(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-05-09
(45)【発行日】2022-05-17
(54)【発明の名称】加湿清浄装置
(51)【国際特許分類】
F24F 6/00 20060101AFI20220510BHJP
F24F 6/04 20060101ALI20220510BHJP
F24F 8/80 20210101ALI20220510BHJP
【FI】
F24F6/00 A
F24F6/04
F24F8/80 400
F24F8/80 140
F24F8/80 160
F24F8/80 165
(21)【出願番号】P 2018521863
(86)(22)【出願日】2016-10-29
(86)【国際出願番号】 KR2016012322
(87)【国際公開番号】W WO2017074137
(87)【国際公開日】2017-05-04
【審査請求日】2019-10-21
(32)【優先日】2015-10-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】10-2015-0156254
(32)【優先日】2015-11-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2015-0185864
(32)【優先日】2015-12-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2016-0037235
(32)【優先日】2016-03-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(32)【優先日】2016-06-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】10-2016-0083061
(32)【優先日】2016-06-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2016-0083071
(32)【優先日】2016-06-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2016-0129315
(32)【優先日】2016-10-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【氏名又は名称】小林 英了
(72)【発明者】
【氏名】リ,ジョンス
(72)【発明者】
【氏名】キム,テヨン
(72)【発明者】
【氏名】リ,クンヨン
(72)【発明者】
【氏名】リ,キョンホ
(72)【発明者】
【氏名】リ,ジョンウ
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ジウン
(72)【発明者】
【氏名】ソン,サンヒョク
【審査官】伊藤 紀史
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-075285(JP,A)
【文献】中国実用新案第202149561(CN,U)
【文献】中国実用新案第2821451(CN,Y)
【文献】中国実用新案第202581648(CN,U)
【文献】中国実用新案第204678589(CN,U)
【文献】韓国公開特許第10-2012-0076284(KR,A)
【文献】特開2003-307327(JP,A)
【文献】中国実用新案第203964243(CN,U)
【文献】国際公開第2015/016658(WO,A1)
【文献】欧州特許出願公開第02865956(EP,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2016-0025972(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24F 6/00-8/99
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
加湿清浄装置であって、
内側に水槽挿入空間が形成されたベースボディと、
上側が開口し、内部に水が保存され、前記水槽挿入空間に据え置かれ、前記ベースボディに対して分離可能な水槽と、
前記水槽の開口した上部に配置され、前記水槽と分離可能に据え置かれるトップカバーアセンブリと、
前記水槽の側部に形成され、前記水槽内部に空気が吸入されるエアーウォッシュ流入口と、
前記トップカバーアセンブリ又は水槽のうち、少なくともいずれか1つ又は前記トップカバーアセンブリ及び水槽間に形成された吐出流路と、
前記トップカバーアセンブリ内側に配置され、前記水槽内部に水を案内する給水流路と、を備えてなり、
前記トップカバーアセンブリは、
前記吐出流路及び前記給水流路を備えるトップカバーグリルと、
前記トップカバーグリルに配置され、前記吐出流路及び前記給水流路の間に配置される操作ハウジングと、
前記操作ハウジングに配置され、ユーザの操作信号を受信する入力部と、を備える、加湿清浄装置。
【請求項2】
前記トップカバーアセンブリの上部から給水されるとき、給水された水は、前記給水流路を介して前記水槽内部に流動する、請求項1に記載の加湿清浄装置。
【請求項3】
前記トップカバーアセンブリは、前記水槽と分離可能であり、前記水槽の開口した上側に据え置かれる、請求項1に記載の加湿清浄装置。
【請求項4】
前記水槽のうち、少なくとも一部は、外部から内部を透視して見ることができる材質で形成されたビジュアルボディを備え、
前記ビジュアルボディは、前記水槽の上側に配置され、前記水槽とともに前記ベースボディから分離可能である、請求項1に記載の加湿清浄装置。
【請求項5】
前記ベースボディはベースコネクタを備え、
前記トップカバーアセンブリはトップコネクタを備え、及び、
前記ベースコネクタ及び前記トップコネクタが電気的に連結される、請求項1に記載の加湿清浄装置。
【請求項6】
前記水槽のうちの少なくとも一部は、外部から内部を透視して見ることができる材質で形成されたビジュアルボディを備え、
前記ビジュアルボディは、前記水槽の開口した上側に配置され、前記水槽とともに前記ベースボディから分離可能であり、
前記ビジュアルボディは、コネクタ開口部を備え、前記トップカバーアセンブリがビジュアルボディに据え置かれるとき、前記ベースコネクタ及び前記トップコネクタは、前記コネクタ開口部を介して接触され、電気的に連結される、請求項5に記載の加湿清浄装置。
【請求項7】
前記ビジュアルボディは、前記トップコネクタが据え置かれるコネクタ据え置き部を更に備え、
前記コネクタ開口部は、前記コネクタ据え置き部に形成された、請求項6に記載の加湿清浄装置。
【請求項8】
前記ベースコネクタは、ベースコネクタ通信部を更に備え、
前記トップコネクタは、トップコネクタ通信部を更に備え、
前記ベースコネクタ通信部及びトップコネクタ通信部の各制御信号は、前記ビジュアルボディを通過して相互送受信される、請求項5に記載の加湿清浄装置。
【請求項9】
前記ベースコネクタ通信部及びトップコネクタ通信部は、IR信号によって制御信号を相互送受信し、
前記トップコネクタは、前記IR信号を透過させるトップコネクタウィンドウを更に備え、
前記ベースコネクタは、前記IR信号を透過させるベースコネクタウィンドウを更に備え、
前記コネクタ据え置き部は、前記IR信号を透過させる透明な材質で形成された、請求項8に記載の加湿清浄装置。
【請求項10】
前記トップカバーアセンブリは、
前記給水流路及び吐出流路が各々分離されて形成された前記トップカバーグリルと、
前記トップカバーグリルに組み立てられ、ユーザの操作信号を受信する前記入力部を備える操作モジュールと、
前記操作モジュールに電源又は制御信号を提供す
るトップコネクタと、を備え、
前記トップカバーアセンブリが前記水槽に据え置かれるとき、前記ベースコネクタ及び前記トップコネクタが電気的に連結される、請求項1に記載の加湿清浄装置。
【請求項11】
前記操作モジュールは、前記トップカバーアセンブリの上部から給水された水を前記給水流路に案内する上部給水ガイドを更に備える、請求項10に記載の加湿清浄装置。
【請求項12】
前記操作モジュールは、内側に前記給水流路のうち、少なくとも一部を形成する操作給水口を更に備え、
前記
トップカバーグリルに形成された給水流路は、前記操作給水口と連通された、請求項10に記載の加湿清浄装置。
【請求項13】
前記操作モジュールは、
前記トップカバーグリルと組み立てられる前記操作ハウジングと、
前記操作ハウジングの内側に形成され、前記給水流路のうち、少なくとも一部を形成する操作給水口と、及び、
前記入力部を制御する操作制御部と、を備え、
前記操作制御部は、前記トップコネクタと電気的に連結するものである、請求項10に記載の加湿清浄装置。
【請求項14】
前記操作ハウジングは、
内側に前記給水流路が形成された上部操作ハウジングと、
前記上部操作ハウジングと組み立てられ、内側に前記給水流路を形成する下部操作ハウジングと、
前記上部操作ハウジング及び前記下部操作ハウジングのうちの少なくとも1つに配置され、前記操作給水口を形成するインナーウォールと、を備える、請求項13に記載の加湿清浄装置。
【請求項15】
前記上部操作ハウジング、前記下部操作ハウジング、及び前記インナーウォール間に操作空間が形成され、
前記操作空間は、前記給水流路に対して密閉され、
前記操作空間に前記操作制御部及び入力部が配置された、請求項14に記載の加湿清浄装置。
【請求項16】
前記上部操作ハウジングは、前記操作給水口に前記トップカバーアセンブリの上部から給水された水を案内する上部給水ガイドを更に備え、
前記上部給水ガイドは、前記上部操作ハウジングに形成された傾斜面である、請求項14に記載の加湿清浄装置。
【請求項17】
前記操作モジュールは、前記水槽に保存された水位を表示する水位表示部を更に備え、
前記トップカバーアセンブリの上部から給水する際、前記水位表示部は、前記操作ハウジングに水位を表示する、請求項13に記載の加湿清浄装置。
【請求項18】
前記操作ハウジングの上側面は、
前記操作給水口に向かって傾斜して形成されたインナー傾斜面及び前記インナー傾斜面と反対方向に傾斜して形成されたアウター傾斜面を更に備え、
前記入力部は、前記アウター傾斜面に配置され、前記水位表示部は、前記インナー傾斜面に配置され、
前記入力部、操作給水口、及び水位表示部は、ユーザの視線に対して直線上に配置された、請求項17に記載の加湿清浄装置。
【請求項19】
前記トップカバーアセンブリの下側に吐出加湿媒体が配置され、
