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  • 特許-車両用送風装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-09
(45)【発行日】2022-05-17
(54)【発明の名称】車両用送風装置
(51)【国際特許分類】
   B60H 1/34 20060101AFI20220510BHJP
   F24F 13/08 20060101ALI20220510BHJP
   B60K 37/00 20060101ALI20220510BHJP
【FI】
B60H1/34 651B
F24F13/08 C
B60K37/00 D
B60K37/00 G
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2017207425
(22)【出願日】2017-10-26
(65)【公開番号】P2019077397
(43)【公開日】2019-05-23
【審査請求日】2020-08-05
(73)【特許権者】
【識別番号】390026538
【氏名又は名称】ダイキョーニシカワ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】特許業務法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】万徳 善久
(72)【発明者】
【氏名】長谷川 博巳
【審査官】石田 佳久
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-350029(JP,A)
【文献】特開2005-199764(JP,A)
【文献】実開平02-088813(JP,U)
【文献】特表2016-533296(JP,A)
【文献】独国実用新案第202010010428(DE,U1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60H 1/34
F24F 13/08
B60K 37/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のインストルメントパネル(1)の上面に開口し、車室内に空気を吹き出す車幅方向に延びる横長の吹出口(5)に送風源(13)から送風路(25)を介して空気を送風する車両用送風装置であって、
上記吹出口(5)近傍の上記送風路(25)の下壁部(33)には、上記送風路(25)の上流側に比べて下方に変位する縦壁部(39)を有する段差部(43)が形成されており、
上記吹出口(5)近傍の上記送風路(25)は、車両後方に向かうにつれて上方に向かうように斜めに延びており、
上記段差部(43)は、上記吹出口(5)における上記送風路(25)の上壁部(31)側の外縁よりも車両前方にかつ上記吹出口(5)における上記下壁部(33)側の外縁よりも下方に位置しており、
上記吹出口(5)近傍の上記上壁部(31)は、上記段差部(43)よりも上流側から上記吹出口(5)まで、直上流側の該上壁部(31)の延長面上を真っ直ぐ延びていて、上記段差部(43)よりも下流側に位置する部分を有していることを特徴とする車両用送風装置。
【請求項2】
請求項1において、
上記縦壁部(39)を貫通する第1貫通孔(45)を備えることを特徴とする車両用送風装置。
【請求項3】
請求項2において、
上記吹出口(5)近傍の上記送風路(25)の車幅方向の側壁部(35)には、第2貫通孔(49)が形成されていることを特徴とする車両用送風装置。
【請求項4】
請求項1乃至のいずれか1つにおいて、
上記吹出口(5)は、上記インストルメントパネル(1)のうち、運転席の前方に配置されたメータフード(3)の前部に形成されていることを特徴とする車両用送風装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のインストルメントパネルに設けられた吹出口から車室内空間に空気を送風する車両用送風装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の車両用送風装置として、例えば特許文献1には、吹出口の下に空気抜き孔を設けた送風装置が開示されている。この送風装置では、空気抜き孔を設けることで、吹出口の下方に負圧域が発生することを防止してコアンダ効果によって吹出口の下方のインストルメントパネルの表面に空気が誘引されることを抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実開平5-16525号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1のものでは、インストルメントパネルの表面に吹出口とは別の孔が形成されることになる。このため、インストルメントパネルの意匠性が低下してしまうという難があった。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、インストルメントパネルの意匠性を確保しながら、吹出口から送風される空気がコアンダ効果によって、インストルメントパネル表面に誘引されることを抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の目的を達成するために、この発明では、送風装置において、吹出口のうち上部から空気を車室内空間に送風することとした。
