構成する場合には、メインフレームがスタンドフレームの重量やメインフレームにかかる地震力などの荷重を負担することになるため、メインフレームの断面サイズを大きくする必要があった。しかし、断面サイズを大きくすれば、部材コストの上昇を招くし、サイズの大きいメインフレームを運搬したり設置したりする作業は負担が大きい。一方で、メインフレームとスタンドフレームを分離した場合、それぞれの設置場所を要することになるので、一体的に構成する場合に比して屋内空間を狭めることになりかねない。
【0006】
そこで、本発明は、メインフレームとスタンドフレームを分離して特定の部材に荷重が集中するのを防ぐと共に、これにより部材の断面サイズを大きくする必要をなくして、部材コストを低減させる。また、メインフレームとスタンドフレームが分離しつつも、屋内空間を狭められることのないアリーナを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の一の観点に係るアリーナは、フィールド部と、当該フィールド部を囲むスタンド席と、当該フィールド部及び当該スタンド席を側面から覆う壁部と、当該フィールド部及び当該スタンド席の上方を覆う屋根板と、を備えたアリーナであって、上記屋根板を支持し、一対の下端部が基礎に接合するメインフレームと、上記スタンド席を構成し、客席を支持すると共に、下端部が基礎に接合するスタンドフレームと、を有し、上記メインフレームは、上記壁部近傍において上記基礎に接合し、鉛直方向に立設する一対の第一立設部と、上記一対の立設部の上端に架設された架設部と、から構成され、上記スタンドフレームは少なくとも、上記壁部近傍において上記基礎に接合し、上記フィールド部側に向かって斜め上方へ立設する第二立設部と、上記第二立設部によって支持された客席と、から構成され、上記メインフレームは複数、一定間隔ごとに配設されており、隣り合う上記第一立設部が基礎に接合する箇所の間において、上記スタンドフレームの第二立設部が基礎に接合し、上記メインフレームが配設されている方向に一列に上記第一立設部と上記第二立設部が基礎に接合している。
【0008】
また、上記第二立設部の上端には、上記第二立設部に直行する向きであって、上記複数のメインフレームが配設されている方向に沿って架設された梁が連結しているものとしてもよい。
【0009】
また、本発明の別の観点に係るアリーナの工法は、フィールド部と、当該フィールド部を囲むスタンド席と、当該フィールド部及び当該スタンド席を側面から覆う壁部と、当該フィールド部及び当該スタンド席の上方を覆う屋根板と、を備えると共に、上記壁部近傍において上記基礎に接合し、鉛直方向に立設する一対の第一立設部と、上記一対の立設部の上端に架設された架設部と、から構成され、上記屋根板を支持し、一対の下端部が基礎に接合するメインフレームと、上記壁部近傍において上記基礎に接合し、上記フィールド部側に向かって斜め上方へ立設する第二立設部と、上記第二立設部によって支持された客席と、から構成され、上記スタンド席を構成し、客席を支持すると共に、下端部が基礎に接合するスタンドフレームと、を有するアリーナの工法であって、上記メインフレームを複数、一定間隔ごとに配設する工程と、隣り合う上記第一立設部が基礎に接合する箇所の間において、上記スタンドフレームの第二立設部を基礎に接合させ、上記メインフレームが配設されている方向に一列に上記第一立設部と上記第二立設部を基礎に接合させる工程と、を有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係るアリーナによれば、メインフレームとスタンドフレームが分離していることで荷重の集中を防ぐことができる。これにより、特定の柱などの部材に大きな荷重がかかることがないため、部材の断面サイズを大きくする必要がなく、部材コストの低減にもつながる。また、隣り合う第一立設部が基礎に接合する箇所の間において、スタンドフレームの第二立設部が基礎に接合する結果、第一立設部と第二立設部が近い位置でスペースを無駄にすることなく基礎に立設しており、アリーナの屋内空間を狭めることもない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施形態に係るアリーナの内部を模式的に示した俯瞰図である。
図2】本実施形態に係るアリーナのA-A矢視図を模式的に示した模式図である。
図3】本実施形態に係るアリーナを構成するスタンドフレームを模式的に示した模式図である。
図4】本実施形態に係るアリーナのB-B矢視図を模式的に示した模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態に係るアリーナについて説明する。
図1及び図2に示される本実施形態に係るアリーナ1は、競技やコンサートなどを催すことのできる構造物であって、本実施形態では平面視略矩形状からなる。