前記吐出加湿媒体は、前記吐出流路をカバーし、前記吐出流路を通過する空気を加湿する、請求項1~18の何れか一項に記載の加湿清浄装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加湿清浄装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
空気調和装置は、空気の温度を制御するエアコン、空気の異物を除去して清浄度を維持させる空気清浄器、空気中に水分を提供する加湿器、空気中の水分を除去する除湿機などがある。
【0003】
従来の加湿器は、振動板で水を霧化させて空気中に吐出する振動式及び加湿フィルタで自然蒸発させる自然蒸発式に区分される。
【0004】
前記自然蒸発式加湿器は、駆動力を利用してディスクを回転させ、空気中のディスク表面で水が自然蒸発されるディスク式加湿器と、水で濡らした加湿媒体において流動する空気により自然蒸発される加湿フィルタ式加湿器とに区分される。
【0005】
従来の加湿器は、加湿過程で流動する空気のうちの一部がフィルタでろ過された。
【0006】
しかし、従来の加湿器は、湿度の低い季節にのみ使用され、空気清浄器は、加湿機能がないため、2つの製品を備えなければならないという問題点があった。
【0007】
また、従来の加湿器は、加湿機能が主な機能であり、空気を浄化する空気清浄機能は、部が的な機能であるため、空気清浄機能が微弱な問題点があった。
また、従来の加湿器または空気清浄器は、加湿または空気清浄を区分して別に作動させることができないという問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、空気が吐出される途中でも水を給水できる加湿清浄装置を提供することにその目的がある。
【0009】
本発明は、ユーザが操作給水口に水を注ぐとき、水槽の水位を確認できる加湿清浄装置を提供することにその目的がある。
【0010】
本発明は、トップカバーアセンブリを分離できる加湿清浄装置を提供することにその目的がある。
【0011】
本発明は、分離可能なトップカバーアセンブリに電源及び制御信号を送受信できる加湿清浄装置を提供することにその目的がある。
【0012】
本発明は、分離可能なトップカバーアセンブリをビジュアルボディに据え置くことができ、ビジュアルボディに据え置かれた状態で電源及び制御信号を送受信できる加湿清浄装置を提供することにその目的がある。
本発明の課題は、以上で言及した課題に制限されず、言及されていないさらに他の課題は、下記の記載から当業者に明確に理解され得るであろう。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明に係る加湿清浄装置は、加湿がなされる過程でも水を給水できる。
【0014】
本発明に係る加湿清浄装置は、電源の供給を受けるトップカバーアセンブリを分離でき、上部給水中にも水槽の水位を直ちに確認することができる。
【0015】
本発明に係る加湿清浄装置は、トップカバーアセンブリを分離した後、ビジュアルボディ内部を掃除することができる。
【0016】
本発明に係る加湿清浄装置は、空気清浄がなされるエアークリーンモジュールから加湿がなされるエアーウォッシュモジュールを分離でき、連結流路を介してエアークリーンモジュールのろ過空気をエアーウォッシュモジュールに供給して加湿することができる。
【0017】
本発明に係る加湿清浄装置は、内側に水槽挿入空間が形成されたベースボディと、上側が開口し、内部に水が保存され、前記水槽挿入空間に据え置かれ、前記ベースボディに対して分離可能な水槽と、前記水槽の開口した上部に配置され、前記水槽と分離可能に据え置かれるトップカバーアセンブリと、前記水槽の側部に形成され、前記水槽内部に空気が吸入されるエアーウォッシュ流入口と、前記トップカバーアセンブリまたは水槽のうち、少なくともいずれか1つまたは前記トップカバーアセンブリ及び水槽間に形成された吐出流路と、前記トップカバーアセンブリ内側に配置され、前記水槽内部に水を案内する給水流路とを備える。
【0018】
前記トップカバーアセンブリの上側で上部給水されるとき、給水された水は、前記給水流路を介して前記水槽内部に流動し得る。
【0019】
前記トップカバーアセンブリは、前記水槽と分離可能であり、前記水槽の開口した上側に据え置かれることができる。
【0020】
前記水槽のうち、少なくとも一部は、外部から内部を透視して見ることができる材質で形成されたビジュアルボディを備え、前記ビジュアルボディは、前記水槽の上側に配置され、前記水槽とともに前記ベースボディから分離可能でありうる。
【0021】
前記ベースボディは、ベースコネクタを備え、前記トップカバーアセンブリは、トップコネクタを備え、前記ベースコネクタ及びトップコネクタが電気的に連結され得る。
【0022】
前記水槽のうち、少なくとも一部は、外部から内部を透視して見ることができる材質で形成されたビジュアルボディを備え、前記ビジュアルボディは、前記水槽の開口した上側に配置され、前記水槽とともに前記ベースボディから分離可能であり、前記ビジュアルボディは、コネクタ開口部を備え、前記トップカバーアセンブリがビジュアルボディに据え置かれるとき、前記ベースコネクタ及びトップコネクタは、前記コネクタ開口部を介して接触され、電気的に連結されることができる。
【0023】
前記ビジュアルボディは、前記トップコネクタが据え置かれるコネクタ据え置き部をさらに備え、前記コネクタ開口部は、前記コネクタ据え置き部に形成されることができる。
【0024】
前記ベースコネクタは、ベースコネクタ通信部をさらに備え、前記トップコネクタは、トップコネクタ通信部をさらに備え、前記ベースコネクタ通信部及びトップコネクタ通信部の各制御信号は、前記ビジュアルボディを通過して相互送受信されることができる。
【0025】
前記ベースコネクタ通信部及びトップコネクタ通信部は、IR信号によって制御信号を相互送受信し、前記トップコネクタは、前記IR信号を透過させるトップコネクタウィンドウをさらに備え、前記ベースコネクタは、前記IR信号を透過させるベースコネクタウィンドウをさらに備え、前記コネクタ据え置き部は、前記IR信号を透過させる透明な材質で形成されることができる。
【0026】
前記トップカバーアセンブリは、前記給水流路及び吐出流路が各々分離されて形成されたトップカバーグリルと、前記トップカバーグリルに組み立てられ、ユーザの操作信号を受信する操作モジュールと、前記操作モジュールに電源または制御信号を提供する前記トップコネクタとを備え、前記トップカバーアセンブリがビジュアルボディに据え置かれるとき、前記ベースコネクタ及びトップコネクタが電気的に連結され得る。
【0027】
前記操作モジュールは、上部給水された水を前記給水流路に案内する上部給水ガイドをさらに備えることができる。
【0028】
前記操作モジュールは、内側に前記給水流路のうち、少なくとも一部を形成する操作給水口をさらに備え、前記吐出グリルに形成された給水流路は、前記操作給水口と連通されることができる。
【0029】
前記操作モジュールは、前記吐出グリルと組み立てられる操作ハウジングと、前記操作ハウジングの内側に形成され、前記給水流路のうち、少なくとも一部を形成する操作給水口と、前記操作ハウジングに配置され、ユーザの操作信号を受信する入力部と、前記入力部を制御する操作制御部とを備え、前記操作制御部は、前記トップコネクタと電気的に連結されることができる。
【0030】
前記操作ハウジングは、内側に前記給水流路が形成された上部操作ハウジングと、前記上部操作ハウジングと組み立てられ、内側に前記給水流路を形成する下部操作ハウジングと、前記上部操作ハウジングまたは下部操作ハウジングのうち、少なくともいずれか1つに配置され、前記操作給水口を形成するインナーウォールとを備えることができる。
【0031】
前記上部操作ハウジング、下部操作ハウジング、及びインナーウォール間に操作空間が形成され、前記操作空間は、前記給水流路に対して密閉され、前記操作空間に前記操作制御部及び入力部が配置され得る。
【0032】
前記上部操作ハウジングは、前記操作給水口に上部給水された水を案内する上部給水ガイドをさらに備え、前記上部給水ガイドは、前記上部操作ハウジングに形成され得る。
【0033】
前記操作モジュールは、前記水槽に保存された水位を表示する水位表示部をさらに備え、上部給水の際、前記水位表示部は、前記操作ハウジングに水位を表示することができる。
【0034】
前記操作ハウジングの上側面は、前記操作給水口に向かって傾斜して形成されたインナー傾斜面及び前記インナー傾斜面と反対方向に傾斜して形成されたアウター傾斜面をさらに備え、前記入力部は、前記アウター傾斜面に配置され、前記水位表示部は、前記インナー傾斜面に配置され、前記入力部、操作給水口、及び水位表示部は、ユーザの視線に対して直線上に配置されることができる。
【0035】
前記トップカバーアセンブリ下側に吐出加湿媒体が配置され、前記吐出加湿媒体は、前記吐出流路をカバーし、前記吐出流路を通過する空気を加湿できる。
【発明の効果】
【0036】
本発明に係る加湿清浄装置は、次のような効果が1つあるいはそれ以上ある。
【0037】
第1に、給水流路及び吐出流路が分離されて構成されるので、空気が吐出されるときにも水を注いで給水を行うことができるという長所がある。
【0038】
第2に、操作給水口に水を注いで上部給水を行うとき、水槽に保存される水の水位を直ちに確認できるという長所がある。
【0039】
第3に、電気回路が内蔵されたトップカバーアセンブリを分離でき、トップカバーアセンブリが据え置かれるときにのみ電気的に連結されるという長所がある。
【0040】
第4に、ビジュアルボディからトップカバーアセンブリが分離可能であるから、トップカバーアセンブリが分離された加湿モジュールの全体を水で洗って掃除できるという長所がある。
【0041】
第5に、ベースコネクタ及びトップコネクタがビジュアルボディを貫通して電気的に連結されるので、トップカバーアセンブリをビジュアルボディに据え置きしても電源の提供を受けることができるという長所がある。
【0042】
第6に、トップコネクタ及びベースコネクタの接触を介して電源の提供を受け、制御信号は、通信部を介して無線で送受信するので、電気的な接触を最小化することができるという長所がある。
【0043】
第7に、操作モジュールの内側に給水流路が配置され、外側に吐出流路が配置されるので、給水される水と吐出される空気との干渉を最小化でき、空気が吐出される加湿中にも上部給水できるという長所がある。
【0044】
第8に、給水流路が形成された操作ハウジングに水槽の水位が表示されるので、ユーザが上部給水するとき、水位を確認しつつ、供給する水の量を調節できるという長所がある。
【0045】
第9に、トップカバーアセンブリが分離可能にビジュアルボディに据え置かれても、外部から電源の供給を受けて操作モジュールを作動させることができるという長所がある。