【0007】
具体的には、第1の発明は、車両のインストルメントパネルの上面に開口し、車室内に空気を吹き出す車幅方向に延びる横長の吹出口に送風源から送風路を介して空気を送風する車両用送風装置であって、上記吹出口近傍の上記送風路の下壁部には、上記送風路の上流側に比べて下方に変位する縦壁部を有する段差部が形成されており、上記吹出口近傍の上記送風路は、車両後方に向かうにつれて上方に向かうように斜めに延びており、上記段差部は、上記吹出口における上記送風路の上壁部側の外縁よりも車両前方にかつ上記吹出口における上記下壁部側の外縁よりも下方に位置しており、上記吹出口近傍の上記上壁部は、上記段差部よりも上流側から上記吹出口まで、直上流側の該上壁部の延長面上を真っ直ぐ延びていて、上記段差部よりも下流側に位置する部分を有していることを特徴とする。
【0008】
第2の発明は、第1の発明において、上記縦壁部を貫通する第1貫通孔を備えることを特徴とする。
【0009】
第3の発明は、第2の発明において、上記吹出口近傍の上記送風路の車幅方向の側壁部には、第2貫通孔が形成されていることを特徴とする
【0010】
の発明は、第1~第の発明のいずれか1つにおいて、上記吹出口は、上記インストルメントパネルのうち、運転席の前方に配置されたメータフードの前部に形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
第1の発明によれば、送風路における段差部の縦壁部の下流側では、送風源から送風される空気が送風路の下壁部に沿って流れにくくなる。すなわち、縦壁部の下流側では、送風路の下部を流れる空気よりも上部を流れる空気の方が相対的に多くなる。したがって、吹出口では、送風路の下壁部に沿って流れる空気の量が少なくなる。このため、送風源からの風が下壁部側のインストルメントパネル表面に誘引されることを抑制することができる。また、縦壁部は、送風路に設けられるので、インストルメントパネルの意匠性の低下を抑えることができる。
【0012】
また、第1の発明によれば、吹出口近傍の送風路の上壁部が吹出口まで延びている分だけ、送風源から送られる空気は、吹出口まで、送風路の上壁部に沿って流れやすくなる。このため、送風源からの風が下壁部側のインストルメントパネル表面に誘引されることを抑制することができる。
【0013】
第2の発明によれば、インストルメントパネル内の送風路にその外側の空気が第1貫通孔から流れ込む。この送風路内に流入した空気は、送風路の下壁部に沿って吹出口に向かって流れる。このため、送風源から送られる空気は、第1貫通孔から流入した空気に阻害されて送風路の下壁部に沿って流れにくくなる。しがたって、段差部の段差(縦壁部の高さ)を小さくしても、コアンダ効果により送風源からの風が下壁部側のインストルメントパネル表面に誘引されることを抑制することができる。このため、吹出口の開口を小さくすることができ、その分、インストルメントパネルの意匠性の低下を抑えることができる。
【0014】
第3の発明によれば、インストルメントパネル内の送風路にその外側の空気が第2貫通孔から吹出口に向かって流れ込む。この第2貫通孔から送風路内に流入した空気は、第1貫通孔から流入した空気と合流する。このため、送風路の下壁部に沿って流れる空気の量を増やすことができる。よって、さらに段差部の段差を小さくしても、コアンダ効果により送風源からの風が下壁部側のインストルメントパネル表面に誘引されることを抑制することができる。
【0015】
の発明によれば、吹出口から車内空間に送風される空気は、メータフード表面に誘引されにくくなるので、運転席の上側を通って後部座席まで流れる。このため、別途、後部座席の側に後部座席用の送風装置を設けなくても、インストルメントパネルから後部座席へ送風装置からの風を送ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の実施形態に係る送風装置を含む空調ユニットを備えたインストルメントパネルを車室内から見た正面図である。
図2】インストルメントパネルの運転席側部分を示す斜視図である。
図3】吹出口形成部材の断面の斜視図である。
図4図2のIV-IV線断面図である。
図5】その他の実施形態における図4相当図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
【0018】