このアリーナ1は、フィールド部2と、フィールド部2を囲むスタンド席3とを有している。フィールド部2の周囲にはスタンド席3が設けられており、スタンド席3の周囲は壁部Wによって覆われている。また、フィールド部2とスタンド席3の上方は屋根板Rによって覆われており、天候によらず、競技やコンサートなどを行うことのできる屋内空間を形成している。
なお、本実施形態に係るアリーナ1は、平面視略矩形状から構成されるものとしたが、これに関わらず、平面視略楕円形状など各種の形状を取ることができる。
【0013】
●フィールド部2
フィールド部2は、各種の競技やコンサートなどが催される場合に、競技者が実演あるいは演者が実演等するスペースであり、本実施形態では、アリーナ1の平面視の形状と同様、略矩形状からなる。このフィールド部2は、スタンド席3よりも低い位置にあって、スタンド席3の観客等から見下ろされる位置にある。
また、フィールド部2には、床スラブ5上に床板21が敷設されている。
【0014】
●スタンド席3
スタンド席3は、フィールド部2で行われる競技や実演等を見る観客が座るためのスペース、及び当該スペースに設けられた観客用の客席33であり、フィールド部2を四方から囲うように設けられている。客席33は、縦横に複数配設されており、フィールド部2から壁部Wに向かっては、階段状に徐々に高い位置をとるように配設されている。これにより、壁部W側の客席33に座る観客が、フィールド部2側に座る観客の有無にかかわらず、フィールド部2を見やすいようになっている。
【0015】
なお、スタンド席3の構築にはプレキャスト工法を用いるのが好適である。即ち、客席33の架台としてプレキャストコンクリートを用い、枠組みとなるスタンドフレーム31上に敷設したプレキャストコンクリートを繋ぎ合わせて架台を形成し、この架台上に客席33を設ける。これにより工期の短縮、コスト削減が可能である。
また、スタンド席3は、アリーナ1の長手方向と短手方向それぞれに沿って計4つ設けられているが、長手方向と短手方向においてその長さを異にする以外、構造は同様である。
【0016】
●メインフレーム4
メインフレーム4は、アリーナ1の骨格を形成する部材であり、アリーナ1の屋根板R及び壁部Wは、中央部が上方に突出した山形アーチ状の複数のメインフレーム4によって支持されている。
このメインフレーム4は、所謂H型鋼であり、鉛直方向に立設する一対の立設部42と、一対の立設部42の上端に架設された架設部41とから構成される。
【0017】
一対の立設部42の下端部は、壁部W近傍において基礎54に接合している。
架設部41は、中央部が上方へ突出しており、上方に支持された屋根板Rは中央から幅方向の両端へ傾斜するようになっている。
【0018】
このような構成からなるメインフレーム4は、アリーナ1の長手方向に沿って、一定間隔ごとに連続的に配設されている。また、一定間隔ごとに配設された複数のメインフレーム4は、アリーナ1の長手方向に延びる梁43によって連結されている。このように、アリーナ1は同一形状からなる複数のメインフレーム4を長手方向に順次、配設させた構造を基本としており、メインフレーム4の長さと、連続的に配設するメインフレーム4の数によってアリーナ1の大きさが決定される。
【0019】
●スタンドフレーム31
図2及び図3に示されるスタンドフレーム31は、スタンド席3を構成する部材であって、客席33を支持しており、略矩形状に設けられたフィールド部2を囲むように設けられている。
このスタンドフレーム31は、下端部が基礎51、52、53に接合しており、基礎51、52、53上に自立していると共に、固定的に設置されている。また、メインフレーム4や壁部Wとは独立して設けられている。
なお、以下の説明においてスタンドフレーム31の向きに言及する際には、壁部Wに対して直角な向きであって、フィールド部2と壁部Wを結ぶ方向を梁間方向、当該梁間方向と直交し、壁部Wと平行な方向あるいは複数のメインフレーム4が配設されている方向を桁行方向と称することがある。
【0020】
スタンドフレーム31は、高さの異なる3種類の略棒状の立設部311、312、313、立設部311、312、313の上端を梁間方向に架設する架設部314、315、桁行方向に延びる梁316、317、318から構成される。
【0021】
立設部311、312、313は夫々、基礎51、52、53に接合しており、鉛直方向又は略鉛直方向に立設している。
立設部311は、フィールド部2に最も近い位置において、基礎51から垂直方向上方へ立設し、上端において梁316に連結している。
立設部312は、立設部311と立設部313の略中間付近において、基礎52から垂直方向上方へ立設し、上端において梁317に連結する。
立設部313は、フィールド部2から最も離れた壁部W近傍において、基礎53からフィールド部2側に向かって斜め上方へ立設し上端において梁318に連結する。