本発明の効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及されていないさらに他の効果は、請求の範囲の記載から当業者に明確に理解され得るであろう。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【
図1】本発明の第1の実施形態に係る加湿清浄装置の斜視図である。
【
図5】本発明の第1の実施形態に係る加湿清浄装置の空気流れが示された例示図である。
【
図6】
図4に示された加湿清浄装置の空気流れが示された例示図である。
【
図7】
図2に示されたエアーウォッシュモジュールからトップカバーアセンブリが分離された斜視図である。
【
図8】
図7に示されたトップカバーアセンブリ及び吐出加湿媒体ハウジングの分離斜視図である。
【
図12】
図8のトップカバーアセンブリから上部操作ハウジングが分離された分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0047】
本発明の利点及び特徴、そして、それらを達成する方法は、添付される図面とともに詳細に後述されている実施形態を参照すれば明確になるであろう。しかし、本発明は、以下において開示される実施形態等に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態で実現されることができ、ただし、本実施形態等は、本発明の開示が完全なようにし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇により定義されるだけである。明細書全体にわたって同一参照符号は、同一構成要素を指す。
【0048】
以下、本発明の実施形態を添付された図面を参照して詳細に説明する。
【0049】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る加湿清浄装置の斜視図であり、
図2は、
図1の分解斜視図であり、
図3は、
図1の分解正面図であり、
図4は、
図3の分解断面図であり、
図5は、本発明の第1の実施形態に係る加湿清浄装置の空気流れが示された例示図であり、
図6は、
図4に示された加湿清浄装置の空気流れが示された例示図である。
【0050】
本実施形態に係る加湿清浄装置は、エアークリーンモジュール100及び前記エアークリーンモジュール100上側に据え置かれるエアーウォッシュモジュール200を備える。
【0051】
前記エアークリーンモジュール100は、外部空気を吸入した後にろ過し、ろ過空気を前記エアーウォッシュモジュール200に提供する。前記エアーウォッシュモジュール200は、前記ろ過空気の供給を受けて水分を提供する加湿を行い、加湿空気を外部に吐出する。
【0052】
前記エアーウォッシュモジュール200は、水が保存される水槽300を備える。前記水槽300は、前記エアーウォッシュモジュール200が分離されるとき、前記エアークリーンモジュール100から分離可能である。前記エアーウォッシュモジュール200は、エアークリーンモジュール100上に据え置かれる。
【0053】
ユーザは、前記エアーウォッシュモジュール200をエアークリーンモジュール100から分離することができ、分離されたエアーウォッシュモジュール200を掃除することができる。ユーザは、エアーウォッシュモジュール200が分離されたエアークリーンモジュール100内部を掃除することもできる。前記エアーウォッシュモジュール200が分離された場合、前記エアークリーンモジュール100の上面がユーザに開放される。
【0054】
前記エアークリーンモジュール100は、後述するフィルタアセンブリ10を備え、ベースボディ110からフィルタアセンブリ10を分離した後、掃除することができる。
【0055】
ユーザは、前記エアーウォッシュモジュール200に水を供給できる。前記エアーウォッシュモジュール200には、外部から前記水槽300へ水を供給できる給水流路109が形成される。
【0056】
前記給水流路109は、空気が吐出される吐出流路107と分離されて構成される。前記給水流路109は、いつでも前記水槽に水を供給できるように構成される。例えば、前記エアーウォッシュモジュール200が作動中であるときにも給水流路を介して水を供給できる。例えば、前記エアーウォッシュモジュール200がエアークリーンモジュール100に結合された状態でも給水流路を介して水を供給できる。例えば、前記エアーウォッシュモジュール200がエアークリーンモジュール100から分離される状態であるときにも給水流路を介して水を供給できる。
【0057】
前記エアークリーンモジュール100及びエアーウォッシュモジュール200は、連結流路103を介して連結される。前記エアーウォッシュモジュール200が分離可能であるため、前記連結流路103は、エアークリーンモジュール100及びエアーウォッシュモジュール200に分散されて配置される。前記エアーウォッシュモジュール200がエアークリーンモジュール100に据え置かれるとき、初めてエアーウォッシュモジュール200の流路とエアークリーンモジュール100の流路とが連結流路103を介して互いに連通される。
【0058】
前記エアークリーンモジュール100に形成された連結流路をクリーン連結流路104と定義し、前記エアーウォッシュモジュール200に形成された連結流路を加湿連結流路105と定義する。
【0059】
前記エアークリーンモジュール100及びエアーウォッシュモジュール200を通過する空気の流動は、より詳細に後述する。
【0060】
以下、エアークリーンモジュール100及びエアーウォッシュモジュール200についてより詳細に説明する。
【0061】
前記エアークリーンモジュール100は、ベースボディ110と、前記ベースボディ110に配置され、空気をろ過させるフィルタアセンブリ10と、前記ベースボディ110に配置され、空気を流動させる送風ユニット20とを備える。
【0062】
前記エアーウォッシュモジュール200は、加湿のための水が保存され、前記エアークリーンモジュール100に分離可能に据え置かれる水槽300と、前記水槽300に配置され、前記水槽300内部に配置され、前記水槽の水を噴射するウォータリングユニット400と、前記ウォータリングユニット400から噴射された水により濡らされ、流動する空気に水分を提供する加湿媒体50と、前記水槽300に結合され、内部を見ることができる材質で形成されたビジュアルボディ210と、前記ビジュアルボディ210に分離可能に据え置かれ、空気が吐出される吐出流路107及び水が供給される給水流路109が形成されたトップカバーアセンブリ230とを備える。
【0063】
前記エアークリーンモジュール100には、吸入流路101、ろ過流路102、送風流路108、クリーン連結流路104が配置される。前記吸入流路101を介して吸入された空気は、ろ過流路102、送風流路108を経てクリーン流路104に流動する。
【0064】
前記エアーウォッシュモジュール200は、加湿連結流路105、加湿流路106、吐出流路107、及び給水流路109が配置される。
【0065】
前記エアークリーンモジュール100のクリーン連結流路104及びエアーウォッシュモジュール200の加湿連結流路105は、エアーウォッシュモジュール200がエアークリーンモジュール100に据え置かれるとき、初めて連結される。
【0066】
前記エアーウォッシュモジュール200の加湿連結流路105を介して供給されたろ過空気は、加湿流路106及び吐出流路107を経て室内に吐出される。前記給水流路109は、加湿流路106と連通されるが、空気は吐出させず、水のみ給水され得る構造で製作される。
【0067】
まず、エアークリーンモジュール100の各構成について説明する。
【0068】
前記ベースボディ110は、アッパーボディ120及びロアボディ130で構成される。前記ロアボディ130上側に前記アッパーボディ120が積層され、前記アッパーボディ120及びロアボディ130は組み立てられる。
【0069】
前記ベースボディ110内部に空気が流動する。
【0070】
前記ロアボディ130に吸入流路101、ろ過流路102、及び送風流路108が配置され、前記吸入流路101、ろ過流路102、及び送風流路108を形成させる構造物等が配置される。
【0071】
前記アッパーボディ120に連結流路103の一部が配置され、ろ過された空気を前記エアーウォッシュモジュール200に案内するための構造物等及びエアーウォッシュモジュール200を据え置くための構造物等が配置される。
【0072】
前記ベースボディ110は、外形を形成し、下側面に吸入口111が形成されたロアボディ130と、外形を形成し、前記ロアボディ130上側に結合されるアッパーボディ120とを備える。
【0073】
前記フィルタアセンブリ10は、前記ベースボディ110から脱着可能に組み立てられる。
【0074】
前記フィルタアセンブリ10は、ろ過流路102を提供し、外部空気に対してフィルタリングを行う。前記フィルタアセンブリ10は、前記ベースボディ110に対して水平方向に脱着可能な構造である。前記フィルタアセンブリ10は、垂直方向を逆らって流動する空気の流動方向に対して交差するように配置される。前記フィルタアセンブリ10は、水平方向にスライド移動され、垂直方向上側に流動する空気に対してろ過を行う。前記フィルタアセンブリ10は、水平に配置され、上下方向にろ過流路102を形成する。
【0075】
前記フィルタアセンブリ10は、前記ベースボディ110に対して水平方向に摺動されることができる。
【0076】
前記フィルタアセンブリ10は、前記ロアボディ130内部に配置され、ろ過流路102を形成するフィルタハウジング11と、前記フィルタハウジング11に分離可能に結合され、前記ろ過流路102を通過する空気に対してろ過を行うフィルタ14とを備える。
【0077】
前記フィルタハウジング12は、下側が吸入流路101と連通され、上側が送風流路108と連通される。前記吸入流路101を介して吸入された空気は、ろ過流路102を経て送風流路108に流動する。
【0078】
前記フィルタハウジング12は、前記ろ過流路102と交差する方向に一側が開口する。前記フィルタハウジング12の開口面を介して前記フィルタ14が分離可能に結合され得る。前記フィルタハウジング12の開口面は、側方向に形成される。前記フィルタハウジング12の開口面は、ロアボディ130の外側面に配置される。これにより、前記フィルタ14は、前記ロアボディ130の側面を介して挿入され、フィルタハウジング12内部に位置する。前記フィルタ14は、前記ろ過流路102と交差するように配置され、前記ろ過流路102を通過する空気に対してろ過を行う。