図1は自動車用のインストルメントパネル1を車室内から見た正面図である。インストルメントパネル1は、車両後方に向かって上側に傾斜した姿勢の図示しないフロントウインドガラスの下方に位置するように車室前部に配設されている。具体的には、インストルメントパネル1は、車幅方向に延びる図外のインパネレインフォースメントに支持されて車体に取り付けられることで、エンジンルームと車室とを区画するダッシュパネルの後方側(車室側)に装備されている。図示のインストルメントパネル1は、右ハンドル仕様のパネルである。
【0019】
図1に示すように、インストルメントパネル1は、その上部の右半分(運転席の前方)に、樹脂製のメータフード3を備えている。メータフード3には、図示しないスピードメータなどのメータユニットが配設される。また、メータフード3には、車幅方向に延びる横長の吹出口5が開口しており、吹出口5から車室内の後部座席に向けて空気を吹き出すようにしている。
【0020】
図1に示すように、空調ユニット7は、インストルメントパネル1の裏側に設置され、上記吹出口5から車室内空間に空気を送風するようになっている。空調ユニット7は、取り込んだ空気の温度を調節する空調装置9と、車室内又は車外の空気を取り込んで空調装置9に送り込むと共に、この空調装置9で温度調節された調和空気を車室内空間に送風する送風装置11とを備えている。
【0021】
空調装置9は、図示しないが、例えば冷却用熱交換器と加熱用熱交換器とを備え、インストルメントパネル1のセンターパネル部に設けた操作パネルの温度操作部と車室内の温度を検出する温度センサとからの入力信号に基づいて調和空気の目標温度を設定し、両熱交換器のうち少なくともいずれか一方を稼働させることで目標温度に見合った温度の調和空気を生成するようになっている。
【0022】
送風装置11は、車室内又は車外の空気を空調装置9に送風するブロア13と、空調装置9で生成された調和空気が流通する送風路形成部材15と、空調装置9から送風路形成部材15に送風される送風量を制御する風量制御部17とを備えている。ブロア13は、空調装置9及び風量制御部17を介して送風路形成部材15に調和空気を送風し、吹出口5に空気を送風する送風源である。送風路形成部材15は、エアダクト19と、後述する吹出口形成部材21の接続管部23とからなる。送風路形成部材15は、風量制御部17と吹出口5との間に配置されている。送風路形成部材15は、ブロア13から送風された調和空気をメータフード3の吹出口5に送る送風路25を形成している。すなわち、送風装置11は、送風源13から送風路25を介して吹出口5に空気を送風するようになっている。
【0023】
エアダクト19は、例えばブロー成形や射出成形により成形された筒状の部材である。エアダクト19の一端は、風量制御部17に接続されており、他端は吹出口形成部材21の接続管部23に接続されている。そして、風量制御部17からの調和空気はエアダクト19の内部すなわち送風路25を通ってメータフード3に送られる。
【0024】
図2に示すように、メータフード3は、メータフード本体27と吹出口形成部材21とからなる。メータフード本体27は、メータフード3の後部の意匠面を構成する平板状の部材である。吹出口形成部材21は、メータフード3の前部を構成している。吹出口形成部材21には、上記吹出口5が形成されている。
【0025】
吹出口形成部材21は、意匠面部29と接続管部23とを備えている。意匠面部29はメータフード本体27と共にインストルメントパネル1の表面を構成しており、メータフード本体27と面一に設けられている。上記吹出口5は、具体的には吹出口形成部材21の意匠面部29に形成され、車幅方向に延びる横長の開口である。吹出口5の前後方向の幅は、例えば10mmである。図4に示すように、接続管部23の下端はエアダクト19の上端部と接続されており、接続管部23は、エアダクト19と共に上記送風路形成部材15を構成している。
【0026】
図3に示すように、接続管部23は、上壁部31と下壁部33と車幅方向の側壁部35とからなり、横断面視で長方形の筒状に形成されている。接続管部23は、吹出口5の外縁とエアダクト19との間を車両後方に向かうにつれて上方に向かうように(後ろ上がりに)斜めに延びている。すなわち、接続管部23は、送風路形成部材15のうち吹出口5近傍の部分である。
【0027】
下壁部33は、小径部37と縦壁部39と大径部41とを備えている。小径部37は、上壁部31と平行に延びており、接続管部23のうち送風路25の上流側を構成している。縦壁部39は小径部37の下流側先端から下方に延びるように形成されており、小径部37及び大径部41と直交している。すなわち、縦壁部39は、送風路25の上流側に比べて下方に変位している。大径部41は、縦壁部39の下方端から吹出口5に向かって延びるように形成されており、小径部37及び上壁部31と平行に延びている。すなわち、縦壁部39と大径部41とは、下壁部33に段差部43を形成している。このとき、段差部43の段差(大径部41と小径部37との高低差)は、例えば1mmである。
【0028】
そして、縦壁部39には、車幅方向に延びる横長の第1貫通孔45が断続的に複数形成されている。
【0029】
上壁部31は、図4にも示すように、吹出口5まで、接続管部23の直上流側のエアダクト19の上壁部47の延長面上を真っ直ぐ延びている。