これらの立設部311、312、313は高さが異なり、フィールド部2から壁部Wに向かって高さが低い順に配設されており、これによりフィールド部2から壁部Wに向かって、スタンド席3を階段状に設けることができる。
【0022】
また、立設部311と立設部312の間、及び立設部312と立設部313の間には夫々、梁間方向に延びる架設部314、315が架設されている。
さらに、立設部311、312、313は、桁行方向に沿って、一定間隔ごとに連続的に設けられている。そして、桁行方向に一定間隔ごとに配設された各立設部311、312、313には夫々、その上端部において、桁行方向に延びる梁316、317、318が架設されており、この梁316、317、318によって桁行方向に配設された各立設部311、312、313同士が連結されている。
架設部314、315、及び梁316、317、318は、立設部311、312、313と共に、客席33を支持している。
【0023】
なお、スタンドフレーム31の立設部311、312、313によって、客席33は床スラブ5よりも十分に高い位置にあるため、その下方の空間には、トイレや事務室、空調設備等の付帯設備を設けることができる。
【0024】
●位置関係
ここで、図4を参照して、メインフレーム4の立設部42とスタンドフレーム31の位置関係について説明する。
アリーナ1の長手方向において、メインフレーム4の立設部42は、アリーナ1の壁部Wに沿って、一定間隔ごとに配設されている。スタンドフレーム31の立設部313も同様に、アリーナ1の壁部Wに沿って、一定間隔ごとに配設されている。その結果、立設部42と立設部313は、桁行方向において交互に基礎54、53に接合し、当該接合箇所が桁行方向に一列に並んだ構造となっている。
【0025】
一方、スタンドフレーム31の立設部313は、隣り合うメインフレーム4の立設部42の間において、基礎53に接合している。この点、スタンドフレーム31の立設部313が鉛直方向上方にまっすぐ延びていれば、メインフレーム4の立設部42がスタンドフレーム31の梁318やスタンド席3を構成する客席33に干渉することになる。しかしながら、スタンドフレーム31の立設部313は、基礎53からフィールド部2側に向かって斜め上方へ延び出しており、スタンドフレーム31の立設部313の上端は、水平方向においてメインフレーム4の立設部42よりもフィールド部2側に位置する。その結果、スタンドフレーム31の立設部313の上端に配設されている梁318や、客席33とメインフレーム4の立設部42が互いに干渉することがない。
【0026】
以上の本実施形態に係るアリーナ1によれば、メインフレーム4とスタンドフレーム31が分離し、互いに独立した構造をとるため、一体的な構造をとる場合と異なり、メインフレーム4の立設部42などへの荷重の集中を防ぐことができる。これにより、メインフレーム4の立設部42などの特定の部材に大きな荷重がかかることがないため、立設部42の断面サイズを大きくする必要がなく、部材コストの低減にもつながる。
また、隣り合う立設部42が基礎54に接合する箇所の間において、スタンドフレーム31の立設部313が基礎53に接合する結果、立設部42と立設部313が近い位置でスペースを無駄にすることなく基礎54、53に立設しており、アリーナ1の屋内空間を狭めることもない。
【0027】
なお、本実施形態に係るアリーナ1においては、スタンドフレーム31が3種類の立設部311、312、313として構成された支柱によって基礎51、52、53上に立設するものとしたが、これに限らず、壁部W側においてスタンドフレーム31の支柱を構成する部材が、基礎53からフィールド部2に向かって斜め上方へ立設するものであれば、2種類、あるいは4種類以上の複数の支柱がスタンドフレーム31を構成するものとしてもよい。
【0028】
また、本実施形態に係るアリーナ1は必要に応じて、既設後にメインフレーム4やスタンドフレーム31を設け、増築することができる。逆に、必要に応じて、既設後にメインフレーム4やスタンドフレーム31を取り外し、減築することもできる。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本発明によれば、部材を削減することができるので、資金が比較的少ない事業主体でもアリーナを建設できる。また、数年後に取り壊す前提で構築する期間限定のテーマパークやオリンピック施設としてのアリーナにも本発明を利用することができる。
【符号の説明】
【0030】
1 アリーナ
2 フィールド部
21 床板
3 スタンド席
31 スタンドフレーム
311、312、313 立設部
314、315 架設部
316、317、318 梁
33 客席
4 メインフレーム
41 架設部
42 立設部
43 梁
5 床スラブ
51、52、53、54 基礎
R 屋根板
W 壁部

図1
図2
図3
図4