【0079】
前記フィルタ14は、印加された電源を帯電させて空気中の異物を捕集する電気集塵フィルタでありうる。前記フィルタ14は、ろ過材を介して空気中の異物を捕集する材質で形成されることができる。前記フィルタ14は、様々な構造が配置され得る。前記フィルタ14のろ過方式またはフィルタのろ過材によって本発明の権利が制限されない。
【0080】
前記ろ過流路102は、加湿清浄装置の主な流動方向と同じ方向に配置される。本実施形態において前記ろ過流路102は、上下方向に配置され、重力反対方向に空気を流動させる。すなわち、前記加湿清浄装置の主な流動方向は、下側から上側に向かうように形成される。
【0081】
前記フィルタハウジング12の上側に送風ユニット20が配置される。
前記フィルタハウジング12の上側面は、開口して形成され、前記ろ過流路102を通過した空気は、前記送風ユニット20に流動する。
【0082】
前記送風ユニット20は、空気の流動を生成させる。前記送風ユニット20は、前記ベースボディ110内部に配置され、下側から上側に空気を流動させる。
【0083】
前記送風ユニット20は、送風ハウジング150、送風モータ22、及び送風ファン24で構成される。本実施形態において前記送風モータ22が上側に配置され、送風ファン24が下側に配置される。前記送風モータ22のモータ軸が下方に向かって設けられ、前記送風ファン24と組み立てられる。
【0084】
前記送風ハウジング150は、前記ベースボディ110内部に配置される。前記送風ハウジング150は、流動する空気の流路を提供する。前記送風ハウジング150に前記送風モータ22及び送風ファン24が配置される。
【0085】
前記送風ハウジング150は、前記フィルタアセンブリ10上側に配置され、前記アッパーボディ120下側に配置される。
【0086】
前記送風ハウジング150は、内部に送風流路108を形成させる。前記送風流路108に前記送風ファン24が配置される。前記送風流路108は、ろ過流路102及びクリーン連結流路104を連結させる。
【0087】
前記送風ファン24は、遠心ファンであって、下側で空気を吸入した後、半径方向外側に空気を吐出させる。前記送風ファン24は、半径方向外側及び上側に空気を吐出させる。前記送風ファン24は、外側端が半径方向上側に向かうように形成される。
【0088】
前記送風モータ22は、流動する空気との接触を最小化させるために、前記送風ファン24の上側に配置される。前記送風モータ22は、送風ファン24により囲まれて設けられる。前記送風モータ22は、前記送風ファン24による空気流路上に位置せず、送風ファン24により流動する空気と抵抗を発生させない。
【0089】
前記アッパーボディ120は、ベースボディ110の外形を形成し、ロアボディ130と結合されるアッパーアウターボディ128と、前記アッパーアウターボディ128の内側に配置され、前記水槽300が挿入され、連結流路103を提供するアッパーインナーボディ140と、前記アッパーインナーボディ140及びアッパーアウターボディ128を結合させ、空気を前記水槽300に案内するエアーガイド170とを備える。
【0090】
前記アッパーボディ120は、連結流路及び水槽挿入空間を分離して配置するので、水槽300の水が連結流路に流入することを最小化できる。特に、アッパーインナーボディを介して仕切られて連結流路が水が保存される空間の外側に配置されるので、水が連結流路に流入することを抑制できる。
【0091】
前記アッパーインナーボディ140は、上側が開口して形成され、前記水槽300が挿入される。前記アッパーインナーボディ140は、ろ過空気が流入するクリーン連結流路104のうちの一部を形成する。
【0092】
前記アッパーインナーボディ140は、エアーウォッシュ流入口31と対応するアッパー流入口121が形成される。前記アッパー流入口121は、必須構成要素ではない。アッパーボディ120が前記エアーウォッシュ流入口31を連結流路103に露出させる形状であれば、それで十分である。
【0093】
前記エアーガイド170は、クリーン連結流路104を介して供給された空気を前記アッパー流入口121に案内する。前記エアーガイド170は、ベースボディ110の外側に沿って上昇された空気を内側に集める。前記エアーガイド170は、下側から上側に流動する空気の流動方向を切り換える。ただし、前記エアーガイド170は、空気の流動方向を切り換えるものの、その角度を最小化させて空気の流動抵抗を最小化させる。
【0094】
前記エアーガイド170は、アッパーインナーボディ140の外側を360度囲むように形成される。前記エアーガイド170は、360度全方向に対して空気を前記水槽300に案内する。前記エアーガイド170は、ロアボディ130の外側に沿って案内された空気を内側に集めて水槽300に供給する。このような構造により前記水槽300に供給される空気の流量を十分確保できる。
【0095】
これにより、前記エアーガイド170は、空気の流動方向に形成された案内部172と、前記案内部172と連結され、案内された空気の流動方向を切り換える切換部174とを備える。
【0096】
前記エアーガイド170は、連結流路103を形成する。
【0097】
前記案内部172は、ろ過流路102と略同じ方向に形成され、本実施形態では、上下方向に形成される。前記切換部174は、前記ろ過流路102と交差する方向に形成され、本実施形態では、略水平方向に形成される。
【0098】
前記切換部174は、エアーガイド170の上側に形成される。前記切換部172は、案内部172と曲面に連結されることが好ましい。
【0099】
前記切換部174が水平方向に形成されても、前記連結流路103を通過する空気は、略傾斜した上側方向に流動する。前記連結流路103及びろ過流路102の転流角を直進方向と類似して形成し、空気の流動抵抗を低減できる。
【0100】
前記案内部172の下端が前記アッパーアウターボディ128に固定される。前記切換部174の上側端が前記アッパーインナーボディ140に固定される。
【0101】
前記アッパーインナーボディ140外側に前記クリーン連結流路104のうちの一部が形成される。前記エアーガイド170がクリーン連結流路104のうちの一部を形成する。前記クリーン連結流路104を通過した空気は、アッパー流入口121及びエアーウォッシュ流入口31を介して水槽300内部に流動する。
【0102】
前記アッパーインナーボディ140は、全体的にバスケット状である。前記アッパーインナーボディ140は、平断面が円形に形成され、前記クリーン連結流路104は、360度全方向に形成される。
【0103】
前記エアーガイド170は、ろ過空気を前記クリーン連結流路104に案内するための構成であり、実施形態によって含まれないこともある。前記エアーガイド170は、アッパーインナーボディ140またはアッパーアウターボディ128を結合させる。
【0104】
前記エアーガイド170は、前記アッパーインナーボディ140を囲むように形成される。特に、前記エアーガイド170は、アッパー流入口121を囲むように形成され、前記アッパー流入口121にろ過空気を案内する。平面から見るとき、前記エアーガイド170は、ドーナッツ状である。
【0105】
本実施形態において前記エアーガイド170の上端は、前記アッパーインナーボディ140の上端に密着される。
【0106】
平面から見るとき、前記エアーガイド170の上側面と前記アッパーインナーボディ140の上側面とが一致する。本実施形態において前記アッパーインナーボディ140の上端には、前記エアーガイド170と結合または密着されるアッパーインナーボディリング126が形成される。
【0107】
前記アッパーインナーボディ140及びアッパーインナーボディリング126を連結されるインナーボディ延長部148が形成される。前記インナーボディ延長部148は、複数個が配置される。前記インナーボディ延長部148及びアッパーインナーボディリング126間にアッパー流入口121が形成される。
【0108】
前記インナーボディ延長部148は、水槽ボディ延長部380と対応する。前記水槽300の据え置きの際、前記インナーボディ延長部148の内側に水槽ボディ延長部380が位置する。前記インナーボディ延長部148及び水槽ボディ延長部380は、内外に重なる。
【0109】
前記エアーガイド170の上端は、前記アッパーインナーボディリング126と密着または結合される。前記エアーガイド170の下端は、アッパーアウターボディ128と密着または結合される。
【0110】
これにより、前記アッパーインナーボディ140及びアッパーアウターボディ128間のクリーン連結流路104を介して流動する空気は、アッパー流入口121に案内される。
【0111】
前記アッパーインナーボディリング126の直径と前記エアーガイド170上端の直径とが一致するか、類似している。前記エアーガイド170及びアッパーインナーボディリング126が密着されてろ過空気の漏れを防止する。前記アッパーインナーボディリング126は、エアーガイド170の内側に配置される。
【0112】
前記アッパーアウターボディ128に取っ手129が形成され得る。前記アッパーボディ120にエアーウォッシュモジュール200が据え置かれるところ、前記取っ手129を介して加湿清浄装置全体を持ち上げることができる。
【0113】
前記アッパーインナーボディ140は、水槽300が挿入され得るように内部に水槽挿入空間125が形成される。
【0114】
前記アッパー流入口121を基準に外側にクリーン連結流路104が配置され、内側に水槽挿入空間125が配置される。前記クリーン連結流路104に沿って流動した空気は、アッパー流入口121を通過する。前記水槽300が水槽挿入空間125に据え置かれた場合、前記アッパー流入口121を通過したろ過空気は、水槽300内部に流入する。
【0115】
一方、アッパーボディ120の上側にアウタービジュアルボディ214が結合される。
【0116】
前記アウタービジュアルボディ214は、ビジュアルボディ210の構成であるが、本実施形態では、アッパーボディ120に固定される。本実施形態とは異なり、前記アウタービジュアルボディ214は、エアーウォッシュモジュール200に固定されても構わない。本実施形態とは異なり、前記アウタービジュアルボディ214は、削除可能な構成である。
【0117】
前記アウタービジュアルボディ214は、アッパーボディ120に固定される。本実施形態において前記アウタービジュアルボディ214は、アッパーアウターボディ128に結合される。前記アウタービジュアルボディ214は、アッパーアウターボディ128の外側面が連続した面を形成する。
【0118】