【0030】
側壁部35は、上壁部31及び下壁部33の車幅方向両端部の間に設けられている。両側壁部35の下流端には、それぞれ第2貫通孔49が形成されている。第1貫通孔45と各第2貫通孔49とによって、接続管部23内の送風路25がインストルメントパネル1内部における送風路形成部材15の外側の空間と連通されている。
【0031】
下壁部33の大径部41の送風方向中間部と上壁部31との間には、物落ち防止のための複数の繋ぎ部51が車幅方向に並んで設けられている。繋ぎ部51は、送風方向に延びる平板状に形成されている。
【0032】
図4に示すように、エアダクト19の上端部は拡径部53により拡径している。接続管部23の小径部37の下端部がエアダクト19の上端部の拡径部53内に気密状に挿入されることで、吹出口形成部材21とエアダクト19とが接続されている。
【0033】
したがって、本実施形態によれば、送風路25における縦壁部39の下流側は、上流側よりも下方に変位しているので、送風路25を流れる調和空気が吹出口形成部材21の接続管部23の下壁部33に沿って流れにくくなる。すなわち、縦壁部39の下流側では、送風路25の下部を流れる調和空気よりも上部を流れる調和空気の方が相対的に多くなる。したがって、吹出口5では、接続管部23の下壁部33に沿って流れる調和空気の量が少なくなる。このため、調和空気が、下壁部33側の吹出口形成部材21の意匠面部29に誘引されることを抑制することができる。また、縦壁部39は、接続管部23に設けられるので、車室内から見えにくく、インストルメントパネル1の意匠性の低下を抑えることができる。
【0034】
また、インストルメントパネル1内の送風路25の外側の空気が第1貫通孔45から送風路25に流れ込む。この送風路25に流れ込んだ空気は、下壁部33に沿って吹出口5に向かって流れる。このため、調和空気は、第1貫通孔45から流れる空気に阻害されて接続管部23の下壁部33に沿って流れにくくなる。したがって、段差部43の段差(小径部37と大径部41との高低差)を小さくしても、コアンダ効果により調和空気が意匠面部29に誘引されることを抑制することができる。このため、吹出口5の開口を小さくすることができ、その分、インストルメントパネル1の意匠性の低下を抑えることができる。
【0035】
さらに、インストルメントパネル1内の送風路25の外側の空気が第2貫通孔49からも吹出口5に向かって送風路25に流れ込む。この第2貫通孔49から流入した空気は、上記第1貫通孔45から流入した空気と合流する。このため、下壁部33に沿って流れる空気の量を増やすことができる。よって、さらに段差部43の段差を小さくしても、コアンダ効果により調和空気が意匠面部29に誘引されることを抑制することができる。
【0036】
また、上壁部31は、吹出口5まで、接続管部23の直上流側のエアダクト19の上壁部47の延長面上を延びているので、調和空気は、吹出口5まで、接続管部23の上壁部31に沿って流れやすくなる。このため、調和空気が意匠面部29に誘引されることを抑制することができる。
【0037】
また、吹出口5から車内空間に送風される調和空気は、意匠面部29に誘引されにくくなるので、運転席の上側を通って後部座席まで流れる。このため、別途、後部座席の側に後部座席用の送風装置を設けなくても、メータフード3から後部座席へ調和空気を送ることができるようになる。
【0038】
(その他の実施形態)
上記実施形態では、第1貫通孔45は、接続管部23の大径部41と小径部37との間に形成された縦壁部39に設けられていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図5に示すように、エアダクト19の拡径部53を縦壁部として、拡径部53に第1貫通孔45を設けてもよい。この場合、エアダクト19の拡径部53と接続管部23の下壁部33とで段差部43が形成される。
【0039】
また、上記実施形態では、接続管部23の下壁部33に大径部41と小径部37と縦壁部39を設けていたが、エアダクト19の下壁部に上記大径部、小径部、及び縦壁部を設けて、その縦壁部に第1貫通孔を形成してもよい。
【0040】
上記実施形態では、メータフード3に設けられた吹出口5を対象としていたが、本発明はこれに限定されない。本発明の吹出口5は、例えば、インストルメントパネルのうち、助手席の前方に形成された段差部に設けても良い。すなわち、吹出口5の位置は特に限定されない。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明は、吹出口から送風される風がコアンダ効果によって、インストルメントパネル表面に誘引されることを抑制できて有用である。
【符号の説明】
【0042】
1 インストルメントパネル
3 メータフード
5 吹出口
11 送風装置
13 ブロア(送風源)
25 送風路
31 上壁部
33 下壁部
35 側壁部
39 縦壁部
43 段差部
45 第1貫通孔
49 第2貫通孔
図1
図2
図3
図4
図5