アウタービジュアルボディ214は、内部を透視できる材質で形成される。前記アウタービジュアルボディ214は、透明であるか、半透明な材質で形成され得る。
【0119】
前記エアークリーンモジュール100またはエアーウォッシュモジュール200のうち、少なくともいずれか1つに作動状態をユーザに表示するディスプレイモジュール160が配置され得る。本実施形態では、前記ベースボディ110に加湿清浄装置の作動状態をユーザに表示するディスプレイモジュール160が設けられる。
【0120】
前記アウタービジュアルボディ214内側にディスプレイモジュール160が配置される。前記ディスプレイモジュール160は、アウタービジュアルボディ214の内側面に密着されるように配置される。前記ディスプレイモジュール160は、平面から見るとき、ドーナッツ状である。前記ディスプレイモジュール160の内側に前記水槽300が挿入される。
前記ディスプレイモジュール160は、アウタービジュアルボディ214に支持される。前記ディスプレイモジュール160の内側縁は、アッパーインナーボディリング126に支持される。前記ディスプレイモジュール160は、エアーガイド170上側に位置する。前記ディスプレイモジュール160は、コネクタ260と一体に製作されることができる。
【0121】
前記ディスプレイモジュール160は、エアーガイド170上側に位置する。前記ディスプレイモジュール160は、アッパーアウターボディ128及びアッパーインナーボディ140間に配置されることができる。前記ディスプレイモジュール160は、ユーザがアッパーアウターボディ128及びアッパーインナーボディ140間を見ることができないようにカバーする。特に、前記アッパーアウターボディ128及びアッパーインナーボディ140間に水が浸透することを遮断するために、前記ディスプレイモジュール160の内側及び外側はシーリングされることが好ましい。
【0122】
前記ディスプレイモジュール160の内側は、アッパーインナーボディ140に支持され、外側は、アウタービジュアルボディ218に支持される。
本実施形態において前記ディスプレイモジュール160はリング形状に形成される。本実施形態とは異なり、前記ディスプレイモジュール160は、弧形状に形成されることができる。前記ディスプレイモジュール160の表面は、光を反射できる材質で形成されるか、光を反射できる材質がコーティングされる。
【0123】
これにより、前記ビジュアルボディ210に水が結ばれる場合、ビジュアルボディ210に結ばれた水がディスプレイモジュール160表面に投影されたり、反射されることができる。前記ビジュアルボディ210で結ばれた水が流れ落ちる場合、前記ディスプレイモジュール160にも同じ効果が表れる。
【0124】
このような効果は、ユーザに視覚的な刺激を与え、加湿がなされていることをユーザが直観的に認知できる。前記ディスプレイモジュール160に投影された水滴イメージは、ユーザに清涼感を与える感性的効果だけでなく、加湿状態を分かることができる機能的効果もある。
【0125】
前記ディスプレイモジュール160の上側面は、傾斜して形成される。前記ディスプレイモジュール160は、ユーザ側に傾斜して形成される。これにより、内側が高く、外側が低く形成される。
【0126】
次に、エアーウォッシュモジュール200の各構成について説明する。
【0127】
前記エアーウォッシュモジュール200は、ろ過空気に対して加湿を提供する。前記エアーウォッシュモジュール200は、加湿流路106でレインビューを実現することができる。前記エアーウォッシュモジュール200は、水槽300の水を噴射し、これを循環させる。前記エアーウォッシュモジュール200は、水を小さな大きさの液滴に変換させ、飛散した液滴を介してろ過空気を再度洗い落とす。飛散した水滴を介してろ過空気をウォッシング(washing)するとき、加湿及びろ過が再度なされる。
【0128】
前記エアーウォッシュモジュール200は、加湿連結流路105、加湿流路106、吐出流路107、及び給水流路109を備える。
【0129】
前記エアーウォッシュモジュール200は、水槽300、ウォータリングユニット400、加湿媒体50、ビジュアルボディ210、トップカバーアセンブリ230、及びハンドル180を備える。
【0130】
前記ハンドル180は、ビジュアルボディ210に結合され、前記ビジュアルボディ210で回転され、前記ビジュアルボディ210に収納される。前記ハンドル180を介してエアーウォッシュモジュール200のみを簡便に持ち上げることができ、前記エアークリーンモジュール100から分離することができる。
【0131】
前記加湿連結流路105は、水槽300の外側に配置され、前記水槽300の内部に空気を案内することができる。前記加湿連結流路105は、ビジュアルボディ210の外側に配置され、前記ビジュアルボディ210の内部に空気を案内することができる。
【0132】
前記加湿連結流路105は、水槽300またはビジュアルボディ210のうち、少なくともいずれか1つの外側に配置され、水槽300またはビジュアルボディ210のうち、いずれか1つの内部に空気を案内することができる。
【0133】
前記吐出流路107は、トップカバーアセンブリ230及びビジュアルボディ210の間に配置されることができる。前記吐出流路107は、トップカバーアセンブリ230またはビジュアルボディ210のうち、少なくともいずれか1つに配置されることができる。
【0134】
本実施形態では、トップカバーアセンブリ230の外側縁に吐出流路107が形成され、前記トップカバーアセンブリ230の内側中央に給水流路109が配置される。
【0135】
本実施形態に係る加湿清浄装置は、前記エアークリーンモジュール100に電源が連結され、前記エアーウォッシュモジュール200は、前記エアークリーンモジュール100を介して電源の供給を受ける。
【0136】
前記エアーウォッシュモジュール200が前記エアークリーンモジュール100に対して分離可能な構造であるから、前記エアークリーンモジュール100及びエアーウォッシュモジュール200は、分離可能な電源供給構造が備えられる。
【0137】
前記エアークリーンモジュール100及びエアーウォッシュモジュール200は、前記アッパーボディ120を介して分離可能に組み立てられるので、前記アッパーボディ120には、前記エアーウォッシュモジュール200に電源を提供するコネクタ260が配置される。
【0138】
前記エアーウォッシュモジュール200のトップカバーアセンブリ230は、電源を必要とする操作部及びディスプレイが配置される。前記エアーウォッシュモジュール200には、前記コネクタ260と分離可能に連結されるトップコネクタ270が配置される。前記トップコネクタ270は、トップカバーアセンブリ230に配置される。
【0139】
本実施形態では、前記トップカバーアセンブリ230を分離できるので、ビジュアルボディ210の内側面または水槽300の内側面を簡便に掃除することができる。
【0140】
前記トップカバーアセンブリ230は、内側に給水流路109が形成され、ビジュアルボディ210との間に吐出流路107を形成させる。前記トップカバーアセンブリ230は、前記ビジュアルボディ210に対して分離可能に設けられる。前記トップカバーアセンブリ230は、コネクタ260と電気的に連結されるトップコネクタ270が配置される。
【0141】
前記トップカバーアセンブリ230が据え置かれるとき、トップコネクタ270がコネクタ260上側に据え置かれる。前記トップカバーアセンブリ230は、前記トップコネクタ270を介して前記コネクタ260から電気の供給を受ける。
【0142】
前記給水流路109の周りには、前記水槽300の水位を表示する水位表示部(図示せず)が配置される。これにより、ユーザは、水を給水するとき、見えない水槽300の水位がある程度満たされたかを確認することができる。このように、ユーザが水を給水する動線上に水位表示部を配置することにより、ユーザが水を過度に供給することを防止でき、水槽300から水が溢れることを防止できる。
【0143】
前記水位表示部247は、前記トップカバーアセンブリ230に配置される。前記トップコネクタ270及びコネクタ260の分離可能な電源供給構造は、上部給水を効果的に構成できるようにする。
【0144】
前記水槽300は、前記アッパーボディ120に分離可能に据え置かれる。前記ウォータリングユニット400は、前記水槽300内部に配置され、前記水槽300内部で回転される。
【0145】
前記水槽300は、水が保存される水槽ボディ320と、前記水槽ボディ320の側面に形成されたエアーウォッシュ流入口31と、前記水槽ボディ320から上側へ延びて形成され、前記ビジュアルボディ210に結合される水槽ボディ延長部380とを備える。
【0146】
本実施形態において前記水槽ボディ320は、上側が開口した円筒形に形成される。本実施形態とは異なり、前記水槽ボディ320は、様々な形状に形成されることができる。
【0147】
前記水槽ボディ延長部380は、前記水槽300から上側へ延びて形成される。前記水槽ボディ延長部380は、前記エアーウォッシュ流入口31を形成させる。前記水槽ボディ延長部380間に前記エアーウォッシュ流入口31が形成される。
【0148】
前記エアーウォッシュ流入口31は、水槽ボディ320の側面に形成される。前記エアーウォッシュ流入口31は、水槽ボディ320に対して360度全方向に形成される。前記エアーウォッシュ流入口31は、加湿連結流路105と連通される。
【0149】
前記水槽ボディ延長部380は、前記ビジュアルボディ210の内側面から流れ落ちる水を前記水槽300内部に案内する。前記ビジュアルボディ210から流れ落ちる水を案内することによって落水騷音を最小化することができる。
【0150】
前記水槽ボディ延長部380は、ビジュアルボディ210の下端に締め付けられる。
【0151】
本実施形態では、前記水槽ボディ320の構成を介してエアーウォッシュ流入口31が形成される。本実施形態とは異なり、前記ビジュアルボディ210に水槽ボディ延長部380を配置してエアーウォッシュ流入口31を形成させることもできる。また、本実施形態とは異なり、複数個の水槽ボディ延長部380のうちの一部は水槽300に配置し、複数個の水槽ボディ延長部380のうちの残りはビジュアルボディ210に配置し、エアーウォッシュ流入口31を構成することができる。また、本実施形態とは異なり、ビジュアルボディ210及び水槽300と区分される別の構成にエアーウォッシュ流入口31を形成させることができる。また、本実施形態とは異なり、ビジュアルボディ210に開口面を形成してエアーウォッシュ流入口31を形成させ、水槽300にも開口面を形成してエアーウォッシュ流入口31を形成させることができる。
【0152】
すなわち、前記エアーウォッシュ流入口31は、水槽300またはビジュアルボディ210のうち、少なくともいずれか1つに配置されることができる。前記エアーウォッシュ流入口31は、水槽300及びビジュアルボディ210の結合によって形成されることができる。前記エアーウォッシュ流入口31を水槽300及びビジュアルボディ210と区分される別の構成に配置した後、これを水槽300及びビジュアルボディ210間に配置することができる。前記エアーウォッシュ流入口31は、前記水槽300及びビジュアルボディ210の結合によって形成されることができる。
【0153】
前記エアーウォッシュ流入口31は、エアーウォッシュモジュール200の側部に配置され、加湿流路106と連結される。前記エアーウォッシュ流入口31は、加湿連結流路105と連通または連結されることができる。
【0154】
前記ウォータリングユニット400は、加湿媒体50に水を供給する機能がある。前記ウォータリングユニット400は、加湿過程を視角化する機能がある。前記ウォータリングユニット400は、エアーウォッシュモジュール200内部にレインビューを実現する機能がある。
【0155】
前記ウォータリングユニット400は、ウォータリングハウジング800を回転させて前記水槽内部の水を吸入し、吸入された水を上側に揚水し、揚水された水を半径方向外側に噴射する。前記ウォータリングユニット400は、水を内部に吸入し、吸入された水を上側に揚水した後、半径方向外側に噴射させるウォータリングハウジング800を備える。
【0156】
本実施形態では、水を噴射させるために、ウォータリングハウジング800を回転させる。本実施形態とは異なり、前記ウォータリングハウジング800の代わりに、ノズルを使用して水を噴射しても構わない。ノズルで水を噴射して加湿媒体50に水を供給でき、レインビューも同様に実現することができる。実施形態によって、ノズルで水を噴射し、ノズルを回転させることもできる。
【0157】
前記ウォータリングハウジング800から噴射された水が前記加湿媒体50を濡らす。前記ウォータリングハウジング800から噴射された水は、前記ビジュアルボディ210または加湿媒体50のうち、少なくともいずれか1つに向かって噴射されることができる。
【0158】
ビジュアルボディ210に向かって噴射される水は、レインビューを実現することができる。加湿媒体50に向かって噴射される水は、ろ過空気を加湿するのに用いられる。ビジュアルボディ210に向かって水を噴射してレインビューを実現した後、ビジュアルボディ210から流れ落ちた水が加湿媒体50を濡らすように実現することができる。
【0159】
本実施形態では、ウォータリングハウジング800に高さの異なる複数個の噴射口を配置する。いずれか1つの噴射口から吐出された水がビジュアルボディ210の内側面に液滴を形成してレインビューを実現し、残りの1つの噴射口から吐出された水が加湿媒体50を濡らして加湿に用いられる。
【0160】
前記ウォータリングハウジング800は、前記ビジュアルボディ210の内側面に向かって水を噴射し、噴射された水は、前記ビジュアルボディ210の内側面に沿って下方へ流れ落ちる。前記ビジュアルボディ210の内側面には、水滴形態で結ばれた液滴が形成され、ユーザは、前記ビジュアルボディ210を介して前記液滴を見ることができる。
【0161】
特に、ビジュアルボディ210から流れ落ちた水は、加湿媒体50を濡らして加湿に用いられる。前記加湿媒体50は、ウォータリングハウジング800から噴射された水及びビジュアルボディから流れ落ちた水により濡らされることができる。
【0162】
前記ビジュアルボディ210は、前記水槽300と結合され、前記水槽300の上側に位置する。前記ビジュアルボディ210の少なくとも一部は、内部を透視できる材質で形成される。
【0163】
前記ビジュアルボディ210の外側にディスプレイモジュール160が配置され得る。前記ディスプレイモジュール160は、ビジュアルボディ210またはアッパーボディ120のうち、いずれか1つに結合されることができる。
【0164】
前記ディスプレイモジュール160は、レインビューを観察できる視線上に配置される。本実施形態において前記ディスプレイモジュール160は、前記アッパーボディ120に配置される。
【0165】
前記エアーウォッシュモジュール200が据え置かれるとき、前記ビジュアルボディ210の外側面が前記ディスプレイモジュール160に密着される。前記ディスプレイモジュール160の表面のうち、少なくとも一部は、光を反射する材質で形成されるか、コーティングされることができる。
【0166】
前記ビジュアルボディ210に結ばれた液滴は、前記ディスプレイモジュール160の表面にも投影される。これにより、ユーザは、前記ビジュアルボディ210及びディスプレイモジュール160の2ヶ所で液滴の動きを観察できる。
【0167】
前記水槽300には、空気が通じるエアーウォッシュ流入口31が形成される。前記エアーウォッシュ流入口31は、連結流路103及び加湿流路106間に位置する。前記エアーウォッシュ流入口31は、連結流路103の出口であり、加湿流路106の入口である。
【0168】
前記エアークリーンモジュール100から供給されたろ過空気は、前記エアーウォッシュ流入口31を介して前記エアーウォッシュモジュール200内部に流動する。
【0169】
前記加湿媒体50は、加湿流路106入口に配置される水槽加湿媒体51及び加湿流路106出口に配置される吐出加湿媒体55を備える。前記加湿流路106の出口と吐出流路107の入口とは、互いに連結される。これにより、前記吐出加湿媒体55が吐出流路107に配置されても構わない。
【0170】
前記連結流路103、加湿流路106、及び吐出流路107はダクトなどのような構造物を介して形成されるものではないため、その境界を明確に区分し難い。ただし、加湿がなされる加湿流路106を水槽加湿媒体51及び吐出加湿媒体55間と定義する場合、連結流路103及び吐出流路107が自然に定義される。
【0171】
前記連結流路103は、送風ハウジング150及び水槽加湿媒体51間と定義される。前記吐出流路107は、吐出加湿媒体55以後と定義される。
【0172】
本実施形態において前記水槽加湿媒体51は、水槽300のエアーウォッシュ流入口31に配置される。
【0173】
前記水槽加湿媒体51は、エアーウォッシュ流入口31と同一平面上、外側、または内側のうち、少なくともいずれか1つに位置し得る。前記水槽加湿媒体51は、加湿のために水が濡らされるので、前記エアーウォッシュ流入口31の内側に位置することが好ましい。
【0174】
前記水槽加湿媒体51を濡らした後、流れ落ちた水は、前記水槽300に保存されることが好ましい。前記水槽加湿媒体51を濡らした後、流れ落ちた水が前記水槽300外部に流れ落ちないように配置されることが好ましい。
【0175】
これにより、前記水槽加湿媒体51は、前記エアーウォッシュ流入口31を通過するろ過空気に対して加湿を提供する。
【0176】
前記加湿媒体50で自然蒸発された水によりろ過空気が加湿される。前記自然蒸発は、別の熱を加えなかった状態で水が蒸発されることをいう。空気との接触が増加するほど、空気の流速が速くなるほど、空気中の圧力が低くなるほど、自然蒸発が促進される。前記自然蒸発を自然気化と指すこともある。
【0177】
前記加湿媒体50は、水の自然蒸発を促進させる。本実施形態において前記加湿媒体50は、水に濡らされるが、水槽300には浸らない。
【0178】
前記水槽300に保存された水と離間し、分離されて配置されるので、水槽300に保存された水があっても水槽加湿媒体51及び吐出加湿媒体55は、常に濡らされた状態ではない。すなわち、加湿モードで作動されるときにのみ水槽加湿媒体51及び吐出加湿媒体55が濡らされた状態であり、空気清浄モードで作動されるときには、水槽加湿媒体51及び吐出加湿媒体55が乾燥された状態で維持されることができる。
【0179】
前記水槽加湿媒体51は、前記エアーウォッシュ流入口31をカバーし、空気は、前記水槽加湿媒体51を貫通して前記水槽300内部に流動する。
【0180】
前記吐出加湿媒体55は、加湿流路106の出口または吐出流路107入口に配置されることができる。
【0181】
本実施形態において前記吐出加湿媒体55は、ビジュアルボディ210の上部をカバーするように配置される。前記吐出加湿媒体55は、ビジュアルボディ210に据え置かれる。本実施形態とは異なり、吐出加湿媒体55は、トップカバーアセンブリ230の底面に結合されることができる。
【0182】
前記吐出加湿媒体55は、前記吐出流路107をカバーし、加湿空気は、前記吐出加湿媒体55を貫通した後、吐出流路107に流動する。
【0183】
以下、前記吐出流路107を形成するトップカバーアセンブリ230について説明する。
【0184】
図7は、
図2に示されたエアーウォッシュモジュールからトップカバーアセンブリが分離された斜視図であり、
図8は、
図7に示されたトップカバーアセンブリ及び吐出加湿媒体ハウジングの分離斜視図であり、
図9は、
図8の下側から見た斜視図であり、
図10は、
図8の正面図であり、
図11は、
図10のA-Aに沿って切断された断面図であり、
図12は、
図8のトップカバーアセンブリから上部操作ハウジングが分離された分解斜視図であり、
図13は、
図12の下側から見た斜視図である。
【0185】
本実施形態において前記水槽300及びビジュアルボディ210は、別の部品で製作される。本実施形態とは異なり、前記水槽300は、ビジュアルボディ210と一体に製作されることができる。例えば、二重射出を介して前記水槽300の一部構成を透明な材質で形成することができる。この場合、ビジュアルボディ210は、別の部品で製作されない。
【0186】
本実施形態では、トップカバーアセンブリ230がビジュアルボディ210に据え置かれることと説明するが、本実施形態とは異なり、ビジュアルボディ210が水槽300と一体化される場合、水槽300の開口した上側に据え置かれることができる。
【0187】
本実施形態において前記トップカバーアセンブリ230は、ビジュアルボディ210に分離可能に据え置かれるという特徴がある。前記トップカバーアセンブリ230は、吐出流路107を提供するだけでなく、給水のための給水流路109も提供する。
【0188】
本実施形態において前記トップカバーアセンブリ230は、吐出加湿媒体55の上側に位置する。本実施形態では、前記吐出加湿媒体55が配置された吐出加湿媒体ハウジング1400が配置され、前記吐出加湿媒体ハウジング1400の上部に前記トップカバーアセンブリ230が配置される。前記吐出加湿媒体ハウジング1400は、ビジュアルボディ230の上部に据え置かれる。前記トップカバーアセンブリ230は、吐出加湿媒体ハウジング1400の上部に据え置かれる。前記トップカバーアセンブリ230は、吐出加湿媒体ハウジング1400と一体に組み立てられることができる。本実施形態では、トップカバーアセンブリ230及び吐出加湿媒体ハウジング1400が各々製作される。
【0189】
前記トップカバーアセンブリ230は、ビジュアルボディ210に据え置かれて支持され、前記吐出加湿媒体ハウジング1400には荷重を加えない。
【0190】
前記吐出加湿媒体ハウジング1400は、吐出加湿媒体55が内部に配置され、ビジュアルボディ210の上部をカバーする。給水流路109は、前記吐出加湿媒体ハウジング1400を通過するように構成される。吐出流路107は、前記吐出加湿媒体ハウジング1400を通過するように構成される。
【0191】
前記トップカバーアセンブリ230は、吐出流路107及び給水流路109を形成するトップカバーグリル232と、前記トップカバーグリル232に設けられる操作モジュール240と、前記操作モジュール240に電源または信号を提供するトップコネクタ270とを備える。
【0192】
前記トップカバーグリル232は、吐出流路107のうち、少なくとも一部を形成するグリル吐出口231と、給水流路109のうち、少なくとも一部を形成するグリル給水口233とを備える。前記グリル吐出口231及びグリル給水口233は、上下方向に開口して形成される。前記グリル給水口233は、トップカバーグリル232の内側中央に配置され、前記グリル吐出口231は、前記グリル給水口233の外側に配置される。
【0193】
前記トップカバーグリル232は、ビジュアルボディ210に分離可能に据え置かれる。前記トップカバーグリル232は、ビジュアルボディ210の内側に据え置かれる。
【0194】
前記操作モジュール240は、トップカバーグリル232に結合される。前記操作モジュール240は、ユーザの操作信号を受信することができる。前記操作モジュールは、ユーザに水位情報を伝達する。前記操作モジュール240に給水流路109が配置される。前記操作モジュール240は、トップコネクタ270と電気的に連結され、前記トップコネクタ270から電源の提供を受ける。
【0195】
前記操作モジュール(240、operation module)は、吐出グリル232と結合され、内側に給水流路109のうち、少なくとも一部が形成された操作ハウジング250と、前記操作ハウジング250内部に形成された操作空間243と、前記操作ハウジング250に配置された入力部245と、前記操作ハウジング250に配置された水位表示部247と、前記入力部245及び水位表示部247を制御する操作制御部246とを備える。
【0196】
前記操作ハウジング250は、上部操作ハウジング242及び下部操作ハウジング244を備える。
【0197】
前記上部操作ハウジング242及び下部操作ハウジング244間に前記操作空間243が形成され、前記操作空間243は、水が浸透しないようにシーリングされる。前記操作空間243に前記入力部245、水位表示部247、及び操作制御部246が配置される。
【0198】
前記操作モジュール240には、給水流路109が形成される。前記操作モジュール240の中央に上下方向に給水流路109の一部が形成される。前記操作モジュール240には、給水流路109のうち、少なくとも一部を形成する操作給水口241が配置され得る。前記操作給水口241は、操作ハウジングの内側に配置され、上下方向に開口して形成される。
【0199】
前記操作給水口241は、インナーウォール248により形成される。前記インナーウォール248は、上部操作ハウジング242または下部操作ハウジング244のうち、少なくともいずれか1つに配置されることができる。本実施形態では、前記下部操作ハウジング244及びインナーウォール248が一体に製作される。本実施形態とは異なり、前記上部操作ハウジング242及びインナーウォール248が一体に製作されることもできる。これにより、前記上部操作ハウジング242、下部操作ハウジング244、及びインナーウォール248間に前記操作空間243が形成される。
【0200】
本実施形態に示されてはいないが、前記給水流路109上または水槽300に前記浄水フィルタ(図示せず)が設けられ得る。前記浄水フィルタは、硬水を軟水に浄水することができる。前記浄水フィルタが配置される場合、操作ハウジングに配置され、重力により軟水化された後、水槽300へ移動されることが好ましい。
【0201】
前記上部操作ハウジング242には、上部給水される水を前記操作給水口241に案内する上部給水ガイド236が配置される。前記上部給水ガイド236は、別の部品で製作されるか、前記上部操作ハウジング242が一部面を活用できる。
【0202】
本実施形態に係る前記上部操作ハウジング242は、インナー傾斜面242-1及びアウター傾斜面242-2を備える。前記上部給水ガイド236は、インナー傾斜面242-1に形成されることができる。
【0203】
前記操作給水口241と隣接した上部操作ハウジング242の内側を傾斜して形成し、前記上部給水ガイド236を形成する。
【0204】
前記アウター傾斜面242-2は、上部給水ガイド236と傾斜方向が反対に形成される。インナー傾斜面242-1が操作給水口241に向かって傾斜して形成されるならば、アウター傾斜面242-2は、外側に向かって傾斜して形成される。
【0205】
前記上部給水ガイド236は、インナー傾斜面242-1であって、その構成が制限されない。上部給水ガイドがホッパー形態の構造物でありうる。前記トップカバーアセンブリ230上側に別の水タンクが配置され、前記上部給水ガイドが水タンクと操作給水口241とを連結できる。上部給水ガイドは、水を案内するための流路でありうる。
【0206】
前記入力部245は、ユーザのタッチ操作を感知できるタッチパネルでありうる。入力部245は、減圧式または静電容量方式でユーザのタッチ操作を受信することができる。本実施形態とは異なり、前記入力部245は、ボタンでありうる。
【0207】
前記入力部245は、上部操作ハウジング242の底面に配置される。前記入力部245は、発光部材(図示せず)が配置され得るし、選択的に前記発光部材から光が発生し得る。
【0208】
例えば、ユーザの操作信号を受信する必要があるとき、前記入力部245が発光され得る。例えば、ユーザが入力した操作信号をユーザに認知させる必要があるとき、入力部245が発光され得る。また、ユーザが入力した操作信号によって加湿清浄装置が作動されるとき、発光されることができる。
【0209】
前記上部操作ハウジング242の表面は、光を選択的に透過できる材質がコーティングされ得る。これにより、前記入力部245で発光された光は、上部操作ハウジング242を透過でき、ユーザはこれを見ることができる。前記入力部245が発光されないとき、外部の光は、前記上部操作ハウジング242の表面で反射され、ユーザは、入力部245の位置を確認できない。
【0210】
前記入力部245は、アウター傾斜面242-2の下側に配置される。前記水位表示部247は、インナー傾斜面242-1の下側に配置される。
【0211】
入力部245、操作給水口241、及び水位表示部247は、一直線上に配置されることができる。特に、前記入力部245、操作給水口241、及び水位表示部247は、ユーザの視線で一直線上に配置されることができる。
【0212】
入力部245が前方に位置し、入力部245の後方に操作給水口241が位置し、水位表示部247が操作給水口241の後方に配置され得る。
【0213】
これにより、ユーザが上部給水するとき、操作給水口241に水を注ぎながら水位表示部247を確認できる。
【0214】
前記操作ハウジング250に前記入力部245が表示される入力部表示領域255と、水位表示部247が表示される水位表示領域257とが配置される。
【0215】
前記インナー傾斜面242-1及びアウター傾斜面242-2は、操作給水口241を基準とするときは傾斜方向が反対であるが、ユーザの視線方向では傾斜方向が同じでありうる。
【0216】
前記入力部表示領域255は、アウター傾斜面242-2に配置され、水位表示領域257は、インナー傾斜面257に配置される。前記入力部表示領域255及び水位表示領域257は、ユーザの視線に対して同じ方向に傾斜して配置されることができる。
【0217】
前記入力部表示領域255及び水位表示領域257は、前方に向かって傾斜して配置されることができる。
【0218】
前記操作制御部246は、前記入力部245の信号を感知し、前記入力部245の信号を分析して制御部(図示せず)に伝達する。前記制御部は、ベースボディ110に配置されることができる。
【0219】
前記入力部245は、上部操作ハウジング242に隠匿されることができ、作動時にのみ発光されて、ユーザに位置が露出し得る。前記入力部245、水位表示部247、及び操作制御部246の電源は、ベースコネクタ260を介して提供される。
【0220】
前記操作空間243は、水が浸透できないようにシーリングされる。このために、上部操作ハウジング242及び下部操作ハウジング244間にガスケット249が設けられる。
【0221】
操作ハウジング250及びトップコネクタ270は、各々製作された後、組み立てられる。本実施形態では、前記下部操作ハウジング244を介して操作制御部246及びトップコネクタ270が連結される。前記下部操作ハウジング244には、トップコネクタ270との連結のためのコネクタ連結ホール244bが形成される。
【0222】
前記トップコネクタ270の一部は、前記コネクタ連結ホール244bを貫通して挿入され、前記操作空間243内部の部品等と電気的に連結される。前記トップコネクタ270が下部操作ハウジング244を介して結合されるので、シーリング構造をより容易に構成できる。アウター傾斜面242-2に水が流れ落ちても前記コネクタ連結ホール244bに水が浸透されない。
【0223】
前記トップコネクタ270は、操作モジュール240と組み立てられてトップカバーアセンブリ230を構成する。前記トップコネクタ270及びベースコネクタ260を分離できるので、トップカバーアセンブリ230をビジュアルボディ210に分離可能に据え置くことができ、ベースボディ110から電源または電気信号を送受信できる。
【0224】
前記トップコネクタ270がベースコネクタ260の上側に据え置かれるとき、ベースコネクタ260と電気的に連結され、前記トップコネクタ270がベースコネクタ260から分離されるとき、ベースコネクタ260と電気的に断絶される。
【0225】
前記トップコネクタ270は、別の構造物無しで、前記ベースコネクタ260の上側に据え置かれることができる。例えば、トップカバーアセンブリ230がビジュアルボディ210に据え置かれるとき、ビジュアルボディ210の外側にトップコネクタ270及びベースコネクタ260が位置する構造でありうる。
【0226】
本実施形態では、ビジュアルボディ210の内側にトップコネクタ270が位置するので、前記ビジュアルボディ210の上側に前記トップコネクタ270が配置され、前記ビジュアルボディ210の下側に前記ベースコネクタ260が配置される。
【0227】
すなわち、トップコネクタ270及びベースコネクタ260は、ビジュアルボディ210を境界として分離される。これにより、前記トップコネクタ270及びベースコネクタ260は、ビジュアルボディ210を介して電源及び信号を伝達しなければならない。
【0228】
本実施形態において前記トップコネクタ270及びベースコネクタ260は、直接接触を介して電気的に連結され、これを介して電源を提供する。
【0229】
本実施形態において前記トップコネクタ270及びベースコネクタ260は、無線通信を介して信号を伝達する。本実施形態とは異なり、直接接触を介して通信信号を伝達することもできる。
【0230】
前記ビジュアルボディ210は、前記トップコネクタ270が据え置かれるコネクタ据え置き部212が形成される。前記コネクタ据え置き部212にトップコネクタ270の少なくとも一部が据え置かれる。前記コネクタ据え置き部212の上側にトップコネクタ270が位置し、下側にベースコネクタ260が位置する。
【0231】
前記トップコネクタ270は、前記コネクタ据え置き部212に据え置かれるとき、水平移動が制限される。このために、前記ビジュアルボディ210は、前記トップコネクタ270の水平移動を制限するコネクタ係止部211が形成される。トップコネクタ270が据え置かれるとき、前記コネクタ係止部211は、トップコネクタ270の側部に密着される。
【0232】
前記ビジュアルボディ210には、コネクタ開口部213が配置される。前記コネクタ開口部213は、ビジュアルボディ210を貫通するように形成される。前記コネクタ開口部213は、上下方向に開口して形成される。
【0233】
前記コネクタ開口部213とコネクタ据え置き部212とは、互いに異なる位置に配置されることができる。本実施形態では、コネクタ据え置き部212にコネクタ開口部213が配置される。前記コネクタ据え置き部212の一部が開口して前記コネクタ開口部213を形成する。
【0234】
前記トップコネクタ270またはベースコネクタ260のうち、少なくともいずれか1つに第1のコネクタ電極261が配置され、他の1つに第2のコネクタ電極271が配置され得る。
【0235】
トップコネクタ270またはベースコネクタ260のうち、いずれか1つに配置された前記第1のコネクタ電極261がコネクタ開口部213を貫通し、他の1つに配置された第2のコネクタ電極271と接触される。
【0236】
前記第1のコネクタ電極261及び第2のコネクタ電極271の接触の際に電気的に連結され、分離の際に電気的に断絶される。
【0237】
本実施形態において前記第1のコネクタ電極261は、ベースコネクタ260に配置され、前記第2のコネクタ電極271は、トップコネクタ270に配置される。本実施形態とは異なり、トップコネクタ270に第1のコネクタ電極が配置され、ベースコネクタ260に第2のコネクタ電極が配置され得る。
【0238】
前記トップコネクタ270は、トップコネクタハウジング272及びトップコネクタカバー274を備える。本実施形態において前記トップコネクタハウジング272は、トップカバーグリル232と一体に製作される。本実施形態とは異なり、前記トップコネクタハウジング272は、別に製作された後、トップカバーグリル232に組み立てられることができる。
【0239】
前記トップコネクタハウジング272は、下側面が開口して形成される。前記トップコネクタカバー274は、トップコネクタハウジング272と組み立てられ、開口した前記トップコネクタハウジング272の底面をカバーする。
【0240】
前記ベースコネクタ260及びトップコネクタ270は、電源を除いた電気信号を非接触方式で通信する。ベースコネクタ260及びトップコネクタ270間の無線通信のために様々な通信モジュールが使用され得る。
【0241】
前記ベースコネクタ260及びトップコネクタ270は、近距離に配置されるので、近距離通信に適したIR、Zigbee、NFC、ブルートゥースなどが使用され得る。
【0242】
本実施形態では、IR信号によってベースコネクタ260及びトップコネクタ270が通信する。前記IR信号を伝達するために、前記コネクタ据え置き部212は、IR信号を通過させ得る材質でなければならない。本実施形態において前記コネクタ据え置き部212は、透明な材質で形成される。前記ビジュアルボディ210の全体が光を透過できる透明な材質で形成されるので、前記コネクタ据え置き部212のみのために別の材質が配置される必要はない。
【0243】
前記ベースコネクタ260には、前記IR信号を透過させ得るベースコネクタウィンドウ263が配置される。前記トップコネクタ270には、前記IR信号を透過させ得るトップコネクタウィンドウ273が配置される。
【0244】
前記トップコネクタウィンドウ273の上側にトップコネクタ通信部275が配置される。前記ベースコネクタウィンドウ263の下側にベースコネクタ通信部265が配置される。
【0245】
前記トップコネクタ通信部275から送信された信号は、前記トップコネクタウィンドウ273、コネクタ据え置き部212、及びベースコネクタウィンドウ263を経てベースコネクタ通信部265で受信される。
【0246】
逆に、ベースコネクタ通信部265から送信された信号は、ベースコネクタウィンドウ263、コネクタ据え置き部212、及びトップコネクタウィンドウ273を経てトップコネクタ通信部275で受信される。
【0247】
前記トップコネクタ通信部275からベースコネクタ通信部265に送信される信号は、前記操作モジュール240に入力されたユーザの操作信号でありうる。前記ベースコネクタ通信部からトップコネクタ通信部275に送信される信号は、水位表示部247を制御するための信号でありうる。
【0248】
一方、前記トップカバーアセンブリ230の下側には、吐出加湿媒体ハウジング1400が配置される。ユーザは、前記トップカバーアセンブリ230に形成された操作給水口241を介して水を給水できる。
【0249】
本実施形態に係る前記トップカバーアセンブリ230は、操作給水口241を介して給水キャップ430が露出する。
【0250】
前記吐出加湿媒体ハウジング1400は、外側に空気が通過され、内側には水が通過され得る。空気は、下側から上側に通過され、水は、上側から下側に通過される。
【0251】
前記吐出加湿媒体ハウジング1400は、外側に空気が通過される吐出流路107を提供し、内側に水が通過される給水流路109を提供する。
【0252】
前記吐出加湿媒体ハウジング1400は、アッパーハウジング1410、ロアハウジング1420、及び給水キャップ1430を備える。前記アッパーハウジング1410及びロアハウジング1420間に前記吐出加湿媒体55が配置される。
【0253】
前記アッパーハウジング1410及びロアハウジング1420は、複数個の空隙が形成される。前記アッパーハウジング1410及びロアハウジング1420は、全体的にドーナッツ状で形成される。
【0254】
前記アッパーハウジング1410及びロアハウジング1420の開口した内側に前記給水キャップ1430が組み立てられる。前記給水キャップ1430は、前記アッパーハウジング1410及びロアハウジング1420のうち、いずれか1つと結合され、分離可能である。
【0255】
前記給水キャップ1430の外側には、給水リザーバ1441が形成され、給水流路109を介して供給された水を一時保存する。前記給水リザーバ1441に給水口1445が配置され、前記給水口1445は、水を加湿流路106に案内する。
【0256】
前記吐出加湿媒体ハウジング1400には、リザーバウォール1444が形成される。前記リザーバウォール1444及び給水キャップ1430間に前記給水リザーバ1441が形成される。
【0257】
前記リザーバウォール1444は、前記アッパーハウジング1410またはロアハウジング1420のうち、少なくともいずれか1つに形成されることができる。
【0258】
ユーザは、トップカバーアセンブリ230の上側で水を供給できる。操作給水口241に落下した水は、給水キャップ1430の表面に沿って流れて給水リザーバ1441に一時保存された後、給水口1445を介して吐出加湿媒体ハウジング1400の下部に流動する。
【0259】
前記給水口1445を通過した水は、ビジュアルボディ210の内部に落下した後、ウォータリングハウジング800の上部に落下する。
【0260】
前記ウォータリングハウジング800が回転される場合、上部給水を介して供給された水は、ビジュアルボディ210の内側面に飛散する。その後、飛散した水は、前記ビジュアルボディ210の内側面に沿って流れて水槽300の内部に保存され、水槽300の水位を上昇させる。
【0261】
制御部は、水位感知センサ(図示せず)で感知された信号を判断し、水位表示部247に水槽300の水位を表示する。
【0262】
ユーザは、上部給水の際、水槽300内部の水位を見ることができないが、操作給水口241の周りに配置された水位表示部247を介して上昇された水位を直ちに確認できる。
【0263】
ユーザは、上部給水中に水位表示部247を介して水位を確認できるので、上部給水流量を調節できる。
【0264】
一方、本実施形態では、トップカバーアセンブリ230がビジュアルボディ210から分離可能な構造として説明された。
【0265】
本実施形態とは異なり、前記トップカバーアセンブリ230は、分離可能でない構造でも構わない。すなわち、前記トップカバーアセンブリ230がビジュアルボディ210に組み立てられても、固定されても構わない。また、前記トップカバーアセンブリ230がビジュアルボディと一体化された水槽に固定されても構わない。前記トップカバーアセンブリ230がビジュアルボディまたは水槽に固定された状態でトップコネクタ及びベースコネクタが連結され得る。
【0266】
以上では、本発明の好ましい実施形態について図示し説明したが、本発明は、上述した特定の実施形態に限定されず、特許請求の範囲で請求する本発明の要旨を逸脱せず、当該発明の属する技術分野における通常の知識を有する者により様々な変形実施が可能であることはもちろんであり、このような変形実施等は、本発明の技術的思想や展望から個別的に理解されてはならないであろう。